JP2009518829A - Qスイッチレーザ - Google Patents

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Abstract

レーザ光パルスを生成するシステムが開示される。システムは、第1偏光状態を有する実質的に偏光した放射を進行波レーザ内に導入する偏光手段と、進行波レーザから出力偏光状態を有する放射を実質的に出力結合する出力結合手段とを有する、利得媒質を組み込む進行波又はリングレーザを含む。システムは、さらに、第1偏光状態を有する放射の偏光をシード用偏光状態に変更するための、進行波レーザの光学経路内に組み込まれる偏光変更手段であって、シード用偏光状態を有する放射は、利得媒質をシードする偏光変更手段と、利得媒質への放射のフィードバックを変えるために、進行波レーザの放射強度を変調する放射強度変調手段とを含み、放射強度変調手段はまた、出力結合手段に関して放射を変調する。

Description

本発明は、継続時間が長く且つ/又はピーク電力が低いレーザパルスを提供することに関する。特定の形態では、本発明は、レーザパルスの継続時間及び電力を動的に調整することが可能なQスイッチレーザ共振器に関する。
レーザ放射の多くの用途は、継続時間が長く且つ/又はピーク電力が低いパルスを必要とする。たとえば、継続時間約500nsのフーリエ変換限界(transform-limited)パルスが、アイセイフコヒーレントレーザレーダシステムにおいて約1ms−1の単一ショット速度分解能を達成するのに必要とされる。別の例では、継続時間1〜3μsのマクロパルス包絡線が、極端に大きな光顕微鏡上の多共役適応光学部品(multi-conjugate adaptive optics)内の人工ガイドスターレーザ源(artificial guide-star laser source)のために必要とされる。パルス内の高いピーク電力によって引き起こされるイオン化による損傷を防止するために、ピーク電力が低いパルスが、生物学的/医学的用途においても必要とされる。
Qスイッチレーザは、エネルギーパルスを必要とする用途のためのパルスを生成するのに使用されることが多い。レーザパルスのピーク電力は、パルスが、単一光学モードからなり、それにより、パルス内でピーク電力が高いスパイクを生成することになるレージングモード間の干渉を防止することを確保することによって、また、パルス継続時間を増加させることによって、所与のパルスエネルギーについて最小にされることができる。しかし、Qスイッチレーザから単一モードパルスを生成するための確立された技法が存在するが、これらのレーザは、通常、約50未満の継続時間を有するパルスを生成する。
パルスの単一モードコンテンツを確保する既存の技法は、共振器内でのエタロンの使用、光注入、及び共振器長のサーボ制御を含む。連続波マスタレーザの単一周波数出力によるQスイッチレーザの光注入は、マスタレーザの出力もまた、検出システム内の基準発振器として使用されることができるため、リモートセンシングを含む多くの用途において好ましい技法である。同様に、それは、Qスイッチレーザ内に付加的なコンポーネントを必要としない。
Qスイッチパルスの継続時間が、それにより、増加される、又は、「伸張される(stretch)」ことができるいくつかの技法が存在する。これらは、(1)共振器の光学長を増加させること、(2)共振器の出力結合を増大させること、又は、(3)レーザ共振器の出力結合を動的に増加させるために、Qスイッチを調整し、「スロットリングする(throttling)」ことを含む。
先に言及した第1の技法に関して、共振器長を増加させるオプションは、システムについての物理的要件及び環境が与えられた場合に可能でない可能性がある、共振器構成に対するかなりの変更を伴うことになることが明らかである。当業者に明らかになるように、共振器長が変更されるたびに、レーザを再位置合わせする必要があることになり、システムによって生成されるレーザパルスの継続時間及びエネルギーを規定する観点から、柔軟性が必要とされるこうした状況について、この手法が適さなくなる。
ここで、第2の技法を考えると、この手法は、レーザの出力結合を増大させることによって、パルスの継続時間を延ばすことを含む。この作用は、出力結合ミラーの透過率を増加させることによるか、又は、別法として、出力結合が共振器内偏光子によって達成される場合、共振器内のウェーブプレートによって提供されるリターデーションを調整することによって達成されることができる。しかし、出力結合ミラーの透過率を増加させることは、ミラーの交換をもう一度必要とし、共振器の全体の再位置合わせが必要となる。いくつかのミラー間の間隔が調整される調整可能ミラーは、ミラーの透過特性を変更することによって、パルス幅の動的制御を可能にするために、おそらく、出力結合ミラーとして使用されることができる。しかし、この手法は、複雑で、出力結合は、ミラーの間隔に関して線形でない。
偏光制御によって、出力結合、それにより、得られるパルス幅を変更することは、共振器内のウェーブプレートの機械的調整又は共振器内ポッケルズセルの電気的調整を必要とする。後者の手法は、ピーク電力が高いパルスの生成のために最適化され、ピーク電力が低いQスイッチパルスが必要とされる用途には適さない定常波レーザ及び空洞減衰リングレーザについて実証されたに過ぎない。
この手法の1例は、米国特許第5,237,331号に記載される伸張パルス注入シードQスイッチ定常波レーザを含み、このシステムでは、ポッケルズセル及び偏光子は、Qスイッチに対してスレーブ発振器として使用され、出力結合は、共振器内4分の1波リターデーションプレートの向きによって設定される。このレーザシステムは、伸張パルスを効率的に生成することができるが、リアルタイムに調整することができない固定パルス幅をもたらす問題構造(point design)である。さらに、フレネル反射によるエネルギー損失を最小にするために、利得媒質は、最大パルスエネルギーを制限することになる。反射防止コーティングされた入口及び出口面を含む必要があることが予想されることになる。反射防止コーティングされた入口及び出口面は、高いパルスエネルギーで光学的に損傷を受ける可能性があるためである。最後に、定常波レーザは、一般に、空間的ホールバーニングを受けるという欠点を有し、空間的ホールバーニングは、単一モード出力の生成を複雑にし、これらのレーザをコヒーレントなリモートセンシング用途に適さなくさせる。
狭帯域パルスの生成のための注入シードQスイッチ進行波又はリングレーザは、米国特許第5,305,334号及び米国特許出願第2002/0185701号に記載された。しかし、この特許文書に記載されたシステムは共に、透過型出力結合ミラーを使用し、そのため、ポッケルズセルQスイッチがスロットリングされる場合にパルスエネルギーが共振器から廃棄されるため、パルス継続時間の効率的な動的制御が達成されることができない。さらに、出力パルスは、混合した偏光状態を有することになり、リモートセンシング用途に適さない。
パルス幅を増加させる第3の技法は、原理上、パルス幅とエネルギーの両方の動的変動を可能にするはずであるQスイッチスロットリング(たとえば、W.E.Schmid, IEEE J. Quantum Electronics Vol.QE-16(7)pp.790-794(1980)を参照されたい)の使用によっている。この手法は、出力結合ミラーを有する定常波共振器を使用して実証されただけであり、先に述べたように、エネルギー効率が低いシステムをもたらす。
要約すると、従来技術で実証された、継続時間が長いQスイッチパルスを生成するいくつかの技法が存在している。しかし、これらの手法は、全て、以下の欠点、すなわち、非効率、空間的ホールバーニング、動的制御が可能でないこと、単一点動作、ブルースター角の付いた利得媒質と共に使用されることができないこと、及び混合偏光状態出力のうちの1つ又は複数を受ける。
米国特許第5,237,331号 米国特許第5,305,334号 米国特許出願第2002/0185701号 W.E.Schmid,IEEE J. Quantum Electronics Vol.QE-16(7)pp.790-794(1980)
継続時間とピーク電力が可変であるパルスを効率的に生成することが可能な、レーザ光パルスを生成するシステムを提供することが本発明の目的である。
実質的に平面偏光状態を有するレーザ光パルスを生成することが可能なシステムを提供することが本発明のさらなる目的である。
第1の態様では、本発明は、したがって、レーザ光パルスを生成するシステムを提供し、上記システムは、利得媒質を備えた、進行波又はリングレーザを含み、上記システムは、
第1偏光状態を有する実質的に偏光した放射を上記進行波レーザ内に導入する偏光手段と、
出力偏光状態を有する放射を上記進行波レーザから、実質的に出力結合する出力結合手段と、
上記第1偏光状態を有する放射の偏光をシード用偏光状態に変更するための、上記進行波レーザの光学経路内に組み込まれる偏光変更手段であって、上記シード用偏光状態を有する放射は、上記レーザ光パルスを生成するように上記利得媒質をシードする偏光変更手段と、
上記利得媒質への上記放射のフィードバックを変えるために、上記進行波レーザの放射強度を変調する放射強度変調手段とを含み、上記放射強度変調手段はまた、上記出力結合手段に関して上記放射を変調し、それにより、上記進行波レーザからの放射の出力結合の程度を変調する。
利得媒質へのフィードバックの程度及び進行波レーザの出力結合を同時に変調することができることによって、システムによって生成されるパルスをリアルタイムに動的に成形する能力が提供され、それにより、パルスの継続時間、形状、及びピーク電力が、所与の用途についてカスタマイズされることが可能になる。本発明の別の利点は、進行波アーキテクチャが、ブルースター角の付いた入口及び出口面を有する利得媒質の使用を可能にし、空間的ホールバーニングを防止し、マスタレーザの不安定化を防止するのに必要とされる光学分離量を低減することである。
好ましくは、上記放射強度変調手段が、上記シード用偏光状態を有する放射の一部分の偏光を、上記出力偏光状態に可変的に変更し、それにより、上記進行波レーザからの放射の出力結合の程度を変調するための、上記進行波レーザの光学経路内に組み込まれる可変偏光変更手段を含む。
好ましくは、上記出力偏光状態及び上記シード用偏光状態が、実質的に同じである。
好ましくは、上記利得媒質が、ブルースター角の付いた入口及び出口面を含み、上記偏光手段が、マスタレーザからの入力レーザ放射を上記利得媒質の上記出口面から反射することを含む。
任意選択で、上記利得媒質が、入口及び出口面を含み、上記偏光手段が、上記出口面と上記放射強度変調手段との間の光学経路内に組み込まれた偏光子を含む。
任意選択で、上記偏光手段及び上記出力結合手段が、単一偏光子エレメントである。
好ましくは、上記偏光変更手段が、半波リターデーションプレートを含む。
好ましくは、上記可変偏光変更手段が、ポッケルズセルを含む。
任意選択で、可変偏光変更手段及び偏光変更手段が、単一デバイスである。
好ましくは、単一デバイスがポッケルズセルである。
第2の態様では、本発明は、したがって、利得媒質を組み込む進行波又はリングレーザからレーザ光パルスを生成する方法を提供し、上記方法は、
第1偏光状態を有する実質的に偏光した放射を上記進行波レーザ内に導入するステップ、
上記第1偏光状態を有するシード用偏光状態に変更するステップであって、上記シード用偏光状態を有する放射が、上記レーザ光パルスを生成するように上記利得媒質をシードするステップと、
上記進行波レーザから出力偏光状態を有する放射を出力結合するステップと、及び
上記利得媒質への上記放射のフィードバックを変えるために、上記進行波レーザの放射強度を変調するステップであって、上記ステップがまた、上記進行波レーザからの放射の出力結合の程度を変調する、放射強度を変調することを含む。
第3の態様では、本発明は、したがって、本発明の第2の態様に従って生成されるレーザ光パルスを提供する。
第4の態様では、本発明は、したがって、レーザ光パルスを生成するシステムを提供し、上記システムは、利得媒質を組み込む進行波又はリングレーザを含み、上記システムは、
第1偏光状態を有する実質的に偏光した放射を上記進行波レーザ内に導入し、上記進行波レーザから実質的に同じ偏光状態を有する放射を出力結合する偏光手段と、
上記第1偏光状態を有する放射の偏光をシード用偏光状態に変更するための、上記偏光手段と上記利得媒質用の入力との間で、上記進行波レーザの光学経路内に位置する偏光変更手段であって、上記シード用偏光状態を有する放射は、上記レーザ光パルスを生成するように上記利得媒質をシードする偏光変更手段と、
上記シード用偏光状態を有する放射の一部分の偏光を、上記出力偏光状態に可変的に変更し、それにより、上記進行波レーザからの放射の出力結合の程度を変調するための、上記進行波レーザの光学経路内に組み込まれる可変偏光変更手段とを含み、上記可変偏光変更手段が、上記利得媒質の出力と偏光手段との間に位置する。
本発明の実施形態は、添付図面を参照して説明されるであろう。
以下の説明では、同じ参照文字は、図面のいくつかの図を通して同じか、又は、対応する部品を指定する。
ここで図1を参照すると、本発明の第1の例示的な実施形態による、レーザパルスを生成するシステム10が示される。システム10は、ブルースター角の付いた入口及び出口面2、3を有する利得媒質1を含む進行波又はリングレーザ共振器として構成される。ブルースター角の付いた出口面は、この実施形態では、第1偏光状態を有する放射、この場合、σ偏光放射を進行波レーザ内に導入する偏光手段として機能する。
システム10は、利得媒質1の対向面上に位置する強く反射するミラー5、5'の対を含む。第1ミラー5は、利得媒質1の出口面3の方向から放出されたレーザ放射を偏光エレメント6に反射するように指向させ、偏光エレメント6は、π偏光放射を透過し、σ偏光放射を第2ミラー5'の方向へ強く反射するように指向させ、第2ミラー5'は、利得媒質1の入口面2の方向にレーザ放射を反射するようにさらに指向させる。したがって、偏光エレメント6は、この実施形態では、π偏光放射である出力偏光状態を有する放射を出力結合する出力結合手段として機能する。
この目的に適した1つのタイプの利得媒質は、「Optical Amplifier」という名称の、その開示が、参照によりその全体を本明細書に組み込まれる、本出願人のPCT出願第PCT/AU2005/000354号に記載される。この目的に適した別のタイプの利得媒質は、従来のジグザグNd:YAGスラブである。
第1ミラー5及び利得媒質1の出口面3の中間には、印加電圧に依存して可変リターデーションプレートの役目を果すポッケルズセル4が位置する。こうして、ポッケルズセル4は、進行波レーザの光学経路内に組み込まれた可変偏光変更手段として機能し、可変偏光変更手段は、シード用偏光状態を有する放射の一部分の偏光を出力偏光に可変的に変更する。あるいは、当業者に明らかになるように、ポッケルズセル4は、第1ミラー5と偏光エレメント6との間に位置してもよい。第2ミラー5'と利得媒質1の入口面2の中間には、半波リターデーションプレート7、又は、偏光面を90°回転させて、利得媒質1をシードするためのシード用偏光状態にする偏光変更手段が位置する。同様に、半波リターデーションプレート7は、第2ミラー5'と偏光エレメント6との間に位置してもよい。システム10は、マスタレーザ9によって光注入される。1つのタイプのマスタレーザは、ドイツのハノーバーのInnolight GmbH社によって製造されるモノリシック非プレーナリング発振器である。
例として、Inrad社製PKC02-FC09/1064ポッケルズセル並びにCVI Laser Corporation社製Y1-1037-17-Sミラー、QWPO-1064-10-2ハーフウェーブプレート及びTFP-1064-RW-28.6-14.3-3.2薄膜偏光子を有する、光注入式で、レーザダイオード面ポンピング式で、端面伝導冷却式の従来のジグザグNd:YAGスラブは、約20mJのエネルギーを有するフーリエ変換限界パルスを生成することができ、約100mJのポンプパルスエネルギーから約800nsの継続時間を有する。通常、マスタレーザからの約100μWの電力だけが、Qスイッチレーザに光注入するのに必要とされる。
動作時、マスタレーザ9からのレーザ放射は、ブルースター角の付いた出口面3から反射されて、システム10内のTEM00固有モードの経路及び形状に整合するσ偏光レーザビームが生成される。サーボシステムを使用して、必要な周波数整合が提供されてもよい。適したパルス立ち上がり時間サーボ技法(pulse build-up time servo technique)は、L.A.Rahn,Appl.Opt.Vol.24(7),pp.940-942(1985)、及び同様に、米国特許第5,099,486号においてRahnによって述べられたような技法を含む。一般に、これらの技法は、Qスイッチの閉鎖とQスイッチパルスの生成との間の時間遅延を測定することを含む。この時間は、固有モードのうちの1つの周波数が、マスタレーザからの光の周波数に等しい場合に最小になる。そのため、ディザサーボ制御システムを使用して、周波数整合が確保されることができる。
最初に、マスタレーザからのσ偏光シード用ビームは、π偏光放射について大きな損失を確保するように構成されたポッケルズセル4を通って進行する。マスタレーザ9に対する、システムを通る1回目のパス内での初期シード用ビームの偏光は、一般に、図において添え字1で示される。ポッケルズセル4を透過した後、注入ビームは、主にσ偏光されたままになるであろう。このσ偏光成分は、その後、偏光子6によって反射され、さらに、第2ミラー5'によって反射されて、リターダ7を通過し、リターダ7は、偏光面を90°回転させ、それにより、注入レーザビームがπ偏光に変換される。
得られるπ偏光光は、その後、利得媒質1を通過するときに、また、利得媒質1を光学的にシードするプロセスにおいて、増幅され、その後再び、ポッケルズセル4の方に伝播する。ポッケルズセル4を通る2回目のパス(一般に、添え字2で示される)後に、ビームは、主にπ偏光されたままになり、したがって、そのほとんどが、偏光子6を透過する。
レーザパルスを生成するために、ポッケルズセル4に印加される電位差が変更されるため、ポッケルズセル4は、高損失状態から低損失状態へ変化し、結果得られる共振器のQファクタの変化によって、利得媒質1内のπ偏光放射が、ジャイアントパルスをシードする。ポッケルズセル4に印加される電圧の変化速度を変えることによって、得られるパルスの形状及び継続時間が修正されることができる。たとえば、ポッケルズセル4に印加される電圧によって、ポッケルズセル4がほぼ半波回転を提供する場合、利得媒質からのπ偏光ビームのほとんどは、σ偏光に変換され、そのため、利得媒質内に戻るように反射されることになり、継続時間が短いパルスが生成される。より小さい電圧が印加される場合、出力結合が大きくなり、そのため、パルスは、より長い継続時間を有することになる。こうして、この例示的な実施形態では、システム10においてポッケルズセル4に印加される電圧を変更することは、利得媒質1への放射のフィードバックと偏光エレメント6に対する放射の出力結合量の両方を変える放射強度変調手段を提供する。
ここで図2を参照すると、本発明の第2の例示的な実施形態による、レーザパルスを生成するシステム20が示される。この実施形態では、光学表面か偏光子11のいずれかが、利得媒質1の出口面3とポッケルズセル4との間で、図1に示す共振器内に挿入される。光学表面が使用される例では、光学部品11は、出口面3から出るπ偏光ビームが反射されないように指向させる。同様に、偏光子が使用される例では、偏光子11は、出口面3から出るπ偏光ビームが反射されないように指向させる。こうして、マスタレーザ9からのσ偏光シードビームは、光学部品又は偏光子11の表面からの反射によってQスイッチ共振器内に結合されることができ、それは、状況によっては、実際に容易である場合がある。
ここで図3を参照すると、本発明の第3の例示的な実施形態による、レーザパルスを生成するシステム30が示される。この実施形態では、マスタレーザ9からのシードビームは、偏光子6を通過し、共振器に入るπ偏光ビームをもたらし、π偏光ビームは、ミラー5'からの反射後に、リターダ7を通る1回目のパスによってσ偏光に変換される。このσ偏光ビームは、入口面2で部分的に反射され、その後、利得媒質1を通って伝播するときに増幅され、その後、出口面3において部分的に反射される。面3から出るσ偏光ビームは、その後、π偏光について高損失状態にあるように構成されたポッケルズセル4を通過し、その後、ほとんどσ偏光したままになる。σ偏光成分は、偏光子6において反射され、リターダ7を通過し、リターダ7は、ビームをπ偏光に変換し、その後、利得媒質1を通過するときに増幅される。面3を通って出るπ偏光ビームは、ポッケルズセル4を通過し、その後、ほとんどπ偏光したままになり、そのほとんどが、偏光子6を透過する。Qスイッチが低損失状態に切換えられると、利得媒質内のπ偏光放射は、ジャイアントパルスをシードする。本発明のこの実施形態は、コンポーネント数が最小であるという利点を有する。さらに、偏光子の透過損失が、システム30の外部であり、それにより、共振器のエネルギー効率が改善される。
1つの例では、システム30を使用して、約1ms−1の単一ショット速度分解能を有する、広い分野のコヒーレントリモートセンシングに適した光注入Qスイッチレーザが製造された。この用途では、継続時間約500nsのフーリエ変換限界光注入パルスが必要とされる。エーロゾル濃度が低い雰囲気における良好な信号対雑音比性能及び約10kmの範囲を得るために、ほぼ回折限界のビーム品質を持った状態で、約10mJのパルスエネルギーが必要とされる。システム30は、部品数が少なく、偏光子6を通してマスタレーザビームを注入することが、共振器のアライメントを大幅に簡略化するため、この用途についてかなりの利点を有することがわかった。
さらに、出力面3とポッケルズセル4との間に設置されたブルースター角の付いた窓を使用して、空洞内レーザビームの一部がサンプリングされ、マスタ電力の共振発生(resonant build-up of the master power)があるかがチェックされる。「ランプアンドファイア(ramp-and-fire)」光注入制御システム(たとえば、S.W.Henderson et al, Optics Letters 11(11),p.715(1986)におけるこの技法の説明を参照されたい)を使用して、Qスイッチレーザの確実な光注入が確保された。
この用途では、利得媒質1は、Thales Laser Diodes社製quasi-CW TH-Q5401-A1ダイオードによってポンピングされるEr,Yg:リン酸ガラスCPFSジグザグスラブ(J.Richards and A.Mclnnes,Optics Letteres 20(4),p.371(1995)による)であり、ポッケルズセル4はInrad社製PBC06-DC04/1535であり、偏光子6はCVI社製TFP-1550薄膜偏光子である。システム30は、この用途では、フーリエ変換限界450ns継続時間パルスを生成する。
ここで図4を参照すると、本発明の第4の例示的な実施形態による、レーザパルスを生成するシステム40が示される。システム40は、この実施形態では、利得媒質1が、図1〜3に示すように、利得媒質1のブルースター角の付いた入口面と出口面ではなく、反射防止コーティングされた入口面15と出口面16を有する新しい利得媒質14で置換えられたことを除いて、図3に示すシステムと本質的に同じである。さらなる変形(図示せず)では、リターデーションプレート7は、利得媒質14とポッケルズセル4との間に位置してもよく、利得媒質14内で偏光放射をもたらし、ジャイアントパルスをシードする。これは、Nd:YLFなどの利得媒質において使用されて、π偏光放射によるシードに起因する波長と対照的に、σ偏光放射による利得媒質1のシードに起因する異なるレーザ波長が得られてもよい。なおさらなる変形(図示せず)では、ポッケルズセル4は、偏光子6と利得媒質4との間に位置してもよく、利得媒質4内でσ偏光放射をもたらし、ジャイアントパルスをシードする。なおさらなる変形(図示せず)では、リターデーションプレート7は、必要とされず、代わりに、高い損失を生じるために、半波電圧に近い電圧又は電位差が、ポッケルズセル4に印加される。印加された電位差は、その後、ほぼ0ボルトに切換えられて、ジャイアントパルスが生成される。
ここで図5を参照すると、本発明の第5の例示的な実施形態による、レーザパルスを生成するシステム50が示される。共振器の動作は、この実施形態では、利得媒質1が、利得媒質1のブルースター角の付いた入口面と出口面ではなく、反射防止コーティングされた入口面15と出口面16を有する新しい利得媒質14で置換えられたことを除いて、図2に示す共振器の動作と同じである。さらなる変形(図示せず)では、図6のリターデーションプレート7は、利得媒質14と光学部品又は偏光子11との間に位置してもよい。この変形では、利得媒質14内でのσ偏光放射が、ジャイアントパルスをシードする。
ここで図6を参照すると、本発明の第6の例示的な実施形態による、レーザパルスを生成するシステム60が示される。図1に示すシステムと同様に、システム60は、進行波レーザ共振器内に閉囲される、ブルースター角の付いた入口面2と出口面3を有する利得媒質1を含む。共振器は、ポッケルズセル4、それぞれ強く反射し、進行波共振器を形成するように指向させたミラー5、5'、及び5''、偏光面を90°回転するように指向させた半波リターデーションプレート7、及び偏光子23を含む。出力ビームは、数字8で識別される。
ゼロに近い電位差がポッケルズセル4に印加され、それにより、共振器内で高損失状態が作られる。高損失状態で、ポッケルズセル4に印加される電位差は、偏光子23における出力結合が、ラウンドトリップ利得より大きいようなものである。選択された時刻にて、ポッケルズセル4に印加される電位差の大きさが増加し、薄膜偏光子23における出力結合が減少し、Qスイッチジャイアントパルスが生成することが可能になる。ジャイアントパルスの開始時に起こる場合がある弛緩発振スパイクは、高損失状態で非ゼロ電位差を使用して生成されるように、プリレーズを使用することによって、又は、光注入によって抑制されることができる。
システム60は、マスタレーザ9によって生成されたσ偏光レーザビームを出口面3から反射することによって光注入して、Qスイッチ共振器内でレージングモードの経路及び形状を整合させる。リターデーションプレート7とポッケルズセル4を通過した後に、ビームは、多くはπ偏光している。π偏光成分は、偏光子23を透過し、その後、利得媒質1を通過する。リターデーションプレート7とポッケルズセル4の2回目のパス後に、ビームは、多くはσ偏光しており、そのため、そのほとんどは、偏光子23から反射される。図4で示した実施形態を参照して説明した最終的な変形と同様の、なおさらなる変形(図示せず)では、リターデーションプレート7は、図6に示す共振器から取り除かれ、ポッケルズセル4に印加される電位差は、半波電圧にほぼ等しく、それにより、高損失状態が生じる。先に説明したように、印加電圧を減少させることは、損失を低減し、ジャイアントパルスが生成することを可能にする。
ここで図7を参照すると、本発明の第7の例示的な実施形態による、レーザパルスを生成するシステム70が示される。この実施形態では、図6に示すシステム60は、マスタレーザ9からの光を(図2に示すのと同様な)共振器内に反射する光学表面又は偏光子11を挿入することによって修正される。光学部品又は偏光子11は、出口面3から出るπ偏光ビームが、反射しないように指向させる。マスタレーザ9からのσ偏光シードビームは、光学部品又は偏光子11の表面からの反射によってQスイッチ共振器内に結合される。
ここで図8を参照すると、本発明の第8の例示的な実施形態による、レーザパルスを生成するシステム80が示される。システム80の動作は、この実施形態では、利得媒質1が、利得媒質1のブルースター角の付いた入口面と出口面ではなく、反射防止コーティングされた入口面15と出口面16を有する新しい利得媒質14(図4及び5も参照されたい)で置換えられたことを除いて、図7のシステム70について示す動作と同じである。
ここで図9を参照すると、本発明の第9の例示的な実施形態による、レーザパルスを生成するシステム90が示される。共振器の動作は、この実施形態では、図8に示す動作と実質的に同じである。しかし、この実施形態では、マスタレーザ9からのσ偏光シードビームは、偏光子23から反射され、利得媒質1を通る1回目のパスの場合、σ偏光され、利得媒質1を通る2回目のパスの場合、π偏光される。利得媒質1内のπ偏光放射は、ジャイアントパルスをシードする。
ここで図10を参照すると、本発明の第10の例示的な実施形態による、レーザパルスを生成するシステム100が示される。共振器の動作は、この実施形態では、利得媒質1が、利得媒質1のブルースター角の付いた入口面と出口面ではなく、反射防止コーティングされた入口面15と出口面16を有する新しい利得媒質14(図4、5、及び8も参照されたい)で置換えられたことを除いて、図9に示す動作と同じである。さらなる実施形態(図示せず)では、図10のリターデーションプレートは、偏光子23と利得媒質1との間のロケーションに移動し、利得媒質14内でσ偏光放射をもたらし、ジャイアントパルスをシードする。
本発明の方法及びシステムのいくつかの実施形態が、先の詳細な説明において述べられたが、本発明は、開示される実施形態に限定されるのではなく、添付特許請求の範囲によって述べられ、規定される本発明の範囲から逸脱することなく、多数の再配置、変更、及び置換が可能であることが理解されるであろう。
本発明の第1の例示的な実施形態によるレーザパルスを生成するシステムの略図である。 本発明の第2の例示的な実施形態によるレーザパルスを生成するシステムの略図である。 本発明の第3の例示的な実施形態によるレーザパルスを生成するシステムの略図である。 本発明の第4の例示的な実施形態によるレーザパルスを生成するシステムの略図である。 本発明の第5の例示的な実施形態によるレーザパルスを生成するシステムの略図である。 本発明の第6の例示的な実施形態によるレーザパルスを生成するシステムの略図である。 本発明の第7の例示的な実施形態によるレーザパルスを生成するシステムの略図である。 本発明の第8の例示的な実施形態によるレーザパルスを生成するシステムの略図である。 本発明の第9の例示的な実施形態によるレーザパルスを生成するシステムの略図である。 本発明の第10の例示的な実施形態によるレーザパルスを生成するシステムの略図である。

Claims (22)

  1. レーザ光パルスを生成するシステムにおいて、利得媒質を備えた、進行波又はリングレーザを含むシステムであって、
    第1偏光状態を有する実質的に偏光した放射を前記進行波レーザ内に導入する偏光手段と、
    出力偏光状態を有する放射を前記進行波レーザから実質的に出力結合する出力結合手段と、
    前記第1偏光状態を有する放射の偏光をシード用偏光状態に変更するための、前記進行波レーザの光学経路内に組み込まれる偏光変更手段であって、前記シード用偏光状態を有する放射は、前記レーザ光パルスを生成するように前記利得媒質をシードする偏光変更手段と、
    前記利得媒質への前記放射のフィードバックを変えるために、前記進行波レーザの放射強度を変調する放射強度変調手段とを含み、前記放射強度変調手段はまた、前記出力結合手段に関して前記放射を変調し、それにより、前記進行波レーザからの放射の出力結合の程度を変調する、レーザ光パルスを生成するシステム。
  2. 放射強度変調手段が、シード用偏光状態を有する放射の一部分の偏光を、出力偏光状態に可変的に変更し、それにより、進行波レーザからの放射の出力結合の程度を変調するための、前記進行波レーザの光学経路内に組み込まれる可変偏光変更手段を含む、請求項1に記載のレーザ光パルスを生成するシステム。
  3. 出力偏光状態とシード用偏光状態とが、実質的に同じである請求項2に記載のレーザ光パルスを生成するシステム。
  4. 利得媒質が、ブルースター角の付いた入口及び出口面を含み、偏光手段が、マスタレーザからの入力レーザ放射を利得媒質の出口面から反射することを含む請求項1〜3のいずれかに記載のレーザ光パルスを生成するシステム。
  5. 利得媒質が、入口及び出口面を含み、偏光手段が、前記出口面と放射強度変調手段との間の光学経路内に組み込まれた偏光子を含む請求項1〜3のいずれかに記載のレーザ光パルスを生成するシステム。
  6. 偏光手段と出力結合手段とが、単一偏光子エレメントである請求項1〜3のいずれかに記載のレーザ光パルスを生成するシステム。
  7. 偏光変更手段が、半波リターデーションプレートを含む請求項1〜6のいずれかに記載のレーザ光パルスを生成するシステム。
  8. 可変偏光変更手段が、ポッケルズセルを含む請求項2〜7のいずれかに記載のレーザ光パルスを生成するシステム。
  9. 可変偏光変更手段と偏光変更手段とが、単一デバイスである請求項2に記載のレーザ光パルスを生成するシステム。
  10. 単一デバイスがポッケルズセルである請求項9に記載のレーザ光パルスを生成するシステム。
  11. 利得媒質を備えた、進行波又はリングレーザからレーザ光パルスを生成する方法であって、
    第1偏光状態を有する実質的に偏光した放射を前記進行波レーザ内に導入するステップと、
    前記第1偏光状態を有する放射の偏光をシード用偏光状態に変更するステップであって、前記シード用偏光状態を有する放射が、前記レーザ光パルスを生成するように前記利得媒質をシードする、放射の偏光を変更するステップと、
    前記利得媒質への前記放射のフィードバックを変えるために前記進行波レーザから出力偏光状態を有する放射を出力結合するステップであって、前記変調が前記進行波レーザからの放射の出力結合の程度も変調するステップ、
    とを含む方法。
  12. 放射強度を変調するステップが、シード用偏光状態を有する放射の一部分の偏光を、出力偏光状態に可変的に変更し、それにより、進行波レーザからの放射の出力結合の程度を変調することを含む請求項11に記載のレーザ光パルスを生成する方法。
  13. 出力偏光状態及びシード用偏光状態が、実質的に同じである請求項12に記載のレーザ光パルスを生成する方法。
  14. 利得媒質が、ブルースター角の付いた入口及び出口面を含み、第1偏光状態を有する実質的に偏光した放射を進行波レーザ内に導入するステップが、マスタレーザからの入力レーザ放射を前記利得媒質の出口面から反射することを含む請求項11〜13のいずれかに記載のレーザ光パルスを生成する方法。
  15. 第1偏光状態を有する実質的に偏光した放射を進行波レーザ内に導入するステップが、利得媒質によって提供される利得ステップの後で、且つ、放射強度を変調するステップの前に導入される請求項11〜13のいずれかに記載のレーザ光パルスを生成する方法。
  16. 第1偏光状態を有する実質的に偏光した放射を進行波レーザ内に導入するステップと前記進行波レーザから出力偏光状態を有する放射を出力結合するステップとが、単一偏光子エレメントによって遂行される請求項11〜13のいずれかに記載のレーザ光パルスを生成する方法。
  17. シード用偏光状態を有する放射の一部分の偏光を、出力偏光状態に可変的に変更するステップと、第1偏光状態を有する放射の偏光を前記シード用偏光状態に変更するステップとが、単一デバイスによって遂行される請求項12に記載のレーザ光パルスを生成する方法。
  18. 単一デバイスがポッケルズセルである請求項7に記載のレーザ光パルスを生成する方法。
  19. 請求項1〜18のいずれかに記載の方法に従って生成されるレーザ光パルス。
  20. レーザ光パルスを生成するシステムにおいて、利得媒質を備えた、進行波又はリングレーザを含むシステムであって、
    第1偏光状態を有する実質的に偏光した放射を前記進行波レーザ内に導入し、前記進行波レーザから実質的に同じ偏光状態を有する放射を出力結合する偏光手段と、
    前記第1偏光状態を有する放射の偏光をシード用偏光状態に変更するための、前記偏光手段と前記利得媒質用の入力との間で前記進行波レーザの光学経路内に位置する(locate)偏光変更手段であって、前記シード用偏光状態を有する放射が、前記レーザ光パルスを生成するように前記利得媒質をシードする偏光変更手段と、
    前記シード用偏光状態を有する放射の一部分の偏光を、出力偏光状態に可変的に変更し、それにより、前記進行波レーザからの放射の出力結合の程度を変調するための、前記進行波レーザの光学経路内に組み込まれる可変偏光変更手段とを含み、前記可変偏光変更手段が、前記利得媒質の出力と前記偏光手段との間に位置する、レーザ光パルスを生成するシステム。
  21. 可変偏光変更手段がポッケルズセルを含む請求項20に記載のレーザ光パルスを生成するシステム。
  22. 偏光変更手段が、半波リターデーションプレートを含む請求項20又は21に記載のレーザ光パルスを生成するシステム。
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