JP2009516533A - 倉庫占有部火災に対応する天井専用ドライスプリンクラーシステムと方法 - Google Patents

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Abstract

火災を包囲及び浸水するのに充分なサイズのスプリンクラー動作面積で倉庫占有部火災現象に取り組むよう構成された天井専用ドライスプリンクラーシステム。該システムと方法は包囲及び浸水効果を提供するが、それは1つ以上の最初のスプリンクラーを賦活するが、続く1つ以上のスプリンクラーの熱的賦活が該好ましいスプリンクラー動作面積を形成することを可能にするよう、規定された遅延時間の間、該最初の賦活されたスプリンクラーへの流体流れを遅延させることによる。該動作面積のスプリンクラーは好ましくは、包囲及び浸水構成で該火災現象に取り組むために充分な流体容積と冷却を提供するよう構成されるのがよく、該規定された遅延時間は最大及び最小を有する規定された時間である。該好ましいスプリンクラーシステムは貯蔵商品の火災防護用に好適であり、現在のドライスプリンクラーシステムの設計の経済的欠点と設計ペナルテイを取り除くか又は他の仕方で最小化する天井専用システムを提供する。

Description

優先権データと参照による包含
本出願は、その各々がそれら全体の引用により組み入れられる下記、すなわち、(i)2005年10月21出願の米国特許仮出願第60/728、734号(特許文献1)、(ii)2006年7月5日出願の米国特許仮出願第60/818,312号(特許文献2)、(iii)2006年2月21日出願の米国特許仮出願第60/744,644号(特許文献3)、に対し優先権の特典を主張する。更に下記(i)から(viii)は引用によりそれら全体がここに組み入れられるが、(i)特許文献4は、下記、すなわち、(ii)特許文献5,(iii)特許文献6,(iv)非特許文献1,(v)非特許文献2,(vi)非特許文献3、(vii)非特許文献4,及び(viii)非特許文献5,に対し優先権を主張するものである。当業者が、非特許文献4から非特許文献5の対応するテーブルへの引用を相関付け得ることは理解されるべきである。
本発明は一般的にドライスプリンクラー火災防護システムとそれらの設計及び設置方法に関する。特に、本発明は火災現象に取り組むために包囲及び浸水効果を使う、倉庫占有部の防護に好適な、ドライスプリンクラーシステムを提供する。本発明は更にこの様なシステムを設計及び設置する方法に向けられている。
ドライスプリンクラーは当該技術で公知である。ドライスプリンクラーシステムは複数のスプリンクラーヘッドを有するスプリンクラーグリッドを備える。該スプリンクラーグリッドは空気又は他のガスを含む流体流れラインを経由して接続される。該流体流れラインは、当該技術で公知の、例えば、空気対水比バルブ、ディルージバルブ又はプリアクションバルブを有する1次水供給バルブに接続される。該スプリンクラーヘッドは典型的に常閉温度応答バルブを有する。火災の様な熱源により充分に加熱又はトリガーされると、該スプリンクラーヘッドの該常閉バルブは開く。該開いたスプリンクラーヘッドは、単独で又は煙又は火災指示器と組み合わされて、該1次水供給バルブを開かせ、それによりサービス水がドライパイプスプリンクラーグリッドの流体流れライン内に流れる(中の空気を排除する)ことを可能にして、該開いたスプリンクラーヘッドを通して火災を制御し、煙源を減じ、そして/又は、それから来る何等かの損傷を最小にすることを可能にする。もし自動的にリセットする場合、該スプリンクラーヘッドが自分自身で閉じるまで、又は水供給源がオフに切り替わるまで、水は該システムを通り、開いたスプリンクラーヘッド(及び次に開いた何等かの他のスプリンクラーヘッド)外へ流れる。
対照的に、ウェットパイプスプリンクラーシステムは予め水で充たされた流体流れラインを有する。水は該スプリンクラーヘッド内のバルブにより該スプリンクラーグリッド内に保持される。スプリンクラーヘッドが開くや否や、該スプリンクラーグリッド内の水は直ちに該スプリンクラーヘッド外へ流れる。加えて、該ウエットスプリンクラーシステム内の1次水バルブは本管シャットオフバルブであり、それは常開常態にある。
水又は他の流体と相対して空気又はガスを含む3種類のドライスプリンクラーシステムがある。これらのドライシステムは、ドライパイプ、プリアクション、及びディルージシステムである。ドライパイプシステムは圧力の掛かった空気で充填された流体流れパイプを有し、該ドライパイプが火災からの熱を検出すると、該スプリンクラーヘッドは開き、空気圧の減少に帰着する。空気圧の最終的減少は水供給源を賦活し、水が該パイピングシステムに入り、該スプリンクラーヘッド通って出ることを可能にする。
ディルージシステムでは、該流体流れパイプは水の無い儘であり、開いた儘のスプリンクラーヘッドを使い、そして、例えば、煙又は熱の様な、火災の指示を検出するため空圧的又は電気的検出器を利用する。ディルージシステムのパイプのネットワークは通常監視用空気を含まず、代わりに大気圧の空気を含んでいる。一旦空圧式又は電気式検出器が熱を検出すると、水供給源は水を該パイプ及びスプリンクラーヘッドに供給する。プリアクションシステムは水の無いパイプを有し、閉じて留まっているスプリンクラーヘッドを使い、監視用空気を有し、そして、例えば、熱又は煙の様な、火災の指示を検出するため空圧的又は電気的検出器を利用する。該システムが火災を検出した時だけ、さもないとドライな筈のネットワークのパイプ及びスプリンクラーヘッド内に水が導入される。
ドライパイプスプリンクラーシステムが”ウェット”になると(すなわち、1次水供給バルブを開かせ、該水が該流体流れ供給ラインを充たすことを可能にする)、スプリンクラーヘッドが開き、該流体流れライン内の空気圧と、該1次水供給バルブ又はドライパイプ空気対水比バルブのウェット側の水供給圧力と、の間の圧力差が特定の水圧/空圧インバランスに達し、該バルブを開き、パイプのネットワーク内への水供給をリリースする。この状態に達するのに、全体のスプリンクラーシステムの容積、水供給及び空気圧力に依り、120秒にまで掛かる。水供給が多い程、該空気対水比バルブを閉じて保持するのに、より多い空気供給を要する。更に、もし該システムが大きく、そして/又は、もし該システムが約2758hPaゲージ圧(40psig)の様な典型的圧力に充填されているなら、該1次水バルブを開く該特定水圧インバランスに達する前に、可成りの容積の空気が開いたスプリンクラーヘッドから逃げる、又は追い出されねばならない。該供給した水はパイピンググリッドを通過し、加圧ガスを排除し、最終的に開いたスプリンクラーを通って放出する。
該ネットワークを通って逃げるガスと流体供給との両者の通過時間は、ウェットスプリンクラーシステムには存在しない、ドライスプリンクラーシステムの流体供給遅延をもたらす。現在、ドライスプリンクラーシステムでは流体供給遅延を最小化する、出来れば避ける、ことが最良である、と言う業界内の信仰がある。この信仰は、ドライスプリンクラーシステムはウェットシステムに比して劣ると言う業界内の感触に導いている。現在業界で受け入れている設計標準は、該システム内で可能な遅延量に限界を置くことにより、該流体供給遅延の影響に取り組む、又はそれを最小化することを企てている。例えば、NFPA−13のセクション7及び11の規定では、水は、動作圧力で60秒を下回る、より特定的には40秒を下回る、時間内に、スプリンクラーヘッドから放出するよう、1次水制御バルブから供給されねばならない。ドライスプリンクラ−システムの水の急速供給を促進するために、NFPA−13のセクション7は更に、500ガロンと750ガロンの間のシステム容積を有するドライスプリンクラーシステムについては、該システムがアクセレレーターの様な速開きデバイスを有する場合、該放出時間限界は避けてもよいことをもたらしている。
該NFPA標準は倉庫占有部で使われるウェット及びドライ両スプリンクラーシステム用に他の種々の設計基準を提供している。NFPA−13には、与えられた設計面積上で該システムの必要放出流量を規定する密度面積曲線及び密度面積点が含まれる。NFPA−13のセクション5.6.3及び5.6.4で表明されるクラス又はグループにより分類される与えられた種類の商品の防護用のシステム設計では、密度面積曲線又は点が指定されるか、限定される。例えば、NFPA−13は下記商品クラス、すなわち、クラスI、クラスII、クアスIIIそしてクラスIV用の基準を提供する。加えて、NFPA−13は、プラスチックス、エラストマー又はゴムのグループをグループA、グループBそしてグループCと規定するため下記グループ用の基準を提供する。
NFPA−13は貯蔵商品を防護するため使われるドライ防護システムの設計の追加規定を提供する。例えば、NFPAは同じ面積又は空間の防護用のウェットシステムと比較してドライスプリンクラーシステム用設計面積が寸法を増加されることを要求している。特に、NFPA−13のセクション12.1.16.1は、ドライシステム用の、スプリンクラー動作の面積、設計面積を等価のウェットシステムと比較して30%だけ増加させる(密度を改訂することなく)ことをもたらしている。スプリンクラー動作面積のこの増加は、ドライシステムを設計するための”ペナルテイ”を確立し、再びドライスプリンクラーシステムがウェットに劣ると言う業界信仰を反映している。
或る貯蔵商品の防護用に、NFPA−13は天井専用スプリンクラーシステム用の設計基準を提供するが、該基準では該設計”ペナルテイ”は30%より大きい。例えば、或る形式のラック貯蔵は、当該技術で公知のインラックスプリンクラーにより補足される又はサポートされるべきドライ天井スプリンクラーシステムを要する。該インラックスプリンクラーでの問題は、それらが保守が難しく、フォークリフト又は貯蔵パレットの運動からの損傷に曝されることである。NFPA−13は、NFPA−13のセクション12.3.3.1.5、図12.3.1.5(e)、ノート4で、高さ約9.144m(30フィート)を越えない天井用に、適当としてリストの載るK−16.8スプリンクラーを有するドライ天井専用システムを使う、グループAプラスチックスの防護用の標準を提供する。天井専用貯蔵物ウェットスプリンクラーシステム用設計基準は約185.8平方メートル(2000平方フィート)当たり0.8gpm/約0.0929平方メートル(1平方フィート)である。しかしながら、NFPAは設計基準を約418.05平方メートル(4500平方フィート)当たり0.8gpm/約0.0929平方メートル(1平方フィート)に増やすことによりドライシステム天井専用スプリンクラーシステム用追加ペナルテイを付加している。この増加した面積要求はウェットシステム設計基準より125%密度のペナルテイである。気付かれる様に、NFPA−13の設計ペナルテイは、熱的スプリンクラー賦活に続くドライスプリンクラーシステム内の固有流体供給遅延を補償するため提供されると信じられている。更に、NFPA−13は限定されたラック貯蔵形状内に限定された天井専用防護を提供し、さもなくばインラックスプリンクラーを要求する。
30%設計面積増加と他の”ペナルテイ”への適合で、火災防護システムエンジニヤ及び設計者はより多くのスプリンクラーの賦活を予想し、かくして多分、より多くの水を運ぶより大きなパイピング、該システムを適当に加圧するためのより大きいポンプ、そして市内の水供給元により充たされない水要求を補うためのもっと大きいタンクを提供するよう強制される。ドライシステムに優るウェットシステムの明らかな経済的設計利点にも拘わらず、或る貯蔵物形状はウェットシステムの使用を禁じるか又はそれらを他の面で非実用的にする。ドライスプリンクラーシステムは、冷凍温度に曝される非加熱占有部及び構造体での自動スプリンクラー防護を提供する目的で使われるのが典型的である。例えば、高ラック貯蔵、すなわち30フィート高さの天井下で25フィート高さの貯蔵を使う倉庫内では、この様な倉庫は加熱されず、従って凍結を予想される条件はウェットスプリンクラーシステムを望ましくなくさせる。フリーザー貯蔵はウェットシステムを利用出来ないもう1つの環境を提示するが、何故ならば、フリーザーシステム内に配置される火災防護システムの配管内の水が凍結するからである。該問題への開発された1つの解は不凍液と組み合わされたスプリンクラーを使うことである。しかしながら、不凍液の使用は、例えば配管システム内での腐食及び漏れの様な他の課題を提起する。加えて、不凍液の高い粘性は増加した配管寸法を要する。更に、プロピレングリコール(PG)不凍液は水の消防特性を有さないことが示され、或る場合は瞬間的に火災伸展を加速させると知られた。
一般に、倉庫占有部用ドライスプリンクラーシステムは火災制御用に構成されるが、そこでは、火災がサイズを限定されるのは、構造的損傷を避けるために天井ガス温度を制御しながら、熱リリースレートとプリウェット隣接可燃物を減じるよう、該火災上に配置される1つ以上の熱的に駆動されたスプリンクラーからの水散布に依る。しかしながら、火災に取り組むこのモードでは、高温ガスは該火災上の天井範囲内に連なり、保持され、半径方向に移動することが可能になる。これは追加のスプリンクラーが該火災から遠隔で賦活されることに帰着し、該火災に直接影響を与えない。加えて、与えられたスプリンクラーからの流体の放出は水滴の衝突及び/又は隣接及び未駆動スプリンクラー上での水蒸気の凝縮の形成となる。駆動されたスプリンクラーの間で相互に分散した未駆動スプリンクラーの最終結果はスプリンクラースキッピングとして公知である。スプリンクラースキッピングの1つの定義は、”スプリンクラーシステムの誤動作が無いと仮定して、天井流れ動作により命じられた期待順序と比較時、顕著に不規則なスプリンクラー動作順序”である。非特許文献6参照。追加の遠隔スプリンクラーの駆動により、現在の設計基準は拡大パイピングを要し、かくして貯蔵面積内への水放出容積は該火災への取り組みに適切に必要なより大きい。更に、火災制御が熱リリースレートを減じるのみなので、該熱リリースレート減少を維持するために該火災に応答して多数のスプリンクラーが賦活される。
ウェットスプリンクラーシステム内の各スプリンクラーからの急速な流体供給の利用可能性に拘わらず、ウェットスプリンクラーシステムも又スプリンクラースキッピングを経験する。しかしながら、ウェットスプリンクラーシステムは火災の熱リリースレートを鋭く減じ、火災プルームを通しての燃焼燃料面への水の直接的で充分な印加によるその再成長を防止する火災抑制用に構成される。例えば、ウェットシステムは早期抑制急速応答(ESFR)スプリンクラーを使うよう構成される。ESFRスプリンクラーの使用は一般にドライスプリンクラーシステムでは利用不可能であり、そうするためにはNFPA−13のセクション8.4.6.1で要求されるスプリンクラー用に特別のリスト記載を要する。かくして、火災抑制用にドライスプリンクラーシステムを構成することは、ESFRスプリンクラー用の特別のリスト記載の追加的ペナルテイを克服する必要がある。更に、抑制用にドライシステムを水力学的に構成することは、適切なサイズのパイピングとポンプを要し、それらのコストは経済的に禁止されるものとなり、何故ならば、これらの設計制限が該設計”ペナルテイ”により既に課された要求を越えた該システムの水力学的なサイズ決めを要求するからである。
約12.19m(40フィート)の天井高さを有する天井下で約10.36m(34フィート)の貯蔵物高さでクラスII商品のラック貯蔵物の適切な火災防護を提供するために、天井専用大滴スプリンクラーを使うツリー型ドライパイプ又はダブルインターロックプリアクションシステムの能力を決定する2つの火災テストが行われた。1つの火災テストは、30秒以下の水遅延時間を使う、システムは約3792hPa(55psi)の放出水圧で適切な火災制御を提供出来た。しかしながら、約3792hPa(55psi)の高い動作圧力に加えて、この様なシステムは17分間に亘り駆動される合計25のスプリンクラー動作を要した。第2火災テストは60秒の水遅延時間を使ったが、しかしながらこの様な遅延時間は、適切な火災制御が達成出来ない程、該火災が余りの厳しさに発展したので、この様な遅延時間は長過ぎることになった。該第2火災テストでは、71のスプリンクラーが動作して、約2551hPa(37psi)の最大放出圧力に帰着し、かくして約5171hPa(75psi)の目標圧力は達成されなかった。該テストとそれらの結果は非特許文献7で説明されている。
火災挙動を理解し、予測する試みで、国立標準技術研究所(NIST)はNISTウエブサイト、インターネット<URL>http://fire.nist.gov/fds/から現在入手可能な、”火災力学シミュレーター(FDS)”の名称のソフトウエアプログラムを開発したが、それは火災で駆動される流れ、すなわち、流れ速度、温度、煙濃度及び熱リリースレートを含むが、それらに限定されない、火災伸展の解をモデル化している。これらの変数は更に火災へのスプリンクラーシステム応答をモデル化するため該FDS内で使われる。
FDSは貯蔵商品用として伸展する火災の存在下でのドライスプリンクラーシステムのスプリンクラー賦活又は動作、をモデル化するため使われ得る。2つの標準商品と、或る範囲の貯蔵物高さ、天井高さ及びスプリンクラー設置位置、について、火災伸展サイズとスプリンクラー賦活パターンを予測するため、FDSを使って、1つの特定の研究が行われた。該研究での発見と結論は非特許文献8(以下”FDS研究”と呼ぶ)の報告で論じられており、該文献は引用によりその全体でここに組み入れられる。
該FDS研究はグループA及びクラスII商品の貯蔵物アレイを防護するドライスプリンクラーシステムについて予測モデルを評価した。該FDS研究は火災伸展とスプリンクラー賦活応答をシミュレートするモデルを発生した。該研究は更に該シミュレートした結果を現実の実験テストと比較することにより該予測の妥当性を検証した。該エフデーエス研究で説明される様に、該FDSシミュレーションは、与えられた貯蔵商品、貯蔵物形状及び商品高さに対し、予測熱リリースプロフアイルを発生出来て、該プロフアイルは特に、例えば、天井に近い範囲の様な範囲についての計算領域内の、時間に亘る熱リリースの変化と、温度及び速度の様な他のパラメーターと、を示している。加えて、該FDSシミュレーションは該商品上のモデル化され、シミュレートされたスプリンクラーネットワークについてスプリンクラー賦活プロフアイルを提供し、特にスプリンクラー賦活の予測される位置と時刻を示している。
米国特許仮出願公開第60/728,734号明細書、2005年10月21日出願 米国特許仮出願公開第60/818,312号明細書、2006年7月5日出願 米国特許仮出願公開第60/744,644号明細書、2006年2月21日出願 ドケット番号S−FB−00091WO(73434−029WO)を有し、2006年10月3日出願、名称”System and Method For Evaluation of Fluid Flow in a Piping System”のPCT国際特許出願 米国特許仮出願公開第60/722,401号明細書、2005年10月3日出願 米国特許刊行物第2005/0216242号、名称”System and Method For Evaluation of Fluid Flow in a Piping System”として刊行された2004年9月17日出願の米国特許出願公開第10/941、817号明細書 米国特許第6、557、645号明細書 米国特許第6、095、484号明細書 米国特許第7、059、578号明細書 米国特許出願公開第11/450,891号明細書 Tyco Fire & Building Prods、"SPRINKFDTTM SPRINKCALCTM:SprinkCAD Studio User Manual"(2006年9月) Underwriters Laboratories、Inc.(以下"UL"と呼ぶ)、"Fire Performance Evaluation of Dry−pipe Sprinkler Systems for Protection of ClassII、III and Group A Plastic Commodities Using K−16.8 Sprinkler:Technical Report Underwrites Laboratories Inc. Project 06NK05814、 EX4991 for Tyco Fire & Building Products 06−02−2006"、(2006年) Tyco Fire & Building Prods.、 Technical Data Sheet、TFP370、"QuellTM Systems:Preaction and Dry Pipe Alternatives For Eliminating In−Rack Sprinkler"(2006年8月、Rev.A) The National Fire Protection Association(NFPA)、NFPA−13、Standard for the Installation of Sprinkler Systems(2002ed.)(以下"NFPA−13と呼ぶ") NFPA−13 Standard for the Installation of Sprinkler Systems(2007ed.) PAUL A.CROCE ET AL.、An Investigation of the Causative Mechanism of Sprinkler Skipping、15J. FIRE PROT.ENGR.107,107(2005年5月) "Dry Pipe Sprinkler Protection of Rack Stored Class II Commodity In 40−Ft. High Building"、Factory Mutual Research Technical Report、FMRC J.I.0Z0R6.RR NS、prepared for Americold Corp. and published June 1995 David LeBlanc of Tyco Fire Products R&D、Dry Pipe Sprinkler Systems−Effect of Geometric Parameters on Expected Number of Sprinkler Operation、(2002年) James Golinveaux、A Technical Analysis:Variables That Affect the Performance of Dry Pipe Systems、TYCO FIRE & BUILDING PRODUCTS(2002年) NIST Special Publication 1019、Fire Dynamic Simulator(Vresion 4)User’s Guide(2006年3月) NIST Special Publication 1018、Fire Dynamic Simulator(Vresion 4)Technical Reference Guide(2006年3月) U.L.test report、Fire Performance Evaluation of Dry−pipe Sprinkler Systems for Protection of Class II,III and Group A Plastic Commodities Using K−16.8 Sprinkler:Technical Report Underwriters Laboratories Incs. Project 06NK05814,EX4991 for Tyco Fire & Building Products 06−02−2006 NFPA−30、Flammable and Combustible Liquids Code(2003 ed.) NFPA−30b、Code for the Manufacture and Storage of Aerosol Products(2002 ed.) TFP331 data sheet、Ultra K17−16.8K−factor:Upright Specific Application Control Mode Sprinkler Standard Response、286°F/141℃(2006年3月) TFP340 data sheet(2005年1月) TFP332 data sheet(2005年1月) TFP213 data sheet(2004年9月) TFP312 data sheet(2005年1月) TFP315 data sheet(2005年1月) TFP316 data sheet(2004年4月) TFP318 data sheet(2004年7月) Tyco data sheet、TFP1305、"Model DV−5 Deluge Valve,Diaphragm Style,1−1/2 thru 8 Inch(DN40 thru DN200)、250psi(17.2bar)Vertical or Horizontal Installation"(2006年3月) Tyco data sheet、TFP1100、"Model QRS Electronic Accelerator(Quick Opening Device)For Dry Pipe or Preaction System"(2006年5月) FM Engineering Bulletine 01−06(2006年2月20日)
今まで知られてない仕方で火災に取り組む革新的スプリンクラーシステムが提供される。特に、好ましいスプリンクラーシステムは、火災を包囲及び浸水させるのに寸法的に充分なスプリンクラー動作面積で、火災現象に取り組むよう構成された、非ウェットの、好ましくはドライパイプの、そしてもっと好ましくはドライプリアクションスプリンクラーシステムとするのがよい。該好ましい動作面積は、好ましくは1つ以上の最初のスプリンクラーを賦活し、該好ましいスプリンクラー動作面積を形成するよう、次の1つ以上のスプリンクラーの熱的賦活を可能にするために或る規定された遅延時間の間、該最初に賦活されたスプリンクラーへの流体流れを遅延させることにより発生される。該動作範囲のスプリンクラーは、包囲及び浸水させる仕方で該火災現象に取り組むために充分な流体容積と冷却を提供するよう、構成されるのが好ましい。特に、該スプリンクラーは、約11以上のKフアクターを、より好ましくは約17のKフアクターを有するよう、構成されるのがよい。該規定される遅延時間は最大及び最小を有する規定された時間である。該火災現象を包囲し、浸水させることにより、該火災現象からの熱リリースは急速に減じられるように、該火災は効果的に圧倒され、鎮圧される。該スプリンクラーシステムは、貯蔵商品の火災防護用に適合するのが好ましく、現在のドライスプリンクラーシステム設計の経済的欠点と設計ペナルテイを除去又は他の仕方で最小化する天井専用システムを提供する。該好ましいスプリンクラーシステムがその様にするのは、該システムの全体的水力学的要求を最小化することに依っている。
特に、該好ましい天井専用スプリンクラーシステム用の水力学的設計面積は、NFPA−13の下で指定されるドライスプリンクラーシステム用の水力学的設計面積より小さく構成されることが出来て、かくして少なくとも1つのドライスプリンクラー設計ペナルテイを除去する。特に、該スプリンクラーシステムは、現在NFPA−13で指定されるウェットパイピングシステム用のスプリンクラー動作設計面積と少なくとも等しい水力学的設計面積で設計され、構成されることが出来る。該水力学的設計面積は、該スプリンクラーシステムがそれを通して望ましい、又は予め決められた流れ特性を提供するのが好ましいシステム性能用の面積を規定するのが好ましい。
例えば、該設計面積は、好ましいドライパイプスプリンクラーシステムがそれを通して指定された水又は流体放出密度を提供せねばならない範囲を規定する。従って、該好ましい設計面積は、設計方法論が設計面積について提供されるドライパイプスプリンクラーシステム用の設計基準を規定する。該設計面積がウェットシステムの設計面積と少なくとも等価なシステム設計パラメーターを提供するので、該設計面積は、現在のドライパイプスプリンクラーシステムの設計及び製作で起こると信じられるシステム部品の過大寸法化を避けることが出来る。減少した水力学的設計面積を利用する好ましいスプリンクラーシステムは、同様に構成された倉庫占有部を防護する現在のドライスプリンクラーシステムと比較してもっと小さいパイプ及びポンピング部品を組み込むことが出来て、それにより可能性として経済的節約を実現する。更に、好ましい水力学的設計面積と、好ましい方法論に依り作られるシステムと、を組み入れる好ましい設計方法論は、ドライパイプ火災防護システムが、NFPA−13下で以前必要と感知された設計ペナルテイの組み入れ無しに、設計され、設置され得ることを示すことが出来る。従って、出願人はドライパイプシステムの設計でのペナルテイの必要性は除去されるか又はさもなければ非常に小さくされたと断言する。
スプリンクラーシステムの水力学的要求を最小化するために、圧倒し又は鎮圧するのに有効な小さくされたスプリンクラー動作面積が貯蔵面積内の火災伸展に応答して使われる。火災伸展に応答するスプリンクラー賦活数を最小化するために、該スプリンクラーシステムは強制的流体供給遅延時間を使うが、それは、圧倒し、鎮圧させる流体放出で火災を包囲し、浸水させるのに有効な好ましいスプリンクラー動作面積を形成するよう、該火災を伸展させ、最小数のスプリンクラーを熱的に賦活させるために、1つ以上の最初に熱的に賦活されたスプリンクラーからの流体又は水の放出を遅延させるものである。該火災に応答して賦活されるスプリンクラーの数が最小化されるので、該貯蔵面積内への不必要な水放出を避けるよう該放出水容積が最小化される。該好ましいスプリンクラー動作面積は、スプリンクラースキッピングの量を最小化し、それにより賦活されるスプリンクラーを即刻の範囲又は火災プルームの軌跡に集中させることにより、火災伸展を圧倒、鎮圧する。該ドライスプリンクラーシステム内のスプリンクラースキッピングの量が、ウェットシステムのスプリンクラースキッピングの量より比較して少ないのは更に好ましい。
倉庫占有部及び商品の防護用の天井専用ドライスプリンクラーの好ましい実施例は、ウェット部分と、該ウェット部分に接続されたドライ部分と、を有するパイピングネットワークを備える。該ドライ部分は、該ウェット部分から該少なくとも1つの熱的に賦活されるスプリンクラーへの流体の供給を始動するために、少なくとも第1の賦活されるスプリンクラーで、火災に応答するよう構成されるのが好ましい。該システムは、更に火災が該ドライ部分の少なくとも第2スプリンクラーを熱的に賦活するため該火災が成長するよう、該少なくとも第1に賦活されたスプリンクラーからの放出を遅延させるよう構成された、強制的流体供給遅延時間を有する。該第1の及び少なくとも第2のスプリンクラーからの流体放出は、火災現象を包囲し、浸水させるのに充分なスプリンクラー動作面積を規定する。もう1つの好ましい実施例では、該第1の賦活されたスプリンクラーは該流体供給を始動するために、好ましくは1つより多い最初に賦活されるスプリンクラーを有するのがよい。
天井専用ドライスプリンクラーシステムのもう1つの好ましい実施例では、該システムは1次水制御バルブを有し、該ドライ部分は該1次水制御バルブに対し、少なくとも1つの水力学的に遠隔のスプリンクラーと、少なくとも1つの水力学的に近接したスプリンクラーと、を有する。更に、該システムは、該水力学的に遠隔のスプリンクラーへの流体供給は該システム用の最大流体供給遅延時間を規定し、該水力学的に近接したスプリンクラーへの流体供給は該システム用の最小流体供給遅延時間を規定するよう、構成されるのが好ましい。該最大流体供給遅延時間は、火災現象に包囲及び浸水効果で取り組むように最大スプリンクラー動作面積を形成するために、第1複数のスプリンクラーの熱的賦活を可能にするよう構成されるのが好ましい。該最小流体供給遅延時間は、火災現象に包囲及び浸水効果で取り組むのに充分な最小スプリンクラー動作面積を形成するために、第2複数のスプリンクラーの熱的賦活を可能にするよう構成されるのが好ましい。
天井専用ドライスプリンクラーシステムの1側面では、該システムは、火災伸展に応答する全ての賦活されたスプリンクラーが予め決められた時間内に賦活されるよう構成される。特に、該スプリンクラーシステムは最後に賦活されるスプリンクラーが、該システム内の第1の熱的スプリンクラー賦活に続く10分以内にもたらされるよう構成される。より好ましくは、該最後のスプリンクラーは8分以内に賦活されるのがよく、より好ましくは、該最後のスプリンクラーは該システムの第1のスプリンクラー賦活の5分以内に賦活されるのがよい。
天井専用ドライスプリンクラーシステムのもう1つの実施例は、天井高さを有し、与えられた分類と貯蔵物高さの商品を貯蔵するよう構成された倉庫占有部の防護を提供する。該ドライスプリンクラーシステムは、流体源を供給するよう構成されたウェット部分を有するパイピングネットワークと、各々が動作圧力を有するスプリンクラーのネットワークを有するドライ部分と、を具備する。該パイピングネットワークは、更に少なくとも1つの水力学的に遠隔のスプリンクラーを規定するように、該ウェット部分に接続されたドライ部分を有する。該システムは、更に包囲及び浸水効果で火災現象への応答をサポートするために、該少なくとも1つの水力学的に遠隔のスプリンクラーを有するドライ部分内の複数のスプリンクラーにより規定された好ましい水力学的設計面積を有する。該システムは、更に該好ましい水力学的設計面積内の実質的に全てのスプリンクラーからの動作圧力での流体の放出までの、該好ましい水力学的設計面積内の第1スプリンクラーの賦活に続く経過時間により規定される強制的流体供給遅延時間を有する。好ましくは、包囲及び浸水効果を使うシステム用の水力学的設計面積は、与えられた商品クラス及び貯蔵物高さ用にNFPA−13により現在要求される水力学的設計面積より小さいのがよい。
火災を圧倒し、鎮圧するため包囲及び浸水効果を使うスプリンクラーシステムを設計する好ましい方法が提供される。該方法はスプリンクラーの熱的賦活に続く該システム用の強制的流体供給遅延時間を決める過程を有する。好ましくは、該方法は最も水力学的に遠隔のスプリンクラーへの流体供給用の最大流体供給遅延時間を決める過程と有し、更に該最も水力学的に近接したスプリンクラーへの最小の流体供給遅延時間を決める過程を有するのがよい。該最大及び最小流体供給遅延時間を決定する方法は更に、スプリンクラーのネットワークと該ネットワークの下の貯蔵商品と、を有する貯蔵空間内の天井専用ドライスプリンクラーシステム用の火災シナリオをモデル化する過程を有するのが好ましい。該方法は更に該シナリオに応答して各スプリンクラー用のスプリンクラー賦活を決める過程と、予測スプリンクラー賦活プロフアイルを発生するため該賦活時刻を好ましくグラフ化する過程と、を有する。
該方法は、又火災現象に包囲及び浸水効果で取り組むことが出来る該システム用の好ましい最大及び最小スプリンクラー動作面積を決める過程を有する。該好ましい最大スプリンクラー動作面積は好ましくは、スプリンクラーの数により規定される該システム用の最小化された水力学的設計面積と等価であるのがよい。より好ましくは、該水力学的設計面積は防護される同じ商品用のNFPA−13により指定される水力学的設計面積に等しいかそれより小さいのがよい。好ましい最小スプリンクラー動作面積は好ましくは臨界数のスプリンクラーにより規定されるのがよい。スプリンクラーの該臨界数は好ましくは、天井高さと、商品のクラス又は防護されるハザード、に依って2つから4つのスプリンクラーであるのがよい。
該方法は、更に予測スプリンクラー賦活プロフアイルから最大及び最小流体供給遅延時間を識別する過程を提供する。好ましくは、最小流体供給遅延時間は、第1のスプリンクラー賦活から該臨界数のスプリンクラー内の最後の賦活時刻の間の経過時間により規定されるのがよい。該最大流体供給遅延時間は好ましくは第1のスプリンクラー賦活と、賦活されたスプリンクラーの数が該規定された好ましい最大スプリンクラー動作面積の少なくとも80%に等しくなる時刻と、の間の経過時間により規定されるのがよい。該最小及び最大流体供給遅延時間は、包囲及び浸水効果をもたらすために該設計された天井専用ドライスプリンクラーシステムで実施され得る利用可能な流体供給遅延時間の範囲を規定する。
好ましい天井専用ドライスプリンクラーシステムを設計するために、該方法は、更にウェット部分と、該ウェット部分に対し水力学的に遠隔のスプリンクラーと水力学的に近接したスプリンクラーとを有するスプリンクラーのネットワークを備えるドライ部分と、を具備するスプリンクラーシステムを繰り返し設計する過程を提供する。該方法は好ましくは、該水力学的に遠隔のスプリンクラーが最大流体供給遅延時間を経験し、該水力学的に近接したスプリンクラーが最小流体供給遅延時間を経験するよう該システムを繰り返し設計する過程を有する。該システムの繰り返し設計は更に、好ましくは、該水力学的に遠隔のスプリンクラーと該水力学的に近接したスプリンクラーの間に配置された各スプリンクラーが、該システム用の該最小及び最大流体供給遅延時間の間にある流体供給遅延時間を経験することを検証する過程を有するのがよい。
該好ましい方法論は、包囲及び浸水効果で火災現象に取り組むよう好ましい天井専用ドライスプリンクラーシステムを設計する基準を提供する。特に、該方法論は、該包囲及び浸水効果をサポートするための強制的流体供給遅延時間と水力学的設計面積を提供し、そしてそれは更に、この様な基準が現在知られてない場合にも、水力学的性能基準を規定するように、ドライスプリンクラーシステム設計に更に組み込まれ得る。もう1つの好ましい実施例では、該好ましいスプリンクラーシステムを設計する方法は、規定された順序で熱的に駆動される複数の初期に熱的に駆動されるスプリンクラーに、該流体供給遅延時間を適用する過程を提供する。より好ましくは、該強制的流体供給遅延時間は該システム内の4つの最も水力学的に遠隔のスプリンクラーに適用されるのがよい。
もう1つの好ましい実施例では、倉庫専有部用の火災防護システムが提供される。該システムは好ましくはウェット部分と、該ウェット部分と流体的に連通し熱定格を与えられたドライ部分と、を有するのがよい。好ましくは、該ドライ部分は、該ドライ部分の熱的賦活に続いた規定された時間遅延の間、該ウェット部分から該倉庫占有部内への流体の放出を遅延させるよう構成されるのがよい。もう1つの実施例では、該システムは好ましくは、流体源に接続され、複数の熱定格を与えられたスプリンクラーを有するのがよい。該複数のスプリンクラーは、該複数のスプリンクラーの各々が、該システム内に位置付けられるので、該倉庫占有部内への流体放出が熱的賦活に続く規定された時間の間遅延するように、該倉庫占有部内に配置されてもよい。好ましいシステムのなおもう1つの実施例では、該システムは好ましくは該倉庫占有部内への流体の供給用に最大遅延及び最小遅延を有するのがよい。好ましいシステムは、流体源に接続された複数の熱定格を与えられたスプリンクラーを有し、該複数のスプリンクラーは、該複数のスプリンクラーの各々が熱的賦活に続く倉庫占有部内への流体放出を遅延させるように位置付けられる。該遅延は該システム用の最大及び最小遅延の間の範囲内にある。
もう1つの好ましい実施例では、倉庫占有部の火災防護用天井専用ドライスプリンクラーシステムは、流体の源に対し水力学的に遠隔のスプリンクラーのグループを有するスプリンクラーのグリッドを備える。水力学的に遠隔のスプリンクラーのグループは好ましくは火災現象に応答する順序で熱的に駆動されるよう構成されるのがよく、より好ましくは、各スプリンクラー用の強制的流体遅延に続く順序で流体を放出するのがよい。該流体供給遅延時間は好ましくは、該火災を有効に包囲及び浸水させるために水力学的に遠隔のスプリンクラーのグループに隣接する充分な数のスプリンクラーの熱的賦活を促進するよう構成されるのがよい。
倉庫専有部用火災防護システムのもう1つの実施例は、流体源に接続された複数の熱定格を宛てられたスプリンクラーを提供する。該複数のスプリンクラーは各々が、火災現象に応答する初期の熱的賦活に続く規定される時間の間該倉庫占有部内への流体の放出を遅延させるよう位置付けられるのがよい。該規定される時間は、該火災現象を包囲、浸水させ、それにより圧倒し、鎮圧するために放出面積を形成するよう充分な数の次の熱的賦活を可能にするべく充分の長さである。
好ましい実施例のもう1つの側面では、倉庫占有部用のもう1つの火災防護システムが提供される。該好ましいシステムは流体源に接続された複数の熱定格を与えられたスプリンクラーを有する。該複数のスプリンクラーはパイプのネットワークにより相互に接続されるのが好ましい。該パイプのネットワークは、少なくとも1つのスプリンクラーの熱的賦活に続く規定された時間の間何等かの熱的に駆動されたスプリンクラーからの流体の放出を遅延させるよう配置される。もう1つの実施例では、倉庫占有部用の火災防護システムが提供される。該システムは流体源と、該流体源と連通するライザー組立体とを有するのが好ましい。該倉庫占有部内に配置され、該流体源との制御された連通用に該ライザー組立体と接続された複数のスプリンクラーが含まれる。該ライザー組立体は、該スプリンクラーから該倉庫占有部内への流体の放出を、少なくとも1つのスプリンクラーの熱的賦活に続く規定された時間だけ遅延させるよう構成されるのが好ましい。
もう1つの実施例は倉庫占有部用の火災防護システムを提供するが、該システムは、流体源と、制御パネルと、そして該倉庫専用部内に位置付けられ、該流体源と制御された連通状態にある複数のスプリンクラーと、を有するのが好ましい。好ましくは、該制御パネルは該スプリンクラーから該倉庫占有部内へ流体の放出を、少なくとも1つのスプリンクラーの熱的放出に続く規定された時間の間遅延させるよう構成される。
なおもう1つの好ましい実施例での、流体源と、該流体源と連通する制御バルブと、を有するのが好ましい火災防護システム。複数のスプリンクラーが、該倉庫占有部内に配置され、該流体源との制御された連通用に制御バルブに接続されるのが好ましい。該制御バルブは該スプリンクラーから該倉庫占有部内への流体の放出を、少なくとも1つのスプリンクラーの熱的賦活に続く規定された時間の間、遅延させるよう構成されるのが好ましい。
本発明は、インラックスプリンクラーを有するウェットシステム又はドライシステムのみが可能であるラック貯蔵用ドライ天井専用スプリンクラー防護を提供する。ドライ火災防護システムの好ましい実施例のなおもう1つの側面では、貯蔵物高さを有するラック貯蔵の上に配置された、強制的流体供給遅延を有するドライ天井専用火災防護システムが提供される。好ましくは、該ラック貯蔵は、約6.1m(20フィート)以上の貯蔵物高さを有する密封された貯蔵物を備える。代わりに、該ラック貯蔵は、約7.6m(25フィート)より高い貯蔵物高さを有するクラスI,II又はIII商品又はグループA、グループB又はグループCプラスチックス、の少なくとも1つの非密封貯蔵物を備える。代わりに、該ラック貯蔵は約6.7m(22フィート)より高い貯蔵物高さを有するクラスIV商品を備える。なおもう1つの側面では、該ドライ火災防護システムは、シングルロー、ダブルロー及びマルチプルローのラック貯蔵の少なくとも1つの上に配置されたドライ天井専用火災防護システムを有するように提供されるのが好ましい。
なおもう1つの実施例では、ドライ火災防護システムが提供されるが、該システムは、約6.1m(20フィート)より高くから約12.2m(約40フィート)に及ぶ貯蔵物高さを有し、好ましくはクラスI、II、III及びIV商品の少なくとも1つであるのが好ましいシングルロー、ダブルロー及びマルチプルローのラック貯蔵物の少なくとも1つの上に、配置された複数のスプリンクラーを有し、約7.6m(約25フィート)から約13.7m(約45フィート)に及ぶ天井高さを有する倉庫占有部用のドライ天井専用火災防護システムを具備する。該複数のスプリンクラーは、強制的流体供給遅延をもたらすよう位置付けられるのが好ましい。代わりの実施例では、ドライ/プリアクション火災防護システムが提供される。該システムは、約6.1m(約20フィート)以上の貯蔵物高さを有し、プラスチック商品から成る、シングルロー、ダブルロー及びマルチプルローのラック貯蔵物の少なくとも1つの上に配置された複数のスプリンクラーを備えるドライ天井専用火災防護システムを具備する。好ましいシステムのもう1つの側面は、約7.6m(約25フィート)より高い貯蔵高さと、約1.5m(約5フィート)の天井から貯蔵物のクリヤランス高さを有する、シングルロー、ダブルロー、及びマルチプルローのラック貯蔵物の少なくとも1つの上に配置された複数のスプリンクラーを備えるドライ天井専用火災防護システムが提供される。該貯蔵物は好ましくはクラスIII、クラスIV及びグループAプラスチック商品の少なくとも1つであるのがよい。
天井専用ドライスプリンクラー防護システムは流体源と、該流体源と連通する複数のスプリンクラーと、を有する。各スプリンクラーは好ましくは、該スプリンクラー用の最小の設計された遅延に続く流体の流れを供給するために、最大流体供給遅延時間と最小流体供給遅延時間の間に及ぶ或る時刻以内に熱的に賦活するよう構成されるのがよい。
もう1つの側面では、倉庫占有部が規定された貯蔵物高さでの商品形状及び貯蔵物形状を有する商品を収容する天井高さを規定する倉庫占有部用の天井専用ドライスプリンクラーシステムが提供される。該貯蔵物形状は、ラック、パレット化品、ビンボックス、そして棚貯蔵物の何れか1つの貯蔵物アレイ配置であってもよい。該貯蔵物アレイ配置がラック貯蔵物である場合、該配置は更にシングルロー、ダブルロー及びマルチプルロー貯蔵物の何れか1つとして構成されてもよい。該システムは好ましくは第1ネットワークと第2ネットワークの間に配置されたライザー組立体を有し、該ライザーは出口及び入り口を有する制御バルブを備えるのがよい。
パイプの第1ネットワークは好ましくは該制御バルブの出口と連通するガスを含むのがよい。該ガスは好ましくは加圧空気又は窒素源により提供されるのがよい。該パイプの第1ネットワークは更に、該制御バルブの出口に対し少なくとも1つの水力学的に遠隔のスプリンクラーと、該制御バルブの出口に対し少なくとも1つの水力学的に近接したスプリンクラーと、を有する第1複数のスプリンクラーを備える。該パイプの第1ネットワークはループ形状で構成されてもよく、更に好ましくはツリー形状で構成されるのがよい。該複数のスプリンクラーの各々は、非賦活状態から賦活状態へ該スプリンクラーを熱的にトリガーするよう熱定格を与えられるのが好ましい。該第1複数のスプリンクラーは更に、規定されたスプリンクラーからスプリンクラーの間隔と、規定された動作圧力と、を有する設計されたスプリンクラー動作面積を規定するのがよい。又該システムは、該パイプの第1ネットワークへの制御された流体供給を提供するために、該制御バルブの入り口と連通するウェット本管を有するパイプの第2ネットワークを備える。
システムは更に、制御バルブの出口から該少なくとも1つの水力学的に遠隔のスプリンクラーまで流体が進む時間として規定されるのが好ましい第1の強制的流体供給遅延を有するが、そこではもし火災現象が該少なくとも1つの水力学的に遠隔のスプリンクラーを賦活するなら、該第1の強制的流体供給遅延は、該火災現象を包囲及び浸水させる最大スプリンクラー動作面積を規定するよう、該少なくとも1つの水力学的に遠隔のスプリンクラーに近い第2複数のスプリンクラーが該火災現象により熱的に賦活される長さである。該システムは又、該制御バルブの出口から該少なくとも1つの水力学的に近接したスプリンクラーまで流体が進む時間を規定する第2の強制的流体供給遅延を提供するが、そこではもし火災現象が該少なくとも1つの水力学的に近接したスプリンクラーを賦活するなら、該第2の強制的流体供給遅延は、該火災現象を包囲及び浸水させる最小スプリンクラー動作面積を規定するよう、該少なくとも1つの水力学的に近接したスプリンクラーに近い第3の複数のスプリンクラーが該火災現象により熱的に賦活される長さである。
システムは、複数のスプリンクラーが更に水力学的設計面積と設計密度を規定するよう構成されるのが好ましく、そこでは該設計面積は該少なくとも1つの水力学的に遠隔のスプリンクラーを有する。1つの好ましい実施例では、水力設計面積は、約2.4m(約8フィート)から約3.7m(約12フィート)に及ぶスプリンクラーからスプリンクラーの間隔上の約25のスプリンクラーのグリッドにより規定される。従って、本発明の好ましい実施例は、前には存在しなかった、天井専用ドライスプリンクラー火災防護用の新しい水力学的設計面積基準、を提供する。該システムのもう1つの好ましい側面では、該水力学的設計面積は、天井高さ、貯蔵形状、貯蔵物高さ、商品分類及び/又はスプリンクラーから貯蔵物のクリヤランス高さ、の少なくとも1つの関数である。好ましくは、該水力学的設計面積は約185.8平方メートル(約2000平方フィート)であり、もう1つの好ましい側面では、該水力学的設計面積は、倉庫占有部用の既知ドライスプリンクラーシステムの全体的流体要求を減じるよう、241.5平方メートル(2600平方フィート)より小さい。より好ましくは、該システムは、該スプリンクラー動作面積が、同じサイズの倉庫占有部を防護するよう寸法決めされるウェットシステムのスプリンクラー面積より30%大きく寸法決めされるドライスプリンクラーシステムの動作面積より小さい面積となるよう設計されてよい。
システムは、天井高さが約9.1m(約30フィート)から約13.7m(約45フィート)までに及び、従ってスプリンクラーから貯蔵物のクリヤランス高さが約1.5m(約5フィート)から約7.6m(約25フィート)に及ぶよう貯蔵物高さが約6.1m(約20フィート)から約12.2m(約40フィート)に及び得る、倉庫占有部の天井専用防護用に構成されるのが好ましい。従って、1つの好ましい側面では、天井高さは約12.2m(40フィート)以下であり、貯蔵物高さは約6.1m(約20フィート)から約10.7m(約35フィート)に及ぶ。もう1つの好ましい側面では、該天井高さは約10.7m(約35フィート)以下であり、貯蔵物高さは約6.1m(約20フィート)から約9.1m(約30フィート)に及ぶ。なおもう1つの好ましい側面では、該天井高さは約9.1m(約30フィート)に等しく、該貯蔵物高さは約6.1m(約20フィート)から約7.6m(約25フィート)に及ぶ。更に、該第1及び第2流体供給遅延時間は、天井高さが約9.1m(約30フィート)から約13.7m(約45フィート)に及び、該貯蔵物高さが約6.1m(約20フィート)から約12.2m(約40フィート)に及ぶ時は、該第1の強制的流体供給遅延は30秒より短いのが好ましく、該第2の強制的流体供給時間は約4から約10秒に及ぶように、少なくとも該天井高さと該貯蔵物高さの関数であるのが好ましい。
天井専用システムは、好ましくはダブルインターロックプリアクション、シングルインターロック及びドライパイプシステムの少なくとも1つである。従って、該システムがダブルインターロックドシステムとして構成された場合、該システムは更に、火災の場合、火災検出器が何れかのスプリンクラーの賦活前に賦活するよう、複数のスプリンクラーに対し隔てられた1つ以上の火災検出器を有する。該システムのインターロック及びプリアクション特性を実現するために、該システムは更に該制御バルブと通信するリリース用制御パネルを有するのが好ましい。より好ましくは、該制御バルブがソレノイド駆動された制御バルブの場合、該リリース用制御パネルは、該制御バルブの駆動用に該ソレノイドバルブに適当にエネルギーを与えるために、圧力減衰か又は火災検出か何れかの信号を受信するよう構成されるのがよい。該システムは更に好ましくは、該リリース用制御パネルにこの様な減衰を合図するために、該リリース用制御パネルと通信し、該第1ネットワークのパイプ内のガス圧力の小さな速度の減衰を検出出来る、クイックリリースデバイスを有するのがよい。該ドライ天井専用システムで使う好ましいスプリンクラーは、少なくとも11、好ましくは11より大きい、もっと好ましくは約11から約36に及ぶ、なおもっと好ましくは約17の、そして更になおもっと好ましくは約16.8の、Kファクターを有するのがよい。該スプリンクラーの熱定格は好ましくは141℃(286°F)以上であるのがよい。加えて、該好ましいスプリンクラーは約1034hPa(約15psi)から約4137hPa(約60psi)に及ぶ、より好ましくは約1034hPa(約15psi)から約3103hPa(約45psi)に及ぶ、なおより好ましくは約1329hPa(約20psi)から約2413hPa(約35psi)に及ぶ、そして更になおより好ましくは約1517hPa(約22psi)から約2069hPa(約30psi)に及ぶ、動作圧力を有するのがよい。
従って、本発明のもう1つの実施例は、構造体と定格とを有するスプリンクラーを提供する。該スプリンクラーは好ましくは、間に配置され、11以上のKファクターを規定する通路を有する、入り口及び出口を備える構造体を具備する。該出口に隣接したクロージャ組立体が提供され、そして該出口に隣接する該クロージャ組立体を支持するために熱定格を有するトリガー組立体が提供されるのが好ましい。加えて、該好ましいスプリンクラーは該出口から隔てられて付近に配置されたデフレクターを有する。該スプリンクラーの定格は、貯蔵される商品がクラスI、II、III、IV及びグループA商品の少なくとも1つであり、少なくとも約6.1m(20フィート)の貯蔵物高さに貯蔵される商品、のラック貯蔵を防護するために、火災現象に包囲及び浸水効果で取り組むよう構成されたドライスプリンクラーシステムを有する天井専用火災防護倉庫応用での使用、に資格付与されること、をもたらすのが好ましい。より好ましくは、該スプリンクラーは、倉庫占有部のドライ天井専用火災防護応用での使用のための、NFPA−13のセクション3.2.3(2002)で規定されたとして、リスト記載されるのがよい。
従って、該好ましい資格付与されたスプリンクラーは、ツリー、ループ及びグリッドのパイピングシステム形状の少なくとも1つの、100のスプリンクラーのスプリンクラーグリッド内の貯蔵商品上で火災テストされたテスト済みスプリンクラーであるのがよい。かくして、約6.1m(約20フィート)以上で約13.7m(約45フィート)より低い貯蔵物高さに貯蔵された商品を有する、倉庫占有部のドライ天井専用火災防護応用で使用するための、NFPA−13のセクション3.2.3(2002)で規定されたものとしてスプリンクラーを資格付与し、より好ましくはリスト記載するための方法が提供される。該スプリンクラーは少なくとも11以上のKファクターを規定する、それら間の通路を有する入り口及び出口を備えるのが好ましい。好ましくは、該スプリンクラーは設計された動作圧力と、該スプリンクラーを駆動するための熱的に駆動されるトリガー組立体とそして該出口付近で隔てられたデフレクターと、を有するのがよい。該方法は資格付与されたスプリンクラーから形成されたスプリンクラーグリッドを火災テストする過程を有するのが好ましい。該グリッドは少なくとも約6.1m(20フィート)の貯蔵された商品形状の上に配置される。該方法は更に該テスト火災を圧倒し、鎮圧するために該スプリンクラーグリッドの部分から望ましい圧力で流体を放出する過程を有し、該放出は望ましい動作圧力で起こる。
特に、該火災テストは好ましくは、該商品に点火する過程と、該商品上の該グリッド内の少なくとも1つの最初のスプリンクラーを熱的に駆動する過程と、そして、該放出が最初の、そして次に駆動される、スプリンクラーからであるよう、該少なくとも1つの最初のスプリンクラーに隣接する次の複数のスプリンクラーを熱的に駆動するために、該少なくとも1つの最初に駆動されるスプリンクラーの熱的駆動に続く流体の供給を或る時間遅延させる過程と、を有する。好ましくは、該火災テストは好ましい天井高さでそして好ましい貯蔵物高さについて行われるのがよい。
本発明のもう1つの好ましい方法は、該システムが包囲及び浸水効果で火災に取り組む倉庫占有部用のドライ天井専用火災防護システムを設計する方法を提供する。該好ましい方法は、流体源に対し少なくとも1つの水力学的に遠隔のスプリンクラーと少なくとも1つの水力学的に近接したスプリンクラーを規定する過程と、そして火災現象を包囲及び浸水させるためにスプリンクラー動作面積を発生するよう、該少なくとも1つの水力学的に遠隔のスプリンクラーへの最大流体供給遅延時間を規定し、該少なくとも1つの水力学的に近接したスプリンクラーへの最小流体供給遅延時間を規定する過程と、を有する。該少なくとも1つの水力学的に遠隔の、及び少なくとも1つの水力学的に近接した、スプリンクラーを規定する過程は、更に、流体源に接続されたライザー組立体と、該ライザー組立体から延びる本管と、そして複数のブランチパイプと、を有するパイプシステムを規定する過程と、そして該少なくとも1つの水力学的に遠隔の、及び少なくとも1つの水力学的に近接したスプリンクラーを該ライザー組立体に対し該複数のブランチパイプに沿って配置する過程と、を有する。該方法は更に、該パイプシステムをループ及びツリー形状の少なくとも1つとして規定する過程を有する。該パイピングシステムを規定する過程は更に、例えば、水力学的面積内のスプリンクラーの数と、スプリンクラーからスプリンクラーの間隔と、を提供する様な、包囲及び浸水効果をサポートする水力学的設計面積を規定する過程を有する。好ましくは、該水力学的設計面積が、貯蔵範囲を特徴付ける少なくとも1つのパラメーターの関数として規定され、該パラメーターが天井高さ、貯蔵物高さ、商品分類、貯蔵構成そしてクリヤランス高さであってもよい。
1つの好ましい実施例では、該水力学的設計面積を規定する過程は、ルックアップテーブルを読む過程と、該貯蔵パラメーターの少なくとも1つに基づき該水力学的設計面積を識別する過程と、を有する。該好ましい方法のもう1つの側面では、該最大流体供給遅延時間を規定する過程は、好ましくは、貯蔵された商品上に少なくとも1つの水力学的に遠隔のスプリンクラーと少なくとも1つの水力学的に近接したスプリンクラーとを有する10×10スプリンクラーグリッドを計算的にモデル化する過程を有し、該モデル化する過程は、貯蔵商品の自由燃焼と、該自由燃焼に応答するスプリンクラー賦活順序と、をシミュレーションする過程を有する。好ましくは、該最大供給遅延時間は、第1スプリンクラー賦活から約第16のスプリンクラー賦活の間の経過時間として規定されるのがよい。更に、該最小流体供給遅延時間は好ましくは該第1スプリンクラー賦活から約第4のスプリンクラー賦活の間の経過時間として規定されるのがよい。又、該好ましい方法は、該最大流体供給遅延時間が該最も水力学的に遠隔のスプリンクラーで経験され、該最小流体供給遅延時間が該最も水力学的に近接したスプリンクラーで経験されるように、該スプリンクラーシステムを繰り返し設計する過程を有する。より好ましくは、該方法は、該少なくとも1つの水力学的に遠隔のスプリンクラーと、好ましくは4つの最も水力学的に遠隔のスプリンクラーのスプリンクラー賦活を順序化する過程と、又該少なくとも1つの水力学的に近接したスプリンクラーと好ましくは4つの最も水力学的に近接したスプリンクラーとのスプリンクラー賦活を順序化する過程と、を有する該システムのコンピュータシミュレーションを行う過程を有する。該コンピュータシミュレーションは好ましくは該流体源から該賦活されたスプリンクラーまでの流体進行を計算するよう構成されるのがよい。
該方法の1つの好ましい実施例では、火災現象を包囲、浸水させるよう構成された天井専用ドライスプリンクラーシステムをシミュレートする過程は、第1の水力学的に遠隔のスプリンクラー賦活と、第2の水力学的に遠隔のスプリンクラー賦活と、第3の水力学的に遠隔のスプリンクラー賦活と、そして第4の水力学的に遠隔のスプリンクラー賦活とを、該第2から第4の水力学的に遠隔のスプリンクラー賦活が該第1の水力学的に遠隔のスプリンクラー賦活の10秒以内に起こるよう規定する賦活順序を有する4つの水力学的に遠隔のスプリンクラーを備える第1の複数のスプリンクラーをシミュレートする過程を有する。更に、該シミュレーションは、該第1の水力学的に遠隔のスプリンクラーが駆動される瞬間には、該第1の水力学的に遠隔のスプリンクラーからは、設計された動作圧力では何等流体は放出されず、該第2の水力学的に遠隔のスプリンクラーが駆動される瞬間には該第2の水力学的に遠隔のスプリンクラーからは、設計された動作圧力では何等流体は放出されず、該第3の水力学的に遠隔のスプリンクラーが駆動される瞬間には該第3の水力学的に遠隔のスプリンクラーからは、設計された動作圧力では何等流体は放出されず、そして該第4の水力学的に遠隔のスプリンクラーが駆動される瞬間には該第4の水力学的に遠隔のスプリンクラーからは、設計された動作圧力では何等流体は放出されないよう、第1の強制的流体供給遅延を規定する。特に、該第1、第2,第3そして第4スプリンクラーは、該4つの水力学的に遠隔のスプリンクラーの何れも、該第4の最も水力学的に遠隔のスプリンクラーの駆動の前、又は該駆動の瞬間には、該設計された動作圧力を経験しないよう、構成され、位置付けられ、そして/又は他の仕方で順序付けられる。
加えて、該システムは更に好ましくは、第1の水力学的に近接したスプリンクラー賦活、第2の水力学的に近接したスプリンクラー賦活、第3の水力学的に近接したスプリンクラー賦活そして第4の水力学的に近接したスプリンクラー賦活を、該第2から第4の水力学的に近接したスプリンクラー賦活が該第1の水力学的に近接したスプリンクラー賦活の10秒内に起こるよう規定する賦活順序を有する4つの水力学的に近接したスプリンクラーを該第1の複数のスプリンクラーが備えるようシミュレートされるのがよい。更に、該システムは、該第1の水力学的に近接したスプリンクラーが駆動される瞬間には該第1の水力学的に近いスプリンクラーからは、設計された動作圧力では何等流体は放出されず、該第2の水力学的に近接したスプリンクラーが駆動される瞬間には該第2の水力学的に近接したスプリンクラーからは、設計された動作圧力では何等流体は放出されず、該第3の水力学的に近接したスプリンクラーが駆動される瞬間には該第3の水力学的に近接したスプリンクラーからは、設計された動作圧力では何等流体は放出されず、そして該第4の水力学的に近接したスプリンクラーが駆動される瞬間には該第4の水力学的に近接したスプリンクラーからは、設計された動作圧力では何等流体は放出されない、よう第2の強制的に流体供給遅延を規定するようシミュレートされる。特に、該第1、第該,第3そして第4スプリンクラーは、該4つの水力学的に近接したスプリンクラーの何れも、該第4の最も水力学的に近接したスプリンクラーの駆動の前又は駆動の瞬間には設計された動作圧力を経験しないよう構成され、位置付けられ、そして/又は他の仕方で順序付けられる。
従って、本発明のもう1つの好ましい実施例は、倉庫占有部用のドライ天井専用スプリンクラーシステムを設計するためにデータベース、ルックアップテーブル又はデータテーブルを提供する。該データテーブルは好ましくは、該倉庫占有部を特徴付ける第1データアレイ、スプリンクラーを特徴付ける第2データアレイ、水力学的設計面積を該第1及び第2データアレイの関数として識別する第3データアレイ、そして各々が該第1、第2そして第3データアレイの関数である最大流体供給遅延時間及び最小流体供給遅延時間を識別する第4データアレイ、を有するのがよい。好ましくは、該データテーブルは、該データテーブルが、該第1,第2そして第3データアレイの何れか1つが第4データアレイを決めるルックアップテーブルとして構成されるよう編成される。代わりに、該データベースは、与えられた天井高さ、貯蔵物高さ、及び/又は、商品分類について、該火災現象の周りの包囲及び浸水構成を有するスプリンクラー動作面積で倉庫占有部内の火災に取り組むために、天井専用ドライスプリンクラーに組み込まれるべき1つの特定の最大流体供給遅延時間であってもよい。
本発明は火災防護の1つ以上のシステム、サブシステム、部品及び/又は組み合わされた方法を提供する。従って、或る過程は好ましくは火災防護用システム及び/又は方法を提供するのがよい。該方法は好ましくは、(i)約7.6m(25フィート)より高い貯蔵物高さを有するクラスI−III、グループA、グループB又はグループC、そして(ii)約6.1m(22フィート)より高い貯蔵物高さを有するクラスIV、の少なくとも1つを備える倉庫占有部用のドライ天井専用火災防護システムでの使用に資格付与されたスプリンクラーを得る過程を有するのがよい。該方法は更に好ましくは、倉庫占有部火災防護応用で使うためのスプリンクラーをユーザーに配布する過程を有するのがよい。加えて、又は代わりに、該過程は貯蔵システム用のドライ天井専用火災防護の資格付与されたシステム、サブシステム、部品又は方法を得る過程と、該火災防護応用で使うために第1パーテイから第2パーテイへ該資格付与されたシステム、サブシステム、部品又は方法を配布する過程と、を有する。
従って、本発明は倉庫占有部の火災防護用のドライ天井専用スプリンクラーシステム用キットを提供する。該キットは、好ましくは、約13.7m(約45フィート)までの天井高さを有する倉庫占有部と約12.2m(約40フィート)までの貯蔵物高さを有する商品用のドライ天井専用スプリンクラーシステムで使用するよう資格付与されたスプリンクラーを有するのがよい。加えて、該キットは好ましくは、少なくとも1つのスプリンクラーへの流体供給を制御するためのライザー組立体を有するのがよい。該好ましいキットは、該キット用のデータシートを提供するが、そこでは該データシートは該キットを使うためのパラメーターを識別し、該パラメーターは水力学的設計面積、最も水力学的に遠隔のスプリンクラー用の最大流体供給遅延時間そして最も水力学的に近接したスプリンクラー用の最小流体供給遅延時間を含む。好ましくは、該キットは約17のKファクターと、約141℃(約286°F)の温度定格を有するアップライトスプリンクラーを有するのがよい。より好ましくは、該スプリンクラーはクラスI、II、III、IV及びグループAプラスチックスの少なくとも1つである商品の防護用に資格付与されているのがよい。該ライザー組立体は好ましくは、入り口と出口を有する制御バルブを備え、該ライザー組立体は更に該制御バルブと通信するための圧力スイッチを有するのがよい。該キットのもう1つの好ましい実施例では、該圧力スイッチと該制御バルブの間の通信を制御する制御パネルが含まれる。加えて、該制御バルブの入り口と出口の少なくとも1つと接続する少なくとも1つのシャットオフバルブが提供され、該制御バルブの出口に接続するチェックバルブが更に提供されるのが好ましい。代わりに、該制御バルブ及び/又はライザー組立体が、チェックバルブの必要性を除去するよう、中間室付きで構成されてもよい配置が提供され得る。該キットのなおもう1つの好ましい実施例では、該システム内の1つ以上のスプリンクラー用に流体供給遅延時間を決め、検証するために該システムをモデル化し、設計し、そして/又はシミュレートするコンピュータプログラム又はソフトウエアアップリケーションが提供される。より好ましくは、該コンピュータプログラム又はソフトウエアアップリケーションは、該水力学的に遠隔のスプリンクラーは最大流体供給遅延時間を経験し、該水力学的に近接したスプリンクラーは最小流体供給遅延時間を経験することをシミュレートし、検証する。加えて、該コンピュータプログラム又はソフトウエアは好ましくは、1つ以上のスプリンクラーの賦活を順序化し、該1つ以上の賦活されたスプリンクラーへの流体供給が望ましい強制的な流体供給遅延時間に適合することを検証する過程を有する該システムをモデル化し、シミュレートするよう構成されるのがよい。より好ましくは、該プログラムは、該システム内の少なくとも4つの水力学的に遠隔の又は代わりに4つの水力学的に近接したスプリンクラーの賦活を順序化し、該4つのスプリンクラーへの流体供給を検証することが出来る。
火災防護のシステム及び/又は方法を提供する好ましい過程は特に、倉庫占有部用のドライ天井専用火災防護システム内にスプリンクラーを設置するための設置基準を第1パーテイから第2パーテイへ配布する過程を有する。設置基準を提供する過程は好ましくは、商品分類及び貯蔵物形状の少なくとも1つを指定する過程と、貯蔵物高さとスプリンクラーのデフレクターの間の最小クリヤランス高さを指定する過程と、該システム内でのスプリンクラー毎ベースで最大カバー面積と最小カバー面積を指定する過程と、該システム内のスプリンクラーからスプリンクラーの間隔要求を指定する過程と、水力学的設計面積及び設計動作圧力を指定する過程と、そして設計された流体供給遅延時間を指定する過程と、を有するのがよい。もう1つの好ましい実施例では、流体供給遅延を指定する過程は、該倉庫占有部内の火災現象に取り組むために包囲及び浸水効果を促進するよう該遅延を指定する過程を有する。より好ましくは、設計された流体供給遅延を指定する過程は、最大流体供給遅延時間と最小流体供給遅延時間の間に入る流体供給遅延を指定する過程を有するが、そこでは、より好ましくは、該最大及び最小流体供給遅延時間が、それぞれ最も水力学的に遠隔の、及び最も水力学的に近接した、スプリンクラーで起こるよう指定されるのがよい。
該過程のもう1つの好ましい側面では、設計流体供給遅延の指定は好ましくは、天井高さ、商品分類、貯蔵物形状、貯蔵物高さ、そしてクリヤランス高さの少なくとも1つ関数であるのがよい。従って、該設計流体供給遅延時間を指定する過程は好ましくは、流体供給遅延時間のデータテーブルを、天井高さ、商品分類、貯蔵物形状、貯蔵物高さそしてクリヤランス高さの少なくとも1つの関数として提供する過程を有するのがよい。
該過程のもう1つの好ましい側面では、設置基準を提供する過程は、更に該スプリンクラーと共に使うためのシステム部品を指定する過程を有し、該システム部品を指定する過程は好ましくは、該スプリンクラーシステムへの流体流れを制御するためのライザー組立体を指定する過程と、設計された流体供給遅延を実現する制御機構を指定する過程を有する。更に、該過程は、プリアクション設置基準を提供するために該制御機構と通信するための火災検出デバイスを指定する過程を有してもよい。該過程は又設置基準のデータシートでの提供をもたらし、それは更にペーパー媒体及び電子媒体の少なくとも1つのデータシートを刊行する過程を有してもよい。
好ましい過程のもう1つの側面は好ましくは、倉庫占有部用のドライ天井専用スプリンクラーシステムで使うためのスプリンクラーを得る過程を有する。該過程の1実施例では、該得る過程は好ましくは該スプリンクラーを提供する過程を有するのがよい。該スプリンクラーを提供する過程は好ましくは、約17以上の、より好ましくは約17の、そしてもっと好ましくは16.8のKファクターを規定するようその間に通路を有する入り口及び出口を備えるスプリンクラーボデイを提供する過程と、更に約141℃(約286°F)の熱的定格を有するトリガー組立体を提供する過程と、を有するのがよい。
もう1つの側面は好ましくは、該得る過程は、該スプリンクラーに、例えば、アンダーライターラボラトリーズの様な、該倉庫占有部に管轄権を有する機関に受け入れ可能な組織で、資格を付与し、もっと好ましくは、リストに記載される過程を有するのがよい。従って、該スプリンクラーを得る過程は資格付与用に該スプリンクラーを火災テストする過程を含んでもよい。該テストする過程は好ましくは流体要求及び設計されたシステム動作圧力を含む受け入れ可能なテスト基準を規定する過程を含むのがよい。加えて、該テストする過程は天井高さに、スプリンクラーからスプリンクラーの間隔を置いた天井スプリンクラーグリッド内の複数のスプリンクラーを配置する過程を有しており、該グリッドは更に商品分類、貯蔵物形状及び貯蔵物高さを有する貯蔵商品上に配置される。好ましくは、該複数のスプリンクラーを配置する過程は約2.4m(8フイート)×約2.4m(8フイート)の間隔のグリッド内に169のスプリンクラーを配置するか、又は代わりに約3.05m(10フィート)×約3.05m(10フィート)の間隔の天井スプリンクラーグリッド内に100のスプリンクラーを配置する過程を有する。代わりに、スプリンクラーからスプリンクラーの間隔が各約5.95平方メートル(各64平方フィート)に少なくとも1つのスプリンクラー、又は、各約9.29平方メートル(各100平方フィート)に1つのスプリンクラーを提供するなら、どんな数のスプリンクラーでグリッドを形成してもよい。一般に、該複数のスプリンクラーを配置する過程は、テスト中駆動されるスプリンクラーに接する少なくとも1つのリングの非駆動スプリンクラーを提供するように、充分な数のスプリンクラーを配置する過程を提供する。更に、該テストする過程には、商品内での火災現象を発生する過程と、多数のスプリンクラーを賦活しそして該火災現象に包囲及び浸水構成内で取り組むために、設計システム動作圧力で何れの1つの賦活されたスプリンクラーからも流体を放出するよう、該スプリンクラーグリッドからの流体放出の遅延させる過程が含まれる。加えて、受け入れ可能なテスト基準を規定する過程は、好ましくは、包囲及び浸水構成で火災を有効に圧倒し、鎮圧するために、流体要求を設計されたスプリンクラー賦活の関数として規定する過程を含むのがよい。好ましくは、該設計されるスプリンクラー賦活はグリッド内の合計スプリンクラーの40%より少ないのがよい。より好ましくは、設計されるスプリンクラー賦活はグリッド内の合計スプリンクラーの37%より少ないのがよく、なおより好ましくはグリッド内の合計スプリンクラーの20%より少ないのがよい。
該過程の好ましい実施例では、流体放出を遅延させる過程は、商品分類、貯蔵物形状、貯蔵物高さ、そしてスプリンクラーから貯蔵物までのクリヤランス高さ、の少なくとも1つの関数としての時間の間、流体放出を遅延させる過程を有する。該流体放出を遅延させる過程は更に、商品と倉庫占有部との計算モデルから流体遅延の時間を決める過程を有し、そこでは該モデルは、該流体供給遅延が、第1スプリンクラー賦活と、(i)臨界数のスプリンクラー賦活、及び(ii)火災現象を包囲、浸水させることが出来る動作面積と等価な数のスプリンクラー、の少なくとも1つと、の間の経過時間となるように、自由燃焼スプリンクラー賦活時間を解く。
好ましいシステム、サブシステム、部品、好ましくはスプリンクラー及び/又は方法の何れか1つの第1パーテイから第2パーテイへの配布は、小売り業者、供給者、スプリンクラーシステム設置者又は倉庫オペレーターの少なくとも1つへの該好ましいシステム、サブシステム、部品、好ましくはスプリンクラー及び/又は方法の転送を含んでもよい。該配布は地上配布、航空配布、海上配布そしてオンライン配布の少なくとも1つによる転送を含んでもよい。
従って、本発明は更に、倉庫占有部を防護するドライ天井専用スプリンクラーシステムで使うスプリンクラーを第1パーテイから第2パーテイへ転送する方法を提供する。該スプリンクラーの配布は、ペーパー刊行物及びオンライン刊行物の少なくとも1つで、資格付与されたスプリンクラーの情報を出版する過程を有してもよい。更に、オンライン刊行物での出版は、少なくとも第2コンピュータ処理デバイスと通信するネットワークに接続されるのが好ましい例えば、サーバーの様な第1コンピュータ処理デバイス上で、該資格付与されたスプリンクラーについてデータアレイを取り仕切る過程を有するのがよい。該取り仕切る過程は更に、リスト記載機関要素、Kファクターデータ要素、温度定格データ要素及びスプリンクラーデータ構成要素を有するようデータアレイを構成する過程を有する。該データアレイを構成する過程は好ましくは、該リスト記載機関要素を、ユーエル(UL)及び/又は工場相互(FM)承認(以下”FM”と呼ぶ)の少なくとも1つとして構成する過程、該Kファクターデータ要素を約17であるとして構成する過程、該温度定格データ要素を約141℃(約286°F)であると構成する過程、そして該スプリンクラー形状データ要素をアップライトとして構成する過程、を有する。データアレイを取り仕切る過程は更に、該ドライ天井専用スプリンクラーシステム用のパラメーターを識別する過程を有するが、該パラメーターはスプリンクラーの数及び/又はスプリンクラーからスプリンクラーの間隔を含む水力学的設計面積、最も水力学的に遠隔のスプリンクラーまでの最大流体供給遅延時間、そして該最も水力学的に近接したスプリンクラーまでの最小流体供給遅延時間、を有している。
更に、本発明の好ましい実施例により、火災防護配置の供給用のスプリンクラーシステムが提供される。該システムは好ましくはネットワーク上で少なくとも第2コンピュータ処理デバイスと通信する第1コンピュータ処理デバイスと、該第1コンピュータ処理デバイスに記憶されるデータベースと、を有するのがよい。好ましくは、該ネットワークはWAN(ワイドエリアネットワーク)、LAN(ローカルエリアネットワーク)及びインターネットの少なくとも1つであるのがよい。該データベースは好ましくは複数のデータアレイを有するのがよい。該第1データアレイは好ましくは倉庫占有部用のドライ天井専用火災防護システムで使うためのスプリンクラーを識別するのがよい。該第1データアレイは好ましくはKファクター、温度定格、及び水力学的設計面積を有するのがよい。該第2データアレイは好ましくは貯蔵商品を識別するのがよく、該第2データアレイは好ましくは商品分類、貯蔵物形状及び貯蔵物高さを有するのがよい。該第3データアレイは好ましくは該最も水力学的に遠隔のスプリンクラーへの供給時刻用の最大流体供給遅延時間を識別し、該第3データアレイは該第1及び第2データアレイの関数であるのがよい。該第4データアレイは好ましくは該最も水力学的に近接したスプリンクラーへの供給時刻用の最小流体供給遅延時間を識別し、該第4データアレイは該第1及び第2データアレイの関数であるのがよい。1つの好ましい実施例では、該データベースは、例えば、htmlファイル、pdf、又は編集可能なテキストファイル、の少なくとも1つの様な、電子的データシートとして構成される。該データベースは更に、該第1データアレイのスプリンクラーで使用するためのライザー組立体を識別する第5データアレイを有し、そしてなお更に、該第5データアレイの該制御バルブを該第1データアレイのスプリンクラーと接続するためのパイピングシステムを識別する第6データアレイを有する。
[発明を実施するための形態]
包囲及び浸水構成で火災に取り組むよう構成された火災防護システム
図1で見られる好ましいドライスプリンクラーシステム10は倉庫面積又は占有部70内の貯蔵商品50の防護用に構成される。該システム10は1次水制御バルブ16により相互に接続されるのが好ましいウェット部分12とドライ部分14を有するパイプのネットワークを備えるが、該バルブはディルージ又はプリアクションバルブ又は代わりに、空気対水比率バルブであるのが好ましい。該ウェット部分12は好ましくは、例えば水道本管の様な消火液体源に接続されるのがよい。ドライ部分14は空気又は他のガスで充たされたパイプのネットワークにより相互接続されたスプリンクラー20のネットワークを有する。単独の、又はもう1つの制御機構と組み合わされた該ドライ部分内の空気圧は、該1次水制御バルブ16の開/閉状態を制御する。該1次水制御バルブ16の開き動作は、開いたスプリンクラー20を通して放出されるよう、該ウェット部分12から該システムのドライ部分14内へ水をリリースする。該ウェット部分12は更に、望ましい流量及び/又は圧力で、水を該ドライ部分14へ供給するために、例えばポンプ、又は逆流防止器、の様な追加デバイス(示されてない)を有してもよい。
該好ましいスプリンクラーシステム10は、図1に示す様に、好ましいスプリンクラー動作面積26で貯蔵面積70内の火災伸展72に取り組むことにより貯蔵商品50を防護するよう構成される。スプリンクラー動作面積26は好ましくは該火災伸展72により熱的にトリガーされた最小数の賦活スプリンクラーにより規定されるのがよく、該スプリンクラーは火災現象又は伸展72を包囲、浸水させる。特に、該好ましいスプリンクラー動作面積26は、該火災を上から圧倒し、鎮圧するために、適当な流れ特性、すなわち、流量及び/又は圧力、を有する或る容積の水又は他の消火流体を供給するよう構成された最小数の賦活され、適当に隔てられたスプリンクラーにより形成される。該動作面積26を規定する熱的に賦活されたスプリンクラー20の数は、該システム10のドライ部分14の利用可能スプリンクラー20の合計数より実質的に少ないのが好ましい。該スプリンクラー動作面積26を形成する賦活されたスプリンクラーの数は、火災に有効に取り組むため、そして更に該システムからの水放出の程度を最小化するため、の両面で最小化される。ここで使われる”賦活された”は該スプリンクラーが水の供給用の開いた状態にあることを意味する。
動作時、該天井専用ドライスプリンクラーシステム10は包囲及び浸水効果で火災に取り組むよう構成され、少なくとも1つのスプリンクラーの熱的賦活で、下の火災に最初に応答することが好ましい。該スプリンクラー20が賦活されると、該パイプネットワークの圧縮した空気又は他のガスがエスケープし、単独で、又は、煙又は火災指示器と組み合わされて、1次水制御バルブ16をトリップして、開く。該開いた1次水制御バルブ16は、水又は他の消火流体が、該パイプネットワークを充たし、賦活されたスプリンクラー20へ進むことを可能にする。該水が該システム10のパイピングを通過する時、該倉庫面積70内の水の不在、もっと特定すると、設計動作放出圧力の水の不在は、該火災が伸展することを可能にして、追加熱を該倉庫面積70内へリリースする。水が結局該賦活スプリンクラーのグループ20に達し、好ましい動作範囲26から該火災上に放出を始め、動作圧力へ形成するが、なお該熱リリースレートの継続的増加を可能にする。該追加された熱は、最初にトリガーされたスプリンクラーに近い追加的スプリンクラーの熱的トリガーを続け、望ましいスプリンクラー動作面積26と該火災を包囲、浸水させる形状を規定するのが好ましい。該水放出は、該火災を圧倒し、鎮圧するために、包囲、浸水構成の該動作面積26からのフル動作圧力に達する。ここで使われる時、”包囲及び浸水”は、熱リリースレートを急速に減ずるために燃焼面積を水の放出で実質的に包囲することを意味する。更に、該システムは、動作面積26を形成する全部の賦活スプリンクラーが、予め決められた時間以内に好ましく賦活されるよう構成される。特に、最後に賦活されるスプリンクラーは該システム10内の第1の熱的なスプリンクラー賦活に続く10分以内に生じる。更に好ましくは、該最後のスプリンクラーは、該システム10の第1のスプリンクラー賦活の、8分以内に賦活される、より好ましくは該最後のスプリンクラーは5分以内に賦活されるのがよい。
該流体供給遅延時間を最小化する又は取り除くことは水を倉庫面積70内に早過ぎて導入することになり、火災伸展を抑制し、望ましいスプリンクラー動作面積26の形成を妨げる。しかしながら、水を該倉庫面積70内に余り遅く導入することは、該システム10が該火災を適当に圧倒し、鎮圧出来ないか、或いは精々該熱リリースレートの伸展を緩慢にするのに役立つに過ぎないように、火災が非常に大きく伸展することを可能にする。従って、該システム10は、該火災を包囲、浸水させるのに充分なスプリンクラー動作面積26を有効に形成するために、適切な長さの水又は流体供給遅延時間を必ず必要とする。望ましいスプリンクラー動作面積26を形成するために、スプリンクラーシステム10は適切に構成された流体供給遅延時間を有する少なくとも1つのスプリンクラー20を備える。より好ましくは、充分な数のスプリンクラー20がシステム10内のどこにでも該火災伸展72を包囲、浸水させるのに充分なスプリンクラー動作面積26を形成するよう熱的に賦活されることを保証するために、該システム10内の各スプリンクラーは適切に構成された流体供給遅延時間を有するのがよい。該流体供給遅延時間は好ましくは、システム動作圧力で、少なくとも1つのスプリンクラー20の熱的賦活に続く瞬間から、望ましいスプリンクラー動作面積26を形成する1つ以上のスプリンクラーからの流体放出の瞬間まで、測定されるのがよい。該流体供給遅延時間は、スプリンクラーの下の火災に応答する少なくとも1つのスプリンクラー20の熱的賦活に続いて、該火災が、水又は他の消火流体の導入により妨げられないことを可能にする。発明者は、該流体供給遅延時間が、最終の伸展する火災が最初にトリガーされたスプリンクラー20に隣接する、近接した又はそれを取り囲む追加のスプリンクラーを熱的にトリガーするように、構成され得ることを見出した。最終スプリンクラー賦活からの水放出は、該火災を囲み、浸水させ、それにより圧倒し鎮圧する望ましいスプリンクラー動作面積26を規定する。従って、動作面積26の寸法は該流体供給遅延時間の長さに直接関係付けられるのが好ましい。該流体供給遅延時間が長い程、より大きい最終スプリンクラー動作面積26を形成する、より多くのスプリンクラー賦活に帰着する大きな火災伸展になる。逆に、該流体供給遅延時間が短い程、最終動作面積26は小さくなる。
該流体供給遅延時間は好ましくは第1のスプリンクラー賦活に続く流体進行時間の関数であるのがよいので、該流体供給遅延時間は好ましくは、1次水制御バルブ16用のトリップ時間、該システム通過の水移行時間、及び圧縮、の関数であるのがよい。流体供給遅延のこれらの要因は、引用によりその全体が組み込まれる非特許文献9で更に徹底して論じられる。該バルブトリップ時間は一般にライン内の空気圧、アクセレレーターの有無、そして空気対水比率バルブの場合、該バルブトリップ圧力、により制御される。更に、該1次制御バルブ16から該賦活されるスプリンクラーまでの流体移行時間が該流体供給遅延時間に影響を与える。該移行時間は流体源圧力、該パイピング内の空気/ガスそしてシステムパイピングの容積と配置により指示される。圧縮は、賦活されたスプリンクラーへの水の到達から、放出する水又は消火流体圧力がスプリンクラー用の最小動作圧力付近又はそれより上に保持される瞬間まで、の時間のメザーである。
好ましい流体供給遅延時間は設計された又は強制的な遅延であり、好ましくは規定された持続時間であるのがよいので、それは現在のドライスプリンクラーシステムで経験されるどんなランダムな及び/又は固有の遅延とは異なる、ことは理解されるべきである。特に、該ドライ部分14は、例えば、システム容積、パイプ距離及び/又はパイプサイズを修正又は構成することにより、望ましい遅延をもたらすよう設計され、配置されてよい。
該ドライ部分14とそのパイプのネットワークは好ましくは1次水制御バルブ16に接続された主ライザーパイプと、1つ以上の離れ隔てられたブランチパイプ24が接続される主パイプ22と、を有するのがよい。パイプのネットワークは更に該ネットワークの部分を接続し該ドライ部分14内にループ、及び/又は、ツリーブランチ形状を形成するために、コネクター、エルボー及びライザー他の様な配管部品を有する。従って、該ドライ部分14は該ドライ部分の1つのセクションから該ドライ部分のもう1つのセクションへの種々の上昇又は傾斜の移行を有する。スプリンクラー20は好ましくは望ましいスプリンクラー間隔を形成するために離れ隔てられたブランチパイプ24に設置されたり、それに沿うよう隔てられるのがよい。
スプリンクラーからスプリンクラーの間隔は約1.8m(6フィート)×約1.8m(6フィート)、約2.4m(8フィート)×約2.4m(8フィート)、約3.05m(10フィート)×約3.05m(10フィート)、約6.1m(20フィート)×約6.1m(20フィート)とすることが出来て、そしてシステムの水力学的設計要求により、それらの何等かの組み合わせ、或いはそれらの間の範囲を取ってもよい。該ドライ部分14の構成に基づき、スプリンクラー20のネットワークは、ウェット部分12をドライ部分14から分離する1次水制御バルブ16に対して、少なくとも1つの水力学的に遠隔の、又は水力学的に最も厳しい要求のスプリンクラー21と、少なくとも1つの水力学的に近接した、又は水力学的に最も軽度の要求のスプリンクラー、すなわち最小の遠隔さのスプリンクラーを有する。一般に、構成されたドライスプリンクラーシステム内で使うのに好適なスプリンクラーは包囲及び浸水効果で火災に取り組むために充分な容積、冷却そして制御を提供する。特に、該スプリンクラー20は好ましくは約11から約36に及ぶKファクターを有するアップライトの特定用途向け倉庫用スプリンクラーであるのがよいが、しかしながら、代わりに、スプリンクラー20はドライペンダントスプリンクラーとして構成されてもよい。好ましくは、該スプリンクラーは16.8の公称Kファクターを有するのがよい。当該技術で理解されている様に、公称Kファクターは、引用によりここに特に組み入れられるNFPA−13(非特許文献4)の表6.2.3.1で提供されるスプリンクラー放出特性を識別する。代わりに、該スプリンクラー20は、それらがシステムの要求による流体流れを供給するようシステム内に設置され構成されるならば、どんな公称Kファクターのものであってもよい。特に、該スプリンクラー20は、もし該スプリンクラーが28より大きい公称Kファクターを有するなら、該スプリンクラーが、引用により特にここに組み入れられるNFPA−13のセクション6.2.3.3により要求される様に、公称5.6のKファクターのスプリンクラーと比較した時、100%インクレメントだけ流れを増やすと言う条件で、11.2、14.0、16.8、19.6,22.4,25.2,28.0、36又はそれ以上の公称Kファクターを有してもよい。更に、該スプリンクラー20は、引用により特にここに組み入れられるNFPA−13のセクション12.1.13により指定されてもよい。好ましくは、該スプリンクラー20が約141℃(286°F)で熱的にトリガーされるよう構成されるが、しかしながら該スプリンクラーは約141℃(286°F)より高い温度定格を有する与えられた倉庫応用に好適な温度定格を有するよう指定されてもよい。該スプリンクラー20はかくして、引用により特にここに組み入れられるNFPA−13の表6.2.5.1にリスト記載された温度定格及び分類の範囲内で指定されてもよい。加えて、該スプリンクラー20は約1034hPa(15psi)より大きい、好ましくは約1034hPa(約15psi)から約4137hPa(約60psi)に及ぶ、より好ましくは約1034hPa(約15psi)から約3103hPa(約45psi)に及ぶ、なおもっと好ましくは約1379hPa(約20psi)から約2413hPa(約35psi)に及ぶ、そして更になおもっと好ましくは約1517hPa(約22psi)から約2069hPa(約30psi)に及ぶ動作圧力を有するのがよい。
好ましくは、該システム10は最大の強制的流体供給遅延時間と最小の強制的流体供給遅延時間とを有するよう構成される。該最小及び最大の強制的流体供給遅延時間はここで下記により詳細に説明される様に受け入れ可能な遅延時間の範囲から選択されてもよい。該最大の強制的流体供給遅延時間は、少なくとも1つの水力学的に遠隔のスプリンクラー21の熱的賦活に続き、システム動作圧力で該少なくとも1つの水力学的に遠隔のスプリンクラー21からの放出の瞬間まで、の時間である。該最大の強制的流体供給遅延時間は、図1Aに略図で示す様に、火災伸展72を包囲、浸水させるのに有効な該システム10用の最大スプリンクラー動作面積27を一緒に形成するのに充分な数の該最大の水力学的に遠隔のスプリンクラー21を囲むスプリンクラーの熱的賦活を可能にする、該最大の水力学的に遠隔のスプリンクラー21の熱的賦活に続く、時間の長さを規定するよう構成されるのが好ましい。
最小の強制的流体供給遅延時間は、少なくとも1つの水力学的に近接したスプリンクラー23への熱的賦活に続く、システム動作圧力で該少なくとも1つの水力学的に近接したスプリンクラー23からの放出の瞬間まで、の時間である。該最小の強制的流体供給遅延時間は、火災伸展72を包囲、浸水させるのに有効な該システム10用の最小スプリンクラー動作面積28を一緒に形成するのに充分な数の該最も水力学的に近接したスプリンクラー23を囲むスプリンクラーの熱的賦活を可能にする、該最も水力学的に近接したスプリンクラー23の熱的賦活に続く、時間の長さを規定するよう構成されるのが好ましい。好ましくは、最小スプリンクラー動作面積28は、該最も水力学的に近接したスプリンクラー23を有する臨界数のスプリンクラーにより規定されるのがよい。該臨界数のスプリンクラーは、倉庫面積70内に水を導入出来て、火災伸展に影響を与えるが、なお該火災が伸展を続けそして該伸展する火災を包囲、浸水させるために望ましいスプリンクラー動作面積26を形成するよう追加数のスプリンクラーをトリガーすることを可能にする、最小数のスプリンクラーとして規定される。
それぞれ該最も水力学的に遠隔な及び近接したスプリンクラー21,23に於ける、影響された該最大及び最小流体供給遅延時間と共に、該最も水力学的に遠隔なスプリンクラー21と最も水力学的に近接したスプリンクラー23の間に配置された各スプリンクラー20は、該最大の強制的流体供給遅延時間及び最小の強制的流体供給遅延時間の間の範囲内の流体供給遅延時間を有する。該最大及び最小流体供給遅延時間がそれぞれ該最大及び最小スプリンクラー動作面積27,28内で生ずると言う条件で、各スプリンクラーの流体供給遅延時間は、包囲及び浸水構成で伸展する火災72に取り組むスプリンクラー動作面積26の形成を実現する。
スプリンクラー20の流体供給遅延時間は好ましくは、1次水制御バルブ16からのスプリンクラー距離又はパイプ長さの関数であり、更にシステム容積(トラップされた空気)及び/又はパイプサイズの関数であるのがよい。代わりに、該流体供給遅延時間は、該1次水制御バルブ16から該熱的に賦活されるスプリンクラー20までの水の供給を遅延させるよう構成された流体制御デバイスの機能であってもよい。又該強制的流体供給遅延時間は、例えば、該システム10を通しての水供給ポンプ及び他の部品の水の要求及び流れの要求を含む該システム10の幾つかの他の要因の関数であってもよい。指定される流体供給遅延時間をスプリンクラーシステム10に組み込むために、最も水力学的に遠隔のスプリンクラー21が最大の強制的流体供給遅延時間を経験し、最も水力学的に近接したスプリンクラー23が最小の強制的流体供給遅延時間を経験するように、決定された長さ及び断面積のパイピングが該システム10に組み込まれるのが好ましい。代わりに、該パイピングシステム10は、最も水力学的に遠隔のスプリンクラー21が最大の強制的流体供給遅延時間を経験し、最も水力学的に近接したスプリンクラー23が最小の強制的流体供給遅延時間を経験するように、例えば、アクセレレーター又はアキュムレーター、の様な何等かの他の流体制御デバイスを有してもよい。
代わりに、該システム10を、最も水力学的に遠隔のスプリンクラー21が最大の強制的流体供給遅延時間を経験し、最も水力学的に近接したスプリンクラー23が最小の強制的流体供給遅延時間を経験するように、構成するために、該システム10が、該システム10内の各スプリンクラーが該最大の強制的流体供給遅延時間及び最小の強制的流体供給遅延時間により規定される遅延の間又は遅延の範囲内に入る流体供給遅延時間を経験するよう構成されてもよい。従って、該システム10は、該最大の流体供給遅延時間を組み込む場合に期待されるより小さい最大スプリンクラー動作面積27を形成してもよい。更に、該システム10は最小の流体供給遅延時間が使われる場合に期待されるより大きい最小スプリンクラー動作面積28を経験してもよい。
伸展する火災72及びスプリンクラー賦活応答に影響を与える種々の要因を図解する倉庫面積70内のシステム10のそれぞれ平面図、側面図及びオーバーヘッド図が図2A−2Cで略図で示される。該システム10のスプリンクラー20の熱的賦活は、例えば、伸展する火災からの熱リリース、倉庫面積70の天井高さ、該天井に対するスプリンクラー配置、商品50の分類そして該商品50の貯蔵物高さ、を含む幾つかの要因の関数である。特に、倉庫面積70内に設置されたドライパイプスプリンクラーシステム10は、天井高さH1を有する天井の下に懸垂された天井専用ドライパイプスプリンクラーシステムとして示されている。該天井は、平坦な天井、水平天井、傾斜天井又はそれらの組み合わせの何れか1つを有するどんな形状であってもよい。天井高さは好ましくは、防護されるべき面積内の、床と、上の天井(又はルーフデッキ)の下側と、の間の距離により規定されるのがよく、より好ましくは床と、上の天井(又はルーフデッキ)の下側と、の間の最大高さを規定するのがよい。個別スプリンクラーは好ましくは距離Sに天井から配置されるデフレクターを有するのがよい。倉庫面積70内には、NFPA−13で規定されるクラスI,II,III又はIV商品、代わりにグループA、グループB、又はグループCプラスチックス、エラストマー、そしてゴムの、又は更には、その特徴つけられた燃焼動作を有し得る代わりのどんな種類の商品での、何れかの1つを含み得る、好ましくは、タイプCの商品アレイ50として構成された貯蔵商品が配置されるのがよい。該アレイ50は、引用により特にここに組み込まれるNFPA−13のセクション3.9.1で提供され、規定される1つ以上のパラメーターにより特徴付けられてもよい。該アレイ50は天井クリヤランスLを規定するために貯蔵物高さH2まで収納される。該貯蔵物高さは好ましくは該貯蔵物の最大高さを規定するのがよい。該貯蔵物高さは代わりに貯蔵物形状を適当に特徴つけるよう規定されてもよい。好ましくは、該貯蔵物高さH2は約6.1m(20フィート)以上であるのがよい。加えて、該貯蔵されたアレイ50は好ましくはマルチローラック貯蔵形状、より好ましくはダブルローラック貯蔵形状がよいが、例えば、オンフロア、固体棚無しラック、パレット化、ビンボックス、棚又はシングルローラック、の様な他の貯蔵形状も可能である。該倉庫面積は又同じ又は異なる構成では、通路幅Wで隔てられた同じ又は異なる商品の追加貯蔵物を有してもよい。
システム10内への組み込み用の最小及び最大流体供給遅延時間と、その間の利用可能な範囲を識別するために、特定のスプリンクラーシステム、商品、貯蔵物高さ、そして倉庫面積天井高さ、用に、予測スプリンクラー賦活応答プロフアイルが利用される。好ましくは、倉庫空間70内のドライスプリンクラーシステム10用の該予測スプリンクラー賦活応答プロフアイルは、例えば、図4で見られる様に、伸展する火災72の熱リリースプロフアイルを変える水の導入無しに、時間に亘るシミュレートされた伸展する火災燃焼に応答してシステム10内の各スプリンクラー20についての予測熱賦活時刻を示すのがよい。これらのプロフアイルから、システムオペレーター又はスプリンクラー設計者は、火災現象を包囲、浸水させるために最初のスプリンクラー賦活に続いて、上記説明の該最大及び最小スプリンクラー動作面積27,28を形成するのにどれだけ長い時間が掛かるかを予測又は近似することが出来る。望ましい最大及び最小スプリンクラー動作面積27,28の指定と、該予測プロフアイルの展開はここで下記でもっと詳細に説明される。
該予測プロフアイルはシステム10内の何等かの数のスプリンクラー20を熱的に賦活する時間を示すので、ユーザーは、最大及び最小の流体供給遅延時間を決定するためにスプリンクラー賦活プロフアイルを使うことが出来る。該最大の流体供給遅延時間を識別するために、設計者又は他のユーザーは、第1のスプリンクラー賦活から、指定された最大スプリンクラー動作面積27を形成する数のスプリンクラーが熱的に賦活される瞬間までの間の経過時間を識別するよう、該予測スプリンクラー賦活プロフアイルに頼ることが出来る。同様に、最小の流体供給遅延時間を識別するために、設計者又は他のユーザーは、第1のスプリンクラー賦活から、指定された最小スプリンクラー動作面積28を形成する数のスプリンクラーが熱的に賦活される瞬間までの間の経過時間を識別するために該予測スプリンクラー賦活プロフアイルに頼ることが出来る。該最小及び最大の流体供給遅延時間は該システム10内の少なくとも1つのスプリンクラー動作面積26を形成するために該システム10に組み込まれ得る流体供給遅延時間の範囲を規定する。
上記説明のドライスプリンクラーシステム10は倉庫占有部の防護で伸展する火災を圧倒し、鎮圧するためにスプリンクラー動作面積26を形成するよう構成される。発明者は、ドライスプリンクラーシステム内の強制的流体供給遅延時間を使うことにより、スプリンクラー動作面積が包囲、浸水構成で火災に応答するよう構成され得ることを見出した。該強制的流体供給遅延時間は、該システムが何れかの賦活されるスプリンクラーへの水又は他の消火用流体の供給をその間遅延させる予測又は設計された時間であるのが好ましい。スプリンクラー動作面積で構成されるドライスプリンクラーシステム用の該強制的流体供給遅延時間は従来のドライパイプ供給設計法の下で強制される最大放水時間とは異なる。特に、該強制的流体供給遅延時間は、水が包囲、浸水させるスプリンクラー動作面積を形成するよう決められた瞬間又は規定された時間に賦活されたスプリンクラーから放出されることを保証する。
予測熱リリース及びスプリンクラー賦活プロフアイルの発生
倉庫空間70内に配置された与えられたスプリンクラーシステム用の最大及び最小の流体供給遅延時間を識別するために該予測スプリンクラー賦活プロフアイルを発生するために、該空間70内の火災伸展がモデル化され、該伸展する火災からの熱リリースが或る時間に亘りプロフアイル化される。同じ時間に亘って、スプリンクラー賦活応答が計算され、解かれ、そしてプロットされる。図3のフローチャートは、流体供給遅延時間の決定で使われる熱リリース及びスプリンクラー賦活の予測プロフアイルを発生する好ましい過程80を示し、図4は図解された予測熱リリース及びスプリンクラー賦活プロフアイル400を示す。該予測プロフアイルの展開はスプリンクラーシステム下のシミュレートされた火災シナリオ内で防護されるべき商品のモデル化を含む。火災シナリオをモデル化するために、モデル化されるべき該システムの少なくとも3つの物理的側面、すなわち(i)モデル化される該シナリオの幾何学的配置、(ii)該シナリオに関与する燃焼材料の燃料特性、そして(iii)商品を防護するスプリンクラーシステムのスプリンクラー特性、が考慮される。該モデルは好ましくは計算的に開発されるのがよく、従って倉庫空間を物理的ドメインから計算ドメインに変換するために、非物理的、数値的特性も又考慮されねばならない。
計算モデル化は上記説明の様にFDSを用いて行われるのが好ましく、それは伸展する火災から熱リリースを予測し、更にスプリンクラー賦活時刻を予測する。FDSで火災をモデル化するための機能的能力と要求を説明するNIST刊行物が現在利用可能である。これらの刊行物は非特許文献10及び11を含み、その各々は引用によりその全体で組み入れられる。代わりに、そのシミュレーターがスプリンクラー賦活又は検出を予測出来る限り、どんな他の火災モデリングシミュレーターが使われてもよい。
非特許文献11で説明される様に、FDSは火災で駆動される流体流れの計算流体力学(CFD)モデルである。該モデルは低速の、熱的に駆動された流れ用のナビア−ストークの式の形を、火災からの煙及び熱伝達に力点を置いて数値的に解く。質量、運動量及びエネルギーの質量保存の方程式の偏導関数が有限差分で近似され、そして解が3次元、直線格子上で時間的に更新される。従って、数値的格子についての情報がFDSにより要求される入力パラメーター内に含まれる。該数値的格子は全ての幾何学的特徴が適合せねばならない1つ以上の直線的メッシュである。更に該計算ドメインは、燃焼が起こる燃料アレイ内の面積ではより精細化されるのが好ましい。この領域の外側、計算が予測される熱及び質量輸送に限定される範囲では、該格子は精細化が下がってもよい。一般に、計算格子は、モデル化される商品間の縦及び横のダクト空間内で少なくとも1つ以上、好ましくは2つ又は3つの完全な計算エレメントを可能にするよう充分に分解されるべきである。該メッシュ格子の個別エレメントのサイズは均一としてもよいが、しかしながら好ましくは、個別エレメントは、100と150mmの間の寸法を有する最大辺と、0.5より小さいアスペクト比と、を備える直交エレメントであるのがよい。
予測モデル化方法の第1過程82で、商品は、シナリオの幾何学的配置パラメーターを考慮するために貯蔵形状でモデル化されるのが好ましい。これらのパラメーターは好ましくは、可燃材料の位置とサイズ、伸展する火災の点火位置、そして天井高さ及び囲み容積の様な他の倉庫空間変数を含むのがよい。加えて、該モデルは好ましくは、アレイローの数を含む貯蔵アレイ構成、個別商品貯蔵パッケージの商品アレイ高さ及びサイズを含むアレイ寸法及び換気形状を説明する変数を有するのがよい。
1つモデリング例では、FDS研究で説明される様に、グループAプラスチックの防護用入力モデルは約33.5m(110フィート)×約33.5m(110フィート)の倉庫面積、約6.1m(20フィート)から約12.2m(40フィート)に及ぶ天井高さのモデル化を含む。該商品は長さ約10.1m(33フィート)×幅約2.3m(7−1/2フィート)の寸法のダブルローラック貯蔵商品としてモデル化される。該商品は約7.6m(25フィート)と約12.2m(40フィート)の間の長さを含む種々の高さでモデル化された。
モデリング過程84で、該スプリンクラーシステムは、スプリンクラータイプの様なスプリンクラー特性、スプリンクラー位置と間隔、スプリンクラーの合計数、そして天井からの設置距離、を含むようモデル化される。計算ドメインの合計の物理的サイズは好ましくは、流体供給の前の予想スプリンクラー動作数により指令されるのがよい。更に、シミュレートされる天井及び組み合わせスプリンクラーの数は、該シミュレートされる天井の周辺付近に非賦活スプリンクラーの少なくとも1つの連続リングがあるように充分多いことが好ましい。一般に、外側壁は結果が限定されない容積で成立するよう、該シミュレーションから排除されてもよいが、しかしながら、もし研究下の形状が比較的小さな容積に限定されるなら、該壁が含まれるのが好ましい。例えば、機能的応答時間インデックス(RTI)及び賦活温度、の様なスプリンクラーの熱的特性は、含まれるのが好ましい。好ましくは、モデル化されたスプリンクラーの熱的要素用のRTIが該スプリンクラー内へのその設置の前に既知であるのがよい。スプリンクラーの水スプレイ構造及び流量に関する詳細を含む追加のスプリンクラー特性がモデルを発生するために規定されてもよい。再び該FDS研究に言及すると、例えば、該スプリンクラーシステムは、合計144のスプリンクラー用に、約3.05m(10フィート)×約3.05m(10フィート)の間隔でセントラルスプリンクラーのELO−231スプリンクラーの12×12のグリッドでモデル化された。該スプリンクラーは、約300(0.305m−s)1/2{300(ft−sec)1/2}のRTIを有し約141℃(286°F)の賦活温度でモデル化された。該FDS研究内のスプリンクラー格子は、天井から2つの異なる高さ、約25.4cm(10インチ)と約10.2cm(4インチ)、で配置された。
予測熱リリース及びスプリンクラー賦活の展開への第3の側面86は好ましくは時間に沿う商品貯蔵アレイ内に配置された火災をシミュレートする過程を提供する。特に、該モデルはモデル化されるべき可燃材料の点火及び燃焼動作を説明する燃料特性を有する。一般に、燃料の動作を説明するために、燃料内への熱伝達の精密な記述が要求される。
シミュレートされる燃料質量は、熱的に厚い、すなわち温度勾配が商品の質量を通して確立されるか、又は、熱的に薄い、すなわち均一な温度が商品の質量を通して確立されるか、何れかとして取り扱われてもよい。例えば、倉庫に典型的な、カードボードボックスの場合、カードボードボックスはその断面を通して均一温度を有し、すなわち熱的に薄い、と取られてよい。標準クラスII、クラスIII及びグループAプラスチック、の様な熱的に薄い、固体の、クラスA燃料を特徴付ける燃料パラメーターは好ましくは、(i)単位面積当たり熱リリース、(ii)比熱、(iii)密度、(iv)厚さそして(v)点火温度、を有するのがよい。単位面積当たり熱リリースのパラメーターは該燃料の内部構造の特定の詳細が無視され、該燃料の合計容積が、燃焼すると予測される燃料表面積のパーセンテージに基づく既知エネルギー出力を有する均一質量として扱われることを可能にする。比熱は該燃料の1単位質量の温度を1単位温度だけ高めるに要する熱量として規定される。密度は該燃料の単位容積当たりの質量、厚さは該商品の表面の厚さである。点火温度は該表面が点火源の存在下で燃焼を始める温度として規定される。
燃料の固体束の様な熱的に薄いとして扱われ得ない燃料用に、追加の又は代わりのパラメーターが要求される。該代わりの又は追加のパラメーターは、熱を伝導する材料の能力を測る熱伝導率である。特徴付けられる特定燃料により他のパラメーターが要求されてもよい。例えば、液体燃料は固体燃料と非常に異なる仕方で扱われる必要があり、結果として、該パラメーターは異なる。或る燃料又は燃料構成に特定的な他のパラメーターは(i)表面により発射される放射と、同じ温度の黒体により発射される放射の比である、放射率、そして(ii)その沸点で単位質量の液体を温度上昇無しに蒸気に変換するに要する熱量として規定される、蒸発熱、を含む。上記パラメーターの何れの1つも固定値でなく、代わりに、時刻、又は熱流束又は温度の様な他の外部影響により変化してもよい。これらの場合、該燃料パラメーターは、表フォーマットでの様な特性の既知の変動と両立する仕方で、又は該パラメーターへの(典型的に)線形の数学関数を適合することにより説明される。
一般に、商品の各パレットは、パレット及び物理的ラックの詳細を省略して、燃料の均質パッケージとして扱われてよい。商品クラスに基づく例示的燃焼パラメーターは下記の様に燃焼パラメーター表で抄録される。
Figure 2009516533
火災シミュレーションから、該FDSソフトウエア又は他の計算コードは過程88、90で提供される様に各単位の時刻について、熱リリースと、1つ以上のスプリンクラー賦活を含む最終熱効果と、を解く。該スプリンクラー賦活は同時でもシーケンシャルでもよい。該熱リリース解が貯蔵商品を通しての火災伸展のレベルを規定することが更に理解されるべきである。モデル化されたスプリンクラーは該熱リリースプロフアイルに応答して熱的に賦活されることが更に理解される。従って、与えられる火災伸展について、熱的に賦活される、又は開く、スプリンクラーの対応する数がある。再び、該シミュレーションは好ましくは、スプリンクラー賦活時、水が供給されないことをもたらすのがよい。水の放出の無いスプリンクラーをモデル化することは、該熱リリースプロフアイルと、従って火災伸展が水の導入により変えられないことを保証する。該熱リリース及びスプリンクラー賦活の解は、例えば図4で見られる様に、過程88,90で時間ベースの予測熱リリース及びスプリンクラー賦活プロフアイル400としてプロットされるのが好ましい。代わりに、又は該熱リリース及びスプリンクラー賦活プロフアイルに加えて、該スプリンクラー賦活の略図プロットが発生され、貯蔵アレイ及び点火点に対する賦活スプリンクラーの配置、賦活の時刻そして賦活時の熱リリースを示す。
図4の予測プロフアイル400は予測熱リリースプロフアイル402と予測スプリンクラー賦活プロフアイル404の図解例を提供する。特に、予測熱リリースプロフアイル402は、モデル化された火災シナリオ内の貯蔵された商品からの、キロワット(KW)で測った時間に沿う倉庫面積70内の予想される熱リリース量を示す。該熱リリースプロフアイルは、該火災が商品を通して燃える時の、該火災の伸展の特性を提供し、例えば、英熱単位{ビーテーユーエス(BTUs)}の様な他のエネルギー単位で測定されてもよい。該火災モデルは好ましくは、時間に沿った予想又は計算された熱リリースでの変化を解くことにより倉庫面積70内の商品50を通しての伸展する火災燃焼を特徴つけるのがよい。予測スプリンクラー賦活プロフアイル404は設計の又はユーザー指定の最大スプリンクラー動作面積27を規定する点を含んで示される。指定された最大スプリンクラー動作面積27は、例えば、約185平方メートル(約2000平方フィート)であるよう指定され、それは約3.05m(10フィート)×約3.05(10フィート)スプリンクラー間隔に基づき20のスプリンクラー賦活と等価である。該最大スプリンクラー動作面積27をここで下記で詳細に説明される。スプリンクラー賦活プロフアイル404は最大の流体供給遅延時間Δtmaxを示す。時刻tは最初のスプリンクラー賦活の瞬間により規定され、そして好ましくは、最大の流体供給遅延時間Δtmaxは時刻ゼロtから、図4に見られる様に、ユーザー指定の最大スプリンクラー動作面積27の80%が賦活される瞬間まで測定される。この例で、最大スプリンクラー動作面積27の80%は16のスプリンクラー賦活の点で起こる。時刻ゼロt0から測定されて、該最大流体供給遅延時間Δtmaxは約12秒である。80%最大スプリンクラー動作面積の点に最大流体供給遅延時間を設定することは、システム10内への水導入と、該最大スプリンクラー動作面積27からの放出時のシステム圧力の形成、すなわち圧縮と、を許容する緩衝時間を提供する。代わりに、該最大の流体供給遅延時間Δtmaxは該指定最大スプリンクラー動作面積27の100%の熱的賦活の瞬間で規定されてもよい。
該予測スプリンクラー賦活402は又最小のスプリンクラー動作面積28が形成され、それにより更に最小の流体供給遅延時間Δtminを規定する点を規定する。好ましくは。該最小スプリンクラー動作面積28が該システム10用の臨界数のスプリンクラー賦活により規定されるのがよい。該臨界数のスプリンクラー賦活は、追加数のスプリンクラーが、包囲及び浸水構成用に完全なスプリンクラー動作面積26を形成するよう熱的に賦活されるべく、該火災が応答して伸展し続ける、水又は液体放出で火災に取り組む最小初期スプリンクラー動作面積により規定されるのが好ましい。臨界数のスプリンクラーの形成の前に倉庫面積内に水を導入することは、恐らく火災伸展を妨げ、それにより該最小スプリンクラー動作面積での全ての臨界数のスプリンクラーの熱的賦活を防止する。該臨界数のスプリンクラー賦活は好ましくはスプリンクラーシステム10の高さにより左右されるのがよい。例えば、該スプリンクラーシステムまでの高さが約9.1m(30フィート)より低い場合、該臨界数のスプリンクラー賦活は約2から4スプリンクラーである。スプリンクラーシステムが約9.1m(30フィート)以上の高さに設置された倉庫面積では、スプリンクラー賦活の該臨界数は約4スプリンクラーである。時刻ゼロtでの第1の予測スプリンクラー賦活から測定して、予測された臨界スプリンクラー賦活、すなわち、2から4スプリンクラー賦活、までの時間は、好ましくは最小の強制的流体供給遅延時間Δtminを規定するのがよい。図4の例では、該最小スプリンクラー動作面積は、約2から3秒の最小の流体供給遅延時間Δtminに続いて起こると予測されると示される4スプリンクラー賦活により規定される。
上記で前に説明した様に、与えられたシステム10用の最大及び最小の流体供給遅延時間は、受け入れ可能な流体供給遅延時間の範囲から選択される。特に、物理的システム10への組み入れ用の最小及び最大流体供給遅延時間の選択は該最小及び最大流体供給遅延時間が、予測スプリンクラー賦活プロフアイルから決定されるΔtminとΔtmaxの範囲の内側に入るようにされる。従って、この様なシステムでは、該予測スプリンクラー賦活プロフアイル下でΔtmaxより小さい、最大放水遅延は、該予測スプリンクラー賦活プロフアイル下で最大受け入れ可能スプリンクラー動作面積より小さい最大スプリンクラー動作面積に帰着する。加えて、該予測スプリンクラー賦活プロフアイル下でΔtminより大きい最小の流体供給遅延時間は、該予測スプリンクラー賦活プロフアイル下で該最小の受け入れ可能なスプリンクラー動作面積より大きい最小のスプリンクラー動作面積に帰着するであろう。
強制的流体供給遅延時間に基づきシステム動作を検証するテスト
発明人は強制的流体供給遅延を有して構成されたドライスプリンクラーシステムが、包囲及び浸水構成でテスト火災に成功裡に取り組むためのスプリンクラー動作面積26の形成に帰着することを検証するため火災テストを行った。これらのテストは種々の商品、貯蔵形状そして貯蔵高さで行われた。加えて、該テストは或る範囲の天井高さに亘る天井下に設置されたスプリンクラーシステムについて行われた。
再び図2A、2B及び2Cを参照すると、貯蔵商品とドライスプリンクラーシステムの例示用テストプラントは略図で示される様に作られてよい。前に説明した様に倉庫面積70をシミュレートすると、該テストプラントはH1の高さで天井から支持された天井専用ドライパイプスプリンクラーシステムとして設置されたドライパイプスプリンクラーシステム10を有する。該システム10は、公称放出圧力Pで指定された公称放出密度Dを供給するように、グリッド間隔で設計されたスプリンクラーヘッド12のネットワークを有して作られるのが好ましい。個別スプリンクラー20は好ましくは距離Sで天井から配置されたデフレクターを有するのがよい。該例示的プラントには、タイプCの貯蔵された商品アレイ50が配置されるが、該商品アレイはNFPA13で規定されたクラスI、II、又はIII商品又は代わりにグループA、グループB、又はグループCプラスチックス、エラストマー、及びゴムの何れか1つを含んでもよい。該アレイ50は天井クリヤランスLを規定するよう貯蔵物高さH2に収納されてよい。好ましくは、該貯蔵されたアレイ50はマルイローラック貯蔵配置、より好ましくは、ダブルロー貯蔵配置を規定するが、他の貯蔵形状も可能である。又、通路間隔Wで該アレイ50の周りに隔てられて、又はそれに隣り合って、同じ又は他の貯蔵された商品の少なくとも1つのターゲットアレイ52が含まれる。より特定的に図2Cで見られる様に、貯蔵アレイ50は該スプリンクラーシステム10の下に、好ましくはオフセット構成で4つのスプリンクラー20の下に収納されるのがよい。
該システム10と、与えられた倉庫占有部及び貯蔵商品形状について最小及び最大の流体供給遅延時間と間の範囲を識別するために該テストプラント用の予測熱リリース及びスプリンクラー賦活プロフアイルが発生された。1つの流体供給遅延時間Δtが選択されるが、それは該選択されたテスト流体供給遅延を該システム10に組み込むことが、包囲、浸水構成で該テスト火災を圧倒し、鎮圧するのに有効な該テスト火災上の少なくとも1つのスプリンクラー動作面積26を発生したかどうかを評価するテストするためである。
該火災テストは該貯蔵されたアレイ50内の点火により始動され、テスト時間Tの間ランすることを可能にされた。該テスト時間Tの間、アレイ50は燃焼し1つ以上のスプリンクラー12を熱的に賦活する。該火災が燃え、或る数のスプリンクラーを熱的に賦活することを可能にするために、賦活されるスプリンクラーの何れへの流体供給も、選択された流体供給遅延時間Δtの間遅延される。もし該テストが該火災の成功裡の包囲及び浸水に帰着するならば、該流体供給遅延時間の終わりでの賦活されたスプリンクラーの最終セットはスプリンクラー動作面積26を規定する。該テスト時間Tの終わりに、該スプリンクラー動作範囲26を形成する賦活スプリンクラーの数がカウントされ、該予測スプリンクラー賦活プロフアイルからの時刻Δtに於いて賦活されると予測されたスプリンクラーの数と比較される。下記では、包囲及び浸水構成で火災に取り組むように、スプリンクラー動作面積26を効果的に形成するための流体供給遅延の効果を、図解すべく使用された8つのテストシナリオの議論が提供される。該テストの詳細、それらのセットアップ及び結果は非特許文献12で提供されるが、それは引用によりその全体でここに組み込まれる。
例1
クラスII貯蔵商品の防護用のスプリンクラーシステム10がテストプラントとして作られ、予測熱リリース及びスプリンクラー賦活プロフアイルを発生するためモデル化された。該テストプラント室は約36.6m(120ft)×約36.6m(120ft)そして高さ約16.5m(54ft)である。該テストプラントは約30.5m(100ft)×約30.5m(100ft)の調整可能な高さの天井を有するが、該天井は該プラントの天井高さが可変にセットされることを可能にした。該システムのパラメーターは約約12.2m(40ft)の天井高さを有する倉庫面積内に配置され、約10.4m(約34ft)の高さに貯蔵されたマルチプルローラック配置のクラスII商品を有する。該ドライスプリンクラーシステム10は約3.05m(10ft)×約3.05m(10ft)間隔で並び、約190(0.305m−s)1/2{190(ft−sec)1/2}の公称アールテーアイと141℃(286°F)の熱定格を有する100個の16.8Kファクターアップライト特定用途向け倉庫スプリンクラー20を備える。該スプリンクラーシステム10は天井の下約178mm(約7インチ)付近に配置され、ループのパイピングシステムを供給された。該スプリンクラーシステム10は約1517hPa(約22psi)の公称放出圧力で約8.6gpm/m(約0.8gpm/ft)の公称放出密度を有する流体配送を提供するよう構成された。
該テストプラントは図5で見られる予測熱リリースとスプリンクラー賦活プロフアイルを展開するようモデル化された。該予測プロフアイルから、合計16スプリンクラーになる指定最大スプリンクラー動作面積26の80%は下記の約40秒の最大の流体供給遅延時間を形成すると予測された。約4秒の最小の流体供給遅延時間が、約12.2m(40ft)の与えられた天井高さH1用の4つの臨界スプリンクラーにより形成される最小スプリンクラー動作面積28の予測された熱的賦活までの経過時間として、識別された。第1のスプリンクラー賦活は点火後約2分14秒に起こると予測された。テスト用の最大及び最小流体供給遅延時間の間の範囲から30秒の流体供給遅延時間が選択された。
該テストプラントでは、主商品アレイ50とその幾何学的中心はオフセット構成で4つのスプリンクラーの下に収納された。特に、クラスII商品の主アレイ54は、スチールアップライト及びスチールビーム構造を使った工業用ラック上に収納された。4つのロー内の4つの約2.4m(8ft)ベイと7つのタイアーを有するマルチプルロー主ラックを提供するために、長さ約9.8m(32ft)、幅約0.91m(3ft)のラック部材が配置された。ビームの頂上は床上で約1.5m(5ft)インクレメントの垂直タイアー高さのラック内に位置付けられた。1つのターゲットアレイ52は主アレイから約2.4m(8ft)の距離で隔てられた。該ターゲットアレイ52はスチールアップライト及びスチールビーム構造を使う工業用シングルローラックから成る。長さ約9.8m(32ft)×幅約0.91m(3ft)のラックシステムが3つの約2.4m(8ft)ベイを有するシングルローターゲットラックを提供するため配置された。該ターゲットアレイ52のラックのビーム頂上は該床上及び床上約1.5m(5ft)インクレメントに位置付けられた。主及びターゲットアレイ14,16のベイは該アレイを通しての公称約152mm(6インチ)の縦及び横ダクト空間を提供するようロードされた。該主及びターゲットアレイラックは約10.1m(約33フィート)の高さで7つの垂直ベイから成る。クラスII商品は、安定用に挿入された5つの側付きスチールスチフナーを有するダブルトリウォールコルゲート化カードボードカートンで作られた。外側カートン測定値は、1つの公称1.07m(42インチ)幅、約1.07m(42インチ)長さ、12.7cm(5インチ)高さのハードウッドツートレイエントリーパレット上の、約1.07m(42インチ)幅、約1.07m(42インチ)長さ、約1.07m(42インチ)高さであった。該ダブルトリウォールカードボードカートンは約37.2kg(約82ポンド)の重さで、各パレットは約23.6kg(約52ポンド)の重さである。全体の貯蔵物高さは約10.45m(34フィート2インチ)(公称34フィート)、移動可能天井は約12.2m(40フィート)にセットされた。
現実の火災テストは主トレイ54の中心から53.3cm(21インチ)中心を離れて始動され、該テストは30分のテスト時間Tの間ランした。点火源は2つのハーフスタンダードセルローズコットンイグナイターであった。該イグナイターは約113g(4オンス)のガソリンをソークした7.6cm(3インチ)×7.6cm(3インチ)の長いセルローズバンドルで作られ、ポリエチレンバッグで捲かれた。該システム10内の第1スプリンクラーの熱的賦活に続いて、流体供給と放出は、1次水制御バルブの後に配置されたソレノイドバルブにより30秒の間遅延された。下記表1はモデルとテストパラメーターとの両者の抄録表を提供する。加えて、表1は予測スプリンクラー動作面積とテストからの測定結果に次いでの流体供給遅延時間とを提供する。
Figure 2009516533
テスト結果は30秒の指定流体供給がスプリンクラーのセットを賦活する火災伸展を修正出来て、包囲及び浸水構成内で火災に取り組むスプリンクラー動作面積26を形成することが出来ることを検証している。特に、予測スプリンクラー賦活プロフアイルは、該30秒の流体供給遅延時間に直ちに続いて、図5に示す様に約10のスプリンクラー賦活に帰着する火災伸展を識別した。現実の火災テストでは、予測された様に、該30秒の流体供給遅延時間に続いて10のスプリンクラー賦活が生じた。次の10秒内に追加の4つのスプリンクラーが賦活され、その点で該スプリンクラーシステムは約1517hPa(22psi)の放出圧力を達成し、伸展する火災に重要な影響を与えた。従って、第1のスプリンクラー賦活に続く40秒で合計14のスプリンクラーがスプリンクラー動作面積26を形成するよう賦活された。モデルは同じ40秒に亘って合計約19のスプリンクラー賦活を予測した。モデル及び現実のスプリンクラー賦活の間の対応は、モデルの19の賦活されたスプリンクラーの最後の3つが40秒間の第39秒までに賦活すると予測されたことに依って出現するよりも狭い。更に、該モデルは、スプリンクラー動作面積での供給水の到着と、全放出圧力が達成される時刻の間の移行時間を説明しない控え目な結果を提供する。
該テスト結果は、スプリンクラーの最後熱的賦活が点火の瞬間から丁度3分を越えて発生し、テスト時間の次の26分の間に何等追加のスプリンクラー賦活が起こらなかった、事実により証拠立てされる様に、正しく予告された流体供給遅延が、予測通りに有効に火災に取り組む14の賦活されたスプリンクラーから成る現実のスプリンクラー動作面積26の形成に帰着したことを示す。例えば、商品の損傷程度又は倉庫に対する火災の挙動、の様な、ドライスプリンクラーシステム10動作の追加的特徴が観察された。表1に抄録されたテストについては、該火災及び損傷が主商品アレイ50に限定されて留まることが観察された。
図5Aには、点火軌跡に対する各駆動されたスプリンクラーの位置を示すスプリンクラー賦活のグラフによるプロットが示される。該グラフによるプロットは、もしあれば、スプリンクラースキッピングの量のインディケーターを提供する。特に、該プロットは、点火軌跡に近接したスプリンクラー賦活の同心リングと、スプリンクラースキップを示すための1つ以上のリング内の非駆動スプリンクラーの位置と、をグラフで示す。表1に対応する図5Aのプロットに依れば、スキッピングは無かった。
例2
第2の火災テストでは、クラスIII貯蔵商品の防護用のスプリンクラーシステム10がモデル化され、該テストプラント室でテストされた。該システムパラメーターは、約10.7m(約35フィート)の天井高さを有する倉庫面積内に配置され、約9.1m(約30フィート)の高さに貯蔵されたダブルローラック配置のクラスIII商品を有する。ドライスプリンクラーシステム10は、約3.05m(10ft)×約3.05m(10ft)間隔で並び、約190(0.305m−s)1/2{190(ft−sec)1/2}の公称アールテーアイ及び約141℃(286°F)の熱定格を有する100個の16.8Kファクターのアップライト特定用途向け倉庫スプリンクラーを備える。該スプリンクラーシステムは天井の下約178mm(約7インチ)付近に配置された。
該システム10は図6で見られる様に予測熱リリースとスプリンクラー賦活プロフアイルを展開するよう正規化されたとしてモデル化された。該予測プロフアイルから、最大スプリンクラー動作面積27の80%、合計して約16のスプリンクラーが、約35秒(35s)の最大の流体供給遅延時間に続いて作動すると予測された。約5秒の最小の流体供給遅延時間が、約10.7m(35フィート)の与えられた天井高さH1用の4つの臨界スプリンクラーの予測された熱的賦活までの経過時間として識別された。第1のスプリンクラー賦活は点火後約1分55秒に起こると予測された。33秒の流体供給遅延時間がテスト用の最大及び最小の流体供給遅延時間の間の範囲から選択された。
該テストプラントでは、主商品アレイ50とその幾何学的中心がオフセット構成で4つのスプリンクラーの下に収納された。特に、クラスIII商品の主アレイ54はスチールアップライトとスチールビーム構造を使う工業用ラック内に収納された。その長さ約9.8m(32フィート)×幅約0.91m(3フィート)のラック部材が4つの約2.4m(8フィート)ベイを有するダブルロー主ラックを提供するよう配置された。ビーム頂部は該床上で約1.5m(5フィート)インクレメントの垂直タイアー高さの該ラック内に位置付けられた。2つのターゲットアレイ52は各々、該主アレイの周りで約2.4m(8フィート)の距離に隔てられた。各ターゲットアレイ52はスチールアップライト及びスチールビーム構造を使う工業用シングルローラックから成る。該約9.8m(32フィート)長さ×約0.91m(3フィート)幅のラックシステムは3つの約2.4m(8フィート)ベイを有するシングルローターゲットラックを提供するよう配置された。該ターゲットアレイ52のラックのビーム頂部は該床上及び該床上約1.5m(5フィート)インクレメントに位置付けられた。該主及びターゲットアレイ14,16のベイは該アレイを通る公称約152mm(6インチ)の縦及び横ダクト空間を提供するようロードされた。該主及びターゲットアレイラックは約8.8m(約29フィート)の高さで6つの垂直ベイから成る。標準のクラスIII商品は、約53.3cm(21インチ)×約53.3cm(21インチ)×約53.3cm(21インチ)の寸法のシングルウォールコルゲート化カードボードカートン内の区分けされたペーパーカップ{空で、約227g(8オンス)サイズ}で作られた。各カートンは25カップの5層で125カップを有する。該区分けは、該5層を分離するシングルウォールコルゲートカードボードシートと、各層の5行と5列を分離する垂直インターロックシングルウォールコルゲートカードボードデバイダーと、で達成された。8つのカートンが約1.07m(約42インチ)×約1.07m(42インチ)×約12.7cm(5インチ)の、ツーウエイハードウッドパレット上に搭載された。該パレットは約54kg(約119ポンド)の重さで、その20%はペーパーカップ、43%は木、そして37%はコルゲートカードボードである。全体の貯蔵物高さは約9.1m(30フィート)、移動可能天井は約10.7m(35フィート)にセットされた。
現実の火災テストは該主アレイ114の中心から53.3cm(21インチ)中心を離れて始動され、30分のテスト時間Tの間ランされた。点火源は2つのハーフスタンダードセルローズコットンイグナイターであった。該イグナイターは約113g(4オンス)のガソリンをソークさせた約7.6cm(3インチ)×約7.6cm(3インチ)の長いセルローズバンドルで作られ、ポリエチレンバッグで捲かれた。該システム10の第1スプリンクラーの熱的賦活に続いて、流体供給と放出は、該1次水制御バルブの後に配置されたソレノイドバルブにより33秒の間遅延された。下記表2はモデルとテストパラメーターの両者の抄録表を提供する。加えて、表2は予測スプリンクラー動作面積26と該テストの測定結果に次いで選択された流体供給遅延時間とを提供する。
Figure 2009516533
該予測プロフアイルは33秒の流体供給遅延に続く約14のスプリンクラー賦活の予測に対応する火災伸展を識別した。現実の火災テストは該33秒の流体供給遅延時間に直ちに続く16のスプリンクラーの賦活に帰着した。続く2秒内では何等追加のスプリンクラーは賦活されず、その点で該スプリンクラーシステムは伸展する火災に重要な影響を与える約1517hPa(22psi)の放出圧力を達成した。従って、合計16のスプリンクラーは第1のスプリンクラー賦活に続く35秒で、スプリンクラー動作面積26を形成するよう賦活された。該モデルは、同じ35秒の時間に亘り、図6に示す合計約16のスプリンクラーのスプリンクラー賦活をも予測した。
システム10の流体供給遅延時間の使用は、16の賦活されたスプリンクラーから成る現実のスプリンクラー動作面積26の形成に帰着したが、該スプリンクラーは、スプリンクラーの最後の熱的賦活が点火の瞬間から丁度3分未満以内で起こり、該テスト時間の次の27分間には何等追加のスプリンクラー賦活が起こらない事実により証拠立てられる様に、予測通りに火災に有効に取り組んでいる。例えば、商品への損傷の程度又は貯蔵物に対する火災の挙動の様なドライスプリンクラーシステム10の動作の追加的特徴が観察された。表2に抄録されたテストについて、火災及び損傷は主商品アレイ54に限定されて留まることが観察された。
図6Aには、点火軌跡に対する各駆動されたスプリンクラーの位置を示すスプリンクラー駆動のグラフ線図のプロットが示される。該グラフ線図のプロットは点火軌跡から半径方向に発するスプリンクラー賦活の2つの同心リングを示す。スプリンクラースキッピングは観察されなかった。
例3
第3の火災テストでは、クラスIII貯蔵商品の防護用のスプリンクラーシステム10がモデル化され、該テストプラント室内でテストされた。該システムパラメーターは、約13.1m(約43フィート)の天井高さを有する倉庫面積内に配置された約12.2m(約40フィート)の高さに収納されたダブルローラック配置のクラスIII商品を有する。該ドライスプリンクラーシステム10は、約3.05m(10ft)×約3.05m(10ft)間隔で並び、約190(0.305m−s)1/2{190(ft−sec)1/2}の公称アールテーアイと約141℃(286°F)の熱定格を有する100個の16.8Kファクターのアップライト特定用途向け倉庫スプリンクラーを備える。該スプリンクラーシステムは天井の下約178mm(約7インチ)に配置された。
該テストプラントは図7に見られる予測熱リリースとスプリンクラー賦活プロフアイルを展開するよう正規化されたとしてモデル化された。予測プロフアイルから、指定された最大スプリンクラー動作範囲27の80%、合計して約16のスプリンクラー、が約39秒の最大流体供給遅延時間に続いて作動すると予測された。約20から約23秒の最小流体供給遅延時間が、約13.1m(43フィート)の与えられた天井高さH1用の4つの臨界スプリンクラーの予測された熱的賦活までの経過時間として識別された。第1のスプリンクラー賦活は点火後約1分55秒で起こると予測された。21秒の流体供給遅延時間がテスト用の最大及び最小流体供給遅延時間の間の範囲から選択された。
該テストプラントでは、主商品アレイ50とその幾何学的中心がオフセット構成で4つのスプリンクラーの下に収納された。特に、クラスIII商品の主アレイ54がスチールアップライト及びスチールビーム構造を使った工業用ラック上に収納された。長さ約9.8m(32フィート)×幅0.91m(3フィート)のラック部材が4つの約2.4m(8フィート)ベイを有するダブルロー主ラックを提供するため配置された。ビーム頂部は床上で約1.5m(5フィート)インクレメントの垂直タイアー高さのラック内に位置付けられた。2つのターゲットアレイ52の各々は該主アレイの周りに約2.4m(8フィート)の距離に隔てられた。各ターゲットアレイ52はスチールアップライトとスチールビーム構造を使う工業用シングルローラックから成る。該約9.8m(32フィート)長さ×約0.91m(3フィート)幅のラックシステムは3つの約2.4m(8フィート)ベイを有するシングルローターゲットラックを提供するよう配置された。ターゲットアレイ52のラックのビーム頂部は該床上と、該床上約1.5m(5フィート)インクレメントと、に位置付けられた。該主及びターゲットアレイ14,16のベイは該アレイを通る公称約152mm(6インチ)の縦及び横ダクト空間を提供するためロードされた。該主及びターゲットアレイラックは約11.6m(約38フィート)の高さで、8つの垂直ベイから成る。該標準のクラスIII商品は約53.3cm(21インチ)×約53.3cm(21インチ)×約53.3cm(21インチ)になるシングルウォールコルゲート化カードボードカートン内の区分けされたペーパーカップ{空で、約227g(8オンス)サイズ}で作られた。各カートンは25カップの5層で、125カップを有する。該区分けは、該5層を分離するシングルウォールコルゲートカードボードシートと、各層の5行と5列を分離する垂直インターロックシングルウォールコルゲートカードボードデバイダーと、で達成された。8つのカートンが約1.07m(約42インチ)×約1.07m(42インチ)×約12.7cm(5インチ)の、ツーウエイハードウッドパレット上に搭載された。該パレットは約54kg(約119ポンド)の重さであり、その約20%はペーパーカップ、43%は木、そして37%はコルゲートカードボードである。全体の貯蔵物高さは約11.9m(39フィート1インチ)(公称40フィート)、移動可能天井は約13.1m(43フィート)にセットされた。
現実の火災テストは該主アレイ14の中心から約53.3cm(21インチ)中心を離れて始動され、該テストは30分のテスト時間Tの間ランした。点火源は2つのハーフスタンダードセルローズコットンイグナイターである。該イグナイターは約113g(4オンス)のガソリンをソークさせた約7.6cm(3インチ)×約7.6cm(3インチ)の長いセルローズバンドルで作られ、ポリエチレンバッグで捲かれた。該システム10内の第1スプリンクラーの熱的賦活に続いて、流体供給及び放出は、該1次水制御バルブの後に配置されたソレノイドバルブにより21秒の間遅延された。下記の表3はモデル及びテストパラメーターの両者の抄録の表を提供する。加えて、表3は予測スプリンクラー動作面積26とテストからの測定結果の次に選択された流体供給遅延時間を提供する。
Figure 2009516533
該予測プロフアイルは21秒の流体供給遅延に続く約2から3の予測されたスプリンクラー賦活に帰着する火災伸展を識別した。続く2秒内で何等追加してスプリンクラーが賦活されることは無く、その点に於いて、該スプリンクラーシステムは火災伸展に重要な影響を与える約1517hPa(22psi)の放出圧力を達成した。従って、第1のスプリンクラー賦活に続く30秒に、合計20のスプリンクラーがスプリンクラー動作面積26を形成するよう賦活された。該モデルは図7に示す様に、同じ30秒の時間に沿って合計約6つのスプリンクラーのスプリンクラー賦活を予測した。
点火軌跡に対する各駆動されたスプリンクラーの位置を示すスプリンクラー駆動のグラフ線図のプロットが図7Aで示される。該グラフ線図のプロットは点火軌跡から半径方向に発するスプリンクラー賦活の2つの同心リングを示す。第1のリング内に1つのスプリンクラースキップが観察される。
例4
第4の火災テストでは、クラスIII貯蔵商品の防護用のスプリンクラーシステム10がモデル化され、テストされた。該システムパラメーターは、約13.7m(約45フィート)の天井高さを有する倉庫面積内に配置された約12.2m(約40フィート)の高さに収納されたダブルローラック配置内のクラスIII商品を有する。該ドライスプリンクラーシステム10は、約3.05m(10ft)×約3.05m(10ft)間隔で並び、約190(0.305m−s)1/2{190(ft−sec)1/2}の公称アールテーアイと約141℃(286°F)の熱定格を有する100個の16.8Kファクターのアップライト特定用途向け倉庫スプリンクラーを備える。該スプリンクラーシステムは天井の下約177mm(約7インチ)に配置された。
該テストプラントは図8に見られる予測熱リリース及びスプリンクラー賦活プロフアイルを展開するため正規化されるようモデル化された。該予測プロフアイルから、最大スプリンクラー動作面積27の80%、合計して約16のスプリンクラー、が約28秒の最大流体供給遅延時間に続いて作動すると予測された。約10秒の最小流体供給遅延時間が、約13.7m(45フィート)の与えられた天井高さH1用の4つの臨界スプリンクラーの熱的賦活までの経過時間として識別された。第1のスプリンクラー賦活は点火後約2分で起こると予測された。16秒の流体供給遅延時間がテスト用の最大及び最小流体供給遅延時間の間の範囲から選択された。
該テストプラントでは、主商品アレイ50とその幾何学的中心がオフセット構成で4つのスプリンクラーの下に収納された。特に、クラスIII商品の主アレイ54が、スチールアップライト及びスチールビーム構造を使った工業用ラック上に収納された。長さ約9.8m(32フィート)×幅約0.91m(3フィート)のラック部材が4つの約2.4m(8フィート)ベイを有するダブルロー主ラックを提供するため配置された。ビーム頂部は床上で約1.5m(5フィート)インクレメントの垂直タイアー高さのラック内に位置付けられた。2つのターゲットアレイ52の各々は該主アレイの周りに約2.4m(8フィート)の距離に隔てられた。各ターゲットアレイ52はスチールアップライトとスチールビーム構造を使う工業用シングルローラックから成る。該約9.8m(32フィート)長さ×約0.91m(3フィート)幅のラックシステムは3つの約2.4m(8フィート)ベイを有するシングルローターゲットラックを提供するよう配置された。ターゲットアレイ52のラックのビーム頂部は該床上と、該床上1.5m(5フィート)インクレメントと、に位置付けられた。該主及びターゲットアレイ14,16のベイが該アレイを通して公称約152mm(6インチ)の縦及び横ダクト空間を提供するためロードされた。該主及びターゲットアレイラックは約11.6m(約38フィート)の高さで、8つの垂直ベイから成る。該標準のクラスIII商品は約53.3cm(21インチ)×約53.3cm(21インチ)×約53.3cm(21インチ)になるシングルウォールコルゲート化カードボードカートン内の区分けされたペーパーカップ{空で、約227g(8オンス)サイズ}で作られた。各カートンは25カップの5層の、125カップを有する。該区分けは、該5層を分離するシングルウォールコルゲートカードボードシートと、各層の5行と5列を分離する垂直インターロックシングルウォールコルゲートカードボードデバイダーと、で達成された。8つのカートンが約約1.07m(42インチ)×約1.07m(42インチ)×約12.7cm(5インチ)の、ツーウエイハードウッドパレット上に搭載された。該パレットは約54kg(約119ポンド)の重さであり、その約20%はペーパーカップ、43%は木、そして37%はコルゲートカードボードである。全体の貯蔵物高さは約11.9m(39フィート1インチ)(公称40フィート)、移動可能天井は約13.8m(45.25フィート)にセットされた。
現実の火災テストは該主アレイ114の中心から約53.3cm(21インチ)中心を離れて始動され、該テストは30分のテスト時間Tの間ランした。点火源は2つのハーフスタンダードセルローズコットンイグナイターである。該イグナイターは約113g(4オンス)のガソリンをソークさせた約7.6cm(3インチ)×約7.6cm(3インチ)の長いセルローズバンドルで作られ、ポリエチレンバッグで捲かれた。該システム10内の第1スプリンクラーの熱的賦活に続いて、流体供給及び放出は、該1次水制御バルブの後に配置されたソレノイドバルブにより16秒の時間の間遅延させられた。下記の表4はモデル及びテストパラメーターの両者の抄録の表を提供する。加えて、表4は予測スプリンクラー動作面積26とテストからの測定結果の次に選択された流体供給遅延時間を提供する。
Figure 2009516533
該予測プロフアイルは、16秒の流体供給遅延に続く約13の予測されたスプリンクラー賦活に対応する火災伸展を識別した。しかしながら、このテスト用の予測モデルと、該16秒の流体供給遅延が及ぼす該火災への取り組みに対する影響と、解析する目的で、解析用の関連時間は第1のスプリンクラー賦活から完全な動作圧力が達成される瞬間までの時間である。この関連時間の間に該モデルは8つのスプリンクラー賦活を予測した。該火災テストに依れば、4つのスプリンクラーが、第1のスプリンクラー賦活の瞬間から水が約2069hPa(30psi)の動作圧力で供給される瞬間までに賦活された。追加のスプリンクラー賦活は、該システムの動作圧力達成に続いて起こった。該第1のスプリンクラー賦活の後3分37秒に、伸展する火災に重要な影響を与える合計19のスプリンクラーはシステム圧力で動作していた。従って、第1のスプリンクラー賦活に続く3分37秒には、合計19のスプリンクラーがスプリンクラー動作面積26を形成するよう賦活された。
該システム10で流体供給遅延時間を使うことは該火災に有効に取り組む、19の賦活されたスプリンクラーから成る現実のスプリンクラー動作面積26の形成に帰着した。例えば、商品への損傷の程度又は貯蔵物に対する火災の挙動の様な、ドライスプリンクラーシステム10の動作の追加的特徴が観察された。表4に抄録された該テストについては、火災が主アレイ54からターゲットアレイ56に進んだことが観察されたが、しかしながら、該破損は該アレイの端部へ進むようには観察されなかった。
例5
第5の火災テストでは、グループAプラスチック貯蔵商品の防護用スプリンクラーシステム10がモデル化され、テストプラント室でテストされた。該システムパラメーターは約9.1m(約30フイート)の天井高さを有する倉庫面積内に配置された約6.1m(約20フィート)の高さに収納されたダブルローラック配置のグループA商品を有する。該ドライスプリンクラーシステム10は、約3.05m(10ft)×約3.05m(10ft)間隔で並び、約190(0.305m−s)1/2{190(ft−sec)1/2}の公称アールテーアイと約141℃(286°F)の熱定格を有する、100個の16.8Kファクターのアップライト特定用途向け倉庫スプリンクラーを備える。該スプリンクラーシステムは天井の下約178mm(約7インチ)に配置された。
該テストプラントは図9に見られる予測熱リリースとスプリンクラー賦活プロフアイルを展開するよう正規化されたとしてモデル化された。予測プロフアイルから、指定された最大スプリンクラー動作面積27の80%、合計して約16のスプリンクラー、が約35秒の最大流体供給遅延時間に続いて作動すると予測された。約10秒の最小流体供給遅延時間が、約9.1m(30フィート)の与えられた天井高さH1用の4つの臨界スプリンクラーの熱的賦活までの経過時間として識別された。第1のスプリンクラー賦活は点火後約1分55秒(1:55−1:56)で起こると予測された。29秒の流体供給遅延時間がテスト用の最大及び最小流体供給遅延時間の間の範囲から選択された。
該テストプラントでは、主商品アレイ50とその幾何学的中心がオフセット構成で4つのスプリンクラーの下に収納された。特に、グループA商品の主アレイ54がスチールアップライト及びスチールビーム構造を使った工業用ラック上に収納された。長さ約9.8m(32フィート)×幅0.91m(3フィート)のラック部材が4つの約2.4m(8フィート)ベイを有するダブルロー主ラックを提供するため配置された。ビーム頂部は床上で約1.5m(5フィート)インクレメントの垂直タイアー高さのラック内に位置付けられた。2つのターゲットアレイ52の各々は該主アレイの周りに約2.4m(8フィート)の距離で隔てられた。各ターゲットアレイ52はスチールアップライトとスチールビーム構造を使う工業用シングルローラックから成る。該約9.8m(32フィート)長さ×約0.91m(3フィート)幅のラックシステムは3つの約2.4m(8フィート)ベイを有するシングルローターゲットラックを提供するよう配置された。ターゲットアレイ52のラックのビーム頂部は該床上と、該床上約1.5m(5フィート)インクレメントと、に位置付けられた。該主及びターゲットアレイ14,16のベイは該アレイを通る公称約152mm(6インチ)の縦及び横ダクト空間を提供するためロードされた。該主及びターゲットアレイラックは約5.7m(約19フィート)の高さで、8つの垂直ベイから成る。該標準のグループAプラスチック商品は、区分けされたシングルウォールコルゲート化カードボードカートン内にパッケージされた堅い結晶性ポリスチレンカップ{空で、約454g(16オンス)サイズ}で作られた。カップはカートン当たり合計125になるよう、層当たり25の5層に配置された。該区分けは、該5層を分離するシングルウォールコルゲートカードボードシートと、各層の5行と5列を分離する垂直インターロックシングルウォールコルゲートカードボードデバイダーと、で達成された。2×2×2で配置された8つの約53.3cm(21インチ)キューブカートンがパレットロードを形成した。各パレットロードはツーウエイの約1.07m(約42インチ)×約1.07m(42インチ)×約12.7cm(5インチ)の、スラッテッドデッキハードウッドパレットにより支持された。該パレットは約74.9kg(約165ポンド)の重さであり、その約40%はプラスチック、31%は木、そして29%はコルゲートカードボードである。全体の貯蔵物高さは約6.1m(20フィート)、移動可能天井は約9.1m(30フィート)にセットされた。
現実の火災テストは該主アレイ14の中心から約53.3cm(21インチ)中心を離れて始動され、該テストは30分のテスト時間Tの間ランした。点火源は2つのハーフスタンダードセルローズコットンイグナイターである。該イグナイターは約113g(4オンス)のガソリンをソークさせた約7.6cm(3インチ)×約7.6cm(3インチ)の長いセルローズバンドルで作られ、ポリエチレンバッグで捲かれた。該システム10内の第1スプリンクラーの熱的賦活に続いて、流体供給及び放出は、該1次水制御バルブの後に配置されたソレノイドバルブにより29秒の間遅延された。下記の表5はモデル及びテストパラメーターの両者の抄録の表を提供する。加えて、表5は予測スプリンクラー動作面積26とテストからの測定結果の次に選択された流体供給遅延時間を提供する。
Figure 2009516533
テスト結果に依ると、該スプリンクラーシステムは第1スプリンクラーの賦活に続く30秒以内にはシステム動作圧力{約1517hPa(22psi)}以内であり、そして該システム圧力は点火後3分以内に到達した。該約1517hPa(22psi)放出圧力は、該スプリンクラー16放出密度が指定される設計基準に実質的に対応する毎分平方メートル当たり約32.2リットル、すなわち32.2lpm/m(約0.79gpm/ft)に等しくなるよう、該システムにより得られる。第1スプリンクラー賦活に続く30秒を過ぎて、13のスプリンクラー賦活が起こった。予測プロフアイルは29秒の流体供給遅延に続いて約12から13のスプリンクラー賦活に帰着する火災伸展を識別した。第1スプリンクラー賦活に続く39秒には合計15のスプリンクラーが動作しており、火災伸展に重要な影響を与えた。従って、該第1スプリンクラー賦活に続く39秒には合計15のスプリンクラーがスプリンクラー動作面積26を形成するよう賦活された。かくして合計の利用可能スプリンクラーの20%より少ししか賦活されなかった。全部で15の賦活されたスプリンクラーは最初の点火後110秒から250秒の間の範囲内で賦活された。
該システム10の流体供給遅延時間を使うことは、火災に有効に取り組む15の賦活されたスプリンクラーから成る現実のスプリンクラー動作面積26の形成に帰着した。例えば、商品への損害の程度又は貯蔵物に対する火災の挙動の様な、ドライスプリンクラーシステム10の動作の追加的特徴が観察された。表5で抄録されたテストについては、火災が主アレイ54からターゲットアレイ56へ進んだことが観察されたが、火災はテスト配備の境界を破ることは無かった。
点火軌跡に対する各駆動されたスプリンクラーの位置を示すスプリンクラー駆動のグラフ線図のプロットが図9Aで示される。該グラフ線図のプロットは点火軌跡から半径方向に発するスプリンクラー賦活の2つの同心リングを示す。スプリンクラースキップは観察されない。
例6
第6の火災テストでは、クラスII貯蔵商品の防護用のスプリンクラーシステム10がモデル化され、該テストプラント室内でテストされた。該システムパラメーターは、約12.2m(約40フィート)の天井高さを有する倉庫面積内に配置された約10.4m(約34フィート)の高さに収納されたダブルローラック配置内のクラスII商品を有する。該ドライスプリンクラーシステム10は、約3.05m(10ft)×約3.05m(10ft)間隔で並び、約190(0.305m−s)1/2{190(ft−sec)1/2}の公称アールテーアイと約141℃(286°F)の熱定格を有する、100個の16.8Kファクターのアップライト特定用途向け倉庫スプリンクラー20をループパイピングシステム内に備える。該スプリンクラーシステム10は天井の下約178mm(約7インチ)に配置された。該スプリンクラーシステム10は約1517hPa(約22psi)の公称放出圧力で約32.6lpm/m(0.8gpm/ft)の公称放出密度を有する流体供給を提供するよう構成された。
該テストプラントは図10に見られる予測熱リリースとスプリンクラー賦活プロフアイルを展開するようモデル化された。予測プロフアイルから、指定された最大スプリンクラー動作面積26の80%、合計して約16のスプリンクラーが、約25秒の最大流体供給遅延時間に続いて、整えられると予測された。約10秒の最小流体供給遅延時間が、約12.2m(40フィート)の与えられた天井高さH1用の4つの臨界スプリンクラーにより形成される最小スプリンクラー動作面積28の予測された熱的賦活までの時間経過として識別された。第1のスプリンクラー賦活は点火後約1分55秒で起こると予測された。テスト用の最大及び最小流体供給遅延時間の予測流体供給遅延範囲の外の31秒の流体供給遅延時間。
該テストプラントでは、主商品アレイ50とその幾何学的中心がオフセット構成で4つのスプリンクラーの下に収納された。特に、クラスII商品の主アレイ54がスチールアップライト及びスチールビーム構造を使った工業用ラック上に収納された。長さ約9.8m(32フィート)×幅約0.91m(3フィート)のラック部材が4つの約2.4m(8フィート)ベイを有するダブルロー主ラックを提供するため配置された。ビーム頂部は床上で約1.5m(5フィート)インクレメントの垂直タイアー高さのラック内に位置付けられた。2つのターゲットアレイ52の各々は該主アレイの周りに約2.4m(8フィート)の距離で隔てられた。各ターゲットアレイ52はスチールアップライトとスチールビーム構造を使う工業用シングルローラックから成る。該約9.8m(32フィート)長さ×約0.91m(3フィート)幅のラックシステムは3つの約2.4m(8フィート)ベイを有するシングルローターゲットラックを提供するよう配置された。ターゲットアレイ52のラックのビーム頂部は該床上と、該床上約1.5m(5フィート)インクレメントと、に位置付けられた。該主及びターゲットアレイ14,16のベイが該アレイを通る公称約152mm(6インチ)の縦及び横ダクト空間を提供するためロードされた。該主及びターゲットアレイラックは約10.1m(約33フィート)の高さで、7つの垂直ベイから成る。該クラスII商品は安定用に挿入された、5つの側面のスチールスチフナーを有するダブルトリウォールコルゲートカードボードカートンで作られた。外側カートン測定値は、1枚の公称約1.07m(42インチ)幅×約1.07m(42インチ)長さ×約12.7cm(5インチ)高さのハードウッドツートレイエントリーパレット上で、公称約1.07m(42インチ)幅×約1.07m(42インチ)長さ×約1.07m(42インチ)高さであった。該ダブルトリウォールカードボードカートンは重さ約38.1kg(約84ポンド)で、各パレットは重さ約23.6kg(約52ポンド)であった。全体高さは約10.45m(34フィート2インチ)(公称34フィート)、移動可能天井は約12.2m(40フィート)にセットされた。
現実の火災テストは該主アレイ54の中心から約53.3cm(21インチ)中心を離れて始動され、該テストは30分のテスト時間Tの間ランした。点火源は2つのハーフスタンダードセルローズコットンイグナイターである。該イグナイターは約113g(4オンス)のガソリンをソークさせた約7.6cm(3インチ)×約7.6cm(3インチ)の長いセルローズバンドルで作られ、ポリエチレンバッグで捲かれた。該システム10内の第1スプリンクラーの熱的賦活に続いて、流体供給及び放出は、該1次水制御バルブの後に配置されたソレノイドバルブにより30秒の時間の間遅延された。下記の表6はモデル及びテストパラメーターの両者の抄録の表を提供する。加えて、表6は予測スプリンクラー動作面積とテストからの測定結果の次に流体供給遅延時間を提供する。
Figure 2009516533
該スプリンクラーシステムは点火に続く約3分で約1034hPa(15psi)の放出圧力を達成した。合計36のスプリンクラーは第1のスプリンクラー賦活に続く38秒でスプリンクラー動作面積26を形成するよう賦活された。該システムが点火に続く約2分49秒でゲージ圧で約896hPa(約13psig)の動作圧力を達成し、ポンプ速度の手動調整が2分47秒から約3分21秒に提供されたことは注意されるべきである。点火に続く3分で、該スプリンクラー放出圧力はゲージ圧で約1034hPa(約15psig)であった。
例6のスプリンクラー賦活は包囲及び浸水のスプリンクラー動作が形成されたシナリオを示すが、しかしながら該動作範囲は36のスプリンクラー運転で形成され、それは36の、より好ましくは20の又はもっと少ないスプリンクラーの、好ましいスプリンクラー動作範囲より効率が低い。全部で36のスプリンクラーが動作し、包囲及び浸水構成で火災に取り組むよう構成されたドライスプリンクラーシステム用の受け入れ可能な時間枠内で設計された動作圧力で放出したことは更に注意されるべきである。特に、完全なスプリンクラー動作面積が形成され、5分未満すなわち3分11秒内に設計動作圧力で放出している。例えば、商品への損傷の程度と、倉庫に対する火災の挙動、の様なドライスプリンクラーシステム10の動作の追加的特徴が観察された。表6に抄録されたテストについては、該火災及び損傷は主商品アレイ50に限定されるに留まったことが観察された。
点火軌跡に対する各駆動スプリンクラーの位置を示すスプリンクラー駆動のグラフ線図のプロットが図10Aで示される。該グラフ線図のプロットは該点火軌跡から半径方向に発するスプリンクラー賦活の2つの同心リングを示す。スプリンクラースキッピングは観察されなかった。
例7
第7の火災テストでは、クラスIII貯蔵商品の防護用のスプリンクラーシステム10がモデル化され、該テストプラント室内でテストされた。該システムパラメーターは、約13.7m(約45フィート)の天井高さを有する倉庫面積内に配置され約10.7m(約35フィート)の高さに収納されたダブルローラック配置内のクラスIII商品を有する。該ドライスプリンクラーシステム10は、約3.05m(10ft)×約3.05m(10ft)間隔で並び、約190(0.305m−s)1/2{190(ft−sec)1/2}の公称アールテーアイと約141℃(286°F)の熱定格を有する、100個の16.8Kファクターのアップライト特定用途向け倉庫スプリンクラーをループパイピングシステム内に備える内容となる。該スプリンクラーシステムは該スプリンクラーのデフレクターが天井の下約178mm(約7インチ)にあるように配置された。
該テストプラントは図11に見られる予測熱リリースとスプリンクラー賦活プロフアイルを展開するよう正規化されてモデル化された。予測プロフアイルから、最大スプリンクラー動作面積27の80%、合計して約16のスプリンクラーが、約26から約32秒の最大流体供給遅延時間に続いて作動すると予測された。約1から2秒の最小流体供給遅延時間が、約13.7m(45フィート)の与えられた天井高さH1用の4つの臨界スプリンクラーの熱的賦活までの経過時間として識別された。第1のスプリンクラー賦活は点火後約1分50秒で起こると予測された。約23秒の流体供給遅延時間がテスト用の最大及び最小流体供給遅延時間の間の範囲からテストされた。
該テストプラントでは、主商品アレイ50とその幾何学的中心がオフセット構成で4つのスプリンクラーの下に収納された。特に、クラスIII商品の主アレイ54がスチールアップライト及びスチールビーム構造を使った工業用ラック上に収納された。長さ約9.8m(32フィート)×幅約0.91m(3フィート)のラック部材が4つの約2.4m(8フィート)ベイを有するダブルロー主ラックを提供するため配置された。ビーム頂部は床上で約1.5m(5フィート)インクレメントの垂直タイアー高さのラック内に位置付けられた。2つのターゲットアレイ52の各々は該主アレイの周りに約2.4m(8フィート)の距離で隔てられた。各ターゲットアレイ52はスチールアップライトとスチールビーム構造を使う工業用シングルローラックから成る。該約9.8m(32フィート)長さ×約0.91m(3フィート)幅のラックシステムは3つの約2.4m(8フィート)ベイを有するシングルローターゲットラックを提供するよう配置された。ターゲットアレイ52のラックのビーム頂部は該床上と、該床上約1.5m(5フィート)インクレメントと、に位置付けられた。該主及びターゲットアレイ14,16のベイは該アレイを通る公称約152mm(6インチ)の縦及び横ダクト空間を提供するためロードされた。該主及びターゲットアレイラックは約10.1m(約33フィート)の高さで、7つの垂直ベイから成る。該標準クラスIII商品は約53.3cm(21インチ)×約53.3cm(21インチ)×約53.3cm(21インチ)に及ぶシングルウォールコルゲート化カードボードカートン内の区分けされたペーパーカップ{空で、約227g(8オンス)サイズ}で作られた。各カートンは25カップの5層で、125カップを有する。該区分けは、該5層を分離するシングルウォールコルゲートカードボードシートと、各層の5行と5列を分離する垂直インターロックシングルウォールコルゲートカードボードデバイダーと、で達成された。8つのカートンが約1.07m(約42インチ)×約1.07m(42インチ)×約12.7cm(5インチ)の、ツーウエイハードウッドパレット上にロードされた。該パレットは約54kg(約119ポンド)の重さであり、その約20%はペーパーカップ、43%は木、そして37%はコルゲートカードボードである。全体の貯蔵高さは約10.45m(34フィート2インチ)(公称35フィート)、移動可能天井は約13.7m(45フィート)にセットされた。
現実の火災テストは該主アレイ114の中心から約53.3cm(21インチ)中心を離れて始動され、該テストは30分のテスト時間Tの間ランした。点火源は2つのハーフスタンダードセルローズコットンイグナイターである。該イグナイターは約113g(4オンス)のガソリンをソークさせた約7.6cm(3インチ)×約7.6cm(3インチ)の長いセルローズバンドルで作られ、ポリエチレンバッグで捲かれた。該システム10内の第1のスプリンクラーの熱的賦活に続いて、流体供給及び放出は、該1次水制御バルブの後に配置されたソレノイドバルブにより23秒の時間の間遅延された。下記の表7はモデル及びテストパラメーターの両者の抄録の表を提供する。加えて、表7は予測スプリンクラー動作面積26とテストからの測定結果の次に選択された流体供給遅延時間を提供する。
Figure 2009516533
予測プロフアイルは26から32秒の流体供給遅延に続く約16の予測スプリンクラー賦活に対応する火災伸展を識別した。火災テストの観察に依れば、第1のスプリンクラー賦活の後29秒での合計12のスプリンクラーがシステム圧力で動作し、伸展する火災に重要な影響を与えた。次に、該第1のスプリンクラー賦活に続く30秒に2つの追加のスプリンクラーが賦活され、スプリンクラー動作面積26を形成し、合計14のスプリンクラーになった。
該システム10で流体供給遅延時間を使うことは、火災に有効に取り組む14の賦活スプリンクラーから成る現実のスプリンクラー動作面積26の形成に帰着した。例えば、商品への損傷の程度又は貯蔵物に対する火災の挙動の様なドライスプリンクラーシステム10の動作の追加的特徴が観察された。表7に抄録された該テストについては、火災の伝播が主アレイ54の2つの中央ベイに限定され、ターゲットアレイ56を予め濡らしたことが点火を防止したことが観察された。スプリンクラーのスキッピングは観察されなかった。
例8
第8の火災テストでは、クラスIII貯蔵商品の防護用のスプリンクラーシステム10がモデル化され、テストされた。該システムパラメーターは、約12.2m(約40フィート)の天井高さを有する倉庫面積内に配置され約10.7m(約35フィート)の高さに収納されたダブルローラック配置内のクラスIII商品を有する。該ドライスプリンクラーシステム10は、約3.05m(10ft)×約3.05m(10ft)間隔で並び、約190(0.305m−s)1/2{190(ft−sec)1/2}の公称アールテーアイと141℃(286°F)の熱定格を有する100個の16.8Kファクターのアップライト特定用途向け倉庫スプリンクラーをループパイピングシステム内に備える内容となる。該スプリンクラーシステム10は、該スプリンクラーのデフレクターが天井の下約178mm(約7インチ)にあるよう配置された。
該テストプラントは図12に見られる予測熱リリースとスプリンクラー賦活プロフアイルを展開するよう正規化されてモデル化された。予測プロフアイルから、最大スプリンクラー動作面積27の80%、合計して約16のスプリンクラーが、約27秒の最大流体供給遅延時間に続いて、作動すると予測された。約6秒の最小流体供給遅延時間は、約12.2m(40フィート)の与えられた天井高さH1用の4つの臨界スプリンクラーの熱的賦活までの経過時間として識別された。第1のスプリンクラー賦活は点火後約1分54秒に起こると予測された。27秒の流体供給遅延時間がテスト用の最大及び最小流体供給遅延時間の間の範囲から選択された。
該テストプラントでは、主商品アレイ50とその幾何学的中心がオフセット構成で4つのスプリンクラーの下に収納された。特に、クラスIII商品の主アレイ54がスチールアップライト及びスチールビーム構造を使った工業用ラック上に収納された。長さ約9.8m(32フィート)×幅約0.91m(3フィート)のラック部材が4つの約2.4m(8フィート)ベイを有するダブルロー主ラックを提供するため配置された。ビーム頂部は床上で約1.5m(5フィート)インクレメントの垂直タイアー高さのラック内に位置付けられた。2つのターゲットアレイ52の各々は該主アレイの周りに約2.4m(8フィート)の距離で隔てられた。各ターゲットアレイ52はスチールアップライトとスチールビーム構造を使う工業用シングルローラックから成る。該長さ約9.8m(32フィート)×幅約0.91m(3フィート)のラックシステムは3つの約2.4m(8フィート)ベイを有するシングルローターゲットラックを提供するよう配置された。ターゲットアレイ52のラックのビーム頂部は該床上と、該床上の約1.5m(5フィート)インクレメントと、に位置付けられた。該主及びターゲットアレイ14,16のベイが該アレイを通る公称約152mm(6インチ)の縦及び横ダクト空間を提供するためロードされた。該主及びターゲットアレイラックは約10.1m(約33フィート)の高さで、7つの垂直ベイから成る。該標準クラスIII商品は約53.3cm(21インチ)×約53.3cm(21インチ)×約53.3cm(21インチ)に及ぶシングルウォールコルゲート化カードボードカートン内の区分けされたパーパーカップ{空で、約227g(8オンス)サイズ}で作られた。各カートンは25カップの5層で、125カップを有する。該区分けは該5層を分離するシングルウォールコルゲートカードボードシートと、各層の5行と5列を分離する垂直インターロックシングルウォールコルゲートカードボードデバイダーと、で達成された。8つのカートンは約1.07m(約42インチ)×約1.07m(42インチ)×約12.7cm(約5インチ)のツーウエイハードウッドパレット上にロードされる。該パレットは約54kg(約119ポンド)の重さで、その約20%はペーパーカップ、43%は木そして37%はコルゲートされたカードボードである。全体の貯蔵物高さは約10.45m(34ft−2インチ)(公称35フィート)、移動可能な天井は12.2m(40フィート)にセットされた。
現実の火災テストは該主アレイ114の中心から約53.3cm(21インチ)中心を離れて始動され、該テストは30分のテスト時間Tの間ランした。点火源は2つのハーフスタンダードセルローズコットンイグナイターである。該イグナイターは約113g(4オンス)のガソリンをソークさせた約7.面積6cm(3インチ)×約7.6cm(3インチ)の長いセルローズバンドルで作られ、ポリエチレンバッグで捲かれた。該システム10内の第1のスプリンクラーの熱的賦活に続いて、流体供給及び放出は、該1次水制御バルブの後に配置されたソレノイドバルブにより27秒の時間の間遅延された。下記の表8はモデル及びテストパラメーターの両者の抄録の表を提供する。加えて、表8は予測スプリンクラー動作範囲26とテストからの測定結果の次に選択された流体供給遅延時間を提供する。
Figure 2009516533
該予測プロフアイルは27秒の流体供給遅延に続く約16の予測されたスプリンクラー賦活に対応する火災伸展を識別した。火災テストの観察に依れば、第1のスプリンクラー賦活に続く32秒で該システムがシステム圧力を達成する前に、全部で26の賦活されるスプリンクラーが賦活され、伸展する火災に重要な影響を与える。従って、該最初の点火に続く2分13秒でスプリンクラー動作面積26を形成するよう26のスプリンクラーが賦活された。
該システム10で流体供給遅延時間を使うことは、該火災に有効に取り組む26の賦活されたスプリンクラーから成る現実のスプリンクラー動作面積26の形成に帰着した。例えば、商品への損傷の程度と、倉庫に対する火災の挙動と、の様なドライスプリンクラーシステム10の動作の追加的特徴が観察された。表8に抄録されたテストについては、該火災が該通路を横切り、ターゲットアレイ52の頂部に伝播したが、流体放出時直ちに消火されることが観察された。
各々のテストは適当な強制的遅延で構成されたドライスプリンクラーシステムが、スプリンクラー動作面積26を形成するのに充分な数のスプリンクラーの熱的賦活で、伸展する火災72に応答することが出来ることを検証している。該スプリンクラー動作面積26からのシステム圧力での水放出が更に、上から該火災を圧倒し、鎮圧することにより伸展する火災72を包囲、浸水させることが示された。
一般に、最終スプリンクラー動作面積26の各々は、26か、もっと少ないスプリンクラーにより形成される。該最終スプリンクラー動作面積と動作は、従来インラックシステムが必要であった倉庫占有部の火災が天井専用システムで有効に取り組まれ得ることを示した。更に最終スプリンクラー動作面積26が20かもっと少ないスプリンクラーにより形成されるところでは、該テスト結果はドライ/プリアクションシステムが、前にNFPA(2002)の下で要求されたよりも小さい水力学的設計面積で構成され得ることを示す。水力学的要求を最小化することにより、該貯蔵空間内への水放出の全体容積が好ましく最小化される。最後に、該テストは適当な火災伸展を許容する流体供給の遅延は、スプリンクラー賦活を該火災に近接する範囲に局所化することを可能にして、必ずしも該火災に直接影響を与えず、追加的放出容積を付加する、該火災から遠隔のスプリンクラーの賦活を避けるか又は他の仕方で最小化することを示した。
このテストの各々はスプリンクラー動作面積26の成功裡の形成と応答に帰着したので、該テストの各々は、対応する貯蔵商品と条件用に少なくとも1つの強制的流体供給遅延時間を規定する。これらのテストは高い危険性及び/又は可燃特性を有すると知られる商品について行われ、該テストは種々の貯蔵物構成と高さについて、そして種々の天井から商品までのクリヤランスについて、行われた。加えて、これらのテストは2つの異なる動作及び放出圧力のスプリンクラー20の好ましい実施例で行われた。従って、ドライ/プリアクションスプリンクラーシステム10の全体的な水力学的要求は、現実の流体供給遅延時間、商品クラス、スプリンクラーKファクター、スプリンクラーハンギングスタイル、スプリンクラーの熱的応答、スプリンクラーの放出圧力そして賦活されるスプリンクラーの合計数、を含む倉庫占有部の1つ以上の要因の関数であるのが好ましい。上記8つの火災テストは同じスプリンクラー及びスプリンクラー構成で行われたので、何等かの与えられたテストでのスプリンクラー動作の最終数は、現実の流体供給遅延時間、商品クラス、貯蔵物形状そして動作又はスプリンクラー放出圧力、の1つ以上の関数である。
クラスII及びクラスIII商品に関しては、クラスIIがクラスIIIよりも低い挑戦的火災を呈すると考えられるので、クラスIIIの防護用に構成されたシステム10はクラスII用の倉庫占有部にも適用可能である。該テスト結果は、ダブルローラック構成がマルチロー配置に比較してより速い火災伸展を呈することを示す。かくして、もし、同じ流体供給遅延時間、もっと特定して、同じ現実の流体供給遅延時間、を呈される場合は、動作圧力が該マルチロー配置に比較してダブルローラックシナリオで達成される前に、より多くのスプリンクラーが動作すると期待される。
該テストの各々はラック貯蔵配置で行われ、そして各テストで、最終スプリンクラー動作面積26は効果的に火災を圧倒し、鎮圧する。該テストシステム10は全て、インラックスプリンクラーによる援助無しの天井専用スプリンクラーシステムであった。該テストの結果に基づき、スプリンクラー動作面積26で火災に取り組むよう構成されたドライスプリンクラーシステムは、ラック貯蔵用の天井専用スプリンクラー防護システムとして使用され、それによりインラックスプリンクラーの必要性を取り除くと信じられる。
該テストされた強制的流体供給遅延時間は、好ましくは30より少ないスプリンクラー、もっと屡々20より少ないスプリンクラーを有するスプリンクラー動作面積26の適切な形成に帰着するので、強制的流体供給遅延時間を有するドライスプリンクラーシステムにより防護される倉庫占有部は水力学的に、より小さい水力学的容量で、サポートされ、設計され得ると信じられる。スプリンクラー動作面積の意味で、最終スプリンクラー動作面積は、現在のウェット又はドライシステム設計標準で使われる水力学的設計面積に等しいかそれより小さいよう示された。従って、強制的流体供給遅延時間を有するドライスプリンクラーシステムは、火災伸展に応答して包囲及び浸水効果を生ずることが出来て、更に水力学的に、現在のドライシステムより小さい水容積で構成され、寸法決めされる。
更に、包囲及び浸水効果を提供するのに役立つ全てのスプリンクラーが、予め決められた時間内に熱的に駆動されることは注意されるべきである。特に、該スプリンクラーシステムは、該システム内の第1の熱的スプリンクラー賦活に続く10分以内に、最後に賦活されるスプリンクラーが生ずるように構成される。好ましくは、最後のスプリンクラーが該システム内の第1のスプリンクラー賦活の8分以内に賦活される、より好ましくは、最後のスプリンクラーが該第1のスプリンクラー賦活の5分内に賦活されるのがよい。従って、例え、該ドライスプリンクラーシステムが、水力学的により効率的な動作面積を提供する好ましい最小及び最大流体供給範囲の外に強制的流体供給遅延時間を有する場合でも、例えばテスト番号6で見られる様に、包囲及び浸水効果で火災に応答するスプリンクラー動作面積を形成することが出来るのであり、尤もより多い数のスプリンクラーが熱的に賦活されるのではあるが。
上記テストは更に、該好ましい方法論がスプリンクラースキッピングの効果を除去するか、又は少なくとも最小化する、ドライスプリンクラーシステムを提供出来ることを図解する。提供される賦活プロットの中で、唯1つのプロット(図7A)が1つのスプリンクラースキップを示した。比較の目的で、ウェットシステム火災テストが行われ、そのスプリンクラー賦活がプロットされた。該ウェットシステムテストについては、クラスIII貯蔵商品の防護用のスプリンクラーシステム10がモデル化され、テストされた。該システムパラメーターは、約13.7m(約45フィート)の天井高さを有する倉庫面積内に配置され、約12.2m(約40フィート)の高さに収納されたダブルローラック配置のクラスIII商品の内容となる。該ウェットスプリンクラーシステム10は、3.05m(10ft)×約3.05m(10ft)間隔で並び、約190(0.305m−s)1/2{190(ft−sec)1/2}の公称RTI及び141℃(286°F)の熱定格を有する100個の16.8Kファクターのアップライト特定用途向け倉庫スプリンクラーを備える。該スプリンクラーシステムは、該スプリンクラーのデフレクターが天井の下約178mm(約7インチ)になるよう配置された。該ウェットパイプシステム10はクローズドヘッドで、かつ、加圧されるようセットされた。
該テストプラントでは、主商品アレイ50とその幾何学的中心が、オフセット構成で4つのスプリンクラーの下に収納された。特に、クラスIII商品の主アレイ54はスチールアップライト及びスチールビーム構造を使う工業用ラック上に収納された。長さ約9.8m(32フィート)×幅約0.91m(3フィート)のラック部材が、4つの約2.4m(8フィート)ベイを有するダブルロー主ラックを提供するよう配置された。ビーム頂部は床上の約1.5m(5フィート)インクレメントの垂直タイアー高さのラック内に位置付けられた。ターゲットアレイ52は該主アレイから約2.4m(8フィート)の距離で隔てられた。該ターゲットアレイ52はスチールアップライト及びスチールビーム構造を使う工業用、シングルローラックから成る。3つの約2.4m(8フィート)ベイを有するシングルローターゲットラックを提供するために長さ約9.8m(32フィート)×幅約0.91m(3フィート)のラックシステムが配置された。該ビーム頂部は床上で約1.5m(5フィート)インクレメントの垂直タイアー高さのターゲットアレイ52のラック内に位置付けられた。該主及びターゲットアレイ14,16のベイは該アレイを通る公称約152mm(6インチ)の縦及び横ダクト空間を提供するためにロードされた。該アレイ50,52の主及びターゲットラックは約11.6m(約38フィート)の高さで8つの垂直ベイから成る。全体の貯蔵物高さは約11.93m(39フィート1インチ)(公称40フィート)、移動可能な天井の高さは約13.7m(45フィート)にセットされた。標準のクラスIII商品が該主及びターゲットアレイ50,52の各々内にロードされた。該標準クラスIII商品は約53.3cm(21インチ)×約53.3cm(21インチ)×約53.3cm(21インチ)に及ぶシングルウォールコルゲート化カードボードカートン内の区分けされたペーパーカップ{空で、約227g(8オンス)サイズ}で作られた。各カートンは25カップの5層で、125カップを有する。該区分けは、該5層を分離するシングルウォールコルゲート化カードボードシートと、各層の5行と5列を分離する垂直インターロックシングルウォールコルゲート化カードボードデバイダーと、で達成された。8つのカートンが、約1.07m(約42インチ)×約1.07m(42インチ)×約12.7cm(5インチ)のツーウエイハードウッドパレット上にロードされた。該パレットは約54kg(約119ポンド)の重さで、その約20%はペーパーカップ、43%は木、37%はコルゲートされたカードボードである。サンプルが概略の水分含有量を決定するため該商品から取られた。該サンプルは最初に重さを測られ、約36時間約104℃(220°F)のオーブン内に置かれ、そして次いで再び重さを測られた。該商品の概略の水分含有量は次の様、すなわち、ボックスが7.8%、カップが6.9%である。
現実の火災テストは2つのハーフスタンダードセルローズコットンイグナイターを使って主アレイ114の中心から53.3cm(21インチ)中心を離れた所で始動され、該テストは30分のテスト時間Tの間ランされた。該イグナイターはポリエチレンバッグで捲かれた、約113g(4オンス)のガソリンをソークさせた約7.6cm(3インチ)×約7.6cm(3インチ)の長いセルローズバンドルで作られた。下記の表9はテストパラメーターと結果の抄録した表である。
Figure 2009516533
火災テストの観察に依れば、最初の5つのスプリンクラーは30秒間以内で動作した。これらの5つのスプリンクラーは該火災に適切に取り組むことが出来ず、該火災は伸展し、該第1の動作後185秒で追加の14のスプリンクラーを熱的に駆動した。最後のスプリンクラー動作は該第1の動作後254秒で起こった。更に、第5のスプリンクラー動作の例外はあるが、点火軌跡に対するスプリンクラーの全体的な第2リングが、最初の駆動されたスプリンクラーのグループからの濡らしに供され、賦活しない(スプリンクラースキッピング)ことが観察された。一旦第3リングのスプリンクラーが動作すると、追加のスプリンクラーの賦活を抑制するのに充分な水流れが提供された。該第3リングのスプリンクラーは点火位置の軸線から最小で約7.6m(25フィート)に配置され、点火から10.7m(35フィート)程離れたスプリンクラーは駆動された。図12Aは該ウェットシステムテストでのスプリンクラー賦活のグラフ線図のプロットを示す。このウェットシステムテストとの観察での比較によるだけで、強制的流体供給遅延時間を使って包囲及び浸水構成で火災に取り組むよう構成されたドライスプリンクラーシステムの好ましい方法とシステムが、直ちに流体を供給するウェットシステムより少ないスプリンクラースキッピングを提供出来ることが現れている。
倉庫占有部用システムの水力学的構成
図1Aで略図で示される様に、ドライスプリンクラーシステム10は、包囲及び浸水構成での火災現象への応答で、該システム10をサポートするために好ましい水力学的設計面積25を規定する1つ以上の水力学的に遠隔のスプリンクラー21を有する。好ましい水力学的設計面積25は、公称放出圧力Pで最も水力学的に遠隔のスプリンクラー21から、指定された公称放出密度Dを供給するよう該システム10内へ設計されたスプリンクラー動作面積である。該システム10は、毎分、毎0.0929平方メートル(毎平方フィート)当たり3.785リットル(ガロン)で、指定された水密度を提供する、或いは、代わりに、好ましい水力学的設計範囲25上に合理的程度の均一さで分布された、指定された最小放出圧力又はスプリンクラー当たり流れを提供する、ために、圧力損失ベースで選択されたパイプサイズを有する水力学的に設計されたシステムであるのが好ましい。該システム10用の水力学的設計面積は、該システム10内の最も水力学的に遠隔のスプリンクラー又は範囲に対し、与えられた商品及び倉庫天井高さ用に設計又は指定されるのが好ましい。
一般に、好ましい水力学的設計面積25は、該システムの残りの水力学的要求が充たされることを保証するために、該システム10内の最も水力学的に遠隔のスプリンクラーについてサイズ決めされ、構成される。更に、該好ましい水力学的設計面積25は該スプリンクラー動作面積26が、伸展する火災上で該システム内のどこにでも有効に発生させられるよう、サイズ決めされ、構成される。好ましくは、該水力学的設計面積25が、ここで上記で前に説明したそれらの様な、成功裡の火災テストから導かれるのがよい。成功裡の火災テストでは、賦活されたスプリンクラーを通しての流体供給は該火災伸展を圧倒し、鎮圧するのが好ましく、該火災は点火範囲に局所化されて留まり、すなわち該火災は好ましくは該アレイをジャンプせず、或いは他の仕方で該主及びターゲットアレイ50,52を下方へ移動しない。
スプリンクラー動作面積26を形成する流体供給遅延の有効性を評価するため使われた成功裡の火災テストからの結果は、更に該水力学的スプリンクラー動作面積25を規定するのが好ましい。上記で論じた8つのテストの賦活結果を抄録して、下記表が作られた。
Figure 2009516533
それらの既知のスプリンクラー間隔と一緒に識別された賦活スプリンクラーの数は、各々、包囲及び浸水構成で火災現象に取り組むよう構成された天井専用ドライスプリンクラーシステム10をサポートするために、与えられた貯蔵物及び天井高さで与えられた商品用の好ましい水力学的設計面積25を識別する。該結果の検討は更にスプリンクラー賦活の数が概ね14から20スプリンクラーに及ぶことを示す。火災チャレンジの想定されるレベル用に適切な流れを作り得る、適当に熱定格付けされ、かつ、感度を持つスプリンクラーの選択と結合された、上記説明のモデル化方法論を適用すると、包囲及び浸水構成で倉庫占有部の火災現象に取り組み得るドライ天井専用火災防護システム用の水力学的設計25が識別される。好ましい水力学的設計面積25を識別するために、上記表で示される所、Eで、値の範囲が外挿されてもよい。従って、好ましい水力学的設計面積25は、例えば設計範囲の抄録表内に列挙されるが、テストされてない貯蔵条件、の様な、商品、貯蔵及び天井高さの全ての並べ替え用に提供されてもよい。加えて、水力学的設計面積は更に、上記でテストされず、列挙もされない条件について外挿されてもよい。
上記で注意した様に、好ましい水力学的スプリンクラー動作面積25は約14から約20スプリンクラーに、より好ましくは約18から約20スプリンクラーに及んでもよい。該外挿に安全係数を付加して、該水力学的スプリンクラー動作範囲25は約20から約22スプリンクラーにサイズ決めされてもよい。約3.05m(10フィート)×約3.05m(10フィート)のスプリンクラー間隔については、これは約185平方メートル(約2000平方フィート)から約232平方メートル(約2500平方フィート)の、そしてより好ましくは約204平方メートル(2200平方フィート)の好ましい水力学的設計面積へ推移する。
注意すべきは、現在のNFPA−13標準は、倉庫面積の防護に於けるウェットスプリンクラーシステムの最も水力学的に遠隔の範囲の設計範囲を約186平方メートル(約2000平方フィート)まで指定する。従って、スプリンクラー動作面積26で火災に取り組むよう構成されたスプリンクラーシステム10は同じ倉庫条件用のNFPA−13下のウェットシステムのそれに少なくとも等しい設計範囲で構成されてもよいと信じられる。既に知られる様に、包囲及び浸水効果で火災に取り組むよう構成されたスプリンクラーシステムは、安全又は”ペナルテイ”設計要因を組み入れる現在のドライスプリンクラーシステムと比べて、該システム10への水力学的要求を減じ得る。好ましくは、該システム10の好ましい水力学的設計面積25は更に、該好ましい水力学的設計範囲25が既知のウェットスプリンクラーシステム用の面積より小さいように、減じられ得るのがよい。少なくとも1つの上記列挙のテストでは、9.1m(30フィート)以下の天井高さの下のグループAプラスチックスの防護用のドライスプリンクラーシステムは、ウェットシステム用の設計標準下で指定される約186平方メートル(2000平方フィート)より小さい水力学的設計面積を規定する15のスプリンクラーで水力学的にサポートされ得ることが示される。
特に、該火災テストデータは、恐らく高い防護要求を有する約6.1m(20フィート)高さの貯蔵のグループAプラスチックスのダブルローラックが、限定数のスプリンクラーを開くことに基づくドライパイプスプリンクラーシステムで防護されることを示すと信じられる。更に、ウェットシステム用設計基準が、上記説明のグループAプラスチック用のテスト結果と同じ数のスプリンクラーを開いたテスト結果に基づき確立されたと信じられる。かくして、ドライスプリンクラーシステムの設計面積は、ウェットスプリンクラーシステムの設計面積以下であってもよいことが示された。ラック貯蔵物テストは一般にパレット化品テストより厳しいと知られているので、その結果もパレット化品テストに、そして一般的に高チャレンジ火災に適用可能である。更に、ドライスプリンクラーシステム用設計面積がウェットシステムのそれと等しいかそれより小さくてよいとの出願人の提示に基づき、該設計面積は厳しさの低い防護要求を有する商品に拡張され得ると信じられる。
該システム10が、火災を圧倒し鎮圧するために包囲及び浸水効果を作る好ましく少数のスプリンクラー20の賦活を利用するので、該ドライスプリンクラーシステム10の好ましい水力学的設計面積25も又NFPA−13下で指定されるドライスプリンクラーシステム用の減じられた水力学的設計面積に基づいている。かくして、例えば、NFPA−13のセクション12.2.2.1.4が、クラスIからIVの商品の、パレット化された、堅く堆積された、ビンボックス又は棚貯蔵用の、制御モード防護基準用に、毎分6.1リットル/平方メートル(0.15gpm/ft)の水密度を有する設計面積約241平方メートル(2600平方フィート)を指定する場合、好ましい水力学的設計面積25は毎分6.1リットル/平方メートル(0.15gpm/ft)の密度を有する約186平方メートル(2000平方フィート)に於けるウェット標準下で指定されるのが好ましい。従って、該好ましい水力学的設計面積25は好ましくは既知のドライスプリンクラーシステム10用の設計面積より小さいのがよい。システム10用の設計密度は好ましくは、与えられた商品、貯蔵物高さ及び天井高さ用のNFPA−13セクションの12の下で指定されるそれらと同じであるのがよい。ドライスプリンクラーシステムの設計及び製作で使われる現在の水力学的設計面積の減少は、該システム10内のポンプ又は他のデバイスの諸要求及び/又は圧力要求を減じることが出来る。その結果、該システムのパイプ及びデバイスはより小さく指定されることが出来る。しかしながら、該ドライスプリンクラーシステム10が、ドライスプリンクラーシステム用のNFPA−13の現在利用可能な標準の下で指定される設計面積程の大きさとなるようサイズ決めされた好ましい水力学的設計面積25を有し得ることは評価されるべきである。この様なシステム10は、該システム10が上記で論じた流体供給遅延時間を組み入れるなら、なお包囲及び浸水効果で火災を管理し、水放出を最小化することが出来る。従って、好ましい水力学的設計面積25のサイズを決めるための設計面積の或る範囲が存在する。最小では、該好ましい水力学的設計面積25は利用可能な火災テストデータにより提供される賦活スプリンクラー動作範囲26のサイズの最小であり、そして該水力学的設計範囲25は最大では該流体供給遅延時間要求が充たされる限り、該システムが許容するだけ大きくしてもよい。
該テスト結果に依ると、強制的流体供給遅延時間を含めることにより形成されたスプリンクラー動作面積26でドライスプリンクラーシステムを構成することでドライスプリンクラーシステムに従来付随した設計ペナルテイを克服出来る。特に、ドライスプリンクラーシステム10は、NFPA−13のウェット配管システム用に指定されたスプリンクラー動作設計面積に等しい好ましい水力学的設計面積25を有して設計され、構成され得る。かくして、該好ましい水力学的設計面積25は、NFPA−13により設計されるウェットシステムと少なくとも同じに水力学的に動作するよう設計されることにより、NFPA−13により指図されるよう、前に論じられたドライパイプ”ペナルテイ”を避けるドライパイプスプリンクラーシステムを設計及び製作するため使用され得る。ドライパイプ防護システムは、NFPA−13の下で必要と前に感知された設計ペナルテイの組み込み無しに設計され、設置され得ることが信じられるので、ドライパイプシステム用の設計ペナルテイは最小化されるか、又は代わって取り除かれ得る。更に、該テストは、何等かのシステム用標準が存在しない場合に、該設計方法論が商品のドライスプリンクラーシステム火災防護用に有効に使われることを示す。特に、強制的流体供給遅延時間及び好ましい水力学的設計面積は、水力学的性能基準が知られてない場合に水力学的性能基準を規定するようにドライスプリンクラー設計に組み入れられ得る。例えば、エヌエフピーエイ−13は、クラスIII商品の様な或るクラスの商品用のウェットシステム標準のみを提供する。該好ましい方法論は、必要な水力学的設計と強制的流体供給遅延時間を指定することにより、クラスIII商品用の天井専用ドライスプリンクラーシステム標準を確立するために使われてもよい。
強制的流体供給遅延時間は該好ましい水力学的設計面積25と一緒に、ドライスプリンクラーシステムが依拠して好ましく設計され、作られる設計基準を提供出来る。好ましくは、最大及び最小の強制的流体供給遅延時間が該好ましい水力学的設計面積25と一緒に、ドライスプリンクラーシステムが依拠して設計され、作られるのが好ましい設計基準を提供出来るのがよい。例えば、好ましいドライスプリンクラーシステム10は、商品パラメーター及び倉庫空間仕様の与えられたセット用に好ましい水力学的設計面積25を識別し、指定することにより倉庫空間70内の設置用に設計され、製作されてよい。該好ましい水力学的設計面積25を指定することは、好ましくは、該システムの水力学的要求を集合的に充たすことが出来る該システム10の最も水力学的に遠隔の範囲のスプリンクラー20の数を識別する過程を有するのがよい。上記で論じた様に、好ましい水力学的設計面積25を指定する過程は、火災テストから外挿することに依るか、又はエヌエフピーエイ−13標準で提供されるウェットシステム設計面積から他の仕方で導かれてもよい。
倉庫占有部用システムの実現方法
システム設計基準の発生方法
火災防護システムを設計する好ましい方法論は、倉庫面積内に配置される商品、器具又は他の品目を防護するドライスプリンクラーシステムの設計法を提供する。該方法論は、包囲及び浸水応答用に構成された好ましいスプリンクラーシステムがモデル化され、シミュレートされ、そして作られる設計基準を確立する過程を有する。好ましいスプリンクラーシステム設計方法論は該スプリンクラーシステム10を設計するため使われる。該設計方法論は好ましくは、一般的に少なくとも3つの設計基準又はパラメーター、すなわち、好ましい水力学的設計面積25と、防護される貯蔵商品についての予測熱リリース及びスプリンクラー賦活プロフアイルを使う該システム10用の最小及び最大の強制的流体供給遅延時間と、を確立する過程を有する。
図13には、スプリンクラー動作面積26を有するドライスプリンクラーシステム10を設計し、製作する好ましい方法論のフローチャート100が示される。該好ましい方法論は、好ましくは、防護されるべき該倉庫及び商品のパラメーターを集めるコンパイリング過程102を有するのがよい。これらのパラメーターは、好ましくは商品クラス、商品形状、倉庫天井高さ、及び火災伸展及び/又はスプリンクラー賦活に影響を与える何等かの他のパラメーター、を有するのがよい。該好ましい方法は、更に例えば図4で見られ、上記で説明される様に、火災モデルと予測熱リリースプロフアイル402とを開発する開発過程104を有する。発生過程105では、該予測熱リリースプロフアイルは、図4で見られ、上記で説明された様に、予測スプリンクラー賦活プロフアイル402を発生するために予測スプリンクラー賦活時刻を解くため使われる。過程102でコンパイルされた倉庫及び商品パラメーターは更に過程106で示す様に、好ましい水力学的設計面積25を識別するため使われる。好ましくは、該好ましい水力学的設計面積25は、上記説明の様に、利用可能な火災テストデータから外挿されるか、又は代わりに、ウェットスプリンクラーシステム用にNFPA−13により提供される既知の水力学的設計面積から選択されるのがよい。過程106は、該好ましい水力学的設計面積25について、該システム10が、(i)水又は他の消火材料の必要流量、又は(ii)例えば、約0.0929平方メートル(平方フィート)当たり毎分約3.03l(0.8ガロン)、の様な、指定密度、の少なくとも1つを、それにより供給出来ねばならない賦活スプリンクラーの必要数を規定する。
かくして、該方法論100の1つの好ましい実施例では、貯蔵された商品を防護するドライスプリンクラー火災防護システム用の設計基準が提供され、同様な商品用にNFPA−13の下で指定されるウェットシステムの設計基準と実質的に同じになり得る。好ましくは、該ドライシステムが設計されるのが好ましい商品は、約7.6m(25フィート)高さのダブルローラックのグループAプラスチック商品のであるのがよい。代わりに、該商品はNFPA−13の5.6.3及び5.6.4章の下に列挙されたどんなクラス又はグループの商品であってもよい。更に代わって、追加的に、エアロゾル及び可燃性液体の様な他の商品も防護され得る。例えば、引用によりその各々が全体で組み入れられる非特許文献13及び14がある。更に、NFPA−13について、防護されるべき追加の商品は、例えば、ゴムタイヤ、ステークドパレット、ベールドコットン、及びロールペーパーを含んでもよい。好ましくは、好ましい方法100は、該システムを囲い内のラックを防護するための天井専用ドライパイプスプリンクラーシステムとして設計する過程を有するのがよい。該囲いは好ましくは約9.1m(30フィート)の天井を有するのがよい。該ドライスプリンクラーを設計する過程は好ましくは約16.8のKファクターを有するスプリンクラーのネットワークグリッドを指定する過程を有するのがよい。該ネットワークグリッドは、約185平方メートル(約2000平方フィート)の好ましいスプリンクラー動作設計面積を有し、該方法は更に、好ましくは、少なくとも、NFPA−13により指定されるウェットシステムの水力学的等価物となるように、該モデルを修正する過程を有する。例えば、該モデルは、約9.1m(30フィート)の天井高さの下で高さ約7.6m(25フィート)に積み上げたグループAプラスチック商品のデュアルローラック貯蔵物のウェットシステム防護用のNFPA−13の下の設計基準に実質的に対応するよう設計面積を組み入れてもよい。
該設計方法論100と上記説明の利用可能な火災テストデータからの外挿法は、更に好ましい水力学的設計点を提供することが出来る。図13Bでは、火災スプリンクラーシステムの設計で使う図解的な密度−面積グラフ図が示される。特に示されるのは、そのシステム用のスプリンクラー間隔が適当に保持された場合、与えられた時間と与えられた面積に亘りスプリンクラーから放出される水の必要量を規定するために、約0.0929平方メートル(平方フィート)当たりに毎分約3.03l(0.8ガロン)、すなわち32.6lpm/m(0.8gpm/ft)の値を有する設計点25’である。グラフ10に依ると、好ましい設計範囲は約2000平方フィートで、かくして好ましいドライスプリンクラーシステムが約185.8平方メートル(2000平方フット)について毎分約32.6リットル/平方メートル(0.8gpm/ft)を供給するよう設計され得る設計又はスプリンクラー動作面積要求を規定する。該設計点25’は、ここで説明した好ましい方法論に依りドライパイプスプリンクラーシステムを設計するための水力学的計算で使われる好ましい面積対密度関係の点としてよい。上記で説明した好ましい設計点25’は125%面積ペナルテイ増加を克服するよう示されており、何故ならば、該設計点25’はウェットシステム性能に少なくとも等価なドライシステム性能を提供するからである。従って、好ましい設計面積を組み入れた設計方法論と、好ましい方法論により作られたシステムと、はドライパイプ火災防護システムが、NFPA−13の下で前に必要と感知された設計ペナルテイの組み込み無しに設計され、設置される得ることを示している。従って、出願人はドライパイプシステムの設計でペナルテイのヒ必要性は取り除かれたと断定する。
望ましい水供給をドライスプリンクラー防護システムに提供するのに加えて、該好ましい設計方法論100は、例えば、必要な水供給時間の様なNFPA−13の他の要求を充たすよう構成され得る。かくして、好ましい設計面積25と方法論100は、スプリンクラー賦活の約15秒から約60秒の範囲内に、最も水力学的に遠隔の賦活されたスプリンクラーへの流体供給の責任を負うよう構成される。好ましくは、該方法論100は、包囲及び浸水構成で火災現象に取り組むよう該システム10を構成するために、前に論じた好ましい強制的流体供給遅延時間を識別する。従って、該設計方法論100は好ましくは、最大の流体供給遅延時間により形成されるべき、指定最大スプリンクラー動作面積27の部分を識別するバッフアー用過程108を有するのがよい。好ましくは、該最大スプリンクラー動作面積27は該システム10用の最小の利用可能の好ましい水力学的設計範囲25に等しいのがよい。代わりに、該最大スプリンクラー動作面積は、同じ貯蔵物及び天井高さで同じ商品を防護するウェットシステム用にNFPA−13の下で指定される設計面積と等しい。
該バッフアー用過程は好ましくは、該指定された最大スプリンクラー動作面積27の80%が該最大流体供給遅延時間により賦活されることがもたらされるのがよい。かくして、例えば、最大流体供給遅延時間が20のスプリンクラー又は約185.8平方メートル(2000平方フィート)であるよう指定される場合、該バッフアー用過程は最初の流体供給が予測された、16のスプリンクラーが賦活される瞬間に、起こるべきことを識別する。該バッフアー用過程108は、該最大スプリンクラー動作範囲27内のスプリンクラーの100%が流体供給の前に賦活される必要がある場合より早く、水が該貯蔵空間70内に導入されるよう、充分な最大スプリンクラー動作範囲27を始動又は形成するに必要なスプリンクラー賦活数を減じる。更に、より早い流体供給は、その時刻に、該最大スプリンクラー動作面積27の実質的に全ての必要なスプリンクラーが賦活されるのが好ましい必要流量を作るために、放出水が望ましいシステム圧力に昇る、すなわち圧縮時間を与える、ことを可能にする。
決定する過程116では、最大スプリンクラー動作面積27の80%が形成されるよう予測される時刻が決定される。再び図4を参照すると、該システム10内の予測された第1のスプリンクラー賦活から、該最大スプリンクラー動作面積27の好ましい80%を形成する賦活の最後まで、の測定された経過時間は、過程118で提供される最大流体供給遅延Δtmaxを規定する。バッフアー用過程108の使用は又、予測熱リリース及びスプリンクラー賦活プロフアイルに容易には取り込まれない何等かの変数と、それらのスプリンクラー賦活への影響と、の責任を負う。最大スプリンクラー動作面積27は、包囲及び浸水効果で火災に有効に取り組む該システム10用の最大のスプリンクラー動作面積であると信じられるので、水はより遅くよりも、より早く、該システムに導入され、それにより水が余りに後れて供給されたので最大スプリンクラー動作面積27を形成出来ず、懸念された伸展する火災に取り組めない可能性を最小化する。もし水が余りに後れて導入されるならば、火災の伸展が余りにも激しく、スプリンクラー動作面積により有効に取り組めないか、さもなければ、該システムは熱リリースレートが減じられる制御モード構成へ戻れない。
再び図13のフローチャート100及び図4のプロフアイル400を参照すると、最小スプリンクラー動作面積28が形成される時刻は、時刻ベースの予測熱リリース及びスプリンクラー賦活プロフアイルを使って過程112で決定される。好ましくは、該最小スプリンクラー動作面積28が該システム10用の臨界数スプリンクラー賦活により規定されるのがよい。該臨界数のスプリンクラー賦活は水又は液体放出で火災に取り組む最小初期スプリンクラー動作面積を提供するが、それに対して、完全なスプリンクラー動作範囲26を形成するため追加数のスプリンクラーが熱的に賦活されるよう、該火災が応答して伸展し続ける様な、該最小初期スプリンクラー動作面積を提供するのが好ましい。該臨界数のスプリンクラー賦活は好ましくは該スプリンクラーシステム10の高さに依るのがよい。例えば、該スプリンクラーシステム迄の高さが約9.1m(30フィート)より低い場合は、スプリンクラー賦活の該臨界数は約2つから4つのスプリンクラーである。該スプリンクラーシステムが約9.1m(30フィート)以上に設置される倉庫面積では、該スプリンクラー賦活の該臨界数は約4つのスプリンクラーである。第1の予測されたスプリンクラー賦活から測って、予測臨界スプリンクラー賦活、すなわち2つから4つのスプリンクラー賦活、までのこの時間は、過程114で示した最小の強制的流体供給遅延時間Δtminを規定する。該倉庫面積内への水の早すぎる導入は、該火災伸展を恐らく妨げ、それにより該最小スプリンクラー動作面積内の全臨界スプリンクラーの熱的賦活を妨げる。
かくして、ドライスプリンクラーシステムは上記説明の方法を使って包囲及び浸水効果を作る設計基準を提供される。該好ましい方法の過程は、該過程が適当な設計基準を発生するよう実施されるなら、どんなランダムな順序で実施されてもよいことは気付かれるべきである。例えば、該最小の流体供給遅延時間は該最大の流体供給遅延時間決定過程の前に決められてもよく、或いは水力学的設計面積は最小か又は最大流体供給遅延時間か何れかの前に決められてもよい。防護されるべき1つ以上の倉庫占有部用の多数の入力及びパラメーターを集めることにより多数システムが設計されてもよい。該多数設計システムは該占有部を防護するために最も実用的及び/又は経済的構成を決めるため使われてもよい。加えて、もし一連の予測モデルが開発されるなら、受け入れ可能な最大及び最小流体供給遅延時間を評価及び/又は決定するために該方法の部分を使ってもよい。
更に、商業的慣例で、種々の倉庫占有部及び商品条件用の最小及び最大流体供給遅延時間を決めるためにルックアップテーブルのデータベースを創るよう該一連のモデルを使うことが出来る。従って、該データベースはモデル化過程を除去することにより設計過程を簡単化することが出来る。例えば、図13Aで見られる様に、システム10を設計及び製作するための簡単化された方法論100’がある。火災テストデータのデータベースを用いて、オペレーター又は設計者は、スプリンクラーシステム10を設計及び/又は製作することが出来る。最初の過程102’は、例えば、防護されるべき倉庫及び商品のパラメーターの様なプロジェクトの詳細を識別し、コンパイルする過程を提供する。これらのパラメーターは好ましくは商品のクラス、商品形状、倉庫天井高さを有するのがよい。参照用過程103’は、1つ以上の倉庫占有部と貯蔵商品形状用の火災テストデータのデータベースを参照する過程を提供する。該データベースから、選択過程105’は、テスト火災に取り組むためのスプリンクラー動作面積26をサポートし、創るようコンパイル用過程102’でコンパイルされたパラメーターに対応する倉庫占有部及び貯蔵商品形状に有効な水力学的設計面積及び流体供給遅延時間を識別するため行われる。該識別された水力学的設計面積及び流体供給遅延時間は、包囲及び浸水効果で倉庫占有部を防護することが出来る天井専用ドライスプリンクラーシステムの製作用のシステム設計で実現される。
倉庫占有部用システムパラメーターの開発に設計基準を使う方法
該好ましい方法論100は、従って前に論じた3つの設計基準を識別するが、該基準は好ましい水力学的設計面積、最小流体供給遅延時間及び最大流体供給遅延時間である。該スプリンクラーシステム10の設計及び製作への該最小及び最大流体供給遅延時間の組み入れる過程は、該システム10内のスプリンクラーが該識別された最大及び最小の強制的流体供給遅延時間の範囲内に入る流体供給遅延を経験するかどうかを決定するために、該システム10が依って動的にモデル化される繰り返し過程である。好ましくは、全てのスプリンクラーが、該識別された最大及び最小流体供給遅延時間の範囲内の流体供給遅延時間を経験するのがよい。しかしながら、代わりに該システム10は、該スプリンクラー20の1つ又は選択された少数が、スプリンクラー動作面積26を形成するために該選択スプリンクラーの各々を囲む最小数のスプリンクラーの熱的賦活を提供する強制的流体供給遅延時間で構成されるよう仕組まれてもよい。
好ましくは、包囲及び浸水効果をサポートする水力学的設計面積26を有するドライスプリンクラーシステム10が、1つ以上の賦活されたスプリンクラーを有するよう数学的にモデル化されるのがよい。該モデルは、更に1次水制御バルブのトリップをトリガーする現象に続く時間に亘り、該システム10を通る液体及びガスの流れを特徴付けてもよい。該数学的モデルは、どんな賦活スプリンクラーの液体放出圧力と放出時刻も解くために使用され得る。該モデルからの水放出時刻は、該強制的流体供給時刻へのシステム適合を決めるよう評価される。更に、該モデル化されたシステムは変更され、該液体放出特性は、該システム10への変更を評価し、該システムを好ましい水力学的設計面積及び強制的流体供給遅延時間の設計基準に適合するよう持ち込むように、繰り返し解かれる。該スプリンクラーシステム10のモデル化を実現し、液体放出時刻及び特性を解くために、ユーザーは、スプリンクラー10の水力学的動作を作成し、解くことが出来る計算ソフトウエアを使ってもよい。代わりに、該システム10の繰り返した設計とモデル化へと、ユーザーは、例えば、その回路上の各スプリンクラー用の設計された流体供給遅延を達成するために、パイプ長さを変えるか又は他のデバイスを導入することにより、該システム10を物理的に作り、該システムを変型してもよい。該システムは、次いで該システム内の何れかのスプリンクラーを賦活し、1次水制御バルブからテストスプリンクラーまでの流体供給が、該最小及び最大の強制的流体供給遅延時間の設計基準内にあるかどうかを決定することにより、テストされてもよい。
該好ましい水力学的設計面積25と強制的流体供給遅延時間は、図13のフローチャートで示す様に、好ましい方法論100のコンパイル用過程120で使用するため組み込まれ得る設計基準を規定する。過程120の基準は該システム10をモデル化し、実現するため設計及び製作過程122で使われる。特に、貯蔵された商品の防護用のドライパイプシステム10は、好ましい水力学的設計面積と流体供給遅延時間に責任を負いながら、パイプ特性、配管部品、液体源、ライザー、スプリンクラーそして種々のツリータイプ又はブランチ化形状を取り込むようモデル化されてよい。該モデルは更にパイプ立ち上がり、パイプブランチ化、アクセレレーター又は他の流体制御デバイスの変更を含んでもよい。該設計されたドライスプリンクラーシステムは、好ましい水力学的設計面積及び流体供給遅延時間を含む設計基準を取り込み、シミュレートするために数学的及び動的にモデル化され得る。流体供給遅延時間は、例えば、その全体で引用により組み込まれる特許文献6で説明されるコンピュータプログラムを使って解かれ、シミュレートされ得る。該設計基準によりスプリンクラーシステムをモデル化するために、スプリンクラー賦活を順序化し、好ましい水力学的設計面積25の形成と動作を効果的にモデル化するために流体供給をシミュレートすることが出来るもう1つのソフトウエアプログラムが使われる。この様な応用ソフトウエアは特許文献5の優先権を請求する特許文献4で説明されている。そこではスプリンクラーシステム設計、スプリンクラー順序化を行い、流体供給をシミュレートするコンピュータプログラムとその下にあるアルゴリズム及び計算エンジンが説明されている。従って、この様なコンピュータプログラムは、与えられた倉庫面積内の与えられた商品の火災防護用にスプリンクラーシステムを設計し、動的にモデル化することが出来る。該設計され、モデル化されたスプリンクラーシステムは、更に該システム10を動的にモデル化するために、上記で論じられた時間ベースの予測スプリンクラー賦活プロフアイル404によりスプリンクラー賦活の順序をシミュレートすることが出来る。好ましい応用ソフトウエア/コンピュータプログラムは又非特許文献1のユーザーマニアルで示され、説明されている。
該動的モデルは、スプリンクラー賦活及びパイピング形状に基づき、該水力学的設計基準と該最小及び最大の強制的流体供給時間基準が充たされるかどうかを決めるために指定圧力での該システム10の水通過をシミュレートする。もし、水放出が予測された様に起こるのに失敗すれば、該モデルは好ましい水力学的設計面積と強制的流体供給時間の要求内で順応して水を供給するよう修正されてもよい。例えば、該モデル化されたシステム内のパイピングが、該流体供給遅延時間の満了の際に放出されるように短縮又は延長されてもよい。代わりに、該設計されたパイプシステムが該流体供給要求に適合するためにポンプを有してもよい。1つの側面では、該モデルは、流体供給が、該水力学的設計面積25が熱的にトリガーされ得るよう指定された最大流体供給時刻に適合するかどうかを決定するために、最も水力学的に遠隔のスプリンクラーでのスプリンクラー賦活で設計され、シミュレートされ得る。更に、該シミュレートされたシステムは、シミュレートされた流体供給遅延時間を解くために好ましくは、4つの最も水力学的に遠隔のスプリンクラーの熱的賦活を順序化する過程を提供してもよい。代わりに、該モデルは、流体供給が、臨界数のスプリンクラーを熱的にトリガーするよう最小流体供給遅延時間に適合するかどうかを決定するために、最も水力学的に近接したスプリンクラーでの賦活でシミュレートされてもよい。又更に、該シミュレートされたシステムが、シミュレートされた流体供給遅延時間を解くために、好ましくは4つの最も水力学的に近接したスプリンクラーの熱的賦活を順序化する過程を提供してもよい。従って、該スプリンクラーシステムのモデルとシミュレーションは該システム内の各スプリンクラーへの流体供給が最大及び最小の流体供給時間の範囲内に入ることを検証することが出来る。スプリンクラーシステムの動的なモデル化とシミュレーションは、繰り返し設計技術が、設計仕様への不適合を修正するために物理的プラントの製作後の修正に依存するよりも、寧ろスプリンクラーシステム性能の設計基準への適合に持ち込むため使用されることを可能にする。
図14には、提案されたドライスプリンクラーシステム10の繰り返し設計と動的モデル化用の図解的フローチャート200が示される。モデルは、ドライスプリンクラーシステム10をスプリンクラーとパイピングのネットワークとして規定するため作られている。該システムのスプリンクラーとブランチラインとの間のグリッド間隔は例えば、スプリンクラー間で約3.05m(10フィート)×約3.05m(10フィート)、約3.05m(10フィート)×約2.4m(8フィート)、又は約2.4m(8フィート)×約2,4m(8フィート)と指定され得る。該システムは、例えば、タイコファイヤアンドビルディングプロダクトにより提供され、引用によりその全体が組み込まれる非特許文献15で示され、説明されるウルトラケー17(ULTRA K17)スプリンクラーの様な倉庫用特定用途向け品を有する16.8Kファクター、141℃(286°F)アップライトスプリンクラーの様な特定スプリンクラーを組み入れるようモデル化される。しかしながら、そのスプリンクラーが包囲及び浸水効果をもたらすために充分な流体容積と冷却効果を提供することが出来るならば、どんな適当なスプリンクラーも使われ得る。特に、適当なスプリンクラーは満足すべき流体放出容積、流体放出速度ベクトル(方向及び大きさ)そして流体液滴サイズ分布を提供する。他の適当なスプリンクラーの例は、限定しないが、タイコ・ファイア・アンド・ビルディング・プロダクトにより提供される下記スプリンクラー、すなわちシリーズELO−231−11.2Kファクターアップライトアンドペンダントスプリンクラー、標準応答、標準カバー範囲(非特許文献16参照)、モデルK17−231−16.8Kファクターアップライトアンドペンダントスプリンクラー、標準応答、標準カバー範囲(非特許文献17参照)、モデルEC−25−25.2Kファクター拡張カバー範囲面積密度アップライトスプリンクラー(非特許文献18参照)、モデルESFR−25−25.2Kファクター(非特許参考文献19参照)、ESFR−17−16.8Kファクター(非特許参考文献20参照)(非特許文献21参照)、及びESFR−1−14.0Kファクター(非特許文献22参照)早期抑制高速応答アップライトアンドペンダントスプリンクラーを含むが、それらの各々は引用により全体で組み入れられるそれらのそれぞれデータシート(非特許文献16−21参照)に示され、説明されている。加えて、該ドライスプリンクラーシステムモデルは、該ドライスプリンクラーシステム10のドライ部分14に接続された該システムの水供給源又は”ウェット部分”12を組み入れることが出来る。該モデル化されたウェット部分12は1次水制御バルブ、バックフロープリベンター、火災ポンプ、バルブそして組み合わされた配管のデバイスを有してもよい。該ドライスプリンクラーシステムは、更にツリー又はループ付きツリー天井専用システムとして構成される。
該ドライスプリンクラーシステムのモデルは、包囲及び浸水効果用の賦活スプリンクラーのセットをシミュレートすることによりスプリンクラー動作面積26の形成をシミュレートすることが出来る。該スプリンクラー賦活は、例えば予測スプリンクラー賦活プロフアイルに従う順序の様な、ユーザーに規定されたパラメーターにより順序化されてもよい。該モデルは更に、好ましい水力学的設計面積25を規定する賦活スプリンクラーから該システム10を通って外への流体及びガスの進行をシミュレートすることにより好ましい流体供給遅延時間を組み入れる。該モデル化された流体供給時間は指定された強制的流体供給遅延時間と比較され、該システムは、該流体供給時間が該強制的流体供給遅延時間に適合し順応するよう調整される。適当にモデル化され柔軟なシステム10から現実的ドライスプリンクラーシステム10が作られる。
図18A、図18Bそして図18Cには、上記説明の好ましい設計方法論に依り設計された好ましいドライパイプ火災防護システム10’が示される。該システム10’は倉庫占有部の防護用に好ましく構成される。該システム10’は防護面積上で、天井の下に配置された複数のスプリンクラー20’を有する。その倉庫面積内には貯蔵商品の少なくとも1つのラック50’がある。好ましくは、該商品がNFPA−13商品クラスで、クラスI、クラスII、クラスIIIそしてクラスIV及び/又はグループA、グループB、そしてグループCプラスチックスの下にカテゴライズされるのがよい。該ラック50’は防護面積と複数のスプリンクラー20’の間に配置される。該システム10’は該複数のスプリンクラー20’に水を供給するよう構成されたパイプのネットワーク24’を有する。該パイプのネットワーク24’は好ましくは水力学的設計面積25’へ水を供給するよう設計されるのがよい。該設計面積25’は該複数のスプリンクラー20’内の最も水力学的に遠隔のスプリンクラーを含むよう構成される。パイプのネットワーク24’は該スプリンクラー20’の少なくとも1つが賦活されるか、又は1次制御バルブが駆動されるまで、ガスで充たされるのが好ましい。上記説明の設計方法論に依れば、該設計面積は好ましくはウェットスプリンクラーシステム用のNFPA−13で提供される設計面積と対応するのがよい。更に好ましくは、該設計面積はやく185.8平方メートル(2000平方フィート)と等価であるのがよい。代わりの実施例では、該設計面積はウェットスプリンクラーシステム用のNFPA−13で提供される設計面積よりも小さい。
代わりに、包囲及び浸水効果を使うために新しいスプリンクラーシステムを作るのに相対して、現在のウェット及びドライスプリンクラーシステムが包囲及び浸水効果で倉庫占有部を防護するためにスプリンクラー動作面積を使うようにレトロフィットされてもよい。現在のウェットシステムについての、包囲及び浸水効果用の望ましいシステムへの変換は、最も水力学的に遠隔のスプリンクラーへの強制的流体供給遅延時間が達成されることを保証する1次水制御バルブと必要部品を含めることにより、該システムをドライシステムに変換することで達成され得る。発明者は、好ましい包囲及び浸水スプリンクラーシステムの好ましい実施例の水力学的設計面積がNFPA−13の下で設計されたウェットシステムの水力学的設計面積と等価とすることが出来ることを発見したので、当業者は該包囲及び浸水技術の開示を現在のウェットシステムへ容易に適用することが出来る。かくして、出願人は現在のウェットスプリンクラーシステムを好ましいドライスプリンクラーシステムへ変換する経済的で実現性のある方法を提供している。
更に、当業者は、火災を包囲及び浸水させることが出来る同じ動作面積を作るよう現在のドライシステムを変型させて、包囲及び浸水システムでの好ましいスプリンクラー動作面積の減じられた水力学的放出を利用することが出来る。特に、該システム内の最も水力学的に遠隔のスプリンクラーが、該スプリンクラーの賦活時に、強制的流体供給遅延を経験することを保証するよう、例えば、アキュムレーター又はアクセレレーターの様な部品が現在のドライスプリンクラーシステムに付加されてもよい。発明者は、包囲及び浸水効果で火災に取り組むよう再構成された現在のウェット又はドライスプリンクラーシステムが、従来のスプリンクラーシステムの経済的欠点を取り除くか、又は他の仕方で最小化することが出来ると信じる。火災に包囲及び浸水構成で取り組むことにより、不必要な水放出が避けられてもよい。更に、発明者は、好ましいスプリンクラー動作面積により提供される火災防護が現在のシステムより良い火災防護を提供すると信じる。
火災に取り組むために包囲及び浸水構成を使うシステムを発明者が発見したこと、そして更にこの様なシステムを実現する方法論を発明者が開発したこと、を考慮して、好ましくは倉庫占有部用の、火災防護部品、システム、設計的アプローチ及び応用を、例えば、火災防護品製造者、供給者、契約者、設置者、ビルディングオーナー及び/又は貸借者の様な中間的又は最終のユーザーの様な1つ以上のパーティに提供するために、種々のシステム、サブシステム及び過程が今や入手可能である。例えば、該包囲及び浸水効果を利用するドライ天井専用火災防護システムの方法用に1つの過程が提供され得る。加えて又は代わりにこの様なシステムでの使用のために資格付与されたスプリンクラーが提供され得る。更に、包囲及び浸水効果とその設計アプローチを使う完全な天井専用火災防護システムが提供され得る。包囲及び浸水効果を使う火災防護システムとその方法論の提示は、火災防護製品及びサービス用の設計及びビジネスからビジネスへの応用で更に具体化され得る。
火災防護のデバイス及び方法の提供する1つの図解的側面では、スプリンクラーは好ましくは天井専用で、好ましくは倉庫占有部の防護用のドライスプリンクラー火災防護システムで、の使用のために得られるのがよい。特に、分類の範囲及び貯蔵物高さH2の範囲を有する貯蔵商品50の防護用に、利用可能な天井高さH1の範囲に亘り、倉庫占有部70用のドライ天井専用火災防護システムでの使用のために資格付与されたスプリンクラー20が得られるのが好ましい。好ましくは、該スプリンクラー20は、例えば、貯蔵物高さで約6.1m(約20フィート)から約12.2m(約40フィート)に及ぶクラスI、II、III及びIV商品、又は代わりに約6.1m(約20フィート)の貯蔵物高さを有するグループAプラスチック商品、の何れか1つの火災防護用にドライ天井専用火災防護システムでの使用のために、例えば、NFPA又はULの様な、管轄権を有する機関により承認された組織によりリスト記載されているのが好ましい。なお好ましくは、該スプリンクラー20は、包囲及び浸水効果で火災現象に取り組むよう構成された、上記説明のスプリンクラーシステム10の様なドライ天井専用火災防護システムでの使用のために資格付与されているのがよい。
好ましくリスト記載されたスプリンクラーを得る過程は、特に、ドライ天井専用火災防護システム10での使用のために該スプリンクラー20を設計、製造及び/又は取得する過程を有するのがよい。該スプリンクラー20を設計又は製造する過程は、例えば、図15及び16で見られる様に、入り口324,出口326そしてそれら間に、11以上の、そしてより好ましくは約17の、そしてなお好ましくは約16.8の、Kファクターを規定するために、通路328を有するスプリンクラーボデイ322を備える好ましいスプリンクラー320を具備する。該好ましいスプリンクラー320は、他の設置構成も可能であるが、好ましくはアップライトスプリンクラーとして構成されるのがよい。好ましくは、プレート部材332aとプラグ部材332bを有するクロージャ組立体332が出口326内に配置されるのがよい。好ましいスプリンクラー320の1実施例は非特許文献15に示され、説明される様に、タイコ・ファイア・アンド・ビルディング・プロダクツからのULTRA K17として提供される。
該クロージャ組立体332は好ましくは熱定格を与えられたトリガー組立体330により位置的に支持されるのがよい。該トリガー組立体330は約141℃の熱定格を与えられているのが好ましく、この温度に面すると該トリガー組立体330は該スプリンクラーボデイからの放出を可能にするよう該出口326からクロージャ組立体332を変位させるため駆動される。好ましくは、該トリガー組立体は応答時間インデックス(アールテーアイ)約190(0.305m−s)1/2{190(ft−sec)1/2}を有するバルブタイプトリガー組立体として構成されるのがよい。該スプリンクラーのアールテーアイは代わりに該スプリンクラー形状及び該システムのスプリンクラーからスプリンクラーの間隔を適合させるよう適当に構成されてもよい。
該好ましいスプリンクラー320は、火災現象に有効に取り組む流体分布を提供する設計動作圧力又は放出圧力を有して構成される。好ましくは、該設計放出圧力は、約1034hPa(約15psi)から約4137hPa(約60psi)に及ぶ、より好ましくは約1034hPa(約15psi)から約3103hPa(約45psi)に及ぶ、更に好ましくは約1379hPa(約20psi)から約2413hPa(約35psi)に及ぶ、そしてなお更に好ましくは約1517hPa(約22psi)から約2069hPa(約30psi)に及ぶのがよい。該スプリンクラー320は更に、包囲及び浸水効果用に構成されたドライ天井専用防護システム10で使われる時、火災を圧倒し、鎮圧する仕方で流体を防護面積に分布させるためにデフレクター組立体336を有するのが好ましい。
スプリンクラー320を得る過程のもう1つの好ましい側面では、火災を包囲、浸水させるよう構成された倉庫占有部用ドライ天井専用火災防護システム10で使うようスプリンクラーに資格付与する過程を有することが出来る。好ましくは、該好ましいスプリンクラー20は前に説明した例示的な8つの火災テストと実質的に同様な仕方で火災テストされてもよい。従って、該スプリンクラー320は貯蔵物高さのテスト商品上の天井高さの倉庫占有部を有するテストプラントスプリンクラーシステムに配置される。複数の該スプリンクラー320は、スプリンクラーのデフレクターから天井までの高さを規定し、更にスプリンクラーから商品までのクリヤランス高さを規定するよう該倉庫占有部の天井から懸垂されたスプリンクラーグリッドシステム内に配置されるのが好ましい。どんな与えられた火災テストに於いても、該商品は、炎伸展を始動し、最初に1つ以上のスプリンクラーを熱的に賦活するよう点火される。スプリンクラーの続くセットの熱的駆動が、該火災テストを圧倒し、鎮圧させ得る設計スプリンクラー動作圧力又は放出圧力で、スプリンクラー動作面積を形成することが出来るように、該1つ以上の初期に熱的に駆動されたスプリンクラーへの流体供給は設計遅延時間の間遅延させられる。
該スプリンクラー320は好ましくは、或る範囲の商品分類及び貯蔵物高さ用のドライ天井専用スプリンクラーシステムで使うよう資格付与されるのがよい。例えば、該スプリンクラー320は、好ましくは約6.1m(20フィート)と12.2m(40フィート)の間に及ぶ貯蔵物範囲用で、クラスI,II,III、又はIV商品又はグループA、グループB、又はグループCプラスチックスの、何れか1つ用に火災テストされる。該テストプラントスプリンクラーシステムは、スプリンクラーから貯蔵物までのクリヤランスの範囲を規定するために約7.6m(25フィート)から約13.7m(約45フィート)の間に及ぶのが好ましい可変天井高さに配置され、火災テストされてもよい。従って、該スプリンクラー320は、天井高さ、商品分類、貯蔵物形状及び貯蔵物高さそしてそれら間の組み合わせの種々のテストされる並べ替えの天井専用火災防護システムで使うために該スプリンクラーに資格付与するように、種々の天井高さ、種々の商品、種々の貯蔵物形状及び貯蔵物高さについて、該テストプラントスプリンクラーシステム内で火災テストされる。或る範囲の倉庫占有部及び貯蔵商品形状用にスプリンクラー320をテストし、資格付与する代わりに、該スプリンクラー320は与えられた貯蔵物高さ及び天井高さ用の好ましい流体供給遅延時間の様な単一パラメーター用にテストされ、資格付与されることも出来る。
好ましくは、該スプリンクラー320が、製品又はサービスの評価で管轄権を有して、該評価に関係する機関に受け入れられる、そして、そのリスト記載が、該器具、材料又はサービスが適当に呼称された標準を充たすか、又はテストされ特定の目的に好適とされることを表明する、組織により発行されたリストに含まれる器具、材料又はサービスとして、NFPA−13、セクション3.2.3(2002)で規定される、”リストに記載される”様な仕方で資格付与されるのがよい。従って、例えばアンダーライター・ラボラトリー社の様なリスト記載する組織が、好ましくは該スプリンクラー320を、テストされた商品分類、貯蔵物高さ、天井高さ及びスプリンクラーからデフレクターまでのクリヤランスの範囲に亘る、倉庫占有部のドライ天井専用火災防護システムでの使用のために、リスト記載するのがよい。更に、該リスト記載は、該スプリンクラー320が、該テストされた値の間に入る天井高さ及び貯蔵物高さでの或る範囲の商品分類及び貯蔵物形状用のドライ天井専用火災防護システムでの使用に承認され、資格付与されることをもたらす。
火災防護のシステム及び方法の1側面では、例えば前に説明した資格付与されたスプリンクラー320の様な好ましいスプリンクラーは、倉庫占有部の火災防護で使うための好ましい天井専用火災防護システム500で具体化され、取得され、そして/又はパッケージされてもよい。例えば図17で見られる様に、包囲及び浸水効果で火災現象に取り組むための倉庫占有部の天井専用防護用システム500が略図で示される。好ましくは、該システム500は、該システム500の流体又はウェット部分512と該システムの好ましいドライ部分514の間の制御された連通を提供するライザー組立体502を有する。
該ライザー組立体502は好ましくは該ウェット部分512とドライ部分514の間の流体供給を制御するための制御バルブ504を有するのがよい。特に、該制御バルブ504は該ウェット部分512から消火用流体を受けるための入り口を有し、更に該流体の放出用出口を有する。好ましくは、該制御バルブ504はソレノイド505により駆動されるソレノイド駆動デルージバルブであるのがよいが、例えば、機械的に又は電気的にラッチされる制御バルブの様な、他のタイプの制御バルブが使用されてもよい。更に代替えでは、該制御バルブ504は例えば、引用によりその全体で組み入れられる特許文献7で示され、説明される空気対水比率制御バルブであってもよい。好ましい制御バルブの1種類は、引用によりその全体でここに組み入れられる非特許文献23で示され、説明されるタイコ・ファイア・アンド・ビルディング・プロダクツからのMODEL DV−5 DELUGE VALVEである。該制御バルブの出口に隣接して大気圧に開いた中間範囲又は室を提供するチェックバルブが配置されるのが好ましい。該デルージバルブ504を分離するために、該ライザー組立体は更に該デルージバルブ504付近に配置された2つの分離用バルブを有するのが好ましい。該ライザー組立体502内で使われ得る他のダイアフラム制御バルブ504が特許文献8,9及び10で示され、説明される。
代わりの構成では、該ライザー組立体又は制御バルブ504は、空気又はガスシールを規定し、それにより別のチェックバルブの必要性を除くために別室すなわち中立室を有するよう、変型されたダイアフラムスタイル制御バルブを有してもよい。好ましい制御バルブ710の図解実施例が図21で示される。該バルブ710は流体が制御された仕方で通って流れることが出来るバルブボデイ712を有する。特に、該制御バルブ710は、例えば水道本管の様な第1流体圧力を有する第1流体容積のリリース、そして例えばパイプのネットワーク内に含まれる圧縮ガスの様な第2流体圧力の第2流体容積との混合、を好ましく制御するためのダイアフラム型水力学的制御バルブを提供する。従って、該制御バルブ710は液体、ガス又はそれらの組み合わせ間の流体制御を提供する。
該バルブボデイ712は2つの部分、すなわち(i)カバー部分712aと(ii)下部ボデイ部分712b、で作られるのが好ましい。”下部ボデイ”はここでは、該制御バルブが完全に組み立てられた時、該カバー部分712aに結合されるバルブボデイ712の部分の参照用に使われる。好ましくは、該バルブボデイ712,特に下部ボデイ部分712bは入り口714と出口716を有するのがよい。
該バルブボデイ712は又、入り口714を通してバルブ710に入る第1流体を該バルブボデイの外部へ逸らすためにドレイン718を有する。該バルブボデイ712は更に該出口716の外へ放出用に第2流体をボデイ712に導入するための入力開口部720を有するのが好ましい。該制御バルブ710は又ポート722を有する。該ポート722は、入り口714及び出口716から、及び/又はそれら間の、何等かの望ましくない流体連通について該バルブをモニターするための警報システム用の手段を提供する。例えば、該ポート722は該バルブ710への警報ポートを提供するため使用され得るので、個人は該バルブボデイ712からの何等かのガス又は液体の漏れについて知らせられ得る。特に、該ポート722は該バルブボデイ内の流体又はガス漏れを検出するために流量計及び警報設備と接続され得る。該ポート722は好ましくは大気に開いており、入り口714と出口716の間に配置された中間室724と連通するのがよい。
該カバー712aと該下部ボデイ712bの各々は、該カバー及び下部ボデイ712a、712bが一緒に合わされた時、その内面が更に室724を規定するよう、内面を有する。入り口714及び出口716と連通する、室724は更に、水の様な流体が通って流れ得る通路を規定する。該室724内には、該バルブボデイ712を通る流体流れを制御するための柔軟で、エラストマー性であるのが好ましい部材800が配置される。該エラストマー性部材800は好ましくは入り口714と出口716の間の選択的連通を提供するよう構成されたダイアフラム部材であるのがよい。従って、該ダイアフラムは該室724内で少なくとも2つの位置、すなわち(i)最も下部の、充分に閉じた又はシールする位置と、(ii)最も上部の、又は充分に開いた位置と、を有する。該最も下部の、閉じた又はシールする位置では、該ダイアフラム800は該バルブボデイ712の内面内の内部リブ又は中間フランジとして作られる又は形成されたシート部材726と契合し、それにより該入り口714と該出口716の間の連通をシールオフする。該ダイアフラム800が閉じた位置にあると、ダイアフラム800は室724を少なくとも3つの領域又は副室724a、724bそして724cに解剖する。閉じた位置の該ダイアフラム部材800により、特定すると、入り口714と連通する第1流体供給室又は入り口室724、該出口716と連通する第2流体供給室又は出口室724b、そしてダイアフラム室724cが形成される。該カバー712aは、該ダイアフラム部材800を閉じた位置へ動かし、保持するよう該ダイアフラム室724c内へ均等化用流体を導入する中央開口部713を有するのが好ましい。
制御バルブ800の動作時、該均等化用流体は、該ダイアフラム部材800を充分に開いた、駆動された位置に動かすために、電気的又は機械的に、好ましくは制御された仕方で該ダイアフラム室724cからレリーブされるが、該位置では該ダイアフラム部材800は該シート部材726から隔てられ、それにより該入り口714と出口716の間の流体流れを可能にする。該ダイアフラム部材800は上面802と下面804を有する。該上及び下面面積802,804の各々は該ダイアフラム室824cからの該入り口及び出口両室824a、824bの連通を密閉するのにサイズは概ね充分である。該上面802は中央の、又は内部の、リング要素を有し、それから1つ以上の接線方向リブ部材806が半径方向に延びる。該接線方向リブ806と内部リングは、例えば、該ダイアフラム部材800の上面802に均等化用流体を印加時、該ダイアフラム800を該シーリング位置へ動かすよう構成されるのが好ましい。加えて、該ダイアフラム800は、該ダイアフラム部材800を該閉じた位置へ更に動かす外側のエラストマー性リング要素808を有するのが好ましい。該柔軟なリング要素808の該外側の好ましく角度付けされた面は、例えばカバー712aの内部の面の様なバルブボデイ712の部分と契合し、それとの圧力接触を提供する。
その閉じた位置では、該ダイアフラム部材800の下面804は好ましくは中央のバルジ加工された部分810を規定するのがよく、それにより該入り口及び出口室724a及び724bを密閉するよう、該シール部材726に対し好ましくは実質的に凸の面を、より好ましくは球形の凸の面を呈するのがよい。該ダイアフラム部材800の下面804は更に、バルブボデイ712のシート部材726とのシールした契合を形成するために、1対の細長いシール用要素又は突出部814a、814bを有するのが好ましい。該シール用要素814a、814bは、それら間にボイド又はチャンネルを規定するよう離れ隔てられるのが好ましい。該シール用要素814a、814bは、該入り口714と該出口716の間の連通を密閉する、特に該入り口室724aと該出口室724bの間の連通を密閉するよう、該ダイアフラムが閉じた位置にある時、該バルブボデイ712の該シート部材726と契合するよう構成される。更に、該シール用部材714a、714bは、該チャンネルが、ここの下記でより詳細に説明する仕方で中間室724dを形成するために該シート部材726と協力するように、該シート部材726と契合する。
該ダイアフラム部材800を支持するためにブレース又は支持部材728a、728bが入り口から出口の方向に沿って延びる。該シート部材726は、下部バルブボデイ712b内の室724を、該入り口室724a及び出口室724bの、好ましくは離れ隔てられ、かつ、好ましくは等サイズの副室に有効に分けるよう、入り口から出口の方向に直角に延びるのがよい。更に、該シート部材726の伸長は、該ダイアフラム800の下面804の凸面を鏡映するアーク長さを有する曲面又はアークを規定するのが好ましい。更に該シート部材726の面内に作られ又は形成される溝が、該シート部材726の該好ましいアーク長さに沿って延びている。該溝は該シート部材長さに好ましくは等しく沿って、該シート部材726の契合面を2分するのがよい。該ダイアフラム部材800が閉じた位置にある時、該伸長されたシール用部材814a、814bは該シート部材726の該2分された面と契合する。該シール用部材814a、814bのシート部材726の契合面726a、726bとの契合は更に該ダイアフラム800のチャンネルを該溝と連通するように置く。
該シート部材726は中央ベース部材732と共に形成されるのが好ましいが、該中央ベース部材は更に該入り口及び出口室724a、724bを分離し、好ましく隔て、そして流体を、該ダイアフラム800と該シート部材契合面726a、726bの間の方向に逸らす。該ポート722は好ましくは該ベース部材732内に形成された1つ以上のボイドで作られるのがよい。好ましくは、該ポート722は各々が該ベース部材732内に形成された第2円柱状部分722bと連通する第1円柱状部分722aを有するのがよい。該ポート722は好ましくは該シート部材726の溝を横切り、該溝と連通するのがよく、そこでは該ダイアフラム部材800が閉じた位置にある時は、該ポート722は更に好ましくは該ダイアフラム部材800内に形成されたチャンネルと閉じた連通関係にあるのがよい。
該ダイアフラムチャンネル、該シート部材溝そして該ポート722の間の連通は好ましくは該シート部材面726a、726bとの該シール用要素814a、814bのシールされた契合により拘束されるのが好ましく、それにより第4中間室724dを規定するのが好ましい。該中間室724dは好ましくは大気に開き、それにより該入り口及び出口室724a、724bを分離する流体シート、好ましくは空気シートを規定するのがよい。該入り口及び出口室724a、724b間に空気シートを提供することは入り口及び出口室の各々が充たされそして加圧されることを可能にする、一方該シール用要素814と該シート部材726の間のシールした契合が損なわれるのを避ける。従って、好ましいダイアフラム型バルブ710は下流チェックバルブの必要性を取り除くことが出来る。特に、各シール用要素814は該要素の1つの側上のみが流体力により、もう1つの側が好ましくは大気圧により作用されるのがよいので、該ダイアフラム室724c内の流体圧力は、該入り口及び出口室724a、724bの加圧時該シール用要素814と該シート部材726の間のシールされた契合を保持するのに効果的である。
制御バルブ710と、それが接続される該ライザー組立体502とは、好ましくは該バルブ710を常閉位置に持って来て、次いで該入り口室724aと該出口室724bとを動作圧力に持って来ることによりサービス状態に置かれるのが可能である。1つの好ましい設置法では、第1流体源は、例えば、入り口714の上流に配置された手動制御バルブの様な閉止制御バルブにより入り口室724aから最初に分離される。第2流体源は、該入力開口部720の上流に配置された閉止制御バルブにより出口室724bから最初に分離されるのが好ましい。次いで該第1流体源からの水の様な均等化流体が該カバー712a内の中央開口部713を通して該ダイアフラム室724c内に導入されるのが好ましい。流体は、該流体が該ダイアフラム室800を閉じた位置に持って来るよう充分な圧力P1を作用するまで室724c内に連続的に導入され、該閉じ位置では、下面804は該シート部材726と契合し、該シール用要素814a、814bは該シート部材726の周りのシールされた契合を形成する。
ダイアフラム部材800が閉じ位置にあると、該入り口及び出口室724a、724bはそれぞれ第1及び第2流体で加圧される。特に、該第1流体を分離する閉止バルブは、静圧力P2を好ましく達成するよう流体を該入り口14を通り、入り口室724a内に導入するべく開かれる。圧縮されたガスを分離する該閉止バルブは、静圧力P3を達成するため該出口室724bと、該制御バルブ710の出口716に接続された常閉システムと、を加圧するよう該入力開口部720を通して第2流体を導入するべく開かれる。
入り口及び出口室724a、724bを分離し、大気へ常開の、中間室724dの存在は第1流体圧力P2を該シール用部材814aの1つの側に、第2流体圧力P3をもう1つのシール用部材814bの1つの側に保持する。かくして、ダイアフラム部材800とそのシール用部材814a、814bは該ダイアフラム室圧力P1の影響下で該シート部材726とのシールされた契合を保持するよう構成される。従って、該ダイアフラム部材800を開いた位置に動かす第1及び第2流体圧力P2,P3に優るように、上及び下のダイアフラム面面積は、該圧力P1が該ダイアフラム部材800の上面に閉じる力を提供するのに充分な程大きいように寸法決めされるのが好ましい。しかしながら、好ましくは該ダイアフラム圧力の、第1流体圧力との比P1:P2か又は第2流体圧力との比P1:P3か、何れかは、該バルブ710が速い開き応答、すなわち低トリップ比を保持し、必要時該入り口室からの流体をリリースするように、最小化される。好ましくは、ダイアフラム圧力P1の各約68.95hPa(1psi)は第1流体圧力P2の約2.7hPa(約1.2psi)をシールするのに少なくとも有効であるのがよい。
システム500のドライ部分514は本管と、貯蔵商品上での配置用の該本管から延びる1本以上のブランチパイプと、を有するネットワークを備えるのが好ましい。該システム500の該ドライ部分514は更に、該ドライ部分514に接続された加圧空気源516によりそのドライ状態に保持されるのが好ましい。例えば、好ましいスプリンクラー230の様な倉庫占有部の天井専用防護用に資格付与されたスプリンクラーは該ブランチパイプに隔てられて沿っている。好ましくは、パイプのネットワークとスプリンクラーは、最小のスプリンクラーから貯蔵物までのクリヤランス、より好ましくは約91.4cm(約36インチ)のデフレクターから貯蔵物までのクリヤランスを規定するよう、該商品の上に配置されるのがよい。該スプリンクラー320がアップライトスプリンクラーである場合、該スプリンクラー320は該スプリンクラーが約178mm(約7インチ)のデフレクターから天井までの距離を規定するよう天井に対し設置されるのが好ましい。代わりに、該デフレクターから天井までの距離は、タイコ・ファイヤ・アンド・ビルディング・プロダクツにより提供される大型ドロップスプリンクラーの様な、現在のスプリンクラー用の既知のデフレクターから天井までの間隔に基づいてもよい。
該ドライ部分514は、ツリー形状か又はより好ましくはループ形状か何れかを規定するよう1つ以上の交叉本管を有してもよい。該ドライ部分は好ましくは約25のスプリンクラーで作られる水力学的設計面積で構成されるのが好ましい。従って、発明者はドライ天井専用スプリンクラーシステム用の水力学的設計面積を見出した。スプリンクラーからスプリンクラーまでの間隔は、妨げの無い構造用には約2.4m(約8フィート)の最小から約3.7m(約12フィート)の最大までに及び、より好ましくは、妨げの無い構造用で約3.05m(約10フィート)がよい。従って、該ドライ部分514はNFPA−13(2002)の下で指定される従来のドライ火災防護システムより小さい水力学的設計面積で構成され得る。好ましくは、該ドライ部分514は約7.43平方メートル(約80平方フィート)から約9.29平方メートル(約100平方フィート)に及ぶスプリンクラー毎ベースのカバー面積を規定するよう構成されるのがよい。
上記説明の様に、包囲及び浸水効果は、火災現象を圧倒し鎮圧するためにスプリンクラー動作面積を形成するよう、火災現象を伸展させ、更に追加スプリンクラーを熱的に駆動するべく、1つ以上の最初に熱的に駆動されるスプリンクラーに続く、設計された又は制御された流体供給遅延に依存すると信じられる。該ウェット部分512からドライ部分514への流体供給は制御バルブ506の駆動により制御される。該制御バルブの駆動を制御するために、該システム500は、ソレノイドバルブを動作させるために該ソレノイドバルブにエネルギーを与えるようリリース用制御パネル518を有するのが好ましい。代わりに、該制御バルブは、該制御バルブがエネルギーを与えられたソレノイドバルブにより常閉であり、該ソレノイドバルブへのエネルギー付与を停止する信号により順応して開くよう駆動されるべく、制御され、配線され又は他の仕方で構成されてもよい。該システム500はドライプリアクションシステムとして構成されてもよく、より好ましくは、部分的にドライ部分514内の空気圧の低下の検出に基づくダブルインターロックプリアクションシステムとして構成されてもよい。該ソレノイドバルブ505が圧力消失に応答して適切にエネルギーを与えられることを保証するために、該システム500は更にプリアクションシステム内の該制御バルブの動作時間を減じるアクセレレーターデバイス517を有するのが好ましい。該アクセレレーターデバイス517は該ソレノイドバルブ505にエネルギーを与える該リリース用パネル518に合図するために、該ドライ部分514の空気圧の小さな速度の減衰を検出するよう構成されるのが好ましい。更に、該アクセレレーターデバイス517は適切な最小流体供給遅延時間をプログラムし、もたらすようプログラム可能なデバイスであってもよい。該アクセレレーターデバイスの1つの好ましい実施例は、非特許文献24に示され、説明されるタイコファイアアンドビルディングプロダクツからのモデルQRS電子式アクセレレーターである。他のアクセレレート用デバイスでも、該アクセレレーターデバイスが使用時該加圧源及び/又はリリース用制御パネルと両立する限り、使用出来る。
該システム500がドライダブルインターロックプリアクションシステムとして好ましく構成される場合、該リリース用制御パネル518は、制御バルブ504を駆動するソレノイドバルブ505へのエネルギー付与で該パネル518をインターロックするため1つ以上の火災検出器520と通信するよう構成される。従って、1つ以上の火災検出器520は、火災の場合、該スプリンクラーの前に該火災検出器が動作するよう、該倉庫占有部中で該スプリンクラー320から隔てられるのが好ましい。該検出器520は、該制御バルブ504を動作させるよう該ソレノイドバルブにエネルギー付与するために該リリース用制御パネル518による使用のための信号を発生する限り、煙、熱又は火災の存在を検出するどんな他の種類のもの、の何れの1つでもよい。該システムは、該ソレノイドバルブ505を駆動し、流体の供給用制御バルブ504を動作させるために該パネル518で条件を設定することが出来る、追加の手動の機械的又は電氣的プルステーション522,524を有してもよい。従って、該制御パネル518は該システム500及び/又は倉庫占有部に関するセンサー情報、データ、又は信号を受けることが出来るデバイスとして構成されるが、該センサー情報、データ、又は信号を該パネルは、例えば、ソレノイドバルブ505にエネルギー付与する様な、該制御バルブ504を動作させる駆動信号を送るために、リレイ、制御ロジック、制御処理ユニット又は他の制御モジュールを介して処理する。
ドライ天井専用火災防護システムで使用する好ましいスプリンクラーの提供に関連して、或いは代わりに、該システム自身の提供で、該好ましいデバイス、システム又は使用法は更に、倉庫占有部の火災現象に取り組むために包囲及び浸水構成を有するスプリンクラー動作面積をもたらすよう該スプリンクラー及び/又はシステムを構成するための設計基準を提供する。例えば、上記説明のシステム500の様な、包囲及び浸水構成で火災現象に取り組むよう構成された好ましい天井専用ドライスプリンクラーシステムは、1つ以上の最も水力学的に遠隔の又は要求の厳しいスプリンクラー521を規定し、更に1つ以上の水力学的に近接した又は最も要求の低いスプリンクラー523を規定する、ライザー組立体に対するスプリンクラー配置を有する。好ましくは、該設計基準は、最も水力学的に遠隔のスプリンクラー521及び最も水力学的に近接したスプリンクラー523にそれぞれ配置されるべき該システム用の最大及び最小流体供給遅延時間を提供する。該設計された最大及び最小流体供給遅延時間は、該火災現象に取り組むスプリンクラー動作面積を形成するのに充分な数のスプリンクラーを熱的に駆動するために、火災現象の存在中火災伸展を許容するために、該システム500内の各スプリンクラーが最大及び最小流体供給遅延時間以内の設計された流体供給遅延時間を有することを保証するよう構成される。
ドライ天井専用火災防護システムは、与えられた倉庫占有部、商品分類そして貯蔵物高さ用に水力学的設計面積及び設計された動作圧力で水力学的に構成されるので、該好ましい最大及び最小流体供給時間は、好ましくは該水力学的構成、占有部天井高さ及び貯蔵物高さの関数であるのがよい。加えて、又は代わりに、該最大及び最小流体供給遅延時間は更に貯蔵物形状、スプリンクラーから貯蔵物までのクリやランス及び/又はスプリンクラーから天井までの距離の関数として構成されてもよい。
該最大及び最小流体供給時間設計基準はデータベース、データテーブル及び/又はルックアップテーブルで具体化されてもよい。例えば、与えられた設計圧力と水力学的設計面積について種々の貯蔵物及び天井高さでのクラスII及びクラスIII商品用に発生された流体供給設計表が下記で提供される。実質的に同様に構成されたデータテーブルが他のクラスの商品用に構成されてもよい。
Figure 2009516533
Figure 2009516533
上表はシステム500内の1つ以上の最も水力学的に遠隔のスプリンクラー521用の最大流体供給遅延時間を提供する。好ましくは、該データテーブルが該最大流体供給遅延時間が4つの最も水力学的に遠隔のスプリンクラーに適用されるよう設計されるべく構成されるのがよい。更に好ましくは、該表が該流体供給がスプリンクラー動作の時刻で適当に遅延させられることを繰り返し検証するよう構成されるのがよい。例えば、システム動作のシミュレーションをランしている時、該4つの最も水力学的に遠隔のスプリンクラーが順序付けられ、流体の非放出、より特定的には設計圧力での流体の非放出がスプリンクラー駆動の時刻に検証される。かくして、該コンピュータシミュレーションは、設計された動作圧力での流体放出がゼロ秒時に第1の最も水力学的に遠隔のスプリンクラーで現れないこと、設計された動作圧力での流体放出が3秒後に第2の最も水力学的に遠隔のスプリンクラーで現れないこと、設計された動作圧力での流体放出が商品のクラスに依り第1の駆動後5から6秒時に第3の最も水力学的に遠隔のスプリンクラーで現れないこと、そして、設計された動作圧力での流体放出が商品のクラスに依り第1スプリンクラーの駆動後7から8秒時に第4の最も水力学的に遠隔のスプリンクラーで現れないこと、を検証してもよい。好ましくは、該シミュレーションが、第4の最も水力学的に遠隔のスプリンクラーの賦活の瞬間の前に、又はその瞬間に、該4つの最も水力学的に遠隔のスプリンクラーの何れからも、設計された動作圧力で流体が放出されないことを検証するのがよい。
最小流体供給時間は好ましくは、ライザー組立体に水力学的に最も近接した4つの臨界的スプリンクラーへ該最小流体供給時間を与えるのがよい。該データテーブルは更に4つの最小流体供給時間を、それぞれ4つの水力学的に近接したスプリンクラーへ与える。好ましくは、該データテーブルは、システム動作をシミュレートするためにスプリンクラー動作の順序を提示し、流体流れが適当に遅延されること、すなわち、流体が設計された動作圧力でゼロ秒時には該第1の最も水力学的に近接したスプリンクラーでは存在しない、又は少なくとも放出されないこと、流体が設計された流体圧力で第1スプリンクラー賦活後3秒時には、第2の最も水力学的近接したスプリンクラーでは放出されないこと、流体が設計された流体圧力で該商品のクラスに依り第1スプリンクラー賦活後5から6秒時に第3の最も水力学的に近接したスプリンクラーで放出されないこと、そして流体が設計された流体圧力で該商品のクラスに依り第1スプリンクラー賦活後7から8秒時には第4の最も水力学的に近接したスプリンクラーで放出されないこと、を検証する。好ましくは、該シミュレーションは、流体が、第4の最も水力学的に近接したスプリンクラーの賦活の瞬間の前には、又はその瞬間には、4つの最も水力学的に近接したスプリンクラーの何れからも設計された動作圧力で、放出されないことを検証するのがよい。
該データテーブルの好ましい実施例では、該最大及び最小流体供給遅延時間は好ましくはスプリンクラーから貯蔵物までのクリヤランスの関数であるのがよい。該データテーブル及びシステムの好ましい実施例は、引用によりその全体でここに組み入れられる非特許文献3で示され、説明される。包囲及び浸水効果で火災現象に取り組むよう構成された好ましいシステムの動作の方法の好ましいフローチャートは図17Aで示される。
従って、好ましいデータテーブルは、倉庫占有部を特徴付ける第1データアレイ、スプリンクラーを特徴付ける第2データアレイ、水力学的設計面積を第1及び第2データアレイの関数として識別する第3データアレイ、そして各々が該第1、第2そして第3データアレイの関数である最大流体供給遅延時間及び最小流体供給遅延時間を識別する第4データアレイを有する。該データテーブルは、該第1、第2そして第3データアレイの何れか1つが該第4データアレイを中で決定するルックアップテーブルとして構成されてもよい。代わりに、該データベースは、与えられた天井高さ、貯蔵物高さ、及び/又は商品分類についての火災現象付近に包囲及び浸水構成を有するスプリンクラー動作面積で倉庫占有部内の火災に取り組むために、天井専用ドライスプリンクラーシステムに組み込まれるべき1つの指定された最大流体供給遅延時間を与えるよう簡単化されてもよい。該好ましい簡単化されたデータベースは1つのスプリンクラー用のデータシートで具体化されるが、該データシートは、規定された最大貯蔵物高さまでの規定された最大天井高さを有する占有部内に収納された1つ以上の商品分類と貯蔵物形状用に、包囲及び浸水火災防護カバー範囲を提供する単一流体供給時間を提供する。例えば、簡単化されたデータシートの1図解的実施例は引用によりその全体でここに組み入れられる非特許文献25である。その例示的な簡単化されたデータシートは16.8K制御モード特定用途向けスプリンクラーを使う約12.2m(40フィート)倉庫占有部の約10.7m(35フィート)までのクラスI及びII商品の防護用に30秒の単一最大流体供給遅延時間を提供する。該データシートは更に好ましくは該流体供給遅延時間が包囲及び浸水効果をもたらすよう4つの最も水力学的に遠隔のスプリンクラーで経験されるべきものと指定しているのがよい。
上記説明のスプリンクラー性能データ、システム設計基準、及びパイピングシステム及びアピピング部品、構成、火災防護システムを特徴付ける既知のメトリックスを与えられる場合、包囲及び浸水構成のスプリンクラー動作面積を使って火災現象に取り組むよう構成された火災防御は、システムモデル化/流体シミュレーションソフトウエアでモデル化される。該スプリンクラーシステムとそのスプリンクラーはモデル化され、該スプリンクラーシステムは該設計された流体供給時間により流体供給の出来るシステムを繰り返し設計するよう順序付けられる。例えば、火災現象に包囲及び浸水構成で取り組むよう構成されたドライ天井専用スプリンクラーシステムは、その全体で引用により組み入れられる特許文献4で説明される様なソフトウエアパッケージでモデル化されてもよい。水力学的に遠隔の及び最も水力学的に近接したスプリンクラーの賦活は流体供給がそれに従って起こることを検証する上記で示したデータテーブル内で提供される仕方で順序付けられるのが好ましい。
火災への包囲及び浸水応答を有する好ましい天井専用ドライスプリンクラーシステム、又はそのサブシステム又は部品の何れかを設計、製造及び/又は資格付与する代わりに、該好ましいシステム又は何等かのその資格付与された部品を得る過程が、例えば、この様なシステム、サブシステム又は部品の取得を必要としてもよい。該資格付与されたスプリンクラーを取得する過程は更に、例えば、ビジネス対ビジネスの取引の過程で、供給者又は製造者から、例えば、製造者と供給者の間、製造者と小売り供給者の間又は供給者と契約者/設置者の間の様な供給チェーン関係を通して、資格付与されたスプリンクラー320,好ましいドライスプリンクラーシステム500又は上記説明の様なシステムの設計及び方法を受ける過程を有してもよい。代わりに、該システム及び/又はその部品の取得は、契約的配備、例えば、契約者/設置者及び倉庫占有部オーナー/オペレーター、例えば、販売者と購入者、の間の販売契約、又はリーサーとリーシーの間のリース契約の様な財産取引、を通して達成されてもよい。
加えて、火災防護方法の提供の好ましい過程は、包囲及び浸水の熱的応答を有する好ましい天井専用ドライスプリンクラーシステム、そのサブシステム、部品及び/又は上記説明の取得の取引と関連するその設計、構成及び使用の方法、の配布を含む。該システム、サブシステム、及び/又は部品、及び/又はその組み合わされた方法、の配布は、該システム、サブシステム、部品及び/又はその組み合わされた設計、構成及び/又は使用の方法、のパッケージング、インベントリーイング又はウエアハウジング及び/又はシッピング、を含んでもよい。該シッピングは航空、陸上又は海上でのスプリンクラー20の個別及び多量の輸送を含む。好ましい製品及びサービスの配布のアベニューは、例えば図20で略図で示すそれらを含む。図20は火災防護の好ましいシステム、サブシステム、部品及び組み合わされた好ましい方法が如何に1つのパーテイからもう1つのパーテイへ転送されるかを図解する。例えば、包囲及び浸水構成で火災現象に取り組むよう構成された倉庫占有部用天井専用ドライスプリンクラーで使われるよう資格付与されたスプリンクラー用の好ましいスプリンクラー設計は設計者から製造者へ配布されてもよい。包囲及び浸水効果を使う好ましいスプリンクラーシステム用の設置方法及びシステム設計は製造者から契約者/設置者へ転送されてもよい。
配布の過程の1つの好ましい側面では、該過程は更に包囲及び浸水応答構成を有する好ましいスプリンクラーシステム、そのサブシステム、部品及び/又は組み合わされるスプリンクラー、方法そして火災防護の応用、の出版を含む。例えば、該スプリンクラー320は製造者及び/又は器具供給者の何れか1つによるセールスオファリング用カタログで出版されてもよい。該カタログはペーパーカタログ又は小冊子の様なハードコピー媒体であってもよく、或いは代わりに該カタログは電子的フォーマットになっていてもよい。例えば、該カタログは、例えば、ラン、ワン(WAN)又はインターネットの様なネットワーク上で期待するバイヤー又はユーザーにとって入手可能なオンラインカタログであってもよい。
図18はメモリー記憶デバイス611でメモリー記憶機能を行うための、そして更にデータ処理を行い、又はシミュレーションをランさせ、又は計算を解くための、中央処理ユニット610を有するコンピュータ処理デバイス600を示す。該処理ユニット及び記憶デバイスは、包囲及び浸水効果を発生するために流体供給遅延時間を使うスプリンクラーシステムを構成し、設計するための設計基準のデータベースを作る火災テストデータのデータベース、を記憶するよう構成されてもよい。更に、該デバイス600は、例えば、作られたスプリンクラーシステムモデルからスプリンクラー賦活時刻及び流体配布時刻を解く様な計算機能を行うことが出来る。該コンピュータ処理デバイス600は更にこの様な処理を行うために、例えばコンピュータキイボードの様なデータエントリーデバイス612及び例えばコンピュータモニターの様なデイスプレーデバイスを有してもよい。該コンピュータ処理デバイス600はワークステーション、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、ハンドヘルドデバイス、又はネットワークサーバーとして具体化されてもよい。
1つ以上のコンピュータ処理デバイス600a−600hが、包囲及び浸水効果で火災に取り組むことに組み合わされる好ましい火災防護製品及びサービスの配布をもたらす通信用に、例えば図19で見られる様にラン、ワン、又はインターネット上でネットワーク化されてもよい。従って、例えば、倉庫占有部を防護する好ましい天井専用スプリンクラーシステムでの使用のためのスプリンクラー320の様な、包囲及び浸水効果を使う火災防護システム、サブシステム、システム部品及び/又は組み合わされる方法を転送するシステムと方法が提供される。該転送は第1コンピュータ処理デバイス600bを使う第1パーテイと第2コンピュータ処理デバイス600cを使う第2パーテイの間で起こってもよい。該方法は好ましくは、約12.2m(約40フィート)まで収納された商品を有する約13.7m(約45フィート)の天井高さまでの倉庫専用部用のドライ天井専用スプリンクラーシステムで使う資格付与されたスプリンクラーの提案と、天井専用火災防護システムで使用するためのスプリンクラーの請求に応答する資格付与されえたスプリンクラーの供給と、を含んでもよい。
資格付与されたスプリンクラーの提案は好ましくはペーパー刊行物及びオンライン刊行の少なくとも1つでの資格付与されたスプリンクラーの出版を含むのがよい。更にオンライン刊行での出版は好ましくは、例えば600gの様なもう1つのコンピュータ処理デバイスとの通信用ネットワークに好ましく接続された、例えば、サーバー600aとそのメモリー記憶デバイス612aの様なコンピュータ処理デバイス上で該資格付与されたスプリンクラーについてデータアレイをホストする過程を有してもよい。代わりに、例えば、ラップトップ600h、セルホーン600f、パーソナルデジタルアシスタント600e、又はタブレット600d、の様な何等かの他のコンピュータ処理デバイスが、該スプリンクラーと該組み合わされるデータアレイの配布を受けるため該刊行物にアクセスしてもよい。該ホストする過程は更に、リスト記載機関要素、Kファクターデータ要素、温度定格データ要素そしてスプリンクラーデータ構成要素を含むよう、該データアレイを構成する過程を含んでもよい。該データアレイを構成する過程は、例えばユーエルであるとしてリスト記載機関要素を構成する過程、約17であるとしてKファクターデータ要素を構成する過程、約141℃(約286°F)であるとして温度定格データ要素を構成する過程、そしてアップライトとしてスプリンクラー構成データ要素を構成する過程、を有する。データアレイをホストする過程は、更に該ドライ天井専用スプリンクラーシステム用パラメーターを識別する過程を有してもよく、該パラメーターはスプリンクラーからスプリンクラーまでの間隔を含む水力学的設計面積、最も水力学的に遠隔のスプリンクラーへの最大流体供給遅延時間、そして該最も水力学的に近接したスプリンクラーへの最小流体供給遅延時間を有する。
該配布の好ましい過程は更に、包囲及び浸水効果用の火災防護システムを設計する方法を配布する過程を有する。該方法を配布する過程は、例えば、htmlフアイル、pdfフアイル又は編集可能なテキストフアイルの様な、電子的データシートとしての設計基準のデータベースの刊行を有してもよい。該データベースは更に、上記で説明したデータ要素及び設計パラメーターに加えて、該第1データアレイのスプリンクラーと共に使うためのライザー組立体を識別するもう1つのデータアレイを有し、そしてなお更に、第5データアレイの制御バルブを第1データアレイのスプリンクラーに接続するパイピングシステムを識別する第6データアレイを有してもよい。
火災防護製品及びサービスの最終又は中間ユーザーは、火災防護への該包囲及び浸水アプローチとその組み合わせ製品を実施、学習、実現又は購入するための、配布される部品又はシステムの小冊子、ソフトウエアアップリケーション又は設計基準を、ダウンロード、アップロード、それらにアクセス又はそれらと交流するために、図19で見られるネットワーク上で、この様な製品又はサービスの供給者のサーバー又はワークステーションにアクセスしてもよい。例えば、システム設計者又は他の中間ユーザーは、包囲及び浸水構成での火災現象への応答用にこの様なスプリンクラーシステムを取得又は構成するために、例えば非特許文献3の様な、包囲及び浸水応答で火災現象に取り組むよう構成された好ましい天井専用火災防護システム用製品データシートにアクセスすることが出来る。更に設計者は上記説明の様に流体供給遅延時間用のデータテーブルをダウンロード又はそれにアクセスし、更に包囲及び浸水効果を有する火災防護システムを繰り返し設計するために、例えば特許文献4で説明される様な、シミュレーションソフトウエアを使ったり又はライセンスを受けてもよい。
配布過程が包囲及び浸水応答構成を有する好ましい天井専用ドライスプリンクラーシステムと、そのサブシステム及びその組み合わされた方法の刊行物を、ハードコピー媒体フォーマットで提供する場合、該配布過程は更に配布される該製品又はサービスと一緒のカタログ化された情報の配布を含む。例えば、設置及び構成情報をユーザーへ提供するためにスプリンクラー320用のデータシートのペーパーコピーがスプリンクラー320用パッケージング内に含まれてもよい。代わりに、該包囲及び浸水応答構成をサポート及び実現するために、例えば非特許文献3の様なシステムデータシートが、好ましいシステムライザー組立体の購入と共に提供されてもよい。該ハードコピーデータシートは、包囲及び浸水効果を使う倉庫占有部用スプリンクラーシステムを構成するよう設計者、設置者又は最終ユーザーを助けるための、必要なデータテーブル及び水力学的設計基準を含むのが好ましい。
従って、出願人は包囲及び浸水効果で火災現象に取り組むことに基づく火災防護へのアプローチを提供した。このアプローチはこの様なシステム、サブシステムそして部品を実現するシステム、サブシステム、システム部品そして設計方法論で具体化され得る。本発明が或る実施例を参照して開示されたが、該説明された実施例への多くの変型、変更及び変化が、附属する請求項に規定される本発明の領域と範囲から離れることなく可能である。従って、本発明は説明された実施例に限定されず、付随する請求項の表明により規定された全部の範囲とその等価物とを有するよう意図されている。
ここに組み入れられ、本明細書の部分を構成する付随図面は本発明の例示用実施例を図解し、そして上記で与えた一般的説明及び下記で与えた詳細説明と合わせて、本発明の特徴を説明するよう役立っている。好ましい実施例は本発明の全体ではなく、附属する請求項で提供される本発明の例であることは理解されるべきである。
貯蔵商品を有する貯蔵面積に配置された好ましいドライスプリンクラーシステムの図解実施例である。 図1のシステムのドライ部分の略図解である。 図1の貯蔵範囲のそれぞれ平面図、側面図及びオーバーヘッド略図である。 予測熱リリース及びスプリンクラー賦活プロフアイルを発生する図解フローチャートである。 図解熱リリース及びスプリンクラー賦活予測プロフアイルである。 テスト貯蔵面積内の貯蔵商品についての予測熱リリース及びスプリンクラー賦活プロフアイルである。 図5の貯蔵商品の現実の火災テストからのスプリンクラー賦活プロフアイルである。 テスト貯蔵面積内のもう1つの貯蔵商品についての、もう1つの予測熱リリース及びスプリンクラー賦活プロフアイルである。 図6の貯蔵商品の現実の火災テストからのスプリンクラー賦活プロフアイルである。 テスト貯蔵面積内のなおもう1つの貯蔵商品についてのなおもう1つの予測熱リリース及びスプリンクラー賦活プロフアイルである。 図7の貯蔵商品の現実の火災テストからのスプリンクラー賦活プロフアイルである。 テスト貯蔵面積内のもう1つの貯蔵商品についてのもう1つの予測熱リリース及びスプリンクラー賦活プロフアイルである。 テスト貯蔵面積内のもう1つの貯蔵商品についてのなおもう1つの予測熱リリース及びスプリンクラー賦活プロフアイルである。 図9の貯蔵商品の現実の火災テストからのスプリンクラー賦活プロフアイルである。 テスト貯蔵面積内のもう1つの貯蔵商品についてのもう1つの予測熱リリース及びスプリンクラー賦活プロフアイルである。 図10の貯蔵商品の現実の火災テストからのスプリンクラー賦活プロフアイルである。 テスト貯蔵面積内のもう1つの貯蔵商品についてのなおもう1つの予測熱リリース及びスプリンクラー賦活プロフアイルである。 テスト貯蔵面積内のもう1つの貯蔵商品についてのもう1つの予測熱リリース及びスプリンクラー賦活プロフアイルである。 図12の貯蔵商品の現実の火災テストからのスプリンクラー賦活プロフアイルである。 好ましい設計方法論の図解フローチャートである。 好ましいスプリンクラーシステムを設計するための代わりの図解用フローチャートである。 好ましい水力学的設計点及び基準である。 スプリンクラーシステムの設計及び動的モデル化用の図解用フローチャートである。 図1のスプリンクラーシステムで使用する好ましいスプリンクラーの断面図である。 図15のスプリンクラーの平面図である。 図1のシステムで使用するため設置されたライザー組立体の略図である。 図17のシステム及びライザー組立体についての図解用動作フローチャートである。 火災防護の好ましいシステムと方法の1つ以上の側面を実用するコンピュータ処理デバイスの略図である。 好ましい火災防護システムの側面図、正面図及び平面図である。 火災防護の好ましいシステム及び方法の1つ以上の側面を実用するネットワークの略図である。 該好ましいシステム及び方法の配布ラインのフロー線図の略図である。 図17のライザー組立体で使用するための好ましい制御バルブの断面図である。

Claims (325)

  1. 倉庫占有部の防護用天井専用ドライスプリンクラーシステムにおいて、
    ウェット部分と、該ウェット部分に接続されたドライ部分と、を備えるパイプのネットワークを具備しており、該ドライ部分は少なくとも第1の賦活されるスプリンクラーで火災に応答するよう構成されており、
    流体を該ウェット部分から該少なくとも第1の賦活されるスプリンクラーへ供給する強制的流体供給遅延時間を具備しており、該遅延時間は該ドライ部分が更に少なくとも第2の賦活されるスプリンクラーで該火災に応答するように充分な長さであり、該少なくとも第1および少なくとも第2の駆動されるスプリンクラーは火災現象を包囲して浸水させるのに充分なスプリンクラー動作面積を規定することを特徴とする天井専用ドライスプリンクラーシステム。
  2. 該少なくとも第1の賦活されるスプリンクラーは該火災に応答する複数の最初に賦活されるスプリンクラーを有することを特徴とする請求項1の天井専用ドライスプリンクラーシステム。
  3. 該複数の最初に賦活されるスプリンクラーは規定された順序で熱的に賦活されることを特徴とする請求項2の天井専用ドライスプリンクラーシステム。
  4. 該ウェット部分と該ドライ部分の間の制御された分離を提供する1次水制御バルブを具備しており、該ドライ部分が該1次水制御バルブに対し、少なくとも1つの水力学的に遠隔のスプリンクラーと少なくとも1つの水力学的に近接したスプリンクラーとを有することを特徴とする請求項1の天井専用ドライスプリンクラーシステム。
  5. 該強制的流体供給遅延時間は最小流体供給遅延時間と最大流体供給遅延時間とを規定し、該最小流体供給遅延時間は該制御バルブから該少なくとも1つの水力学的に近接したスプリンクラーまで流体を供給する時間を規定し、該最大流体供給遅延時間は該制御バルブから該少なくとも1つの水力学的に近接したスプリンクラーまで流体を供給する時間を規定することを特徴とする請求項4の天井専用ドライスプリンクラーシステム。
  6. 該最大流体供給遅延時間は包囲及び浸水効果で該火災に応答する最大スプリンクラー動作面積を形成するよう第1の複数のスプリンクラーの熱的賦活を可能にするのに充分な長さであり、最小流体供給遅延時間は包囲及び浸水効果で該火災に応答する最小スプリンクラー動作面積を形成するよう第2の複数のスプリンクラーの熱的賦活を可能にするのに充分な長さであることを特徴とする請求項5の天井専用ドライスプリンクラーシステム。
  7. 該ドライ部分は約11以上のKファクターと約1034hPa(約15psi)以上の動作圧力を有する複数のスプリンクラーを備え、該ドライ部分は(i)約7.5m(25フィート)より高い貯蔵物高さを有するクラスI−III、グループA、グループB又はグループCと、(ii)約6.7m(22フィート)より高い貯蔵物高さを有するクラスIVと、の少なくとも1つを有する商品の上に配置されることを特徴とする請求項1−6の何れか1つの天井専用ドライスプリンクラーシステム。
  8. 該複数のスプリンクラーが約11から約36に及ぶKファクターを有することを特徴とする請求項7の天井専用ドライスプリンクラーシステム。
  9. 該Kファクターが約17であることを特徴とする請求項8の天井専用ドライスプリンクラーシステム。
  10. 該Kファクターが約16.8であることを特徴とする請求項9の天井専用ドライスプリンクラーシステム。
  11. 該動作圧力が約1034hPa(約15psi)から約4137hPa(約60psi)に及ぶことを特徴とする請求項7−9の何れか1つの天井専用ドライスプリンクラーシステム。
  12. 該動作圧力が約1034hPa(約15psi)から約3103hPa(約45psi)に及ぶことを特徴とする請求項11の天井専用ドライスプリンクラーシステム。
  13. 該動作圧力が約1379hPa(約20psi)から約2413hPa(約35psi)に及ぶことを特徴とする請求項12の天井専用ドライスプリンクラーシステム。
  14. 該動作圧力が約1517hPa(約22psi)から約2069hPa(約30psi)に及ぶことを特徴とする請求項13の天井専用ドライスプリンクラーシステム。
  15. 該スプリンクラー動作面積が該少なくとも第1の賦活されるスプリンクラーの賦活に続く約10分以内に規定されることを特徴とする請求項1−14の何れか1つの天井専用ドライスプリンクラーシステム。
  16. 該スプリンクラー動作面積が該少なくとも第1の賦活されるスプリンクラーの賦活に続く約8分以内に規定されることを特徴とする請求項15の天井専用ドライスプリンクラーシステム。
  17. 該スプリンクラー動作面積が該少なくとも第1の賦活されるスプリンクラーの賦活に続く約5分以内に規定されることを特徴とする請求項16の天井専用ドライスプリンクラーシステム。
  18. 倉庫占有部の防護用天井専用ドライスプリンクラーシステムにおいて、
    ウェット部分と、
    該ウェット部分に接続され、火災現象に応答するよう構成されたドライ部分と、を具備しており、該ドライ部分は、該火災現象を包囲し、浸水させるよう構成されたスプリンクラー動作面積を規定するために複数の賦活されるスプリンクラーを有するパイプのネットワークを備えており、該複数の賦活されるスプリンクラーは少なくとも第1の賦活されるスプリンクラーを有しており、該スプリンクラー動作面積の該複数のスプリンクラーは該第1の賦活されるスプリンクラーに続く予め決められた時間以内に賦活されることを特徴とする天井専用ドライスプリンクラーシステム。
  19. 該予め決められた時間は約10分以内であることを特徴とする請求項18の天井専用ドライスプリンクラーシステム。
  20. 該予め決められた時間が約8分以内であることを特徴とする請求項19の天井専用ドライスプリンクラーシステム。
  21. 該予め決められた時間が約5分以内であることを特徴とする請求項20の天井専用ドライスプリンクラーシステム。
  22. 該ドライ部分が(i)約7.6m(25フィート)より高い貯蔵物高さを有するクラスI−III、グループA、グループB又はグループC、及び(ii)約6.7m(22フィート)より高い貯蔵物高さを有するクラスIV、の少なくとも1つを有する商品の上に配置されることを特徴とする請求項18の天井専用ドライスプリンクラーシステム。
  23. 該複数のスプリンクラーが約11以上のKファクターを有することを特徴とする請求項18の天井専用ドライスプリンクラーシステム。
  24. 該複数のスプリンクラーが約11から約36に及ぶKファクターを有することを特徴とする請求項23の天井専用ドライスプリンクラーシステム。
  25. 該Kファクターが約17であることを特徴とする請求項24の天井専用ドライスプリンクラーシステム。
  26. 該Kファクターが約16.8であることを特徴とする請求項25の天井専用ドライスプリンクラーシステム。
  27. 該複数のスプリンクラーが約1034hPa(約15psi)から約4137hPa(約60psi)に及ぶ動作圧力を有することを特徴とする請求項18−26の何れか1つの天井専用ドライスプリンクラーシステム。
  28. 該動作圧力が約1034hPa(約15psi)から約3103hPa(約45psi)に及ぶことを特徴とする請求項27の何れか1つの天井専用ドライスプリンクラーシステム。
  29. 該動作圧力が約1379hPa(約20psi)から約2413hPa(約35psi)に及ぶことを特徴とする請求項28の天井専用ドライスプリンクラーシステム。
  30. 該動作圧力が約1517hPa(約22psi)から約2069hPa(約30psi)に及ぶことを特徴とする請求項29の天井専用ドライスプリンクラーシステム。
  31. 天井高さを有し、与えられた分類及び貯蔵物高さの商品を収納するよう構成された倉庫占有部の防護用天井専用ドライスプリンクラーシステムにおいて、
    流体源を有するウェット部分と、
    複数のパイプにより相互接続されたスプリンクラーのネットワークを備えるドライ部分と、を具備しており、各スプリンクラーは動作圧力を有し、該ドライ部分は少なくとも1つの水力学的に遠隔のスプリンクラーを規定するように該ウェット部分に接続されており、
    該少なくとも1つの水力学的に遠隔のスプリンクラーを有する該ドライ部分内の複数のスプリンクラーにより規定される水力学的設計面積を具備しており、該水力学的設計面積は包囲及び浸水効果で火災現象に応答するよう構成されることを特徴とする天井専用ドライスプリンクラーシステム。
  32. 該水力学的設計面積が、与えられた天井高さ、商品クラス及び貯蔵物高さ用にNFPA13(2002)により指定された水力学的設計面積より小さいことを特徴とする請求項31の天井専用ドライスプリンクラーシステム。
  33. 該水力学的設計面積が、与えられた天井高さ、商品クラス及び貯蔵物高さを防護するよう設計されたウェットシステム用にNFPA−13(2002)により指定された水力学的設計面積より小さいことを特徴とする請求項32の天井専用ドライスプリンクラーシステム。
  34. 該水力学的設計面積が強制的流体供給遅延時間により規定され、該強制的流体供給遅延時間が動作圧力での該ウェット部分から該少なくとも1つの水力学的に遠隔のスプリンクラーまでの流体供給用経過時間により規定されることを特徴とする請求項31−33の何れか1つの天井専用ドライスプリンクラーシステム。
  35. 該天井高さが約13.7m(45フィート)以下であり、該商品クラスがクラスI、II及びIIIの何れか1つであり、そして該貯蔵物高さが約12.2m(約40フィート)までであり、該システムの水力学的設計面積が約232.3平方メートル(約2500平方フィート)より小さいことを特徴とする請求項31の天井専用ドライスプリンクラーシステム。
  36. 該天井高さが約9.1m(30フィート)以下であり、該商品クラスがグループAプラスチックスであり、そして該貯蔵物高さが約6.1m(約20フィート)までであり、該システムの水力学的設計面積が約232.3平方メートル(約2500平方フィート)より小さいことを特徴とする請求項31の天井専用ドライスプリンクラーシステム。
  37. 該ドライ部分が(i)約7.6m(25フィート)より高い貯蔵物高さを有するクラスI−III、グループA、グループB又はグループC、及び(ii)約6.7m(22フィート)より高い貯蔵物高さを有するクラスIV、の少なくとも1つを有する該商品の上に配置されることを特徴とする請求項31の天井専用ドライスプリンクラーシステム。
  38. 該複数のスプリンクラーが約11以上のKファクターを有することを特徴とする請求項37の天井専用ドライスプリンクラーシステム。
  39. 該複数のスプリンクラーが約11から約36に及ぶKファクターを有することを特徴とする請求項38の天井専用ドライスプリンクラーシステム。
  40. 該Kファクターが約17であることを特徴とする請求項39の天井専用ドライスプリンクラーシステム。
  41. 該Kファクターが約16.8であることを特徴とする請求項40の天井専用ドライスプリンクラーシステム。
  42. 該複数のスプリンクラーが約1034hPa(約15psi)から約4137hPa(約60psi)に及ぶ動作圧力を有することを特徴とする請求項37−41の何れか1つの天井専用ドライスプリンクラーシステム。
  43. 該複数のスプリンクラーが約1034hPa(約15psi)から約3103hPa(約45psi)に及ぶ動作圧力を有することを特徴とする請求項42の何れか1つの天井専用ドライスプリンクラーシステム。
  44. 該動作圧力が約1379hPa(約20psi)から約2413hPa(約35psi)に及ぶことを特徴とする請求項43の天井専用ドライスプリンクラーシステム。
  45. 該動作圧力が約1517hPa(約22psi)から約2069hPa(約30psi)に及ぶことを特徴とする請求項44の天井専用ドライスプリンクラーシステム。
  46. 該火災現象を包囲し、浸水させる該水力学的設計面積で賦活される全スプリンクラーが、該水力学的設計面積内の第1のスプリンクラー賦活に続く10分以内に賦活されることを特徴とする請求項31−45の何れか1つの天井専用ドライスプリンクラーシステム。
  47. 該賦活されるスプリンクラーが該第1のスプリンクラー賦活に続く8分以内に賦活されることを特徴とする請求項46の天井専用ドライスプリンクラーシステム。
  48. 該賦活されるスプリンクラーが該第1のスプリンクラー賦活に続く5分以内に賦活されることを特徴とする請求項47の天井専用ドライスプリンクラーシステム。
  49. ウェット部分とドライ部分を有するパイプのネットワークを備え、火災現象に取り組むために包囲及び浸水効果を使用するスプリンクラーシステムを設計する方法において、
    該ウェット部分から該ドライ部分内の少なくとも1つの賦活されるスプリンクラーへの流体の供給用に強制的流体供給遅延時間を決定する過程と、
    該強制的流体供給時間の関数として、該スプリンクラー動作面積が該火災現象を包囲して浸水させるのに充分なサイズであるようにスプリンクラー動作面積を規定する過程と、を具備することを特徴とするスプリンクラーシステムを設計する方法。
  50. 該強制的流体供給遅延時間を決定する該過程が、該ドライ部分内の最も水力学的に遠隔のスプリンクラーへの流体供給用に最大流体供給遅延時間を決定する過程を備えることを特徴とする請求項49の方法。
  51. 該強制的流体供給遅延時間を決定する該過程が、該ドライ部分内の最も水力学的に近接したスプリンクラーへの最小流体供給遅延時間を決定する過程を備えることを特徴とする請求項49の方法。
  52. 該ネットワークの下の収納された商品を有するスプリンクラーのネットワークとして該ドライ部分をモデル化する過程と、該商品内の火災シナリオをモデル化する過程と、点火時刻に対する各スプリンクラー用の該スプリンクラー賦活時刻を解く過程と、を具備することを特徴とする請求項49−51の何れかの方法。
  53. 予測スプリンクラー賦活プロフアイルを発生するために該賦活時刻の各々をグラフ線図化する過程を具備することを特徴とする請求項52の方法。
  54. 該スプリンクラー動作面積を規定する過程が該システム用の最大スプリンクラー動作面積と最小スプリンクラー動作面積の少なくとも1つを規定する過程を備えており、該最大及び最小スプリンクラー動作面積が包囲及び浸水効果で火災現象に取り組むことが出来ることを特徴とする請求項49−53の何れかの方法。
  55. 該スプリンクラー動作面積を規定する過程が、該システムにより防護されるべき商品の関数であり、同じ防護されるべき商品用にNFPA−13(2002)により指定される水力学的設計面積以下の少なくとも該最大スプリンクラー動作面積を規定する過程であることを特徴とする請求項54の方法。
  56. 該スプリンクラー動作面積を規定する過程が、該システムにより防護されるべき商品の関数であり、該同じ商品を防護するよう構成されたウェットシステム用にNFPA−13(2002)により指定される水力学的設計面積以下の少なくとも該最大スプリンクラー動作面積を規定する過程であることを特徴とする請求項55の方法。
  57. 少なくとも該最小スプリンクラー動作面積を規定する過程が、該最小スプリンクラー動作面積を形成する臨界数のスプリンクラーを規定する過程を有することを特徴とする請求項54の方法。
  58. 該臨界数のスプリンクラーを規定する過程が約2つから約4つのスプリンクラーの範囲を指定する過程を有することを特徴とする請求項57の方法。
  59. 該臨界数のスプリンクラーを規定する過程が、該システムにより防護されるべき商品のクラスの関数であることを特徴とする請求項57−58の何れかの方法。
  60. 強制的流体供給遅延時間を決定する過程が、熱リリース関数に応答する時間に亘るスプリンクラー賦活の数を示す予測プロフアイル上で最小及び最大スプリンクラー動作面積の少なくとも1つを規定する過程を有することを特徴とする請求項49の方法。
  61. 強制的流体供給遅延時間を決定する過程が、該予測プロフアイル上で該臨界数のスプリンクラー内の該第1のスプリンクラー賦活から最後のスプリンクラー賦活時刻までの間の経過時間により最小流体供給遅延時間を規定する過程を有することを特徴とする請求項60の方法。
  62. 強制的流体供給遅延時間を決定する過程が、該第1のスプリンクラー賦活と、賦活されたスプリンクラーの数が該規定された最大スプリンクラー動作面積の少なくとも80%に等しくなる時刻、の間の経過時間により最大流体供給遅延時間を規定する過程を有することを特徴とする請求項54の方法。
  63. ウェット部分と、該ウェット部分に対して水力学的に遠隔のスプリンクラーと水力学的に近接したスプリンクラーを有するスプリンクラーのネットワークを備えるドライ部分と、を具備するスプリンクラーシステムを繰り返し的に設計する過程を具備しており、繰り返し的に設計する過程が、該システム用に、最大流体供給遅延時間を経験するよう該水力学的に遠隔のスプリンクラーを設計し、最小流体供給遅延時間を経験するよう該水力学的に近接したスプリンクラーを設計する過程を備えることを特徴とする請求項49の方法。
  64. 繰り返し的に設計する過程が、該水力学的に遠隔のスプリンクラーと該水力学的に近接したスプリンクラーの間に配置された各スプリンクラーが、該システム用の該最小及び最大流体供給遅延時間の間にある流体供給遅延時間を経験することを検証する過程を備えることを特徴とする請求項63の方法。
  65. 該強制的流体供給遅延時間を決定する過程が、該遅延時間を、(i)約7.6m(25フィート)より高い貯蔵物高さを有するクラスI−III、グループA、グループB又はグループC、及び(ii)約6.7m(22フィート)より高い貯蔵高さを有するクラスIV、の少なくとも1つを有する商品の上に配置されたドライ部分の関数として遅延時間を決定する過程を有することを特徴とする請求項49の方法。
  66. スプリンクラー動作面積を規定する該過程が該面積を約11以上のKファクターを有する複数のスプリンクラーを備えるとして指定する過程を有することを特徴とする請求項49の方法。
  67. 該指定する過程が該Kファクターを約11から約36に及ぶとして指定する過程を有することを特徴とする請求項66の方法。
  68. 該指定する過程が該Kファクターを約17であるよう指定する過程を有することを特徴とする請求項67の方法。
  69. 該指定する過程が該Kファクターを約16.8であるよう指定する過程を有することを特徴とする請求項68の方法。
  70. 該スプリンクラー動作面積を規定する過程が、該複数のスプリンクラーが約1034hPa(約15psi)から約4137hPa(約60psi)に及ぶ動作圧力を有するよう指定する過程を有することを特徴とする請求項66−69の何れか1つの方法。
  71. 該指定する過程が約1034hPa(約15psi)から約3103hPa(約45psi)の動作圧力範囲を指定する過程を有することを特徴とする請求項70の方法。
  72. 該指定する過程が約1379hPa(約20psi)から約2413hPa(約35psi)の動作圧力範囲を指定する過程を有することを特徴とする請求項71の方法。
  73. 該指定する過程が約1517hPa(約22psi)から約2069hPa(約30psi)の動作圧力範囲を指定する過程を有することを特徴とする請求項72の方法。
  74. 倉庫占有部用火災防護システムにおいて、
    流体源と熱定格を有するドライ部分とを具備しており、該ドライ部分は、強制的流体供給遅延時間を規定するように、該流体源に対して少なくとも1つの水力学的に遠隔のスプリンクラーを有するスプリンクラーのネットワークを備えており、該強制的流体供給遅延時間は火災現象に応答して、該少なくとも1つの水力学的に遠隔のスプリンクラーに対し少なくとも1つの近いスプリンクラーの熱的賦活を可能にするような長さであり、該少なくとも1つの水力学的に遠隔のスプリンクラーと該少なくとも1つの近いスプリンクラーは該火災現象を包囲し浸水させるスプリンクラー動作面積を規定することを特徴とする倉庫占有部用火災防護システム。
  75. 該ドライ部分は、第2の強制的流体供給遅延時間を規定するよう該流体源に対する少なくとも1つの水力学的に近接したスプリンクラーを備えており、該少なくとも1つの水力学的に遠隔のスプリンクラーの該強制的流体供給遅延時間は第1の強制的流体遅延時間を規定しており、該第2の強制的流体供給遅延時間は該火災現象に応答して該少なくとも1つの水力学的に近接したスプリンクラーに対し少なくとも1つの近いスプリンクラーの熱的賦活を可能にする長さであり、該少なくとも1つの水力学的に近接したスプリンクラーと、該少なくとも1つの水力学的に近接したスプリンクラーに対する該少なくとも1つの近いスプリンクラーと、は該火災現象を包囲し浸水させる第2のスプリンクラー動作面積を規定しており、該少なくとも1つの水力学的遠隔のスプリンクラーと、該少なくとも1つの水力学的に遠隔のスプリンクラーに対する該少なくとも1つの近いスプリンクラーと、により規定される該スプリンクラー動作面積は第1のスプリンクラー動作面積を規定することを特徴とする請求項74の倉庫占有部用火災防護システム。
  76. 該ドライ部分は、該少なくとも1つの水力学的に遠隔の、及び該少なくとも1つの水力学的に近接した、スプリンクラーの間に配置された、複数のスプリンクラーを有しており、該複数のスプリンクラーの各々は、該第1及び第2の強制的流体供給遅延時間の間の持続期間を有する強制的流体供給遅延時間を規定するよう該流体源に対し配置されることを特徴とする請求項75の倉庫占有部用火災防護システム。
  77. 該ドライ部分は少なくとも1つのライザーと、該複数のスプリンクラーを該流体源に接続する複数のパイプと、を備えており、該少なくとも1つのライザーと該複数のパイプの形状は各々、該複数のスプリンクラーの各々用の該強制的流体供給遅延時間を規定することを特徴とする請求項74の倉庫占有部用火災防護システム。
  78. 更に、流体源と該スプリンクラーのネットワークとの間の制御された流体的連通用に該流体源と該ドライ部分との間にライザー組立体を具備しており、該ライザー組立体は好ましくは該スプリンクラーから該倉庫占有部内への流体の放出を該強制的流体供給遅延時間の間遅延させるよう構成されるのがよいことを特徴とする請求項74の倉庫占有部用火災防護システム。
  79. 該ライザー組立体が火災現象検出器を有することを特徴とする請求項78の倉庫占有部用火災防護システム。
  80. 該ライザー組立体が更に該検出器に接続されたダイアフラム制御バルブを備えており、該検出器が該ダイアフラム制御バルブの開くことを制御することを特徴とする請求項79の倉庫占有部用火災防護システム。
  81. 該ライザー組立体が制御パネルを備えており、該制御パネルは該流体源から該複数のスプリンクラーへの流体放出を規定された時間の間遅延させるよう構成されることを特徴とする請求項78の倉庫占有部用火災防護システム。
  82. スプリンクラーのネットワークが約11以上のKファクターと、約1034hPa(約15psi)以上の動作圧力と、を有しており、ネットワークは(i)約7.6m(25フィート)より高い貯蔵物高さを有するクラスI−III、グループA、グループB又はグループC、及び(ii)約6.7m(22フィート)より高い貯蔵物高さを有するクラスIV、の少なくとも1つを有する商品の上に配置されることを特徴とする請求項74−81の何れか1つの倉庫占有部用火災防護システム。
  83. 該複数のスプリンクラーが約11から約36に及ぶKファクターを有することを特徴とする請求項82の倉庫占有部用火災防護システム。
  84. 該Kファクターが約17であることを特徴とする請求項83の倉庫占有部用火災防護システム。
  85. 該Kファクターが約16.8であることを特徴とする請求項84の倉庫占有部用火災防護システム。
  86. 該動作圧力が約1034hPa(約15psi)から約4137hPa(約60psi)に及ぶことを特徴とする請求項82−85の何れか1つの倉庫占有部用火災防護システム。
  87. 該動作圧力が約1034hPa(約15psi)から約3103hPa(約45psi)に及ぶことを特徴とする請求項86の倉庫占有部用火災防護システム。
  88. 該動作圧力が1379hPa(約20psi)から約2413hPa(約35psi)に及ぶことを特徴とする請求項87の倉庫占有部用火災防護システム。
  89. 該動作圧力が約1517hPa(約22psi)から約2069hPa(約30psi)に及ぶことを特徴とする請求項88の倉庫占有部用火災防護システム。
  90. 該スプリンクラー動作面積が該少なくとも1つの水力学的に遠隔のスプリンクラーの賦活に続く約10分以内に規定されることを特徴とする請求項74−89の何れか1つの倉庫占有部用火災防護システム。
  91. 該スプリンクラー動作面積が該少なくとも1つの水力学的に遠隔のスプリンクラーの賦活に続く約8分以内に規定されることを特徴とする請求項90の倉庫占有部用火災防護システム。
  92. 該スプリンクラー動作面積が該少なくとも1つの水力学的に遠隔のスプリンクラーの賦活に続く約5分以内に規定されることを特徴とする請求項91の倉庫占有部用火災防護システム。
  93. ラック貯蔵物の防護用のドライ天井専用火災防護システムであって、該ラック貯蔵物が(i)約7.6m(25フィート)より高い貯蔵物高さを有するクラスI−III、グループA、グループB又はグループC、及び(ii)約6.7m(22フィート)より高い貯蔵物高さを有するクラスIV、の何れか1つの商品クラスを有しているドライ天井専用火災防護システムにおいて、
    流体源と、パイプのネットワークにより相互接続され、天井の下で該貯蔵物の上に配置され該流体源に接続された複数のスプリンクラーと、
    包囲及び浸水構成で火災現象に取り組むためにドライ天井専用システム内の複数のスプリンクラーの各々用の強制的流体供給遅延時間と、を具備することを特徴とするドライ天井専用火災防護システム。
  94. 火災防護システムがプリアクションシステムであることを特徴とする請求項93のドライ天井専用火災防護システム。
  95. 強制的流体供給遅延時間が最大流体供給遅延時間と最小流体供給遅延時間とを備えており、各スプリンクラーが最大流体供給遅延時間と最小流体供給遅延時間の間の流体供給遅延時間を有することを特徴とする請求項93−94の何れか1つのドライ天井専用火災防護システム。
  96. 複数のスプリンクラーの各々が約11以上のKファクターと、約1034hPa(約15psi)以上の動作圧力と、を有することを特徴とする請求項95のドライ天井専用火災防護システム。
  97. 複数のスプリンクラーが約11から約36に及ぶKファクターを有することを特徴とする請求項96のドライ天井専用火災防護システム。
  98. Kファクターが約17であることを特徴とする請求項97のドライ天井専用火災防護システム。
  99. Kファクターが約16.8であることを特徴とする請求項98のドライ天井専用火災防護システム。
  100. 動作圧力が約1034hPa(約15psi)から約4137hPa(約60psi)に及ぶことを特徴とする請求項96−99の何れか1つのドライ天井専用火災防護システム。
  101. 動作圧力が約1034hPa(約15psi)から3103hPa(約45psi)に及ぶことを特徴とする請求項100のドライ天井専用火災防護システム。
  102. 動作圧力が約1379hPa(約20psi)から約2413hPa(約35psi)に及ぶことを特徴とする請求項101のドライ天井専用火災防護システム。
  103. 動作圧力が約1517hPa(約22psi)から2069hPa(約30psi)に及ぶことを特徴とする請求項102のドライ天井専用火災防護システム。
  104. 倉庫占有部が天井高さと貯蔵物形状と規定された貯蔵物高さとを規定している倉庫占有部用天井専用ドライスプリンクラーシステムにおいて、
    出口及び入り口を有する制御バルブを備えたライザー組立体と、
    該ライザー組立体付近に配置されたパイプの第1ネットワークとパイプの第2ネットワークとを具備しており、パイプの第1ネットワークは、制御バルブの出口と連通してガスを含む容積を規定しており、更に制御バルブの出口に対して少なくとも1つの水力学的に遠隔のスプリンクラーを有する複数のスプリンクラーを備えており、そして更に制御バルブの出口に対して少なくとも1つの水力学的に近接したスプリンクラーを備えており、該複数のスプリンクラーの各々は非賦活状態からガスをリリースする賦活状態へ熱的にトリガーするよう熱的に定格を与えられており、該パイプの第2ネットワークは該パイプの第1ネットワークへの制御された流体供給を提供するために該制御バルブの該入り口と連通するウェットの本管を有しており、
    該制御バルブから該少なくとも1つの水力学的に遠隔のスプリンクラーまでの流体供給の時間を規定する第1の強制的流体供給遅延時間と、そして
    該制御バルブから該少なくとも1つの水力学的に近接したスプリンクラーまでの流体供給の時間を規定する第2の強制的流体供給遅延時間と、を具備することを特徴とする倉庫占有部用天井専用ドライスプリンクラーシステム。
  105. 該貯蔵物形状がラック、パレット化品、ビンボックス及び棚貯蔵物の何れか1つであることを特徴とする請求項104の倉庫占有部用天井専用ドライスプリンクラーシステム。
  106. 貯蔵物形状がラック貯蔵物であり、該形状がシングルロー、ダブルロー及びマルチロー貯蔵物の何れか1つであることを特徴とする請求項105の倉庫占有部用天井専用ドライスプリンクラーシステム。
  107. ガスが加圧された空気又は窒素の1つであることを特徴とする請求項104の倉庫占有部用天井専用ドライスプリンクラーシステム。
  108. パイプの第1ネットワークがループ形状又はツリー形状の少なくとも1つを有することを特徴とする請求項104の倉庫占有部用天井専用ドライスプリンクラーシステム。
  109. 複数のスプリンクラーが更に、規定されたスプリンクラーからスプリンクラーまでの間隔と、規定された動作圧力と、を有するスプリンクラー動作の設計された面積を規定することを特徴とする請求項104の倉庫占有部用天井専用ドライスプリンクラーシステム。
  110. 複数のスプリンクラーが更に水力学的設計面積と設計密度とを規定しており、該設計面積には該少なくとも1つの水力学的に遠隔のスプリンクラーを有することを特徴とする請求項104の倉庫占有部用天井専用ドライスプリンクラーシステム。
  111. 水力学的設計面積は約2.4m(約8フィート)から約3.7m(約12フィート)に及ぶスプリンクラーからスプリンクラーの間隔の約25のスプリンクラーのグリッドにより規定されることを特徴とする請求項110の倉庫占有部用天井専用ドライスプリンクラーシステム。
  112. 水力学的設計面積は天井高さ、貯蔵物形状、貯蔵物高さ、商品分類及び/又はスプリンクラーから貯蔵物までのクリヤランス高さ、の少なくとも1つの関数であることを特徴とする請求項110の倉庫占有部用天井専用ドライスプリンクラーシステム。
  113. 水力学的設計面積は約185.8平方メートル(約2000平方フィート)であることを特徴とする請求項110の倉庫占有部用天井専用ドライスプリンクラーシステム。
  114. 水力学的設計面積は約241.5平方メートル(約2600平方フィート)より小さいことを特徴とする請求項110の倉庫占有部用天井専用ドライスプリンクラーシステム。
  115. 水力学的設計面積は、最大スプリンクラー動作面積が、同じ貯蔵物形状を防護するためにNFPA−13の下でサイズ決めされるウェットシステムの水力学的設計面積より30%大きくサイズ決めされるドライスプリンクラーシステムの水力学的設計面積よりも小さいように設計されることを特徴とする請求項104の倉庫占有部用天井専用ドライスプリンクラーシステム。
  116. 天井高さが約9.1m(約30フィート)から約13.7m(約45フィート)に及び、貯蔵物高さが約6.1m(約20フィート)から約9.1m(約30フィート)に及ぶことを特徴とする請求項104の倉庫占有部用天井専用ドライスプリンクラーシステム。
  117. 天井高さが約12.2m(約40フィート)以下であり、貯蔵高さが約6.1m(約20フィート)から約10.7m(約35フィート)に及ぶことを特徴とする請求項116の倉庫占有部用天井専用ドライスプリンクラーシステム。
  118. 天井高さが約10.7m(約35フィート)以下であり、貯蔵高さが約6.1m(約20フィート)から約9.1m(約30フィート)に及ぶことを特徴とする請求項116の倉庫占有部用天井専用ドライスプリンクラーシステム。
  119. 天井高さが約9.1m(約30フィート)に等しく、該貯蔵高さが約6.1m(約20フィート)から7.6m(約25フィート)に及ぶことを特徴とする請求項116の倉庫占有部用天井専用ドライスプリンクラーシステム。
  120. 天井高さが約9.1m(約30フィート)から約13.7m(約45フィート)に及び、貯蔵物高さが約6.1m(約20フィート)から12.2m(約40フィート)に及ぶ時、第1の強制的流体供給遅延が約30秒より短く、第2の強制的流体供給遅延時間が約4秒から約10秒に及ぶように、第1及び第2の強制的流体供給遅延時間が少なくとも天井高さ及び貯蔵物高さの関数であることを特徴とする請求項104の倉庫占有部用天井専用ドライスプリンクラーシステム。
  121. ダブルインターロックプリアクション、シングルインターロックプリアクション及びドライパイプシステムの少なくとも1つとして構成されることを特徴とする請求項104の倉庫占有部用天井専用ドライスプリンクラーシステム。
  122. ダブルインターロックプリアクションシステムとして構成され、複数のスプリンクラーに対して隔てられた1つ以上の火災検出器を、火災の場合に、該火災検出器がどのスプリンクラー賦活より前に賦活されるように具備することを特徴とする請求項121の倉庫占有部用天井専用ドライスプリンクラーシステム。
  123. シングルインターロック及びダブルインターロックプリアクションシステムの1つとして構成され、制御バルブと通信するリリース用制御パネルを具備することを特徴とする請求項121の倉庫占有部用天井専用ドライスプリンクラーシステム。
  124. 制御バルブがソレノイド駆動される制御バルブであり、リリース用制御パネルが、制御バルブの駆動用にソレノイドバルブに適当にエネルギー付与するために、圧力減衰か火災検出かの何れかの信号を受信するように構成されることを特徴とする請求項123の倉庫占有部用天井専用ドライスプリンクラーシステム。
  125. リリース用制御パネルと通信しパイプの第1のネットワーク内のガス圧力の小さなレートの減衰を検出できこの減衰をリリース用制御パネルに合図するように出来るクイックリリースデバイスを具備することを特徴とする請求項123の倉庫占有部用天井専用ドライスプリンクラーシステム。
  126. 複数のスプリンクラーが、(i)約7.6m(25フィート)より高い貯蔵物高さを有するクラスI−III、グループA、グループB又はグループC、及び(ii)約6.7m(22フィート)より高い貯蔵物高さを有するクラスIV、の少なくとも1つを有する商品の上に配置されることを特徴とする請求項104の倉庫占有部用天井専用ドライスプリンクラーシステム。
  127. 複数のスプリンクラーが少なくとも約11のKファクターを有することを特徴とする請求項104−126の何れか1つの倉庫占有部用天井専用ドライスプリンクラーシステム。
  128. 複数のスプリンクラーが約11以上のKファクターと、約1034hPa(約15psi)以上の動作圧力を有することを特徴とする請求項127の倉庫占有部用天井専用ドライスプリンクラーシステム。
  129. 複数のスプリンクラーが約11から約36に及ぶKファクターを有することを特徴とする請求項128の倉庫占有部用天井専用ドライスプリンクラーシステム。
  130. 複数のスプリンクラーが約17のKファクターを有することを特徴とする請求項129の倉庫占有部用天井専用ドライスプリンクラーシステム。
  131. 複数のスプリンクラーが約16.8のKファクターを有することを特徴とする請求項130の倉庫占有部用天井専用ドライスプリンクラーシステム。
  132. 動作圧力が約1034hPa(約15psi)から約4137hPa(約60psi)に及ぶことを特徴とする請求項128−131の何れか1つの倉庫占有部用天井専用ドライスプリンクラーシステム。
  133. 動作圧力が約1034hPa(約15psi)から約3103hPa(約45psi)に及ぶことを特徴とする請求項132の倉庫占有部用天井専用ドライスプリンクラーシステム。
  134. 動作圧力が約1379hPa(約20psi)から約2413hPa(約35psi)に及ぶことを特徴とする請求項133の倉庫占有部用天井専用ドライスプリンクラーシステム。
  135. 動作圧力が約1517hPa(約22psi)から約2069hPa(約30psi)に及ぶことを特徴とする請求項134の倉庫占有部用天井専用ドライスプリンクラーシステム。
  136. 複数のスプリンクラーが約141℃(約286°F)以上の熱定格を有することを特徴とする請求項104−135の何れか1つの倉庫占有部用天井専用ドライスプリンクラーシステム。
  137. 倉庫占有部が天井高さ、貯蔵物分類、貯蔵物形状、規定された貯蔵物高さを規定している、倉庫占有部に火災防護を提供するスプリンクラーにおいて、
    11以上のKファクターを規定する、間に配置された、通路を備える入り口及び出口と、
    該出口に隣接して提供されるクロージャー組立体と該出口に隣接し、該クロージャー組立体を支持するよう提供される熱定格を与えられたトリガー組立体と、
    該出口付近に隔てて配置され動作圧力を規定するデフレクターと、
    該スプリンクラーが天井専用火災防護システムで使用するよう資格付与されることをもたらす定格と、を具備しており、該貯蔵商品が(i)約7.6m(25フィート)より高い貯蔵物高さを有するクラスI−III、グループA、グループB又はグループC、及び(ii)約6.7m(22フィート)より高い貯蔵物高さを有するクラスIV、の少なくとも1つであることを特徴とするスプリンクラー。
  138. 倉庫占有部の天井専用の火災防護応用での使用のためにNFPA−13、セクション3.2.3(2202)で規定されるとしてリスト記載されることを特徴とする請求項137のスプリンクラー。
  139. Kファクターが約11から約36に及ぶことを特徴とする請求項137のスプリンクラー。
  140. Kファクターが約17であることを特徴とする請求項139のスプリンクラー。
  141. Kファクターが約16.8であることを特徴とする請求項140のスプリンクラー。
  142. 動作圧力が1034hPa(約15psi)から約4137hPa(約60psi)に及ぶことを特徴とする請求項137−141の何れか1つのスプリンクラー。
  143. 動作圧力が約1034hPa(約15psi)から約3103hPa(約45psi)に及ぶことを特徴とする請求項142のスプリンクラー。
  144. 動作圧力が約1379hPa(約20psi)から約2413hPa(約35psi)に及ぶことを特徴とする請求項143のスプリンクラー。
  145. 動作圧力が1517hPa(約22psi)から約2069hPa(約30psi)に及ぶことを特徴とする請求項144のスプリンクラー。
  146. (i)約7.6m(25フィート)より高い貯蔵物高さを有するクラスI−III、グループA、グループB又はグループC、及び(ii)約6.7m(22フィート)より高い貯蔵物高さを有するクラスIV、の少なくとも1つである商品を有する倉庫占有部の天井専用火災防護応用で使うスプリンクラーに資格付与する方法において、
    少なくとも約11以上のKファクターを規定するよう間に通路を有する入り口及び出口と、設計された動作圧力と、該スプリンクラーを駆動するよう熱定格を与えられたトリガー組立体と、該出口付近で隔てられたデフレクターと、備えるスプリンクラーを提供する過程と、
    提供されたスプリンクラーでスプリンクラーグリッドを形成する過程と、
    貯蔵された商品の上で天井高さから該グリッドを配置する過程と、
    商品に点火し、該商品上の該グリッド内の少なくとも1つの最初のスプリンクラーを熱的に駆動する過程と、
    少なくとも1つの最初に駆動されたスプリンクラーの熱的駆動に続く流体の供給を、該少なくとも1つの最初のスプリンクラーに隣接する複数の次のスプリンクラーを熱的に駆動する時間の間、遅延させる過程と、
    テスト火災を圧倒し鎮圧するために、該スプリンクラーグリッドの部分からの望ましい圧力で該最初の及び続いて駆動されたスプリンクラーから流体を放出する過程と、を具備しており、該放出が設計された動作圧力で起こることを特徴とする方法。
  147. グリッドを配置する過程が、ダブルローラックのグループAプラスチック商品の上で約9.1m(30フィート)の天井高さに該グリッドを配置する過程を備えており、該貯蔵物高さが約6.1m(約20フィート)であることを特徴とする請求項146の方法。
  148. グリッドを配置する過程がダブルローラッククラスIII商品の上で約13.7m(約45フィート)以下の天井高さにグリッドを配置する過程を備えており、該貯蔵物高さが約12.2m(約40フィート)以下であることを特徴とする請求項146の方法。
  149. 配置する過程がクラスIII商品の上に該グリッドを配置する過程を備えており、該貯蔵物高さが約10.7m(約35フィート)であることを特徴とする請求項148の方法。
  150. 配置する過程がクラスIII商品の上に該グリッドを配置する過程を備えており、該貯蔵物高さが約9.1m(約30フィート)であることを特徴とする請求項148の方法。
  151. 配置する過程が該グリッドを配置する過程を備えており、該天井高さが約12.2m(約40フィート)であることを特徴とする請求項150の方法。
  152. 配置する過程が該グリッドを配置する過程を備えており、該天井高さが約10.7m(約35フィート)であることを特徴とする請求項150の方法。
  153. 配置する過程が該グリッドを配置する過程を備えており、該天井高さが約12.2m(約40フィート)であることを特徴とする請求項148の方法。
  154. グリッドを配置する過程がダブルローラックのクラスII商品の上約12.2m(約40フィート)以下の天井高さにグリッドを配置する過程を有しており、該貯蔵物高さが約10.4m(約34フィート)であることを特徴とする請求項146の方法。
  155. グリッドを配置する過程がマルチローラックのクラスII商品の上約12.2m(約40フィート)以下の天井高さにグリッドを配置する過程を有しており、該貯蔵物高さが約10.4m(約34フィート)であることを特徴とする請求項146の方法。
  156. グリッドを配置する過程が(i)約7.6m(25フィート)より高い貯蔵物高さを有するクラスI−III、グループA、グッループB又はグループC、及び(ii)約6.7m(22フィート)より高い貯蔵物高さを有するクラスIV、の少なくとも1つを有する商品の上に該グリッドを配置する過程を有することを特徴とする請求項146の方法。
  157. スプリンクラーを提供する過程は該Kファクターが約11と約36の間に及ぶと規定する過程を有することを特徴とする請求項146−156の何れか1つの方法。
  158. スプリンクラーを提供する過程は該Kファクターが約17であると規定する過程を有することを特徴とする請求項157の方法。
  159. スプリンクラーを提供する過程は該Kファクターが約16.8に及ぶと規定する過程を有することを特徴とする請求項158の方法。
  160. スプリンクラーを提供する過程が約1034hPa(約15psi)から約4137hPa(約60psi)に及ぶよう設計された動作圧力を規定する過程を有することを特徴とする請求項146−159の何れか1つの方法。
  161. スプリンクラーを提供する過程が約1034hPa(約15psi)から約3103hPa(約45psi)に及ぶよう設計された動作圧力を規定する過程を有することを特徴とする請求項160の方法。
  162. スプリンクラーを提供する過程が約1379hPa(約20psi)から約2413hPa(約35psi)に及ぶよう設計された動作圧力を規定する過程を有することを特徴とする請求項161の方法。
  163. スプリンクラーを提供する過程が約1517hPa(約22psi)から約2069hPa(約30psi)に及ぶよう設計された動作圧力を規定する過程を有することを特徴とする請求項162の方法。
  164. スプリンクラーをNFPA−13、セクション3.2.3(2002)で規定されたものとリスト記載する過程を具備することを特徴とする請求項146−163の何れか1つの方法。
  165. スプリンクラーグリッドが資格付与されていることを検証する過程を具備することを特徴とする請求項146−164の何れか1つの方法。
  166. 検証する過程が該複数の隣接するスプリンクラーが該少なくとも1つの最初のスプリンクラーに続く10分以内に賦活されることを決定する過程を備えることを特徴とする請求項165の方法。
  167. 決定する過程が該複数の隣接するスプリンクラーが該少なくとも1つの最初のスプリンクラーに続く8分以内に賦活されることを決定する過程を有することを特徴とする請求項166の方法。
  168. 決定する過程が該複数の隣接するスプリンクラーが該少なくとも1つの最初のスプリンクラーに続く5分以内に賦活されることを決定する過程を有することを特徴とする請求項167の方法。
  169. 包囲及び浸水効果で火災に取り組む倉庫占有部用天井専用火災防護システムを設計する方法において、
    流体源に対し少なくとも1つの水力学的に遠隔のスプリンクラーと少なくとも1つの水力学的に近接したスプリンクラーとを規定する過程と、
    火災現象を包囲し、浸水させるための最大スプリンクラー動作面積を発生するために該少なくとも1つの水力学的に遠隔のスプリンクラーに最大流体供給遅延時間を規定する過程と、
    火災現象を包囲し浸水させるための最小スプリンクラー動作面積を発生するために該少なくとも1つの水力学的に近接したスプリンクラーに最小流体供給遅延時間を規定する過程と、を具備することを特徴とする方法。
  170. 少なくとも1つの水力学的に遠隔の及び少なくとも1つの水力学的に近接したスプリンクラーを規定する過程が、流体源に接続されたライザー組立体、該ライザー組立体から延びる本管および複数のブランチパイプを有するパイプシステムを規定する過程を有しており、該複数のブランチパイプが該少なくとも1つの水力学的に遠隔の及び少なくとも1つの水力学的に近接したスプリンクラーを、該ライザー組立体に対して該複数のブランチパイプに沿うよう配置することを特徴とする請求項169の方法。
  171. パイプシステムを規定する過程が、パイプシステムをループ及びツリー形状の少なくとも1つとして規定する過程を有することを特徴とする請求項170の方法。
  172. パイプシステムを規定する過程が、包囲及び浸水効果をサポートするために水力学的設計面積を規定する過程を有することを特徴とする請求項170の方法。
  173. 水力学的設計面積を規定する過程が、水力学的面積内のスプリンクラー数及びスプリンクラーからスプリンクラーまでの間隔を提供する過程を有することを特徴とする請求項172の方法。
  174. 水力学的設計面積を規定する過程が、水力学的設計面積を倉庫面積を特徴付ける少なくとも1つのパラメーターの関数として規定する過程を有しており、パラメーターが天井高さ、貯蔵物高さ、商品分類、貯蔵物形状及びクリヤランス高さであることを特徴とする請求項172の方法。
  175. 水力学的設計面積を規定する過程が、水力学的設計面積のルックアップテーブルを読む過程と、貯蔵パラメーターの少なくとも1つに基づき水力学的設計面積を識別する過程と、を有することを特徴とする請求項172の方法。
  176. 最大流体供給遅延時間を規定する過程が、貯蔵された商品上で少なくとも1つの水力学的に遠隔のスプリンクラーと少なくとも1つの水力学的に近接したスプリンクラーとを有する10×10のスプリンクラーグリッドを計算的にモデル化する過程を有しており、該モデル化する過程は貯蔵された商品の自由燃焼と、自由燃焼に応答するスプリンクラー賦活順序と、をシミュレートする過程を有することを特徴とする請求項172の方法。
  177. 最大供給遅延時間が第1のスプリンクラー賦活から約第16のスプリンクラー賦活までの間の経過時間として規定されることを特徴とする請求項176の方法。
  178. 最小流体供給遅延時間が第1のスプリンクラー賦活から約第4のスプリンクラー賦活までの間の経過時間として規定されることを特徴とする請求項170の方法。
  179. 最大流体供給遅延時間が最も水力学的に遠隔のスプリンクラーで経験され、最小流体供給遅延時間が最も水力学的に近接したスプリンクラーで経験されるようにスプリンクラーシステムを繰り返し設計する過程を具備することを特徴とする請求項169の方法。
  180. 繰り返し設計する過程が、少なくとも1つの水力学的に遠隔のスプリンクラーの賦活の順序付けを含むシステムのコンピュータシミュレーションを行う過程を備えることを特徴とする請求項179の方法。
  181. 少なくとも1つの水力学的に遠隔のスプリンクラーのスプリンクラー賦活を順序付けする過程が4つの最も水力学的に遠隔のスプリンクラーを順序付けする過程を有することを特徴とする請求項180の方法。
  182. 4つの最も水力学的に遠隔のスプリンクラーを順序付けする過程が、第1の水力学的に遠隔のスプリンクラーの賦活、第2の水力学的に遠隔のスプリンクラーの賦活、第3の水力学的に遠隔のスプリンクラーの賦活、及び第4の水力学的に遠隔のスプリンクラーの賦活を規定する賦活順序を有するよう該4つの水力学的に遠隔のスプリンクラーをモデル化する過程を有しており、該第2から第4の水力学的に遠隔のスプリンクラーの賦活が該第1の水力学的に遠隔のスプリンクラーの賦活の10秒以内に起こることを特徴とする請求項181の方法。
  183. コンピュータシミュレーションを行う過程が、第1の水力学的に遠隔のスプリンクラーが駆動される瞬間に、該第1の水力学的に遠隔のスプリンクラーから、設計された動作圧力では何等流体が放出されず、第2の水力学的に遠隔のスプリンクラーが駆動される瞬間に、該第2の水力学的に遠隔のスプリンクラーから、設計された動作圧力では何等流体が放出されず、該第3の水力学的に遠隔のスプリンクラーが駆動される瞬間に、該第3の水力学的に遠隔のスプリンクラーから、設計された動作圧力では何等流体が放出されず、該第4の水力学的に遠隔のスプリンクラーが駆動される瞬間に、該第4の水力学的に遠隔のスプリンクラーから、設計された動作圧力では、何等流体が放出されないよう最大の強制的流体供給遅延を規定する過程を有することを特徴とする請求項182の方法。
  184. 順序付けする過程は、第4の最も水力学的に遠隔のスプリンクラーの駆動の瞬間の前又はその瞬間には4つの水力学的に遠隔のスプリンクラーの何れも、設計された動作圧力を経験しないようにされていることを特徴とする請求項182の方法。
  185. コンピュータシミュレーションを行う過程が、少なくとも1つの水力学的に近接したスプリンクラーのスプリンクラー賦活を順序付けする過程を有することを特徴とする請求項180の方法。
  186. 少なくとも1つの水力学的に近接したスプリンクラーのスプリンクラー賦活を順序付けする過程が、4つの最も水力学的に近接したスプリンクラーを順序付けする過程を有することを特徴とする請求項184の方法。
  187. 4つの最も水力学的に近接したスプリンクラーを順序付けする過程が、第1の水力学的に近接したスプリンクラーの賦活、第2の水力学的に近接したスプリンクラーの賦活、第3の水力学的に近接したスプリンクラーの賦活、そして第4の水力学的に近接したスプリンクラーの賦活を規定する過程を有しており、該第2から第4の水力学的に近接したスプリンクラーの賦活が該第1の水力学的に近接したスプリンクラーの賦活の10秒以内に起こることを特徴とする請求項186の方法。
  188. コンピュータシミュレーションを行う過程が、第1の水力学的に近接したスプリンクラーが駆動される瞬間に、該第1の水力学的に近接したスプリンクラーから、設計された動作圧力では何等流体が放出されず、第2の水力学的に近接したスプリンクラーが駆動される瞬間に、該第2の水力学的に近接したスプリンクラーから、設計された動作圧力では何等流体が放出されず、第3の水力学的に近接したスプリンクラーが駆動される瞬間に、該第3の水力学的に近接したスプリンクラーから、設計された動作圧力では何等流体が放出されず、そして第4の水力学的に近接したスプリンクラーが駆動される瞬間に、該第4の水力学的に近接したスプリンクラーから、設計された動作圧力では何等流体が放出されないよう最小の強制的流体供給遅延を規定する過程を有することを特徴とする請求項186の方法。
  189. コンピュータシミュレーションを行う過程が、第4の最も水力学的に近接したスプリンクラーの駆動の瞬間の前又はその瞬間には、4つの水力学的に近接したスプリンクラーの何れも設計された動作圧力を経験しないよう強制的流体供給遅延を規定する過程を有することを特徴とする請求項186の方法。
  190. コンピュータシミュレーションを行う過程が、流体源から賦活されたスプリンクラーまでの流体通過時間を計算する過程を有することを特徴とする請求項180の方法。
  191. 少なくとも1つの水力学的に遠隔の及び少なくとも1つの水力学的に近接したスプリンクラーを規定する過程が11以上のKファクターと約1034hPa(15psi)以上の動作圧力とを指定する過程を有することを特徴とする請求項169−190の何れか1つの方法。
  192. Kファクターを指定する過程が約11から約36に及ぶようKファクターを指定する過程を有することを特徴とする請求項191の方法。
  193. Kファクターを指定する過程が約17であるようKファクターを指定する過程を有することを特徴とする請求項192の方法。
  194. Kファクターを指定する過程が約16.8であるようKファクターを指定する過程を有することを特徴とする請求項193の方法。
  195. Kファクターを指定する過程が約1034hPa(約15psi)から約4137hPa(約60psi)の動作圧力範囲を指定する過程を有することを特徴とする請求項191の方法。
  196. 動作圧力を指定する過程が約1034hPa(約15psi)から約4137hPa(約60psi)の範囲を指定する過程を有することを特徴とする請求項195の方法。
  197. 動作圧力を指定する過程が1379hPa(約20psi)から約2413hPa(約35psi)の範囲を指定する過程を有することを特徴とする請求項196の方法。
  198. 動作圧力を指定する過程が約1517hPa(約22psi)から約2069hPa(約30psi)の範囲を指定する過程を有することを特徴とする請求項195の方法。
  199. 最大及び最小流体供給遅延時間の少なくとも1つを規定する過程が、それぞれ最大及び最小流体スプリンクラー動作面積が少なくとも水力学的に遠隔の及び水力学的に近接したスプリンクラーのそれぞれのスプリンクラー賦活の10分で形成されるよう遅延時間を規定する過程を有することを特徴とする請求項169−198の何れか1つの方法。
  200. 遅延時間を規定する過程が、それぞれ最大及び最小流体スプリンクラー動作面積が該少なくとも水力学的に遠隔の及び水力学的に近接したスプリンクラーのそれぞれのスプリンクラー賦活の約8分で形成されるようにすることを特徴とする請求項199の方法。
  201. 遅延時間を規定する過程が、それぞれ最大及び最小流体スプリンクラー動作面積が少なくとも水力学的に遠隔の及び水力学的に近接したスプリンクラーのそれぞれのスプリンクラー賦活の約5分で形成されるようにすることを特徴とする請求項200の方法。
  202. 少なくとも1つの水力学的に遠隔の及び水力学的に近接したスプリンクラーを規定する過程が、(i)約7.6m(25フィート)より高い貯蔵物高さを有するクラスI−III、グループA、グループB又はグループC、及び(ii)約6.7m(22フィート)より高い貯蔵物高さを有するクラスIV、の少なくとも1つの上に該スプリンクラーを配置する過程を有することを特徴とする請求項169−201の何れか1つの方法。
  203. 倉庫占有部用の天井専用ドライスプリンクラー火災防護システムを設計するシステムにおいて、
    データベースを具備しており、該データべースは倉庫占有部を特徴付ける第1データアレイと、スプリンクラーを特徴付ける第2データアレイと、水力学的設計面積を第1及び第2データアレイの関数として識別する第3データアレイと、各々が第1、第2及び第3データアレイの関数である最大流体供給遅延時間及び最小流体供給遅延時間を識別する第4データアレイを備えることを特徴とするシステム。
  204. データベースがデータテーブルを備えることを特徴とする請求項203のシステム。
  205. データベースがルックアップテーブルを備えることを特徴とする請求項203のシステム。
  206. ルックアップテーブルが、第1、第2及び第3データアレイの何れの1つが第4データアレイを決定するよう構成されることを特徴とする請求項205のシステム。
  207. 第2データアレイが約11以上のKファクター及び約1034hPa(約15psi)以上の動作圧力の少なくとも1つを規定することを特徴とする請求項203のシステム。
  208. 第2データアレイがKファクターを約11から約36に及ぶとして規定することを特徴とする請求項207のシステム。
  209. 第2データアレイがKファクターを約17であると規定することを特徴とする請求項208のシステム。
  210. 第2データアレイがKファクターを約16.8であると規定することを特徴とする請求項208のシステム。
  211. 第2データアレイが動作圧力を約1034hPa(約15psi)から約4137hPa(約60psi)に及ぶとして規定することを特徴とする請求項208のシステム。
  212. 第2データアレイが動作圧力を約1034hPa(約15psi)から約3103hPa(約45psi)に及ぶとして規定することを特徴とする請求項211のシステム。
  213. 第2データアレイが該動作圧力を約1379hPa(約20psi)から約2413hPa(約35psi)に及ぶとして規定することを特徴とする請求項212のシステム。
  214. 第2データアレイが動作圧力を約1517hPa(約22psi)から約2069hPa(約30psi)に及ぶとして規定することを特徴とする請求項213のシステム。
  215. 第1データアレイが該倉庫面積を、(i)約7.6m(25フィート)より高い貯蔵物高さを有するクラスI−III、グループA、グループB又はグループC、及び(ii)約6.7m(22フィート)より高い貯蔵物高さを有するクラスIV、の少なくとも1つであると特徴付けることを特徴とする請求項203−214の何れか1つのシステム。
  216. 倉庫占有部用天井専用ドライスプリンクラー火災防護システムを設計するシステムにおいて、
    データベースを具備しており、該データベースは、倉庫占有部内の火災現象に取り組むために天井専用ドライスプリンクラーシステムに組み込まれるべき単一の指定された最大流体供給遅延時間を備えており、該取り組みは、与えられた天井高さ、貯蔵物高さ、及び/又は商品分類用に、火災現象付近に包囲及び浸水構成を有するスプリンクラー動作面積を用いて行われることを特徴とするシステム。
  217. データベースがデータシートを有することを特徴とする請求項216のシステム。
  218. データベースが火災スプリンクラーを規定する第1データアレイと、商品を規定する第2データアレイと、を備えることを特徴とする請求項217のシステム。
  219. 第1データアレイがKファクターデータ要素、温度定格データ要素、動作圧力データ要素、水力学的設計面積データ要素及びアールテーアイインデックスデータ要素の少なくとも1つを有することを特徴とする請求項218のシステム。
  220. Kファクターデータ要素が少なくとも約11であることを特徴とする請求項219のシステム。
  221. Kファクターデータ要素が約11から約25に及ぶことを特徴とする請求項220のシステム。
  222. Kファクターデータ要素が少なくとも約17であることを特徴とする請求項219−221の何れか1つのシステム。
  223. Kファクターデータ要素が16.8であることを特徴とする請求項222のシステム。
  224. 第2データアレイが分類データ要素、貯蔵物高さデータ要素、天井高さデータ要素の少なくとも1つを有することを特徴とする請求項218のシステム。
  225. 分類データ要素がクラスI−IV及びグループA、B及びC商品の少なくとも1つであることを特徴とする請求項224のシステム。
  226. 貯蔵物高さデータ要素が約6.1m(約20フィート)から約12.2m(約40フィート)に及び、そして該天井高さデータ要素が該貯蔵物高さデータ要素の関数として約9.1m(約30フィート)から約13.7m(約45フィート)に及ぶことを特徴とする請求項224のシステム。
  227. 倉庫用ドライパイプ火災防護システムにおいて、
    防護面積上で天井の下に配置された複数のスプリンクラーと、
    防護面積上に配置され、NFPA−13(2002)商品クラスで、クラスI、クラスII、クラスIII、クラスIV、グループA、グループB、グループCプラスチックスに依る少なくとも1つの商品を備える少なくとも1つのラックの貯蔵物と、を具備しており、少なくとも1つのラックは防護面積と複数のスプリンクラーとの間に配置されており、
    複数のスプリンクラーに水を供給するパイプのネットワークを具備しており、パイプのネットワークは、複数のスプリンクラーの最も水力学的に遠隔のスプリンクラーを有する設計面積に水を供給するよう設計されており、パイプのネットワークは、スプリンクラーの少なくとも1つが賦活されるまでガスで充たされており、設計面積は、ウェットスプリンクラーシステム用にNFPA−13(2002)で提供される設計面積から選択されていることを特徴とするシステム。
  228. 倉庫用ドライパイプ火災防護システムにおいて、
    防護面積上で天井の下に配置された複数のスプリンクラーと、
    防護面積上に配置され、NFPA−13(2002)商品クラスで、クラスI、クラスII、クラスIII、クラスIV、グループA、グループB、グループCプラスチックスに依る少なくとも1つの商品を備える少なくとも1つのラックの貯蔵物と、
    複数のスプリンクラーに水を供給するパイプのネットワークと、を具備しており、パイプのネットワークは、複数のスプリンクラー内の最も水力学的に遠隔のスプリンクラーを有する設計面積に水を供給するよう設計されており、パイプのネットワークは、複数のスプリンクラーの少なくとも1つが賦活されるまでガスで充たされており、設計面積はウェットスプリンクラーシステム用にNFPA−13(2002)で提供される設計面積より小さいことを特徴とするシステム。
  229. 倉庫用ドライパイプ火災防護システムにおいて、
    防護面積上で天井の下に配置された複数のスプリンクラーと、
    防護面積上に配置され、NFPA−13(2002)商品クラスで、クラスI、クラスII、クラスIII、クラスIV、グループA、グループB、グループCプラスチックスに依る少なくとも1つの商品を備える少なくとも1つのラックの貯蔵物と、を具備しており、少なくとも1つのラックは、防護面積と複数のスプリンクラーとの間に配置されており、
    複数のスプリンクラーに水を供給するパイプのネットワークを具備しており、パイプのネットワークは、複数のスプリンクラー内の最も水力学的に遠隔のスプリンクラーを有する設計面積に水を供給するよう設計されており、パイプのネットワークは、スプリンクラーの少なくとも1つが賦活されるまでガスで充たされており、設計面積は、選択された商品の防護用のウェットスプリンクラーシステムと比較したペナルテイ無しに決定されることを特徴とするシステム。
  230. 倉庫用ドライパイプ火災防護システムにおいて、
    防護面積上で天井の下に配置された複数のスプリンクラーと、
    防護面積上に配置され、NFPA−13(2002)に依るゴムタイヤ、ステークドパレット、ベールドコットン、ロールペーパーの少なくとも1つを備える少なくとも1つのラックの貯蔵物と、を具備しており、少なくとも1つのラックは、防護面積と複数のスプリンクラーとの間に配置されており、
    複数のスプリンクラーに水を供給するパイプのネットワークを具備しており、パイプのネットワークは、複数のスプリンクラーの最も水力学的に遠隔のスプリンクラーを有する設計面積に水を供給するよう設計されており、パイプのネットワークは、スプリンクラーの少なくとも1つが賦活されるまでガスで充たされており、設計面積は、ウェットスプリンクラーシステム用にNFPA−13(2002)で提供される設計面積から選択されていることを特徴とするシステム。
  231. 倉庫用ドライパイプ火災防護システムにおいて、
    防護面積上で天井の下に配置された複数のスプリンクラーと、
    防護面積上に配置され、NFPA−13(2002)に依るゴムタイヤ、ステークドパレット、ベールドコットン、ロールペーパーの少なくとも1つを備える少なくとも1つのラックの貯蔵物と、を具備しており、少なくとも1つのラックは、防護面積と複数のスプリンクラーとの間に配置されており、
    複数のスプリンクラーに水を供給するパイプのネットワークを具備しており、パイプのネットワークは、複数のスプリンクラー内の最も水力学的に遠隔のスプリンクラーを有する設計面積に水を供給するよう設計されており、パイプのネットワークは、複数のスプリンクラーの少なくとも1つが賦活されるまでガスで充たされており、設計面積は、ウェットスプリンクラーシステム用にNFPA−13(2002)で提供される設計面積より小さいことを特徴とするシステム。
  232. 倉庫用ドライパイプ火災防護システムにおいて、
    防護面積上で天井の下に配置された複数のスプリンクラーと、
    防護面積上に配置され、NFPA−13(2002)に依るゴムタイヤ、ステークドパレット、ベールドコットン、ロールペーパーの少なくとも1つを備える少なくとも1つのラックの貯蔵物と、を具備しており、少なくとも1つのラックは、防護面積と複数のスプリンクラーとの間に配置されており、
    複数のスプリンクラーに水を供給するパイプのネットワークを具備しており、パイプのネットワークは、複数のスプリンクラー内の最も水力学的に遠隔のスプリンクラーを有する設計面積に水を供給するよう設計されており、パイプのネットワークは、スプリンクラーの少なくとも1つが賦活されるまでガスで充たされており、設計面積は、選択された商品の防護用のウェットスプリンクラーシステムと比較したペナルテイ無しに決定されることを特徴とするシステム。
  233. 設計面積が約185.8平方メートル(2000平方フィート)であることを特徴とする請求項227−232の何れかのシステム。
  234. 複数のスプリンクラーが約11から約36に及ぶKファクターを有することを特徴とする請求項227−232の何れか1つのシステム。
  235. Kファクターが約17であることを特徴とする請求項234のシステム。
  236. Kファクターが約16.8であることを特徴とする請求項235のシステム。
  237. 複数のスプリンクラーが約1034hPa(約15psi)から約4137hPa(約60psi)に及ぶ動作圧力を有することを特徴とする請求項227−232の何れか1つのシステム。
  238. 動作圧力が約1034hPa(約15psi)から約3103hPA(約45psi)に及ぶことを特徴とする請求項237のシステム。
  239. 動作圧力が約1379hPa(約20psi)から約2413hPa(約35psi)に及ぶことを特徴とする請求項238のシステム。
  240. 動作圧力が約1517hPa(約22psi)から約2069hPa(約30psi)に及ぶことを特徴とする請求項239のシステム。
  241. 商品がダブルローラック内のブループAプラスチックスを有することを特徴とする請求項227−240の何れか1つのシステム。
  242. 商品が(i)約7.6m(25フィート)より高い貯蔵物高さを有するクラスI−III、グループA、グループB、グループC、及び(ii)約6.7m(22フィート)より高い貯蔵物高さを有するクラスIV、の少なくとも1つを有することを特徴とする請求項227−240の何れか1つのシステム。
  243. 商品のラック用に火災防護システムを設置する方法において、
    高さ約9.1m(30フィート)の天井を有する囲い内のラックを防護するために天井専用ドライパイプスプリンクラーシステムを設計する過程を具備しており、該設計過程は、
    スプリンクラーのネットワークグリッドを形成するために16.8のKファクターを有するスプリンクラーを指定する過程と、
    ラックを防護するために、NFPA−13により指定されるウェットシステムの少なくとも水力学的等価物となるようモデルを修正する過程と、を備えており、
    該設計によるドライパイプシステムを設置する過程を具備することを特徴とする方法。
  244. モデルを修正する過程は、モデルが、約9.1m(30フィート)の天井高さの下で高さ約7.6m(25フィート)にスタックされたグループAプラスチック商品のジュアルローラック貯蔵物のウェットシステム防護用のNFPA−13(2000)に依る185.8平方メートル(2000平方フィート)について毎分32.6リットル/平方メートル(0.8gpm/ft)の放出密度を規定するようにすることを特徴とする請求項243の方法。
  245. 設計する過程が、同じ貯蔵商品を防護するウェットシステム用の水力学的設計面積に等しいかそれより小さいシステム用水力学的設計面積を指定する過程を有することを特徴とする請求項244の方法。
  246. スプリンクラーを指定する過程が、Kファクターを約11から約36に及ぶよう指定する過程を有することを特徴とする請求項244−245の何れか1つの方法。
  247. スプリンクラーを指定する過程が、Kファクターを約17であると指定する過程を有することを特徴とする請求項246の方法。
  248. スプリンクラーを指定する過程が、Kファクターを約16.8であると指定する過程を有することを特徴とする請求項247の方法。
  249. スプリンクラーを指定する過程が、約1034hPa(約15psi)から約4137hPa(約60psi)に及ぶスプリンクラー動作圧力を指定する過程を有することを特徴とする請求項244−248の何れか1つの方法。
  250. スプリンクラー動作圧力を指定する過程が、約1034hPa(約15psi)から約3103hPa(約45psi)までの範囲を指定する過程を有することを特徴とする請求項249の方法。
  251. スプリンクラー動作圧力を指定する過程が、約1379hPa(約20psi)から約2413hPa(約35psi)までの範囲を指定する過程を有することを特徴とする請求項250の方法。
  252. スプリンクラー動作圧力を指定する過程が、約1517hPa(約22psi)から約2069hPa(約30psi)までの範囲を指定する過程を有することを特徴とする請求項251の方法。
  253. 倉庫占有部用天井専用火災防護システムを提供する方法において、
    (i)約7.6m(25フィート)より高い貯蔵物高さを有するクラスI−III、グループA、グループB又はグループC、及び(ii)約6.7m(22フィート)より高い貯蔵高さを有するクラスIV、の少なくとも1つを有する倉庫占有部用天井専用防護システムでの使用に資格付与された部品を得る過程と、
    倉庫占有部火災防護応用で使用するためのスプリンクラーをユーザーに配布する過程と、を具備することを特徴とする方法。
  254. 部品を得る過程が、システム内で使用するためのシステム、サブシステム、スプリンクラー又は設計法の少なくとも1つに資格付与する過程を有することを特徴とする請求項253の方法。
  255. 配布する過程が、火災防護応用で使用するために第1パーテイから第2パーテイへ配布する過程を有することを特徴とする請求項253の方法。
  256. 倉庫占有部の火災防護用ドライ天井専用スプリンクラーシステムのためのキットにおいて、
    約9.1m(約30フィート)から約13.7m(約45フィート)に及ぶ天井高さを有する倉庫占有部と、天井高さの関数として約6.1m(約20フィート)から約12.2m(約40フィート)に及ぶ貯蔵物高さを有する商品と、のための天井専用スプリンクラーシステムでの使用に資格付与された少なくとも1つのスプリンクラーと、
    少なくとも1つのスプリンクラーへの流体供給を制御するためのライザー組立体と、
    火災現象に包囲及び浸水構成で取り組むようシステムを設計するためのデータシートと、を具備しており、データシートが、水力学的設計面積、最も水力学的に遠隔のスプリンクラー用の最大流体供給遅延時間及び最も水力学的に近接したスプリンクラーへの最小流体供給遅延時間を規定していることを特徴とするキット。
  257. 少なくとも1つのスプリンクラーが、約17のKファクターと約141℃(約286°F)の温度定格とを有するアップライトスプリンクラーを備えることを特徴とする請求項256のキット。
  258. 少なくとも1つのスプリンクラーが、クラスI,II,III,IV及びグループAプラスチックスの少なくとも1つである商品の防護用に資格付与されていることを特徴とする請求項256のキット。
  259. ライザー組立体が、入り口及び出口を有する制御バルブと、制御バルブとの通信用圧力スイッチと、を備えることを特徴とする請求項256のキット。
  260. 圧力スイッチと制御バルブとの間の通信を制御するための制御パネルを具備することを特徴とする請求項259のキット。
  261. 制御バルブの入り口及び出口の少なくとも1つと接続するための少なくとも1つのシャットオフバルブと、制御バルブの出口と接続するためのチェックバルブと、を具備することを特徴とする請求項259のキット。
  262. 制御バルブが、ライザー組立体内のチェックバルブの必要性を除くよう中間室を有することを特徴とする請求項259のキット。
  263. 最も水力学的に遠隔のスプリンクラーへの最大流体供給遅延時間と最も水力学的に近接したスプリンクラーへの最小流体供給遅延時間とを検証するためにシステムをモデル化するよう構成されたソフトウエアアップリケーションを具備することを特徴とする請求項259のキット。
  264. スプリンクラーが、約11から約36に及ぶKファクターを有することを特徴とする請求項256のキット。
  265. Kファクターが、約17であることを特徴とする請求項264のキット。
  266. Kファクターが、約16.8であることを特徴とする請求項265のキット。
  267. スプリンクラーが、約1034hPa(約15psi)から約4137hPa(約60psi)に及ぶ動作圧力を有することを特徴とする請求項256のキット。
  268. 動作圧力が、約1034hPa(約15psi)から約3103hPa(約45psi)に及ぶことを特徴とする請求項267のキット。
  269. 動作圧力が、約1379hPa(約20psi)から約2413hPa(約35psi)に及ぶことを特徴とする請求項267のキット。
  270. 動作圧力が、約1517hPa(約22psi)から約2069hPa(約30psi)に及ぶことを特徴とする請求項269のキット。
  271. 倉庫占有部用の天井専用火災防護を提供する方法において、
    倉庫占有部用の天井専用火災防護システム内にスプリンクラーを設置する設置基準を第1パーテイから第2パーテイへ配布する過程を具備しており、設置基準が、商品分類及び貯蔵物形状の少なくとも1つを指定する過程と、貯蔵物高さとスプリンクラーのデフレクターの間の最小クリヤランス高さを指定する過程と、システム内のスプリンクラー毎ベースで最大カバー面積と最小カバー面積とを指定する過程と、システム内のスプリンクラーからスプリンクラーの間隔要求を指定する過程と、水力学的設計面積と設計動作圧力とを指定する過程と、設計された流体供給遅延時間を指定する過程と、を有することを特徴とする方法。
  272. 設計された流体供給遅延時間を指定する過程が、最大流体供給遅延時間及び最小流体供給遅延時間を指定する過程を有することを特徴とする請求項271の方法。
  273. 最大及び最小流体供給遅延時間を指定する過程が、最も水力学的に遠隔のスプリンクラーで起こる最大流体供給遅延時間を指定する過程と、最も水力学的に近接したスプリンクラーで起こる最小流体供給遅延時間を指定する過程と、を有することを特徴とする請求項271の方法。
  274. 設計された流体供給遅延時間を指定する過程が、天井高さ、商品分類、貯蔵物形状、貯蔵物高さそしてクリヤランス高さの少なくとも1つの関数として遅延時間を指定する過程を有することを特徴とする請求項271の方法。
  275. 設計された流体供給遅延時間を指定する過程が、天井高さ、商品分類、貯蔵物形状、貯蔵物高さ及びクリヤランス高さの少なくとも1つの関数である流体供給遅延時間のデータテーブルを提供する過程を有していることを特徴とする請求項271−274の何れか1つの方法。
  276. 設置基準を配布する過程が、スプリンクラーシステムへの流体流れを制御するためにライザー組立体の少なくとも1つを指定する過程と、設計された流体供給を実現する制御機構を指定する過程と、を有するようスプリンクラーと共に使用するためのシステム部品を指定する過程を有することを特徴とする請求項271の方法。
  277. システム部品を指定する過程が、プリアクション設置基準を指定する過程を有することを特徴とする請求項276の方法。
  278. プリアクション設置基準を指定する過程が、制御機構との通信用に火災検出デバイスを指定する過程を有することを特徴とする請求項277の方法。
  279. 設置基準を配布する過程が、データシートを提供する過程を有することを特徴とする請求項271の方法。
  280. データシートを提供する過程が、ペーパー媒体及び電子媒体の少なくとも1つでデータシートを発行する過程を有することを特徴とする請求項279の方法。
  281. 倉庫占有部用の天井専用スプリンクラーシステムで使用するためのスプリンクラーを得る過程を具備しており、該得る過程が、
    11以上のKファクターを規定するよう間に通路を有する入り口及び出口を備え、約141℃(約286°F)の熱定格を有するトリガー組立体を備えるスプリンクラーボデイを提供する過程と、
    倉庫占有部に管轄権を有する機関に受け入れ可能な組織でスプリンクラーに資格付与し、スプリンクラーをリストに記載する過程と、を備えることを特徴とする請求項271の方法。
  282. スプリンクラーに資格付与する過程が、スプリンクラーを火災テストする過程を有しており、該テストする過程が、
    包囲及び浸水構成で有効に火災を圧倒、鎮圧するために設計されたスプリンクラー賦活の機能としての流体要求を規定する受け入れテスト基準を規定する過程と、
    天井高さにスプリンクラーからスプリンクラーの間隔で天井スプリンクラーグリッドの複数のスプリンクラーを配置する過程と、を有しており、グリッドは、商品分類、貯蔵物形状そして貯蔵物高さを有する貯蔵商品の上に配置されており、該テストする過程は、
    商品内に火災現象を発生する過程と、
    テスト基準を充たす複数のスプリンクラーを賦活するようスプリンクラーグリッドからの流体放出を遅延させる過程と、を有することを特徴とする請求項281の方法。
  283. 受け入れ可能なテスト基準を規定する過程が、設計されたスプリンクラー賦活がグリッド内の合計スプリンクラーの40%より少ないことを指定する過程を有することを特徴とする請求項282の方法。
  284. 設計されたスプリンクラー賦活を指定する過程が、設計されたスプリンクラー賦活がグリッド内の合計スプリンクラーの37%より少ないことを指定する過程を有することを特徴とする請求項282の方法。
  285. 設計されたスプリンクラー賦活を指定する過程が、設計されたスプリンクラー賦活がグリッド内合計スプリンクラーの20%より少ないことを指定する過程を有することを特徴とする請求項282の方法。
  286. 流体放出を遅延させる過程が、商品分類、貯蔵物形状、貯蔵物高さ、スプリンクラーから貯蔵物のクリヤランス高さ、の少なくとも1つの関数である時間の間流体放出を遅延させる過程を有することを特徴とする請求項271の方法。
  287. 流体放出を遅延させる過程が、商品及び倉庫占有部の計算モデルから流体遅延時間を決定する過程を有しており、該モデルは、流体供給遅延が第1のスプリンクラー賦活と、(i)臨界数のスプリンクラー賦活、及び(ii)火災現象を包囲し、浸水させることが出来る動作面積と等価な数のスプリンクラー賦活、の少なくとも1つとの間の経過時間であるよう自由燃焼スプリンクラー賦活時間を解くことを特徴とする請求項286の方法。
  288. 第1パーテイから第2パーテイに配布する過程は、システムの部品を小売り商、供給者、スプリンクラーシステム設置者又は倉庫オペレーターの少なくとも1つに転送する過程を有することを特徴とする請求項271の方法。
  289. 転送する過程が、陸上配布、航空配布、海上配布そしてオンライン配布の少なくとも1つによることを特徴とする請求項288の方法。
  290. システムをモデル化し、設計された流体供給遅延時間に続く少なくとも1つの賦活されたスプリンクラーへの流体供給を検証するように構成されたソフトウエアアップリケーションを具備することを特徴とする請求項271の方法。
  291. 火災防護配備の供給用システムにおいて、
    ネットワーク上で少なくとも第2コンピュータ処理デバイスと通信する第1コンピュータ処理デバイスと、
    第1コンピュータ処理デバイス上に記憶されたデータベースと、を具備しており、該データベースは複数のデータアレイを備え、該複数のデータアレイは、
    倉庫占有部用の天井専用火災防護システムで使用するスプリンクラーを規定する第1データアレイを有し、該第1データアレイは、Kファクター、温度定格、水力学的設計面積を指定しており、該複数のデータアレイは、
    貯蔵商品を規定する第2データアレイを有し、該第2データアレイは、商品分類、貯蔵物形状、貯蔵物高さを有しており、該複数のデータアレイは、
    天井専用システム内の最も水力学的に遠隔のスプリンクラーへの供給時刻用の最大流体供給遅延時間を規定する第3データアレイを有し、該第3データアレイは、第1及び第2データアレイの関数であり、該複数のデータアレイは、
    最も水力学的に近接したスプリンクラーへの供給時刻用の最小流体供給遅延時間を規定する第4データアレイを有し、該第4データアレイは、第1及び第2データアレイの関数であることを特徴とするシステム。
  292. データベースが、htmlフアイル、pdf、又は編集可能なテキストフアイルの少なくとも1つである電子的データシートとして構成されることを特徴とする請求項291のシステム。
  293. データベースが、第1データアレイのスプリンクラーで使用するライザー組立体を識別する第5データアレイを有することを特徴とする請求項292のシステム。
  294. データベースが、第5データアレイの制御バルブを該第1データアレイのスプリンクラーに接続するためのパイピングシステムを識別する第6データアレイを有することを特徴とする請求項291のシステム。
  295. ネットワークが、WAN、LAN及びインターネットの少なくとも1つを有することを特徴とする請求項291のシステム。
  296. 第1データアレイが約11から約36に及ぶKファクターを指定することを特徴とする請求項291−295の何れか1つのシステム。
  297. Kファクターが約17であることを特徴とする請求項296のシステム。
  298. Kファクターが約16.8であることを特徴とする請求項297のシステム。
  299. 第1データアレイが約1034hPa(約15psi)から約4137hPa(約60psi)のスプリンクラー動作圧力範囲を指定することを特徴とする請求項291−298の何れか1つのシステム。
  300. 動作圧力が約1034hPa(約15psi)から約3103hPa(約45psi)に及ぶことを特徴とするシステム299のシステム。
  301. 動作圧力が約1379hPa(約20psi)から約2413hPa(約35psi)に及ぶことを特徴とするシステム300のシステム。
  302. 動作圧力が約1517hPa(約22psi)から約2069hPa(約30psi)に及ぶことを特徴とするシステム301のシステム。
  303. ラック貯蔵物の防護用ドライ天井専用火災防護システムであってラック貯蔵物が、(i)約7.6m(25フィート)より高い貯蔵物高さを有するクラスI−III、グループA、グループB又はグループC、及び(ii)約6.7m(22フィート)より高い貯蔵物高さを有するクラスIV、の何れか1つの商品クラスを有するドライ天井専用火災防護システムにおいて、
    パイプのネットワークと、
    ラック貯蔵物上に配置された複数のスプリンクラーと、を具備しており、該複数のスプリンクラーは約11より大きいKファクターと、141℃(286°F)より高い熱定格を備えることを特徴とするシステム。
  304. Kファクターが約11から約36に及ぶことを特徴とする請求項303のシステム。
  305. Kファクターが約17であることを特徴とする請求項304のシステム。
  306. Kファクターが約16.8であることを特徴とする請求項305のシステム。
  307. 動作圧力が約1034hPa(約15psi)から約4137hPa(約60psi)に及ぶことを特徴とする請求項303のシステム。
  308. 動作圧力が約1034hPa(約15psi)から約3103hPa(約45psi)に及ぶことを特徴とする請求項307のシステム。
  309. 動作圧力が約1379hPa(約20psi)から約2413hPa(約35psi)に及ぶことを特徴とする請求項308のシステム。
  310. 動作圧力が約1517hPa(約22psi)から約2069hPa(約30psi)に及ぶことを特徴とする請求項309のシステム。
  311. 倉庫占有部用の天井専用ドライスプリンクラー火災防護システムを設計する方法において、
    与えられた天井高さ、貯蔵物高さ、及び/又は、商品分類用の単一最大流体供給遅延時間を指定する過程を備える、設計基準のデータベースを指定する過程と、
    倉庫占有部内の火災現象に取り組むために、火災現象付近の包囲及び浸水構成を有するスプリンクラー動作面積で取り組むように単一最大流体供給遅延時間を天井専用ドライスプリンクラーシステムに組み込む過程と、を具備することを特徴とする方法。
  312. データベースを指定する過程が、データベースをデータシートとして提供する過程を備えることを特徴とする請求項311の方法。
  313. データベースを指定する過程が、火災スプリンクラーを規定する第1データアレイと、商品を規定する第2データアレイと、を指定する過程を備えることを特徴とする請求項311の方法。
  314. 第1データアレイを指定する過程が、Kファクターデータ要素、温度定格データ要素、動作圧力データ要素、水力学的設計面積データ要素、RTIインデックスデータ要素の少なくとも1つを指定する過程を有することを特徴とする請求項313の方法。
  315. Kファクターデータ要素を指定する過程が、データ要素を少なくとも約11であると指定する過程を有することを特徴とする請求項314の方法。
  316. Kファクターデータ要素を指定する過程が、データ要素を約11から約25に及ぶと指定する過程を有することを特徴とする請求項315の方法。
  317. Kファクターデータ要素を指定する過程が、データ要素を約17であると指定する過程を有することを特徴とする請求項316の方法。
  318. Kファクターデータ要素を指定する過程が、データ要素を約16.8であると指定する過程を有することを特徴とする請求項317の方法。
  319. 第2データアレイを指定する過程が、分類データ要素、貯蔵物高さデータ要素、天井高さデータ要素の少なくとも1つを指定する過程を有することを特徴とする請求項311の方法。
  320. 分類データ要素を指定する過程が、データ要素をクラスI−IVとグループA,B及びC商品の少なくとも1つであると指定する過程を有することを特徴とする請求項319の方法。
  321. 貯蔵物高さデータ要素を指定する過程が、データ要素を約6.1m(約20フィート)から約12.2m(約40フィート)に及ぶと指定する過程と、天井高さデータ要素を貯蔵物高さデータ要素の関数として約9.1m(約30フィート)から13.7m(約45フィート)の範囲と指定する過程とを有することを特徴とする請求項320の方法。
  322. 第1データアレイを指定する過程が、約1034hPa(約15psi)から約4137hPa(約60psi)に及ぶ動作圧力を指定する過程を有することを特徴とする請求項321の方法。
  323. 動作圧力を指定する過程が、約1034hPa(約15psi)から約3103hPa(約45psi)の範囲を指定する過程を有することを特徴とする請求項322の方法。
  324. 動作圧力を指定する過程が、約1379hPa(約20psi)から約2413hPa(約35psi)の範囲を指定する過程を有することを特徴とする請求項323の方法。
  325. 動作圧力を指定する過程が、約1517hPa(約22psi)から約2069hPa(約30psi)の範囲を指定する過程を有することを特徴とする請求項324の方法。
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