JP2009516415A - 無線通信チャネル品質調節方法および該方法を用いた無線通信装置 - Google Patents
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Abstract
以前に送信に失敗したデータフレームの数と、受信信号強度(RSS)との観測結果の組合せに基づいて、複数の無線通信チャネルをより正確に予測して調節することができる、無線通信チャネル品質調節方法を開示し、さらに、当該チャネルを介したデータ伝送の信頼度を高めたことによる、該方法を用いた無線通信装置を開示する。本方法は、データフレームが送信に成功したか否かに関する情報と、無線通信チャネルのRSSに関する情報とを収集する段階と、収集した情報を使用して、予め定められた観測期間の間の、送信に失敗したデータフレームの数と、RSSの平均値とを取得する段階と、取得した送信に失敗したデータフレームの数を、予め定められた閾値と比較し、取得したRSSの平均値を、予め定められた基準RSSと比較する段階と、比較した2つの結果に対してAND演算を実行することによって、無線通信チャネルの品質、詳細には、品質低下因子を予測する段階とを備える。したがって、チャネル品質を安定的に調節することが可能となる。
Description
本発明は、無線通信チャネル品質調節方法に関する。本発明は、より詳細には、無線通信装置の媒体アクセス制御(MAC)層が、以前の無線通信チャネルの伝送状態を分析して、当該分析結果にしたがって今後の伝送状態を予測することにより、無線通信チャネルの伝送品質を調節する方法、及び該方法を用いた無線通信装置に関する。
一般に、無線通信装置は、無線通信チャネルを介してデータを送受信する装置のことを指す。この無線通信装置は、ノートブックコンピュータ、デスクトップコンピュータ、または携帯情報端末(PDA)などのデータ処理装置の内部、または外部に設けられ、前記データ処理装置と他のデータ処理装置との間でデータ交換を可能にする。図1は、一般的な無線通信システムの構成を簡略的に示している。無線通信装置11および12は、データの送受信を実行することができるが、以下における説明の便宜のために、一データフレームを基準としたとき、このデータフレームを送信する無線通信装置11を送信ノードと呼び、このデータフレームを受信する無線通信装置12を受信ノードと呼ぶ。受信ノード12は、このデータフレームを受信すると、確認応答(acknowledge)フレームを送信ノード11に送信する。したがって、この無線通信システムにおいて、送信ノード11は、この確認応答フレームを通じて、送信ノード11自身が送信したデータフレームの伝送状態を確認することができる。
このような無線通信装置の代表的な例を挙げると、無線LAN構築の際に用いられるIEEE 802.11無線ローカルエリアネットワーク(LAN)カードがある。しかし、この無線通信装置では、送信ノード11と受信ノード12との間で送受信される無線信号は、送信ノード11と受信ノード12との間の無線通信チャネルに隣接した他の帯域の無線信号による干渉を受けやすい。さらに、送信ノード11と受信ノード12との間隔がより離れている場合、または送信ノード11と受信ノード12との間に障害物が存在する場合、送受信される信号は、減衰することがあり、たとえば、チャネル品質の不規則な変化といったチャネル品質の低下や、チャネルのデータ伝送能力の低下をもたらす結果となる。
このような観点において、無線通信装置では、無線通信チャネルの品質を予測して、当該予測の結果にしたがって伝送速度を適切に調整することにより、チャネルの伝送品質を調節することが非常に重要である。
このため、既存の無線通信装置は、以前のチャネルの伝送状態のうち、送信に失敗したデータフレームの数のみ、または、データ伝送の際の受信信号強度(RSS)のみに基づいて、無線通信チャネルの伝送品質を予測するよう構成されている。たとえば、送信に失敗したデータフレームの数が基準値を超えた場合、またはRSSが基準値を下回った場合に、無線通信装置は、無線通信チャネルにおいて干渉が発生したと判定し、それによって、チャネルの伝送速度を調整している。
しかし、上述した従来の品質予測において、以前の送信が成功したとしても、今後の伝送品質がよいと断言することは難しい。このため、上述したように、以前に送信に失敗したデータフレームの数のみに基づいて伝送品質を予測する場合、その予測の結果に対する信頼度は低下する。さらに、干渉が発生した場合、伝送品質は低下するが、RSSは高い値となる場合がある。その結果、RSSのみに基づいて伝送品質を予測する場合には、外部の干渉により、正確なRSSの値を収集することは難しい。
したがって、本発明は、上記の問題点を解決するために提案されたものであり、本発明の目的は、以前に送信に失敗したデータフレームの数と、RSSとの観測結果の組合せに基づいて、無線通信チャネルの品質をより正確に予測することができる、無線通信チャネル品質調節方法を提供することにあり、さらに、当該チャネルを介したデータ伝送の信頼度を高めたことによる、該方法を用いた無線通信装置を提供することにある。
本発明の一態様にしたがうと、無線通信チャネルを介してデータを送受信する無線通信装置の無線通信チャネル品質調節方法を提供することによって、上述の目的およびその他の目的を達成することが可能となる。本方法は、a)データフレームが送信に成功した否かに関する情報と、前記無線通信チャネルの受信信号強度(RSS)に関する情報とを収集する段階と、b)該収集した情報を使用して、予め定められた観測期間の間の、送信に失敗したデータフレームの数と、RSSの平均値とを取得する段階と、c)該取得した送信に失敗したデータフレームの数を、予め定められた閾値と比較し、前記取得したRSSの平均値を、予め定められた基準RSSと比較する段階と、d)前記送信に失敗したデータフレームの数における前記比較の結果と、前記RSSの平均値における前記比較の結果とを論理的に組み合わせることによって、前記無線通信チャネルの品質を予測する段階とを備える。
本発明の別の態様にしたがうと、無線通信チャネルを介してデータを送受信する無線通信装置が提供される。本装置は、以前に送信されたデータフレームの伝送状態に関する情報と、RSSに関する情報とを含む無線通信チャネル品質管理情報を記憶する管理部と、送信すべきデータを受け取り、該受け取ったデータの伝送のために必要な情報を抽出するデータサービス部と、該データサービス部が前記抽出した情報を用いて媒体アクセス制御(MAC)ヘッダを生成し、前記送信すべきデータに前記MACヘッダを付加してMACプロトコルデータユニット(MPDU)データフレームを生成するMPDU生成部と、前記管理部に記憶された前記データフレームの伝送状態に関する情報と、前記RSSに関する情報とを観測して前記無線通信チャネルの品質を判定し、該判定した無線通信チャネルの品質にしたがって伝送速度を決定し、前記MPDU生成部が生成したMPDUデータフレームを、前記決定した伝送速度で受信ノードに送信するデータ送信部と、送信ノードから送信されたデータフレームと、前記データ送信部が送信した前記データフレームの送信が成功した場合に前記受信ノードから送信される確認応答フレームとを受信して、前記データ送信部が送信した前記データが成功したか否かに関する情報と、前記受信した確認応答フレームのRSSに関する情報とを前記管理部に記憶するデータ受信部と、該データ受信部から前記確認応答フレームを受信すると、前記データ受信部が受信した前記データフレームを受け取り、前記管理部に記憶された前記無線通信チャネル品質管理情報が更新されたことを、前記データ送信部に通知するMPDU分析部とを備える。
本発明によれば、以前に送信に失敗したデータフレームの数と、RSSの平均値との両方を考慮に入れることで、無線通信チャネルの品質をより正確に予測することができる。これにより、無線通信チャネルを介したデータ伝送の信頼性を向上させ、特に、安定したマルチメディアデータ伝送を確実にすることができる。
さらに、送信に失敗した数が多くなったとしても、さらなるRSSの観測により、伝送品質の低下が、干渉によるものであるか、または、より離れた通信距離または障害物によるものであるかを、詳細に区別することができ、かつその区別の結果をデータ伝送速度に適用することができるので、より信頼性の高いデータ伝送が可能となる。また、送信に失敗した数が少なかったとしても、RSSを参照することにより、現在の状態が一時的なものであるか、または持続的なものであるかに関して予測することが可能となり、この予測の結果にしたがって伝送速度を調整することができるので、データ伝送の安定性を高めることができる。
本発明の上記の目的およびその他の目的、特徴、ならびにその他の効果は、添付の図面とともに以下の詳細な説明を参照すると、より明らかに理解されるであろう。
本発明は、図1に示したように、送信ノード11がデータフレームを送信し、受信ノード12がこのデータフレームを受信した後、送信ノード11に確認応答フレームを送信する無線通信システム内のすべての無線通信装置に適用される。
図2は、本発明にしたがう無線通信装置の層構造を示している。この図に示したように、本発明にしたがう無線通信装置は基本的に、物理層21、MAC層22および23、ならびにアプリケーション層24を含む。MAC層22および23は、MACハードウェア層22とMACソフトウェア層23とに分類される。
この構造において、アプリケーション層24から出力され送信されるデータは、MACソフトウェア層23によって、MACプロトコルデータユニット(MPDU)データフレームに変換され、次いで、MACハードウェア層22を介して物理層21に転送される。次いで、物理層21は、MPDUデータフレームを無線信号に変換して、変換した無線信号を無線通信チャネル上に送信する。
反対に、無線通信チャネルを介して受信したデータは、物理層21によってデジタルデータに変換され、次いで、MACハードウェア層22を介してMACソフトウェア層23に送信される。MACソフトウェア層23は、受信したデータのMPDUを分析した後、オリジナルのデータのみをアプリケーション層24に転送する。
このとき、MACソフトウェア層23は、無線通信チャネルの品質を予測し、この予測の結果にしたがってチャネルの品質を調節する。本発明では、無線通信チャネルの品質予測のために、MACソフトウェア層23は、物理層21が取得した確認応答フレームに基づいて、データフレームの送信が成功したか否かに関する情報と、前記確認応答フレームのRSSに関する情報とを収集する。チャネル品質の調節は、様々な方法で実行することができる。たとえば、チャネル品質は、データフレームサイズ、伝送速度、または信号強度を調整することにより、調節することができる。
詳細には、本発明にしたがう無線通信装置が送信ノード11として動作する場合、MACソフトウェア層23は、自身が送信したデータフレームに関連する、受信した確認応答フレームに関する情報と、受信した前記確認応答フレームのRSSに関する情報とを受信し、この受信した情報に基づいてデータ伝送速度を調整して伝送品質を調節する。
アプリケーション層24は、アプリケーションプログラムを実行するよう構成されている。アプリケーション層24は、送信すべきデータを生成して、生成したデータを下位層に送信する。アプリケーション層24は、下位層を介して受信したデータの最終目的地となる。
図3は、本発明にしたがう無線通信装置において、品質予測および品質調節に関連するMACソフトウェア層23の構造を示している。図3に示すように、MACソフトウェア層23は、管理部231と、データサービス部232と、MPDU生成部233と、データ送信部234と、データ受信部235と、MPDU分析部236とを含む。
この構成において、アプリケーション層24から出力され送信されるデータは、データサービス部232に入力され、次いで、データサービス部232は、MAC層において、入力されたデータの伝送のために必要な要素を抽出して、入力されたデータとともに抽出した要素をMPDU生成部233に転送する。
MPDU生成部233は、データサービス部232から転送されたデータにMACヘッダを付加することによってMPDUデータフレームを生成し、生成したMPDUデータフレームをデータ送信部234に送信する。
データ送信部234は、MACハードウェア層22および物理層21を介して、MPDU生成部233により生成されたMPDUデータフレームを受信ノード12に送信する。このとき、MACハードウェア層22からデータ送信部234へ、伝送確認応答(ACK)割込がアップロードされる。さらに、データ送信部234は、本発明による無線通信チャネルの品質判定プロセスを用いて、無線通信チャネルにおいて干渉または減衰が発生したか否かを判定し、その判定結果にしたがって今後の伝送品質を予測し、その予測結果にしたがってチャネルの品質を調節する。このチャネル品質調節は、データフレームサイズ、信号強度、または伝送速度の変更により、実行することができる。このようなチャネル品質調節のための変更値は、MPDUデータフレームとともに物理層21に送信される。
物理層21は、データフレームとともに、変更されたサイズ、信号強度、または伝送速度を受信ノード12に送信する。その後、物理層21は、このデータフレームを受信した受信ノード12から確認応答フレームを受信すると、この受信した確認応答フレームから、データフレームの送信が成功したか否かを判定し、確認応答フレームのRSSを測定して、これら判定結果および測定結果をデータ受信部235に提供する。詳細には、物理層21は、データフレームを受信ノード12に送信してから予め定められた時間の経過後に、伝送確認応答割込をデータ送信部234に出力する。このとき、受信ノード12から確認応答フレームが受信された場合は、物理層21は、送信に成功したことを示す情報と、受信した確認応答フレームのRSSとをデータ受信部235に提供する。反対に、受信ノード12から確認応答フレームが受信されなかった場合は、物理層21は、送信に失敗したことを示す情報をデータ受信部235に提供する。さらに、本発明にしたがう無線通信装置が受信ノード12として動作する場合、データ受信部235は、送信ノード11から送信されたデータフレームを受信する。
データ受信部235は、物理層21およびMACハードウェア層22を介して転送されるデータフレームを受信し、受信したデータフレームをMPDU分析部236に送信する。データ受信部235はまた、物理層21から、以前に送信されたデータフレームの送信が成功したか否かに関する情報と、そのデータフレームに関連する確認応答フレームのRSSに関する情報とを受信して、受信した情報を管理部231に記憶する。
MPDU分析部236は、無線通信チャネルの品質管理のための情報が更新されたことをデータ送信部234に通知し、データ送信部234は、管理部231に記憶された更新されたこの無線通信チャネル品質管理情報を参照して、無線通信チャネルの品質を予測し、無線通信チャネルの品質を調節するために、その予測結果にしたがって、今後送信するデータフレームサイズ、伝送速度、または信号強度を調整する。
管理部231に記憶された無線通信チャネル品質管理情報には、送信された各送信データフレームの送信が成功したか否かに関する情報と、RSSに関する情報とが含まれる。
記憶された無線通信チャネル品質管理情報に基づいて、無線通信チャネルの品質を予測して調節するために、データ送信部234は、NACKスナップショットウィンドウのサイズに設定される一定期間で、伝送速度、信号強度、またはデータフレームサイズを調整することが好ましい。このNACKスナップショットウィンドウは、送信されたデータフレームの総数に対応する、観測される確認応答フレームの数を意味する。したがって、NACKスナップショットウィンドウは、送信されたデータフレームの総数として表すことができる。さらに、NACKスナップショットウィンドウが設定値に到達したか否かに関する判定は、物理層21から送信される伝送応答確認割込を数えることにより行うことができる。
図4は、データ送信部234によって実行される無線通信チャネルの品質予測のための基準を示すテーブルである。
図4を参照すると、データ送信部234は、管理部231に記憶された無線通信チャネル品質管理情報から、NACKスナップショットウィンドウの期間の間に送信に失敗したデータフレームの数を観測し、観測した送信に失敗したデータフレームの数を基準値と比較する。送信に失敗したデータフレームの数の比較におけるこの基準値は、上限基準値31と、下限基準値32とがある。これは、物理層21の信号検出能力に応じて定義される。送信に失敗したデータフレームの数が上限基準値31を超えるということは、データ伝送の失敗率が高いことを意味する。この場合、伝送速度を低下させるなどの安定化動作が必要となる。反対に、送信に失敗したデータフレームの数が下限基準値32を下回るということは、伝送状態がよいため、データ伝送の失敗率が低いことを意味する。この場合、伝送速度を増大させるか、または伝送速度を維持する必要がある。上限基準値31と下限基準値32とは、異なる値に設定される。
また、データ送信部234は、管理部231に記憶された無線通信チャネル品質管理情報から、RSSの平均値を観測し、観測したRSSの平均値を基準RSSと比較する。この基準RSSは、物理層21の信号検出能力に応じて、経験的に設定されるものである。基準RSS33は、物理層21がデータを受信できる最小信号強度に設定されることが好ましい。危険レベルの調整のために、何らかの値を最小信号強度に加えることもできる。
RSSの平均値が基準RSS33を超えることは、多くの干渉が発生したか、または干渉がまったくないことを意味している。反対に、RSSの平均値が基準RSS33より下回ることは、送信ノード11と受信ノード12との間の伝送距離が遠くなったか、または送信ノード11と受信ノード12との間に障害物が存在しているため、信号が減衰したことを意味している。
したがって、データ送信部234は、図4に示した例のように、送信に失敗したデータフレームの数と、RSSの平均値との観測結果を論理的に組み合わせることにより、無線通信チャネルの品質を予測する。
すなわち、送信に失敗したデータフレームの数が、伝送速度を増大させるための下限基準値32よりも少なく、かつRSSの平均値が、基準RSS33よりも高い場合、データ送信部234は、信号強度および伝送状態の両方が良好であり、したがって無線通信品質が良好であると判定する。この場合、データ送信部234は、伝送速度を増大させることができる。
次に、送信に失敗したデータフレームの数が、下限基準値32よりも少なく、かつRSSの平均値が、基準RSS33よりも低い場合、データ送信部234は、データ伝送に問題はないが、受信信号強度が低く、したがって今後伝送状態が悪くなり得ると判定する。この場合、データ送信部234は、伝送速度を低下させて、伝送品質を調節することができる。
次に、送信に失敗したデータフレームの数が、伝送速度を低下させるための上限基準値31よりも多く、かつRSSの平均値が、基準RSS33よりも高い場合、データ送信部234は、外部信号による干渉が発生したと判定する。この場合、データ送信部234は、伝送速度を低下させる必要がある。
最後に、送信に失敗したデータフレームの数が、上限基準値31よりも多く、かつRSSの平均値が、基準RSS33よりも低い場合、データ送信部234は、送信ノード11と受信ノード12との間の伝送距離が遠くなったか、または送信ノード11と受信ノード12との間に障害物が存在しているために、伝送失敗率が高く、かつ信号強度が小さいと判定する。この場合、データ送信部234は、伝送速度を低下させなければならない。
その後、データ送信部234は、無線通信チャネルの品質の予測結果にしたがって、無線通信チャネルの品質が所定のレベルに調節されるように、伝送パラメータ、すなわち、伝送速度、データフレームサイズ、または信号強度を適切に増減させる。
図5は、データ送信部234におけるチャネル品質の調節動作を示すタイミング図である。データ送信部234は、送信したデータフレームの総数がNACKスナップショットウィンドウのサイズに到達するまで、送信に失敗したデータフレームの数とRSSの平均値とを収集する。送信したデータフレームの総数がNACKスナップショットウィンドウのサイズに到達すると、図4を参照して上述したように、データ送信部234は、NACKスナップショットウィンドウにおける送信に失敗したデータフレーム数とRSSの平均値とを取得し、取得した送信に失敗したデータフレーム数とRSSの平均値とから、無線通信チャネルの状態を判定し、その判定結果にしたがって、品質調節関数、例えば、伝送速度を増大させる関数IncDrate()や、伝送速度を低下させる関数DecDrate()を呼び出し、呼び出した関数を用いてチャネル品質を調節する。
図6は、データ伝送部234の好適な実施形態を示している。この図に示されるように、データ送信部234は、無線通信チャネルの品質予測のための基準値、すなわち、上限基準値31、下限基準値32、基準RSS33、およびNACKスナップショットウィンドウのサイズを設定/記憶する基準値設定部234aと、管理部231に記憶された送信したデータフレームの伝送状態が更新されたか否かを確認する伝送確認受信部234bと、送信したデータフレームの伝送状態が伝送確認受信部234bを通じて確認された場合、管理部231から、NACKスナップショットウィンドウの期間の間の送信に失敗したデータフレームの数とRSSの平均値とを観測し、観測した送信に失敗したデータフレームの数とRSSの平均値とに基づいて、無線通信チャネルの品質を判定し、この判定結果にしたがって、次の期間のNACKスナップショットウィンドウにおいて伝送速度を調整する伝送速度調整部234cとを含む。
図6の実施形態は、伝送速度調整を用いたチャネル品質調節の一例であり、この例では、品質調節手段として、伝送速度調整部234cが設けられている。代替として、チャネル品質をどのように調節するかに応じて、伝送速度調整部234cを信号強度調整手段またはデータフレームサイズ調整手段に代えてもよいし、このような手段を2つ以上組み合わせて使用してもよい。
図7は、本発明にしたがう無線通信チャネルの品質を調節する方法を示すフローチャートである。以後図7を参照しながら、無線通信装置において、データフレームを伝送する際の、無線通信チャネルの品質調節のためのプロセスについて説明する。
まず、無線通信装置は、無線通信チャネルの品質を予測するための初期化動作を実行する。この初期化動作では、諸々の基準値、すなわち、NACKスナップショットウィンドウのサイズ、上限基準値31、下限基準値32、および基準RSS32が設定される(S701)。
次いで、無線通信装置において、データ送信部234を介して送信された現在のデータフレームに関連する伝送確認応答割込が受信されたか否かが判定される(S702)。
伝送確認応答割込が受信されたと判定された場合、無線通信装置は、現在のデータフレームに関連する応答確認フレームから取得される当該現在のデータフレームの伝送状態に関する情報と、応答確認フレームのRSSに関する情報とを管理部231に記憶して、管理部231に記憶された無線通信チャネル品質管理情報を更新する(S703)。ここで、伝送確認応答割込は、送信ノード11がデータフレームを送信すると常に生成され、確認応答フレームは、受信ノード12がデータフレームを受信すると常に生成されることに留意されたい。したがって、現在のデータフレームに関連する確認応答フレームが受信ノード12から受信された場合、無線通信装置は、現在のデータフレームの送信が成功したと判定する。しかし、現在のデータフレームに関連する確認応答フレームが受信ノード12から受信されなかった場合、無線通信装置は、現在のデータフレームの送信が失敗したと判定する。上述したように、伝送確認応答割込が生成されると、無線通信装置は、伝送状態に関する情報を記憶し、さらに、現在のデータフレームの送信が成功した場合には、受信された確認応答フレームのRSSに関する情報を記憶する。
その後、無線通信装置は、送信されたデータフレームの総数が、設定されたNACKスナップショットウィンドウのサイズに到達したか否かを判定する(S704)。
無線通信装置は、送信されたデータフレームの総数が、設定されたNACKスナップショットウィンドウのサイズに到達していないと判定すると、上記の段階S702に戻って、次の伝送確認応答割込を受信する。
反対に、無線通信装置は、送信されたデータフレームの総数が、設定されたNACKスナップショットウィンドウのサイズに到達したと判定すると、NACKスナップショットウィンドウにおいて観測された、送信に失敗したデータフレームの数を、下限基準値32と比較する(S705)。
段階S705の比較結果により、NACKスナップショットウィンドウにおける送信に失敗したデータフレームの数が、下限基準値(nack_threshold[ ].up)以下であると示された場合、無線通信装置は、チャネル品質が十分に良好であると判定する。伝送速度を用いてチャネル品質を調節する場合には、下限基準値(nack_threshold[ ].up)は、伝送速度に応じて異なることに留意されたい。
次いで、無線通信装置は、NACKスナップショットウィンドウにおいて観測された、RSSの平均値を、基準RSS(RSS_threshold[ ])と比較して(S706)、伝送品質を再度確認する。段階S706の比較結果により、NACKスナップショットウィンドウにおけるRSSの平均値が、基準RSS(RSS_threshold[ ])以下であると示された場合、無線通信装置は、現在のチャネル状態が良好であると判定するが、信号の減衰などにより、今後の伝送品質は保障できないと判定する。したがって、無線通信装置は、品質の変化を観測するために、現在の伝送速度をそのまま維持する(S707)。反対に、段階S706の比較結果により、NACKスナップショットウィンドウにおけるRSSの平均値が、基準RSS(RSS_threshold[ ])より高いと示された場合、無線通信装置は、チャネル品質は良好であり、信号の減衰もない状態であると判定するので、伝送効率を高めるために、伝送速度を増大させる(S708)。
一方、段階S705の比較結果により、NACKスナップショットウィンドウにおける送信に失敗したデータフレームの数が、下限基準値(nack_threshold[ ].up)よりも多いと示された場合、無線通信装置は、干渉が発生したか否かを判定するために、送信に失敗したデータフレームの数を、上限基準値(nack_threshold[ ].down)と比較する(S709)。上限基準値(nack_threshold[ ].down)は、伝送速度に応じて異なることに留意されたい。
段階S709の比較結果により、送信に失敗したデータフレームの数が、上限基準値(nack_threshold[ ].down)以上であると示された場合、無線通信装置は、段階S710に進む。段階S709の比較結果により、送信に失敗したデータフレームの数が、上限基準値(nack_threshold[ ].down)より少ないと示された場合、無線通信装置は、段階S713で、RSSの平均値を、基準RSS(RSS_threshold[])と比較する。
段階S710の比較結果により、RSSの平均値が、基準RSS(RSS_threshold[])より低いと示された場合、無線通信装置は、干渉が発生しており、かつ送信ノード11と受信ノード12との距離が遠いか、または送信ノード11と受信ノード12との間に障害物が存在すると判定するので、伝送速度を低下させる(S711)。段階S710の比較結果により、RSSの平均値が、基準RSS(RSS_threshold[])以上であると示された場合、無線通信装置は、激しい干渉が存在すると判定するので、伝送速度を低下させる(S712)。一方、段階S713の比較結果により、RSSの平均値が、基準RSS(RSS_threshold[])以下であると示された場合、無線通信装置は、まだデータ伝送に問題はないが、信号の減衰により、今後品質が悪くなり得ると判定するので、伝送速度を低下させる(S714)。反対に、段階S713の比較結果により、RSSの平均値が、基準RSS(RSS_threshold[])より高いと示された場合、無線通信装置は、現在の伝送速度は正常であり、信号の減衰も存在しないと判定するので、現在の伝送速度を維持する(S715)。
RSSのみを用いてチャネル品質を予測する場合には、次のような問題が発生する。すなわち、送信に失敗したデータフレームのRSSを知ることができないという問題が発生する。このため、送信に失敗したデータフレームの数が多い場合、送信に成功したデータフレームの数は減少する。その結果、チャネル品質予測のために使用されるRSSの数が減少することになる。減少した数のRSSだけを用いて正確にチャネル品質を予測するのは難しい。一方、本発明によれば、上述したように、送信に失敗したデータフレームの数とともにRSSを観測することによって、より正確にチャネル品質を予測することができる。
さらに、チャネル品質低下因子は、速度を低下させる段階S711、S712、およびS713において異なるので、速度低下の幅は、段階S711、S712、およびS713において異なるように設定されることが好ましい。また、速度低下の幅は、物理層21の性能によっても異なる。
すなわち、まだチャネル品質は低下していないが、信号の減衰が存在する、伝送速度を低下させる段階S714における速度低下の幅は、激しい干渉が存在するか、または干渉とともに信号の減衰も発生する、伝送速度を低下させる段階S711またはS712における速度低下の幅よりも小さいことが好ましい。
上述したように、無線通信チャネルの品質を判定し、この判定結果にしたがって伝送速度が調整された後に、無線通信装置は、NACKスナップショットウィンドウを再度初期化し、次の伝送確認応答割込を待つ(S716)。
本実施形態では、伝送速度を変更することによって、無線通信チャネルの品質を調節することを開示したが、本発明はこれに限定されるものではない。前述したように、たとえば、チャネル品質調節のための制御対象として、信号強度またはデータフレームサイズなどの異なるパラメータを用いることができる。したがって、上記の段階S707、S708、S711、S712、S714、およびS715では、伝送速度の代わりに、信号強度、データフレームサイズ、または、チャネル品質に影響を与える任意の他のパラメータを増減させることができる。
上記の説明から明らかなように、本発明によれば、以前に送信に失敗したデータフレームの数と、RSSの平均値との両方を考慮に入れることで、無線通信チャネルの品質をより正確に予測することができる。これにより、無線通信チャネルを介したデータ伝送の信頼性を向上させ、特に、安定したマルチメディアデータ伝送を確実にすることができる。
さらに、送信に失敗した数が多くなったとしても、さらなるRSSの観測により、伝送品質の低下が、干渉によるものであるか、または、より離れた通信距離または障害物によるものであるかを、詳細に区別することができ、かつその区別の結果をデータ伝送速度に適用することができるので、より信頼性の高いデータ伝送が可能となる。また、送信に失敗した数が少なかったとしても、RSSを参照することにより、現在の状態が一時的なものであるか、または持続的なものであるかに関して予測することが可能となり、この予測の結果にしたがって伝送速度を調整することができるので、データ伝送の安定性を高めることができる。
例示のために、本発明の好適な実施形態について開示したが、当業者であれば、添付の特許請求の範囲に開示した本発明の範囲および趣旨から逸脱することなく、様々な変形、追加、および代替が可能であることが理解されよう。
Claims (19)
- 無線通信チャネルを介してデータを送受信する無線通信装置の無線通信チャネル品質調節方法であって、
a)データフレームが送信に成功した否かに関する情報と、前記無線通信チャネルの受信信号強度(RSS)に関する情報とを収集する段階と、
b)該収集した情報を使用して、予め定められた観測期間の間の、送信に失敗したデータフレームの数と、RSSの平均値とを取得する段階と、
c)該取得した送信に失敗したデータフレームの数を、予め定められた閾値と比較し、前記取得したRSSの平均値を、予め定められた基準RSSと比較する段階と、
d)前記送信に失敗したデータフレームの数における前記比較の結果と、前記RSSの平均値における前記比較の結果とを論理的に組み合わせることによって、前記無線通信チャネルの品質を予測する段階と
を備えることを特徴とする無線通信チャネル品質調節方法。 - 前記段階a)は、
データフレームが送信に成功した否かに関する前記情報として、前記データフレームの各々に対応する、該データフレームの各々を受信する受信ノードから確認応答フレームが受信されたか否かに関する情報を収集する段階と、
前記無線通信チャネルのRSSに関する前記情報として、前記確認応答フレームが受信されたときに該確認応答フレームのRSSに関する情報を収集する段階と
を含むことを特徴とする請求項1に記載の無線通信チャネル品質調節方法。 - 前記送信に失敗したデータフレームの数に対する前記閾値は、
伝送速度を増大させるための最小通信効率を表す下限基準値と、
伝送速度を低下させるための最大通信効率を表す上限基準値と
を含むことを特徴とする請求項1に記載の無線通信チャネル品質調節方法。 - 前記下限基準値は、前記上限基準値よりも小さく、
前記下限基準値および前記上限基準値の各々は、伝送速度に応じて異なる
ことを特徴とする請求項3に記載の無線通信チャネル品質調節方法。 - 前記基準RSSは、物理層がデータを受信できる最小信号強度よりも高い
ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信チャネル品質調節方法。 - 前記段階d)は、
前記送信に失敗したデータフレームの数が、前記下限基準値よりも少なく、かつ前記RSSの平均値が、前記基準RSSよりも高い場合、信号強度および伝送状態の両方を良好であると判定する段階と、
前記送信に失敗したデータフレームの数が、前記下限基準値よりも少なく、かつ前記RSSの平均値が、前記基準RSSよりも低い場合、データ伝送に問題はないが、信号の減衰が存在すると判定する段階と、
前記送信に失敗したデータフレームの数が、前記上限基準値よりも多く、かつ前記RSSの平均値が、前記基準RSSよりも高い場合、前記伝送状態が、外部信号の干渉によって低下していると判定する段階と、
前記送信に失敗したデータフレームの数が、前記上限基準値よりも多く、かつ前記RSSの平均値が、前記基準RSSよりも低い場合、伝送距離が遠いこと、または障害物の存在により、前記信号の減衰が発生したと判定する段階と
を含むことを特徴とする請求項3に記載の無線通信チャネル品質調節方法。 - e)前記段階d)における前記予測した結果を用いて、前記チャネル品質を調節する段階
をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の無線通信チャネル品質調節方法。 - 前記段階e)において、前記チャネル品質は、伝送速度を変更することにより調節される
ことを特徴とする請求項7に記載の無線通信チャネル品質調節方法。 - 前記段階e)において、前記チャネル品質は、信号強度を変更することにより調節される
ことを特徴とする請求項7に記載の無線通信チャネル品質調節方法。 - 前記段階e)において、前記チャネル品質は、データフレームサイズを変更することにより調節される
ことを特徴とする請求項7に記載の無線通信チャネル品質調節方法。 - 前記段階e)において、
信号強度および伝送状態の両方が良好であると判定された場合、前記伝送速度は増大され、
データ伝送に問題はないが、信号の減衰が存在すると判定された場合、前記伝送状態が、外部信号の干渉によって低下していると判定された場合、または伝送距離が遠いこと、もしくは障害物の存在により、前記信号の減衰が発生したと判定された場合、前記伝送速度は低下される
ことを特徴とする請求項8に記載の無線通信チャネル品質調節方法。 - 前記段階e)において、前記伝送速度は、異なる通信品質低下因子に応じて、異なる低下幅だけ低下される
ことを特徴とする請求項11に記載の無線通信チャネル品質調節方法。 - 前記段階e)において、データ伝送に問題はないが、信号の減衰が存在する場合の前記伝送速度は、前記伝送状態が、外部信号の干渉によって低下していると判定された場合、または伝送距離が遠いこと、もしくは障害物の存在により、前記信号の減衰が発生したと判定された場合の前記伝送速度よりも小さい低下幅だけ低下される
ことを特徴とする請求項12に記載の無線通信チャネル品質調節方法。 - 無線通信チャネルを介してデータを送受信する無線通信装置であって、
以前に送信されたデータフレームの伝送状態に関する情報と、RSSに関する情報とを含む無線通信チャネル品質管理情報を記憶する管理部と、
送信すべきデータを受け取り、該受け取ったデータの伝送のために必要な情報を抽出するデータサービス部と、
該データサービス部が前記抽出した情報を用いて媒体アクセス制御(MAC)ヘッダを生成し、前記送信すべきデータに前記MACヘッダを付加してMACプロトコルデータユニット(MPDU)データフレームを生成するMPDU生成部と、
前記管理部に記憶された前記データフレームの伝送状態に関する情報と、前記RSSに関する情報とを観測して前記無線通信チャネルの品質を判定し、該判定した無線通信チャネルの品質にしたがって伝送速度を決定し、前記MPDU生成部が生成したMPDUデータフレームを、前記決定した伝送速度で受信ノードに送信するデータ送信部と、
送信ノードから送信されたデータフレームと、前記データ送信部が送信した前記データフレームの送信が成功した場合に前記受信ノードから送信される確認応答フレームとを受信して、前記データ送信部が送信した前記データフレームの送信が成功したか否かに関する情報と、前記受信した確認応答フレームのRSSに関する情報とを前記管理部に記憶するデータ受信部と、
該データ受信部から前記確認応答フレームを受信すると、前記データ受信部が受信した前記データフレームを受け取り、前記管理部に記憶された前記無線通信チャネル品質管理情報が更新されたことを、前記データ送信部に通知するMPDU分析部と
を備えたことを特徴とする無線通信装置。 - 前記データ送信部は、
前記無線通信チャネルの品質を判定するための、上限基準値、下限基準値、基準RSS、および確認応答フレーム観測期間を設定/記憶する基準値設定部と、
前記管理部に記憶された前記無線通信チャネル品質管理情報が更新されたか否かを確認する伝送確認受信部と、
前記無線通信チャネル品質管理情報の更新が前記伝送確認受信部によって確認された場合、前記確認応答フレーム観測期間が設定値に到達したか否かを判定し、該確認応答フレーム観測期間が該設定値に到達した場合、前記管理部から、該確認応答フレーム観測期間における、送信に失敗したデータフレームの数と、RSSの平均値とを観測し、該観測した送信に失敗したデータフレームの数と、RSSの平均値とを、前記基準値設定部における前記上限基準値および前記下限基準値と、前記基準RSSとそれぞれ比較し、該比較の結果にしたがって前記無線通信チャネルの品質を判定し、該判定の結果にしたがって次の確認応答フレーム観測期間における伝送速度を調整する伝送速度調整部と
を含むことを特徴とする請求項14に記載の無線通信装置。 - 前記下限基準値は、前記上限基準値よりも小さく、
前記下限基準値および前記上限基準値の各々は、伝送速度に応じて異なる
ことを特徴とする請求項15に記載の無線通信装置。 - 前記基準RSSは、物理層がデータを受信できる最小信号強度よりも高い
ことを特徴とする請求項15に記載の無線通信装置。 - 前記伝送速度調整部は、
前記送信に失敗したデータフレームの数が、前記下限基準値よりも少なく、かつ前記RSSの平均値が、前記基準RSSよりも高い場合、信号強度および伝送状態の両方を良好であると判定して、前記伝送速度を増大させ、
前記送信に失敗したデータフレームの数が、前記下限基準値よりも少なく、かつ前記RSSの平均値が、前記基準RSSよりも低い場合、前記伝送状態は現在のところ問題はないが、今後悪くなり得ると判定して、前記伝送速度を低下させ、
前記送信に失敗したデータフレームの数が、前記上限基準値よりも多く、かつ前記RSSの平均値が、前記基準RSSよりも高い場合、前記伝送状態が、外部信号の干渉によって低下していると判定して、前記伝送速度を低下させ、
前記送信に失敗したデータフレームの数が、前記上限基準値よりも多く、かつ前記RSSの平均値が、前記基準RSSよりも低い場合、伝送距離が遠いこと、または障害物の存在により、信号の減衰が発生したと判定して、前記伝送速度を低下させ、
上記以外の条件の場合には、前記伝送速度をそのまま維持する
ように構成されていることを特徴とする請求項15に記載の無線通信装置。 - 前記伝送状態は現在のところ問題はないが、今後悪くなり得る場合の前記伝送速度は、前記伝送状態が、外部信号の干渉によって低下している場合、または伝送距離が遠いこと、もしくは障害物の存在により、信号の減衰が発生した場合の前記伝送速度よりも小さい低下幅だけ低下される
ことを特徴とする請求項18に記載の無線通信装置。
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