JP2009515601A - 自動クランプ装置 - Google Patents

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Abstract

チューブ内の流体の自由な流れを阻止するために、弾発性チューブを選択的に閉塞するクランプ装置。この装置は、弾発性IVチューブが取り付けられるか又は貫通する基部部材と、基部部材に対して且つチューブに対して滑動するスライド・クランプとを備える。スライド・クランプの開口は一端に比較的開いた穴を有し、スライド・クランプが開放位置にあるときにチューブがその穴を貫通して、流体がチューブを通って流れることが可能になる。開口は更に、他端に比較的狭窄なスロットを有し、スライド・クランプが閉塞位置にあるときにチューブがそのスロットを貫通して、流体がチューブを通って流れることが阻止される。スライド・クランプは、協働するように形作られた基部部材上のリブを受け入れる溝を含む。溝及びリブは、大幅に横方向に移動することを阻止するために、スライド・クランプと基部の間の相対的な移動を案内するように構成される。

Description

本出願は、現在係属中である、2004年7月16日出願の米国特許出願第10/892941号の一部継続出願であり、その全体を参考によりここに援用する。
本発明は、広い意味で言うと、蠕動ポンプなどの静脈(IV)輸液装置の分野において、可撓性のIVチューブ材に対して使用されるクランプに関するものであり、より具体的には、輸液ポンプがIVチューブから係脱しているとき、IVチューブを通って流体が自由に流れることを阻止するために使用されるクランプ(締付け)装置に係るものである。更に、本発明は、クランプ検出器を有する医療機器において誤ったクランプ警報が発せられる可能性を減少させるための、より堅実に機能するクランプに関するものである。
蠕動ポンプなどのポンプ装置を用いて、静脈から患者に薬剤などの流体を注入することは一般的に行われている。そのようなポンプは、高度に制御された正確な方法で薬剤を注入できるので、また、薬剤に触わることなく注入を行うことができるので有用である。流体は、ポンプ部材をチューブに押し付けて、チューブ内の流体を患者に向かって下流に移動させることによって、可撓性のIVチューブを通って移動させられる。複数のポンプ・フィンガーを有する蠕動機構の場合、ポンプ・フィンガーは上流から下流へ順次にチューブに接して移動されてチューブを順次に閉塞し、それによってチューブ内の流体を患者に向かって下流に移動させる。IVチューブがポンプに正しく取り付けられていれば、IVチューブは常にポンプ部材の1つによって閉塞され、それによって、患者に対して流体が「自由に流れる」ことが阻止される。液体の流れが制御されず、処方された治療が守られないので、医療用流体が「自由に流れる」ことは望ましくない。
蠕動ポンプ機構は、蝶番のあるドアを備えたハウジング内に位置することが一般的である。流体の流れるチューブは、ドア内部のポンプ機構に接触して配置され、一般的にチューブ材の端部は、ドア開口部の頂部及び底部から外に延びる。ドアがチューブ上で閉じられると、ドアの内部にあるプラテンがIVチューブを圧迫して裏当てとなり、ポンプ部材がそれに接してチューブを閉塞することができる。必ずしもそうではないが、プラテンは、一般的にばねを利用してポンプ機構に押し付けられるので、ドアがチューブ上で閉じられると、ポンプ機構のポンプ・フィンガーの1つ又は複数がチューブを閉塞する。その結果、これによってドアが閉じている間の自由な流れが阻止される。
ポンプ機構に対するIVチューブのこの配置は、ポンプのドアが開いているとき、チューブ内の流れを阻止する何らかの手段があることを必要とする。単にポンプ・ドアを開けることにより、閉塞しているポンプ機構/プラテンの組合せからチューブが緩められ、自由な流れが生じる可能性がある。これにより、チューブ内の静的な上部圧力の影響で、薬剤が患者の中へ制御されずに輸液されるか、或いは患者からの血液がIVチューブ内に逆流する場合がある。チューブ内の不要な流れを阻止する既知の装置としては、輸液ポンプとは別個のチューブ用の手動クランプ、並びにポンプに取り付けられる自動閉塞装置が挙げられる。手動装置は、担当する技術者にある程度の操作技術を必要とするが、ポンプのドアが開く前に、チューブを手動で締め付けるプロセスの時間を正確に調整することを技術者が忘れてしまう可能性が常にある。更に、ドアが偶発的に開いてしまい、チューブ内で自由な流れが生じることがある。
輸液チューブの締め付け、および緩めることを補助するための、輸液ポンプに取り付けられる自動装置が改善されてきた。特に、チューブをポンプ部材に係脱且つ係合することによって、それぞれ、チューブを閉塞および解放(脱閉塞)する時間調整の信頼性が改善されてきた。一般的には、クランプによってIVチューブの閉塞を開始するのは、ドアを開くという動作に依存し、IVチューブクランプによってチューブの解放又は脱閉塞を開始することは、ドアを閉じるという動作に依存している。しかし、そのような装置の使用に関する操作者のミスによって、IVチューブを通る流体が不用意に自由に流れる可能性が依然として生じる。
それに加えて、そのような自動装置を有する医療機器は、一般的に、クランプの正しい動作を感知するクランプ検出器を有する。クランプが脱閉塞位置又は閉塞位置にあるか否かを判断するため、1つ又は複数の検出器を使用できる。医療機器のプロセッサは、1つ又は複数の検出器を監視し、また、それに応じて操作者に助言するようにプログラムできる。例えば、プロセッサは、フロー・クランプ検出器を監視して、クランプが脱閉塞位置にあることを検出器が示すか否かを判断できる。プロセッサは、輸液ポンプのドア開放検出器などの、機器の他の検出器も監視できる。プロセッサが様々な検出器信号又はポンプ配置信号を受け取ると、また、それらの検出器から又はポンプの配置を示す他の情報から、この配置の場合はフロー・クランプが閉塞位置にあるべきであると判断した場合には、プロセッサは、クランプが脱閉塞位置にあることをクランプ検出器が示した場合に警報を供給できる。そのような警報が、正確ではないクランプ検出器情報に基づいている場合、看護職員に対する迷惑になる場合がある。したがって、正確なクランプ位置又は配置の検出システムが求められている。
したがって、当業者には、閉塞しているポンプ機構がチューブから係脱される前に自動的且つ確実にIVチューブを閉塞する、改善された装置を提供することが引き続き必要とされていることが認識されている。更に、閉塞しているポンプ機構がチューブと係合された後でも、IVチューブを閉塞状態に自動的且つ確実に維持する装置の必要性が認識されている。更にまた、IVチューブを信頼性高く閉塞し、安価に製造でき、且つ容易に使用できる装置の必要性が認識されている。更にまた、閉塞配置と非閉塞配置の間での手動操作のできる装置の必要性が認識されている。それに加えて、ポンプ装置と関連付けられたセンサによって、フロー・クランプの閉塞が信頼性高く検出される装置の必要性が認識されている。本発明はこれら及び他の必要性を満たすものである。
簡潔に且つ概略的には、本発明は、弾発性チューブを通る流体の流れを選択的に阻止するクランプ装置である。本発明は、
弾発性チューブを位置付けることのできるチューブ開口を有する、長手方向中心線を有する基部と、
閉塞位置と開放位置の間で直線的に移動するように基部に滑動可能に取り付けることの可能な、長手方向中心線を有するスライド・クランプと、
スライド・クランプに形成された、チューブを受け入れるクランプ開口と、
スライド・クランプが閉塞位置にあるときにチューブを閉塞して、チューブを通る流体の流れを阻止するようになっている、クランプ開口内に形成された狭窄領域と、
スライド・クランプが開放位置にあるときに流体の流れがチューブを通ることを可能にするようになっている、クランプ開口内に形成された開放領域と、
スライド・クランプに形成された係止装置と、基部に取り付けられた可撓性の片持ちの係止アームと
を備える、クランプ装置を対象とする。係止アームは、係止アーム上に形成された、基部の長手方向中心線からずれた位置に位置する解放タブを有し、係止アームは係止位置に向かって付勢され、その際、スライド・クランプの係止装置と係合して、スライド・クランプが閉塞位置から開放位置へ移動することを阻止する。解放タブは、係止アームを偏向させるように移動可能であり、そこで、係止アームが係止装置から係脱されて、続いて、スライド・クランプが閉塞位置から開放位置へ直線的に移動することを可能にする。スライド・クランプ及び基部のうちの1つには溝が形成され、その溝は、溝が形成された基部又はスライド・クランプの長手方向中心線に実質的に平行に延びる。スライド・クランプ及び基部のうちの1つにはリブが形成され、リブの形成されたスライド・クランプ又は基部の長手方向中心線に実質的に平行に延び、溝内を滑動して、スライド・クランプ及び基部が互いに対して横方向に移動することを制限するようにサイズ及び形状が決められる。
本発明の別の観点によれば、基部のチューブ開口は弾発性チューブを滑動可能に受け入れるので、基部は、スライド・クランプが開放位置にあるときに、チューブに沿って選択された位置まで滑動できる。
本発明の他の観点によれば、係止アームは、可撓性アームをスライド・クランプから解放し、スライド・クランプが続いて閉塞位置から開放位置まで移動することを可能にする解放タブを更に備える。更に、基部は、解放タブに隣接した位置に位置して、解放タブが予め選択された移動範囲を超えて移動することを妨げる停止面を備える。係止装置は、スライド・クランプ内の移動止めを備え、スライド・クランプが閉塞位置にあるときに係止アームが移動止めの中に付勢され且つ位置するようになっている。移動止めは、スライド・クランプが閉塞位置にある間は接触することなく係止アームを受け入れ、それによって係止アームが応力を受けないために、十分な大きさを有する。スライド・クランプは、スライド・クランプが開放位置にあるときに係止アームを受け入れる斜面を更に備え、斜面は、アームよりも深くなるように形成され、それにより、スライド・クランプがフロー位置にあるときにアームは応力を受けないようになっている。斜面は、スライド・クランプが開放位置から閉塞位置に移動されると、スライド・クランプ内に形成された移動止め内に係止アームを案内し、それによってスライド・クランプを閉塞位置で係止するように形成される。
更に他の観点によれば、スライド・クランプの開口はほぼ涙形状に形作られ、狭窄領域は伸張形状のスロット部分を備え、フロー領域は丸み付けられた部分を備え、スライド・クランプが閉塞位置にあるときにチューブはスロット部分内に位置し、スライド・クランプが開放位置にあるときにチューブは丸み付けられた部分内に位置する。
更に詳細な特徴においては、チューブ開口は、弾発性チューブ端部が恒久的に取り付けられることのできるチューブ・スリーブを備える。チューブ開口は、基部を通る流体通路を備え、それによって、弾発性チューブは通路と流体連通して接続される。更に、クランプ装置は、弾発性チューブと整列して位置する圧力インターフェース装置を備え、圧力インターフェース装置はハウジング内に取り付けられた圧力膜を有し、圧力膜は、弾発性チューブ材の圧力の増減を医療機器内に位置する圧力センサに伝導するように形成される。
本発明の更なる観点によれば、スライド・クランプは、前側押込みフランジを更に備え、前側押込みフランジは、クランプ装置を医療用輸液ポンプの所定位置に押し込むために使用され、操作者の指を受け入れるのに十分な大きさを有する。その押込み面は凹状である。係止アームの解放タブは、押込みフランジの後方以外の位置に位置する。別の詳細な観点によれば、解放タブは、スライド・クランプの長手方向中心線の横方向に位置する。それに加えて、基部は丸み付けられた取付け端部を備え、それによって、クランプを輸液ポンプ内の操作位置に押し込むことが容易になる。
本発明の新規な特徴および本発明自体は、その構造及び動作に関して、添付の説明を添付図面と併せ読むことによって最も良く理解されるであろう。
次に図面をより詳細に参照する(図面中、類似の参照番号はいくつかの図面における類似の又は対応する要素を指す)。図1は、ポンプ装置に使用される静脈内(以下、「IV」と称する)輸液セット用の自動クランプ装置20を示す。クランプ装置20は、一般に、比較的開いた箱形の基部又はフレーム22と、それと対になっているスライド・クランプ24とを備える。これらの部品は両方とも、様々なプラスチック材料から射出成形によって形成できる。スライド・クランプ24の固体部は、滑動して基部22に入るように形状及びサイズが決められる。図示される実施例では、基部22は、基部の上面28に形成された、基部から上向きに且つ基部にほぼ垂直に延びるタワー(塔部)26を有する。タワー26の上端部30は、雌チューブ・コネクタとして形成され、弾発性IVチューブをその中に取り付けることができる。所望に応じて、ポンプチューブ又は他のタイプの流体導管を、他の手段によって基部に取り付けることができる。タワーの開いた下端部32は基部に取り付けられ、やはり雌チューブ・コネクタとして形成され、IVチューブ又は他の導管をその中に取り付けることができる。所望に応じて、IVチューブ及びポンプチューブは同じチューブであることができ、IVチューブを、タワー、基部、およびスライド・クランプを通して単にねじ込み、自動クランプ装置20をIVチューブに沿って所望の位置まで滑動させることができる。
次に図2も参照すると、スライド・クランプ24は、伸張形状の開口38が、その上面34からその下面36まで突き抜けている。開口38の伸張形状の寸法は、スライド・クランプ上に配置されて、基部22とスライド・クランプ24との相対的な滑動方向に平行であるようにされる。スライド・クランプの開口38は、開放部分40及び閉塞部分42を備える。開放部分は、開放部分によって受け入れられたチューブが閉塞されないように十分に大きく、他方、閉塞部分は、受け入れられたチューブを閉塞させるように十分に小さい。閉塞部分のスロットの幅は、スロットを通り抜ける選択されたIVチューブが完全に閉塞され、IVチューブ内の液圧の予測可能な範囲に対して閉塞されたままであるように十分に小さい。チューブがそれに対して閉塞されたままである圧力の範囲は、少なくとも、輸液装置の正常な使用の間に予想される静水頭を含む。
スライド・クランプ24は、その前縁部46に押込みフランジ44を更に含む。押込みフランジはある程度凹状であるが、「凹状」面は必ずしも湾曲していなくてもよく、実際には、収束する真直ぐな表面又は他の形状の表面を有してもよい。押込みフランジの目的は、自動クランプ装置20(図1)全体を輸液ポンプ内に取り付ける目的で、操作者の指をスライド・クランプのほぼ中央に案内することである。そのような操作は、Morrisの米国特許第6629955号、特に図10を参照することにより、理解することができる。Morrisの米国特許第6629955号は本明細書に援用される。操作者の指を押込みフランジの中央に案内することにより、自動クランプ装置の中心線上に力が加えられる可能性が高くなり、それによって、クランプ装置がポンプ内に正確に取り付けられる。便宜上、押込みフランジ44の押込み面の形状を「凹状」と称するが、上述したように、表面は湾曲形状以外であってもよい。この実施例では、開口38は、スライド・クランプの長手方向中心線47上にも位置することに留意されたい。
更に、図2には係止移動止め縁部50を有する係止移動止め48が示される。移動止めの特定の動作は後述するが、その目的は、意図された動作なしに、スライド・クランプが閉塞位置から開放位置への移動を阻止することである。更に、スライド・クランプが開放位置にあるときに基部の係止アームを受け入れる、スライド・クランプの前側にある斜面52が示されている。
次に図3の斜視図並びに図4及び図5の図面を参照すると、スライド・クランプ24の下面36は引張り突出部54を含み、引張り突出部54は、下面から下向きに突出して、ほぼ垂直な引張り面56を成し、ポンプ・ハウジング(図示なし)のドアにあるラッチと係合して、ドアが開く前に、基部22との係合から部分的に外れたスライド・クランプ24を引き出す。基部から部分的に外れたスライド・クランプを引張るか、又は引き出すことにより、スライド・クランプが、その開放位置からその閉塞位置(図1)へ移動される。スライド・クランプの押込みフランジ44は、更に、ほぼ垂直な押込み面を成し、それに対してポンプのドア又は他の何らかの装置を押し付けて、ポンプのドアを閉じる際、又はそれが閉じた後、スライド・クランプが基部に完全に挿入される。スライド・クランプを押し込んで基部に完全に挿入することにより、スライド・クランプが、その閉塞位置からその開放位置へ移動される。図4及び図5には更に、移動止め48及び斜面52が示されている。両方ともにスライド・クランプの材料で形成され、その深さは両方ともに図5から最も良く理解することができる。
次に基部を参照すると、図6には、基部の上面28に成型された可撓性の片持ち係止アーム60を備えた基部22が示され、アームの遠位側自由端62は、基部の上面28の下方へ下向きに付勢されている。自由端の下向きへの付勢は、係止アームを下向きに傾斜した形状で成型することによって達成されるが、付勢は、ばね又は他の手段を使用することによっても達成できる。解放タブ64は、タワー26の方向に係止アームから上向きに突出して、係止アーム60に形成される。解放タブ64はタワー26の横方向の位置に位置することに留意されたい。解放タブは基部の長手方向中心線66からもずれている。係止アーム60の自由端62は、中心線66に平行な方向で解放タブ64を押すことによって、上向きに曲げることができる。本発明の趣旨から逸脱することなく、図示される単数のものの代わりに、基部の中心線からずれた複数の係止アーム及びタブが使用できる。
移動止め48(図5)の深さ、および係止アーム60のサイズ及び角度は、係止アームが移動止め内に位置する際に応力を受けないように、慎重に選択されることにも留意されたい。即ち、それは、いかなる著しい力でも移動止めの底部に触れない。係止アームが「クリープ」を示すプラスチック材料又は他の材料で形成される場合、一定の応力を長時間にわたって受けると、形状が変わることがあることが重要である。例えば、係止アームがより浅い移動止めの底部と接触し、移動止めと一定して接触することによって継続的に応力を受ける閉塞位置(図1)で、クランプ装置が長時間にわたって保管されていた場合、係止アームは、保管位置が係止アームの新しい静止位置であるところまでクリープを生じることがある。その結果、係止アームの有効性が低くなる。したがって、アームが応力を受けないように、移動止め及び係止アームを上述のように形成することにより、保管によって影響されないクランプ装置が得られる。同様に、図12に示される開放位置にある場合のように、斜面は、係止アームが斜面の最下点にあるときに応力を受けない状態にする深さのものである。
更に基部は、基部(図1)内におけるスライド・クランプの相対的な滑動方向に平行な、レール70の形に形成された側縁部68を含む。スライド・クランプ24が滑動するようにして基部22と係合される際、スライド・クランプは、基部内の2つのレール・チャネル72に滑り込むような形で嵌合する。スライド・クランプと基部との整列は、スライド・クランプをレール・チャネルに嵌合させることによって達成される。次に図7を参照すると、レール70及びチャネル72を、より明確に見ることができる。それに加えて、基部の近位端74全体が含まれていることに留意されたい。上述したように、中央部76は、スライド・クランプの引張り突出部を収容するように開いたままにされている。係止アームの遠位側自由端62並びに解放タブ64もより明確に見える。
図8は、基部22の上面28に形成された、解放タブ64の移動範囲を制限する停止部78を示す。具体的には、停止面80は、予め選択された距離だけ解放タブの裏から離れているので、タブは、曲げ過ぎることによって過度な応力を受けることがない。更に図9を参照すると、その端部に解放タブ64の形成された係止アーム60の断面が示されている。係止アームは基部の一部として成型され、片持ち梁の形態であることに留意されたい。解放タブ64は係止アームに対して約90°で配置されるが、係止アームは、スライド・クランプと係合するように、基部22の上面28及び下面82に対してある角度で形成されるので、解放タブは係止アームに対しては90°の角度であるが、基部の上面に対しては90°以外の角度である。図9は、操作者の意図された動作によって係止アーム60が移動止めから外れるまで、スライド・クランプがその開放位置から移動されることを阻止するため、移動止め48と係止縁部50を係合するのに必要な下向きの付勢を作り出す、係止アーム60の下向きの傾斜をより明確に示す。
次に図10を参照すると、基部の右側面図が示されている。係止アームの上面の角度が、基部の上面28に対して約172.86°であることが理解される。これは図9にも見られる。係止アームを厚くし、図示される角度を提供することにより反復可能な性能が得られることが分かっている。即ち、解放隆起部90(図13に示される)が解放タブ64を押す際に、タブ及び係止アームは基部から離れる方向に、したがって取り付けられたスライド・クランプから離れる方向に持ち上がり、結果としてスライド・クランプを解放して開放位置に移動させる。これは以下により詳細に議論される。図11は、スライド・クランプ24の移動止め48によって受け入れられている係止アームの遠位端62をより明確に示す、基部22の下面図を示す。更に、図11は基部を通るチューブ用の開口49を示す。
図12は、本発明の態様による、使用可能な自動クランプ装置20の形に組み立てられたスライド・クランプ24及び基部22を示す。更に、クランプ装置20は、流体がクランプ装置を通って流れることのできる開放位置にある。係止アーム60の遠位側自由端62は斜面領域52にあるが、斜面は、係止アームの遠位側自由端62が基部の材料に触れず、したがって係止アームが応力を受けない状態にあるように、十分な深さに形成されていることが理解される。この配置では、クランプ装置20は最小の形態であり、それによってドアが閉じたポンプに嵌合する。
図13及び図14は、本発明の態様による自動クランプ装置20がポンプ・ハウジングのドアとどのように相互作用するかを概略的に示す。図13は、基部22に対して閉塞位置にあるスライド・クランプ24を示し、スライド・クランプは基部から部分的に引き抜かれており、係止アーム60の遠位側自由端62は係止移動止め48(図示なし)に係合して、スライド・クランプを閉塞位置に保持している。図14は、開放位置にあるスライド・クランプを示し、スライド・クランプは基部に完全に挿入されており、係止アームの遠位側自由端62は、移動止め48を通り越すのに十分な量だけ上向きに曲げられている。
ドア及びラッチ機構の動作要素が、概略的に示され、本発明の自動クランプ装置との相互作用を説明するために、要素90、92、及び94として指定されている。解放隆起部90は、ドアに形成され、ドアが閉止位置に移動されると解放タブ64に接触し、解放タブを上及び後ろに押すように位置付けることができる。押込み隆起部92は、ラッチ機構上に形成され、ラッチが係合されるとスライド・クランプ24の押込みフランジ44に接触して、スライド・クランプを閉塞位置(図13)から開放位置(図14)へ押すように位置付けることができる。最後に、1つ又は複数の引張りフック94は、ラッチ機構上に形成され、ラッチが係脱されると引張り突出部54に接触して、スライド・クランプ24を開放位置から閉塞位置へ引張るように位置付けることができる。
ドアの解放隆起部90及び押込み隆起部92は、ポンプのドアが閉止位置へ移動されると、図13に示されるようにほぼ右方向に移動する。ラッチ機構の引張りフック94は、ラッチが係脱されると、図14に示されるようにほぼ左に、また、ラッチが係合されると右に動くように作ることができ、ラッチ機構の他の要素(図示なし)は、閉止位置にあるドアの実際のラッチングを行うことが理解される。それに加えて、引張りフック94は、ばねの付勢に対抗して、図示される位置から、ラッチ機構の残りの部分に対して時計方向に回転できる。便宜上、自動クランプ装置20を通る導管は、図13及び図14ではチューブ96として示されている。図13では、チューブ96はスライド・クランプ開口によって閉塞され、その開口の閉塞スロット内へ広がっている。図14では、チューブはフロー配置にある。上述したように、チューブは、クランプ装置20を通る導管として使用されてもされなくてもよい。タワーは、タワーの形に形成されたチューブの部品と共に使用できる。
図15を簡単に参照すると、圧力インターフェース装置100を自動クランプ装置20の上流に含むことが示されている。この圧力インターフェース装置は、クランプ装置の取り付けられる輸液ポンプの一部である、圧力センサに取り付けられるサイズ及び形状を有する圧力ダイヤフラムの形態をとることができる。そのような圧力ダイヤフラム装置は、Cunninghamの米国特許第4398542号に示されており、本明細書に援用される。そのような圧力ダイヤフラムと共に使用可能なセンサは、やはり本明細書に援用されるBuscheの米国特許第4404440号に示されている。そのような圧力ダイヤフラムは、本発明の自動クランプ装置と整列させて取り付けることによって、圧力ダイヤフラムをポンプに隣接させて嵌合することが必要となるので、その列に沿ったクランプ装置の移動が制限される。そのような場合、タワー26は圧力ダイヤフラム装置のマウントとして使用できる。
(動作)
本発明の自動クランプ装置20を使用するためには、スライド・クランプ24が図1に示されるように閉塞位置にあることを確認する。係止アーム60は移動止め48内に位置するので、解放タブ64が作動されない限り、スライド・クランプは閉塞位置から開放位置へ移動できない。移動止め内にある間、係止アームは応力を受けない。IVチューブ96(図13及び図14)の上流側端部は、輸送される選択された流体の流体供給源(図示なし)に接続される。本発明の自動クランプ装置を含む投与セットは、必要であれば、操作者が指を解放タブに押し付けてそれを移動させ、係止アームを移動止めから上向きに外し、別の指を押込みフランジ44に押し付けてスライド・クランプを開放位置へ移動させることによって準備できる。スライド・クランプが基部22に挿入されると、係止アームは、応力を受けなくなる斜面の底部(図12)まで、斜面52を下方へ移動させる。プライミング(呼び水)をここで行うことができる。プライミングされると、押込みフランジが操作者によって把持され、基部から引き抜かれて、図1に示されるようにスライド・クランプが閉塞位置に戻されるので、IVチューブを通る流体の自由な流れが生じることはない。
ポンプ・ハウジングのドアが開かれ、自動クランプ装置20及びクランプ装置20の上下にあるチューブ材が、ポンプに適切に設置される。押込みフランジ44は、クランプ装置20全体をポンプの適切なキャビティに押し込むため、操作者の指を受け入れるように操作者によって使用される。クランプ装置は、このポンプへの設置の間、閉塞配置(図1)のままであるべきである。解放タブ64は押込みフランジに対して中心からずれているので、操作者がそれを押込みフランジの代わりに、又はそれと一緒に押してしまう可能性は大幅に低減されている。
ここで、上流及び下流のチューブ材が、管路内空気センサ(air−in−line sensor)、圧力センサなどの存在する他の装置と係合される。特に、ポンプチューブ96は、ポンプ機構と接触して配置され、次にポンプのドアが閉じられる。図13は、ポンプのドアが閉じられて、解放隆起部90が解放タブ64に接触しようとしている閉塞位置にあるスライド・クランプ24を示している。ドアが完全に閉じられると、解放隆起部90は解放タブ64を上向きに押し、それによって係止アーム60を上向きに、且つ移動止め48から外れるように曲げ、それによって、スライド・クランプを基部に挿入することができるように移動させることが可能になる。ドアが完全に閉じられた後、ラッチング機構が留められ、それによって、押込み隆起部92がスライド・クランプ24を押し、図12に示されるように、開放位置まで基部に挿入される。図14は、開放位置にあるスライド・クランプ24を示し、引張りフック94は引張り突出部54の後方に旋回している。次に、ポンプが、IVチューブ96の空気を除去するように、従来のやり方で動作でき、IVチューブ96は静脈のアクセス部位に接続できる。
ポンプ・ドアを開くべきとき、隆起部92及びフック94は左に移動され、それによって引張りフック94がスライド・クランプ24の引張り突出部54に接触し、スライド・クランプ24がその閉塞位置まで基部から引き抜かれる。ラッチング機構は、この閉塞が生じた後にのみドアが外れるように、既知の手段によって構成できる。この時にドアを開くことができる。係止移動止め48を係合した係止アーム60は、スライド・クランプ24が相当な力で基部22に向かって押された場合でも、スライド・クランプ24を閉塞位置に維持する。
ラッチング機構は、ドアが外されているとき、ドアが閉じられるまでラッチング機構がその留められる位置まで戻ることができないように、既知の手段によっても構成できる。したがって、ドアを閉じるべきとき、解放隆起部90は解放タブ64を上向きに押して、係止アーム60を移動止め48に係合した状態から解放し、それに続いて、スライド・クランプ24を、上述したように開放位置へ移動させることができる。
(横方向の動きに対する抵抗)
次に図16を参照すると、輸液ポンプ142内の取付けスロット140との自動クランプ装置20の整列が示されている。操作者144は、スライド・クランプ24の押込み表面44に自分の人差し指146を置いている。クランプ装置は、チューブ96を通る流体の流れが阻害される閉塞配置にある。そのような閉塞配置は図1及び図13により詳細に示される。スライド・クランプ内の移動止め48及びその移動止め内にある係止アーム62により、操作者がスライド・クランプの押込み面を押す動作は、クランプ装置20全体を一緒に押すはずである。解放タブ64が中心からずれた位置にあることによって、操作者の指146が偶発的にそのタブを押してしまう可能性が低くなることが理解できる。
図17は、ここではクランプ装置20がポンプ142の取付けスロット140内に部分的に取り付けられている点を除いて、図16と同じ配置を示す。上述と同様に、操作者144は、自身の人差し指146を使用して、装置20全体を取付けスロットに押し込んでいる。図1に示され且つ上述したような、スライド・クランプに対する基部の係止アームの係止動作により、操作者が自身の指によってスライド・クランプの押込み面44に加える力が、スライド・クランプを基部に対して移動させることはないが、代わりに、装置20全体を取付けスロット内に移動させる。スライド・クランプ47及び基部66の長手方向軸線と並ぶ方向での操作者からの力によって、クランプ装置をポンプ内の正確な取付け位置に押し込む最大の効果がもたらされる。やはり、解放タブ64が中心からずれた位置にあることによって、操作者の指が偶発的にそのタブを押してしまい、それによって、偶発的にスライド・クランプ24を基部22内へ移動させ、装置を閉塞配置にしてしまう可能性が低くなることが理解できる。
次に図18〜図20を参照すると、クランプ装置と共に使用される検出器の動作が理解できる。最初に図18を参照すると、検出器システム148はエミッタ150及び受信器152を含む。クランプ装置の基部22は、検出器システムによって使用されるエネルギーを透過する部分154を有する。したがって、エミッタから放射されたビーム156は、ビームを阻害又は遮断するものが何もなければ受信器によって受信される。別の実施例では、基部全体が、検出器システムのエネルギーを透過する材料から作られることができる。エミッタ及び受信器に接続されたプロセッサ158は、図18に示されるように、検出器システムのビームが遮断されなければ、スライド・クランプ24が閉塞位置にあると結論付ける。更に、図18は、明確にするために図16及び図17の特定の詳細が省略された平面図である。操作者144の指146が、スライド・クランプと基部22の両方のそれぞれの長手方向軸線47及び66に対して0°の角度で、スライド・クランプ24の押込み面44に対して力を加えていることが理解できる。したがって、スライド・クランプには、基部に対して横方向又は回転方向の力は加えられておらず、スライド・クランプは、検出器のビームを遮断することなく、基部に対してその係止位置にあるままとなる。
図18〜図20の基部22では、ビームが横切る部分は、ビームのエネルギーを十分に透過する材料で形成されているので、スライド・クランプが存在しないとき、受信器は十分な電力レベルのビームを受信する。同様に、スライド・クランプは、ビームのエネルギーを十分に減衰する材料で形成されているので、スライド・クランプが存在するとき、受信器はビームの十分な電力レベルのビームを受信しない。あるポンプ・システムでは、ポンプに動力供給されているとき、全ての検出器が機能している。また、あるポンプでは、クランプ装置が取付けスロット140に滑り込んでいることを検出する検出器が存在する。図18の場合では、クランプ装置の検出器が存在する場合、取付けスロット140(図17を参照)に滑り込ませた基部22が存在することを検出して、プロセッサに更なる配置データを供給するために使用できる。
図19は、基部22内の非閉塞位置に直線的に滑り込ませたスライド・クランプ24を示す。検出器ビーム156は、スライド・クランプのノーズ160で遮断される。したがって、受信器152はビームを受信せず、このことをプロセッサ158に報告する。ポンプの他の条件によっては、プロセッサは、クランプ装置20が非閉塞配置にあるという警報を報告してもしなくてもよい。例えば、輸液ポンプのドアが閉じられ、図19に示されるように検出器ビームが遮断されている場合、チューブがポンプのポンプ機構(図示なし)によって閉塞されるので、プロセッサが警報を報告する可能性は低い。しかし、次に図20を参照すると、検出器ビーム156は図19と同様に遮断されているが、クランプ装置は閉塞配置にないことが理解される。スライド・クランプ24は基部に完全に滑り込んでおらず、操作者144の指146がスライド・クランプを押しているので、ポンプのドアは開いている可能性が高い。そのような配置では、プロセッサ158は、ポンプ・ドアは開いているが、スライド・クランプ検出器ビームが遮断されているという信号を受信する。基部検出器が存在する別のポンプでは、プロセッサは、基部が取付けスロットに導入されており、スライド・クランプ24がスライド・クランプ検出器ビームを遮断しているというデータを受信することがあるが、ドアは開いている。したがって、特定の機器では、プロセッサは、クランプ装置が非閉塞配置にあるという警報を供給してもよい。次に、プロセッサは、スライド・クランプを閉塞位置へ移動させるべきであることを操作者に通知できる。
図20におけるアラームの原因は、基部22に対するスライド・クランプの横方向又は回転方向の移動である。即ち、操作者144は、スライド・クランプに対して力を加えながら、クランプ装置20全体をポンプに押し込んでおり、それが、スライド・クランプを基部に対して横方向又は回転方向に移動させている。横方向の移動が非常に大きいので、スライド・クランプのノーズ160は検出器ビーム156を遮断している。操作者は、この場合は約25〜30°の角度でスライド・クランプの押込み面44を押しており、結果として、スライド・クランプを基部に対して横方向に移動させていることに留意されたい。クランプ装置20の構造のため、スライド・クランプ24は、検出器ビーム156を遮断するのに十分な程度回転することができ、それによって誤った警報が発生する。検出器ビームが遮断されても、スライド・クランプは閉塞位置にあるままである。上述したように、誤った警報は迷惑であり、医療的ケアを提供するプロセスを遅らせる可能性がある。
基部の長手方向軸線に対して横断方向にビームを放射する検出器システムとして上述したが、他の検出器システムが可能であり、クランプ装置20の構造によって受け入れられることができる。
次に図21を参照すると、矢印104の方向に沿ったスライド・クランプ24の過度な横方向の回転又は移動を制限して、上記の図20に示されるような状況を回避するため、以下に更に記載されるように、スライド・クランプの下面36に溝106が形成され、基部22のレール70上に協働するように形作られたリブ108が形成される。そのような協働構造によって、図20に示される場合のように、操作者が角度のある力を押込み面に加えても、基部に対するスライド・クランプの回転量が限定される。
図22は、切断面がスライド・クランプ24の下面36に平行である、図21の自動クランプ装置20の断面図を示す。この図では、リブ108をスライド・クランプの側縁部68に接続するレール70の部分は切り取られており、図示されていない。溝106及びリブは、長手方向中心線47に、又は基部22とスライド・クランプの間の相対的な滑動方向に平行に延びる。溝は、スライド・クランプの前縁部46の辺りから、スライド・クランプの半円状の後縁部112まで延びる。また、溝は、スライド・クランプの下面にほぼ垂直に、予め選択された深さまで延びる。溝の長手方向側壁114及び116は、スライド・クランプの前縁部近くでは互いに対してほぼ平行である。溝は、長手方向中心線47に最も近い側壁114の張出し部分118が長手方向中心線に向かって傾斜するようにして、スライド・クランプの後縁部112に近付くに従って広くなっており、それによって、スライド・クランプ後縁部の周りで張り出した溝開口部120を形成している。
リブ108は、基部22の前側にあるチャネル開口部122の辺りから、基部の半円状の後縁部124の辺りまで延びる。スライド・クランプ24が最初に基部のチャネル72に挿入されると、溝106の側壁114の張出し部分118が、スライド・クランプ後縁部112にある張り出した溝開口部120内にリブを案内する。好ましくは、リブは、スライド・クランプ24の前縁部46付近の溝の幅よりも僅かに狭い幅を有するので、スライド・クランプが、基部内でその開放位置と閉塞位置の間で自由に滑動することが可能になる。リブは、好ましくは、基部の射出成形を容易にするため、チャネル開口部122におけるよりも基部後縁部124の付近で僅かに広い。1つの実施例では、基部後縁部付近におけるリブの幅は、チャネル開口部におけるよりも約0.1mm広い。そのため、リブの側壁126及び128は、長手方向中心線47に対して僅かに角度が付いている。
溝106とリブ108の相対的な幅は、溝の側壁114及び116とリブの側壁126及び128との間の接触が横方向の移動を大幅に減少させるように、慎重に選択されることに留意されたい。図22に示されるように、矢印130によって示される方向に沿った横方向の力成分でスライド・クランプ24に力が加えられると、左側の溝側壁114は左側のリブ側壁126の前側部分132に接触し、右側の溝側壁116の後側部分134は右側のリブ側壁128に接触する。そのような接触により、加えられた横方向の力が、矢印130の方向に沿って基部22に対するスライド・クランプの少量の横方向の移動をもたらすので、ポンプのフロー・クランプ検出器装置はクランプ配置を正確に指示する。
図21及び図22に示されるように、溝106及びリブ108は、自動クランプ装置20の一方の側に、この実施例では長手方向中心線47の右側に位置する。長手方向中心線の対向面に溝とリブを置くことにより、スライド・クランプ24と基部22の間の相対的な側方運動も、最小限にされてもよいし除去されてもよいことが認識されるだろう。代替実施例では、より大きな横方向の安定性を提供するため、長手方向中心線の両側に溝及びリブがあってもよい。更に他の実施例では、溝30はスライド・クランプの上面34に位置してもよく、リブは基部上の対応する位置に形成される。
本明細書に示され詳細に開示される特定の自動クランプ装置は、本明細書にて上述した目的を達成すると共に利点を提供する能力を全面的に有するが、本発明の現時点で好ましい実施例を例証しているに過ぎず、添付の特許請求の範囲に列挙されるものを除いて、本明細書に示される構造又は設計の詳細に限定することを意図するものではないことを理解されたい。
基部から部分的に引き抜かれる閉塞位置にあるスライド・クランプを示す、本発明の態様による自動クランプ装置の斜視図。 開口、移動止め、斜面、及び押込みフランジを示す、図1に示されるスライド・クランプの正面左側斜視図。 開口、押込みフランジ、及び引張り突出部を示す、図1に示されるスライド・クランプの右下側斜視図。 図1〜図3のスライド・クランプの平面図。 引張り突出部、移動止め、及び斜面を示す、図1〜図4のスライド・クランプの左側の部分断面図である。 係止アーム、解放タブ、チューブ開口、並びに横方向の動きを制限するレール及びリブを示す、左上側斜視図。 係止アーム、解放タブ、並びに横方向の動きを制限するレール及びリブを示す、基部の右下側斜視図。 解放タブを示す基部の右側平面図。 係止アーム及び解放タブを示す基部の左側断面図。 チューブ開口、解放タブ、及び係止アームの一部分を示すと共に、基部上面に対して角度を成している係止アームも示す、基部の左側面図。 基部の下面図。 スライド・クランプが基部に完全に挿入されてフロー配置となっている、図1の自動クランプ装置の左上側斜視図。 チューブがスライド・クランプの開口によって閉塞されているが、解放隆起部及び押込み隆起部がスライド・クランプを開放位置又はフロー位置へ移動させようとしている動作図。 チューブが流れのために脱閉塞されており、引張りフックがスライド・クランプを閉塞位置へ引張ろうとしている動作図。 管路圧力を圧力センサに伝達するため、クランプよりも上流にあるチューブの一部として位置する圧力インターフェース・装置を有するクランプ装置の図。 図1のクランプ装置(クランプ装置は、スライドが基部から部分的に引き出され、その位置で係止されて医療用流体フロー・チューブを閉塞する配置にある)を輸液ポンプ内のフロー・クランプ取付けスロットと整列させる際に、スライドの押込み面に対して操作者の指を使用することを示す図。 図1のクランプ装置(クランプ装置は閉塞配置にある)を輸液ポンプ内のフロー・クランプ取付けスロットに押し込む際に、スライド・クランプの押込み面に対して操作者の指を使用することを示す図。 閉塞位置で係止されているスライド・クランプの押込み面に接している操作者の指を示すと共に、スライド・クランプが脱閉塞位置にないことを判断するため検出器システムを使用することも示す、基部内に取り付けられたスライド・クランプの更に概略的な平面図。 医療用流体がスライド・クランプ装置を通って流れることができるように、スライド・クランプが脱閉塞位置へ基部に直線的に滑り込んでいることを示すと共に、スライド・クランプのノーズが、検出器のビームを遮断するように十分に遠くまで基部内に移動されており、それによってスライド・クランプが脱閉塞位置にあることを検出器に指示することも示す、図18のクランプ装置と同様の概略平面図。 この場合は、スライド・クランプは閉塞位置にあるままであるものの、操作者がスライド・クランプの押込み面を基部に対して0°よりも大きい角度で押しているため、スライド・クランプが横方向又は回転方向に動いてしまっており、それによって検出器ビームを遮断していることを示す、図18のクランプ装置と同様の概略平面図。 閉塞位置にあるスライド・クランプを示し、且つスライド・クランプに形成された長手方向溝内に配置された基部上の長手方向リブを示す、本発明の態様による自動クランプ装置の斜視図。 溝内でリブを案内する、スライド・クランプ上の溝によって形成された張出し開口部を示し、且つスライド・クランプと基部の間の相対的な横方向の移動を阻止するように溝の側壁に対して滑動するリブの側壁を示す、図16の自動クランプの断面斜視図。

Claims (20)

  1. 弾発性チューブを通る流体の流れを選択的に阻止するクランプ装置において、該クランプ装置が、
    前記弾発性チューブを位置付けることのできるチューブ開口を有する、長手方向中心線を有する基部と、
    閉塞位置と開放位置の間で直線的に移動するように前記基部に滑動可能に取り付けることの可能な、長手方向中心線を有するスライド・クランプと、
    前記スライド・クランプに形成された、前記弾発性チューブを受け入れるクランプ開口と、
    前記スライド・クランプが前記閉塞位置にあるときに前記弾発性チューブを閉塞して、前記弾発性チューブを通る流体の流れを阻止するようになっている、前記クランプ開口内に形成された狭窄領域と、
    前記スライド・クランプが前記開放位置にあるときに流体の流れが前記弾発性チューブを通ることを可能にするようになっている、前記クランプ開口内に形成された開放領域と、
    前記基部に取り付けられた可撓性の片持ちの係止アームであって、該係止アームは、前記スライド・クランプが前記閉塞位置から前記開放位置へ移動することを阻止するために係止位置に向かって付勢され、前記係止アームは、前記スライド・クランプが前記閉塞位置から前記開放位置へ続いて移動することを可能にするために偏向可能である、係止アームと、
    前記スライド・クランプが前記閉塞位置にあるときに前記係止アームと係合して、前記スライド・クランプが前記閉塞位置から移動することを阻止するようになっている、前記スライド・クランプに形成された係止装置であって、該係止装置は、前記係止アームが移動止めと係合されている間に応力を受けないように、前記係止アームを受け入れるように適合されている、係止装置と、
    前記スライド・クランプ及び前記基部のうちの1つに形成された溝であって、該溝は、前記溝の形成された前記スライド・クランプ又は前記基部の前記長手方向中心線に実質的に平行に延びる、溝と、
    前記基部及び前記スライド・クランプのうちの1つに形成されたリブであって、該リブが、該リブの形成された前記基部又は前記スライド・クランプの前記長手方向中心線にほぼ平行に延び、前記スライド・クランプ及び前記基部が互いに対して横方向に移動することを制限するように前記溝内を滑動するようにサイズ及び形状が決められているリブと
    を備える、クランプ装置。
  2. 前記スライド・クランプが前記開放位置にあるときに前記基部が前記弾発性チューブに沿って選択された位置まで滑動できるように、前記基部の前記チューブ開口が前記弾発性チューブを受け入れるようになっている、請求項1に記載されたクランプ装置。
  3. 前記係止アームが解放タブを更に備え、前記解放タブが、前記可撓性アームを前記スライド・クランプから解放し、前記スライド・クランプが前記閉塞位置から前記開放位置へ続いて移動することを可能にするようになっている、請求項1に記載されたクランプ装置。
  4. 前記基部は、前記解放タブが予め選択された移動範囲を超えて移動することを妨げるために、前記解放タブに隣接した位置に位置する停止面を更に備える、請求項3に記載されたクランプ装置。
  5. 前記解放タブが、前記基部の前記長手方向中心線から外れた位置に位置する、請求項3に記載されたクランプ装置。
  6. 前記解放タブが、前記可撓性アームを前記移動止めの外に偏向させるように配置され、前記スライド・クランプが前記閉塞位置から前記開放位置へ続いて移動することを可能にするようになっている、請求項5に記載されたクランプ装置。
  7. 前記スライド・クランプは、前記スライド・クランプが前記開放位置にあるときに前記係止アームを受け入れる斜面を更に備え、前記斜面が前記アームよりも深くなるように形成され、それによって、前記スライド・クランプがフロー位置にあるときに前記アームが応力を受けないようになっている、請求項1に記載されたクランプ装置。
  8. 前記係止装置が前記スライド・クランプに形成された移動止めを備え、
    前記スライド・クランプが前記開放位置から前記閉塞位置へ移動されると前記スライド・クランプに形成された前記移動止めの中へ前記係止アームを案内するように前記斜面が形成され、それによって前記スライド・クランプを前記閉塞位置で係止するようになっている、請求項7に記載されたクランプ装置。
  9. 前記開口がほぼ涙滴形状に形作られ、
    前記狭窄領域が伸張形状のスロット部分を含み、
    前記フロー領域が丸み付けられた部分を含み、
    前記スライド・クランプが前記閉塞位置にあるときに前記弾発性チューブが前記スロット部分内に位置し、
    前記スライド・クランプが前記開放位置にあるときに前記弾発性チューブが前記丸み付けられた部分内に位置する、請求項1に記載されたクランプ装置。
  10. 前記チューブ開口が、チューブ端部を恒久的に取り付けることのできるチューブ・スリーブを備える、請求項1に記載されたクランプ装置。
  11. 前記チューブ開口が前記基部を通る流体通路を備え、それによって、前記弾発性チューブが前記流体通路と流体連通して接続されるようになっている、請求項1に記載されたクランプ装置。
  12. 前記弾発性チューブと前記基部との間に位置する圧力インターフェース装置を更に備え、前記圧力インターフェース装置がハウジング内に取り付けられた圧力膜を有し、前記圧力膜が、前記弾発性チューブ材の圧力の増減を圧力センサに伝導するように形成されている、請求項1に記載されたクランプ装置。
  13. 前記スライド・クランプが、前記クランプ装置を医療用輸液ポンプの所定位置に押し込むために使用される、操作者の指を受け入れるのに十分な大きさの前側押込みフランジを更に備え、押込み面が凹状である、請求項1に記載されたクランプ装置。
  14. 前記解放タブが前記押込みフランジの後方以外の位置に位置する、請求項13に記載されたクランプ装置。
  15. 前記解放タブが前記押込みフランジの横に位置する、請求項14に記載されたクランプ装置。
  16. 前記係止アームが解放タブを更に備え、前記解放タブが、前記可撓性アームを前記スライド・クランプから解放して、前記スライド・クランプが前記閉塞位置から前記開放位置へ続いて移動することを可能にし、
    前記基部は、前記解放タブが予め選択された移動範囲を超えて移動することを妨げるために、前記解放タブに隣接した位置に位置する停止面を更に備え、
    前記係止装置が、前記スライド・クランプに形成された移動止めを備え、
    前記スライド・クランプは、前記スライド・クランプが前記開放位置にあるときに前記係止アームを受け入れる斜面を備え、前記斜面が前記係止アームよりも深くなるように形成され、それによって、前記スライド・クランプが前記フロー位置にあるときに前記係止アームが応力を受けないようになっており、前記斜面が更に、前記スライド・クランプが前記開放位置から前記閉塞位置へ移動されるときに前記係止アームを前記移動止めに案内するように形成され、それによって前記スライド・クランプを前記閉塞位置で係止するようになっており、
    前記スライド・クランプが、前記クランプ装置を医療用装置の所定位置に押し込むために使用される、操作者の指を受け入れるのに十分な大きさの前側押込みフランジを更に備え、前記押込み面が凹状であり、
    前記解放タブが前記押込みフランジの後方以外の位置に位置する、請求項1に記載されたクランプ装置。
  17. 前記解放タブが、前記押込みフランジの横に位置する、請求項16に記載されたクランプ装置。
  18. 弾発性チューブを通る流体の流れを選択的に阻止するクランプ装置において、該クランプ装置が、
    弾発性チューブを位置付けることのできるチューブ開口を有する、長手方向中心線を有する基部と、
    閉塞位置と開放位置の間で直線的に移動するように前記基部に滑動可能に取り付けることが可能な、長手方向中心線を有するスライド・クランプと、
    前記スライド・クランプに形成された、前記弾発性チューブを受け入れるようになっているクランプ開口と、
    前記スライド・クランプが前記閉塞位置にあるときに前記弾発性チューブを閉塞して、前記弾発性チューブを通る流体の流れを阻止するようになっている、前記クランプ開口内に形成された狭窄領域と、
    前記スライド・クランプが前記開放位置にあるときに流体の流れが前記弾発性チューブを通ることを可能にするようになっている、前記クランプ開口内に形成された開放領域と、
    前記基部に取り付けられた可撓性の片持ちの係止アームであって、該係止アームは、前記スライド・クランプが前記閉塞位置から前記開放位置へ移動することを阻止するために係止位置に向かって付勢され、前記係止アームは解放タブを有し、該解放タブが、前記係止アームを前記係止位置から偏向させて前記スライド・クランプが前記開放位置に移動することを可能にするために、前記基部の前記長手方向中心線から外れた位置に位置する、係止アームと、
    前記スライド・クランプ内の移動止めであって、前記係止アームが前記移動止めの中へ入って前記係止位置に付勢され、前記スライド・クランプが前記閉塞位置にあるときに前記係止アームが前記移動止めの中に位置して、前記スライド・クランプが前記閉塞位置から移動することを阻止し、前記移動止めは、前記係止アームが前記移動止め内にあるときに応力を受けないように前記係止アームを受け入れるのに十分な大きさを有する移動止めと、
    前記解放タブが予め選択された移動範囲を超えて移動することを妨げるために、前記解放タブに隣接した位置で前記基部に位置する停止面と、
    前記基部に位置する斜面であって、該斜面は、前記スライド・クランプが前記開放位置にあるときに前記係止アームを受け入れ、前記スライド・クランプが前記開放位置から前記閉塞位置へ移動されると前記係止アームを前記スライド・クランプに形成された移動止め内に案内するようになっており、それによって、前記スライド・クランプを前記閉塞位置で係止し、前記斜面が前記アームよりも深くなるように形成され、それによって、前記スライド・クランプがフロー位置にあるときに前記係止アームが応力を受けないようになっている、斜面と、
    前記スライド・クランプに形成された、前記スライド・クランプの前記長手方向中心線に実質的に平行に延びる溝と、
    前記基部の前記長手方向中心線と実質的に平行に延びる前記基部上のリブであって、該リブは、前記スライド・クランプの前記溝内を滑動し、前記基部に対して前記スライド・クランプが横方向及び回転方向に移動することを制限するようにサイズ及び形状が決められているリブと
    を備える、クランプ装置。
  19. 前記スライド・クランプが、前記クランプ装置を医療用輸液ポンプの所定位置に押し込むために使用される、操作者の指を受け入れるのに十分な大きさの前側押込みフランジを更に備え、押込み面が凹状である、請求項18に記載されたクランプ装置。
  20. 前記チューブ開口が、チューブ端部を恒久的に取り付けることのできるチューブ・スリーブを備える、請求項18に記載されたクランプ装置。
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