JP2009514306A - 通信ネットワーク - Google Patents

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Abstract

通信ネットワーク10は、それらの間でデータを通信するように動作可能な通信ノード20, 20a, 40, 60, 70, 80, 90を有する。ノードは、対応する第1及び第2アクセスポイント70, 90と協働するように動作可能な移動局80を含み、第1アクセスポイント70は、移動局80に第1通信経路を提供するように動作可能であり、第2アクセスポイント90は、第1アクセスポイント70の動作を検知するように動作可能である。第2アクセスポイント90は、第1アクセスポイント70が第1通信経路の提供をやめる場合に、前記少なくとも1つの局80に第2通信経路を提供するように動作可能である。検知は、アクセスポイント70, 90に個別に割り当てられるスロット期間310, 320, 330, 340の間の動作中に発生する。さらに、前記スロット期間は、アクセスポイント70, 90が、移動局80からの又は移動局80へのメッセージの受信に対して肯定応答するためにネットワーク10の中で通信される信号300内で発生する。

Description

本発明は、通信ネットワークに関し、例えば、IEEE 802.11(その変形及び拡張を含む)のような規格に実質的に適合している無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)に関する。さらに、本発明は、そのような通信ネットワークにおいて使用可能な移動局(MS)及びアクセスポイント(AP)にも関する。さらに、本発明は、そのような通信ネットワークにおいてデータを通信する方法にも関する。加えて、本発明は、前記方法を実施するためのそのような通信ネットワークの少なくとも一部を構成しているコンピュータハードウェア上で実行可能なソフトウェアに関し、本発明を実施するために適応される信号にも関する。
通信ネットワークが知られている。そのようなネットワークは、そのようなネットワーク中に含まれる通信ノードが無線通信によってそれらの間でデータを交換するように動作可能である無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)として、実現されることができる。初期のWLAN規格(例えば"Bluetooth(登録商標)"及びIEEE 802.11)は、実質的に2.4GHzの無線搬送周波数で無線送信を使用することによって1〜2Mbpsのデータ転送速度でデータを通信するための通信プロトコルを規定する。このIEEE 802.11規格に対する拡張(例えばIEEE 802.11a)は、実質的に5GHzの無線搬送周波数で、54Mbpsに迫るデータ転送速度を可能にすることができる。便宜のために、本明細書において利用されるフレーズ「IEEE 802.11」は、IEEE 802.11及びその関連する変形及び拡張(例えばIEEE 802.11a、IEEE 802.11b及びIEEE 802.11g)に関するものとして解釈される。
WLANは、例えば無線放射の減衰及び反射に起因して、非等方性である無線放射の屋内伝搬による影響を受けやすい。そのように等方性が欠如することによって、空間的に一様に分布するネットワークノードを備えるWLAN中に、ノードによってサービスが十分に提供されない若干の空間的な領域が生じる可能性がある。WLANのいくつかのノードが、WLANの他のノードに対して空間的に移動するモバイル装置、例えば「移動局」(MS)として実現されている場合、WLANの動作は、さらに複雑である。
現代の通信ネットワーク(例えばWLAN)において、ネットワークに関連する周波数再利用係数が1である場合に、ネットワークのデータ通信容量が有効に最大となること、すなわち、そのようなネットワークの全ての通信セルが同じ無線放射搬送周波数を利用し、対応する利用可能な通信帯域の全範囲を活用することが知られている。そこで通信セルによって実現されるそのようなネットワークは、便宜的に「仮想セルラネットワーク」(VCN)と呼ばれる。利用可能な帯域幅を完全に活用することにより実質的に1である周波数再利用係数で実現されるVCNは、マルチパスフェージングに対して向上した信頼性を提供するように潜在的に動作可能である。
既知のIEEE 802.11規格において、移動局(MS)として実現される通信ノードは、所与の時刻において、アクセスポイント(AP)として実現される単一の通信ノードと結びつくことのみを許可される。すなわち、IEEE 802.11規格によって、移動局(MS)は、任意の所与の時刻において唯1つのアクセスポイント(AP)と結びつくように制限される。所与の時刻における移動局(MS)とアクセスポイント(AP)との間の結びつきが危うくなる場合、例えば無線受信の品質が悪化又は低下する場合、移動局(MS)は、その現在のアクセスポイント(AP)との結びつきを解消して、移動局(MS)に改善された無線通信を提供することが可能な代わりのアクセスポイント(AP)と結びつかなければならない。
したがって、既知のIEEE 802.11規格に従う現代のWLANは、それらがWLAN内のマクロダイバーシティを最大限に活用することができず、実際にはWLANのデータ通信容量が完全に実現されるというわけではないという第1の問題を欠点として持つ。さらに、第2の問題は、第1のアクセスポイント(AP)から他のアクセスポイント(AP)への移動局(MS)の再結合が時間(すなわち、"ハンドオーバ"時間)を要することである。このハンドオーバ時間は、サービス品質(QoS)の提供における主要な制限要因である。サービス品質(QoS)は、一定の遅延及び最小のジッタを伴う一定のビットレートチャネル割当てを保証することに関する。上述のIEEE 802.11a及びIEEE 802.11b規格は共に、同様のメディアアクセス制御(Medium Access Control: MAC)レイヤ手続きに従う。WLAN MACレイヤは、CSMA/CAプロトコルに基づいており、非同期トラフィック(例えば、クライアント-サーバ データアプリケーション)を対象とする。よって、WLAN MACレイヤは、マルチメディアアプリケーション(例えば音声、ビデオ及びオーディオ)に要求されるサービス品質(QoS)の考慮を欠いている。IEEE 802.11規格に従うWLANにおける第3の問題は、WLAN中の隣接するセルが、相互に異なる無線チャネルを動作中に使用するように構成される必要があることである。そのような制限は、許可される重なり合わない無線チャネルの数が3チャネルに制限されるIEEE 802.11b及びIEEE 802.11g規格に従うWLANの運営上の問題点を引き起こす。公表された米国特許US6799054において、相互に同じ無線搬送周波数において動作するように構成され、例えばイーサネット(登録商標)接続を介して高速バックボーンに結合される複数のアクセスポイント(AP)は、その複数のアクセスポイントの通信範囲内の移動局(MS)によって送信されるアップリンクデータパケットを同時に受信するように動作することができる。当該アクセスポイント(AP)はさらに、それらを相互接続する高速バックボーン上で、移動局(MS)への肯定応答(ACK)パケットの送信を調停及び同調させるように動作可能である。上述した許可された特許において、肯定応答(ACK)パケットの送信は、タイムリな態様で、例えば10マイクロ秒の時間フレーム内で、実行されなければならないことが開示されている。それによって、複数のアクセスポイント(AP)をリンクするために使用可能である通信バックボーン(例えばイーサネット)を用いて実現される低遅延プロトコルが提供される。実際には、そのようなアプローチは、イーサネットハブに対してのみ適切に機能し、利用される関連通信プロトコル中に別のPHYレイヤ又はCOMBOレイヤの提供を必要とする。
IEEE 802.11規格に従うWLANに関連して、Flextronics Software Systems社は、スタンバイアクセスポイント(AP)を提案した。Flextronicsの提案において、第1のアクセスポイント(AP1)からサービスを提供される移動局(MS)は、スタンバイモードで動作するように構成される第2のアクセスポイント(AP2)を提供される。この第2のスタンバイモードアクセスポイント(AP2)は、第1のアクセスポイント(AP1)と同じチャネルにおいて、第1のアクセスポイント(AP1)を連続的に監視するように動作可能である。第1のアクセスポイント(AP1)が応答に失敗した状況において、第2のスタンバイアクセスポイント(AP2)は、移動局(MS)にサービスを提供する役割を引き継ぐ。しかしながら、第1のアクセスポイント(AP1)から第2のアクセスポイント(AP2)へのハンドオーバは、第1のアクセスポイント(AP1)からの結びつきの解消及び第2のアクセスポイント(AP2)への関連付けを必要とし、サービス品質(QoS)の維持が要求される場合に問題がある。
したがって、本発明は、少なくとも部分的に上述の問題に対処して、それによって、通信ネットワーク(例えばWLAN)においてアクセスポイント(AP)と移動局(MS)との間の通信を提供することを目的とする。しかしながら、本発明は、WLAN以外の他の種類の通信ネットワークにとって潜在的に重要である。
本発明の目的は、通信ネットワークに、そこにおける通信の改善された信頼性及び品質を提供することである。
本発明の第1の態様によれば、それらの間でデータを通信するように動作可能な複数の通信ノードを有する通信ネットワークが提供され、前記複数のノードは、対応する複数のアクセスポイントと協働するように動作可能な少なくとも1つの局を含み、前記複数のアクセスポイントは、前記少なくとも1つの局に第1通信経路を提供するように動作可能な第1アクセスポイントと、第1アクセスポイントの動作を検知するように動作可能な少なくとも1つの第2アクセスポイントとを含み、前記少なくとも1つの第2アクセスポイントは、第1アクセスポイントが第1通信経路の提供をやめる場合に、前記少なくとも1つの局に第2通信経路を提供するように動作可能であり、前記検知は、前記複数のアクセスポイントに個別に割り当てられるスロット期間の間の動作中に発生し、前記スロット期間は、前記アクセスポイントが前記少なくとも1つの局からの又は前記少なくとも1つの局へのメッセージの受信に対して肯定応答するためにネットワークの中で通信される信号内で発生する。
本発明は、それぞれの肯定応答を通信するために割り当てられたスロット期間の使用は、少なくとも1つの局と通信する負担を、1つのアクセスポイントから他のアクセスポイントへ、より効率的に移すことを可能にすることができ、それによって、当該少なくとも1つの局への通信の信頼性及び品質を潜在的に高めることができる点で有利である。
選択的に、通信ネットワークは、任意の所与の時刻において、前記複数のアクセスポイントのうちの1つだけが、前記少なくとも1つの局に通信経路を提供するように動作可能であるように実施される。そのような動作態様は、検知しているアクセスポイントが、事実上、前記局に通信経路を現在提供しているアクセスポイントより下位であるので、アクセスポイント間の競合を回避する。より選択的に、前記アクセスポイントの前記スロット期間及び動作は、最新のIEEE 802.11規格(例えばIEEE 802.11e MAC規格)からの発展として実現される。
選択的に、前記少なくとも1つの局及びその対応するアクセスポイントが無線ローカルエリアネットワークの少なくとも一部として実施されるように、通信ネットワークは実現される。本発明は、WLANに適用される場合、ネットワーク内の移動局ローミングが1つのアクセスポイントから他のアクセスポイントへ実質的にシームレスに結合及び切り離されることを可能にするので、潜在的に特に効果的である。そのようなシームレスの結合は、前記局が携帯電話、個人データアシスタント(PDA)、ポータブルコンピュータ又は同様のモバイルコンピューティングハードウェアとして実施されることができるVoice-over-Internet-Protocol(VoIP)のためにたいへん望ましい。したがって、通信ネットワークにおいて、前記少なくとも1つの局は、選択的に、その対応するアクセスポイントに対してネットワークの中で空間的に位置を移動することができる移動局である。
選択的に、通信ネットワークは、前記少なくとも1つの局のための前記アクセスポイントが、関連するスロット期間をそれぞれ個別に割り当てられ、各々のアクセスポイントが、その割り当てられたスロット期間中に肯定応答フレームを送信するように動作を制限されるように、実施される。より選択的に、対応するアクセスポイントへのスロット期間の割当ては、ネットワークに提供される通信媒体を通じて実行される。
現代の通信規格との旧版互換性を保証するために、通信ネットワークにおいて、前記スロット期間は、スロット期間の開始を定めるSIFS期間とスロット期間の終了を定めるDIFS期間との間に選択的に時間的に含まれる。DIFS及びSIFSは、現代の通信規格、例えばIEEE 802.11規格及びその拡張(例えばIEEE 802.11e MAC規格)中に定義されている。
選択的に、通信ネットワークは、前記少なくとも1つの局と動作中に協働する前記アクセスポイントが、それらの割り当てられたスロット期間の多くても実質的に50%に対応する期間内で、クリアチャネル評価を実行するように動作可能であるように実施される。「実質的に50%」との表現は、例えば25%〜75%の範囲を含むように、広く解釈されるべきである。そのような迅速なクリアチャネル評価は、1つのアクセスポイントから他のアクセスポイントへの通信経路の実質的に瞬間的な転送を可能にすることができる。
選択的に、前記少なくとも1つの局と動作中に協働する複数の前記アクセスポイントが同様の無線通信チャネルを利用するように動作可能であるように、通信ネットワークは実施される。単一のチャネルの利用は、通信ネットワークのデータ通信容量を高めることができる。
本発明の第2の態様によれば、それら間でデータを通信するように動作可能な通信ノードを含む通信ネットワークにおいてデータ通信を提供するように適応されるアクセスポイントが提供され、前記アクセスポイントは、ネットワークの少なくとも1つの局と協働するように動作可能であり、前記少なくとも1つの局は、他の協働ノードによってサービスを提供され、前記他の協働ノードは、前記少なくとも1つの局に第1通信経路を提供するように動作可能であり、及び前記アクセスポイントは、前記協働ノードの動作を検知するように動作可能であり、前記アクセスポイントは、前記協働ノードが第1通信経路を提供するのをやめる場合に、前記少なくとも1つの局に第2通信経路を提供するように動作可能であり、前記検知は、前記アクセスポイント及び前記協働ノードに個別に割り当てられたスロット期間の間に発生するように取り決められ、前記スロット期間は、前記アクセスポイント及び前記協働ノードが前記少なくとも1つの局からの又は前記少なくとも1つの局へのメッセージの受信に対して肯定応答するためにネットワークの中で通信される信号内で発生する。
本発明の第3の態様によれば、それらの間でデータを通信するように動作可能な複数の通信ノードを有する通信ネットワークにおいてデータを通信する方法が提供され、前記複数のノードは、前記ネットワークの少なくとも1つの局に通信を提供するように動作可能なアクセスポイントを含み、当該方法は、
(a) 前記少なくとも1つの局が複数の対応するアクセスポイントと協働するように動作可能であるように、ネットワークを構成するステップ、
(b) 前記複数のアクセスポイントの第1アクセスポイントと前記少なくとも1つの局との間に第1通信経路を提供するステップ、
(c) 第1アクセスポイントの動作を検知するために、前記複数のアクセスポイントの少なくとも1つの第2アクセスポイントを適用するステップ、
(d) 第1アクセスポイントが第1通信経路の提供をやめる場合に、前記少なくとも1つの局に第2通信経路を提供するように前記少なくとも1つの第2アクセスポイントを構成するステップ、を含み、
前記検知は、前記複数の対応するアクセスポイントに個別に割り当てられるスロット期間の間に発生するように取り決められ、前記スロット期間は、前記アクセスポイントが前記少なくとも1つの局からの又は前記少なくとも1つの局へのメッセージの受信に対して肯定応答するためにネットワークの中で通信される信号内で発生する。
選択的に、前記方法は、前記アクセスポイントを、それらの割り当てられたスロット期間の多くても実質的に50%に対応する期間内でクリアチャネル評価を実行するように前記少なくとも1つの局と動作中に協働するように構成するステップを含むように実施される。
選択的に、前記方法は、前記少なくとも1つの局と動作中に協働する複数の前記アクセスポイントを、同様の無線通信チャネルを利用するように構成するステップを含むように実施される。
本発明の第4の態様によれば、本発明の第3の態様による方法の実施を助けるのに適応されるアクセスポイントが提供される。
本発明の第5の態様によれば、本発明の第3の態様による方法の実施を助けるように適応される移動局が提供される。
本発明の第6の態様によれば、データキャリア上で運ばれるソフトウェアが提供され、当該ソフトウェアは、本発明の第3の態様による方法を実施するためにコンピュータハードウェア上で実行可能である。本発明の文脈において、「ソフトウェア」は、コンピュータハードウェアに当該ソフトウェアによって表される方法又はアルゴリズムを関連する装置と連動して実行させるように、当該コンピュータハードウェア上でシーケンシャルに実行されることができる一組のマシン命令に関すると解釈されるべきである。さらに、本発明の文脈において、「データキャリア」は、データを運搬することが可能な任意の種類の物理媒体(例えばCD ROM)であるか、あるいは、ソフトウェアを表すデータを運ぶことが可能な信号であると解釈されるべきである。
本発明の第7の態様によれば、複数のアクセスポイント及び少なくとも1つの局を有する通信ネットワークにおいて情報を伝達するように動作可能な肯定応答信号が提供され、前記アクセスポイントの第1アクセスポイントは、前記少なくとも1つの局からの又は前記少なくとも1つの局への第1通信経路を提供するように設定可能であり、前記アクセスポイントの第2アクセスポイントが、第1アクセスポイントが第1通信経路を提供することができなくなった場合に、前記少なくとも1つの局からの又は前記少なくとも1つの局への第2通信経路を提供するように動作可能であり、前記肯定応答信号は、前記複数のアクセスポイントがそこで前記少なくとも1つの局からの通信の受信に対して選択的に肯定応答するために、前記複数のアクセスポイントに選択的に割り当てられることができる時間スロットを含み、前記肯定応答信号は、第2通信経路を提供するためにネットワークにおいて使用可能である。
本発明の特徴が、添付の請求の範囲によって定義されるような本発明の範囲から逸脱することなく、任意の組み合わせで結合されることができることはいうまでもない。
以下、添付の図面を参照して、本発明の実施の形態について単に一例として説明する。
概要において、本発明の実施の形態は、通信ネットワーク(例えば、概してIEEE 802.11規格(その様々な拡張を含む)に従う無線ローカルエリアネットワーク(WLAN))の第1アクセスポイント(AP)から移動局(MS)への、信頼性が高く効果的な通信を提供することに関する。実施の形態は、第1アクセスポイント(AP)と移動局(MS)との間の通信が悪化し又は利用できなくなった場合に、移動局(MS)に通信経路を提供するための負担を引き受けるように動作可能である1つ以上の更なるアクセスポイント(AP)を含む。前記1つ以上の更なるアクセスポイント(AP)に関連する第1アクセスポイント(AP)の管理は、関連するアクセスポイント(AP)から肯定応答メッセージ(ACK)を伝達するために複数のタイミングスロット割当てを利用することによって実行される。
本発明を通信ネットワークに関する文脈に置くために、図1を参照する。図1において、概して10によって示される通信ネットワークが図示される。ネットワーク10は、選択的に、以前に説明されたようにその様々な拡張を含むIEEE 802.11規格に従って一般に機能するように構成される無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)として実施される。ネットワーク10は、20によって示される空間的に分布する複数の通信ノードを有する。これらのノード20の1つ以上は、双方向矢印30によって示されるように、他の通信ネットワーク(図示せず)、例えばインターネットに結合されることができる。さらに、ノード20は、アクセスポイント(AP)に結合されることもでき、例えば、示された通信ノード20の1つは、アクセスポイント(AP)40と結合して通信する。さらに、アクセスポイント(AP)40は、60によって示される移動局(MS)と通信するように動作可能である。通信ノード20はアクセスポイント(AP)40と共に、例えば、建物又は建物の集まり(例えば、少し例を挙げると、病院、工場、倉庫、コンテナ処理港又は家庭)の中に設置される空間的に固定された通信ユニットであることができる。移動局(MS)60は、さまざまな態様で潜在的に実施されることができ、例えば、少し例を挙げると、移動局60は、携帯コンピュータ、携帯電話、自動車電話、個人データアシスタント(PDA)、操縦される車両のような移動式のロボット装置として実施されることができる。
ネットワーク20は、ネットワーク10中で、ネットワーク10の通信ノード20aと80によって示される移動局(MS)との間に結合される、70によって示されるプライマリアクセスポイント(AP1)も含む。双方向データ通信は、ネットワーク10によって、移動局(MS)80からプライマリアクセスポイント(AP1)70を介して通信ノード20aへ、及びそこからネットワーク10の他の通信ノード20へ提供される。本発明を実施する場合、ネットワーク10は、やはり通信ノード20aと通信するセカンダリアクセスポイント(AP2)90を更に含む。ネットワーク10を実施する際に一般に使用されるIEEE 802.11規格の制限のために、移動局(MS)80は、両方のアクセスポイント(AP1, AP2)70, 90を通して並列に通信することは許可されず、プライマリアクセスポイント(AP1)70を通してのみ許可される。図7を参照して後で更に詳細に説明されるように、セカンダリアクセスポイント(AP2)90は、移動局(MS) 80から通信を受信する場合に肯定応答を提供するように動作可能であるが、プライマリアクセスポイント(AP1)70が移動局(MS)80への及び移動局(MS)80からの通信を適切にサポートすることをやめない限り、移動局(MS)80への及び移動局(MS)80からの通信を援助しない。
通信ネットワーク10の動作をさらに説明するために、図2が以下に説明される。図2において、タイミング図は100によって一般に示される。タイミング図100は、IEEE 802.11分散調整機能(Distributed Coordination Function: DCF)を表す。DCFは、搬送波感知多重アクセス/衝突回避方式(Carrier Sense Multiple Access (CSMA) with Collision Avoidance(CA))、すなわち、CSMA/CAを利用する。タイミング図100は、左から右に時間の経過を示す時間軸110を含む。さらに、図100はMACフレームのシーケンスを更に含み、データフレームは120によって示され、肯定応答フレームは130によって示される。
動作において、送信すべきデータフレーム120を持つ移動局(MS)(例えば移動局(MS)80)は、160によって示される期間の間、無線送信を検知する。この期間は、DIFS期間、即ちDCFインターフレームスペース(DCF Inter-Frame Space)として知られている。移動局 (MS) 80は、他の移動局(MS)が送信していないことを確認するために、無線送信を検知する。この期間160は、(a) SIFS期間140及び(b) 肯定応答期間150の合計である継続時間を持ち、肯定応答期間150は、それ自体、1スロット期間の2倍に相当する継続時間である。
バックオフ(BO)期間170は、DIFS及びSIFS期間140, 160の終了と次のデータフレーム120の送信の開始とを、時間的に切り離す。SIFS(Short IFS)期間及び上述したスロット期間の実際の値は、ネットワーク10を実施するために用いられる物理レイヤによって決定され、物理レイヤは、一般にIEEE 802.11規格及びその拡張に準拠するように取り決められる。
動作中に、例えば他の装置が無線放射を送信しているために、無線媒体が利用できない、すなわち「空いていない」場合、移動局(MS)80は、一定期間の間バックオフし、そして無線媒体の再検知を続行する。逆に、無線媒体が利用可能であると検知された場合、すなわち「空いている」場合、データフレーム120は、移動局(MS)80によって送信される。アクセスポイント(AP)70は、SIFS期間の間待ち、肯定応答(ACK)フレーム130を送信することによって応答を開始する。
上記で説明されるように、現代の規格IEEE 802.11及びその拡張は、1つのアクセスポイント(AP)だけが移動局(MS)に関連付けられることを許可する。したがって、規格IEEE 802.11によると、セカンダリアクセスポイント(AP2) 90は、移動局(MS)80にサービスを提供する際に、プライマリアクセスポイント(AP1)90と並行して機能することができない。しかし、本発明は、セカンダリアクセスポイント(AP2)が、プライマリアクセスポイント(AP1)70と移動局(MS)80との間の通信を監視すること、及び、例えばプライマリアクセスポイント(AP1)70が稼動しなくなったために、プライマリアクセスポイント(AP1) 70が移動局80への通信をサポートするのをやめる場合に、プライマリアクセスポイント(AP1)70の役割を引き受けるために介入することを可能にする。さらに、図2及び関連する説明中に示されるDCFは、プライマリアクセスポイント(AP1)70と移動局(MS)80との間のアップリンク及びダウンリンクデータフロー両方に関係する。
本発明の動作が、以下に図3を参照してさらに説明される。図3において、通信ネットワーク10の一部が200によって一般に示され、この一部は、プライマリアクセスポイント(AP1)70、セカンダリアクセスポイント(AP2)90、及び選択的に3次アクセスポイント(AP3)220を有する。すなわち、本発明は、2つよりも多くのアクセスポイントが移動局(80)に関連している場合にも実施されることができる。アクセスポイント(AP1, AP2, AP3)70, 90, 220は、上述したノード20aに通信リンク210を介して結合される。さらに、アクセスポイント(AP1, AP2, AP3)70, 90, 220は、相互に同様の無線通信周波数帯域(すなわち、同様のチャネル)を利用するように動作可能であり、3つ全てが移動局(MS)80によって送信されるアップリンクパケットを動作中に同時に受信することが可能である。ネットワーク10の部分200において本発明によって対処される問題は、複数のアクセスポイント(AP)70, 90, 220が移動局(MS)80から無線送信230として送信されるアップリンクパケットを受信することが可能であることである。移動局(MS)80を維持するために、例えばIEEE 802.11規格に十分に従うために、1つの及び1つだけの肯定応答(ACK)が、データパケット120を受信した後に、上述したSIFS及びDIFS期間140, 160それぞれの間に、所与の選択されたアクセスポイント(AP)によって送信されることが重要である。他の移動局(MS)、例えば移動局(MS)240が存在しても、そのような動作が必要である。
現代のIEEE 802.11規格に十分に従うために、さらに、他のアクセスポイント(AP)が、移動局(MS)への通信をサポートする役割を引き受けることを可能にするために、本発明は、スロット肯定応答メカニズムに関する。このスロット肯定応答メカニズムは、IEEE 802.11規格に十分含まれるように実施されることができるが、他の実施態様が他の規格と関連して可能である。IEEE 802.11規格は、無線リソース(すなわち、無線通信チャネル)へのアクセスを共有するための2つのメカニズムを定義する。この2つのメカニズムは、Distributed Coordination Function(DCF)及びPoint Coordination Function(PCF)に関する。本発明のスロット肯定応答メカニズムは、DCF及びPCF機能の両方に関係する。本発明をさらに説明する時は、DCFと関連したメカニズムの利用が特に説明される。
本発明は、複数のアクセスポイント(AP)が、1つの移動局(MS)又は同様の1つのクライアントからのアップリンク送信に対して肯定応答(ACK)をそれぞれ送信することによって応答することを可能にすることに関する。本発明を実施する場合、移動局(MS)又はクライアントがそのアップリンク送信が失敗であると考える前に、肯定応答(ACK)フレームの送信が開始されなければならない。上述のIEEE 802.11及びIEEE 802.11e MAC規格に十分に従う場合、肯定応答(ACK)を送信するための期間が上述したSIFS 140とDIFS 160との間に潜在的に存在する(図2参照)。図2を参照して以前に説明されるように、DIFS 160は、実質的に2スロット時間であるように、これらの規格によって定義される。
複数のアクセスポイント(AP)がそれらそれぞれの肯定応答によって応答する際の通信衝突を回避するために、SIFS 140とDIFS 160との間の期間150は、図4に300によって一般に示される時間グラフにて図示されるように、時間的に分断された肯定応答スロット(ACKスロット)に再分割される。時間的に分断された肯定応答スロット(ACK-スロット)は、それぞれ継続時間320, 340に対応する310, 330によってグラフ300中に示される。肯定応答スロット310, 330の前述の割当ては、適切に協働している通信媒体を通じて、例えば無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)又はレガシーイーサネットを通じて実行されるが、他の通信媒質もそのような割当てに使用することができる。
上記に説明されるように、IEEE 802.11規格は、移動局(MS)(すなわち、移動クライアント)が単一のアクセスポイント(AP)だけと通信することを許可する。本発明を実施する場合に実質的な互換性を保証するために、例えばネットワーク10において、移動局(MS)は、任意の所与の時点で1つのアクセスポイント(AP)のみを介して通信しなければならない。そのような制約は、図4において図示するようなスロットメカニズム内のプライマリ及びセカンダリアクセスポイント(AP1, AP2)の構想に帰着する。そのようなプライマリ及びセカンダリアクセスポイント(AP1, AP2)は、以前に図1のアクセスポイント70, 90を参照して一般に説明された。プライマリアクセスポイント(AP1)、例えばアクセスポイント(AP1)70は、ビーコンの送信、アップリンク及びダウンリンクトラフィックの処理、及び移動局(MS)(すなわちクライアント)の認証及び非認証の実行のうちの1つ以上を含む機能を実行する任意のIEEE 802.11(レガシー)アクセスポイントとして、実質的に動作可能である。第2アクセスポイント(AP2)、例えばアクセスポイント(AP2)90は、沈黙ヘルパーとみなされることができ、すなわち、プライマリアクセスポイント(AP1)から、例えばプライマリアクセスポイント(AP1)70から送信される肯定応答(ACK)を検出しなかった、つまり「聞かなかった」(not hear)場合にのみ肯定応答(ACK)を送信するように動作可能である。プライマリアクセスポイント(AP1)は、正しく動作する場合には、図4に図示されるように、継続時間320の最初のスロット310において、その肯定応答信号を送信する。したがって、本発明を実施する場合、第1の肯定応答スロット(ACKスロット1)310がプライマリアクセスポイント(AP1)(例えばアクセスポイント70)に割り当てられ、第2の肯定応答スロット(ACK-スロット2)330がセカンダリアクセスポイント(AP2)(例えばアクセスポイント90)に割り当てられる。2つの肯定応答スロット310、330だけが図4のグラフ300に示されるが、必要であれば、例えば第3のアクセスポイント(AP3)220が参加することを可能にするために、2つより多くの(例えば3つ以上の)肯定応答スロット(ACKスロット)を利用できることはいうまでもない。2つの肯定応答スロット310, 330よりも多い肯定応答スロットの編入は、より多くの肯定応答スロットがSIFS 140とDIFS 160との間の期間150に含まれることができるように、より高速にデータパケットを処理するように動作するアクセスポイント70, 90, 220に依存する。SIFS140とDIFS160との間の期間内に肯定応答スロット310, 330を含むことは、IEEE 802.11規格及びその拡張(例えばIEEE 802.11 MAC)との互換性を実質的に提供するが、本発明は、例えばより長いSIFS140及びDIFS160期間を用いてタイミング要求が緩和される場合にも利用されることができることはいうまでもない。
本発明は、複数のアクセスポイント(AP)が、アップリンクデータを受信し、そしてその複数のアクセスポイント(AP)に関連する肯定応答スロット(ACLスロット)で通信される対応する肯定応答(ACK)によって応答する機会を提供する。移動局(MS)へのデータのより強力な通信が、それによって可能である。アクセスポイント70, 90, 220が、同様の無線チャネル周波数を利用し、ネットワーク10内の任意の所与の空間的位置において関連する無線通信帯域を完全に生かすように構成することによって、ネットワーク10の総通信容量が十分に最適化されるように、すなわち最大化されるように動作すべく、ネットワーク10を配置することが潜在的に可能である。
上述のプライマリ及びセカンダリアクセスポイント(AP1, AP2)の動作は、図5において400によって一般に示されるフローチャートを参照して、以下にさらに説明される。図5に示されるアイテムは、表1に説明されるような根拠を持つ。
Figure 2009514306
フローチャート400は、図5と共に表1を参照して、以下にさらに説明される。移動局(MS)80は、アップリンク送信410、すなわちクライアントからのアップリンク送信(Tx)を送信し、このアップリンク送信は、プライマリ及びセカンダリアクセスポイント(AP1, AP2)の両方において、受信される送信430, 550を経て受信される。受信された送信430、550は、対応するデコードされたデータを生成するためにデコード操作440、560においてデコードされる。デコードされたデータは、データにエラーが無く且つネットワーク10に関連しているか否か、すなわちいくつかの外部の無相関なソースから発生している干渉でないかを決定するために、巡回冗長符号(CRC)評価450, 570を受ける。評価決定450, 570から、デコードされたデータが、エラーを被り及び/又はネットワーク10に関係していないことが分かった場合、アクセスポイント(AP1, AP2)70, 90は、それぞれ決定経路460, 580を介して、それぞれアイドル状態510, 650に進む。逆に、評価決定450, 570から、デコードされたデータにエラーが無く、ネットワーク10に関連することが分かった場合、アクセスポイント(AP1, AP2)70, 90は、SIFS期間140の終了を待つためにステップ480, 600を介して進む。ステップ490において、プライマリアクセスポイント(AP1)70が正しく機能する場合には、アクセスポイント(AP1)は、上述した第1スロット310を用いて肯定応答を送信する。この肯定応答は、移動局(MS)80と同様にセカンダリアクセスポイント(AP2)90において無線送信を介して受信される。その後、プライマリアクセスポイント(AP1)70は、更なる送信が移動局(MS)80から受信されるまで、又は移動局(MS)80に伝達されるべき更なる送信がネットワーク10から受信されるまで、アイドル状態510に進む。セカンダリアクセスポイント(AP2)90でクリアチャネル評価(Clear Channel Assessment: CCA)を実施するステップ610において、ステップ610がプライマリアクセスポイント(AP1)70が正しく動作していることを検出する場合、セカンダリアクセスポイント(AP2)90は、判定出力経路620を介してアイドル状態650へ進む。逆に、セカンダリアクセスポイント(AP2)90でクリアチャネル評価(CCA)を実施するステップ610において、ステップ610が、プライマリアクセスポイント(AP1)が正しく動作していないこと又は失敗したことを検出する場合、セカンダリアクセスポイント(AP2)は、肯定応答スロット330に対応する時刻まで待ち、そして、目下、セカンダリアクセスポイントがネットワーク10から移動局(MS)80への通信経路を提供するための負担を引き受けなければならないことを移動局(MS)80に通知するために、決定経路630においてその肯定応答を送信する。その後、セカンダリアクセスポイント(AP2)90はアイドル状態650へ進み、移動局(MS)80から又はネットワーク10からの更なる通信を待つ。
したがって、概要において、フローチャート400によって表されるステップの順序で、クリアチャネル評価(CCA)の間、無線チャネルが空いているか否かを決定するために、セカンダリアクセスポイント(AP2)90は、検知する、すなわち「リスンする」ように動作可能である。肯定応答スロット全体の間、例えば肯定応答スロット310の間チャネルが空いている状況においてのみ、セカンダリアクセスポイント(AP2)90は、肯定応答フレームを送信するように動作可能である。実際には、クリアチャネル評価(CCA)(すなわちステップ610)は、実質的に、スロット期間320, 340の半分又はそれ以下のオーダーの時間を必要とする。そのため、時間的同期誤差を収容して克服する十分な時間的許容度がある。さらに本発明を説明するために、アクセスポイント(AP1, AP2)70, 90の所与の1つの状態モデルが図6に提供され、時間スロット肯定応答が使用される。
図6において、状態モデルは、700によって一般に示される。モデル700中の様々な状態は、表2中の先例によって与えられる。
Figure 2009514306
状態モデル700は、動作において、図6中の相互接続トポロジーによって図示されるようなイベントのシーケンスに従う。クリアチャネル評価(CCA)状態800は、セカンダリアクセスポイント(AP2)が移動局(MS)への/からの通信経路を提供するための負担を引き受ける必要があるか否かを決定する上で重要である。
状態モデル700がプライマリ及びセカンダリアクセスポイント(AP1, AP2)だけに関係して示されるが、いうまでもなく、状態モデル700は、プライマリアクセスポイント(AP1)が、セカンダリアクセスポイント(AP2)によって、正しい動作のために監視され、そして次に、セカンダリアクセスポイント(AP2)が、第3アクセスポイント(AP3)によって、正しい動作のために監視される状況を説明するように適応されることができる。必要であれば、3つを超えるアクセスポイント(AP2)が、選択的に利用されることができる。それによって、ネットワーク10は、ネットワーク10に結合される移動局(MS)又は同様のものへの信頼性が高い通信を保証するために、そのアクセスポイント(AP)における多段のバックアップを提供されることが可能である。
図7を参照して、アクセスポイント(70, 90)は、例えば図4に図示されるように、フレームとしてネットワーク10において伝達される信号中で、それらの関連する肯定応答を送信するように動作可能である。ネットワーク10中を伝搬する様々な信号は、1000によって一般に示され、そして上述した横座標時間軸110及び縦軸信号値軸1010を参照して示される。肯定応答フレーム信号1020, 1030, 1040は、移動局(MS)80、プライマリアクセスポイント(AP1)70及びセカンダリアクセスポイント(AP2)90にそれぞれ対応する。アップリンク信号1020が移動局(MS)80からプライマリアクセスポイント(AP1)70を介して送信された後、プライマリ及びセカンダリアクセスポイント(AP1, AP2)70, 90は、信号1030, 1040に含まれるそれらの関連する時間スロット310, 330中にデータを含めることによって、アップリンク信号の受信に対して肯定応答することができる。
動作において、移動局80に第1通信経路を提供するように機能する場合、第1アクセスポイント(AP1)70は、予め定められた第1時間遅延1050内にその肯定応答信号1020の送信を開始するように動作可能である。セカンダリアクセスポイント(AP2)90は、第1アクセスポイント(AP1)70の動作を監視し、第1アクセスポイント(AP1)70が図示される第2時間遅延1060の終了までにその肯定応答信号1030を送信したか否かを決定するように動作可能である。第1アクセスポイント(AP1)70がその肯定応答信号1030を第2時間遅延1060の終了までに送信しなかった場合、すなわち、第1アクセスポイント(AP1)70が第1通信経路を提供できない場合、第2アクセスポイント(AP2)90は、第2時間遅延1060の終了前に始まるその肯定応答信号1040を送信するように動作可能である。しかし、第2アクセスポイント(AP2)90は、第1時間遅延1050の終了前にその肯定応答信号1040の送信を開始しないように構成される。それによって、ノード20aは、どのアクセスポイント(AP1, AP2)70, 90が、プライマリ及びセカンダリアクセスポイント(AP1, AP2)70, 90間に信号の衝突を生じさせることなく、移動局(MS)80へのそれらを通る通信経路を提供できるのかについての情報を提供される。
第1及び第2時間遅延1050, 1060は、プライマリ及びセカンダリアクセスポイント(AP1, AP2)70, 90が、タイムアウトが発生する前に、それらの肯定応答フレーム信号1030, 1040を提供するように潜在的に動作可能なように選択される。さらに、アクセスポイント(AP1, AP2)70, 90における検知が、時間スロット310, 330において実行される。第1及び第2時間遅延1050, 1060は、例えば、アクセスポイント(AP1, AP2, AP3) 70, 90, 220が、移動局(MS)80への及び移動局(MS)80からノード20aへの通信が確保されることを保証する負担を引き受ける階層的順序も決定する。
例えば、肯定応答信号1020, 1030, 1040についての図7に模式的に図示されるように、時間スロット310, 330は、対応するメッセージデータの前に含まれているのであって、そのようなメッセージデータに埋め込まれているわけではないことに留意すべきである。
ネットワーク10の例示の実施態様において、プライマリアクセスポイント(AP1, AP2)70, 90は、プライマリアクセスポイント(AP1)70がそこを通る通信経路を提供する動作に失敗し、そしてセカンダリアクセスポイント(AP2)90が通信経路を提供する負担を引き受ける場合において、再び動作に戻ろうとするプライマリアクセスポイント(AP1)70が、セカンダリアクセスポイント(AP2)90を監視し、セカンダリアクセスポイント(AP2)90がそこを通る通信経路を提供することに後で失敗する場合、又は別の理由で動作しなくなる場合に、移動局(MS)80と通信する負担を再度引き受けることができるように、構成されることができる。プライマリ及び第2アクセスポイント(AP1, AP2)70, 90は、したがって、より信頼性が高いそこを通る通信経路を確保するために、相互に支えとなるように構成されることが可能である。そのような相互サポートは、2つのアクセスポイント(AP1, AP2)を超えるように、例えば第3アクセスポイント(AP3)220も含むように拡張されることができる。
したがって、現代のWLAN装置を用いて無線通信範囲を提供することは難しく、データ通信容量は、増加する空間範囲を提供するために犠牲にされる。従来は、さらに1つの更なる従来型アクセスポイント(AP)を追加することは、慎重な計画及び実地調査を必要とする可能性がある。さらに、そのような更なる従来型アクセスポイント(AP)は、以下の問題の1つ以上をもたらす可能性がある。
(a) 追加される更なるアクセスポイントの高速なデータ通信速度における限られた追加の空間範囲。
(b) 従来の態様で実施される場合、更なるアクセスポイントが追加されるところの境界ユーザは、ネットワーク10自体の中の無線通信時間の停滞を潜在的に受けやすい。
(c) 複数のユーザによって生じるデータ通信スループットの激減。
(d)従来の態様で実施される場合、ネットワーク10を適切に動作させるためにデータ転送速度適応が必要とされる場合がある。
(e)従来の態様で実施される場合に無線周波数の再利用によって生じるネットワーク10中の大きな衝突領域及び共チャネル干渉。
本発明は、現代のWLAN実施態様に関連する問題(a)〜(e)の1つ以上に対処することが可能である。例えば図4に示されるような時間スロット肯定応答機能を備えるアクセスポイント(AP)は、包括的なやり方で、通信範囲がエリア上に提供されることを可能にする。さらに、時間スロット肯定応答機能は、ネットワーク10が、従来の慣例のようにセルに再分割されることなく動作することを可能にし、すなわち、本発明に従って実施されるネットワーク10中のアクセスポイントは、空間的に偏在して配置されること、すなわち実質的にどこでも都合の良い場所に配置されることができる。さらに、本発明は、イーサネットハブ又はスイッチと共に実質的に実施されることができ、来るべきIEEE 802.11E QoS MAC規格と同様に、レガシーIEEE 802.11 MAC規格に適用できる。加えて、時間スロット肯定応答機能による本発明に従って動作するWLANは、動作中に、現代の態様で実施されるWLANと比較して比較的大きなデータ転送速度で、より多くのユーザを収容することができる。
本発明に従って実施されるWLANは、高度な信頼性で機能すること、及び、例えばコンテナキャリアのような海軍船舶内、原子力プラント内、化学プラント内、病院内のような広い空間カバレッジを提供することが必要とされる医療及び産業用WLANに、潜在的に特に適している。さらに、本発明に従うそのようなWLANは、従来は同一チャネル干渉及び通信渋滞の「ホットスポット」がしばしば発生する可能性があった高密度なサービスエリアを提供するように潜在的に動作可能である。本発明に従って実施されるWLANは、voice-over-Internetプロトコル(VoIP)をサポートするためのゼロハンドオーバ待ち時間ネットワークの実施と同様に、家庭の無線ネットワーク(すなわち「自宅ネットワーク」)において、潜在的に使用可能である。
通信ネットワーク10のノード20, 20aは、そのアクセスポイント(AP)40, 70, 90及びその移動局(MS)60, 80と共に、デジタルハードウェアを用いて、例えば特定用途向け集積回路(ASIC)を用いて、実施されることができる。あるいは、それらの機能は、ソフトウェア命令を実行するように動作可能なデジタルコンピュータハードウェアを用いて提供されることもできる。したがって、図4に示されるような送信用のデータメッセージ及び時間スロット肯定応答メッセージの適切な生成は、ソフトウェア制御の下で達成されることができる。
上記で説明された本発明の実施の形態に対する修正は、添付の請求の範囲によって規定された本発明の範囲を逸脱することなく可能である。
本発明の説明及び請求項に用いられる「含む」、「有する」、「組み込む」、「構成されている」、「持つ」、「ある」のような表現は、非排他的に解釈されること、すなわち、明示的に記載されていないアイテム、コンポーネント、要素も存在し得るように解釈されることを意図している。単数形での言及は、複数のものにも関するように解釈され、逆もまた同じである。
添付の請求の範囲の括弧内に含まれる数字は、請求項の理解を助けることを意図しており、これらの請求項によって規定される主題を制限するように解釈されてはならない。
本発明に従って実施可能な無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)の通信ノードの模式図。ネットワークは、いくつかの通信ノード、アクセスポイント(AP)及び移動局(MS)を含む。 図1のネットワークにおいて使用されるIEEE 802.11基本アクセスメカニズムの模式的なタイミング図。 図1のネットワークの一部の概略図。単一の移動局からアップリンク送信を受信するように動作可能な複数のアクセスポイント(AP)を示す。 本発明に従って動作可能な図1のネットワークの信号の模式的なタイミング図。信号中の肯定応答(ACK)のスロットタイミングを示す。 移動局(MS)の通信距離内のプライマリ及びセカンダリアクセスポイント(AP)内で実行されるステップの簡略化されたフローチャート。 タイムスロットによる肯定応答(ACK)通信機能を備えた図1のネットワークのアクセスポイント(AP)の状態モデル図。 図4に図示したような信号を含む信号フレームの概略図。

Claims (16)

  1. それらの間でデータを通信するように動作可能な複数の通信ノードを有する通信ネットワークであって、前記複数のノードが、対応する複数のアクセスポイントと協働するように動作可能な少なくとも1つの局を含み、前記複数のアクセスポイントが、前記少なくとも1つの局に第1通信経路を提供するように動作可能な第1アクセスポイントと、第1アクセスポイントの動作を検知するように動作可能な少なくとも1つの第2アクセスポイントとを含み、前記少なくとも1つの第2アクセスポイントが、第1アクセスポイントが第1通信経路の提供をやめる場合に、前記少なくとも1つの局に第2通信経路を提供するように動作可能であり、前記検知が、前記複数のアクセスポイントに個別に割り当てられるスロット期間の間の動作中に発生し、前記スロット期間が、前記アクセスポイントが前記少なくとも1つの局からの又は前記少なくとも1つの局へのメッセージの受信に対して肯定応答するためにネットワークの中で通信される信号内で発生する、通信ネットワーク。
  2. 任意の所与の時刻において、前記複数のアクセスポイントのうちの1つのみが、前記少なくとも1つの局に通信経路を提供するように動作可能である請求項1に記載の通信ネットワーク。
  3. 前記少なくとも1つの局及びその対応するアクセスポイントが、無線ローカルエリアネットワークの少なくとも一部として実施される請求項1に記載の通信ネットワーク。
  4. 前記少なくとも1つの局が、その対応するアクセスポイントに対してネットワーク内で空間的に位置を移動することができる移動局である請求項1に記載の通信ネットワーク。
  5. 前記少なくとも1つの局のための前記アクセスポイントが、関連するスロット期間を各々個別に割り当てられ、各々のアクセスポイントが、その割り当てられたスロット期間中に肯定応答フレームを送信するように動作を制限される請求項1に記載の通信ネットワーク。
  6. 対応するアクセスポイントへの前記スロット期間の割当てが、ネットワークに提供される通信媒体を通じて実行される請求項1に記載の通信ネットワーク。
  7. 前記少なくとも1つの局と動作中に協働する前記アクセスポイントが、割り当てられたスロット期間の多くても実質的に50%に対応する期間内にクリアチャネル評価を実行するように動作可能である請求項1に記載の通信ネットワーク。
  8. 前記少なくとも1つの局と動作中に協働する複数の前記複数のアクセスポイントが、同様の無線通信チャネルを利用するように動作可能である請求項1に記載の通信ネットワーク。
  9. それらの間でデータを通信するように動作可能な複数の通信ノードを有する通信ネットワークにおいてデータ通信を提供するように適応されたアクセスポイントであって、前記アクセスポイントが、前記ネットワークの前記少なくとも1つの局と協働するように動作可能であり、前記少なくとも1つの局が、他の協働ノードによってサービスを提供され、前記他の協働ノードが、前記少なくとも1つの局に第1通信経路を提供するように動作可能であり、前記アクセスポイントが、前記協働ノードの動作を検知するように動作可能であり、前記アクセスポイントが、前記協働ノードが第1通信経路の提供をやめる場合に、前記少なくとも1つの局に第2通信経路を提供するように動作可能であり、前記検知が、前記アクセスポイント及び前記協働ノードに個別に割り当てられたスロット期間の間に発生し、前記スロット期間が、前記アクセスポイント及び前記協働ノードが前記少なくとも1つの局からの又は前記少なくとも1つの局へのメッセージの受信に対して肯定応答するために、前記ネットワークの中で通信される信号内で発生する、アクセスポイント。
  10. それらの間でデータを通信するように動作可能な複数の通信ノードを有する通信ネットワークにおけるデータ通信方法であって、前記複数のノードは、前記ネットワークの少なくとも1つの局への通信を提供するように動作可能なアクセスポイントを含み、当該方法は、
    (a)前記少なくとも1つの局が複数の対応するアクセスポイントと協働するように動作可能であるように、前記ネットワークを構成するステップ、
    (b)前記複数のアクセスポイントの第1アクセスポイントと前記少なくとも1つの局との間に第1通信経路を提供するステップ、
    (c)第1アクセスポイントの動作を検知するために、前記複数のアクセスポイントのうちの少なくとも1つの第2アクセスポイントを適用するステップ、
    (d)第1アクセスポイントが第1通信経路の提供をやめる場合に、前記少なくとも1つの局に第2通信経路を提供するように前記少なくとも1つの第2アクセスポイントを構成するステップを含み、
    前記検知が、前記複数の対応するアクセスポイントに個別に割り当てられたスロット期間の間に発生し、前記スロット期間が、前記アクセスポイントが前記少なくとも1つの局からの又は前記少なくとも1つの局へのメッセージの受信に対して肯定応答するためにネットワークの中で通信される信号内で発生する、データ通信方法。
  11. 前記アクセスポイントを、割り当てられたスロット期間の多くても実質的に50%に対応する期間内でクリアチャネル評価を実行するように前記少なくとも1つの局と動作中に協働するように構成するステップを含む請求項10に記載の方法。
  12. 前記少なくとも1つの局と動作中に協働する前記複数のアクセスポイントを、同様の無線通信チャネルを利用するように構成するステップを含む請求項10に記載の方法。
  13. 請求項10に記載の方法の実施を助けるように適応されたアクセスポイント。
  14. 請求項10に記載の方法の実施を助けるように適応された移動局。
  15. データキャリア上で運ばれるソフトウェアであって、請求項10に記載の方法を実施するためにコンピュータハードウェア上で実行されるソフトウェア。
  16. 複数のアクセスポイント及び少なくとも1つの移動局を有する通信ネットワークにおいて情報を運ぶ肯定応答信号であって、前記複数のアクセスポイントのうちの第1アクセスポイントが、前記少なくとも1つの局からの又は前記少なくとも1つの局への第1通信経路を提供するように構成可能であり、前記複数のアクセスポイントのうちの第2アクセスポイントが、第1アクセスポイントが第1通信経路を提供することができなくなった場合に、前記少なくとも1つの局からの又は前記少なくとも1つの局への第2通信経路を提供するように動作可能であり、当該肯定応答信号が、前記複数のアクセスポイントがそこで前記少なくとも1つの局からの通信の受信に対して選択的に肯定応答するために、前記複数のアクセスポイントに選択的に割り当てられることができる時間スロットを含み、当該肯定応答信号が、第2通信経路を提供するために前記ネットワークにおいて使用可能である、肯定応答信号。
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