JP2009514117A5 - - Google Patents

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ローカル・グリッドをサポートするためにホスト・グリッド内の割り振りポリシを変更するためのコンピュータ実装方法、並びに、そのデータ処理システム及びコンピュータ・プログラム
本発明は、一般に、改良されたデータ処理システムに係り、具体的には、データを処理するためのコンピュータ実装方法及び装置に係る。さらに詳細に説明すれば、本発明は、ホスト・グリッド上の資源のキャパシティ・プラニング及び使用可能性通知に係る。
現代のデータ処理環境は、作業負荷の一時的増加を扱うために追加の資源を必要とすることがある。例えば、銀行では、数時間、数日又はそれより長い期間にわたって、異常に高い電子ビジネス・トラフィックを経験することがある。これらの期間中、銀行のデータ処理環境は、遅くなるか又は幾つかのトランザクションを処理するのに失敗することがあり、その結果、効率の低下、エラー又は商機の喪失に帰着することがある。これらの不所望の結果を回避することは望ましいが、追加のデータ処理能力を投入することは、かかる大量のトラフィックの頻度に比べて、コスト効率が低いことが多い。
この問題を解決するために、幾つかのビジネスは、必要とされるときに追加のデータ処理資源を提供するように、ホスト・グリッドのプロバイダ(以下「プロバイダ」と略記)と契約を結んでいる。顧客ビジネスは、データ処理資源の使用可能性を維持するために、通常、ホスティング料金を支払う。また、顧客は、データ処理資源のようなホスト資源を使用するときに、追加の料金を支払う。従って、顧客は、ホスティングすなわち保守料金に加えて、ホスト資源を使用するときの「賦課(pay-as-you-go)」すなわち「オンデマンド」料金を支払う。ローカルの顧客データ処理環境内の資源と遠隔のホスト・データ処理環境内の資源の集合を組み合わせることにより、単一のグローバル・データ処理グリッドを形成することができる。
一般に、グリッド・コンピューティングは、計算能力の集合化を促進するためのネットワーク化データ処理システムの1つの形式である。グリッド・コンピューティングは、任意の1つの独立型データ処理システムにとっては時間がかかりすぎる問題を解決するために、ネットワーク内の全てのデータ処理システムの未使用サイクルを利用することができる。このタイプのデータ処理グリッドの1例は、米国ニューヨーク州ポキプシーにある「ディープ・コンピューティング・キャパシティ・オンデマンド(DCCoD)」センタである。顧客は、それ自体のローカル・データ処理環境上で達成できない作業をオフロードするために、DCCoDグリッドを使用することができる。顧客がこのキャパシティを使用するのは、ビジネス・プロセスの変更、追加されたユーザ、確立した作業負荷上の追加の要件又は作業負荷の追加によって必要とされる作業負荷を、それ自体の設備が扱うことができない場合だけである。
プロバイダは、特定の時間に特定の顧客に対し使用可能にすべき資源のタイプ、量及び構成を予測できなければならない。しかし、契約上の「賦課」方式の性質によって、プロバイダは、顧客が追加の資源についてプロバイダに連絡するまで、必要とされる資源のタイプ、量又は構成を正確に知ることができない。例えば、顧客は、指定された時間に、指定された時間数にわたって、指定されたスループットで、アプリケーションをホストするキャパシティを求めることがある。また、顧客は、その作業負荷の実行に割り当てられる設備の任意の部分に存在すべき、オペレーティング・システム、ミドルウェア、ストレージ、並びに他のハードウェア及びソフトウェアのような構成を指定することがある。プロバイダは、必要とされるサービスを適時に提供するために、これらの要件及び要求を十分前に予測するという問題に直面する。この問題は、所与の時間にプロバイダの資源の可変の量をそれぞれ使用する、多数の異なる顧客に対しプロバイダが同様のサービスを提供するという事実によって悪化する。従って、プロバイダは、所与のクラスの顧客のために、どれだけの資源をホスト・グリッド又はホスト・データ処理システムに割り振るべきかを計画するという問題も有する。このタイプの計画は、キャパシティ・プラニングと呼ばれる。
従来の運用管理システムは、ホスト・グリッドの現在の活動をモニタするとともに、顧客が報告した予測活動をモニタすることにより、キャパシティ・プラニングを行っていた。例えば、顧客契約は、指定された期間にわたる活動の予想量を指定したり、要求が行われるときにはプロバイダによって最小レベルの資源が使用可能にされることを指定することがある。言い換えると、ホスト・グリッドは、使用されるCPUサイクル、ストレージの使用量(usage)、ネットワーク・トラフィック、他の要因及び顧客が報告した予測要
件によって判断されるような、現在の使用量に従って構成されるであろう。
しかし、この方法を使用する運用管理システムは、現在のホスト使用量及び既知の時間量(例えば、数週間〜数ヶ月間に相当する比較的長い時間フレーム)にわたる所与の、予測された1組の資源について対処するに過ぎない。従って、古い運用管理システムは、顧客ニーズの速やかな変更に対処することができない。さらに、古い運用管理システムは、外部モニタリングを採用していないために、ホスト・サイト及び顧客サイトの両方における顧客の使用量パターンを継続的及び動的に更新することができない。このタイプの統計収集は、資源要件をより速く且つより正確に予測するために必要とされるばかりか、資源の過剰割り振りを防止するためにも必要とされる。最後に、古い運用管理システムは、ホスト・サイト及び顧客サイトの両方におけるモニタリングを採用していないために、より正確なホスト・グリッドのプロビジョニングに対処することができない。従って、グローバル・データ処理グリッドにおいて、顧客の使用量をモニタするとともに、ホスト・グリッドのプロビジョニングを動的に調整するためのコンピュータ実装方法及び装置を有することが有利であろう。
本発明の諸側面は、ローカル・グリッドすなわちローカル・データ処理グリッドをサポートするためにホスト・グリッド内の割り振りポリシを変更するためのコンピュータ実装方法、装置及びコンピュータ使用可能なプログラム・コードを提供する。ホスト・グリッドは、1組の割り振りポリシに従って運用される。前記1組の割り振りポリシは、ホスト・グリッドとローカル・グリッドとの間の所定の(predetermined)資源割り振り関係に対応する。前記1組の割り振りポリシに基づいて、ホスト・グリッド上の少なくとも1つの資源がローカル・グリッドに割り振られる。その後、モニタリング・エージェントを使用して、パラメータの変更についてローカル・グリッドをモニタするか、又はローカル・グリッド及びホスト・グリッドの両方をモニタする。パラメータの変更は、前記1組の割り振りポリシに違反するような、より最適の資源割り振りを指示することがある。パラメータの変更は、前記1組の割り振りポリシの変更に帰着することがある。
好ましくは、ホスト・グリッドは、1組の資源を有し、少なくとも1つのデータ処理システムを含む。ローカル・グリッドは、少なくとも1つのデータ処理システムを含み、ネットワークを介してホスト・グリッドに接続される。
好ましくは、前記モニタリング・ステップは、モニタリング・エージェントを使用して実行される。好ましくは、モニタリング・エージェントは、ローカル・グリッド内にロードされる。
好ましくは、パラメータは、作業負荷予測ツールによって生成される。
図1及び図2は、本発明の実施形態を実装することができる、データ処理環境を例示する図面として提示される。図1及び図2は、単に例示的なものであるに過ぎず、本発明の諸側面又は実施形態を実装することできる環境に関する如何なる制限も主張又は意図するものではない。本発明の範囲から逸脱することなく、図示された環境に対し多くの修正を施すことができる。
図1は、本発明の諸側面を実装することができる、データ処理システムのネットワークの概観を示す。ネットワーク・データ処理システム100は、本発明の実施形態を実装することができるコンピュータのネットワークである。ネットワーク・データ処理システム100が含むネットワーク102は、ネットワーク・データ処理システム100内の相互に接続された種々の装置及びコンピュータの間の通信リンクを提供するために使用される媒体である。ネットワーク102は、ワイヤ、無線通信リンク又は光ファイバ・ケーブルのような接続を含むことができる。
図示の例では、サーバ104及び106は、ストレージ・ユニット108と共にネットワーク102に接続する。さらに、クライアント110、112及び114は、ネットワーク102に接続する。これらのクライアント110、112及び114は、例えば、パーソナル・コンピュータ又はネットワーク・コンピュータとすることができる。図示の例において、サーバ104は、ブート・ファイル、オペレーティング・システムのイメージ、並びにクライアント110、112及び114に対するアプリケーションのような、データを提供する。この例では、クライアント110、112及び114は、サーバ104に対するクライアントである。ネットワーク・データ処理システム100は、追加のサーバ、クライアント及び他の装置(図示せず)を含むことができる。
一般に、データ処理グリッドは、タスクを実行するか又は問題を解決すべき単一のデータ処理ユニットとして動作する、サーバ、クライアント、データ・ストア及びネットワーク・コンポーネントの全てから構成される。従って、データ処理グリッドは、ネットワーク102を介して接続された、クライアント110、112及び114、サーバ104の全てを含むことができる。
図示の例では、ネットワーク・データ処理システム100は、ネットワーク102を備えたインターネットであって、互いに通信するために伝送制御プロトコル/インターネット・プロトコル(TCP/IP)スイートを使用するネットワーク及びゲートウェイの世界的な集合体を表す。インターネットの中心は、データ及びメッセージを発送する、何千もの商用、政府用、教育用及び他のコンピュータ・システムから成る、主要ノード又はホスト・コンピュータ間の高速データ通信線のバックボーンである。もちろん、ネットワーク・データ処理システム100は、イントラ・ネット、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、広域ネットワーク(WAN)等の、多くの異なるタイプのネットワークとしても実装することができる。図1は、1例として図示されたものであって、本発明の諸実施形態のアーキテクチャ上の制限を示すことを意図するものではない。
図2は、本発明の諸側面を実装することができる、データ処理システムのブロック図を示す。データ処理システム200は、図1のサーバ104又はクライアント110のようなコンピュータの1例であり、その内部には本発明の実施形態用のプロセスを実装するコンピュータ使用可能コードすなわち命令が存在する。
図示の例では、データ処理システム200は、ノース・ブリッジ兼メモリ・コントローラ・ハブ(NB/MCH)202及びサウスブリッジ兼入出力コントローラ・ハブ(SB/ICH)204を含む、ハブ・アーキテクチャを使用する。処理ユニット206、主メモリ208及びグラフィックス・プロセッサ210は、NB/MCH202に接続される。グラフィックス・プロセッサ210は、アクセラレィテッド・グラフィックス・ポート(AGP)を介して、NB/MCH 202に接続することができる。
図示の例では、ネットワーク・アダプタ212は、SB/ICH 204に接続する。
オーディオ・アダプタ216、キーボード及びマウス・アダプタ220、モデム222、読み取り専用メモリ(ROM)224、ハード・ディスク・ドライブ(HDD)226、CD−ROMドライブ230、ユニバーサル・シリアル・バス(USB)ポート及び他の通信ポート232、PCI/PCIe装置234は、バス238及びバス230を通して、SB/ICH204に接続する。PCI/PCIe装置は、例えば、イーサネット(登録商標)・アダプタ、アドイン・カード、ノート型コンピュータ用のPCカードを含むことができる。PCIはカード・バス・コントローラを使用するが、PCIeはこれを使用しない。ROM224は、例えば、フラッシュ型の基本入出力システム(BIOS)とすることができる。
HDD226及びCD−ROMドライブ230は、バス240を通して、SB/ICH204に接続する。HDD226及びCD−ROMドライブ230は、例えば、統合ドライブ・エレクトロニクス(IDE)又はシリアル・アドバンスト・テクノロジー・アタッチメント(SATA)インタフェースを使用することができる。SIO(Super I/O)装置236は、SB/ICH 104に接続することができる。
オペレーティング・システムは、処理ユニット106上で稼働し、データ処理システム200内の種々のコンポーネントを制御する。クライアントとして、オペレーティング・システムは、Microsoft Windows XP(「Microsoft」及び「Windows」は、マイクロソフト社の登録商標)のような市販のオペレーティング・システムとすることができる。Javaプログラミング・システムのようなオブジェクト指向のプログラミング・システムは、オペレーティング・システムと共に稼働することができ、データ処理システム200上で実行中のJavaプログラム又はアプリケーションからオペレーティング・システムへの呼び出しを提供する(「Java」は、サン・マイクロシステムズ社の登録商標)。
サーバとして、データ処理システム200は、例えば、AIX(Advanced InteractiveExecutive)オペレーティング・システム又はLINUXオペレーティング・システムを搭載した、IBM eServer、pSeriesコンピュータ・システムとすることができる(「eServer」、「pSeries」及び「AIX」は、IBM社の登録商標であり、「LINUX」は、リーナス・トーバルズの登録商標)。データ処理システム200は、処理ユニット206内に複数のプロセッサを含む、対称マルチプロセッサ(SMP)システムとすることができる。代替的に、単一プロセッサ・システムを使用することもできる。
オペレーティング・システム、オブジェクト指向のプログラミング・システム及びアプリケーション又はプログラム用の命令は、HDD 226のようなストレージ装置に置かれ、処理ユニット206による実行のために主メモリ208にロードすることができる。本発明の実施形態用のプロセスは、例えば、主メモリ208、ROM124のようなメモリ内、又は1つ以上の周辺装置226及び230内に置かれたコンピュータ使用可能なプログラム・コードを使用する、処理ユニット206によって実行することができる。
当業者には明らかなように、図1及び図2のハードウェアは、実装に依存して変わることがある。図1及び図2に示すハードウェアに加えて、又はそのハードウェアに代えて、フラッシュ・メモリ、それと同等の不揮発性メモリ、光ディスク・ドライブ等の、他の内部ハードウェア又は周辺装置を使用することができる。さらに、本発明のプロセスは、多重プロセッサ・データ処理システムにも適用することができる。
幾つかの例では、データ処理システム200は、オペレーティング・システムのファイル又はユーザ生成データを格納するための不揮発性メモリ又はフラッシュ・メモリで構成される、パーソナル・デジタル・アシスタント(PDA)とすることができる。
バス・システムは、図2のバス238又はバス240のような、1つ以上のバスから構成することができる。もちろん、このバス・システムは、異なるコンポーネント又は装置の間でデータを転送する、任意のタイプの通信ファブリック又はアーキテクチャを使用して実装することができる。通信ユニットは、図2のモデム222又はネットワーク・アダプタ212のような、データを送信及び受信するために使用される1つ以上の装置を含むことができる。メモリは、例えば、主メモリ208、ROM224又はNB/MCH202内にあるキャッシュとすることができる。図1及び図2に図示した例及び前述の例は、アーキテクチャ上の制限を意味するものではない。例えば、データ処理システム200は、PDAの形式を取ることに加えて、タブレット・コンピュータ、ラップトップ・コンピュータ、電話機の形式を取ることができる。
前述のように、クライアント、サーバ、データ処理システムのうち任意のものは、データ処理グリッドとして動作するようにネットワークを介して接続することができる。本発明の機構は、ローカル・データ処理環境内の変更条件に応答して、ホスト・グリッドを自動的に、速やかに且つ効率的に調整することを可能にする。さらに、本発明の機構は、顧客がホスト資源の使用度(utilization)を調整することを誘導するために、ローカル・データ処理環境内の変更条件に応答して、契約条件を自動的に、速やかに且つ効率的に調整することを可能にする。
代表的な例では、1つ以上のモニタリング・エージェントを使用して、ホスト・グリッドの顧客の使用量をモニタするとともに、(データ処理グリッドであってもよい)ローカル・データ処理環境上の活動をモニタする。このように、ホスト・サイト及びローカル・サイトの両方において顧客の使用量をモニタリングすることにより、顧客の使用量パターン及び予測された追加キャパシティに基づいて、ホストされた顧客に対し追加キャパシティを魅力的な価格構造で提供するというホスト・サービスが可能になる。この能力は、未払いキャパシティの量を最小化することにより、ホスト・サービスに利益をもたらすだけでなく、追加キャパシティを適時に且つより柔軟な料金構造で提供することにより、ホストされた顧客にも利益をもたらす。
図3は、本発明の実施形態に従った、ローカル・データ処理環境302及びホスト・データ処理環境304を含む、グローバル・データ処理グリッド300を示す。各環境は、1つ以上のデータ処理グリッドを含み、オプションとして、他の個別データ処理システム又は他のグリッドを含む。各グリッドを形成する資源は、図1のサーバ104のようなサーバとして実装することができ、或いは図1のクライアント108、110及び112又は図3のクライアント300のようなクライアント・コンピュータ内に実装することができ、或いはルータ、ファックス、プリンタ、又は他のハードウェア若しくはソフトウェアのような他のデータ処理資源とすることができる。ホスト・グリッド308及びローカル・グリッド306は、直接接続又は図1のネットワーク102のようなネットワークを含む、任意の適切な手段によって接続することができる。ホスト・データ処理環境304及びローカル・データ処理環境302がデータ処理グリッドを形成する理由は、当該グリッドを構築する個別データ処理システムの集合体が、それらのクライアント・コンポーネント及びサーバ・コンポーネントを使用して、大きな問題を解決するための単一のシステムとして動作することができるということにある。
ローカル・データ処理環境302は、ローカル・グリッド306を含む。ローカル・グリッド306は、その複数のデータ処理資源として、コンピュータのクラスタ310、ストレージ装置312、個々のコンピュータ、プリンタ、スキャナ、ネットワーク接続、ルータ、電話機、ファックス等の機器を含むことができる。また、これらの資源は、データ処理タスクを実行するためにデータ処理システムによって使用される、ソフトウェア・プログラム又は他の任意の手段を含むことができる。
時折、ローカル・グリッド306は、ホスト・データ処理環境304内のホスト・グリッド308上の資源を利用することができる。この例では、ホスト・グリッド308は、顧客とプロバイダとの間の契約に基づくコード化されたポリシに従って、ローカル・グリッド306に対し、ローカル・グリッド306に関して記述された資源のタイプを含む、追加資源を提供する。プロバイダは、多数のアプリケーション用のコンピューティング、I/O及びネットワーク資源を提供する。また、プロバイダは、エンドポイント・アプリケーションをホストすることができる。
従って、ホスト・グリッド308は、1組の資源を有する少なくとも1つのホスト・データ処理システムを含む。ローカル・グリッド306は、少なくとも1つのローカル・データ処理システムを含み、ネットワーク320のようなネットワークを介してホスト・グリッド308に接続される。ホスト・グリッド308は、1組の割り振りポリシに従って運用される。1組の割り振りポリシは、ホスト・グリッド308とローカル・グリッド306との間の所定の資源割り振り関係に対応する。所定の資源割り振り関係とは、そのような関係が人間によって事前に作成されているか又は検討されていることを意味する。割り振りポリシの1例は、キャパシティのスケジュール管理(calendaring)に向けられたポリシである。この場合、キャパシティのスケジュール管理は、資源が割り振られる時刻によって記述される。例えば、一連のバッチプログラムを実行するために、1週当たり5日間、中央標準時間の午前0時から午前5時まで、ホスト・グリッドからの資源が割り振られる。かかる時間ベースの資源の割り振りが、割り振りポリシである。割り振りの他の例は、公平なシェア・キャパシティ・ポリシである。かかるポリシの1例は、平均して、ホスト・グリッド308上の資源の50%が特定の顧客に専用されることを指示する、1組のコマンドである。割り振りポリシの他の例は、拡張予約ポリシである。拡張予約ポリシの1例は、ホスト・グリッド308上の資源の10%が特定の日時に起動されることを指示する、1組のコマンドである。割り振りポリシの他の例は、締切スケジューリング・ポリシである。締切スケジューリング・ポリシの1例は、アプリケーションが特定の日時までにタスクを終了することを保証するために必要であればグリッド308上のどのような資源であれこれを提供することを指示する、1組のコマンドである。実施形態では、これらのポリシは、キャパシティがローカル・グリッド306のような他のグリッドに追加中であることも反映する。
前記1組の割り振りポリシに基づいて、ホスト・グリッド308上の少なくとも1つの資源が、ローカル・グリッド306に割り振られる。その後、モニタリング・エージェントを使用して、パラメータの変更について、全てのローカル・グリッドをモニタするか、又は全てのローカル・グリッド及びホスト・グリッド308の両方のいずれかをモニタする。パラメータの変更は、1組の割り振りポリシ又は優先順位内の変更に帰着することがある。
モニタリング・エージェント314をローカル・グリッド306にインストールするのは、ローカル・グリッド306に提供すべき資源のタイプ、構成及び量をホスト・グリッド308が有効に予測できるようにするためである。モニタリング・エージェント314は、ローカル・グリッド306上の活動をモニタし且つローカル・グリッド306上で使用可能な資源のタイプ、構成及び数をモニタするように設計された、ソフトウェア又はハードウェアとすることができる。
一般に、モニタリング・エージェント314は、ローカル・データ処理環境302内のローカル・グリッド306にロードされる。しかし、モニタリング・エージェント314は、他の位置、例えば、ホスト・グリッド308内のサーバ・データ処理システム又は図3に示されていない第3のデータ処理グリッドにロードすることもできる。第3のデータ処理グリッドは、ホスト・グリッド308及びローカル・グリッド306に関する後述のモニタ機能を提供するように、特別に設計することができる。また、モニタリング・エージェント314は、ホスト・グリッド308をモニタするように、ホスト・グリッド308にもロードすることができる。従って、モニタリング・エージェント314は、ローカル・グリッド306の構成を予測するための手段であり、ホスト・グリッド308の構成を予測するための手段でもある。ローカル・グリッド306又はホスト・グリッド308の構成を予測するための他の手段として、ソフトウェア・プログラム、データ処理システム又は独立したクラスタ又はグリッドをも使用することができる。
モニタリング・エージェント314は、これが何処にロードされようと、ローカル・グリッド306上の活動及びパラメータをモニタする。例えば、モニタリング・エージェント314は、ローカル・グリッド306上で行われているトランザクションの数、ローカル・グリッド306上で現に使用されている資源のタイプ、構成及び数、又はプロバイダ若しくは顧客によって指定された他の任意のパラメータのうち1つ以上をモニタすることができる。モニタリング・エージェント314は、モニタされた活動を表すデータを生成するとともに、当該データをローカル・グリッド306及びホスト・グリッド308の他のコンポーネントに送信するように構成されている。モニタリング・エージェント314の1例は、Globus Alliance によって提供される「Globus Toolkit」からのもの、又はIBM社によって提供される「Load Leveler」(IBM社の登録商標)からのデーモンである。また、モニタリング・エージェント314は、これらのエージェント及び市販されている他のエージェントのある組み合わせを使用して、実装することもできる。
リアル・タイムで、又は周期的に、モニタリング・エージェント314は、モニタ信号316を作業負荷予測ツール318に供給する。この例では、モニタ信号316は、ネットワーク320を介して送信される。これらの例では、モニタ信号316は、前述のように、モニタされた活動を表すデータを含む。
作業負荷予測ツール318は、例えば、別個のデータ処理システム、別個のデータ処理グリッド、ホスト・グリッド308の一部、コンピュータ可読媒体内にインストールされたソフトウェア・プログラム、モニタリング・エージェント314自体のコンポーネント、他の適切なハードウェア又はソフトウェアとすることができる。作業負荷予測ツール318は、ローカル・グリッド306からのモニタ信号316に含まれる情報に基づき、例えば、トランザクションの数及び使用可能な資源を比較することにより、予想作業負荷を予測する。また、作業負荷予測ツール318は、オプションとして、顧客が報告したホスト・グリッド308上の予想作業負荷や、過去の対応する時間帯におけるホスト・グリッド308上の過去の作業負荷や、周期的な作業負荷スケジュールのような要求を自動的にトリガするイベント等の特定の契約上の約定に該当する他の要因に基づいて、予想作業負荷を予測することができる。
ホスト・グリッド308は、予想作業負荷に基づいて、ローカル・グリッド306によるホスト・グリッド資源に対するデマンドの予想された変更に適応するように調整される。実施形態では、ホスト・グリッド308を調整するプロセスは自動的であるが、ユーザはホスト・グリッド308を手動的に調整することができる。ホスト・グリッド308の自動調整は、ポリシ信号を作業負荷予測ツール318からネットワーク320を介してホスト・グリッド308に送信することにより、実装することができる。ポリシ信号は、ローカル・グリッド306における特定の顧客に関しホスト・グリッド308をどのように構成しなければならないかということに関する情報を含む。ホスト・グリッド308は、所定のポリシに基づいて、ローカル・グリッド306に使用可能なホスト資源を調整することにより、ホスト・グリッド308の構成を調整する。ホスト・データ処理システムを構成するための手段は、1つ以上のデータ処理システム、ソフトウェア・プログラム、ユーザ又はデータ処理グリッドの形式を取る、ホスト制御システムとすることができる。
従って、モニタリング・エージェント314は、特定の契約上の取り決めによって設定された限度を超えることなしに、ローカル・グリッド306内の変更に対しホスト・グリッド308が速やかに且つ効率的に調整を行うことを可能にする。事前の取り決めによって許容されているのであれば、ホスト・グリッド308がローカル・グリッド306のニーズの変更に対しより速やかに応答することができるように、この調整は、ローカル・グリッド306による要求なしに行うことができる。
緊急時には、ホスト・グリッド308は、適用な事前の取り決めなしにローカル・グリッド306の緊急の要件を扱うように、これを自動的に調整することができる。この場合、新しいビジネス状況に適応するように、新しい契約条件を自動的に且つ速やかに決定することができる(後出)。
前述のように、ホスト・グリッド308に対する変更は、モニタリング・エージェント314により収集されるデータに依存して、ローカル・グリッド306による実際のデマンドの前に行うことができる。例えば、ローカル・グリッド306の資源が95%のキャパシティで運用していることをモニタリング・エージェント314が検出すれば、100%のキャパシティを超過した後にローカル・グリッド306がホスト・グリッド308の資源を使用するという仮定の下では、ローカル・グリッド306がホスト・グリッド308の資源の使用を開始する前に、ローカル・グリッド306を調整することができる。
ホスト・グリッド308の使用量に対する変更をどのくらい前に予測できるかは、ローカル・グリッド306及びホスト・グリッド308によってサポートされる活動、収集される情報、ローカル・グリッド306及びホスト・グリッド308の許容度ポリシ、並びに他の要因又は他の設定ポリシの性質に依存する。デマンドの変更は、数秒〜数日内に予測することができ、一般には、2時間〜4時間以内に予測することができる。
デマンドの変更に直面して料金設定及びグリッドの運用ポリシを自動的に調整するための従来のシステムと異なり、本発明のモニタリング解決策は、予想されるパラメータを出たり入ったりする現存システムからモニタリング・エージェント314が検出する結果に基づいて、ローカル及びホストされたデータ・センタに対しイベントを供給する。従って、本発明の機構は、特定の顧客のニーズ及び特定の顧客に特有の任意の条件に基づいて、ホストが、契約提案、グリッドの運用ポリシ及び特定の顧客に対するホスト・グリッド資源を調整することを可能にする。さらに、本発明の機構は、デマンドの変更が生じる前にさえ、ホスト・グリッドを調整することを可能にする。さらに、本発明の機構は、事前の取り決めがない場合でさえ、契約条件を生成することを可能にする。
実施形態では、ローカル・グリッド306は、インターネット・トランザクションを扱う銀行用のデータ・センタとすることができる。この例では、データ・センタは、異常に高い量のインターネット・ビジネス活動に応答して、減速し始める。モニタリング・エージェント314は、かかる高レベルの活動及び減速を検出する。これに応答して、モニタリング・エージェント314は、モニタ信号316を作業負荷予測ツール318に送信する。モニタ信号316は、活動のレベル、減速の量、ローカル・グリッド306に使用可能な現在の資源及び他の情報を含むことができる。
これに応答して、作業負荷予測ツール318は、作業負荷の現在のパターンを与えられると、ローカル・グリッド306が5つの追加サーバを長い時間にわたって必要とするかもしれないことを決定する。しかし、事前の契約上の取り決めは、高々4つのサーバをこの時間に追加することができるものと規定する。これらの追加サーバは、各々が3つのソフトウェア・プログラムをそれぞれ実行しており、インターネット・ビジネス活動のオーバーフローを適当に扱うのに十分なキャパシティを提供する。これに応答して、ホスト・グリッド308は、その運用ポリシを変更することにより、必要とされるソフトウェア・プログラムを有する4つのサーバを自動的に構成し且つこれらの追加資源がローカル・グリッド306と協力して正しく動作することを自動的に保証する。その後、顧客は、その特定の契約上の取り決めに基づき、これらの資源の使用について料金を請求される。
この例では、1組の割り振りポリシが4つのサーバを許容する場合に、5つのサーバを含む最適又はより良い資源割り振りは、当該1組の割り振りポリシに違反することになる。さらに、この例では、モニタリング・エージェント314によりモニタされるパラメータは、少なくともローカル・グリッド306上の作業負荷を含む。ローカル・グリッド306による5つのサーバの使用は、ローカル・グリッド306による4つのサーバの使用に比べて最適である。ここで、「最適」とは、現在の1組の割り振りポリシの下でローカル・グリッド306のようなローカル・グリッドが許容される使用資源の現在の最良の可能な構成に比べて、より良い資源の構成を意味する。従って、使用資源のより良い構成は、使用資源の現在の最良の可能な構成に比べて、「より最適」と称することもできる。さらに、ローカル・グリッドの資源使用度に影響するようなパラメータについて、ホスト・グリッドをモニタすることができる。従って、モニタリング・エージェント314を使用して、パラメータの変更についてローカル・グリッド306をモニタするか、又はローカル・グリッド306及びホスト・グリッド308の両方をモニタすることができる。パラメータの変更は、1組の割り振りポリシに違反するような、最適の資源割り振りを指示する。
前述の例を継続して説明すると、異常に高いインターネット活動は、最終的に正常な量のインターネット活動になる。モニタリング・エージェント314は、かかるインターネット活動の減少を検出し、モニタ信号316を作業負荷予測ツール318に送信する。これに応答して、作業負荷予測ツール318は、新しい運用ポリシを作成することにより、ホスト・グリッド308がもはやサーバ及びソフトウェア・プログラムをローカル・グリッド306に使用可能にさせないようにする。その後、これらの資源は、他の顧客に使用可能となる。
本発明の機構は、追加資源をローカル・グリッド306に使用可能にすることに加えて、追加資源が十分に活用されないという理由で、顧客がこれを割引料金で利用することができる場合には、ホスト・グリッド308上の資源を利用するように、又は予測される問題を回避するために、又は顧客の作業負荷パターンと事前の契約上の取り決めとの間の不一致を検出するために、顧客に通知するための手段を提供する。
前述のように、モニタリング・エージェント314は、ローカル・グリッド306をモニタし、モニタ信号316を作業負荷予測ツール318に送信する。しかし、作業負荷予測ツール318は、予想作業負荷に関する情報を契約条件決定ツール322に提供する。契約条件決定ツール322は、別個のデータ処理システム、別個のデータ処理グリッド、ホスト・グリッド308の一部、コンピュータ可読媒体内にインストールされたソフトウェア・プログラム、エージェント314自体のコンポーネント、他の適切なハードウェア又はソフトウェア、オプションとしての人間の意思決定者とすることができる。契約条件決定ツール322は、ホスト・グリッド308上の資源をローカル・グリッド306に使用可能にする際の料金及び条件に対する調整を決定するために、モニタリング・エージェント314により生成された作業負荷測定値及びストレージ消費パターンのような情報を使用する。
次に、契約条件決定ツール322は、契約条件の変更に関係するデータを含む信号を顧客決定ツール324に送信する。顧客決定ツール324は、別個のデータ処理システム、別個のデータ処理グリッド、ホスト・グリッド308の一部、コンピュータ可読媒体内にインストールされたソフトウェア・プログラム、モニタリング・エージェント314自体のコンポーネント、他の適切なハードウェア又はソフトウェアとすることができる。代替的に、通知をユーザ・インタフェースに送信して、新しい契約の受諾又は拒否に関するユーザ入力を受理することもできる。
顧客決定ツール324は、契約条件の提案された変更又は提案された追加の契約に基づいて、ローカル・グリッド306からホスト・グリッド308に要求信号を送信させることができる。例えば、顧客決定ツール324は、追加キャパシティに関する情報に加えて、予測技術に基づく情報を受信することにより、追加キャパシティが必要とされているか否かを確認することができる。その後、顧客決定ツール324は、必要に応じて新しい資源を獲得すべく、管理者が標準ベースの資源割り振り要求をホスト・グリッド308に送信することを許可する。この要求信号は、ローカル・グリッド306のオペレータによって確立されたポリシに基づいて、自動的に生成及び送信することができる。例えば、ローカル・グリッド306は、提案された契約変更をモニタし、この提案をコード化された契約条件と比較することにより、提案された変更を受諾すべきか否かを決定する。従って、契約提案が所定のポリシによって指定された料金帯及び他の条件の範囲内にあれば、契約提案は受諾され、さもなければ、契約提案は拒否されるか、又はユーザがこの提案を検討することができるまで、提案に関する決定が遅延される。所定のポリシとは、人間によって以前に作成又は検討されたポリシである。
契約条件の変更が受諾される場合は常に、この要求信号は、ホスト・グリッド308上の資源使用度の変更を有効に要求する。各要求信号は、資源仕様特性として、コンピュータのCPUアーキテクチャ、メモリ要件、オペレーティング・システムのバージョン、I/O資源等を含む。その結果、ホスト・グリッド308上の運用ポリシが調整される。
他の例では、モニタリング・エージェント314は、銀行のローカル・グリッド306上の異常に高いインターネット活動を検出する。しかし、恐らくは、コストの検討又は現在の契約条件に起因して、ローカル・グリッド306は、ホスト・グリッド308から追加資源を要求しない。ローカル・グリッド306及びホスト・グリッド308は、同じ契約データを共有し、協力して動作するので、ローカル・グリッド306は、現在のコスト及び契約条件に関する情報にアクセスすることができる。モニタリング・エージェント314は、モニタ信号316を作業負荷予測ツール318に送信する。契約条件決定ツール322は、作業負荷予測ツール318から情報を受信するか、又はモニタ信号316からの情報を直接に受信する。これに応答して、ホスト・グリッド308上にある資源の現在の総合的な使用度に依存して、契約条件決定ツール322は、ホスト・グリッド308上の資源の使用料金を自動的に値下げすることができる。値下げした料金に関する情報は、顧客がホスト・グリッド308上の資源の使用を要求することを誘導するために、顧客決定ツール324への信号を介して送信される。
他の例では、前述のように、モニタリング・エージェント314は、インターネット活動の増加を検出し、その結果、ローカル・グリッド306は、ホスト・グリッド308上の資源を使用する。しかし、ホスト・グリッド308は、ホスト・グリッド308上の資源に対する高いデマンドに起因して、過負荷になる。これに応答して、契約条件決定ツール322は、ホスト・グリッド308上の資源の使用料金を値上げする。この場合、顧客がホスト・グリッド308上のより少数の資源を使用することを誘導するために、契約条件の推奨変更の通知が顧客決定ツール324に送信される。
従って、本発明の機構は、ローカル・データ処理環境302内の変更条件に応答して、ホスト・グリッド308を自動的に、速やかに且つ効率的に調整することを可能にする。本発明の機構は、特定のデータ処理システム及び個々のデータ処理システム上で稼働するソフトウェアの特定のバージョンを管理するために使用することができる。さらに、本発明の機構は、ローカル・データ処理環境302内の変更条件に応答して、契約条件を自動的に、速やかに且つ効率的に調整することを可能にする。従って、本発明の機構は、ローカル・グリッド306内のモニタされた変更に応答して、ホスト・グリッド308の自動構成を行うことを可能にする。また、本発明は、顧客がホスト・グリッド308上にある資源の使用度を調整することを誘導するための機構を提供する。
他の例では、追加のローカル・グリッドを有する追加の顧客が、ホスト・グリッド308上の資源を使用する。この場合、モニタリング・エージェント314は、これを各ローカル・グリッドにロードすることができ、ホスト・グリッド308にもロードすることができる。時間が経過するにつれて、各ローカル・グリッドが使用するホスト・グリッド308上の資源の数、タイプ及び構成が変化する。例えば、第1のローカル・グリッドは、第1の時間帯により多くの資源を使用し、第2の時間帯により少数の資源を使用することができるのに対し、第2のローカル・グリッドは、第2の時間帯により多くの資源を使用し、第1の時間帯により少数の資源を使用することができる。本発明の機構は、複数のローカル・グリッドによるホスト・グリッド308上の資源の使用量を管理するためにも使用することができる。
この例では、ローカル・グリッド306の資源が他の全てのローカル・グリッドの共用によって課税されるようになる場合、ホスト・グリッド308上の契約条件決定ツール322は、信号を各ローカル・グリッドの顧客決定ツール324に送信することができる。各信号は、時間交替式に資源を使用する各顧客については、当該各顧客がホスト・サービスへのアクセスについて割引料金を受け取るであろうということを指示する。従って、比較的重要でない機能を行っている顧客は、将来の時間帯まで、ホスト・グリッド308上の資源の使用を遅らせるように誘導されるであろう。各ローカル・グリッド内の顧客決定ツール324は、対応する応答信号をホスト・グリッド308に送信し、ホスト・グリッド308は、これに応答してその運用ポリシを変更することにより、追加資源を優先ジョブに提供し且つより少ない資源又は無資源を時間交替式のジョブに提供する。ホスト・グリッド308とローカル・グリッド306の間でポリシ及び取り決めを交信することは、前述のように、自動的に行うことができる。
他の例では、プロバイダは、ホスト・グリッド308上の作業負荷負担を減少させるために、(契約が許す範囲で)ホスト資源へのアクセス料金を一括的に値上げすることができる。また、プロバイダは、顧客契約条件又は特定の顧客にサービスを提供するコストに関係する特定の技術的側面のような、各顧客に特有の条件に基づいて、異なる顧客に異なる条件の下で異なった料金を請求することができる。従って、ホスト・グリッド308は、異なる顧客の種々のニーズ及び要望に基づいて、その運用ポリシを動的に且つ積極的に調整することができる。
その結果、本発明は、ローカル・グリッドをサポートするためにホスト・グリッド内の割り振りポリシを動的に変更するためのコンピュータ実装方法を提供する。1組の割り振りポリシ又は優先順位を変更することは、ホスト・グリッド上の資源のタイプ、ホスト・グリッド上の資源の構成及びホスト・グリッド上の資源の数のうち少なくとも1つを調整することを含んでもよい。資源の少なくとも1つのタイプを調整することは、資源の1つ以上のタイプを調整することを含んでもよい。さらに、この例のものとは異なる資源タイプを調整してもよい。
図4は、本発明の実施形態に従った、ローカル・グリッド用のモニタリング・エージェントの動作を示すフローチャートである。図4に示す方法は、図3のグローバル・データ処理グリッド300のような、データ処理グリッド内で実装することができる。
このプロセスは、モニタリング・エージェントがローカル・グリッドをモニタする際に開始する(ステップ400)。モニタリング・エージェントは、ローカル・グリッド上の活動をモニタするとともに、ローカル・グリッド上の資源のタイプ、構成及び数をモニタすることができる。次に、モニタリング・エージェントは、図3のモニタ信号316のような情報信号を、ホスト・データ処理環境に送信する(ステップ402)。この情報信号は、ローカル・グリッド上の資源のタイプ、構成及び数に関する情報を含む。また、この情報信号は、ローカル・グリッドの現在の作業負荷に関する情報も含む。
その後、作業負荷予測ツールは、ローカル・グリッドが必要とする資源のタイプ、構成及び量を予測する(ステップ404)。これに応答して、事前の契約によって定義されたパラメータ及び予測されたホスト使用量に基づいて、ホスト・グリッドを調整する(ステップ406)。ホスト・グリッドの調整は、追加資源を設定し、現に使用可能な資源を最適化し、資源を構成し、資源を削除し、ホスト・グリッドに対し他の調整を行うことを含む。その後、ホスト・グリッド上の資源を、ローカル・グリッドに対し使用可能にする(ステップ408)。この点まで、ホスト・グリッドに対する任意の調整は、現行契約によって予定されたポリシに従って行われる。
モニタリング・エージェントは、引き続き、ローカル・グリッド上の活動をモニタし、活動情報をホスト・グリッドに、具体的には、契約条件決定ツールに提供する。図3に関連して説明したように、契約条件決定ツールは、ローカル・グリッドによるホスト・グリッドの使用量を評価し、現行契約の条件を調整すべきか又は新しい契約を作成すべきかを決定する(ステップ410)。例えば、ホスト・グリッドが十分に使用されていなければ、契約条件決定ツールは、ホスト・グリッド資源の使用料金の値下げを送信することができる。代替的に、ホスト・グリッドが過剰に使用されているならば、契約条件決定ツールは、ホスト・グリッド資源の使用料金の値上げを送信することができる。
その後、図3に関連して説明したように、契約条件決定ツールは、改訂された契約提案を顧客決定ツールに送信することができる(ステップ412)。この改訂された契約提案は、ホスト・グリッド上の資源を使用する際の、単価の切り下げ又は計算単位当たりのコストを含むか、或いはホスト・グリッドの使用度を増加させるための任意の条件を含むことができる。
その後、契約条件決定ツールは、顧客決定ツールが改訂された契約条件に関する決定を行うことを可能にするために、或る時間にわたって待機する(ステップ414)。その後、顧客が改訂された契約を受諾したか否かという決定が行われる(ステップ416)。顧客が改訂された契約を受諾したならば、ホスト・グリッドは、新しい契約条件に従って、ローカル・グリッドに資源を継続的に提供する(ステップ418)。
顧客が新しい契約提案を拒否するか、新しい契約提案を受諾しなければ、契約条件決定ツールは、改訂された契約提案を送信すべきか否かを決定する(ステップ420)。新しい提案は、顧客がホスト・グリッド資源の使用量を増加させるように誘導するために料金の一層の値下げを含むことができる。また、新しい提案は、顧客がより高い料金を受諾しなければ、契約がキャンセルされ且つホスト・グリッド資源が提供されないであろうということを指示することができる。顧客のニーズ及びプロバイダの現に使用可能な資源に特別に適合された他の新しい提案を、顧客に送信することもできる。その後、このプロセスはステップ412に戻り、そこで改訂された提案が顧客に送信され評価される。その後、ステップ416で、顧客が改訂された提案を拒否すれば、契約条件決定ツールが第3、第4又は追加の契約提案を顧客に送信すべきであると評価することを条件として、このプロセスを繰り返すことができる。
ステップ420に戻って説明を続ける。契約条件決定ツールが、改訂された提案を顧客に送信すべきでないと評価すれば、契約条件決定ツールは、ホスト・グリッド資源を顧客のローカル・グリッドにどのように提供すべきかに関する最終評価を行う(ステップ422)。1つの例では、契約条件決定ツールは、現在の契約が依然として有効であり、従って修正されないであろうと評価する。この場合、ホスト・グリッド資源は、修正なしに顧客のローカル・グリッドに継続的に提供される。他の例では、契約条件決定ツールは、現在の契約をキャンセル又は一方的に修正すべきであると評価する。この場合、顧客のローカル・グリッドは、より少数のホスト・グリッド資源を使用することができるか又はどのホスト・グリッド資源をも使用することができない。
図4に示すプロセスは、顧客及びプロバイダの両者がホスト・グリッドからローカル・グリッドに資源を提供する目的で互いの関係を維持することを望む限り、これを繰り返すことができる。もし、顧客又はプロバイダの何れかが全体的な契約関係を終了することを決定すれば、このプロセスは任意のステップで終了することができる。しかし、プロバイダは、以前の顧客をホスト・グリッド資源を再使用するように誘導することを意図して、新しい契約条件をローカル・グリッド上の顧客決定ツールに継続的に提案することができる。プロバイダと顧客との間の折衝プロセスの例は、図3に関連して説明した通りである。
さらに、1組の割り振りポリシは、ホスト・グリッドを運用しているホスト組織と、ローカル・グリッドを運用している顧客組織との間の契約を反映する。さらに、1組の割り振りポリシの変更案は、契約の変更に関連する。
従って、本発明は、ローカル・グリッドを動的にモニタし、当該グリッド内の変更に応答してホスト・グリッドを調整するためのコンピュータ実装方法、装置及びコンピュータ使用可能なプログラム・コードを提供する。さらに、ローカル・グリッド内の変更に応答して、プロバイダと顧客との間の契約関係を動的にモニタし且つ調整することができる。
本発明の機構は、ホスト・グリッド上の資源の使用を予測する従来の方法に比較して、実質的な利点を提供する。例えば、ホスト・グリッド上の資源の使用を予測する従来の方法は、ホスト・グリッド及び顧客が報告した予想使用度をモニタしているに過ぎない。しかし、本発明の機構は、ローカル・グリッド及びローカル・グリッド上の活動を直接にモニタし、また現在及び過去のホスト・グリッド使用度及び顧客が予測した将来の使用度をモニタすることができる。従って、本発明の機構は、ローカル・グリッド上の変更条件に応答して、ホスト・グリッドを速やかに調整することができる。その結果、ホスト・グリッドは、顧客ニーズに対し一層良好に応答することができる。さらに、プロバイダは、ホスト・グリッドにどのような資源を設けるべきかを一層良好に決定することができる。
本発明は、完全にハードウェアの実施形態、完全にソフトウェアの実施形態、又はソフトウェア及びハードウェア要素の両方を含む実施形態の形式を取ることができる。推奨実施形態では、本発明は、ファームウェア、常駐ソフトウェア、マイクロコード等を含む、ソフトウェアで実装される。
また、本発明は、コンピュータ又は任意の命令実行システムに関連して又はこれらによって使用するためのプログラム・コードを提供する、コンピュータ使用可能媒体又はコンピュータ可読媒体からアクセス可能なコンピュータ・プログラム製品の形式を取ることができる。この記載の目的上、コンピュータ使用可能媒体又はコンピュータ可読媒体は、前記命令実行システム又は装置に関連して又はこれらによって使用するためのプログラムを保持し、格納し、通信し、伝送し、移送することができる、任意の有形的装置とすることができる。
媒体は、電子、磁気、光学、電磁気、赤外線又は半導体式のシステム(若しくは装置)又は伝送媒体とすることができる。コンピュータ可読媒体の例には、半導体又は固体メモリ、磁気テープ、取り外し可能なフレキシブル・ディスク、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、読み取り専用メモリ(ROM)、剛体磁気ディスク及び光ディスク等がある。光ディスクの例には、読み取り専用のCD−ROM、読み書き可能なCD−R/W及びDVDがある。
プログラム・コードを格納及び/又は実行するのに適したデータ処理システムは、システム・バスを通してメモリ要素に直接的又は間接的に接続された少なくとも1つのプロセッサを含む。これらのメモリ要素は、プログラム・コードの実行中に使用されるローカル・メモリ、バルク・ストレージ、プログラム・コードの実行中にバルク・ストレージからの検索回数を減少させるために少なくとも或るプログラム・コードの一時的記憶領域を提供するキャッシュ・メモリを含むことができる。
I/O装置(キーボード、ディスプレイ、ポインティング装置等を含む)は、システムに対し直接的に又は介在するI/Oコントローラを通して結合することができる。
また、ネットワーク・アダプタをデータ処理システムに対し結合することもできる。そのようにすると、当該データ処理システムは、介在する専用又は公衆ネットワークを通して、他のデータ処理システム、遠隔プリンタ又は記憶装置に結合されるようになる。ネットワーク・アダプタの例には、モデム、ケーブル・モデム及びイーサネット(登録商標)・カード等がある。
本発明に関する記述は、例示及び説明を目的として与えられたものであって、網羅的であること及び開示された形態に本発明を限定することを意図するものではない。当業者にとって、多くの修正及び変形が明らかであろう。実施形態は、本発明の原理及び実際的な応用を最もよく説明し、考えられる特定の用途に適するような種々の修正を伴う種々の実施形態に関して当業者が本発明を理解することを可能にするために、選択され説明されたものである。
本発明を実装することができる、データ処理システムのネットワークを示す図である。 本発明の諸側面を実装することができる、データ処理システムのブロック図である。 本発明の実施形態に従った、ローカル・データ処理環境及びホスト・データ処理環境を含む、グローバル・データ処理グリッドのブロック図である。 本発明の実施形態に従った、ローカル・グリッド用のモニタリング・エージェントの動作を示すフローチャートである。
300 グローバル・データ処理グリッド
302 ローカル・データ処理環境
304 ホスト・データ処理環境
306 ローカル・グリッド
308 ホスト・グリッド
310 コンピュータ・クラスタ
312 ストレージ装置
314 モニタリング・エージェント
316 モニタ信号
318 作業負荷予測ツール
322 契約条件決定ツール
324 顧客決定ツール

Claims (15)

  1. ローカル・グリッドをサポートするためにホスト・グリッド内の割り振りポリシを変更するためのコンピュータ実装方法であって、前記ホスト・グリッドは1組の資源を有する少なくとも1つのホスト・データ処理システムを含み、前記ローカル・グリッドは少なくとも1つのローカル・データ処理システムを含み、前記ローカル・グリッドはネットワークを使用して前記ホスト・グリッドに接続可能であり、
    前記方法が、
    前記ホスト・グリッドとローカル・グリッドとの間の所定の資源割り振り関係に対応する1組の割り振りポリシに従って、前記ホスト・グリッドが稼動するステップと、
    前記1組の割り振りポリシに基づいて、前記ホスト・グリッド上の少なくとも1つの資源を前記ローカル・グリッドに割り振るステップと、
    モニタリング・エージェントを使用して、パラメータの変更について前記ローカル・グリッドをモニタするか、又は、前記ローカル・グリッド及び前記ホスト・グリッドの両方をモニタするステップであって、前記パラメータの変更は、前記1組の割り振りポリシに違反するような、より良い資源割り振りを指示する、前記モニタするステップ
    を含む、前記方法。
  2. 前記パラメータの変更を検出することに応答して、前記1組の割り振りポリシを変更して、1組の変更済み割り振りポリシを作成するステップをさらに含む、請求項1記載方法。
  3. 前記パラメータの変更の検出に応答して、前記1組の割り振りポリシの変更案を、前記ローカル・グリッド上にロードされた顧客決定ツールに送信するステップと、
    前記顧客決定ツールから前記変更案の受諾を受信することに応答して、前記変更案に従って前記1組の割り振りポリシを変更し、1組の変更済み割り振りポリシを作成するステップと
    をさらに含む、請求項1又は2に記載方法。
  4. 前記1組の割り振りポリシを変更することは、
    前記ホスト・グリッド上の資源のタイプ、前記ホスト・グリッド上の資源の構成、及び前記ホスト・グリッド上の資源の数のうち少なくとも1つを調整することを含む、請求項に記載方法。
  5. 前記ローカル・グリッド上の活動、前記ローカル・グリッド上に存在する資源のタイプ、前記ローカル・グリッド上の資源の構成、及び前記ローカル・グリッド上に存在する資源の数のうち少なくとも1つをモニタするステップをさらに含む、請求項1〜の何れか1項に記載方法。
  6. 前記1組の割り振りポリシは、前記ホスト・グリッドを運用する組織と前記ローカル・グリッドを運用する組織との間の契約に関連し、前記1組の割り振りポリシの前記変更案は、前記契約の変更に関連付けられている、請求項1〜5の何れか1項に記載方法。
  7. 前記より良い資源割り振りが、現在の1組の割り振りポリシの下でローカル・グリッドが許容される使用資源の現在の最良の可能な構成に比べて、より良い資源の構成を割り振ることである、請求項1〜6のいずれか一項に記載の方法。
  8. ローカル・グリッドをサポートするためにホスト・グリッド内の割り振りポリシを変更するためのデータ処理システムであって、前記ホスト・グリッドは1組の資源を有する少なくとも1つのホスト・データ処理システムを含み、前記ローカル・グリッドは少なくとも1つのローカル・データ処理システムを含み、前記ローカル・グリッドはネットワークを使用して前記ホスト・グリッドに接続可能であり、
    前記データ処理システムが、
    前記ホスト・グリッドとローカル・グリッドとの間の所定の資源割り振り関係に対応する1組の割り振りポリシに従って、前記ホスト・グリッドを稼動させる手段と、
    前記1組の割り振りポリシに基づいて、前記ホスト・グリッド上の少なくとも1つの資源を前記ローカル・グリッドに割り振る手段と、
    モニタリング・エージェントを使用して、パラメータの変更について前記ローカル・グリッドをモニタするか、又は、前記ローカル・グリッド及び前記ホスト・グリッドの両方をモニタするための手段であって、前記パラメータの変更は、前記1組の割り振りポリシに違反するような、より良い資源割り振りを指示する、前記モニタするための手段
    を備えている、前記データ処理システム。
  9. 前記パラメータの変更を検出することに応答して、前記1組の割り振りポリシを変更して、1組の変更済み割り振りポリシを作成するための手段をさらに備えている、請求項8に記載のデータ処理システム。
  10. 前記パラメータの変更の検出に応答して、前記1組の割り振りポリシの変更案を、前記ローカル・グリッド上にロードされた顧客決定ツールに送信するための手段と、
    前記顧客決定ツールから前記変更案の受諾を受信することに応答して、前記変更案に従って前記1組の割り振りポリシを変更し、1組の変更済み割り振りポリシを作成するための手段と
    をさらに備えている、請求項8又は9に記載のデータ処理システム。
  11. 前記1組の割り振りポリシを変更することは、
    前記ホスト・グリッド上の資源のタイプ、前記ホスト・グリッド上の資源の構成、及び前記ホスト・グリッド上の資源の数のうちの少なくとも1つを調整することを含む、請求項9に記載のデータ処理システム。
  12. 前記ローカル・グリッド上の活動、前記ローカル・グリッド上に存在する資源のタイプ、前記ローカル・グリッド上の資源の構成、及び前記ローカル・グリッド上に存在する資源の数のうちの少なくとも1つをモニタするための手段をさらに備えている、請求項8〜11の何れか1項に記載のデータ処理システム。
  13. 前記1組の割り振りポリシは、前記ホスト・グリッドを運用する組織と前記ローカル・グリッドを運用する組織との間の契約に関連し、前記1組の割り振りポリシの前記変更案は、前記契約の変更に関連付けられている、請求項8〜12の何れか1項に記載のデータ処理システム。
  14. ローカル・グリッドをサポートするためにホスト・グリッド内の割り振りポリシを変更するためのデータ処理システムであって、前記ホスト・グリッドは1組の資源を有する少なくとも1つのホスト・データ処理システムを含み、前記ローカル・グリッドは少なくとも1つのローカル・データ処理システムを含み、前記ローカル・グリッドはネットワークを使用して前記ホスト・グリッドに接続可能であり、
    前記データ処理システムが、
    バスと、
    前記バスに動作可能に接続され且つコンピュータ使用可能なプログラム・コードを保持するメモリと、
    前記バスに動作可能に接続されたプロセッサと
    を備えており
    前記プロセッサが、前記コンピュータ使用可能なプログラム・コードを実行することにより、
    請求項1〜7のいずれか一項に記載の方法の各ステップを実行するように適合されている、前記データ処理システム。
  15. ローカル・グリッドをサポートするためにホスト・グリッド内の割り振りポリシを変更するためのコンピュータ・プログラムであって、コンピュータに、請求項1〜の何れか1項に記載の方法の各ステップを実行させる前記コンピュータ・プログラム。
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