JP2009506342A - Potdrトレースを用いるファイバpmd評価方法 - Google Patents

Potdrトレースを用いるファイバpmd評価方法 Download PDF

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Abstract

偏光時間ドメイン反射率計を用いるファイバ偏波モード分散を選別するための方法が開示される。試験下のファイバの一方の末端にパルス光が射入され、後方散乱光がPOTDRによって測定されて、OTDRトレースを得るために用いられる。試験下のファイバの他方の末端にパルス光が射入され、後方散乱光がPOTDRによって測定されて、別のOTDRトレースを得るために用いられる。一方または両方のトレースが解析されて、ファイバの長さに沿う信号の強度変動が比較され、信号の変動がファイバの長さに沿うPMDに関係付けられる。

Description

関連出願の説明
本出願は2005年8月31日に出願された米国特許出願第11/218068号による優先権の恩典を主張する。上記特許出願の明細書の内容は本明細書に参照として含まれる。
本発明は全般的には光ファイバに関し、特に、高偏波モード分散(PMD)を示す光ファイバを識別するための方法に関する。
PMDは最新の光ファイバ伝送システムの設計における重要な因子である。ファイバシステムにおけるPMDの影響は、ネットワーク内で十分な距離を伝搬した後に、1つのデジタルパルスの幅が時間ドメインにおいて拡大し、隣のパルスと弁別できなくなり得る場合に明白である。PMDによるパルス幅拡大はデータ伝送にエラーを導入し、パルス伝送レートまたは連結されるファイバ媒体の最大距離を実効的に制限し得る。偏波モード分散(PMD)は高データレート光通信システムの主要な制限要因になり得ることから、ファイバ製造業者が厳密に監視する重要なファイバ属性である。ファイバPMDの周知の悪相の1つは、(時にファイバPMD「孤立値」と称される)最高のPMD値を有するファイバがシステム全体の性能を規定することである。ファイバ孤立値は通常、新しくつくられたファイバの全長の内の極めて僅かな比率にしかならないが、そのようなファイバの効果は極めて有害であり得る。PMDがかなりただ1本の高いファイバが、全ファイバ長の最高PMDに極めて鋭敏なパラメータである、PMDq仕様を高める。ケーブル製造工場において判別されるファイバPMD欠陥はファイバメーカーにとって重大な金銭損失も生じさせ得る。
近年、PMDが高いファイバの検出において、偏光時間ドメイン反射率測定法(POTDR)を用いる進歩がなされた。非特許文献1及び特許文献1,2,3を見よ。POTDRにより、ファイバのPMD一様性及び仕様の遵守が保証され得るように、PMDが高いファイバを識別し、除去することができる。しかし、上記の既知の方法の共通の特徴は、これらの方式による検出が可能になるに十分な長さにわたってファイバが高PMDを有するときにしか、これらの方法が有効ではないことである。しかし、ファイバPMDを判定するために用いられる基準測定値は極めて局所的なレベルにおいて大きく変動することが多い。ファイバPMDの主要欠陥は極めて短いファイバ長内で生じ得るから、およそ数メートルにしかならない、極めて局所的な領域において(またはそのような領域内で)主要PMD欠陥を検出することができる測定方式が望ましい。検出されたPMD欠陥が、異なるプリフォーム製造工程の接点間における、ファイバプリフォーム内の、時にシードと呼ばれる、気泡または線状気泡に関係付けられた場合もある。これらの気泡または線状気泡は複数工程でつくられる複雑な屈折率プロファイルをもつファイバの製造においてより頻繁に生じ得るが、同様の状態は比較的単純なステップ屈折率ファイバの製造においても生じ得る。そのようなシードによる高PMDの範囲は、ファイバの長さに沿い、1mないしさらに長くにわたり得る。
米国特許出願公開第2004/0084611号明細書:エックス・チェン(X. Chen)等,「偏光時間ドメイン反射率測定法を用いるファイバPMD評価方法(Method of evaluating fiber PMD using polarization optical time domain reflectometry)」 米国特許出願公開第2004/0046995号明細書:ピー・フェィヨール(P. Fayolle)等,「偏光波反射率測定方法(POTDR)(Polarized Lightwave reflectometry method (POTDR))」 PCT/日本国/第2003/009175号明細書:エス・タニガワ(S. Tanigawa)等,「光ファイバ偏波モード分散測定方法及び測定装置(Optical fiber polarization-mode dispersion measurement method and measurement device)」 ビー・ハットナー(B. Huttner),ビー・ギシン(B. Gisin)及びエヌ・ギシン(N. Gisin),「光ファイバにおける偏光-OTDRによる分布PMD測定(Distributed PMD measurement with polarization-OTDR in Optical fibers)」,J. Lightwave Technology,1999年,第17巻,p.1843
本発明の課題は、光ファイバの偏波モード分散(PMD)欠陥を極めて局所的な領域において検出することができる測定方式を提供することである。
本発明は光ファイバにおける偏波モード分散(PMD)を測定するための方法に関する。光ファイバはファイバの長さに沿って生じ得る高PMDに関して選別することができる。ある長さの光ファイバに、光ファイバの軸線に沿って光が送り込まれるかまたは投射される。光は、レーザ源から放射されるパルス光のような、パルス光であることが好ましい。
次いで、ファイバの長さに沿う後方散乱光の強度変動に関する情報を得るために、投射光からファイバによって後方散乱されるかまたは反射されて戻される光が測定されて、解析される。次いで、PMD欠陥を表す、異常な、及び/または許容できないPMDを示す、ファイバの長さにおける1つまたはそれより多くの領域を識別するために、強度変動が光ファイバの偏波モード分散と関係付けられ得る。そのような測定は、ファイバのPMDがファイバの長さに沿うある点においてあらかじめ定められた閾値より高いか否かを、ファイバを破壊する必要なしに、非破壊的に判定するために用いられ得る。発明者等は、PMD欠陥がある区画によって引きおこされるような光パルスの後方散乱トレースの実質的な減偏光を生じさせるに十分に広い線幅を有する偏光パルスを送ることによって、1つまたはそれより多くのPMD欠陥による高PMDを有する比較的短い光ファイバ区画を識別でき、線幅が広くなるほど、短い区画で検出できるPMD値が低くなる、すなわち、検出できる欠陥区画のDGDが小さくなることを見いだした。
本発明にしたがえば、長さが10mより短い短光ファイバ区画において0.1ps(ピコ秒)より大きなDGD値を有するPMD欠陥を検出でき、長さが20mより短い短光ファイバ区画において0.2psより大きなDGD値を有するPMD欠陥を検出でき、長さが50mより短い短光ファイバ区画において0.5psより大きなDGD値を有するPMD欠陥を検出でき、長さが100mより短い短光ファイバ区画において1.0psより大きなDGD値を有するPMD欠陥を検出できることを、発明者等は見いだした。いくつかの実施形態においては、約1psのDGD値を有するPMD欠陥を検出するために約2.5nmの線幅が利用される。別の実施形態において、約0.5psのDGD値を有するPMD欠陥を検出するために約5.0nmの線幅が利用される。線幅に対する値は、異なるスペクトル形状を有する、異なるパルスに対して変わり得る。
光ファイバの偏波モード分散を測定するための方法が本明細書に開示される。光ファイバは,軸線及び軸線に沿う長さを有する。一態様において、本方法は、
(a)光ファイバの長さの第1の末端に第1の入力偏光パルスを送り込み、よって光ファイバの第1の末端から第1の後方散乱光信号を出力させる工程、
(b)第1の後方散乱光信号の感偏光測定を行うことによって光ファイバの長さに対応する第1の後方散乱強度トレースを得る工程、
(c)光ファイバの長さの第2の末端に第2の入力偏光パルスを送り込み、よって光ファイバの第2の末端から第2の後方散乱光信号を出力させる工程、
(d)第2の後方散乱光信号の感偏光測定を行うことによって光ファイバの長さに対応する第2の後方散乱強度トレースを得る工程、
(e)第1の後方散乱強度トレースの強度変動を解析する工程であって、第1の後方散乱強度トレースからのスライディングデータウインドウにわたる強度変動を解析する工程及び、強度変動の解析を続け、よってファイバの長さに沿う強度の局所変動に関係付けられる情報を含む第1の強度変動トレースをつくりながら、ファイバの長さに沿って長さ方向にデータウインドウを移動させる工程を含む第1の解析工程、
(f)第2の後方散乱強度トレースの強度変動を解析する工程であって、第2の後方散乱強度トレースからのスライディングデータウインドウにわたる強度変動を解析する工程及び、強度変動の解析を続け、よってファイバの長さに沿う強度の局所変動に関係付けられる情報を含む第2の強度変動トレースをつくりながら、ファイバの長さに沿って長さ方向にデータウインドウを移動させる工程を含む第2の解析工程、及び
(g)第2の強度変動トレースと第1の強度変動トレースの間の差の絶対値を決定することによって光ファイバの長さに対応する絶対強度変動差トレースを生成する工程、
を有してなる。本方法は、
(h)絶対強度変動差トレースをファイバにおける偏波モード分散(PMD)分布に関連付ける工程、
をさらに含むことが好ましい。
関連付ける工程は、光ファイバの残余部分に比較して高いPMDを有する光ファイバの一部分の場所及び長さ方向範囲を決定する工程をさらに含むことが好ましい。第1及び第2の入力偏光パルスは、それぞれのパルスがたどる経路が少なくともある程度重なり合うように光ファイバ内の十分深くに進入することが好ましい。好ましい実施形態において、スライディングウインドウの幅は0.1〜5kmである。別の好ましい実施形態において、スライディングウインドウの幅は0.5〜2kmである。いくつかの好ましい実施形態において、第1及び第2の入力偏光パルスは、パルスの帯域幅または線幅が制御されるように、連続波光源の出力を変調することによって発生される。
第1及び第2の入力偏光パルスのそれぞれの偏波状態は光ファイバの1つまたはそれより多くの複屈折軸のいずれとも揃えられない。いくつかの好ましい実施形態において、第1及び第2の入力偏光パルスはそれぞれ直線偏光パルスである。別の好ましい実施形態において、第1及び第2の入力偏光パルスのいずれも直線偏光パルスではない。
いくつかの好ましい実施形態において、第1及び第2の入力偏光パルスはそれぞれ5ns(ナノ秒)と500nsの間のパルス幅を有する。
好ましい実施形態において、第1及び第2の入力偏光パルスはそれぞれ帯域幅を有し、本方法は第1及び第2の入力偏光パルスのそれぞれの帯域幅を制御する工程をさらに含む。
本方法は、
光ファイバの長さの第1の末端に線幅が0.5nmより広い第3の入力偏光パルスを送り込み、よって光ファイバの第1の末端から第3の後方散乱光信号を出力させる工程、ここで、第1及び第2の入力偏光パルスは、180°の整数倍ではない、互いに異なる偏光角を有し、第1及び第2の入力偏光パルスの偏光角は180°の整数倍を差し引いた後に5°と175°の間である、すなわち偏光角の差のモジュラ角は5°と175°の間であることが好ましい(例えば、185°のモジュラ角は5°、370°のモジュラ角=370°−2×180°=10°、等)、
第3の後方散乱光信号の感偏光測定を行うことによって光ファイバの長さに対応する第3の後方散乱強度トレースを得る工程、
第3の後方散乱強度トレースの強度変動を解析する工程、ここで、解析する工程は、第3の後方散乱強度トレースからのスライディングデータウインドウにわたる強度変動を解析する工程及び、強度変動の解析を続け、よってファイバの長さに沿う強度の局所変動に関係付けられる情報を含む第3の強度変動トレースをつくりながらファイバの長さに沿って長さ方向にデータウインドウを移動させる工程を含む、
第2の強度変動トレースと第3の強度変動トレースの間の差の絶対値を決定することによって光ファイバの長さに対応する第2の絶対強度変動差トレースを生成する工程、及び
第2の絶対強度変動差トレースをファイバにおける偏波モード分散(PMD)分布に関連付ける工程
をさらに含む。
あるいは、本方法は、
光ファイバの長さの第2の末端に線幅が0.5nmより広い第3の入力偏光パルスを送り込み、よって光ファイバの第2の末端から第3の後方散乱光信号を出力させる工程、ここで、第2及び第3の入力偏光パルスは、180°の整数倍を差し引いた後に5°と175°の間の角だけ異なる、相異なる偏光角を有する、
第3の後方散乱光信号の感偏光測定を行うことによって光ファイバの長さに対応する第3の後方散乱強度トレースを得る工程、
第3の後方散乱強度トレースの強度変動を解析する工程、ここで、解析する工程は、第3の後方散乱強度トレースからのスライディングデータウインドウにわたる強度変動を解析する工程及び、強度変動の解析を続け、よってファイバの長さに沿う強度の局所変動に関係付けられる情報を含む第3の強度変動トレースをつくりながらファイバの長さに沿って長さ方向にデータウインドウを移動させる工程を含む、
第3の強度変動トレースと第1の強度変動トレースの間の差の絶対値を決定することによって光ファイバの長さに対応する第2の絶対強度変動差トレースを生成する工程、及び
第2の絶対強度変動差トレースをファイバにおける偏波モード分散(PMD)分布に関連付ける工程、
をさらに含むことができる。
感偏光測定は後方散乱光信号を偏光子を介して検出器に送り込む工程を含むことが好ましい。
別の態様において、光ファイバにおける偏波モード分散を測定するための方法が本明細書に開示され、光ファイバは軸線及び軸線に沿う長さを有する。本方法は、
(a)光ファイバの長さの第1の末端に線幅が0.5nmより広い第1の入力偏光パルスを送り込み、よって光ファイバの第1の末端から第1の後方散乱光信号を出力させる工程、
(b)第1の後方散乱光信号の感偏光測定を行うことによって光ファイバの長さに対応する第1の後方散乱強度トレースを得る工程、
(c)第1の後方散乱強度トレースの強度変動を解析する工程、ここで、解析する工程は、第1の後方散乱強度トレースからのスライディングデータウインドウにわたる強度変動を解析する工程及び、強度変動の解析を続け、よってファイバの長さに沿う強度の局所変動に関係付けられる情報を含む第1の強度変動トレースをつくりながらファイバの長さに沿って長さ方向にデータウインドウを移動させる工程を含む、及び
(d)1kmより短い長さ方向距離において0.3dBより大きく絶対強度変動差が変化することを示すような高PMDを光ファイバの一部分が有するか否かを判定する工程、
を含む。
本方法は、スプールに巻き付けられているかまたはケーブル内に配置されている光ファイバに適用することができる。本方法は、無撚り光ファイバだけでなく、撚り光ファイバにも適用することができる。
別の態様において、高PMDに関して光ファイバを選別するための装置が本明細書に開示される。本装置は、
5nmより広く、好ましくは10nmより広い線幅を有する光パルスを発生するためのOTDR,
光パルスを偏光化するためのOTDRに光結合された偏光子、ここで、偏光化された光パルスは試験下の光ファイバの末端に送り込むことができる、及び
光ファイバの末端から出てくる後方散乱光を解析するための、光ファイバの末端とOTDRの間に光学的に配置された偏光アナライザ、
を備える。いくつかの実施形態において、本装置は連続波光源及び光源からの連続波光をチョッピングして所望のパルス幅を有する光パルスにするための手段をさらに備える。いくつかの実施形態において、光源の線幅または帯域幅は5nmより広い。別の実施形態において、線幅は8nmより広い。また別の実施形態において、線幅は12nmより広い。一実施形態において、本装置は、
連続波光源、
第1の光パルスを発生するためのOTDR、
光パルスを電気パルスに変換するための、OTDRに光結合されたパルス発生器、
連続波光を、OTDRから放射される光パルスの線幅より広い、所望の線幅を有する第2の光パルスにパーシングするための、パルス発生器に電気的に接続され、連続波光源に光結合された、音響光学変調器(または音響光学セル)、
第2の光パルスを偏光化するための、音響光学変調器に光結合された偏光子、ここで、偏光化された第2の光パルスは光ファイバの末端に送り込むことができる、及び
光ファイバの末端から出てくる後方散乱光を解析するための、光ファイバの末端とOTDRの間に光学的に配置された偏光アナライザ、
を備える。本装置は第2の光パルスのパルス幅を調節するための音響光学変調器のコントローラをさらに備えることができる。好ましい実施形態において、連続波光源は(単段増幅のための)第1のEDFA(エルビウムドープファイバ増幅器)及び、第1のEDFAの出力をフィルタリングするための、第1の線幅を有する第1の帯域通過フィルタを備える。第1のEDFAは広帯域光源またはレーザまたはディザー化レーザに光結合することができる。別の好ましい実施形態において、連続波光源は、第1のEDFAのフィルタリングされた出力を増幅するための第2のEDFA及び、(2段増幅のための)第2のEDFAの出力をフィルタリングするための、第2の線幅を有する第2の帯域通過フィルタをさらに備え、第2のEDFAのフィルタリングされた出力は音響光学変調器に入る。
すなわち、発明者等は、広線幅パルスからの後方散乱強度トレースにより、光ファイバ内の高PMDの存在を明らかにする解析が可能になり、さらに高PMDを有する比較的長さが短い光ファイバ区画の検出が可能になることを見いだした。発明者等は、パルスの線幅が広くなるほど、検出が可能になるPMDが低くなることを見いだした。本方法は、PMDが高いファイバ区画が短く、数mしかない場合でも有効である。
本明細書に用いられるように、感偏光測定は後方散乱光信号を、偏光子を介してから検出器に送り込む工程を含むことが好ましい。
光パルス源及び試験下のファイバを接続する光路は少なくとも1つの光コンポーネントを含む。好ましい実施形態において、光路の偏波条件の非縮退的改変は光路に配置された光コンポーネントの方位角の光路の方向に対する変更を含み、光コンポーネントは光路に配置され、偏光角の変化の大きさは180°の整数倍に等しくないかまたは実質的に等しくない。整数倍はゼロ倍を含み、よって偏光角の変化は180°の整数倍に実質的に等しくなく、0°に実質的に等しくない変化を含む。別の好ましい実施形態において、第1及び第2の入力偏光パルスは、180°の整数倍を差し引いた後に、5°と175°の間の角度だけ異なる、相異なる偏光角を有する。一実施形態において、光路の非縮退的改変は、光路における1つまたは複数の場所で光ファイバの一部を曲げることによって達成される。
好ましい実施形態において、ファイバの長さに沿う他の領域に対して変動性が低いかまたは高い領域が識別され、よってファイバの長さに沿う偏波モード分散がより高いかまたは低い領域が識別される。これは、例えば、その中でウインドウにわたって(好ましくは対数スケールで)標準偏差が計算される、スライディングデータウインドウを解析する工程及びファイバの長さに沿う局所変動に関係付けられる情報を生成するためにファイバの長さに沿って長さ方向にデータウインドウを移動させる工程によって達成することができる。解析する工程は、光ファイバの長さに関して標準偏差を空間的に分解する工程を含むことが好ましい。あるいは、他の方法工程を利用して、局所ウインドウ内で評価される局所最大−最小差のような、局所変動レベルを識別することができよう。
本発明の方法及び装置の結果、PMDを測定するための従来方法に優る多くの利点が得られる。第1に、本明細書に開示される方法を用いれば、ファイバの長さに沿う分布態様でPMD測定を非破壊的に行うことができる。したがって、本発明の方法は、新しく製造されたファイバを試験するだけでなく、遠距離通信システムに既に施設されているファイバを試験するためにも用いることができる。本明細書に説明される方法は、撚りファイバ製品及び無撚りファイバ製品のいずれにも有用であり、有効であることがわかった。既存の市販OTDRで既に利用できる空間分解能をこえる、高空間分解能OTDRは必要ではない。本明細書に開示される方法を用いれば、ファイバを破壊することなくファイバの長さに沿ってファイバのPMDを測定することができる。本明細書に開示される方法を用いて、15kmよりも長く、25kmよりも長く、さらには30kmよりも長い、ファイバのPMDの解析に成功している。
パルス光の放射及びファイバによって後方散乱されたかまたは反射されて戻された光の測定のいずれにも好ましい測器は光時間ドメイン反射率計(OTDR)である。OTDRは光ファイバの様々な特性を測定するために用いられてきているが、最も普通には、ファイバ減衰を測定するため及びファイバ内の破断または不連続が生じている地点を識別するために用いられている。本明細書に用いられるようなOTDRにより、発明者等は、光導波路ファイバを通して光を送ることができ、散乱されて検出器に戻る小分率の光を観察することができる、装置を意味する。代表的なOTDRはファイバの長さに沿って後方散乱された光の強度を分解することができる。ほとんどのOTDRは、試験下のファイバにパルス光を送り込み、与えられたタイミングで後方散乱光を測定することによってこれを達成する。代表的なパルス幅は0.5m(5ナノ秒)から2000m(20マイクロ秒)にわたることができるが、本発明は、好ましくは約10nsと500nsの間、さらに好ましくは約50nsと200nsの間のパルス幅を用いる。
いくつかの好ましい実施形態において、光パルスは0.5nmより広い線幅を有する。別の好ましい実施形態において、光パルスは1nmより広い線幅を有する。また別の好ましい実施形態において、光パルスは2nmより広い線幅を有する。さらに別の好ましい実施形態において、光パルスは5nmより広い線幅を有する。別の好ましい実施形態において、光パルスは10nmより広い線幅を有する。線幅はピークから3dB下で測定される。
OTDRは、偏光を放射することができ、後方散乱光から偏光を解析することができるOTDRである、偏光OTDRであることが好ましい。発明者等は、光ファイバを評価する光パルスの線幅が広くなるほど、欠陥PMD部分が生じているファイバ上の軸上の地点に対応する強度変動の降下を生じ、欠陥PMD部分がない場所では強度がかなり高くなるトレースが得られる既知の方法とは異なり、(試験パルスの方向において)ファイバの後続部分に対して強度は低くなったままである、強度変動トレースすなわちサインが得られることを見いだした。
図1は、エミッタのような光パルス源及び光検出器を備える、本発明の方法の実施での使用に適する装置10を示す。エミッタ及び検出器は別々のコンポーネントとすることができ、あるいは、レーザ光パルスを発生して光導波路ファイバ30に送り込むことができる、OTDR20に配置することができる。OTDRは光路40を介して試験下の光ファイバ30に一連の光パルスを注入することができ、OTDR20は、散乱されて戻された光を、光路40を介して、ファイバ30の同じ末端から検出して、検出された光から情報を抽出することもできる。本明細書に用いられるように、光路は、入力パルスが試験下の光ファイバに向けて進み、後方散乱戻り信号が試験下の光ファイバを後にして進む、経路を指す。光路は少なくとも1つの光コンポーネントを含む。
OTDR20は(感偏光測定能力のない)通常のOTDRまたは偏光検出能力を有するPTODR装置とすることができる。図1に示される実施形態においては、2つの光サーキュレータ50及び52並びに2つの偏光子60及び62が光路40に設けられる。光サーキュレータ50及び52は、OTDR20から放射された初期光パルスを、偏光子62を介して試験下のファイバ30に向けて導き、後方散乱されたパルスを、後方散乱光がOTDR20内部の検出器に到達する前に、光路40の帰還部44にある(本質的に偏光子である)偏光アナライザ60を介して導くように構成される。図示される光サーキュレータ50及び52においては、ポート2だけで光の出入が可能となることに注意されたい。他の全てのポートにおける光の進行は単方向である。詳しくは、光は単方向に、ポート1からポート2及びポート2からポート3に進行できる。偏光子62及び、必要に応じて、波長板72が光路40の入力部42に挿入され、偏光子(偏光アナライザ)60及び、必要に応じて、波長板70が光路40の帰還部44に挿入される。変更パルスを発生するためにPOTDRが利用される場合は、偏光子62も必要に応じる。試験下のファイバ30に入る光パルスは、5nmより広く、いくつかの実施形態では10nmより広く、別の実施形態では5nmと50nmの間の、線幅を有する。
本明細書に開示される実施形態においては、光路40に他の光コンポーネントを配置することができる。例えば、試験下のファイバ30内に投射される光の量を最大化するために偏光コントローラを用いることができる。光路40において偏光子の前に配置された偏光コントローラはファイバ30内の偏光状態を偏光子への入射光に合せることができる。
本明細書に開示される実施形態において、試験下のファイバ30に入る光パルスは偏光化され、後方散乱光は偏光化されてから検出されて、感偏光測定が行われる。
装置10は、試験下のファイバ30に入る光パルスがファイバのいずれの複屈折軸に対しても非縮退であるように設定される。光路40の偏波状態の改変は、例えば、偏光子62の偏光角を変えるような、光路内の1つまたはそれより多くの光コンポーネントの偏光角を変えることによって実施することができる。偏光軸の角度を変えるために可回転偏光子を有利に用いることができる。偏光パルスを供給するためにPOTDRが利用される場合には、POTDRを出てくるパルスの偏光角を変えることもできる。さらに、または代りに、光路の偏波状態を改変するために、(必要に応じる波長板70及び72のような)1つまたはそれより多くの光コンポーネントを光路に付加することができ、及び/または1つまたはそれより多くの光コンポーネントを光路から取り除くことができる。
実施例1
本発明の実施形態を実証するため、図1に示されるような光ファイバ試験装置10を用いて12km長光ファイバを試験した。ファイバ30の第1の末端31を光路40に光結合した。POTDR20から放射されるパルスのパルス幅は100nsであった。既知のOTDRは一般に1nmと2nmの間の線幅を提供する。全ての測定について偏光子60及び偏光子62の偏光角を固定した。第1のPOTDRトレースからのスライディングデータウインドウにかけて第1のPOTDRトレースの標準偏差を決定することで第1のPOTDRトレースの強度変動を解析し、強度変動の解析を続けながらファイバの長さに沿って長さ方向にデータウインドウを移動させることで、図2に示されるような、第1の強度変動トレース100を得た。ファイバ30の第1の末端31を光路40から切り離し、ファイバ30の第2の(反対側の)末端32を光路40に光結合して、第2のPOTDRトレースを得た。第1及び第2のPOTDRトレースは約1550nmで得た。第2のPOTDRトレースからのスライディングデータウインドウにかけて第2のPOTDRトレースの標準偏差を決定することで第2のPOTDRトレースの強度変動を解析し、強度変動の解析を続けながらファイバの長さに沿って長さ方向にデータウインドウを移動させることで、図2に示されるような、第2の強度変動トレース102を得た。
図2に見られるように、トレース100は、それだけをとれば、PMD欠陥(光ファイバの欠陥がある部分)は3km地点から始まってさらに先の軸方向場所まで(例えば3kmと11kmの間に)わたるファイバ軸上場所に存在することを示すように見えるであろう。トレース100の最低強度は約0.14dBである。他方で、トレース102は、それだけをとれば、PMD欠陥(光ファイバの欠陥がある部分)は4km地点から始まってさらに手前の軸方向場所まで(例えば0kmと4kmの間に)わたるファイバ軸上場所に存在することを示すように見えるであろう。トレース102の最低強度は約0.14dBである。すなわち、単一のトレース(100または102)に関し、1kmより短いファイバ路長において0.3dBをこえる強度変動トレース100及び102の変化はファイバの欠陥性高PMD区画の始点を示す。本発明のこの態様にしたがうファイバの解析は、例えば、ファイバの一端にしか試験のためにアクセスできない場合、あるいはファイバ全長が長すぎてPOTDRパルスがファイバのそれぞれの末端から十分深くに進入せず、パルスがたどるファイバ路の十分な重なりが得られない場合に、有益である。例えば、POTDRのダイナミックレンジ及び光路設定がファイバへの35km進入であり、50km長ファイバの解析が望まれる場合、第1の末端及び第2の末端から内部に進行する第1のパルス及び第2のパルスのそれぞれが重なり合うのは中間の20kmに過ぎないであろうが、一端からのトレースは35kmまでの評価に有用である。しかし、合せてとれば、第1の強度変動トレース100及び第2の強度変動トレース102は、図2に示されるように、この場合は3kmと4kmの間の、ファイバの欠陥性PMD領域のファイバ長上の場所の範囲を定める、急激な降下をそれぞれの図において示す。発明者等は、第1の強度変動トレース及び第2の強度変動トレースから導出される差トレースによってファイバのPMD欠陥性領域の場所の精度をさらに高め得ることを見いだした。
本発明の別の態様にしたがい、第1の強度変動トレース100から第2の強度変動トレースを差し引くことによって強度変動トレース100,102をさらに解析した。第1の強度変動トレース100と第2の強度変動トレース102の間の差の絶対値を決定することによって、図3に示されるような、絶対強度変動差トレース104を得た。すなわち、ファイバの軸長に沿う対応する点において第1の強度変動トレースが第2の強度変動トレースから(またはこの逆に)差し引かれる。ファイバの軸線に沿う点に対してdBでプロットされた絶対強度変動差トレース104が図3に示される。強度変動差トレース104はファイバの長さに沿う3kmと4kmの間で顕著な垂下すなわち急激な遷移を示す。0.3dBより大きな絶対強度変動差トレースの変化が長さ1km未満のファイバでおこる。
比較及び検証のために、次いでファイバを破壊検査してPMD品質を調べた。3km地点と4km地点の間からの42m長のファイバを高PMDを有するとして識別して、この42m長ファイバをさらに14本の3m長区画に切り分けた。ファイバの微分群遅延(DGD)を読み取るためにジョーンズマトリックス固有値解析(JME)法を用いて直接DGD測定をさらに行い、DGD測定結果は、欠陥(欠陥性高PMD)が、長さに沿って、すなわちファイバの軸線に沿って測定して、ファイバの長さ6mに局限された0.39psのDGDに対応することを確証した。
すなわち、ファイバの長さのその部分に沿う強度の局所変動に関係付けられる情報が生成され、強度変動がファイバの偏波モード分散(PMD)分布に関係することが示された。試験ファイバは、少なくとも大まかには、望ましくない高PMDを有するファイバあるいはファイバの1つまたは複数の部分を選別排除するための閾値レベルを較正するために用いることができるであろう。
図2を再度参照すれば、第1のトレース100は4kmにおいて低い値まで降下し、ファイバの長さに沿うさらに長い距離にわたって概ね低いままであることに注意すべきである。1つまたはそれより多くの既知のPMD評価方式によれば、継続する低値は4kmより先のファイバ長の残余部分にわたってファイバが望ましくない高PMDを有することを示唆することになろう。しかし、対照的に、本発明は、この場合、既知の方法では欠陥があるとして棄却されたであろうファイバの大部分を包含する、4kmより先の場所においてファイバPMDが、実際にはより低く、許容できるPMD値を有することを明らかにすることでファイバPMDの一層正確な評価を提供する。すなわち、本発明によれば、既知の方式では遭遇することになり得る、そのような誤った結論が避けられる。
発明者等は一般的に、発明者等が試験したファイバについて、0.3dBより大きな絶対強度変動差トレースの値の存在が、その特定のファイバのある部分が高PMDを有し、絶対強度変動差トレース104が、トレースの残余部分に比較して、低い値に達する場所に高PMD区画があることを示すことも見いだした。発明者等は一般的に、ファイバのどこでも(すなわちファイバの全長にかけて)0.15dBより小さい絶対強度変動差トレース104の値はその特定のファイバが許容できるPMDを有することを示すことも見いだした。
実施例2
図4は、その長さにかけてどこでも0.1ps/km1/2より小さいPMD値を有する光ファイバについての、第1及び第2の強度変動トレース110,112を絶対強度変動差トレース114とともに示す。絶対強度変動差トレース114はファイバの全長にかけて0.12dBより小さい。
本発明の実施には、第1及び第2の入力偏光パルスの偏光角が光ファイバのいずれの複屈折軸とも揃えられていないことが必要である。すなわち、試験下のファイバ、すなわちPMDが極めて高い、欠陥のあるファイバに入射する光の偏光状態は直線偏光ではなく、光ファイバの2つの複屈折軸の内の1つと十分には揃えられていない。ファイバへの入射光が直線偏光であり、その方位が複屈折軸の1つと揃えられている稀な場合には、いくつかの波長が関与していても、ファイバの高PMD区画を通過する光は偏光したままであり、したがって、強度変動トレースの顕著な降下は見られず、高PMDの存在は検出できないことになり、このため誤った結論に至り得る。欠陥のあるファイバまたは欠陥のあるファイバ区画を識別するために、複数の測定を行い、測定のそれぞれにおいてファイバに相異なる偏光状態を投射して、強度変動トレースにおけるいずれの急激な遷移も検出し、急激な遷移をもたないトレースは無視することによって、そのような可能性を低めることができる。相異なる状態は、光路の入力部に配置された光コンポーネントの方位角を変えることによるような、光路の偏光状態の非縮退的改変によって得ることができ、ここで偏光角の変化の大きさは180°の整数倍に等しくないか、または実質的に等しくない。整数倍はゼロ倍を含み、よって偏光角の変化は、180°の整数倍に実質的に等しくなく、0°にも実質的に等しくない。すなわち、トレースにおけるかなりの(0.2dBより大きく、好ましくは0.3dBより大きい)垂下の発生はファイバの高PMD区画の存在を示すに役立つ一方で、垂下が生じないことは確定的証拠ではない(PMD欠陥がないかまたはパルスの偏光方位がファイバの複屈折軸の内の1つと揃っている)と見なすべきである。
実施例3
図5は、50km長光ファイバからとられた強度変動トレースを簡略に示し、第1,第2及び第3の入力偏光パルスに対応して偏光子62を0°,45°及び−45°の3つの異なる偏光角に設定した図1に示されるような装置を介して、第1,第2及び第3の入力偏光パルスを光ファイバの同じ末端に送り込み、それぞれの後方散乱強度トレースを得て、第1,第2及び第3の強度変動トレース120,122及び124のそれぞれを得ている。図5に見られるように、第1及び第3のトレース120及び144は25km地点にPMD欠陥が存在することを示すが、第2のトレース22からはそのような地点の存在は確定的ではない。すなわち、2つの強度変動トレースはPMD欠陥の地点を正しく捕捉しているが、1つのトレースはその地点を捕らえ損なっており、発明者等は、試験下のファイバに入射する第2の光パルスの偏光状態が光ファイバの2つの複屈折軸の内の1つと十分に揃っていたと考えている。いくつかの好ましい実施形態において、本方法は、それぞれのパルスが(例えば、ファイバの上流の偏光子の偏光角を変えることによって得られる)相異なる偏光状態を有している3つの相異なるパルスをファイバの第1の末端に投射する工程、それぞれの後方散乱トレースを得る工程、第1の末端からの最低垂下トレースを選択する工程、それぞれのパルスが相異なる偏光状態を有している3つの相異なるパルスをファイバの第2の末端に投射する工程、それぞれの後方散乱トレースを得る工程、第2の末端からの最低垂下トレースを選択する工程、差トレースを得るために2つの選択されたトレースを利用する工程、及びファイバの長さに沿う差トレースの絶対値を決定する工程を含む。好ましい実施形態において、軸線及び軸線に沿う長さを有する光ファイバの偏波モード分散を測定するための方法は、
(a)光ファイバの長さの第1の末端に第1の複数の入力偏光パルスを送り込み、よって光ファイバの長さの第1の末端から第1の複数の後方散乱光信号を出力させる工程、ここで、第1の複数の入力偏光パルスはファイバの第1の末端に入る際にそれぞれがそれぞれの偏光状態を有する第1,第2及び第3の入力偏光パルスを含み、第1,第2及び第3の入力偏光パルスのそれぞれの偏光状態は互いに異なり、第1の複数の後方散乱光信号は第1,第2及び第3の入力偏光パルスに対応する第1,第2及び第3の後方散乱光信号を含む、
(b)第1,第2及び第3の後方散乱光信号の感偏光測定を行うことによって光ファイバの長さに対応する第1,第2及び第3の後方散乱強度トレースを得る工程、
(c)光ファイバの長さの第2の末端に第2の複数の入力偏光パルスを送り込み、よって光ファイバの長さの第2の末端から第2の複数の後方散乱光信号を出力させる工程、ここで、第2の複数の入力偏光パルスはファイバの第2の末端に入る際にそれぞれがそれぞれの偏光状態を有する第4,第5及び第6の入力偏光パルスを含み、第4,第5及び第6の入力偏光パルスのそれぞれの偏光状態は互いに異なり、第2の複数の後方散乱光信号は第4,第5及び第6の入力偏光パルスに対応する第4,第5及び第6の後方散乱光信号を含む、
(d)第4,第5及び第6の後方散乱光信号の感偏光測定を行うことによって光ファイバの長さに対応する第4,第5及び第6の後方散乱強度トレースを得る工程、
(e)第1,第2,第3,第4,第5及び第6の後方散乱強度トレースの強度変動を解析する工程、ここで、解析する工程は、それぞれの後方散乱強度トレースからのスライディングデータウインドウにわたる強度変動を解析する工程及び、強度変動の解析を続け、よってファイバの長さに沿う強度の局所変動に関係付けられる情報を含む第1,第2,第3,第4,第5及び第6の強度変動トレースをつくりながらファイバの長さに沿って長さ方向にデータウインドウを移動させる工程を含む、
(f)第1,第2及び第3の強度変動トレースからなる第1の群から第1の選択された強度変動トレースを選択する工程、
(g)第4,第5及び第6の強度変動トレースからなる第2の群から第2の選択された強度変動トレースを選択する工程、
(h)第2の選択された強度変動トレースと第1の選択された強度変動トレースの間の差の絶対値を決定することによって光ファイバの長さに対応する絶対強度変動差トレースを生成する工程、及び
(i)絶対強度変動差トレースをファイバにおける偏波モード分散(PMD)分布に関連付ける工程、
を含む。第1の選択された強度変動トレースは第1の群内で最も低い強度を有する強度変動トレースであることが好ましい。第2の選択された強度変動トレースは第2の群内で最も低い強度を有する強度変動トレースであることが好ましい。それぞれの偏光状態は互いに少なくとも5°異なることが好ましい。
図6は光ファイバ30においてPMDの試験または選別を行うための別の装置200を示す。装置200は,装置200に組み込まれたOTDR220の線幅より広い線幅を有する光パルスを試験下のファイバ30に供給する。装置220は、
連続波光源210,
与えられたパルス幅をもつ第1の光パルスを発生するためのOTDR220,
光パルスを電気パルスに変換するための、OTDR220に光結合された、パルス発生器280,
OTDR220から放射される光パルスの線幅より広い所望の線幅を有する第2の光パルスに連続波光をパーシングするための、パルス発生器280に電気的に接続され、連続波光源210に光結合された、音響光学変調器290,
第2の光パルスを偏光化するための、音響光学変調器290に光結合された偏光子262,ここで、偏光化された第2の光パルスは光ファイバ30の末端に送り込むことができる、及び、
光ファイバ30の末端から出てくる後方散乱光を解析するための、光ファイバ30の末端とOTDR220の間に光学的に配置された、偏光アナライザまたは偏光子260,
を備える。本実施形態の連続波光源210は、2段増幅を有し、第1のEDFA212,第1のEDFA212の出力をフィルタリングするための第1の線幅をもつ第1の帯域通過フィルタ214,フィルタリングされた第1のEDFA212の出力を増幅するための第2のEDFA216,第2のEDFA216の出力をフィルタリングするための第2の線幅をもつ第2の帯域通過フィルタ218を備え、フィルタリングされた第2のEDFA216の出力は音響光学変調器290に入る。音響光学変調器290に取り付けられた音響光学変調器コントローラ292は、パルス発生器580から電気パルスを受け取り、連続波をチョッピングして指定されたパルス幅をもつ光パルスにするために備えられる。2つの光サーキュレータ250及び252並びに2つの偏光子260及び262がOTDR220と試験下のファイバ30の間の光路に備えられる。光検出器270が光サーキュレータ252とパルス発生器280の間に配置される。光サーキュレータ252は、OTDR220から放射された初期光パルスをパルス発生器280に導き、光路の帰還部の(本質的に偏光子である)偏光アナライザ260からの偏光化された後方散乱パルスをOTDR220内部の検出器に導くように、構成される。光サーキュレータ250は、音響光学変調器290からの光パルスを試験下のファイバ30に導き、試験下のファイバ30からの後方散乱パルスを光路40の帰還部の偏光アナライザ260に導くように、構成される。光サーキュレータ250及び252においては、ポート252でしか光は出入りできない。他のポートの全てにおいて光の進行は単方向である。詳しくは、光はポート1からポート2に、及びポート2方ポート3に、単方向に進行できる。OTDR220からの光出力は初めに、パルス発生器280を駆動するかまたはトリガをかけるために、OTDR220からの光パルス列と同じタイミング及び持続時間をもつ電気パルス列に変換される。電気パルス列は、EDFA216の2段増幅から入ってくるCW光を、チョッピングして元の光パルス列と、帯域通過フィルタ214及び218によって制御されて線幅が広くなっていることを除き、同様であるかまたは基本的に同じ光パルス列にするために、変調するように再構成される。所望の光源線幅は2つの帯域通過フィルタ214及び218を適切に選択することによって得ることができる。偏光子262は試験下のファイバ30内に偏光を投射するための偏光コントローラとしてはたらき、帰還路の偏光アナライザ260は後方散乱光を解析するためにはたらく。この構成により、より低いDGD値において絶対強度変動差トレースの急激な遷移の発現に達することができ、より緩いPMD欠陥、すなわち線幅が広くなるほど益々低くなるPMD許容閾値を検出できる能力が得られる。
標準偏差はリニアスケールで計算することができるが、対数スケールで計算することが好ましい。スライディングデータウインドウの好ましいサイズは500〜2000mである。ファイバの長さに沿ってデータウインドウをスライドさせ、ファイバの長さに沿って標準偏差を連続して計算することによって、発明者等が強度変動トレースと呼ぶ、新しいデータセットが生成される。ウインドウサイズはトレースにおける1つのデータ点を計算するために用いられるデータの幅を示す。ウインドウサイズが広くなるほど得られるトレースの変動性は低くなる。
いずれか特定の理論に束縛される必要はなくまた束縛されたくもなく、発明者等は、線形複屈折ファイバにおいて偏光状態が周期的に展開し、そのような周期性は光時間ドメイン反射率計で観察され得ることを注記しておく。線形複屈折ファイバ(無撚りファイバ)及び撚りファイバのいずれについても説明がなされている。エックス・チェン(X. Chen),ティー・エル・ハント(T. L. Hunt),エム-ジェイ・リー(M.-J. Li)及びディー・エイ・ノーラン(D. A. Nolan),「撚りファイバにおける偏光展開特性(Properties of polarization evolution in spun fibers)」,Optics Letters,2003年、第28巻,第21号,p.2028-2030を見よ。POTDRで見られるような位置の関数としての規格化強度は、式:
Figure 2009506342
で表すことができる。線形複屈折ファイバ及び偏光子はファイバの複屈折軸に対して45°オフセットされた理想化短波長POTDRの単純な場合については、上式は以下の簡単な形:
Figure 2009506342
をとることができる。ここでLは波長λにおけるファイバのビート長である。実際のOTDRの光源は有限の帯域幅を有し、よってλを中心として半値幅がΔλ/2の多くの波長がOTDRで見られる強度に寄与する。位置の関数としての総(積分)強度は積分:
Figure 2009506342
で表すことができる。ここでg(λ)は分光加重関数である。
発明者等は、高PMD区画を識別するための機構が、PMDが高いファイバ区画を通過する光パルスの分光減偏光に関係付けられると考えている。PMDが高い区画は本質的に偏波維持ファイバ区画である。比較的短い高PMDセグメントを有する光ファイバは、PMDが高い短ファイバ区画が後続する低PMD区画からなり、この高PMD区画にはさらに別の低PMD区画が続き、それぞれの区画の複屈折レベルまたはPMDレベルは異なるであろう。短い高PMD区画の後方での2つの主偏光状態間の位相遅延は下式:
Figure 2009506342
で表すことができる。ここで、位相は(高PMDをもたらす)欠陥に到達する点までのファイバにおける2つの偏光状態間で累積された位相差であり、位相は(極めて短い長さであり得る)PMDが高い欠陥のある区画の端から注目する位置zまでに累積された位相差であり、τは短ファイバ区画の総DGDである。項:
Figure 2009506342
は、(OTDRで用いられるような)光源の線幅または帯域幅Δλが有限の値を有するから波長依存性が強く、分光減偏光を生じさせる。市販のOTDRの代表的な線幅値は1nmと3nmの間の範囲にある。分光減偏光機構の単純な解析において、波長λ−Δλ/2(ウインドウの短波長端)及び波長λ+Δλ/2(ウインドウの長波長端)における位相が180°すなわちπラジアンのオーダーであれば、欠陥区画の先のファイバについての偏波変動は完全に消し去られることになろう。発明者等はこれを分光減偏光と称している。ウインドウにわたって180°の位相シフトを生じさせ得るDGDの値は一般に、下式:
Figure 2009506342
で決定することができる。ここでCは1のオーダーの値を有する数である。Cは帯域幅の両端間での位相ずれが180°の場合に値1をとる。Δλ離れている波長間で完全な(180°の)位相ずれがおこっていなくとも、かなりの分光減偏光がおこり得る。したがって、分光減偏光の発現の実用評価に対し、Cは1より小さい値、例えば0.3をとる。分光減偏光に必要な実線幅Δλは、分光加重関数g(λ)で表されるように、スペクトル線形状に依存しても若干変わり得る。分光減偏光がおこると、DGDが高い短区画の先の残余ファイバについてPMDがどれだけ低いかに関わらず、ファイバを進行する光は少なくともある程度減偏光される。POTDRから見ると、後方散乱トレースから決定されるようなファイバの欠陥性区画及び欠陥性区画に続く非欠陥区画に沿う光強度は、ファイバPMD品質にかかわらず小さな変動を示す。そのような結果が図2に示される。すなわち、用いられる線幅Δλが広くなるほど、検出できるτが小さくなり、存在を識別できる高PMDのレベルが一層低くなる。より小さな、選択されたτ(DGD)を検出するため、すなわちより小さなPMDを発生する欠陥を検出するためには、選択されたDGDより大きなDGDを有するPMD欠陥によって起発される、後方散乱トレースに見られるような実質的な減偏光を得るためにより大きな線幅が必要である。
発明者等は、分光減偏光の効果を示すために2つの場合をモデル化した。第1の場合において、図7は1550nmにおけるビート長が30mのファイバについての強度展開を示し、ここで、OTDRの光源は1550nmを中心として5nmにわたって平坦な形状を有すると仮定され、図示されるファイバセグメントは微分群遅延(DGD)が0.05psのファイバの直後に配置されている。図7は波長154.7nm,1550nm及び1552.5nmについての個々の波長の強度300,302,304を示し、図8は図7の積分強度306を示す。図示されるファイバより前での累積DGDは非常に小さいから、それぞれの波長にともなう3つの強度曲線は互いにほとんど重なり合う。強度の波長依存性は弱く、したがって、ファイバの先行セグメントのDGDによって図示されるファイバの偏波展開の挙動が有意に影響されることはない。第2の場合において、図9は1550nmにおけるビート長が30mのファイバについての強度展開を示し、ここで、OTDRの光源は1550nmを中心として5nmにわたって平坦な形状を有すると仮定され、図示されるファイバセグメントは、ファイバの欠陥性PMD部分を表す、微分群遅延(DGD)が1.07psのファイバの直後に配置されている。図9は波長154.7nm,1550nm及び1552.5nmについての個々の波長の強度310,312,314を示し、図10は図9の積分強度316を示す。注目する被検ファイバ(区画)の前に大きなDGDが存在するため、OTDRで見られるような被検ファイバの強度展開は波長に依存し、位相がずれている。したがって、それぞれを加え合せて積分強度トレースを形成すると、部分的相殺がおこり、得られる強度トレースは低レベルの変調深さを示す。すなわち、主要なPMD欠陥の後のファイバ部分は連続する低強度レベル変動度でトレースに反映されることになろう。
本発明にしたがう装置を簡略に示す 図1の構成で評価した光ファイバの、ファイバの軸線に沿う位置に対してプロットした強度変動トレースを、dBを単位として、示す 図2の強度変動トレースから決定された絶対強度変動差トレースを示す 高PMDを有していなかった別の光ファイバについての2つの強度変動トレース及びそれらの絶対強度変動差トレースを示す 光ファイバからの、1つのトレースではPMD欠陥の地点が明らかにならない、3つの強度変動トレースを示す 本発明にしたがう装置の別の実施形態を簡略に示す 微分群遅延(DGD)が0.05psのファイバ部分に続くファイバ部分についての3つの波長における強度評価を示す 図7の強度の積分強度を示す 微分群遅延(DGD)が1.07psのファイバ部分に続くファイバ部分についての3つの波長における強度評価を示す 図9の強度の積分強度を示す
符号の説明
10,200 光ファイバPMD試験装置
20,220 OTDR
30 光導波路ファイバ
40 光路
50,52,250,252 光サーキュレータ
60,260 偏光アナライザ(偏光子)
62,262 偏光子
70,72 波長板
210 連続波光源
212、216 EDFA
214、218 帯域通過フィルタ
270 光検出器
280 パルス発生器
290 音響光学変調器
292 音響光学変調器コントローラ

Claims (5)

  1. 軸線及び前記軸線に沿う長さを有する光ファイバの偏波モード分散を測定するための方法において、前記方法が、
    (a)前記光ファイバの前記長さの第1の末端に第1の入力偏光パルスを送り込み、よって前記光ファイバの前記第1の末端から第1の後方散乱光信号を出力させる工程、
    (b)前記第1の後方散乱光信号の感偏光測定を行うことによって前記光ファイバの前記長さに対応する第1の後方散乱強度トレースを得る工程、
    (c)前記光ファイバの前記長さの第2の末端に第2の入力偏光パルスを送り込み、よって前記光ファイバの前記第2の末端から第2の後方散乱光信号を出力させる工程、
    (d)前記第2の後方散乱光信号の感偏光測定を行うことによって前記光ファイバの前記長さに対応する第2の後方散乱強度トレースを得る工程、
    (e)前記第1の後方散乱強度トレースの強度変動を解析する工程であって、前記第1の後方散乱強度トレースからのスライディングデータウインドウにわたる強度変動を解析する工程及び、強度変動の解析を続け、よって前記ファイバの前記長さに沿う強度の局所変動に関係付けられる情報を含む第1の強度変動トレースをつくりながら、前記ファイバの前記長さに沿って長さ方向に前記データウインドウを移動させる工程を含む第1の解析工程、
    (f)前記第2の後方散乱強度トレースの強度変動を解析する工程であって、前記第2の後方散乱強度トレースからのスライディングデータウインドウにわたる強度変動を解析する工程及び、強度変動の解析を続け、よって前記ファイバの前記長さに沿う強度の局所変動に関係付けられる情報を含む第2の強度変動トレースをつくりながら、前記ファイバの前記長さに沿って長さ方向に前記データウインドウを移動させる工程を含む第2の解析工程、及び
    (g)前記第2の強度変動トレースと前記第1の強度変動トレースの間の差の絶対値を決定することによって前記光ファイバの前記長さに対応する絶対強度変動差トレースを生成する工程、
    を有してなる方法。
  2. 前記絶対強度変動差トレースを前記ファイバの偏波モード分散(PMD)分布に関係付ける工程をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記関係付ける工程が、前記光ファイバの残余部分に対して高いPMDを有する前記光ファイバの一部分の場所及び長さ方向範囲を決定する工程をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  4. 前記第1及び第2の入力偏光パルスが、それぞれのパルスがたどる経路が少なくともある程度重なるように、前記光ファイバ内の十分深くに進入することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  5. 前記スライディングウインドウが0.1〜5kmの幅を有することを特徴とする請求項1に記載の方法。
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