JP2009505091A - 変位速度測定方法 - Google Patents

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Abstract

本発明は、固定されたエレメントに対して移動することができるエレメントの変位速度を測定する方法に関する。本発明による方法は、第1の基準センサと、移動エレメントの変位軸に沿って本質的に整列された複数の異なる第2の測定センサ(Mi)とを備えた光学測定装置を使用して実行される。この測定方法は、基準センサおよび測定センサ(Mi)の各々によって供給される複数の信号の相関による推定速度(Ve(Mi))の決定と、前記推定速度(Ve(Mi))からの平均速度(Vmoy)の計算とからなっている。

Description

本発明は、固定されたエレメントに対する移動エレメントの変位速度を、それらの2つのエレメントのうちの一方に固定された光学測定装置であって、少なくとも1つの入射光ビームをもう一方のエレメントの方向に放出するための手段と、もう一方のエレメントによって拡散した光を検出する第1および第2のセンサと、前記センサに接続された処理手段とを備えた光学測定装置によって測定するための方法であって、少なくとも、
− 入射光ビームの放出
− 拡散した光の前記第1および第2のセンサによる検出
− 処理手段による、第1および第2のセンサによって供給される複数の信号の相関による最大相関ピークの位置の決定
− 第1のセンサと第2のセンサの間の所定の距離、および最大相関ピークの前記位置に基づく推定速度の決定
を含む測定方法に関する。
固定されたエレメントに対する移動エレメントの変位速度、例えば地上の自動車両の縦方向の変位速度の測定には、従来、光学相関測定を使用した光学測定装置が使用されている。図1に極めて概略的に示されているように、例えば車両の車体の下方に固定された測定装置は、変位軸Aに沿って移動している。測定装置は、従来、少なくとも1つの入射光ビームを地面の方向に放出するための手段(示されていない)と、車両の前方に配置された第1の基準センサRと、車両の後方に配置された第2の測定センサMとを備えている。これらの2つのセンサRおよびMは、地面によって拡散する光を検出するように設計されている。また、測定装置は、センサRおよびMに接続された、車両の変位速度を決定するように設計された処理手段を備えており、基準センサRと測定センサMの間の距離Dは分かっている。
このような光学測定装置を使用した変位速度測定方法は、少なくとも、
− 地面への入射光ビームの放出
− 第1のセンサRおよび第2のセンサMによる、地面によって拡散する光の検出
− 処理手段による、例えばセンサRおよびMによって供給される複数の信号の相関による最大相関ピークの位置の決定
− 基準センサRと測定センサMを隔てている所定の距離D、および最大相関ピークの前記位置に基づく推定変位速度Veの決定
を含んでいる。
最大相関ピークの位置を高い精度で決定し続けるためには、センサRおよびMが受け取る信号の、同じく相関関数サンプリング周波数である収集周波数Feを制御することが好ましい。この収集周波数を制御することにより、最大相関ピークを常に、相関関数のポイントに対応する、τが遅れ時間であり、また、Feがサンプリング周波数である式n=τ×Feによって定義される指数nの近くに設定することができる。
しかし、τ=D/VeおよびFe=Ve/δであり、Veは推定速度、また、δは測定装置の空間分解能である。したがって指数nは、次の式、n=D/δに従って表現される。したがって指数nは、速度Veに無関係に一定である。推定速度Veがどのようなものであれ、最大相関ピークは常にこのポイントnに位置している。
しかしながら、変位速度が極めて速い場合、あるいは空間分解能δが極めて低い場合、測定装置の技術的な限界に到達することがある。例えば、測定センサMは、クロックが2.5MHz、最大収集周波数速度が40kHzである64個の基本コンポーネントすなわちピクセルのフォトダイオード・アレイである。10kHz、20kHz、30kHz、40kHz、50kHz、60kHz、70kHz、100kHzおよび150kHzの信号収集周波数に対する、km/h単位の速度V対mm単位の空間分解能δを示す図2に示されているように、必要な空間分解能が1mmの場合、150km/h以上で40kHzの最大周波数に到達している。したがって、このような測定方法の場合、必要な空間分解能によっては、高速で測定することはできない。
さらに、収集周波数が一定の場合、速度が速くなると最大相関ピーク指数nが小さくなる。最大相関ピーク指数nが小さくなると、推定速度を決定する際の精度が悪くなることになる。推定速度を決定する際の精度が悪くなると、例えば測値が大きく変化し、とりわけ速度勾配を記録する際の精度が著しく悪くなることになる(図3)。
最大収集周波数が9kHz、空間分解能が1.5mmの場合の、km/h単位の速度V対時間tを示す図3に示されているように、測定瞬時毎の車両の速度勾配の記録は不正確であり、推定速度値は大きく変化している。例えば、110km/hの速度におけるサンプリングと結合した精度は、約4km/hである。
一般的な意味では、上で説明した測定精度の不正確性は、相関関数のサブサンプリングに起因しており、最大相関ピークの位置を決定する際の精度を著しく悪くしている。これらの欠点を除去するために、とりわけ、印刷基板位置決めアプリケーションに関する文書、米国特許第2002/0199164号明細書、および光学マウスに関する米国特許第6823077号明細書によっていくつかの測定技法が提案されている。
第1の方法は、補間技法の使用からなっている。第1の例は、従来の技法による最大相関ピークの位置の補間、つまり、最大振幅を提供するサンプルに近い2つ、3つまたは4つのサンプルに対する多項式補間、重心補間、スプライン補間、三次補間等を提案している。しかし、最大相関ピークの形状は、補間式によって記述される数学的対象の形状とはまったく異なっていることがある。例えば、多項式補間によって図3の測値変化を若干小さくすることができるが、それらを除去することはできない。
補間技法のもう1つの例は、その導関数のゼロ交差点の識別による最大相関ピークの位置の探索を提案している。この技法は、その後のフィルタリングがより単純である次数1補間を利用している。しかし、この技法の場合、実際には、計算された推定値に対する満足すべきフィルタリングをこの方法で実時間で実行することは困難であることが分かっている。
第3の補間技法の例は、実速度からの逸脱を表にすることによって補間誤差を補償する方法を提案している。しかし、この方法は、推定速度の値に余計な不正確性をもたらしている。
第2の方法は、収集速度を制限することによって導入される最大相関ピークの時間遅れを補償することからなっており、探索される速度の大きさの等級は予め分かっている。この方法は、
− サンプルされる相関関数が計算され、かつ、速度が計算される直前に最大相関ピーク指数nをシフトさせることによって必要な分解能に対する最適収集周波数が推定された後
− または、サンプルをどれだけ遅延させると最大相関ピークをシフトさせることができるかを推定し、かつ、処理手段、とりわけ処理手段と結合した相関器への入力上の1つまたは2つのチャネル上にこのシフトを適用することによって
実行されてもよい。
しかし、実際には、上で説明した技法は、補償すべき差の推定精度に極めて敏感な方法である。最大相関ピークの位置に対する精度がたとえ改善されたとしても、推定速度の決定に関する精度の問題が残っている。
第3の測定方法は、相関の計算に先立つ、最適収集周波数におけるセンサRおよびMからの信号の再補間からなっており、探索される速度の大きさの等級は予め分かっている。しかし、この方法は、探索される最適収集周波数の予測の質に対して依然として極端に敏感であり、やや不十分であることが分かっている。
第4の測定方法は、計算された推定速度の後処理の実行からなっている。しかし、極端に大きいメモリを備えることなく実時間で適用される従来の平滑フィルタでは、速度の飛びを平滑化することはできず、速度の飛びは極端に急峻である。
第5の測定方法は、最大相関ピークの位置の探索を容易にするために、処理手段のレベルにおける時間収集スペクトルの短縮からなっている。最大相関ピークの幅は、相関される信号のスペクトル帯域に反比例しているため、処理手段のレベルにおける相関器の入力を低域通過フィルタリングすることにより、最大相関ピークの幅が広くなり、また、最大相関ピークの補間が容易になる。しかし、実際には、探索される速度がどのようなものであっても、有効なフィルタを構築することは困難であることが確かに分かっている。広すぎるためにサブサンプリングの問題が生じることがあり、あるいは狭すぎるために相関が極端に厚くなりすぎると、速度の推定に誤差が生じることが分かっている。
一般的な意味では、速度を正確に測定することができる測定技法または方法は、誰にも分かっていない。
本発明の目的は、上で言及した欠点のすべての障害を除去することであり、また、固定されたエレメントに対する移動エレメントの変位速度を測定するための測定方法であって、このような測定方法を実施した装置の速度および空間分解能の大きさの等級がどのようなものであっても、移動エレメントの速度を容易に、かつ、正確に決定することができる方法を達成する目的を有している。
本発明によれば、この目的は、特許請求の範囲の各請求項、より具体的には、光学測定装置が、第1の基準センサと、移動エレメントの移動軸に沿って実質的に整列された複数のまったく別の第2の測定センサとを備えたことによって達成され、上記測定方法は、
− 基準センサと測定センサの各々とによって供給される信号からの推定速度の決定
− および前記推定速度の平均速度の計算
を含んでいる。
他の利点および特徴は、非制限の例の目的で与えられたものにすぎない、添付の図面に示されている本発明の特定の実施形態の以降の説明からより明確に明らかになるであろう。
従来技術の測定方法によって生じる問題を解決するために、第1の解決法は、処理手段相関器の計算根拠を増やすこと、つまり測定センサMをシフトさせることによって、遅れ(速度が速くなることに関係している)の減少を補償することに存する。例えば、測定センサMが、移動軸Aに沿って速度の縦方向に配置された感光性検出器アレイであることを考慮すると、相関器根拠を増やすためには、比較的長いアレイを使用しなければならない。例えば、収集周波数が40kHzに制限されている場合、最大400km/hの速度に対して1.5%の精度を維持するためには、相関根拠を二重にしなければならず、つまり約180mmの感光性検出器アレイが必要である。しかし、この解決法は、光が照射される感光性アレイを極端に長い距離にわたって使用しなければならないため、技術的に想定不可能である。
図を参照すると、本発明による測定方法は、基準センサRの使用、および移動軸Aに沿って移動の縦方向に実質的に整列された、iが2より大きいかあるいは2に等しい複数のまったく異なる隣接する測定センサMiの使用することに存する。次に、この測定方法は、上で説明した原理と同じ原理を使用した、基準センサRおよび測定センサMiの各々によって供給される信号からの推定速度Ve(Mi)の決定を含んでいる。最後に、この測定方法は、予め計算済みの異なる推定速度Ve(Mi)の平均速度Vmeanの計算からなっている。これらの推定速度Ve(Mi)の平均を計算することにより、各測定センサMiによって推定される遅れの打切りによる誤差が相殺される。
図4では、このような測定方法を実施した光学測定装置の特定の実施形態は、基準センサRおよび4つの測定センサM1乃至M4(iの範囲が1から4まで)を備えている。センサRおよびM1乃至M4は、例えば結合電荷デバイス(CCD)タイプの感光性アレイであり、基準センサRと各測定センサM1乃至M4の間の距離D1乃至D4は分かっている。
この測定方法は、このような測定装置により、基準センサRおよび各測定センサMiによって供給される信号から推定速度Ve(Mi)を決定することに存する。図4の特定の実施形態では、この方法は、各測定センサM1乃至M4に対する4つの推定速度Ve(M1)、Ve(M2)、Ve(M3)、Ve(M4)の決定、およびこれらの4つの推定速度Ve(M1)乃至Ve(M4)の平均速度Vmeanの決定を含んでいる。
図5の代替実施形態は、推定速度Ve(Mi)を決定するために測定センサMiが考慮されている点で図4の実施形態とは異なっている。図5では、測定装置は、単一の測定センサMを備えている。基準センサRおよび測定センサMは、例えば複数の基本コンポーネントすなわちピクセルから構成された感光性アレイである。まったく異なる基本コンポーネントの4つの連続し、かつ、隣接するグループが測定センサM1、M2、M3およびM4を構成しており、基準センサRと測定センサM1乃至M4の間の距離D1乃至D4は分かっている。各測定センサMiは、図5に示されているように、単一の基本コンポーネントを備えることも、あるいは複数の隣接する基本コンポーネントを備えることも可能である。平均速度Vmeanの決定は、上で説明した方法と同じ方法で、各測定センサM1乃至M4に対する予め計算済みの推定速度Ve(M1)、Ve(M2)、Ve(M3)、Ve(M4)の平均を計算することによって実行される。
一般的な意味では、基準センサRおよび/または測定センサMiは、nおよびmが1より大きいかあるいは1に等しいn行m列の基本コンポーネントの行列の少なくとも一部によって形成されてもよい。図9に概略的に示されているように、測定センサMiは、例えば4つの行l1乃至l4および6つの列c1乃至c6を備える基本コンポーネントの行列によって形成されてもよい。
基本コンポーネントのこのような行列を使用することにより、とりわけ、この測定方法の実行可能性を改善することができる。実際、個別のエレメントではなく、基本コンポーネントの広い表面を取り扱うことはより容易である。また、この測定方法の精度も改善されるため、行列の基本コンポーネントが互いに整列される。さらに、このような測定方法のコストも最適化され、基本コンポーネントの完全な行列を使用することは、行列のアレイまたは切取りを製造するより経済的であり、また、極めて多数の異なるセンサによって検出される大量の光を集積することが可能である限り、この測定方法の操作も最適化される。
一般的な意味では、従来技術による測定方法は、複数の測定の実行を提案しているが、常に同じ測定センサMを考慮している。そのため、測定毎にまったく同じ誤差が生じる結果になっている。本発明による測定方法も、複数の測定の実行を提案しているが、新しい測定毎に異なる測定センサMiを考慮している。測定センサMi毎の対応する推定速度Ve(Mi)の計算には誤差が伴うが、この誤差は、すべての測定センサMiの推定速度Ve(Mi)の計算によって生成される誤差群によって補償される。次に、これらの推定速度Ve(Mi)の平均によって、各センサMiの誤差を小さくすることができ、さらには補償および完全に除去することができる。
確かに、21個のまったく異なる測定センサM1乃至M21に対するkm/h単位の推定速度Ve対km/h単位の実速度Vrを示す図6に示されているように、iの範囲が1から21までである推定速度Ve(Mi)が、250km/hと255km/hの間にある実速度Vrに対して、約40kHzの限界収集周波数で測定されている。
iの範囲が1から21までである推定速度Ve(Mi)の値毎に、推定速度Ve(Mi)の推定値がプラトー当たり数km/h飛んでいる。このプラトーは、推定速度Ve(Mi)毎に実質的にまったく同じであり、また、図3の速度勾配に対して観察される測値変化の大きさの等級に実質的に対応している。例えば、プラトーは、図3の特定の実施形態では約4km/hである。
この打切りプラトーは、異なる測定センサMiに対して同じ実速度では生じない。例えば、図6に細い実線で示されている推定速度Ve(M1)は、実速度である250km/hと251km/hの間で248km/hから約253km/hに及んでいる。図6に破断線で示されている推定速度Ve(M5)は、実速度である251km/hと253km/hの間で249km/hから254km/hに及んでいる。同じく図6に破断線で示されている推定速度Ve(M19)は、実速度である255km/hと257km/hの間で251km/hから約256km/hに及んでいる。
したがってこの打切り効果は、すべての測定センサMiに対して同じ速度で生じることはなく、基準センサRと測定センサM1乃至M21の間の距離D1乃至D21は、すべて異なっている。異なるセンサRおよびMiを使用することにより、プラトーがシフトし、かつ、各測定センサに対して観察される誤差が補償され、図6に太い黒線で示されている実質的に一直線の平均速度Vmeanが得られる。この平均速度Vmeanは、理想理論線に接近しており、実速度と計算速度を一致させている。
したがって、複数の推定速度Ve(Mi)を考慮した平均速度Vmeanを決定するこのような測定方法は、誤差を著しく小さくすることができる。平均速度Vmeanの計算を考慮した推定速度の数Nに対する速度の最大相対誤差Eを示す図7に示されているように、単一の測定センサに対応する単一の推定速度の場合に観察される、太い実線で示されている最大相対誤差は、約1.6%、すなわち速度が400km/hの場合、約6km/hである。この誤差は、同じ測定センサを使用した測定毎に継続している。一方、5つの異なるセンサを使用して少なくとも5つの速度が推定される場合、相対誤差Eが0.4%に向かって0.5%未満に減少すること、また、推定速度が21個の場合、さらに0.3%まで減少させることができることに留意されてもよい。
この誤差縮小事象は、とりわけ、測値変化のほぼ完全な減少および速度推定に対するはるかに高い精度によって表現される。速度対時間を示す図8では、図3の特性と同じ特性を有する速度勾配が記録されると、つまり、9kHzの最大収集周波数および1.5mmの空間分解能の場合、平均速度Vmeanが計算された後の8つの推定速度値(したがって8つの測定センサM1乃至M8)によって、はるかに滑らかで、かつ、より正確な曲線を得ることができる。110km/hにおけるサンプリングと結合した不正確性は、事実上、完全に除去されている。
したがって、使用される測定センサMiがどのようなものであっても、このような測定方法によれば、固定されたエレメントに対する移動エレメントの速度を推定する際に、極めて高い精度を得ることができる。さらに、このような方法は、各測定センサに対してなされた正確な推定の数に従って計算された推定値に対する信頼性指数を与える可能性を使用者に提供する。
例えば、この方法は、N個のセンサMiを使用して得られるN個の速度推定値が類似している場合(打切り誤差を除く)、信頼性指数Nを与え、また、この方法は、N個のセンサMiを使用して得られるN個の速度推定値のうちの1つのみが正確であるように思われる場合、信頼性指数1を与える。
本発明は、上で説明した異なる実施形態に限定されない。この測定方法は、収集周波数が制限されない場合、推定精度を改善するために適用することができる。
さらに、このような測定方法の1つを実施した光学装置の基準センサRおよび測定センサMiは、図1、4および5に示されているように整列されてもよく、あるいは基準センサRおよび測定センサMiは、実質的に直角に配置されてもよい。例えば、基準センサRは、移動軸Aに対して直角に配置され、また、測定センサMiは、基準センサRに対して直角の移動軸Aに沿って整列され、かつ、配置される。このような構成により、縦方向の速度に加えて、とりわけ、移動エレメントの横方向の速度を測定することができる。
このような測定方法は、とりわけ、地上の自動車両の速度の測定に適用され、測定装置は、地上または車両の下側のいずれかに分け隔てなく固定される。他のアプリケーションは、生産ライン(最終仕分け、製造された対象の承認など)の対象の走行速度および高さの計算であってもよい。また、他のアプリケーションは、織物生産ライン(紡機、織機、圧延機など)のワイヤまたはロッドの走行速度の測定であってもよい。
従来技術による変位速度測定方法を実施した光学測定装置を極めて概略的に示す図である。 従来技術による測定方法の異なる収集周波数に対する速度対空間分解能を示すグラフである。 図1および2による測定方法の速度勾配を記録する場合の速度対時間を示すグラフである。 本発明による変位速度測定方法を実施した光学測定装置を極めて概略的に示す図である。 本発明による変位速度測定方法の代替実施形態を実施した光学測定装置を極めて概略的に示す図である。 図4および5による測定方法に対する、測定センサの推定速度およびこれらの推定速度の平均速度に対する推定速度対実速度を示すグラフである。 図4乃至6による測定方法に対する、推定速度に対する最大相対誤差対測定センサの数を示すグラフである。 図4乃至7による測定方法の速度勾配を記録する場合の速度対時間を示すグラフである。 本発明による変位速度測定方法の代替実施形態を実施した測定装置のセンサを極めて概略的に示す図である。

Claims (5)

  1. 固定されたエレメントに対する移動エレメントの変位速度を、それらの2つのエレメントのうちの一方に固定された光学測定装置であって、少なくとも1つの入射光ビームをもう一方のエレメントの方向に放出するための手段と、前記もう一方のエレメントによって拡散した光を検出する第1(R)および第2(M)のセンサと、前記センサ(R、M)に接続された処理手段とを備えた光学測定装置によって測定するための測定方法であって、前記測定方法が、少なくとも、
    前記入射光ビームの放出と、
    前記拡散した光の前記第1(R)および第2(M)のセンサによる検出と、
    前記処理手段による、前記第1(R)および第2(M)のセンサによって供給される信号の相関による最大相関ピークの位置の決定と、
    前記第1(R)のセンサと第2(M)のセンサの間の所定の距離(D)、および前記最大相関ピークの前記位置に基づく推定速度(Ve)の決定と
    を含み、前記光学測定装置が、第1の基準センサ(R)と、前記移動エレメントの移動軸(A)に沿って実質的に整列された複数のまったく別の第2の測定センサ(Mi)とを備え、前記測定方法が、
    前記基準センサ(R)と前記測定センサ(Mi)の各々とによって供給される信号からの推定速度(Ve(Mi))の決定と、
    前記推定速度(Ve(Mi))の平均速度(Vmean)の計算と、
    を含むことを特徴とする方法。
  2. センサ(R、Mi)が、基本コンポーネントの行列の少なくとも一部によって構成されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記センサ(R、Mi)が、少なくとも1つの感光性アレイによって形成されることを特徴とする請求項1および2の一項に記載の方法。
  4. 2つの隣接する測定センサ(Mi)が、1つの同じアレイの基本コンポーネントの隣接するグループによって形成されることを特徴とする請求項3に記載の方法。
  5. 2つの隣接する測定センサ(Mi)が、2つのまったく別のアレイによって形成されることを特徴とする請求項3に記載の方法。
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