JP2009502211A - トロカールのためのボタンラッチシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】第1のハウジング部材および第2のハウジング部材を接続するための簡便かつ信頼性の高い機構を提供するトロカールハウジングを提供する。
【解決手段】トロカール組立体用のトロカールハウジングは、第2のハウジング部材に選択的に連結された第1のハウジング部材を含む。前記第1のハウジング部材および前記第2のハウジング部材は、整合された孔を含む。これらの孔は、内部を器具が貫通するような形状および寸法にされる。ボタンラッチ機構は、前記第1のハウジング部材および前記第2のハウジング部材を選択的に連結させる。前記ボタンラッチ機構は、前記第1のハウジング部材および前記第2のハウジング部材を中央軸の周囲でスライドするラッチ部材を含み、これにより、前記第1のハウジング部材および前記第2のハウジング部材を選択的に連結させる。
【選択図】図1

Description

開示の内容
〔発明の分野〕
本発明は、トロカール組立体に関する。より詳細には、本発明は、トロカール組立体の第1のハウジング部材および第2のハウジング部材を片手で作動してそれらハウジング部材を選択的に固定して、前記第1のハウジング部材および前記第2のハウジング部材を選択的に分離させるためのボタンラッチ機構に関する。
〔従来技術の説明〕
内視鏡的外科手術は、より低いリスクおよび患者のより短い回復期間をもたらすため、医療分野において広範に受け入れられている。その結果、多くの低侵襲性外科用器具が開発されている。これらの新興ツールの中で、トロカール組立体は重要な役割を果たしている。トロカール組立体は、体腔へのアクセスを得るために用いられる外科用器具である。トロカール組立体は、トロカールハウジングおよびトロカールカニューレから構成されたトロカールスリーブと、トロカール栓塞子(trocar obturator)との2個の主要構成要素を一般に含む。このトロカールカニューレは、その中に挿入されたトロカール栓塞子を有し、皮膚を通じて誘導されて体腔へとアクセスする。前記体腔へのアクセスが得られると、腹腔鏡外科手術または関節鏡視下外科手術および内視鏡的手術を行うことができる。皮膚を貫通するために、外科用メスで事前切断された皮膚に前記トロカールカニューレの遠位端部を置く。その後、前記トロカール栓塞子を用いて、前記皮膚を貫通し、前記体腔へとアクセスする。前記トロカール栓塞子の近位端部に圧力を付加することにより、前記トロカール栓塞子の尖鋭先端部(sharp point)が前記体腔中に入るまで、前記尖鋭先端部を前記皮膚内に押し込む。前記トロカールカニューレは、前記トロカール栓塞子によって作製された穿孔を通じて挿入され、前記トロカール栓塞子が引っ込められ、これにより、前記トロカールカニューレが前記体腔へのアクセス経路として残る。
前記トロカールカニューレの近位端部は典型的には、トロカールハウジングに連結される。このトロカールハウジングは、前記トロカールカニューレによって画定された内腔と連絡する開口遠位端部を有するチャンバを画定する。トロカール栓塞子または他の細長い外科用器具が、前記トロカールハウジングによって画定される前記チャンバの近位端部を通じて軸方向において前記トロカールカニューレ中に延び、かつトロカールカニューレから引っ込められる。
多くのトロカールハウジングが、近位シール組立体およびダックビルシール組立体(duckbill seal assembly)をそれぞれ収容する第1のハウジング部材および第2のハウジング部材と共に形成されている。これらのハウジング部材は、多様な外科手術を容易化するように、選択的に連結される。例えば、検体を取り出す間に第1のハウジング部材を除去することが望ましい場合が往々にしてある。第1のハウジング部材を除去すると、当該検体は、前記ダックビルシール組立体および前記近位シール組立体双方を通過する代わりに、前記ダックビルシール組立体のみを通過することが可能となる。その結果、検体の取り出しがより容易になり、この除去プロセス中における当該検体への外傷がより低減される。
しかし、従来のトロカールハウジングは、第1のハウジング部材および第2のハウジング部材を固定するための、複雑で信頼できない機構を利用している。そのため、第1のハウジング部材および第2のハウジング部材を接続するための簡便かつ信頼性の高い機構を提供するトロカールハウジングが必要とされている。本発明は、片手操作が可能であるこのような機構を提供する。
〔発明の要旨〕
よって、本発明の目的は、トロカール組立体のためのトロカールハウジングを提供することである。前記トロカールハウジングは、第2のハウジング部材に選択的に連結された第1のハウジング部材を含む。前記第1のハウジング部材および前記第2のハウジング部材は、整合された孔を含む。これらの孔は、その内部を器具が通過するように、成形されかつ寸法が決定される。ボタンラッチ機構は、前記第1のハウジング部材および前記第2のハウジング部材を選択的に連結させる。前記ボタンラッチ機構は、前記第1のハウジング部材および前記第2のハウジング部材を選択的に連結させるための前記第1のハウジング部材および前記第2のハウジング部材の中央軸周囲でスライドするラッチ部材を含む。
本発明の別の目的は、トロカール組立体のためのトロカールハウジングを提供することである。前記トロカールハウジングは、第2のハウジング部材に選択的に連結された第1のハウジング部材を含む。前記第1のハウジング部材および前記第2のハウジング部材は、整合された孔を含む。これらの孔は、その内部を器具が通過するように、成形されかつ寸法が決定される。ボタンラッチ機構は、前記第1のハウジング部材および前記第2のハウジング部材を選択的に連結させる。前記ボタンラッチ機構は、前記第1のハウジング部材および前記第2のハウジング部材を選択的に連結させるための前記第1のハウジング部材および前記第2のハウジング部材の中央軸周囲でスライドするラッチ部材、前記第1のハウジング部材から延びる少なくとも1つのアーム、および前記第2のハウジング部材中に形成された孔であって、前記第1のハウジング部材および前記第2のハウジング部材が係合すると、前記アームが前記孔を通過する、孔を含む。前記孔は、前記アームの屈曲が回避されるように前記アームよりも僅かにだけ大きい。
本発明の別の目的は、トロカール組立体のためのトロカールハウジングを提供することである。前記トロカールハウジングは、第2のハウジング部材に選択的に連結された第1のハウジング部材を含む。前記第1のハウジング部材および前記第2のハウジング部材は、整合された孔を含み、前記孔は、その内部を器具が通過できるような形状および寸法にされる。ボタンラッチ機構が、前記第1のハウジング部材および前記第2のハウジング部材を選択的に連結させる。前記ボタンラッチ機構は、弾性ラッチリングを含む。前記弾性ラッチリングは、前記第1のハウジング部材および前記第2のハウジング部材の中央軸周囲でスライドして、前記第1のハウジング部材および前記第2のハウジング部材を選択的に連結させる。
本発明の他の目的および利点は、本発明の特定の実施形態を示す添付図面と共に見れば、以下の詳細な説明から明らかとなろう。
〔好適な実施形態の説明〕
本明細書中、本発明の詳細な実施形態が開示される。しかし、開示された実施形態はひとえに本発明を例示したものであり、多様な形態で具現化することができることが理解されるべきである。従って、本明細書中開示された詳細は、限定的なものとして解釈されるべきではなく、ひとえに特許請求の範囲の基盤として、そして本発明の作製法および/または使用法を当業者に教示するための基盤として解釈されるべきである。
本発明によるボタンラッチ機構56が開示される。以下により詳細に説明するように、ボタンラッチ機構56により、第1のハウジング部材および第2のハウジング部材を選択的に連結させることが可能となり、トロカール組立体の汎用性が増す。当業者であれば確かに理解するように、本回転式ラッチ機構は、本発明の精神から逸脱すること無く多様なトロカール組立体と共に使用されるように構成される。
図1〜図5を参照して、トロカール組立体10は、トロカールカニューレ12と、トロカール栓塞子14と、トロカールハウジング(またはハンドル)16とを一般的に含む。トロカールカニューレ12は、開口遠位端部位20および開口近位端部位22を有する内腔18を画定する。近位端部位22は、トロカールハウジング16の遠位端部位24内に延びかつ遠位端部位24中に取り付けられる。トロカールハウジング16は、開口部28を定める開口近位端部位26を有する。開口部28には、近位シール組立体30が設けられる。近位シール組立体30は、本発明にしたがって構築され、本明細書中以下に詳細に説明する。開口部28には、ダックビルシール組立体32がさらに設けられる。ダックビルシール組立体32は、近位シール組立体28の下側に位置される。本シール組立体は二重シーリングシステムの一部を形成する近位シール組立体として開示されるが、本シール組立体は、本発明の精神から逸脱すること無く単独シールシステムにおいて用いることもできる。
一般的に、トロカールスリーブ44は、トロカールカニューレ12およびトロカールハウジング16で構成される。トロカールハウジング16は、第1のハウジング部材36および第2のハウジング部材38を含む。第2のハウジング部材38は、最終的に第2のハウジング部材カバー38aおよび第2のハウジング部材ベース38bで構成される。ハウジング16は2個の構成要素として開示されているが、本発明の精神から逸脱すること無く単独の構成要素も使用可能であることが企図される。図示されている2個の構成要素によるハウジングは、検体の取り出しを支援する。
トロカール栓塞子14は、トロカールカニューレ12内においてスライド可能であり、かつトロカールカニューレ12内から除去可能であり、また、トロカールハウジング16の近位シール組立体30、ダックビルシール組立体32および開口部28を通じて、トロカールハウジング16およびトロカールカニューレ12中に挿入される。栓塞子ハンドル34は、トロカール栓塞子14の近位端部に設けられ、その栓塞子14の遠位端部において先端(point)またはブレード(図示せず)が形成される。当該分野において周知のように、近位シール組立体30は、トロカールスリーブ44を通じて延びるこれらの器具(例えば、トロカール栓塞子、およびトロカールを用いた手術と関連して使用するように構成された他のツール)の外部と協働して、その外面と密封的に係合し、これにより、トロカールハウジング16内を流体が通過するのを妨げる。
ボタンラッチシステム(BUTTON LATCHING SYSTEM)
トロカールハウジング16について、図1〜図5および図22〜図29を参照して、トロカールハウジング16は、第1のハウジング部材36および第2のハウジング部材38で構築される。これらの第1のハウジング部材36および第2のハウジング部材38は、以下により詳細に説明する理由のため、選択的に連結される。第1のハウジング部材36および第2のハウジング部材38は、整合された孔40および42を含む。これらの孔40および42は、トロカールハウジング16を選択的に通過する器具を受け入れるような形状および寸法にされる。
当業者であれば必ず理解するように、トロカールスリーブ44の腹壁内への挿入時および通常の手術過程において、第1のハウジング部材36および第2のハウジング部材38が確実に取り付けられた状態にあることが重要である。しかし、場合によっては、第1のハウジング部材36を除去するのが望ましい。例えば、検体を腹腔から取り出す間は、第1のハウジング部材36を除去しなければならない。第1のハウジング部材36を除去することで、検体を(ダックビルシール組立体32およびぴんと張った状態の近位シール組立体30双方を通過させるのではなく)ダックビルシール組立体32のみを通過させることができる。その結果、検体取り出しがより容易になり、この取出過程における当該検体への外傷が低減する。重要なことに、ボタンラッチ機構56は片手での操作を可能にする。
第1のハウジング部材36は、近位シール組立体30を支持し、かつ、内部にダックビルシール組立体32が設けられた第2のハウジング部材38上に位置している。第1のハウジング部材36は、その内部を貫通して延びる孔40を含む。近位シール組立体30は、第1のハウジング部材36の孔40内に位置される。
第2のハウジング部材38について、第2のハウジング部材38は、その内部を貫通して延びる孔42を含む。ダックビルシール組立体32は、第2のハウジング部材38の上面50の下側の第2のハウジング部材38の孔42内に位置される。実際、以下により詳細に説明する理由のため、ダックビルシール組立体32の周囲縁52は、第2のハウジング部材38の上面50のすぐ下側に位置され、これにより、第1のハウジング部材36の下面54と係合する。
まず、ボタンラッチ機構56の好適な実施形態について説明する。ボタンラッチ機構56により、第1のハウジング部材36の第2のハウジング部材38への接続が容易になる。詳細には、第1のハウジング部材36は、留置脚部(detainment legs)58と呼ばれる下方に延びるアームを含む。これらの留置脚部58はそれぞれ、下方に向くカム作用表面60および外側に向くラッチ面62を含む。本発明に従った適切な動作のために必要な留置脚部58は1個ではあるが、第1のハウジング部材36と第2のハウジング部材38との間の取付けをより確実にするために、より多くの留置脚部58を追加してもよいことが理解されるべきである。実際、本発明の好適な実施形態によれば、この好適な実施形態において、2個の留置脚部58が用いられる。
第2のハウジング部材38は、ボタン屈曲リング(button flex ring)64を含む。ボタン屈曲リング64は、その内周に沿って留置ピン(detainment pins)66を備え、これにより、第1のハウジング部材36の各留置脚部58にそれぞれ係合する。ボタン屈曲リング64は、トロカールスリーブ44の中央軸と軸方向に整合され、ダックビルシール組立体32の周辺を包囲する環状溝部68内に設けられる。ボタン屈曲リング64は、自然に外側に拡張する湾曲構造に成型された、硬質でありかつ可撓性の材料で構成される。ボタン屈曲リング64は「バネ付き開口(sprung open)」位置中に成型されているが、リング64の内周に沿った刻み目306により、持続的に成型されているリングとは対照的に、ボタン屈曲リング64に可撓性が与えられる。その結果、ボタン78を介して圧力を付加した際にボタン屈曲リング64を屈曲させるかまたは閉口させ始めることができる。ボタン屈曲リング64のこれらの屈曲特性に起因して、ボタンラッチ機構56を搭載する際にバネが不要になる。なぜならば、バネではなく屈曲リング64自身中にエネルギーが保存される(すなわち、ボタン屈曲リング64が、概してC字型形状であり、ボタン屈曲リング64内でバネ力が維持されるように第2のハウジング部材38内に位置される)からである。ボタン屈曲リング64の内周に沿って、刻み目306により、圧力が付加された際にボタン屈曲リング64を屈曲させることが可能になる。ボタン屈曲リング64の内周に沿って、留置ピン66が突出する。また、ボタン屈曲リング64の外周に沿って刻み目306を置いて、前記リング内の可撓性を与える(instill)ことができる点に留意されたい。
ボタン屈曲リング64により、第1のハウジング部材36を第2のハウジング部材38に取り付けることが可能になる。留置ピン66は、上方に向くカム作用表面72を含む。これらのカム作用表面72は、第1のハウジング部材36の留置脚部58の、下方に向くカム作用表面60と接する。
これらの留置ピン66はそれぞれ、上方に向くカム作用表面72を含む。このカム作用表面72は、留置脚部58のカム作用表面60とそれぞれ係合するような形状および寸法にされる。同様に、これらの留置ピン66は、内側に向くラッチ面74を含む。これらのラッチ面74は、留置脚部58の、外側に向くラッチ面62と係合するような形状および寸法にされる。
実際は、第1のハウジング部材36および第2のハウジング部材38のラッチング(latching)は、第2のハウジング部材38の上面50内に形成された穴76に留置脚部58を通すことにより、達成される。留置脚部58がボタン屈曲リング64の留置ピン66近隣の各穴76を通じて延びると、各留置脚部58のカム作用表面60は、留置ピン66のカム作用表面72と係合する。この係合により、ボタン屈曲リング64は、ボタン屈曲リング64が環状溝部68に沿ってスライドするのにつれて、ボタン屈曲リング64の2つの端部が互いに近接するまで、ボタン78の位置からトロカールハウジング16の垂直軸周囲で円周方向に移動する。その結果、留置脚部58は、ラッチ部材74を過ぎて延びることができる。ここでも、ボタン屈曲リング64の自然な成型により、この可撓性が得られる。
留置脚部58が留置ピン66を通過すると、ボタン屈曲リング64の自然な外側への湾曲により、ボタン屈曲リング64がその元の位置に戻り、第1のハウジング部材36の、外側に向くラッチ面62は、第2のハウジング部材38の内側に向くラッチ面74と係合して、第1のハウジング部材36を第2のハウジング部材38へと確実に連結させる。第1のハウジング部材36および第2のハウジング部材38は、ボタン屈曲リング64上に位置するボタン78の押圧を通じて、選択的に係合解除される。ボタン78が押圧されると、ボタン屈曲リング64は、ボタン屈曲リング64の端部が相互に近接するまで、環状溝部68に沿ってスライドするので、圧力源へと円周方向に移動する。その結果、ラッチ部材74の留置脚部58との係合が外れ、2個のハウジング部材が分離され得る。
第2のハウジング部材38の上面50は、第1のハウジング部材36の留置脚部58を少量のクリアランスで通過させることを可能にする穴76を含む。このような限られたクリアランスにより、穴76の面内の留置脚部58はごく僅か移動することができ、その屈曲可能性が限定される。従って、第1のハウジング部材36が第2のハウジング部材38へとラッチされると、第1のハウジング部材36および第2のハウジング部材38を強力に分解させるための唯一の手段は、第1および第2の留置脚部58そのものを剪断することによるものか、あるいは、留置脚部58そのものの上に純然たる張力(pure tension)を付加することによるものである。これらの留置脚部58は、穴76のサイズに起因してはみ出すように(out of the way)屈曲したり、スリップしたりすることができない。そのため、取り付けを極めて確実に行うことができる。
トロカールハウジング16は、トロカールの中央軸に向かってボタン78を内側方向に押圧して、これにより、成型ボタン屈曲リング(molding button flex ring)を湾曲させる自然力に打ち勝つように、ボタン屈曲リング64をトロカールスリーブ44の中央軸周囲でスライドさせることにより、分解される。ボタン78は、図29中に示すようなトロカールハウジング16の側面のスロット79を通じて、外科医がアクセスすることができる。ボタン78が押圧されると、ボタン屈曲リング64のラッチ部材74は留置脚部58を通り過ぎてスライドし、第1のハウジング部材36は第2のハウジング部材38から解放される。本発明の意図から逸脱することなく特徴を変更することが可能であるため、この実施形態は限定的ではない。例えば、ボタン屈曲リング64のカム作用表面は、本発明の意図を保持しつつ、前記リング自身の上または前記リングの外部に設けることができる。別の実施形態は、内側に向くラッチ面を含む留置脚部を含み得、かつ、前記ボタン屈曲リングの留置ピンは、外側に向くラッチ面を含む。本発明の精神は損なわれない。
上述したように、第1のハウジング部材36を第2のハウジング部材38に接続する際に用いられるボタンラッチ機構56は、多様な利点を提供する。詳細には、前記ボタンラッチ設計により、第1のハウジング部材36を第2のハウジング部材38に堅く取り付けることが可能になり、その際、第1のハウジング部材36の取り外しを極めて容易にしつつも、これらのラッチが誤って係合解除する可能性は無い。実際、第1のハウジング部材36の留置脚部58が内部を通過する穴76は、留置脚部58が道を逸脱して屈曲するいかなる可能性も無くす。最後に、ボタンラッチ機構56は、片手で容易に操作される。
上述した実施形態では、第2のハウジング部材内に位置された屈曲リングが開示されているが、この構造を逆転させてもよい(すなわち、屈曲リングが第1のハウジング部材内に位置され、前記第2のハウジング部材が、留置脚部を備える)ことが企図される。
第1のハウジング部材36と第2のハウジング部材38との間の適切な整合は、整合ピン82、および結合穴84を提供することにより、達成される。この整合ピン82は、第1のハウジング部材36の下面54から下方に延びる。結合穴84は、第2のハウジング部材38の上面50に沿って形成された整合ピン82を受け入れるように、成形され、かつ寸法が決定される。整合ピン82および結合穴84を設けるだけで、第1のハウジング部材36および第2のハウジング部材38を所望の構成に組み立てることが確実になる。オプションとして、反対側のラッチが係合するのを回避するために、第2のピンを設けてもよい。これは、本設計が安全を意図しているため、本設計の一体部分である。トロカール栓塞子14は、一構成において第1のハウジング部材36に取り付け可能であるにすぎず、第1のハウジング部材36は、一構成においてのみ第2のハウジング部材38に取り付け可能であるにすぎない。
上述したように、第1のハウジング部材36を第2のハウジング部材38に接続するのに用いられるボタンラッチ機構56により、多様な利点が得られる。詳細には、前記ボタンラッチ設計により、第1のハウジング部材36を第2のハウジング部材38に堅く取り付けすることが可能になり、その際、前記ラッチが誤って係合解除することは無く、また、第1のハウジング部材36の取り外しを極めて容易にすることができる。実際、第1のハウジング部材36の留置脚部58が内部を通過する穴76により、留置脚部58が道を逸脱して屈曲するいかなる可能性も無くなる。最後に、ボタンラッチ機構56は、片手で容易に操作される。
強化型シール組立体
図6〜図10を参照して、近位シール組立体30が開示される。前記シール組立体は、キャップ86と、クラウン88と、シールの半径方向移動に用いられるベローズ(bellows)90と、雌保持リング92と、プロテクタ94と、シール本体98を構成する複数の強化型シールセグメント96と、雄保持リング100と、底部本体102とを一般的に含む。これらの強化型シールセグメント96は、以下により詳細に説明するように位置され、保持リング92と100との間に取り付けられ、これにより、本発明によるシール組立体30が生成される。
より詳細には、図7〜図10を参照して、強化型シールセグメント96が図示されている。以下により詳細に説明するように、近位シール組立体30は、完全なシール本体98を作製する際、複数の強化型シールセグメント96を用いる。これらの強化型シールセグメント96はそれぞれ、部分的円錐形状(詳細には、およそ225度周囲で延びる円錐形状)である。本発明の好適な実施形態による部分的円錐形状は、およそ225度周囲で延びる部分的円錐を用いているが、他の形状の部分的円錐を本発明の精神から逸脱すること無く用いてもよい。円錐形状のシールセグメントが好適な実施形態に従って開示されているが、平坦なシールセグメントを本発明の精神から逸脱すること無く用いてもよい。
実際、器具を内部に挿入することが可能なシール本体98を生成する際、一連の強化型シールセグメント96を用いる。本発明の好適な実施形態に従って、4つの強化型シールセグメント96が整合され、互いに対して90度連続的にシフトされる。これらのシールセグメント96は、「織り込まれた(woven)」様式で配列される。すなわち、各シールセグメント96は、第1の側部104および第2の側部106を含み、各シールセグメント96の第1の側部104は、隣接するシールセグメント96の第2の側部106上に置かれ、これにより、シールセグメント96の「織り込まれた」組立体が作製される。
その後、これらの強化型シールセグメント96をその周囲縁部108に沿って雄保持リング94および雌保持リング100と共に結束し、完全なシール本体98を作製する。強化型シールセグメント96の部分的円錐形状およびその相対的回転の結果、これらの結束されたシールセグメント96により、シール本体98が作製される。このシール本体98において、個々のシールセグメント96は、器具が挿入されて器具を通過させるための開口部が生成される際に外側に押圧され、器具が除去された際に弾性的に内側に移動して前記開口部を閉口させる。強化型シールセグメント96の典型的変形を、図3を参照して図示する。器具を強化型シールセグメント96内に挿入した際のこの変形が図示されている。
上述したように、これらの強化型シールセグメント96はそれぞれ、概して円錐形状であり、この円錐形状の一部は切り落とされている。強化型シールセグメント96は、中央シール部材110に固定された周囲縁部108を含む。周囲縁部108は、実質的に平坦であり、同一平面内にあり、中央シール部材110は、円錐の一部分の形状に形成される。
強化型シールセグメント96上の中央位置において強化パッド112を含有することにより、中央シール部材110を向上させる。すなわち、強化パッド112は、周囲縁部と中央シール部材110の自由縁部との間に位置される。より詳細には、強化パッド112は、中央シール部材110によって画定された円錐の先端において位置され、その際、強化パッド112の縁部は、前記円錐の先端における中央シール部材110の自由縁部と整合されている。
図7中に示すように、本発明の好適な実施形態に従って、強化パッド112は一般的には、強化型シールセグメント96によって画定された円弧の中央に沿った三角形構成において形成される。詳細には、強化パッド112は、中央シール部材110に沿ったおよそ90度の円弧を占有する。当業者であれば確かに理解するように、強化パッド112の形状およびサイズは、本発明の精神から逸脱すること無く、特定の要件に適合するように変更することが可能である。しかし、強化パッド112は、トロカール組立体10を通過している器具と接触することが意図されている領域を被覆するような、形状および寸法にされるべきである。
強化パッド112は、中央シール部材110の一部上に位置する。この中央シール部材110は、外科用器具がトロカールカニューレ12内に挿入された際に、当該外科用器具と直接接触する可能性が最も高い。本発明の好適な実施形態に従って、ほとんどの外科用器具はトロカールハウジング16およびトロカールカニューレ12の中央を通じて挿入されるため、強化パッド112は中央に位置する。
織り込まれたシールプロテクタ
シール本体98は上述したように強化パッド112と共に形成されているが、この場合も、図13中に最良に示すように、近位シール組立体30にプロテクタ92を設けることが望ましい。本発明の好適な実施形態によるプロテクタ92は、シール本体98のすぐ上方に位置される。図6および図11〜図13を参照して、プロテクタ92は、複数の重なり合うプロテクタセグメント114で構成される。これらのプロテクタセグメント114は、織り込まれた配列で組み立てられ、これにより、完全なプロテクタ92を提供する。織り込まれた配列でプロテクタ92を形成することにより、(重なり合う配列の結果)さらなるプロテクタ材料が付加され、これにより、器具が前記シール中に挿入された際に、シール本体98のさらなる表面領域をプロテクタセグメント114として別個に保護することができる。
本近位シール組立体30は、高信頼性でありかつ便利な様式で拡張する小型中央開口部を有するため、プロテクタ92は、器具がプロテクタ92およびシール本体98を通過する際に、プロテクタセグメント114間の隙間を閉めるように作り出さなければならない。そのため、プロテクタ92の開口部に沿って材料を加える必要が出てくる。
各プロテクタセグメント114は、上方から見た際に半円形であり、概して部分的円錐形状である。これらのプロテクタセグメント114はそれぞれ、実質的に円形の周囲縁部116と、周囲縁部116から延びる支持壁部118と、円錐形状のプロテクタ部材120とを含む。支持壁部118および周囲縁部116に対向する円錐形状のプロテクタ部材120は、直線形状縁部121を定める。
本発明の好適な実施形態によれば、円錐形状プロテクタ部材120は、およそ180度の円弧にわたり、支持壁部118および周囲縁部116は、円錐形状プロテクタ部材120の中央に沿っておよそ120度の円弧にわたる。以下により詳細に説明するように、周囲縁部116および支持壁部118が広がる限定された円弧により、器具が近位シール組立体30を通過する際に発生する望ましくない力が低減する。
外側周囲縁部116は、第1のハウジング部材36内に位置されるように構成される。外側周囲縁部116は、プロテクタセグメント114への取付手段として機能する一連の孔122をさらに含む。以下の開示に基づけば明らかであるように、およそ180度の円弧を画定する複数のプロテクタセグメント114を使用すると、器具が内部に挿入された際に半径方向に内側および外側に容易に屈曲する一連のプロテクタセグメント114で構成されたプロテクタ92を設けることにより、フープ応力が低減する結果となる。
各プロテクタセグメント114は、プロテクタセグメント114の対向する側部を画定する第1の区分124および第2の区分126を含む。これらの4つの個々のプロテクタセグメント114は、織り込まれた配列において組み合わされて、これにより、下側にあるシール本体98を完全に保護する完全なプロテクタ92を生成する。すなわち、プロテクタ92は、第1のプロテクタセグメント114の第1の区分124を第2のプロテクタセグメント114の第2の区分126上に置くことにより、組み立てられる。第2のプロテクタセグメント114の第1の区分124は、第3のプロテクタセグメント114の第2の区分126上にその後置かれ、第3のプロテクタセグメント114の第1の区分124は、第4のプロテクタセグメント114の第2の区分126上に置かれ、第4のプロテクタセグメント114の第1の区分124は、箱蓋部の最終フラップが折りたたまれるように、第1のプロテクタセグメント114の第2の区分126上に置かれる。
これらのプロテクタセグメント114は、クラウン88および雌保持リング94の適用を通じて、最終的に共に保持される。保持部材は当業者にとって周知であり、本発明の意図の範囲内で多様な保持部材を用いることができる。
当業者であれば容易に理解するように、円錐形状プロテクタ部材120の周囲縁部116および支持壁部118に対する運動は、接続された構成要素の多様な向きに基づいた抵抗を受ける。そのため、これらの円錐形状プロテクタ部材120は、器具が近位シール組立体30を通過する際、座屈を受け易くなる場合がある。
この運動に対する抵抗は、上述したように、周囲縁部116および支持壁部118の限定された円弧に起因して、最小化される。さらに、前記抵抗は、中央スロット128を周囲縁部116および/または支持壁部118と共に形成することにより、さらに最小化される。このスロット128は、プロテクタ部材120が同一距離をより小さな抵抗で移動し得る際の座屈を低減する役割を果たす。
プロテクタ92を織り込むことにより、プロテクタ92の遠位端部を円錐形状シール本体98の頂点に適合させつつ、さらなる材料を各プロテクタセグメント114に追加することができる。これは、余分の材料をプロテクタセグメント114に追加して、隣接するプロテクタセグメント114の下側を被覆することにより、達成される。この余分の材料により、近位シール組立体30に対して角度を以て器具を挿入した際に特に、シール本体98をより良好に被覆することが可能になる。最後に、プロテクタ92の織り込みは、器具が近位シール組立体30に出入りする際、当該器具の抗力(instrument drag force)に対して、有ったとしても最小の影響を持つ。これは、プロテクタセグメント114が互いに容易に移動するという事実の結果である。
実際、前記余分の材料を各プロテクタセグメント114に追加することで、器具がプロテクタ92中に挿入されると、プロテクタセグメント114が広がり、その結果、隣接するプロテクタセグメント114の下側に位置されたさらなるプロテクタ材料が露出する。このさらなる材料は、これらのプロテクタセグメント114が互いに対して屈曲すると、シール本体98を継続的に被覆する。挿入されている器具に露出されたシール本体98の材料が少なくなればなるほど、本プロテクタ92によって提供される保護が向上する。本プロテクタ92は良好なシール保護を提供するが、さらなるプロテクタセグメント114を追加してもよい。ただし、プロテクタセグメント114を追加した場合、器具の抗力が増加する場合がある。しかし、このような場合、プロテクタセグメント114を薄くしてプロテクタセグメント114をより高可撓性にすることによるか、または、プロテクタセグメント114および/またはシール本体98に潤滑剤を追加することにより、バランスをとることができる。
ダックビルシール組立体
上述したように、ダックビルシール組立体32は、第2のハウジング部材38内に収容される。図14〜図16を参照して、本発明の好適な実施形態によるダックビルシール組立体32が開示されている。ダックビルシール組立体32は、第1のシール本体130および第2のシール本体132を含む。これらの第1のシール本体130および第2のシール本体132は、円周方向フランジ部材134から延びる。円周方向フランジ部材134は、第2のハウジング部材38内に取り付けられるような形状および寸法にされる。
第1のシール本体130および第2のシール本体132はそれぞれ、上面136および138、ならびに下面140および142を含む。第1のシール本体130および第2のシール本体132が(上面136および138に沿った強化リブを除いて)その長さ全体に沿って実質的に一貫した厚さを維持するため、上面136および138、ならびに下面140および142は、一般的には鏡像である。
第1のシール本体130および第2のシール本体132は、器具がトロカールハウジング16を通過するときに、動くようにトロカールハウジング16内に取り付けられている。これを念頭において、第1のシール本体130および第2のシール本体132それぞれの近位端部は、円周方向フランジ134を介してトロカールハウジング16に連結される一方、第1のシール本体130および第2のシール本体132の遠位端部は、交差して、隣接面144を定める。隣接面144は、通例、トロカールハウジング16の中央に位置され、これにより器具がトロカールハウジング16内部を通過できるようになっており、一方、このような器具が存在しない時には、トロカール組立体10が位置されている体腔から発生する圧力下で第1の本体130および第2の本体132が付勢される(例えば、腹腔内注入ガス圧力(abdominal insufflation gas pressure)による圧力下で付勢される)のに起因して、隣接面144は、第1の本体130および第2の本体132の弾性を介して閉口する。この圧力により、ダックビルシール組立体32は閉口位置へと移動し、その際、第1のシール本体130および第2のシール本体132の遠位端部は接触している。
ここで、第1のシール本体130および第2のシール本体132について、第1のシール本体130を参照しながら説明していく。当業者であれば、第1のシール本体130および第2のシール本体132は同一であり、以下の説明は第2のシール本体132にも等しく関係することを理解する。シール本体130は、互いに対して角度を以て方向付けられた第1の区分148および第2の区分150と、円周方向フランジ134を通じて延びる横断面146と、で形成される。詳細には、横断面146は、ダックビルシール組立体32を通じて延びる長さ方向軸に対して実質的に垂直である。第1の区分148および第2の区分150は、それぞれシール本体130の近位端部からシール本体130の遠位端部へと延びる。そのため、第1の区分148は、円周方向フランジ134の壁部およびトロカールハウジング16に隣接するシール本体130の近位端部に隣接して位置される。器具がトロカールハウジング16内部を通じて挿入される際、第1の区分148は極僅かに移動する。第2の区分150は、シール本体130の遠位端部に隣接しかつ隣接面144に隣接して位置される。第2の区分150は、器具がトロカールハウジング16内部を通じて挿入される際、自由に移動する。
横断面146が水平面内にある場合を想定し、本発明の好適な実施形態によれば、シール本体130の近位端において開始する第1の区分148は、横断面146が置かれている水平面に対して約30度の角度で方向付けられる。シール本体130の遠位端部まで延びる第2の区分150は、その後、水平面に対して45度の角度で方向付けられる。当業者であれば、本発明の好適な実施形態に従って上記に開示されたこれらの角度は、本発明の精神から逸脱すること無く変更可能であることを理解するであろう。これらの選択された角度は、シール本体の耐久性(これは、器具がシールと明白に係合する可能性、すなわち栓を入れて開けておくこと(tenting)が、より大きな角度では起こりにくいので、より大きな角度で向上する)と、シール高さ(角度が大きくなるにつれて、より高い高さが必要となる)との間のトレードオフに基づく。例えば、本ダックビルシール組立体32に従って企図される多くの利点を提供しつつ、第2の区分150を約40度〜約50度の角度で形成することが可能であることが企図される。サイズ低減により器具のアクセスを向上させることができるため、ダックビルシール組立体32の高さまたは外形は重要である。なぜならば、トロカールハウジング16の長さを結果的に小さくすることが可能であるからである。ハウジングが小型化すれば、外科医に体腔内へのよりよいアクセスをもたらし、したがって小型のハウジングは、極めて望ましい。
内視鏡ロック組立体
「発明の背景」において上述したように、トロカール組立体10(詳細には、栓塞子14)に対して内視鏡を所定の位置にロックすることが望ましいことが往々にしてある。そのため、本発明に従った内視鏡ロック組立体152が設けられる。この内視鏡ロック組立体152を図3、図4および図25中に示す。内視鏡ロック組立体152は、トロカール組立体10の挿入時にトロカールスリーブ44および/または栓塞子14内に内視鏡を保持するカム機構を概して含む。この機構では、カムを用いてエラストマーブロック154を内視鏡に押圧する。その後、エラストマーブロック154が内視鏡を強固にグリップすることで、トロカール組立体挿入時に外科医が組織層を視認している際に内視鏡の不所望の移動を回避する。前記カム機構は、トルクおよび軸方向荷重双方に耐えつつ内視鏡を保持する能力を与え、カムレバー156の繰り返された行程(repeated throws)の後に内視鏡の満足な保持をもたらし、カムレバー156を作動させるために低い人間工学的力を提供し、広範囲の内視鏡サイズとの適合性をもたらし、直感的使用(intuitive use)を促進し、かつ、長期の貯蔵寿命安定性を有する。
内視鏡をトロカール組立体10内に保持するカム機構は、エラストマーブロック154を内視鏡に押圧するためのカム作用表面158を用いる。その後、エラストマーブロック154は、内視鏡を強固にグリップすることで、トロカール組立体挿入時に外科医が組織層を視認している際に内視鏡の不所望の移動を回避する。
ロック組立体152は、ハウジング160を含む。このハウジング160からは、チューブ162が延びている。チューブ162は、チューブ162を通じて延びる孔と整合される。前記チューブは、鋭い先端と共に形成され、かつ、本発明による栓塞子として用いることができる。チューブ162および前記孔は、内視鏡がその内部を延びることが可能なような形状および寸法にされる。加えて、チューブ162は、トロカールカニューレ12内を延びるような形状および寸法にされ、これにより、ロック組立体152(チューブ162を含む)をトロカールスリーブ44に選択的に固定して、内視鏡を利用できるようにすることができる。
ロック組立体152のトロカール第1のハウジング部材36への取り付けは、結合ラッチ164および166を介して達成される。これらの結合ラッチ164および166は、ロック組立体ハウジング160の下面および第1のハウジング部材36の上面168双方に形成される。これらのラッチ164および166により、ロック組立体152をトロカールハウジング16に選択的に取り付けおよび取り外しすることが可能になる。特定のラッチ構造を本発明の好適な実施形態に従って開示したが、他のラッチ構造を本発明の精神から逸脱すること無く用いることが可能である。
ロック組立体ハウジング160は、カム作用を用いたロック機構を含む。前記ロック機構は、カムレバー156およびエラストマーブロック154で構成される。カムレバー156は、ハウジング160に旋回可能に固定された第1の端部170と、ユーザが作動できるように構成された第2の自由端部172とを含む。実際には、カムレバー156は、カムレバー156が内側に回転するロック位置と、カムレバー156が外側に回転するロック解放位置との間で自由に移動することができる。
本発明によるカム作用は、カムレバー156の第1の端部170に隣接するカム作用表面158により、提供される。カム作用表面158は、ロック組立体152内の内視鏡を選択的にロックするために、前記エラストマーブロック154と係合するような形状および寸法にされる。エラストマーブロック154について述べると、エラストマーブロック154は、ロック組立体ハウジング160の本体内に収容され、前方凹状壁部174を含む。この前方凹状壁部174は、ハウジング孔を通過する内視鏡と係合するような形状および寸法にされる。エラストマーブロック154は、第1の側壁176および第2の側壁178をさらに含む。側壁176および178はそれぞれ、ハウジング160の本体内に形成されたチャンネル182と係合する刻み目180を含む。チャンネル182および刻み目180は、エラストマーブロック154の横方向運動を、以下により詳細に説明するような様式で可能にするよう、相互作用する。ハウジング160は、上側保持部材184および下側保持部材186をさらに含む。上側保持部材184および下側保持部材186により、エラストマーブロック154がハウジング160内で上方または下方に移動する事態が確実に回避される。最後に、エラストマーブロック154は、前方凹状壁部174の反対側の後壁部188を含む。後壁部188は、カムレバー156のカム作用表面158と係合するような形状および寸法にされる。
エラストマーブロック154およびカム作用表面158は、内視鏡がロック組立体ハウジング160の孔と共に位置されるまで、エラストマーブロック154とカム作用表面158との間の強力な接触、詳細には、あらゆる接触を無くすように成形される。以下により詳細に説明するように、ロック組立体ハウジング160の孔内に内視鏡が置かれると、エラストマーブロック154がカム作用表面158の近隣に来る程度にエラストマーブロック154がカムレバー156に向かって移動し、これにより、カムレバー作動後、内視鏡を孔内にロックする。
実際は、ロック組立体152は、以下のように用いられる。エラストマーブロック154は、カムレバー156の下側のロック組立体ハウジング160内に置かれる。カムレバー156は、長期保存中、開口状態にしてもよいし、閉口状態にしてもよい。前記エラストマーブロックは、この時点においてカムレバー156と意図的に接触しないようになっており、これにより、長期保存後にロック組立体152の性能に影響を与え得るエラストマーブロック154上へのいかなる負荷も回避する。その後、カムレバー156がもともと閉まっていた場合、外科医はカムレバー156を開ける。内視鏡がロック組立体154内に挿入される。内視鏡は、エラストマーブロック154の凹状壁部174上の面取りされた表面190と衝突する。その結果、エラストマーブロック154が上方にカムレバー156の近隣内に移動する。その後、エラストマーブロック154は、内視鏡使用の残りの間、内視鏡上に載っている。その後、カムレバー156が作動され、その結果、圧縮性スコープロックが内視鏡上に押圧される。エラストマーブロック154の整合性(compliance)と、その高摩擦係数とにより、人間工学的力要件を最低限にしつつ、広範囲にわたる内視鏡のサイズにロック組立体152を適合させることが可能となる。その後、軸方向負荷およびねじり負荷が内視鏡に付加される際のエラストマーブロック154の運動を制限する周囲の構成要素182、184および186により、過剰な横向きの運動または軸方向運動からエラストマーブロック154を拘束する。この拘束と、オーバーセンターカム設計(over-center cam design)とにより、カムレバーが誤ってカムレバー自身によってロック解除される事態が回避される。トロカール組立体10が患者中に挿入された後、カムレバー156は開き、内視鏡は除去される。その後、外科医が後で内視鏡を再挿入したいと思っている場合、エラストマーブロック154は、ロック組立体152中のそのもともとの位置へと戻る。整合性のあるエラストマーブロック154は、カムレバー156からの負荷が無くなった後にそのもともとの形状に戻るのに十分な剛性を有する。よって、複数回のレバー作動中にわたって、満足な内視鏡保持力が得られる。
トロカールスリーブおよびストップコックバルブ構築
上述したように、トロカールスリーブ44は、トロカールハウジング16と、トロカールハウジング16から延びたトロカールカニューレ12とから構成される。トロカール組立体10は、ストップコックバルブ(stop-cock valve)192も含む。このストップコックバルブ192は、注入流体(例えば、二酸化炭素)が可撓性配管を通過してトロカールハウジング16およびトロカールカニューレ12の一部に入ることを可能にしかつ回避する。
図面を参照して、トロカールカニューレ12およびトロカールハウジング16は、機械的に相互に嵌め合わされ、これにより、トロカールスリーブ44を形成する。トロカールカニューレ12の少なくとも一部は、第2のハウジング部材38の第2のハウジング部材ベース38b内に位置し、その際、第2のハウジング部材カバー38aはトロカールカニューレ12上に設けられ、これにより、第2のハウジング部材ベース38b内においてトロカールカニューレ12の少なくとも一部を固定する。
トロカールカニューレ12は、トロカール栓塞子14の中空シャフトの外径に比べてトロカールカニューレ12の内径を僅かに大きなサイズにすることにより、トロカール栓塞子14がトロカールカニューレ12を通じて完全に延びてトロカールカニューレ12から出て行く時、ストップコックバルブ192およびトロカールハウジング16を通過する注入流体が、トロカールカニューレ12とトロカール栓塞子14との間に生成された環状開口部を通じて通過することが可能なような、サイズにされる。
本発明は、トロカールカニューレ12、トロカールハウジング16およびストップコックバルブ192を(接着技術および/または硬化技術を必要とすること無く)機械的に組み立てるための機構を提供する。詳細には、トロカールハウジング16の第2のハウジング部材38、トロカールカニューレ12およびストップコックバルブ192を、簡便かつ高信頼性な様式で組み立てることが可能な別個の構成要素として形成する。
より詳細には、図17、図18、図19および図20を参照して、機械的に組み立てられるトロカールスリーブ44の好適な実施形態が開示される。トロカールスリーブ44は完全に組み立てられた状態において、ストップコックバルブ192と、第2のハウジング部材カバー38aおよび第2のハウジング部材ベース38bで構成された第2のハウジング部材38と、トロカールカニューレ12とを含む。トロカールスリーブ44の多様な構成要素は、その構成要素を以下により詳細に説明するように相互に嵌め合わせることにより、機械的に組み立てられる。簡潔に言えば、トロカールカニューレ12は、第2のハウジング部材ベース38b内に嵌まり、その際、ストップコックバルブ192がトロカールカニューレ12と第2のハウジング部材ベース38bとの間に位置される。第2のハウジング部材カバー38aは、ストップコックバルブ192、第2のハウジング部材ベース38bおよびトロカールカニューレ12上に取り付けられ、これにより、これらの
多様な構成要素を共に保持し、第1のハウジング部材36を選択的に取り付けることが可能な表面を提供する。
トロカールスリーブ44を構成する特定の構成要素について、本発明の好適な実施形態に従って、ストップコックバルブ192は、整合ウイング194と、フロー開口部196と、バルブレバー198とを含む。バルブレバー198は、停止ラッチ200を含む。第2のハウジング部材カバー38aは、六角形穴202と、カバーリム204と、第2のハウジング部材カバーシール206とを含む。第2のハウジング部材ベース38bは、摩擦支柱208と、翼部(vanes)210と、ハウジングリム212と、ストップコックバルブ192および整合ウイング194のためのクリアランス214とを含む。第2のハウジング部材ベース38bは、整合リブ216およびラッチ面218をさらに含む。トロカールカニューレ12は、入口ニップル220、整合タブ222およびハウジングシール224を含む。
実際は、ストップコックバルブ192は、第2のハウジング部材ベース38bのクリアランス214内に挿入される。トロカールカニューレ12は、第2のハウジング部材ベース38bの開口部を通じて挿入される。トロカールカニューレ12が第2のハウジング部材ベース38b中に挿入されると、整合タブ222は翼部210に接し、これにより、トロカールカニューレ12を第2のハウジング部材ベース38bに対して所望の向きに固定させる。
カバーリム204は、ハウジングリム212と噛み合う。カバーリム204は、前記バルブレバー198をストップコックバルブ192上に保持し、かつ、バルブレバー198によりストップコックバルブ192を所定位置において保持するのにも役立つ。
バルブレバー198は、最大フロー可能位置(maximum flow allowance position)(すなわち、完全な開口位置)において、第2のハウジング部材ベース38bのラッチ面218上に寄りかかる停止ラッチ200を有する。これは、バルブレバー198のオペレータは、ラッチ面218に接触することにより、バルブレバー198が完全な開口位置にきたときを感知することができ、バルブレバー198は完全な開口位置にとどまっていることを意味する。オペレータは、バルブレバー198が完全な開口位置にあることを推測する必要が無く、バルブレバー198は完全な開口位置にとどまる。
トロカール組立体44の構築により、ストップコックバルブ192および第2のハウジング部材カバー38a、ならびに第2のハウジング部材ベース38bおよびトロカールカニューレ12の連結に接着材を用いる必要が無くなる。これは、従来技術に比べて有利である。
ストップコックバルブ192は、摩擦係合するような形状および寸法を持つテーパ表面を介して、トロカールスリーブ44に機械的に連結される。そのため、ストップコックバルブ192の出口チューブ250は、その遠位端部の外部に沿ってテーパーロック表面と共に形成される。同様に、トロカールカニューレ12は、入口ニップル220と共に形成される。この入口ニップル220は、ストップコックバルブ192の出口チューブ250のテーパーロック表面と確実に連結されるように、構成される。このテーパーロックの機械的特徴部は、2.0度+/−1.0度の角度の自己保持部を含む。この自己保持部は、トロカールハウジング入口ニップル220内に堅固に設置される。この機械的接続の結果は、回転引き抜き力および線形引き抜き力に対する大きな摩擦抵抗である。
上述した機械的ロックは、二重冗長機能を提供することにより、向上させることができる。例えば、前記テーパーロック特徴部に、支柱と六角穴とのインターロック、舌部と溝部とのインターロックおよび/またはスナップ式インターロックを設けてもよい。
加えて、上記した実施形態に従って、図18を参照して、保持ピン204を包含することにより、ストップコックバルブ192の回転が最小化される。この保持ピン204は、第2のハウジング部材カバー38a上に位置し、バルブレバー198の上面内に形成された孔256内に、下方に延びる。保持ピン204は、ストップコックバルブ192を安定化させ、ストップコックバルブ192のバルブレバー198が作動された時の回転を回避する。
上述したように、トロカールスリーブはストップコックバルブ192を含む。ストップコックバルブ192は、トロカールスリーブ44内に形成された凹部内に取り付けられる。そのため、ストップコックバルブ192は、第2のハウジング部材ベース38bの外側表面内に、そして最終的にはトロカールハウジング16内の凹部に置かれる。バルブレバー198は、ストップコックバルブ192の本体の上方にさらに位置される。すなわち、ストップコックバルブ192の作動に用いられるバルブレバー198は、現在市場に出回っているトロカール組立体のような下側ではなく、ストップコックバルブ192の上面上に位置される。凹部に置かれたストップコックバルブ192の上方にバルブレバー198を位置させることにより、本トロカール組立体10は、バルブレバー198をアクセスが極めて容易な位置に同時に置きつつ、ストップコックバルブ192を、潜在的に視界の邪魔にならないように除去することを可能にする。
ストップコックバルブ192をトロカールスリーブ44の本体内で凹部に置くことにより、いくつかの利点が達成される。第1に、このような向きにより、挿入のためにトロカール組立体10のストップコックバルブ192をグリップしているユーザに起因する妨害が最小化される。従って、ストップコックバルブ192がもはやトロカールハウジング16の表面から突出しないため、より快適なグリップが得られる。この目立たないストップコックバルブ192の構造は、所望の手の位置に傷害を生じさせることを回避することをさらに支援する。本ストップコックバルブ192の向きは、手術時における偶発的な操作を回避することも支援する。トロカールスリーブ44が移動して患者と接触することによる偶発的な操作は一般的に発生しており、その結果、体腔の収縮(desufflation)が発生し、医療従事者の視野が損なわれると、フラストレーションを引き起こし、あるいは危険な状態すら発生し得る。
ストップコックバルブ192のバルブレバー198の回転の制御は、トロカールスリーブ44内に形成された凹部(より詳細には、トロカールハウジング16)内にストップコックバルブ192を位置させることにより、達成される。具体的には、図17、図18、図19および図20を参照して、ストップコックバルブ192のバルブレバー198は、バルブ198上に位置する停止ラッチ200を含む。この停止ラッチ200により、バルブレバー198がいつ開口位置に来たのか(すなわち、バルブレバー198およびバルブ本体199上に位置する貫通穴が整合されていること)について触覚フィードバックが得られる。この設計特徴部は、ユーザ端部と反対側のバルブレバー198の端部上に位置する片持ち梁(cantilever beam)に類似している。
バルブレバー198がトロカール組立体10内の閉口位置から開口位置と回転すると、片持ち梁型回転停止ラッチ200がトロカールハウジング16と接触して、バルブレバー198が完全な開口位置にあるとの触覚フィードバックを提供する。この完全な開口位置において、穴を通じたバルブレバー198およびバルブ本体199が整合され、これにより、最適なCO2フローが得られる。
片持ち梁型回転停止ラッチ200の特徴部により、外科医は、触覚フィードバックを得て、ストップコックバルブ192が開口位置にあることを確実にすることができる。その結果、外科手術の間中最適なCO2フローを継続的に得ることができる。
当業者であれば理解するように、片持ち梁型回転停止ラッチ200を介してバルブレバー198を制御することにより、穴196を通じたストップコックバルブ192の整合を支援することができる。貫通穴196の不整合は、バルブレバー198が完全な開口位置にあることを外科医に伝える触覚フィードバックが無いことに起因することが多い。
さらに、片持ち梁型回転停止ラッチ260の背面上に強化ガセット264が位置し、これにより、バルブレバー198の屈曲によってバルブレバー198が過度に回転するのを回避する。これは、図17および図18中に見ることができる。過度の回転が発生した場合、貫通穴の不整合が発生する。
当業者であれば確かに理解するように、上述した設計により、従来技術の組立体と比較して多くの利点が得られる。上述した別個のトロカールカニューレ12の設計により、相互交換可能な外側ハウジングの能力が得られる。そのため、トロカールスリーブの内部構造を変更すること無く、産業設計における外形を容易に変更し、更新することが可能になる。加えて、トロカールカニューレ12をトロカールハウジング16へと連結することで組み立てするシステムにより、超音波溶接が不要になる。本組み立て方法によりトロカールカニューレ12を一体成型することにより、デバイスがより強固になる。当業者であれば確かに理解するように、従来技術の設計では、トロカールカニューレ12をトロカールハウジング16に組み立てる際、超音波溶接による連結を用いた。本組立体構造の場合、このような連結を不要にし、従って、超音波溶接による連結における失敗の可能性が無くなる。
加えて、トロカールハウジング16の内側表面に沿って圧壊リブ266が設けられる。これらの圧壊リブ266により、トロカールカニューレ12はトロカールハウジング16内において中央に置かれる。これらのリブは、公差の変動が少なく、そのため、製造時におけるトロカールカニューレ12のサイズの重要性が低下し、成型プロセス時において固有の変動が可能になる。
圧壊リブ266は、トロカールカニューレ12のトロカールハウジング16内における回転をさらに回避する。これが達成される理由としては、これらの圧壊リブ266がトロカールカニューレ12の側部内に延びることで、トロカールカニューレ12とトロカールハウジング16との間の相対的な回転を回避するからである。
トロカールハウジング16およびトロカールカニューレ12の構成は比較的簡単であるため、成型プロセスは、射出成形ツール上の過度なコア詳細を無くすことにより、簡潔化される。加えて、スリーブ組立体を構成する全構成要素をトップダウン方式で組み立てることが可能であるため、従来技術の設計と比較して、システムの組立が容易である。
ストップコックバルブ192については、二重冗長ロック特徴部を備えたテーパーロックは、ストップコックバルブ192がトロカールスリーブ44から落下する事態を回避するのに役立つ。加えて、テーパーロックにより、接着剤または溶接を用いること無く気密組立体が得られる。加えて、ストップコックバルブ192には、ストップコックバルブ192の回転を回避する多様なロック表面(例えば、支柱およびソケット、舌部および溝部、リブ上の翼部など)が設けられる。前記テーパーロック特徴部に加えて、これらの翼部は、トロカールハウジング16の下側でトラップされ、これにより、ストップコックバルブ192がトロカールスリーブ44から除去される可能性が無くなる。加えて、翼部をトロカールカニューレ12上で強固に保持する際に圧壊リブ266が用いられる。最後に、バルブレバー198がストップコックバルブ192の上方に位置されたストップコックバルブ192の目立たない構造により、ストップコックバルブ192の整合が可能となり、これにより最適な空気流が得られ、整合を最適化するための触覚フィードバックをユーザに提供する。
好適な実施形態を図示および説明してきたが、このような開示により、本発明を限定する意図はなく、特許請求の範囲中に定められているような本発明の精神および範囲に当てはまる代替的な構造および変更全てを網羅することを意図することが理解される。
〔実施の態様〕
(1) トロカール組立体のためのトロカールハウジングにおいて、
第2のハウジング部材に選択的に連結された第1のハウジング部材であって、前記第1のハウジング部材および前記第2のハウジング部材は、整合された孔を含み、前記孔は、その内部を器具が通過するような形状および寸法にされる、第1のハウジング部材と、
前記第1のハウジング部材および前記第2のハウジング部材を選択的に連結させるボタンラッチ機構であって、前記ボタンラッチ機構はラッチ部材を含み、前記ラッチ部材は、前記第1のハウジング部材および前記第2のハウジング部材の中央軸周囲でスライドして、前記第1のハウジング部材および前記第2のハウジング部材を選択的に連結させる、ボタンラッチ機構と、
を含む、トロカールハウジング。
(2) 実施態様1に記載のトロカールハウジングにおいて、
前記ラッチ部材が周囲をスライドする前記中央軸は、前記第1のハウジング部材および前記第2のハウジング部材の前記整合された孔を通じて延びる軸と実質的に整合される、トロカールハウジング。
(3) 実施態様1に記載のトロカールハウジングにおいて、
前記ボタンラッチ機構は、前記第1のハウジング部材から延びる少なくとも1つのアームを含み、
前記ラッチ部材は、前記第2のハウジング部材内に取り付けられたリングであり、
前記リングは、前記アームと係合して、前記第1のハウジング部材を前記第2のハウジング部材に選択的に連結させる、トロカールハウジング。
(4) 実施態様3に記載のトロカールハウジングにおいて、
前記リングは、ピンカム作用表面を有する留置ピンを含み、
前記アームは、アームカム作用表面を含み、
前記ピンカム作用表面は、前記リングおよび前記アームが選択的に係合するよう、前記アームカム作用表面と相互作用する、トロカールハウジング。
(5) 実施態様3に記載のトロカールハウジングにおいて、
前記第2のハウジング部材は、前記第1のハウジング部材および前記第2のハウジング部材が係合した際に前記アームが通過する孔を含み、
前記孔は、前記アームの屈曲が回避されるように前記アームよりも僅かにだけ大きい、トロカールハウジング。
(6) 実施態様3に記載のトロカールハウジングにおいて、
前記リングは、バネ付勢される、トロカールハウジング。
(7) 実施態様6に記載のトロカールハウジングにおいて、
前記リングは、弾性材料で構成される、トロカールハウジング。
(8) 実施態様7に記載のトロカールハウジングにおいて、
前記リングは、前記リング内においてバネ力が維持されるように、C字型に成形され、前記第2のハウジング部材内に位置される、トロカールハウジング。
(9) 実施態様1に記載のトロカールハウジングにおいて、
前記第1のハウジング部材の前記第2のハウジング部材に対する適切な向きを保証する、整合ピン、
をさらに含む、トロカールハウジング。
(10) トロカール組立体のためのトロカールハウジングにおいて、
第2のハウジング部材に選択的に連結された第1のハウジング部材であって、前記第1のハウジング部材および前記第2のハウジング部材は、整合された孔を含み、前記孔は、内部を器具が通過するような形状および寸法にされる、第1のハウジング部材と、
前記第1のハウジング部材および前記第2のハウジング部材を選択的に連結させるボタンラッチ機構であって、前記ボタンラッチ機構は、
前記第1のハウジング部材および前記第2のハウジング部材の中央軸周囲をスライドして、前記第1のハウジング部材および前記第2のハウジング部材を選択的に連結させる、ラッチ部材、
前記第1のハウジング部材から延びる少なくとも1つのアーム、ならびに、
前記第2のハウジング部材内に形成された孔であって、前記第1のハウジング部材および前記第2のハウジング部材が係合した際に前記アームが前記孔を通過し、前記孔は、前記アームの屈曲が回避されるように前記アームよりも僅かにだけ大きい、孔、
を含む、ボタンラッチ機構と、
を含む、トロカールハウジング。
(11) 実施態様10に記載のトロカールハウジングにおいて、
前記ラッチ部材が周囲をスライドする前記中央軸は、前記第1のハウジング部材および前記第2のハウジング部材の前記整合された孔を通じて延びる軸と実質的に整合される、トロカールハウジング。
(12) 実施態様10に記載のトロカールハウジングにおいて、
前記ラッチ部材は、前記第2のハウジング部材内に取り付けられたリングであり、
前記リングは、前記第1のハウジング部材を前記第2のハウジング部材に選択的に連結させるよう、前記アームと係合する、トロカールハウジング。
(13) 実施態様12に記載のトロカールハウジングにおいて、
前記リングは、ピンカム作用表面を有する留置ピンを含み、
前記アームは、アームカム作用表面を含み、
前記ピンカム作用表面は、前記リングおよび前記アームが選択的に係合するよう、前記アームカム作用表面と相互作用する、トロカールハウジング。
(14) 実施態様12に記載のトロカールハウジングにおいて、
前記リングは、バネ付勢される、トロカールハウジング。
(15) 実施態様14に記載のトロカールハウジングにおいて、
前記リングは、弾性材料で構成される、トロカールハウジング。
(16) 実施態様15に記載のトロカールハウジングにおいて、
前記リングは、前記リング内においてバネ力が維持されるように、C字型に成形され、前記第2のハウジング部材内に位置される、トロカールハウジング。
(17) 実施態様10に記載のトロカールハウジングにおいて、
前記第1のハウジング部材の前記第2のハウジング部材に対する適切な向きを保証する、整合ピン、
をさらに含む、トロカールハウジング。
(18) トロカール組立体のためのトロカールハウジングにおいて、
第2のハウジング部材に選択的に連結された第1のハウジング部材であって、前記第1のハウジング部材および前記第2のハウジング部材は、整合された孔を含み、前記孔は、内部を器具が通過するような形状および寸法にされる、第1のハウジング部材と、
前記第1のハウジング部材および前記第2のハウジング部材を選択的に連結させるボタンラッチ機構であって、
前記ボタンラッチ機構は、
前記第1のハウジング部材および前記第2のハウジング部材の中央軸周囲をスライドして、前記第1のハウジング部材および前記第2のハウジング部材を選択的に連結させる弾性ラッチリング、
を含む、
ボタンラッチ機構と、
を含む、トロカールハウジング。
(19) 実施態様18に記載のトロカールハウジングにおいて、
前記ボタンラッチ機構は、前記第1のハウジング部材から延びる少なくとも1つのアームを含み、
前記ラッチリングは、前記アームと係合して、前記第1のハウジング部材を前記第2のハウジング部材に選択的に連結させる、トロカールハウジング。
(20) 実施態様19に記載のトロカールハウジングにおいて、
前記ラッチリングは、ピンカム作用表面を有する留置ピンを含み、
前記アームは、アームカム作用表面を含み、
前記ピンカム作用表面は、前記ラッチリングおよび前記アームが選択的に係合するよう、前記アームカム作用表面と相互作用する、トロカールハウジング。
(21) 実施態様19に記載のトロカールハウジングにおいて、
前記第2のハウジング部材は、前記第1のハウジング部材および前記第2のハウジング部材が係合した際に前記アームが通過する孔を含み、
前記孔は、前記アームの屈曲が回避されるように前記アームよりも僅かにだけ大きい、トロカールハウジング。
(22) 実施態様18に記載のトロカールハウジングにおいて、
前記第1のハウジング部材の前記第2のハウジング部材に対する適切な向きを保証する、整合ピン、
をさらに含む、トロカールハウジング。
図1は、本発明によるトロカール組立体の透視図である。 図2は、図1中に示すトロカール組立体の分解組立図である。 図3は、図1中に示すトロカール組立体の断面図である。 図4は、図1中に示すトロカール組立体の分解組立断面図である。 図5は、本トロカール組立体に従って用いられるボタンラッチ機構の詳細図である。 図6は、本トロカール組立体に従った近位シール組立体の分解組立図である。 図7は、シールセグメントの底面斜視図である。 図8は、シールセグメントの上面図である。 図9は、図8中の線IX−IXに沿った断面図である。 図10は、図7、図8および図9中に示すような4つのシールセグメントで構成されたシール本体である。 図11は、プロテクタセグメントの上面斜視図である。 図12は、プロテクタセグメントの底面図である。 図13は、図11および図12中に示すような4つのプロテクタセグメントで構成されたプロテクタである。 図14は、本発明によるダックビルシール組立体の上面斜視図である。 図15は、図14の線XV−XVに沿った断面図である。 図16は、図14の線XV−XVに沿った部分断面図である。 図17は、本発明によるトロカールスリーブの分解組立図である。 図18は、本発明によるトロカールスリーブのさらなる分解組立図である。 図19は、図17および図18中に示すトロカールスリーブの組立状態透視図である。 図20は、図17および図18中に示すトロカールスリーブの後面透視図である。 図21は、内視鏡的ロック機構の詳細図である。 図22は、ボタンラッチ機構の上面斜視図である。 図23は、ボタンラッチ機構の透視図である。 図24は、ボタンラッチ機構の底面図である。 図25は、第1のハウジング部材の側面図であり、その留置脚部を示す。 図26は、第1のハウジング部材の底面斜視図である。 図27は、第1のハウジング部材の側面図である。 図28は、ボタンラッチ機構の側部透視図である。 図29は、トロカールの上面図であり、ボタンのアクセス可能性を示す。

Claims (22)

  1. トロカール組立体のためのトロカールハウジングにおいて、
    第2のハウジング部材に選択的に連結された第1のハウジング部材であって、前記第1のハウジング部材および前記第2のハウジング部材は、整合された孔を含み、前記孔は、その内部を器具が通過するような形状および寸法にされる、第1のハウジング部材と、
    前記第1のハウジング部材および前記第2のハウジング部材を選択的に連結させるボタンラッチ機構であって、前記ボタンラッチ機構はラッチ部材を含み、前記ラッチ部材は、前記第1のハウジング部材および前記第2のハウジング部材の中央軸周囲でスライドして、前記第1のハウジング部材および前記第2のハウジング部材を選択的に連結させる、ボタンラッチ機構と、
    を含む、トロカールハウジング。
  2. 請求項1に記載のトロカールハウジングにおいて、
    前記ラッチ部材が周囲をスライドする前記中央軸は、前記第1のハウジング部材および前記第2のハウジング部材の前記整合せされた孔を通じて延びる軸と実質的に整合される、トロカールハウジング。
  3. 請求項1に記載のトロカールハウジングにおいて、
    前記ボタンラッチ機構は、前記第1のハウジング部材から延びる少なくとも1つのアームを含み、
    前記ラッチ部材は、前記第2のハウジング部材内に取り付けられたリングであり、
    前記リングは、前記アームと係合して、前記第1のハウジング部材を前記第2のハウジング部材に選択的に連結させる、トロカールハウジング。
  4. 請求項3に記載のトロカールハウジングにおいて、
    前記リングは、ピンカム作用表面を有する留置ピンを含み、
    前記アームは、アームカム作用表面を含み、
    前記ピンカム作用表面は、前記リングおよび前記アームが選択的に係合するよう、前記アームカム作用表面と相互作用する、トロカールハウジング。
  5. 請求項3に記載のトロカールハウジングにおいて、
    前記第2のハウジング部材は、前記第1のハウジング部材および前記第2のハウジング部材が係合した際に前記アームが通過する孔を含み、
    前記孔は、前記アームの屈曲が回避されるように前記アームよりも僅かにだけ大きい、トロカールハウジング。
  6. 請求項3に記載のトロカールハウジングにおいて、
    前記リングは、バネ付勢される、トロカールハウジング。
  7. 請求項6に記載のトロカールハウジングにおいて、
    前記リングは、弾性材料で構成される、トロカールハウジング。
  8. 請求項7に記載のトロカールハウジングにおいて、
    前記リングは、前記リング内においてバネ力が維持されるように、C字型に成形され、前記第2のハウジング部材内に位置される、トロカールハウジング。
  9. 請求項1に記載のトロカールハウジングにおいて、
    前記第1のハウジング部材の前記第2のハウジング部材に対する適切な向きを保証する、整合ピン、
    をさらに含む、トロカールハウジング。
  10. トロカール組立体のためのトロカールハウジングにおいて、
    第2のハウジング部材に選択的に連結された第1のハウジング部材であって、前記第1のハウジング部材および前記第2のハウジング部材は、整合された孔を含み、前記孔は、内部を器具が通過するような形状および寸法にされる、第1のハウジング部材と、
    前記第1のハウジング部材および前記第2のハウジング部材を選択的に連結させるボタンラッチ機構であって、前記ボタンラッチ機構は、
    前記第1のハウジング部材および前記第2のハウジング部材の中央軸周囲をスライドして、前記第1のハウジング部材および前記第2のハウジング部材を選択的に連結させる、ラッチ部材、
    前記第1のハウジング部材から延びる少なくとも1つのアーム、ならびに、
    前記第2のハウジング部材内に形成された孔であって、前記第1のハウジング部材および前記第2のハウジング部材が係合した際に前記アームが前記孔を通過し、前記孔は、前記アームの屈曲が回避されるように前記アームよりも僅かにだけ大きい、孔、
    を含む、ボタンラッチ機構と、
    を含む、トロカールハウジング。
  11. 請求項10に記載のトロカールハウジングにおいて、
    前記ラッチ部材が周囲をスライドする前記中央軸は、前記第1のハウジング部材および前記第2のハウジング部材の前記整合された孔を通じて延びる軸と実質的に整合される、トロカールハウジング。
  12. 請求項10に記載のトロカールハウジングにおいて、
    前記ラッチ部材は、前記第2のハウジング部材内に取り付けられたリングであり、
    前記リングは、前記第1のハウジング部材を前記第2のハウジング部材に選択的に連結させるよう、前記アームと係合する、トロカールハウジング。
  13. 請求項12に記載のトロカールハウジングにおいて、
    前記リングは、ピンカム作用表面を有する留置ピンを含み、
    前記アームは、アームカム作用表面を含み、
    前記ピンカム作用表面は、前記リングおよび前記アームが選択的に係合するよう、前記アームカム作用表面と相互作用する、トロカールハウジング。
  14. 請求項12に記載のトロカールハウジングにおいて、
    前記リングは、バネ付勢される、トロカールハウジング。
  15. 請求項14に記載のトロカールハウジングにおいて、
    前記リングは、弾性材料で構成される、トロカールハウジング。
  16. 請求項15に記載のトロカールハウジングにおいて、
    前記リングは、前記リング内においてバネ力が維持されるように、C字型に成形され、前記第2のハウジング部材内に位置される、トロカールハウジング。
  17. 請求項10に記載のトロカールハウジングにおいて、
    前記第1のハウジング部材の前記第2のハウジング部材に対する適切な向きを保証する、整合ピン、
    をさらに含む、トロカールハウジング。
  18. トロカール組立体のためのトロカールハウジングにおいて、
    第2のハウジング部材に選択的に連結された第1のハウジング部材であって、前記第1のハウジング部材および前記第2のハウジング部材は、整合された孔を含み、前記孔は、内部を器具が通過するような形状および寸法にされる、第1のハウジング部材と、
    前記第1のハウジング部材および前記第2のハウジング部材を選択的に連結させるボタンラッチ機構であって、
    前記ボタンラッチ機構は、
    前記第1のハウジング部材および前記第2のハウジング部材の中央軸周囲をスライドして、前記第1のハウジング部材および前記第2のハウジング部材を選択的に連結させる弾性ラッチリング、
    を含む、
    ボタンラッチ機構と、
    を含む、トロカールハウジング。
  19. 請求項18に記載のトロカールハウジングにおいて、
    前記ボタンラッチ機構は、前記第1のハウジング部材から延びる少なくとも1つのアームを含み、
    前記ラッチリングは、前記アームと係合して、前記第1のハウジング部材を前記第2のハウジング部材に選択的に連結させる、トロカールハウジング。
  20. 請求項19に記載のトロカールハウジングにおいて、
    前記ラッチリングは、ピンカム作用表面を有する留置ピンを含み、
    前記アームは、アームカム作用表面を含み、
    前記ピンカム作用表面は、前記ラッチリングおよび前記アームが選択的に係合するよう、前記アームカム作用表面と相互作用する、トロカールハウジング。
  21. 請求項19に記載のトロカールハウジングにおいて、
    前記第2のハウジング部材は、前記第1のハウジング部材および前記第2のハウジング部材が係合した際に前記アームが通過する孔を含み、
    前記孔は、前記アームの屈曲が回避されるように前記アームよりも僅かにだけ大きい、トロカールハウジング。
  22. 請求項18に記載のトロカールハウジングにおいて、
    前記第1のハウジング部材の前記第2のハウジング部材に対する適切な向きを保証する、整合ピン、
    をさらに含む、トロカールハウジング。
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