JP2009501540A - 喫煙品 - Google Patents

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Abstract

最初の数パフの煙成分を減少させることによって従来の紙巻きタバコと比較して均一なパフ分布を得るために、活性炭などの吸着材を含む紙などからなるウェブ材パッチ(7)が吸い口端の方の側に位置している喫煙品(1)。この喫煙品の特性は、最初の数パフで煙成分の送出量を増加させて一定のISO NFDPM発生量を得るために変えることが可能である。吸着材を含む紙は、喫煙品の吸い口端の方の側の一部に亘ってのみ延び、風味料を含まない。

Description

本発明は、紙巻きタバコなどの喫煙品、特に従来の紙巻きタバコより、より均一なパフ分布(profile)、即ち喫煙時のパフ毎に、煙成分の送出量が変わらない喫煙品に関する。
タバコ業界においてかなりの間、煙粒状相成分または総粒状物(Total Particulate Matter,TPM)の送出量は、喫煙時、均一ではなく、ISO機械喫煙条件下では、煙粒状相成分の量に対して測定されるパフ毎の「強度」は、最初のパフから最後のパフにかけて著しく増加することが知られている。後の方のパフにおける成分のこの増加は、多くの要因、例えばタバコロッドの長さが喫煙中に短くなることによるタバコロッドのろ過効率の低下およびシガレットペーパーを介したタバコロッドの換気レベルの低下ならびに初期のパフからの煙粒状成分のタバコへの堆積によるタバコロッドの煙粒状相成分の潜在性の増加などに起因する。
紙巻きタバコの最初のパフから最後のパフの煙成分の比は、その紙巻きタバコ製品の総煙成分の発生量およびその他の製品構造特性によって変化する。通常、この比は、フルフレーバー(full flavour)製品(TPMが10mg超)の場合、2乃至4、「ライト」(TPMが5−10mg)の場合、3乃至5で、「ウルトラライト」(TPMが5mg未満)の場合、4乃至6といった値がISO標準喫煙条件下で得られる。煙成分発生量の減少に伴うこの比の増加は、これら製品に使用されている高いレベルの換気によるものである。最初と最後のパフの煙成分の発生量の不均衡は、最初の数パフでは「軽すぎる」そして最後の数パフでは「きつ過ぎる」という、感覚を喫煙者に与えることになり、製品が拒絶される可能性がある。この問題は、最初と最後のパフ間で測定される煙成分の大きな違いによって、少量の煙成分を発生させる製品の場合、特に顕著になる。従って、最初と最後のパフの両方において、同じような量の煙成分を送出することができる均一なパフ分布を有する紙巻きタバコを提供することが望まれている。
さらに最後の数パフで送出される、煙成分量の増加は、全ての紙巻きタバコ製品で発生する煙成分の総量のかなりの割合を占める。従って、最後の数パフにおける煙成分の送出量を減少させることによって、送出される煙成分の総量を減少させることになる。
煙成分の送出量を減少させ、より均一にする試みが、米国特許第3,902,504号に記載されており、これはタバコロッド内に刻んだカーボンペーパーを組み込み、その量を吸い口端に向けて増加させた紙巻きタバコを開示している。これは、2つの方法で達成され、その内の1つは、タバコとブレンドされる刻んだカーボンペーパーをそれぞれ異なる量で含む複数の個別のセグメントを作成し、最も多量のカーボンペーパーを含むセグメントが紙巻きタバコの吸い口端に近くなるように、そして紙巻タバコの着火端に向けて徐々にカーボンペーパーの量が少なくなるようにこれらセグメントをカラム内に配置する。第2の態様では、セグメントを作成せずに、タバコロッド内でタバコと刻んだカーボンペーパーとを紙巻きタバコの吸い口端に向かってカーボンペーパーの量が多くなるようにブレンドしている。紙巻タバコの吸い口端側で、刻んだカーボンペーパーの量を多くすることによって従来の紙巻きタバコと比較して、喫煙時のタールおよびニコチンの発生量をより一定にすることができる。しかしながら、上述の態様双方において上記米国特許による紙巻きタバコの製造には多大な困難を伴う。第1の態様では、異なる量のタバコと刻みカーボンペーパーのブレンドをぞれぞれ含む複数のセグメントを作成し、最も多く刻みカーボンペーパーを含むセグメントが紙巻きタバコの吸い口端側に位置し、その後のセグメントがそれに含まれる刻みカーボンペーパーの量に応じて正しく順番に確実に配置されるようにロッドを形成するセグメントを配置する必要がある。この方法は、各セグメントのブレンドおよび正しい順番でのセグメントの配置の両方の点において、紙巻きタバコ1本当たりの製造工程が非常に複雑になり、紙巻タバコ製造機で通常使用される高速での製造は、不可能である。このセグメント化された紙巻きタバコのさらなる欠点は、喫煙中、各セグメントの最後の部分が1つのセグメントとそれに隣接するセグメントの一体性が不足していることによって熱い燃えさしとして紙巻きタバコから落下しやすいということである。紙巻タバコの端部からこのような熱い燃えさしが落下すれば、喫煙者に受け入れられない製品となってしまう。第2の態様では、タバコと刻みカーボンペーパーをブレンドしてロッドを作成して、徐々にロッドの吸い口端に向かってカーボンペーパーの量を増加させる必要がある。この方法は、ロッドの吸い口端側に供給される刻みカーボンペーパーの量を増加させ、一方供給されるタバコの量を減少させて、ロッド内の材料の総量、特に刻みカーボンペーパーの量を確実に一定にするという複雑な方法を伴う。従って、第1の態様と同じように、このような複雑な構造を有する製品は、通常紙巻きタバコの製造で行われる高速での製造は不可能である。
主流煙の総粒状物を減らすために紙巻きタバコにカーボンが充填された巻き紙を使用することは米国特許第3,744,496号から知られている。ここでは、外方巻き紙を形成する従来のシガレットペーパーと共に内方巻き紙としてカーボンが充填された紙でタバコカラムを囲んだ紙巻きタバコについて記載されている。この紙巻きタバコでは、主流煙の総粒状物発生量および有機蒸気相成分の量が減少し、可視副流煙の量も減少したことが確認されている。しかしながら、この米国特許に記載された紙巻きタバコは、喫煙時を通しての紙巻きタバコの総煙成分を減少させることのみを意図したものであり、喫煙中に送出される成分の分布を変えることは意図していない。さらにこの紙巻きタバコは、望ましくない味覚特性および多量の一酸化炭素が主流煙に含まれるなど、ロッド全長に亘る二重巻き紙構造による欠点をも有する。
紙巻きタバコの従来のシガレットペーパーの内側の吸い口端の方にまたは着火端の方に位置させたカーボンペーパーのパッチを設けることが本願出願人による国際特許出願PCT/GB/2005/000669号に開示されている。この特許出願には風味料を含むカーボンペーパーまたはその他の吸着材含有ペーパーのパッチを紙巻きタバコ製造機でタバコのロッドに巻く前にシガレットペーパーに塗付して、風味が付与されたカーボンペーパーパッチがタバコロッドの吸い口またはフィルター端部に位置するようにした紙巻きタバコについて記載している。これは、商業生産に適した高速でのオンライン工程で、風味が付与されたカーボンペーパーパッチの塗付を可能にする。このようにして製造された紙巻きタバコは、カーボンペーパーのカーボンに安定して保持された風味料が、進行する燃えさしからの熱によって揮発化するので最後の数パフの間に喫煙者に「新鮮な後味(fresh finish)」を供する。しかしながら、この国際特許出願の紙巻きタバコは、紙巻きタバコの正確な位置での安定した風味の提供を意図しており、風味料を含まないカーボンペーパーパッチの使用を実施してはいない。
本発明の目的は、喫煙中、紙巻タバコの最後の部分において、従来の紙巻きタバコと比較して粒状相および/または蒸気相成分などの煙成分の発生量を減少させて喫煙者に送出する喫煙品を提供することである。
さらに本発明は、正確に配置された吸着材を有する喫煙品を提供することも目的としている。
さらに本発明は、従来の紙巻きタバコと比較して、パフ毎に送出される煙粒状相成分に関し、一定のパフ分布を有する喫煙品を提供することも目的としている。
さらに本発明は、喫煙中の最初の数パフにおいて味覚強度が増した、および/または最後の数パフでは味覚強度が減少する喫煙品を提供することも目的としている。
本発明は、喫煙材のロッドと、このロッドを囲む巻き紙と、ウェブ状の材料のパッチとを含む喫煙品を提供し、このウェブ材のパッチは、吸着材を含み、喫煙品の吸い口端の方に配置され、喫煙材のロッドの長さの一部に亘ってのみ延び、ウェブ材パッチは、その内部に風味料を含まない。
ウェブ材パッチは、好ましくは喫煙材ロッドと巻き紙との間に位置する。ウェブ材は、巻き紙の喫煙材ロッド側の面、即ち巻き紙の内面に接着されると有利である。ウェブ材は、好適には接着剤によって巻き紙に接着される。接着剤は、加熱活性化接着剤、PVA、澱粉および澱粉溶液の内の1つであることが好ましい。
喫煙品の巻き紙は、当業界でよく知られている従来のシガレットペーパーであるのが好適である。本発明の喫煙品は、1枚以上の巻き紙で巻かれてもよく、例えば二重に巻かれていてもよい。しかしながら、喫煙品は一枚の巻き紙で巻かれているのが好ましい。
本発明の喫煙品は、好ましくはフィルターエレメントを含む。好適には、このフィルターエレメントは、従来の繊維セルロースアセテート、ポリプロピレンもしくはポリエチレン材料またはひだ付きの紙材料であればよい。フィルターエレメントは、例えば二重または3重構造フィルタのような複数のセクションを含むマルチプルフィルターであってもよい。好適なフィルターエレメントは、煙の蒸気相成分を減少させるための吸着材を含む。当業界で知られているこのようなフィルターとしては、活性炭粒子がセルロースアセテート材中に散在したダルメシアンフィルターおよび複数のセグメント化されたフィルターのキャビティーが活性炭粒子で満たされているキャビティーフィルターなどが挙げられる。さらにフィルターエレメントの圧力降下および/または機械的ろ過効率は、所望の製品に要求される所望の喫煙メカニズムおよびろ過特性が達成されるように選択することができる。
好適には本発明のフィルターは、プラグ紙で巻かれ、チッピング紙によって喫煙材ロッドに取り付けられる。このチッピング紙としては、換気孔によって換気されるものが好ましい。換気手段は、フィルターエレメントと巻き紙で巻かれた喫煙材ロッドを相互に取り付けるチッピング紙の穿孔とこれに対応するプラグ紙の穿孔とを含むことが好ましい。これとは別に換気手段は、孔が設けられたプラグ紙と共に使用される多孔性のチッピング紙を使用して設けてもよい。多孔性のチッピング紙は、その長さ全体に亘って多孔性であってもよく、またはその下に位置する孔が設けられたプラグ紙と位置合わせされる程度の局所的に多孔性であってもよい。換気は、10%超のレベルであることが好ましく、50%超のレベルであると有利である。換気手段は、喫煙品の吸い口端から11乃至17mmの距離に配置されると有利である。
好ましくはウェブ材は、繊維性シート材であり、より好ましくはセルロース系シート材またはタバコ含有シート材である。繊維性シート材は、セルロース系ウェブ材であると有利であり、ペーパーウェブ材であると最も有利である。ペーパーウェブ材は、平坦なものでもよく、またはクリープまたはカレンダー処理されていてもよい。吸着材は、ウェブ材内に組み込まれ、ウェブ材の一体部材となると有利である。
吸着材は、ゼオライト、セピオライト、クレー、活性化アルミナ、ミネラル、樹脂、カーボンの内の1つ以上であると好適である。吸着材は、カーボンであることが好ましく、活性炭であることがより好ましい。
吸着材は、粒状、粉状または微粒子状であると有利である。吸着材が粒状、粉状または微粒子状である場合、その大きさは、500μm未満であることが好ましく、100μm未満であることがより好ましい。さらに好ましくは吸着材の大きさは、50μm未満であり、最も好ましくは平均粒径で20μm未満である。この吸着材の大きさは、粒子の直径であると考えられる。
ウェブ材中の吸着材の充填量は、ウェブ材の70重量%未満であると好適である。例えば、吸着材のウェブ材の充填量は、ウェブ材の50重量%未満であってもよい。ウェブ材の吸着材の充填量は、ウェブ材の10乃至45重量%、例えば30乃至45重量%であると有利である。
吸着材が活性炭である場合、そのカーボンの活性度は、最大で180%CTCであることが好ましい。より好ましくはカーボンの活性度は、40乃至160%CTCである。カーボンの活性度は、四塩化炭素(CTC)のパーセントで測定され、測定方法は当業界でよく知られている。CTCに晒されたカーボンの重量を測定し、その後カーボンの重量を再度測定する。カーボンの重量の増加をパーセントとして算出する。
さらに別の材料を本発明のウェブ材に加えてもよい。そのような材料としては、無機充填材および添加剤などが挙げられる。例えば、好ましい充填材としては、炭酸カルシウムが挙げられる。その他の当業界で知られている無機充填材としては、酸化チタン、酸化マグネシウム、硫化カルシウム、クレーおよびカオリンなどがある。
ウェブ材への無機充填材の好適な充填量は、ウェブ材の70重量%未満であるのが好適である。例えば、、ウェブ材の50重量%であってもよい。ウェブ材への無機充填材の充填量がウェブ材の10乃至30重量%であると有利である。
ウェブ材のパッチは、1平方メートル当たり(gsm)30乃至200の範囲の坪量を有し、好ましくは55乃至100gsmの範囲内の坪量を有する。好適にはウェブ材の多孔率(porosity)は、3000CU未満である。好適にはウェブ材の厚さは、50乃至500μmであり、好ましくは150乃至300μmである。
吸着材を含むウェブ材パッチは、好ましくは燃焼速度を調整するための添加剤(以下、「燃焼速度添加剤(burn rate additive)」と言う)を含む。カーボンを含む別のウェブ材を加えることによって紙巻きタバコの最後の数パフ時の燃焼速度(パフ間の燃焼速度(inter puff burn rate))を遅らせ、その結果パフ数が増え、従って喫煙者に送出される粒状煙成分が増加する。燃焼速度添加剤を加えるとパッチの燃焼速度が速くなり、灰形成能が大きく改善される。燃焼速度添加剤は、クエン酸ナトリウムまたはクエン酸カリウムなどのクエン酸塩であることが好ましい。その他の好適な燃焼速度添加剤、例えば酢酸ナトリウム、酒石酸ナトリウム、酢酸カリウム、酒石酸カリウムなどのナトリウムまたはカリウム塩、リン酸モノ−アンモニウムおよびリン酸1水素2ナトリウムなども当業者によく知られている。燃焼添加剤は、ウェブ材の最大で5重量パーセント以下含まれると有利であり、好ましくは2重量パーセント以下含まれる。
喫煙材は、タバコ材であることが好ましい。好適にはタバコ材は、葉柄、葉片およびタバコダストの1つ以上を含む。また好ましくはタバコ材は、次のうちの1種以上を含む、ヴァージニアまたは火力乾燥タバコ、バーレータバコ、オリエンタルタバコ、再生タバコおよび膨張タバコ。より好ましくは喫煙材は、タバコ材のブレンドを含み、例えば10乃至80%のヴァージニアタバコと、10乃至60%のバーレータバコと、0乃至20%のオリエンタルタバコと、0乃至30%の再生タバコと、0乃至50%の膨張タバコと、0乃至30%の葉柄を含んでもよい。
これとは別に、または加えて喫煙材は、タバコ代替え品を含んでもよい。
好ましくは喫煙材ロッドは、ウェブ材パッドが延びている領域において、喫煙材ロッドの単位長さ当たり低重量の喫煙材を含む。喫煙材の単位長さ当たりの低重量とは、ウェブ材パッドが延びていない喫煙材ロッドの部分に対して低重量ということである。喫煙材の単位長さ当たりの重量を減少させることによって、喫煙材ロッドの単位長さ当たりの喫煙材の嵩が小さくなる。このように喫煙材の量を減少させることによって、ウェブ材パッチを設けることによって喫煙材ロッドの内部量が減少してもウェブ材パッチが延びている喫煙材ロッドの領域の喫煙材の密度の増加を確実に抑えることができる。従って、喫煙品の知覚強度に影響を与え得る、そして最初の数パフにおける煙成分のろ過を高める喫煙材ロッドによってろ過効率は、増加しない。ある1つの態様では、ウェブ材パッチが延びている領域の喫煙材の重量を低下させることによって、当該領域の喫煙材の密度が、ウェブ材パッチが延びていない領域における喫煙材の密度より低くなり、例えば25%以下の密度の低下となる。ある1つの態様では、ウェブ材パッチが延びている領域の喫煙材の密度は、ウェブ材パッチが延びていない領域の喫煙材の密度より、1乃至20%、好ましくは1乃至15%、より好ましくは1乃至10%低くなる。好ましくは喫煙材ロッドに沿って喫煙材の密度が一定になるように、喫煙材の単位長さ当たりの重量を低下させる。ウェブ材パッチが延びている領域の所望の密度を達成するために利用される重量の減少量は、例えばウェブ材パッチの厚さおよびサイズによって変わる。
また喫煙材は、その喫煙特性を向上させるために風味料、ケーシング材および/または燃焼添加剤を含んでもよい。喫煙材の特性に応じて、燃焼添加剤は、燃焼促進剤または燃焼抑制剤のいずれであってもよい。好適な燃焼添加剤は、酢酸塩および硝酸塩などの第I族または第II族に属する金属の塩および当業者に知られている燃焼促進剤の1つ以上から選択されてもよい。好適な燃焼抑制剤としては、水酸化マグネシウム、リン酸1アンモニウムまたは塩化マグネシウムなどが挙げられる。
また喫煙材は、灰形成向上剤(ash improver)を含んでもよく、これは0乃至5%の範囲で喫煙材中に存在すると有利である。好適な灰形成向上剤としては、マイカ、パーライト、チョーク、バーミキュライト、カオリナイト、タルク、サポナイト、ベントナイトなどのクレーおよびリン酸水素2ナトリウム、炭酸カルシウムまたはリン酸2アンモニウムなどの灰形成向上剤が挙げられる。
ウェブ材は、喫煙材ロッドを実質的に完全に囲んでいることが好ましい。ウェブ材は、喫煙材ロッドの長さの好ましくは10乃至80%、より好ましくは30乃至80%を延びている。本発明の第1の態様においては、ウェブ材は、あるポイント、即ち喫煙材ロッドの吸い口側端部の直近のポイントから喫煙品の着火端の方のあるポイントまで延びている。着火端の方のポイントは、喫煙品の吸い口端から喫煙材ロッドに沿った距離の10乃至80%、好ましくは30乃至80%のポイントであると有利である。第2の態様においては、ウェブ材は、喫煙材ロッドの吸い口側端部から間隔を置いた第1のポイントから喫煙品の着火端の方の第2のポイントまで延びる。喫煙品の吸い口端の方の第1のポイントは、喫煙品の吸い口端から喫煙材ロッドに沿った距離の少なくとも10%のポイントであることが好ましい。さらに喫煙品の着火端の方の第2のポイントは、喫煙品の吸い口端から喫煙材ロッドに沿った距離の11乃至80%のポイントであることが好ましく、より好ましくは30乃至80%のポイントである。
2つ以上のウェブ材パッチが喫煙材ロッドの長さに沿って延びてもよい。本発明の1つの態様では、喫煙品がウェブ材の第1および第2のパッドを含み、第2のパッチが第1のパッチより喫煙材ロッドの長さの短い部分に亘って延びるようにしてもよい。第1および第2のパッチは、互いに隣接しているのが好ましく、第1のパッチが巻き紙に隣接し、第2のパッチが喫煙材ロッドに隣接するのがより好ましい。第2のウェブ材パッチは、吸着材を含むが、本発明による第1のウェブ材パッチで特定したような風味料は含まないことを理解されたい。
本発明の喫煙品を製造するための装置および方法、特に喫煙品内の吸着材含有ウェブ材パッチの貼り付けは、本願出願人による国際特許出願PCT/GB/2005/000669号で説明されており、その内容を参照により本明細書に引用したものとする。
本明細書中で使用している「喫煙材」という用語は、単に巻き紙内に含まれる喫煙品の部分を意味するものであり、喫煙材ロッドの個々の成分の燃焼性またはそれ以外のことについての関連性を包含するものではない。
本明細書中で使用している「パッチ」という用語は、単にウェブ材の一部を意味するものであり、それに関し本明細書中で特に明記していない限り、なんら寸法または他の特性を表わすものではない。
ある1つの態様ではウェブ材のパッチは、吸着材の他に無機充填材と燃焼剤とを含む。この態様ではウェブ材のパッチは、好適にはウェブ材の70重量%未満、好ましくは50重量%未満の吸着材を含む。吸着材は、ウェブ材中にその10乃至45重量%、例えば30乃至45重量%存在すると有利である。またこの態様では好適にはウェブ材パッチはその70重量%未満、例えば50重量%未満の無機充填材を含む。無機充填材は、ウェブ材中にその10乃至30重量%存在すると有利である。さらにこの態様では好適にはウェブ材パッチは、その5重量%以下、好ましくは2重量%以下、例えば0.1乃至2重量%の燃焼添加剤を含む。好ましくはこの態様では、吸着材は、カーボンであり、無機充填剤は、炭酸カルシウムであり、燃焼添加剤は、硝酸カリウムなどの硝酸塩である。炭酸カルシウムとカーボンの比は、約1:1から約1:2、例えば1:1.5であってもよい。例えば、ウェブ材パッチは、約35重量%のカーボンと、約25重量%の炭酸カルシウムと、0.5重量%の硝酸カリウムなどの硝酸塩とを含んでもよい。
ウェブ材パッチがカーボンなどの吸着材と、炭酸カルシウムなどの無機充填材と、硝酸塩などの燃焼添加剤とを含む上述の態様の利点は、吸着材の形状(例えば粒状、微粒子状または粉状)ならびに無機充填材および燃焼添加剤の種類および量を制御することにより喫煙品の喫煙時の灰形成および燃焼速度が満足のいくように制御可能になるということである。
本発明を容易に理解し、かつ、実施できるように、添付の図面を参照した例を基に以下に具体的に説明する。
図1は、本発明による喫煙品(1)の長手方向断面を示す。喫煙品(1)は、シガレットペーパー(3)に巻かれた喫煙材ロッド(2)を含む。フィルター(4)が喫煙品(1)の吸い口端に位置している。フィルター(4)は、従来の喫煙品のようにプラグ紙(5)に巻かれ、チッピング紙(6)によって喫煙材ロッド(2)に取り付けられている。喫煙品(1)は、喫煙材ロッド(2)の吸い口端に位置するカーボンペーパーのパッチ(7)を有する。カーボンペーパーパッチ(7)は、喫煙品(1)の円周全体を囲んでいる。シガレットペーパー(3)は、喫煙材ロッド(2)とカーボンペーパー(7)を囲んでいる。カーボンペーパーパッチ(7)は、喫煙品(1)のフィルター(4)の直近に隣接している。
喫煙の際、喫煙品(1)は、カーボンペーパーパッチ(7)から最も遠い、従ってフィルターから最も遠い端部である一端で着火され、煙が喫煙材ロッド(2)に沿って喫煙者に吸煙される。最初の数パフでは、燃焼する喫煙材(2)は、カーボンペーパーパッチ(7)によって囲まれていないので、カーボンペーパーによる煙成分の減少は殆ど生じない。喫煙品(1)がさらに喫煙され、燃えさしが喫煙材ロッド(2)に沿って喫煙品(1)の吸い口端の方に進むにしたがって、カーボンペーパー(7)が燃えさしから発生する物質を吸着し、よって最後のパフにおいて煙成分を減少させ、喫煙中の紙巻きタバコの味のきつさを軽減し、より均一なパフ分布が得られる。
図2は、図1のx−x線に沿った喫煙品(1)の横断面を示し、喫煙材ロッド(2)とその円周全体に亘って延びたカーボンペーパーパッチ(7)を囲む巻き紙(3)を示している。
図3は、カーボンペーパーのパッチ(7)が喫煙品(1)の円周の一部に亘ってのみ延びている点を除いて図1に示した紙巻タバコと類似の紙巻きタバコ(1)の長手方向断面を示す。簡単にするために図中、類似の特徴部には同じ参照符号を用いて示している。
図4は、図3のy−y線に沿った喫煙品(1)の横断面を示し、巻き紙(3)が喫煙材ロッド(2)と巻き紙の内面で喫煙材ロッド(2)の円周を部分的に延びているカーボンペーパーパッチ(7)を囲んだ状態を示している。
図5は、図1および図3に示した喫煙品と類似の喫煙品(1)の断面を示しており、ここではカーボンペーパーパッチ(7)が喫煙品(1)の吸い口端から距離を置いて配置されており、よってカーボンペーパーパッチ(7)は、喫煙材ロッド(2)の端部ではなく、その近くに位置し、フィルター(4)と直に当接していない。
図6は、図1から3に示した喫煙品と類似の喫煙品(1)の断面を示しており、ここではカーボンペーパーパッチ(7)が先細り形状を有しており、従って喫煙材ロッド(2)の円周の周りを異なる幅のパッチで覆うように喫煙品(1)に沿って延びている。この態様ではカーボンペーパーパッチ(7)が実質的に三角形状を有している。
図7は、チッピング紙(6)を介してフィルター(4)の円周の周りで延びている換気孔(8)を有する図1に示した喫煙品(1)の長手方向断面図である。換気孔(8)は、喫煙品(1)の製造中にレーザーパーフォレーションによって形成され、喫煙品(1)の吸い口端から約15mm離れた所に位置している。
図8は、図1から3に示した喫煙品と類似の喫煙品(1)の断面を示しており、ここではカーボンペーパーの第1のパッチ(7)が巻き紙(3)の内側で喫煙材ロッド(2)の長さに沿ってほぼ半分まで延びている。カーボンペーパーの第2のパッチ(7a)が喫煙品(1)の喫煙材ロッド(2)の長さに沿って約1/4まで延びている。このカーボンペーパーの第2のパッチは、第1のパッチ(7)と喫煙材ロッド(2)との間を延びている。
[実施例1]
標準的なキングサイズ形式、即ち長さ84mm、円周24.6mmであって、長さ27mmのセルロースアセテートフィルターエレメントと、オンラインレーザーによって換気孔が設けられた長さ32mmのチッピング紙を有するサンプル紙巻きタバコを作成した。各サンプルのブレンド、タバコ密度、紙、フィルター圧力降下および換気に関する詳細を表1に示す。
サンプル紙巻きタバコと同じ特性を有するテスト紙巻きタバコを構成したが、これらのテスト紙巻きタバコは、そのフィルター端部で巻き紙の内側にさらに活性炭パッチを含む。各活性炭パッチは、長さが30mmで、幅が23mmであり、次のような組成を有する、坪量58.3gsm(繊維35gsm、カーボン23.3gsm、約40%のカーボン充填量)、多孔率2000CU、引っ張り強さ36N/50mm、伸び率4.6%、厚さ280μm、カーボン活性度100CTC。
これら紙巻きタバコをISOで公認された標準喫煙条件(35ccのパフ量で2秒間、パフとパフとの間を58秒間の間隔をあけて)で機械喫煙し、対照紙巻きタバコと比較したテスト紙巻きタバコのニコチンを除いた総乾燥粒状物(NFDPM,Nicotine−Free Dry Particulate Matter)の結果を表2に示した。これらのサンプルは、異なるタール発生量を有し、従来の紙巻きタバコに共通のタール発生量の範囲に含まれる。表2の最後の欄にテスト紙巻きタバコとそれに対応する対照サンプルとを比較したNFPDM(mg/cig)の減少量を示す。
Figure 2009501540
Figure 2009501540
表2より明らかな通り、各テストサンプルは、各対応する対照紙巻きタバコより総NFDPMが著しく減少した。各テスト紙巻きタバコの対照のNFDPMの量に対するNFDPMの減少量(mg/cig)を図9に表で示す。
[実施例2]
実施例1で説明したサンプルのいくつか、即ちサンプル1、2、3、5および7を1回のパフ毎の総粒状物(TPM)について評価した。各サンプルを35ccのパフ量で2秒間、パフとパフとの間を58秒間間隔をあけて、最も最大となる整数のパフ数まで吸煙し、各パフのTPMを記録した。表3に各テスト紙巻きタバコの対応する対照サンプルと比較した各パフのTPMおよび総TPMを示す。サンプル1、2、3、5および7のパフ毎のTPMをそれぞれ図10、11、12、13および14にグラフとして示す。表3および図10から14で明らかなように、テスト紙巻きタバコは、最後の数パフ、特に5から9回目のパフのおいて、TPMが著しく減少している。これらの結果は、紙巻きタバコのフィルター端部でタバコロッドを囲むカーボンパッチを有する紙巻きタバコは、最後の数パフで実質的にTPMを減少させることができ、これらのパフで知覚される強みを軽減することができる。
[実施例3]
サンプル1と比較して低圧力降下のフィルターを有し、かつ、低いチップ換気率のサンプル2を実施例1で説明したように設計し、サンプル1とサンプル2のISOによるNFDPM発生量が同等になるようにした。
これら紙巻きタバコの詳細を表4に示す。これらの紙巻きタバコを実施例2のように機械で吸煙し、1回のパフ毎のTPMを表5に示し、図15でグラフ化した。
Figure 2009501540
Figure 2009501540
表5に示した結果および図15から明らかなように、テスト紙巻きタバコでは、最初の数パフ、特に1から4回目のパフにおいて、より多くのTPMが発生したが、最後の数パフ、特に7から9回目のパフではTPMが著しく減少した。これは本発明による紙巻きタバコの喫煙時のパフ分布がより均一であることおよび最後の数パフでTPMが減少し、最初の数パフでTPMが増加したことを示す。
この例の紙巻きタバコを当業界でよく知られている一対比較調査を用いた感覚評定者(sensory panel)によって評価した。その結果を統計的に分析したところ、吸引労力、煙の少なさ(mouthful of smoke)、風味較差および許容度について対照およびサンプル紙巻きタバコ間でかなりの差があった。吸引労力はテストサンプルでは低く、その他の特性についてはテストサンプルは、より高い結果を示した。
Figure 2009501540
[実施例4]
標準キングサイズ形式、即ち長さ83mm、円周24.6mmで、長さ27mmのセルロースアセテートトウフィルターエレメントサンプルと、オンラインレーザーによる換気孔が設けられた長さ32mmのチッピング紙を有するサンプル紙巻きタバコ(対照紙巻きタバコ)を作成した。
これらサンプル紙巻きタバコと同じ特性を有し、さらにフィルター側端部で巻き紙の内側に活性炭パッチを含むテスト紙巻きタバコを作成した。各活性炭パッチは、長さが34mm、幅が24mmであり、次のような組成を有する、坪量91gsm(繊維35gsm、カーボン33.6gsm、約37%のカーボン充填量、22.0gsm炭酸カルシウム)、多孔率131CU、0.5%(w/w)の硝酸カリウム充填量、引っ張り強さ39N/50mm、伸び率2%、厚さ192μm、カーボン活性度100CTC。
これら紙巻きタバコをISOで公認された標準喫煙条件(35ccのパフ量で2秒間、パフとパフとの間を58秒間間隔をあけて)で機械喫煙し、対照紙巻きタバコと比較したテスト紙巻きタバコのニコチンを除いた総乾燥粒状物(NFDPM,Nicotine−Free Dry Particulate Matter)の結果を表6に示した。これらのサンプルは、異なるタール発生量を有し、従来の紙巻きタバコに共通のタール発生量の範囲に含まれる。表6の最後の欄にテスト紙巻きタバコとそれに対応する対照サンプルとを比較したNFPDM(mg/cig)の減少率を示す。
Figure 2009501540
表6から明らかなように各テストサンプルは、実施例1の表2に示した結果と同じように総NFDPMが減少した。
本発明による喫煙品の長手方向断面図である。 x−x線に沿った図1の喫煙品の断面図である。 本発明のさらなる態様による喫煙品の長手方向断面図である。 y−y線に沿った図3の喫煙品の断面図である。 本発明のさらなる態様による喫煙品の長手方向方向断面図である。 本発明のさらなる態様による喫煙品の長手方向方向断面図である。 本発明のさらなる態様による喫煙品の長手方向方向断面図である。 本発明のさらなる態様による喫煙品の長手方向方向断面図である。 比較対照紙巻きタバコのNFDPMに対する本発明による紙巻きタバコのNFDPMの総減少率を示すグラフ。 対照紙巻きタバコと比較した本発明による紙巻きタバコのパフ数に対するTPMのグラフ。 対照紙巻きタバコと比較した本発明による別の紙巻きタバコのパフ数に対するTPMのグラフ。 対照紙巻きタバコと比較した本発明による別の紙巻きタバコのパフ数に対するTPMのグラフ。 対照紙巻きタバコと比較した本発明による別の紙巻きタバコのパフ数に対するTPMのグラフ。 対照紙巻きタバコと比較した本発明による別の紙巻きタバコのパフ数に対するTPMのグラフ。 対照紙巻きタバコと比較した本発明による別の紙巻きタバコのパフ数に対するTPMのグラフ。

Claims (29)

  1. 喫煙材のロッドと、このロッドを囲む巻き紙と、ウェブ状の材料のパッチとを含み、このウェブ材のパッチは、吸着材を含み、喫煙品の吸い口端の方に配置され、喫煙材のロッドの長さの一部に亘ってのみ延び、前記ウェブ材パッチは、その内部に風味料を含まない喫煙品。
  2. 前記ウェブ材パッチは、前記喫煙材ロッドと前記巻き紙との間に配置されていることを特徴とする請求項1記載の喫煙品。
  3. 前記ウェブ材は、前記巻き紙の内面に接着されていることを特徴とする請求項1または2記載の喫煙品。
  4. 前記ウェブ材が延びている喫煙材ロッドの部分が単位長さ当たり少量の喫煙材を含むことを特徴とする請求項1、2または3記載の喫煙品。
  5. 喫煙材の密度が喫煙材ロッドの長さに沿って一定であることを特徴とする請求項4記載の喫煙品。
  6. 前記ウェブ材が紙であることを特徴とする請求項1乃至5いずれか1項記載の喫煙品。
  7. 前記吸着材が活性炭であることを特徴とする請求項1乃至6いずれか1項記載の喫煙品。
  8. 前記ウェブ材パッチが矩形、方形、三角形、ひし形または楕円形であることを特徴とする請求項1乃至7いずれか1項記載の喫煙品。
  9. 前記吸着材の量は、ウェブ材の70重量%未満であることを特徴とする請求項1乃至8いずれか1項記載の喫煙品。
  10. 前記吸着材の量は、ウェブ材の50重量%未満であることを特徴とする請求項9記載の喫煙品。
  11. 前記吸着材の量は、ウェブ材の10乃至45重量%であることを特徴とする請求項10記載の喫煙品。
  12. 前記吸着材の量は、ウェブ材の30乃至45重量%であることを特徴とする請求項11記載の喫煙品。
  13. 前記ウェブ材が無機充填材を含むことを特徴とする請求項1乃至12いずれか1項記載の喫煙品。
  14. 前記無機充填材が炭酸カルシウムであることを特徴とする請求項13記載の喫煙品。
  15. 前記無機充填材の量がウェブ材の70重量%未満であることを特徴とする請求項13または14記載の喫煙品。
  16. 前記無機充填材の量がウェブ材の50重量%未満であることを特徴とする請求項15記載の喫煙品。
  17. 前記無機充填材の量がウェブ材の10乃至30重量%であることを特徴とする請求項16記載の喫煙品。
  18. 前記ウェブ材パッチが燃焼速度を調整するための添加剤を含むことを特徴とする請求項1乃至17いずれか1項記載の喫煙品。
  19. 前記添加剤が硝酸塩であることを特徴とする請求項18記載の喫煙品。
  20. 前記燃焼速度添加剤の量がウェブ材の5重量%以下であることを特徴とする請求項18または19記載の喫煙品。
  21. 前記燃焼速度添加剤の量がウェブ材の2重量%以下であることを特徴とする請求項20記載の喫煙品。
  22. 前記燃焼速度添加剤の量がウェブ材の0.1乃至2重量%であることを特徴とする請求項21記載の喫煙品。
  23. 前記ウェブ材の多孔率が50CU超であることを特徴とする請求項1乃至22いずれか1項記載の喫煙品。
  24. 2つのウェブ材パッチを含むことを特徴とする請求項1乃至23いずれか1項記載の喫煙品。
  25. 前記2つのウェブ材パッチが前記喫煙材ロッドの長さに亘って異なる幅で延びていることを特徴とする請求項24記載の喫煙品。
  26. さらにフィルターエレメントを含むことを特徴とする請求項1乃至25いずれか1項記載の喫煙品。
  27. 前記フィルターエレメントに換気孔が設けられていることを特徴とする請求項26記載の喫煙品。
  28. 前記フィルターエレメントが50%超のレベルの換気孔が設けられていることを特徴とする請求項27記載の喫煙品。
  29. 添付図面を参照し本明細書中で説明された喫煙品。
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