JP2009500235A - スタンバイ表示を兼ねる航空機管理システム - Google Patents
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Abstract
本発明の一実施の形態は、操縦席の計器パネルのための航空機用計器システムであって、航空機の第1の操縦士に関連付けられた第1の装置を計器パネル上で第1の操縦士の実質的に前方に配置して有する計器システムを備えている。第1の装置は第1のディスプレイ及び第1のコントローラを備えることができ、第1のコントローラは第1のディスプレイ及び航空機のシステムを制御するための制御部一式を有することができる。更に、この計器システムは、航空機の第2の操縦士に関連付けられ、計器パネル上で第2の操縦士の実質的に前方に配置される第2の装置を備えることができる。第2の装置は第2のディスプレイ及び第2のコントローラを備えることができ、第2のコントローラは第2のディスプレイ及び航空機のシステムを制御するための制御部一式を有することができる。この計器を、第1のディスプレイ及び第2のディスプレイの少なくとも一方が常に姿勢、高度および対気速度を提示するように構成することができる。
Description
本発明は、航空機の操縦席の計器パネルの構成に関し、さらに詳しくは、多機能表示制御装置を備えてなるスタンバイ(standby)計器に関する。
現代の航空機産業の進歩に伴って、飛行エンベロープ(envelope)および操縦士の能力に対する要求がますます大きくなってきている。航空機および操縦士に対するこの要求を満足するうえで助けとなるよう、現代の航空機は、操縦士の能力ならびに航空機および乗客の全体としての安全性を向上させる目的で、操縦士にメニュー、データ、およびグラフィカルな選択肢を提供するために設計されたきわめて多数のディスプレイ、計器、およびセンサを備えている。
航空機の進歩のみならず、電子ディスプレイも進化している。14インチ×10インチにもなる大型のディスプレイが、航空機において使用するために開発済みである。さらに、現代の航空機の多くは、複数の大型ディスプレイを表示することができ、大型の旅客機においては大型ディスプレイが4つにもなる場合がある。したがって、操縦室内の空間がますます不足し、例えば種々のメニューおよび種々の機能的情報を飛行の状況および操縦士の好みに応じて提示するなど、大型のディスプレイに多数の機能を持たせなければならなくなる。このような大型ディスプレイは、航空宇宙産業においては、一般に多機能ディスプレイ(MFD:Multi‐Functional Display)と称されている。
いくつかのMFD(典型的には、操縦士または副操縦士の実質的に正面に位置するMFDである)は、プログラム可能かつ/またはパーソナライズ可能であり、操縦士によって航空機を操縦するための主な計器またはディスプレイとして使用される。そのようなディスプレイは、一般にプライマリ・フライト・ディスプレイ(PFD:Primary Flight Display)と称され、操縦士または副操縦士の一方に割り当てられ、あるいは操縦士または副操縦士に専用である。MFDおよびPFDは、典型的には、ディスプレイ上の種々のメニューおよび情報のグラフィック表示を選択するために、ノブ、ラジオボタン、などを含む別途のコントローラを備えている。さらに、操縦室の計器パネルは、燃料系統、電力系統、天候検出システム、などといった航空機の特定のシステムのために別個独立のコントローラを備えており、これが操縦室の計器パネルをさらに混み合わせ、複雑なものにしている。
現代の航空機の電子機器および電子ディスプレイの信頼性にもかかわらず、安全のための装置および余剰のシステムが、依然として航空機の製造者によって開発されて設置されており、実際に連邦航空規則(FAR:Federal Aviation Rule)によって義務づけられている。例えば、FARのパート(Part)25およびパート121に該当する大型の旅客機は、航空機の高度、姿勢、および対気速度といった必要とされる最小限の情報を表示するスタンバイ表示装置を、操縦士および副操縦士の両者にとって常に視認可能であるように備えなければならない。このような規則を満足するために、典型的には、1つのスタンバイ表示装置が、操縦士と副操縦士との間において計器パネルに取り付けられる。
残念ながら、操縦室の制御パネルに大型のMFDおよびPDFがますます使用されるようになるにつれ、他の計器の配置のために残される空間が少なくなっている。これは、とくには、操縦席の制御パネルにおいて操縦士および副操縦士の間の中央である伝統的なスタンバイ表示装置の配置に当てはまる。この中央の位置は、FAR 25.1333の視認の要求を満足するが、多くの航空機製造業者が、今ではこの中央の位置を追加の大型MFDのために理想的であると考えている。
操縦席の計器パネルにおける空間の不足に加え、現代の航空機のさらなる複雑化および高性能が、航空機の操縦士らにさらなる作業負荷を強いている。大型のMFDが、作業負荷への効率的な対処において操縦士を助けるが、航空機の操縦士は、非常および/または航空機の特定の操縦の際に、計器に目を配って重要な情報を集めつつ、同時に航空機の操縦に対処しなければならない。或る種の非常時には、操縦士にとって利用可能な計器が、スタンバイ表示装置だけとなることも考えられる。残念ながら、スタンバイ表示装置の伝統的な配置位置では、操縦士がスタンバイ表示装置から必要な情報を見つけて集めるために普通とは異なる計器への目配りを実行しなければならず、非常時に、すでに大量である操縦士の作業負荷をさらに重くする。
計器への目配りの際に操縦士が複数の軸(垂直および水平など)に沿って目を配らなければならない状況は、当業者らによって視差(parallax)と呼ばれている。当業者にとって公知であるとおり、飛行中、とくには非常の状況において、視差の状況は、操縦士の作業負荷およびストレスを大いに増加させる。
伝統的なスタンバイ計器を計器パネルの中央から移動させる試みが、これまでになされているが、成功していない。例えば、スタンバイ計器のための空き空間は、計器パネルから離れた側で利用可能である。しかしながら、この位置では、両方の操縦士について連邦飛行規則の視認性およびアクセス性の要件を満足することができない。さらに、このような配置では、計器への目配り(とくには、視差の状況下で行われる目配り)の際に操縦士に大きな作業負荷が加わるという点に対処できない。
同様に、PFDの上方への伝統的なスタンバイ計器の配置も、やはり成功していない。計器パネルのPFDの上方の領域は、伝統的に、種々の飛行データの表示および航空機のシステムの制御のための航空電子計器類できわめて混み合っている。伝統的なスタンバイ計器は、非常時には重要な装置であるけれども、非常時以外では頻繁に使用されるわけではない。したがって、まれにしか使用されない伝統的なスタンバイ計器をPFDの上方において頻繁に使用されるディスプレイおよびコントローラと一緒に配置することは、高くつきかつ効率的でない戦略であるとこれまでは考えられてきた。
したがって、現代の航空機の操縦席の計器パネルの大型のMFDおよび限られた空間との相性がよく、種々の飛行状況において操縦士に加わる作業負荷の軽減に役立つスタンバイ表示装置の構成について、ニーズが存在している。
(発明の概要)
本発明の一実施の形態は、操縦席の計器パネルのための航空機用計器システムであって、航空機の第1の操縦士に関連付けられた第1の装置を、計器パネル上で第1の操縦士の実質的に前方に配置して有している計器システムを含んでいる。第1の装置は、第1のディスプレイおよび第1のコントローラを備えることができ、第1のコントローラは、第1のディスプレイおよび航空機のシステムを制御するための制御部一式を有することができる。さらに、この計器システムは、航空機の第2の操縦士に関連付けられ、計器パネル上で第2の操縦士の実質的に前方に配置されている第2の装置を備えることができる。第2の装置は、第2のディスプレイおよび第2のコントローラを備えることができ、第2のコントローラは、第2のディスプレイおよび航空機のシステムを制御するための制御部一式を有することができる。この計器を、第1のディスプレイおよび第2のディスプレイの少なくとも一方が常に姿勢、高度、および対気速度を提示するように構成することができる。
本発明の一実施の形態は、操縦席の計器パネルのための航空機用計器システムであって、航空機の第1の操縦士に関連付けられた第1の装置を、計器パネル上で第1の操縦士の実質的に前方に配置して有している計器システムを含んでいる。第1の装置は、第1のディスプレイおよび第1のコントローラを備えることができ、第1のコントローラは、第1のディスプレイおよび航空機のシステムを制御するための制御部一式を有することができる。さらに、この計器システムは、航空機の第2の操縦士に関連付けられ、計器パネル上で第2の操縦士の実質的に前方に配置されている第2の装置を備えることができる。第2の装置は、第2のディスプレイおよび第2のコントローラを備えることができ、第2のコントローラは、第2のディスプレイおよび航空機のシステムを制御するための制御部一式を有することができる。この計器を、第1のディスプレイおよび第2のディスプレイの少なくとも一方が常に姿勢、高度、および対気速度を提示するように構成することができる。
本発明の他の実施の形態においては、スタンバイ飛行データの表示方法、および航空機の操縦席の計器パネルからの航空機システムの管理方法が、ディスプレイおよび一式の制御部を備えることができる第1の装置を第1の操縦士に関連付けるステップを含むことができる。この方法は、ディスプレイおよび一式の制御部を備えることができる第2の装置を第2の操縦士に関連付けるステップを含むことができる。第1の装置および第2の装置は、スタンバイモードおよびコントローラモードを備えることができる。さらにこの方法は、第1の装置および第2の装置を、スタンバイ飛行データを表示するスタンバイモードに設定するステップ、第2の装置がスタンバイモードにある場合に限って、第1の装置をコントローラモードに置くステップ、および第1の装置がスタンバイ・モードにある場合に限って、第2の装置をコントローラモードに置くステップ、を含むことができる。スタンバイ飛行データは、姿勢、高度、および対気速度を含むことができる。
本発明のこれらの目的および利点、ならびに他の目的および利点が、以下の説明、添付の図面、および添付の特許請求の範囲から明らかになるであろう。
本明細書は、本発明を特定して指摘して明確に請求する請求項で結ばれているが、それらを、以下の説明を添付の図面と併せて検討することによってよりよく理解できるものと考える。添付の図面は、これに限定されるわけではないが、本発明を実行するために現時点において最良であると考えられる態様を示しており、添付の図面においては、すべての図において、同様の部分は同様の参照番号で指し示されている。
(発明の詳細な説明)
次に、本発明を、本発明の種々の実施の形態を示した図面を参照して、さらに十分に説明する。しかしながら、本発明の主題は、多数のさまざまな形態にて具現化が可能であり、本明細書に記載の実施の形態に限定されると考えてはならない。
次に、本発明を、本発明の種々の実施の形態を示した図面を参照して、さらに十分に説明する。しかしながら、本発明の主題は、多数のさまざまな形態にて具現化が可能であり、本明細書に記載の実施の形態に限定されると考えてはならない。
本発明は、スタンバイ計器を航空機の表示装置(ディスプレイ)および航空機のシステムの制御装置(コントローラ)へと、計器パネルの面積を最大限に利用でき、かつ操縦士の作業負荷を最小にできるように組み合わせてなる航空機の計器パネルの構成を含んでいる。操縦士が2名である航空機について考えたとき、操縦士および副操縦士がそれぞれ、PFDおよび設定可能なコントローラを航空機を操縦するためのプライマリ(primary)計器として使用する。重複した安全のためのディスプレイシステムとして、本発明によれば、さらに計器パネルが、スタンバイ計器を、それぞれの操縦士のための設定可能なコントローラに一体化させて備えている。さらに、FAR 25.1333によって求められる飛行規定を満足するため、スタンバイ計器のうちの少なくとも1つが、規則によって要求される飛行データを常に表示していなければならない。
図1Aおよび図1Bを参照すると、2つの伝統的な航空機の操縦席の計器類10が示されている。操縦席の計器類10は、風防窓20の下方に配置され、防眩シールド30および主計器パネル40を備えている。操縦席の計器類10は、主計器パネル40に取り付けられたMFD70を制御するための2つの伝統的な設定可能な表示コントローラ50を、防眩シールド30に取り付けて備えている。伝統的な設定可能な表示コントローラ50は、典型的には、最も近いMFDを制御するように割り当てられているが、伝統的な設定可能な表示コントローラ50が、任意のMFD70を制御できるように設定可能であってもよい。図1Aおよび図1Bに示されているように、操縦席の計器類10は、伝統的なスタンバイ表示装置60およびスタンバイ機首方位表示装置80を、操縦席の計器類10のほぼ中央に位置させて備えている。
図1Aに示されているように、スタンバイ表示装置60およびスタンバイ機首方位表示装置80は、スタンバイ表示装置60およびスタンバイ機首方位表示装置80が2名の操縦士の間かつMFD70の間に位置しているため、対気速度、高度、および機首方位を常に表示することによって、FAR 25.1333の要件を満足する。しかしながら、図1Aのスタンバイ表示装置60およびスタンバイ機首方位表示装置80の配置が、図1Aに示したようにMFD70の間に直接的に位置しているために、計器パネルにおいて大きなMFDを使用することを制限していることに注意すべきである。したがって、計器パネル40に、より小さなMFD70が組み込まれ、不器用に配置されている。
図1Aのスタンバイ表示装置の配置の制約を回避するために、図1Bに示した伝統的な操縦席の計器類10は、スタンバイ表示装置60およびスタンバイ機首方位表示装置80をMFD70の下方に移動させている。図1Bに示した操縦席の計器類10では、より大きなMFD70のための余地が手に入るが、スタンバイ表示装置60およびスタンバイ機首方位表示装置80が下方に配置されることで、図1Bに示したスタンバイ表示装置を使用するときに操縦士らが直面する視差の状況がより一層悪化する。さらに、図1Bに示されるように、伝統的なスタンバイ表示装置60およびスタンバイ機首方位表示装置80が、1:1のアスペクト比を備える一方で、大きなMFD70は、4:3のアスペクト比を備えている。このプライマリ計器とスタンバイ計器との間のアスペクト比の相違が、スタンバイ計器からの情報の発見および収集の難しさを増すことが分かっている。
また、図1Aおよび図1Bにおいて、スタンバイ表示装置60およびスタンバイ機首方位表示装置80の配置は、非常の状況において操縦士らにとってさらなる作業負荷を生じさせる。飛行時、操縦士は、航空機の前方の水平線および空間について、或る種の目配りを実行しなければならない。さらに、操縦士は、情報の収集および航空機の状態の確認のために、操縦席の計器パネルの計器およびディスプレイの目視を含む計器への目配りを実行する。計器への目配りは、航空機の飛行の様態に応じてさまざまでありうる。例えば、着陸の際には、操縦士が風防を通して水平線に目を配ることが重要であると考えられ、操縦士は、風防を通した視認に多大な労力および時間を費やす必要がある。結果として、風防を通しての視野から操縦士の目を離すことになる計器への目配りは、必須ではあるがおぼつかない仕事となりうる。
他の例として、通常の状況下での離陸においては、操縦士の計器への目配りは、高度、対気速度、および機首方位に関してMFD70を含むと考えられる。さらに、操縦士は、エンジンの計器類、ならびに自動飛行制御システムについてのデータを表示するように設定できる防眩シールドに取り付けられたコントローラディスプレイ50に目を配ると考えられる。
図1Aおよび図1Bに示されているように、MFD70(典型的には、その一方が操縦士へと割り当てられ、プライマリ・フライト・ディスプレイ(PFD)と称される)の位置は、計器への目配りのために操縦士の正面に最適に配置され、操縦士は、風防窓20を通しての見通しのために、単にPFDから垂直上方へと目を向けるだけでよい。例えば、着陸時の計器飛行から有視界飛行への移行において、操縦士は、滑走路を視覚的に識別するために、単にMFD70から垂直上方へと目を向けるだけでよい。同様に、有視界飛行の最中に対気速度および機首方位を確認するため、操縦士は、計器に目を配る際に、MFD70から情報を集めるために、単純に風防窓20から垂直下方へと目を向けるだけでよい。MFD70は、典型的にはプログラム可能であって、操縦士の結び付けに合わせて調節されており、計器への目配りをさらに容易にしている。
時間とともに、計器への目配りは、操縦士にとってより直感的になり、操縦士は迅速かつ効率的に情報を集めることができるようになる。しかしながら、電気的な故障などといった非常または異常の状態においては、MFD70が、操縦士および/または副操縦士にとって利用可能でなくなる可能性がある。そのような非常の状況において、スタンバイ表示装置60およびスタンバイ機首方位表示装置80が、MFD70を置き換えるべく機能し、操縦士に必要な情報を標準化された方法で提供する。
残念ながら、上述のように、操縦士による典型的なMFD70の計器への目配りは、操縦士が単純に風防窓20からMFD70へと下方を見下ろすとき、図1Aおよび図1Bに示した操縦席の計器類10においては、伝統的なスタンバイ表示装置60またはスタンバイ機首方位表示装置80の位置を含んでいない。結果として、非常の場合に、操縦士は、スタンバイ表示装置60およびスタンバイ機首方位表示装置80から情報を集めるために、典型的な目配りから離れる必要があり、垂直方向に下方へと目配りし、かつ操縦士の位置に応じて左右の水平方向に目配りをするように強いられる。上述のように、視差の状況が、飛行および非常の状況において操縦士の作業負荷を大きく増加させる。
通常の飛行の状況において、MFD70が、航空機の操縦に使用される必要な情報の大部分を操縦士に提供する。MFD70が、プライマリ計器として、種々の機能に応じた飛行データを表示し、現代の航空機においては、典型的にはMFD70を、操縦士によってプログラム可能である。典型的には、図1Aおよび図1Bに示したような設定可能な表示コントローラ50が、MFD70によって高度および対気速度の情報ならびに航法またはシステムの情報を操縦士の好みに従って表示できるように、プログラム可能なMFD70を制御する。例えば、表示コントローラ50によって、操縦士は、気圧をさまざまな単位で読み取るべくディスプレイ70を設定することができる。伝統的には、航空機の設定可能な表示コントローラ50は、所与のMFD70またはPFDに組み合わせられたスタンドアロンの計器であり、図1Aおよび図1Bに示されているように操縦席の計器類10の防眩シールド30に取り付けられる。
MFD70の制御および設定に加えて、さらにコントローラ50を、航空機のシステムを制御し、航空機のシステムの状態を図1Aおよび図1Bに示した関連の画面に表示するように構成することができる。例えば、コントローラ50を、航空機の燃料系統または補助動力ユニットについて、制御および状態情報の表示を行うように構成できる。すなわち、コントローラ50が、ディスプレイおよび航空機のシステムの制御を通じて、航空機の飛行において重要な役割を果たし、結果として操縦士は、コントローラ50に大いに注意を払わなければならない。
図2に、風防窓20、防眩シールド30、および主計器パネル40を備える操縦席の計器類100を含む本発明の一実施の形態が示されている。さらに、操縦席の計器類100は、2つのスタンバイ計器ディスプレイ/設定可能コントローラ111および112(以下では、スタンバイ表示/制御装置111および112と称する)を備えている。さらに、伝統的な操縦席の計器類10と同様、操縦席の計器類100は、MFD(図2においては、MFD141、142、143、および144として示されている)を備えている。それぞれのスタンバイ表示/制御装置111および112は、ディスプレイ120および付随のコントローラパネル130を備えており、操縦士または副操縦士ならびにMFDのうちの1つ以上へと組み合わせることができる。
スタンバイ表示/制御装置111および112を、任意のMFD141、142、143、および144に組み合わせられるように構成することが可能であるが、スタンバイ表示/制御装置111および112は、好ましくは、直下に取り付けられるMFDに組み合わせられ、例えばスタンバイ表示/制御装置111を、MFD141および142に組み合わせることができる。また、スタンバイ表示/制御装置を、本発明の技術的範囲および技術的思想から逸脱することなく、より少数またはより多数のMFDに組み合わせることも考えられる。
本発明によれば、スタンバイ表示/制御装置111および112を、制御モードおよびスタンバイモードを備えるように構成することができる。スタンバイ表示/制御装置111および112は、コントローラモードにおいては伝統的な設定可能なコントローラ50と同様に機能し、スタンバイモードにおいてはスタンバイ表示装置60および80と同様に機能するよう協働することができる。いくつかの飛行規則の要件を満足するために、2つのスタンバイ表示/制御装置111および112を、必要とされる法定の飛行データが常にスタンバイ表示/制御装置111および112の少なくとも一方に表示されるよう、協働するように構成することができる。
設定可能なコントローラおよびスタンバイ表示装置の両方として機能することで、表示/制御装置111および112は、図1Aおよび図1Bに示したような伝統的な設定可能なコントローラ50、スタンバイ表示装置60、およびスタンバイ機首方位表示装置80の機能を統合できるだけでなく、これらの位置を操縦士および副操縦士のための1つのスタンバイ表示/制御装置システムへと統合でき、操縦士の作業負荷を少なくするとともに、操縦席の計器類100においてさらなる空間を解放する。伝統的な設定可能なコントローラ50と同様、スタンバイ表示/制御装置111および112は、航空機のシステムについての制御および表示ならびにMFD141、142、143、および144の制御をもたらすことができる。同時に、2つの表示/制御装置111および112の組み合わせが、伝統的なスタンバイ表示装置60および伝統的なスタンバイ機首方位システム表示装置80として作用すべく、協働して機能することができる。
図2においては、スタンバイ表示/制御装置111および112が、MFD141、142、143、および144の直上において防眩シールド30に配置されるように示されているが、スタンバイ表示制御装置111および112を、操縦席の計器類100の他の場所に配置してもよいことを理解すべきである。同様に、MFD141、142、143、および144などといった他の計器も、本発明の技術的範囲および技術的思想から逸脱することなく、操縦席の計器類100において他の場所に配置することが可能である。
図2に示されているように、表示/制御装置111および112は、操縦席の計器類10の伝統的なスタンバイ表示装置および設定可能なコントローラを、ただ1つのひとまとめにされたセットの2つの表示制御装置111および112へと統合している。2つの表示/制御装置の位置は、操縦士に、とりわけ作業負荷の軽減をもたらすことができる。
図3Aを参照すると、操縦席の計器類100の半分が示されており、飛行時の一方の操縦士のすぐ前の計器、および当該操縦士が飛行時に使用することができるプライマリ計器が示されている。さらに具体的には、表示/制御装置111が示されており、この表示/制御装置111の直下に取り付けられた2つのMFD141および142に直接的に組み合わせる(あくまで説明の目的であり、他の組み合わせも可能である)ことができる。表示/制御装置111および112のそれぞれは、ディスプレイ120および付随の制御パネル130を備えている。スタンバイモードにおいては、ディスプレイ120が、伝統的には伝統的なスタンバイ表示装置60および80に表示されている規則によって必要とされる飛行データを表示する。コントローラモードにおいては、ディスプレイ130は、航空機のシステムのデータおよび航空機のシステムを管理するためのメニューの選択肢を表示する。選択肢の選択は、制御パネル130によって行うことができ、あるいは図4に関して後述されるようにディスプレイ120によって行うことができる。
表示/制御装置111は、図3AにおいてはMFD141および142に組み合わせられて示されているが、表示/制御装置111の制御パネル130を、任意の数または種類の操縦室航空電子ディスプレイおよび航空機の他のシステムを制御するようにプログラム可能とすることが考えられる。
図2および図3の両方に示されているように、伝統的なスタンバイ表示装置60および伝統的なスタンバイ機首方位表示装置80が、操縦席の計器類100に存在しないことに注意すべきである。伝統的なスタンバイ表示装置を置き換え、今では表示/制御装置111が、風防20の直下かつMFD141および142(操縦士にとっての主な計器であり、プライマリ・フライト・ディスプレイ(PFD)と称されることが多い)の直上に配置されている。表示/制御装置111の位置は、計器に目を配る際に操縦士の助けとなり、航空機のシステムおよびディスプレイの調節を行うための操縦士の能力を楽にするように、最適に配置することができる。
上述のように、操縦士によって行われる典型的な計器への目配りは、重要な飛行データを集めるために風防20から下方へとプライマリ計器、すなわちMFD141および142へと目を移し、次いで再び風防へと視線を上げることを含んでいる。さまざまな飛行の状況において計器への目配りがさまざまに行われる可能性があるが、上述した垂直方向の計器の目配りの動きが、飛行中の操縦士によって行われる習慣的かつ絶え間のない目の動きとなることがしばしばである。伝統的なスタンバイ表示装置60および80と対照的に、図2および図3に示した本発明の実施の形態においては、今では表示/制御装置111が、操縦士が習慣的な計器への目配りを行うたびに操縦士の視野または目が表示/制御装置111上を通過するように、計器への目配りの途中に直接的に位置している。
非常の場合、またはMFD141および142が失われた場合に、表示/制御装置111を、スタンバイモードを既定の状態とするように構成することができる。したがって、操縦席の計器類100の構成が、表示/制御装置111を、操縦士の直前かつ操縦士の習慣的な計器への目配りの範囲内に配置する。伝統的なスタンバイ表示装置60および80と対照的に、困難な状況下での非常の計器への目配りにおいて、操縦士は、風防20からスタンバイモードにある表示/制御装置111を見つけるために垂直下方に目を配るだけでよい。これは、とくには伝統的な操縦席の計器類10を使用する操縦士が直面する視差の問題を防止し、本発明の計器パネルを備える航空機を操縦する操縦士の作業負荷を少なくする。
さらに、MFD141および142ならびに表示/制御装置111が、図3Aに示されているように、いずれも4:3のアスペクト比を備えていることに注目すべきである。本発明によれば、他のアスペクト比も使用可能であるけれども、4:3の比の反復は、ディスプレイ120を見た目に関してMFDの縮小版として設けることを可能にする。対照的に、図1Aおよび図1Bに示されているように、伝統的なスタンバイ表示装置60および80は、典型的には1:1のアスペクト比を備え、ディスプレイ120よりも大幅に小さく、たとえ通常の状況下であっても発見および読み取りが難しいものとなっている。類似の比とすることによって、非常の状況において飛行データを集めるためのより識別が容易でありかつより簡潔なスタンバイ計器が操縦士にもたらされることが示されている。スタンバイ計器の配置との組み合わせにおいて、本発明によるスタンバイ表示/制御装置は、非常の状態における操縦士の作業負荷を大幅に減らすことができる。
図2に示されているように、スタンバイ表示/制御装置111および112は、操縦席の計器類100において防眩シールド30と称される領域に配置される。この配置は、操縦士が計器による飛行において表示/制御装置111および112に依存するスタンバイ計器による飛行から、有視界飛行への移行を支援することによって、操縦士の作業負荷をさらに軽減する。伝統的なスタンバイ表示装置60および80の配置と対照的に、スタンバイ表示/制御装置111および112を風防窓の直下に配置することによって、操縦士は、スタンバイ表示/制御装置111および112の視認と風防20の視野との間を容易に移行することができる。例えば、着陸の際に、操縦士は計器飛行による航空機の飛行を航空機が最小使用高度まで下降したときに停止し、この時点で操縦士は、風防へと視線を上げ、滑走路を視覚的に確認する。図2に示した本発明の実施の形態においては、操縦士は、表示/制御装置111および112からわずかな距離だけ垂直上方に目を向けるだけでよく、図2に示した操縦席の計器類100を使用しているときの種々の飛行モードにおける移行がはるかに容易になっている。
さらに、プライマリ・フライト・ディスプレイからスタンバイ表示/制御装置111および112への移行を、表示/制御装置111および112を可能な限りそれぞれの操縦士の設計眼点(DEP)の近くに配置することによって、容易にすることができる。DEPは、図3Bにおいて点350として示されているが、そこから標準的な操縦士の目が静止したまますべての計器を監視および操作し、制御すると考えられる点である。現代の大部分の航空機が提供している調節式の座席は、さまざまな体型の操縦士を、このDEPに操縦士の目が位置するように配置する。伝統的なスタンバイ表示装置60および80の配置と異なり、表示/制御装置111および112は、図3Bに示されているようにDEPの近くに位置している。DEPに最も近い位置を最適化するために、表示/制御装置111および112においてディスプレイ120および制御パネル130の位置を逆にしてもよいことを理解すべきである。
さらに、操縦席の計器類100は、操縦士が計器パネル上の表示/制御装置111の位置に慣れているため、非常の状況にある操縦士の安全および能率を改善する。やはり伝統的なスタンバイ表示装置60および80の伝統的な位置とは対照的に、操縦士は、表示/制御装置111のもう1つのモードであるコントローラモードゆえに、表示/制御装置111の位置を頻繁に眺めて利用すると考えられる。飛行時に、操縦士が、航空機のシステムおよびディスプレイの調節を行うときに、表示/制御装置111の位置およびコントローラモードにある表示/制御装置111の使用に慣れると考えられる。したがって、非常時において、操縦士がスタンバイモードの表示/制御装置111を使用するとき、飛行データを集めるために計器パネル上の慣れ親しんだ位置を見つめることになり、飛行時の操縦士の作業負荷がさらに少なくなる。
図3Bを参照すると、操縦士300、航空機310、MFD141、表示/制御装置111、および風防20の側面図が示されている。操縦士300の前方の視野320が、破線で示されている。風防20を真っ直ぐに見つめる操縦士300の視野320が、破線の内側にスタンバイ表示/制御装置111を含んでおり、操縦士300が計器への目配りにおいて表示/制御装置111を容易に眺めることができることをさらに示している。
さらに、図3Bに示されているように、表示/制御装置111の位置、および表示/制御装置111が操縦士の視野320に含まれていることで、コントローラモードの表示/制御装置111を使用するために操縦士に求められる労苦が少なくなる。これは、習慣的な計器への目配りおよびコントローラモードの表示/制御装置111の使用の際に操縦士が表示/制御装置111に慣れ親しむことをさらに説明している。
再び図2に目を向けると、多数の飛行計器ディスプレイが表示/制御装置111および112へと配置されて統合されることで、より大きな飛行計器および他の飛行計器のために、操縦席の計器類100において貴重な空間が開放される。伝統的なスタンバイ表示装置60および80が存在しないため、操縦席の計器類100が、より大きなMFDまたは追加の計器の導入などといった変更を取り入れるための追加の空間を有している。例えば、より大きなMFDは、あらゆる状況下において読み取りおよび視認がより容易である表示を提供することによって、操縦士の作業負荷をさらに軽くすることができる。
再び図3Aを参照すると、表示/制御装置111が、ディスプレイ120が規則の要求する飛行データを表示するスタンバイモードに示されている。しかしながら、スタンバイモードのディスプレイ120に表示される飛行データを、表示/制御装置111がコントローラモードで使用されるときに、航空機のシステムのデータおよびメニューの選択肢で置き換えることが可能である。図4には、ディスプレイ120および制御パネル130を含んでいる表示/制御装置111がコントローラモードで示されており、伝統的な設定可能コントローラ50と同様に機能する。
図4においては、表示/制御装置111が、補助動力ユニットシステムのメニューおよびデータの表示が作動中であるコントローラモードについてのみ示されている。図4には補助動力ユニットが示されているが、航空機の他のシステムも、表示/制御装置111によって含まれて制御されることができ、システムのメニューおよびデータの表示のさらなる例が、図5〜図8に示されている。
図4のディスプレイ120は、表示画面400およびフレーム405内に保持された操作ボタン410および420を備えている。表示画面400に補助動力ユニットを表示させる選択を、表示システム/航空機システム管理用メニューキー(Display System and Aircraft System Management Menu Keys)450および460のうちのAPUと印されたボタンを操作することによって選択できる。APUキーが選択されると、補助動力ユニットに関する重要なデータが図示のとおり分かり易く表示され、補助動力ユニットに対する選択および変更を、ディスプレイ120または制御パネル130の他のボタンおよびキーを使用して行うことができる。例えば、補助動力ユニットの発電機(GEN)を、図4に示されているようなボタン421を操作することによって、オン(ON)およびオフ(OFF)に切り替えることができる。
当業者にとって明らかであるとおり、他のシステムおよび表示の選択肢を、制御パネル130上の他のキーを操作することによって選択することができる。制御パネル130に示されているように、ノブ430および431を、メニューおよび表示の選択を行うための回転および押し込みの設定機能として使用することができる。さらに、キー440を、4つの基本的なスタンバイ表示およびより高次の表示の選択キーからなる組として構成できる。これらのキー440を、図5に示すようにスタンバイモードのディスプレイ120を設定および制御するために使用することができる。
制御パネル130およびディスプレイ120に示されているキーおよびボタンは、特定の機能が適用およびプログラムされた状態で示されているが、キーおよびボタンが操縦士または他の者の好みに応じて異なる機能を実行できるよう、整備員または技師によって、あるいは操縦士によってリアルタイムで、ボタンを変更または再設定できることは当業者にとって自明である。さらに、キーの配置およびキーおよびボタンの数も、本発明の技術的範囲および技術的思想から逸脱することなく変更が可能である。
制御パネル130が、航空機のシステムのデータを表示し、必要であれば航空機のシステムに対して変更を行うために、ディスプレイ120と協働できると考えられるが、当業者であれば、パネル130がどのようにディスプレイ120と別個独立に動作できるのかを理解できるであろう。したがって、航空機のシステムについてのいくつかの変更を、ディスプレイ120のスタンバイモードを妨げることなく実行可能にすることが考えられる。
図5において、表示/制御装置111が、標準的な飛行データをディスプレイ120上に表示するスタンバイモードで示されている。当業者であれば理解できるとおり、飛行データは、通常は、対気速度、高度、姿勢、および機首方位に関する飛行データに関係する。図5に示されているように、画面400を、対気速度に関するデータ500を画面の左側に表示するように構成できる。高度データ510を、画面の右側に表示することができ、姿勢のデータ520を、通常は高度のデータ510と対気速度のデータ500との間に表示することができる。本発明の一実施の形態によれば、画面400の下部に沿って、機首方位のデータおよび情報530を表示することができる。スタンバイモードを、この飛行データを示されるデータがより多く、あるいはより少ない別の構成にて表示するように構成できることを、理解すべきである。図5に示したデータを、FAR 25.1333を満足すべく、これらの規則によって要求されるスタンバイ飛行データを表示するように構成することができるが、他の飛行データの構成も、操縦士の好みに合わせ、あるいは別の規則に従うために設定することが可能である。
再び図2を参照すると、操縦席の計器類100を、図4および図5に関して述べたようにスタンバイモードおよびコントローラモードのいずれかで使用することができる2つの表示/制御装置111および112を備えるように構成することができる。さらに、上述のように、コントローラモードにあるときに、スタンバイモードにおいて表示される飛行データが、ディスプレイ120上に表示されなくてもよい。すなわち、両方の表示/制御装置111および112が操縦士によって同時にコントローラモードで使用される場合、表示/制御装置111および112のどちらも、規則の要求する飛行データを表示しない。
本発明の少なくとも1つの実施の形態においては、表示/制御装置111および112を同時にコントローラモードで使用することができるが、この構成は、いくつかの種類の航空機、とくにはFAR 25.1333の規定に包含される大型の航空機において、飛行規則に違反することになる可能性がある。しかしながら、図2に示した本発明の実施の形態においては、スタンバイ表示/制御装置111および112を、冗長のバックアップの飛行表示に関する規則の要求を満足すべく協働するように、構成およびプログラムすることができる。例えば、FAR 14 CFR Ch.1(‘04年1月1日版)‐25.1321は、スタンバイ計器が常に操縦士および副操縦士の両者にとって視認可能であることを要求している。また、スタンバイ計器が、(a)操縦士にとって、飛行経路に沿った前方を見つめているときの通常の位置および視線から極力外れることなく、操縦士の位置から一目瞭然に視認可能であること、ならびに(b)(1)姿勢を中央上部の位置に表示し、(2)対気速度の計器を姿勢のすぐ左に隣接させて表示し、(3)高度の計器を姿勢のすぐ右に隣接させて表示し、(4)飛行方向の計器を姿勢のすぐ下に隣接させて表示するように、要求している。
図2に示した本発明の実施の形態によれば、スタンバイ表示/制御装置111および112を、1つの時点において一方のスタンバイ表示/制御装置のみがコントローラモードで動作するようにモード間の切り替えまたは調停を行うようにプログラムすることによって、FAR 25.1321に合わせて最適化できる。換言すると、操縦士のスタンバイ表示/制御装置がコントローラモードにあるとき、副操縦士のスタンバイ表示/制御装置がスタンバイモードにあり、その逆も然りである。このような協働をスタンバイ計器にプログラムすることによって、スタンバイ計器が、飛行規則を満足する1つのバックアップ表示装置および航空機のシステムの設定可能なコントローラとして機能することができ、計器パネルを混雑させる独立の計器の数を少なくすることができる。
さらなる安全の手段として、スタンバイ表示/制御装置111および112の両方が、2つのスタンバイ計器間のモードの調停のための手段が失われた場合に、スタンバイモードを既定の状態とし、スタンバイモードにとどまることができる。その場合、スタンバイ表示/制御装置111および112のコントローラモードの機能を、スタンバイ表示/制御装置111および112の傍らの他の装置によって担当することができる。
FAR 25.1333を満足するためには、1つのスタンバイ表示/制御装置だけがスタンバイモードであればよいが、両方のスタンバイ表示/制御装置について、非常の場合にスタンバイモードを既定の状態とすることが考えられる。例えば、図2に示した実施の形態において、スタンバイ表示/制御装置111および112が、動力が電池バス(battery bus)へと戻る場合にスタンバイモードへと戻ることができる。さらに、上述のように、スタンバイ表示/制御装置111および112の位置を、図3Bに示したように2人の操縦士のそれぞれの実質的に前方かつ各操縦士の視野内とすることができ、これは非常の状況においてきわめて重要であると考えられる。したがって、2つのスタンバイ表示/制御装置111および112を図2に示したように配置して設け、それぞれをスタンバイモードが非常の場合の既定の状態であるように構成することで、図2に示した操縦席の計器類100の配置構成は、非常の際に操縦士および副操縦士について視差の状況を防止し、操縦士の作業負荷を大幅に軽減し、航空機のバックアップ・ディスプレイ・システムの安全性を向上させる。
さらなる安全のための機能および重複した手段として、非常時には既定のスタンバイモードになることに加えて、さらに表示/制御装置111および112が、スタンバイモードを通常の動作状態における既定のモードとすることができる。既定として、表示/制御装置を、表示/制御装置の制御パネル130およびディスプレイ120が所定の時間期間(例えば、約5秒、またはそれ以上)にわたって非動作であるときはいつでも、スタンバイモードへと戻るように構成することができる。さらに、スタンバイモードを、図4および図5に示したようなスタンバイメニュー選択キーを選択することによって、制御パネル130から直接作動させることができる。このようにして、非常の場合に、スタンバイ表示/制御装置111および112がすでにスタンバイモードであることが考えられ、操縦士が非常時にスタンバイモードを作動させるために貴重な時間を取られることがなく、やはり時間の確保および操縦士の作業負荷の軽減が達成される。
図2に示したようなMFD141、142、143、および143に規則による飛行情報が表示されているかどうかにかかわらず、上述のように、スタンバイ表示装置の表示が、規則の要求に従って依然として必要であることに注意すべきである。
一方のスタンバイ表示/制御装置が使用できなくなった場合、両方の表示/制御装置111および112のディスプレイ120を、スタンバイ表示のクラッター(clutter)およびクロス・サイド・ビューイング(cross side viewing)の両方を最適化するための充分な解像度を備えるように寸法付けおよび構成することができる。伝統的なスタンバイ表示装置60および80と対照的に、スタンバイ表示/制御装置111および112は、より大型であることができ、4:3のアスペクト比を備えることができる。より大きなディスプレイ120は、クロス・サイド・ビューイングを向上させることによって操縦士の作業負荷を軽減できる。また、このより大きなディスプレイ120は、一方のスタンバイ表示/制御装置が使用できなくなった場合に、残りのディスプレイが、航空機を反対側の操縦士の座席から操縦することができるように適切な解像度を備えた適切な寸法であることを要求しているFAR 25.1321(a)規則の準拠を保証することができる。これは、反対側の表示/制御装置が操縦士の通常の姿勢から極力外れることなくはっきりと視認可能であることを示している飛行テストの実証によって示すことができる。
スタンバイ表示/制御装置111および112は、複数のコントローラおよびディスプレイを1つのディスプレイおよびコントローラシステムへと統合しているが、操縦席の計器類100の冗長性の別の形態として、スタンバイ表示/制御装置111および112の制御パネル130の制御および表示の機能を、操縦室の何らかの他の手段によって支えることも可能である。したがって、1つのスタンバイ表示/制御装置の喪失の場合に、他方のスタンバイ表示/制御装置を規定のスタンバイ計器として割り当て、スタンバイモードを保つように強制することができる。例えば、表示/制御装置111の喪失の場合に、表示/制御装置112をFAR 25.1333に規定のスタンバイ計器として割り当て、コントローラモードの設定可能な制御の特徴および機能を代替の計器によって取り扱うことができる。
当業者であれば理解できるとおり、表示/制御装置111および112のコントローラモードの機能についての代替の計器および冗長性は、FAR 25/Part 91/135/121によって規制される大型の航空機について示されているような最適な最低装備リスト(MEL)の準拠の急派を可能にできる。MELを満たす航空機は、航空機の作業者を迅速な修理から解放でき、典型的には、構成部品が故障したままでも或る最大期間について運転を許す。冗長性の利点に加え、MELの承認は、典型的には、遠方の場所で故障が生じた場合や速やかな航空輸送が必要であるときに運転者が運転を続けることができるため、大型の航空機の製造者にとって商売上の利点であると考えられる。
図2に示した実施の形態においては、操縦席の計器類100が、FAR 25.1333に包含される大型旅客機の2名用の操縦室に適応しているが、多数の表示/制御装置を使用する別の大きさの航空機のいくつかの計器パネルを、同時にコントローラモードで使用できるように構成することができる。しかしながら、そのような計器パネルの構成が、その航空機に適用される航空規則によっては、規則の要求する飛行バックアップ計器としての機能を果たすことができないことを理解すべきである。したがって、本発明による表示制御装置を、操縦士が1人の航空機または他のより小型の航空機に取り入れて使用することが考えられる。さらに、大型の航空機において、本発明の技術的範囲および技術的思想から離れることなく、3つ以上のスタンバイ表示/制御装置を計器パネルに備えることができる。
複数の伝統的なスタンバイ表示装置および設定可能なコントローラの本発明による統合は、上述のように操縦士と副操縦士との間の貴重な計器パネルの空間を解放するだけでなく、操縦室の計器の数も少なくする。独立した計器の数を少なくすることによって、操縦室の管理を、乗員の主たる計器の目配りの付近に集中的に集めることが可能になる。これは、飛行の最中の操縦士の作業負荷を少なくするだけでなく、技術が進歩するにつれてますます複雑になる計器パネルの製造および設置のコストも低減する。さらに、スタンバイ表示/制御装置は、現代の航空機の配線の複雑さおよび計器パネルの重量を軽減でき、航空機の全体としての性能に有益であり、製造のサイクル時間を短縮する。
プライマリおよび冗長の両方の表示のための航空電子計器が、ナビゲーショナル・データ・ソースを含む、ただ1つの電子センサパッケージを備えることができるが、スタンバイ表示/制御装置111および112が、プライマリMFD141、142、143、および144に航空機の飛行データをもたらす電子センサパッケージとは独立に、別個の電子センサパッケージを備えてもよい。これは、プライマリディスプレイおよびセカンダリ/冗長ディスプレイに表示される情報を比較することによって、プライマリおよびセカンダリの電子センサパッケージの精度および機能を検証する方法を、操縦士にもたらすことができる。当業者であれば理解できるとおり、このような比較によって、さらなる安全性および冗長性の水準をもたらすことができる。しかしながら、スタンバイ表示/制御装置のそれぞれが別個の電子センサパッケージを備えてもよいことも理解すべきである。
図6および図7は、航空機の種々のシステムについて種々のメニューおよび航空機のデータを表示するコントローラモードにあるスタンバイ表示/制御装置のさらなる例を示している。当業者にとって自明であるとおり、図6および図7に示されている表示およびメニューの選択肢は、本発明にとって必須の航空機のシステムの表示ではない。また、図6および図7を、航空機のシステムを説明し尽くすリストと考えてはならない。さらに、本発明のもとで想定されるメニュー、制御機能、および表示が、図6および図7に示した例に限られると理解してはならない。
図6においては、コントローラモードにある表示/制御装置のディスプレイ120が示されており、航空機の燃料系統の表示およびメニュー制御の選択肢が表示されている。図示のとおり、メニューの選択肢を、画面400上に表示されたメニューの選択肢に隣接する制御ボタン410および420を操作することによって、選択することが可能である。例えば、画面400および他の表示装置に表示される燃料の単位を、操縦士の好みに応じ、ボタン600を選択することによって「ポンド(lbs)」と「kgs」との間で切り替えることが可能である。図においては、制御ボタンが単純なラジオボタンとして示されているが、制御ボタン410および420は、当業者にとって公知の任意の形式の操作ボタンとして構成することが可能である。さらに、画面400が、当業者であれば理解できるとおり、選択肢の選択を画面に対して直接行うことができるよう、タッチスクリーンを備えてもよいことを理解すべきである。
図7には、コントローラモードにある表示/制御装置のディスプレイ120が示されており、天候の検出および表示の制御システムの例が表示されている。図示のとおり、メニューの選択肢を、画面400上に表示されたメニューの選択肢に隣接する制御ボタン410および420を操作することによって、選択することが可能である。例えば、天候レーダの動作を、操縦士の好みに応じ、ボタン600を選択することによって「オン」および「オフ」に切り替えることが可能である。
図8には、コントローラモードにある表示/制御装置のディスプレイ120が示されており、航空機の飛行データをどのようにプライマリ・フライト・ディスプレイ(PFD)上に表示するのかについて、制御のメニューの例が表示されている。すでに述べたように、PFDは、典型的には、図2に示したMFD141、142、143、および144のうちの1つなど、MFDのうちの1つへと割り当てられている。図8のメニューの選択肢は、航空機の特定のシステムを制御するようには構成されていないかもしれないが、図8に示したメニューの選択肢によって、操縦士は、自らが航空機の操縦に使用するプライマリ計器上にデータをどのような様相で表示するのかを、自分に合わせてあつらえることができる。例えば、図8に示したボタン800を選択することによって、操縦室の計器類の種々の表示装置に表示される大気圧の単位の種類を設定することができる。
本発明のもとで想定されるメニュー、航空機のシステム、制御システム、制御機能、および表示を、図2〜図8に示した例に限定されると解釈してはならないことを理解すべきである。例えば、本発明は、これらに限られるわけではないが、航空機のセンサ、スタンバイ飛行ディスプレイ、エンハンスド・ビジョン・システム(EVS:Enhanced Vision System)/シンセティック・ビジョン・システム(SVS:Synthetic Vision System)、補助動力ユニット、CPDLC(管制官操縦士間データリンク通信(Controller Pilot Data Link Communication))、天候検出システム、CPCS(客室与圧制御システム(Cabin Pressurization Control System))、燃料系統、チェックリストシステム(checklist system)、プライマリ・フライト・ディスプレイ・システム、地図システム、アプローチ・アンド・エンルート・ナビゲーショナル・チャート・システム(Approach and Enroute Navigational Chart systems)、ウインドウズ・マネジメント・システム(Windows Management systems)、表示形式メモリシステム、および表示要約システムに関するメニューの選択肢および制御など、航空機の種々のシステムおよび装置についてのメニューの選択肢および制御を含むことができる。
本発明の特定の実施の形態についての以上の説明は、例示および説明を目的として提示されている。それらは、すべてを挙げようとしたものではなく、本発明を開示した形態そのものに限定しようとするものでもない。当然ながら、以上の教示に照らして多数の変更および変種が可能である。上述の実施の形態は、本発明の原理および実際の適用を最もよく説明して、当業者が最も上手く本発明を利用できるようにするために選択されて説明されているが、特定の用途に適するようなさまざまな変更をともなったさまざまな実施の形態も可能である。本発明の技術的範囲は、添付の特許請求の範囲およびそれらの均等物によってのみ定められる。
Claims (18)
- 操縦席の計器パネルのための航空機用計器システムであって、
航空機の第1の操縦士に関連付けられ、計器パネルにおいて実質的に第1の操縦士の前方に配置された装置であり、
・第1のディスプレイと、
・第1のディスプレイおよび航空機のシステムを制御するための第1組の制御部を有している第1のコントローラと、を備えている第1の装置と、
航空機の第2の操縦士に関連付けられ、計器パネルにおいて実質的に第2の操縦士の前方に配置された装置であり、
・第2のディスプレイと、
・第2のディスプレイおよび航空機のシステムを制御するための第2組の制御部を有している第2のコントローラと、を備えている第2の装置と、
を有しており、
第1のディスプレイおよび第2のディスプレイの少なくとも一方が、姿勢、高度および対気速度を常に提示している、
ことを特徴とする航空機用計器システム。 - 第1のコントローラおよび第2のコントローラが、通信装置、航法装置、表示装置、補助動力装置、天候検出/情報装置、客室与圧制御装置、燃料搭載および放出装置、電子チェックリスト装置、操縦士記憶式の表示設定装置のうちの少なくとも1つを制御するように構成されている、請求項1に記載の航空機用計器システム。
- 第1のコントローラが、第2のディスプレイが姿勢、高度、および対気速度を提示している場合にのみ、航空機のシステムのデータおよびシステムのメニューを提示するように第1のディスプレイを制御し、第2のコントローラが、第1のディスプレイが姿勢、高度、および対気速度を提示している場合にのみ、航空機のシステムのデータおよびシステムのメニューを提示するように第2のディスプレイを制御する、請求項1に記載の航空機用計器システム。
- 第1のディスプレイは、第1のコントローラが所定の期間にわたって非動作である場合に、既定の姿勢、高度および対気速度の提示となり、第2のディスプレイは、第2のコントローラが所定の期間にわたって非動作である場合に、既定の姿勢、高度および対気速度の提示となる、請求項3に記載の航空機用計器システム。
- 前記所定の期間が約5秒である、請求項4に記載の航空機用計器システム。
- 非常の場合には、第1のディスプレイおよび第2のディスプレイの両方が、姿勢、高度および対気速度を提示する、請求項1に記載の航空機用計器システム。
- 航空機が電池動力へと戻る場合には、第1のディスプレイおよび第2のディスプレイの両方が、姿勢、高度および対気速度を自動的に提示する、請求項6に記載の航空機用計器システム。
- 第1の装置は第1の多機能ディスプレイ(MFD)の上方に取り付けられ、第2の装置が第2のMFDの上方に取り付けられている、請求項1に記載の航空機用計器システム。
- 航空機が防眩シールドを有しており、第1の装置および第2の装置が実質的に防眩シールドに位置している、請求項8に記載の航空機用計器システム。
- 第1の操縦士のための第1の設計眼点(DEP)および第2の操縦士のための第2のDEPをさらに有しており、第1のDEP、第1のMFDおよび第1のディスプレイが、第1の実質的に垂直な平面に位置し、第2のDEP、第2のMFDおよび第2のディスプレイが、第2の実質的に垂直な平面に位置している、請求項8に記載の航空機用計器システム。
- システムのメニューが、センサメニュー、スタンバイ飛行ディスプレイメニュー、エンハンスド・ビジョン・システム/シンセティック・ビジョン・システム・メニュー、補助動力ユニットメニュー、管制官操縦士間データ通信メニュー、天候検出メニュー、客室与圧制御システムメニュー、燃料メニュー、チェックリストメニュー、プライマリ・フライト・ディスプレイ・メニュー、地図メニュー、チャートメニュー、ウインドウズ・マネジメント・メニュー、記憶メニュー、および要約メニューのうちの少なくとも1つを含んでいる、請求項1に記載の航空機用計器システム。
- スタンバイ飛行データの表示方法および航空機の操縦席の計器パネルからの航空機システムの管理方法であって、
第1のディスプレイと第1組の制御部とを有すると共にスタンバイモードとコントローラモードとを備えた第1の装置を、第1の操縦士に関連付けるステップと、
第2のディスプレイと第2組の制御部とを有すると共にスタンバイモードとコントローラモードとを備えた第2の装置を、第2の操縦士に関連付けるステップと、
スタンバイモードにあるときに第1のディスプレイがスタンバイ飛行データを提示するように構成されている第1の装置と、スタンバイモードにあるときに第2のディスプレイがスタンバイ飛行データを提示するように構成されている第2の装置とを、スタンバイモードに設定するステップと、
第2の装置がスタンバイモードにある場合に限って、第1の装置をコントローラモードに置くステップと、
第1の装置がスタンバイモードにある場合に限って、第2の装置をコントローラモードに置くステップと、を備え、
スタンバイ飛行データは、姿勢、高度、および対気速度を含んでいる、
ことを特徴とする方法。 - コントローラモードにある第1の装置およびコントローラモードにある第2の装置のそれぞれが、航空機の少なくとも1つのシステムを制御するように構成されており、航空機の前記少なくとも1つのシステムが、通信システム、航法システム、センサシステム、スタンバイ飛行ディスプレイシステム、エンハンスド・ビジョン・システム/シンセティック・ビジョン・システム、補助動力ユニットシステム、管制官操縦士間データリンク通信システム、天候検出システム、客室与圧制御システム、燃料系統、チェックリストシステム、プライマリ・フライト・ディスプレイ・システム、地図システム、チャートシステム、ウインドウズ・マネジメント・システム、記憶システム、および要約システムのうちの少なくとも1つを含んでいる、請求項12に記載の方法。
- コントローラモードにある第1の装置が、第1のディスプレイに、航空機の少なくとも1つのシステムに関するメニューの選択肢を提示するように構成され、コントローラモードにある第2の装置が、第2のディスプレイに、航空機の少なくとも1つのシステムに関するメニューの選択肢を提示するように構成されている、請求項13に記載の方法。
- 非常の場合に、第1の装置および第2の装置をスタンバイモードに固定するステップをさらに備えている、請求項12に記載の方法。
- 航空機が電池動力へと戻る場合に、第1の装置および第2の装置をスタンバイモードに固定するステップをさらに備えている、請求項12に記載の方法。
- コントローラモードにおける所定の非動作期間の後に、第1の装置をスタンバイモードへと戻すステップと、
コントローラモードにおける所定の非動作期間の後に、第2の装置をスタンバイモードへと戻すステップと、
をさらに含んでいる、請求項12に記載の方法。 - 前記所定の非動作期間が約5秒である、請求項17に記載の方法。
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