JP2009500103A - 超弾性合金から作られる歯科用器具 - Google Patents

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Abstract

IV族およびV族の遷移金属由来の原子と酸素とを含む超可撓性合金から作られる歯科用器具(210)は、優れた強度および可撓性を有する。合金は、歯科用器具(210)の引張強度を増加させるために冷間加工される。金属を冷間加工することはまた、歯科用器具(210)の可撓性を増加させる。1つの特定の実施例において、超弾性の歯内治療用ファイル(210)が説明される。

Description

本発明は歯科の分野にあり、歯内治療用ファイルおよびバーのような歯科用器具に関する。より具体的には、本発明は、IV族およびV族の遷移金属の合金から形成される歯科用器具および歯科用器械に関する。
近代的な歯科技術が使用され始めて以来、歯を削るための歯科用削り器具の使用が存在してきた。例えば、種々の歯科的処置は、しばしば、ドリル、バーまたはファイルの使用を必要とする。いくつかの理由で、高性能の歯科用器具を入手する特別の必要性が存在する。しばしば、ある個人の口およびその人の歯間の間隔は、その中で作業するのに困難な環境を作り出す。従って、歯科用器具は、小型で、強く、生体適合性であることを必要とすることが多い。さらに、患者および歯科医は両者とも、迅速で正確に歯科的処置を実行することを重視する。
根管処置は、歯科用削り器具を必要とする特に難しい歯科的処置を提供する。根管処置は、歯根が死んだ場合には必須であり得る。死んだ歯を抜歯するよりむしろ、施術者は、死んだ歯根に穴を開け、ガッタパーチャのような充填材料で根管を充填することが多い。歯髄を全て取り除き、根管を適切にクリーニングすることは、疾患を防ぎ、歯の適切な治癒を保証するための重要なステップである。
根管を処理することは、典型的には、穴あけまたは切削するように構成されたファイルまたはビットを使用して達成される。図1は、歯114の根管112内に配置された歯内治療用ファイル110を示す。歯114は外側のエナメル層116と、根管112を形成する内側の象牙質層118とを有する。歯内治療用ファイル110は、削り面120を有する。削り面120は上下に動かされ、根管112内部で回転され、そこから歯髄122を取り除く。
米国特許出願公開第2004/0115083号明細書 米国特許出願第10/436,938号明細書 米国特許出願第10/991,178号明細書 米国特許第4,934,934号明細書 米国特許第5,653,590号明細書 米国特許第5,762,541号明細書 米国特許出願第11/063,354号明細書 米国特許出願第11/063,757号明細書
歯内治療用ファイル110の剛性は、根管内の歯髄122に適切に穴あけしまたは切削するための歯内治療用ファイル110の能力に大きく影響を及ぼす。根管112の部分は狭く湾曲しているので、歯内治療用ファイル110のような堅いファイルでは、根管112の内壁から歯髄を取り除くことは困難である。いくつかの場合において、図1に示されるように、歯内治療用ファイル110は、根管112の壁に意図したものではない出っ張り124をカットすることとなる。出っ張り124は、施術者がファイル110のようなファイルを尖端部126まで挿入しようと試み、ファイルが根管に合わせて適切に湾曲するには、あるいは、突起部の周りを動くには可撓性が低すぎる場合に、発生することとなる。ファイルが必要に応じて湾曲または屈曲するのには可撓性が低すぎ、余りにも早く止められてしまった場合には、ファイルに及ぼされる下向きの圧力は、ファイル自体がまっすぐになろうとする傾向と一緒になって、ファイルの先端部に根管112の側部を掘削させて出っ張り124を形成させる。このような出っ張りは回避することが困難であり、出っ張りが尖端部の非常に近くに発生する場合には、出っ張りは、尖端部に到達したという間違った印象を施術者に与えることになる。
堅い歯内治療用ファイルがもつ別の問題は、このファイルが必要以上に根管を削る傾向である。ファイルが根管を下方に押し進められるにつれ、根管の壁からの圧力がファイルを曲げさせる。より堅いファイルは、根管の壁とファイルとの間により多くの摩擦を生じさせる。根管の湾曲によってもたらされるさらに大きい力によって、ファイルは、根管の壁のこれらの区域を他の区域よりも多く削ることになる。根管の壁が削られ過ぎた場合には、歯が弱くなり、歯が折れることがある。
いくつかの既存の歯内治療用ファイルは、ファイルにもっと可撓性を与えるために、より細く作られるか、あるいは、より弾性の材料で作られている。しかしながら、ファイルをさらに細くすることは、ファイルの強度に影響を及ぼす。弱いファイルは歯科的処置によって破損する場合があり、重篤な損傷および合併症をもたらす。いくつかの材料は必要な可撓性を提供することができるが、優れた刃先を保つことができないか、あるいは、生体適合性がないので、歯内治療用ファイルとして適切ではない。
近年、歯内治療用ファイルはより高い可撓性および硬度を示す種々のニッケル・チタン合金から作られている。ニッケル・チタン合金の使用に伴う近年の進歩にもかかわらず、既存の歯内治療用ファイルは、望ましいものよりもまだ堅く、弱い。所望の太さのファイルは、根管内部で適切に曲がるために必要な可撓性をもたないことが多く、あるいは、弱過ぎて破損する。さらに、既存の歯内治療用ファイルは、それでもなお、好ましいものよりも早く磨耗する。
歯科用バーおよびドリルのような他の歯科用切削器具もまた、その組成によって制限される。例えば、鋼または他の材料から作られたドリルビットおよび歯科用バーは急速に磨耗し、および/または、簡単に破損する。ねじ式インプラントおよびポストは破損しやすい。歯列矯正ブラケット、リガチャーワイヤ、マトリックスバンドおよび他の器具といった歯科用器具は、かさばるか、あるいは、破損する可能性を有する。さらに、多くの歯科用器械および器具は、ある程度は生体不適合性であることが知られているニッケル基金属を使用する。
それゆえに、従来技術に存在する、可撓性に劣り、弱く、生体不適合性の歯科用器具および器械の欠点を克服する歯科用切削器具および歯科用器具が必要とされる。
本発明は、超弾性合金から作られる歯科用器具および器械を提供することによって従来技術の前述の問題を克服する。歯科用器具および器械は、その高い引張強度のために靭性および耐久性を示す。歯科用器具および器械はまた、特有の特性を与え、かつ冷間加工によってもたらされる破損を減少させる、優れた可撓性を示す。
本発明の例示的な実施形態において、歯を削るための歯科用切削器具が提供される。歯科用切削器具は、外側周囲面を有するシャンクを含む。周囲面の一部が削り部分を形成する。削り部分は、エナメル質、象牙質、歯髄などのような歯の材料を削るために構成される。シャンクは、少なくとも1つのIV族遷移金属と、少なくとも1つのV族遷移金属と、酸素とを含む合金を含む。合金はまた冷間加工され、それにより、合金の引張強度を増加させ、かつ弾性率を減少させる。
1つの実施形態において、本発明の歯科用器具および器械は、適正なモル比の純チタン粉末と、ジルコニウム、バナジウム、ニオブ、そしてタンタルのような他の合金元素粉末とを組み合わせることによって形成される。少なくともいくつかの金属粉末または他の添加成分は酸素を含む。混合された粉末は、冷間静水圧プレスで圧縮され、真空中で焼結される。次に、焼結された材料は熱間鍛造され、熱間圧延され、不活性ガス内で溶体化処理され、塩水内で急冷される。最後に、合金は、その強度および可撓性を増加させるために冷間加工される。
種々の異なる種類の歯科用切削器具および器具を形成するために付加的な処理ステップが用いられる。例えば、歯内治療用ファイルは、合金を冷間加工して細長いシャフトを形成し、次にシャフトを研削してファイルを生成することによって作ることができる。別の例示的な実施形態において、歯列矯正ブラケット、ポスト、およびマトリックスバンドは、冷間スエージング・プロセスおよび/またはさらなる研削によって形成される。
本発明による歯科用切削器具および器具は、従来技術の歯科用切削器具および器具よりも有利な点を有する。例えば、本発明の歯内治療用ファイルは、優れた可撓性および硬度を有し、それにより施術者が根管をよりよく処理することを可能にする。超弾性合金の硬度は、強度および磨耗に妥協することなく、さらに細い、より繊細なファイルが作られることを可能にする。あるいは、もっと太いファイルが所望される場合には、より高い弾性を有する、もっと太いファイルを作ることができる。
合金材料の優れた強度のために、マトリックスバンド、歯列矯正ブラケット、アーチワイヤ、ラバーダムクランプのような他の歯科用器具または器械をより薄く軽く作ることができる。さらに、合金の超弾性特性は、冷間加工によってもたらされる破損を防ぐのに役立つ。
本発明のこれらおよび他の特徴は、以下の説明および添付の特許請求の範囲からさらに完全に明らかとなるであろう。
本発明の上述および他の利点および特徴をさらに明らかにするために、本発明のさらに特定の説明が、添付の図面に例示されるその特定の実施形態への参照によって示されるであろう。これらの図面は本発明の典型的な実施形態のみを示し、それゆえにその範囲を制限するとは考えられないことが理解される。本発明は、添付の図面の使用を通して付加的な特定性および細部と共に記述され説明されるであろう。
本発明は、一般に、歯科用切削器具のような改善された歯科用器具および器械に関する。例示的な実施形態において、本発明の歯科用切削器具は、歯科用ドリル、ファイル、バー、およびホイールを含む。歯科用切削器具は、骨、エナメル質、象牙質または歯髄のような歯の組織を切削するまたは穴あけするように構成される。歯科用切削器具の少なくとも一部は、本発明の合金から形成される。本発明の歯科用器具および器械は、手での使用、または往復工具のような別の歯科用器具での使用のために構成することができる。
別の実施形態において、本発明の歯科用器具および器械は、切削するために構成されるものではない。例えば、マトリックスバンド、歯列矯正ブラケット、アーチワイヤ、ラバーダムクランプなどのような器具および器械を、本発明による可撓性合金から作ることができる。
I.超弾性合金
本発明の歯科用器具および器械は、器具に強度および可撓性を与える超弾性合金から作られる。超弾性合金は、IV族およびV族の遷移金属から選択される金属原子と酸素とを含む。好ましい実施形態において、ニッケルが生体不適合性であることが示されている限りにおいて、合金は実質的にニッケルを含まない。さらに別の例示的な実施形態において、実質的に合金の全ては、IV族およびV族の遷移金属と酸素とを含む。本発明の範囲内の歯科用器具および器械を製造するのに使用することができる例示的な超弾性チタン合金の説明が、特許文献1に開示されている。
1つの実施形態において、超弾性合金は、チタン(Ti)、ジルコニウム(Zr)、タンタル(Ta)、ニオブ(Nb)、バナジウム(V)、およびハフニウム(Hf)の組み合わせを含む。好ましい実施形態において、チタンは、約35モルパーセント未満、より好ましくは、約15モルパーセント未満、最も好ましくは約5モルパーセント未満のモル濃度で含まれる。
酸素(O)は、約0.1から約15モルパーセントの濃度で含まれる。酸素の濃度は約0.5から約10モルパーセントがより好ましく、約0.7から約4モルパーセントの間がさらにより好ましい。酸素は、ジルコニウムと結合して転位活性を防ぐZr−Oクラスタを形成し、それゆえ、冷間加工された金属における可塑性を創出するので、重要であると考えられる。
本発明の歯科用器具を作り上げる超弾性合金は、所望の特性をもつ金属を生成するために、特定のモル比のIV族およびV族の遷移金属と酸素との組み合わせを有する。モル濃度は、合金が以下の特性、すなわち(i)組成平均の価電子数が約4.24、(ii)結合次数が約2.87、(iii)「d」電子軌道エネルギー準位が約2.45eV、を有するように選択される。上記の特性を満たす合金組成の例は、1Ti−12Ta−9Nb−3V−6Zr−1Oおよび1Ti−23Nb−0.7Ta−2Zr−1Oの式(モルパーセント)を有する合金を含む。
本発明の超弾性合金はまた、強度および可撓性を増加させるために冷間加工される。大部分の金属と同様に、本発明の超弾性合金は、スエージングのような冷間加工でさらに強度を増す。しかしながら、大部分の他の金属とは異なり、本発明の超弾性合金は、冷間加工でさらに可撓性が高くなる。本発明の合金の冷間加工は、加工硬化を防ぎ、弾性率を減少させる。例示的な実施形態において、本発明の超弾性合金は、約25パーセントの減面率のスエージングによって冷間加工される。さらに好ましい実施形態において、冷間スエージングは、約50パーセントの減面率で実行される。約75パーセントの減面率の冷間スエージングさらにより好ましく、約90パーセントの減面率の冷間スエージングが最も好ましい。
1つの実施形態において、本発明の歯科用器具は、最初に、適正なモル比のチタン、ジルコニウム、バナジウム、ニオブ、タンタルのような合金元素粉末を組み合わせることによって形成される。少なくともいくつかの金属粉末または他の添加成分は酸素を含む。
次に、混合された粉末は、冷間静水圧プレスで圧縮され、真空中で焼結される。次に、焼結された材料は熱間鋳造され、熱間圧延され、不活性ガス内で溶体化処理され、塩水内で急冷される。最後に、合金は、その強度および可撓性を増加させるために冷間加工される。
具体的な実施例として、本発明の歯科用器具は、以下のように形成される合金から形成される。すなわち、1Ti−12Ta−9Nb−3V−6Zr−1.5Oのモル比の量の合金粉末を、アトリッションミキサで30分間混合する。酸素含有量は、4モルパーセントの酸素を有する高酸素含有チタン粉末を使用することによって制御される。混合された粉末は、冷間静水圧プレスで約400MPaで圧縮され、10−3Paの真空中で1300℃で4時間焼結される。焼結されたインゴットは1150℃で熱間鋳造され、800℃で熱間圧延されて、棒材(bar)を形成する。次に、棒材は、アルゴン中で1000℃で1時間、溶体化処理される。最後に、棒材は塩水内で急冷され、スエージングによって冷間加工されて、特定の形状の冷間加工された合金を形成する。スエージング加工を用いて、合金に予備的な所望の形状を与えることができる。例えば、ファイル、バーまたはアーチワイヤのようなロッド状の歯科用器具または器械が所望される場合には、合金は、ロータリースエージングによって成形することができる。研削ディスクの場合のような他の例では、ディスクのためのバッキングが平圧延によって形成される。
一旦、合金が特定の形状に形成されたら、付加的な処理ステップを用いて、種々の異なる種類の歯科用器具および器械を形成することができる。例えば、歯内治療用ファイルは、合金のロッドを研削、カッティングまたは化学エッチングすることによって作ることができる。歯内治療用ファイルを作るために本発明で使用できる化学エッチングのための方法は、2003年5月13に出願された「METHODS FOR MANUFACTURING ENDODONTIC INSTRUMENTS」という名称の特許文献2、および2004年11月17日に出願された「METHODS FOR MANUFACTURING ENDODNTIC INSTRUMENTS」という名称の特許文献3に開示される。
II.歯科用切削器具
ここで図2を参照すると、1つの実施形態において、本発明による歯科用切削器具は歯内治療用ファイル210である。歯内治療用ファイル210はハンドル218およびシャフト212を有する。シャフト212は、末端214と基端216との間に延び、周囲面を有する。
シャフト212は、典型的には、約0.5と約1.6mmとの間の直径および約30mmの長さを有する。シャフト212は、所望の形状を有するように形成することができる。シャフト212は、円筒形とすることができ、あるいは、図2に示されるように、末端214に向かってわずかにテーパ状とすることができる。そのテーパは所望のいずれの量とすることもできるが、典型的には、約0.02mm/mmと約0.06mm/mmとの間である。歯内治療用ファイル210の具体的なテーパは、意図される用途および歯科の施術者の選択に依る。代替的には、シャフトは基端から末端まで均一の幅を有することができる。
シャフト212の長さは、歯の根管内部で所望の距離まで延びるのに十分とすべきである。シャフト212は、図4に示されるように、根管の全長にわたって延びるとよい。
ハンドル218は、基端216で、ユーザが歯内治療用ファイル210を把持するのに役立つ。ハンドル218は、手での使用、または往復ハンドピースのような歯科用ハンドピースでの使用のために構成することができる。
シャフト212の周囲面の一部は削り部分220を形成し、末端214と基端216との間に配置される。削り部分220は約2mmからシャフト212のほぼ全長までの長さを有することができる。加工部分220は、冠状ファイルの場合のように、末端214に達する前に終端することができ、あるいは、尖端ファイルの場合のように、末端214近傍で短い長さとすることができることが理解される。
図3に示されるように、1つの例示的な実施形態において、削り部分220の断面の構成は三角形である。頂点222はらせん状の切れ刃224を形成する。削り部分220は、シャフト212が回され、またはねじられた場合にらせん状の切れ刃224が形成されるような、どのような多角形の断面を有することもできる。1つの実施形態において、削り部分220に形成された1つまたは複数の溝が、らせん状の切れ刃224を形成する。代替的な実施形態において、シャフトは異なる多角形の断面および異なる切れ刃を有する。例えば、正方形の断面を有するシャフトは、4つのらせん状の切れ刃を形成する。
シャフト212は、本発明による超弾性合金を含む。上述のように、超弾性合金は、チタン、ジルコニウム、1つまたは複数のV族金属、および酸素を含むことができる。シャフト212を作り上げる超弾性金属は、強度および弾性を増加させるためにスエージングによって冷間加工される。
1つの実施形態において、シャフト212を形成するために、合金は、ロータリースエージ加工されて、直径約7mmの細いロッドまたはワイヤを形成する。次に、ロッドまたはワイヤは、従来の技術を用いて研削され、削り部分220を形成する。削り部分は、カッティング、ねじり、化学エッチングなどのような他の方法または上記の方法の組み合わせを用いて形成されることができる。
所望の効果に応じて、シャフト212の一部または全部を、本発明の超弾性合金から作ることができる。例示的な実施形態において、削り部分220を含むシャフト212全体が、実質的に本発明の冷間加工された合金から作られる。
本発明の合金からシャフト212を作ることで、非常に可撓性の高い歯内治療用ファイル210が提供される。低弾性率および高引張強度の両方の特性が、シャフト212の可撓性に寄与する。明らかに、シャフト212の弾性率が低いほど、可撓性は大きくなる。さらに、シャフト212の強度のために、シャフト212を非常に細く作ることができる。ほとんどの場合、シャフト212が細いほど、歯内治療用ファイルに、より可撓性を与える。より大きい直径をもつファイルが好ましい場合でさえ、シャフト212の可撓性は、従来技術のファイルと比較して、所定の可撓性を備えた、より大きい直径のファイルを可能にする。さらに、シャフト212は非常に強いので、削り部分220は、切れ刃224をよりよく保持し、それにより、歯内治療用ファイル210の耐久性をかなり増大させる。
図4は、歯226に配置された歯内治療用ファイル210を示す。歯髄腔232の上のエナメル質228および象牙質230が取り除かれて、根管234aおよび234bへの進入路を提供する。根管234bは、歯髄236が残っている状態で示されている。歯内治療用ファイル210は、根管234a内に配置されている。根管234aは、歯内治療用ファイル210によって歯髄が除去され、壁が再整形される。歯髄を取り除き、壁を再整形するために、歯内治療用ファイル212は、根管234a内で、長手方向に動かされ、回転される。歯髄を取り除き、根管234aの壁を再整形することで、そこにガッタパーチャのような充填材料を受け入れる準備がなされる。
図4に示されるように、歯内治療用ファイル210の弾性は、歯内治療用ファイル210が根管234aの自然な湾曲で曲がることを可能する。シャフト212の低弾性率は、シャフト212が所与の比較的小さい加えられた力で曲がることを可能にする。シャフト212を曲げるのに必要とされる力が小さいので、根管234aに対するシャフト212の復元力も、相応してより小さくなる。さらに、より小さい復元力は、シャフト212が根管234aをさらに均一に削るようにさせ、シャフト212が出っ張りを形成するか、そうでなければ根管234aの形を損なうリスクを減少させる。さらに、シャフト212の弾性は、取り替えが必要となるような、歯内治療用ファイル210の破損または永続的な変形をさせにくくする。
ここで図5に移ると、代替的な実施形態において、本発明の歯科切削器具は歯科用バー310である。歯科用バー310は、末端314と基端316との間に延び、周囲面を有するシャフト312を含む。末端314における周囲面は、ボール形状の研削部分318を形成する。歯科用バー310は、手での使用、または往復ハンドピースのようなハンドピースでの使用のために構成することができる。
研削部分318は、その上に配置された、エナメル質または象牙質のような歯の構成要素を切削するためのパーティクル320を有する。例示的な実施形態において、パーティクル320は、接着剤を使用して加工部分318に固定される。パーティクル320は、典型的には、ダイヤモンドまたはカーバイドのような非常に硬い物質である。研削部分320の形状は、円形、円錐形、鈍角、鋭角とすることができ、あるいは、歯の材料を切削するために構成された他のいずれの所望の形状とすることもできる。
歯科用バー310のシャフト312は、本発明の超弾性合金から作られる。上述のように、本発明の合金は、IV族およびV族の遷移金属や酸素由来の原子を含む。シャフト312は、引張強度および弾性を増加させるために冷間加工される。本発明の合金は、シャフト312全体を作るのに用いられることができる。代替的に、研削部分318のようなシャフト312の一部を本発明の合金を用いて作ることができる。
図6は、歯324を切削する歯科用バー310を示す。削り部分318の粒子320は、歯324のエナメル質321および象牙質322を貫通して切削するように構成される。歯科用バー310は、歯髄腔326への進入路を提供するために歯324を開けるのに使用することができる。歯科用バー310における可撓性の量は、シャフト312の太さおよび形状を選択することによって制御される。歯科用バー310は歯内治療器具として図示されているが、本発明による歯科用バー310は、歯の外側での使用のために設計されることができる。
歯科用バー310は、歯科用バー310が加工硬化することなく屈曲することができるように、本発明の合金から作られる。歯320を切削するのに歯科用バー310を使用する施術者は、しばしば、歯科用バー310に力を加えなければならず、これは歯科用バー310の屈曲を引き起こすことがある。歯科用バー310の特有の特性は、歯科用バー310が加工硬化または永続的な変形をすることなく屈曲することを可能にする。
ここで図7を参照すると、別の代替的な実施形態において、本発明の歯科用切削器具は仕上げファイル410である。仕上げファイル410は、末端414と基端416との間に延び、周囲面を有する、シャフト412を含む。末端414と基端416との間の周囲面は、研削部分418を形成する。仕上げファイル410は、手での使用、または往復ハンドピースのようなハンドピースでの使用のために構成することができる。
仕上げファイル410のシャフト412は、本発明の超弾性合金から作られる。上述のように、本発明の合金は、IV族およびV族の遷移金属や酸素由来の原子を含む。シャフト412は、引張強度および弾性を増加させるために冷間加工される。本発明の合金は、シャフト412全体を作るのに用いられることができる。代替的に、研削部分418のようなシャフト412の一部を本発明の合金から作ることができる。
研削部分418は、切れ刃を形成する溝420を有する。加工部分418の形状および溝420の設計は、特定の歯科的処置のために構成することができる。研削部分418は、円形、円錐形、鈍角、鋭角とすることができ、あるいは、特定の歯の材質への施術者の進入路を与えるか、または歯の材料を切削するための所望の切削面を提供する、他のいずれの所望の形状とすることもできる。同様に、溝420はいずれの所望の構成を有することもできる。例えば、代替的な実施形態において、研削部分は、仕上げファイル410が往復または上下運動する場合に切削することができるように、シャフト412の周りにらせん状の溝を有する。
シャフト412は、仕上げファイル410が非常に硬く、可撓性となるように本発明の合金から作られる。シャフト412の硬度は、削り部分418が優れた切れ刃を維持することを可能にする。結果として、仕上げファイル410は、非常に耐久性がある。仕上げファイル410の可撓性は、加工硬化を防ぐことができ、仕上げファイル410に、種々の歯の表面に達して接触するための機敏さを与える。
図8に示されるように、さらに別の代替的な実施形態において、本発明の歯科用切削器具はドリル510である。ドリル510は、末端514と基端516との間に延び、周囲面を有する、シャフト512を含む。周囲面は研削部分518を形成する。ドリル510は、典型的には、往復ハンドピースでの使用のために構成される。
ドリル510のシャフト512は、本発明の超弾性合金から作られる。上述のように、本発明の合金は、IV族およびV族の遷移金属や酸素由来の原子を含む。シャフト512は、引張強度および弾性を増加させるために冷間加工される。
削り部分518は、切れ刃を形成するらせん状の溝520を有する。リーディングエッジ522は、歯の材料を切削するため、または歯の材料を貫通して穴あけするために構成される。シャフト512の可撓性および硬度は、ドリル510に並外れた耐久性を与え、加工硬化によって生じる悪影響を減少させる。
ここで、図9を参照すると、さらに別の代替的な実施形態において、本発明の歯科用切削器具は研削ディスク610である。研削ディスク610は、末端614と基端616との間に延び、周囲面を有する、シャフト612を含む。末端614では、ホイールの形状のバッキングが研削部分620を形成する。研削部分620は、ねじで研削ディスク610に固定される。
削り部分620は、その上に配置された、歯の材料を切削するためのパーティクル622を有する。例示的な実施形態において、パーティクル622は接着剤を使用して研削部分620に固定される。粒子622は、典型的には、ダイヤモンドまたはカーバイドのような非常に硬い物質である。
例示的な実施形態において、研削部分620を形成するホイールは、本発明の合金から作られる。本発明の合金から研削部分620を構築することは、研削部分620を非常に薄くすることを可能にする。研削部分620の薄さは、研削ディスク610が他の場合であれば到達できない隙間内で歯の材料を削ることを可能にする。さらに、研削部分は、使用の間に加えられる力の下で、加工硬化または破損することなく屈曲することができる。シャフト612もまた、本発明の合金から作ることができる。
ファイルを含む歯内治療器具を製造するための例示的な方法は、特許文献4、特許文献5、特許文献6、2005年2月23日に出願された特許文献7、2005年2月23日に出願された特許文献8に記述されている。
III.非切削歯科用器具および器械
本発明の歯科用器具および器械は歯科用切削器具に制限されない。図10〜図15は、本発明の合金を使用する本発明の代替的な非切削の実施形態を示す。非切削歯科用器具は、本発明の超弾性合金から作られた本体部分を有する。上述したように、本発明の合金は、IV族およびV族の遷移金属や酸素由来の原子を含む。非切削歯科用器具および器械を形成する合金は、引張強度および弾性を増加させるために冷間加工される。
図10は、本発明の合金から作られるポスト710のような例示的な歯科用インプラントを示す。ポスト710は、ヘッド712およびシャンク714を有する。シャンク714は水平方向の溝716を有し、これはポスト710を骨に固定するためのつかみ面を提供する。
ポスト710は、顎骨のような骨に埋め込まれる、または付着するように構成される。ポスト710は、歯冠、義歯、部分義歯またはブリッジのような歯科用補綴具の取り付けのための固定具として役立つ。本発明の他の例示的な歯科用インプラントは、インプラントスクリューなどを含む。
ポスト710のような本発明の歯科用インプラントは、本発明の合金から作られる。歯科用インプラントは、上述のような本発明の合金の有利な特性のために、非常に強く、かつ小型に設計することができる。本発明の歯科用インプラントの小型で強いという特性は、歯科用インプラントが植込まれなければならない面積が小さいので、および、歯科用インプラントが耐えなければならない力が非常に大きいので、非常に有利である。
本発明の1つの実施形態において、本発明の歯科用インプラントはニッケルを含まない。本発明の歯科用インプラントは、非常に強くて小型であり、しかも、ある程度は生体系に不適合であることが知られているニッケルを含まないので、従来技術に比べて改善されている。
図11は、隣接歯間ガード720を示す。隣接歯間ガード720は、近隣の歯がバーまたはファイルのような研削器具で作業されるときに隣接した歯が損傷を受けるのを防ぐために、歯の間に配置される。ガードの端部722aおよび722bは丸められてスプリング状の端部を作り、これが隣接する歯に接し、摩擦を加えてガード720が抜け落ちないようにする。
ガード720は、上述の合金から作られる。結果として、ガード720を非常に薄く作ることができ、これにより歯の間にさらに簡単に配置することが可能になる。さらに、本発明の合金に起因するガード720の弾性の性質は、ガード720が隣接する歯により良好に係合し、かつそこから外れることを可能にする。
ここで図12を参照すると、ラバーダムクランプ730は歯732に係合し、ラバーダム734を保持する。クランプ730はラバーダム734を保持し、これは歯732と他の歯および/または口腔内の他の組織との間のバリアとして役立つ。
クランプ730は本発明の合金から作られる。結果として、クランプ730は非常に薄く作られ、従って、施術者が歯732の周りで作業するための、より広い空間を与える。クランプ730の超弾性の性質はまた、クランプ730が歯732にさらに簡単に係合し、かつそこから外れることを可能にする。クランプ730の非線形の弾性率はまた、クランプ730が異なる分離幅のところで、より類似した係合力を有することを可能にする。結果として、クランプ730は、異なる大きさの歯に、より類似した量の力で係合することができ、従って、異なる大きさの多数のクランプを有する必要性が排除される。
図13は、本発明によるマトリックスバンド740を示す。マトリックスバンド740は、歯742の周りに巻きついて、充填物を注ぐための型を形成する。マトリックスバンド740は、本発明の超弾性合金から作られる。本発明の合金は非常に大きい引張強度を有するので、マトリックスバンド740は、隣接する歯の間にさらに簡単に適合するように非常に薄く作られることができる。マトリックスバンド740の薄さは、施術者が、充填材と隣接する歯との間の空間が非常に小さい状態で充填物を形成することを可能にする。さらに、マトリックスバンド740の弾性の性質は、マトリックスバンド740にある程度の弾力を与え、それによって、歯742からマトリックスバンド740を取り外すことをより容易にさせる。さらに、バンド740は、実質的にニッケルを含まず、従って、より生体適合性の歯科用器具を提供する。バンド740はマトリックスバンドの関連で説明されたが、本発明は歯列矯正バンドのような他のバンドを含むことが理解されるべきである。
ここで図14を参照すると、他の実施形態において、本発明の歯科用器具は歯科用ブラケットおよびアーチワイヤである。図14は、部分的な歯列矯正ブラケットシステムを示す。例示的な実施形態において、歯科用ブラケット750aおよび750bは、歯752aおよび752bにそれぞれ固定される。アーチワイヤ754は、ブラケット750aおよび750bにまたがり、リガチャー756aおよび756bでそれぞれ取り付ける。アーチワイヤ754は、歯列矯正バンドに固定され、ブラケット750aおよび750bに張力を加える。ブラケット750aおよび750b上の張力は、長期間にわたってそれぞれの歯752aおよび752bを移動させる。
ブラケット750aおよび750b、および/またはアーチワイヤ754は、本発明の超弾性合金から作られる。ブラケット750aおよび750bは非常に耐久性があり、変形または破損に耐える。アーチワイヤ754は本発明の合金から作られるので、これもまた非常に薄く作ることができ、それでもなお、歯を動かすのに必要な引張強度を維持することができる。さらに、アーチワイヤ754は弾性を持つので、永続的なねじれを受けにくい。
代替的な実施形態において、アーチワイヤの一部はループ状にされて、2つのブラケットを相互に連結するワイヤ状のばねを形成する。ばね状のワイヤは、歯列弓と平行しない方向にある相互連結されたブラケットに力を加える。
本発明は、その精神または本質的な特徴から離れることなく他の特定の形態で具現化されることができる。説明された実施形態は、全ての点で、例示のみを目的とするものであって、限定するものではないと考えられるべきである。それゆえに、本発明の範囲は、前述の説明ではなく添付の特許請求の範囲によって示される。特許請求の範囲と等価の意味および範囲内にある全ての変更は、その範囲内に包含される。
従来技術の歯科用切削器具を用いて根管をクリーニングする際の出っ張りの形成を示す、歯の縦断面図である。 本発明による例示的な歯内治療用ファイルの正面図である。 図2の歯内治療用ファイルの断面図である。 尖端部まで根管に挿入された図2の歯内治療用ファイルを伴う歯の縦断面図である。 本発明による例示的な丸型バーの正面図である。 根の上のエナメル質および象牙質を取り除くのに用いられている図4の丸型バーを伴う歯の縦断面図である。 本発明による例示的な仕上げファイルの正面図である。 本発明による例示的なドリルの正面図である。 本発明による例示的な研削ディスクの正面図である。 本発明による例示的なポストの正面図である。 本発明による例示的な隣接歯間ガードの正面図である。 本発明による例示的なラバーダムクランプの正面図である。 本発明による例示的なマトリックスバンドの正面図である。 本発明による例示的な歯列矯正システムの正面図である。

Claims (30)

  1. 歯を削るための歯科用切削器具であって、
    周囲面を有するシャフトであって、前記周囲面の少なくとも一部が歯の材料を削るために構成された削り部分を形成するシャフトを備え、前記シャフトがさらに、
    少なくとも1つのIV族遷移金属と、少なくとも1つのV族遷移金属と、酸素とを含む合金を含み、
    前記合金が実質的に冷間加工され、それにより引張強度を増加させ、かつ弾性率を減少させることを特徴とする歯科用切削器具。
  2. 前記合金が、約25パーセントの減面率でスエージングすることによって実質的に冷間加工されることを特徴とする、請求項1に記載の歯科用切削器具。
  3. 前記合金が、約50パーセントの減面率でスエージングすることによって実質的に冷間加工されることを特徴とする、請求項1に記載の歯科用切削器具。
  4. 前記合金が、約75パーセントの減面率でスエージングすることによって実質的に冷間加工されることを特徴とする、請求項1に記載の歯科用切削器具。
  5. 前記合金が、約90パーセントの減面率でスエージングすることによって実質的に冷間加工されることを特徴とする、請求項1に記載の歯科用切削器具。
  6. 前記合金の酸素含有量が約0.1から約15.0モルパーセントであることを特徴とする、請求項1に記載の歯科用切削器具。
  7. 前記合金の酸素含有量が約0.5から約10.0モルパーセントであることを特徴とする、請求項1に記載の歯科用切削器具。
  8. 前記合金の酸素含有量が約0.7から約4.0モルパーセントであることを特徴とする、請求項1に記載の歯科用切削器具。
  9. 前記合金が約1Ti−12Ta−9Nb−3V−6Zr−1Oのモルパーセントの組成を有することを特徴とする、請求項1に記載の歯科用切削器具。
  10. 前記合金が約1Ti−23Nb−0.7Ta−2Zr−1Oのモルパーセントの組成を有することを特徴とする、請求項1に記載の歯科用切削器具。
  11. 前記シャフトおよび削り部分が歯内治療用ファイルを形成することを特徴とする、請求項1に記載の歯科用切削器具。
  12. 前記シャフトおよび削り部分が歯科用バーを形成することを特徴とする、請求項1に記載の歯科用切削器具。
  13. 前記シャフトおよび削り部分が研削ディスクを形成することを特徴とする、請求項1に記載の歯科用切削器具。
  14. 歯を削るための歯科用切削器具であって、
    周囲面を有するシャフトであって、前記周囲面の少なくとも一部が歯の材料を削るために構成された削り部分を形成するシャフトを備え、前記シャンクがさらに、
    実質的にニッケルを含まず、チタンと、ジルコニウムと、少なくとも1つのV族遷移金属と、酸素とを含む合金を含み、
    前記合金が実質的に冷間加工され、それにより引張強度を増加させ、かつ弾性率を減少させることを特徴とする歯科用切削器具。
  15. チタンのモルパーセントが約35%未満であることを特徴とする、請求項14に記載の歯科用切削器具。
  16. チタンのモルパーセントが約15%未満であることを特徴とする、請求項14に記載の歯科用切削器具。
  17. チタンのモルパーセントが約5%未満であることを特徴とする、請求項14に記載の歯科用切削器具。
  18. 歯内治療用ファイルであって、
    周囲面を有するシャフトであって、前記周囲面の少なくとも一部が歯の根管を削るために構成された削り部分を形成するシャフトを備え、前記シャフトがさらに、
    実質的にニッケルを含まず、チタンと、ジルコニウムと、少なくとも1つのV族遷移金属と、酸素とを含む合金を含み、
    前記合金が実質的に冷間加工され、それにより引張強度を増加させ、かつ弾性率を減少させることを特徴とする歯内治療用ファイル。
  19. チタンのモルパーセントが約5%未満であることを特徴とする、請求項18に記載の歯科用切削器具。
  20. 前記合金の酸素含有量が約0.7から約4.0モルパーセントであることを特徴とする、請求項18に記載の歯科用切削器具。
  21. 前記合金が、約40パーセントの減面率でスエージングすることによって実質的に冷間加工されることを特徴とする、請求項18に記載の歯科用切削器具。
  22. 前記合金が約1Ti−12Ta−9Nb−3V−6Zr−1Oのモルパーセントの組成を有することを特徴とする、請求項18に記載の歯科用切削器具。
  23. 前記合金が約1Ti−23Nb−0.7Ta−2Zr−1Oのモルパーセントの組成を有することを特徴とする、請求項18に記載の歯科用切削器具。
  24. 非切削歯科用器具であって、
    歯の組織に係合するように構成された器具本体を備え、前記器具本体が、
    少なくとも1つのIV族遷移金属と、少なくとも1つのV族遷移金属と、酸素とを含む合金を含み、
    前記合金が実質的に冷間加工され、それにより引張強度を増加させ、かつ弾性率を減少させることを特徴とする非切削歯科用器具
  25. 前記器具本体が歯科用インプラントを形成することを特徴とする、請求項24に記載の非切削歯科用器具。
  26. 前記器具本体が隣接歯間ガードを形成することを特徴とする、請求項24に記載の非切削歯科用器具。
  27. 前記器具本体がラバーダムクランプを形成することを特徴とする、請求項24に記載の非切削歯科用器具。
  28. 前記器具本体がマトリックスバンドを形成することを特徴とする、請求項24に記載の非切削歯科用器具。
  29. 前記器具本体が歯科用ブラケットを形成することを特徴とする、請求項24に記載の非切削歯科用器具。
  30. 前記器具本体がアーチワイヤを形成することを特徴とする、請求項24に記載の非切削歯科用器具。
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