JP2009303316A - 車両用受電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両に空冷用のファンを設けることなく、マイクロ波による受電板の温度上昇の低減を可能とする車両用受電装置を提供する。
【解決手段】本実施に形態に係る車両用受電装置14−1は、送電装置12から送信されたマイクロ波11を受電し、エネルギーに変換する車両用受電装置であって、一方の面がシャーシ22に取り付けられ、マイクロ波11を受信する受電板23と、この受電板23の他方の面に設けられ、受電板23で発生した熱を蓄熱容器31−1に吸収する蓄熱部25−1とを有する。バッテリ27の充電時に受電板23で発生した熱を蓄熱部25−1内の相変化物質24に吸熱させ、蓄えることで、車両13に空冷用のファンを設けることなく、受電板23の温度上昇を低減することができる。また、バッテリ27の充電が行われない非作動期間には、相変化物質24に蓄えられた熱を大気中に放出させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、マイクロ波を用いて車両の充電器を充電する車両用受電装置に関する。
従来より、マイクロ波によりエネルギーの供給を行う技術を電気自動車の分野に取り入れることが検討されており、駐車場やエネルギーステーション等に設けられたエネルギー供給設備からマイクロ波を車両などの移動体に向けて送信し、この送信されたマイクロ波を車両に搭載された受電板で受信し、この受電板で受信したマイクロ波を電気エネルギーに変換して車両のバッテリを充電する技術が提案されている(特許文献1〜3、参照)。
また、受電板で受信したマイクロ波を電気エネルギーに変換することで、マイクロ波のエネルギーにより熱が発生するが、この発生した熱により車両温度が上昇するのを抑えるため、車両に放熱フィンを設置し、受電板で発生した熱により受電板の温度上昇が許容値内となるようにしていた。
特開平10−106867号公報 特許第3506884号公報 特開2008−54423号公報
ここで、充電時には車両は停止しているため、空冷用のファンを車両に別途設け、車両の受電板の温度上昇を抑える必要があった。
しかしながら、空冷用のファンを車両に搭載すると、車両の移動などで空冷用のファンなど空冷用の装置の故障を招く虞がある、という問題があった。
また、車両に空冷用のファンを搭載しようとしても、車高などの制限により空冷用のファンを車両に搭載することができない、という問題があった。
本発明は、前記問題に鑑み、車両に空冷用のファンを設けることなく、マイクロ波による受電板の温度上昇の低減を可能とする車両用受電装置を提供することを課題とする。
上述した課題を解決するための本発明の第1の発明は、送電部から送信されたマイクロ波を受電し、エネルギーに変換する車両用受電装置であって、一方の面が車両に取り付けられ、前記マイクロ波を受信する受電部と、該受電部の他方の面に設けられ、前記受電部で発生した熱を蓄熱材に吸収する蓄熱部とを有することを特徴とする車両用受電装置にある。
第2の発明は、第1の発明において、前記蓄熱部に蓄積された熱を走行風で放熱する放熱部を有することを特徴とする車両用受電装置にある。
第3の発明は、第1又は2の発明において、前記蓄熱部が、蓄熱容器と、該蓄熱容器内に充填された前記蓄熱材とからなり、該蓄熱材として相変化物質が用いられることを特徴とする車両用受電装置にある。
第4の発明は、第3の発明において、前記受電部から前記蓄熱材への伝熱を促進する伝熱促進部材を前記蓄熱容器内に前記蓄熱容器と接触するように設けることを特徴とする車両用受電装置にある。
第5の発明は、第4の発明において、前記伝熱促進部材は、前記蓄熱容器の内壁面から突出する複数のフィンであることを特徴とする車両用受電装置にある。
第6の発明は、第4の発明において、前記伝熱促進部材が、複数の板が格子状に配置して形成されてなる格子状部材であることを特徴とする車両用受電装置にある。
第7の発明は、第4の発明において、前記伝熱促進部材が、筒状部材であり、長手方向に対して直交する方向の断面形状を丸型又は多角形状としてなることを特徴とする車両用受電装置にある。
第8の発明は、第4の発明において、前記伝熱促進部材が、板状部材であり、前記蓄熱容器内に所定間隔で並行に複数配置されてなることを特徴とする車両用受電装置にある。
第9の発明は、第3の発明において、前記蓄熱容器に前記蓄熱材を充填するための複数の孔を有することを特徴とする車両用受電装置にある。
第10の発明は、第2乃至9の何れか一つの発明において、前記車両が充電するために停止した時に、前記送電部と前記受電部との空間を取り囲む電波遮蔽部材が地面側に設けられ、前記マイクロ波の受電が行われない非作動期間においては、前記電波遮蔽部材は前記地面側に収納されることを特徴とする車両用受電装置にある。
第11の発明は、第10の発明において、前記送電部が、前記電波遮蔽部材を上下方向に昇降可能とする駆動装置を有し、前記マイクロ波の受電が行われる作動期間においては、前記電波遮蔽部材を上方にスライドさせて、前記送電部と前記受電部との空間を取り囲むことを特徴とする車両用受電装置にある。
第12の発明は、第11の発明において、前記放熱部が下方に突出する複数のフィンであり、前記電波遮蔽部材を上方にスライドした時には、前記フィン同士の間に挿入可能であることを特徴とする車両用受電装置にある。
本発明によれば、一方の面が車両に取り付けられ、送電部から送信されたマイクロ波を受信する受電部と、該受電部の他方の面に設けられ、前記受電部で発生した熱を蓄熱材に吸収する蓄熱部とを有することにより、前記マイクロ波の受電が行われる作動期間において、前記受電部で前記マイクロ波により発生した熱を前記蓄熱部に吸熱させ、蓄えることができるため、車両に空冷用のファンを設けることなく前記受電部の温度上昇を低減することができる。また、高さ方向の制約もなく、前記車両に空冷用のファンを設ける必要がないため、前記車両の移動時の振動で前記車両に搭載した空冷用の装置が故障するということが発生することはなく、空冷用の装置の設置に要する設備コストの低減を図ることができる。
また、前記蓄熱部に蓄積された熱を走行風で放熱する放熱部を有することで、前記放熱部を介して前記蓄熱部に蓄積された熱を放散することができるため、前記蓄熱部から空気への放熱性能を向上させることができる。
また、前記蓄熱部が、蓄熱容器と、該蓄熱容器内に充填された前記蓄熱材とからなり、前記蓄熱材として相変化物質を用いることで、前記相変化物質はファンのような機械的な装置ではないため、車両の移動などの振動で故障が発生するのを防止することができる。
以下、この発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施の形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
[第一の実施の形態]
本発明による第一の実施の形態に係る車両用受電装置をエネルギー供給システムに適用した例について図面を参照して説明する。
図1は、本発明による第一の実施の形態に係る車両用受電装置を適用したエネルギー供給システムの構成を簡略に示す概略図である。
図1に示すように、本実施の形態に係るエネルギー供給システム10は、外部に対してマイクロ波(無線波)11を送出する送電部(送電装置)12と、電気自動車(車両)13に搭載され、送電装置12からのマイクロ波11を受信して電力に変換する車両用受電装置14−1とを備えている。
送電装置12は、車両13が停車または駐車される空間に取り付けられている。本実施形態において、送電装置12は、車両13が駐車される駐車スペースの地面に埋設されている。
送電装置12は、複数のマグネトロン(無線波発生装置)15と、各マグネトロン15に対応して設けられた電源16と、電源16とマグネトロン15との電気的接続をオン/オフするスイッチ17と、各マグネトロン15に対応して設けられ、マグネトロン15から発せられたマイクロ波11を外部に対して送信する複数の送電アンテナ18とを備えている。
また、送電装置12は、車両13に搭載された車両側通信装置19と相互間通信を可能とする供給側通信装置20および送電装置12の各部を制御する制御装置21を備えている。
上記構成において、送電アンテナ18には、例えば、スロットアンテナ、導波管スロットアンテナ等を採用することができる。供給側通信装置20には、無線により双方向の情報伝達を可能とする公知の通信装置を採用することができる。制御装置21は、例えば、電子制御ユニット等により構成されている。また、スイッチ17は、通常状態において、オフ状態とされている。
また、車両13に搭載された本実施に形態に係る車両用受電装置の構成を図2、3に示す。図2は受電が行われている作動期間の状態を示し、図3は受電が行われない非作動期間の状態を示す。
図2、3に示すように、本実施に形態に係る車両用受電装置14−1は、送電装置12から送信されたマイクロ波11を受電し、エネルギーに変換する車両用受電装置であって、一方の面が車両13のシャーシ22に取り付けられ、マイクロ波11を受信する受電板(受電部)23と、この受電板23の他方の面であるシャーシ22と反対側の面に設けられ、受電板23で発生した熱を相変化物質(蓄熱材)24に吸収する蓄熱部25−1とを有するものである。
また、本実施に形態においては、車両用受電装置14−1は、レクテナ26を備えている。レクテナ26は、送電装置12から受信したマイクロ波11を電気エネルギーに変換し、車載のバッテリ27に供給する機能を備えるものである。レクテナ26は、送電装置12から送信されたマイクロ波11を受信する受電板23と、受電板23からの電力を整流してバッテリ27へ供給する整流回路28とで構成されている。
受電板23には、例えば、複数の円形パッチアンテナなどを採用することができる。受電板23の車両13における設置位置は、エネルギー供給元である送電装置12の配置に応じた位置とされる。具体的には、受電板23は、送電装置12の送電アンテナ18に対向する位置に配置される。例えば、本実施の形態のように、送電装置12の送電アンテナ18が地面29に配置されていた場合には、受電板23は、所定の厚さを有し、車両13の底面、具体的には、シャーシ22に取り付けられている。この場合において、受電板23は、送電装置12からの受電率を高めるために、車両13の底面の大部分において、つまり、広範囲に渡って配置されることが望ましい。
また、整流回路28には、複数の入出力フィルタと整流ダイオードとで構成されたものを採用することができ、受電板23にて受電されたマイクロ波11より直流電力を取り出す。
また、蓄熱部25−1は、蓄熱容器31−1と、この蓄熱容器31−1内に充填された蓄熱材として相変化物質24とからなるものである。即ち、蓄熱部25−1は、蓄熱容器31−1内に蓄熱材として相変化物質(Phase Change Material:「PCM」)24を充填するようにしている。
相変化物質(PCM)とは、液体から固体に相変化する場合に潜熱を吸放出する物質をいい、固体が加熱され溶解するときに融解熱を吸収し、液体が冷却されたときに凝固熱を放出するものであり、蓄熱蓄冷作用を有するものであり、蓄熱材として用いられる。
また、蓄熱容器31−1は、受電板23がマイクロ波11を受電できるように、受電板23の下側の面の周囲に受電板23の下面の周囲を取り囲むように設けている。また、本発明は、これに限定されるものではなく、車両13の前方側、後方側の何れか一方又は両方に設けるようにしてよく、受電板23がマイクロ波11を受電するのを妨害しないように取り付ければよい。
また、蓄熱容器31−1は、受電板23の下側の面に設けるようにしているが、本発明は、これに限定されるものではなく、受電板23で発生する熱を蓄熱容器31−1で吸熱できる位置に設ければよいため、例えば受電板23の側面に蓄熱容器31−1を設けるようにしてもよい。更に蓄熱容器31−1は、受電板23の下面と側面との両方に設けるようしてもよい。
また、蓄熱容器31−1と受電板23とは例えばボルト30により固定するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、溶接など他の方法、又はこれらの方法と組み合わせて固定するようにしてもよい。
蓄熱容器31−1内に相変化物質24を充填することで、図2に示すように、マイクロ波11の受電が行われる作動期間(充電時)に受電板23でマイクロ波11により発生した熱を相変化物質24が吸熱し、蓄えておくことができる。また、車両13の走行時などマイクロ波11の受電が行われない非作動期間(放熱時)には、図3に示すように、相変化物質24に蓄えられた熱を放出し、蓄熱部25−1を冷却することができる。
また、蓄熱部25−1には、蓄熱容器31−1内に相変化物質24を充填することで、相変化物質24はファンのような機械的な装置ではないため、車両13の移動などの振動で故障が発生するのを防止することができる。
よって、蓄熱容器31−1内に相変化物質24を充填することで、バッテリ27の充電時に受電板23でマイクロ波11により発生した熱を相変化物質24に吸熱させ、蓄えることができるため、受電板23の温度上昇を低減することができ、従来のような車両13への空冷用のファンの設置を不要とすることができる。これにより、従来のように車両13に空冷用のファンを設けることなく受電板23の温度上昇を低減することができる。
また、高さ方向の制約もなく、車両13に空冷用のファンを設置する必要がないため、従来のように車両13の移動時の振動により車両13の搭載した空冷用の装置の故障の発生をなくすることができると共に、空冷用の装置の設置に要するコストの低減を図ることができる。
また、本実施の形態においては、蓄熱部25−1に蓄積された熱を走行風で放熱する放熱フィン(放熱部)32を有しており、複数の放熱フィン32は蓄熱部25−1に対して受電板23とは反対側の面で下方に突出するように設けられ、この放熱フィン32同士の間には、所定間隔で形成された溝33が設けられている。図3に示すように、マイクロ波11の受電が行われない非作動期間であって相変化物質24に蓄積された熱を放熱する際、車両13の走行時に放熱フィン32に風が送風され放熱フィン32の溝33を介して相変化物質24に蓄えられた熱を放散することができる。これにより、放熱フィン32により効率よく放熱することができ、蓄熱部25−1から空気への放熱性能を向上させることができるため、蓄熱部25−1を効率よく冷却することができる。
また、放熱フィン32は、蓄熱容器31−1の下側の面の一部のみに取り付け、蓄熱容器31−1の下側の面の外周部分に設けるようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、蓄熱容器31−1の下側の面の全面に取り付けるようにしてもよい。
また、蓄熱容器31−1と放熱フィン32とは例えばボルト34により固定するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、溶接など他の方法、又はこれらの方法と組み合わせて固定するようにしてもよい。
また、蓄熱容器31−1は、例えば、上板、下板、側板の複数の板を組み合わせて製作される。そして、蓄熱容器31−1の下板の下側に放熱フィン32を固定し取り付けた後、下板と側板とを溶接、又は図示しないボルトを用いて固定する。その後、相変化物質24を充填し、蓄熱容器31−1の上板を溶接し、蓄熱部25−1を組み立てる。この組み立てた蓄熱部25−1を受電板23に例えばボルト30を用いて固定される。
また、本実施の形態では、放熱フィン32に対して蓄熱部25−1とは反対側の面に送電装置12から送信されたマイクロ波11が周囲に飛び出すのを遮蔽する電波遮蔽部材35を設けるようにしている。車両13が充電するために停止した時に、送電装置12と受電板23との空間Sを取り囲む電波遮蔽部材35が地面29側に設けられ、マイクロ波11の受電が行われない非作動期間においては、電波遮蔽部材35は地面29側に収納されるようにしている。
送電装置12に、電波遮蔽部材35を取り込むための取込口36を設け、この取込口36から電波遮蔽部材35を地面29内部に収納するようにしている。具体的には、図2、3に示すように、送電装置12が、電波遮蔽部材35を上下方向に昇降可能とする駆動装置37を有し、マイクロ波11の受電が行われる作動期間においては、電波遮蔽部材35を放熱フィン32の溝33まで上方にスライドさせて、送電装置12と受電板23との空間Sを取り囲むようにしている。また、マイクロ波11の受電が行われない非作動期間においては、電波遮蔽部材35を下方にスライドさせ、地面29側に収納する。
このように、電波遮蔽部材35は、駆動装置37により昇降可能に制御されており、電波遮蔽部材35を路面に対して上下(鉛直方向)にスライド可能に設けるとともに、路面から露出される電波遮蔽部材35の高さを調節可能としている。
また、電波遮蔽部材35の近傍には、送電アンテナ18と受電板23との間の距離を測定する距離センサを設置するようにしてもよい。これにより、例えば、送電アンテナ18に対向する位置に受電板23が配置された場合には、距離センサによって送電アンテナ18と受電板23との間の距離を測定し、この測定結果に応じた適切な高さまで、電波遮蔽部材35を上方にスライドさせる。
送電装置12側に電波遮蔽部材35を設けることとした場合、送電装置12は、様々な車種の車両に対して送電を行うため、送電アンテナ18と受電板23との間の距離が一様ではないこととなる。そこで、放熱フィン32の溝33の底部に到達するように電波遮蔽部材35を適切な高さまで上方にスライドさせる。これにより、車種等にかかわらずに様々な車種の車両にも対応可能とし、送電アンテナ18と受電板23との間の空間Sを電波遮蔽部材35によって確実に取り囲うことが可能となる。そして、この状態において、マイクロ波11の送電が行われ、バッテリの充電が終了すると、電波遮蔽部材35は、路面に対して下方にスライドされて、車両13の走行の邪魔にならないように路面側に収納される。
これにより、図2に示すように、送電装置12からマイクロ波11を受電する作動期間においては、電波遮蔽部材35が放熱フィン32の溝33に進入することで、送電装置12から送信されたマイクロ波11が周囲に漏れるのを確実に防止することができる。また、図3に示すように、バッテリ27の充電が完了し、再び車両13が走行する非作動期間においては、電波遮蔽部材35が地面29側に収納される。
また、電波遮蔽部材35は、周囲へのマイクロ波の漏れを低減させることができる材質で構成されている。例えば、金属(鉄、アルミ等)、カーボン等の導電体、または、吸収材等を採用することが可能である。また、多数本の線状または棒状の導電体を束ねてなるブラシ状の導電部材を用いるようにしてもよい。電波遮蔽部材35をブラシ状の導電部材とすることにより、電波遮蔽効果に加えて、導電部材の先端部分に柔軟性を持たせることが可能となる。これにより、導電部材を長めに形成し、電波遮蔽部材35の先端部を放熱フィン32の溝33の底部に押し付けることにより、受電板23と送電装置12との間の空間Sを確実に取り囲むことができる。
また、本実施の形態においては、電波遮蔽部材35が送電装置12に設けるようにしているが、電波遮蔽部材35を車両13側に設けるようにしてもよい。この場合においても、電波遮蔽部材35は、上記作動期間において、送電アンテナ18と受電板23との間の空間Sを取り囲むように配置され、非作動期間においてシャーシ22側に収納される。このように、シャーシ22に電波遮蔽部材35を設けるようにした場合でも、上述と同様の効果を奏することができる。
また、本実施の形態においては、電波遮蔽部材35をスライド可能としているが、収納の態様は、これに限定されない。例えば、やわらかい素材の導電体または電波吸収材を電波遮蔽部材35として採用する場合には、このような電波遮蔽部材35を巻き取り/巻き出し可能に送電装置12に取り付けることとしてもよい。
次に、上述した本実施形態に係るエネルギー供給システム10の作用について説明する。
まず、車両13が駐車スペースに駐車され、ユーザ(例えば、運転手)によりキーが抜かれると、車両13の制御装置は、電波遮蔽部材35の駆動装置37を作動させることにより、電波遮蔽部材35を地面29から上昇させ放熱フィン32の溝33に進入させる。これにより、送電アンテナ18と受電板23との間の空間Sは電波遮蔽部材35によって取り囲まれることとなる。このようにして、電波遮蔽部材35の配置が完了すると、車両13の制御装置は車両側通信装置19に対してエネルギー供給の準備が整った旨を通知する起動信号を送信する。
車両側通信装置19は、この起動信号を受け付けると送電開始信号を供給側通信装置20へ送信する。これにより、この送電開始信号は、供給側通信装置20を介して制御装置21へ入力される。制御装置21は、この送電開始信号を受け付けると、各スイッチ17をオン状態とする。これにより、電源16から電力がマグネトロン15に供給され、マグネトロン15によりマイクロ波11が生成される。各マグネトロン15から発生したマイクロ波11は、各送電アンテナ18を介して車両13の底面に配置されている受電板23へ送られる。
このとき、受電板23にてマイクロ波11により発生した熱は、蓄熱部25−1の蓄熱容器31内に収容されている相変化物質24が吸熱し、蓄熱することで、受電板23の温度上昇を低減することができる。また、送電アンテナ18と受電板23との間の空間Sは、電波遮蔽部材35によって取り囲まれているので、マイクロ波11は外部へ漏れることなく、受電板23へと送られ、受電されることとなる。受電板23にて受信されたマイクロ波11は、電力に変換されて整流回路28に出力され、整流回路28にて整流されて直流電力に変換された後に、バッテリ27へ供給される。
このように、バッテリ27への充電が開始され、満充電の状態になると、この旨が検知され、車両側通信装置19から供給側通信装置20へ送電終了信号が送信される。この送電終了信号は、供給側通信装置20を介して制御装置21に送られる。制御装置21は、この送電終了信号を受け付けると、各スイッチ17をオフ状態とする。これにより、電源16からマグネトロン15への電力供給が遮断され、送電装置12からのエネルギー供給が終了する。このようにして、マイクロ波の送信が停止されると、供給側通信装置20から車両側通信装置19に対して終了信号が送信される。
この終了信号は、車両側通信装置19を介して車両13の制御装置に出力される。車両13の制御装置は、この終了信号を受け付けると、駆動装置37を作動させることにより、電波遮蔽部材35は、図2に示すように、放熱フィン32の溝33に進入させている状態から、図3に示すように、地面29に収納させている状態へと遷移し、地面29側に収納されることとなる。
そして、車両13の走行時には、相変化物質24に蓄熱された熱は放熱される。この際、蓄熱部25−1の下側に設けた放熱フィン32により相変化物質24に蓄熱された熱は効率よく放熱することができる。
このように、本実施の形態に係る車両用受電装置14−1によれば、一方の面がシャーシ22に取り付けられ、マイクロ波11を受信する受電板23と、この受電板23の他方の面に設けられ、受電板23で発生した熱を相変化物質(蓄熱材)24に吸収する蓄熱部25−1とを有し、蓄熱容器31−1内に相変化物質24を充填することで、マイクロ波11の受電を行いバッテリ27の充電が行われる作動期間において、受電板23でマイクロ波11により発生した熱を蓄熱部25−1内の相変化物質24に吸熱させ、蓄えることができるため、車両13に空冷用のファンを設けることなく受電板23の温度上昇を低減することができる。また、車両13の走行時などマイクロ波11の受電が行われない非作動期間においては、相変化物質24に蓄えられた熱を放出し、相変化物質24を冷却することができる。
また、高さ方向の制約もなく、車両13に空冷用のファンを設置する必要がないため、車両13の移動時の振動により車両13に搭載した空冷用の装置が故障するということが発生することはなく、空冷用の装置の設置に要する設備コストの低減を図ることができる。
また、蓄熱部25−1が、蓄熱容器31−1内に相変化物質24を充填することで、相変化物質24はファンのような機械的な装置ではないため、車両13の移動などの振動で故障が発生するのを防止することができる。
以上、本発明の実施の形態においては、車両13として電気自動車を例に挙げて説明したが、本発明は自動車に限定されるもではなく、例えば、内燃機関と電動機を組み合わせた駆動装置を有するハイブリッド車、電車等の車両に適用することも可能である。
[第二の実施の形態]
次に、本発明による第二の実施の形態に係る車両用受電装置を適用したエネルギー供給システムについて、図4を参照して説明する。
車両用受電装置の構成は、本発明の第一の実施の形態による車両用受電装置と同様であるため、上記実施の形態による車両用受電装置と同一構成については同一符号を付して重複した説明は省略する。また、本実施の形態による車両用受電装置を適用したエネルギー供給システムを示す図は省略し、車両用受電装置の蓄熱部の構成のみを簡略に示す図のみを用いて説明する。
図4は、本実施の形態に係る第二の車両用受電装置の蓄熱部の構成の一部を簡略に示す構成図である。
図4に示すように、本実施の形態に係る第二の車両用受電装置14−2は、第一の実施の形態に係る第一の車両用受電装置14−1の蓄熱部25−1が、受電板23から相変化物質24への伝熱を促進する複数のフィン(伝熱促進部材)41−1、41−2を蓄熱容器31−1内に蓄熱容器31−1と接触するように設けたものである。
即ち、図4に示すように、本実施の形態に係る第二の車両用受電装置14−2は、蓄熱容器31−1内に蓄熱容器31−1と接触し、蓄熱容器31−1の内壁面31a側から突出する複数のフィン41−1、41−2を有し、蓄熱容器31−1内にフィン41−1、41−2同士が対向するように一対対向して設けられ、各々のフィン41−1、41−2同士の間に所定間隔で形成される溝42と一対のフィン41−1、41−2同士の間に相変化物質24が充填されてなる蓄熱部25−2を有するものである。
また、本実施に形態においては、フィン41−1、41−2同士が接触しないようにしているが、フィン41−1、41−2同士を接触させるようにしてもよい。
また、フィン41−1は蓄熱容器31−1の上板の下側に、フィン41−2は蓄熱容器31−1の下板の上側に各々例えば図示しないボルトを用いて固定される。その後、蓄熱容器31−1の下板の下側に放熱フィン32を固定し取り付けた後、蓄熱容器31−1の下板と側板とを溶接し、相変化物質24を充填する。相変化物質24を充填した後、蓄熱容器31−1の上板を溶接し、蓄熱部25−2を組み立てる。この組み立てた蓄熱部25−2を受電板23に例えばボルト30を用いて固定する。
よって、本実施の形態に係る車両用受電装置14−2によれば、蓄熱容器31−1内に蓄熱容器31−1と接触し、蓄熱容器31−1の内壁面31a側から突出する複数のフィン41−1、41−2を有し、蓄熱容器31−1内にフィン41−1、41−2同士が対向するように一対対向して設け、各々のフィン41−1、41−2同士の間の溝42と一対のフィン41−1、41−2同士の間に相変化物質24が充填することで、受電板23から相変化物質24への伝熱性能を向上させることができるため、受電板23の温度を効率良く低下させることができる。また、受電板23の温度をより効率良く低下させることで、バッテリ27への充電効率を上昇させることができると共に、車両13に搭載している機器等の故障の発生率を低下させることができる。
更に、相変化物質24に蓄熱された熱を放散する際、フィン41−2を介して放熱フィン32に熱を放散することで、相変化物質24から空気への放熱性能を向上させることができるため、蓄熱容器31−2のコンパクト化、低コスト化を図ることができる。
[第三の実施の形態]
次に、本発明による第三の実施の形態に係る車両用受電装置を適用したエネルギー供給システムについて、図5を参照して説明する。
車両用受電装置の構成は、本発明の第一の実施の形態による車両用受電装置と同様であるため、上記実施の形態による車両用受電装置と同一構成については同一符号を付して重複した説明は省略する。また、本実施の形態による車両用受電装置を適用したエネルギー供給システムを示す図は省略し、車両用受電装置の蓄熱部の構成のみを簡略に示す図のみを用いて説明する。
図5は、本実施の形態に係る第三の車両用受電装置の蓄熱部の構成の一部を簡略に示す構成図である。
図5に示すように、本実施の形態に係る第三の車両用受電装置14−3は、第一の実施の形態に係る第一の車両用受電装置14−1の蓄熱部25−1の蓄熱容器31−1に代えて受電板23から相変化物質24への伝熱を促進する複数のフィン(伝熱促進部材)43−1、43−2が一対対向するようにして組み合わせた蓄熱容器31−2を用いたものである。
即ち、図5に示すように、本実施の形態に係る第三の車両用受電装置14−3は、複数のフィン43−1、43−2が一対対向するように形成されてなる蓄熱容器31−2を有し、各々のフィン43−1、43−2同士の間に所定間隔で形成される溝44の間に相変化物質24が充填されてなる蓄熱部25−2を有するものである。
また、本実施に形態においては、全てのフィン43−1、43−2同士が接触するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、外側に設けられているフィン43−1、43−2同士は接触するように維持し、相変化物質24と両面が接触するフィン43−1、43−2同士は接触しないようにしてもよい。
また、フィン43−1、43−2を溶接して蓄熱容器31−2を製作した後、フィン43−1、43−2同士の間の隙間に相変化物質24を充填する。このとき、溶接後のフィン43−1、43−2の両側の面には充填した相変化物質24が漏れないように板などを用いて固定するようにしてもよい。その後、蓄熱容器31−2の下板の下側に放熱フィン32を例えばボルト34を用いて固定する。そして、蓄熱容器31−2の上板となるフィン44−1の上側を受電板23に溶接し、例えばボルト30を用いて固定する。
よって、本実施の形態に係る車両用受電装置14−3によれば、複数のフィン43−1、43−2が一対対向するように形成されてなる蓄熱容器31−2を有し、各々のフィン43−1、43−2同士の間の溝44に相変化物質24を充填することで、受電板23から相変化物質24への伝熱性能を向上させることができるため、更に受電板23の温度を効率良く低下させることができる。また、受電板23の温度をより効率良く低下させることで、バッテリ27への充電効率を上昇させることができると共に、車両13に搭載している機器等の故障の発生率を低下させることができる。
更に、相変化物質24に蓄熱された熱を放散する際、フィン43−2を介して放熱フィン32に熱を放散することで、相変化物質24から空気への放熱性能を向上させることができるため、蓄熱容器31−2のコンパクト化、低コスト化を図ることができる。
また、蓄熱容器31−2自体を蓄熱容器31−2の内外への伝熱を促進するように形成されているため、蓄熱容器31−2内外への伝熱性能を向上させつつ、蓄熱容器31−2の軽量化を図ることもできる。
[第四の実施の形態]
次に、本発明による第四の実施の形態に係る車両用受電装置を適用したエネルギー供給システムについて、図6、7を参照して説明する。
車両用受電装置の構成は、本発明の第一の実施の形態による車両用受電装置と同様であるため、上記実施の形態による車両用受電装置と同一構成については同一符号を付して重複した説明は省略する。また、本実施の形態による車両用受電装置を適用したエネルギー供給システムを示す図は省略し、車両用受電装置の蓄熱部の構成のみを簡略に示す図のみを用いて説明する。
図6は、本実施の形態に係る第四の車両用受電装置の蓄熱部の構成の一部を簡略に示す構成図であり、図7は、格子状部材の構成を簡略に示す斜視図である。
また、図6中、相変化物質24は省略する。
図6、7に示すように、本実施の形態に係る第四の車両用受電装置14−4は、第一の実施の形態に係る第一の車両用受電装置14−1の蓄熱容器31−1内に複数の板45aを格子状に配置して形成されてなる格子状部材(伝熱促進部材)45を設けたものである。
即ち、図6、7に示すように、本実施の形態に係る第四の車両用受電装置14−4は、蓄熱容器31−1に格子状部材45を設け、この格子状部材45を構成する板45a同士で形成される隙間46に相変化物質24が充填されてなる蓄熱部25−4を有するものである。また、格子状部材45は、鉛直方向に対して直交する方向の断面形状が格子状となるようにしており、蓄熱容器31−1の上面と下面とが連通するようにし、隙間46を形成している。また、本発明では、鉛直方向に対して直交する方向の断面形状が格子状となるようにしているが、これに限定されるものではなく、鉛直方向での断面形状が格子状となるようにしてもよい。
また、格子状部材45を構成する材料としては、伝熱性を有している必要があるため、蓄熱容器31−1と同様、金属などを用いるようにする。
また、蓄熱容器31−1を上述のように複数の板45aを溶接して製作し、この蓄熱容器31−1の中に格子状部材45を入れた後、格子状部材45の隙間46に相変化物質24を入れ、相変化物質24を充填する。また、蓄熱容器31−1の下板の下側に放熱フィン32を例えばボルト34を用いて固定する。その後、蓄熱容器31−1の上板を受電板23に溶接した後、例えばボルト30を用いて固定する。
よって、本実施の形態に係る車両用受電装置14−4によれば、蓄熱容器31−1に格子状部材45を設け、この格子状部材45を構成する板45a同士の隙間46に相変化物質24を充填することで、受電板23から相変化物質24への伝熱を促進することができるため、受電板23から相変化物質24への伝熱性能を向上させることができ、受電板23の温度を効率良く低下させることができる。
[第五の実施の形態]
次に、本発明による第五の実施の形態に係る車両用受電装置を適用したエネルギー供給システムについて、図8、9を参照して説明する。
車両用受電装置の構成は、本発明の第一の実施の形態による車両用受電装置と同様であるため、上記実施の形態による車両用受電装置と同一構成については同一符号を付して重複した説明は省略する。また、本実施の形態による車両用受電装置を適用したエネルギー供給システムを示す図は省略し、車両用受電装置の蓄熱部の構成のみを簡略に示す図のみを用いて説明する。
図8は、本実施の形態に係る第五の車両用受電装置の蓄熱部の構成の一部を簡略に示す構成図であり、図9は、蓄熱容器の構成を簡略に示す斜視図である。
図8、9に示すように、本実施の形態に係る第五の車両用受電装置14−5は、第一の実施の形態に係る第一の車両用受電装置14−1の蓄熱容器31−1に代えて、相変化物質24を充填するための断面形状が丸型の複数の孔47を有する蓄熱容器31−3を用いたものである。
即ち、図8、9に示すように、本実施の形態に係る第五の車両用受電装置14−5は、相変化物質24を充填するための断面形状が丸型の複数の孔47を上側の面に有する蓄熱容器31−3を有し、この孔47の中に相変化物質24が充填されてなる蓄熱部25−5を有するものである。
また、蓄熱容器31−3は、金属ブロックを削り出し、上側の面に複数の孔47を加工して製作し、この複数の孔47の中に相変化物質24を充填する。その後、蓄熱容器31−3の上に受電板23を乗せ、ペーストを塗布して乾燥、固着させておく。そして、蓄熱容器31−3の下板の下側に放熱フィン32を例えばボルト34を用いて固定する。その後、蓄熱容器31−3を受電板23に溶接した後、例えばボルト30を用いて固定する。
また、本実施に形態においては、孔47を蓄熱容器31−3の底部の貫通しない程度の深さとしているが、この孔47の深さは特にこれに限定されるものではなく、蓄熱容器31−3の中間くらいなど所定の深さに変更してもよい。また、各々の孔47の深さを一律に同じ深さとする必要はなく、例えば伝熱量などの違いに応じて各々の孔47の深さは異なるようにしてもよい。
また、本実施に形態においては、孔47の幅も用いる相変化物質24の充填量など考慮して適宜変更するようにしてもよい。また、伝熱量などの違いに応じて各々の孔47の大きさを変更するようにしてもよい。
よって、本実施の形態に係る車両用受電装置14−5によれば、相変化物質24を充填するための複数の孔47を上側の面に有する蓄熱容器31−3を用い、この孔47の中に相変化物質24を充填することで、受電板23から相変化物質24への伝熱を促進することができるため、受電板23から相変化物質24への伝熱性能を向上させることができ、受電板23の温度を効率良く低下させることができる。
また、孔47の大きさ、深さは適宜調整することができるため、伝熱量などの違いに応じて相変化物質24の充填量を適宜調整することができる。
[第六の実施の形態]
次に、本発明による第六の実施の形態に係る車両用受電装置を適用したエネルギー供給システムについて、図10、11を参照して説明する。
車両用受電装置の構成は、本発明の第一の実施の形態による車両用受電装置と同様であるため、上記実施の形態による車両用受電装置と同一構成については同一符号を付して重複した説明は省略する。また、本実施の形態による車両用受電装置を適用したエネルギー供給システムを示す図は省略し、車両用受電装置の蓄熱部の構成のみを簡略に示す図のみを用いて説明する。
図10は、本実施の形態に係る第六の車両用受電装置の蓄熱部の構成の一部を簡略に示す構成図であり、図11は、蓄熱容器の構成を簡略に示す斜視図である。
図10、11に示すように、本実施の形態に係る第六の車両用受電装置14−6は、第一の実施の形態に係る第一の車両用受電装置14−1の蓄熱容器31−1に代えて、相変化物質24を充填するための断面形状が略楕円形状の複数の孔48を上側の面に有する蓄熱容器31−4を用いたものである。
即ち、図10、11に示すように、本実施の形態に係る第六の車両用受電装置14−6は、相変化物質24を充填するための断面形状が略楕円形状の複数の孔48を上側の面に有する蓄熱容器31−4を有し、この孔48の中に相変化物質24が充填されてなる蓄熱部25−6を有するものである。
蓄熱容器31−4は金属ブロックを削り出し、上側の面に複数の孔48を加工して製作し、この複数の孔48の中に相変化物質24を充填する。その後、蓄熱容器31−4の上に受電板23を乗せ、ペーストを塗布して乾燥、固着させておく。そして、蓄熱容器31−4の下板の下側に放熱フィン32を例えばボルト34を用いて固定する。その後、蓄熱容器31−3を受電板23に溶接した後、例えばボルト30を用いて固定する。
よって、本実施の形態に係る車両用受電装置14−6によれば、相変化物質24を充填するための複数の孔48を上側の面に有する蓄熱容器31−4を用い、この孔48の中に相変化物質24を充填することで、受電板23から相変化物質24への伝熱を促進することができるため、受電板23から相変化物質24への伝熱性能を向上させることができ、受電板23の温度を効率良く低下させることができる。
また、孔48の大きさ、深さを適宜調整することができるため、伝熱量などの違いに応じて相変化物質24の充填量を適宜調整することができる。
[第七の実施の形態]
次に、本発明による第七の実施の形態に係る車両用受電装置を適用したエネルギー供給システムについて、図12、13を参照して説明する。
車両用受電装置の構成は、本発明の第一の実施の形態による車両用受電装置と同様であるため、上記実施の形態による車両用受電装置と同一構成については同一符号を付して重複した説明は省略する。また、本実施の形態による車両用受電装置を適用したエネルギー供給システムを示す図は省略し、車両用受電装置の蓄熱部の構成のみを簡略に示す図のみを用いて説明する。
図12は、本実施の形態に係る第七の車両用受電装置の蓄熱部の構成の一部を簡略に示す構成図であり、図13は、円筒部材の構成を簡略に示す斜視図である。
また、図12中、相変化物質24は省略する。
図12、13に示すように、本実施の形態に係る第七の車両用受電装置14−7は、第一の実施の形態に係る第一の車両用受電装置14−1の蓄熱容器31−1に伝熱促進部材として筒状部材を用い、長手方向に対して直交する方向の断面形状を丸型の円筒部材(筒状部材)49を用いたものである。
即ち、図12、13に示すように、本実施の形態に係る第七の車両用受電装置14−7は、伝熱促進部材として長手方向に対して直交する方向の断面形状が丸型の筒状部材49を蓄熱容器31−1内に並列して複数配置し、この円筒部材49の内孔49a、円筒部材49同士及び蓄熱容器31−1と円筒部材49との間に相変化物質24が充填されてなる蓄熱部25−7を有するものである。
また、円筒部材49を構成する材料としては、蓄熱容器31−1と同様、金属など伝熱性を有しているものを用いるようにする。
また、本実施に形態においては、円筒部材49を蓄熱容器31−1に複数段で構成しているが、特にこれに限定されるものではなく、一段、二段など適宜変更するようにしてもよい。
複数の円筒部材49を並列して並べ、所定の複数の段に組みあわせた後、蓄熱容器31−1の上板と下板で挟み、真空ロウ付けで加工して製作し、この円筒部材49の内孔49a、円筒部材49同士及び蓄熱容器31−1と円筒部材49との間に相変化物質24を充填する。この時、相変化物質24を充填した後、蓄熱容器31−1の側面を板で挟み、相変化物質24が漏れないようにする。その後、蓄熱容器31−1の下板の下側に放熱フィン32を例えばボルト34を用いて固定する。その後、蓄熱容器31−1の上板を受電板23に溶接した後、例えばボルト30を用いて固定する。
よって、本実施の形態に係る車両用受電装置14−7によれば、円筒部材49を蓄熱容器31−1内に並列して複数配置し、この円筒部材49の内孔49a、円筒部材49同士及び蓄熱容器31−1と円筒部材49との間に相変化物質24を充填することで、受電板23から相変化物質24への伝熱を促進することができるため、受電板23から相変化物質24への伝熱性能を向上させることができ、受電板23の温度を効率良く低下させることができる。
[第八の実施の形態]
次に、本発明による第八の実施の形態に係る車両用受電装置を適用したエネルギー供給システムについて、図14、15を参照して説明する。
車両用受電装置の構成は、本発明の第一の実施の形態による車両用受電装置と同様であるため、上記実施の形態による車両用受電装置と同一構成については同一符号を付して重複した説明は省略する。また、本実施の形態による車両用受電装置を適用したエネルギー供給システムを示す図は省略し、車両用受電装置の蓄熱部の構成のみを簡略に示す図のみを用いて説明する。
図14は、本実施の形態に係る第八の車両用受電装置の蓄熱部の構成の一部を簡略に示す構成図であり、図15は、筒状部材の構成を簡略に示す斜視図である。
また、図14中、相変化物質24は省略する。
図14、15に示すように、本実施の形態に係る第八の車両用受電装置14−8は、第一の実施の形態に係る第一の車両用受電装置14−1の蓄熱容器31−1に長手方向に対して直交する方向の断面形状が六角形状の筒状部材(伝熱促進部材)50を用いたものである。
即ち、図12、13に示すように、本実施の形態に係る第八の車両用受電装置14−8は、伝熱促進部材として長手方向に対して直交する方向の断面形状が六角形状の筒状部材50を蓄熱容器31−1内に複数配置してハニカム構造とし、この筒状部材50の内孔50a及び蓄熱容器31−1と筒状部材50との間に相変化物質24が充填されてなる蓄熱部25−8を有するものである。
また、筒状部材50を構成する材料としては、蓄熱容器31−1と同様、金属など伝熱性を有しているものを用いることができる。
また、筒状部材50の断面形状を六角形状とすることで、筒状部材50の断面形状が円型のものとは異なり、筒状部材50を蓄熱容器31−1内に隙間なく敷き詰められるため、丈夫な構造とすることが可能である。また、断面形状を六角形状とすることで、円型や他角形の場合よりも必要となる材料を少なくすることができる。また、本実施の形態では、筒状部材50の断面形状を六角形状としているが、特にこれに限定されるものではなく、三角、四角などの他角形状としてもよい。
蓄熱容器31−1は、上板、下板、側板の複数の板を組み合わせて製作した後、複数の筒状部材50を蓄熱容器31−1内にハニカム構造で配置し、この筒状部材50の内孔50a及び蓄熱容器31−1と筒状部材50との間に相変化物質24を充填する。そして、蓄熱容器31−1の下板の下側に放熱フィン32を例えばボルト34を用いて固定し取り付けた後、蓄熱容器31−1の上板を受電板23に溶接し、例えばボルト30を用いて固定する。
よって、本実施の形態に係る車両用受電装置14−8によれば、断面形状が六角形状からなる筒状部材50を蓄熱容器31−1内に複数配置しハニカム構造とし、この筒状部材50の内孔50a、及び蓄熱容器31−1と筒状部材50との間に相変化物質24を充填することで、受電板23から相変化物質24への伝熱を促進することができるため、受電板23から相変化物質24への伝熱性能を向上させることができ、受電板23の温度を効率良く低下させることができる。
[第九の実施の形態]
次に、本発明による第九の実施の形態に係る車両用受電装置を適用したエネルギー供給システムについて、図16、17を参照して説明する。
車両用受電装置の構成は、本発明の第一の実施の形態による車両用受電装置と同様であるため、上記実施の形態による車両用受電装置と同一構成については同一符号を付して重複した説明は省略する。また、本実施の形態による車両用受電装置を適用したエネルギー供給システムを示す図は省略し、車両用受電装置の蓄熱部の構成のみを簡略に示す図のみを用いて説明する。
図16は、本実施の形態に係る第九の車両用受電装置の蓄熱部の構成の一部を簡略に示す構成図であり、図17は、板状部材の構成を簡略に示す斜視図である。
図16、17に示すように、本実施の形態に係る第九の車両用受電装置14−9は、第一の実施の形態に係る第一の車両用受電装置14−1の蓄熱容器31−1内に板状部材(伝熱促進部材)51を用いたものである。
即ち、図16、17に示すように、本実施の形態に係る第九の車両用受電装置14−9は、伝熱促進部材として板状部材51を蓄熱容器31−1内に所定間隔で並行に複数配置し、各々の板状部材51同士、蓄熱容器31−1と板状部材51との間に相変化物質24が充填されてなる蓄熱部25−9を有するものである。
また、板状部材51を構成する材料としては、蓄熱容器31−1と同様、金属など伝熱性を有しているものを用いるようにしている。
また、本実施の形態では、板状部材51の形状は、四角形状としているが、本発明はこれに限定されるものではなく、多角形状のものを用いるようにしてもよい。また、板状部材51の厚さも、板状部材51を構成する材料、伝熱効率などに応じて適宜調整するようにしてもよい。
また、本実施の形態では、各々の板状部材51同士は板状部材51の四隅に各々連結棒52を通し、両端の板状部材51で連結棒52をボルト53を用いて固定するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、板状部材51同士の間に間隔を維持する部材を挟んで板状部材51同士の間隔を保つようにしてもよい。
蓄熱容器31−1は、上板、下板、側板の複数の板を組み合わせて製作し、複数の板状部材51を蓄熱容器31−1内に配置し、各々の板状部材51同士、蓄熱容器31−1と板状部材51との間に相変化物質24を充填する。そして、蓄熱容器31−1の下板の下側に放熱フィン32を例えばボルト34を用いて固定し取り付けた後、蓄熱容器31−1の上板を受電板23に溶接し、例えばボルト30を用いて固定する。
よって、本実施の形態に係る車両用受電装置14−9によれば、板状部材51を蓄熱容器31−1内に所定間隔で並行に複数配置し、各々の板状部材51同士、蓄熱容器31−1と板状部材51との間に相変化物質24を充填することで、受電板23から相変化物質24への伝熱を促進することができるため、受電板23から相変化物質24への伝熱性能を向上させることができ、受電板23の温度を効率良く低下させることができる。
以上のように、本発明に係る車両用受電装置は、マイクロ波を受信することで受電板に発生する熱を蓄熱部で吸収すると共に、蓄熱された熱を効率よく放熱するので、マイクロ波による前記受電板の温度上昇を低減することができ、マイクロ波を用いて車両の充電器を充電する車両用受電装置に用いるのに適している。
本発明による第一の実施の形態に係る車両用受電装置を適用したエネルギー供給システムの構成を簡略に示す概略図である。 受電が行われている作動期間での車両用受電装置の構成を簡略に示す図である。 受電が行われない非作動期間での車両用受電装置の構成を簡略に示す図である。 本発明による第二の実施の形態に係る車両用受電装置の構成を簡略に示す概略図である。 本発明による第三の実施の形態に係る車両用受電装置の構成を簡略に示す概略図である。 本発明による第四の実施の形態に係る車両用受電装置の構成を簡略に示す概略図である。 格子状部材の構成を簡略に示す斜視図である。 本発明による第五の実施の形態に係る車両用受電装置の構成を簡略に示す概略図である。 蓄熱容器の構成を簡略に示す斜視図である。 本発明による第六の実施の形態に係る車両用受電装置の構成を簡略に示す概略図である。 蓄熱容器の構成を簡略に示す斜視図である。 本発明による第七の実施の形態に係る車両用受電装置の構成を簡略に示す概略図である。 円筒部材の構成を簡略に示す斜視図である。 本発明による第八の実施の形態に係る車両用受電装置の構成を簡略に示す概略図である。 筒状部材の構成を簡略に示す斜視図である。 本発明による第九の実施の形態に係る車両用受電装置の構成を簡略に示す概略図である。 板状部材の構成を簡略に示す斜視図である。
符号の説明
10 エネルギー供給システム
11 マイクロ波(無線波)
12 送電装置
13 車両(電気自動車)
14−1〜14−9 車両用受電装置
15 マグネトロン(無線波発生装置)
16 電源
17 スイッチ
18 送電アンテナ
19 車両側通信装置
20 供給側通信装置
21 制御装置
22 シャーシ
23 受電板(受電部)
24 相変化物質(PCM)
25−1〜25−9 蓄熱部
26 レクテナ
27 バッテリ
28 整流回路
29 地面
30、34、53 ボルト
31−1〜31−4 蓄熱容器
32 放熱フィン(放熱部)
33、42、43 溝
35 電波遮蔽部材(電波遮蔽手段)
36 取込口
37 駆動装置
41−1、41−2、43−1、43−2 フィン
45 格子状部材
45a 板
46隙間
47 孔
48 孔
49 円筒部材(筒状部材)
49a、50a 内孔
50 筒状部材
51 板状部材
52 連結棒
S 空間

Claims (12)

  1. 送電部から送信されたマイクロ波を受電し、エネルギーに変換する車両用受電装置であって、
    一方の面が車両に取り付けられ、前記マイクロ波を受信する受電部と、
    該受電部の他方の面に設けられ、前記受電部で発生した熱を蓄熱材に吸収する蓄熱部とを有することを特徴とする車両用受電装置。
  2. 請求項1において、
    前記蓄熱部に蓄積された熱を走行風で放熱する放熱部を有することを特徴とする車両用受電装置。
  3. 請求項1又は2において、
    前記蓄熱部が、蓄熱容器と、
    該蓄熱容器内に充填された前記蓄熱材とからなり、
    前記蓄熱材として相変化物質が用いられることを特徴とする車両用受電装置。
  4. 請求項3において、
    前記受電部から前記蓄熱材への伝熱を促進する伝熱促進部材を前記蓄熱容器内に前記蓄熱容器と接触するように設けることを特徴とする車両用受電装置。
  5. 請求項4において、
    前記伝熱促進部材は、前記蓄熱容器の内壁面から突出する複数のフィンであることを特徴とする車両用受電装置。
  6. 請求項4において、
    前記伝熱促進部材が、複数の板が格子状に配置して形成されてなる格子状部材であることを特徴とする車両用受電装置。
  7. 請求項4において、
    前記伝熱促進部材が、筒状部材であり、長手方向に対して直交する方向の断面形状を丸型又は多角形状としてなることを特徴とする車両用受電装置。
  8. 請求項4において、
    前記伝熱促進部材が、板状部材であり、前記蓄熱容器内に所定間隔で並行に複数配置されてなることを特徴とする車両用受電装置。
  9. 請求項3において、
    前記蓄熱容器に前記蓄熱材を充填するための複数の孔を有することを特徴とする車両用受電装置。
  10. 請求項2乃至9の何れか一つにおいて、
    前記車両が充電するために停止した時に、前記送電部と前記受電部との空間を取り囲む電波遮蔽部材が地面側に設けられ、
    前記マイクロ波の受電が行われない非作動期間においては、前記電波遮蔽部材は前記地面側に収納されることを特徴とする車両用受電装置。
  11. 請求項10において、
    前記送電部が、前記電波遮蔽部材を上下方向に昇降可能とする駆動装置を有し、
    前記マイクロ波の受電が行われる作動期間においては、前記電波遮蔽部材を上方にスライドさせて、前記送電部と前記受電部との空間を取り囲むことを特徴とする車両用受電装置。
  12. 請求項11において、
    前記放熱部が下方に突出する複数のフィンであり、
    前記電波遮蔽部材を上方にスライドした時には、前記フィン同士の間に挿入可能であることを特徴とする車両用受電装置。
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