JP2009298569A - ファイル管理システムおよびファイル管理方法 - Google Patents
ファイル管理システムおよびファイル管理方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009298569A JP2009298569A JP2008157244A JP2008157244A JP2009298569A JP 2009298569 A JP2009298569 A JP 2009298569A JP 2008157244 A JP2008157244 A JP 2008157244A JP 2008157244 A JP2008157244 A JP 2008157244A JP 2009298569 A JP2009298569 A JP 2009298569A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- signal
- tag
- file
- archive
- uhf
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 238000007726 management method Methods 0.000 title claims description 189
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 289
- 230000008054 signal transmission Effects 0.000 claims description 228
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 210
- 238000012545 processing Methods 0.000 claims description 150
- 230000004913 activation Effects 0.000 claims description 97
- 230000008569 process Effects 0.000 claims description 92
- 230000001960 triggered effect Effects 0.000 claims description 10
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 6
- 230000002708 enhancing effect Effects 0.000 abstract 1
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 33
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 28
- 238000003860 storage Methods 0.000 description 14
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 9
- 230000008859 change Effects 0.000 description 6
- 230000005684 electric field Effects 0.000 description 5
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 5
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 description 4
- 230000009471 action Effects 0.000 description 4
- 239000003086 colorant Substances 0.000 description 4
- 238000012546 transfer Methods 0.000 description 4
- 230000008901 benefit Effects 0.000 description 3
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000005286 illumination Methods 0.000 description 2
- 230000000737 periodic effect Effects 0.000 description 2
- 230000004044 response Effects 0.000 description 2
- 230000007704 transition Effects 0.000 description 2
- 230000002457 bidirectional effect Effects 0.000 description 1
- 239000011230 binding agent Substances 0.000 description 1
- 238000004364 calculation method Methods 0.000 description 1
- 238000004590 computer program Methods 0.000 description 1
- 238000012790 confirmation Methods 0.000 description 1
- 238000009826 distribution Methods 0.000 description 1
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
- Warehouses Or Storage Devices (AREA)
Abstract
【解決手段】書庫用無線発信装置は、書庫の扉の開または閉に基づいて、ファイル用無線発信装置に書庫の識別情報を格納した起動要求信号を送信し、ファイル用無線発信装置は、起動要求信号の受信を契機に、当該起動要求信号に含まれる書庫の識別情報と、自装置の識別情報とを格納した起動信号をファイル管理装置へ送信する。そして、ファイル管理装置は、起動信号に格納されている書庫の識別情報と、ファイル用無線発信装置の識別情報とを検出し、それら書庫の識別情報とファイル用無線発信装置の識別情報とを対応付けて記憶したファイル管理テーブルを生成する。
【選択図】図1
Description
"i−Tagキャビネット"、株式会社岡村製作所、「online」、「平成20年05月26日検索」、インターネット<URL:http://www.okamura.co.jp/security/ss/d06.html>
図1は同実施形態によるファイル管理システムの構成を示すブロック図である。
この図で示すようにファイル管理システムは、ファイル管理装置1、UHF(Ultra High Frequency)送信機2、書庫3に取り付けられた書庫用ICタグ31、書庫3に取り付けられた書庫用HF(High Frequency)送信機32、書庫3の扉の開閉のいずれかの信号を切り替える開閉スイッチ33、書庫3に格納されるファイル4に取り付けられたファイル用ICタグ41、無線基地局装置5、ファイル管理システムの管理者や、ファイルを利用する利用者の携帯する携帯HF(High Frequency)送信機6、により構成されている。そして、ファイル管理装置1は、UHF送受信機2および無線基地局装置5とそれぞれ通信ネットワークを介して接続されている。またUHF送受信機2と書庫用ICタグ31やファイル用ICタグ41は無線通信により接続されている。
UHF送受信機2は、書庫3の存在する書庫室に設置される。このUHF送受信機2は、上述の書庫用ICタグ31やファイル用ICタグ41から送信される電波(UHF)を受信する。このUHF送受信機2が受信する書庫用ICタグ31やファイル用ICタグ41からの送信情報には、自信のUHF送受信機2のIDが格納されており、この情報が通信ネットワークを介してファイル管理装置1へ転送される。またファイル管理装置1から、指示情報、例えば特定のICタグに搭載された発光ダイオード(LED)を点灯させるといった指示が通信ネットワークを介してUHF送受信機2へ伝えられる。この伝えられた指示を受けたUHF送受信機2は、電波(UHF)によりファイル用ICタグ41あるいは書庫用ICタグ31へとその情報を送信するなどの処理を行なう。
図2はファイル用ICタグの機能ブロック図である。
この図が示すように、ファイル用ICタグ41は、UHF送受信機2や書庫用HF送信機32など、他の機器と無線信号をやり取りする無線処理部411、自タグの動作を決定する動作処理部412、自タグの操作のための電力を供給する電力供給部413を備える。また、無線処理部411は、電波信号を発信するUHF送受信アンテナ4111、高周波(HF)信号を受信するHF受信コイル4112と接続されている。またファイル用ICタグ41は、利用者による書庫3からおファイル4の持出し時の揺れなどを検知する振動センサ414、発光ダイオード(LED)415を搭載している。なお発光ダイオード415は、利用者が所望のファイル4を探す場合に、収納された書庫3の扉を開けた際には容易に分かるように、そのLEDを点灯させる等の用途に利用される。
この図で示すように書庫用ICタグ31は、無線信号をやり取りする無線処理部311、自タグの動作を決定する動作処理部312、自タグが動作するための電力を供給する電力供給部313を備えている。また書庫用ICタグ31は、無線信号の電波(UHF)を送受信するためのUHF送受信アンテナ3111、高周波(HF)信号を受信するHF受信コイル3112を備えている。さらに書庫用ICタグ31は、揺れを検知する振動センサ314、書庫用ICタグ31の状態を表示する発光ダイオード(LED)315を備えている。また、書庫用ICタグ31は、書庫3内で扉が閉じられた暗い状態と扉を開けた際の明るい状態を検知できる照度センサ(PD)316を備えている。または書庫用ICタグ31は、直接その書庫3の扉の開閉状態を検知する開閉スイッチ33に接続されている。
書庫用HF送信機32は、無線ICタグ(書庫用ICタグ31やファイル用ICタグ41)へ無線信号を発信する無線処理部321、書庫用HF送信機32自身の動作を決める動作処理部322、書庫用HF送信機32を動作させる電力を供給する電力供給部323、そしてファイル管理装置1などと情報をやり取りする外部接続処理部324を備えている。また書庫用HF送信機32は、HF送信コイル325、明るさ暗さを検知する照度センサ326を備えている。または書庫用HF送信機32は、書庫3の扉の開閉状態を直接的に把握する開閉スイッチ33と接続されていてもよい。また無線処理部321は、高周波(HF)の信号を送信するHF送信部3211を備えている。また動作処理部322は、照度センサ326ないし開閉スイッチ33による扉の開閉状態の検出や、ファイル管理装置1の指示を外部接続処理部324から受ける送信機制御部3221、および、書庫用HF送信機32を識別するIDを格納したID格納部3222を備えている。この書庫用HF送信機32のIDは、送信機制御部3221が読み出して、このIDを含むHF信号を送信するよう無線処理部321へ指示することとなる。
携帯HF送信機6は、ファイル用ICタグ41や書庫用ICタグ31との間で情報をやり取りする無線処理部61、この携帯HF送信機6の動作を決める動作処理部62、使用者への表示情報の出力や操作情報の入力を受け付けるユーザインタフェース部63、電力を供給する電力供給部64を備えている。また、携帯HF送信機6は、通信ネットワークに接続されている他の機器との情報のやり取りを行なう外部接続処理部65、ファイル用ICタグ41等の無線ICタグとの間でUHF信号による情報の送受信を行なうためのUHF送受信アンテナ66、HF信号による情報の送信のためのHF送信コイル67を備えている。
UHF送受信機2は、無線ICタグとの間でUHF信号のやり取りをする無線処理部21、無線ICタグからの信号や通信ネットワークを介してファイル管理装置1からの情報を受けて動作を決定する動作処理部22、UHF送受信機2が動作するための電源を供給する電力供給部23、通信ネットワークを介してファイル管理装置1との間で指示等の情報をやり取りする外部接続処理部24を備えている。また、無線ICタグからのUHF信号を受信するUHF受信アンテナ25、無線ICタグへUHF信号を送信するUHF送信アンテナ26を備えている。
次に、ファイル管理システムの処理フローについて説明する。
図7は第1の実施形態におけるファイル管理システム内の処理概要を示す図である。
まず、図7を用いて、書庫3の扉が開いた状態と閉じた状態におけるファイル管理システムの第1の処理について説明する。具体的には、図7を用いて、ファイル用ICタグ41や、書庫用ICタグ31の動作となるタグHF信号受信、タグUHF信号送信、書庫用HF送信機32によるHF信号送信、携帯HF送信機6によるHF信号送信の各動作を説明する。これら各機器の信号の送信や受信の動作において、図7では横軸を時間軸として右方向へ時間が進行することを示している。また図7において、タグHF信号受信、タグUHF信号送信、書庫HF信号送信、携帯HF信号送信といった各送信信号の縦軸は、その信号の電解強度を示している。そして図7において、中央部から左側の矢印により、書庫3が扉を閉じた時間帯を示し、また中央部から右側の矢印により書庫3が扉を開いた時間帯を示す。
携帯HF送信機6がHF信号送信の処理を行なう状況を、図7の最下段の時系列で示す。携帯HF送信機6がHF信号の送信処理を行なう場合、HF信号送信の時間間隔は先の書庫用HF送信機32によるHF信号送信と同じように、αγ(=1.2[sec])と設定する。このHF信号送信の時間間隔は書庫用HF送信機32の場合と同様に、1<α<2と設定し、ファイル用ICタグ41や書庫用ICタグ31ではHF信号受信処理の間隔をγ=1[sec]と設定する。これにより、ファイル用ICタグ41や書庫用ICタグ31におけるタグHF信号受信処理においては、大抵、携帯HF送信機6からの1回のHF信号送信により、その信号の受信ができる。なお、携帯HF送信機6による1回のHF信号送信により、ファイル用ICタグ41や書庫用ICタグ31がそのHF信号を受信した場合、当該ファイル用ICタグ41や書庫用ICタグ31は、書庫用HF送信機32からのHF信号の受信に基づく繰り返しのUHF信号の送信の場合とは異なり、1回のみUHF信号送信の処理を行なう。ファイル用ICタグ41や書庫用ICタグ31において携帯HF送信機6から送信されたHF信号の受信に基づくUHF信号送信処理の例を、図7の2段目の時系列における下側にのびている信号の矩形で示す。この書庫用HF送信機32のHF信号送信に基づくファイル用ICタグ41や書庫用ICタグ31のUHF信号送信においても、当該信号には、ファイル用ICタグ41や書庫用ICタグ31が自身で記憶しているIDと、携帯HF送信機6が送信したHF信号に格納されている携帯HF送信機6のIDが格納される。
この図8で説明するタグUHF信号の送信タイミングは、ファイル用ICタグ41や書庫用ICタグ31がHF信号を受信した直後にタグUHF信号の送信タイミングを設定する例を示している。
図8では、図7と同じく、図の中央から左側の矢印により、書庫3が扉を閉じた時間帯を示し、また中央から右側の矢印により書庫3が扉を開いた時間帯を示している。またファイル用ICタグ41や書庫用ICタグ31によるタグHF信号受信の処理において、タグHF信号受信をβ[sec](=1msec)の時間幅で行い、そのタグHF信号受信の間隔をγ[sec](=1sec)で繰り返すものとする。また、書庫HF信号ないし携帯HF信号は、微弱無線かつαγ[sec](=1.2sec,1<α<2)の時間幅で送信されるものとする。そしてこれらHF信号を、先のファイル用ICタグ41や書庫用ICタグ31におけるタグHF信号受信の処理により受信する。ここまでの各機器の動作は図7と同様である。そして、この後でファイル用ICタグ41や書庫用ICタグ31がタグUHF信号を送信するが、図8と図7の相違点は、このファイル用ICタグ41や書庫用ICタグ31におけるタグUHF信号送信の処理を、書庫HF信号ないし携帯HF信号の受信後、直ちに行なう点である。
この図9で説明するタグUHF信号の送信タイミングは、ファイル用ICタグ41や書庫用ICタグ31がHF信号を受信した後の次のHF信号受信処理を行うタイミングの直前にタグUHF信号の送信タイミングを設定する例を示している。
先の図7や図8と同じく、図9においても、図の中央から左側の矢印により、書庫3が扉を閉じた時間帯を示し、また中央から右側の矢印により書庫3が扉を開いた時間帯を示している。また、図7、図8と同様に、図9による処理においても、ファイル用ICタグ41や書庫用ICタグ31によるタグHF信号受信の処理において、その信号の受信処理をβ[sec](=1msec)の時間幅で行い、そのタグHF信号受信の間隔をγ[sec](=1sec)で繰り返すものとする。また、書庫HF信号送信ないし携帯HF信号送信によるHF信号は、微弱無線かつαγ[sec](=1.2sec,1<α<2)の時間幅で送信されるものとする。これら図9を用いて説明するファイル管理システムの各機器の動作は、図7と図8と同様である。そして、この後、ファイル用ICタグ41や書庫用ICタグ31がタグUHF信号を送信するが、図7や図8と、図9の相違点は、このファイル用ICタグ41や書庫用ICタグ31におけるタグUHF信号送信の処理が、書庫HF信号送信ないし携帯HF信号送信によるHF信号の受信後、次のHF信号受信処理を行うタイミングの直前にタグUHF信号の送信タイミングを設定する点である。
この図10で説明するタグUHF信号の送信タイミングは、ファイル用ICタグ41や書庫用ICタグ31がHF信号を受信した後のUHF信号の送信をランダムな時間経過後に行う場合の例を示している。
先の図7〜図9と同じく、図10においても、図の中央から左側の矢印により、書庫3が扉を閉じた時間帯を示し、また中央から右側の矢印により書庫3が扉を開いた時間帯を示している。また、図7〜図9と同様に、図10による処理においても、ファイル用ICタグ41や書庫用ICタグ31によるタグHF信号受信の処理において、タグHF信号受信をβ[sec](=1msec)の時間幅で行い、そのタグHF信号受信の間隔をγ[sec](=1sec)で繰り返すものとする。また、書庫HF信号ないし携帯HF信号は、微弱無線かつαγ[sec](=1.2sec,1<α<2)の時間幅で送信されるものとする。図10を用いて説明するファイル管理システムの各機器のここまでの動作は、図7〜図9と同様である。そして、この後、ファイル用ICタグ41や書庫用ICタグ31がタグUHF信号を送信するが、図7〜図9と、図10の相違点は、このファイル用ICタグ41や書庫用ICタグ31におけるタグUHF信号送信の処理が、書庫HF信号送信ないし携帯HF信号送信によるHF信号の受信後、ランダムな時間経過後に行なう点である。
この図11で説明するタグUHF信号の送信タイミングは、ファイル用ICタグ41や書庫用ICタグ31がHF信号を受信した後であって、当該HF信号を送信する送信機側でのHF信号の送信が完了した後に、UHF信号の送信を行う場合の例を示している。
先の図7〜図10と同じく、図11においても、図の中央から左側の矢印により、書庫3が扉を閉じた時間帯を示し、また中央から右側の矢印により書庫3が扉を開いた時間帯を示している。また、図7〜図10と同様に、図11による処理においても、ファイル用ICタグ41や書庫用ICタグ31によるタグHF信号受信の処理において、タグHF信号受信をβ[sec](=1msec)の時間幅で行い、そのタグHF信号受信の間隔をγ[sec](=1sec)で繰り返すものとする。また、書庫HF信号ないし携帯HF信号は、微弱無線かつαγ[sec](=1.2sec,1<α<2)の時間幅で送信されるものとする。図11を用いて説明するファイル管理システムの各機器のここまでの動作は、図7〜図10と同様である。そして、この後、ファイル用ICタグ41や書庫用ICタグ31がタグUHF信号を送信するが、図7〜図10と、図11の相違点は、このファイル用ICタグ41や書庫用ICタグ31におけるタグUHF信号送信の処理を、HF信号を送信する送信機側でのHF信号の送信が完了した後に行う点である。
τ11=αγ(1−λ11/λmax)=1.2sec×(1−600/1800)=0.8sec
と計算でき、τ11=0.8sec経過後にHF信号送信が完了すると推定することができる。
次に、図12を用いて、無線ICタグ(ファイル用ICタグ41や書庫用ICタグ31)のHF信号の受信後におけるUHF信号の送信処理の繰り返しにおいて、そのUHF信号のタイムアウトをどう判定するかを説明する。
図12には、タグHF信号受信の処理、タグUHF信号送信の処理、書庫HF信号送信の処理に関する時系列の各処理を示している。また、図12において、中央の矢印により書庫3の扉が開いた時間帯を示し、左右の矢印により書庫3の扉が閉じた時間帯を示している。まず、図12の左側の矢印で示す時間帯は、書庫3の扉が閉じた状態の時間帯である。この状態においては、タグUHF信号送信と書庫HF信号送信の処理はなく、タグHF信号受信の処理のみが、γ[sec](=1sec)の定期的な間隔で時間幅β[sec](=1msec)により繰り返し行なわれている。
次に、図13を用いて各機器間の処理の流れについて説明する。
図13においては説明の便宜上、ファイル管理システムの動作の説明に必要な数の各機器についてのみ示すこととするが、実際には、書庫3の数の書庫用HF送信機32、書庫用ICタグ31があり、また書庫3に収納されたファイルの数分のファイル用ICタグ41があり、さらに書庫室の部屋の広さや廊下や建物の出入り口など要所にUHF送受信機2が必要な台数分設置されるものとする。そして、図13において、これらの機器についての双方向の信号も含めて左側から順に信号の流れに従って説明する。
まず、図13より、書庫用HF送信機32と携帯HF送信機6が、ファイル用ICタグ41や書庫用ICタグ31へHF信号を送信する。これら書庫用HF送信機32や携帯HF送信機6がHF信号を送信する契機は、書庫用HF送信機32においては書庫3の扉に付けた開閉スイッチ33または照度センサ326による扉の開状態の検知であり、携帯HF送信機6においては利用者による操作入力部632の操作である。
図14で示すように、書庫3A,3B,3Cには、書庫用HF送信機32と書庫用ICタグ31がそれぞれ1台ずつ取り付けられ、また各書庫に収納されるファイル4それぞれにはファイル用ICタグ41が取り付けられる。すなわち、書庫3Aには、書庫用HF送信機32A、書庫用ICタグ31Aが1台ずつ取り付けられ、これに加えファイル用ICタグ41−1a,41−2a,・・・,41−Naが、書庫3Aに収納されているファイル1a〜Naのそれぞれに取り付けられる。同様に、書庫3Bには書庫用HF送信機32B、書庫用ICタグ31Bが1台ずつ取り付けられ、これに加えてファイル用ICタグ41−1b,41−2b,・・・,41−Nbが、書庫3Bに収納されているファイル1b〜Nbのそれぞれに取り付けられる。さらに書庫3Cには書庫用HF送信機32C、書庫用ICタグ31Cが1台ずつ取り付けられ、これに加えてファイル用ICタグ41−1c,41−2c,・・・41−Ncが、書庫3Cに収納されているファイル1c〜Ncのそれぞれに取り付けられる。そして書庫3A〜3Cに取り付けられた各書庫用ICタグ31A〜31Cや、書庫3A〜3Cに収納されるファイル4に取り付けられた各ファイル用ICタグ41からUHF信号が発信されてUHF送受信機2を介してファイル管理装置1へ送信される。
ファイル管理装置1は、各書庫に取り付けられた機器や、各書庫に収納されるファイルに取り付けられたファイル用ICタグ41の機器IDの管理を行う。図15では、各機器のIDの番号を16進数表示しており、書庫用HF送信機32のIDは5桁(20bit)、書庫用ICタグ31やファイル用ICタグ41など無線ICタグのIDは6桁(24bit)表記とする。図15で示す機器IDテーブルはファイル管理装置1が記憶しているものとする。
図17はUHF送受信機受信情報テーブル(2)を示す図である。
図18はUHF送受信機受信情報テーブル(3)を示す図である。
ここで、図16のUHF送受信機受信情報テーブル(1)は、書庫3Aに取り付けられた無線ICタグ(書庫用ICタグ31Aやファイル用ICタグ41−1a〜Na)からUHF送受信機2に送信され、また当該UHF送受信機2を介してファイル管理装置1が受信したものである。また、図17のUHF送受信機受信情報テーブル(2)は、書庫3Bに取り付けられた無線ICタグ(書庫用ICタグ31Bやファイル用ICタグ41−1b〜Nb)からUHF送受信機2に送信され、また当該UHF送受信機2を介してファイル管理装置1が受信したものである。また、図18のUHF送受信機受信情報テーブル(3)は、書庫3Cに取り付けられた無線ICタグ(書庫用ICタグ31Cやファイル用ICタグ41−1c〜Nc)からUHF送受信機2に送信され、また当該UHF送受信機2を介してファイル管理装置1が受信したものである。
この図16〜図18で示すUHF送受信機受信情報テーブル内の情報のうち、ID部分の情報に基づいてファイル管理装置1はどの書庫にどのファイルICタグ41の取り付けられたファイルが収納されているかを算出する。
まずファイル管理装置1は、図16のUHF送受信機受信情報テーブル(1)における(1)の欄の受信情報より、UHF送受信機2の受信した「000A00」の1つのIDを、当該UHF送受信機2から通信ネットワークを介して受信していることが分かる。ここでファイル管理装置1は、このIDを書庫3Aの情報に対応付けて記憶している。これによりファイル管理装置1は、「000A00」が、書庫3Aに取り付けられている書庫用ICタグ31AのIDであることを検出する。また、信号の中に1つだけIDが格納されていることが検出できるが、1つのIDのみを格納してUHF信号を送信する状況は、書庫用ICタグ31が、開閉スイッチ33または書庫3Aに取り付けられた照度センサ316からの信号に基づいて扉の開状態を検知して、UHF信号を送信する場合である。従って、ファイル管理装置1は、UHF送受信機受信情報テーブルの(1)の欄から、UHF送受信機2の受信した「000A00」の1つのIDを読み取って、その情報により、そのIDが開閉スイッチ33または書庫3Aに取り付けられた照度センサ316からの信号に基づいて書庫用ICタグ31Aが扉の開状態を検知した際に、自身のIDをUHF信号により送信したものであると推定できる。これによりファイル管理装置1は、図15の機器IDテーブルにおいて書庫3Aの情報と、書庫用ICタグ31AのID「000A00」と、そのIDを送信した書庫用ICタグ31Aの任意の機器名とを対応付けて記憶する。
次に、図19用いて、図14で示した各書庫のファイルの収納状態において、ある利用者がファイルを借り出し、その後に異なる書庫にファイルを返却収納した場合の例について以下説明する。
図19より、まず利用者が書庫3Bに収納され、ファイル用ICタグ41−2b(ID;000690)の取り付けられたファイル4を借り出したとする。すると、書庫3Bに収納されているファイル数はN−1となる。これにより、書庫3Bの扉が閉められるまでの間には、ファイル用ICタグ41−2bからUHF信号(図15中(9)の信号)は発信されない。このときUHF送受信機2が受信する書庫3Bに関係する情報を図20のUHF送受信機受信情報テーブル(4)に示す。図20では、図17のUHF送受信機受信情報テーブル(2)におけるUHF信号の受信情報と比べて、ファイル借り出しにより、(9)の欄のファイル用ICタグ41−2bからのUHF信号の受信がなくなることを示している。
この図が示すように、変更後の機器IDテーブルにおいては、書庫3Bに関連する情報として元々ファイル用ICタグ41−Nbとして記録されていたID=00690のファイル用ICタグの情報が削除され、書庫3Aに関連する情報として、従来の情報に加え、ファイル用ICタグ41−N+1aと便宜上付けられた機器名のID=00690のファイル用ICタグの情報が追加されることとなる。
図23を用いて、上述の機器IDテーブルの登録、更新等の生成処理についての一般的な動作について順を追って説明する。
上述の処理においてファイル管理装置1は、まず、一定時間内にUHF信号を受信したUHF送受信機2から情報の転送を受けたか否かを判定する(ステップS101)。そして、UHF信号の情報の転送を受けていなければ処理を終了し、またUHF信号の情報の転送を受けているのであれば、UHF信号の情報を処理部で受け取り(ステップS102)、その情報に格納されている全てのIDを読み出す(ステップS103)。そして、ファイル管理装置1はそのIDの中に書庫用HF送信機32のIDが存在するか否かを判定する(ステップS104)。そしてファイル管理装置1は、書庫用HF送信機32のIDが存在しない場合には、そのIDが書庫用ICタグのIDと判定できるが(書庫用ICタグ31が、書庫用HF送信機32からHF信号を受ける前に、扉の開状態を検知して、自身のIDのみを格納したUHF信号を送信しているため)、このIDが既に機器IDテーブルに登録されているかを判定する(ステップS105)。つまり、最初に扉が開いたときであれば書庫用HF送信機32のIDは登録されていないが、2回目以降に扉が開いた場合であれば既に書庫用HF送信機32のIDが登録されているため、その登録の有無の判断を行なっている。そして、既に書庫用HF送信機32にIDが登録されているのであれば、そのままの状態でステップS101に遷移し、次のUHF信号の情報の受信を待機する。またステップS105で書庫用ICタグ31のIDが登録されていなければ、その書庫用ICタグ31のIDを、当該IDに対応付けて予め記憶されている書庫の情報(書庫の識別情報;書庫A、書庫B、書庫Cなど)に対応付けて機器IDテーブルに登録する(ステップS106)。
次に、第2の実施形態によるファイル管理システムについて説明する。
第2の実施形態によるファイル管理システムでは、第1の実施形態によるファイル管理システムと同じ機器構成である。また各機器の機能ブロックも、図2〜図6で示した機能ブロックと同様である。さらに第2の実施形態によるファイル管理システム内の各機器間の信号送受信の関係は、図13で示す第1の実施形態によるファイル管理システムの各機器間の信号送受信の関係と同様である。またさらに、第1の実施形態において説明した図14〜図23の処理フローや機器IDテーブルの生成、更新に関する処理は、第2の実施形態においても同様の処理となる。しかしながら、第2の実施形態と第1の実施形態の各ファイル管理システムにおける相違点は、第2の実施形態の処理においては、書庫3の扉が閉じた状態でHF送信機がHF信号を送信し、書庫3の扉が開いた状態ではHF送信機によるHF信号の送信や、無線ICタグによるUHF信号の送信が停止される点である。つまり、HF信号およびUHF信号の送信タイミングが、第1の実施形態は書庫3の扉が開いている間であるのに対し、第2の実施形態では書庫3の扉が閉じている間に設定される点で異なっており、それ以外の処理や機能については第1の実施形態と第2の実施形態とは同じである。
図24においては1段目にタグHF信号の受信処理、2段目にタグUHF信号の送信処理、3段目に書庫HF信号の送信処理、の各概要を時系列に示している。また、この図においては図の中央の矢印により書庫3が扉を開いた時間帯を示し、その中央の矢印の左右の2つの矢印により書庫3が閉じた時間帯を示している。
そして、まず左側の矢印で示す書庫3が扉を閉じた状態においては、書庫3に取り付けられた書庫用HF送信機32が、自装置に搭載された開閉スイッチ33ないし照度センサ326より書庫3の扉の閉状態の信号を受信し、その信号に基づいて書庫の閉状態を検出する。例えば照度センサ326であれば閾値より低い照度の値を信号として受信していれば閉状態と検出する。また開閉スイッチ33であれば扉が閉状態である時のスイッチの開または閉を判定しそれにより扉の閉状態を検出する。そしてこの閉状態の検出に基づいて、書庫用HF送信機32は、微弱無線かつαγ[sec](=1.2sec)の時間幅および60sec(=50×1.2sec=ωαγ)間隔で、繰り返し書庫HF信号を送信する。
図25では、第2の実施形態におけるUHF信号送信タイミングの第1の例として書庫用HF送信機32からのHF信号を受信した一定時間後に、無線ICタグがUHF信号を送信する例を示している。なお図25で示す第2の実施形態によるタグUHF信号の送信タイミング設定方式は、図7で示す第1の実施形態によるタグUHF信号の送信タイミング設定方式と、無線ICタグがHF信号を受信してからUHF信号を送信する処理手順において同様のものである。この図25では、図の中央から左側の矢印により、書庫3が扉を閉じた時間帯を示し、また右側の矢印により書庫3が扉を開いた時間帯を示している。そして図25の例では、タグUHF信号の送信タイミングを、書庫HF信号を無線ICタグにおけるタグHF信号受信の処理により受信してから一定時間後に設定して、UHF信号の送信を行う(タグUHF信号送信の時系列における上側に伸びる信号矩形)。この一定時間(図25では“fixed”と記載)を、タグHF信号の受信の繰り返し間隔より短くし(つまり、fixed <γ=1sec)、例えば0.25secと設定する。また、携帯HF送信機6による携帯HF信号をタグHF信号受信の処理において受信すると、無線ICタグは、当該携帯HF信号を受信してから一定時間後にタグUHF信号の送信を行なう(タグUHF信号送信の時系列における下側に伸びる信号矩形)。そして図25で示すような方法は、タグUHF信号の送信タイミングを、HF信号の受信からある時間後に行なう代表例であるが、この他、UHF信号の送信タイミングの設定例が幾つか考えられるため、そのUHF信号の送信タイミングの他の例について以下説明する。
この図26では、図25と同様に、図の中央から左側の矢印により、書庫3が扉を閉じた時間帯を示し、また右側の矢印により書庫3が扉を開いた時間帯を示している。また図26においても、無線ICタグにおけるタグHF信号受信の処理は時間幅β[sec](=1msec)およびγ[sec](=1sec)毎の定期的な間隔で繰り返す。また、書庫3の扉が閉状態の場合に、微弱無線かつαγ[sec](=1.2sec,1<α<2)の時間幅で、書庫HF信号送信の処理または携帯HF信号送信の処理が行なわれる。なお、書庫3の扉が開いている状態においては書庫HF信号送信の処理が停止されるが、携帯HF送信機6は書庫3の扉の開閉状態に無関係で、利用者の操作にもとづいてHF信号を送信できるものとする。このHF信号は、無線ICタグがHF信号受信の処理により受け付ける。なお以上の各機器の動作は図25も図26の例も同様である。しかしながら、図25における機器の動作と相違する点は、無線ICタグがHF送信機からのHF信号の受信後に、UHF信号の送信を直ちに行なう点で異なる。なお図26で示す第2の実施形態によるタグUHF信号の送信タイミング設定方式は、図8で示す第1の実施形態によるタグUHF信号の送信タイミング設定方式と、無線ICタグがHF信号を受信してからUHF信号を送信する処理手順において同様のものである。
この図27では、図25、図26と同様に、図の中央から左側の矢印により、書庫3が扉を閉じた時間帯を示し、また右側の矢印により書庫3が扉を開いた時間帯を示している。また図27においても、無線ICタグにおけるタグHF信号受信の処理は時間幅β[sec](=1msec)およびγ[sec](=1sec)毎の定期的な間隔で繰り返す。また、書庫3の扉が閉状態の場合に、微弱無線かつαγ[sec](=1.2sec,1<α<2)の時間幅で、書庫HF信号送信の処理または携帯HF信号送信の処理が行なわれる。なお、書庫3の扉が開いている状態においては書庫HF信号送信の処理が停止されるが、携帯HF送信機6は書庫3の扉の開閉状態に無関係で、利用者の操作にもとづいてHF信号を送信できるものとする。このHF信号は、無線ICタグのHF信号受信の処理により受け付ける。なお以上の各機器の動作は図25も図26の例と同様である。しかしながら、図25や図26と、図27のUHF信号送信タイミングの相違点は、ファイル用ICタグ41や書庫用ICタグ31におけるタグUHF信号送信の処理が、書庫HF信号送信ないし携帯HF信号送信によるHF信号の受信後、次のHF信号受信処理を行うタイミングの直前にタグUHF信号の送信タイミングを設定する点である。なお図27で示す第2の実施形態によるタグUHF信号の送信タイミング設定方式は、図9で示す第1の実施形態によるタグUHF信号の送信タイミング設定方式と、無線ICタグがHF信号を受信してからUHF信号を送信する処理手順において同様のものである。
この図28では、図25〜図27と同様に、図の中央から左側の矢印により、書庫3が扉を閉じた時間帯を示し、また右側の矢印により書庫3が扉を開いた時間帯を示している。また図28においても、無線ICタグにおけるタグHF信号受信の処理は時間幅β[sec](=1msec)およびγ[sec](=1sec)毎の定期的な間隔で繰り返す。また、書庫3の扉が閉状態の場合に、微弱無線かつαγ[sec](=1.2sec,1<α<2)の時間幅で、書庫HF信号送信の処理または携帯HF信号送信の処理が行なわれる。なお、書庫3の扉が開いている状態においては書庫HF信号送信の処理が停止されるが、携帯HF送信機6は書庫3の扉の開閉状態に無関係で、利用者の操作にもとづいてHF信号を送信するものとする。
このHF信号は、無線ICタグのHF信号受信の処理により受け付ける。なお以上の各機器の動作は図25〜図27の例と同様である。しかしながら、図25〜図27と、図28のUHF信号送信タイミングの相違点は、ファイル用ICタグ41や書庫用ICタグ31におけるタグUHF信号送信の処理が、書庫HF信号送信ないし携帯HF信号送信によるHF信号の受信後、ランダムな時間経過後に行なう点である。なお図28で示す第2の実施形態によるタグUHF信号の送信タイミング設定方式は、図10で示す第1の実施形態によるタグUHF信号の送信タイミング設定方式と、無線ICタグがHF信号を受信してからUHF信号を送信する処理手順において同様のものである。
この図29では、図25〜図28と同様に、図の中央から左側の矢印により、書庫3が扉を閉じた時間帯を示し、また右側の矢印により書庫3が扉を開いた時間帯を示している。また図29においても、無線ICタグにおけるタグHF信号受信の処理は時間幅β[sec](=1msec)およびγ[sec](=1sec)毎の定期的な間隔で繰り返す。また、書庫3の扉が閉状態の場合に、微弱無線かつαγ[sec](=1.2sec,1<α<2)の時間幅で、書庫HF信号送信の処理または携帯HF信号送信の処理が行なわれる。なお、書庫3の扉が開いている状態においては書庫HF信号送信の処理が停止されるが、携帯HF送信機6は書庫3の扉の開閉状態に無関係で、利用者の操作にもとづいてHF信号を送信するものとする。このHF信号は、無線ICタグのHF信号受信の処理により受け付ける。なお以上の各機器の動作は図25〜図28の例と同様である。しかしながら、図25〜図28と、図29のUHF信号送信タイミングの相違点は、ファイル用ICタグ41や書庫用ICタグ31におけるタグUHF信号送信の処理を、HF信号を送信する送信機側でのHF信号の送信が完全に完了した後に行う点である。なお図29で示す第2の実施形態によるタグUHF信号の送信タイミング設定方式は、図11で示す第1の実施形態によるタグUHF信号の送信タイミング設定方式と、無線ICタグがHF信号を受信してからUHF信号を送信する処理手順において同様のものである。
τ29=αγ(1−λ29/λmax)=1.2sec×(1−780/1800)=0.68sec
と計算でき、0.68sec経過後にHF信号送信が完了すると判定することができる。そして、この算出時間τ29(=0.68sec)経過後に無線ICタグはUHF信号の送信を行う。このようにすることで確実にHF送信機側におけるHF信号の送信完了後に、無線ICタグにおけるUHF信号の送信がなされる。従って、携帯HF送信機6がHF信号の送信とタグUHF信号の受信を同時並行して動作する高い性能を持つ必要性が全くなくなる。
2・・・UHF送受信機
3・・・書庫
4・・・ファイル
5・・・無線基地局装置
6・・・携帯HF送信機
31・・・書庫用ICタグ
32・・・書庫用HF送信機
33・・・開閉スイッチ
41・・・ファイル用ICタグ
Claims (12)
- 書庫に取り付けられた書庫用無線発信装置と、前記書庫に収納されるファイルに取り付けられたファイル用無線発信装置と、ファイル管理装置とを少なくとも有するファイル管理システムであって、
前記書庫用無線発信装置は、
書庫の扉の開または閉に基づいて、前記ファイル用無線発信装置に前記書庫の識別情報を格納した起動要求信号を送信する起動要求信号送信手段を備え、
前記ファイル用無線発信装置は、
前記起動要求信号の受信を契機に、当該起動要求信号に含まれる前記書庫の識別情報と、自装置の識別情報とを格納した起動信号を前記ファイル管理装置へ送信する起動信号送信手段を備え、
前記ファイル管理装置は、
前記起動信号を受信する起動信号受信手段と、
前記起動信号に格納されている前記書庫の識別情報と、前記ファイル用無線発信装置の識別情報とを検出する識別情報検出手段と、
前記書庫の識別情報と前記ファイル用無線発信装置の識別情報とを対応付けて記憶したファイル管理テーブルを生成するファイル管理テーブル生成手段と、
を備えることを特徴とするファイル管理システム。 - 前記ファイル管理装置のファイル管理テーブル生成手段は、
前記ファイル管理テーブルに既に記録されている前記書庫の識別情報と前記ファイル用無線発信装置の識別情報との組合せと、新たに受信した起動信号に格納されている前記書庫の識別情報と前記ファイル用無線発信装置の識別情報との組合せと、を比較して、一致しない場合には、前記ファイル管理テーブルに既に記録されている前記書庫の識別情報と前記ファイル用無線発信装置の識別情報との組合せの情報を削除し、前記新たに受信した起動信号に格納されている前記書庫の識別情報と前記ファイル用無線発信装置の識別情報との組合せを対応付けて、前記ファイル管理テーブルへ記録する
ことを特徴とする請求項1に記載のファイル管理システム。 - 前記ファイル用無線発信装置は、
前記起動要求信号を、β時間長、γ時間周期(β<γ)で受信処理する受信処理手段と、
前記起動要求信号を受信した後の前記起動信号の1回目の送信後、2回目以降の前記起動信号の送信をランダムな周期で送信制御する起動信号送信制御手段と、
前記書庫用無線発信装置は、前記起動要求信号をαγ(1<α<2)時間長で周期的に送信する起動要求信号送信制御手段と、
を備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のファイル管理システム。 - 前記書庫用無線発信装置は、前記書庫の扉の開または閉を、当該開または閉を検出する開閉スイッチからの開または閉を示す信号値、または前記書庫の照度を検出する照度検出装置からの照度値、の何れかに基づいて検出する開閉検出手段と、
を備えることを特徴とする請求項1から請求項3の何れかに記載のファイル管理システム。 - 前記ファイル用無線発信装置の前記起動信号送信制御手段は、前記1回目の起動信号の送信を、前記起動要求信号の受信から一定時間経過後に行なう
ことを特徴とする請求項3または請求項4の何れかに記載のファイル管理システム。 - 前記ファイル用無線発信装置の前記起動信号送信制御手段は、前記1回目の起動信号の送信を、前記起動要求信号の受信の直後に行う
ことを特徴とする請求項3または請求項4の何れかに記載のファイル管理システム。 - 前記ファイル用無線発信装置の前記起動信号送信制御手段は、前記1回目の起動信号の送信を、当該起動信号の送信開始の処理の契機となった前記起動要求信号の受信処理の、次の受信処理の直前に行う
ことを特徴とする請求項3または請求項4の何れかに記載のファイル管理システム。 - 前記ファイル用無線発信装置の前記起動信号送信制御手段は、前記1回目の起動信号の送信を、前記起動要求信号の受信後のランダムな時間経過後に行なう
ことを特徴とする請求項3または請求項4の何れかに記載のファイル管理システム。 - 前記ファイル用無線発信装置の前記起動信号送信制御手段は、前記1回目の起動信号の送信を、当該起動信号の送信開始の処理の契機となった前記起動要求信号の前記書庫用無線発信装置における送信終了後に行なう
ことを特徴とする請求項3または請求項4の何れかに記載のファイル管理システム。 - 書庫に取り付けられた書庫用無線発信装置と、前記書庫に収納されるファイルに取り付けられたファイル用無線発信装置と、ファイル管理装置とを少なくとも有するファイル管理システムにおけるファイル管理方法であって、
前記書庫用無線発信装置が、書庫の扉の開または閉に基づいて、前記ファイル用無線発信装置に前記書庫の識別情報を格納した起動要求信号を送信し、
前記ファイル用無線発信装置が、前記起動要求信号の受信を契機に、当該起動要求信号に含まれる前記書庫の識別情報と、自装置の識別情報とを格納した起動信号を前記ファイル管理装置へ送信し、
前記ファイル管理装置は、前記起動信号を受信して、当該起動信号に格納されている前記書庫の識別情報と、前記ファイル用無線発信装置の識別情報とを検出し、前記書庫の識別情報と前記ファイル用無線発信装置の識別情報とを対応付けて記憶したファイル管理テーブルを生成する
ことを特徴とするファイル管理方法。 - 前記ファイル管理装置は、
前記ファイル管理テーブルに既に記録されている前記書庫の識別情報と前記ファイル用無線発信装置の識別情報との組合せと、新たに受信した起動信号に格納されている前記書庫の識別情報と前記ファイル用無線発信装置の識別情報との組合せと、を比較して、一致しない場合には、前記ファイル管理テーブルに既に記録されている前記書庫の識別情報と前記ファイル用無線発信装置の識別情報との組合せの情報を削除し、前記新たに受信した起動信号に格納されている前記書庫の識別情報と前記ファイル用無線発信装置の識別情報との組合せを対応付けて、前記ファイル管理テーブルへ記録する
ことを特徴とする請求項10に記載のファイル管理方法。 - 前記ファイル用無線発信装置は、前記起動要求信号を、β時間長、γ時間周期(β<γ)で受信処理し、前記起動要求信号を受信した後の前記起動信号の1回目の送信後、2回目以降の前記起動信号の送信をランダムな周期で送信制御し、
前記書庫用無線発信装置は、前記起動要求信号をαγ(1<α<2)時間長で周期的に送信する
ことを特徴とする請求項10または請求項11に記載のファイル管理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008157244A JP4896928B2 (ja) | 2008-06-16 | 2008-06-16 | ファイル管理システムおよびファイル管理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008157244A JP4896928B2 (ja) | 2008-06-16 | 2008-06-16 | ファイル管理システムおよびファイル管理方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009298569A true JP2009298569A (ja) | 2009-12-24 |
JP4896928B2 JP4896928B2 (ja) | 2012-03-14 |
Family
ID=41545882
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008157244A Active JP4896928B2 (ja) | 2008-06-16 | 2008-06-16 | ファイル管理システムおよびファイル管理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4896928B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016219019A (ja) * | 2016-06-07 | 2016-12-22 | 株式会社日立システムズエンジニアリングサービス | 店舗内位置情報管理システム |
WO2022201584A1 (ja) * | 2021-03-23 | 2022-09-29 | 日立グローバルライフソリューションズ株式会社 | 在庫管理システム、在庫管理装置及び保管庫 |
Citations (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1059507A (ja) * | 1996-08-21 | 1998-03-03 | Oki Electric Ind Co Ltd | 図書管理システム |
JPH1179328A (ja) * | 1997-09-05 | 1999-03-23 | Toshiba Corp | 貸出用収納物管理方式 |
JP2005145703A (ja) * | 2003-11-19 | 2005-06-09 | Okamura Corp | 什器を用いた物品管理システム |
JP2005263480A (ja) * | 2004-03-22 | 2005-09-29 | Nec Corp | Rfidリーダ、在庫管理システムおよび在庫管理方法 |
JP2005350205A (ja) * | 2004-06-10 | 2005-12-22 | Toshiba Plant Systems & Services Corp | 物品管理システム |
JP2006044828A (ja) * | 2004-07-30 | 2006-02-16 | Kokuyo Co Ltd | 物品管理システム |
JP2006298581A (ja) * | 2005-04-21 | 2006-11-02 | Kiyoshi Kato | 物品の収納位置検出装置およびカルテの収納位置検出装置 |
US20080094214A1 (en) * | 2006-03-27 | 2008-04-24 | Neology, Inc. | Systems and methods for managing inventory of items held in a cabinet using radio frequency identification (rfid) |
JP2009184781A (ja) * | 2008-02-06 | 2009-08-20 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 書庫管理システム及び書庫管理方法 |
-
2008
- 2008-06-16 JP JP2008157244A patent/JP4896928B2/ja active Active
Patent Citations (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1059507A (ja) * | 1996-08-21 | 1998-03-03 | Oki Electric Ind Co Ltd | 図書管理システム |
JPH1179328A (ja) * | 1997-09-05 | 1999-03-23 | Toshiba Corp | 貸出用収納物管理方式 |
JP2005145703A (ja) * | 2003-11-19 | 2005-06-09 | Okamura Corp | 什器を用いた物品管理システム |
JP2005263480A (ja) * | 2004-03-22 | 2005-09-29 | Nec Corp | Rfidリーダ、在庫管理システムおよび在庫管理方法 |
JP2005350205A (ja) * | 2004-06-10 | 2005-12-22 | Toshiba Plant Systems & Services Corp | 物品管理システム |
JP2006044828A (ja) * | 2004-07-30 | 2006-02-16 | Kokuyo Co Ltd | 物品管理システム |
JP2006298581A (ja) * | 2005-04-21 | 2006-11-02 | Kiyoshi Kato | 物品の収納位置検出装置およびカルテの収納位置検出装置 |
US20080094214A1 (en) * | 2006-03-27 | 2008-04-24 | Neology, Inc. | Systems and methods for managing inventory of items held in a cabinet using radio frequency identification (rfid) |
JP2009184781A (ja) * | 2008-02-06 | 2009-08-20 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 書庫管理システム及び書庫管理方法 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016219019A (ja) * | 2016-06-07 | 2016-12-22 | 株式会社日立システムズエンジニアリングサービス | 店舗内位置情報管理システム |
WO2022201584A1 (ja) * | 2021-03-23 | 2022-09-29 | 日立グローバルライフソリューションズ株式会社 | 在庫管理システム、在庫管理装置及び保管庫 |
JP7522689B2 (ja) | 2021-03-23 | 2024-07-25 | 日立グローバルライフソリューションズ株式会社 | 在庫管理システム、在庫管理装置及び保管庫 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4896928B2 (ja) | 2012-03-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US11727239B2 (en) | Asset tag and methods and devices for restocking and asset tracking | |
US6791467B1 (en) | Adaptive remote controller | |
CN102741893B (zh) | 零售产品跟踪系统、方法和装置 | |
CN100358309C (zh) | 给网络中的设备分配名称的方法和电路装置 | |
KR100814456B1 (ko) | 알에프아이디 태그 인식을 통한 모빌랙의 물품 수납관리시스템 및 그 방법 | |
CN101329715B (zh) | 具有自动管理系统的储物柜 | |
CN104756481A (zh) | 智能设备系统的家电控制功能 | |
WO2008088398A2 (en) | System, method, and device for controlled user tracking | |
KR101014031B1 (ko) | 전자 기기 제어 장치, 전자 기기 제어 시스템 및 전자기기 제어 방법 | |
CA2717597A1 (en) | Equipment management system | |
CN112009933B (zh) | 保管库 | |
KR101698679B1 (ko) | 가시광 통신을 이용한 출입 제어 장치 및 방법 | |
JP2020061123A (ja) | 個人が設定した物品の位置を追跡する端末、その個人が設定した物品の位置を追跡する端末を用いた位置追跡システム及び方法 | |
CN101621436A (zh) | 一种基于无线网状网的服务提供系统及终端设备 | |
KR101239526B1 (ko) | 지그비와 rfid를 이용한 가전기기 제어 방법 및 장치와그 시스템 | |
CN102673886B (zh) | 一种储物装置 | |
US7375632B1 (en) | Programmable locating system and method | |
JP4896928B2 (ja) | ファイル管理システムおよびファイル管理方法 | |
CN107531415B (zh) | 保管库 | |
JP2008244830A (ja) | 無線タグ利用計測器管理システム | |
CN107547640B (zh) | 健身系统及其控制方法 | |
US20070008133A1 (en) | System and method for managing entrance and exit of employees by utilizing a keytag | |
CN202642444U (zh) | 一种储物装置 | |
CN108492537A (zh) | 基于声光提示的寻物系统及其寻物方法 | |
KR20110037409A (ko) | 식품 관리 시스템 및 관리 방법 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20100526 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110324 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110329 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110530 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20111213 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20111221 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 4896928 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150106 Year of fee payment: 3 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |