JP2009296199A - 基地局及び基地局の制御方法 - Google Patents

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知史 山本
Rintaro Katayama
倫太郎 片山
Shiro Mazawa
史郎 眞澤
Koju Ueno
幸樹 上野
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Abstract

【課題】移動局が、同期の取れていない基地局へCDMAセグメントの信号を送信する時、CDMAセグメント周辺のチャネルリソースに対して干渉を与える原因となる。
【解決手段】第1の通信方式と第2の通信方式とが混在する上り送信チャネルを用いて移動局と通信する基地局であって、移動局と基地局との間の通信チャネルの品質を算出する演算部と、演算部で算出された通信チャネルの品質に基づいて、移動局の上り送信チャネルのリソースを割り当てるスケジューラ部と、を備え、スケジューラ部は、上り送信チャネルのリソースを移動局に割り当てる場合、割り当てられる上り送信チャネルのリソースが管理対象のリソースに含まれるか否かを判定し、割り当てられる上り送信チャネルのリソースが管理対象のリソースに含まれるか否かの判定結果に基づいて、移動局の通信条件を制御することを特徴とする。
【選択図】図5

Description

本発明は、無線通信システムの基地局に関し、特に、上りチャンネルに二つの通信方式(例えば、直交周波数分割多重:OFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)方式及び符号分割多重:CDMA(Code Division Multiple Access)方式)を混在して使用するセルラ無線通信システムの基地局に関する。
CDMA(Code Division Multiple Access)方式を使用した第3世代移動通信システムによって、IP網を介したマルチメディア情報の通信が可能となり、更に広帯域高速化された通信サービスへのニーズが高まっている。
OFDMA方式は、直交する複数搬送波を周波数軸上で直交多重することによって、周波数利用効率を向上させる。さらに、CDMA方式に比べて広帯域化が容易であり、次世代のセルラ無線通信システムとして注目を集めている。
OFDMA方式を利用した次世代のセルラ無線通信システムでは、例えば、下り通信において、ベストエフォート型のデータ通信、VoIP音声通信、及び映像などのストリーミング情報の配信など、広帯域通信のサポートが一般的となることが予想される。一方、端末からの送信データ量の増加に対応するために上り通信もOFDMA方式を使用したデータ通信が検討されている。
OFDMA方式を使用したセルラ無線通信システムでは、基地局と移動局との間の通信チャネルとして、ユーザデータを伝送するためのトラフィックチャネル(データチャネル)の他に、例えば、端末から基地局に向かう上り回線(リンク)を確立するためのアクセスチャネル、上り回線及び基地局から移動局に向かう下り回線で制御情報を伝送するための制御チャネル、並びに、基地局から移動局にチャネル割り当て情報及びシステム情報を通知するためのブロードキャストチャネルなど、各種の制御チャネルが形成される。
前述した通信チャネルの構成として、例えば、OFDMA方式を採用し、特定の周波数帯域と時間(サブフレーム)を分割し、トラフィックチャネルと制御チャネルを構成する方法がある(例えば、非特許文献1参照)。
また、前述した通信チャネルの構成として、例えば、OFDMA方式を採用し、特定の周波数帯域とサブフレーム分割によりトラフィックチャネルと制御チャネルを構成する方法がある(例えば、非特許文献2参照)。しかし、上り通信では一部CDMA方式を採用し制御チャネルとデータチャネルを送信する事も検討されている。この場合、CDMA方式で使用されるチャネルリソースがOFDMA方式で使用されるチャネルリソースと周波数軸上で多重する。
「3GPP Evolved Universal Terrestrial Redio Access(E−UTRA);Physical Channels and modulation」、TS 36.211(v8.20)、2008年3月20日 「Physical Layer for Ultra Mobile Broadband(UMB) Air Interface Specification」、3GPP2 C.S0084−001−0 virsion 2.0、2007年8月
図1は、従来のセルラ無線システムの構成を示す説明図である。
セルラ無線通信システムは、ネットワークNW202に接続された複数の基地局201と、基地局201と無線で通信する複数の移動局203とから構成される。各移動局203は、通信圏内に位置する基地局201を介して他の移動局203、またはネットワークNW202に接続された他の通信装置(端末またはサーバ)と通信する。
移動局203は、通信環境の良い基地局201を介して通信する。例えば、図1では、基地局201を中心にした円状の領域に存在する移動局203は、円状の領域の中心に存在する基地局201を介して通信する。
図2は、従来のセルラ無線システムの移動局203と基地局201との関係を示す説明図である。
図2に示すセルラ無線システムにおいて、移動局203は、通常、ソフトハンドオフを行うため複数の基地局201を捉えた状態を維持する。移動局203が実際にデータ通信を行っている基地局201をSS(Serving Sector)基地局201A、ハンドオフを行うために捉えている基地局201をAS(Active Set)基地局201Bと呼ぶ。なお、基地局201の時計は、GPSによって同期されている。
移動局203は、AS基地局201BにCDMAセグメントの信号を送信し、また、SS基地局201AにCDMAセグメントの信号、及び、他の移動局203、またはネットワークNW202に接続された他の通信装置と通信するためのデータを含むOFDM信号を送信する。
図3は、従来のOFDMA方式とCDMA方式とが混在した通信方式における、チャネルリソースを示す説明図である。
OFDMシンボルは、連続した広い周波数領域に割り当てられる。一方、CDMAセグメントは、特定の狭い周波数帯域に割り当てられる。このように、両者は割り当てられる領域が異なり、図3に示すように、両方式のリソースが、周波数時間領域で混在して割り当てられる。
図4は、従来のOFDMA方式とCDMA方式とが混在した通信方式において、CDMAセグメントが時間方向及び周波数方向に与える干渉を示す説明図である。
移動局203は、SS基地局201Aに対して同期を保つ処理を実行している。しかし、移動局203から複数の基地局201までの距離は異なるため、移動局203がAS基地局201Bに対して送信する上り信号は、移動局203とAS基地局201Bとの距離差によって、図4に示すような到着時刻のずれが生じる。
そのため、移動局203からの信号の到着時刻のずれは、時間軸上のチャネルリソースに対して、干渉を与える原因となる。また、移動局203の移動によるドップラー効果によって、周波数のずれが生じ、周波数軸のチャネルリソースに対しても干渉が生じる。
具体的には、非特許文献2に記載された通信方式において、移動局203は、ソフトハンドオフを行うため、AS基地局201Bに対してCDMAセグメントの信号を送信する。しかし、移動局203はSS基地局201Aに同期したタイミングでCDMAセグメントの信号を送信しているため、AS基地局201Bは前述した到着時刻のずれ、及び周波数のずれによって発生する干渉の信号としてCDMAセグメントの信号を受信する。また、ハンドオフに限らず、初期アクセスの場合、つまり、SS基地局201Aが確定する前において、移動局203は、全基地局201に対してCDMAセグメントの信号を送信するため、前述したような干渉が同様に発生する。
OFDMA方式を使用した通信方式では、CP(Cyclic Prefix)またはGI(Guard Interval)と呼ばれるリソース配置間隔マージンを持たせることによって干渉を抑制している。しかし、CDMAセグメントは、OFDMAリソースに与えるマージンが考慮されていない。したがって、CDMAセグメントの信号の時刻のずれ、及び周波数のずれが高確率で起きる場合、前記時刻のずれ、及び前記周波数のずれよって発生する干渉を考慮した制御を提供する意味があると考えられる。
本発明の目的は、OFDMA方式とCDMA方式とを使用したセルラ無線通信システムにおいて、移動局203が送信するCDMAセグメントの信号による干渉を考慮した制御をすることが可能な基地局201を提供することにある。
本発明の代表的な一例を示せば以下の通りである。すなわち、第1の通信方式と第2の通信方式とが混在する上り送信チャネルを用いて移動局と通信する基地局であって、前記移動局と前記基地局との間の通信チャネルの品質を算出する演算部と、前記演算部で算出された通信チャネルの品質に基づいて、前記移動局の上り送信チャネルのリソースを割り当てるスケジューラ部と、を備え、前記スケジューラ部は、前記移動局に割り当てられた上り送信チャネルのリソースの周辺領域に含まれるリソースを管理し、上り送信チャネルのリソースを前記移動局に割り当てる場合、前記割り当てられる上り送信チャネルのリソースが前記管理対象のリソースに含まれるか否かを判定し、前記割り当てられる上り送信チャネルのリソースが前記管理対象のリソースに含まれるか否かの判定結果に基づいて、前記移動局の通信条件を制御することを特徴とする。
本発明の一実施の形態によれば、基地局がデータ通信中以外の移動局から受信するCDMAセグメントの信号を起因とした干渉を補償したスケジューラを提供できる。また、前記CDMAセグメントの信号から干渉を受ける可能性があるOFDMAリソースを分離制御する事によって、当該リソースのデータ通信品質(誤り率特性)の劣化を低減する。
[第1の実施の形態]
以下、図1に示すセルラ無線通信システムの場合について説明する。
本発明の第1の実施の形態のセルラ無線システムの構成は、前述した図1、図2及び図3に示すとおりである。
すなわち、セルラ無線通信システムは、ネットワークNW202に接続された複数の基地局201と、基地局201と無線で通信する複数の移動局203とから構成される。各移動局203は、通信圏内に位置した基地局201を介して他の移動局203、またはネットワークNW202に接続された他の通信装置(端末またはサーバ)と通信する。
移動局203は、通信環境の良い基地局201を介して通信する。例えば、図1では、基地局201を中心にした円状の領域に存在する移動局203は、円状の領域の中心に存在する基地局を介して通信する。基地局201の時計は、GPSによって同期されている。
図5は、本発明の第1の実施の形態の基地局201が備える無線送受信部の構成を示すブロック図である。
基地局201の無線送受信部は、アンテナ101に接続されたフロントエンド部102と、フロントエンド部102に接続された復調部103と、復調部103に接続されたタイミング情報生成部107、CQI演算部105及び下りスケジューラ106と、CQI演算部105に接続されたTPC情報生成部104及び上りスケジューラ108と、タイミング情報生成部107、TPC情報生成部104、上りスケジューラ108及び下りスケジューラ106に接続された変調部109とを備える。
フロントエンド部102は、アンテナ101から受信したRF(Radio Frequency)信号をフィルタリングし、周波数変換し、ベースバンドOFDM信号及びベースバンドCDMA信号を出力する。出力された前記ベースバンドOFDM信号は、復調部103に入力される。また、フロントエンド部102は、変調部109から入力された下りベースバンドOFDM信号をRF信号に変換し、変換されたRF信号を電力増幅して、アンテナ101に出力する。
復調部103は、フロントエンド部102から入力されたベースバンドOFDM信号からデータビット列を復調し、各移動局203から送信された上りデータを基地局201の上位制御部(図示せず)に復調されたデータビット列を転送する。また、復調部103は、復調されたデータビット列から下り信号品質情報を検出し、下りスケジューラ106へ検出された信号品質情報を出力する。また、復調部103は、復調の為の参照信号であるパイロット信号を抽出し、タイミング情報生成部107及びCQI演算部105へ抽出されたパイロット信号を出力する。
TPC情報生成部104は、CQI演算部105からチャネル品質情報(CQI)が入力されると、目標のチャネル品質に近づけるための電力制御情報を生成し、変調部109へ生成された電力制御情報を出力する。
CQI演算部105は、復調部103からパイロット信号が入力されるとチャネル品質情報(CQI)を生成し、生成されたチャネル品質情報(CQI)をTPC情報生成部104及び上りスケジューラ108へ出力する。
下りスケジューラ106は、復調部から下り信号品質情報が入力されると一定の誤り率特性を確保するようなMCS(Modulation and Coding Scheme)及びチャネルリソース(周波数及び時間のセグメント)の割り当てを決定し、これらをまとめて下りリソース割り当て情報として変調部109へ出力する。
タイミング情報生成部107は、復調部103から入力されたパイロット信号に基づいてタイミングのずれを検出し、検出されたタイミングずれを補正するための制御情報を生成し、生成された制御情報を変調部109へ出力する。
上りスケジューラ108は、CQI演算部105からチャネル品質情報(CQI)が入力されると、各移動局203が一定の誤り率特性を確保できるMCSとチャネルリソースの割り当てを決定し、これらをまとめて上りリソース割り当て情報として変調部109へ出力する。なお、上りスケジューラ108は、チャネルリソースの割り当て結果を保持する。
MCSは、移動局203の通信環境品質をグレード分けし、通信速度(具体的には、変調方式及び符号化方法)を定めるために用いられる。MCSのグレードが高いほど、通信速度は速くなり、移動局203との通信環境が良好な場合に用いられる。逆にMCSのグレードが低い場合、通信速度は遅くなるが、劣悪な通信環境に強い変調方式及び符号化方法が選択される。
図6及び図7は、本発明におけるCDMAセグメント周辺のリソースAを示す説明図である。
本実施の形態において、上りスケジューラ108は、前述したチャネルリソースの割り当て結果を参照し、CDMAセグメントが割り当てられる配置を検知し、図6に示すようにCDMAセグメントの周辺を特定のリソース(リソースA)に設定し、設定されたリソースAの配置に関する情報を保持する。
図6において、リソースAはCDMAセグメントに隣接する領域(CDMAセグメント3つ分の幅をもった矩形の領域)に設定されているが、リソースAの大きさは、図7に示すように、割り当てられたCDMAセグメントを含む任意の大きさに設定することができる。なお、リソースAの大きさは、移動局203との間の通信品質情報、遅延など種々の瞬時情報、および統計的情報に基づいて設定するとよい。
変調部109は、基地局201の制御部から出力された下りデータと、タイミング情報生成部107、TPC情報生成部104、下りスケジューラ106、及び上りスケジューラ108から出力された各制御信号を多重化し、下りベースバンドOFDM信号として、フロントエンド部102に出力する。データ信号及び制御信号はそれぞれ同周波数チャネルで時分割多重、またはそれぞれに周波数チャネルを設けて周波数分割多重する。
以下、第1の実施の形態における上りスケジューラ108について説明する。
第1の実施の形態では、上りスケジューラ108がリソースAの割り当ての優先順位を下げることによって、リソースAとその他のリソースとを分離し、干渉の発生を抑制する。
図8は、本発明の第1の実施の形態の上りスケジューラ108の処理を示すフローチャートである。
基地局201は、周期的にチャネルリソース割り当て処理を実行している。図8に示す上りスケジューラ108の処理は、例えば、周期的に行われる前記チャネルリソース割り当て処理において実行される。具体的には、CQI演算部105からチャネル品質情報(CQI)が入力された時に動作を開始する。
まず、上りスケジューラ108は、前述したチャネルリソースの割り当て結果と前述したリソースAの配置に関する情報とを参照し、移動局203に割り当てられるチャネルリソースがリソースAであるか否かを判定する(1001)。
その結果、移動局203に割り当てられるチャネルリソースがリソースAでないと判定された場合、上りスケジューラ108は、チャネルリソース割り当て処理を実行する(1002)。具体的には、上りスケジューラ108は、割り当ての優先順位の高いチャネルリソースから順番に、移動局203に割り当てるチャネルリソースを決定する。
一方、移動局203に割り当てられるチャネルリソースがリソースAであると判定された場合、上りスケジューラ108は、判定されたチャネルリソース(移動局203に割り当てられるべきリソースA)の割り当ての優先順位を下げて(1005)、ステップ1002に進む。ステップ1002では、変更された割り当て優先順位に基づいて、移動局203に割り当てられるチャネルリソースが決定される。
次に、上りスケジューラ108は、MCS決定処理を実行する(1003)。MCS決定処理は、CQI演算部105から入力されたチャネル品質情報(CQI)を参照し、割り当てられるチャネルリソースを用いて一定の誤り率特性を達成できるMCSを判定し、MCSのグレード(変調方式及び符号化方法)を決定する処理である。具体的には、上りスケジューラ108は、入力されたチャネル品質情報(CQI)とMCSとの対応関係を格納するテーブルを参照し、変調方式及び符号化方法を決定する。なお、前記CQIとMCSとの対応関係が格納されるテーブルは、基地局201及び移動局203に予め実装されていてもよいし、基地局201と移動局203との間で通信を開始するときのネゴシエーションによって基地局201及び移動局203に決定してもよい。
上りスケジューラ108は、チャネルリソース割り当て処理及びMCS決定処理によって決定された、移動局203が使用可能なチャネルリソース、変調方式及び符号化方法を通知するための制御情報を生成して変調部109に出力する(1004)。
以上説明したように、第1の実施の形態では、優先順位の低くなったリソースAは、OFDMAリソースが逼迫した状態以外で割り当てられる可能性が低くなる。したがって、リソースAの利用回数が減り、干渉による影響を受けにくくすることができる。これによって、当該リソースのデータ通信品質(誤り率特性)の劣化を低減することができ、データ遅延の原因となる再送回数も低減することができる。
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。
第2の実施の形態では、上りスケジューラ108がリソースAのMCSのグレードを下げることによって、リソースAを有効に利用し、かつ、リソースAを割り当てられた移動局203の通信品質を保つことができる。
第2の実施の形態のセルラ無線システムの構成は、前述した図1、図2及び図3に示すとおりであり、基地局201の構成も、図5に示すとおりであるので、これらの説明は省略する。
図9は、本発明の第2の実施の形態の上りスケジューラ108の処理を示すフローチャートである。なお、ステップ1001〜ステップ1004の各処理は、第1の実施の形態と同様の処理が行われる。以下、差異を詳しく説明する。
まず、上りスケジューラ108は、チャネルリソース割り当て処理を実行する(1002)。次に、上りスケジューラ108は、割り当てられたチャネルリソースがリソースAであるか否かを判定する(1001)。なお、割り当てられたチャネルリソースがリソースAであるか否かの判定方法は、第1の実施の形態で説明した方法と同じである。
その結果、移動局203に割り当てられるチャネルリソースがリソースAでないと判定された場合、上りスケジューラ108は、MCS決定処理を実行し(1003)、移動局203が使用するチャネルリソース、変調方式及び符号化方法を通知するための制御情報を生成し、生成された前記制御情報を変調部109に出力する(1004)。
一方、移動局203に割り当てられるチャネルリソースがリソースAであると判定された場合、上りスケジューラ108は、MCS決定処理(1003)と同じ処理を実行し、さらに、前記MCS決定処理で決定されたMCSのグレードを下げ(1006)、ステップ1004に進む。MCSのグレードを下げると、通信環境が良好でない(すなわち、多少の干渉がある)場合であっても、通信品質を保つことができる。
以上説明したように、第2の実施の形態では、前述した第1の実施の形態の効果と同様に、CDMAセグメントのずれによる干渉が生じるチャネルリソースを有効に利用し、かつ、干渉に強い変調方式及び符号化方法に切り替え、誤り率特性の劣化を防ぐ事となり、すなわち通信品質を保つことができる。
[第3の実施の形態]
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。
第3の実施の形態では、リソースAが割り当てられるチャネルリソースの電力を高くすることによって、リソースAを割り当てられた移動局203の通信品質を保つことができる。なお、第3の実施の形態は、単独で適用されてもよいが、前述した他の実施の形態と共に適用されてもよい。
図10は、本発明の第3の実施の形態における基地局201が備える無線送受信部の構成を示すブロック図である。
第3の実施の形態では、TPC情報生成部104が、上りスケジューラ108からの入力された情報に基づいて電力制御を行うことを特徴とする。上りスケジューラ108は、具体的には、リソースAを検出し、検出した結果をTPC情報生成部104へ出力する。なお、他の構成は前述した第1の実施の形態の基地局201の構成(図5)と同じであるので、この説明は省略する。
図11は、本発明の第3の実施の形態の上りスケジューラ108の処理を示すフローチャートである。なお、ステップ1001〜ステップ1004の各処理は、第1の実施の形態と同様の処理が行われる。以下、差異を詳しく説明する。
まず、上りスケジューラ108は、チャネルリソース割り当て処理を実行する(1002)。次に、上りスケジューラ108は、割り当てられたリソースがリソースAか否かを判定する(1001)。なお、割り当てられたチャネルリソースがリソースAであるか否かの判定方法は、第1の実施の形態で説明した方法と同じである。
その結果、移動局203に割り当てられるチャネルリソースがリソースAでないと判定された場合、上りスケジューラ108は、MCS決定処理を実行する(1003)。
一方、上りスケジューラ108は、移動局203に割り当てられるチャネルリソースがリソースAであると判定した場合、MCS決定処理(1003)と同じ処理を実行し、リソースAを検出したことを知らせる検出信号を生成し、生成された検出信号をTPC情報生成部104に出力する(1007)。
その後、上りスケジューラ108は、移動局203が使用するチャネルリソース、変調方式及び符号化方法を通知するための制御情報を生成し、生成された前記制御情報を変調部109に出力する(1004)。
図12は、本発明の第3の実施の形態のTPC情報生成部104の処理を示すフローチャートである。
まず、TPC情報生成部104は、上りスケジューラ108から出力された検出信号を受信したか否かを判定する(1101)。
その結果、上りスケジューラ108から出力された検出信号を受信しなかった場合、TPC情報生成部104は、CQI演算部105から入力されたチャネルの品質情報(CQI)に基づいて、一定のチャネルの品質を保つための目標電力に近づけるための制御をする(1102)。次に、TPC情報生成部104は、リソースが割り当てられた移動局203のチャネル品質を目標に近づけるための電力制御情報を生成し、生成された電力制御情報を変調部109へ出力する(1103)。
TPC情報生成部104は、上りスケジューラ108から出力された検出信号を受信した場合、リソースAの送信電力を他のリソースに比べて高く保つため、電力制御目標値を高い値に変更し(1104)、ステップ1102へ進む。
以上説明したように、第3の実施の形態では、リソースAの送信電力を、他のリソースよりも上げることによって、リソースAで干渉が起きても所望信号を検出することができる。
なお、第1の実施の形態、第2の実施の形態、及び、第3の実施の形態は、基地局201が上りスケジューラ108の制御を行っていたが、基地局に接続された上位装置を設け、この上位装置が基地局201に代わって、上りスケジューラ108を制御してもよい。この場合、前述した上りスケジューラの処理(図7、図9及び図11)は、上位装置において実行される。
従来のセルラ無線システムの構成を示す説明図である。 従来のセルラ無線システムの移動局と基地局との関係を示す説明図である。 従来のOFDMA方式とCDMA方式とが混在した通信方式における、チャネルリソースを示す説明図である。 従来のOFDMA方式とCDMA方式とが混在した通信方式において、CDMAセグメントが時間方向及び周波数方向に与える干渉を示す説明図である。 本発明の第1の実施の形態の基地局が備える無線送受信部の構成を示すブロック図である。 本発明におけるCDMAセグメント周辺のリソースAを示す説明図である。 本発明におけるCDMAセグメント周辺のリソースAを示す説明図である。 本発明の第1の実施の形態の上りスケジューラの処理を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態の上りスケジューラの処理を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態における基地局が備える無線送受信部の構成を示すブロック図である。 本発明の第3の実施の形態の上りスケジューラの処理を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態のTPC情報生成部の処理を示すフローチャートである。
符号の説明
101 アンテナ
102 フロントエンド部
103 復調部
104 TPC情報生成部
105 CQI演算部
106 下りスケジューラ
107 タイミング情報生成部
108 上りスケジューラ
109 変調部
201 基地局
202 ネットワークNW
203 移動局

Claims (12)

  1. 第1の通信方式と第2の通信方式とが混在する上り送信チャネルを用いて移動局と通信する基地局であって、
    前記移動局と前記基地局との間の通信チャネルの品質を算出する演算部と、
    前記演算部で算出された通信チャネルの品質に基づいて、前記移動局の上り送信チャネルのリソースを割り当てるスケジューラ部と、を備え、
    前記スケジューラ部は、
    前記移動局に割り当てられた上り送信チャネルのリソースの周辺領域に含まれるリソースを管理し、
    上り送信チャネルのリソースを前記移動局に割り当てる場合、前記割り当てられる上り送信チャネルのリソースが前記管理対象のリソースに含まれるか否かを判定し、
    前記割り当てられる上り送信チャネルのリソースが前記管理対象のリソースに含まれるか否かの判定結果に基づいて、前記移動局の通信条件を制御することを特徴とする基地局。
  2. 前記管理対象のリソースは、前記割り当てられる上り送信チャネルのリソースを含み、該リソースより大きな幅の矩形領域に含まれるリソースであって、前記矩形領域は周波数軸及び時間軸において定められることを特徴とする請求項1に記載の基地局。
  3. 前記スケジューラ部は、
    前記移動局の上り送信チャネルのリソースの割り当て結果を管理し、
    前記移動局の上り送信チャネルのリソースの割り当て結果を参照し、前記割り当てられる上り送信チャネルのリソースが前記管理対象のリソースに含まれるか否かを判定することを特徴とする請求項1に記載の基地局。
  4. 前記スケジューラ部は、前記管理対象のリソースの割り当ての優先順位を下げて、前記移動局との通信の条件を制御することを特徴とする請求項1に記載の基地局。
  5. 前記スケジューラ部は、前記管理対象のリソースに干渉に強い変調方式及び符号化方法を選択して、前記移動局の通信条件を制御することを特徴とする請求項1に記載の基地局。
  6. 前記移動局の送信電力を制御する電力制御部を備え、
    前記スケジューラ部は、前記割り当てられる上り送信チャネルのリソースが前記管理対象のリソースに含まれることを示す電力制御信号を前記電力制御部に送信して、前記移動局の通信条件を制御し、
    前記電力制御部は、前記電力制御信号を受信した場合、前記管理対象のリソースの電力を他の前記上り送信チャネルのリソースの電力より大きくなるように設定することを特徴とする請求項1に記載の基地局。
  7. 第1の通信方式と第2の通信方式とが混在する上り送信チャネルを用いて移動局と通信する基地局の制御方法であって、
    前記基地局は、
    前記移動局と前記基地局との間の通信チャネルの品質を算出する演算部と、
    前記演算部で算出された通信チャネル品質に基づいて、前記移動局の上り送信チャネルのリソースを割り当てるスケジューラ部と、を備え、
    前記方法は、
    前記移動局に割り当てられた上り送信チャネルのリソースの周辺領域に含まれるリソースを管理し、
    上り送信チャネルのリソースを前記移動局に割り当てる場合、前記割り当てられる上り送信チャネルのリソースが前記管理対象のリソースに含まれるか否かを判定し、
    前記割り当てられる上り送信チャネルのリソースが前記管理対象のリソースに含まれるか否かの判定結果に基づいて、前記移動局の通信条件を制御する手順を含むことを特徴とする基地局の制御方法。
  8. 前記管理対象のリソースは、前記割り当てられる上りチャネルのリソースを含み、該リソースより大きな幅の矩形領域に含まれるリソースであって、前記矩形領域は周波数軸及び時間軸において定められることを特徴とする請求項7に記載の基地局の制御方法。
  9. 前記移動局の上り送信チャネルのリソースの割り当て結果を管理し、
    前記移動局の上り送信チャネルのリソースの割り当て結果を参照し、前記割り当てられる上り送信チャネルのリソースが前記管理対象のリソースに含まれるか否かを判定する手順を含むことを特徴とする請求項7に記載の基地局の制御方法。
  10. 前記移動局の通信条件を制御する手順では、前記管理対象のリソースの割り当ての優先順位を下げることを特徴とする請求項7に記載の基地局の制御方法。
  11. 前記移動局の通信条件を制御する手順では、前記管理対象のリソースに干渉に強い変調方式及び符号化方法を選択することを特徴とする請求項7に記載の基地局の制御方法。
  12. 前記基地局は、前記移動局の送信電力を制御する電力制御部を備え、
    前記方法は、
    前記移動局の通信条件を制御する手順では、前記割り当てられる上り送信チャネルのリソースが前記管理対象のリソースに含まれることを示す電力制御信号を前記電力制御部に送信し、
    前記電力制御信号を受信した場合、前記管理対象のリソースの電力を他の前記上り送信チャネルのリソースの電力より大きくなるように設定することを特徴とする請求項7に記載の基地局の制御方法。
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