JP2009296193A - 画像信号処理方法、及び装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】入力画像信号の各画像フレームから動きベクトルを探索するためのハードウェアを大型化すること無く入力画像信号のフレームレート変換を行えるようにする。
【解決手段】動きベクトル探索部25は、画像信号縮小部23から出力される縮小処理が施された後の各画像フレームを順次入力し、時間的に隣接する少なくとも2以上の画像フレーム同士の間で、動きベクトルを探索する処理を行う。画像フレーム同士の間において、それらの全体領域、又は一部領域を対象として動きベクトルを探索する処理を実行する。画像フレーム同士の間において、対象領域内の互いに対応する画素同士の間(若しくは、互いに対応する、複数の画素を含むブロック同士の間)における位置ずれの有無(差分)を探索することにより、該画素(若しくは、該ブロック)に係わる動きベクトルを求める。
【選択図】図2
【解決手段】動きベクトル探索部25は、画像信号縮小部23から出力される縮小処理が施された後の各画像フレームを順次入力し、時間的に隣接する少なくとも2以上の画像フレーム同士の間で、動きベクトルを探索する処理を行う。画像フレーム同士の間において、それらの全体領域、又は一部領域を対象として動きベクトルを探索する処理を実行する。画像フレーム同士の間において、対象領域内の互いに対応する画素同士の間(若しくは、互いに対応する、複数の画素を含むブロック同士の間)における位置ずれの有無(差分)を探索することにより、該画素(若しくは、該ブロック)に係わる動きベクトルを求める。
【選択図】図2
Description
本発明は、入力された画像信号に対し、フレームレート変換処理や、超解像処理を施す画像信号処理方法、及び装置に関する。
従来、画像信号処理の技術分野において、画質劣化を簡単な信号処理によって抑制し得る高画質、且つ、低コストの画像信号の方式変換方法、及び装置が提案されている(例えば特許文献1参照)。また、従来、上記技術分野において、標本化位置の異なる複数組のディジタルデータから、ナイキスト周波数以上の原信号の高周波成分を復元し、ぼけの少ない高解像度データを得ることを目的とした画像信号、及び装置も提案されている(例えば特許文献2参照)。また、従来、上記技術分野において、2次元的な標本化位置のずれ、任意の数の折り返し成分を持つ複数の2次元ディジタルデータに対して、その折り返し成分を打ち消し、原信号の高周波成分を復元することを目的とした2次元ディジタル信号処理装置も提案されている(例えば特許文献3参照)。更に、従来、上記技術分野において、特許文献1、及び特許文献2に開示されているのと同様の技術、即ち、入力された複数の画像フレームを合成して1枚の画像フレームを生成することにより、入力された画像情報の高解像化、及び画素数の増加を図ることが可能な技術も知られている(例えば非特許文献1参照)。
ところで、近年におけるテレビジョン受像機(ディジタル・テレビジョン受像機のこと。以下、「TV受像機」と略記する。)は、大画面化が進んでいる。そのため、上記TV受像機においては、放送された画像信号や、所定の通信ネットワークを通じて受信した画像信号や、例えばHDD(ハード・ディスク・ドライブ)等の蓄積媒体(記録媒体)から入力した画像信号等が、そのままの状態で表示部(ディスプレイ)に表示出力される訳ではない。入力された上記画像信号に対し、ディジタル信号処理を施すことにより、上記画像信号における水平方向、及び垂直方向の画素数を増加させたうえで表示部に表示出力するのが一般的である。しかし、上記ディジタル信号処理に際して、一般的に知られているsinc関数を用いた補間ローパスフィルタやスプライン関数等により、上記画像信号の画素数を増加させるだけでは、上記画像信号の解像度を増加させることはできない。そこで、従来、上述した特許文献1、特許文献2、及び非特許文献1に夫々開示されているような技術が提案されている。
特許文献1に開示される提案では、ミニブロック単位に生成された画素単位動きベクトルを基に、補正ベクトルが生成され、該補正ベクトルを基に、現画像フレーム、前画像フレームにおける動き補正信号が生成される。そして、両動き補正信号を基に、所定の演算処理が行われることで、内挿フレーム信号が生成され、フレーム数変換された信号が出力される。換言すれば、該提案は、入力された画像信号のフレームレートを、所望のフレームレートに変換するフレームレート変換技術のうちの動き補正型のフレームレート変換技術に係わるものである。該変換技術では、変換前の画像信号の時間的に隣接する画像フレームから探索した動きベクトルに基づき、上記各画像フレームに含まれる画像と同一の画像を上記各画像フレームの位置とは異なる位置に持つ画像フレームを生成する。そして、該生成した画像フレームを、時間軸上の、上記各画像フレームの位置によって挟まれた位置に挿入することにより、該画像信号のフレームレートを増加させる。
また、特許文献2に開示される提案では、位置をずらして標本化した同一対象に係わる画像の3組のディジタルデータのうちの最初のデータと、それ以降のデータとの間の位置差が求められる。次に、該求められた位置差に応じた重みが求められ、LPF処理された後入力信号のサンプリング間隔よりも狭い間隔でサンプリングされた入力データに対し、上記重みが掛け合わされ、足し合わされる。更に、特許文献3に開示される提案では、位置をずらして標本化した同一対象に係わる画像のn組の2次元ディジタルデータのうちの最初のデータと、それ以降のデータとの間の位置差が求められる。次に、該求められた位置差に応じた重みが求められ、LPF処理された後入力信号のサンプリング間隔よりも狭い間隔でサンプリングされた入力データに対し、上記重みが掛け合わされ、足し合わされる。なお、非特許文献1に開示されている技術の詳細については、非特許文献1を参照されたい。
しかし、特許文献1、特許文献2、特許文献3、及び非特許文献1の何れに開示されている技術を適用して、上述したディジタル信号処理を行っても、上述した動き補正型のフレームレート変換を行うに際しては、時間的に隣接する画像フレーム同士の間において、可動物体の画像の動きベクトルを探索する必要がある。しかも、上記画像フレーム同士の間において、可動物体の画像の大きな動きを見出そうとすると、空間的に広い範囲における動きベクトルの探索が必要不可欠になり、それに伴って動きベクトルを探索するためのハードウェア(動きベクトル探索回路)の規模が大きくなってしまうという問題が生じる。
従って本発明の目的は、入力した画像信号に対しフレームレート変換処理、及び超解像処理を施す画像信号処理において、上記入力画像信号の各画像フレームから動きベクトルを探索するためのハードウェアを大型化すること無く上記入力画像信号のフレームレート変換を行えるようにすることにある。
また、本発明の別の目的は、入力した画像信号に対しフレームレート変換処理、及び超解像処理を施す画像信号処理において、超解像処理に適した状態のローパスフィルタを設けて画像信号の縮小処理を行うことにより、高画質な(ノイズの少ない)フレームレート変換の処理結果が得られるようにすることにある。
本発明の第1の観点に従う画像信号処理装置は、入力した画像信号の各画像フレームのサイズを縮小する画像信号縮小部と、上記画像信号縮小部から出力される縮小後の各画像フレームより、上記各画像フレームに含まれる可動体の画像の変位量を示す動きベクトルを探索する動きベクトル探索部と、上記動きベクトル探索部から出力される動きベクトルを用いて、上記画像信号縮小部から出力される上記画像信号のフレームレートを変換するための処理を行うフレームレート変換処理部と、上記動きベクトル探索部から出力され、所定の変換処理が施された後の上記動きベクトルを用いて、上記フレームレート変換処理部から出力される上記画像信号の各画像フレームのサイズを拡大するための処理を行う超解像処理部と、を備える。
本発明の第1の観点に係る好適な実施形態では、上記フレームレート変換部による上記処理が、上記画像信号縮小部から出力される上記画像信号の各画像フレームから、時間的に隣接する画像フレーム同士であって上記動きベクトル探索部から出力される動きベクトルに対応する画像フレーム同士を選択する処理と、その選択された画像フレーム同士の間に相当する時間的位置に挿入するべき画像フレームを生成してその時間的位置に挿入する処理と、を含む。
上記とは別の実施形態では、上記動きベクトルに対して施される所定の変換処理が、上記超解像処理部による上記各画像フレームの拡大処理に適した動きベクトル形式への変換処理である。
本発明の第2の観点に従う画像信号処理装置は、入力した画像信号の各画像フレームのサイズを縮小する画像信号縮小部と、上記画像信号縮小部から出力される縮小後の各画像フレームより、上記各画像フレームに含まれる可動体の画像の変位量を示す動きベクトルを探索する動きベクトル探索部と、上記動きベクトル探索部から出力される動きベクトルを用いて、上記画像信号縮小部から出力される上記画像信号の各画像フレームのサイズを拡大するための処理を行う超解像処理部と、上記動きベクトル探索部から出力され、上記所定の変換処理が施された後の上記動きベクトルを用いて、上記超解像処理部から出力される上記画像信号のフレームレートを変換するための処理を行うフレームレート変換処理部と、を備える。
本発明の第2の観点に係る好適な実施形態では、上記フレームレート変換処理部による上記処理が、上記超解像処理部より出力される上記画像信号の各画像フレームから、時間的に隣接する画像フレーム同士であって上記動きベクトル探索部から出力される動きベクトルに対応する画像フレーム同士を選択する処理と、その選択された画像フレーム同士の間に相当する時間的位置に挿入するべき画像フレームを生成してその時間的位置に挿入する処理と、を含む。
上記とは別の実施形態では、上記動きベクトルに対して施される所定の変換処理が、上記フレームレート変換処理部による上記画像信号のフレームレート変換処理に適した動きベクトル形式への変換処理である。
本発明の第3の観点に従う画像信号処理装置は、入力した画像信号の各画像フレームのサイズを縮小する画像信号縮小部と、上記画像信号縮小部から出力される縮小後の各画像フレームより、上記各画像フレームに含まれる可動体の画像の変位量を示す動きベクトルを探索する動きベクトル探索部と、上記動きベクトル探索部から出力され、所定の変換処理が施された後の上記動きベクトルを用いて、上記入力した画像信号のフレームレートを変換するための処理を行うフレームレート変換処理部と、上記動きベクトル探索部から出力され、所定の変換処理が施された後の上記動きベクトルを用いて、上記フレームレート変換処理部から出力される上記画像信号の各画像フレームのサイズを拡大するための処理を行う超解像処理部と、を備える。
本発明の第3の観点に係る好適な実施形態では、上記フレームレート変換処理部による上記処理が、上記入力した画像信号の各画像フレームから、時間的に隣接する画像フレーム同士であって上記所定の変換処理が施された後の上記動きベクトルに対応する画像フレーム同士を選択する処理と、その選択された画像フレーム同士の間に相当する時間的位置に挿入するべき画像フレームを生成してその時間的位置に挿入する処理と、を含む。
上記とは別の実施形態では、上記動きベクトルに対して施される所定の変換処理が、上記フレームレート変換処理部による上記画像信号のフレームレート変換処理、及び超解像処理部による上記画像信号の各画像フレームのサイズを拡大するための処理に適した動きベクトル形式への変換処理である。
本発明の第4の観点に従う画像信号処理装置は、入力した画像信号の各画像フレームのサイズを縮小する画像信号縮小部と、上記画像信号縮小部から出力される縮小後の各画像フレームより、上記各画像フレームに含まれる可動体の画像の変位量を示す動きベクトルを探索する動きベクトル探索部と、上記動きベクトル探索部から出力され、所定の変換処理が施された後の上記動きベクトルを用いて、上記入力した画像信号の各画像フレームのサイズを拡大するための処理を行う超解像処理部と、上記動きベクトル探索部から出力され、所定の変換処理が施された後の上記動きベクトルを用いて、上記超解像処理部から出力される上記画像信号のフレームレートを変換するための処理を行うフレームレート変換処理部と、を備える。
本発明の第4の観点に係る好適な実施形態では、上記フレームレート変換処理部による上記処理が、上記超解像処理部から出力される上記画像信号の各画像フレームから、時間的に隣接する画像フレーム同士であって上記所定の変換処理が施された後の上記動きベクトルに対応する画像フレーム同士を選択する処理と、その選択された画像フレーム同士の間に相当する時間的位置に挿入するべき画像フレームを生成してその時間的位置に挿入する処理と、を含む。
上記とは別の実施形態では、上記動きベクトルに対して施される所定の変換処理が、上記超解像処理部による上記画像信号の各画像フレームのサイズを拡大するための処理、及び上記フレームレート変換処理部による上記画像信号のフレームレート変換処理に適した動きベクトル形式への変換処理である。
本発明の第5の観点に従う画像信号処理装置は、入力した画像信号の各画像フレームより、上記各画像フレームに含まれる可動体の画像の変位量を示す動きベクトルを探索する動きベクトル探索部と、上記動きベクトル探索部から出力される動きベクトルを用いて、上記入力した画像信号の各画像フレームのサイズを縮小する画像信号縮小部と、上記動きベクトル探索部から出力され、所定の変換処理が施された後の上記動きベクトルを用いて、上記画像信号縮小部から出力される縮小後の上記画像信号のフレームレートを変換するための処理を行うフレームレート変換処理部と、上記動きベクトル探索部から出力され、所定の変換処理が施された後の上記動きベクトルを用いて、上記フレームレート変換処理部から出力される上記画像信号の各画像フレームのサイズを拡大するための処理を行う超解像処理部と、を備える。
本発明の第5の観点に係る好適な実施形態では、上記フレームレート変換処理部による上記処理が、上記画像信号縮小部から出力される縮小後の各画像フレームより、時間的に隣接する画像フレーム同士であって上記所定の変換処理が施された後の上記動きベクトルに対応する画像フレーム同士を選択する処理と、その選択された画像フレーム同士の間に相当する時間的位置に挿入するべき画像フレームを生成してその時間的位置に挿入する処理と、を含む。
上記とは別の実施形態では、上記動きベクトルに対して施される所定の変換処理が、上記フレームレート変換処理部による上記画像信号のフレームレート変換処理、及び上記超解像処理部による上記画像信号の各画像フレームのサイズを拡大するための処理に適した動きベクトル形式への変換処理である。
また、上記とは別の実施形態では、上記画像信号縮小部が、上記入力した画像信号の各画像フレームを、個別に入力可能なように接続される各々が特性の異なる複数の空間ローパスフィルタと、上記動きベクトル探索部から出力される動きベクトルに応じて、上記空間ローパスフィルタからの出力を選択的に入力し、入力した各画像フレームの画素数を間引く処理を行うことにより、上記各画像フレームのサイズを縮小する画像フレームサイズ縮小部と、を備える。
本発明の第6の観点に従う画像信号処理方法は、入力した画像信号の各画像フレームのサイズを縮小する第1のステップと、上記第1のステップにおいてサイズが縮小された後の画像フレームより、上記各画像フレームに含まれる可動体の画像の変位量を示す動きベクトルを探索する第2のステップと、上記第2のステップにおいて探索された動きベクトルを用いて、上記第1のステップにおいてサイズが縮小された後の上記画像信号のフレームレートを変換するための処理を行う第3のステップと、上記第2のステップにおいて探索され、所定の変換処理が施された後の上記動きベクトルを用いて、上記第3のステップにおいてフレームレート変換処理が施された後の上記画像信号の各画像フレームのサイズを拡大するための処理を行う第4のステップと、を備える。
本発明の第7の観点に従う画像表示装置は、入力された画像情報に含まれる音声情報を出力する音声情報出力部と、入力された画像情報に対し、所定の信号処理を施す画像信号処理部と、上記画像信号処理部から出力される画像情報を表示する表示部と、を備え、上記画像信号処理部が、入力した画像信号の各画像フレームのサイズを縮小する画像信号縮小部と、上記画像信号縮小部から出力される縮小後の各画像フレームより、上記各画像フレームに含まれる可動体の画像の変位量を示す動きベクトルを探索する動きベクトル探索部と、上記動きベクトル探索部から出力される動きベクトルを用いて、上記画像信号縮小部から出力される上記画像信号のフレームレートを変換するための処理を行うフレームレート変換処理部と、上記動きベクトル探索部から出力され、所定の変換処理が施された後の上記動きベクトルを用いて、上記フレームレート変換処理部から出力される上記画像信号の各画像フレームのサイズを拡大するための処理を行う超解像処理部と、を有する。
本発明の第8の観点に従う録画/再生装置は、入力された画像情報に、録画/再生処理を施す録画/再生処理部と、上記録画/再生処理部により再生された画像情報に含まれる音声情報を出力する音声情報出力部と、上記録画/再生処理部により再生された画像に対し、所定の信号処理を施す画像信号処理部と、上記画像信号処理部から出力される画像情報を表示する表示部と、を備え、上記画像信号処理部が、入力した画像信号の各画像フレームのサイズを縮小する画像信号縮小部と、上記画像信号縮小部から出力される縮小後の各画像フレームより、上記各画像フレームに含まれる可動体の画像の変位量を示す動きベクトルを探索する動きベクトル探索部と、上記動きベクトル探索部から出力される動きベクトルを用いて、上記画像信号縮小部から出力される上記画像信号のフレームレートを変換するための処理を行うフレームレート変換処理部と、上記動きベクトル探索部から出力され、所定の変換処理が施された後の上記動きベクトルを用いて、上記フレームレート変換処理部から出力される上記画像信号の各画像フレームのサイズを拡大するための処理を行う超解像処理部と、を有する。
本発明によれば、入力した画像信号に対しフレームレート変換処理、及び超解像処理を施す画像信号処理において、上記入力画像信号の各画像フレームから動きベクトルを探索するためのハードウェアを大型化すること無く上記入力画像信号のフレームレート変換を行えるようにすることができる。
また、本発明によれば、入力した画像信号に対しフレームレート変換処理、及び超解像処理を施す画像信号処理において、超解像処理に適した状態のローパスフィルタを設けて画像信号の縮小処理を行うことにより、高画質な(ノイズの少ない)フレームレート変換の処理結果が得られるようにすることができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面により詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る画像表示装置の全体構成の一例を示す機能ブロック図である。
図1において、画像表示装置100は、入力部1と、録画/再生処理部3と、画像信号処理部5と、表示部7と、コンテンツ蓄積部9と、音声出力部11と、ユーザインタフェース部13と、制御部15と、を備える。本実施形態では、画像表示装置100として、例えば、プラズマTV受像機、液晶TV受像機、電子管(ブラウン管)を備えたTV受像機、プロジェクタ、これら以外の表示デバイスを備えた装置の何れかが用いられる。
入力部1は、制御部15の制御下で、テレビジョン(TV)放送局(図示しない)から送信されるディジタルTV信号(以下、「TV信号」と略記する。)等を含む放送波を入力する。入力部1は、上記(放送波に含まれる)TV信号に代えて、映像配信サーバ(図示しない)等から通信ネットワークを通じて送信される符号化画像信号をも入力する。ここで、符号化画像信号とは、所定の符号化方式で符号化された映像コンテンツ等を指す。上述したTV信号や、符号化画像信号は、入力部1から録画/再生処理部3へ出力される。本実施形態では、入力部1として、例えば、TV信号を含んだ放送波を受信するのに必要な(ディジタル)チューナを備えた構成のもの、通信ネットワークに接続するのに必要なLAN用コネクタを備えた構成のもの、USBコネクタを備えた構成のもの等が用いられる。
録画/再生処理部3は、制御部15の制御下で、入力部1から出力される上記TV信号や、符号化画像信号に録画処理を施し、該録画されたTV信号や符号化画像信号を、コンテンツ蓄積部9へ格納する。録画/再生処理部3は、また、制御部15の制御下で、コンテンツ蓄積部9に格納されている、録画されたTV信号や、符号化画像信号をコンテンツ蓄積部9から読み出して再生処理を施す。再生されたTV信号に含まれる画像信号や、符号化画像信号に含まれる画像信号については、録画/再生処理部3から画像信号処理部5へ出力される。一方、再生されたTV信号に含まれる音声信号や、符号化画像信号に含まれる音声信号については、録画/再生処理部3から音声出力部11へ出力される。
コンテンツ蓄積部9は、制御部15の制御下で、録画/再生処理部3により録画処理が施されたTV信号や符号化画像信号を、蓄積する。コンテンツ蓄積部9は、また、制御部15の制御下で、録画/再生処理部3からの画像信号読み出し要求に応じて、蓄積している上記TV信号や符号化画像信号のうちから上記要求に対応するTV信号や符号化画像信号を、録画/再生処理部3に出力する。該TV信号や符号化画像信号は、録画/再生処理部3において再生処理が施される。本実施形態では、コンテンツ蓄積部9として、例えば、ハードディスクドライブ(HDD)、フラッシュメモリ、リムーバブルメディアディスクドライブの何れかが用いられる。
音声出力部11は、制御部15の制御下で、録画/再生処理部3から出力される音声信号をD/A変換することによって、アナログ形式の音声信号を生成し、該生成した音声信号を、画像表示装置100外へ出力する。本実施形態では、音声出力部11として、例えば、スピーカが用いられる。
画像信号処理部5は、制御部15の制御下で、録画/再生処理部3から出力される画像信号(符号化画像信号)に対し、画像復号化処理、超解像処理、及びD/A変換処理を含む画像信号処理を施す。該画像信号処理が施された後の画像信号は、画像信号処理部5から表示部7へ出力される。画像信号処理部5における画像信号処理の詳細については、後述する。
表示部7は、制御部15の制御下で、画像信号処理部5から出力されるアナログ形式の画像信号を、可視画像情報として表示する。本実施形態では、表示部7として、例えば、プラズマパネルモジュール、LCDモジュール、プロジェクタ用デバイスの何れかが用いられる。
ユーザインタフェース部13には、ユーザが、画像表示装置100を操作するのに必要な種々の指令信号を制御部15に出力するために各種の操作キー(図示しない)が配置されている。ユーザが、上述した各種の操作キー(図示しない)を操作することにより、該操作キーに対応する指令信号が、ユーザインタフェース部13から制御部15へ出力される。
制御部15は、入力部1、録画/再生処理部3、画像信号処理部5、表示部7、コンテンツ蓄積部9、及び音声出力部11を、その制御下に置く。即ち、制御部15は、ユーザインタフェース部13を通じてユーザから与えられる操作指令に従って、画像表示装置100を構成する上記各部の駆動を制御する。
図2は、図1に記載の画像表示装置100が備える画像信号処理部5に含まれるフレームレート変換・超解像処理実行部の内部構成の第1の実施例を示す機能ブロック図である。
図2に示すように、上記フレームレート変換・超解像処理実行部17は、画像信号入力部21と、画像信号縮小部23と、動きベクトル探索部25と、フレームレート変換部(FRC)27と、動きベクトル変換部29と、超解像処理部31と、画像信号出力部33と、を備える。画像信号入力部21は、例えば、図1で示した画像信号処理部5における画像復号化処理部(図示しない)から出力される放送された画像信号、所定の通信ネットワークを通じて受信した画像信号、記録媒体から出力された画像信号等を構成する各画像フレームを、時間の流れに沿って1画像フレームずつ入力する。
各画像フレームは、画像信号入力部21により、例えば、該画像フレームの左上隅から右方向に、且つ、上方から下方向に1画素ずつ読み込まれる。そして、各画像フレームは、入力した順に1画像フレームずつ、画像信号入力部21から画像信号縮小部23へ出力される。画像信号縮小部23は、画像信号入力部21から出力される各画像フレームを読み込むと、各画像フレームに対し、夫々縮小処理を施すと共に、該縮小処理を施した後の各画像フレームを上述した順序で、動きベクトル探索部25、及びフレームレート変換部27へ夫々出力する。
動きベクトル探索部25は、画像信号縮小部23から出力される縮小処理が施された後の上記各画像フレームを順次入力し、時間的に隣接する少なくとも2以上の画像フレーム同士の間において、動きベクトルを探索する処理を実行する。動きベクトル探索部25は、上記画像フレーム同士の間において、それらの全体領域、又は一部領域を対象として動きベクトルを探索する処理を実行する。即ち、上記画像フレーム同士の間において、対象領域内の互いに対応する画素同士の間(若しくは、互いに対応する、複数の画素を含むブロック同士の間)における位置ずれの有無(差分)を探索することによって、該画素(若しくは、該ブロック)に係わる動きベクトルを求める。上述した各画素とは、可動物体の画像(動画像)を構成する個々の画素のことである。
なお、動きベクトル探索部25において適用される動きベクトルの探索方式としては、例えば、ブロックマッチング等の既知の方式が挙げられる。しかし、本実施例において、動きベクトル探索部25にて適用される方式は、上記ブロックマッチング等に特に限定されるものではない。動きベクトル探索部25により求められた動きベクトルは、動きベクトル探索部25からフレームレート変換部27、及び動きベクトル変換部29へ夫々出力される。
フレームレート変換部27は、画像信号縮小部23から順次出力される縮小処理が施された後の各画像フレームと、動きベクトル探索部25から出力される動きベクトルと、を夫々入力する。そして、上記動きベクトルに基づき、上記動きベクトルに対応する複数の画像フレームであって、時間的に隣接する画像フレーム同士の間に相当する時間的位置に挿入するための画像フレームを生成する。フレームレート変換部27は、上記生成した画像フレームを、上記時間的位置に挿入する、所謂画像フレーム内挿処理を実行することにより、上記画像信号におけるフレームレート(即ち、1秒当たりの画像フレーム数)を変換する。フレームレート変換部27において、上記時間的に隣接する画像フレームと、上記内挿処理が行われることによりこれら画像フレーム同士の間に挿入された画像フレームとは、フレームレート変換部27から超解像処理部31へ出力される。なお、フレームレート変換部27におけるフレームレート変換方法としては、例えば、上述した特許文献1に開示されている方法を採用しても良いし、該方法以外の別の方法を採用しても差し支えない。フレームレート変換部27におけるフレームレート変換方法は、特定の変換方法に限定されるものではない。
動きベクトル変換部29は、動きベクトル探索部25から出力される動きベクトルを、超解像処理部31において行われる超解像画像拡大処理に適した動きベクトル形式に変換する。該変換処理が施された後の動きベクトルは、動きベクトル変換部29から超解像処理部31へ出力される。
超解像処理部31は、動きベクトル変換部29から出力される上記動きベクトルを用いて、フレームレート変換部27から出力される各画像フレーム(即ち、上記時間的に隣接する画像フレームと、上記内挿処理が行われることによりこれら画像フレーム同士の間に挿入された画像フレームとを含む)に対し、超解像画像拡大処理を施す。これにより、フレームレート変換部27から出力される各画像フレーム、即ち、画像信号縮小部23において所定の大きさに縮小処理された後、フレームレート変換部27において上記のようにフレームレートの変換処理が施された各画像フレームが、画像信号入力部21へ入力されたときの各画像フレームのサイズと同一、若しくは、任意のサイズにまで拡大される。
超解像処理部31において、上記超解像画像拡大処理が施された後の各画像フレームは、超解像処理部31から画像信号出力部33を通じて、例えば、図1で示した画像信号処理部5におけるD/A変換処理部(図示しない)へ出力される。
図3は、図2に記載の動きベクトル変換部29における動きベクトル形式の変換処理動作の一例を示す模式図である。図3において、時間軸t上の点t1(即ち、時刻t1)における画像フレーム35と、時間軸t上の点t2(即ち、時刻t2)における画像フレーム37とは、時間的に隣接する画像フレーム同士であるが、画像フレーム35と画像フレーム37との間の点tx(即ち、時刻tx)における画像フレーム39は、補間画像フレームである。該補間画像フレーム39は、図2で示したフレームレート変換部27において作成される。以下では、説明の都合上、画像フレーム35を、参照画像フレームと、画像フレーム37を、対象画像フレームと、夫々称することにする。
今、参照画像フレーム35上の黒丸で示す画素が、動画像を構成する画素の1つであって、該動画像の動きに伴い、参照画像フレーム35において符号41で示した位置から、対象画像フレーム37において符号43で示した位置に動いたとする。この動きによって生じた、上記黒丸で示す画素の参照画像フレーム35上の位置41と、対象画像フレーム37上の位置43との間のズレが、図2で示した動きベクトル探索部25により、上記黒丸で示す画素の動きベクトル47として探索されることになる。動きベクトル探索部25による上述した態様での動きベクトルの探索は、上記画像フレーム(35、37)に含まれる各画素毎に(全部の画素について)実行される。
ところで、補間画像フレーム39上の白丸で示す画素(符号45で示す位置にある)と、上述した対象画像フレーム37上の黒丸で示す画素(符号43で示す位置にある)とは、夫々の画像フレーム(35、37)における略中心位置にある。換言すれば、画像フレーム35、37同士を重ね合わせた場合に、補間画像フレーム39上の上記画素の位置と、対象画像フレーム37上の上記画素の位置とは一致することになる。そこで、本例では、動きベクトル変換部29が、上記動きベクトル47を、参照画像フレーム35上の上記黒丸で示す画素(符号41で示す位置にある)と、補間画像フレーム39上の上記白丸で示す画素(符号45で示す位置にある)との間の位置ズレを示す動きベクトルとして適用することになる。
なお、図3では、動きベクトル変換部29における上記処理動作が、動きベクトル47を、符号49で示す動きベクトル(即ち、参照画像フレーム35上の画素(41)と、補間画像フレーム39上の画素(45)との間の位置ズレを示す動きベクトル)の位置に、(略平行に)移動したものとして表記している。超解像処理部31での超解像処理においては、例えば、動きベクトル変換部29から出力される該動きベクトル49が用いられることになる。
図2、及び図3に係わるフレームレート変換・超解像処理実行部の構成は、例えば、動きベクトル探索部25、及びフレームレート変換部27が、標準テレビSDの画像サイズ向けに構成されていて、画像信号入力部21への入力、及び画像信号出力部33からの出力として高精細テレビHDの画像サイズを利用したいような場合等に特に有効である。
本実施例によれば、画像信号縮小部23においてサイズが縮小された画像フレームに対し、動きベクトル探索部25が動きベクトルの探索を行うようになっているので、動きベクトル探索部25の回路規模を小型化することができ、また、高画質のフレームレート変換を行うことができる。また、サイズが縮小された画像フレームから求めた動きベクトルについては、フレームレート変換、及び超解像処理の双方の処理において、共用が可能である。
図4は、図2に記載のフレームレート変換・超解像処理実行部の変形例の全体構成を示す機能ブロック図である。
図4に示すように、本変形例に係るフレームレート変換・超解像処理実行部51では、超解像処理部31による上述した超解像画像拡大処理が、フレームレート変換部27による上述した画像フレーム内挿処理に先んじて実行される点において、図2に記載のフレームレート変換・超解像処理実行部17と相違する。その他の構成については、図2に記載の構成と同一であるので、図4において、図2に記載の物と同一物には、同一符号を付してそれらの詳細な説明を省略する。
本変形例においても、サイズが縮小された後の画像フレームに対し動きベクトル探索を行えばよいため、上述した第1の実施例におけると同様に、動きベクトル探索部25の回路規模を小さくすることができる。
図5は、図1に記載の画像表示装置100が備える画像信号処理部5に含まれるフレームレート変換・超解像処理実行部の内部構成の第2の実施例を示す機能ブロック図である。
図5に示すように、本実施例に係るフレームレート変換・超解像処理実行部53では、画像信号入力部21を通じてフレームレート変換・超解像処理実行部53に入力される画像信号が、画像信号縮小部23、及びフレームレート変換部27に夫々入力される点で、図2に記載のフレームレート変換・超解像処理実行部17と相違する。また、フレームレート変換部27が、画像信号入力部21から順次出力されたままの画像フレーム(即ち、画像信号縮小部23による縮小処理を経ない状態の複数の画像フレーム)と、動きベクトル変換部29にて所定の変換処理が施された後に、該動きベクトル変換部29から出力される動きベクトルとに基づき、上述したフレームレートの変換処理を行う点でも、図2に記載のフレームレート変換・超解像処理実行部17と相違する。その他の構成については、図2で説明したフレームレート変換・超解像処理実行部17と同一であるので、図5において、図2に記載の物と同一物には、同一符号を付してそれらの詳細な説明を省略する。
本実施例においても、サイズが縮小された後の画像フレームに対し動きベクトル探索を行えばよいため、上述した第1の実施例や、その変形例におけると同様に、動きベクトル探索部25の回路規模を小さくすることができる。
図6は、図5に記載のフレームレート変換・超解像処理実行部の変形例の全体構成を示す機能ブロック図である。
図6に示すように、本変形例に係るフレームレート変換・超解像処理実行部55では、超解像処理部31による上述した超解像画像拡大処理が、フレームレート変換部27による上述した画像フレーム内挿処理に先んじて実行される点において、図5に記載のフレームレート変換・超解像処理実行部53と相違する。その他の構成については、図5に記載の構成と同一であるので、図6において、図5に記載の物と同一物には、同一符号を付してそれらの詳細な説明を省略する。
本変形例においても、サイズが縮小された後の画像フレームに対し動きベクトル探索を行えばよいため、上述した第2の実施例におけると同様に、動きベクトル探索部25の回路規模を小さくすることができる。
図7は、図1に記載の画像表示装置100が備える画像信号処理部5に含まれるフレームレート変換・超解像処理実行部の内部構成の第3の実施例を示す機能ブロック図である。
図7に示すように、本実施例に係るフレームレート変換・超解像処理実行部57では、動きベクトル探索部25が、画像信号入力部21を通じてフレームレート変換・超解像処理実行部57に入力されたのと同一大きさの各画像フレームから各画素別に動きベクトルを探索する。この点で、フレームレート変換・超解像処理実行部57の構成は、図2乃至図6で夫々示したフレームレート変換・超解像処理実行部(17、51、53、55)の構成と相違する。また、画像信号縮小部23が、動きベクトル探索部25から出力される動きベクトルを入力して、画像信号入力部21を通じて入力された各画像フレームに縮小処理を施す点において、本実施例に係るフレームレート変換・超解像処理実行部57の構成は、図2乃至図6で夫々示したフレームレート変換・超解像処理実行部(17、51、53、55)の構成と相違する。
その他の構成については、図2、及び図5で夫々示した構成と同一であるので、図7において、図2、及び図5に夫々記載の物と同一物には、同一符号を付してそれらの詳細な説明を省略する。
なお、画像信号縮小部23における各画像フレームの縮小割合は、後段の超解像処理部31における超解像処理の性能や、図1で示した表示部7から表示出力される画像の品質に対するユーザの期待度等に応じて変化させることが可能である。以下では、説明の都合上、画像信号縮小部23における各画像フレームの縮小割合が、縦横夫々1/2に設定されているものとする。
本実施例においても、フレームレート変換部27においてフレームレート変換処理が施された後の画像信号は、超解像処理部31において超解像処理が施され、画像信号入力部21を通じてフレームレート変換・超解像処理実行部57に入力された画像信号の各画像フレームと同一サイズ、又は画像信号出力部33より後段の表示部7(図1にて示した)の解像度等に応じて各画像フレームのサイズの拡大が行われる。
図8は、図7に記載の画像信号縮小部23の内部構成の一例を示す機能ブロック図である。
上記画像信号縮小部23は、図8に示すように、夫々ローパスフィルタとして機能する複数のディジタルフィルタ(以下、「LPF」と略記する。)611〜61nと、選択部63と、を備える。各LPF611〜61nは、各々が特性の異なる空間LPFである。選択部63は、動きベクトル探索部25から出力される動きベクトルに係わる情報を入力する。そして、該動きベクトル情報に含まれる動き方向情報に基づき、各々のLPF611〜61nの出力端子と(該選択部63自身の)出力端子65との間を択一的に接続する。選択部63は、また、何れか1つのLPF(LPF611〜61nのうちの何れか)から入力した各画像フレームに含まれる全ての画素のうちから、幾つかの画素を間引く処理、即ち、画素数間引き処理を実行する。これにより、画像信号縮小部23における各画像フレームの縮小処理の機能が実現される。
上記構成において、画像信号入力部21を通じてフレームレート変換・超解像処理実行部57に入力される画像信号の各画像フレームは、画像信号縮小部23に入力され、各々のLPF611〜61nに並列的に入力される。一方、画像信号入力部21を通じてフレームレート変換・超解像処理実行部57に入力される画像信号の各画像フレームは、動きベクトル探索部25にも入力される。
上記画像信号の各画像フレームが、各々のLPF611〜61nに並列的に入力されることにより、各々のLPF611〜61nから夫々上記画像信号の各画像フレームが出力されることになるが、各々のLPF611〜61nのうちの何れか1つのLPFから出力される上記画像信号の各画像フレームが、選択部63に択一的に入力される。即ち、各々のLPF611〜61nのうちで、選択部63により該選択部63の出力端子65に接続された出力端子を持つLPFから出力される(画像信号の)複数の画像フレームだけが、選択部63で画素数間引き処理が施された後、図7で示したフレームレート変換部27へ出力されることになる。選択部63における各画像フレームの縮小割合は、図7で示したように、画像信号縮小部23の後段に位置するフレームレート変換部27よりも更に後段に位置する超解像処理部31の超解像処理性能(各画像フレームの拡大性能)に依存して変更することが可能である。また、視聴者であるユーザが、表示部7(図1に記載)からの出力画像に対して期待する画像の品質に依存して変更することも可能である。
本実施例では、選択部63において、各画像フレームにおける1画素毎、且つ、1ライン毎に、画素値(例えば、RGB方式におけるR、G、B夫々のディジタル的な値、即ち、信号値)が、(出力端子65から)図7で示したフレームレート変換部27、及び超解像処理部31を通じて画像信号出力部33へと出力される。仮に、本実施例において、各画像フレームの縮小割合が、縦横夫々1/2に設定されているものとすれば、画像信号出力部33へと出力されるときの各画像フレームのサイズは、縦横夫々1/2に縮小されることになる。
次に、選択部63による各LPF(以下では、説明の都合上、符号611、612のみを示す。)の特性に応じた各LPF(611、612)に対する選択動作を、図9に示すLPFの特性に係わる係数が記録されているテーブルを参照して説明する。ここで、図9(a)に示すテーブル67は、図8で示したLPF611が、垂直方向にのみ帯域を1/2に制限したLPF(水平方向はスルー)であるときの、LPF611の特性に係わる係数を記録したテーブルである。また、図9(b)に示すテーブル69は、同じく図8で示したLPF612が、水平方向にのみ帯域を1/2に制限したLPF(垂直方向はスルー)であるときの、LPF612の特性に係わる係数を記録したテーブルである。
今、図10に示すような画面71中を、図10の水平方向に移動する可動物体の画像73が(図7で示した)画像信号縮小部23に入力されたとすると、選択部63は、該可動物体の画像73を構成する画素に対しては、全て(垂直方向にのみ帯域を1/2に制限したLPF(水平方向はスルー)である)LPF611からの出力のみを選択するように動作する。選択部63が上記のような選択動作を行う理由は、既述のように、画像信号縮小部23の後段に位置する超解像処理部31での超解像処理においては、上記可動物体の画像73の移動方向、即ち、水平方向にのみ、解像度の向上が可能であり、移動方向ではない垂直方向に対しては、解像度は全く向上しない。そのため、選択部63による上述した画素数間引き処理が行われる前に、各画像フレームの垂直方向に対しては適切なLPFにより帯域制限を実施しておかないと、折り返し歪みが超解像処理が施された後の各画像フレームに含まれることになって、画質劣化(主にノイズ)を惹き起すことになるからである。
上述した内容は、水平方向にのみ移動する可動物体の画像(73)を構成する各画素に係わる例であるが、垂直方向や、斜め方向へ移動する可動物体の画像(73)を構成する各画素についても、上記と同様に考えることとして差し支えない。上記のような理由により、図7乃至図10で示した例では、上記可動物体の画像(73)の移動方向である水平方向に対しては弱めのLPFを適用し(LPFが無い場合を含む)、移動方向ではない垂直方向に対しては強いLPFを適用することとした。よって、各画像フレームにおける可動物体の画像(73)の移動方向ではない部位においても、若干の折り返し歪みを残す等の調整を行うことが可能である。
図8で示したように、複数のLPF611〜61n(空間LPF)を、(空間の方向分割数に応じて)画像信号縮小部23内に用意しておき、選択部63が、上記複数のLPF611〜61nとの間の接続を、動きベクトル探索部25からの動きベクトルの方向に応じて択一的に切り替えることにより、超解像処理部31において超解像処理が施された後の各画像フレームに含まれる折り返し歪みを抑制することができる。また、上記可動物体の画像(73)が静止状態にある(動きベクトルの絶対値が“0”である)場合や、各画像フレーム中の可動物体の画像(73)の移動量が整数画素で表される場合には、超解像処理部31における超解像処理(各画像フレームの拡大処理)が行えない。そのため、上述したLPF(611〜61n)として、等空間的なLPFが用いられることになる。動きベクトルの絶対値が完全に“0”である場合や、整数画素である場合でなくても、動きベクトルの絶対値が“0”近傍であるか、若しくは、整数画素近傍である場合には、等空間的なLPFを用いることも想到し得る。
図7乃至図10で示した例においては、画像信号縮小部23が、画像信号入力部21を通じて入力した各画像フレームに対し縮小処理を実施するに際し、画像信号処理部23より後段に位置付けられる超解像処理部31における超解像処理に適するように各LPF(611〜61n)を設定した上で、選択部63により各画像フレームの縮小処理を行うようにした。そのため、フレームレート変換部27によりフレームレート変換され、超解像処理部31において超解像処理を施された後の画像信号が、結果的に高画質な(即ち、ノイズの少ない)画像信号となる。
図11は、本発明の他の実施形態に係る録画/再生装置の全体構成の一例を示す機能ブロック図である。
図11で示す録画/再生装置200も、図1で示した画像表示装置100と略同様の構成を備えているので、以下では、図1で示した物と同一物には同一符号を付す。即ち、上記録画/再生装置200は、入力部1と、録画/再生処理部3と、画像信号処理部5と、コンテンツ蓄積部9と、音声出力部11と、ユーザインタフェース部13と、制御部15と、画像映像出力部75と、を備える。
上記各部のうち、入力部1乃至制御部15に係わる構成については、夫々図1で示した物と同一であるので、詳細な説明を省略する。録画/再生装置200に含まれる画像信号処理部5が備える内部構成も、画像表示装置100に含まれる画像信号処理部5が備える内部構成と同一の内部構成(図2、図4乃至図8で詳細に説明した。)を備えている。なお、画像映像出力部75は、制御部15の制御下で、画像信号処理部5から出力されるアナログ形式の画像信号を、例えば、プラズマパネルモジュール、LCDモジュール、プロジェクタ用デバイスの何れかが用いられる表示機器(図示しない)へ出力する。
以上、本発明の好適な実施形態を説明したが、これらは本発明の説明のための例示であって、本発明の範囲をこれらの実施形態にのみ限定する趣旨ではない。本発明は、他の種々の形態でも実施することが可能である。
1 入力部
3 録画/再生処理部
5 画像信号処理部
7 表示部
9 コンテンツ蓄積部
11 音声出力部
13 ユーザインタフェース部
15 制御部
17 フレームレート変換・超解像処理実行部
21 画像信号入力部
23 画像信号縮小部
25 動きベクトル探索部
27 フレームレート変換部(FRC)
29 動きベクトル変換部
31 超解像処理部
33 画像信号出力部
75 画像映像出力部
100 画像表示装置
200 録画/再生装置
3 録画/再生処理部
5 画像信号処理部
7 表示部
9 コンテンツ蓄積部
11 音声出力部
13 ユーザインタフェース部
15 制御部
17 フレームレート変換・超解像処理実行部
21 画像信号入力部
23 画像信号縮小部
25 動きベクトル探索部
27 フレームレート変換部(FRC)
29 動きベクトル変換部
31 超解像処理部
33 画像信号出力部
75 画像映像出力部
100 画像表示装置
200 録画/再生装置
Claims (19)
- 入力した画像信号の各画像フレームのサイズを縮小する画像信号縮小部と、
前記画像信号縮小部から出力される縮小後の各画像フレームより、前記各画像フレームに含まれる可動体の画像の変位量を示す動きベクトルを探索する動きベクトル探索部と、
前記動きベクトル探索部から出力される動きベクトルを用いて、前記画像信号縮小部から出力される前記画像信号のフレームレートを変換するための処理を行うフレームレート変換処理部と、
前記動きベクトル探索部から出力され、所定の変換処理が施された後の前記動きベクトルを用いて、前記フレームレート変換処理部から出力される前記画像信号の各画像フレームのサイズを拡大するための処理を行う超解像処理部と、
を備える画像信号処理装置。 - 請求項1記載の画像信号処理装置において、
前記フレームレート変換処理部による前記処理が、
前記画像信号縮小部から出力される前記画像信号の各画像フレームから、時間的に隣接する画像フレーム同士であって前記動きベクトル探索部から出力される動きベクトルに対応する画像フレーム同士を選択する処理と、
該選択された画像フレーム同士の間に相当する時間的位置に挿入するべき画像フレームを生成して該時間的位置に挿入する処理と、
を含む画像信号処理装置。 - 請求項1又は請求項2記載の画像信号処理装置において、
前記動きベクトルに対して施される所定の変換処理が、前記超解像処理部による前記各画像フレームの拡大処理に適した動きベクトル形式への変換処理である画像信号処理装置。 - 入力した画像信号の各画像フレームのサイズを縮小する画像信号縮小部と、
前記画像信号縮小部から出力される縮小後の各画像フレームより、前記各画像フレームに含まれる可動体の画像の変位量を示す動きベクトルを探索する動きベクトル探索部と、
前記動きベクトル探索部から出力される動きベクトルを用いて、前記画像信号縮小部から出力される前記画像信号の各画像フレームのサイズを拡大するための処理を行う超解像処理部と、
前記動きベクトル探索部から出力され、所定の変換処理が施された後の前記動きベクトルを用いて、前記超解像処理部から出力される前記画像信号のフレームレートを変換するための処理を行うフレームレート変換処理部と、
を備える画像信号処理装置。 - 請求項4記載の画像信号処理装置において、
前記フレームレート変換処理部による前記処理が、
前記超解像処理部より出力される前記画像信号の各画像フレームから、時間的に隣接する画像フレーム同士であって前記動きベクトル探索部から出力される動きベクトルに対応する画像フレーム同士を選択する処理と、
該選択された画像フレーム同士の間に相当する時間的位置に挿入するべき画像フレームを生成して該時間的位置に挿入する処理と、
を含む画像信号処理装置。 - 請求項4又は請求項5記載の画像信号処理装置において、
前記動きベクトルに対して施される所定の変換処理が、前記フレームレート変換処理部による前記画像信号のフレームレート変換処理に適した動きベクトル形式への変換処理である画像信号処理装置。 - 入力した画像信号の各画像フレームのサイズを縮小する画像信号縮小部と、
前記画像信号縮小部から出力される縮小後の各画像フレームより、前記各画像フレームに含まれる可動体の画像の変位量を示す動きベクトルを探索する動きベクトル探索部と、
前記動きベクトル探索部から出力され、所定の変換処理が施された後の前記動きベクトルを用いて、前記入力した画像信号のフレームレートを変換するための処理を行うフレームレート変換処理部と、
前記動きベクトル探索部から出力され、所定の変換処理が施された後の前記動きベクトルを用いて、前記フレームレート変換処理部から出力される前記画像信号の各画像フレームのサイズを拡大するための処理を行う超解像処理部と、
を備える画像信号処理装置。 - 請求項7記載の画像信号処理装置において、
前記フレームレート変換処理部による前記処理が、
前記入力した画像信号の各画像フレームから、時間的に隣接する画像フレーム同士であって前記所定の変換処理が施された後の前記動きベクトルに対応する画像フレーム同士を選択する処理と、
該選択された画像フレーム同士の間に相当する時間的位置に挿入するべき画像フレームを生成して該時間的位置に挿入する処理と、
を含む画像信号処理装置。 - 請求項7又は請求項8記載の画像信号処理装置において、
前記動きベクトルに対して施される所定の変換処理が、前記フレームレート変換処理部による前記画像信号のフレームレート変換処理、及び超解像処理部による前記画像信号の各画像フレームのサイズを拡大するための処理に適した動きベクトル形式への変換処理である画像信号処理装置。 - 入力した画像信号の各画像フレームのサイズを縮小する画像信号縮小部と、
前記画像信号縮小部から出力される縮小後の各画像フレームより、前記各画像フレームに含まれる可動体の画像の変位量を示す動きベクトルを探索する動きベクトル探索部と、
前記動きベクトル探索部から出力され、所定の変換処理が施された後の前記動きベクトルを用いて、前記入力した画像信号の各画像フレームのサイズを拡大するための処理を行う超解像処理部と、
前記動きベクトル探索部から出力され、所定の変換処理が施された後の前記動きベクトルを用いて、前記超解像処理部から出力される前記画像信号のフレームレートを変換するための処理を行うフレームレート変換処理部と、
を備える画像信号処理装置。 - 請求項10記載の画像信号処理装置において、
前記フレームレート変換処理部による前記処理が、
前記超解像処理部から出力される前記画像信号の各画像フレームから、時間的に隣接する画像フレーム同士であって前記所定の変換処理が施された後の前記動きベクトルに対応する画像フレーム同士を選択する処理と、
該選択された画像フレーム同士の間に相当する時間的位置に挿入するべき画像フレームを生成して該時間的位置に挿入する処理と、
を含む画像信号処理装置。 - 請求項10又は請求項11記載の画像信号処理装置において、
前記動きベクトルに対して施される所定の変換処理が、前記超解像処理部による前記画像信号の各画像フレームのサイズを拡大するための処理、及び前記フレームレート変換処理部による前記画像信号のフレームレート変換処理に適した動きベクトル形式への変換処理である画像信号処理装置。 - 入力した画像信号の各画像フレームより、前記各画像フレームに含まれる可動体の画像の変位量を示す動きベクトルを探索する動きベクトル探索部と、
前記動きベクトル探索部から出力される動きベクトルを用いて、前記入力した画像信号の各画像フレームのサイズを縮小する画像信号縮小部と、
前記動きベクトル探索部から出力され、所定の変換処理が施された後の前記動きベクトルを用いて、前記画像信号縮小部から出力される縮小後の前記画像信号のフレームレートを変換するための処理を行うフレームレート変換処理部と、
前記動きベクトル探索部から出力され、所定の変換処理が施された後の前記動きベクトルを用いて、前記フレームレート変換処理部から出力される前記画像信号の各画像フレームのサイズを拡大するための処理を行う超解像処理部と、
を備える画像信号処理装置。 - 請求項13記載の画像信号処理装置において、
前記フレームレート変換処理部による前記処理が、
前記画像信号縮小部から出力される縮小後の各画像フレームより、時間的に隣接する画像フレーム同士であって前記所定の変換処理が施された後の前記動きベクトルに対応する画像フレーム同士を選択する処理と、
該選択された画像フレーム同士の間に相当する時間的位置に挿入するべき画像フレームを生成して該時間的位置に挿入する処理と、
を含む画像信号処理装置。 - 請求項13又は請求項14記載の画像信号処理装置において、
前記動きベクトルに対して施される所定の変換処理が、前記フレームレート変換処理部による前記画像信号のフレームレート変換処理、及び前記超解像処理部による前記画像信号の各画像フレームのサイズを拡大するための処理に適した動きベクトル形式への変換処理である画像信号処理装置。 - 請求項13記載の画像信号処理装置において、
前記画像信号縮小部が、
前記入力した画像信号の各画像フレームを、個別に入力可能なように接続される各々が特性の異なる複数の空間ローパスフィルタと、
前記動きベクトル探索部から出力される動きベクトルに応じて、前記空間ローパスフィルタからの出力を選択的に入力し、入力した各画像フレームの画素数を間引く処理を行うことにより、前記各画像フレームのサイズを縮小する画像フレームサイズ縮小部と、
を備える画像信号処理装置。 - 入力した画像信号の各画像フレームのサイズを縮小する第1のステップと、
前記第1のステップにおいてサイズが小された後の画像フレームより、前記各画像フレームに含まれる可動体の画像の変位量を示す動きベクトルを探索する第2のステップと、
前記第2のステップにおいて探索された動きベクトルを用いて、前記第1のステップにおいてサイズが縮小された後の前記画像信号のフレームレートを変換するための処理を行う第3のステップと、
前記第2のステップにおいて探索され、所定の変換処理が施された後の前記動きベクトルを用いて、前記第3のステップにおいてフレームレート変換処理が施された後の前記画像信号の各画像フレームのサイズを拡大するための処理を行う第4のステップと、
を備える画像信号処理方法。 - 入力された画像情報に含まれる音声情報を出力する音声情報出力部と、
入力された画像情報に対し、所定の信号処理を施す画像信号処理部と、
前記画像信号処理部から出力される画像情報を表示する表示部と、
を備え、
前記画像信号処理部が、
入力した画像信号の各画像フレームのサイズを縮小する画像信号縮小部と、
前記画像信号縮小部から出力される縮小後の各画像フレームより、前記各画像フレームに含まれる可動体の画像の変位量を示す動きベクトルを探索する動きベクトル探索部と、
前記動きベクトル探索部から出力される動きベクトルを用いて、前記画像信号縮小部から出力される前記画像信号のフレームレートを変換するための処理を行うフレームレート変換処理部と、
前記動きベクトル探索部から出力され、所定の変換処理が施された後の前記動きベクトルを用いて、前記フレームレート変換処理部から出力される前記画像信号の各画像フレームのサイズを拡大するための処理を行う超解像処理部と、
を有する画像表示装置。 - 入力された画像情報に、録画/再生処理を施す録画/再生処理部と、
前記録画/再生処理部により再生された画像情報に含まれる音声情報を出力する音声情報出力部と、
前記録画/再生処理部により再生された画像に対し、所定の信号処理を施す画像信号処理部と、
前記画像信号処理部から出力される画像情報を表示する表示部と、
を備え、
前記画像信号処理部が、
入力した画像信号の各画像フレームのサイズを縮小する画像信号縮小部と、
前記画像信号縮小部から出力される縮小後の各画像フレームより、前記各画像フレームに含まれる可動体の画像の変位量を示す動きベクトルを探索する動きベクトル探索部と、
前記動きベクトル探索部から出力される動きベクトルを用いて、前記画像信号縮小部から出力される前記画像信号のフレームレートを変換するための処理を行うフレームレート変換処理部と、
前記動きベクトル探索部から出力され、所定の変換処理が施された後の前記動きベクトルを用いて、前記フレームレート変換処理部から出力される前記画像信号の各画像フレームのサイズを拡大するための処理を行う超解像処理部と、
を有する録画/再生装置。
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JP (1) | JP2009296193A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015053352A1 (ja) * | 2013-10-10 | 2015-04-16 | シャープ株式会社 | 表示装置及び超解像処理方法 |
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2008
- 2008-06-04 JP JP2008146445A patent/JP2009296193A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2015053352A1 (ja) * | 2013-10-10 | 2015-04-16 | シャープ株式会社 | 表示装置及び超解像処理方法 |
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