JP2009293232A - 六方遮蔽ガレージ - Google Patents

Abstract

【課題】従来のガレージは、ガレージの上方に駐車している場合でも、屋根を設けていなかったり、屋根が設けられていても左右前後が空いたままであったので、雨や太陽光を直接受け、自動車の外的消耗、特に塗料の劣化を早める原因になると共に、外的な障害を予防する事が出来なかった。
【解決手段】屋根板１１０と、その屋根板１１０の左右および前後を左側板１１１−１と右側板１１１−２およびと前方板１１２−１と後方板１１２−２とで３方向を閉塞して自動車２全体を覆うことのできるボックス形状のガレージ筐体１１をガレージ上方に形成してその筐体１１内に自動車２を収容し駐車する。
【選択図】 図９

Description

本発明はガレージに関する。

公知のガレージは六方を囲えなかった。すなわち、図１に示すようにまわり五方がオープンの駐車場であったり、図２に示すようにリフト式でも周り五方がオープンであり、また図３の如く屋根３５のみ設けられていて四方がオープンであった。また図４の如く一般ガレージでも五方が囲まれていても一方はシャッタ３４などあるが開放されていた。

従来は、六方がクローズしているガレージを得る事が出来なかった。

本発明による六方遮蔽ガレージは、あらかじめ五方をクローズにした底板のない箱状のカバーを設け、車をのせた台を下から上へ上げて底板として下からフタを閉めるガレージである。

本発明による六方遮蔽ガレージは、ガレージの入口が無いので自動車を雨やほこりや太陽光から六方から完全に保護できるため、車やメカや塗装の劣化を防ぐ事ができると共に、ガレージの入り口がないので犯人など外からの破損の保護をする防犯ができる。またシャッターがないので故障や騒音がなくコストダウンになる。
また本発明ガレージに収容駐車した状態では、下の空間が開くので、その空間に自転車、バイク、自動車等駐車することができるほか、人の通り抜け通行路として使用出来、土地の空間を有効に活用することができる。

本発明の六方遮蔽ガレージの最良の形態は、底のない五面体をつくり移動する底板に車をのせて下から上げて六面体とし、下の空間は他の車を駐車又は歩行路となる。出車する場合は底板を下げて出車する。

次に、本発明の実施例について、図面を参照して説明する。図１は公知の駐車場で空地１０は車を駐車するもので雨にぬれる。図２は公知のリフト式駐車場で雨にぬれる。図３は公知のリフト式で屋根をつけたもので側面からの雨にぬれる。図４は、一般の屋根つきのガレージでこれも側面からの雨にぬれる。図５は本発明ガレージで底１３が開いた五面１１０、１１１−１、１１１−２、１１２−１、１１２−２で囲まれた側面図である。図６は図５における正面図である。図７は本発明ガレージに車を入れこれを持ち上げて底のフタをした側面図である。図８は図７における正面図である。
詳述すると、本発明による六方遮蔽ガレージは、ガレージ支柱１２−１，１２−２と、自動車２を載せて駐車する自動車載置台１３と、自動車載置台１３に固着される牽引ボルト１４と、牽引ボルト１４に結わえ付けられ滑車３１を介して図示していない電動モータにより自動車載置台１３を自動車２ごと牽引する牽引ワイヤ３２を有するガレージ昇降機構３とから構成される。
自動車２を載置した自動車載置台１３は、自動車２ごと牽引ワイヤ３２によりガレージ支柱１２−１，１２−２に沿って上方に摺動して持ち上げる。
この実施例では、自動車載置台１３を持ち上げるのに、ガレージ昇降機構３により牽引ワイヤ３２によって吊し上げることにより行っているが、他の方法として図示はしていないが、自動車載置台１３の下方から油圧など他のガレージ押上機構等により押し上げる手段によって行っても良い。
自動車載置台１３の下側は自動車２を持ち上げた分の高さ空間ができるため、その空間に図示していない自転車やバイクあるいは他の自動車等、直ぐに移動し易い物を置くことができ、また歩行者の通り抜け通路になりガレージ土地を立体的に二重に有効に活用することができる。これは二層だけでなく三層、四層としても本発明に含まれるものである。六面閉塞でなく、六面以下の閉塞でも本発明に含まれるものである。また閉塞形状とか上下機構とかも種々の変化したものも本発明に含まれるものである。

公知の空地の駐車場の側面図である。 公知のリフト式駐車場の側面図である。 公知の屋根付リフト式駐車場の側面図である。 公知の屋根付駐車場の側面図である。 本発明の一実施例を示す六方遮蔽ガレージの駐車収納前の状態を示す側面図である。 同実施例の正面図である。 本発明の一実施例を示す六方遮蔽ガレージの駐車収納後の状態を示す側面図である。 同実施例の正面図である。 本発明の一実施例を示す六方遮蔽ガレージの駐車収納前の状態を示す外観図である。

符号の説明

１ 六方遮蔽ガレージ
１０ 空地
１１ ガレージ筐体
１１０ 屋根板
１１１−１ 前方側板
１１１−２ 後方側板
１１２−１ 左側板
１１２−２ 右側板
１２−１ ガレージ支柱
１２−２ ガレージ支柱
１３ 自動車搭載台
１４ 牽引ボルト
１５ ガレージ土台
１６ 屋根
２ 自動車
３ ガレージ昇降機構
３１ 滑車
３２ 牽引ワイヤ
３３ 牽引ボルト
３４ シャッタ
３５ 屋根

Claims (1)

1. 六面方向のうち底面を除く五面など周辺を閉塞し底面を開け、前記底面を上下させて下から上に上げる事により六面を閉塞し底面を下げる事により下面を空けると同時にこの面から自動車等搭載物を下から前へ取り出す事を特徴とする六方遮蔽ガレージ。