JP2009290572A - 撮像装置および画像記録方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】再生される画像がどこの画像なのかが即時的に把握できるようにした撮像装置および画像記録方法を提供する。
【解決手段】撮像装置100は撮像手段と、撮影場所に関する位置情報を取得する位置情報取得手段と、撮像手段に光学画像を結像させる光学レンズの方向を特定するための方向情報を取得する方向情報取得手段と、位置情報および方向情報に基づいて、撮像信号に応じた撮影画像に含まれる被写体の名称を示す名称画像データを生成する名称画像生成手段と、撮影画像を示す撮影画像データとともに名称画像データを画像データ記録手段に記録させる記録制御手段とを有している。
【選択図】図3

Description

本発明は、デジタルカメラ、ビデオカメラ等の撮像装置および画像記録方法に関する。
従来、被写体の光学画像を静止画(静止画像)または動画(動画像)として取込み、撮影した画像を画像データに変換して電子的に保存する撮像装置が知られている。従来の撮像装置には、静止画の撮影を主体とするデジタルカメラと、動画の撮影を主体とするビデオカメラとがある。
デジタルカメラ、ビデオカメラのいずれについても従来から様々なものが普及している。例えば、特許文献1には、GPS衛星からの電波を受信するGPS受信装置を介して取得された情報から、移動速度及び移動方向のうち少なくとも一方を求めるデジタルカメラが開示されている。
特開2004−140433号公報
従来の撮像装置では、撮影映像を示す画像データとともに、移動速度及び移動方向のうち少なくとも一方を記録することができる。
しかし、従来の撮像装置の場合、記録された画像データには、映っている被写体(例えば、建物や、山、川といった風景)の名称を示すデータは含まれてなく、それらの特定は撮影者個人の記憶、知識、経験等に委ねられていた。そのため、記録された画像データを用いて再生される動画や静止画を撮影者とは別の人が見ても、そこに移っている画像がどこで撮影された画像なのかや、被写体が何であるのかといったことをその人が即時的に把握することはできなかった。
そこで、本発明は上記課題を解決するためになされたもので、再生される画像がどこの画像なのかを即時的に把握できるようにした撮像装置および画像記録方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、光学画像に応じた撮像信号を出力する撮像手段と、撮影場所に関する位置情報を取得する位置情報取得手段と、撮像手段に光学画像を結像させる光学レンズの方向を特定するための方向情報を取得する方向情報取得手段と、位置情報および方向情報に基づいて、撮像信号に応じた撮影画像に含まれる被写体の名称を示す名称画像データを生成する名称画像生成手段と、撮影画像を示す撮影画像データとともに名称画像データを画像データ記録手段に記録させる記録制御手段とを有する撮像装置を特徴とする。
また、本発明は光学画像に応じた撮像信号を出力する撮像手段を備えた撮像装置における画像記録方法であって、撮影場所に関する位置情報を取得し、撮像手段に光学画像を結像させる光学レンズの方向を特定するための方向情報を取得し、位置情報および方向情報に基づいて、撮像信号に応じた撮影画像に含まれる被写体の名称を示す名称画像データを生成し、撮影画像を示す撮影画像データとともに名称画像データを画像データ記録手段に記録させる画像記録方法を提供する。
以上詳述したように、本発明によれば、再生される画像がどこの画像なのかを即時的に把握できるようにした撮像装置および画像記録方法が得られる。
以下、本発明の実施の形態について説明する。なお、同一要素には同一符号を用い、重複する説明は省略する。
(撮像装置の構成)
図1は本発明の実施形態に係る撮像装置100の外観を示す背面図、図2は同じく撮像装置100の主要な構成を示すブロック図、図3は要部の構成を示すブロック図である。図1、2に示す撮像装置100は動画の撮影を主体とし、静止画も撮影することが可能なデジタルビデオカメラである。
撮像装置100はCCD(Charge Coupled Devices)123などの各種電子部品を内蔵し、後述する各種操作キー118が備えられた本体部140と、LCD表示部109とを有している。LCD表示部109は本体部140の側面部分に可動式で取り付けられている。LCD表示部109は撮影画像を表示する表示手段である。
撮像装置100は、動画の撮影や再生の際にMPEG−2にしたがい圧縮したデータを扱う。撮像装置100は動画を再生するときには、通常の再生以外に、逆再生、高速再生、高速逆再生、コマ送り、コマ戻しなどのトリック再生が簡単に実現できる。さらに、撮像装置100は画像データの記録媒体を磁気テープにする場合と違って、後述するHDD105またはメモリカード106aといったランダムアクセス可能な記録媒体を用いている。そのため、ユーザが見たい映像のサーチも容易に行えるようになっている。
そして、図2に示すようにこの撮像装置100はデジタル信号出力部101と、信号処理部102と、圧縮伸張処理部103と、メモリ104およびHDD(Hard Disk Drive)105とを有している。
また、撮像装置100は、メモリカードスロット106と、ビデオデコーダ107と、LCD(Liquid Crystal Display)ドライバ108と、LCD109と、LANコントローラ110およびUSBコントローラ111を有している。さらに、撮像装置100は、LAN端子112と、USB端子113と、CPU114と、レンズユニット115と、ズームドライバ116と、フォーカスドライバ117と、各種操作キー118と、GPSユニット119と、GPSアンテナ120と、ジャイロスコープ121と、OSDジェネレータ122と、CCD123とを有している。
デジタル信号出力部101は、レンズユニット115を通して得られる被写体の光学画像を用いてCCD(Charge Coupled Device)123が生成したアナログの電気信号をデジタル信号に変換して信号処理部102に出力する。
信号処理部102は、入力されるデジタル信号に画像処理を施して、実際に撮影された撮影画像を示す動画や静止画の画像データを生成する。なお、生成された画像データは一旦メモリ104に格納される。
圧縮伸張処理部103は、メモリ104から取り出した動画の画像データをMPEG−2にしたがい圧縮して圧縮動画データとし、静止画の画像データをJPEGにしたがい圧縮して圧縮静止画データとする符号化手段である。また、圧縮伸張処理部103は、CPU114の指示にしたがい圧縮動画データおよび圧縮静止画データを伸長する。
メモリ104は信号処理部102による処理の対象となるデータや、圧縮伸張処理部103による処理の対象となるデータが一時的に記憶される。
HDD105は、外部記憶装置であって、内蔵しているHD(Hard Disc)に圧縮動画データおよび音声データ並びに圧縮静止画データを記録する。HDD105はHD(Hard Disc)に対して、ランダムアクセスでデータの読み書きを行う。
メモリカードスロット106は、SDメモリカード(Secure Digital memory card)などのメモリカード106aが差込まれ、その差込まれたメモリカード106aに対するデータの読み書きを行う。メモリカード106aには、圧縮動画データなどが記録される。
ビデオデコーダ107は、圧縮動画データを用いて、撮影された撮影画像を表示するため、圧縮動画データの復号化処理を行い、LCDドライバ108に出力する。このビデオデコーダ107は、復号化プログラムにより実現されるソフトウェアデコーダである。
LCDドライバ108は、ビデオデコーダ107から受けた復号化された動画データをLCD109のインタフェースに適合した表示信号に変換する。LCD109は、LCDドライバ108から出力される表示信号を用いて撮影画像を表示する。また、LCD109は、ユーザの操作に応じて所定のGUI(Graphical User Interface)を表示する。
LANコントローラ110は、CPU114の指示にしたがい、メモリ104から取り出した画像データをLAN端子112を介して接続される図示しない外部の装置(例えば、DVDレコーダやHDDレコーダ)へ転送する。また、LANコントローラ110は、LAN端子112を介して外部の装置から取り込んだ画像データをメモリ104に出力する。
USBコントローラ111は、CPU114の指示にしたがい、メモリ104から取り出した画像データをUSB端子113を介して接続される図示しない外部の装置(例えば、パーソナルコンピュータ)へ転送する。また、USBコントローラ111は、USB端子113を介して外部の装置から取り込んだ画像データをメモリ104に出力する。
CPU114は、図示しないROMに記憶されているプログラムにしたがい各種手段(位置情報取得手段、方向情報取得手段、名称画像生成手段、記録制御手段)として作動する。また、CPU114は、他の構成要素との信号の入出力を行い、撮像装置100全体の動作制御や各シーケンスの制御を行う。
レンズユニット115は、複数のレンズを有し、それらのレンズを用いて被写体の光学画像をCCD123に結像させる。ズームドライバ116は、CPU114の制御にしたがいレンズユニット115を構成している各レンズの間隔を変更して撮影倍率(画角)を変更するズーム手段である。フォーカスドライバ117は、CPU114の制御にしたがい被写体までの距離を計測するとともに、計測した距離に応じてフォーカスモータを作動させ、レンズユニット115が結像させる光学画像のピントを合せる合焦手段である。
各種操作キー118は、図1に示したジョグダイヤル118aと、メニューボタン118bと、決定ボタン118cと、RECボタン118dとを有している。ジョグダイヤル118aは、撮像装置100における操作項目を選択する操作や、LCD109の明るさを調整する操作が行われる。メニューボタン118bは、各種操作メニューをLCD109に表示させるためのボタン、決定ボタン118cは選択内容または操作内容を確定させるための操作を行うボタン、RECボタン118dは撮影開始(録画開始)を指示する操作を行うボタンである。ジョグダイヤル118a、決定ボタン118cとは、撮影画像データに名称画像データを合成するか否かを決めるための操作情報の入力操作が行われる操作手段としての機能を有している。
GPSユニット119は、GPS衛星から送信されるGPS信号をGPSアンテナ120を介して受信してCPU114に出力する。ジャイロスコープ121は、レンズユニット115およびCCD123の向いている方角および仰角を示す方向情報をCPU114に出力する。
さらに、OSDジェネレータ122はOSD表示に必要なデータを生成する。CCD123は、レンズユニット115によって結像される被写体の光学画像に応じた撮像信号を生成し、その撮像信号をデジタル信号出力部101に出力する。
上記の構成に加え、撮像装置100は、切替スイッチ141と、加算器142とを有している(これらの詳しい内容は後述する)。
(撮像装置の動作内容)
次に、撮像装置100の動作内容について説明する。ユーザがメニューボタン118bを操作すると、メニュー画面が表示される。ユーザはジョグダイヤル118aを操作して所望のメニューを選択し、決定ボタン118cを操作して実行する操作内容を確定する。撮像装置100は図4に示すフローチャートに沿って作動し、確定された内容に応じた動作を実行する。
ユーザがRECボタン118dを操作したときは、撮影画像(主として動画)を示す画像データがHDD105(またはメモリカード106a)に記録されるとともに、撮影画像がLCD109に表示される。このとき、撮影画像の中に含まれる被写体の名称を示す名称画像が撮影画像とともにLCD109に表示される(詳しくは後述する)。
また、ユーザが録画した画像の再生を選択したときは、HDD105(またはメモリカード106a)から読み出された画像データを用いてLCD109に画像が表示される。
(録画モードの動作)
次に、ユーザがRECボタン118dを操作したとする。すると、CPU114が図4に示すフローチャートのS1において、確定されたモードを判定した結果、S2に動作を進めて後述するOSD情報生成記録処理を実行する。続いて、CPU114はS3に動作を進めてステイタスを判定し、モニタ中(LCD109に表示される撮影画像を確認するモニタリングの実行中)であればS4、撮影中であればS5にそれぞれ動作を分岐させる。S4では、レンズユニット115、CCD123、信号処理部102、圧縮伸張部103、ビデオデコーダ107を介してLCDドライバ108に入力され、CCD123が出力する撮像信号に応じた撮影画像がLCD109に表示される。
CPU114はS5に動作を進めると、操作キー118を用いた入力操作によって入力される操作情報にしたがい、合成モードがオンになっているかどうかを判定し、オンの場合はS6、そうでなければS7にそれぞれ動作を分岐させる。
このとき、CPU114は切替スイッチ141に指示信号udを出力することによって動作の切り替えを行わせる。すなわち、CPU114は合成モードがオンの場合はOSDジャネレータ122の出力データを加算器142に出力させるとともにS6を実行し、合成モードがオフの場合はOSD情報ファイル化処理を行う(S7)。OSD情報ファイル化処理では、CPU114はOSDジェネレータ122の出力データを用いて、OSDデータファイル151を生成しHDD115に記録させる(S7)。OSDデータファイル151は、撮影画像データのファイルとは別ファイルとしたものである。
CPU114はS6に動作を進めると後述するOSD合成記録処理を行ってS1に戻る。また、CPU114はS7を実行した後もS1に戻る。
そして、CPU114はOSD情報生成記録処理を図6に示すフローチャートにしたがって実行する。OSD情報生成記録処理は、その概略を示すと、被写体位置確定処理(S17)と、生成記録処理(S18)とによって構成されている。さらに詳細に示すと、図5のフローチャートのように構成されている。
すなわち、CPU114は、位置情報取得手段としての動作を行い、GPSユニット119から受信した受信信号から、経度、緯度、高度といった撮影場所を確定するための位置情報を取得して撮影場所を確定する(S11)。続いて、CPU114は、方向情報取得手段としての動作を行い、ジャイロスコープ121からの入力信号から、撮影しているときのレンズユニット115の方角および仰角(撮影方向)を確定する(S12)。また、ズームドライバ116およびフォーカスドライバ117の動作内容に基づき、撮影画像の画角を確定する(S13)。被写体位置確定処理はS11、S12、S13によって構成することができる。
続いて、CPU114は、S14に動作を進め、S11、S12、S13を実行して得られる情報(これをまとめて名称決定用情報ともいう)を用いて、HDD115に記憶されている地図データを検索し、名称決定用情報に対応する被写体の名称を示す名称データを取得してOSDジェネレータ122に出力する(S14)。次に、CPU114は、OSDジェネレータ122に指示して名称データを用いた名称画像データを含むOSD情報を生成させ、続くS16ではOSD情報をメモリ104に記憶させる。生成記録処理はS14〜S16によって構成することができる。
そして、CPU114は、合成モードがオンの場合、OSDジェネレータ122が出力したOSD情報をメモリ104から読み出すとともに(S21)、加算器142に指示して、読み出したOSD情報の撮影画像データVgへの合成を行わせて名称付撮影画像データVgdを生成する(S22)。次に、CPU114は、圧縮伸張処理部103に指示して名称付き画像データの圧縮符号化を行わせるとともに、圧縮符号化した名称付撮影画像データVgdを用いてOSD付き画像データファイル150を生成し(S24)、それをHDD105に記録させる(S25)。OSD付き画像データファイル150は、名称付撮影画像データVgdをファイル化したものである。
ここで、被写体位置確定処理について、図8と共に、図11,図12,図13を参照して詳しく説明する。
図11は、一般的な車載誘導装置(いわゆるカーナビゲーション)の表示画面上に表示される地図画像の一例である。この地図画像に示すように、GPS情報から、緯度、経度および高さの情報を取得することによって現在地を特定することができる。また、特定した現在地を示す現在値データを用いて、HDD115に記憶されている地図データを検索することによって、撮像装置100を用いて撮影が行われている場所(撮影場所)を特定することができる。
そして、ジャイロスコープ121から入力する方角情報によって、図12、図13に示すように、撮像装置100を持ったユーザが進行している方角と、撮像装置100が水平線に対してどの程度傾斜しているか(仰角)とを特定することができる。
さらに、撮像装置100に搭載されているレンズユニット115の制御情報から、ズーム倍率とフォーカス合焦距離を特定することができる。レンズユニット115を構成しているレンズは、ズームドライバ116の動作によって、画像を最も拡大する最望遠側(図14の(A)の場合)から、画像を最も広い範囲で表示する最広角側(図14の(C)の場合)まで、LCD109に表示する範囲を連続的に変えることができ、どの範囲まで表示できるかといった画角の情報を固有の情報として持っている。ズームドライバ116の動作によってレンズユニット115を構成している各レンズの間隔が変わると、それに伴い、LCD109に表示される画像の範囲が図15に示すようにして変化する。
最望遠側および最広角側はもちろんのこと、その間の部分における撮影可能な視野角は決まっている。そのため、図16に示すように、撮影画像を固定した際の、撮像装置100が撮影している画像の範囲(すなわち画角)は、レンズユニット115によって実現されるズーム倍率(焦点距離の情報)から特定することができる。ここで、LCD109の表示パネル160に対して、最広角側の画角は画角161、最望遠側の画角は画角162のようになる。
また、フォーカスドライバ117はピントを合せる際に、画面の特定部分(例えば中央部分)に表示されている被写体に向けて赤外線や超音波を発射し、その反射波が戻るまでの時間から被写体までの距離を測定している。そのため、フォーカスドライバ117がピントを合せたときの距離(フォーカス合焦距離)から、撮像装置100と被写体までの距離も特定できる。
CPU114は、これらの情報を総合的に活用し、図8に示すフローチャートに沿って被写体位置確定処理を実行することができる。
CPU114は、被写体位置確定処理を開始すると、S31で位置情報および方向情報をGPSユニット119と、ジャイロスコープ121から取得し、続くS32では、取得した位置情報および方位情報に基づいて、撮影位置および撮影方向を特定する。
次に、CPU114は、S33に動作を進め、ズームドライバ116から現在のズーム倍率を示すズーム倍率情報を取得し、続くS34では、S33で取得したズーム倍率情報にしたがい画角を算出する。また、イメージサークルは円形であるが、実際に記録される画像は上下がカットされるので、イメージサークルに合せて上下をカットし(S35)、CPU114は、その後画角を確定する(S36)。さらに、フォーカスドライバ117からフォーカス合焦距離を示す合焦距離情報を取得して(S37)、続くS38で、被写体の位置を確定して処理を終了する。
ところで、名称画像データはOSDジェネレータ122によって、画像データに合成される。ところが、撮像装置100で都市や市街地を撮影したときは、多くの被写体(例えば、ビルや家屋といった建物)が同軸上に並ぶ格好になることが多い。これらの被写体の名称をすべて表示すると撮影画像が見難くなってしまい、すべての被写体の名称を表示することが有効でないこともある。そうすると、他の被写体との判別が可能な被写体(手前の被写体に隠れていない被写体)だけを対象として名称画像を表示することが適切である。
ここで、図17は、撮像装置100と被写体200,201,202,203との位置関係を模式的に示した図、図18はこれらの被写体を含む撮影画像を模式的に示した図である。図17では、撮像装置100から被写体200,201,202,203と順に同軸上(一本の直線上)に並んでいて、被写体202にピントが合っている場合を想定している。また、被写体200,201,202はビルで、被写体201,202,200の順に高さが高く、被写体203は山であり、撮像装置100から最も離れた位置にあるが、最も高い高さを有している。
図17に示すように、被写体202はピントが合っている被写体201よりも後方にあり、かつ被写体201よりも高さが低く、被写体201の背後に隠れている。そのため、被写体202については名称画像を表示する必要がない。一方、さらに後方の被写体203は、被写体201と一部が重なって表示されるが、完全には隠れていないため、名称画像を表示することが適切である。
このようなことを考慮し、ピントが合っている被写体(前述の例では被写体201)までの距離を基本とし、図19に示すように、撮像装置100の画角をm×Lのマス目状の区画エリアに分割し、各区画エリアにおいて、前後の被写体との重なりを判別し、名称画像を表示するかどうかを判定(表示判定処理)している。そのための手順は例えば図9、図10に示すとおりである。
図9、図10において、CPU114は、前述のようにして被写体の位置を確定すると(S51)、撮影画像に含まれている被写体に対して名称画像を表示するか否かを区画エリアごとに判別していく。
CPU114は、各区画エリアのうちのピントのあっているフォーカス合焦エリア(エリアN,K)に含まれる被写体について、HDD115から名称データを取得し(S52)、フォーカス合焦距離を取得する(S53)。次に、エリアN,Kについて取得したデータを被写体情報としてメモリ104に保存する(S54)。
次に、エリアコードn,kをそれぞれ“0”、“1”に設定し(S55)、次に、エリアコードn,kをそれぞれ“n+1”、“k”に設定する(S56)。それから、エリアコードn,kに応じた区画エリアを判別エリアに設定する(S57)。なお、エリアコード“n”は区画エリアの行を示す行コード、エリアコード“m”は区画エリアの列を示す列コードである。
続いて、エリアコードn,kがそれぞれ“N、“K”であるか否かが判定され(S58)、その場合はS56に戻るがそうでなければS59に進む。S59では、エリアコードn,kの判別エリアにおける最も手前に位置する被写体の被写体情報を取得する。次のS60では、被写体情報があるか否かを判定し、なければS61、あればS64に動作を分岐させる。
S61では、被写体情報無し(空を撮影している)としてS70に動作を進める。S64では、フォーカス合焦距離から“X1”mだけ手前に被写体があるかどうかを判定し、その場合はS62、そうでなければS65に動作を進める。S62に動作を進めると、ピントが合っていない(ピントがぼけている)とし、被写体情報を破棄して(S63)S70に動作を進める。
一方、S65に動作を進めるときは、被写体が“X1”mよりも遠い位置に位置している場合である。そして、S65では、被写体がフォーカス合焦距離よりも手前に位置しているかどうかを判定し、その場合はS66、そうでなければS68に動作を進める。S66に動作を進める場合、この場合は、被写体が“X1”mよりも遠く、かつフォーカス合焦距離よりは手前に位置していることになり、この場合はピントが合っているとし(S66)、被写体情報を保持して(S67)S70に動作を進める。また、S68に動作を進める場合、この場合は、被写体がフォーカス合焦距離よりも後ろに位置していることになるから、この場合もピントが合っているとし(S68)、被写体情報を保持して(S69)S70に動作を進める。このようにして、撮像装置100では、被写体がフォーカス合焦距離よりも“X1”mだけ前に位置している場合と、フォーカス合焦距離よりも後ろに位置している場合を名称表示の対象としている。
そして、S70では、エリアコードを構成する行コード“n”が“m”になっているかどうかを判定し(“m”は行コードの最大値)、その場合はS71、そうでなければS56に戻る。S71では、エリアコードn,kをそれぞれ“0”、“k+1”に設定して、次の列に並ぶ区画エリアについて判別を行う。
次のS72では、エリアコードの“k”が“L+1”になっているかどうかを判定し、その場合はS73、そうでなければS56に戻る。S73では、前述したOSD情報記録生成処理を実行し、その後、表示判定処理を終了する。
以上のように、撮像装置100は、撮影画像データとともに被写体の名称を示す名称画像データをHDD105に記録しているので、撮影者以外の人でも、再生される画像がどこの画像なのかを即時的に把握することができ、再生される画像に付加価値をつけることができる。また、撮像装置100は、名称画像データが合成された名称付撮影画像データをHDD105に記録しているので、記録されている名称付撮影画像データを用いて画像を再生したときに、被写体の名称を撮影した画像とともに一体的に表示することができる。例えば、撮像装置100は、図20に示すように、LCD109の表示パネル160に対して、山を示す画像210とその名称を示す名称画像211とを一体的に表示することができる。
さらに、ユーザの操作によって、名称画像データを撮影画像データに合成するか否かを切り替えることができるから、利便性が高くなっている。合成しない場合は名称画像データを撮影画像データとは別ファイルで保持することができるから、必要なときにだけ、被写体の名称を表示することもできる。
なお、上述した撮像装置100では、ランダムアクセスによりデータの読み書きを行える外部記憶装置として、HDD105を有しているが、HDD105のほか、DVD(Digital Versatile Disk)へのデータの記録を行うDVDドライブを備えていてもよい。そして、DVDドライブにより、DVD−RW、DVD−RAMなどの書き換え可能な記憶媒体に動画データを記憶するようにすればよい。
以上の説明は、本発明の実施の形態についての説明であって、この発明の装置及び方法を限定するものではなく、様々な変形例を容易に実施することができる。又、各実施形態における構成要素、機能、特徴あるいは方法ステップを適宜組み合わせて構成される装置又は方法も本発明に含まれるものである。
本発明の実施形態に係る撮像装置の外観を示す背面図である。 同じく、主要な構成を示すブロック図である。 同じく、さらに主要な構成を示すブロック図である。 録画が行われるときの動作手順を示すフローチャートである。 OSD情報生成記録処理の動作手順を示すフローチャートである。 OSD情報生成記録処理の動作手順を示すフローチャートである。 OSD情報生成記録処理における生成記録処理の動作手順を示すフローチャートである。 被写体位置確定処理の動作手順を示すフローチャートである。 表示判定処理の動作手順を示すフローチャートである。 図9の後続の動作手順を示すフローチャートである。 一般的な車載誘導装置の表示画面上に表示される地図画像の一例を示す図である。 撮像装置を持ったユーザが進行している方角を説明するための図である。 撮像装置の仰角を説明するための図である。 画角の違いを説明するための図である。 画角の違いを説明するための図で、(a)は撮像装置を側面からみた場合、(b)は撮像装置を上からみた場合である。 LCDに表示される撮影画像の一例を示す図である。 撮像装置と複数の被写体との位置関係を説明するための図である。 図16の複数の被写体を含む撮影画像の一例を示す図である。 区画エリアの一例を示す図である。 名称画像が表示される画像の一例を示す図である。
符号の説明
100…撮像装置、102…信号処理部、105…HDD、109…LCD、114…CPU、115…レンズユニット、116…ズームドライバ、119…GPSユニット、120…GPSアンテナ、121…ジャイロスコープ。

Claims (9)

  1. 光学画像に応じた撮像信号を出力する撮像手段と、
    撮影場所に関する位置情報を取得する位置情報取得手段と、
    前記撮像手段に前記光学画像を結像させる光学レンズの方向を特定するための方向情報を取得する方向情報取得手段と、
    前記位置情報および前記方向情報に基づいて、前記撮像信号に応じた撮影画像に含まれる被写体の名称を示す名称画像データを生成する名称画像生成手段と、
    前記撮影画像を示す撮影画像データとともに前記名称画像データを画像データ記録手段に記録させる記録制御手段とを有することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記名称画像データを前記撮影画像データに合成する画像合成手段を更に有し、
    前記記録制御手段は、前記画像合成手段によって前記名称画像データが合成された名称付撮影画像データを画像データ記録手段に記録させることを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  3. 前記画像合成手段によって、前記名称画像データを前記撮影画像データに合成するか否かを決めるための操作情報の入力操作が行われる操作手段と、
    前記操作手段を用いて入力される操作情報にしたがい、前記名称画像データの前記撮影画像データへの合成または非合成を切り替える切替手段とを更に有することを特徴とする請求項2記載の撮像装置。
  4. 前記記録制御手段は、前記切替手段によって前記名称画像データの前記撮影画像データへの非合成に切り替えられたときは、前記名称画像データを前記撮影画像データとは別ファイルとして前記画像データ記録手段に記録させることを特徴とする請求項3記載の撮像装置。
  5. 前記名称付撮影画像データを圧縮符号化する符号化手段を更に有し、
    前記記録制御手段は、前記切替手段によって前記名称画像データの前記撮影画像データへの合成に切り替えられたときは、前記符号化手段によって圧縮符号化された前記名称付撮影画像データを前記画像データ記録手段に記録させることを特徴とする請求項3記載の撮像装置。
  6. 前記被写体までの距離を計測して前記光学レンズの焦点を合せる合焦手段を更に有し、
    前記名称画像生成手段は、前記合焦手段によって計測される距離に応じて前記名称画像データを生成することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  7. 前記名称付撮影画像データを用いて前記被写体の名称を含む名称付撮影画像を表示する画像表示手段を更に有することを特徴とする請求項3記載の撮像装置。
  8. 光学画像に応じた撮像信号を出力する撮像手段を備えた撮像装置における画像記録方法であって、
    撮影場所に関する位置情報を取得し、
    前記撮像手段に前記光学画像を結像させる光学レンズの方向を特定するための方向情報を取得し、
    前記位置情報および前記方向情報に基づいて、前記撮像信号に応じた撮影画像に含まれる被写体の名称を示す名称画像データを生成し
    前記撮影画像を示す撮影画像データとともに前記名称画像データを画像データ記録手段に記録させることを特徴とする画像記録方法。
  9. 前記名称画像データを前記撮影画像データに合成し、その名称画像データが合成された名称付撮影画像データを画像データ記録手段に記録させることを特徴とする請求項8記載の画像記録方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015534364A (ja) * 2012-09-21 2015-11-26 杭州美盛紅外光電技術有限公司 熱画像情報記録装置および熱画像情報記録方法

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