JP2009290535A - 無線通信装置および無線通信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】通信相手の移動速度が高速になるほど移動速度に応じて固定割当する再送回数を増やし、通信相手の移動速度が低速になるほど固定割当する再送回数を減らしてダイナミック割当する再送回数を増やすことにより、再送時の空リソースおよびダイナミック割当によるオーバーヘッドの双方を最適化して、周波数利用効率を向上させる。
【解決手段】本発明の無線通信装置100は、通信相手の移動速度を取得する移動速度取得部150aと、移動速度取得部150aにより取得した通信相手の移動速度に応じて、予め設定された第1の周波数での再送回数を制御する再送回数制御部150bと、再送回数制御部150bにより制御した再送回数を超える再送については、通信相手との間で任意に設定した第2の周波数にて前記再送を行うように制御する再送制御部150cとを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、通信相手に対するデータの再送時には、予め設定された周波数を利用して前記再送を行う、無線通信装置および無線通信方法に関するものである。
時間・周波数リソースをダイナミック割当する通信方式としては、例えば「LTE(Long Term Evolution)」がある。このような時間・周波数リソースをダイナミック割当する通信方式においては、ある程度安定した通信量が持続するパケット通信(例えばVoIP(Voice Over Internet Protocol))を行う際に、オーバーヘッドを削減することを目的として、固定的に無線リソースを割り当てる方式が検討されている。
図7は所定の周波数チャネルに2単位時間毎に再送のためのリソースを固定割当する固定スケジューリング例(従来例1)を説明するための図であり、図中の右向き斜線を付けたリソースは固定割当したリソースである。この固定スケジューリング例では、通信相手に対するデータの初回の送信を行った後に、同一周波数チャンネルにおいて2単位時間毎に再送のためのリソースを合計4回分確保するように構成されており、10単位時間が1つのデータの送信期間となっている。最初の送信期間には、初回の送信後に通信相手に対する固定割当によるデータの再送が2回行われたため、再送がない空リソース(図中の左向き斜線を付けたリソース)が2回分じており、次の送信期間には、初回の送信後に通信相手に対する固定割当によるデータの再送が1回行われたため、再送がない空リソース(図中の左向き斜線を付けたリソース)が3回分生じている。
このような使用されない空リソースの発生を回避するために、図8に示すように、図中の右向き斜線を付けたリソースに対応する初回の送信のみを固定割当して、図中の二重斜線を付けたリソースに対応する再送時にはリソースをダイナミック割当する「初回固定・再送ダイナミックスケジューリング例(従来例2)」が提案されている。
従来例1の固定スケジューリングの場合には、通信相手が移動していない場合や通信相手の移動速度が超低速の場合などの通信品質が良好な環境においては、図7に示すように空リソースが発生するため、動的に他ユーザにリソースを割り当てし直さない限り、リソースを有効に活用できないという問題が生じる。また、従来例2の初回固定・再送ダイナミックスケジューリングの場合には、通信相手の移動速度が高速でフェージングが大きくなる場合などの無線環境が劣化した環境においては、再送(すなわちダイナミック割当)が多発することとなり、オーバーヘッドが大きくなるという問題が生じる。
本発明は、予め設定された周波数で固定割当を行う通信方式において、通信相手の移動速度が高速になるほど移動速度に応じて固定割当する再送回数を増やし、通信相手の移動速度が低速になるほど固定割当する再送回数を減らしてダイナミック割当する再送回数を増やすことにより、再送時の空リソースおよびダイナミック割当によるオーバーヘッドの双方を最適化して、周波数利用効率を向上させる技術(無線通信装置および無線通信方法)を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の請求項1に係る無線通信装置は、通信相手に対するデータの再送時には、予め設定された周波数を利用して前記再送を行う無線通信装置であって、前記通信相手の移動速度を取得する移動速度取得部と、前記移動速度取得部により取得した前記通信相手の移動速度に応じて、予め設定された第1の周波数での再送回数を制御する再送回数制御部と、前記再送回数制御部により制御した再送回数を超える再送については、前記通信相手との間で任意に設定した第2の周波数にて前記再送を行うように制御する再送制御部と、を備えることを特徴とする。
上記本発明の請求項1に係る無線通信装置の好適例としては、前記再送回数制御部は、前記移動速度取得部により取得した前記通信相手の移動速度が低速になるほど前記再送回数が少なくなるように制御すること、前記再送回数制御部は、前記移動速度取得部により取得した前記通信相手の移動速度が所定速度未満の場合には、前記第1の周波数での再送が停止されるように前記再送回数を制御すること、および、前記移動速度取得部は、前記通信相手が測定した当該通信相手の移動速度を通知されることにより、前記通信相手の移動速度を取得すること、がある。
上記目的を達成するため、本発明の請求項5に係る無線通信方法は、通信相手に対するデータの再送時には、予め設定された周波数を利用して前記再送を行う無線通信方法であって、前記通信相手の移動速度を取得する移動速度取得ステップと、前記移動速度取得ステップにより取得した前記通信相手の移動速度に応じて、予め設定された第1の周波数での再送回数を制御する再送回数制御ステップと、前記再送回数制御ステップにより制御した再送回数を超える再送については、前記通信相手との間で任意に設定した第2の周波数にて前記再送を行うように制御する再送制御ステップと、を行うことを特徴とする。
本発明によれば、通信相手の移動速度に応じて、予め設定された第1の周波数での再送回数を、例えば前記通信相手の移動速度が低速になるほど再送回数が少なくなるように制御し、前記再送回数を超える再送については、通信相手との間で任意に設定した第2の周波数にて再送を行うように制御するから、例えば前記通信相手の移動速度が高速になるほど前記通信相手の移動速度に応じて固定割当する再送回数を増やし、前記通信相手の移動速度が低速になるほど固定割当する再送回数を減らしてダイナミック割当する再送回数を増やすことにより、再送時の空リソースおよびダイナミック割当によるオーバーヘッドの双方を削減することができ、再送時の空リソースおよびダイナミック割当によるオーバーヘッドの双方を最適化して、周波数利用効率を向上させることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づき詳細に説明する。
図1は本発明の無線通信装置の概略構成を示すブロック図である。本発明の無線通信装置(基地局)100は、所定の通信方式(例えばLTE)に対応するデータ通信を行い得るように構成されており、図1に示すように、アンテナ110と、RF部130と、RF制御部140と、システム制御部150と、入力部160と、表示部170と、システム記憶部180等を有している。RF制御部140は、受信部140aおよび送信部140bを有している。システム制御部150は、移動速度取得部150aと、再送回数制御部150bと、再送制御部150cとを有している。システム記憶部180は、移動速度情報記憶部180aを有している。
上記RF部130は、所定の通信方式で送信するデータを高周波信号に変換してアンテナ110から送信したり、アンテナ110から入力された高周波信号をデータ信号に変換したりするものである。
上記RF制御部140は、所定の通信方式の通信(送受信)を制御したり、アンテナで受信した通信相手となる無線通信装置(端末)からの電界の強度(RSSI等)を測定したりするものである。また、上記RF制御部140は、RF部130から入力されるデータ信号およびRF部130へ出力するデータ信号に対応して受信部140aおよび送信部140bとして機能するものである。
上記システム制御部150は、基地局100の各部を統括して制御する制御部である。
上記移動速度取得部150aは、通信相手(端末)の移動速度を取得するものであり、取得した移動速度は、移動速度情報として、システム記憶部180の移動速度情報記憶部180aに記憶する。その際、移動速度取得部150aは、後述する図3のシーケンスにより通信相手(端末)が測定した当該通信相手(端末)の移動速度を通知されることにより、前記通信相手(端末)の移動速度を取得する。
上記通信相手(端末)の移動速度は、例えば超低速領域(1km/h未満)、低速領域(1〜5km/h)、中速領域(5〜80km/h)、高速領域(80km/h以上)、・・のように複数に区分した速度領域の何れに該当する移動速度であるかを移動速度取得部150aが判断することにより、「超低速」、「低速」、「中速」、「高速」、・・の何れか1つに分類する。「超低速」が最高の通信品質が期待できる移動速度であり、「低速」が次に高い通信品質が期待できる移動速度であり、「中速」、「高速」、・・と進むにつれて通信品質が低下する。
上記移動速度の速度領域の定義の一例を表1に示す。表1の例では、50%以上の送信が再送回数0回(再送無し)で成功する場合を「超低速」と定義し、50%以上の送信が再送回数1回で成功する場合を「低速」と定義し、50%以上の送信が再送回数2回で成功する場合を「中速」と定義し、50%以上の送信が再送回数3回で成功する場合を「高速」と定義し、以下、必要に応じて、上記と同様にして「超高速」等を定義する。
なお、表1に示す移動速度の速度領域の定義は、これに限定されるものではなく、必要に応じて変更することができる。例えば、「ダイナミック割当を行う際のオーバーヘッドの削減」を「再送が発生しなかった場合の空リソースの削減」よりも重視する場合には、上記移動速度の速度領域の定義中の「50%」を「50%未満の所定値」に設定し、「再送が発生しなかった場合の空リソースの削減」を「ダイナミック割当を行う際のオーバーヘッドの削減」よりも重視する場合には、上記移動速度の速度領域の定義中の「50%」を「50%を超える所定値」に設定すればよい。また、表1に示す移動速度の各速度領域の上限値および下限値は、本発明の無線通信装置に適用する通信方式毎に、「移動速度と通信品質との関係」が異なることを考慮して、適用する通信方式における最適値となるように適宜設定するようにしてもよい。
Figure 2009290535
上記再送回数制御部150bは、移動速度取得部150aにより取得した通信相手(端末)の移動速度に応じて、予め設定された第1の周波数での再送回数を制御するものである。具体的には、表1に示す通信相手(端末)の移動速度と再送回数との関係に基づいて、固定割当する再送回数を設定する。その際、上記再送回数制御部150bは、表1に示すように、移動速度取得部150aにより取得した通信相手(端末)の移動速度が高速になるほど再送回数が多くなり、移動速度取得部150aにより取得した通信相手(端末)の移動速度が低速になるほど再送回数が少なくなるように制御するとともに、移動速度取得部150aにより取得した通信相手(端末)の移動速度が所定速度未満(表1の場合、1km/h未満)の場合には、前記第1の周波数での再送が停止されるように再送回数を0に制御する。
上記再送制御部150cは、再送回数制御部150bにより制御した再送回数だけ前記第1の周波数にて再送を行うとともに、再送回数制御部150bにより制御した再送回数を超える再送については、通信相手(端末)との間で任意に設定した第2の周波数にて前記再送を行うように制御するものである。なお、この場合、第2の周波数は、第1の周波数と異なる周波数であったり、場合によっては、第1の周波数と同じ周波数となることもある。また、上記再送制御部150cは、再送回数制御部150bにより前記第1の周波数での再送が停止するように再送回数を0に制御された場合には、前記第2の周波数にて全ての再送を行う(ダイナミック割当で全ての再送を行う)ことになる。
上記入力部160は、情報を入力したり、表示部170の表示画面に表示された選択肢の何れかを選択する際に使用するものであり、各種キーおよび各種ボタンを有している。なお、入力部160、表示部170は、必要に応じて省略することもできる。
上記システム記憶部180は、RAM等のメモリによって構成され、アプリケーションプログラムや一時的なデータを保存するものである。
上記移動速度情報記憶部180aは、上記移動速度取得部150aで取得した通信相手(端末)の移動速度を、「超低速」、「低速」、「中速」、「高速」、・・の何れか1つの移動速度情報として記憶するものである。
本発明の無線通信装置(基地局)100の通信相手(端末)200としては、「当該端末の移動速度を周期的に取得(検出)する機能を有する移動速度取得部」を備える無線通信端末を用いるものとする。具体的には、以下に説明する2種類の移動速度検出方法の何れかを用いて当該端末の移動速度を周期的に取得(検出)するように構成した無線通信端末を用いる。
[移動速度検出方法1;GPSにより取得した位置情報を使用する方法]
GPSにより取得した位置情報を使用して、前回監視時の位置情報と今回監視時の位置情報とから移動距離を算出し、前回と今回の時間差から移動速度を検出(算出)する。
例えば北半球において前回の監視時刻をt(h) とし、今回の監視時刻をt(h) とし、tのときの経度・緯度をx・yとし、tのときの経度・緯度をx・yとする。このときの移動距離r(km)および移動速度v(km/h)はそれぞれ、次式(1),(2)で求められる。
Figure 2009290535
Figure 2009290535
[移動速度検出方法2;通信相手の基地局または周辺基地局の周波数のドップラー偏移を使用する方法]
一般に、静止状態の基地局に向かって速度vで移動する移動体は、基地局から発信している無線周波数fに対して次式(3)のような周波数f’を観測する。
Figure 2009290535
ここで、cは光速(電波の速度)とする。上記式(3)より、移動体の速度vは次式(4)で求められる。
Figure 2009290535
上記移動体の速度vは、移動体が基地局方向に向かって移動している場合の速度であるから、移動体が基地局方向と平均角度θだけそれた方向へ移動する場合は、次式(5)の関係になる。
Figure 2009290535
ここで、通信相手の基地局の周波数のみを観測する場合には、θの値が確定できないため、0≦θ≦π/2の中央値であるθ=π/4であると仮定して、次式(6)で移動速度vを算出する。
Figure 2009290535
[通信相手(端末)の移動速度の取得のフローチャート]
図2は本発明の無線通信装置(基地局)が実行する無線通信方法で用いる移動速度を通信相手(端末)において取得する手順を例示するフローチャートである。この図2の移動速度の取得手順は、移動速度監視開始時に起動される。
まず、ステップS01では、通信相手(端末)200において、当該端末の移動速度を上記移動速度検出方法1または上記移動速度検出方法2によって取得する。このステップS01において取得する移動速度は、当該端末が圏内であれば、ステップS02のYesからステップS03−ステップS04のYes−ステップS01のループを繰り返すことにより、移動速度監視タイマのタイマ値(例えば10秒)により定まる所定周期毎(10秒毎)に更新される。なお、当該端末が圏外になった場合には、通信が途切れるため、移動速度の取得(監視)を終了する。
[割当方式決定シーケンス例]
図3は本発明の無線通信装置(基地局)が実行する無線通信方法において、無線通信装置(基地局)が通信相手(端末)から当該端末の移動速度を取得して再送回数等を通信相手(端末)に指示する割当方式決定シーケンスを例示する図である。
通信相手(端末)200が当該端末の移動速度を周期的に取得(検出)している間に、通信相手(端末)200と無線通信装置(基地局)100との間で無線アクセスが開始されると、通信相手(端末)200は、取得した当該端末の移動速度を無線通信装置(基地局)100に通知し、この当該端末の移動速度の通知を受信した無線通信装置(基地局)100は、予め設定された第1の周波数での再送回数や割当方式(固定割当、ダイナミック割当)等を通信相手(端末)200に指示する。
[割当方式決定手順のフローチャート]
図4は本発明の無線通信装置(基地局)が実行する無線通信方法における割当方式決定手順を例示するフローチャートである。この図2の割当方式決定手順は、通信開始時(無線アクセス開始時)に起動される。
まず、ステップS11では、移動速度取得部150aによって通信相手(端末)の移動速度を取得する。次のステップS12では、通信相手(端末)に対するデータの初回の送信が固定割当であるか否かを判定し、初回の送信が固定割当でなければステップS13に進んで初回の送信および再送を含む全ての送信をダイナミック割当し、初回の送信が固定割当であればステップS14に進む。なお、ステップS12の固定割当であるか否かの判定は、例えばQos(Quality of Service)に基づいて行うものとする。
ステップS14では、ステップS11で取得した通信相手(端末)の移動速度に応じて、予め設定された第1の周波数での再送回数を固定割当するとともに、該再送回数を超える再送を第2の周波数にダイナミック割当する。すなわち、ステップS14では、ステップS11で取得した通信相手(端末)の移動速度が「超低速」、「低速」、「中速」、「高速」、・・の何れであるかを判定し、「超低速」であればステップS15に進み、「低速」であればステップS16に進み、「中速」であればステップS17に進み、「高速」であればステップS18に進む。
最高の通信品質が期待できる「超低速」の場合に進むステップS15では、通信品質が極めて良好な環境であるため再送が発生する確率が低くなって空リソースの発生が減り、全ての再送をダイナミック割当した方が効率が良くなることを考慮して、予め設定された第1の周波数での再送(固定割当)が停止されるように再送回数を0に制御して、全ての再送を第2の周波数にダイナミック割当する。2番目に高い通信品質が期待できる「低速」の場合に進むステップS16では、固定割当の再送回数を1に制御して、再送1回を固定割当し、再送2回目以降をダイナミック割当する。通信品質が劣化した環境となる可能性がある「中速」の場合に進むステップS17では、固定割当の再送回数2に制御して、再送2回を固定割当し、再送3回目以降をダイナミック割当する。通信品質が劣化した環境となる可能性が高い「高速」の場合に進むステップS18では、固定割当の再送回数を3に制御して、再送3回を固定割当し、再送4回目以降をダイナミック割当する。
図5は図4の割当方式決定手順の動作例を示す図である。この図5は「再送3回までを固定割当し、その後の再送をダイナミック割当するスケジューリング例における動作例」を示しており、図4のステップS17に対応する、最初の送信期間には、初回の送信後に通信相手に対する固定割当によるデータの再送が2回行われた後、ダイナミック割当によるデータの再送が1回行われるため、再送がない空リソースは発生せず、かつ、ダイナミック割当によるデータの再送も1回であるため、ダイナミック割当を行う際のオーバーヘッドが図8に示す従来例2の2回分から1回分に減少している。また、図4のステップS17に対応する、次の送信期間には、初回の送信後に通信相手に対する固定割当によるデータの再送が1回だけ行われるため、再送がない空リソースが1回分生じているが、空リソースは図7に示す従来例1の3回分から大幅に減少している。
本発明の無線通信装置(基地局)および本発明の無線通信装置(基地局)が実行する無線通信方法によれば、図4の割当方式決定手順を行うことにより、通信開始時に、通信相手(端末)の移動速度に応じて、通信相手(端末)の移動速度が高速になるほど再送回数が増え、通信相手(端末)の移動速度が低速になるほど再送回数が減るように固定割当の再送回数を制御して、当該再送回数だけ予め設定された第1の周波数を利用して再送を行い、前記再送回数を超える再送については、移動速度が低速になるほどダイナミック割当の再送回数が増えるように再送回数を制御して、当該再送回数だけ通信相手(端末)との間で任意に設定した第2の周波数にて再送を行うように制御するから、通信相手(端末)の移動速度の上昇に伴い通信品質が劣化するほど通信品質の程度に応じて再送を固定割当する回数を増やすとともに通信相手(端末)の移動速度の低下に伴い通信品質が良好になるほど再送を固定割当する回数を減らして再送をダイナミック割当する回数を増やすことにより、再送時の空リソースおよびダイナミック割当によるオーバーヘッドの双方を削減することができ、再送時の空リソースおよびダイナミック割当によるオーバーヘッドの双方を最適化して、周波数利用効率を向上させることができる。
[割当方式変更手順のフローチャート]
図4の割当方式決定手順において割当方式を決定するタイミングは通信開始時であるが、通信開始時に決定した割当方式は、その後の通信品質の変動に応じて、通信中(送信パケット発生時)も変更可能であることが望ましい。
図6は本発明の無線通信装置(基地局)が実行する無線通信方法における割当方式変更手順を例示するフローチャートである。この図6の割当方式変更手順は、図4の割当方式決定手順により決定した割当方式を通信品質の変動に応じて変更するものであり、一定周期毎に実行される。
まず、ステップS21では、移動速度取得部150aによって通信相手(端末)の移動速度を取得する。次のステップS22では、通信相手(端末)に対するデータの初回の送信が固定割当であるか否かを判定し、初回の送信が固定割当でなければステップS23に進んで初回の送信および再送を含む全ての送信をダイナミック割当し、初回の送信が固定割当であればステップS24に進む。なお、ステップS22の固定割当であるか否かの判定は、例えばQos(Quality of Service)に基づいて行うものとする。
ステップS24では、ステップS21で取得した通信相手(端末)の移動速度に応じて、予め設定された第1の周波数での再送回数を固定割当するとともに、該再送回数を超える再送を第2の周波数にダイナミック割当する。すなわち、ステップS24では、ステップS21で取得した通信相手(端末)の移動速度が「超低速」、「低速」、「中速」、「高速」、・・の何れであるかを判定し、「超低速」であればステップS25に進み、「低速」であればステップS26に進み、「中速」であればステップS27に進み、「高速」であればステップS28に進む。
最高の通信品質が期待できる「超低速」の場合に進むステップS25では、通信品質が極めて良好な環境であるため再送が発生する確率が低くなって空リソースの発生が減り、全ての再送をダイナミック割当した方が効率が良くなることを考慮して、予め設定された第1の周波数での再送(固定割当)が停止されるように再送回数を0に制御して、全ての再送を第2の周波数にダイナミック割当する。2番目に高い通信品質が期待できる「低速」の場合に進むステップS26では、固定割当の再送回数を1に制御して、再送1回を固定割当し、再送2回目以降をダイナミック割当する。通信品質が劣化した環境となる可能性がある「中速」の場合に進むステップS27では、固定割当の再送回数2に制御して、再送2回を固定割当し、再送3回目以降をダイナミック割当する。通信品質が劣化した環境となる可能性が高い「高速」の場合に進むステップS28では、固定割当の再送回数を3に制御して、再送3回を固定割当し、再送4回目以降をダイナミック割当する。
次のステップS29では、ステップS25,ステップS26、ステップS27またはステップS28で決定した割当方式が現在の割当方式と一致しているか否かを判定し、一致していればステップS30に進んで現在の割当方式を維持し、不一致であればステップS31に進んで割当方式をステップS25,ステップS26、ステップS27またはステップS28で決定した割当方式に変更する。
なお、ステップS30またはステップS31の実行後にはステップS21に戻って上記割当方式変更手順を繰り返すので、送信パケット発生時であれば、通信品質の変動に応じて割当方式が随時変更されることになる。
本発明の無線通信装置(基地局)および本発明の無線通信装置(基地局)が実行する無線通信方法によれば、図6の割当方式判定手順を行うことにより、通信開始時および通信中に、通信相手(端末)の移動速度に応じて、通信相手(端末)の移動速度が高速になるほど再送回数が増え、通信相手(端末)の移動速度が低速になるほど再送回数が減るように固定割当の再送回数を制御して、当該再送回数だけ予め設定された第1の周波数を利用して再送を行い、前記再送回数を超える再送については、移動速度が低速になるほどダイナミック割当の再送回数が増えるように再送回数を制御して、当該再送回数だけ通信相手(端末)との間で任意に設定した第2の周波数にて再送を行うように制御するから、通信相手(端末)の移動速度の上昇に伴い通信品質が劣化するほど通信品質の程度に応じて再送を固定割当する回数を増やすとともに通信相手(端末)の移動速度の低下に伴い通信品質が良好になるほど再送を固定割当する回数を減らして再送をダイナミック割当する回数を増やすことにより、再送時の空リソースおよびダイナミック割当によるオーバーヘッドの双方を削減することができ、再送時の空リソースおよびダイナミック割当によるオーバーヘッドの双方を最適化して、周波数利用効率を向上させることができる。
なお、上述した第1実施形態の無線通信装置(基地局)では、「通信相手(端末)の移動速度に応じて、移動速度が速いほど再送回数が増え移動速度が遅いほど再送回数が減るように固定割当の再送回数を制御し、前記再送回数を超える再送についてはダイナミック割当する、割当方式決定手順および割当方式変更手順」を用いているが、例えば、「通信品質レベルに応じて、通信品質レベルが低いほど再送回数が増え通信品質レベルが高いほど再送回数が減るように固定割当の再送回数を制御し、前記再送回数を超える再送についてはダイナミック割当する、割当方式決定手順および割当方式変更手順」を併用するようにしてもよい。
本発明の無線通信装置(基地局)の概略構成を示すブロック図である。 本発明の無線通信装置(基地局)が実行する無線通信方法で用いる移動速度を通信相手(端末)において取得する手順を例示するフローチャートである。 本発明の無線通信装置(基地局)が実行する無線通信方法において、無線通信装置(基地局)が通信相手(端末)から当該端末の移動速度を取得して再送回数等を通信相手(端末)に指示する割当方式決定シーケンスを例示する図である。 本発明の無線通信装置(基地局)が実行する無線通信方法における割当方式決定手順を例示するフローチャートである。 図4の割当方式決定手順の動作例を示す図である。 本発明の無線通信装置(基地局)が実行する無線通信方法における割当方式変更手順を例示するフローチャートである。 所定の周波数チャネルに再送のためのリソースを固定割当する、固定スケジューリング例(従来例1)を説明するための図である。 初回のみ所定の周波数チャネルに再送のためのリソースを固定割当しその後は再送のためのリソースをダイナミック割当する、初回固定・再送ダイナミックスケジューリング例(従来例2)を説明するための図である。
符号の説明
100 無線通信装置(基地局)
110 アンテナ
130 RF部
140 RF制御部
140a 受信部
140b 送信部
150 システム制御部
150a 通信品質取得部
150b 再送回数制御部
150c 再送制御部
160 入力部
170 表示部
180 システム記憶部
180a 通信品質情報記憶部
200 通信相手(端末)

Claims (5)

  1. 通信相手に対するデータの再送時には、予め設定された周波数を利用して前記再送を行う無線通信装置であって、
    前記通信相手の移動速度を取得する移動速度取得部と、
    前記移動速度取得部により取得した前記通信相手の移動速度に応じて、予め設定された第1の周波数での再送回数を制御する再送回数制御部と、
    前記再送回数制御部により制御した再送回数を超える再送については、前記通信相手との間で任意に設定した第2の周波数にて前記再送を行うように制御する再送制御部と、
    を備えることを特徴とする無線通信装置。
  2. 前記再送回数制御部は、前記移動速度取得部により取得した前記通信相手の移動速度が低速になるほど前記再送回数が少なくなるように制御することを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
  3. 前記再送回数制御部は、前記移動速度取得部により取得した前記通信相手の移動速度が所定速度未満の場合には、前記第1の周波数での再送が停止されるように前記再送回数を制御することを特徴とする請求項1または2に記載の無線通信装置。
  4. 前記移動速度取得部は、前記通信相手が測定した当該通信相手の移動速度を通知されることにより、前記通信相手の移動速度を取得することを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の無線通信装置。
  5. 通信相手に対するデータの再送時には、予め設定された周波数を利用して前記再送を行う無線通信方法であって、
    前記通信相手の移動速度を取得する移動速度取得ステップと、
    前記移動速度取得ステップにより取得した前記通信相手の移動速度に応じて、予め設定された第1の周波数での再送回数を制御する再送回数制御ステップと、
    前記再送回数制御ステップにより制御した再送回数を超える再送については、前記通信相手との間で任意に設定した第2の周波数にて前記再送を行うように制御する再送制御ステップと、
    を行うことを特徴とする無線通信方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP6395944B1 (ja) * 2017-02-10 2018-09-26 三菱電機株式会社 車上無線システム

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