JP2009284188A - カラー撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】被写体の3次元座標情報およびそのカラー情報を有する高精度のカラー3次元画像データの生成を可能とする。
【解決手段】カラー撮像装置1は、被写体16を複数の視点から同時に撮影するものであって、同一平面上にカラー撮像領域13dとモノクローム撮像領域13a、13b、13cとを設けた撮像素子13と、カラー撮像領域13dおよびモノクローム撮像領域13a、13b、13cそれぞれに被写体の像を結像する光学系11と、モノクローム撮像領域13a、13b、13cで撮影して得たモノクローム画像情報に基づいて被写体16の3次元座標を算出する3次元座標算出部9と、カラー撮像領域13dで撮影して得た被写体16のカラー画像情報を3次元座標にテクスチャとして貼り付ける合成部15とを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、カラー撮像装置に関し、特に、被写体を複数の視点で撮影して得たモノクロームおよびカラーの2次元画像に基づいてカラー3次元画像データを生成するカラー撮像装置に関する。
近年、物体の3次元座標の測定およびその物体のカラー映像表示の要求が高まっている。従来では、物体をモノクロームのステレオカメラにより撮影して得た視差のある複数の2次元画像を用いて、ステレオ視の原理により3次元座標を生成する技術が知られている。特に、視差の異なる3枚以上の2次画像から物体の3次元座標を生成する場合は多眼ステレオカメラと呼ぶ場合もある。
この3次元座標を精度よく生成するには、ステレオカメラを構成する各カメラについての、物体に対する位置、姿勢ならびにカメラパラメータの正確な情報が必要である。
さらに、物体のカラー映像表示を行うためには、モノクロームの2次元の画像を撮影するカメラのほかに、カラーの2次元画像を撮影するカメラを用意し、モノクロームのステレオカメラによって得られる3次元座標に、カラーのカメラによる2次元画像を対応づける必要がある。しかし、3次元座標を生成するためのステレオカメラと、カラーの2次元画像を取得するためのカメラとの間で、撮影位置および撮影条件等を合わせることは極めて困難である。このため、高精度なカラー3次元画像データを得ることは極めて困難であった。
この課題に対し、3次元座標に、カラーの2次元画像情報を容易に対応づける方法が提案されている。すなわち、ステレオカメラに備えた一方の撮像素子で3次元座標のためのモノクロームの2次元画像QAを取得し、他方の撮像素子でカラーの2次元画像QBを1回の撮影によって同時に取得する。そして、カラーの2次元画像QBから生成されたモノクロームの2次元画像と、2次元画像QAとから3次元座標を生成した後、その3次元座標にカラーの2次元画像QBを貼り付けている(例えば、特許文献1参照)。
この方法によれば、カラーの2次元画像QBが、3次元座標を求めるときのモノクロームの2次元画像と、3次元画像に対応づけるカラーの2次元画像とを兼ねているため、3次元座標とカラーの2次元画像との対応関係が既知となり、3次元座標にカラーの2次元画像QBを貼り付ける際の位置合わせを容易にすることができる。
特開2001−16621号公報
しかしながら、この従来のカラー撮像装置では、視差画像を取得するためにモノクローム用CCDと、それとは別にカラー用CCDが用いられているため、高精度の視差画像を得ることができなかった。すなわち、このカラー用CCD面上における各画素には、レッド(以下、「R」と記す)、グリーン(以下、「G」と記す)、ブルー(以下、「B」と記す)のいずれかが割り当てられており、1つの画素からは1色のみの画像データが得られる。このため、上下、左右または斜めに配置されている複数の画素の値を補間して1つの画素の輝度値(モノクローム)を生成し、この画素の輝度値とモノクローム用CCDの1つの画素の輝度値とを対応させるようにするため、補間による誤差が必然的に発生するために、高精度の3次元座標を得ることができなかった。
また、別の方法として、2つのカラー用CCDを用いて視差画像を得る方法、すなわち、近傍のR、G、Bの各色の画像から1つの輝度値を生成するようにして視差画像を得る方法も考えられる。この場合でも、同様に補間により視差画像の解像度が落ちるため、高精度の3次元座標を生成することができなかった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、被写体の3次元座標情報およびそのカラー情報を有する高精度のカラー3次元画像データの生成を可能とするカラー撮像装置を提供することを目的とする。
上述したような目的を達成するために、本発明のカラー撮像装置は、被写体を複数の視点から撮影するカラー撮像装置であって、カラー撮像領域と複数のモノクローム撮像領域とを同一平面上に有する撮像素子と、前記カラー撮像領域および前記複数のモノクローム撮像領域のそれぞれに前記被写体の像を結像する複数の光学系と、前記複数のモノクローム撮像領域のそれぞれで撮影して得た複数のモノクローム画像情報に基づいて前記被写体の3次元座標を算出する3次元座標算出部と、前記カラー撮像領域で撮影して得たカラー画像情報を前記座標算出部で得られた3次元座標に対応させて、カラー3次元画像データを生成する合成部と、を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、複数のモノクローム撮像領域とカラー撮像領域とを同一平面上に配置しているため、カメラキャリブレーションを行うときの外部パラメータである回転行列、平行移動行列などの射影行列の未知のパラメータを削減することができる。例えば、4つの撮像系それぞれに係る回転行列には3つの未知のパラメータがあり、合計12個となるが、同一平面上にカラー撮像領域と複数のモノクローム撮像領域とを設けた撮像素子では各回転行列はすべて等しくなるために、未知のパラメータの数を12個から3個に削減することができ、カメラキャリブレーションの精度を向上させることができる。これにより、同じ被写体を撮影して得た互いに視差を有する複数の視差画像を精度のよい座標で比較することができ、照合精度を高めることができる。さらに、キャリブレーションの精度を高めたことで精度の高い座標生成が可能となり、この3次元座標にカラー画像情報をテクスチャとして貼り付けする際のテクスチャマッピング精度も座標の精度を向上したことにより高めることができる。このようにして、被写体の3次元座標、およびそのカラー情報を有する高精度のカラー3次元画像データを生成することができる。
また、前記撮像素子は1つのカラー撮像領域と3つのモノクローム撮像領域とを有し、前記カラー撮像領域および前記モノクローム撮像領域が2行2列に配置されていることが好ましい。
この構成によれば、さらに、3つのモノクローム撮像領域の中から2つを選択して上下方向、左右方向で撮影された方向の異なる視差画像を得ることができ、異なる基線方向での視差画像の探索が可能となる。したがって、被写体におけるテクスチャが方向特性を有する場合であっても、探索画像の変化を検出することができ、ステレオマッチングの精度を高めることができる。
また、前記撮像素子は、1つの前記カラー撮像領域と、少なくとも2つの前記モノクローム撮像領域とを有し、前記少なくとも2つのモノクローム撮像領域は、前記1つのカラー撮像領域に対して対称となる位置に配置されていることが好ましい。
この構成によれば、さらに、2つの視差画像を撮影したときの光軸間の基線長を長くすることができるため3次元座標を生成する精度を向上させることができる。
また、前記撮像素子は1つのカラー撮像領域と8つのモノクローム撮像領域とを有し、前記カラー撮像領域および前記モノクローム撮像領域が3行3列に配置されており、前記カラー撮像領域が中心に配置され、前記モノクローム撮像領域が前記カラー領域の周囲に配置されていることが好ましい。
この構成によれば、8つのモノクローム撮像領域の中から多数の基線長や基線方向の組み合わせができ、上下方向、左右方向、斜め方向で多数の異なる視差画像の探索が可能となる。このため、被写体におけるテクスチャが方向特性を有する場合であっても探索画像の変化を検出することができ、ステレオマッチングの精度を高めることができる。
また、前記カラー撮像領域の受光面には、レッド、グリーンおよびブルーのカラーフィルタがベイヤー配列に配置されていることが好ましい。
この構成によれば、さらに、ベイヤー配列されている各色画素のうち、近傍にある同色の画素を補間演算することで容易に不足するカラー画像情報を得ることができる。
また、前記複数の光学系の光軸上に少なくとも1つの光量調整フィルタを有し、前記モノクローム画像情報の出力レベルと前記カラー画像情報の出力レベルとが略一致するように、前記複数の撮像領域に入射する各光量が調節されていることが好ましい。
この構成によれば、さらに、撮像素子上にある受光感度の異なるモノクローム撮像領域とカラー撮像領域とを同じ露光時間で露光しても、モノクローム画像情報の出力レベルとカラー画像情報の出力レベルとを略同レベルに揃えることができる。
また、前記複数のモノクローム撮像領域で撮影して得た前記モノクローム画像情報の出力レベルを、所定の出力レベルに調整する第1の出力調整部と、前記カラー撮像領域で撮像して得た前記カラー画像情報の出力レベルを前記所定の出力レベルに調整する第2の出力調整部とを備えることが好ましい。
この構成によれば、さらに、撮像素子上にある受光感度の異なるモノクローム撮像領域とカラー撮像領域とを同じ時間で露光しても、モノクローム画像情報の出力レベルとカラー画像情報の出力レベルとを同レベルに揃えることができる。さらに、光量調節フィルタをなくすことができ、コストを低減することができる。
また、第1の露光時間で前記被写体を撮影する第1の露光モードと、前記第1の露光時間より短い時間に設定された第2の露光時間で前記被写体を撮影する第2の露光モードと、を備え、前記第1の露光モードでは前記カラー撮像領域で前記被写体を撮影し、前記第2の露光モードでは前記モノクローム撮像領域で前記被写体を撮影することが好ましい。
これによれば、さらに、撮像素子上にある受光感度の異なるモノクローム撮像領域とカラー撮像領域とを同じ時間で露光しても、モノクローム画像情報の出力レベルとカラー画像情報の出力レベルとを略同レベルに揃えることができる。さらに、光量調節フィルタをなくすことができ、コストを低減できる。さらには、第2の露光時間を第1の露光時間に対して独立に設定することができるため、例えば第1の露光時間のみを長くすることにより、カラー画像情報の出力を下げることなく、モノクローム撮像領域での短時間撮影を可能にし、撮影して得られたモノクローム画像では利用者の手振れ、被写体振れの影響を抑えることができる。これにより、カラー画像情報の信号のS/Nを確保すると共に、ステレオマッチングするときの照合精度を高めることができ、3次元座礁の生成精度を高めることができる。
また、前記カラー撮像領域上に前記被写体の像を結像する前記光学系のレンズ径は、前記モノクローム撮像領域上に前記被写体の像を結像する前記光学系のレンズ径よりも小さく、前記カラー撮像領域の大きさは、前記複数のモノクローム撮像領域の大きさよりも小さいことが好ましい。
この構成によれば、さらに、モノクローム撮像領域とカラー撮像領域との間に隙間を設けることができ、撮像素子にカラーフィルタを塗布する際にモノクローム撮像領域とカラー撮像領域との境界領域での位置合わせ精度に余裕を持たせることができる。これにより、撮像素子を容易に製造することができ、製造する際のコストを下げることができる。さらには、レンズ径の小型化に基づく短焦点距離化により被写界深度を深くすることができ、立体の被写体を撮影するときにカラー画像のボケを抑えることができる。これにより、3次元座標にカラー画像情報を貼り付けるカラー画像を広い距離範囲で高精細に撮影することができる。
本発明によれば、被写体の3次元座標およびそのカラー情報を有する高精度のカラー3次元画像データの生成を可能とするカラー撮像装置を提供することができる。
本発明のカラー撮像装置は、同じ被写体を複数の視点から同時に撮影して、被写体のカラー3次元画像データを生成するものであって、カラー撮像領域と複数のモノクローム撮像領域とを設けた撮像素子と、カラー撮像領域および複数のモノクローム撮像領域それぞれに被写体の像を結像する複数の光学系とを備え、複数のモノクローム撮像領域それぞれで撮影して得た複数のモノクローム画像情報に基づいて被写体の3次元座標を算出した後、カラー撮像領域で撮影して得たカラー画像情報を被写体のテクスチャとして3次元座標に貼り付けることを特徴とする。
これにより、撮像素子上にカラー撮像領域とモノクローム撮像領域とを形成しているため、カメラキャリブレーションを行うときの外部パラメータである回転行列、平行移動行列などの射影行列の未知のパラメータの数を大幅に削減することができる。これにより、カメラキャリブレーションの精度を高めることで精度の高い座標生成が可能となり、高精度の3次元座標の生成およびカラー画像情報を3次元座標に貼り付けする際のマッピングの精度を高めることができる。
これらのことから、カラー撮像装置は3次元座標情報およびそのカラー情報を有する高精度のカラー3次元画像データを生成することができ、被写体の自由視点映像や立体撮像用の画像データを出力ことができる。
以下に、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
まず、本発明の実施の形態1におけるカラー撮像装置1の構成について図1および図2を参照して説明する。
図1は本発明の実施の形態1におけるカラー撮像装置1の構成を示すブロック図、図2は撮像素子13の画素構成例を示す図である。
図1に示すように、本実施の形態1におけるカラー撮像装置1は、撮像部2と、A/D変換部3と、画像記憶部4と、画像処理部5とを備えている。
撮像部2は、レンズアレイ11、光量調節フィルタ12、撮像素子13を備えている。
レンズアレイ11は、被写体像を後述する撮像素子13の同一面上に形成されたモノクローム撮像領域13a、13b、13cおよびカラー撮像領域13dそれぞれに結像するレンズとしての4つの光学系11a、11b、11c、11dを有し、光学系11a、11b、11c、11dが一体成型されている。なお、複数の光学系を一体成型したレンズアレイ11を用いたが、各光学系11a、11b、11c、11dを別個に実装した構成であってもよい。
撮像素子13には、撮像面上にモノクローム撮像領域13a、13b、13cとカラー撮像領域13dとが、同一面積でかつ長方形、即ち2行2列に配置されている。すなわち、3つのモノクローム撮像領域13a、13b、13cがL字状に配置され、これらのモノクローム撮像領域13a、13b、13cのすべてに近接してカラー撮像領域13dが配置されている。撮像素子13からは、モノクローム撮像領域13a、13b、13cおよびカラー撮像領域13dそれぞれで被写体16を撮影して得た画像情報100が出力される。よって、4つの各撮像領域を含む画像情報100は、一旦、後述する画像記憶部4に全体画像として記憶され、画像処理部5により各撮像領域ごとに切り出して読み出される。
このような構成によれば、3つのモノクローム撮像領域で撮影して得られる画像の中から2つを選択して組み合わせて、異なる視差画像を得ることができる。例えば、被写体16のテクスチャに方向特性があっても上下方向、左右方向の異なる方向の視差画像を選択することが可能となる。これにより、被写体16のテクスチャに対して2つの視差方向からの探索ができ、ステレオマッチングの精度を高めることができる。
さらに、撮像素子13では、撮像面上、すなわち同一平面上にモノクローム撮像領域13a、13b、13cとカラー撮像領域13dとを設けた構成のため、カメラキャリブレーションを行うときの外部パラメータである回転行列、平行移動行列などの射影行列の未知のパラメータの数を大幅に削減することができる。これにより、カメラキャリブレーションの精度を高めることで精度の高い座標生成が可能となり、高精度の3次元座標の生成およびカラー画像情報を3次元座標に貼り付けする際のマッピングの精度を高めることができる。
撮像素子13としては、公知のCCDやCMOSなどを使用することができる。
また、モノクローム撮像領域13aには、図2(a)に示すように、被写体16の濃淡を検出可能な画素Yがu方向およびv方向に画素ピッチpで配置されている。同様に、モノクローム撮像領域13b、13cにおいても被写体の濃淡を検出可能な画素Yがu方向およびv方向に画素ピッチpで配置されている。
また、カラー撮像領域13dには、図2(b)に示すように、受光面にはベイヤー配列でレッド、グリーンおよびブルーのカラーフィルタを配置している。すなわち、被写体16の濃淡を検出可能な画素Yがu方向およびv方向に画素ピッチpで配置され、各画素上にはR、GおよびBのカラーフィルタがベイヤー配列で塗布されている。この構成によれば、各画素において必要とする色情報は、カラーフィルタのベイヤー配置から、近傍にある画素の輝度情報を補間演算することで容易に得ることができる。
Rのカラーフィルタは、主に赤色の波長の光を透過させるために設計されたフィルタである。同様に、Gのカラーフィルタは、主に緑色の波長の光を透過させるために設計されたフィルタで、Bのカラーフィルタは、主に青色の波長の光を透過させるために設計されたフィルタである。これにより、カラー撮像領域13dでは被写体16のカラー情報を検出することができる。
光量調節フィルタ12は、モノクローム撮像領域13a、13b、13cとカラー撮像領域13dの露光時間を同じにしたときに、モノクローム撮像領域から得られるモノクローム画像の出力レベルと、カラー撮像領域から得られるカラー画像の出力レベルとを揃えるためのものである。各出力レベルを揃えることにより、カラー撮像領域からの出力に対し、モノクローム撮像領域の出力が飽和することを防ぐことができる。光量調節フィルタ12は、モノクローム撮像領域13a、13b、13cと光学系11a、11b、11cとの間にそれぞれ配置される。光量調節フィルタ12としては、公知のNDフィルタを使用することができる。なお、光量調節フィルタ12は、レンズ11a、11b、11cの前面(被写体側)に配置しても同様の効果が得られる。
A/D変換部3は、モノクローム撮像領域13a、13b、13cおよびカラー撮像領域13dの各画像領域で撮影して得られるアナログ画像情報100をデジタルの画像情報に変換する。
画像記憶部4は、4つの撮像領域の画像情報を含むデジタル化された画像情報を、一旦、全体画像として記憶する。
画像処理部5は、校正部6と、カメラパラメータ記憶部7と、前処理部8と、3次元座標算出部9と、デモザイク処理部10と、合成部15とを備えている。
この構成により、画像記憶部4に記憶されている4つの撮像領域で撮影して得た画像情報を撮像領域ごとに切り出して読み出し、出荷時や撮影前などにカメラキャリブレーションで推定されたカメラパラメータを用いて画像歪を除去する。その後、被写体16の3次元座標およびそのカラー情報を有するカラー3次元画像データを生成する。
校正部6は、出荷時や撮影前などにカメラキャリブレーションによってレンズ歪曲、レンズの焦点距離、レンズ間の相対的な位置関係などのカメラパラメータを事前に測定し、4つ撮像系における各カメラパラメータをカメラパラメータ記憶部7に記憶する。
カメラキャリブレーションでは、基準となるチャートを使用して計測し、所定のカメラモデルに基づいてカメラパラメータを推定する。これにより、世界座標における被写体16上の座標Mと、撮像面上における画像座標mとの対応がとれるようにしている。例えば、基準となるチャートとして既知の世界座標を有するチェッカーチャートを用い、このチェッカーチャートの座標とカラー撮像装置1で撮影して得られた画像の格子点座標とをカメラモデルを導入して対応させ、カメラパラメータを推定する。パラメータ推定するときに、評価関数を定義し、最適化アルゴリズムとして、例えば、公知の勾配法(最急降下法)、Levenberg-Marquardt法などを用いることができる。
また、カメラモデルとして、ピンホールカメラモデルが知られており、このカメラモデルを用いた場合には、つぎの(1)式の関係式が得られることが知られている。
Figure 2009284188
ここで、sはスカラー量、mは撮像面上の画像座標(2次元)、Mwは世界座標(3次元空間)、Aは射影行列、Rは回転行列、tは平行移動行列であり、撮像系ごとに関係式が適用される。例えば、4つの撮像系の場合iは1〜4となる。また、各射影行列Aにおいて、fは焦点距離、kおよびkは1/画素ピッチp、θは画素配列傾き、u0およびv0は各撮像領域の画像中心(光軸)である。本実施の形態1における撮像素子13では、方向uおよび方向vにおいて画素ピッチがpである正方形の画素を配列するため、画素配列傾きθは90度である。
これらのパラメータにおいて、焦点距離f、画像中心(u0、v0)、画素ピッチpなどを内部パラメータ、各撮像系の座標系と世界座標系との位置関係を決定する回転行列R、平行移動行列tなどを外部パラメータと呼ばれている。これらの内部パラメータ、外部パラメータを推定することで、世界座標(任意の3次元空間座標)における被写体上の座標Mと、カラー撮像装置1における撮像素子13の撮像面上における画像座標mとの対応をとることが可能となる。
モノクローム撮像領域13a、13b、13cとカラー撮像領域13dとを同じ撮像素子13の同一平面上に形成しているため、カメラキャリブレーションを行うときの外部パラメータである回転行列R、平行移動行列tなどの射影行列に係る未知のパラメータを削減することができる。例えば、4つの撮像系それぞれに係る回転行列Rには3つの未知のパラメータがあり、合計12個となるが、撮像素子13の撮像面において同一平面上に設けられたモノクローム撮像領域13a、13b、13cとカラー撮像領域13dとからモノクローム画像情報とカラー画像情報とを得るため、各回転行列はR=R=R=Rと等しくなり、未知のパラメータの数を12個から3個に削減することができる。これにより、カメラキャリブレーションの精度を高めることができ、ステレオマッチングするときの照合精度高めることができる。さらには、カメラキャリブレーションの精度の向上により精度の高い座標生成が可能となり、3次元座標にカラー画像を貼り付けする際のテクスチャマッピングの精度を高めることができる。
前処理部8は、画像記憶部4に記憶されている全体画像からモノクロ画像情報を順次に切り出して読み出し、カメラパラメータ記憶部7に記憶した内部パラメータ、外部パラメータなどを用いてステレオマッチングが可能な形態、例えば、平行化座標系(3次元)を決定し、それに基づき撮影部2で被写体16を撮影して得たモノクローム画像情報の画像座標を平行化された画像座標に変換する。これにより、被写体16を撮影して得た画像全域にわたって平行化補正されたモノクローム画像情報を得る。
3次元座標算出部9は、平行化補正された2つのモノクローム画像情報の組み合わせに基づき、被写体16の3次元座標を生成する。3次元座標の算出方法の詳細については後述する。
デモザイク処理部10では、画像記憶部4に記憶されている全体画像からカラー画像情報を切り出して読み出し、カラー撮像領域13d上の各画素位置で被写体16のカラー情報を検出可能にするため、例えば近傍画素の内挿補間により、所定の画素位置で不足する色情報を算出する。すなわち、カラー撮像領域13dには、図2(b)に示すようなベイヤー配列でR、GおよびBのカラーフィルタが塗布されているため、1つの画素からはR、G、Bのいずれかの色情報しか得られない。そのため、所定の画素で不足する他の色情報を近傍の画素の内挿補間により得る。例えば、図2(b)に示すように、B画素の位置でG成分のカラー情報を検出する場合には、上下、左右にある4画素(G)の内挿補間によりG成分情報を算出する。同様に、R成分のカラー情報を検出する場合には、斜め方向に配置されている4画素(R)の内挿補間によりR成分情報を算出する。これにより、B画素の位置で、R成分情報、G成分情報、B成分情報を得ることができる。このような演算をカラー撮像領域13d上の全画素の位置で行うことにより、カラー撮像領域13d上の全画素の位置で被写体16のカラー情報を検出することができる。カラー情報の高解像度化のためには、その他の様々な公知のデモザイク方法も利用することができる。
合成部15は、カメラパラメータ記憶部7に記憶した内部パラメータ、外部パラメータなどを用いて、デモザイク処理されたカラー画像情報を、3次元座標算出部26で生成された3次元座標の位置に対応させる。対応するカラー画像情報をテクスチャとして3次元座標に貼り付けを行う。すなわち、合成部15では、被写体16を撮像部2で撮影して得られる被写体像の中で、3次元空間座標の所定の位置Mに対応するカラー撮像領域13d上に結像された画像座標mにおけるデモザイク処理されたカラー画像情報を検出し、テクスチャとして貼り付けすることでカラー3次元画像データを生成する。
つぎに、図3および図4を参照しながら、図1の撮像部2の構成および3次元空間座標中の被写体の座標を算出する方法について説明する。図3は3次元空間座標中における被写体座標の算出方法を説明する図、図4は被写体16までの距離の算出方法を説明する図である。
図3に示すように、光学系11a、11b、11c、11dの各主点A、B、C、Dは略同一平面上に構成されており、その平面と略平行に撮像素子13の撮像面が配置されているとする。また、撮像素子13の撮像面上に、光学系11aの光軸を基準とするモノクローム撮像領域13a、光学系11bの光軸を基準とするモノクローム撮像領域13b、光学系11cの光軸を基準とするモノクローム撮像領域13c、光学系11dの光軸を基準とするカラー撮像領域13dが構成されている。
つぎに、このモノクロームおよびカラー撮像領域の座標系について説明する。図3では、撮像素子13をレンズアレイ11が設けられている側とは反対の背面側から見た構成を示している。各撮像領域13a、13b、13c、13dでは、撮像領域の、例えば、図面右下の位置を原点(0,0)とする2次元座標系を設定している。
すなわち、図3に示すように、撮像領域13aでは図面において、左方向が正となる水平ラインxa軸、上方向が正となる垂直ラインya軸を設定している。同様に、撮像領域13bでは左方向が正となる水平ラインxb軸、上方向が正となる垂直ラインyb軸を設定している。撮像領域13cでは左方向が正となる水平ラインxc軸、上方向が正となる垂直ラインyc軸を設定している。撮像領域13dでは左方向が正となる水平ラインxd軸、上方向が正となる垂直ラインyd軸を設定している。
図3において、モノクローム撮像領域13a上の14aは光学系11aの光軸との交点、モノクローム撮像領域13b上の14bは光学系11bの光軸との交点、モノクローム撮像領域13c上の14cは光学系11cの光軸との交点、カラー撮像領域13d上の14dは光学系11dの光軸との交点である。各モノクローム撮影領域13a、13b、13cおよびカラー撮影領域13dそれぞれの座標系において、それらと光軸14a、14b、14c、14dと交差する点が同じ座標となるように構成されている。ここで、光軸14a、14b、14c、14dとの交点の座標それぞれは撮像領域の画像中心とする。
つぎに、3次元空間座標中の被写体16の座標を算出する方法について説明する。
図3に示す光学系11aの主点Aを原点(0,0,0)とすると3次元空間座標系は、図3に示すようにモノクローム撮像領域13aのxa軸と平行で正負の符号が逆の軸をX軸、モノクローム撮像領域13aのya軸と平行で正負の符号が同一の軸をY軸、光学系11aの光軸に平行で、光学系11aに対し撮像素子13と逆方向を正とする軸をZ軸に設定している。3次元座標算出部9(図1)は、この3次元空間座標中の被写体16の座標を算出する。
具体的には、図3に示すように、被写体16の一点P(Xp,Yp,Zp)の像は、Zpが有限の場合には視差の影響により、各撮影領域の異なる座標pa、pb、pc、pdに結像する。3次元座標の算出方法では、濃淡を示す光が結像する撮像領域間の比較、すなわち、ここでは、モノクローム撮像領域13aとモノクローム撮像領域13bで撮影して得た2つの被写体像の比較により行う。なお、モノクローム撮像領域13aとモノクローム撮像領域13cで撮影して得た2つの被写体像を比較してもよい。この組み合わせの選択方法については後述する。
光学系11aおよび光学系11bの位置は、3次元空間座標においてX座標のみが異なる。このため、モノクローム撮像領域13aにおける被写体16の一点Pに対応した像の座標pa(xpa,ypa)と、モノクローム撮像領域13bにおける被写体16の一点Pに対応した像の座標pb(xpb,ypb)とを比べると、xpaとxpbについてはその値が視差の影響でずれを生じ、ypaとypbとについてはその値が等しい。
すなわち、モノクローム撮影領域13aの座標pa(xpa,ypa)上の像を選択すると、この像に対応するモノクローム撮像領域13b上の座標pb(xpb,ypb)は、後述するように、視差によるxpaに対してのずれ量Sからxpbを求めることによって特定することができる。このずれ量Sは、モノクローム撮像領域13aおよびモノクローム撮像領域13bで撮影して得られる画像情報に基づいて、エリアベースマッチング法などの従来のステレオマッチング技術により求めることができる。
さらに、ずれ量Sが求まれば、被写体16の一点P(Xp,Yp,Zp)における座標Zpは、被写体距離と視差との関係を用いて、つぎの(2)式で求めることができる。
Figure 2009284188
ここで、図4に示すように、視差つまり被写体像のずれ量SはS=Sa+Sbとなる。また、tabは光学系11aと光学系11bとの光軸間の距離、fは結像距離つまり図3の光学系11aの主点Aとモノクローム撮像領域13aでの光軸位置14aとの距離である。
図4により、被写体16の一点Pの座標Xpは、幾何計算により、つぎの(3)式で求めることができる。
Figure 2009284188
したがって、(2)式のZpの関係式を用いて、(3)式はつぎの(4)式のように変形される。
Figure 2009284188
同様に、被写体16の一点Pの座標Ypは、幾何計算により、つぎの(5)式で求めることができる。
Figure 2009284188
さらに、(2)式のZpの関係式を用いて、(5)式は(6)式のように変形される。
Figure 2009284188
前述の通り、光軸間の距離tab、ずれ量Sおよびy0aは既知であり、ypaは選択した位置のy座標である。このため、y0a−ypaも算出可能である。したがって、座標Ypの値を求めることができる。
このようにして、被写体16の一点P(Xp,Yp,Zp)の3次元座標を算出することができる。同様の計算により、被写体全体の3次元座標についても求めることができ、被写体16の3次元形状を得ることができる。
つぎに、合成部15でのカラー画像の貼り付け方法について説明する。
図3に示すように、被写体16の一点P(Xp,Yp,Zp)から発せられる光はカラー撮像領域13d上の座標pd(xpd、ypd)に結像している。幾何計算により、座標pd(xpd、ypd)のxpdは、つぎの(7)式で求めることができる。
Figure 2009284188
ただし、tadxは光学系11aと光学系11dとの光軸間の距離のうち、X軸方向での距離である。同様に、ypdは、幾何計算により、つぎの(8)式で求めることができる。
Figure 2009284188
ただし、tadyは光学系11aと光学系11dとの光軸間の距離のうち、Y軸方向での距離である。
以上により、カラー撮影領域13dにおいては、(7)式および(8)式で求めた位置pd(xpd,ypd)に、被写体16の一点Pの像が結像していることになる。このようにして、被写体16の一点P(Xp,Yp,Zp)に対応してカラー撮像領域13d上に結像する位置を算出することができる。同様により、被写体16全体について、カラー撮像領域13d上に結像する位置を算出することができる。
したがって、被写体16の各点に対応してカラー撮像領域13d上に結像する画像座標を求めることができるため、この被写体像が結像した画像座標における色情報を3次元座標に貼り付ければ、被写体16の各点の色を得ることができる。被写体16の全体について、同様の計算をすることにより、被写体16の色を得ることができる。合成部15(図1)は、このカラー撮像領域13d上に結像する画像座標における色情報を座標P(Xp,Yp,Zp)に貼り付けを行い、カラー3次元画像データを生成する処理を行っている。
なお、(7)式および(8)式の算出値に対応する画素が撮像領域上に存在しない場合は、近傍する画素の内挿補間もしくは外挿補間により被写体像を算出することができる。
つぎに、図5および図6を参照しながら、カラー撮像装置1の動作の手順について説明する。図5は本発明の実施の形態におけるカラー撮像装置1の動作の手順を示すフローチャート図、図6は撮像素子13の撮像領域の配置例を示す図である。
カラー撮像装置1は、出荷時や撮影前などにカメラキャリブレーションを行う。すなわち、カラー撮像装置1は校正部6で校正するときの基準となるチェッカーチャートを撮影し、既知のチェッカーチャートの座標と対応する画像の格子点座標とをカメラモデルに代入し、カメラパラメータを推定する。推定されたカメラパラメータ(内部パラメータ、外部パラメータ、歪みパラメータ)をカメラパラメータ記憶部7に記憶する。これにより、カラー撮像装置1は、撮影時にはカメラパラメータ記憶部7に記憶されているカメラパラメータを使用して、撮影画像の補正を行ない、画像歪を除去することができる。ここでは、出荷時など撮影の前に行うカメラキャリブレーションなどの予め実施する処理はフローチャート図には図示せず、撮影時からの動作について説明する。
まず、カラー撮像装置1は被写体16を撮影し(S100)、撮影して得られた画像情報100をA/D変換部3で一括してA/D変換し、4つの撮像領域を1つの全体画像として画像記憶部4に記憶する。
つぎに、前処理部8では、カメラパラメータ記憶部7に記憶されている内部パラメータ、外部パラメータ、歪みパラメータを用いて、画像記憶部4に記憶されている全体画像の中から3つあるモノクローム画像情報を撮像領域ごとに分割して読み出し、ステレオマッチングが可能な形態、すなわち、平行化座標系(2次元)の画像座標に変換する(S102)。これにより、3つあるモノクローム画像それぞれを平行化補正して視差検出に適した画像に変換する。
つぎに、カラー撮像装置1は、前処理部8で平行化補正されたモノクローム画像情報に基づき、被写体16におけるテクスチャ特性に対応して検出する視差画像の組み合わせを選択する(S104)。
具体的には、図6に示すように、撮像素子13では3つのモノクローム撮像領域13a、13b、13cをL字状に配置し、3つのモノクローム撮像領域13a、13b、13cのすべてに近接するように1つのカラー撮像領域13dを配置している。この3つのモノクローム撮像領域13a、13b、13cで撮影して得られた画像の中から2つを選択して組み合わせることにより、上下方向DB、左右方向DAで撮影された視差画像を得ることができ、異なる2つの基線方向の視差探索が可能となる。
例えば、被写体16において基線方向DAと平行なライン状のテクスチャを有する場合には、基線方向DAの視差探索において、探索方向と模様(ライン状のテクスチャ)の方向とが同一であることに起因して視差探索時の模様の変化が無いために視差の検出が困難となる。しかしながら、基線方向DBの視差探索ではラインと垂直方向の視差探索が可能となるため、視差探索時の模様の変化を得ることができ、正確な視差量を検出することができる。つまり、複数の基線方向の探索を可能とすることで、様々な被写体16のテクスチャに対してより正確な視差探索が可能となる。
具体的な基線方向の探索としては、モノクローム撮像領域13aとモノクローム撮像領域13bとの視差画像を選択すれば基線方向DAの視差探索が可能となる。同様に、モノクローム撮像領域13aとモノクローム撮像領域13cとの視差画像を選択すれば基線方向DBの視差探索が可能となる。
このように、カラー撮像装置1は、前処理部8で平行化補正されたモノクローム画像情報に基づき、被写体16のテクスチャの特性に対応して検出する視差画像の組み合わせを選択することで異なる基線方向の視差探索を可能とし、被写体16におけるステレオマッチング演算時の誤照合が低減され、照合精度を高めることができる。
つぎに、図5に戻り、カラー撮像装置1は、3次元座標算出部9で被写体16の3次元座標を生成する(S106)。すなわち、基線方向DAの視差探索で3次元座標を生成する場合には、撮像部2のモノクローム撮像領域13aとモノクローム撮像領域13bで被写体16を撮影して得られた2つのモノクローム画像情報に基づき、被写体16の一点の3次元座標を生成する。これを被写体16のすべての座標で行う。なお、基線方向DBの視差探索で3次元座標を生成する場合には、撮像部2のモノクローム撮像領域13aとモノクローム撮像領域13cで被写体16を撮影して得られた2つのモノクローム画像情報に基づき、被写体16の一点の3次元座標を生成する。すべての座標の生成が完了したか否かを判断し(S108)、すべての座標の生成が完了した場合(YES)にはステップS110に進む。一方、すべての座標の生成が完了していない場合(NO)にはステップS106に戻り、ステップS106およびステップS108を繰り返し実行する。
つぎに、カラー撮像装置1は、デモザイク処理部10により、画像記憶部4に記憶されている全体画像からカラー画像情報を切り出して読み出し、各画素位置で不足する他の色情報を近傍の画素の内挿補間などの手法により補間し、高精細のカラー画像情報を得る(S110)。例えば、図2(b)に示すように、B画素の位置でG成分のカラー情報を検出する場合には、上下、左右にある4画素(G)の内挿補間によりG成分情報を算出する。同様に、R成分のカラー情報を検出する場合には、斜め方向に配置されている4画素(R)の内挿補間によりR成分情報を算出する。これにより、B画素の位置で、他のR成分情報、G成分情報を得ることができる。このような演算をカラー撮像領域13d上の全画素の位置で行うことにより、カラー撮像領域13d上の全画素の位置で被写体16のカラー情報を検出する。
つぎに、カラー撮像装置1は、合成部15により、3次元座標算出部9で生成された3次元座標にカラー情報を貼り付けし、カラー3次元画像データを生成する(S112)。
以上のように、本発明の実施の形態1によれば、カラー撮像装置1は、光学系11a、11b、11c、11dで被写体16の像を撮像素子13の撮像面の同一平面上に形成されたモノクローム撮像領域13a、13b、13cおよびカラー撮像領域13dそれぞれに結像し、このモノクローム撮像領域13a、13b、13cで被写体16を撮影して得た複数のモノクローム画像情報に基づいて被写体16の3次元座標を算出し、カラー撮像領域13dで撮影して得たカラー画像情報からデモザイク処理して得られる高精細のカラー画像情報からカラー情報を取得し、3次元座標にカラー情報を貼り付けする。
これにより、撮像素子13の同一平面上にカラー撮像領域13dとモノクローム撮像領域13a、13b、13cとを形成しているため、カメラキャリブレーションを行うときの外部パラメータである回転行列、平行移動行列などの射影行列の未知のパラメータの数を削減することができる。これにより、カメラキャリブレーションの精度を高めることができ、高精度の3次元座標の生成およびカラー画像情報を3次元座標に貼り付けする際のテクスチャマッピングの精度を高めることができる。
これらのことから、カラー撮像装置1は3次元座標情報およびそのカラー情報を有する高精度のカラー3次元画像データを生成することができ、被写体16の自由視点映像や立体撮像用の画像データを出力ことができる。
なお、カラー撮像装置1を4眼撮像系としたがこれに限定されない。例えば、カラー撮像装置1を9眼撮像系とすることができる。具体的には、図7に示すように、撮像素子20では、1つのカラー撮像領域20iを中心として、カラー撮像領域20iに関して対称となるように近接させてモノクローム撮像領域20a〜20hを配置している。このような構成により、視差画像を撮影したときの光軸間の基線長を長くすることができるため、3次元座標を生成するときの精度を向上させることができる。
さらに、8つのモノクローム撮像領域20a〜20hをカラー撮像領域20iに関して対称となるように近接させて配置したことで、モノクローム撮像領域20a〜20hの中から2つを選択して組み合わせることにより、多数の基線長や基線方向での組み合わせが可能となり、例えば、モノクローム撮像領域20aを基準とすると、基線方向の異なる組合せは左右方向DA、上下方向DB、斜め方向DC〜DEの5パターンあり、基線長の異なる組合せは左右方向DAで2パターン、上下方向DBで2パターンある。合計7パターンの視差画像を少なくとも得ることができる。異なる基線長や、異なる基線方向の視差画像の選択により視差探索するときのステレオマッチングの精度を高めることができる。これにより、撮像素子20を用いれば3次元座標情報を精度よく生成することができる。
(実施の形態2)
つぎに、図8〜図11を参照しながら、本発明の実施の形態2におけるカラー撮像装置30について説明する。図8は本発明の実施の形態2におけるカラー撮像装置30の構成を示すブロック図、図9は撮像部31の構成例を示すブロック図、図10は撮像部31の露光動作を説明するためのタイミングチャート図、図11は撮像素子13の入出力特性を説明する図である。図8〜図11において、実施の形態1におけるカラー撮像装置1と同じ構成要素については同じ符号を付して説明する。
実施の形態1におけるカラー撮像装置1(図1)では、モノクローム撮像領域13a、13b、13cとカラー撮像領域13dとで受光感度が異なるため、光量調節フィルタ12を使用して露光量を調節し、撮像素子13のモノクローム撮像領域13a、13b、13cおよびカラー撮像領域13dを同じ露光時間で露光しても、モノクローム撮像領域13a、13b、13cで撮影して得た出力とカラー撮像領域13dで撮影して得た出力とを同じ出力レベルに揃えるようにしていた。
本実施の形態2では、撮像部31において、この光量調節フィルタ12を用いることなく、受光感度が異なるモノクローム撮像領域13a、13b、13cとカラー撮像領域13dとからそれぞれ出力される出力レベルを揃えるようにした点が異なる。
このために、図8に示すように、本実施の形態2におけるカラー撮像装置30は、A/D変換部3と、画像記憶部4と、画像処理部5と、撮像部31と、絞り部32と、駆動部33と、第1の調整部34と、第2の調整部35とを備えている。
絞り部32では、撮像素子13の撮像面に露光される光量を調節する。絞り部32として、公知の機構式のシャッターを使用することができる。なお、撮像素子13に備えられている電子シャッター機能との併用により、受光する露光量を調節するようにしてもよい。
駆動部33では、カラー撮像装置30で被写体16を撮影するときに、露光に係る各種タイミング信号を発生する。
第1の調整部34は、画像記憶部4に記憶されている全体画像のうち、モノクローム撮像領域13a、13b、13cそれぞれで被写体16を撮影して得たモノクロ画像情報を切り出して読み出し、その出力を所定の出力になるように調整する。同様に、第2の調整部35は、画像記憶部4に記憶されている全体画像のうち、カラー撮像領域13dで被写体16を撮影して得たカラー画像情報を切り出して読み出し、その出力を所定の出力になるように調整する。
これにより、図9に示すように、撮像部31では、レンズアレイ11を通過した光で受光感度が異なるモノクローム撮像領域13a、13b、13cおよびカラー撮像領域13dで直接に露光しても、モノクローム撮像領域13a、13b、13cとカラー撮像領域13dとからそれぞれ得られる出力のレベルを揃えることができる。
具体的には、図10に示すように、撮像素子13では、駆動部33から出力される駆動信号(B)により電子シャッター機能を動作させ、駆動信号(B)が「L」レベルのときにレンズアレイ11からの光を受光する。ここでは、露光時間tの間だけ、モノクローム撮像領域13a、13b、13cおよびカラー撮像領域13dで光を受光する。この駆動信号(B)は、周期Tで繰り返す同期信号(A)に同期している。ここで、周期Tで1回の撮影を行えば静止画像を得ることができ、周期Tで繰り返し撮影すれば動画像が得られる。
絞り部32では、撮像素子13において露光時間tの間だけ露光されたとき、モノクローム画像情報の入出力特性が図11に示すような直線104となるように光量を絞る。さらに、撮像素子13の出力レベルを微調整する場合には第1の調整部34を併用し、出力を直線104の特性になるよう調整する。第1の調整部34として、公知の増幅器を使用することができ、増幅率を設定することで出力レベルを調整することができる。
さらに、第2の調整部35では、例えば、図11に示すような信号103の特性で出力されるカラー画像情報の出力を信号104の特性になるように調整する。これにより、カラーフィルタにより減光されて受光感度が低下しているカラー画像情報の出力を信号104と同じ特性にすることができる。第2の調整部35として、公知の増幅器を使用することができ、増幅率を設定することで出力レベルを調整することができる。
以上のように、本発明の実施の形態2によれば、カラー撮像装置30は、モノクローム撮像領域13a、13b、13cとカラー撮像領域13dとを同じ露光時間tで露光しても、モノクローム画像情報の出力とカラー画像情報の出力とを同レベルに揃えることができる。これにより、モノクローム画像情報の出力飽和を防止するための光量調節フィルタ12をなくすことができ、コストを低減することができる。
なお、図12および図13に示すように、露光時間を制御する方法によってもモノクローム画像情報とカラー画像情報との出力を揃えることができる。すなわち、図12のタイミングチャート図に示すように、カラー撮像装置30は、第1の露光時間tで被写体16を撮影する第1の露光モードと、第1の露光時間tより短い時間に設定された第2の露光時間tで(t>t)被写体16を撮影する第2の露光モードとを備え、第1の露光時間tではカラー撮像領域13dで撮影し、第2の露光時間tではモノクローム撮像領域13a、13b、13cで撮影する。
この場合には、まず、第1の露光モードにおいて、カラー撮像領域13dで撮影して得られる出力が図13に示すような直線105の入出力特性が得られるように調整する。
すなわち、カラー撮像装置30では、カラー撮像領域13dで第1の露光時間tの間だけ光を受光したときに、出力が図13に示すような直線105の特性になるように、絞り部32を調節する。微調整を行う場合には、第2の調整部35を併用し、出力を直線105の特性になるように調整する。
つぎに、カラー撮像装置30は、第2の露光モードに切り替え、電子シャッター機能により、モノクローム撮像領域13a、13b、13cを露光したときに、出力が直線105の特性になるように第2の露光時間tを調整する。微調整を行う場合には、第1の調整部34を併用し、出力を直線105の特性に合わせるように調整する。これにより、感度が高いモノクローム撮像領域13a、13b、13cで撮影して得られる出力レベルが図13に示すような直線106であっても、直線105の特性に調整することができる。
このように、露光時間を制御することで、モノクローム画像情報の出力とカラー画像情報の出力とを同じレベルに揃えることができる。よって、光量調節フィルタ12をなくすことができ、コストを低減することができる。
さらには、第2の露光時間tを第1の露光時間tに対して独立に設定が可能となり、カラー画像信号101の出力レベルを下げることなく、モノクローム撮像領域13a、13b、13cで短時間撮影をすることができる。これによって、撮像部31で被写体16を撮影して得た画像では、撮影時の手振れや被写体16の動作による被写体振れの影響を抑えることができる。これにより、カラー画像情報の信号のS/Nを低下させることなくステレオマッチングするときの照合精度を高めることができ、高精度のカラー3次元画像データを生成することができる。
なお、図12に示すタイミングチャート図では、第1の露光時間tで被写体16を撮影する第1の露光モードに続き、第1の露光時間tより短い時間に設定された第2の露光時間tで(t>t)被写体16を撮影する第2の露光モードを実行しているが、これに限定されない。第2の露光モードに続いて第1の露光モードを実行しても、上述した同様の効果を得ることができる。
また、第1の露光モードと第2の露光モードとの間には画像データを出力するための休止期間を設けている。この休止期間をできるだけ短くすることにより、カラー撮像装置30で撮影するときに被写体16のモノクローム情報とカラー情報の画像としてのずれを小さくすることができ、カラー画像情報と視差画像との対応が容易になる。これにより、3次元座標に貼り付けするカラー画像情報のマッピング精度を向上させることができる。
また、撮像素子40において、モノクローム撮像領域40a、40b、40cとカラー撮像領域40dとの間に隙間Gaを設けるため、図14(a)に示すように、レンズアレイ41において、カラー撮像領域40d上に被写体16の像を結像する光学系41dのレンズ径Rbをモノクローム撮像領域40c上に被写体16の像を結像する光学系41cのレンズ径Raより小さくすることができる。ここで、モノクローム撮像領域40a上に被写体16の像を結像する光学系41a(図示しない)、モノクローム撮像領域40b上に被写体16の像を結像する光学系41b(図示しない)としたとき、光学系41aおよび光学系41bのレンズ径はRaとする。
このような構成によれば、さらに、モノクローム撮像領域40cの大きさよりカラー撮像領域40dの大きさを小さくすることができるため、図14(b)に示すように、撮像素子40において、モノクローム撮像領域40a、40b、40cとカラー撮像領域40dとの間に隙間Gaを設けることができ、撮像素子40にカラーフィルタを塗布する際に、モノクローム撮像領域40a、40b、40cとカラー撮像領域40dとの境界領域での位置合わせ精度に余裕を持たせることができる。これにより、撮像素子40を容易に製造することができ、製造する際のコストを下げることができる。さらには、レンズ径Rbを小さくすることで焦点距離fb(fb<fa)が短くなり被写界深度を深くすることができる。これにより、立体の被写体16を撮影するときにカラー画像のボケを抑えることができるようになるため、3次元座標に貼り付けるカラー画像情報を広い距離範囲で高精細に撮影することができる。
また、図15に示すように、デジタルカメラ50にカラー撮像装置1、30を応用することができる。例えば、デジタルカメラ50は、被写体16を撮像するカラー撮像装置1と、利用者の操作指示を入力する操作部51と、操作部51から設定に応じて撮像装置全体を統括制御するシステム制御部52と、カラー撮像装置1の出力画像を表示する表示部53と、カラー撮像装置1の出力画像を記憶する記憶部54とを備えている。これにより、デジタルカメラ50は、カラー撮像装置1で被写体16を撮影してカラー3次元画像データを生成し、このカラー3次元画像データを表示部53で表示、または、記憶部54に記憶することが容易にできる。なお、カラー撮像装置1をカラー撮像装置30に置き換えてもよい。
また、本発明の実施の形態1、2におけるカラー撮像装置1、30は、デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ、監視カメラ、携帯電話、携帯情報端末装置、立体テレビなどにも入力機能として応用することが可能である。
また、本発明の具体的な構成は、上述した本実施の形態1、2に限られるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更および修正が可能である。
本発明によれば、同じ被写体を複数の視点から撮影して被写体の3次元座標情報およびそのカラー情報を有するカラー3次元画像データを生成することができ、特に、高精度の3次元データの生成を可能とするカラー撮像装置などとして有用である。
本発明の実施の形態におけるカラー撮像装置の構成を示すブロック図 同カラー撮像装置における撮像素子の画素構成例を示す図 同カラー撮像装置における3次元空間座標中における被写体座標の算出方法を説明する図 同カラー撮像装置における被写体までの距離の算出方法を説明する図 同カラー撮像装置の動作の手順を示すフローチャート 同カラー撮像装置における撮像素子の撮像領域の配置例を示す図 同カラー撮像装置における撮像素子の他の撮像領域の配置例を示す図 本発明の実施の形態2におけるカラー撮像装置の構成を示すブロック図 同カラー撮像装置における撮像部の構成例を示すブロック図 同カラー撮像装置における撮像部の露光動作を説明するためのタイミングチャート 同カラー撮像装置における撮像素子の入出力特性を説明する図 同カラー撮像装置における撮像部の露光動作を説明するためのタイミングチャート 同カラー撮像装置における撮像素子の入出力特性を説明する図 同カラー撮像装置における他の撮像部の構成例を示す図 同カラー撮像装置の応用例の構成を示すブロック図
符号の説明
1,30 カラー撮像装置
2,31 撮像部
3 A/D変換部
4 画像記憶部
5 画像処理部
6 校正部
7 カメラパラメータ記憶部
8 前処理部
9 3次元座標算出部
10 デモザイク処理部
11,41 レンズアレイ
11a,11b,11c,11d,41c,41d 光学系
12 光量調節フィルタ
13,20,40 撮像素子
13a,13b,13c,20a,20b,20c,20d,20e,20f,20g,20h,40a,40b,40c モノクローム撮像領域
13d,20i,40d カラー撮像領域
14a,14b,14c,14d 交点
15 合成部
16 被写体
32 絞り部
33 駆動部
34 第1の調整部
35 第2の調整部
50 デジタルカメラ
51 操作部
52 システム制御部
53 表示部
54 記憶部
100 画像情報

Claims (9)

  1. 被写体を複数の視点から撮影するカラー撮像装置であって、
    カラー撮像領域と複数のモノクローム撮像領域とを同一平面上に有する撮像素子と、
    前記カラー撮像領域および前記複数のモノクローム撮像領域のそれぞれに前記被写体の像を結像する複数の光学系と、
    前記複数のモノクローム撮像領域のそれぞれで撮影して得た複数のモノクローム画像情報に基づいて前記被写体の3次元座標を算出する3次元座標算出部と、
    前記カラー撮像領域で撮影して得たカラー画像情報を前記座標算出部で得られた3次元座標と対応させて、カラー3次元画像データを生成する合成部と、
    を備えたことを特徴とするカラー撮像装置。
  2. 前記撮像素子は1つのカラー撮像領域と3つのモノクローム撮像領域とを有し、前記カラー撮像領域および前記モノクローム撮像領域が2行2列に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のカラー撮像装置。
  3. 前記撮像素子は、1つの前記カラー撮像領域と、少なくとも2つの前記モノクローム撮像領域とを有し、前記少なくとも2つのモノクローム撮像領域は、前記1つのカラー撮像領域に対して対称となる位置に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のカラー撮像装置。
  4. 前記撮像素子は1つのカラー撮像領域と8つのモノクローム撮像領域とを有し、前記カラー撮像領域および前記モノクローム撮像領域が3行3列に配置されており、前記カラー撮像領域が中心に配置され、前記モノクローム撮像領域が前記カラー領域の周囲に配置されていることを特徴とする請求項3に記載のカラー撮像装置。
  5. 前記カラー撮像領域の受光面には、レッド、グリーンおよびブルーのカラーフィルタがベイヤー配列に配置されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のカラー撮像装置。
  6. 前記複数の光学系の光軸上に少なくとも1つの光量調整フィルタを有し、前記モノクローム画像情報の出力レベルと前記カラー画像情報の出力レベルとが略一致するように、前記複数の撮像領域に入射する各光量が調節されていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のカラー撮像装置。
  7. 前記複数のモノクローム撮像領域で撮影して得た前記モノクローム画像情報の出力レベルを所定の出力レベルに調整する第1の出力調整部と、
    前記カラー撮像領域で撮像して得た前記カラー画像情報の出力レベルを前記所定の出力レベルに調整する第2の出力調整部と、
    を備えたことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のカラー撮像装置。
  8. 第1の露光時間で前記被写体を撮影する第1の露光モードと、前記第1の露光時間より短い時間に設定された第2の露光時間で前記被写体を撮影する第2の露光モードと、を備え、
    前記第1の露光モードでは前記カラー撮像領域で前記被写体を撮影し、前記第2の露光モードでは前記モノクローム撮像領域で前記被写体を撮影することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のカラー撮像装置。
  9. 前記カラー撮像領域上に前記被写体の像を結像する前記光学系のレンズ径は、前記モノクローム撮像領域上に前記被写体の像を結像する前記光学系のレンズ径よりも小さく、
    前記カラー撮像領域の大きさは、前記複数のモノクローム撮像領域の大きさよりも小さいことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のカラー撮像装置。
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