JP2009281626A - 吹出気流分布シミュレーション方法及び吹出気流分布シミュレーションプログラム - Google Patents

吹出気流分布シミュレーション方法及び吹出気流分布シミュレーションプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】シミュレーションや入力作業の工数の削減を図る。
【解決手段】本発明の吹出気流分布シミュレーション方法は、水平吹出口12,15と鉛直吹出口13,16を設定してシミュレーション用吹出口11,14を構成するシミュレーション用吹出口設定ステップと、鉛直吹出口13,16と水平吹出口12,15の各吹出風量を設定する吹出風量設定ステップと、鉛直吹出口13,16と水平吹出口12,15の各吹出風量をそれぞれネック面積で除することにより鉛直吹出口13,16及び水平吹出口12,15の各吹出風速をそれぞれ設定する吹出風速設定ステップと、鉛直吹出口13,16及び水平吹出口12,15の吹出風量と、鉛直吹出口13,16及び水平吹出口12,15の吹出風速とに基づきアネモスタット型吹出口からの吹出気流分布を解析する吹出気流解析ステップとを備えていることを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、数値流体解析によってアネモスタット型吹出口からの吹出気流分布を予測する直交格子系の吹出気流分布シミュレーション方法及び吹出気流分布シミュレーションプログラムに関する。
一般に、建物の室内の温熱環境や空気環境を検討する際、吹出口からの吹出気流分布をシミュレーションする必要がある。従来のこの種のシミュレーション方法としては、例えば、数値流体解析(CFD:Computational Fluid Dynamics)を利用したアネモスタット型吹出口からの吹出気流分布のシミュレーション方法などが知られている(非特許文献1,2,3,4参照)。
CFDにおけるアネモスタット型吹出口のモデリング手法に関する研究(その1)等温場における吹出口周辺流れ場の実験および非構造格子系CFD解析:空気調和・衛生工学会学術講演会論文集{2001.9.26〜28(京都)} CFDにおけるアネモスタット型吹出口のモデリング手法に関する研究(その2)BOX法とP.V.法を適用した場合の構造格子系CFD解析:空気調和・衛生工学会学術講演会論文集{2001.9.26〜28(京都)} 数値流体力学CFDの室内環境への応用(2)CFD解析の基礎(その1)基礎方程式:空気調和・衛生工学第71巻第7号 数値流体力学CFDの室内環境への応用(2)CFD解析の基礎(その2)基礎方程式:空気調和・衛生工学第71巻第7号
しかしながら、上記したような従来の吹出気流分布シミュレーション方法では、各アネモスタット型吹出口の大きさや吹出方法及び吹出風量に対して実験を行った上でシミュレーションに使用する吹出口を決定する必要があった。また、吹出口近傍の空気の部分に仮想の風速設定領域を設定し、実験で測定したその領域の風速を入力条件として吹出気流を再現しているため、吹出風速を決定するためには、吹出口の寸法や吹出風量についてそれぞれ実験を行う必要があった。さらに、冷房モードと暖房モードで吹出方向が異なるごとに新たに吹出口形状をシミュレーション上で設定する必要もあった。このように、従来の吹出気流分布シミュレーション方法は、シミュレーションや入力作業において工数が多く、シミュレーション結果を得るまでに時間が掛かると共に、入力ミス等の人為ミスが発生し易いといった問題があった。
また、従来の吹出気流分布シミュレーション方法では、冷房モード時に吹出口からの法線方向の吹出風速のみを使用しているため、吹出口の風速分布が同心円状にならず、実際の気流分布を再現することが難しいといった問題もあった。
本発明は、上記した課題を解決すべくなされたものであり、シミュレーションや入力作業の工数の削減やシミュレーション結果を得るまでの時間の短縮化を図ることができると共に入力ミス等の人為ミスの発生を防止することができ、実際の気流分布を容易に再現することが可能な吹出気流分布シミュレーション方法及び吹出気流分布シミュレーションプログラムを提供することを目的とするものである。
本発明は、数値流体解析によってアネモスタット型吹出口からの吹出気流分布を予測する直交格子系の吹出気流分布シミュレーション方法であって、前記アネモスタット型吹出口が丸型の場合には4個の格子に分割し、該各4個の格子についてそれぞれ2個の水平吹出口と1個の鉛直吹出口を設定してシミュレーション用吹出口を構成し、前記アネモスタット型吹出口が角型の場合には9個の格子に分割し、中央部を除く8個の格子のうちの四隅の格子についてはそれぞれ2個の水平吹出口と1個の鉛直吹出口を設定すると共に前記8個の格子のうちの四隅以外の4個の格子についてはそれぞれ1個の水平吹出口と1個の鉛直吹出口を設定してシミュレーション用吹出口を構成するシミュレーション用吹出口設定ステップと、前記アネモスタット型吹出口の全吹出風量を所定割合に按分して前記シミュレーション用吹出口の鉛直吹出口の吹出風量と水平吹出口の吹出風量とをそれぞれ設定する吹出風量設定ステップと、前記アネモスタット型吹出口のネック径からネック面積を設定し、前記吹出風量設定ステップにおいて設定された前記シミュレーション用吹出口の鉛直吹出口の吹出風量と水平吹出口の吹出風量をそれぞれ前記ネック面積で除することにより前記シミュレーション用吹出口の鉛直吹出口の吹出風速と水平吹出口の吹出風速とをそれぞれ設定する吹出風速設定ステップと、前記吹出風量設定ステップにおいて設定された前記シミュレーション用吹出口の鉛直吹出口の吹出風量及び水平吹出口の吹出風量と、前記吹出風速設定ステップにおいて設定された前記シミュレーション用吹出口の鉛直吹出口の吹出風速及び水平吹出口の吹出風速とに基づき、前記アネモスタット型吹出口からの吹出気流分布を解析する吹出気流解析ステップとを備えていることを特徴とする。
また、本発明の吹出気流分布シミュレーション方法は、冷房モードの場合、前記吹出風量設定ステップは、前記アネモスタット型吹出口の全吹出風量の4/11〜5/11の風量を前記シミュレーション用吹出口の鉛直吹出口の吹出風量に設定し、残りの風量を前記水平吹出口の吹出風量に設定し、前記吹出風速設定ステップは、前記ネック径の平方数をネック面積に設定し、前記吹出風量設定ステップにおいて設定された前記シミュレーション用吹出口の鉛直吹出口の吹出風量を前記ネック面積で除することにより前記鉛直吹出口の吹出風速を設定し、前記吹出風量設定ステップにおいて設定された前記シミュレーション用吹出口の水平吹出口の吹出風量を前記ネック面積で除することにより前記水平吹出口の吹出風速を設定するのが好ましい。
さらに、本発明の吹出気流分布シミュレーション方法は、前記アネモスタット型吹出口が丸型であって冷房モードの場合、前記吹出風量設定ステップは、前記アネモスタット型吹出口の全吹出風量の4/11〜5/11の風量を前記シミュレーション用吹出口の鉛直吹出口の吹出風量に設定し、残りの風量を前記水平吹出口の吹出風量に設定し、前記吹出風速設定ステップは、前記ネック径の平方数をネック面積に設定し、前記吹出風量設定ステップにおいて設定された前記シミュレーション用吹出口の鉛直吹出口の吹出風量を前記ネック面積で除することにより前記鉛直吹出口の吹出風速を設定し、前記吹出風量設定ステップにおいて設定された前記シミュレーション用吹出口の水平吹出口の吹出風量を前記ネック面積で除することにより前記水平吹出口の法線方向の吹出風速を設定し、該水平吹出口の法線方向の吹出風速に0.2〜0.3の範囲のいずれかの値を乗ずることにより前記水平吹出口の接線方向の吹出風速を設定し、前記吹出気流解析ステップは、前記吹出風量設定ステップにおいて設定された前記シミュレーション用吹出口の鉛直吹出口の吹出風量及び水平吹出口の吹出風量と、前記吹出風速設定ステップにおいて設定された前記シミュレーション用吹出口の鉛直吹出口の吹出風速及び水平吹出口の法線方向の吹出風速及び水平吹出口の接線方向の吹出風速とに基づき前記アネモスタット型吹出口からの吹出気流分布を解析するのが好ましい。
さらに、本発明の吹出気流分布シミュレーション方法は、暖房モードの場合、前記吹出風量設定ステップは、前記アネモスタット型吹出口の全吹出風量の3/5〜2/3の風量を前記シミュレーション用吹出口の鉛直吹出口の吹出風量に設定し、残りの風量を前記水平吹出口の吹出風量に設定し、前記吹出風速設定ステップは、前記ネック径の平方数をネック面積に設定し、前記吹出風量設定ステップにおいて設定された前記シミュレーション用吹出口の鉛直吹出口の吹出風量を前記ネック面積で除することにより前記鉛直吹出口の吹出風速を設定し、前記吹出風量設定ステップにおいて設定された前記シミュレーション用吹出口の水平吹出口の吹出風量を前記ネック面積で除することにより前記水平吹出口の吹出風速を設定するのが好ましい。
また、本発明は、上記した吹出気流分布シミュレーション方法をコンピュータに実行させるための吹出気流分布シミュレーションプログラムである。
本発明によれば、シミュレーション用吹出口の吹出風量や吹出風速は、その都度実験を行うことなく、アネモスタット型吹出口のネック径や全吹出風量を変数として数式化されて決定されるため、シミュレーションや入力作業において工数を削減することができ、シミュレーション結果を得るまでの時間を短縮化することができると共に、入力ミス等の人為ミスの発生を防止することができる。また、冷房モード時、吹出気流が同心円状に拡散するため、実際の気流分布を容易に再現することができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。
図1は本発明の実施の形態に係る吹出気流分布シミュレーション方法を実施するために使用されるコンピュータシステムのハードウェアの構成を示すブロック図であり、このコンピュータシステムは、該コンピュータシステムの各構成手段を制御するためのCPU(Central Processing Unit)1と、各種データやプログラムを一時的に記憶するためのメモリ2と、CPU1が実行する制御プログラムを格納するためのハードディスク3と、液晶表示装置等のディスプレイ4と、マウスやキーボード等の入力装置5とがそれぞれバス6を介して接続されて構成されている。そして、このコンピュータシステムは、吹出気流分布シミュレーションプログラムがインストールされることにより、吹出気流分布シミュレーションシステムとして機能し、数値流体解析(CFD)によってアネモスタット型吹出口からの吹出気流分布を予測する直交格子系の吹出気流分布シミュレーション方法を実行するようになっている。
図2は本発明の実施の形態に係る吹出気流分布シミュレーション方法を実行する吹出気流分布シミュレーションシステムのソフトウェアの構成を示す機能ブロック図であり、この吹出気流分布シミュレーションシステムは、所定数の水平吹出口及び鉛直吹出口を設定してシミュレーション用吹出口を構成する吹出口設定部7と、アネモスタット型吹出口の全吹出風量を所定割合に按分してシミュレーション用吹出口の鉛直吹出口及び水平吹出口の各吹出風量をそれぞれ設定する吹出風量設定部8と、アネモスタット型吹出口のネック径とシミュレーション用吹出口の鉛直吹出口及び水平吹出口の各吹出風量に基づきシミュレーション用吹出口の鉛直吹出口及び水平吹出口の各吹出風速をそれぞれ設定する吹出風速設定部9と、シミュレーション用吹出口の鉛直吹出口及び水平吹出口の各吹出風量とシミュレーション用吹出口の鉛直吹出口及び水平吹出口の各吹出風速とに基づき数値流体解析(CFD)を行って前記アネモスタット型吹出口からの吹出気流分布を解析する吹出気流解析部10とから構成されている。
次に、図3〜図11を参照しつつ、冷房モード時における本発明の実施の形態に係る吹出気流分布シミュレーション方法について説明する。
図3は本実施の形態に係る吹出気流分布シミュレーション方法の流れを示すフローチャートである。先ず、ステップ10において、吹出気流分布シミュレーションを実行するアネモスタット型吹出口のタイプ(丸型又は角型)と、ネック径Lの大きさ(m)と、アネモ型吹出口からの吹出風量(m/h)とが入力されると、次のステップ20において、吹出口設定部7はシミュレーション用吹出口11,14の構成を設定する。
具体的には、アネモスタット型吹出口のタイプが丸型の場合、図4及び図5に示すように、吹出設定部7は、シミュレーション用吹出口11を4個の直方体形状(1辺がL/2で高さがL/4)の格子11a,11b,11c,11dに分割し、図6及び図7に示すように、これらの4個の格子11a,11b,11c,11dについてそれぞれ2個の水平吹出口12と1個の鉛直吹出口13を設定する。
一方、アネモスタット型吹出口のタイプが角型の場合には、図8及び図9に示すように、吹出設定部7は、シミュレーション用吹出口14を9個の直方体形状(1辺がL/3で高さがL/4)の格子14a,14b,14c,14d,14e,14f,14g,14h,14iに分割し、図10及び図11に示すように、中央部の格子14iを除く8個の格子14a,14b,14c,14d,14e,14f,14g,14hのうちの四隅の格子14a,14c,14e,14gについてはそれぞれ2個の水平吹出口15と1個の鉛直吹出口16を設定し、前記8個の格子14a,14b,14c,14d,14e,14f,14g,14hのうちの四隅以外の4個の格子14b,14d,14f,14hについてはそれぞれ1個の水平吹出口15と1個の鉛直吹出口16を設定する。
次のステップ30では、吹出風量設定部8が、前記ステップ10において入力されたアネモスタット型吹出口の全吹出風量Qを所定割合に按分してシミュレーション用吹出口11,14の鉛直吹出口13,16と水平吹出口12,15の各吹出風量Qp,Qnをそれぞれ設定する。
具体的には、吹出風量設定部8は、前記アネモスタット型吹出口の全吹出風量Qの4/11〜5/11の風量をシミュレーション用吹出口11,14の鉛直吹出口13,16の吹出風量Qpに設定し、残りの風量を水平吹出口12,15の吹出風量Qnに設定する。
次のステップ40では、吹出風速設定部9が、前記ステップ10において入力されたネック径Lの平方数をネック面積に設定し、シミュレーション用吹出口11,14の鉛直吹出口13,16の吹出風量Qpを前記ネック面積で除することにより鉛直吹出口13,16の吹出風速Vpを設定する。
そして、アネモスタット型吹出口のタイプが丸型の場合、シミュレーション用吹出口11の水平吹出口12の吹出風量Qnを前記ネック面積で除することにより水平吹出口12の法線方向の吹出風速Vnを設定し、この水平吹出口12の法線方向の吹出風速Vnに0.2〜0.3の範囲のいずれかの値を乗ずることにより水平吹出口12の接線方向の吹出風速Vtを設定する。
一方、アネモスタット型吹出口のタイプが角型の場合、シミュレーション用吹出口14の水平吹出口15の法線方向の吹出風量Qnを前記ネック面積で除することにより水平吹出口15の法線方向の吹出風速Vnを設定する。なお、この場合、水平吹出口12の接線方向の吹出風速Vtは設定しない。
次のステップ50では、アネモスタット型吹出口のタイプが丸型の場合、吹出気流解析部10は、吹出風量設定部8により設定されたシミュレーション用吹出口11の鉛直吹出口13の吹出風量Qp及び水平吹出口12の吹出風量Qnと、吹出風速設定部9により設定されたシミュレーション用吹出口11の鉛直吹出口13の吹出風速Vp及び水平吹出口12の法線方向の吹出風速Vn及び水平吹出口12の接線方向の吹出風速Vtとに基づき数値流体解析(CFD)を行ってアネモスタット型吹出口からの吹出気流分布を解析する。なお、この場合の数値流体解析(CFD)は、例えば上記した非特許文献3又は4等に記載されている公知の解析手法を利用して行うため、ここでの詳細な説明は省略する。
一方、アネモスタット型吹出口のタイプが角型の場合、吹出気流解析部10は、吹出風量設定部8により設定されたシミュレーション用吹出口14の鉛直吹出口16の吹出風量Qp及び水平吹出口15の吹出風量Qnと、吹出風速設定部9により設定されたシミュレーション用吹出口14の鉛直吹出口16の吹出風速Vp及び水平吹出口15の法線方向の吹出風速Vnとに基づき前記数値流体解析(CFD)を行ってアネモスタット型吹出口からの吹出気流分布を解析する。
図12〜図17は、ネック径が60cm(#60のサイズ)の丸型アネモスタット型吹出口において、全吹出風量Qを3150m/h、鉛直吹出口13の吹出風量Qpを1431.8m/h、水平吹出口12の吹出風量Qnを1718.2m/h、鉛直吹出口13の吹出風速Vpを1.10m/s、水平吹出口12の法線方向の吹出風速Vnを1.33m/sに設定し、水平吹出口12の接線方向の吹出風速Vtを0m/s(水平吹出口12の法線方向の吹出風速Vnの0%、図12参照)、0.27m/s(水平吹出口12の法線方向の吹出風速Vnの20%、図13参照)、0.40m/s(水平吹出口の法線方向12の吹出風速Vnの30%、図14参照)、0.53m/s(水平吹出口12の法線方向の吹出風速Vnの40%、図15参照)、0.80m/s(水平吹出口12の法線方向の吹出風速Vnの60%、図16参照)、1.33m/s(水平吹出口12の法線方向の吹出風速Vnの100%、図17参照)と変化させた時の、吹出気流分布のシミュレーション結果を示す図である(なお、図12〜図17中、外側実線部分は残風速0.25m/s時の気流分布を示し、内側破線部分は残風速0.5m/s時の気流分布を示している)。これらの図から、シミュレーション用吹出口11からの平面的な気流分布がほぼ同心円状となるのは、水平吹出口12の接線方向の吹出風速Vtを水平吹出口12の法線方向の吹出風速Vnの20〜30%に設定した場合であることが分かる。
また、図18は、丸型アネモスタット型吹出口において、ネック風速を3.0m/s、水平吹出口12の接線方向の吹出風速Vtを水平吹出口12の法線方向の吹出風速Vnの25%、アネモスタット型吹出口の全吹出風量Qの5/11の風量をシミュレーション用吹出口11の鉛直吹出口13の吹出風量Qpに設定し、残りの風量を水平吹出口12の吹出風量Qnに設定に設定し、ネック径(アネモサイズ)を12.5cm(#12.5)、20cm(#20)、30cm(#30)、40cm(#40)、60cm(#60)と変化させた場合の、残風速0.50m/s時の水平方向の拡散半径と残風速0.25m/s時の水平方向の拡散半径の測定結果をそれぞれ示す図である。この図から、本実施の形態に係る吹出気流分布シミュレーション方法によるシミュレーション結果は、吹出口メーカーのカタログ値とほぼ一致することが分かる。したがって、本実施の形態に係る吹出気流分布シミュレーション方法によれば、実際の気流分布を容易に再現することができる。
次に、図3、及び図19〜図22を参照しつつ、暖房モード時における本発明の実施の形態に係る吹出気流分布シミュレーション方法について説明する。
図3のステップ10において、先ず、吹出気流分布シミュレーションを実行するアネモスタット型吹出口のタイプ(丸型又は角型)と、ネック径Lの大きさ(m)と、アネモ型吹出口からの吹出風量(m/h)とが入力されると、次のステップ20において、吹出口設定部7はシミュレーション用吹出口の構成を設定する。なお、具体的な構成方法は、上記した冷房モード時の場合と同様であるので、ここでは詳細な説明を省略する。
次のステップ30では、吹出風量設定部8が、前記ステップ10において入力されたアネモスタット型吹出口の全吹出風量Qを所定割合に按分してシミュレーション用吹出口11,14の鉛直吹出口13,16と水平吹出口12,15の各吹出風量Qp,Qnをそれぞれ設定する。
具体的には、吹出風量設定部8は、前記アネモスタット型吹出口の全吹出風量Qの3/5〜2/3の風量をシミュレーション用吹出口11,14の鉛直吹出口13,16の吹出風量Qpに設定し、残りの風量を水平吹出口12,15の吹出風量Qnに設定する。
次のステップ40では、吹出風速設定部9が、前記ステップ10において入力されたネック径Lの平方数をネック面積に設定し、シミュレーション用吹出口11,14の鉛直吹出口13,16の吹出風量Qpを前記ネック面積で除することにより鉛直吹出口13,16の吹出風速Vpを設定し、シミュレーション用吹出口11,14の水平吹出口15の法線方向の吹出風量Qnを前記ネック面積で除することにより水平吹出口12,15の法線方向の吹出風速Vnを設定する。
次のステップ50では、吹出気流解析部10は、吹出風量設定部8により設定されたシミュレーション用吹出口11,14の鉛直吹出口13,16の吹出風量Qp及び水平吹出口12,15の吹出風量Qnと、吹出風速設定部9により設定されたシミュレーション用吹出口11,14の鉛直吹出口13,16の吹出風速Vp及び水平吹出口12,15の法線方向の吹出風速Vnとに基づき前記数値流体解析(CFD)を行ってアネモスタット型吹出口からの吹出気流分布を解析する。
図23は、丸型アネモスタット型吹出口において、ネック風速を3.0m/s、アネモスタット型吹出口の全吹出風量Qの2/3の風量をシミュレーション用吹出口11の鉛直吹出口13の吹出風量Qpに設定し、残りの風量を水平吹出口12の吹出風量Qnに設定に設定し、ネック径(アネモサイズ)を12.5cm(#12.5)、20cm(#20)、30cm(#30)、40cm(#40)、60cm(#60)と変化させた場合の、残風速0.50m/s時の鉛直方向の到達距離と残風速0.25m/s時の鉛直方向の到達距離の測定結果をそれぞれ示す図である。この図から、本実施の形態に係る吹出気流分布シミュレーション方法によるシミュレーション結果は、吹出口メーカーのカタログ値とほぼ一致することが分かる。したがって、本実施の形態に係る吹出気流分布シミュレーション方法によれば、実際の気流分布を容易に再現することができる。
上記したように本発明の実施の形態に係る吹出気流シミュレーション方法によれば、シミュレーション用吹出口11,14の寸法はアネモスタット型吹出口のネック径を変数として数式化されて決定されるため、シミュレーション用吹出口11,14の寸法を決定する際に実験を行う必要がない。さらに、シミュレーション用吹出口11,14の各水平吹出口12,15及び鉛直吹出口13,16からの吹出風速Vp,Vn,Vtはアネモスタット型吹出口の全吹出風量Qを変数として数式化されているため、それらの吹出風速Vp,Vn,Vtを決定する際に実験を行う必要がない。したがって、シミュレーションや入力作業において工数を削減することができ、シミュレーション結果を得るまでの時間を短縮化することができると共に、入力ミス等の人為ミスの発生を防止することができる。また、冷房モード時、吹出気流が同心円状に拡散するため、実際の気流分布を容易に再現することができる。
本発明の実施の形態に係る吹出気流分布シミュレーション方法を実施するために使用されるコンピュータシステムのハードウェアの構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る吹出気流分布シミュレーション方法を実行する吹出気流分布シミュレーションシステムのソフトウェアの構成を示す機能ブロック図である。 本実施の形態に係る吹出気流分布シミュレーション方法の流れを示すフローチャートである。 本実施の形態に係る吹出気流分布シミュレーション方法において使用する丸型アネモスタット型吹出口のシミュレーション用吹出口を示す平面図である。 本実施の形態に係る吹出気流分布シミュレーション方法において使用する丸型アネモスタット型吹出口のシミュレーション用吹出口を示す正面図である。 本実施の形態に係る吹出気流分布シミュレーション方法において冷房モード時に使用する丸型アネモスタット型吹出口のシミュレーション用吹出口を示す平面図である。 本実施の形態に係る吹出気流分布シミュレーション方法において冷房モード時に使用する丸型アネモスタット型吹出口のシミュレーション用吹出口を示す正面図である。 本実施の形態に係る吹出気流分布シミュレーション方法において使用する角型アネモスタット型吹出口のシミュレーション用吹出口を示す平面図である。 本実施の形態に係る吹出気流分布シミュレーション方法において使用する角型アネモスタット型吹出口のシミュレーション用吹出口を示す正面図である。 本実施の形態に係る吹出気流分布シミュレーション方法において使用する角型アネモスタット型吹出口のシミュレーション用吹出口を示す平面図である。 本実施の形態に係る吹出気流分布シミュレーション方法において使用する角型アネモスタット型吹出口のシミュレーション用吹出口を示す正面図である。 本実施の形態に係る吹出気流分布シミュレーション方法において、水平吹出口の接線方向の吹出風速を水平吹出口の法線方向の吹出風速の0%に設定した時の吹出気流分布のシミュレーション結果を示す図である。 本実施の形態に係る吹出気流分布シミュレーション方法において、水平吹出口の接線方向の吹出風速を水平吹出口の法線方向の吹出風速の20%に設定した時の吹出気流分布のシミュレーション結果を示す図である。 本実施の形態に係る吹出気流分布シミュレーション方法において、水平吹出口の接線方向の吹出風速を水平吹出口の法線方向の吹出風速の30%に設定した時の吹出気流分布のシミュレーション結果を示す図である。 本実施の形態に係る吹出気流分布シミュレーション方法において、水平吹出口の接線方向の吹出風速を水平吹出口の法線方向の吹出風速の40%に設定した時の吹出気流分布のシミュレーション結果を示す図である。 本実施の形態に係る吹出気流分布シミュレーション方法において、水平吹出口の接線方向の吹出風速を水平吹出口の法線方向の吹出風速の60%に設定した時の吹出気流分布のシミュレーション結果を示す図である。 本実施の形態に係る吹出気流分布シミュレーション方法において、水平吹出口の接線方向の吹出風速を水平吹出口の法線方向の吹出風速の100%に設定した時の吹出気流分布のシミュレーション結果を示す図である。 本実施の形態に係る吹出気流分布シミュレーション方法において、ネック径(アネモサイズ)を12.5cm(#12.5)、20cm(#20)、30cm(#30)、40cm(#40)、60cm(#60)と変化させた場合の、残風速0.50m/s時の水平方向の拡散半径と残風速0.25m/s時の水平方向の拡散半径の測定結果を示す図である。 本実施の形態に係る吹出気流分布シミュレーション方法において暖房モード時に使用する丸型アネモスタット型吹出口のシミュレーション用吹出口を示す平面図である。 本実施の形態に係る吹出気流分布シミュレーション方法において暖房モード時に使用する丸型アネモスタット型吹出口のシミュレーション用吹出口を示す正面図である。 本実施の形態に係る吹出気流分布シミュレーション方法において暖房モード時に使用する角型アネモスタット型吹出口のシミュレーション用吹出口を示す平面図である。 本実施の形態に係る吹出気流分布シミュレーション方法において暖房モード時に使用する角型アネモスタット型吹出口のシミュレーション用吹出口を示す正面図である。 本実施の形態に係る吹出気流分布シミュレーション方法において、ネック径(アネモサイズ)を12.5cm(#12.5)、20cm(#20)、30cm(#30)、40cm(#40)、60cm(#60)と変化させた場合の、残風速0.50m/s時の鉛直方向の到達距離と残風速0.25m/s時の鉛直方向の到達距離の測定結果を示す図である。
符号の説明
11,14 シミュレーション用吹出口
12,15 水平吹出口
13,16 鉛直吹出口

Claims (5)

  1. 数値流体解析によってアネモスタット型吹出口からの吹出気流分布を予測する直交格子系の吹出気流分布シミュレーション方法であって、
    前記アネモスタット型吹出口が丸型の場合には4個の格子に分割し、該各4個の格子についてそれぞれ2個の水平吹出口と1個の鉛直吹出口を設定してシミュレーション用吹出口を構成し、前記アネモスタット型吹出口が角型の場合には9個の格子に分割し、中央部を除く8個の格子のうちの四隅の格子についてはそれぞれ2個の水平吹出口と1個の鉛直吹出口を設定すると共に前記8個の格子のうちの四隅以外の4個の格子についてはそれぞれ1個の水平吹出口と1個の鉛直吹出口を設定してシミュレーション用吹出口を構成するシミュレーション用吹出口設定ステップと、
    前記アネモスタット型吹出口の全吹出風量を所定割合に按分して前記シミュレーション用吹出口の鉛直吹出口の吹出風量と水平吹出口の吹出風量とをそれぞれ設定する吹出風量設定ステップと、
    前記アネモスタット型吹出口のネック径からネック面積を設定し、前記吹出風量設定ステップにおいて設定された前記シミュレーション用吹出口の鉛直吹出口の吹出風量と水平吹出口の吹出風量をそれぞれ前記ネック面積で除することにより前記シミュレーション用吹出口の鉛直吹出口の吹出風速と水平吹出口の吹出風速とをそれぞれ設定する吹出風速設定ステップと、
    前記吹出風量設定ステップにおいて設定された前記シミュレーション用吹出口の鉛直吹出口の吹出風量及び水平吹出口の吹出風量と、前記吹出風速設定ステップにおいて設定された前記シミュレーション用吹出口の鉛直吹出口の吹出風速及び水平吹出口の吹出風速とに基づき、前記アネモスタット型吹出口からの吹出気流分布を解析する吹出気流解析ステップと、
    を備えていることを特徴とする吹出気流分布シミュレーション方法。
  2. 冷房モードの場合、
    前記吹出風量設定ステップは、前記アネモスタット型吹出口の全吹出風量の4/11〜5/11の風量を前記シミュレーション用吹出口の鉛直吹出口の吹出風量に設定し、残りの風量を前記水平吹出口の吹出風量に設定し、
    前記吹出風速設定ステップは、前記ネック径の平方数をネック面積に設定し、前記吹出風量設定ステップにおいて設定された前記シミュレーション用吹出口の鉛直吹出口の吹出風量を前記ネック面積で除することにより前記鉛直吹出口の吹出風速を設定し、前記吹出風量設定ステップにおいて設定された前記シミュレーション用吹出口の水平吹出口の吹出風量を前記ネック面積で除することにより前記水平吹出口の吹出風速を設定する請求項1に記載の吹出気流分布シミュレーション方法。
  3. 前記アネモスタット型吹出口が丸型であって冷房モードの場合、
    前記吹出風量設定ステップは、前記アネモスタット型吹出口の全吹出風量の4/11〜5/11の風量を前記シミュレーション用吹出口の鉛直吹出口の吹出風量に設定し、残りの風量を前記水平吹出口の吹出風量に設定し、
    前記吹出風速設定ステップは、前記ネック径の平方数をネック面積に設定し、前記吹出風量設定ステップにおいて設定された前記シミュレーション用吹出口の鉛直吹出口の吹出風量を前記ネック面積で除することにより前記鉛直吹出口の吹出風速を設定し、前記吹出風量設定ステップにおいて設定された前記シミュレーション用吹出口の水平吹出口の吹出風量を前記ネック面積で除することにより前記水平吹出口の法線方向の吹出風速を設定し、該水平吹出口の法線方向の吹出風速に0.2〜0.3の範囲のいずれかの値を乗ずることにより前記水平吹出口の接線方向の吹出風速を設定し、
    前記吹出気流解析ステップは、前記吹出風量設定ステップにおいて設定された前記シミュレーション用吹出口の鉛直吹出口の吹出風量及び水平吹出口の吹出風量と、前記吹出風速設定ステップにおいて設定された前記シミュレーション用吹出口の鉛直吹出口の吹出風速及び水平吹出口の法線方向の吹出風速及び水平吹出口の接線方向の吹出風速とに基づき前記アネモスタット型吹出口からの吹出気流分布を解析する請求項1に記載の吹出気流分布シミュレーション方法。
  4. 暖房モードの場合、
    前記吹出風量設定ステップは、前記アネモスタット型吹出口の全吹出風量の3/5〜2/3の風量を前記シミュレーション用吹出口の鉛直吹出口の吹出風量に設定し、残りの風量を前記水平吹出口の吹出風量に設定し、
    前記吹出風速設定ステップは、前記ネック径の平方数をネック面積に設定し、前記吹出風量設定ステップにおいて設定された前記シミュレーション用吹出口の鉛直吹出口の吹出風量を前記ネック面積で除することにより前記鉛直吹出口の吹出風速を設定し、前記吹出風量設定ステップにおいて設定された前記シミュレーション用吹出口の水平吹出口の吹出風量を前記ネック面積で除することにより前記水平吹出口の吹出風速を設定する請求項1に記載の吹出気流分布シミュレーション方法。
  5. 請求項1〜4のいずれか1の請求項に記載の吹出気流分布シミュレーション方法をコンピュータに実行させるための吹出気流分布シミュレーションプログラム。
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