JP2009279254A - Joint ring for endoscope, curve part of endoscope, endoscope having curve part, and method of manufacturing joint ring for endoscope - Google Patents
Joint ring for endoscope, curve part of endoscope, endoscope having curve part, and method of manufacturing joint ring for endoscope Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009279254A JP2009279254A JP2008135695A JP2008135695A JP2009279254A JP 2009279254 A JP2009279254 A JP 2009279254A JP 2008135695 A JP2008135695 A JP 2008135695A JP 2008135695 A JP2008135695 A JP 2008135695A JP 2009279254 A JP2009279254 A JP 2009279254A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- disk
- shaped plate
- plate portion
- endoscope
- node ring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Images
Landscapes
- Endoscopes (AREA)
- Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)
Abstract
Description
本発明は、内視鏡用節輪、内視鏡用節輪を有する内視鏡の湾曲部、この湾曲部を有する内視鏡、及び内視鏡用節輪の製造方法に関する。 The present invention relates to an endoscope node ring, an endoscope bending portion having an endoscope node ring, an endoscope having the bending portion, and an endoscope node ring manufacturing method.
近年医療用分野における内視鏡の挿入部は、例えば胃や腸などの体腔内に挿入され、体腔内の組織表面の観察や、鉗子等による病変部の診断、処置等に利用される。 In recent years, endoscope insertion portions in the medical field are inserted into body cavities such as the stomach and intestine, and are used for observing tissue surfaces in body cavities and diagnosing and treating lesions with forceps and the like.
このような内視鏡の挿入部は、挿入部の先端側に湾曲可能な湾曲部を有している。この湾曲部は、複数の隣り合う節輪同士を回動可能に連結することで構成される。一般的な節輪は、節輪の厚さ(肉厚)に対する節輪の軸方向の長さの比が数十倍も大きいような略円筒形状を有している。略円筒形状の節輪の内周側には、湾曲部を湾曲させるための操作ワイヤを挿通するワイヤ受けが、例えば節輪の一部を外周側からプレス加工で切り曲げ加工しつつ内周側に突出させた成形などによって設けられている。 The insertion part of such an endoscope has a bending part that can be bent on the distal end side of the insertion part. This bending part is comprised by connecting several adjacent node rings so that rotation is possible. A typical node ring has a substantially cylindrical shape in which the ratio of the axial length of the node ring to the thickness (wall thickness) of the node ring is several tens of times larger. On the inner peripheral side of the substantially cylindrical node ring, a wire receiver for inserting an operation wire for bending the bending portion is formed, for example, by cutting and bending a part of the node ring from the outer peripheral side by press working. It is provided by molding or the like protruding.
例えば特許文献1には、湾曲管の切り曲げ形状部分の内部に挿通する操作ワイヤを損傷したり切断することが無く、信頼性の高い内視鏡用湾曲管カンセツ部品(節輪)の切り曲げ形状部分の成形方法およびカンセツ部品が開示されている。
湾曲部を細径にする場合、上述した略円筒形状の節輪を細径にする必要があり、節輪の内周側に設けられるワイヤ受けの加工は困難となる。特に細径な節輪に切り曲げ加工によりワイヤ受けを加工する場合、節輪の厚さを肉薄にすることで加工はできるが、肉薄により、外周側から負荷される応力に対しての節輪の強度が著しく低下してしまう虞が生じる。 When the bending portion has a small diameter, it is necessary to reduce the diameter of the above-described substantially cylindrical node ring, and it becomes difficult to process the wire receiver provided on the inner peripheral side of the node ring. In particular, when wire receivers are machined by cutting and bending small diameter nodes, the thickness of the node ring can be reduced. However, the thickness of the node ring prevents stress from being applied from the outer periphery. There is a risk that the strength of the steel will be significantly reduced.
そこで本発明は、上記課題を鑑みて、細径であっても十分な強度を有し、簡易に製造でき、簡易にワイヤ受けを設けることができる内視鏡用節輪と、内視鏡用節輪を有する内視鏡の湾曲部と、この湾曲部を有する内視鏡と、内視鏡用節輪の製造方法とを提供することを目的とする。 Accordingly, in view of the above problems, the present invention provides a node ring for an endoscope that has sufficient strength even with a small diameter, can be easily manufactured, and can be easily provided with a wire receiver. An object of the present invention is to provide a bending portion of an endoscope having a node ring, an endoscope having the bending portion, and a method for manufacturing an endoscope node ring.
本発明は、上記目的を達成するために、隣り合う一方と他方が互いに連結することで内視鏡の湾曲部を構成する内視鏡用節輪であって、前記湾曲部を湾曲させる操作ワイヤを挿通する挿通部を有し、板状部材から円盤形状に形成された円盤状板部と、前記円盤状板部の径方向において対称な位置にて前記円盤状板部に接合され、前記円盤状板部の厚み方向であり、前記径方向に直交する前記円盤状板部の軸方向にて隣り合う円盤状板部同士を連結する連結部材と、を具備することを特徴とする内視鏡用節輪を提供する。 In order to achieve the above object, the present invention provides an endoscopic nodal ring that constitutes a bending portion of an endoscope by connecting adjacent one and the other to each other, and an operation wire that bends the bending portion. A disc-like plate portion formed in a disc shape from a plate-like member, and joined to the disc-like plate portion at a symmetric position in the radial direction of the disc-like plate portion. And a connecting member that connects the disk-shaped plate portions adjacent in the axial direction of the disk-shaped plate portion perpendicular to the radial direction. Providing joint rings.
本発明は、上記目的を達成するために、回動可能に連結された上記に記載の内視鏡用節輪を有する内視鏡の湾曲部を提供する。 In order to achieve the above object, the present invention provides a bending portion of an endoscope having the above-described endoscope node ring that is rotatably connected.
本発明は、上記目的を達成するために、上記に記載の内視鏡の湾曲部を有する内視鏡を提供する。 In order to achieve the above object, the present invention provides an endoscope having the bending portion of the endoscope described above.
本発明は、上記目的を達成するために、隣り合う一方と他方が互いに連結することで内視鏡の湾曲部を構成する内視鏡用節輪の製造方法であって、板状部材からプレス加工または切断加工によって円盤形状を有する円盤状板部を製造する第1の工程と、前記円盤状板部の厚み方向であり、前記円盤状板部の径方向に直交する前記円盤状板部の軸方向にて互いに隣り合う円盤状板部同士を連結する連結部材を、前記径方向において対称な位置にて前記円盤状板部に接合する第2の工程と、を有することを特徴とする内視鏡用節輪の製造方法を提供する。 In order to achieve the above object, the present invention provides a method of manufacturing an endoscope node ring in which a curved portion of an endoscope is configured by connecting one adjacent to the other and presses from a plate-like member. A first step of manufacturing a disk-shaped plate portion having a disk shape by processing or cutting, and a thickness direction of the disk-shaped plate portion, the disk-shaped plate portion of the disk-shaped plate portion orthogonal to the radial direction of the disk-shaped plate portion A second step of joining a connecting member that connects the disk-shaped plate portions adjacent to each other in the axial direction to the disk-shaped plate portion at a symmetric position in the radial direction. A method for manufacturing a nodal ring for an endoscope is provided.
本発明によれば、細径であっても十分な強度を有し、簡易に製造でき、簡易にワイヤ受けを設けることができる内視鏡用節輪と、内視鏡用節輪を有する内視鏡の湾曲部と、この湾曲部を有する内視鏡と、内視鏡用節輪の製造方法を提供することができる。 According to the present invention, an endoscopic node ring that has sufficient strength even with a small diameter, can be easily manufactured, and can be easily provided with a wire receiver, and an endoscopic node ring having an endoscopic node ring are provided. It is possible to provide a bending portion of an endoscope, an endoscope having the bending portion, and a method for manufacturing an endoscope node ring.
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。
図1から図5を参照し、第1の実施形態について説明する。
図1に示すように内視鏡1には、患者の体腔内等に挿入される細長い挿入部10と、挿入部10の手元側に位置する基端と連結し、挿入部10を操作する操作部60が設けられている。
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
The first embodiment will be described with reference to FIGS. 1 to 5.
As shown in FIG. 1, the
操作部60には、術者が把持する把持部61と、挿入部10の後述する湾曲部22を湾曲させる湾曲操作ノブ62が設けられている。
The
把持部61には、ユニバーサルコード63の基端部が連結されている。このユニバーサルコード63の先端部には、図示しない光源装置や、ビデオプロセッサなどに接続されるコネクタ部64が連結されている。
A base end portion of the
湾曲操作ノブ62には、湾曲部22を左右に湾曲操作させるための左右湾曲操作ノブ62aと、湾曲部22を上下に湾曲操作させるための上下湾曲操作ノブ62bが設けられている。左右湾曲操作ノブ62aには、左右湾曲操作ノブ62aによって駆動する図示しない左右方向の湾曲操作機構が接続されている。また上下湾曲操作ノブ62bには、上下湾曲操作ノブ62bによって駆動する図示しない上下方向の湾曲操作機構が接続されている。上下方向の湾曲操作機構と左右方向の湾曲操作機構は、操作部60内に配設され、後述する操作ワイヤ42の基端と接続されている。
The
なお操作部60には、吸引ボタン65と、送気・送水ボタン66と、内視鏡撮影用の各種ボタン67と、処置具挿入部68とが設けられている。処置具挿入部68には、挿入部10内に配設されて、後述する図5に示す処置具挿通チャンネル69の基端部に連結される処置具挿入口70が設けられている。図示しない内視鏡用処置具は、内視鏡1の処置具挿入口70から処置具挿通チャンネル69内に挿入されて後述する挿入部10の先端硬性部23側まで押し込み操作された後、図5に示す処置具挿通チャンネル69の先端開口部69aから体腔内に突出される。
The
挿入部10は、操作部60側から順に可撓管部(蛇管部)21と、湾曲部22と、先端硬性部23を有している。詳細には、操作部60は、細長い可撓管部(蛇管部)21の基端と連結している。可撓管部21の先端は、湾曲部22の基端と連結している。湾曲部22の先端は、先端硬性部23の基端と連結している。
The
可撓管部21は、例えば樹脂製の中空形状を有して形成されている。
The
次に図2を参照して可撓管部21の内部構造について簡単に説明する。図2に示すように可撓管部21には、ライトガイドファイバ27と、送気用チューブ30と、送水用チューブ31と、信号線などのケーブル32と、4本の操作ワイヤ42と、処置具挿通チャンネル69等と、が挿通されている。
Next, the internal structure of the
ライトガイドファイバ27と、送気用チューブ30と、送水用チューブ31と、ケーブル32と、処置具挿通チャンネル69等の管状部材は、可撓管部21内に内蔵される内蔵物である。これら管状部材は、可撓管部21の先端と連結している湾曲部22の基端側から先端側まで湾曲部22内部に挿通され、先端硬性部23の基端と連結されている。つまり管状部材は、湾曲部22における後述する節輪35(円盤状板部36)の軸方向に沿って湾曲部22の基端側から先端側まで配置されていることとなる。
Tubular members such as the
4本の操作ワイヤ42は、湾曲部22全体を上下左右の4方向にそれぞれ湾曲操作する。
4本の操作ワイヤ42は、管状部材と同様に可撓管部21内に内蔵される内蔵物でもある。4本の操作ワイヤ42は湾曲部22内部に挿通され、その先端は先端硬性部23の基端と連結されている。このうち、湾曲部22を左右方向に湾曲させる2本の操作ワイヤ42の基端は、操作部60の上述した左右方向の湾曲操作機構と連結されている。また湾曲部22を上下方向に湾曲させる2本の操作ワイヤ42の基端は、操作部60の上述した上下方向の湾曲操作機構と連結されている。
The four
The four
左右湾曲操作ノブ62a及び上下湾曲操作ノブ62bの回動操作にともない各操作ワイヤ42がそれぞれ牽引駆動される。これにより、湾曲部22は、真っ直ぐに伸びた湾曲角度が0°の通常の直線状態(例えば図1中に一点鎖線で示す非湾曲状態)から上下左右方向に任意の湾曲角度に湾曲操作された湾曲状態(例えば図1中に実線または二点鎖線で示す状態)まで遠隔的に湾曲操作されるようになっている。
The
湾曲部22は、上述したように操作ワイヤ42によって図1中に一点鎖線で示すように真っ直ぐに伸びた通常の直線状態から同図中に実線または二点鎖線で示すように湾曲している湾曲状態に湾曲操作可能になっている。
As described above, the
次に湾曲部22の構成について説明する。図3Aと図3Bと図3Cに示すように湾曲部22には、中空な略円盤形状を有する複数の節輪35が内視鏡1の挿入(挿入部10の長手軸)方向に沿って並設されている。隣り合う(内視鏡1の挿入方向に沿って前後に位置する)節輪35同士は、各節輪35に備えられた後述する連結部材40によって図3Cに示すように回動可能に連結されている。このように隣り合う一方と他方の節輪35が互いに連結されることで、湾曲部22は形成(構成)される。
Next, the configuration of the
なお図3Aに示すように最も先端硬性部23側に位置する節輪35aには、先端硬性部23に取り付けられた連結部材40が連結されている(詳細については後述する)。また図3Aに示すように最も可撓管部21側に位置する節輪35bには、可撓管部21に取り付けられた連結部材40が連結されている(詳細については後述する)。
As shown in FIG. 3A, a connecting
次に図4Aと図4Bと図4Cを参照して節輪35について詳細に説明する。なお図4Aでは、節輪35の形状を見やすくするために、節輪35内に挿通される管状部材と操作ワイヤ42等の図示を省略している。
Next, the
本実施形態における節輪35は、例えば薄いステンレス製等の圧延鋼板からなる硬質な1枚の板状部材から例えばプレス(打ち抜き)加工、または例えばレーザによる切断加工等によって略円盤形状に形成(成形)された円盤状板部36を有している。つまり節輪35は、板状部材から例えばプレス(打ち抜き)加工、または例えばレーザによる切断加工等によって外周(外周面)36bが略円盤形状に形成される円盤状板部36を有している。円盤状板部36の厚み(内視鏡1の挿入方向における円盤状板部36の長さ)L1は、略一定であり、薄いことが好適である。また円盤状板部36は、基端側平面36aと先端側平面36cとを有している。
The
円盤状板部36は、円盤状板部36の径方向の中央にて、上述した管状部材を挿通し収容する収容部を有している。この収容部は、円盤状板部36の厚み方向であり、円盤状板部36の径方向に直交する円盤状板部36の軸方向にて貫通している貫通口(開口部)37である。貫通口37は、例えば略円形形状を有し、図4Bに示すように管状部材を挿通させて、管状部材を収容し、管状部材を保持する収容保持部である。
The disk-shaped
貫通口37は、円盤状板部36の内径となり、円盤状板部36の内周面で形成され、円盤状板部36の中空部となる。よって節輪35(円盤状板部36)は、上述したように中空な略円盤形状を有することとなる。この状態の円盤状板部36の構成は、外周面が略円形形状の輪帯板状部を有しているということである。
The through
円盤状板部36の外周36bと、貫通口37の内周(内周面)37aと、の間の円盤状板部36の径方向における直線長さ(円盤状板部36の外径と内径の差、径方向における円盤状板部36の長さ)L2は、図4Cに示すように厚みL1よりも大きい。このL2は、貫通口37の形状によって調整される。その際、L2は、外周36bと、貫通口37における最も外周36b側に配置される内周(本実施形態では内周37a)と、の間の円盤状板部36の径方向における直線長さである。なお本実施形態では、内周37aは円盤状板部36の内周となる。
Linear length in the radial direction of the disk-shaped
また円盤状板部36は、操作ワイヤ42を挿通させる4つの挿通部38(38a,38b,38c,38d)を有している。挿通部38aには、例えば湾曲部22を上方向に湾曲させる操作ワイヤ42が挿通される。挿通部38bには、例えば湾曲部22を左方向に湾曲させる操作ワイヤ42が挿通される。挿通部38cには、例えば湾曲部22を下方向に湾曲させる操作ワイヤ42が挿通される。挿通部38dには、例えば湾曲部22を右方向に湾曲させる操作ワイヤ42が挿通される。このように挿通部38は、操作ワイヤ42を保持するワイヤ受けとなる。各挿通部38は、貫通口37の周辺に配置され、円盤状板部36の厚み(軸)方向にある基端側平面36aと先端側平面36cとを貫通している。また各挿通部38は、周方向に略90°離れて配置されている。なお挿通部38は同一円周上に配置されていなくてよく、配置位置は限定されない。
The disk-shaped
4本の操作ワイヤ42の先端は、図3Aに示すように先端硬性部23の基端に設けられる凹部23b内に固定されている。凹部23bは、円盤状板部36の挿通部38に対応するように配置され、周方向に略90°ずれた状態で4ヶ所に形成されている。この凹部23bは、先端硬性部23の周壁部の一部を外周面23a側から図示しない内周側に向けてプレス加工で切り曲げ加工しつつ突出して形成されている。各操作ワイヤ42は、この内周側に突出して形成された凹部23b内に、銀ロー付けによって固定される。なお、操作ワイヤ42の先端は、最も先端硬性部23側に位置する節輪35aの各挿通部38に固定されてもよい。
The distal ends of the four
円盤状板部36の貫通口37や挿通部38は、円盤状板部36の厚み方向において、例えばプレス(打ち抜き)加工、または例えばレーザによる切断加工等によって形成されている。
The through-
各節輪35は、図3Aと図3Bと図3Cに示すように、円盤状板部36の基端側平面36a側と先端側平面36c側との両側に備えられた連結部材40、即ち円盤状板部36の厚み方向であり、円盤状板部36の径方向に直交する円盤状板部36の軸方向にて隣り合う円盤状板部36同士を連結する連結部材40を有している。連結部材40は、第1のヒンジ部材80と第2のヒンジ部材90とからなる。第1のヒンジ部材80と第2のヒンジ部材90は、隣り合う円盤状板部36の径方向において、円盤状板部36の中心軸に対して対称な位置にて各円盤状板部36に接合されている。したがって、各連結部材40によって連結される分、円盤状板部36は、1つの円盤状板部36の基端側平面36a側と先端側平面36c側とのそれぞれに、第1のヒンジ部材80と第2のヒンジ部材90とを有することになる。
As shown in FIGS. 3A, 3B, and 3C, each
次に連結部材40について詳細に説明する。連結部材40は、円盤状板部36に接合された際に、内視鏡1(円盤状板部36)の基端側に配置される後述する凸部83aを有する2つ(1対)の第1のヒンジ部材80と、円盤状板部36に接合された際に内視鏡1(円盤状板部36)の先端側に配置され、凸部83aが回動可能に嵌合する後述する貫通口93aを有する2つ(1対)の第2のヒンジ部材90と、の組み合せからなる。
Next, the connecting
第1のヒンジ部材80と第2のヒンジ部材90とは、円盤状板部36の外周36b、基端側平面36a及び先端側平面36cに沿うように形成されており、外周36b、基端側平面36aまたは先端側平面36cの少なくとも1箇所でレーザ溶接によって1つの円盤状板部36に接合される。なお第1のヒンジ部材80と、第2のヒンジ部材90は、円盤状板部36の周方向において、各挿通部38を塞がない位置に接合される。なおレーザ溶接に限定する必要はなく、例えば肉盛溶接と、スポット溶接と、接着と、圧入等とのいずれかの結合手段でも良い。本実施形態では、第1のヒンジ部材80と第2のヒンジ部材90は、円盤状板部36の外周36bに対して、第1のヒンジ部材80と第2のヒンジ部材90の外周面(詳細は、後述する先端面部81,91)の略中央部に照射したレーザによるレーザ溶接部36dによって第1のヒンジ部材80と第2のヒンジ部材90を接合(固定)している。なお第1のヒンジ部材80と第2のヒンジ部材90の接合は、外周36bに限定する必要はない。第1のヒンジ部材80と、第2のヒンジ部材90とは、基端側平面36a側、または先端側平面36c側に接合されても良い。
The
2つの第1のヒンジ部材80は、周方向に略180°離れて配置されている。つまり2つの第1のヒンジ部材80は、貫通口37を中心に対称に配置されている。また2つの第2のヒンジ部材90は、周方向に略180°離れて配置されている。つまり2つの第2のヒンジ部材90は、貫通口37を中心に対称に配置されている。第1のヒンジ部材80と第2のヒンジ部材90は、周方向に略90°離れて配置されている。
The two
第1のヒンジ部材80と第2のヒンジ部材90とは、複数の節輪35をそれぞれ連結する回動支軸となる。本実施形態の湾曲部22において、第1のヒンジ部材80と第2のヒンジ部材90は、隣り合う節輪35を連結した際に、節輪35の軸方向に沿って図3Bに示すように同一直線上に配置されている。これにより、湾曲部22は、上下左右の4方向にそれぞれ湾曲できるように形成されている。
The
第1のヒンジ部材80は、円盤状板部36に取り付けられることにより、内視鏡1(円盤状板部36)の基端側に向けて突出されるとともに、第1のヒンジ部材80の板厚の略2倍の長さを有する凸部83aの長さ分の段差部(中端面部82)を設けて形成されている屈曲した突片(後側ヒンジ台)である。
The
第1のヒンジ部材80の形状について詳細に説明する。第1のヒンジ部材80は、円盤状板部36の外周36bに被さるようにして内視鏡1(円盤状板部36)の先端側に配置される先端面部81と、円盤状板部36の径方向に沿って先端面部81に連設されている段差部である中端面部82と、円盤状板部36の軸方向に沿って中端面部82に連設され、内視鏡1(円盤状板部36)の基端側に配置される基端面部83からなる屈曲した形状である。
The shape of the
先端面部81の先端81aは、円盤状板部36の径方向において、図3Aと図3Bと図3Cと図4Aに示すように円盤状板部36の内周(内周37a)側に向けて所望する長さだけ折り曲げられて(屈曲されて)いる。この折り曲げられた先端81aと先端面部81と中端面部82は、円盤状板部36の外周36bに嵌め込まれる凹部85を形成する。詳細には、凹部85は、円盤状板部36の径方向において、円盤状板部36の内周(内周37a)側に向けて形成され、円盤状板部36の外周36bに嵌め込まれる。つまり第1のヒンジ部材80は、先端81aと先端面部81と段差部(中端面部82)とにおいて凹部85を有している。なお先端81aと先端面部81と中端面部82によって凹部85が形成されてなくても良く、先端面部81の内周側を凹状に窪ませることにより凹部85が形成されても良い。
The
基端面部83には、円盤状板部36の径方向において、外周36b側に向けて突出している凸部83aが配置されている。凸部83aは、円盤状板部36の径方向において、基端面部83から例えばバーリングによって外周36b側に向けて形成され、基端面部83と一体である。基端面部83が内視鏡1(円盤状板部36)の基端側に配置されるため、凸部83aも内視鏡1(円盤状板部36)の基端側に配置されることとなる。凸部83aは、節輪35(円盤状板部36)同士を連結する連結軸となる。凸部83aは、略円筒形状を有している。また基端面部83の基端側の縁であり凸部83aの周辺の端面は、連結した際の隣り合う節輪35同士が湾曲しやすいようにするための円弧形状に形成されている。
On the base
第2のヒンジ部材90は、円盤状板部36に取り付けられることにより内視鏡1(円盤状板部36)の先端側に向けて突出されるとともに、凸部83aの長さから第2のヒンジ部材90の板厚分を差し引いた長さ分の段差部(中端面92)を設けて形成されている屈曲した突片(前側ヒンジ台)である。
The
第2のヒンジ部材90の形状について詳細に説明する。第2のヒンジ部材90は、円盤状板部36の外周36bに被さるようにして内視鏡1(円盤状板部36)の基端側に配置される基端面部91と、円盤状板部36の径方向に沿って基端面部91に連設されている段差部である中端面部92と、円盤状板部36の軸方向に沿って中端面部92に連設され、内視鏡1(円盤状板部36)の先端側に配置される先端面部93からなる屈曲した形状である。
The shape of the
基端面部91の先端91aは、円盤状板部36の径方向において、図3Aと図3Bと図3Cと図4Aに示すように円盤状板部36の内周(内周37a)側に向けて所望する長さだけ折り曲げられて(屈曲されて)いる。この折り曲げられた先端91aと基端面部91と中端面部92は、円盤状板部36の外周36bに嵌め込まれる凹部95を形成する。詳細には、凹部95は、円盤状板部36の径方向において、円盤状板部36の内周(内周37a)側に向けて形成され、円盤状板部36の外周36bに嵌め込まれる。つまり第2のヒンジ部材90は、先端91aと基端面部91と段差部(中端面部83)とにおいて凹部95を有している。なお先端91aと基端面部91と中端面部92によって凹部95が形成されてなくても良く、基端面部91の内周面側を凹状に窪ませることより凹部95が形成されても良い。
The
先端面部93には、円盤状板部36の径方向において、凸部83aが貫通し嵌め込まれ、凸部83aが回動可能に嵌合した状態で連結する貫通口93aが配置されている。先端面部93が内視鏡1(円盤状板部36)の先端側に配置されるため、貫通口93aも内視鏡1(円盤状板部36)の先端側に配置されることとなる。
In the radial direction of the disk-shaped
貫通口93aの内径の大きさは、凸部83aの外径と略同一である。よって、軸方向に隣り合う節輪35(円盤状板部36)の一方の節輪35(円盤状板部36)における凸部83aは、軸方向に隣り合う節輪35(円盤状板部36)の他方の節輪35(円盤状板部36)における貫通口93aに回動可能に嵌合する。簡易に説明すると、例えば節輪35aの凸部83aは、この節輪35aに隣り合う節輪35の貫通口93aに回動可能に嵌合する。これにより回動可能に連結された複数の節輪35を有する湾曲部22が形成される。
The inner diameter of the through-
なお貫通口93aは、貫通口93aと連結する凸部83a側の節輪35(円盤状板部36)の周方向と軸方向への移動を防止し、貫通口93aからの凸部83aの脱落を防止する。また貫通口93a同士と凸部83a同士は、円盤状板部36の周方向に略180°離れている。よって貫通口93aは、貫通口93aと連結する凸部83a側の節輪35の径方向への移動を防止し、貫通口93aからの凸部83aの脱落を防止する。
The through-
また先端面部81の先端81aと基端面部91の先端91aとは、図3Cに示すように連結した節輪35の回動を規制する規制部(ストッパ)である。
Further, the
なお先端面部93の基端側の縁であり貫通口93aの周辺の先端面部93は、連結した際の隣り合う節輪35同士が湾曲しやすいように円弧形状を有している。
Note that the distal
このように本実施形態の節輪35は、リング状であり、中空な円盤状の板である円盤状板部36を有する。
Thus, the
次に節輪35同士の連結について説明する。図3Aと図3Bと図3Cに示すように前側(先端側)の節輪35の2つの第1のヒンジ部材80と、前側の節輪35に隣接する後側(後端側)の節輪35の2つの第2のヒンジ部材90との組み合せによって連結部材40が形成され、この連結部材40において、凸部83aは、貫通口93aを貫通し、回動可能に嵌合する。これにより前側の節輪35と後側の節輪35は、凸部83aと貫通口93aによって軸支され、凸部83aと貫通口93aを中心に回動可能に連結する。これにより回動可能に連結された複数の節輪35を有する湾曲部22が形成される。
Next, the connection between the node rings 35 will be described. As shown in FIGS. 3A, 3B, and 3C, the two
このように隣り合う節輪35にそれぞれ備えられた第1のヒンジ部材80と第2のヒンジ部材90の間には、凸部83aと貫通口93aを回動支軸とした支軸部が形成されている。また凸部83aと貫通口93aは、隣り合う節輪35を連結する連結部となる。
Thus, between the
次に先端硬性部23の構成と、節輪35aと先端硬性部23の連結方法について簡単に説明する。図3Aに示すように先端硬性部23の外周面23aの基端側には、2つ(1対)の第1のヒンジ部材80が例えばレーザ溶接によって接合される。2つの第1のヒンジ部材80は、周方向に略180°離れて配置されている。
Next, the configuration of the distal end
節輪35同士の連結と同様に、先端硬性部23における第1のヒンジ部材80の凸部83aは、節輪35a側における第2のヒンジ部材90の貫通口93aを貫通し、回動可能に嵌合する。これにより先端硬性部23と節輪35aは、凸部83aと貫通口93aを介して軸支され、また凸部83aと貫通口93aを中心に回動可能に連結される。
Similarly to the connection of the node rings 35, the
次に可撓管部21の構成と、節輪35bと可撓管部21の連結方法について簡単に説明する。図3Aに示すように可撓管部21の外周面21fの先端側には、2つ(1対)の第2のヒンジ部材90が例えばレーザ溶接によって接合される。2つの第2のヒンジ部材90は、周方向に略180°離れて配置されている。
Next, the structure of the
節輪35同士の連結と同様に、節輪35b側における第1のヒンジ部材80の凸部83aは、可撓管部21側における第2のヒンジ部材90の貫通口93aを貫通し、回動可能に嵌合する。これにより可撓管部21と節輪35bは、凸部83aと貫通口93aを介して軸支され、また凸部83aと貫通口93aを中心に回動可能に連結される。
Similarly to the connection of the node rings 35, the
なお内視鏡1の挿入(円盤状板部36の軸)方向における第1のヒンジ部材80の基端面部83と第2のヒンジ部材90の先端面部93の長さは、所望に調整できる。
The lengths of the proximal
なお可撓管部21や湾曲部22(節輪35)には、図2に示すような外皮チューブ75が被覆されている。この外皮チューブ75は、ゴムなどの弾性材料で可撓管部21や湾曲部22の外径と略同一の内径を有する中空形状や円筒形状に形成されている。この外皮チューブ75は、熱可塑性エラストマー(スチレン系,オレフィン系,またはウレタン系等)の材質の弾性材料によって射出成形されてもよい。なお、熱可塑性エラストマーの成形は、射出成形に限定されず、注型、押出し、ブロー等の各種成形方法を適用してもよい。
The
先端硬性部23の先端面には、前述した処置具挿通チャンネル69の先端開口部69aの他に、図5に示すように照明光学系の照明レンズ25と、観察光学系の対物レンズ26と、図示しない送気送水用ノズルなどが配設されている。また、先端硬性部23には、照明レンズ25の後方にライトガイドファイバ27の先端部が固定されている。さらに、対物レンズ26の後方にはCCDなどの撮像素子28とその接続回路基板29などが固定されている。なお、撮像素子28に代えて図示しないイメージガイドファイバの先端部を固定することにより、内視鏡1を電子スコープに限らずにファイバースコープとしてもよい。さらに、先端硬性部23には、処置具挿通チャンネル69の先端部や、送気送水用ノズルに接続された送気用チューブ30と、送水用チューブ31の先端部などが固定されている。
On the distal end surface of the distal
上述したライトガイドファイバ27や、撮像素子28の信号線などのケーブル32や、ファイバースコープの場合の図示しないイメージガイドファイバや、処置具挿通チャンネル69や、送気用チューブ30や、送水用チューブ31などの先端部は、操作部60から可撓管部21の基端部側を介して可撓管部21内と湾曲部22内を通り、図5に示すように先端硬性部23にまで延設され、固定されている。
The above-described
次に本実施形態における湾曲部22における節輪35の製造方法と連結方法について詳細に説明する。
Step1
図示しない板状部材から例えばプレス等による打ち抜き加工または例えばレーザ等による切断加工等によって、外周36b(外周面)が略円盤形状を有する円盤状板部素材が形成(成形)される。
Next, a manufacturing method and a connecting method of the
Step1
A disk-shaped plate part material having an
Step2
円盤状板部素材には、例えばプレス等による打ち抜き加工または例えばレーザ等による切断加工等によって、円盤状板部素材を貫通し、管状部材を収容するための貫通口37が円盤状板部素材の中央に形成されて、円盤状板部36が得られる。その際、貫通口37は、図4Cに示すようにL2がL1よりも大きくなるように、形成される。また円盤状板部36には、例えばプレス等による打ち抜き加工または例えばレーザ等による切断加工等によって、貫通口37の周辺に、操作ワイヤ42が挿通可能になるように、円盤状板部36を貫通する4つの挿通部38が形成される。挿通部38は、周方向に略90°離れて配置される。
Step1とStep2は、同時に行われるものとしても良い。
Step2
The disc-shaped plate portion material has a through
Step3
第1のヒンジ部材80の凸部83aが内視鏡1(円盤状板部36)の基端側に配置されるように、凹部85が円盤状板部36の外周36bに嵌め込まれる。次いで第1のヒンジ部材80は、凹部85の先端面部81の略中央部にて例えばレーザ溶接によってレーザ溶接部36dが形成されることにより円盤状板部36の外周36bに接合される(図4A参照)。レーザ溶接は、先端面部81の全面でもよいし、先端面部81における周方向の両端81bであっても良く、先端面部81であればどこでも良い。このとき、第1のヒンジ部材80同士は、例えば周方向に略180°離れて配置され、各挿通部38を塞がないように、挿通部38の間に配置される。
Step3
The
また第2のヒンジ部材90の貫通口93aが内視鏡1(円盤状板部36)の先端側に配置されるように、凹部95が円盤状板部36の外周36bに嵌め込まれる。次いで第2のヒンジ部材90は、凹部95の基端面部91の略中央部にて例えばレーザ溶接によってレーザ溶接部36dが形成されることにより円盤状板部36の外周36bに接合される(図4A参照)。レーザ溶接は、基端面部91の全面でもよいし、基端面部91における周方向の両端91bであっても良く、基端面部91であればどこでも良い。このとき、第2のヒンジ部材90同士は、例えば周方向に略180°離れて配置され、各挿通部38を塞がないように挿通部38の間に配置される。また第2のヒンジ部材90は、第1のヒンジ部材80と例えば円盤状板部36の外周36bの周方向に略90°離れて配置される。
このように連結部材40である第1のヒンジ部材80と第1のヒンジ部材80は、図4Aに示すように、円盤状板部36の中心軸を中心として、径方向において対称な位置にて円盤状板部36に接合される。なお接合による固定は、レーザ溶接に限定する必要はなく、例えば肉盛溶接と、スポット溶接と、接着と、圧入等とのいずれかの結合手段を用いても良い。
Further, the
As shown in FIG. 4A, the
Step1乃至Step3によって中空な略円盤形状を有する節輪35が形成される。
Step4
隣り合う節輪35同士において、湾曲部22の基端側に配置される後側の節輪35における貫通口93aには、湾曲部22の先端側に配置される前側の節輪35における凸部83aが貫通し、回動可能に嵌合する。これにより節輪35同士は、図3Bに示すように凸部83aと貫通口93aを中心に回動可能に連結される。
Step4
In the adjacent node rings 35, the through-
複数の節輪35が連結されると、湾曲部22が形成される。この湾曲部22は、外皮チューブ75によって被覆される。湾曲部22が操作ワイヤ42によって湾曲される際、凸部83aは、貫通口93aによって円盤状板部36の周方向と軸方向と径方向への移動を防止され、貫通口93aから脱落することを防止される。これにより隣り合う周方向と軸方向と径方向における節輪35の脱離(連結部のずれ)は、凸部83aと貫通口93aによって防止される。
When the plurality of node rings 35 are connected, the
また隣り合う節輪35は、図3Cに示すように先端面部81の先端81aと基端面部91の先端91aとの当接によって回動する範囲を規制される。例えば上側の節輪35が図3Cに示すように右方向に回動した際、図3Cにおける右側の第1のヒンジ部材80と第2のヒンジ部材90とが互いに当接することによって、隣り合う節輪35は回動を規制される。
Further, as shown in FIG. 3C, the adjacent node rings 35 are restricted in the range in which they are rotated by the contact between the
このとき基端面部83の基端側の縁と先端面部93の先端側の縁は、円弧形状を有している。よって隣り合う節輪同士が回動する際に、図3Cに示すように先端面部93の先端側の縁の円弧の両端は、中端面部82に当接しない。図示はしないが基端面部83の基端側の縁の円弧の両端は、円盤状板部36に当接しない。よって節輪35は、滑らかに回動する。
At this time, the base end side edge of the base end face
なお先端硬性部23と節輪35aの連結、可撓管部21と節輪35bの連結は、上記と同様であるため、詳細については省略する。
Note that the connection between the distal end
このように本実施形態は、硬質な1枚の板状部材から、例えばプレス等による打ち抜き加工または例えばレーザ等による切断加工等によって外周を略円盤形状に形成するとともに、径方向の中央にて貫通口37を有することで中空な略円盤形状の円盤状板部36を形成し、この円盤状板部36の外周36bの所望な位置に連結部材40を構成する第1のヒンジ部材80及び第2のヒンジ部材90を交互に固定して、節輪35を形成している。また本実施形態は、貫通口37を形成する際に、L2をL1よりも大きくしている。また本実施形態は、例えばプレス等による打ち抜き加工または例えばレーザ等による切断加工等によって、貫通口37の周辺に操作ワイヤ42が挿通可能で、円盤状板部36の厚み方向に貫通している挿通部38(ワイヤ受け)を設けている。
As described above, in the present embodiment, the outer periphery is formed into a substantially disk shape by punching with a press or the like or cutting with a laser or the like, and penetrates at the center in the radial direction. By forming the
よって本実施形態は、L2をL1よりも大きくすることで、例えばプレス等による打ち抜き加工や例えばレーザ等による切断加工等によって、貫通口37を有する円盤状板部36を製造する際に、円盤状板部36の破損を防止することができる。これにより本実施形態は、L2をL1よりも大きくすることで、十分な強度を有する節輪35を簡易に製造することができる。
Therefore, in the present embodiment, when L2 is made larger than L1, for example, when the disk-shaped
また本実施形態は、挿通部38を節輪35の外周36b側から内周37a側への切り曲げ加工などによって設けず、円盤状板部36の軸方向から基端側平面36a(または先端側平面36c)に直接、例えばプレス等による打ち抜き加工または例えばレーザ等による切断加工等によって設けるので、挿通部38を簡易に設けることができる。本実施形態は、円盤状板部36の径方向の長さL2を小さくしても、例えばプレス等による打ち抜き加工または例えばレーザ等による切断加工等によって簡易に挿通部38を設けることができる。したがって本実施形態は、円盤状板部36の径方向の長さL2を小さくすることができるので、円盤状板部36の外径を小さくでき、よって節輪35を細径にすることができる。
Further, in the present embodiment, the
よって本実施形態によれば、L2をL1よりも大きくしさえすれば、節輪35に十分な強度を付与しつつ節輪35の径方向の長さを調整でき、節輪を細径にすることができる。
Therefore, according to this embodiment, as long as L2 is made larger than L1, the radial length of the
また本実施形態は、節輪35を略円筒形形状とせずに、節輪35と挿通部38を上述したように、例えばプレス等による打ち抜き加工または例えばレーザ等による切断加工等によって効率的に製造できるため、節輪35自体のコストを抑えることができる。
Further, in the present embodiment, the
また本実施形態は、貫通口93aによって、周方向と軸方向と径方向への凸部83aの移動を防止し、貫通口93aからの凸部83aの脱落を防止することができる。これにより、節輪35の周方向と軸方向と径方向における節輪35の脱離(連結部のずれ)を防止することができる。
Further, in the present embodiment, the through-
また本実施形態は、先端面部81の先端81aと基端面部91の先端91aとの当接によって、節輪35の回動範囲を規制することができ、回動する節輪35間の急激な折れ曲がりにより、節輪35の内径(内周37a)等によって管状部材が損傷することを防止することができる。
Further, according to the present embodiment, the rotation range of the
また本実施形態は、内視鏡1の挿入(円盤状板部36の軸)方向における第1のヒンジ部材80の先端面部81の長さと第2のヒンジ部材90の先端面部93の長さとを、所望に調整できる。これにより本実施形態は、隣り合う節輪35を連結したときに形成される湾曲部22の湾曲半径を所望に調整することができる。
Further, in the present embodiment, the length of the distal
また本実施形態の節輪35に用いる円盤状板部36は、板状部材をその表面に直交する側から例えばプレス等による打ち抜き加工または例えばレーザ等による切断加工等によって中空の円盤状板部に形成されている。よって板部材の両端の接合が不要であり、また円環部材を切断することもないので、均一な厚みL1を有する円盤状板部36を容易に且つ大量に製造できる。
Further, the disk-shaped
本実施形態によれば、上述した節輪35を有する内視鏡用の湾曲部22と、この湾曲部22を有する内視鏡1と、節輪35の製造方法を提供することができる。
According to the present embodiment, it is possible to provide the bending
なお第1のヒンジ部材80の基端面部83は、図6Aに示すように凸部83aの代わりに、第2のヒンジ部材90の貫通口93aと同様の貫通口83bを有していてもよい。この場合、連結部材40は、図6Bに示すように貫通口83b,93aに嵌入される嵌入部材であるリベット41を有する。このリベット41の一端は、貫通口83bまたは貫通口93aのいずれか一方側に固着されている。これにより前側の節輪35と後側の節輪35は、リベット41によって軸支され、図6Cに示すようにリベット41を中心に回動可能に軸支される。これにより回動可能に連結された節輪35を有する湾曲部22が形成される。
Note that the base
このように第1のヒンジ部材80と第2のヒンジ部材90の間には、貫通口83b,93aとリベット41を回動支軸とした支軸部が形成され、連結部材40が形成されても良い。貫通口83b,93aとリベット41は、隣り合う節輪35を連結する連結部となる。
As described above, between the
また先端面部93は、貫通口93aの代わりに凸部83aが回動可能に嵌合する凹部を有していても良い。つまり先端面部93は、貫通口93aと凹部の少なくともいずれか一方を有していれば良い。
Moreover, the front-end |
節輪35は、図7Aに示すように円盤状板部36の外周36bにて周方向にて略90°離して配置され、第1のヒンジ部材80と、第2のヒンジ部材90が交互に配置される4つの切り欠き部36fを有しても良い。切り欠き部36fの径方向における長さ(深さ)は、第1のヒンジ部材80の先端面部81の厚みと第2のヒンジ部材90の基端面部91の厚みと同じであることが好適である。切り欠き部36fは、例えばプレス等による打ち抜き加工または例えばレーザ等による切断加工等によって形成される。そして第1のヒンジ部材80は、先端面部81を切り欠き部36f内に配置し、上述したようにレーザ溶接によるレーザ溶接部によって接合される。第2のヒンジ部材90についても同様にして接合される。これにより外周36b上において、外周36bと先端面部81と基端面部91による凹凸の形成を防止することができ、略円形形状の湾曲部22を形成することができる。
図7Aに示す場合には、凹部85,95が切り欠き36fに嵌め込まれている。なお切り欠き部36fに、第1のヒンジ部材80の凹部85と第2のヒンジ部材90の凹部95がそれぞれ嵌め合う(切り欠き部36fの両端に、先端面部81における周方向の両端81bと基端面部91における周方向の両端91bがそれぞれ当接する)場合には、第1のヒンジ部材80と第2のヒンジ部材90が位置決めされることになるので、第1のヒンジ部材80の先端面部81の屈曲された先端81a、および第2のヒンジ部材90の基端面部91の屈曲された先端91aは、なくてもよいものとなる。
As shown in FIG. 7A, the
In the case shown in FIG. 7A, the
なお本実施形態において、図7Bに示すように先端81aが折り曲げられずに伸ばされた状態であっても良く、つまり第1のヒンジ部材80は凹部85を有さなくてもよい。このとき第1のヒンジ部材80は、先端面部81にて外周36bにて例えばレーザ溶接によって直接接合されても良い。また第2のヒンジ部材90についても同様である。このように先端面部81および基端面部91を伸ばした状態として、各節輪35を形成しても、各節輪35を連結して形成される湾曲部22の湾曲半径を所望に調整することができる。また接合には、例えばレーザ溶接と、肉盛溶接と、スポット溶接と、接着と、圧入等とのいずれかの結合手段が用いられれば、連結部材40と円盤状板部36の接合箇所は限定されない。
In the present embodiment, as shown in FIG. 7B, the
次に本発明に係る第2の実施形態について図8Aと図8Bを参照して説明する。なお、第1の実施形態と同一の構成については第1の実施形態と同一の参照符号を付すことにより説明を省略する。なお図8Aでは、後述する直線長さL3を図示上で明確にするために、図8Aに示す挿通部38b近傍における第1のヒンジ部材80の図示を省略している。また図8Aでは、管状部材や操作ワイヤ42等の図示を省略している。
Next, a second embodiment according to the present invention will be described with reference to FIGS. 8A and 8B. In addition, about the structure same as 1st Embodiment, description is abbreviate | omitted by attaching | subjecting the same referential mark as 1st Embodiment. In FIG. 8A, the
本実施形態において、1対の第1のヒンジ部材80と、1対の第2のヒンジ部材90は、例えば円盤状板部36に肉盛溶接によって接合される。この肉盛溶接は、第1のヒンジ部材80において基端側平面36aと中端面部82、第2のヒンジ部材90において基端側平面36aと基端面部91にて行われる。
In the present embodiment, the pair of
また貫通口37は、第1の実施形態よりも縮径している。つまり貫通口37の面積は、第1の実施形態よりも小さい。これにより本実施形態の円盤状板部36は、径方向における基端側平面36aの面積を増加している。
Further, the through
貫通口37は、略円形形状の第1の貫通部37bと、第1の貫通部37bと略同様の形状を有する第2の貫通部37cと、第1の貫通部37bと第2の貫通部37cの間に配置され、第1の貫通部37bと第2の貫通部37cに連設して、第1の貫通部37bと第2の貫通部37cよりも大きい略円形形状を有する第3の貫通部37dからなる。
The through-
第1の実施形態での直線長さL2は、本実施形態では、外周36bと、第1の貫通部37b(または第2の貫通部37c)の内周37aと、の間の節輪35の径方向における直線長さL3となる。このL3は、貫通口37(第1の貫通口37aと第2の貫通口37bと第3の貫通口37c)の形状によって調整される。このL3は、L1よりも大きい。
In this embodiment, the straight line length L2 in the first embodiment is that of the
なお、L3がL1よりも大きければ、貫通口37の形状は上記に限定する必要はない。この場合、L3は、外周36bと、最も外周36b側に配置される貫通口37の内周37aと、の節輪35の径方向における直線長さである。
In addition, if L3 is larger than L1, the shape of the through-
本実施形態における節輪35の製造方法と連結方法は、第1の実施形態と略同様であるため説明は省略する。
Since the manufacturing method and the connection method of the
このように、貫通口37を縮径させ面積を減少させ、円盤状板部36の径方向における基端側平面36aの面積を増加させると、節輪35の強度を向上させることができる。また、貫通口37がどのような形状を有していても、肉盛溶接によって第1のヒンジ部材80と第2のヒンジ部材90を節輪35に接合することができる。もちろん肉盛溶接に限定する必要はなく、例えばレーザ溶接と、スポット溶接と、接着と、圧入等とのいずれかの結合手段でもよい。
Thus, the strength of the
本実施形態では、貫通口37の形状を調整する際、L3をL1よりも大きくしさえすれば、様々な形状を有する貫通口37を例えばプレス等による打ち抜き加工または例えばレーザ等による切断加工等よって簡易に形成することができ、径方向からの外力に対して十分な強度を有する節輪35を製造できる。
In the present embodiment, when adjusting the shape of the through-
また、L3をL1よりも大きくしさえすれば、貫通口37の形状を所望に調整でき、節輪35の径方向の長さを調整できるので、節輪35を細径にすることができる。
Further, as long as L3 is made larger than L1, the shape of the through
また本実施形態では、第1の実施形態と同様に上述した節輪35を有する内視鏡用の湾曲部22と、この湾曲部22を有する内視鏡1と、節輪35の製造方法を提供することができる。
Further, in the present embodiment, the
次に本発明に係る第3の実施形態について図9Aと図9Bと図9Cを参照して説明する。なお、第1と第2の実施形態と同一の構成については第1と第2の実施形態と同一の参照符号を付すことにより説明を省略する。 Next, a third embodiment according to the present invention will be described with reference to FIGS. 9A, 9B, and 9C. In addition, about the structure same as 1st and 2nd embodiment, description is abbreviate | omitted by attaching | subjecting the same referential mark as 1st and 2nd embodiment.
本実施形態における節輪35は、同じ形状と大きさを有する例えば2枚の円盤状板部43a,43bを積層し、積層後、円盤状板部43a,43bをレーザ溶接やスポット溶接といった溶接と、圧入と、カシメ等といずれかの結合手段によって接合し、その後、第1のヒンジ部材80および第2のヒンジ部材90を接合することで形成される。積層する円盤状板部の枚数は限定されない。円盤状板部43aの軸方向は、この積層により他の円盤状板部43bの軸方向と同軸になる。
The
本実施形態において、第1の実施形態での厚みL1は、積層した円盤状板部43a,43b全体の厚みであり、円盤状板部43a,43bが積層して形成されて節輪35の厚みとなる。そのため円盤状板部43a,43bの厚みは、L1の半分(L1/2)とする。
In the present embodiment, the thickness L1 in the first embodiment is the total thickness of the stacked disk-shaped
円盤状板部43a,43bは、形状と大きさが同じであるため、円盤状板部43aを例として説明する。
収容部である貫通口37には、外周36b側に向けて凸状に形成され、管状部材を個別に収容する凸状収容部が連設されている。この凸状収容部は、円盤状板部43aの厚み方向であり、円盤状板部43aの径方向に直交する円盤状板部43aの軸方向にて貫通している貫通口(開口部)であり、管状部材を個別に保持する保持部37eとなる。保持部37eは、貫通口37の4方向に4つ連設され、先端部側が半円形形状をした長溝形状である。保持部37eは、互いに略90°離れて位置されている。なお保持部37eが貫通口37に連設されていれば、配置位置は限定されない。保持部37eは、例えばプレス等による打ち抜き加工または例えばレーザ等による切断加工等によって貫通口37と共に形成される。
Since the disk-shaped
The through-
この保持部37eは、円盤状板部43aの径方向において、貫通口37よりも外周36b側に突出している。保持部37eは、外周36b側に向けて形成される貫通口37の凸部であり、円盤状板部43aの内周側に形成される凹部である。保持部37eは、凹部における底辺に、保持部37eの最も外周36b側に配置される略円弧状の内周37fを有している。
The holding
本実施形態における外周36bと、内周37fと、の間の円盤状板部43a(または円盤状板部43b)の径方向における直線長さL4は、外周36bと、内周37aと、の間の円盤状板部43a(または円盤状板部43b)の径方向における直線長さL5(第1の実施形態におけるL2)よりも短い。このL4やL5は、貫通口37と保持部37eの形状によって調整される。また図9Cに示すようにL4は、L1/2よりも大きい。
The linear length L4 in the radial direction of the disk-shaped
本実施形態における節輪35の製造方法と連結方法は、第1の実施形態と略同様であるため詳細な説明は省略する。
Since the manufacturing method and the connecting method of the
なお第1の実施形態で説明したStep3の前、つまり第1のヒンジ部材80と第2のヒンジ部材90が円盤状板部36の外周36bに嵌め込まれて接合される前に、円盤状板部43aと円盤状板部43bとは互いに積層し、互いに接合する。この接合は、例えばレーザ溶接やスポット溶接といった溶接と、圧入と、カシメ等とのいずれかの結合手段によって行われる。円盤状板部43a,43bが接合された後、第1のヒンジ部材80と第2のヒンジ部材90が円盤状板部43a,43bの外周36bに嵌め込まれて接合される。
In addition, before Step 3 described in the first embodiment, that is, before the
本実施形態において、1つの円盤状板部の厚み(本実施形態では円盤状板部43a,43bのそれぞれの厚みL1/2)がL4よりも小さく、積層した円盤状板部全体の厚み(本実施形態ではL1はL4よりも大きくなっている。つまり本実施形態では、1つの円盤状板部の厚み(本実施形態では円盤状板部43a,43bの厚みL1/2)がL4よりも小さい場合であっても、円盤状板部43a,43bを積層させることで、十分な厚み(L4<L1)を有するように構成でき、1つの円盤状板部の厚みが例えば0.1mm以下の外径方向からの外圧に対して変形しやすくなるような場合であっても、強度を有する1つの節輪35を形成することができる。
In the present embodiment, the thickness of one disk-shaped plate portion (in this embodiment, the thickness L1 / 2 of each of the disk-shaped
第1の実施形態のようにL2とL1を有する1つの節輪35で、円盤状板部の径方向長さL2が厚みL1よりも小さい場合に、適正にせん断がされずに変形しやすくなり、節輪35の形成が困難となる場合がある。しかし本実施形態のように複数の円盤状板部(本実施形態では2つの円盤状板部43a,43b)を積層することによって、1つの円盤状板部(本実施形態では円盤状板部43a)において、L4>L1/積層する節輪の数(本実施形態では2)とすることで、L4が積層した円盤状板部全体の厚みであるL1よりも小さくても、変形や破断のない1つの節輪35を形成することができる。このように本実施形態では、複数の円盤状板部(円盤状板部43a,43b)を積層させることで、1つでは形成が困難な形状と厚みを有する節輪35を形成することができる。
When the radial length L2 of the disk-shaped plate portion is smaller than the thickness L1 with one
なお上述した第1から第2の実施形態において、スポット溶接による場合は、例えば第1のヒンジ部材80において、図10Aと図10Bに示すように節輪35の軸方向において、中端面部82と円盤状板部36とにて行われ、第1のヒンジ部材80と円盤状板部36を接合する。スポット溶接は、中端面部82と円盤状板部36とにて、少なくとも1箇所行われていれば良い。また第2のヒンジ部材90も第1のヒンジ部材80と同様に少なくとも1箇所スポット溶接が行われていれば良い。また第3の実施形態において、円盤状板部43a,43bを積層させて接合する際や、第3の実施形態において第1のヒンジ部材80と円盤状板部43aとの接合、第2のヒンジ部材90と円盤状板部43bとの接合も略同様にスポット溶接が行われていれば良い。なおスポット溶接は、積層する円盤状板部43a,43bを接合させる場合、周方向に略90°離れた4箇所で行うことが好適である。
In the first to second embodiments described above, in the case of spot welding, for example, in the
また図11に示すようにレーザ溶接による接合は、積層する円盤状板部43a,43bを接合させる場合、スポット溶接と略同様に、周方向に略90°離れた4箇所で行うことが好適である。
Further, as shown in FIG. 11, when joining the disk-shaped
また圧入による接合の場合、第1から第2の実施形態の場合、図12Aに示すように円盤状板部36に接する中端面部82には、貫通口100aが形成される。貫通口100aに限定する必要はなく、凹部といった円盤状板部36側に開口している窪みであっても良い。一方、円盤状板部36の基端側平面36aには、貫通口100aに嵌め込まれる凸部100bが形成される。凸部100bが貫通口100aに嵌め込まれ圧入されることで、第1のヒンジ部材80が円盤状板部36に圧入され接合する。
なお貫通口100aや凸部100bの配置位置は図12Aに示すものに限定されることはない。例えば第1のヒンジ部材80側が凸部100bを有し、円盤状板部36側が貫通口100aを有していても良い。第2のヒンジ部材90についても略同様である。
In the case of joining by press fitting, in the case of the first to second embodiments, as shown in FIG. 12A, a through-
The arrangement positions of the through
また第3の実施形態の場合、図12Bに示すように貫通口100aは、円盤状板部43aに接する中端面部82に形成され、凸部100bは、中端面部82側の貫通口100aに嵌め込まれるために円盤状板部43aに形成されることが好適である。これにより第1のヒンジ部材80と円盤状板部43a,43bは、圧入によって接合する。第2のヒンジ部材90についても略同様である。
In the case of the third embodiment, as shown in FIG. 12B, the through
また第3の実施形態において、円盤状板部43a,43b同士を積層し圧入によって接合する場合、円盤状板部43aには、図12Cに示すように貫通口100aが形成される。円盤状板部43bには、貫通口100aに嵌め込まれる凸部100bが形成される。貫通口100aは、4つ形成され、例えばそれぞれが例えば周方向に略90°離れている。凸部100bについても同様に形成されている。
上述したように凸部100bが貫通口100aに嵌め込まれ圧入されることで、円盤状板部43aが円盤状板部43bに積層し、接合し、1つの円盤状板部が形成される。なお貫通口100aや凸部100bの配置位置は上記に限定されることはない。例えば貫通口100aが円盤状板部43b側に形成され、凸部100bが円盤状板部43a側に形成されてもよい。また貫通口100aと凸部100bは円盤状板部43a,43bの両方に形成され、円盤状板部43aの凸部100bが円盤状板部43bの貫通口100aに嵌め込まれ、円盤状板部43bの凸部100bが円盤状板部43aの貫通口100aに嵌め込まれても良い。
In the third embodiment, when the disk-shaped
As described above, the
また第3の実施形態において、円盤状板部43a,43b同士を積層し、カシメによって接合する場合、図13に示すように円盤状板部43a側には貫通口100aの4つが、例えば上記同様に周方向に形成される。円盤状板部43bは、バーリング加工によって形成された凸部100cによって貫通口100aに位置決めされて、凸部100cの先端がカシメられる。これにより円盤状板部43a,43bは、積層されてカシメによって接合し、一つの円盤状板部が形成される。なお円盤状板部43b側に貫通口が形成されてもよい。
Further, in the third embodiment, when the disk-shaped
なお上述した各実施形態において、湾曲部22は上下左右の4方向に湾曲したがこれに限定される必要はなく例えば左右の2方向に湾曲しても良い。その場合、各実施形態における円盤状板部36は、湾曲部22を左右に湾曲させる操作ワイヤ42を挿通させる挿通部38b,38dのみを有していてもよい。
In each of the above-described embodiments, the bending
また上述した各実施形態において、円盤状板部36,43a,43bは、例えばプレス等による打ち抜き加工または例えばレーザ等による切断加工等で形成することとして説明したが、これに限定する必要はない。例えば分断加工などのほかのプレス加工や、ウォータージェットによる切断、水素ガスを用いた切断、ワイヤーソーを用いた切断、あるいはダイシングソーを用いた切断でも良い。
Further, in each of the above-described embodiments, the disk-shaped
このように本発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。 As described above, the present invention is not limited to the above-described embodiment as it is, and can be embodied by modifying the constituent elements without departing from the scope of the invention in the implementation stage. Further, various inventions can be formed by appropriately combining a plurality of constituent elements disclosed in the embodiment.
1…内視鏡、10…挿入部、21…可撓管部、22…湾曲部、23…先端硬性部、35…節輪、36…円盤状板部、36b…外周、37…貫通口(収容部)、37a…外周、38…挿通部(ワイヤ受け)、40…連結部材、42…操作ワイヤ、60…操作部、61…把持部、80…第1のヒンジ部材、81…先端面、82…中端面、83a…凸部、83…基端面、85…凹部、90…第2のヒンジ部材、91…基端面、92…中端面、93a…貫通口、93…先端面、95…凹部。
DESCRIPTION OF
Claims (17)
前記湾曲部を湾曲させる操作ワイヤを挿通する挿通部を有し、板状部材から円盤形状に形成された円盤状板部と、
前記円盤状板部の径方向において対称な位置にて前記円盤状板部に接合され、前記円盤状板部の厚み方向であり、前記径方向に直交する前記円盤状板部の軸方向にて隣り合う円盤状板部同士を連結する連結部材と、
を具備することを特徴とする内視鏡用節輪。 An endoscope nodal ring that constitutes a bending portion of an endoscope by connecting one and the other adjacent to each other,
A disk-shaped plate portion formed into a disk shape from a plate-shaped member, having an insertion portion for inserting an operation wire for bending the bending portion;
In the axial direction of the disk-shaped plate portion that is joined to the disk-shaped plate portion at a symmetrical position in the radial direction of the disk-shaped plate portion, is the thickness direction of the disk-shaped plate portion, and is orthogonal to the radial direction. A connecting member that connects adjacent disc-shaped plate portions;
A node ring for an endoscope, comprising:
前記円盤状板部の外周と、前記収容部の内周と、の間の前記径方向における長さは、前記円盤状板部の厚みよりも大きいことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡用節輪。 The disk-shaped plate portion has a housing portion that accommodates a tubular member inserted into the bending portion from the proximal end side to the distal end side of the bending portion along the axial direction at the center in the radial direction. ,
2. The inner length according to claim 1, wherein a length in the radial direction between an outer periphery of the disk-shaped plate portion and an inner periphery of the housing portion is larger than a thickness of the disk-shaped plate portion. Endoscope ring.
前記挿通部は、前記円盤状板部において、前記収容部の周辺に配置され、前記軸方向に貫通していることを特徴とする請求項2に記載の内視鏡用節輪。 The accommodating portion penetrates in the axial direction,
The endoscopic node ring according to claim 2, wherein the insertion portion is disposed around the housing portion in the disk-shaped plate portion and penetrates in the axial direction.
凸部を有する第1のヒンジ部材と、
前記凸部が回動可能に嵌合する貫通口、または前記凸部が回動可能に嵌合する凹部の少なくとも一方を有する第2のヒンジ部材と、
を有し、
前記第1のヒンジ部材と前記第2のヒンジ部材は、レーザ溶接と、肉盛溶接と、スポット溶接と、接着と、圧入とのいずれかの結合手段によって前記円盤状板部に接合されることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡用節輪。 The connecting member is
A first hinge member having a convex portion;
A second hinge member having at least one of a through-hole into which the convex portion is rotatably fitted, or a concave portion into which the convex portion is rotatably fitted;
Have
The first hinge member and the second hinge member are joined to the disk-like plate portion by any one of coupling means of laser welding, overlay welding, spot welding, adhesion, and press fitting. The node ring for an endoscope according to claim 1.
第1の貫通口を有する第1のヒンジ部材と、
第2の貫通口を有する第2のヒンジ部材と、
前記第1の貫通口と前記第2の貫通口に嵌入される嵌入部材と、
を有し、
前記第1のヒンジ部材と前記第2のヒンジ部材は、レーザ溶接と、肉盛溶接と、スポット溶接と、接着と、圧入とのいずれかの結合手段によって前記円盤状板部に接合されることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡用節輪。 The connecting member is
A first hinge member having a first through hole;
A second hinge member having a second through hole;
A fitting member fitted into the first through hole and the second through hole;
Have
The first hinge member and the second hinge member are joined to the disk-like plate portion by any one of coupling means of laser welding, overlay welding, spot welding, adhesion, and press fitting. The node ring for an endoscope according to claim 1.
板状部材からプレス加工または切断加工によって円盤形状を有する円盤状板部を製造する第1の工程と、
前記円盤状板部の厚み方向であり、前記円盤状板部の径方向に直交する前記円盤状板部の軸方向にて互いに隣り合う円盤状板部同士を連結する連結部材を、前記径方向において対称な位置にて前記円盤状板部に接合する第2の工程と、
を有することを特徴とする内視鏡用節輪の製造方法。 It is a method for manufacturing an endoscopic node ring that constitutes a bending portion of an endoscope by connecting one and the other adjacent to each other,
A first step of manufacturing a disk-shaped plate portion having a disk shape by pressing or cutting from a plate-shaped member;
A connecting member that connects the disk-shaped plate portions adjacent to each other in the axial direction of the disk-shaped plate portion that is the thickness direction of the disk-shaped plate portion and is orthogonal to the radial direction of the disk-shaped plate portion, A second step of joining to the disk-like plate portion at a symmetrical position in FIG.
A method for manufacturing an endoscopic node ring, comprising:
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008135695A JP2009279254A (en) | 2008-05-23 | 2008-05-23 | Joint ring for endoscope, curve part of endoscope, endoscope having curve part, and method of manufacturing joint ring for endoscope |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008135695A JP2009279254A (en) | 2008-05-23 | 2008-05-23 | Joint ring for endoscope, curve part of endoscope, endoscope having curve part, and method of manufacturing joint ring for endoscope |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009279254A true JP2009279254A (en) | 2009-12-03 |
Family
ID=41450342
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008135695A Withdrawn JP2009279254A (en) | 2008-05-23 | 2008-05-23 | Joint ring for endoscope, curve part of endoscope, endoscope having curve part, and method of manufacturing joint ring for endoscope |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009279254A (en) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101064975B1 (en) * | 2010-01-06 | 2011-09-15 | 한국과학기술원 | Shape lock of flexible tube |
JP2013223591A (en) * | 2012-04-20 | 2013-10-31 | Olympus Corp | Joint ring connection structure of endoscope curve part |
WO2021219178A1 (en) * | 2020-04-27 | 2021-11-04 | Ambu A/S | An articulated bending section body for an insertion endoscope |
-
2008
- 2008-05-23 JP JP2008135695A patent/JP2009279254A/en not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101064975B1 (en) * | 2010-01-06 | 2011-09-15 | 한국과학기술원 | Shape lock of flexible tube |
JP2013223591A (en) * | 2012-04-20 | 2013-10-31 | Olympus Corp | Joint ring connection structure of endoscope curve part |
WO2021219178A1 (en) * | 2020-04-27 | 2021-11-04 | Ambu A/S | An articulated bending section body for an insertion endoscope |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
WO2011092891A1 (en) | Flexible tube for endoscope, and endoscope having said flexible tube | |
WO2023045846A1 (en) | Flexible component, flexible probe and endoscopic device | |
EP1992291B1 (en) | Ultrasonic endoscope | |
JP2008259634A (en) | Connection structure of flexible tube for endoscope and annular connection member | |
US11317786B2 (en) | Endoscope | |
JP2022528892A (en) | Steerable equipment with hinges with slotted structure | |
US9636009B2 (en) | Endoscope | |
JP5412056B2 (en) | Endoscope | |
JP5702818B2 (en) | Endoscope insertion part and joining method thereof | |
JP2006020703A (en) | Ultrasonic endoscope | |
JP4596141B2 (en) | Ultrasound endoscope | |
WO2007097061A1 (en) | Endoscope and method of producing insertion section of endoscope | |
JP2009279254A (en) | Joint ring for endoscope, curve part of endoscope, endoscope having curve part, and method of manufacturing joint ring for endoscope | |
JP4959934B2 (en) | Endoscope | |
JP2007159854A (en) | Insertion part and endoscope | |
WO2014024302A1 (en) | Structure for endoscope bendable part | |
JP2009066299A (en) | Endoscope | |
JPH0894941A (en) | Curving part of endoscope | |
US20220087505A1 (en) | Endoscope apparatus and bending member for endoscope | |
JP6378120B2 (en) | Curved structure of endoscope insertion part | |
JP2013192562A (en) | Endoscope bending tube and bending piece | |
JP3889869B2 (en) | Ultrasonic probe | |
JP2009291550A (en) | Endoscope cover-mounting jig, and method for aiding in mounting endoscope cover of separate endoscope using the endoscope cover-mounting jig | |
JP2009142390A (en) | Bending portion of endoscope and method for manufacturing bending portion of endoscope | |
JP2009142389A (en) | Bending portion of endoscope |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20110802 |