JP2009278222A - 画像形成装置、機能設定方法、記憶媒体、及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】 新たに接続される機能処理手段に対する機能設定負担を軽減することである。
【解決手段】 画像形成装置225aは、スキャナコンポーネント222a、認証コンポーネント223a、ディスプレイコンポーネント224aの接続の状態を確認する。そして、画像形成装置225aは、確認されたコンポーネントから、当該コンポートに対して設定されている設定情報を取得して管理する。
そして、画像形成装置225aが新たに接続されるスキャナコンポーネント222bを確認した場合、管理されている設定情報に基づいて、確認されるスキャナコンポーネント222bに対して設定すべき設定情報を決定することを特徴とする。
【選択図】 図6
【解決手段】 画像形成装置225aは、スキャナコンポーネント222a、認証コンポーネント223a、ディスプレイコンポーネント224aの接続の状態を確認する。そして、画像形成装置225aは、確認されたコンポーネントから、当該コンポートに対して設定されている設定情報を取得して管理する。
そして、画像形成装置225aが新たに接続されるスキャナコンポーネント222bを確認した場合、管理されている設定情報に基づいて、確認されるスキャナコンポーネント222bに対して設定すべき設定情報を決定することを特徴とする。
【選択図】 図6
Description
本発明は、接続される機能処理手段の機能処理を制御して画像形成処理を行う画像形成装置の機能設定処理に関するものである。
現在の画像形成装置は、不揮発性の記憶装置を備えて、画像形成装置に多くの情報を保持可能に構成されている。その情報の1つとして画像形成装置の各機能を使用するための設定値がある。ここで、設定値とは、画像サイズや両面、カラー、ステイプルのような印刷物に付随するものと、IPアドレスや画質調整、ディスプレイ設定など画像形成装置にユニークな値の大きく2種類に分類される。
このように多くの設定で多機能を実現した反面、初期設定や故障から復旧した際の設定がわずらわしく使用者の負荷となっていた。
ユーザが画像形成装置を使用する場合、前回使った設定と同じ内容で印刷を行うことが考えられる。
しかしながら、画像形成装置が多機能になったことにより使用者は毎回多く入力を要していた。
そこで、ある入力する値を不揮発性の記憶媒体に記憶しておき、画像形成装置による設定時に、記憶媒体から登録された値を読み取ることで入力負荷を減少させることが可能な画像形成装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。ここで、上記値等の情報を記憶する記憶媒体として、例えばICカード類を用いて、使用者毎に、異なる値を画像形成装置に設定して、ユーザの好む設定を行う負担を軽減可能な画像形成装置も提案されている。
特開2000−321939号公報
しかしながら、最新の画像形成装置では、画像形成装置の機能が高度になるにつれて、ユーザは、画像形成装置に対して設定すべき情報が増えることとなり、設定情報を画像形成装置に反映するのに時間がかかる課題がある。
また、従来技術では、個人の設定情報の管理にとどまり画像形成装置のユニークな値を設定することはできなかった。
さらに、画像形成装置の各コンポーネントが独立するような画像形成装置が開発され、コンポーネントの交換が容易に行えるようにつれて、安易に設定情報を引き継ぐと、異なるハード構成の場合に誤動作を起こす可能性もある。
ここで、コンポーネントとは、画像形成装置の機能を実現するハードウエアの塊であり、すなわちスキャナ部、認証部、ステイプル部、コントローラ部のような部位を表す。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、本発明の目的は、新たに接続される機能処理手段に対する機能設定負担を軽減できる仕組みを提供することである。
上記目的を達成する本発明の情報形成装置は、以下に示す構成を備える。
接続される機能処理手段の機能処理を制御して画像形成処理を行う画像形成装置であって、前記機能処理手段の接続の状態を確認する確認手段と、前記確認手段により確認された機能処理手段から、当該機能処理手段に対して設定されている設定情報を取得して管理する管理手段と、前記確認手段が新たに接続される機能処理手段を確認した場合、前記管理手段に管理されている前記設定情報に基づいて、確認される機能処理手段に対して設定すべき設定情報を決定する決定手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、新たに接続される機能処理手段に対する機能設定負担を軽減できる。
次に本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
<システム構成の説明>
〔第1実施形態〕
図1は、本発明の第1実施形態を示す情報処理装置と、画像形成装置とを含む画像処理システムの構成を示すブロック図である。本例では、画像形成装置300がネットワーク310を利用してパソコン等の情報処理装置100などに接続しデータのやりとりを行えるように構成されたシステム例である。また、本実施形態では、画像形成装置300が、印刷部306と、スキャナ部313を備える複合機能を実行可能なMFP(Multi Function Pirnter)の例を示す。
〔第1実施形態〕
図1は、本発明の第1実施形態を示す情報処理装置と、画像形成装置とを含む画像処理システムの構成を示すブロック図である。本例では、画像形成装置300がネットワーク310を利用してパソコン等の情報処理装置100などに接続しデータのやりとりを行えるように構成されたシステム例である。また、本実施形態では、画像形成装置300が、印刷部306と、スキャナ部313を備える複合機能を実行可能なMFP(Multi Function Pirnter)の例を示す。
まず、情報処理装置100の構成について説明する。
尚、図1に示されるハードウェアブロック図は一般的な情報処理装置のハードウェアブロック図に相当するものとし、本実施形態の情報処理装置100には一般的な情報処理装置のハードウエア構成を適用できる。
図1において、CPU201は、ROM253のプログラム用ROMに記憶された、或いはハードディスク等の外部メモリ256からRAM252にロードされたOSやアプリケーション等のプログラムを実行する。
ここでOSとは、情報処理装置上で稼動するオペレーティングシステムの略語であり、以下、オペレーティングシステムのことをOSと呼ぶ。後述する各フローチャートの処理はこのプログラムの実行により実現できる。
RAM252は、CPU201の主メモリ、ワークエリア等として機能する。キーボードコントローラ(KBC)260は、キーボード254や不図示のポインティングデバイスからのキー入力を制御する。
CRTコントローラ(CRTC)259は、CRTディスプレイ255の表示を制御する。ディスクコントローラ(DKC)258は各種データを記憶するハードディスク(HD)やフレキシブルディスク(FD)等を含む外部メモリ256におけるデータアクセスを制御する。
PRTC257は、接続された画像形成装置300との間の信号の交換を制御する。NC262は、ネットワーク310に接続されて、ネットワーク310に接続された他の機器との通信制御処理を実行する。
次に、画像形成装置300の構成について説明する。
画像形成装置300において、301はCPUで、ROM302や、外部メモリ303に記憶された制御プログラムに基づいてシステムバス304に接続される各ブロックを制御する。CPU301の処理により生成された画像信号は、印刷部I/F305を介して、印刷部(エンジン)306に出力情報として出力される。
また、CPU301は、ネットワーク通信網(ネットワーク)310、入力部307を介して情報処理装置100との通信処理が可能となっており、画像形成装置300内の情報等を情報処理装置100に通知できる。
ROM302内のプログラムROMには、CPU301の制御プログラム等を記憶している。また、ROM302内のフォント用ROMには、出力情報を生成する際に使用するフォントデータ等を記憶している。
さらに、ROM302内のデータ用ROMには、ハードディスク等の外部メモリ303がない画像形成装置の場合、情報処理装置100上で利用される情報等を記憶している。
RAM308は、CPU301の主メモリや、ワークエリア等として機能するRAMであり、図示しない増設ポートに接続されるオプションRAMによりメモリ容量を拡張することができるように構成されている。また、RAM308は、出力情報展開領域、環境データ格納領域、NVRAM等に用いられる。
外部メモリ303は、メモリコントローラ(MC)309によりアクセスを制御される。外部メモリ303は、オプションとして接続され、フォントデータ、エミュレーションプログラム、フォームデータ等を記憶する。また、操作部311は操作のためのスイッチ及びLED表示器等で構成されている。
スキャナI/F312は、スキャナ部313から受取った画像データに対して、補正、加工、及び編集を行う。
スキャナ部313は、原稿上の画像を露光走査して得られた反射光をCCDに入力することで画像の情報を電気信号に変換する。
さらに、スキャン部313は、電気信号をR,G,B各色からなる輝度信号に変換し、当該輝度信号を画像データとして読み込む。
ユーザが操作部311から読み取り開始を指示すると、スキャナ部313に原稿読み取り指示が与えられる。
スキャナ部112は、この指示を受けると原稿の読み取り動作を行う。尚、原稿の読み取り方法は原稿フィーダ(不図示)にセットされる自動送り方式の形態であってもよい。
また、上記自動送り方式以外に、原稿を不図示のガラス面上に載せ、露光部を移動させることで原稿の走査を行う方法であってもよい。
310はネットワーク通信網(ネットワーク)である。 なお、本実施形態におけるネットワークとは、一般的なインターネット網、LAN、WANなどのローカルネットワーク網などである。
本実施形態に係る画像形成装置、情報処理装置は、ネットワーク310への接続する場合、例えばネットワークケーブルを用いた手段、無線を用いて接続可能に構成されているが、いずれの手段であっても本発明を適用可能である。
本実施形態では、図1で説明した画像形成装置と情報処理装置の構成を改良した形態を想定する。
すなわち、図2に説明するような、画像形成装置がコンポーネント化されネットワークによって結ばれているような形態である。
図2は、本実施形態を示す画像形成装置の一例を説明するブロック図である。本例は、画像形成装置の各部がコンポーネント化されて構成される画像形成装置の例である。
より具体的には、画像形成装置225と情報処理装置100がネットワーク221で結ばれている構成に加え、スキャナコンポーネント222、認証コンポーネント223、ディスプレイコンポーネント224がネットワーク221で結ばれている。そして、ネットワーク221で結ばれているスキャナコンポーネント222、認証コンポーネント223、ディスプレイコンポーネント224、画像形成装置225を組み合わせて画像形成処理を行う。
なお、図1と同一のものには同一の符号を付している。
図2において、222はスキャナコンポーネントで、図1に示した画像形成装置300が備えるスキャナ部313と同等の機能を果たす。すなわち、図1に示した画像形成装置300では一体化されていたものが、図2に示すシステム例では、独立した機器となった構成である。
このように従来の画像形成装置の機能を、独立させ画像形成装置と連動して使用することができる画像形成装置をコンポーネント化された画像形成装置とする。
認証コンポーネント223、ディスプレイコンポーネント224も画像形成装置300から独立したコンポーネントである。
ただし、図1に示す画像形成装置300には該当する(スキャナ部313のような)部位は記載していない。
これは、認証コンポーネント223、ディスプレイコンポーネント224が通常の画像形成装置を拡張するようなオプション機能であるからである。
認証コンポーネント223、ディスプレイコンポーネント224のようなコンポーネントは、画像形成装置のモデルにより異なるので、本実施形態において、認証コンポーネント223、ディスプレイコンポーネント224が必ずしも必要なわけではない。また、スキャナコンポーネント222も含めて必ずしも必要とならない場合もある。
221はネットワーク通信網(以下、単にネットワークと呼ぶ)であり、図1に示したネットワーク310と同等である。
画像形成装置225において、図1に示した画像形成装置300と同一のものには同一の符号を付して、説明を省略する。
2001は、画像形成装置225をネットワーク221に通信可能に接続された状態を示す。
画像形成装置225は、ネットワーク221を介して情報の伝達を行う。
222はスキャナコンポーネントで、図1のスキャナ部313と同等の機能を備える。
スキャナコンポーネント222において、206はCCDで、原稿走査に基づく反射光を結像レンズを介して受光して、原稿画像に対応する画像信号を出力する。
207はアンプで、CCD206から出力される画像信号を増幅する。
204は光学系で、図示しない原稿台に載置される原稿、あるいは給送される原稿に光を照射する。205はクロック発生回路である。203は処理部で、A/D変換、シェーディング補正、光源の制御等を含む処理を行う。
スキャナコンポーネント222は、上記の構成を備えて、原稿をスキャニングしてデジタルの画像データを生成する。
原稿に対するスキャニングで生成された画像データは接続部202を介してネットワーク221を介して、画像形成装置225へ出力する。
接続部202は、データ通信を行う部分であり、スキャニングの指示や、スキャニング後のデータ転送、スキャンに関する各種設定などの情報の入出力を担う。
2008は、スキャナコンポーネント222がネットワーク221に接続されている状態を示す。
223は認証コンポーネントで、本実施形態では、例えばICカードや磁気カード等を用いた認証処理を行う。なお、認証処理は、ICカードや磁気カード等を用いない、他の認証手段であってもよい。ここで、他の認証手段には、例えば指紋認証などを利用する生体認証が含まれる。
225は表示部であり、文字、数字、記号などを表示させることができる。213は入力部であり、ユーザがアプリケーションの選択、数値入力などに使用する部位である。
212はR/W部で、ICカードからデータの読み書きを行う。なお、R/W部212は、任意の個数設けてもよい。
210は演算処理部であり、認証コンポーネント223に電源が供給されると動作を行う。
演算処理部210は、プログラム記憶部211に記憶された制御プログラム、データの内容に応じて所定の演算処理を行う。なお、プログラム記憶部211には、表示や入力、カードを認識したときにどのような処理を行うかのロジックがプログラミングされている。
209は接続部で、他機器との接続部であり、パソコンなどに接続しデータのやりとりを行うことができる。また。接続部209は、認証開始の指示や、認証認証結果のデータ転送、認証に関する各種設定などの情報をやり取りする。
2104は、認証コンポーネント223がネットワーク221に接続されている状態を示す。
ディスプレイコンポーネント224は、画像形成装置225の操作を表示したり、タッチパネル等を組み込むユーザに画像形成装置225の操作をさせたりするために用いられる。
ディスプレイコンポーネント224において、216は制御部であり、出力信号の制御や各種信号のA/D変換機能を持つ。
217は表示部であり、制御部216より送られてきた信号を画面に写し出す。218はメモリ部であり、制御部216に映し出す際の信号の一時記憶、制御部216の処理のためのメモリ空間として利用される。
219はメモリ管理部であり、メモリ218をコントロールする役割を果たす。接続部215は、データ通信を行う部分であり、表示する画像データの転送や、ディスプレイに関する各種設定などの情報の入出力を担う。
2200は、ディスプレイコンポーネント224がネットワーク221に接続されている状態を示す。
なお、本実施形態を適用可能な機能処理手段(コンポーネント)は、スキャナ機能、認証機能、ディスプレイ機能、プリント機能、ファクシミ機能が含まれる。さらに、本実施形態を適用可能な機能処理手段(コンポーネント)は、メール送信機能、プルプリント機能、給紙オプション機能、排紙オプション機能、シート後処理機能が含まれるものとする。また、1つの画像形成装置が備える機能処理手段の数は、上記3つに限ることはない。
図3は、図2に示した画像形成装置のコンポーネントの構成を概略的に説明するブロック図である。本例は、4つのコンポーネントにより画像形成装置が構成される例を示す。
なお、図3において、222a、223a、224a、225aは、それぞれ図2に示した222、223、224、225に相当する部位である。
図3において、222aはスキャナコンポーネントで、コンポーネント内にはハードウエア資源としての制御部3003aやデータを備える。ここで、データの中で、スキャナコンポーネント222aに対する設定に関するデータが設定データ3004aに対応する。ここで、制御部3003aにはスキャナI/Fを含んで構成されている。
制御部3003aは、スキャナコンポーネント202aを設定データ3004aに基づいて制御する以下のハードウエアを含んで構成されている。ここで、制御部3003aは、図2に示した接続部202、処理部203、光学系204、クロック205、アンプ207、CCD206を含むハードウエアを含んで構成されている。
なお、設定データ3004aは、スキャナコンポーネント222aが備えるメモリに保持されるものとする。
本実施形態では、スキャナコンポーネント222a内にデータ(設定データ3004aを含む)が存在し、制御部3003aがスキャナコンポーネント222a内のデータを扱うことができるにように構成されている。
このため、図3に示すブロック図では、制御部3003aが図2に示した接続部202、処理部203、光学系204、クロック205、アンプ207、CCD206を含めて制御する状態を示し、その際に、設定データ3004aを参照する例を示している。
同様に、223aは認証コンポーネントで、コンポーネント内にはハードウエア資源としての制御部3005aやデータを備える。ここで、データの中で、コンポーネントに対する設定に関するデータが設定データ3006aに対応する。制御部3005aは、認証コンポーネント223aを設定データ3006aに基づいて制御する以下のハードウエアを含んで構成されている。ここで、制御部3005aは、図2に示した接続部209、演算処理部210、R/W部212、入力部213、表示部226を含むハードウエアを含んで構成されている。ここで、制御部3005aには認証部I/Fを含んで構成されている。
このため、図3に示すブロック図では、制御部3005aが図2に示した接続部209、演算処理部210、R/W部212、入力部213、表示部226を含めて制御する状態を示し、その際に、設定データ3006aを参照する例を示している。
同様に、224aはディスプレイコンポーネントで、コンポーネント内にはハードウエア資源としての制御部3007aやデータを備える。ここで、データの中で、コンポーネントに対する設定に関するデータが設定データ3008aに対応する。
制御部3007aは、ディスプレイコンポーネント224aを設定データ3008aに基づいて制御する以下のハードウエアを含んで構成されている。ここで、制御部3007aは、図2に示した接続部215、制御部216、表示部217、メモリ218、メモリ制御部219を含むハードウエアを含んで構成されている。ここで、制御部3007aは、ディスプレイ部I/Fを含んで構成されている。
このため、図3に示すブロック図では、制御部3007aが図2に示した接続部215、制御部216、表示部217、メモリ218、メモリ制御部219を含めて制御する状態を示し、その際に、設定データ3008aを参照する例を示している。
同様に、225aは画像形成装置で、図2に示した画像形成装置225を、図3に示したコンポーネントとは異なるが、他のコンポーネントとの対応を示すために、制御部3001aや設定データ3002aを備える構成で示している。ここで、制御部3001aはコントローラI/Fを含んで構成されている。
ここで、制御部3001aは、以下のハードウエアを含んで構成されている。ここで、制御部3001aは、図2に示したCPU301、RAM308、ROM302、MC309、入力部307を含んで構成されている。
図4は、図3に示した各コンポーネントに対して適応可能な設定データの構造を説明する図である。
なお、図4の(A)は設定データの構造を示し、図4の(B)は、スキャナ部の設定データを示し、図4の(C)は認証部の設定データを示す。
図4の(A)において、401bはコンポーネント内で扱う設定データ本体である。
設定データ本体401bは、メタデータ領域402bと、設定データ領域403bとの少なくとも2つの領域をもつ。
ここで、メタデータ領域402bにはメタ情報が設定される領域である。また、設定データ領域403bには、各コンポーネントに対する設定情報が設定される領域である。
メタデータ領域402bのメタ情報は、この設定がどのコンポーネントのものなのかを判別するためのデ−タである。すなわち、製品名や型番、またはコンポーネントを一意に判別することのできるコンポーネントIDなどが含まれる。
設定データ領域403bの設定情報は、コンポーネントを動作させるのに必要なデータである。具体的には、図4の(B)に示すスキャナコンポーネントに対する設定データ401aや、図4の(C)に示す認証コンポーネントに対する設定データ402aに相当する。
設定データ401aは、図3のスキャナコンポーネント222aに対する設定データ3004aの詳細データに対応する。
図4の(B)において、設定データ401aは、「項目」と「値」の対応するテーブルで構成されている。401a1は項目を、401a2は対応する値を表す。
例えば、「スキャン開始位置」という値は「5×5[mm]」であり、「両面スキャン」は「自動」という値である。個々の項目の名前や値は、本実施形態に適応可能な例であるので、401aに示す全てのデータの説明は割愛する。
また、設定データ401aは、さらに、データ401a3、401a4という2つのカテゴリに分けることができる。データ401a3は主にスキャナコンポーネントのスキャン機能に関するデータであり、データ401a4はスキャナコンポーネントのハードウエア(特にネットワーク)に関するデータである。
図4の(C)において、402aは設定データで、図3に示した認証コンポーネント223aの設定データ3006aに対応する。
データ402aは「項目」と「値」の対応するテーブルで構成されている。402a1は項目を、402a2は対応する値を表す。
例えば、「ロックアウト回数」という値は「3」であり、「認証タイムアウト」は「60[s]」という値である。個々の項目の名前や値は、本実施形態に適応可能な例であるので、設定データ402aの全てのデータの説明は割愛する。
また、設定データ402aは、データ402a3、402a4という2つのカテゴリに分けることができる。データ402a3は、主に認証コンポーネントの認証機能に関するデータであり、402a4は認証コンポーネントのハードウエア(特にネットワーク)に関するデータである。
図5Aは、図3に示した各コンポーネントに対して適応可能な設定データの構造を説明する図である。本例は、図3に示した表示コンポーネントの設定データ例である。
図5Aにおいて、501aは設定データで、図3のディスプレイコンポーネント224aの設定データ3008aに対応する。
設定データ501aは「項目」と「値」の対応するテーブルで構成されている。501a1は項目を、501a2は対応する値を表す。
例えば、「輝度」という値は「100」であり、「コントラスト」は「50%」という値である。個々の項目の名前や値は、本実施例に適応可能な例であるので、501a記載の全てのデータの説明は割愛する。
また、設定データ501aはデータ501a3、データ501a4という2つのカテゴリに分けることができる。データ501a3は主にディスプレイコンポーネントのディスプレイ機能に関するデータであり、データ501a4はディスプレイコンポーネントのハードウエア(特にネットワーク)に関するデータである。
図5Bは、図3に示した画像形成装置225aに適応可能な設定データの構成を説明する図である。
図5Bにおいて、502aは設定データで、図3の画像形成装置225aの設定データ3002aに対応する。
設定データ502aは「項目」と「値」の対応するテーブルで構成されている。502a1は項目を、502a2は対応する値を表す。設定データ502aはコンポーネントのデータではなく、画像形成装置225aに関わる情報であるので、設定データ401a、402a、501aに比べデータ量が多い。
また、設定データ502aには給紙や排紙、ユーザ管理、ジョブ管理、パネルの設定情報なども含まれる。
設定データ502aは、画像形成装置225aにおけるコンポーネントが持たないデータを管理するということが重要なのであって、具体的にどのようなデータをもつかは重要ではないため、具体例は割愛する。
図6は、本実施形態を示す画像形成システムの構成を説明するブロック図である。なお、図3と同一のものには同一の符号を付して、同一のものについて説明は省略する。
図6において、222bはスキャナコンポーネントで、コンポーネント内にはハードウエア資源としての制御部3003bやデータを備える。ここで、データの中で、コンポーネントに対する設定に関するデータが設定データ3004bに対応する。制御部3003bは、スキャナコンポーネント202aを設定データ3004aに基づいて制御する以下のハードウエアを含んで構成されている。ここで、制御部3003bは、図2に示した接続部202、処理部203、光学系204、クロック205、アンプ207、CCD206を含むハードウエアを含んで構成されている。ここで、制御部3003bは、スキャナ部I/Fを含んで構成されている。
なお、マークが付されているスキャナコンポーネント222aは、現在故障し、使用できなくなった状況であることを示している。
以下、コンポーネントで構成される画像形成装置におけるいずれかのコンポーネントが使用できない事態が発生した場合における本実施形態を説明する。
図6に示す画像形成装置の構成と、図3に示す画像形成装置の構成とを比較すると、スキャナコンポーネント222bが追加されている点で異なる。
本実施形態では以下の状況を想定する。
図6に示すスキャナコンポーネント222aが故障し、使用できなくなった状況である。
このとき、スキャナコンポーネント222aの機能は使用できなくなる。そこで、新たなスキャナコンポーネントであるスキャナコンポーネント222bを画像形成装置225aに接続し、スキャナ機能の使用をスキャナコンポーネント222bによって実現する。
本実施形態では、スキャナコンポーネント222bは、スキャナコンポーネント222aと同等の機能を実行可能なハードウエア資源を備える構成である。
すなわち、図3に示す3003aは図6では3003bに相当し、図3に示す3004aは図6では3004bに相当する。その他の認証コンポーネント223a、ディスプレイコンポーネント224aおよび画像形成装置225aは図3と同様であるため説明を割愛する。
ここで課題となるのは、設定データ3004aと設定データ3004bである。
図4に示した設定データ401aで説明したように、設定データ401aは、図3に示したスキャナコンポーネント222aの設定データ3004aに対応する。
設定データ401aにはスキャナコンポーネントを動かすのに必要な設定値が含まれている。このため、スキャナコンポーネント222aの故障の代わりに、スキャナコンポーネント222bを画像形成装置に接続したとしても、スキャナコンポーネントを動かすのに必要な設定値である設定データ3004bが適切に設定されていないと正常に動作しない。
ここで、適切な設定とは、設定データ3004aと同値であるということである。設定データ3004aと同値であれば実際のハードウエアがスキャナコンポーネント222aからスキャナコンポーネント222bに交換されていても使用者は同様の利用ができるからである。
スキャナコンポーネント222bを画像形成装置に接続しただけでは、設定データ3004bと設定データ3004aは同値にはならない。そこで、設定データ3004bと設定データ3004aは同値にする処理を説明する。
図7Aは、本実施形態を示す画像形成装置の第1のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。本例は、本実施形態に適応可能なコンポーネントの設定を画像形成装置に保持する処理例である。
なお、S701a〜S708aは各ステップを示し、各ステップのうち、S701a〜S706aは、図3に示した各コンポーネントで同様に実行される。具体的には、スキャナコンポーネント222a内の制御部3003aがメモリに制御プログラムをロードして実行することで実現される。なお、図3に示す他のコンポーネントも同様の機能を有しているものとする。
また、S707a、S708aは、コンポーネント設定管理部が実行するステップである。ここで、コンポーネント設定管理部とは、画像形成装置内の機能である。画像形成装置のどこにコンポーネント設定管理部を持つかは問わない。しかし、コンポーネント設定管理部は、データを管理/保持できる機能、通信を行える機能、演算を行える機能を有するハードウエア構成である必要がある。ゆえに、本実施形態では、図3の画像形成装置225a内であることを想定している。
したがって、S707a、S708aは、画像形成装置225a内の制御部がメモリに制御プログラムをロードして実行することで実現される。以下、スキャナコンポーネント222aと画像形成装置225aとのデータ処理例として説明する。
S701aで、設定情報管理のフローが開始される。この開始要求は、スキャナコンポーネント222aの電源がOnになった際に行われる。
次に、S702aで、スキャナコンポーネント222aの制御部3003aは、画像形成装置225aとの接続が行われる。ここで、接続とは物理的にスキャナコンポーネント222aが稼動できる状態であることを示す。
次に、S703aで、スキャナコンポーネント222aの制御部3003aは、画像形成装置225aとスキャナコンポーネント222aの接続確認を判定する。本実施形態において、接続確認は通信によって行われる。例えば図3に示す画像形成装置225aの制御部3001aとスキャナコンポーネント222aの制御部3003aの通信により、接続確認を行う。ここで、通信確認の手法については、特に限定しないが、一般的なpingコマンドによる応答確認のようなものを想定する。ここで、pingコマンドとは、ネットワーク疎通を確認したいホストに対してIPパケットを発行し、そのパケットが正しく届いて返答が行われるかを確認するためのコマンドである。
ここで、接続が確認できなかったとスキャナコンポーネント222aの制御部3003aが判断した場合は、再度、S702aに戻り、スキャナコンポーネント222aが稼動できる状態になるのを待つ。なお、スキャナコンポーネント222aが稼動できる状態になるのを待たずに、処理を終了してもよい。
一方、S703aで、スキャナコンポーネント222aの制御部3003aが画像形成装置225aとの接続を確認できた場合は、S704aに進む。
そして、S704aで、スキャナコンポーネント222aの制御部3003aは、スキャナコンポーネント222a内の設定情報を取得する。ここで、取得する情報とは、例えば、図3におけるスキャナコンポーネント222aの設定データ3004aである。
次に、S705aで、スキャナコンポーネント222aの制御部3003aは、設定情報に変化があったかの判定を行う。なお、設定情報の変更は、図2で説明したように、例えばスキャナコンポーネント222の接続部202を介して各種設定などが行われる。ここで、スキャナコンポーネント222aの制御部3003aが設定情報に変更がないと判断した場合は、再度S701aに戻り、スキャナコンポーネント222aが稼動できる状態になるのを待つ。
一方、S705aで、スキャナコンポーネント222aの制御部3003aが設定情報に変更があると判断した場合は、S706aに進む。
次に、S706aで、スキャナコンポーネント222aの制御部3003aは、変更された設定情報を、画像形成装置225aに設けるコンポーネント設定管理部に通知する。この通知処理は、図2に示したネットワーク221を介し行われる。
次に、画像形成装置225aにおいて、S707aで、コンポーネント設定管理部として機能する制御部3001aは、S706aでスキャナコンポーネント222aの制御部3003aから通知される設定情報を受信する。
次に、S708aで、制御部3001aは、受信した設定情報を設定データ3002aとして管理/保持して、本処理を終了する。
図7Bは、本実施形態を示す画像形成装置の第2のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。本例は、本実施形態に適応可能なコンポーネントの設定を画像形成装置に保持する他の処理例である。
なお、S701a〜S708a、S709b〜S711bは各ステップを示し、各ステップのうち、S701a〜S706a、S711bは、図3に示したスキャナコンポーネント222aで同様に実行される。具体的には、スキャナコンポーネント222a内の制御部3003aがメモリに制御プログラムをロードして実行することで実現される。なお、図3に示す他のコンポーネントも同様の機能を有しているものとする。
図7Bに示す処理は、図7Aに示す処理と同等の処理を行うフローであるが、コンポーネントが現在の設定情報を知るために、画像形成装置225aに設けるコンポーネント設定管理部に問い合わせる点において異なる。
具体的には、図7BのS704b、S709b、S710b、S711bが図7Aと異なる処理である。それ以外の処理については図7Aと同様であるため説明を割愛する。
S703aで、画像形成装置225aとスキャナコンポーネント222aの接続が確認されたら、次に、S704bで、画像形成装置225aに設けるコンポーネント設定管理部にスキャナコンポーネント222aに設定されている情報取得の要求を行う。
そして、S709bで、画像形成装置225aの制御部3001aは、S704bに対するスキャナコンポーネント222aからの取得要求を受信する。
そして、S710bで、画像形成装置225aの制御部3001aは、保持しているスキャナコンポーネント222aに対する設定情報をスキャナコンポーネント222aに配信する。
次に、スキャナコンポーネント222aは、S711bで、S710bにおいて画像形成装置225aから配信された設定情報を受信し、S705aに進む。そして、S705aで、スキャナコンポーネント222aの制御部3003aは、現在コンポーネント内にある設定との比較を行う。
以降の処理については、図7aと同様であるため説明を割愛する。
図8は、本実施形態を示す画像形成装置の第3のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。本例は、本実施形態に適応可能なコンポーネント交換に伴う設定引継ぎ処理例である。なお、S801a〜S803a、S804b〜S807bは各ステップを示す。ここで、S801a〜S803aは、スキャナコンポーネント222aが行うステップであり、S804b〜S807bはスキャナコンポーネント222bが行うステップである。
また、各ステップは、スキャナコンポーネント222a、222bの制御部3003a、3003bがメモリに制御プログラムをロードして実行することで実現される。
S801aで、スキャナコンポーネント222aは稼動状態である。次に、S802aで、スキャナコンポーネント222aは、画像形成装置225aに設けるコンポーネント設定管理部へスキャナコンポーネント222a内の設定情報を送信する。なお、本処理は、図7Aにおいて説明済みである。
次に、S803aで、スキャナコンポーネント222aが故障したとする。
スキャナコンポーネント222aの故障を受け、スキャナコンポーネント222aに変わる新たなスキャナコンポーネント222bを画像形成装置225aに接続する。これは、図8に示す点線で示す箇所である。
この作業は人の手を介在し行うので非同期的な処理である。
本実施形態では、スキャナコンポーネント222aが他のコンポーネントに交換が成されればよいため、この間の時間や手段に関しての制約はない。
そこで、S804bで、スキャナコンポーネント222aに代わる新たなスキャナコンポーネント222bへの交換を行い完了する。この時点で、スキャナコンポーネント222bが画像形成装置225aに接続されたものとする。
次に、スキャナコンポーネント222bは、S805bにおいて、画像形成装置225aに設けるコンポーネント設定管理部からスキャナコンポーネント222bに対する設定を受信する。受信の詳細フローは図9で説明する。
次に、S806bで、スキャナコンポーネント222bは、画像形成装置225aに設けるコンポーネント設定管理部から受信した設定情報を自身に(スキャナコンポーネント222bに)反映させる。
そして、必要によっては設定を反映させるために、S807bで、コンポーネントの再始動を行っても良い。そして、再始動後は正常にスキャナコンポーネント222bが動作することとなり、本処理を終了する。
図9は、本実施形態を示す画像形成装置の第4のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。本例は、S805bにおいてコンポーネント設定管理部からコンポーネントの設定を受信する処理例である。なお、S901a、S902a、S906a、S903b〜S905bは各ステップを示す。また、各S901a、S902a、S906aは、スキャナコンポーネント222bの制御部3003bが制御プログラムをメモリにロードして実行することで実現される。
また、各S903b〜S905bは、画像形成装置225aに設けられるコンポーネント設定管理部がメモリに制御プログラムをロードして実行することで実現される。
まず、S901aで、スキャナコンポーネント222bと画像形成装置225aのコンポーネント設定管理部が通信できる状態であることを確認する。
次に、S902aで、スキャナコンポーネント222bの制御部3003bがコンポーネント設定管理部へ設定情報の取得要求を行う。このとき、スキャナコンポーネント222bを識別できるようなメタデータを送信する。ここで、メタデータの構造は、図4に示した通りである。
次に、S903bで、画像形成装置225aに設けられるコンポーネント設定管理部は、S902aで、スキャナコンポーネント222bの制御部3003bから送られてきた情報を受信する。
次に、S904bで、画像形成装置225aに設けられるコンポーネント設定管理部は、スキャナコンポーネント222bの制御部3003bから受信したメタデータからスキャナコンポーネント222bに配信するべき設定データを決定する。そして、S905bで、画像形成装置225aに設けられるコンポーネント設定管理部は、スキャナコンポーネント222bに設定データを配信する。
すると、S906aで、スキャナコンポーネント222bは、画像形成装置225aに設けられるコンポーネント設定管理部から配信される設定データを受信して、本処理を終了する。以後、スキャナコンポーネント222bは、受信した情報を設定データ3004bに自動設定する。
本実施形態によれば、複数のコンポーネントを組み合わせて機能処理を実行可能な画像形成装置において、いずれかのコンポーネントの故障などにおいて、コンポーネントの置き換えが発生した場合、コンポーネントの置き換えに基づく障害の発生を低減できる。
具体的には、本実施形態では、置き換える前のコンポーネントの設定情報を画像形成装置内の、コンポーネント設定管理部で管理しておくことで、コンポーネント置き換え後に自動的に設定情報を配信し、コンポーネントが設定を反映させる。
これにより、コンポーネントの交換前後で使用者は設定情報の引継ぎが不要となり、交換前と変わらぬ使い勝手を得ることが出来る。
〔第2実施形態〕
第1実施形態では、画像形成装置に設けるコンポーネント設定管理部に設定配信依頼を行ったコンポーネントの設定があるという前提での動作について説明した。
第1実施形態では、画像形成装置に設けるコンポーネント設定管理部に設定配信依頼を行ったコンポーネントの設定があるという前提での動作について説明した。
しかしながら、実運用においては交換したコンポーネントの型式が異なり、設定データをそのまま引き継ぐことができなかったり、コンポーネント設定管理部に管理されていないコンポーネントが接続されたりする場合もある。そこで、そのような課題をも解決できる実施形態について説明する。
なお、本実施形態は、図1、図2、図3、図4、図6、図7、図8に関しては、第1実施形態と同様であるので説明を割愛する。
図10は、本実施形態を示す画像形成装置の第5のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。本例は、コンポーネントが設定配信を要求し受信する処理例である。なお、S1001a、S1002a、S1009aは各ステップを示し、各ステップは、スキャナコンポーネント222bの制御部3003bがメモリに制御プログラムをロードして実行することで実現される。また、S1003b〜S1008bは、画像形成装置225aの制御部3001aが制御プログラムをメモリにロードして実行することで実現される。
まず、S1001aで、スキャナコンポーネント222bの制御部3003bが画像形成装置225aに設けるコンポーネント設定管理部が通信できる状態であることを確認する。次に、S1002aにおいて、スキャナコンポーネント222bの制御部3003bが画像形成装置225aに設けるコンポーネント設定管理部へ設定情報の取得要求を行う。このとき、スキャナコンポーネント222bを識別できるようなメタデータを送信する。
以下、第1実施形態と同様に、図6に示すようにスキャナコンポーネント222aからスキャナコンポーネント222bへと交換されたケースを想定する。
次に、S1003bで、画像形成装置225aに設けるコンポーネント設定管理部は、S1002aにおいて、スキャナコンポーネント222bの制御部3003bから送られてきた情報を受信する。
次に、S1004bで、画像形成装置225aに設けるコンポーネント設定管理部は、制御部3003bから受信したメタデータからスキャナコンポーネント222bに配信するべき設定データが、コンポーネント設定管理部に存在するかどうかの判断を行う。ここでは、メタデータと一致する設定があるか否かで判断する。
ここで、画像形成装置225aに設けるコンポーネント設定管理部が存在すると判断した場合は、S1005bに進む。そして、S1005bで、画像形成装置225aに設けるコンポーネント設定管理部は、設定情報を、スキャナコンポーネント222bへ配信して、S1009aへ進む。
次に、S1009aで、スキャナコンポーネント222bは、画像形成装置225aに設けるコンポーネント設定管理部から配信された情報を受信して、本処理終了する。
一方、S1004bで、画像形成装置225aに設けるコンポーネント設定管理部が配信するべきデータがコンポーネント設定管理部に存在しないと判断した場合は、S1006bに進む。
そして、S1006bで、画像形成装置225aに設けるコンポーネント設定管理部は、スキャナコンポーネント222bのカテゴリが同一であるかどうか判断する。ここで、コンポーネントのカテゴリとは、設定情報のメタデータ部にもつ情報であり、222aや222bであれば「スキャナ」である。
実際にはハードウエアがスキャナであると判別できる識別子であればよい。詳細なデータについては図11で説明する。
ここで、画像形成装置225aに設けるコンポーネント設定管理部が同一のカテゴリであると判断した場合は、S1007bに進む。
そして、S1007bで、画像形成装置225aに設けるコンポーネント設定管理部は、共通項目のみを配信する情報と決定し、スキャナコンポーネント222bへ共通項目のみを配信する。
そして、S1009aで、スキャナコンポーネント222bは、画像形成装置225aに設けるコンポーネント設定管理部から配信された情報を受信して、本処理を終了する。以後、スキャナコンポーネント222bは、受信した情報を設定データ3004bに自動設定する。これにより、ユーザは、新たに接続されるコンポーネントに対して同一の機能を実行するコンポーネントであれば、前のコンポーネントの設定情報を引き継がせて機能設定を行うため、ユーザの機能設定のための負担が軽減される。
一方、S1006bで、同一のカテゴリでないと判断した場合は、S1008bに進む。
そして、1008bで、画像形成装置225aに設けるコンポーネント設定管理部は、配信するデータがないため、配信の中止を決定する。そして、画像形成装置225aに設けるコンポーネント設定管理部は、設定データがないことをスキャナコンポーネント222bへ伝える。
これにより、コンポーネントに適合するデータを持たない場合には、コンポーネントのカテゴリに応じて配信情報を決定することができる。
図11は、本実施形態を示す画像形成装置のコンポーネント内で扱うデータの一例を示す図である。
図11において、1101aはコンポーネント内で扱う設定データの本体である。本体1101aは、メタデータ領域1102aと設定データ領域1103aの少なくとも2つの領域をもつ。
メタデータ領域1102aにはメタ情報が設定され、設定データ領域1103aには設定情報がある。
ここで、メタデータ領域1102aのメタ情報は、この設定がどのコンポーネントのものなのかを判別するためのデ−タである。すなわち、製品名や型番、またはコンポーネントを一意に判別することのできるコンポーネントIDなどである。
設定データ領域1103aの設定情報は、コンポーネントを動作させるのに必要なデータである。なお、図11に示すデータ構造は、第1実施形態に示す図4の設定データ401bと同様である。
1101bは設定データで、図10に示したS1002aにおいて、スキャナコンポーネント222bから画像形成装置225aのコンポーネント設定管理部へ送信される。
設定データ1101bは、設定データ401aと同様に「項目」と「値」の対応するテーブルで構成されている。
1102bは項目を、1103bは対応する値を表す。
なお、スキャナコンポーネント222bには設定値が反映されていないので、値1103bには設定といえるデータはない。
図12は、図6に示した画像形成装置225aに設けられるコンポーネント設定管理部で管理されているコンポーネントの設定データ1201の一例を示す図である。なお、項目1202と、値1203は、図5Bの項目502a1と、値502aと同様であるため説明を割愛する。
以下、図12に示す設定データ1201を参照して、図10に示す処理を詳述する。
図10に示したS1004bにおいて、画像形成装置225aのコンポーネント設定管理部がスキャナコンポーネント222bからデータ本体1101aを受信すると、以下の判定処理を行う。なお、この時点において、コンポーネント設定管理部には設定データ1201のメタデータと、設定データの2つのデータが保持されているとする。
S1004bでは、設定データ1201のメタデータと、設定データの2つのデータを用いて画像形成装置225aのコンポーネント設定管理部がコンポーネントの属性の判定を行う。これにより、画像形成装置225aのコンポーネント設定管理部は、メタデータ領域1102aから要求されているコンポーネントは、「コンポーネントID:123」、「カテゴリ:スキャナ」、「型番:SC−01」であることがわかる。
同様に、画像形成装置225aのコンポーネント設定管理部は、設定データ1201のカテゴリ1204から、「カテゴリ:スキャナ」のデータがあることがわかる。
そして、さらにカテゴリ1204の型番が示す値が「SC−01」であった場合、画像形成装置225aのコンポーネント設定管理部は、メタデータ情報と一致するとみなすことができる。なお、カテゴリ1204には説明の都合上「xxx」と記載する例を示す。
もし、カテゴリ1204の型番が示す値が「SC−01」以外であった場合、メタデータ情報と一致しないため、S1006bで、コンポーネントのカテゴリが同一であるかどうか判断を画像形成装置225aのコンポーネント設定管理部が行うことになる。
コンポーネントのカテゴリ情報は、メタデータ領域1102aから「カテゴリ:スキャナ」であるので、カテゴリ1204のカテゴリと一致することとなる。
また、カテゴリ1204の「カテゴリ:スキャナ」には「スキャン開始位置」がある。これは、項目1102bに存在する値であるので、型番は異なるが共通するデータであると画像形成装置225aのコンポーネント設定管理部が判断する。
また、項目1102bと一致しない項目が項目1202にある場合は、画像形成装置225aのコンポーネント設定管理部は値1103bのデータを使用することができないので無視する。
また、同一カテゴリがない場合、例えば設定データ1201の中に、カテゴリ1204のデータが無い場合などは、画像形成装置225aのコンポーネント設定管理部は、S1008bに進み配信を中止する。
本実施形態では、複数のコンポーネントを組み合わせて機能処理を実行可能な画像形成装置は、接続可能なコンポーネントに対して設定された設定情報をコンポーネント設定管理部で管理している。
したがって、いずれかのコンポーネントの故障により、コンポーネントの置き換えが発生した場合で、かつコンポーネント置き換え後に、動作可能なコンポーネントであると判断した場合は、新しく置き換え接続されるコンポーネントを正常に動作させることができる。つまり、画像形成装置内のコンポーネント設定管理部が管理している設定情報を新しく置き換え接続されるコンポーネントに対して配信する。これを受けて、新しく置き換え接続されるコンポーネントは、コンポーネント設定管理部から受信した設定情報を反映させて、置き換えまえと同様の処理を継続することができる。
この時、故障等に伴うコンポーネントの交換前後でコンポーネントの型式やコンポーネントのハードウエア構成が必ずしも一致しない場合がある。
このような場合に、本実施形態によれば、コンポーネントのメタデータを管理し、新しいコンポーネントの情報と比較するので、コンポーネントに対して有用なデータのみ自動的に反映することができる。
〔第3実施形態〕
第1、第2実施形態では、画像形成装置のコンポーネントの設定値をコンポーネントに対し、唯一のものとして管理する場合について説明した。
第1、第2実施形態では、画像形成装置のコンポーネントの設定値をコンポーネントに対し、唯一のものとして管理する場合について説明した。
しかしながら、第1、第2実施形態の画像形成装置において、ユーザ毎に様々な設定情報を管理して利用したい場合がある。そこで、以下、ユーザ毎に様々な設定情報を利用してコンポーネントに対する設定を行う実施形態について説明する。
なお、本実施形態は、図1、図2、図3、図4、図6、図7、図8に関しては、第1、第2実施形態と同様であるので説明を割愛する。なお、本実施形態は、第2実施形態にも適用可能である。
図13は、本実施形態を示す画像形成装置におけるコンポーネントが管理するデータ構造を説明する図である。本例は、スキャナコンポーネントに対するデータの例であって、後述するように3つの層構造を備える。
図13において、コンポーネントが管理するデータは、メタデータ層1301、共通設定層1302、ユーザ設定層1303の3層から構成されている。
本実施形態では、コンポーネントが管理するデータに対して、共通設定と、ユーザ設定とを関連づけること、コンポーネントの持つデータに拡張性を持たせることが可能である。
ここで、メタデータ層1301には、コンポーネントIDや製品名、型番などコンポーネントを識別できる情報に加え、ユーザを識別するためのユーザIDを持つ。このコンポーネントはユーザIDの数だけ設定を有することになる。これに対して、上記第1、第2実施形態では、コンポーネントに対して設定は1つであった。
また、共通設定層1302には、メタデータではないがコンポーネントに対し一意のデータとなるものを持つ。例えば、ネットワーク系の値である。共通設定層1302のデータは利用するユーザによって可変しないものである。
さらに、ユーザ設定層1303には、ユーザ固有のデータとなるものを持つ。
例えば、ユーザIDに対応するパスワードなどである。また、ユーザがコンポーネントをカスタマイズするような値も含む。例えば、ユーザ毎に異なるエラー音を設定できたり、自動両面スキャンの有効化を切り替えたりすることができる。
図14は、本実施形態を示す画像形成装置に適応可能なコンポーネント内で扱う設定データの構造を説明する図である。
なお、コンポーネントのデータ構造を、図13に示すように設定管理部、及びコンポーネントの扱うデータ構造とした場合、ユーザの属性によって、コンポーネントの設定データは構造に差が生じる。ここで、使用者の権限の属性としては、属性が、管理者か一般ユーザかの例を示す。
図14において、1401aは管理者用の設定データ構造であり、1401bは一般ユーザ用の設定データ構造である。
管理者用の設定データ構造1401aは、少なくとも3つの領域、例えばメタデータ領域1402a、共通設定領域1403a、ユーザ設定領域1404aを備えて構成される。
メタデータ領域1402aにはメタ情報が設定される。また、共通設定領域1403aには共通設定情報が設定される。また、ユーザ設定領域1404aにはユーザ設定情報が設定される。なお、メタ情報、共通設定値、ユーザ設定値は、図13に示したメタデータ層1301、共通設定層1302、ユーザ設定層1303に対応している。
それに対し、一般ユーザ用の設定データ構造1401bは、メタデータ領域1402bと、ユーザ設定1403bとからなり、メタ情報、とユーザ設定情報しか持たない構造になっている。
これは、図13に示す共通設定層1302のデータはコンポーネントに対し一意のデータであるため、管理者しか設定できないようにしているからである。
このように、画像形成装置225aにコンポーネント設定管理部を設け、コンポーネントの扱うデータ構造を、例えば3層構造とし、設定データをユーザ毎に区別することで、第1,第2実施形態をユーザに適応した処理にすることができる。
図15は、本実施形態を示す画像形成装置の第6のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。本例は、コンポーネントが設定配信を要求し、画像形成装置225aからコンポーネント設定管理部から受信する処理例である。なお、S1501a、S1502a、S1503a、S1508aは各ステップを示し、各ステップは、スキャナコンポーネント222bの制御部3003bがメモリに制御プログラムをロードして実行することで実現される。また、S1504b〜S1507bは、画像形成装置225aの制御部3001aが制御プログラムをメモリにロードして実行することで実現される。
まず、S1501aで、コンポーネント設定管理部が通信できる状態であることをスキャナコンポーネント222bの制御部3003bが確認する。
次に、S1502aで、ユーザへと認証の要求を行う。これは、図13、図14に示すようにコンポーネント設定管理部、及びコンポーネントの扱うデータ構造に層を設け、ユーザに応じてコンポーネントに配信する設定を変えるために、ユーザの識別が必要だからである。
ここで、認証は、図16に一例を示すように画像形成装置が備えるディスプレイにUIを表示するような形態が考えられる。もし交換するコンポーネントがディスプレイコンポーネントであったならば、画像形成装置の操作部であったり、音声ガイダンスであったりしてもよい。
次に、S1503aで、スキャナコンポーネント222bの制御部3003bが画像形成装置225aに設けるコンポーネント設定管理部へ設定情報の取得要求を行う。
このとき、スキャナコンポーネント222bを識別できるようなメタデータの送信に加え、S1502aで行った認証値を送信する。
次に、画像形成装置225aに設けるコンポーネント設定管理部は、S1504bで、S1503aにおいてスキャナコンポーネント222bから送られてきた設定情報の取得要求を受信する。
次に、S1505bで、画像形成装置225aに設けるコンポーネント設定管理部は、スキャナコンポーネント222bから受信したメタデータから配信するべきコンポーネントがどのコンポーネントであるかを認識する。
そして、S1506bで、画像形成装置225aに設けるコンポーネント設定管理部は、スキャナコンポーネント222bから受信した認証情報(ユーザID)を用い、配信する設定値の決定を行う。
ここで、配信する設定値は、図14に基づき、管理者であれば管理者用の構造、一般者であれば一般ユーザ用の構造とする。
そして、S1507bで、画像形成装置225aに設けるコンポーネント設定管理部は、スキャナコンポーネント222bに対して設定データを配信する。
次に、S1508aで、スキャナコンポーネント222bは、画像形成装置225aに設けるコンポーネント設定管理部から設定データを受信して、本処理を終了する。以後、スキャナコンポーネント222bは、受信した情報を設定データ3004bに自動設定する。
図16は、本実施形態を示す画像形成装置におけるユーザインタフェースの一例を示す図である。本例は、新規のコンポーネントが検知された場合に表示される画面の例である。
図16の(A)において、1601は設定引き継ぎ確認画面で、図15のS1502aにおける認証要求時に表示される。
なお、設定引き継ぎ確認画面は、画像形成装置が備えるディスプレイまたは、操作部に表示される。
これにより、ユーザに新しいコンポーネントがあることを通知し、設定情報を引き継ぎの有無を選択させる。
ここで、引き継ぐ場合、すなわち、ボタン1601Aが押下された場合は、図16の(B)に示す認証情報入力画面1602を表示し、ユーザにユーザIDを入力させる。ここで、加えてパスワード等を入力させてもよい。
本実施形態によれば、複数のコンポーネントを組み合わせて機能処理を実行可能な画像形成装置において、いずれかのコンポーネントの故障などにおいて、コンポーネントの置き換えが発生した場合、置き換える前のコンポーネントの設定情報を画像形成装置内のコンポーネント設定管理部で管理しておくことができる。このため、コンポーネント置き換え後に、画像形成装置内のコンポーネント設定管理部が自動的に設定情報をコンポーネントに対して配信し、コンポーネントがコンポーネント設定管理部から受信した設定を反映させることができる。
この時、本実施形態では、コンポーネントはユーザ毎に設定値を持つことができるため、コンポーネントへ配信する設定値を適切なものにし、登録されて認証された各ユーザに対する利便性を向上させることができる。
〔第4実施形態〕
以下、図17に示すメモリマップを参照して本発明に係る画像形成装置で読み取り可能なデータ処理プログラムの構成について説明する。
以下、図17に示すメモリマップを参照して本発明に係る画像形成装置で読み取り可能なデータ処理プログラムの構成について説明する。
図17は、本発明に係る画像形成装置で読み取り可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図である。
なお、特に図示しないが、記憶媒体に記憶されるプログラム群を管理する情報、例えばバージョン情報,作成者等も記憶され、かつ、プログラム読み出し側のOS等に依存する情報、例えばプログラムを識別表示するアイコン等も記憶される場合もある。
さらに、各種プログラムに従属するデータも上記ディレクトリに管理されている。また、各種プログラムをコンピュータにインストールするためのプログラムや、インストールするプログラムが圧縮されている場合に、解凍するプログラム等も記憶される場合もある。
本実施形態における図8に示す機能が外部からインストールされるプログラムによって、ホストコンピュータにより遂行されていてもよい。そして、その場合、CD−ROMやフラッシュメモリやFD等の記憶媒体により、あるいはネットワークを介して外部の記憶媒体から、プログラムを含む情報群を出力装置に供給される場合でも本発明は適用されるものである。
以上のように、前述した実施形態の機能を実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給する。そして、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
従って、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等、プログラムの形態を問わない。
プログラムを供給するための記憶媒体としては、例えばフレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVDなどを用いることができる。
この場合、記憶媒体から読出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続する。そして、該ホームページから本発明のコンピュータプログラムそのもの、もしくは、圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることによっても供給できる。また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバやftpサーバ等も本発明の請求項に含まれるものである。
また、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせる。そして、その鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することも可能である。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけではない。例えばそのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行う。そして、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込ませる。その後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形(各実施形態の有機的な組合せを含む)が可能であり、それらを本発明の範囲から除外するものではない。
本発明の様々な例と実施形態を示して説明したが、当業者であれば、本発明の趣旨と範囲は、本明細書内の特定の説明に限定されるのではない。
225a 画像形成装置
222a、222b スキャナコンポーネント
223 認証コンポーネント
222a、222b スキャナコンポーネント
223 認証コンポーネント
Claims (18)
- 接続される機能処理手段の機能処理を制御して画像形成処理を行う画像形成装置であって、
前記機能処理手段の接続の状態を確認する確認手段と、
前記確認手段により確認された機能処理手段から、当該機能処理手段に対して設定されている設定情報を取得して管理する管理手段と、
前記確認手段が新たに接続される機能処理手段を確認した場合、前記管理手段に管理されている前記設定情報に基づいて、確認される機能処理手段に対して設定すべき設定情報を決定する決定手段と、
を有することを特徴とする画像形成装置。 - 前記確認手段が新たに接続される機能処理手段を確認した場合、接続される機能処理手段に対して前記管理手段に管理されている前記設定情報を設定できるかどうかを判断する判断手段を備え、
前記決定手段は、前記判断手段が設定できると判断した場合に、接続される機能処理手段に対して前記設定情報を反映させると決定し、前記判断手段が設定できないと判断した場合に、接続される機能処理手段に対して前記設定情報を反映させないと決定することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。 - 前記管理手段は、前記設定情報を使用者の権限に応じて異なるデータ構造で管理し、
前記決定手段は、前記確認手段が新たに接続される機能処理手段を確認した場合、接続される機能処理手段に対する設定を前記管理手段に管理されている前記設定情報であって、使用者の権限に応じた設定情報に基づいて決定することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。 - 前記決定手段は、前記判断手段が設定できる設定と、設定できない設定とを含むと判断した場合に、当該設定できると判断された設定情報を、確認される機能処理手段に対して設定すべき設定情報と決定することを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
- 前記決定手段により決定された設定情報を前記確認手段により新たに確認された機能処理手段に送信する送信手段を有することを特徴とする請求項1又は4記載の画像形成装置。
- 前記機能処理手段は、前記送信手段から送信された前記設定情報を受信して自動設定することを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
- 前記機能処理手段は、前記決定手段により決定された設定情報を取得して自動設定することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 前記機能処理手段は、スキャナ機能、認証機能、ディスプレイ機能、プリント機能、ファクシミ機能、メール送信機能、プルプリント機能、給紙オプション機能、排紙オプション機能、シート後処理機能のいずれかの機能処理を実行可能とすることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 接続される機能処理手段の機能処理を制御して画像形成処理を行う画像形成装置における機能設定方法であって、
前記機能処理手段の接続の状態を確認する確認ステップと、
前記確認ステップにより確認される機能処理手段から、当該機能処理手段に対して設定されている設定情報を取得して管理する管理ステップと、
前記確認ステップが新たに接続される機能処理手段を確認した場合、前記管理ステップに管理されている前記設定情報に基づいて、確認される機能処理手段に対して設定すべき設定情報を決定する決定ステップと、
を有することを特徴とする機能設定方法。 - 前記確認ステップが新たに接続される機能処理手段を確認した場合、接続される機能処理手段に対して前記管理ステップに管理されている前記設定情報を設定できるかどうかを判断する判断ステップを備え、
前記決定ステップは、前記判断ステップが設定できると判断した場合に、接続される機能処理手段に対して前記設定情報を反映させると決定し、前記判断ステップが設定できないと判断した場合に、接続される機能処理手段に対して前記設定情報を反映させないと決定することを特徴とする請求項9記載の機能設定方法。 - 前記管理ステップは、前記設定情報を使用者の権限に応じて異なるデータ構造で管理し、
前記決定ステップは、前記確認ステップが新たに接続される機能処理手段を確認した場合、接続される機能処理手段に対する設定を前記管理ステップに管理されている前記設定情報であって、使用者の権限に応じた設定情報に基づいて決定することを特徴とする請求項9記載の機能設定方法。 - 前記決定ステップは、前記判断ステップが設定できる設定と、設定できない設定とを含むと判断した場合に、当該設定できると判断された設定情報を、確認される機能処理手段に対して設定すべき設定情報と決定することを特徴とする請求項10記載の機能設定方法。
- 前記決定ステップにより決定された設定情報を前記確認ステップにより新たに確認された機能処理手段に送信する送信ステップを有することを特徴とする請求項9記載の機能設定方法。
- 前記機能処理手段は、前記送信ステップから送信された前記設定情報を受信して自動設定することを特徴とする請求項13記載の機能設定方法。
- 前記機能処理手段は、前記決定ステップにより決定された設定情報を取得して自動設定することを特徴とする請求項9記載の機能設定方法。
- 前記機能処理手段は、スキャナ機能、認証機能、ディスプレイ機能、プリント機能、ファクシミ機能、メール送信機能、プルプリント機能、給紙オプション機能、排紙オプション機能、シート後処理機能のいずれかの機能処理を実行可能とすることを特徴とする請求項9〜15のいずれか1項に記載の機能設定方法。
- 請求項9乃至15のいずれか1項に記載の機能設定方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを格納したことを特徴とするコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
- 請求項9乃至15のいずれか1項に記載の機能設定方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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JP2008125590A JP2009278222A (ja) | 2008-05-13 | 2008-05-13 | 画像形成装置、機能設定方法、記憶媒体、及びプログラム |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2018000651A (ja) * | 2016-07-05 | 2018-01-11 | キヤノン株式会社 | 放射線撮影装置、放射線撮影システム、放射線撮影方法、及びプログラム |
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- 2008-05-13 JP JP2008125590A patent/JP2009278222A/ja not_active Withdrawn
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