JP2009278155A - 撮像装置、撮像装置の制御方法、及びプログラム - Google Patents

撮像装置、撮像装置の制御方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】撮影された人物が逆光や過順光により露光不足或いは過露光となる状態での動画撮影においても、人物の顔検出を適切に行うことができる撮像装置、撮像装置の制御方法、及びプログラムを提供する。
【解決手段】ビデオカメラは、撮像素子103、顔検出部106、記憶部a114〜c116、顔情報評価部111、及び読出し制御部113を備える。読出し制御部113は、所定の記録周期と等しい周期中に露出の異なる複数の動画信号を読み出すように撮像素子103を制御する。顔検出部106は、複数の動画信号から人物の顔に相当する部分の顔情報を検出する。記憶部a114〜c116は、複数の顔情報をそれぞれ記憶する。顔情報評価部111は、記憶部a114〜c116に記憶された複数の顔情報に基づいて人物の顔に相当する部分を特定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、撮像装置、撮像装置の制御方法、及びプログラムに関し、特に、撮像信号の顔検出機能を有する撮像装置、撮像装置の制御方法、及びプログラムに関する。
従来、電子カメラなどの撮像装置において、撮影画像中の人物の顔を検出して主被写体である人物の顔を中心に露出や自動焦点、ホワイトバランスなどを制御する機構を備えたものが一般的になっている(例えば、特許文献1参照)。この方式によれば、逆光や過順光により人物の顔が露出不足や過露光になったり、人物以外の被写体にフォーカスが合ってしまったりといった自動機能の誤判定に起因する撮影品質の低下を軽減することができる。
また、閃光発光装置を用いた静止画撮影では、人物の目が赤くなる現象が発生する場合があるが、人物の目を検出して画像補正を加えれば、自動的にこの現象を補正することができる。その他にも、人物が撮影された画像にマーキングすることで、撮影後の再生の際に人物検索を行うことができたり、人物の表情から主被写体を識別したり、記録の制御を行うといった自動制御が可能である。
顔検出の手法としては、画像中の輝度、色相、彩度などの情報をもとに顔の構成パーツのパターンと一致するかどうかの判別を行うことにより検出するものが一般的であるが、手法としては様々なものが考えられる。
一方で、従来の顔検出の欠点として、逆光や過順光の場合に顔を判別できなくなる場合がある。この欠点を克服するために、静止画のブラケティング撮影を行い、露光量を変えた画像から顔を判別する手法が考案されている(例えば、特許文献2参照)。この発明によれば、逆光や過順光で人物が黒くつぶれている画像や人物が白く飛んでしまった画像でも、露光量を変えることにより顔を検出することが可能になる。
特開2001−309225号公報(第15頁、図1) 特開2004−201228号公報(第14頁、図1)
しかしながら、上記従来の撮像装置では以下のような課題がある。
上記従来の撮像装置は静止画の撮像装置であるが、動画の撮像装置においては、逆光や過順光の場合に顔を判別できなくなるという問題を解決できない。
特許文献2によるブラケティング撮影は、静止画であるために可能であって、動画撮影には単純には応用できない。動画撮影において露光量を変えた画像を撮影すると、そのまま記録されてしまうことになる。したがって、逆光や過順光で情報が欠落した人物画像は検出されず、それが主被写体である場合には補正は困難である。
本発明の目的は、撮影された人物が逆光や過順光により露光不足或いは過露光となる状態での動画撮影においても、人物の顔検出を適切に行うことができる撮像装置、撮像装置の制御方法、及びプログラムを提供することにある。
上述の目的を達成するために、請求項1記載の撮像装置は、動画信号を読み出す撮像手段と、前記撮像手段の露出の制御を行う露出制御手段と、前記撮像手段により読み出された動画信号を所定の記録周期で記録する記録手段とを備える撮像装置において、前記所定の記録周期と等しい周期中に露出の異なる複数の動画信号を読み出すように前記撮像手段を制御する読出し制御手段と、前記複数の動画信号から人物の顔に相当する部分の複数の顔情報をそれぞれ検出する顔検出手段と、前記複数の顔情報をそれぞれ記憶する複数の記憶手段と、前記複数の記憶手段に記憶された複数の顔情報に基づいて人物の顔に相当する部分を特定する顔情報評価手段とを備えることを特徴とする。
上述の目的を達成するために、請求項10記載の撮像装置の制御方法は、動画信号を読み出す撮像手段と、前記撮像手段の露出の制御を行う露出制御手段と、前記撮像手段により読み出された動画信号を所定の記録周期で記録する記録手段とを備える撮像装置の制御方法において、前記所定の記録周期と等しい周期中に露出の異なる複数の動画信号を読み出すように前記撮像手段を制御する読出し制御ステップと、前記複数の動画信号から人物の顔に相当する部分の複数の顔情報をそれぞれ検出する顔検出ステップと、前記複数の顔情報を前記撮像装置の複数の記憶手段にそれぞれ記憶する記憶ステップと、前記複数の記憶手段に記憶された複数の顔情報に基づいて人物の顔に相当する部分を特定する顔情報評価ステップとを備えることを特徴とする。
上述の目的を達成するために、請求項11記載のプログラムは、動画信号を読み出す撮像手段と、前記撮像手段の露出の制御を行う露出制御手段と、前記撮像手段により読み出された動画信号を所定の記録周期で記録する記録手段とを備える撮像装置の制御方法をコンピュータに実行させるプログラムにおいて、前記制御方法は、前記所定の記録周期と等しい周期中に露出の異なる複数の動画信号を読み出すように前記撮像手段を制御する読出し制御ステップと、前記複数の動画信号から人物の顔に相当する部分の複数の顔情報をそれぞれ検出する顔検出ステップと、前記複数の顔情報を前記撮像装置の複数の記憶手段にそれぞれ記憶する記憶ステップと、前記複数の記憶手段に記憶された複数の顔情報に基づいて人物の顔に相当する部分を特定する顔情報評価ステップとを備えることを特徴とする。
本発明によれば、所定の記録周期と等しい周期中に露出の異なる複数の動画信号を読み出すように撮像手段を制御し、露出の異なる複数の動画信号から人物の顔に相当する部分の複数の顔情報をそれぞれ検出する。この複数の顔情報に基づいて人物の顔に相当する部分を特定する。これにより、撮影された人物が逆光や過順光により露光不足或いは過露光となる状態での動画撮影においても、人物の顔検出を適切に行うことができる。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の実施の形態に係る撮像装置としてのビデオカメラの撮像系を示すブロック図である。
図1において、ビデオカメラは、レンズ101、光学絞り102、撮像素子103、アナログフロントエンド(AFE)104、ゲインアンプ105、顔検出部106、動画信号処理部107、エンコード部108、及び動画記録部109を備える。また、ビデオカメラは、露出制御部110、顔情報評価部111、画像制御部112、読出し制御部113、記憶部a114,b115,c116、及びOR回路117を備える。
レンズ101に入射した光は、露光量の調節を行う光学絞り102で適正露光に調整され、撮像素子103で光電変換される。撮像素子103で光電変換された映像信号は、アナログフロントエンド104でサンプリング及びA/D変換され、利得を変更するゲインアンプ105で適切なレベルに変換された後、顔検出部106を経て、動画信号処理部107へ入力される。動画信号処理部107では、輝度信号や色信号に対してガンマ処理、輪郭強調処理、ノイズリダクション処理、ホワイトバランス処理などが行われる。動画信号処理部から出力された動画信号は、エンコード部108で各種記録フォーマットにのっとったエンコード処理などが施され記録用の信号に変換された後、動画記録部108で所定の記録周期で動画として記録される。
露出制御部110は、光学絞り102による入射光量調整や撮像素子103の蓄積時間調整、ゲインアンプ105による利得調整などを行い、通常は映像信号レベルを最適に保つように制御する。読出し制御部113は、撮像素子103の読出しを制御する。撮像素子103は、通常の記録周期よりも高速に動画信号を読出し可能なもので、本実施の形態では、動画記録部109で記録される所定の記録周期中に2フィールド分の読み出しを行う。本実施の形態での読み出し方は後に記載する。
一方、顔検出部106では画像中の顔の位置や範囲を検出し、1フィールドあたりの顔の個数や位置、範囲などの情報を記憶部a114〜c116に読出しフィールド毎に保存する。OR回路117では、記憶部a114〜c116に記憶された3フィールド分の顔情報をOR処理し、3フィールド中の顔情報として顔情報評価部111に渡す。顔情報評価部111では3フィールド中の顔情報のうち、主被写体となる人物を特定し、その位置、大きさなどを出力する。画像制御部112は、顔情報評価部111で特定された主被写体となる人物の顔に相当する部分の輝度レベル、自動焦点評価値、色相、彩度等に基づいて、信号処理パラメータを算出する。この算出した信号処理パラメータに基づいて、画像制御部112は、露出制御部110や動画信号処理部107を制御して、露出や焦点等の撮像制御を行う。
図2は、図1のビデオカメラの高速読出し及び顔検出処理のタイミングを説明する図である。
図2において、撮像素子103は、実際の記録に使用する本画像301を含む複数の画像を撮像する。画像1(302)、画像2(303)は、記録はせずに顔の検出に用いる撮像である。本画像301の撮像は60fsで行われる。この本画像301の露光量は、輝度レベルが適正となるように露出制御部110によって露出制御される。動画信号処理部107では、本画像301が60fsで処理され、エンコード部108で各種記録フォーマットにのっとったエンコード処理などが施された後、動画記録部108で60fsの動画として記録される。
通常、この本画像301は、1/60秒期間のうちに撮像素子103から読み出されればよい。本実施の形態では、本画像301を通常よりも高速に読み出すことによって、本画像301、画像1(302)及び画像2(303)の露光、蓄積、読出しを1/60秒期間中に行う。
図2では、撮像素子103の蓄積時間により露光量制御を行う。本画像301の蓄積時間に対して画像1(302)の蓄積時間を長くして露光量を多くする。一方、本画像の蓄積時間に対して画像2(303)の蓄積時間を短くして露光量を少なくする。
1/60秒間に読み出された本画像301、画像1(302)、及び画像2(303)は、それぞれ時系列に顔検出部106で顔に相当する部分を検出される。本画像301の顔検出結果は記憶部a114に、画像1(302)の顔検出結果は記憶部b115に、画像2(303)の顔検出結果は記憶部c116に記憶される。この際記憶される顔検出結果(顔情報)は、それぞれの画像の顔の個数、位置、大きさを含んでいる。記憶部a114〜c116に記憶された顔情報は前述のようにOR回路117でOR処理され、本画像301で欠落していた顔情報が露光量を変えた画像1(302)及び画像2(303)中の顔情報で補われる。顔情報評価部111では、本画像、画像1(302)、及び画像2(303)の顔情報のうちから主被写体となる人物を特定し、その位置、大きさなどを出力する。
図3は、図1のビデオカメラにより逆光で人物を撮影した画像の例を示す図である。
図3の画像において、露光不足のために人物401の顔のパターンが認識できないために、顔として検出することができない。この場合は、画像1(302)の露光量を多くした撮像が有効で、この際の画像のイメージを図4に示す。
図4は、図1のビデオカメラにより露光量を制御して撮影した画像の例を示す図である。
図4の画像において、露光量を多くすることによって図3の画像では黒くつぶれていた人物401の顔が検出されている。この場合、顔検出部106は、画像1(302)のみにおいて一人の顔を検出しているので、主被写体はこの人物401であると判断できる。この人物401が主被写体であると認識できれば、本画像301において主被写体の輝度レベルが最適となるように露光量が制御され、結果として図4のような人物401が黒つぶれしない画像を得ることが可能となる。
図5は、図1のビデオカメラにより3人の人物を撮影した画像の例を示す図である。
図5の画像において、3人の人物500、501、502に対して光のあたり方が異なるため、それぞれの人物に対する露光状態が異なっている。この画像では、人物500が適正露出で、人物501が露光不足、人物502が過露光の状態である。
撮影者の意図として人物500が主被写体であればこの画像で問題ないが、通常は一番大きく撮像されている、つまり一番近い位置にいる人物501を主被写体と考えるべきである。ところが、この画像で顔検出を行うと人物501は露光不足のため、人物502は過露光のために顔として認識されず、結果として画像中の人物は人物500一人と認識される。このままでは人物500の顔の輝度レベルが適正になるような露出で撮影が続けられてしまい、本来の主被写体である人物501は露光量不足のままとなる。
図5の画像の場合は、顔検出部106は、本画像301において人物500一人を検出、画像(302)において人物501一人を検出、さらに、画像2(303)において人物502一人を検出することができる。この場合、OR回路117は、本画像301、画像1(302)、画像2(303)の顔情報のORをとることによって3種類の画像から人物3人の顔を検出することが可能となる。このように、本実施の形態によれば、露光不足と過露光の人物が混在している画像においても人物の顔を適切に識別することが可能である。
顔情報評価部111は、この画像の場合、たとえば人物の顔の大きさに基づいて、撮影者に一番近い人物を主被写体とすることが最適と判断し、人物501を主被写体と判断する。この部分が主被写体であると認識できれば、本画像301において主被写体の輝度レベルが最適となるように露光量制御され、結果として人物501の顔の輝度レベルを最適に制御することができる。
本実施の形態によれば、撮影された人物が逆光や過順光により露光不足或いは過露光となる状態での動画撮影においても、人物の顔検出を適切に行うことができる。
また、主被写体の輝度レベルや焦点、ホワイトバランスなどの自動制御が最適となるような品質の良い動画を撮影することができる。
本実施の形態では、露出制御の例として撮像素子103の蓄積時間による電子シャッターを例にとって説明したが、この他に光学絞りや減光フィルタなどによる露出制御を行ってもよい。
また、顔検出の結果を画像検索に用いてもよく、顔の表情による自動撮影制御に用いても構わない。
本実施の形態では、記録信号周期中に3回の露光/読出しを行う構成で説明したが、これに限られるものではない。本画像−画像1−本画像−画像2といったように記録信号周期中に2回の露光/読出しを行っても実現可能であるし、3回以上の露光/読出しを行う構成でも構わない。
また、顔検出結果の処理はORをとる構成で説明したが、記憶部a114〜c116中の全ての情報に対して評価しても構わないし、それぞれの画像中の情報を重み付けして加算するなど別の処理を行っても期待する効果を得ることができる。
[第2の実施の形態]
第1の実施の形態では、常に高速読み出しによる顔検出を行ったが、露光量が適切ではないために検出できなかった人物も一度検出されればその存在が明らかになる。したがって、常に高速動作による顔検出を行うことは必ずしも必要ではない。第2の実施の形態では、高速読出しと通常読出しを切り替えることが可能な構成について説明する。
図6は、本発明の第2の実施の形態に係る撮像装置としてのビデオカメラの撮像系を示すブロック図である。
図7において、ビデオカメラは、レンズ701、光学絞り702、撮像素子703、アナログフロントエンド(AFE)704、ゲインアンプ705、顔検出部706、動画信号処理部707、エンコード部708、及び動画記録部709を備える。また、ビデオカメラは、露出制御部710、顔情報評価部711、画像制御部712、読出し制御部713、記憶部a714,b715,c716、OR回路717、及び読出し切替部718を備える。
読出し切替部718は、読出し制御部713の読み出し動作を切り替える制御を行う。
図6のビデオカメラの構成は、読出し制御部713を備える点でのみ図1のビデオカメラの構成と異なる。ただし、読出し制御部713、顔検出部706及び露出制御部710は、読出し切替部718により動作を切り替える構成となっている。読出し切替部718は、撮像素子703の高速読み出しによる顔評価用フィールドの蓄積と読出しを行うかどうかを切り替える。
図7は、図6のビデオカメラの通常読出し及び顔検出処理のタイミングを説明する図である。
図7において、本画像801は、実際の記録に使用する撮像である。本画像801の撮像は60fsで行われる。1/60秒間に読み出された画像は顔検出部706で顔に相当する部分を検出され、顔検出結果が記憶部a714へと記憶される。この際記憶される情報は、画像の顔の個数、位置、大きさを含んでいる。OR回路717ではOR処理されるが記憶部は1つしか使用しないために意味の無い処理となる。顔情報評価部711では顔情報のうちから主被写体となる人物を特定し、その位置、大きさなどを出力する。
本実施の形態の構成は、読出し切替部718からの制御によって、上記の通常読出しと、図2の高速読出し動作とを切替えながら顔検出を行う。
例えば、読出し切替部718からの制御によって、通常読出しで撮像しながら周期的に高速読出しを行う例が挙げられる。図7の通常読出しを行いながら、1秒に1回だけ図2の高速読み出しを行う。
また、別の例として、一度主被写体を認識できれば主被写体の人物の露出レベルは最適に制御できるため、その後は通常動作による顔検出動作でも主被写体の顔を検出することができる。したがって、主被写体が特定できていない場合は高速読出しで精度の高い顔検出を行い、主被写体が特定できた時点で通常の読み出しに切り替える。特定した主被写体の人物の明るさが変化した場合、又は特定した主被写体の人物が画像中から消えた場合には、高速読み出しによる精度の高い顔検出に切り替える。顔情報評価部711から読出し切替部718へ主被写体が特定できているかどうかの情報を伝えることによって、読出し切替部718は読出し動作を切り替える構成となる。
高速読み出しを行う場合、撮像系の動作全体を高速に動かす必要があるため、消費電力が大きくなるが、間欠動作を行うことで消費電力的には非常に有利となるメリットがある。間欠動作のデメリットとしては、人物の動きが非常に早い場合に追従できなくなる可能性がある。このため、スポーツ撮影用の撮影モードでは、常に高速読み出しを行うようにする。また、ポートレート撮影用のモードでは、人物の動きが遅いと見込めるために、通常動作の期間を長くする。また、風景撮影用のモードでは、通常動作で撮像し、顔検出自体も停止するといった応用もできる。
本実施の形態によれば、撮影された人物が逆光や過順光により露光不足或いは過露光となる状態での動画撮影においても、人物の顔検出を適切に行うと共に、消費電力を削減することができる。
[第3の実施の形態]
第3の実施の形態に係る撮像装置としてのビデオカメラの構成は、図6のビデオカメラの構成を引用する。
図8は、本発明の第3の実施の形態に係る撮像装置としてのビデオカメラの読出し及び顔検出処理のタイミングを説明する図である。
図8において、第2の実施の形態で説明したように、通常読出し動作の合間に間欠的に高速読み出しによる顔検出を実施した場合、フィールド901で高速読出しが行われる。ここでは、被写体照度が低い際に、通常撮影では1/60秒の蓄積時間が必要な場合の動作を示している。通常、蓄積時間が短いと露光量が少なくなるため、被写体照度が低くなると蓄積時間を増やす必要がある。1/60秒の蓄積時間が必要な場合に、高速読み出しを行うと蓄積時間を短くする必要があるので、フィールド901だけ露光量が足りなくなる。
図9は、図8の読出し及び顔検出処理で撮像した映像信号の輝度レベルを示す図である。
図9において、高速読み出しを行ったフィールド901では、実線のように映像信号の輝度レベルが低くなる。本実施の形態では、この映像期間だけゲインアンプ705において利得を上げて、図9の映像信号の点線のレベルになるように処理する。このように、高速読み出しを行ったフィールドで得られる映像期間だけ利得制御することによって、レベル変動による信号レベルの不連続を抑える効果がある。
本実施の形態によれば、撮影された人物が逆光や過順光により露光不足或いは過露光となる状態での動画撮影においても、人物の顔検出を適切に行うことができる。また、被写体照度が低い状況においても、映像レベルの不連続が起こることなく顔検出精度を向上させることができる。
また、本発明の目的は、以下の処理を実行することによって達成される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出す処理である。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード及び該プログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
また、プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、次のものを用いることができる。例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等である。または、プログラムコードをネットワークを介してダウンロードしてもよい。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上記実施の形態の機能が実現される場合も本発明に含まれる。加えて、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
更に、前述した実施形態の機能が以下の処理によって実現される場合も本発明に含まれる。即ち、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれる。その後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行う場合である。
本発明の実施の形態に係る撮像装置としてのビデオカメラの撮像系を示すブロック図である。 図1のビデオカメラの高速読出し及び顔検出処理のタイミングを説明する図である。 図1のビデオカメラにより逆光で人物を撮影した画像の例を示す図である。 図1のビデオカメラにより露光量を制御して撮影した画像の例を示す図である。 図1のビデオカメラにより3人の人物を撮影した画像の例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係る撮像装置としてのビデオカメラの撮像系を示すブロック図である。 図6のビデオカメラの通常読出し及び顔検出処理のタイミングを説明する図である。 本発明の第3の実施の形態に係る撮像装置としてのビデオカメラの読出し及び顔検出処理のタイミングを説明する図である。 図8の読出し及び顔検出処理で撮像した映像信号の輝度レベルを示す図である。
符号の説明
103 撮像素子
106 顔検出部
110 露出制御部
111 顔情報評価部
112 画像制御部
113 読出し制御部
114 記憶部a
115 記憶部b
116 記憶部c
117 OR回路

Claims (11)

  1. 動画信号を読み出す撮像手段と、前記撮像手段の露出の制御を行う露出制御手段と、前記撮像手段により読み出された動画信号を所定の記録周期で記録する記録手段とを備える撮像装置において、
    前記所定の記録周期と等しい周期中に露出の異なる複数の動画信号を読み出すように前記撮像手段を制御する読出し制御手段と、
    前記複数の動画信号から人物の顔に相当する部分の複数の顔情報をそれぞれ検出する顔検出手段と、
    前記複数の顔情報をそれぞれ記憶する複数の記憶手段と、
    前記複数の記憶手段に記憶された複数の顔情報に基づいて人物の顔に相当する部分を特定する顔情報評価手段とを備えることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記露出制御手段は、前記撮像手段の蓄積時間、絞り値、及び減光フィルタの少なくとも一つを制御することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記複数の動画信号は、少なくとも正に露出制御された動画信号及び負に露出制御された動画信号を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
  4. 前記顔情報評価手段は、前記複数の記憶手段の少なくとも一つに前記顔情報が記憶されているときは、当該顔情報に基づいて人物の顔に相当する部分を特定することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の撮像装置。
  5. 前記顔情報評価手段は、複数の前記人物の顔に相当する部分を特定した場合に、主被写体の顔に相当する部分を特定することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の撮像装置。
  6. 前記顔情報評価手段により特定された結果に応じて前記動画信号を制御する画像制御手段をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の撮像装置。
  7. 前記読出し制御手段は、前記所定の記録周期と等しい周期中に前記記録手段に記録すべき動画信号のみを読み出す通常読出しと、前記所定の記録周期と等しい周期中に前記露出の異なる複数の動画信号を読み出す高速読出しとを切り替えることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の撮像装置。
  8. 前記読出し制御手段は、通常は前記通常読出しを行い、前記人物の顔に相当する部分の明るさが変化した場合、又は前記人物の顔に相当する部分が無くなった場合に前記高速読出しを行うことを特徴とする請求項7に記載の撮像装置。
  9. 前記高速読出しを行う際に、前記記録手段に記録すべき動画信号の利得を制御する利得制御手段を備えることを特徴とする請求項7又は8に記載の撮像装置。
  10. 動画信号を読み出す撮像手段と、前記撮像手段の露出の制御を行う露出制御手段と、前記撮像手段により読み出された動画信号を所定の記録周期で記録する記録手段とを備える撮像装置の制御方法において、
    前記所定の記録周期と等しい周期中に露出の異なる複数の動画信号を読み出すように前記撮像手段を制御する読出し制御ステップと、
    前記複数の動画信号から人物の顔に相当する部分の複数の顔情報をそれぞれ検出する顔検出ステップと、
    前記複数の顔情報を前記撮像装置の複数の記憶手段にそれぞれ記憶する記憶ステップと、
    前記複数の記憶手段に記憶された複数の顔情報に基づいて人物の顔に相当する部分を特定する顔情報評価ステップとを備えることを特徴とする撮像装置の制御方法。
  11. 動画信号を読み出す撮像手段と、前記撮像手段の露出の制御を行う露出制御手段と、前記撮像手段により読み出された動画信号を所定の記録周期で記録する記録手段とを備える撮像装置の制御方法をコンピュータに実行させるプログラムにおいて、前記制御方法は、
    前記所定の記録周期と等しい周期中に露出の異なる複数の動画信号を読み出すように前記撮像手段を制御する読出し制御ステップと、
    前記複数の動画信号から人物の顔に相当する部分の複数の顔情報をそれぞれ検出する顔検出ステップと、
    前記複数の顔情報を前記撮像装置の複数の記憶手段にそれぞれ記憶する記憶ステップと、
    前記複数の記憶手段に記憶された複数の顔情報に基づいて人物の顔に相当する部分を特定する顔情報評価ステップとを備えることを特徴とするプログラム。
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