JP2009269569A - Guide device for electric equipment movable part - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、車載用ナビゲーション装置および車載用音響再生装置などの電子機器の表示パネルおよび操作パネルなどの可動部の振動によるがたつきを抑制するために好適に実施することができる電子機器可動部の案内装置に関する。 The present invention is an electronic device movable portion that can be suitably implemented to suppress rattling caused by vibration of a movable portion such as a display panel and an operation panel of an electronic device such as an in-vehicle navigation device and an in-vehicle sound reproduction device. The present invention relates to a guide device.
従来の技術は、特許文献1に開示されている。この先行技術では、特に車体内に固定されたケースの開口部を開閉する扉が開放された状態において外部から加えられる振動に起因する異音の発生を防止するために、ケースの開口部に対して進退自在に設けられた移動部に、扉が開放されかつ移動部が開口部方向へ前進したときに、底面に沿って摺動して扉を開閉するための開閉部材を押圧する振動抑止部材が設けられている。
The conventional technique is disclosed in
前述の従来技術は、移動部が開口部方向へ前進した場合における移動部の振動を抑止するように構成されている。しかしながら、外部振動に伴う可動部の振動は、使用状態のみならず収納状態においても発生する。 The above-described conventional technology is configured to suppress vibration of the moving unit when the moving unit moves forward in the direction of the opening. However, the vibration of the movable part due to the external vibration occurs not only in the use state but also in the stored state.
本発明の目的は、電子機器の可動部のがたつきを簡単な構成で抑制することができる電子機器可動部の案内装置を提供することである。 An object of the present invention is to provide a guide device for a movable part of an electronic device that can suppress rattling of the movable part of the electronic device with a simple configuration.
本発明は、基体と、
基体に設けられ、予め定める排出方向および挿入方向に沿って延びる一対の案内レールと、
幅方向両側部に、各案内レールがそれぞれ嵌まり込む一対の第1嵌合溝を有し、各案内レールに沿って前記排出方向および挿入方向に走行駆動する走行駆動体と、
幅方向両側部に、各案内レールがそれぞれ嵌まり込む一対の第2嵌合溝を有し、前記走行駆動体によって、各第2嵌合溝から各案内レールが離脱する排出位置と、各第2嵌合溝よりも各案内レールの排出方向下流側の各端部が突出した挿入位置とにわたって走行駆動される被駆動体と、
走行駆動体が排出位置および挿入位置に配置されたとき、ならびに被駆動体が挿入位置に配置されたとき、走行駆動体および被駆動体の移動によって、走行駆動体および被駆動体の各案内レールへの接触圧力を上昇させる移動押圧手段とを含むことを特徴とする電子機器可動部の案内装置である。
The present invention comprises a substrate;
A pair of guide rails provided on the base and extending along a predetermined discharge direction and insertion direction;
A traveling drive body that has a pair of first fitting grooves into which the respective guide rails are respectively fitted on both sides in the width direction, and that travels in the discharge direction and the insertion direction along each guide rail;
There are a pair of second fitting grooves into which the respective guide rails are respectively fitted on both sides in the width direction, and the traveling drive body allows the discharge positions at which the respective guide rails are separated from the respective second fitting grooves, A driven body that is driven to travel over an insertion position at which each end on the downstream side in the discharge direction of each guide rail protrudes from the two fitting grooves;
When the travel drive body is disposed at the discharge position and the insertion position, and when the driven body is disposed at the insertion position, the guide rails of the travel drive body and the driven body are moved by the movement of the travel drive body and the driven body. It is a guide device for a movable part of an electronic device, characterized in that it includes a moving pressing means for increasing the contact pressure to the electronic device.
本発明によれば、走行駆動体が排出位置および挿入位置に配置されたとき、ならびに被駆動体が挿入位置に配置されたとき、走行駆動体および被駆動体の移動によって、走行駆動体および被駆動体の各案内レールへの接触圧力が上昇されるので、走行駆動体および被駆動体が案内レールによって固定され、外部振動による走行駆動体および被駆動体のがたつきを簡単な構成で抑制することができる。 According to the present invention, when the travel drive body is disposed at the discharge position and the insertion position, and when the driven body is disposed at the insertion position, the travel drive body and the driven body are moved by the movement of the travel drive body and the driven body. Since the contact pressure of the drive body to each guide rail is increased, the travel drive body and the driven body are fixed by the guide rail, and rattling of the travel drive body and the driven body due to external vibration is suppressed with a simple configuration. can do.
図1は、本発明の実施の一形態の電子機器可動部の案内装置が適用される電子機器1の簡素化した平面図である。図2は、図1の電子機器1の側面図であり、筐体2を取り除いた状態を示している。図3は、図1の電子機器1の斜視図である。なお、図2に示すように、電子機器1の使用状態においては、電子機器1の上部側が下部側に対してZ1方向下流側に位置しており、したがって図1は、使用状態における電子機器1の下部側から見た図を示している。同様に、図3も電子機器1の下部側から見た図を示している。
FIG. 1 is a simplified plan view of an
また、図4は電子機器1に設けられる各案内レール3を模式的に示す平面図であり、図5は図4の切断面線V−Vから見た拡大断面図である。図4は、各案内レール3を電子機器1の上部側から見た図を示している。
4 is a plan view schematically showing each
本実施形態の電子機器1は、車載用ナビゲーション装置の一部を構成し、車体に対して固定して設けられる筺体2と、筺体2に対して固定して設けられる一対の案内レール3と、各案内レール3に沿って排出方向A1および挿入方向A2(総称する場合は、挿排方向Aと記す)に走行駆動する走行駆動体4と、走行駆動体4によって前記排出方向A1および挿入方向A2に走行駆動される被駆動体である表示パネル5とを含む。
The
筺体2は、矩形状かつ平坦状の底部2aと、底部2aの三方の側縁部からそれぞれ直角に立ち上がる2つの側壁2bおよび側壁2cとを有する。各側壁2bは、挿排方向Aに沿って延設され、側壁2cは、各側壁2bの挿入方向A2下流側の端部に連なり、底部2aに平行な仮想一平面内において挿排方向Aに直交する幅方向Bに沿って延設されている。
The
また、筐体2には、底部2aの側壁が設けられていない側縁部と各側壁2bの排出方向A1下流側の端部とによって、開口部2eが形成されている。さらに、各側壁2bには、互いに対向する側壁2bに向かって突出する複数(本実施の形態では3)の凸部2dが形成されている。各側壁2bにおいて、凸部2dが形成される位置は、開口部2eの近傍と、挿排方向Aの略中心付近と、排出方向A2下流側の端部からA1方向に少し進んだ位置である。
Further, the
各案内レール3は、断面形状が略L字状の部材であり、直線状に延びかつ平坦状の取付部3aと、取付部3aの側縁部から直角に立ち上がる案内部3bとを有する。案内レール3は、取付部3aと前記複数の凸部2dとが当接した状態で、その当接部をたとえばリベット等の固定手段を用いて固定することによって、筐体2に取り付けられる。
Each
したがって、案内レール3は挿排方向Aに沿って延在するように取り付けられ、案内レール3と筐体2の側壁2bとは、当接部を除く部分において空間をあけて離間している。このとき、各案内レール3は、それぞれの案内部3bが互いに近接する側に配置されるように、筐体2に取り付けられている。
Therefore, the
さらに各案内レール3は、各案内レール3の排出方向A1下流側の前端部3cが、開口部2eから筐体2の外方に向かって突出している。また、各案内レール3の挿入方向A2下流側の後端部3dは、隣接する凸部2dに当接している当接部からA2方向に沿って延在している。すなわち、各案内レール3は、前端部3cおよび後端部3dが遊端となるように、筐体2に対して取り付けられている。したがって、前端部3cまたは後端部3dに対し、幅方向Bに沿って押圧力を作用させると、前端部3cまたは後端部3dは、弾性変形を伴って押圧方向に変位する。各案内レール3の案内部3bについては、後に詳細に説明する。
Further, each
筐体2の底部2aには、挿排方向Aに沿って延びる一対のラック6が固定される。各ラック6は、前記走行駆動体4に搭載される走行駆動手段4aのピニオンがそれぞれ噛合して、走行駆動体4が前述の排出方向A1および挿入方向A2に走行駆動することができるように構成されている。
A pair of
走行駆動体4には、走行駆動手段4a、チルト駆動手段4b、および制御手段4cが搭載され、これら各手段4a〜4cは、矩形板状の可動部4dに載置されて取り付けられる。可動部4dは、底部2aと平行になるようにラック6に対向して配置され、可動部4dとラック6との間には前記ピニオンが介在する。
The traveling
また、可動部4dには、可動部4dの二方の側縁部から直角に立ち上がる側壁部4eが設けられており、各側壁部4eには、第1嵌合溝7がそれぞれ形成されている。各第1嵌合溝7は、挿排方向Aに沿って延在する矩形状溝であり、可動部4dに平行な上下の各壁面7aと、上下の各壁面7aに対して垂直で上壁面7aと下壁面7aとをつなぐ底面7bとによって形成される。また、各第1嵌合溝7は、溝の延在方向にわたって溝幅W1および溝深D1が均一となるように形成されている。このように形成される各第1嵌合溝7に対し、後述する案内レール3の案内部3bがそれぞれ嵌まり込んだ状態で、走行駆動体4は走行駆動する。
Further, the
また、表示パネル5の幅方向Bの両側端部には、第2嵌合溝8がそれぞれ形成されている。各第2嵌合溝8は、挿排方向Aに沿って延在する矩形状溝であり、可動部4dに平行な上下の各壁面8aと、上下の各壁面8aに対して垂直で上壁面8aと下壁面8aとをつなぐ底面8bとによって形成される。各第2嵌合溝8は、隣接する走行駆動体4に形成される各第1嵌合溝7に連なるように形成される。また、各第2嵌合溝8は、第1嵌合溝7の溝幅W1と略同一の溝幅W2を有し、第1嵌合溝7の溝深D1よりも大きな溝深D2を有するように形成される。このように形成される各第2嵌合溝8に対し、後述する案内レール3の案内部3bがそれぞれ嵌まり込んだ状態で、表示パネル5は走行駆動体4によって走行駆動される。
Further, second fitting grooves 8 are respectively formed at both end portions in the width direction B of the
走行駆動体4は、挿入位置P1と排出位置P2とにわたって走行駆動が可能であり、走行駆動体4の排出方向A1下流側の端部に連結される表示パネル5は、走行駆動体4の駆動に伴って走行駆動される。走行駆動体4は、挿入位置P1では、走行駆動体4の挿入方向A2下流側の端部が、一対の案内レール3の両後端部3dの間に存在し、排出位置P2では、走行駆動体4の排出方向A1下流側の端部が、一対の案内レール3の両前端部3cの間に存在している。また、走行駆動体4が挿入位置P1に配置されるとき、表示パネル5は、表示パネル5の排出方向A1下流側の端部が、一対の案内レール3の両前端部3cの間に存在している。
The
以下、走行駆動体4に搭載される各手段4a〜4cについて説明する。前記走行駆動手段4aは、モータの出力軸の回転を、複数の歯車から成る歯車列によって減速して前記ピニオンに伝達するように構成されている。また、チルト駆動手段4bは、表示パネル5を排出方向A1下流側の端部で、幅方向Bに平行な軸線J1まわりに角変位させる。このチルト駆動手段4bは、前記走行駆動手段4aと同様に、モータの出力軸の回転を、複数の歯車から成る歯車列によって減速し、表示パネル5を前記軸線J1まわりに起立方向C1および横臥方向C2にチルト動作させることができるように構成されている。
Hereinafter, each means 4a-4c mounted in the traveling
これらの走行駆動手段4aおよびチルト駆動手段4bは、走行駆動体4に搭載された制御手段4cによって制御される。この制御手段4cは、走行駆動体4が挿入位置P1に配置されたときには、走行駆動手段4aのモータへの駆動電力を停止して挿入方向A2への移動を停止させる。また、走行駆動手段4aが各案内レール3の排出方向A1下流側の排出位置P2に配置されたときには、チルト駆動手段4bのモータを動作させて、表示パネル5を走行駆動体4と平行な横臥した状態から起立方向C1に角変位させて起立させた後、チルト駆動手段4bのモータへの駆動電力の供給を停止して、表示パネル5のチルト動作を停止させる。
These travel drive means 4 a and tilt drive means 4 b are controlled by a control means 4 c mounted on the
さらに、操作者が図示しない収納ボタンを押圧して制御手段4cに収納指令を与えると、チルト駆動手段4bのモータの出力軸は排出時とは逆方向に回転駆動され、起立状態にあった表示パネル5は横臥方向C2に角変位し、走行駆動体4と平行になると横臥方向C2の動作を停止させた後、走行駆動手段4aのモータの出力軸が排出時とは逆方向に回転駆動され、表示パネル5は走行駆動体4によって挿入方向A2へ移動して引き込まれる。走行駆動体4が挿入位置P1に達したことが図示しない検出スイッチによって検出されると、制御手段4cは走行駆動手段4aのモータへの電力供給を停止し、走行駆動体4を挿入位置P1で停止させる。
Further, when the operator presses a storage button (not shown) to give a storage command to the control means 4c, the output shaft of the motor of the tilt drive means 4b is driven to rotate in the direction opposite to that at the time of discharge, and the display is in the standing state. When the
以下、第1嵌合溝7および第2嵌合溝8に嵌まり込む案内レール3の案内部3bについて説明する。案内部3bは、前端部3cから後端部3dにわたって各溝の溝幅W1,W2よりも小さい略均一な板厚Tを有するのに対し、幅方向Bの寸法は、挿排方向Aに沿って異なって形成されている。具体的には、前端部3cと後端部3dとの間の中間部3fでは、幅方向Bの寸法が一定となるように形成されており、この中間部3fでは、図5に示すように、中間部3fにおける走行駆動体4の第1嵌合溝7に対し、案内部3bの挿入量Hが第1嵌合溝7の溝深D1よりも小さくなるような寸法を有するように形成されている。前記中間部3fに対し、前端部3cおよび後端部3dには、対向する案内レール3に近接する方向に突出する隆起部3eがそれぞれ形成されている。各隆起部3eは、中間部3fから前端部3cおよび後端部3dそれぞれの先端部に向かうにつれて突出量が増加するように形成されている。すなわち、各前端部3cの先端部および各後端部3dの先端部において、各案内レール3は相互に最も近接する。また、図5に示すように、前端部3cおよび後端部3dにおいて相互に最も近接する先端部間の寸法M1が、一対の第1嵌合溝7の底面7b間の寸法M2よりも小さくなるように形成されている。
Hereinafter, the
案内レール3がこのように形成されているので、走行駆動体4は、挿入位置P1まで移動する際、中間部3fでは、各案内部3bと各第1嵌合溝7とが接触しないため動作負荷を受けることなく移動するのに対し、挿入位置P1に近接すると、まず各第1嵌合溝7の底面7bと各隆起部3eとが接触し、さらに挿入位置P1まで進むとき、各隆起部3eを押圧して、各後端部3dを相互に離間する方向に変位させながら挿入位置P1まで移動する。すなわち、走行駆動体4は、各案内レール3への接触圧力を上昇させながら挿入位置P1まで移動する。
Since the
同様に、走行駆動体4は、排出位置P2まで移動するとき、中間部3fでは、各案内部3bと各第1嵌合溝7とが接触しないため動作負荷を受けることなく移動するのに対し、排出位置P2に近接すると、まず各第1嵌合溝7の底面7bと各隆起部3eとが接触し、さらに排出位置P2まで進むとき、各隆起部3eを押圧して、各前端部3cを相互に離間する方向に変位させながら排出位置P2まで移動する。すなわち、走行駆動体4は、各案内レール3への接触圧力を上昇させながら排出位置P2まで移動する。
Similarly, when the traveling
このように各案内レール3を押圧し変位させながら移動した走行駆動体4は、挿入位置P1および排出位置P2では、変位した案内レール3の元の位置に戻ろうとする弾性力により、案内レール3の後端部3dおよび前端部3cによって幅方向Bの両側から押圧されて固定される。したがって、このように固定された状態の走行駆動体4は、外部振動に伴って走行駆動体4が振動することが防止されるので、走行駆動体4と案内レール3との振動による接触によって発生していた異音をなくすことができる。
The
また、表示パネル5における一対の第2嵌合部8を形成する底面8b間の寸法M3が、前述する前端部3cの先端部間の寸法M1よりも小さくなるように、第2嵌合溝8の溝深D2を決定しておくことにより、走行駆動体4を挿入位置P1と排出位置P2との間で移動させる際に、前端部3cの各隆起部3eと表示パネル5の各第2嵌合溝8とが接触することが無いため、動作負荷を受けることが防止され、大きな駆動力を働かせることなく、走行駆動体4および表示パネル5を走行駆動させることができる。
Further, the second fitting groove 8 is set so that the dimension M3 between the bottom surfaces 8b forming the pair of second fitting parts 8 in the
さらに、表示パネル5に形成される各第2嵌合溝8のうち、排出方向A1下流側において、第2嵌合溝8と前端部3cの隆起部3eとが接触するように、溝深を浅くして形成することで、走行駆動体4が挿入位置P1まで移動されたとき、走行駆動体4を案内レール3の各後端部3dによって固定すると共に、表示パネル5を案内レール3の各前端部3cによって固定することができる。したがって、外部振動に伴って表示パネル5が振動することが防止され、表示パネル5と案内レール3との接触によって発生していた異音についてもなくすことできる。
Further, among the second fitting grooves 8 formed in the
図6は、本発明の実施の他の形態の電子機器可動部の案内装置を構成する案内レール10の前端部10c付近を示す平面図である。なお、本実施の形態の電子機器可動部の案内装置は、案内レール10の構成を除き、前述の電子機器可動部の案内装置と同様に構成されるため、同一の構成については同一の参照符を付し、重複する説明は省略する。また、一対の案内レール10の4つの各端部10c,10dは同様に形成されるものとする。
FIG. 6 is a plan view showing the vicinity of the
一対の案内レール10は、それぞれ断面形状が略L字状の部材であり、取付部10aと、取付部10aの側縁部から直角に立ち上がる案内部10bとを有する。案内レール10は、取付部10aと前記複数の凸部2dとが当接した状態で、その当接部をたとえばリベット等の固定手段を用いて固定することによって、筐体2に取り付けられる。
Each of the pair of
したがって、案内レール10は挿排方向Aに沿って延在するように取り付けられ、案内レール10と筐体2の側壁2bとは、当接部を除く部分において空間をあけて離間している。このとき、各案内レール10は、それぞれの案内部10bが互いに近接する側に配置されるように、筐体2に取り付けられている。
Therefore, the
さらに各案内レール10は、各案内レール10の排出方向A1下流側の前端部10cが、開口部2eから筐体2の外方に向かって突出している。また、各案内レール10の挿入方向A2下流側の後端部10dは、隣接する凸部2dに当接している当接部からA2方向に沿って延在している。すなわち、各案内レール10は、前端部10cおよび後端部10dが遊端となるように、筐体2に対して取り付けられている。したがって、前端部10cまたは後端部10dに対し、幅方向Bに沿って押圧力を作用させると、前端部10cまたは後端部10dは、弾性変形を伴って押圧方向に変位する。
Further, each
案内部10bは、前端部10cから後端部10dにわたって各溝の溝幅W1,W2よりも小さい略均一な板厚Tを有し、幅方向Bの寸法も挿排方向Aに沿って均一となるように形成されている。
The
本実施の形態に用いられる案内レール10の特徴は、前端部10cおよび後端部10dが互いに近接する方向に折り曲げられていることである。具体的には、前端部10cと後端部10dとの間の中間部10fでは、挿排方向Aに沿って直線状に延びるように形成され、中間部10fにおける走行駆動体4の第1嵌合溝7に対し、案内部10bの挿入量Hが第1嵌合溝7の溝深D1よりも小さくなるような寸法を有するように形成されている。前記中間部10fに対し、前端部10cおよび後端部10dは互いに近接する方向に折り曲げられ、案内部10bが対向する案内レール10に近接する方向に向かうようにそれぞれ変形されている。各前端部10cおよび各後端部10dは、中間部10fから前端部10cおよび後端部10dそれぞれの先端部に向かうにつれてより近接するように変形されている。すなわち、各前端部10cの先端部および各後端部10dの先端部において、各案内レール10は相互に最も近接する。また、前端部10cおよび後端部10dにおいて相互に最も近接する先端部間の寸法M4が、一対の第1嵌合溝7の底面7b間の寸法M2よりも小さくなるように形成されている。
A feature of the
案内レール10がこのように形成されているので、走行駆動体4は、挿入位置P1まで移動する際、中間部10fでは、各案内部10bと各第1嵌合溝7とが接触しないため動作負荷を受けることなく移動するのに対し、挿入位置P1に近接すると、まず各第1嵌合溝7の底面7bと各後端部10dとが接触し、さらに挿入位置P1まで進むとき、各後端部10dを押圧して、各後端部10dを相互に離間する方向に変位させながら挿入位置P1まで移動する。すなわち、走行駆動体4は、各案内レール10への接触圧力を上昇させながら挿入位置P1まで移動する。
Since the
同様に、走行駆動体4は、排出位置P2まで移動するとき、中間部10fでは、各案内部10bと各第1嵌合溝7とが接触しないため動作負荷を受けることなく移動するのに対し、排出位置P2に近接すると、まず各第1嵌合溝7の底面7bと各前端部10cとが接触し、さらに排出位置P2まで進むとき、各前端部10cを押圧して、各前端部10cを相互に離間する方向に変位させながら排出位置P2まで移動する。すなわち、走行駆動体4は、各案内レール10への接触圧力を上昇させながら排出位置P2まで移動する。
Similarly, when the traveling
このように各案内レール10を押圧し変位させながら移動した走行駆動体4は、挿入位置P1および排出位置P2では、変位した案内レール10の元の位置に戻ろうとする弾性力により、案内レール10の後端部10dおよび前端部10cによって幅方向Bの両側から押圧されて固定される。したがって、このように固定された状態の走行駆動体4は、外部振動に伴って走行駆動体4が振動することが防止されるので、走行駆動体4と案内レール10との振動による接触によって発生していた異音をなくすことができる。
The
図7は本発明の実施のさらに他の形態の電子機器可動部の案内装置を構成する案内レール11の前端部11c付近を示す斜視図である。なお、本実施の形態の電子機器可動部の案内装置は、案内レール11の構成を除き、前述の電子機器可動部の案内装置と同様に構成されるため、同一の構成については同一の参照符を付し、重複する説明は省略する。また、一対の案内レール11の4つの各端部11c,11dは同様に形成されるものとする。
FIG. 7 is a perspective view showing the vicinity of a
一対の案内レール11は、前述の案内レール10と略同一の形状を有し、案内レール10が、前端部10cおよび後端部10dが中間部10fに対して折り曲げられているのに対し、案内レール11は、前端部11cおよび後端部11dの各先端部において、案内部11bに絞り部分11eが形成されている。この絞り部分11eは、厚さ方向(Z方向)の寸法が、第1嵌合溝7の溝幅W1および第2嵌合溝8の溝幅W2よりも大きくなるように形成されている。
The pair of
案内レール11がこのように形成されているので、走行駆動体4は、挿入位置P1まで移動する際、中間部11fでは、各案内部11bと各第1嵌合溝7とが接触しないため動作負荷を受けることなく移動するのに対し、挿入位置P1に近接すると、各第1嵌合溝7の上下の各壁面7aと各後端部11dの絞り部分11eとが接触し、さらに挿入位置P1まで進むとき、各絞り部分11eを押圧しながら挿入位置P1まで移動する。すなわち、走行駆動体4は、各案内レール11の各絞り部分11eへの接触圧力を上昇させながら挿入位置P1まで移動する。
Since the
同様に、走行駆動体4は、排出位置P2まで移動するとき、中間部11fでは、各案内部11bと各第1嵌合溝7とが接触しないため動作負荷を受けることなく移動するのに対し、排出位置P2に近接すると、各第1嵌合溝7の上下の各壁面7aと各前端部11cの絞り部分11eとが接触し、さらに排出位置P2まで進むとき、各絞り部分11eを押圧しながら排出位置P2まで移動する。すなわち、走行駆動体4は、各案内レール10への接触圧力を上昇させながら排出位置P2まで移動する。
Similarly, when the traveling
このように各案内レール11の各絞り部分11eを押圧しながら移動した走行駆動体4は、挿入位置P1および排出位置P2では、押圧によって弾性変形する各絞り部分11eの弾性回復力によって、案内レール11に固定される。したがって、このように固定された状態の走行駆動体4は、外部振動に伴って走行駆動体4が振動することが防止されるので、走行駆動体4と案内レール11との振動による接触によって発生していた異音をなくすことができる。
Thus, the
図8は、本発明の実施のさらに他の形態の電子機器可動部の案内装置を構成する一対の案内レール12p,12qの各案内部12bを幅方向Bに垂直な仮想一平面に投影した図である。なお、本実施の形態の電子機器可動部の案内装置は、案内レール12の構成を除き、前述の電子機器可動部の案内装置と同様に構成されるため、同一の構成については同一の参照符を付し、重複する説明は省略する。
FIG. 8 is a diagram in which each guide portion 12b of a pair of
一対の案内レール12は、前述の案内レール3と略同一の形状を有し、案内レール3に形成されていた隆起部3eが形成されていない形状を有する。すなわち、各案内レール12は、直線状に延びかつ平坦状の取付部12aと、取付部12aの側縁部から直角に立ち上がる案内部12bを有し、案内部12bは、前端部12cから後端部12dにわたって各溝の溝幅W1,W2よりも小さい略均一な板厚Tを有し、幅方向Bの寸法も挿排方向Aに沿って均一となるように形成されている。
The pair of guide rails 12 has substantially the same shape as the above-described
本実施の形態に用いられる案内レール12は、その筐体2への取付け方に特徴を有する。各案内レール12p,12qは、挿排方向Aと平行な方向に延びる軸線に対し、上下方向(Z方向)に傾斜するように取り付けられる。具体的には、一方の案内レール12pが、挿入方向A2下流側に進むにつれてZ方向の一方(Z1方向)に向かって傾斜するように取り付けられ、他方の案内レール12qが、挿入方向A2下流側に進むにつれてZ方向の他方(Z2方向)に向かって傾斜するように取り付けられる。このとき、各案内レール12p,12qの挿排方向Aの中心が、Z方向に垂直な仮想一平面U上に位置するように、各案内レール12p,12qが配置されて取り付けられる。
The guide rail 12 used in the present embodiment is characterized in how to attach it to the
各案内レール12p,12qがこのように取り付けられるので、走行駆動体4は、挿入位置P1まで移動する際、中間部12fでは、各案内部12bと各第1嵌合溝7とが接触しないため動作負荷を受けることなく移動するのに対し、挿入位置P1に近接すると、一方の第1嵌合溝7の上壁面7aと案内レール12pの案内部12bとが接触し、かつ他方の第1嵌合溝7の下壁面7aと案内レール12qの案内部12bとが接触する。そして、さらに挿入位置P1まで進むとき、一方の第1嵌合溝7の上壁面7aは案内レール12pの案内部12bを下方(Z2方向)に押圧しながら、また他方の第1嵌合溝7の下壁面7aは案内レール12qの案内部12bを上方(Z1方向)に押圧しながら、挿入位置P1まで移動する。すなわち、走行駆動体4は、各案内レール12p,12qへの接触圧力を上昇させながら挿入位置P1まで移動する。
Since the
同様に、走行駆動体4は、走行駆動体4は、排出位置P2まで移動する際、中間部12fでは、各案内部12bと各第1嵌合溝7とが接触しないため動作負荷を受けることなく移動するのに対し、排出位置P2に近接すると、一方の第1嵌合溝7の下壁面7aと案内レール12pの案内部12bとが接触し、かつ他方の第1嵌合溝7の上壁面7aと案内レール12qの案内部12bとが接触する。そして、さらに排出位置P2まで進むとき、一方の第1嵌合溝7の下壁面7aは案内レール12pの案内部12bを上方(Z1方向)に押圧しながら、また他方の第1嵌合溝7の下壁面7aは案内レール12qの案内部12bを下方(Z2方向)に押圧しながら、排出位置P2まで移動する。すなわち、走行駆動体4は、各案内レール12p,12qへの接触圧力を上昇させながら排出位置P2まで移動する。
Similarly, when the
このように各案内レール12p,12qの各案内部12bを押圧しながら移動した走行駆動体4は、挿入位置P1および排出位置P2では、押圧による弾性変形に伴って変位する案内部12bの弾性回復力を走行駆動体4の両側において互いに逆方向に作用させることによって、各案内レール12p,12qによって固定される。したがって、このように固定された状態の走行駆動体4は、外部振動に伴って走行駆動体4が振動することが防止されるので、走行駆動体4と各案内レール12p,12qとの振動による接触によって発生していた異音をなくすことができる。
The
1 電子機器
2 筐体
3,10,11,12 案内レール
3e 隆起部
4 走行駆動体
5 表示パネル
7 第1嵌合部
8 第2嵌合部
DESCRIPTION OF
Claims (4)
基体に設けられ、予め定める排出方向および挿入方向に沿って延びる一対の案内レールと、
幅方向両側部に、各案内レールがそれぞれ嵌まり込む一対の第1嵌合溝を有し、各案内レールに沿って前記排出方向および挿入方向に走行駆動する走行駆動体と、
幅方向両側部に、各案内レールがそれぞれ嵌まり込む一対の第2嵌合溝を有し、前記走行駆動体によって、各第2嵌合溝から各案内レールが離脱する排出位置と、各第2嵌合溝よりも各案内レールの排出方向下流側の各端部が突出した挿入位置とにわたって走行駆動される被駆動体と、
走行駆動体が排出位置および挿入位置に配置されたとき、ならびに被駆動体が挿入位置に配置されたとき、走行駆動体および被駆動体の移動によって、走行駆動体および被駆動体の各案内レールへの接触圧力を上昇させる移動押圧手段とを含むことを特徴とする電子機器可動部の案内装置。 A substrate;
A pair of guide rails provided on the base and extending along a predetermined discharge direction and insertion direction;
A traveling drive body that has a pair of first fitting grooves into which the respective guide rails are respectively fitted on both sides in the width direction, and that travels in the discharge direction and the insertion direction along each guide rail;
There are a pair of second fitting grooves into which the respective guide rails are respectively fitted on both sides in the width direction, and the traveling drive body allows the discharge positions at which the respective guide rails are separated from the respective second fitting grooves, A driven body that is driven to travel over an insertion position at which each end on the downstream side in the discharge direction of each guide rail protrudes from the two fitting grooves;
When the travel drive body is disposed at the discharge position and the insertion position, and when the driven body is disposed at the insertion position, the guide rails of the travel drive body and the driven body are moved by the movement of the travel drive body and the driven body. And a movable pressing means for increasing the contact pressure to the electronic apparatus movable portion guide device.
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