JP2009265812A - 売買注文発注制御装置及び売買注文の発注制御方法 - Google Patents

売買注文発注制御装置及び売買注文の発注制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 注文者から受け付けた二の取引市場が指定された金融商品の売買委託注文に基づく売買注文を発注する際に、二重発注や二重約定を防止すると同時に約定の可能性を高めることにも効果的な売買注文の発注を制御する売買注文発注制御装置を提供する。
【解決手段】 PTSと取引所が取引市場に指定された売買委託注文から、PTSに発注する注文1と取引所に発注する注文2の2件の注文レコードを生成する。注文1には、取引所における対象銘柄の時価が指値を基準とする価格を監視する取消トリガが、注文2には、注文1の取消を監視する発注トリガと注文1の約定を監視する取消トリガが設定される。注文1をPTSに発注し、約定前に取消トリガに合致すると注文1が取り消され、注文2の発注トリガに合致するので注文2が取引所に発注される。注文1が約定すると、注文2の取消トリガに合致するので注文2が取り消される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、注文者から受け付けた二の取引市場が指定された金融商品の売買委託注文に基づく売買注文の発注を制御する、売買注文発注制御装置及び売買注文の発注制御方法に関するものである。
株式等の金融商品の取引は一般に金融商品取引所において行われており、証券会社等が注文者からの売買委託注文に基づいて、金融商品取引所に売買注文を発注する。証券会社等において行われる注文の受付や発注は、コンピュータシステムを用いて処理されることが一般的になっている。
近年では、個人の証券取引においてもインターネットを介した取引が中心になっているが、証券会社等において受け付けた売買注文について、証券会社等のコンピュータシステムによって発注等のタイミングを制御することによって(例えば、特許文献1参照。)、様々な条件付注文のサービスも提供されるようになっている。
株式の売買注文の執行については、かつては証券取引所(金融商品取引法施行後の金融商品取引所)に上場している株式の売買は証券取引所のみでしか行えないという取引所集中義務が定められていたが、平成10年に施行されたいわゆる「金融システム改革法」によって取引所集中義務が撤廃され、証券取引所以外のPTS(Proprietary Trading System;私設取引システム)において、証券取引所に上場している株式の売買を執行することが認められることとなった。また、平成17年には、PTSにおいて証券取引所と同様のオークション方式による売買の執行が認められ、出願人は平成18年9月にPTSを開設して、オークション方式による株式売買のサービスを提供している。
PTSに対するニーズの一つとして、金融商品取引所の立会時間終了後において売買注文を執行する、いわゆる「夜間取引」がある。PTSによって立会時間終了後の取引が可能になると、証券会社に「金融商品取引所に発注した注文が約定しなかった場合には、そのまま同条件の注文をPTSに発注する」といった売買注文が委託されることが考えられるが、これに対して出願人は、注文者から受け付けた一の売買委託注文に基づいて、売買取引を執行する取引所システムや私設取引システムなどの複数の取引執行システムへ売買注文を連続して発注する売買注文発注システムに関する発明を開示している(特許文献2参照。)。
特開2001−155086号公報 特開2008−16009号公報
いわゆる「夜間取引」はPTSに対するニーズの一つであるが、金融商品取引所の立会時間中においても、約定の可能性を高めるためにPTSにも売買注文を発注する、市場間価格差を利用した取引(市場間スプレッド取引)を行う、より条件の有利な市場を選択して売買注文を発注するといった目的で、PTSを利用することが考えられる。このようなニーズに対応すべく、出願人は平成20年3月末より金融商品取引所の立会時間中も含めて、PTSの取引時間を拡大した。
金融商品取引所の立会時間中にもPTSでの取引が可能であるならば、指値注文を行う場合には約定の可能性をより高めるために、金融商品取引所とPTSの双方に同じ執行条件を指定した売買注文を発注することが望ましい。この場合には、金融商品取引所とPTSの双方で同じ売買注文が約定してしまうことを回避しなければならないので、証券会社のコンピュータシステムにおいて次のように売買注文の発注を制御することが考えられる。
第1の方法は、金融商品取引所とPTSの双方に売買注文を発注し、一方の売買注文が約定すればもう一方の売買注文を取り消す方法である。この方法は特許文献1のトリガ監視技術を応用して、各々の売買注文に他方の売買注文の約定をトリガとする取消トリガを設定しておくことによって実現することができる。
しかしながら、この方法によると、金融商品取引所とPTSにおいて同じタイミングで約定が可能な状態となってしまった場合に、一方の売買注文が約定した後に他方の売買注文の取消が間に合わないと、双方の売買注文が約定してしまうという問題が生じるリスクがある。また、注文者の意思は1件の売買注文であるにも関わらず、取引市場には2件分の売買注文が発注されることになるため、金融商品取引所とPTSの双方をみると実質的な注文量以上に多くの売買注文があるように見えてしまうという問題も生じる。
第2の方法は、売買注文をいずれの取引市場にも発注せずに待機させ、双方の取引市場における売買注文の対象となる銘柄の株価を監視し、いずれかの取引市場で執行条件(指値)に合致した段階で該取引市場に売買注文を発注する方法である。この方法も特許文献1のトリガ監視技術を応用して、各々の取引市場への売買注文に株価を発注トリガとして設定しておくことによって実現することができる。
しかしながら、この方法によると、いずれかの取引市場において株価が指値に合致したとしても、株価が付いた時点で指値にある板が全て約定してしまい、発注した時点では約定できなくなってしまっていて約定機会を逸してしまうリスクが存在している。また、注文者は指値での売買注文を行っているにもかかわらず、売買注文は証券会社に待機状態にあり取引市場には板として表示されず取引の相手方には売買注文の存在が伝わらないために、約定の可能性を低下させてしまう可能性も生じてしまう。
本発明は、このような課題に対応するためになされたものであり、注文者から受け付けた二の取引市場が指定された金融商品の売買委託注文に基づく売買注文を発注する際に、二重発注や二重約定を防止すると同時に約定の可能性を高めることにも効果的な、売買注文の発注を制御する売買注文発注制御装置及び売買注文の発注制御方法を提供することを目的とするものである。
このような課題を解決するために、本発明は、注文者から受け付けた二の取引市場が指定された金融商品の売買委託注文に基づく売買注文の発注を制御する売買注文発注制御装置であって、売買する金融商品の銘柄コードと、売買注文を発注する取引市場として第1の取引市場及び第2の取引市場と、執行条件の指値とが少なくとも指定された売買委託注文に関する注文データを注文者の操作する端末から受け付ける注文受付手段と、前記注文データから生成された前記第1の取引市場を発注する取引市場に指定した第1の注文情報を記憶する第1の注文情報記憶手段と、前記第1の注文情報記憶手段に記憶された第1の注文情報から生成された発注データを前記第1の取引市場の取引執行システムに送信する第1の発注手段と、前記注文データから生成された前記第2の取引市場を発注する取引市場に指定した第2の注文情報を記憶する第2の注文情報記憶手段と、前記注文データに指定された指値を基準とする監視価格を、前記第1の発注手段により前記第1の取引市場に発注された売買注文を取り消す取消トリガとして記憶する第1のトリガ記憶手段と、前記第1の発注手段により前記第1の取引市場に発注された売買注文の取消を、前記第2の注文情報に基づいて前記第2の取引市場に売買注文を発注する発注トリガとして記憶する第2のトリガ記憶手段と、前記第2の取引市場における時価情報を記憶する時価情報記憶手段において、前記銘柄コードに対応する現値又は気配値が前記監視価格に合致するかを監視する第1のトリガ監視手段と、前記第1の注文情報記憶手段において、前記第1の注文情報に注文状態として取消の完了が書き込まれたかを監視する第2のトリガ監視手段と、前記第1のトリガ監視手段において前記銘柄コードに対応する現値又は気配値が前記監視価格に合致したことが検知されると、前記第1の発注手段により前記第1の取引市場に発注された売買注文を取り消すための取消データを前記第1の取引市場の取引執行システムに送信する注文取消手段と、前記第1の取引市場の取引執行システムから取消処理の完了通知を受信すると、前記第1の注文情報記憶手段の第1の注文情報に注文状態として取消の完了を書き込む取消書込手段と、前記第2のトリガ監視手段において前記第1の注文情報に注文状態として取消の完了が書き込まれたことが検知されると、前記第2の注文情報記憶手段に記憶された第2の注文情報から生成された発注データを前記第2の取引市場の取引執行システムに送信する第2の発注手段と、を備えること特徴とする。
本発明では、注文者から指定された取引市場のうちいずれか一方の取引市場に売買注文を発注することによって、いずれの取引市場においても約定機会を逸してしまうことを回避して約定の可能性を高めるとともに、他方の取引市場において約定可能な時価となった際には発注した売買注文を取り消し、取消完了が確認された後に他方の取引市場への売買注文を発注することによって、二重発注や二重約定を防止しながら他の取引市場での約定も可能な構成となっている。
尚、本発明における「取引市場」とは、金融商品取引法に定められた金融商品取引所に限られず、PTS(私設取引システム)を含むものである。本発明は、証券会社等が運営するPTSと東京証券取引所等の金融商品取引所の二の取引市場が指定された金融商品の売買委託注文に適用することができる。
また、本発明は、前記第1の発注手段により前記第1の取引市場に発注された売買注文の全約定を、前記第2の注文情報に注文状態として取消を書き込む取消トリガとして記憶する第3のトリガ記憶手段と、前記第1の注文情報記憶手段において、前記第1の注文情報に注文状態として全約定が書き込まれたかを監視する第3のトリガ監視手段と、前記第3のトリガ監視手段において前記第1の注文情報に注文状態として全約定が書き込まれたことが検知されると、前記第2の注文情報記憶手段の第2の注文情報に注文状態として取消を書き込む第2の取消書込手段と、を備えること特徴とすることもできる。
このように構成すると、先に発注した売買注文が約定した際には、待機中のもう一方の売買注文も自動的に取り消されることになるため、二重発注や二重約定を確実に防止することができる。尚、全約定とは、売買注文に指定した注文数量の全てが取引市場において約定することであり、注文数量の一部のみが約定する一部約定は含まず、一部約定の場合には第2の注文情報に注文状態として取消は書き込まれない。
さらに、本発明は、前記第1の発注手段により前記第1の取引市場に発注された売買注文を取り消す取消命令を前記端末から受け付ける取消命令受付手段と、前記取消命令受付手段が取消命令を受け付けると、前記売買注文を取り消すための取消データを前記第1の取引市場の取引執行システムに送信する第2の注文取消手段と、前記取消命令受付手段が取消命令を受け付けると、前記第2の注文情報記憶手段の第2の注文情報に注文状態として取消を書き込む第3の取消書込手段と、を備えること特徴としてもよい。
このように構成すると、注文者が先に発注された売買注文を取り消した際に、待機中のもう一方の売買注文も自動的に取り消されることになるため、誤発注を確実に防止することができる。
本発明は、本発明にかかる売買注文発注制御装置の各々の構成により実行される売買注文の発注制御方法として特定することもできる。
本発明にかかる売買注文の発注制御方法は、注文者から受け付けた二の取引市場が指定された金融商品の売買委託注文に基づく売買注文の発注を制御する売買注文の発注制御方法であって、前記売買委託注文を取次ぐコンピュータシステムが、売買する金融商品の銘柄コードと、売買注文を発注する取引市場として第1の取引市場及び第2の取引市場と、執行条件の指値とが少なくとも指定された売買委託注文に関する注文データを注文者の操作する端末から受け付ける注文受付ステップと、前記コンピュータシステムが、前記注文データから生成された前記第1の取引市場を発注する取引市場に指定した第1の注文情報を第1の注文情報記憶手段に記憶させる第1の注文情報記憶ステップと、前記コンピュータシステムが、前記第1の注文情報記憶手段に記憶された前記第1の注文情報から生成された発注データを前記第1の取引市場の取引執行システムに送信する第1の発注ステップと、前記コンピュータシステムが、前記注文データから生成された前記第2の取引市場を発注する取引市場に指定した第2の注文情報を第2の注文情報記憶手段に記憶させる第2の注文情報記憶ステップと、前記コンピュータシステムが、前記注文データに指定された指値を基準とする監視価格を、前記第1の発注ステップで前記第1の取引市場に発注された売買注文を取り消す取消トリガとして第1のトリガ記憶手段に記憶させる第1のトリガ記憶ステップと、前記コンピュータシステムが、前記第1の発注手段により前記第1の取引市場に発注された売買注文の取消を、前記第2の注文情報に基づいて前記第2の取引市場に売買注文を発注する発注トリガとして第2のトリガ記憶手段に記憶させる第2のトリガ記憶ステップと、前記コンピュータシステムが、前記第2の取引市場における時価情報を記憶する時価情報記憶手段において、前記銘柄コードに対応する現値又は気配値が前記監視価格に合致するかを監視する第1のトリガ監視ステップと、前記コンピュータシステムが、前記第1の注文情報記憶手段において、前記第1の注文情報に注文状態として取消の完了が書き込まれたかを監視する第2のトリガ監視ステップと、前記コンピュータシステムが、前記第1のトリガ監視ステップで前記銘柄コードに対応する現値又は気配値が前記監視価格に合致したことが検知されると、前記第1の発注ステップで前記第1の取引市場に発注された売買注文を取り消すための取消データを前記第1の取引市場の取引執行システムに送信する注文取消ステップと、前記コンピュータシステムが、前記第1の取引市場の取引執行システムから取消処理の完了通知を受信すると、前記第1の注文情報記憶手段の第1の注文情報に注文状態として取消の完了を書き込む取消書込ステップと、前記コンピュータシステムが、前記第2のトリガ監視ステップで前記第1の注文情報に注文状態として取消の完了が書き込まれたことが検知されると、前記第2の注文情報記憶手段に記憶された第2の注文情報から生成された発注データを前記第2の取引市場の取引執行システムに送信する第2の発注ステップと、を有すること特徴とする。
また、本発明にかかる売買注文の発注制御方法は、前記コンピュータシステムが、前記第1の発注手段により前記第1の取引市場に発注された売買注文の約定を、前記第2の注文情報に注文状態として取消を書き込む取消トリガとして第3のトリガ記憶手段に記憶させる第3のトリガ記憶ステップと、前記コンピュータシステムが、前記第1の注文情報記憶手段において、前記第1の注文情報に注文状態として約定が書き込まれたかを監視する第3のトリガ監視ステップと、前記コンピュータシステムが、前記第3のトリガ監視ステップにおいて前記第1の注文情報に注文状態として約定が書き込まれたことが検知されると、前記第2の注文情報記憶手段の第2の注文情報に注文状態として取消を書き込む第2の取消書込ステップと、を有すること特徴とすることもできる。
さらに、本発明にかかる売買注文の発注制御方法は、前記コンピュータシステムが、前記第1の発注ステップで前記第1の取引市場に発注された売買注文を取り消す取消命令を前記端末から受け付ける取消命令受付ステップと、前記コンピュータシステムが、前記取消命令受付ステップで取消命令を受け付けると、前記売買注文を取り消すための取消データを前記第1の取引市場の取引執行システムに送信する第2の注文取消ステップと、前記コンピュータシステムが、前記取消命令受付ステップで取消命令を受け付けると、前記第2の注文情報記憶手段の第2の注文情報に注文状態として取消を書き込む第3の取消書込ステップと、を有すること特徴としてもよい。
本発明によって、証券会社等が注文者から受け付けた二の取引市場が指定された金融商品の売買委託注文に基づく売買注文を発注する際に、二重発注や二重約定を防止すると同時に約定の可能性を高めることが可能になる。本発明を、証券会社等が運営するPTSと東京証券取引所等の金融商品取引所の二の取引市場が指定された金融商品の売買委託注文に適用することによって、PTSの利便性を生かした多様なサービスを提供することが可能になる。
本発明を実施するための最良の形態について、図面を用いて以下に詳細に説明する。尚、以下では、本発明を証券会社において株式売買の発注を制御するコンピュータシステムに適用する一例について説明するが、本発明は以下に示した実施形態に限定されるものではない。
図1は、本発明による二の売買注文の発注制御方法の概要を示す図である。図2は、本発明にかかる売買注文発注制御装置の実施形態の概要を示す図である。図3は、本発明にかかる売買注文発注制御装置の構成を示すブロック図である。図4は、本発明を利用して売買注文を発注する際の顧客端末における注文入力画面の一例を示す図である。図5〜図8は、本発明にかかる売買注文発注制御装置によって、売買注文を受け付ける際の注文データベースとトリガデータベースの遷移の一例を示す、それぞれ第1〜第4の図である。図9〜図12は、本発明にかかる売買注文発注制御装置によって、発注した注文の取引市場を変更する際の注文データベースとトリガデータベースの遷移の一例を示す、それぞれ第1〜第4の図である。図13〜図15は、本発明にかかる売買注文発注制御装置によって、発注した注文が約定した際の注文データベースとトリガデータベースの遷移の一例を示す、それぞれ第1〜第3の図である。図16は、本発明にかかる売買注文発注制御装置において売買注文を受け付ける際の処理フローを示すフローチャートである。図17は、本発明にかかる売買注文発注制御装置における第1の売買注文の取消トリガの処理フローを示すフローチャートである。図18は、本発明にかかる売買注文発注制御装置における第2の売買注文の発注トリガの処理フローを示すフローチャートである。図19は、本発明にかかる売買注文発注制御装置における第2の売買注文の取消トリガの処理フローを示すフローチャートである。
図1を用いて、本発明による二の売買注文の発注制御方法の概要について説明する。本発明においては、証券会社が注文者である顧客から、PTSと金融商品取引所(以下「取引所」とする。)のように取引市場として2つの市場が指定された、株式等の金融商品の指値が指定された売買委託注文を受け付ける。受け付けた売買委託注文から、PTSに発注するための売買注文(注文1)と、取引所に発注するための売買注文(注文2)の2件の注文伝票が生成される。これらの2件の注文伝票には指定された銘柄、取引数量、指値などどちらにも同じ執行条件が書き込まれるが、取引市場のみがPTSと取引所で異なるものとなっている。
このうち、PTSに発注する注文1については、取引所における取引対象となる銘柄の時価を監視し、該銘柄の時価が指値を基準として設定された監視価格となった際に注文1を取り消す取消トリガが設定される。ここで設定される監視価格は、顧客が指定した指値そのものでもよいし、注文2への切換えの間に時価が変動する可能性を考慮して、指値から若干の幅を設けた価格を設定することとしてもよい。また、監視対象となる時価は、該銘柄の現値、気配値のいずれを対象にするものであってもよい。
一方、取引所に発注する注文2については、注文1の注文状態を監視し、注文1が取り消された際に注文2を発注する発注トリガが設定される。さらに、注文2について、注文1の注文状態を監視し、注文1が全約定した際に注文2を取り消す取消トリガを設定することとしてもよい。
注文1、注文2に上記のようなトリガを設定することにより、これらの注文の発注は次のように制御される。まず、生成された2つの注文伝票のうち、注文2のほうは待機状態に置かれ、注文1に基づく売買注文がPTSに発注される。ここで、PTSにおいて注文1が全約定する前に取引所における対象銘柄の時価が約定可能な価格になると、注文1の取消トリガに合致したことが検知され、注文1が取り消される。
続いて、注文2については発注トリガとして注文1の注文状態が監視されているので、注文1の取消完了によって注文2の発注トリガに合致したことが検知され、注文2が取引所に発注される。以上のように、本発明は、売買委託注文を受け付けると直ちにPTSに注文1を発注することによって約定機会を逸することが回避されるとともに、取引所において約定可能な状態となった場合は速やかに注文2への切換えが行われることによって、取引所での約定機会も逃さない仕組みとなっている。また、注文1の取消完了が確認された後に注文2が発注されるので、二重発注や二重約定を防止することもできる。
さらに、注文1がそのままPTSにおいて全約定した場合には、注文2の取消トリガに合致したことが検知されて、注文2の取消処理が行われる。注文2は待機状態にあるのでここでの取消処理は必須の要件ではないが、誤発注による二重約定を防止するためには、注文2の取消処理を行って待機状態を解消することが好ましい。
尚、以上説明した注文1と注文2について、PTSと取引所を逆に設定してもよいし、2つのPTS、あるいは2つの取引所を指定した売買委託注文に適用することとしてもよい。本発明では、約定可能なタイミングが同時となった場合には注文1の約定が優先することになるので、注文1をより取引条件のよい取引市場(証券会社の仲介手数料が安い取引市場等)に発注するよう設定されるものであることが好ましい。
図2は、本発明にかかる売買注文発注制御装置の実施形態の概要を示している。本発明にかかる売買注文発注制御装置は、顧客端末から受け付けた売買委託注文を取り次いで取引所システムやPTSに売買注文を発注する証券会社システムに備えられている。証券会社システムには、顧客から受け付けた売買委託注文の注文伝票等が記憶される注文データベース、取引所システムやPTSへの売買注文の発注や取消のトリガを注文伝票と関連付けて記憶するトリガデータベース、取引所システムやPTSから売買対象となる金融商品の時価情報を受信して記憶する時価情報データベースが備えられている。
顧客端末から発注された金融商品の売買委託注文に関するデータは、指定された二の取引市場(取引所とPTS)毎に生成された注文伝票として、注文データベースに記憶される。これらの注文伝票には、先に発注される注文1(以下の例では、PTSに発注される売買注文)には、注文2(取引所に発注される売買注文)を発注する取引市場における売買対象となる金融商品の時価(取引所の時価)を監視する取消トリガが設定され、トリガデータベースに記憶される。待機状態となる注文2には、注文データベースに注文1の取消が書き込まれることを監視する発注トリガと、注文データベースに注文1の全約定が書き込まれることを監視する取消トリガが設定され、トリガデータベースに記憶される。
二の注文伝票が注文データベースに記憶され、トリガデータベースにそれぞれの注文伝票のトリガが設定されると、注文1の発注データがPTSに送信される。以後、証券会社システムは、注文1の取消トリガとして時価データベースの取引所における売買対象となる金融商品の時価を監視し、所定の監視価格(売買委託注文に指定された指値を基準とする約定可能な価格)に合致したことが確認されると、注文1の取消指示をPTSに送信する。
取引所から注文1の取消通知を受信し、注文データベースに注文1の取消完了が書き込まれると、注文2の発注トリガに合致したことが検知され、注文データベースから注文2の注文伝票が読み出されて、注文2の発注データが取引所システムに送信される。
また、PTSに発注した注文1が全約定した場合には、証券会社システムはPTSから約定通知を受信し、注文データベースに注文1の全約定を書き込む。すると注文2の取消トリガに合致したことが検知され、注文データベースの注文2の注文伝票に、注文2の取消完了が書き込まれる。尚、注文1について、注文数量の一部のみが約定する一部約定の通知を受信した場合には、注文2の注文伝票には取消完了は書き込まれず、注文2の注文伝票に指定された注文数量が一部約定分を減じて更新される。
図3を用いて、本発明にかかる売買注文発注制御装置の構成について説明する。本発明にかかる売買注文発注制御装置は、顧客端末10から受け付けた売買委託注文を取り次いで取引所システム30やPTS40に売買注文を発注する、証券会社のサービスを提供する証券会社システム20に備えられている。証券会社システム20は、Webサーバ21、アプリケーションサーバ22、注文データベース23、トリガデータベース24、時価情報データベース25を含んで構成されている。
Webサーバ21は、顧客端末10に取引のための注文入力画面や情報提供等のためのWebページを表示させるとともに、顧客端末10に入力された売買委託注文にかかる注文データ等を受け付けて、注文処理を実行する勘定系の機能を備えたアプリケーションサーバ22に受け付けたデータを引き渡す。
アプリケーションサーバ22では、引き渡されたデータから注文伝票を生成して注文データベース23に記憶させるとともに、トリガデータベース24に必要なトリガの設定を行う。売買注文の発注や取消等の処理は、アプリケーションサーバ22により取引所システム30やPTS40に発注データ等を送信することによって行われる。発注や取消の完了、約定等の通知は取引所システム30やPTS40からアプリケーションサーバ22で受信し、注文データベース23に必要な情報が書き込まれる。
時価情報データベース25には、取引所システム30やPTS40、又は株価情報提供等のサービス事業者のシステムから受信した最新の金融商品の時価に関する情報が記憶され、顧客端末10に対して所定のタイミングで、又は顧客端末10からのリクエストに応じて時価情報が提供される。時価情報データベース25については、必ずしも証券会社システム20に備えられるものではなく、外部事業者のデータベースを利用するものであってもよい。また、時価情報データベース25は、必ずしも一般的なデータベース製品である必要はなく、 時価情報管理アプリケーションとして作成されたプログラムがメインメモリ等に展開、記憶された 時価に関する情報を取得し、時価情報のリクエストに応じて時価情報を提供できる場合も含む。
尚、Webサーバ21、アプリケーションサーバ22、注文データベース23、トリガデータベース24、時価情報データベース25の物理的なハードウエアの構成については特に限定されるものではなく、それぞれが複数台のコンピュータによって構成されていてもよいし、一台のコンピュータが複数の機能を担うよう構成されていてもよい。
アプリケーションサーバ22に備えられる注文処理部221、トリガ監視部222、時価管理部223は、いずれも機能的に特定されるものであって、各々の機能に対応するアプリケーションプログラムがアプリケーションサーバ22のメインメモリ等に読み出されて、CPUで演算処理が実行されることによって各々の機能が実現される。
注文処理部221は、Webサーバ21から引き渡された売買委託注文に関する注文データから注文伝票を生成して、注文データベース23に注文レコード231として記憶させる機能や、注文伝票に基づき取引所システム30やPTS40に発注データを送信して発注記録を注文データベース23の発注レコード232に記憶させる機能、取引所システム30やPTS40に売買注文の取消データを送信して取消記録を注文データベース23の発注レコード232に記憶させる機能、取引所システム30やPTS40から約定通知を受信して約定記録を注文データベース23の発注レコード232に記憶させる機能等を実現する。
トリガ監視部222は、トリガデータベース24に記憶された発注トリガや取消トリガに指定されたトリガ条件に従って、注文データベース23の発注レコード232や時価情報データベース25を監視する。発注トリガや取消トリガに指定されたトリガ条件に合致したことが検知されると、注文処理部221にトリガと関連付けられた売買注文の発注処理や取消処理を実行させる。
時価管理部223は、取引所システム30やPTS40等から受信した最新の金融商品の時価に関する情報を時価情報データベース25に記憶させる処理や、顧客端末10に時価情報を送信する処理を実行する。
注文データベース23の構成には、注文レコード231と発注レコード232が記憶されている。注文レコード231は原則として顧客から受け付けた売買委託注文毎に設けられ、売買委託注文に指定された銘柄コード、執行条件、注文数量、注文期限等に関するデータが記憶されている。但し、本発明の対象となる二の取引市場が指定された売買委託注文については、取引市場毎に注文伝票が生成されて2件の注文レコード231が記憶される。発注レコード232は注文レコード231と注文コードをキーに関連付けられていて、各々の注文について受付、発注、約定等に関するデータが記憶されている。但し、注文データベース23における注文データの管理は、注文レコード231と発注レコード232を設ける方法に限定されるものではない。
以上の構成を前提として、本発明にかかる売買注文発注制御装置において売買注文を受け付ける際の処理フローについて、図4の注文入力画面、図5〜図8の注文データベースとトリガデータベースの遷移、図16のフローチャートを用いて説明する。
顧客端末10から株式の売買委託注文を発注する顧客は、図4に示したような注文入力画面に取引を行なう銘柄の銘柄コード、注文数量、成行・指値の別等の注文データを入力し、あわせて取引市場を選択する。選択した市場を含む注文データは、インターネットを介してWebサーバ21に送信される。以下では、東京(証券取引所)1部とPTSを選択(顧客はいずれかの取引市場で執行条件に合致すれば取引を行なうことを意図して該選択を行う)し、銘柄コード8703、注文数量2株、執行条件に指値120,000円を指定した例について説明する。
顧客端末10に入力された注文データをWebサーバ21が受信すると、アプリケーションサーバ22で注文処理部221が起動されて、この注文データが受け付けられる(図16のS01)。受け付けた注文データに二の取引市場が指定されていない場合は通常の注文処理が行われるが、二の取引市場が指定されている場合は以下の処理が行われる(S02)。
まず、受け付けた注文データから2件の注文伝票を生成する(S03)。図5は、注文データから2件の注文伝票が生成される例を示したものであるが、同じ執行条件について取引市場にPTSと取引所(東京1部)を指定した2件の注文レコードが生成されて、注文レコード231として注文データベース23に記憶される。
取引市場にPTSを指定した注文1(注文コード;080410001−1)については、取消トリガを設定する(S04)。図6は、注文1の受付情報を注文レコード231と注文コードをキーに関連付けられた発注レコード232に記憶させるとともに、トリガデータベース24に注文コードをキーに注文1の取消トリガを関連付けて設定した例を示したものである。取消トリガには、取引所(東京1部)において対象銘柄(銘柄コード;8703)の時価が指値の120,000円になることが、注文1を取り消す条件として指定されている。
尚、ここで取消トリガに指定する監視価格が指値と同一金額には限られず、早めに取引所への注文に切り換えるように121,000円と設定したり、確実に約定できるように119,000円と設定したりしてもよい。また、監視対象となる時価は、対象銘柄の銘柄コードに対応する株価データの現値に限られず、気配値(買い注文の場合は売り気配、売り注文の場合は買い気配)としてもよい。
取引市場に取引所(東京1部)を指定した注文2(注文コード;080410001−2)については、発注トリガと取消トリガを設定する(S05)。図7は、注文2の受付情報を注文レコード231と注文コードをキーに関連付けられた発注レコード232に記憶させるとともに、トリガデータベース24に注文コードをキーに注文2の発注トリガと取消トリガを関連付けて設定した例を示したものである。発注トリガには、注文1が取り消されたこと、すなわち注文1の発注レコード232に取消完了が書き込まれたことが、注文2を発注する条件として指定されている。取消トリガには、注文1が全約定したこと、すなわち注文1の発注レコード232に全約定が書き込まれたことが、注文2を取り消す条件として指定されている。
以上のように、トリガデータベース24に注文1と注文2についてそれぞれ所定のトリガが設定されると、注文1の発注処理が行われる(S06)。具体的には、注文1の注文レコード231に記憶された注文伝票から注文処理部221で所定の発注データを生成し、PTS40に送信する。一方、注文2については注文レコード231に注文待機を示すフラグが記録されて、待機状態に設定される(S07)。
図8は、注文1を発注し、注文2を待機させた状態の注文データベース23の一例を示したものである。注文1の発注レコード232には、売買注文の受付に続いて発注の記録として、発注データを送信した時刻(受付時刻)とPTS40から発注データの受付通知を受信した時刻(更新時刻)が記録され、該受付通知をもって発注完了となる。一方、注文2の注文レコード231には、注文待機を示すフラグが記録される。
以上のように売買注文の受付処理が行われた後の、本発明にかかる売買注文発注制御装置における注文1の取消トリガと注文2の発注トリガの処理フローについて、図9〜図12の注文データベースとトリガデータベースの遷移、図17と図18のフローチャートを用いて説明する。
図17のフローチャートは、注文1の取消トリガの処理フローを示している。注文1の取消トリガが設定されると、トリガ監視部222が起動されて、時価情報データベース25において取引所(東京1部)における対象銘柄(銘柄コード;8703)の時価がトリガ条件に指定された設定値(120,000円)になるかを監視する(S11)。時価が設定値(120,000円)になったことが検知されると(S12)、注文処理部221が起動されて注文1の取消処理が行われる(S13)。
図9では、注文1と関連付けられた取消トリガのトリガ条件に合致したことが検知されている。取消トリガの合致により注文1の取消処理が行われるが、図10のように、注文1の発注レコード232には取消指示データをPTS40に送信した時刻(受付時刻)とPTS40から取消指示データの受付通知を受信した時刻(更新時刻)が記録され、該受付通知をもって取消完了となる。
図18のフローチャートは、注文2の発注トリガの処理フローを示している。注文2の発注トリガが設定されると、トリガ監視部222が起動されて、注文データベース23において注文1の注文レコード231又は発注レコード232に取消完了が書き込まれることを監視する(S21)。取消完了が書き込まれたことが検知されると(S22)、注文処理部221が起動されて注文2の発注処理が行われる(S23)。
図11では、注文2と関連付けられた発注トリガのトリガ条件である注文1の取消完了が、注文レコード231又は発注レコード232への取消完了の書き込みによって検知されている。発注トリガの合致により注文2の発注処理が行われるが、図12のように、注文2の発注レコード232には発注データをPTS40に送信した時刻(受付時刻)とPTS40から発注データの受付通知を受信した時刻(更新時刻)が記録され、該受付通知をもって発注完了となる。
以上に説明したように、受け付けた売買委託注文に基づいて注文1がPTSに発注されるので、PTSにおいて指定された指値での取引が可能になった際には、確実に注文を執行することができるが、さらに、PTSでの約定前に取引所(東京1部)において指定された指値での取引が可能になった際には注文2を取引所(東京1部)に発注するので、取引所(東京1部)における約定機会を逸することも回避することができる。また、注文2の発注は注文1の取消完了を待って行われるので、二重発注や二重約定を防止することもできる。
次に、売買注文の受付処理が行われた後の、本発明にかかる売買注文発注制御装置における注文2の取消トリガの処理フローについて、図13〜図15の注文データベースとトリガデータベースの遷移、図19のフローチャートを用いて説明する。
図19のフローチャートは、注文2の取消トリガの処理フローを示している。注文2の取消トリガが設定されると、トリガ監視部222が起動されて、注文データベース23において注文1の注文レコード231又は発注レコード232に全約定が書き込まれることを監視する(S31)。全約定が書き込まれたことが検知されると(S32)、注文処理部221が起動されて注文2の取消処理が行われる(S33)。
図13では、注文1が全約定して、注文1の発注レコード232にはPTS40から約定通知を受信した時刻(更新時刻)が記録されている。あわせて、注文1の注文レコード231では、注文中の数量が0となり、約定数量が2に更新されている。
図14では、注文2と関連付けられた取消トリガのトリガ条件である注文1の全約定が、注文レコード231又は発注レコード232への全約定の書き込みによって検知されている。取消トリガの合致により注文2の取消処理が行われるが、図15のように、注文2の発注レコード232には取消指示データをPTS40に送信した時刻(受付時刻)とPTS40から取消指示データの受付通知を受信した時刻(更新時刻)が記録され、該受付通知をもって取消完了となる。
尚、注文1は取消トリガによる自動的な取消処理の他に、注文中の状態において顧客の指示によって取り消される場合がある。この場合は、顧客端末10から注文1の取消命令を受信すると、注文処理部221が起動されて注文1の取消処理が行われることになるが、待機状態にある注文2についても誤発注防止のためには取消処理を行っておくことが好ましい。
そのために、注文1と注文2を注文コード等によって関連付けておいて(例えば、図5の例であれば、注文1と注文2の注文レコードは注文コードの「080410001」の部分を共通にすることによって関連付けることができる)、顧客端末10から注文1の取消命令を受信したことが検出されると、注文処理部221では取消命令を受けた注文1の取消処理と併せて、注文1と関連付けられた注文2についても取消処理を行う(発注レコード232に取消を記録し、注文レコード231の注文状態を取消に交信する)よう設定しておくことが好ましい。
本発明による二の売買注文の発注制御方法の概要を示す図である。 本発明にかかる売買注文発注制御装置の実施形態の概要を示す図である。 本発明にかかる売買注文発注制御装置の構成を示すブロック図である。 本発明を利用して売買注文を発注する際の顧客端末における注文入力画面の一例を示す図である。 本発明にかかる売買注文発注制御装置によって、売買注文を受け付ける際の注文データベースとトリガデータベースの遷移の一例を示す第1の図である。 本発明にかかる売買注文発注制御装置によって、売買注文を受け付ける際の注文データベースとトリガデータベースの遷移の一例を示す第2の図である。 本発明にかかる売買注文発注制御装置によって、売買注文を受け付ける際の注文データベースとトリガデータベースの遷移の一例を示す第3の図である。 本発明にかかる売買注文発注制御装置によって、売買注文を受け付ける際の注文データベースとトリガデータベースの遷移の一例を示す第4の図である。 本発明にかかる売買注文発注制御装置によって、発注した注文の取引市場を変更する際の注文データベースとトリガデータベースの遷移の一例を示す第1の図である。 本発明にかかる売買注文発注制御装置によって、発注した注文の取引市場を変更する際の注文データベースとトリガデータベースの遷移の一例を示す第2の図である。 本発明にかかる売買注文発注制御装置によって、発注した注文の取引市場を変更する際の注文データベースとトリガデータベースの遷移の一例を示す第3の図である。 本発明にかかる売買注文発注制御装置によって、発注した注文の取引市場を変更する際の注文データベースとトリガデータベースの遷移の一例を示す第4の図である。 本発明にかかる売買注文発注制御装置によって、発注した注文が約定した際の注文データベースとトリガデータベースの遷移の一例を示す第1の図である。 本発明にかかる売買注文発注制御装置によって、発注した注文が約定した際の注文データベースとトリガデータベースの遷移の一例を示す第2の図である。 本発明にかかる売買注文発注制御装置によって、発注した注文が約定した際の注文データベースとトリガデータベースの遷移の一例を示す第3の図である。 本発明にかかる売買注文発注制御装置において売買注文を受け付ける際の処理フローを示すフローチャートである。 本発明にかかる売買注文発注制御装置における第1の売買注文の取消トリガの処理フローを示すフローチャートである。 本発明にかかる売買注文発注制御装置における第2の売買注文の発注トリガの処理フローを示すフローチャートである。 本発明にかかる売買注文発注制御装置における第2の売買注文の取消トリガの処理フローを示すフローチャートである。
符号の説明
10 顧客端末
20 証券会社システム
21 Webサーバ
22 アプリケーションサーバ
221 注文処理部
222 トリガ監視部
223 時価管理部
23 注文データベース
231 注文レコード
232 発注レコード
24 トリガデータベース
25 時価情報データベース
30 取引所システム
40 PTS

Claims (6)

  1. 注文者から受け付けた二の取引市場が指定された金融商品の売買委託注文に基づく売買注文の発注を制御する売買注文発注制御装置であって、
    売買する金融商品の銘柄コードと、売買注文を発注する取引市場として第1の取引市場及び第2の取引市場と、執行条件の指値とが少なくとも指定された売買委託注文に関する注文データを注文者の操作する端末から受け付ける注文受付手段と、
    前記注文データから生成された前記第1の取引市場を発注する取引市場に指定した第1の注文情報を記憶する第1の注文情報記憶手段と、
    前記第1の注文情報記憶手段に記憶された第1の注文情報から生成された発注データを前記第1の取引市場の取引執行システムに送信する第1の発注手段と、
    前記注文データから生成された前記第2の取引市場を発注する取引市場に指定した第2の注文情報を記憶する第2の注文情報記憶手段と、
    前記注文データに指定された指値を基準とする監視価格を、前記第1の発注手段により前記第1の取引市場に発注された売買注文を取り消す取消トリガとして記憶する第1のトリガ記憶手段と、
    前記第1の発注手段により前記第1の取引市場に発注された売買注文の取消を、前記第2の注文情報に基づいて前記第2の取引市場に売買注文を発注する発注トリガとして記憶する第2のトリガ記憶手段と、
    前記第2の取引市場における時価情報を記憶する時価情報記憶手段において、前記銘柄コードに対応する現値又は気配値が前記監視価格に合致するかを監視する第1のトリガ監視手段と、
    前記第1の注文情報記憶手段において、前記第1の注文情報に注文状態として取消の完了が書き込まれたかを監視する第2のトリガ監視手段と、
    前記第1のトリガ監視手段において前記銘柄コードに対応する現値又は気配値が前記監視価格に合致したことが検知されると、前記第1の発注手段により前記第1の取引市場に発注された売買注文を取り消すための取消データを前記第1の取引市場の取引執行システムに送信する注文取消手段と、
    前記第1の取引市場の取引執行システムから取消処理の完了通知を受信すると、前記第1の注文情報記憶手段の第1の注文情報に注文状態として取消の完了を書き込む取消書込手段と、
    前記第2のトリガ監視手段において前記第1の注文情報に注文状態として取消の完了が書き込まれたことが検知されると、前記第2の注文情報記憶手段に記憶された第2の注文情報から生成された発注データを前記第2の取引市場の取引執行システムに送信する第2の発注手段と、
    を備えること特徴とする売買注文発注制御装置。
  2. 前記第1の発注手段により前記第1の取引市場に発注された売買注文の全約定を、前記第2の注文情報に注文状態として取消を書き込む取消トリガとして記憶する第3のトリガ記憶手段と、
    前記第1の注文情報記憶手段において、前記第1の注文情報に注文状態として全約定が書き込まれたかを監視する第3のトリガ監視手段と、
    前記第3のトリガ監視手段において前記第1の注文情報に注文状態として全約定が書き込まれたことが検知されると、前記第2の注文情報記憶手段の第2の注文情報に注文状態として取消を書き込む第2の取消書込手段と、
    を備えること特徴とする請求項1記載の売買注文発注制御装置。
  3. 前記第1の発注手段により前記第1の取引市場に発注された売買注文を取り消す取消命令を前記端末から受け付ける取消命令受付手段と、
    前記取消命令受付手段が取消命令を受け付けると、前記売買注文を取り消すための取消データを前記第1の取引市場の取引執行システムに送信する第2の注文取消手段と、
    前記取消命令受付手段が取消命令を受け付けると、前記第2の注文情報記憶手段の第2の注文情報に注文状態として取消を書き込む第3の取消書込手段と、
    を備えること特徴とする請求項1又は2記載の売買注文発注制御装置。
  4. 注文者から受け付けた二の取引市場が指定された金融商品の売買委託注文に基づく売買注文の発注を制御する売買注文の発注制御方法であって、
    前記売買委託注文を取次ぐコンピュータシステムが、売買する金融商品の銘柄コードと、売買注文を発注する取引市場として第1の取引市場及び第2の取引市場と、執行条件の指値とが少なくとも指定された売買委託注文に関する注文データを注文者の操作する端末から受け付ける注文受付ステップと、
    前記コンピュータシステムが、前記注文データから生成された前記第1の取引市場を発注する取引市場に指定した第1の注文情報を第1の注文情報記憶手段に記憶させる第1の注文情報記憶ステップと、
    前記コンピュータシステムが、前記第1の注文情報記憶手段に記憶された前記第1の注文情報から生成された発注データを前記第1の取引市場の取引執行システムに送信する第1の発注ステップと、
    前記コンピュータシステムが、前記注文データから生成された前記第2の取引市場を発注する取引市場に指定した第2の注文情報を第2の注文情報記憶手段に記憶させる第2の注文情報記憶ステップと、
    前記コンピュータシステムが、前記注文データに指定された指値を基準とする監視価格を、前記第1の発注ステップで前記第1の取引市場に発注された売買注文を取り消す取消トリガとして第1のトリガ記憶手段に記憶させる第1のトリガ記憶ステップと、
    前記コンピュータシステムが、前記第1の発注手段により前記第1の取引市場に発注された売買注文の取消を、前記第2の注文情報に基づいて前記第2の取引市場に売買注文を発注する発注トリガとして第2のトリガ記憶手段に記憶させる第2のトリガ記憶ステップと、
    前記コンピュータシステムが、前記第2の取引市場における時価情報を記憶する時価情報記憶手段において、前記銘柄コードに対応する現値又は気配値が前記監視価格に合致するかを監視する第1のトリガ監視ステップと、
    前記コンピュータシステムが、前記第1の注文情報記憶手段において、前記第1の注文情報に注文状態として取消の完了が書き込まれたかを監視する第2のトリガ監視ステップと、
    前記コンピュータシステムが、前記第1のトリガ監視ステップで前記銘柄コードに対応する現値又は気配値が前記監視価格に合致したことが検知されると、前記第1の発注ステップで前記第1の取引市場に発注された売買注文を取り消すための取消データを前記第1の取引市場の取引執行システムに送信する注文取消ステップと、
    前記コンピュータシステムが、前記第1の取引市場の取引執行システムから取消処理の完了通知を受信すると、前記第1の注文情報記憶手段の第1の注文情報に注文状態として取消の完了を書き込む取消書込ステップと、
    前記コンピュータシステムが、前記第2のトリガ監視ステップで前記第1の注文情報に注文状態として取消の完了が書き込まれたことが検知されると、前記第2の注文情報記憶手段に記憶された第2の注文情報から生成された発注データを前記第2の取引市場の取引執行システムに送信する第2の発注ステップと、
    を有すること特徴とする売買注文の発注制御方法。
  5. 前記コンピュータシステムが、前記第1の発注手段により前記第1の取引市場に発注された売買注文の全約定を、前記第2の注文情報に注文状態として取消を書き込む取消トリガとして第3のトリガ記憶手段に記憶させる第3のトリガ記憶ステップと、
    前記コンピュータシステムが、前記第1の注文情報記憶手段において、前記第1の注文情報に注文状態として全約定が書き込まれたかを監視する第3のトリガ監視ステップと、
    前記コンピュータシステムが、前記第3のトリガ監視ステップにおいて前記第1の注文情報に注文状態として全約定が書き込まれたことが検知されると、前記第2の注文情報記憶手段の第2の注文情報に注文状態として取消を書き込む第2の取消書込ステップと、
    を有すること特徴とする請求項4記載の売買注文の発注制御方法。
  6. 前記コンピュータシステムが、前記第1の発注ステップで前記第1の取引市場に発注された売買注文を取り消す取消命令を前記端末から受け付ける取消命令受付ステップと、
    前記コンピュータシステムが、前記取消命令受付ステップで取消命令を受け付けると、前記売買注文を取り消すための取消データを前記第1の取引市場の取引執行システムに送信する第2の注文取消ステップと、
    前記コンピュータシステムが、前記取消命令受付ステップで取消命令を受け付けると、前記第2の注文情報記憶手段の第2の注文情報に注文状態として取消を書き込む第3の取消書込ステップと、
    を有すること特徴とする請求項4又は5記載の売買注文の発注制御方法。
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