JP2009263992A - Rain chain - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、複数の鎖樋素体を上下方向に配設し、軒樋から排水される雨水を鎖樋素体を伝って流下させるようにした鎖樋に関するものである。 The present invention relates to a chain rod in which a plurality of chain rods are arranged in the vertical direction so that rainwater drained from the eaves can flow down along the chain rods.
従来から、軒樋から排水される雨水を鎖樋素体を伝って流下させるようにした鎖樋が知られている。 2. Description of the Related Art Conventionally, a chain rod that allows rainwater drained from an eave wall to flow down through a chain rod is known.
従来の鎖樋としては、例えば輪状をした鎖樋素体を鎖状に繋いだものがある。この鎖状をした鎖樋は、輪状をした鎖樋素体を輪同士が上下にクロスするように通して上下に繋ぐことで構成してある。 As a conventional chain rod, for example, there is one in which ring-shaped chain rods are connected in a chain shape. This chain-shaped chain rod is configured by passing a ring-shaped chain rod body vertically so as to cross each other vertically.
また、鎖樋素体として筒体の上下に逆U字状をした上繋ぎ部とU字状をした下繋ぎ部とを突出し、上下の鎖樋素体をU字状をした下繋ぎ部と逆U字状をした上繋ぎ部とをクロスするように通して上下に繋ぐことで鎖樋を構成したものが特許文献1等により知られている。
Moreover, the upper joint part which carried out the reverse U-shape on the upper and lower sides of the cylinder as a chain element, and the lower joint part which carried U-shape protruded, and the lower joint part which carried the U-shape on the upper and lower chain element bodies,
一般の縦樋は、筒状をしていて雨水が流下するのが見えないようにしているが、上記した鎖樋は、軒樋から排水される雨水を鎖樋素体を伝って流下する様子を見せることで、筒状の縦樋にはない趣のあるものとすることができるという特徴を有している。 The general downpipe has a cylindrical shape that prevents rainwater from flowing down, but the above-mentioned chain fence flows down the rainwater drained from the eaves along the chain element. By showing, it has the characteristic that it can be made into a quaint thing which is not in a cylindrical downspout.
しかしながら、上記いずれの従来例の鎖樋も、雨水が単純に鎖樋素体を伝って流下する様子を見せるだけの機能しかなかった。このため、鎖樋としての「見せるという機能(鎖樋素体を伝って流下する様子を見せるという機能)」がマンネリ化しており、商品価値の高い鎖樋を提供できないのが現状であり、鎖樋のもつ「見せるという機能」を更に発展させる商品を開発することが強く望まれている。
本発明は上記の従来の問題点に鑑みて発明したものであって、鎖樋素体を雨水の流水力により回転させる機能を備えることで、従来の鎖樋にはない新しい「見せる機能」を備え、しかも、雨水の流水力で鎖樋素体を回転させるものにおいて、鎖樋素体の回転時における水しぶきの飛散を防止して、付近の人や外壁等に水しぶきがかからないようにできる鎖樋を提供することを課題とするものである。 The present invention has been invented in view of the above-described conventional problems, and has a function of rotating a chain element by a flowing water force of rainwater, thereby providing a new “showing function” that is not found in a conventional chain chain. In addition, the chain rod that rotates the chain element with the flowing water of rainwater can prevent splashing of the splash when the chain rod body rotates, and can prevent splashing of nearby people and outer walls. It is a problem to provide.
本発明は、複数の鎖樋素体1を上下方向に配設した鎖樋2である。そして、本発明は、鎖樋素体1を軸体3に対して回転自在に取付け、上下に開口した筒体4内に雨水の流水力を受けて該筒体4を回転させるための回転翼部5を設けて鎖樋素体1を構成し、筒体4内に設けた回転翼部5の上端を筒体4の上端よりも下方に引き込んだ位置に位置させて成ることを特徴とするものである。
The present invention is a
このような構成とすることで、上の鎖樋素体1の筒体4の下開口8から流下した雨水が、下の鎖樋素体1の筒体4の上開口6から筒体4内に流入して筒体4内に設けた回転翼部5で受けて鎖樋素体1を回転させることができ、このように雨水の流水力により鎖樋素体1が回転することで、従来の鎖樋2では発揮できなかった新しい見せる機能を備えた鎖樋2を提供できる。しかも、鎖樋素体1を回転させるに当って、鎖樋素体1に作用する雨水の流水力を利用して回転させるものであるから鎖樋2の構成が簡略化できる。更に、筒体4内に設けた回転翼部5の上端を筒体4の上端よりも下方に引き込んだ位置に位置させているので、上の鎖樋素体1の筒体4の下開口8から流下した雨水が、下の鎖樋素体1の筒体4の上開口6から筒体4内に流入して筒体4内に設けた回転翼部5で受けて鎖樋素体1を回転させる際に、回転翼部5で受けた流下水が鎖樋素体1の上開口6から外に飛散するのが抑制される。
With such a configuration, the rainwater flowing from the
また、筒体4の上開口6の縁部の内縁及び外縁を面取りしてあることが好ましい。
Moreover, it is preferable that the inner edge and the outer edge of the edge part of the
上から流下して雨水が鎖樋素体1の筒体4の内壁の上部又は回転翼部5の上部に当って、内壁に沿って上にさかのぼっても、筒体4の上開口6の縁部の内縁及び外縁を面取りしてあるので、上開口6の縁部の内縁及び外縁の面取り部分に沿って流れて筒体4の外面に沿って下方に流下することになり、外に飛散して飛び出すのが防止できる。
Even if rain water flows down from above and hits the upper part of the inner wall of the
また、筒体4の上開口6の縁部に内側に向けて内鍔部7を突設し、筒体4の上開口6よりも筒体4の下開口8を小さく形成してあることが好ましい。
Further, the
このような構成とすることで、上の筒体4の下開口8から流下した雨水が、下の鎖樋素体1の筒体4の上開口6から筒体4内に流入して筒体4の内壁の上部又は回転翼部5の上部に当って、内壁に沿って上にさかのぼっても、筒体4の上開口6の縁部に内側に向けて突設した内鍔部7により雨水が外に飛散するのを防止できる。
With such a configuration, rainwater flowing down from the
本発明は、上記のように鎖樋素体を軸体に対して回転自在に取付け、上下に開口した筒体内に雨水の流水力を受けて該筒体を回転させるための回転翼部を設けて鎖樋素体を構成しているので、雨水の流水力により鎖樋素体が回転する様子を見せるという機能を備えていることになり、簡単な構成で従来の鎖樋にはないまったく新しい「見せる機能」を備えた商品価値の高い鎖樋を提供できる。また、雨水の流水力を受けて筒体を回転させるための回転翼部の上端を筒体の上端よりも下方に引き込んだ位置に位置させてあるので、雨水の流水力を回転翼で受けて回転するようにしたにもかかわらず、鎖樋素体の回転時における水しぶきの飛散を防止して、付近の人や外壁等に水しぶきがかからないようにできる。 As described above, the present invention provides a rotating blade portion for rotating the cylindrical body by receiving a flowing force of rainwater in a cylindrical body that is opened up and down, and is attached to the shaft body so as to be rotatable. Since it has a chain structure, it has a function to show how the chain element rotates by the flowing water of rainwater, and it has a simple structure and is completely new to the conventional chain. It is possible to provide a chain with high commercial value that has a “show function”. In addition, since the upper end of the rotary wing for rotating the cylinder under the rainwater flow force is located at a position drawn below the upper end of the cylinder, the rainwater flow force is received by the rotor blade. In spite of the rotation, it is possible to prevent splashes from splashing when the chain element rotates, and to prevent the nearby person and the outer wall from being splashed.
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基いて説明する。 Hereinafter, the present invention will be described based on embodiments shown in the accompanying drawings.
本発明の鎖樋2は複数の鎖樋素体1を上下方向に隙間9を介して配設したものであり、上端を軒樋に接続して軒樋から流下する雨水を鎖樋素体1を伝って次々と流下させるようにするためのものである。
The
本発明においては、鎖樋2を構成する全部の鎖樋素体1又は一部の鎖樋素体1が軸体3に対して回転自在となっている。
In the present invention, all the
図1乃至図3には本発明の一実施形態が示してあり、本実施形態においては、上下に開口した筒体4内に雨水の流水力を受けて該筒体4を回転させるための回転翼部5を設けて鎖樋素体1を構成し、該鎖樋素体1に軸体3が回転自在に取付け、軸体3に繋ぎ部10を設け、上下の鎖樋素体1を繋ぎ部10で繋ぐことで、上下方向に複数の鎖樋素体1を配設した鎖樋2を構成した例が示してある。
FIG. 1 to FIG. 3 show an embodiment of the present invention. In this embodiment, rotation for rotating the
実施形態では、上下が開口した横断面角形状又は円形状をした筒体4内に筒体4とは別体の回転翼部5を取付けて鎖樋素体1を構成した例が示してある。このように、別体の筒体4と回転翼部5とを組み立てて鎖樋素体1を構成することで、回転翼部5が複雑な形状であっても合成樹脂により簡単に成形することができる。
In the embodiment, there is shown an example in which the
筒体4は下開口8が上開口6よりも小さいもので、筒体4の横断面形状が上から下に行くほど次第に小さくなるように形成してある。筒体4の壁部の内面には上開口6の開口縁よりも一定寸法下方に引き込んだ位置に係止突起11が突設してある。
The
回転翼部5は中心軸部12の周部に放射状に羽根部13を突設して構成してあり、羽根部13は中心軸部12を中心に螺旋形状となるようにねじってある。また各羽根部13の突出側端は筒体4の壁部の内面に沿うように壁部の内面の傾斜と同じ傾斜となっている。また、中心軸部12には上下に貫通する孔18が設けてある。
The
回転翼部5を筒体4の上開口6から嵌め込んで複数の羽根部13の突出側端を筒体4の壁部の内面に当接すると共に各羽根部13の上端を係止突起11に係止することで回転翼部5を筒体4内に内装するものであり、この状態で、回転翼部5の上端の位置が筒体4の上端よりも一定寸法(図1において寸法Lで示す)下方に引き込んだ位置となり、中心軸部12は筒体4の中心軸と同軸となる。
The
軸体3は上軸部14と下軸部15とに上下に分割してあり、上軸部14の上端部及び下軸部15の下端部にそれぞれ繋ぎ部10が設けてある。また、上軸部14の下端部には連結部16が設けてあり、下軸部15の上端部には被連結部17が設けてある。
The
上軸部14乃至下軸部15の一方又は両方を鎖樋素体1の中心軸部12の孔18に遊挿すると共に、連結部16と被連結部17とを連結するものであり、これにより上軸部14と下軸部15とで構成する軸体3に対して鎖樋素体1を回転自在とするものである。下軸部15には中心軸部12の下端部が落下するための落下防止部19が設けてある。
One or both of the
上記のように軸体3に回転自在となった複数の鎖樋素体1を、繋ぎ部10で上下に繋ぐことで鎖樋2を形成するものである。
As described above, the
筒状をした鎖樋素体1の上開口6から鎖樋素体1内に雨水が流入すると、雨水は中心軸部12周りに形成した螺旋状をした回転翼部5の傾斜面に当って回転翼部5上を螺旋流となって流下するものであるが、この際、上開口6から回転翼部5の傾斜面に図2の矢印イのように当ることで回転翼部5が軸体3を中心に回転する力が作用し、また、螺旋状となった回転翼部5に沿って雨水が螺旋流となって鎖樋素体1内を流れることで、鎖樋素体1を更に回転する力が作用し、これにより鎖樋素体1が軸体3を中心に図2の矢印ロのように回転する。
When rainwater flows into the
このように鎖樋素体1を回転させながら自身も螺旋流となった雨水は筒体4の下開口8から下方に螺旋流となって流下し、隙間9を介して下に位置する別の鎖樋素体1の上開口6内に流下する。
In this way, the rainwater that has become a spiral flow itself while rotating the
下に位置する別の鎖樋素体1の上開口6から流下した雨水は上記と同様に螺旋状をした回転翼部5の傾斜面に当って回転翼部5上を螺旋流となって流下するものであり、これにより上記と同様にして下の鎖樋素体1が軸体3を中心に回転する。
The rainwater flowing down from the
同様にして次々と、下の鎖樋素体1が軸体3を中心にして回転することで、全ての鎖樋素体1を回転することができる。
Similarly, all the
この実施形態においては、上記のように雨水が流れると、雨水の流水力により鎖樋素体1が回転する様子が見え、また、上下の鎖樋素体1間の隙間9においては雨水が螺旋流となって流れる様子が見える。これにより、従来の鎖樋素体1が回転せず、また、鎖樋素体1間の隙間9においては雨水が真っ直ぐ流れる様子しか見えないものに比べて、従来の鎖樋2では現出できなかった、雨水の動き、鎖樋素体1の動きを現出できることになる。
In this embodiment, when rainwater flows as described above, it can be seen that the
上記のように、雨水の流水力を利用して鎖樋素体1を回転させるのであるが、回転する上の鎖樋素体1の下開口8から螺旋状をした流れとなって雨水が流下して、下に位置する回転する鎖樋素体1の上開口6から下に位置する鎖樋素体1内に流入するのであるが、鎖樋素体1を回転するには傾斜した回転翼部5の傾斜面に対して上から流下する雨水が交差するように衝突させる必要があり、このため、上開口6から流下した雨水が回転翼部5の傾斜面に衝突し、その衝突の力で鎖樋素体1が回転する際、水が飛散するおそれがある。
As described above, the
しかしながら、本発明においては、筒体4内に設けた回転翼部5の上端を筒体4の上端よりも下方に引き込んだ位置に位置させてあるので、上の鎖樋素体1の筒体4の下開口8から流下した雨水を、下の鎖樋素体1の筒体4の上開口6から筒体4内に流入して筒体4内に設けた回転翼部5で受けて鎖樋素体1を回転させる際に、回転翼部5で受けた流下水が鎖樋素体1の上開口6を越えて外に飛散するのが抑制されることになる。
However, in the present invention, the upper end of the
ここで、鎖樋素体1の上開口6より一定下方に引き込んだ位置に位置する回転翼部5に衝突することで鎖樋素体1の上開口6より一定下方に引き込んだ位置で飛散した水しぶきの一部が筒体4の内壁の上部又は回転翼部5の上部に当って、内壁に沿って上にさかのぼったりすることがあるが、図4に示すように、筒体4の上開口6の縁部の内縁及び外縁を面取りして面取り部20を形成しておくと、壁部をさかのぼった雨水が上開口6の縁部の内縁及び外縁の面取り部分に沿って流れて筒体4の外面に沿って下方に流下することになり、外に飛散して飛び出すのが防止できる。
Here, by colliding with the
図5には本発明の更に他の実施形態が示してあり、本実施形態においては、筒体4の上開口6の縁部に内側に向けて内鍔部7を突設してある。本実施形態においては、上開口6の大きさは内鍔部7により囲まれた部分であるが、本実施形態においても上開口6は下開口8よりも大きく、したがって、上の鎖樋素体1の下開口8から流下した雨水は下の鎖樋素体1の上開口6からスムーズ流入するようになっている。
FIG. 5 shows still another embodiment of the present invention. In this embodiment, an
この実施形態においては、筒体4の上開口6の縁部に内側に向けて内鍔部7を突設してあるので、上の筒体4の下開口8から流下した雨水が、下の鎖樋素体1の筒体4の上開口6から筒体4内に流入して筒体4の内壁の上部又は回転翼部5の上部に当って、内壁に沿って上にさかのぼっても、筒体4の上開口6の縁部に内側に向けて突設した内鍔部7により雨水が外に飛散するのを防止することができる。
In this embodiment, since the
図1、図2に示す前述の実施形態においては、上下方向に配置した複数の鎖樋素体1の回転翼部5における螺旋の巻き方向を同じ方向とした例を示しており、この例の場合は、雨水の流下力により複数の鎖樋素体1を同一方向に回転させながら排水する鎖樋2であるが、複数の鎖樋素体1のうち回転翼部5における螺旋の巻き方向が一方向となったものと、逆方向となったものを混在させることで、雨水の流下力により一方向に回転する鎖樋素体1と、反対方向に回転する鎖樋素体1とが混在した鎖樋2を構成するようにしてもよく、この実施形態においては、よりいっそう従来の鎖樋2では現出できなかった雨水の動き、鎖樋素体1の動きを現出できることになる。
In the above-described embodiment shown in FIG. 1 and FIG. 2, an example in which the spiral winding direction in the
また、上記いずれの実施形態の場合も、回転翼部5の傾斜角度が異なる鎖樋素体1を複数用いて鎖樋2を構成してもよく、この場合は、回転速度の速い鎖樋素体1と遅い鎖樋素体1とが混在することになり、よりいっそう従来の鎖樋2では現出できなかった、雨水の動き、鎖樋素体1の動きを現出できることになる。
In any of the above-described embodiments, the
また、上記実施形態では、鎖樋素体1に軸体3が回転自在に取付けてあり、軸体3に繋ぎ部10を設け、上下の鎖樋素体1を繋ぎ部10で繋ぐことで、上下方向に複数の鎖樋素体1を配設した鎖樋2を構成した例が示してあるが、ワイヤーや棒材のように上下方向に長い線状材(図示せず)により軸体3を構成し、この線状材に鎖樋素体1を上下方向に複数回転自在に取付けて鎖樋2を形成してもよい。
Moreover, in the said embodiment, the
1 鎖樋素体
2 鎖樋
3 軸体
4 筒体
5 回転翼部
6 上開口
7 内鍔部
8 下開口
DESCRIPTION OF
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