JP2009262728A - Transmission of working vehicle - Google Patents
Transmission of working vehicle Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009262728A JP2009262728A JP2008113837A JP2008113837A JP2009262728A JP 2009262728 A JP2009262728 A JP 2009262728A JP 2008113837 A JP2008113837 A JP 2008113837A JP 2008113837 A JP2008113837 A JP 2008113837A JP 2009262728 A JP2009262728 A JP 2009262728A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- clutch
- transmission
- speed
- gear
- switching clutch
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Control Of Transmission Device (AREA)
- Arrangement Of Transmissions (AREA)
Abstract
Description
この発明は、トラクタや乗用管理機等の作業車両におけるエンジンから走行装置への伝動装置に関する。 The present invention relates to a transmission device from an engine to a traveling device in a work vehicle such as a tractor or a passenger management machine.
トラクタ等の作業車両においては、特開2004−201622号公報に記載の如く、エンジンから走行輪へ動力を伝動するミッションケース内に動力を断続するメインクラッチや多段にわたる変速ギアの変速クラッチや前輪への動力伝動を断続する前輪駆動クラッチ等を設けて、実用回転域が狭いディゼルエンジンの回転出力を作業条件に応じた速度で走行できるように多段変速で走行輪の回転を細かく増減速出来るようにしている。そして、変速段の各クラッチは油圧多板クラッチや油圧シンクロメッシュで走行しながら変速出来るように構成されている。
前記の如き作業車両の伝動装置は、変速段が多く走行速度を変更するたびに変速段の変更を行うが、変速段の変速比が大きいと変速の度に走行速度が急変して所謂変速ショックを感じることになる。 The transmission device of the work vehicle as described above changes the gear position every time the gear speed is changed and the travel speed is changed. However, if the gear ratio of the gear speed is large, the travel speed changes suddenly every time the gear is changed. You will feel.
そこで、本発明では、ミッショケース内の変速クラッチの配置順序を合理的にすることで、変速操作を行い易くすると共に変速ショックを極めて少なくすることを課題とする。 In view of the above, an object of the present invention is to make it easy to perform a shift operation and extremely reduce a shift shock by rationalizing the arrangement order of the shift clutch in the mission case.
本発明の上記課題は次の構成によって達成される。
すなわち、請求項1に記載の発明では、エンジン14から後輪58へ駆動力を伝動するミッションケース1内に変速クラッチを設けるにあたり、伝動上流側より前後進切換クラッチ2を設け、該前後進切換クラッチ2下流側に変速差が少ない高・低速切換クラッチ8を配置し、該高・低速切換クラッチ8の下流側に多段変速クラッチ3,4を配置して構成したことを特徴とする作業車両の伝動装置としたものである。
The above object of the present invention is achieved by the following configuration.
That is, according to the first aspect of the invention, when the transmission clutch is provided in the
この構成では、前後進切換クラッチ2を切換えて走行方向を前後に切換え、高・低速切換クラッチ8と多段変速クラッチ3,4を切換えて走行速度を変更する。
請求項2に記載の発明では、前記前後進切換クラッチ2と高・低速切換クラッチ8を共に切り作動し、多段変速クラッチ3,4を複数変速段が噛み合う二重噛み状態に作動するクラッチペダル6を設けたことを特徴とする請求項1に記載の作業車両の伝動装置としたものである。
In this configuration, the forward / reverse switching clutch 2 is switched to switch the traveling direction back and forth, and the high / low
In the second aspect of the invention, the
この構成で、クラッチペダル6を踏込むと、前後進切換クラッチ2と高・低速切換クラッチ8が切れてエンジン14の駆動力伝動を完全に断ち、多段変速クラッチ3,4が二重噛みすることで後輪58が不測に回って機体が移動することを防げる。
In this configuration, when the
前記構成による作用効果は次の通りである。
請求項1の構成では、走行速度を少し変える場合には前後進切換クラッチ2のみを作動させれば変速ショックを少なく操作簡単に変速出来る効果がある。
The effect by the said structure is as follows.
According to the first aspect of the present invention, when the traveling speed is changed a little, if only the forward / reverse switching clutch 2 is operated, the shift shock can be reduced and the operation can be easily performed.
請求項2の構成では、走行中に一時停止する場合には、クラッチペダル6を踏込むと、エンジン14の後輪58への駆動力伝動を完全に断つと共に外力による後輪58の回転を防いで機体の停止状態を保持するので、坂道でも安全に一時停止を簡単に行える効果がある。
According to the second aspect of the present invention, when the
以下、図面に基づいて、この発明の実施の形態を説明する。
図1は、駆動力の伝動機構を示す線図で、エンジン14から前輪89と後輪58とPTO駆動軸113及び油圧ポンプ10への動力伝動構成を示している。
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings.
FIG. 1 is a diagram showing a drive force transmission mechanism, and shows a power transmission configuration from the
エンジン14の出力軸に直結した入力軸15には、ギア16を固着し、前後進切換クラッチ2を装着している。ギア16は第一カウンタ軸91に固着したギア92に噛み合い、この第一カウンタ軸91に固着した別のギア93にギア94を噛み合わせ、さらにこのギア94を油圧ポンプ10の入力軸96に固着したギア95に噛み合わせて、油圧ポンプ10を常時駆動している。この油圧ポンプ10に隣接してパワーステアリング用油圧ポンプ133を設けて入力軸96で駆動している。
A
前後進切換クラッチ2の一方のギア17は第一変速軸18に固着したギア19に噛み合って減速し、前後進切換クラッチ2の他方のギア20はカウンタギア22を介して第一変速軸18に固着したギア23に噛み合って逆転で動力を伝動している。すなわち、前後進切換クラッチ2をギア17側に入れる(繋ぐ)と入力軸15の回転が逆方向回転で第一変速軸18に伝動され、ギア20側に入れると入力軸15の回転が順方向回転で第一変速軸18に伝動され、ギア17とギア20の両方から離れたニュートラル状態が動力伝動を断ったメインクラッチ切状態で、後述する油圧バルブの制御によってこのメインクラッチ切状態を保持出来るようにしている。
One gear 17 of the forward / reverse switching clutch 2 meshes with a
前記第一変速軸18には前後進切換クラッチ2の伝動下手側に、第三カウンタ軸34をカップリング33で連結して回転をそのままで伝動している。この第三カウンタ軸34には小ギア35と大ギア36を固着している。
A
小ギア35と大ギア36は第二変速軸37に装着した高・低速切換クラッチ8の大ギア38と小ギア39にそれぞれ噛み合い、第三カウンタ軸34の回転を高速或いは低速で第二変速軸37に伝動している。なお、高・低速切換クラッチ8は、運転席に設ける高・低切換レバーで切換操作を行う。
The
第二変速軸37には高・低速切換クラッチ8の伝動下手側に、運転席に設ける主変速レバーで変速操作する一速/三速切換用クラッチ3と二速/四速切換用クラッチ4を装着している。すなわち第一変速クラッチ3のギア25,27は第二カウンタ軸24に固着したギア26,28に噛み合い、一速用に減速したり三速用に少し増速したりして第二変速軸37の回転を第二カウンタ軸24に伝動している。さらに、第二変速クラッチ4のギア29,31は第二カウンタ軸24に固着したギア30,32に噛み合い、二速用に少し増速したり四速用に大きく増速したりして第二変速軸37の回転を第二カウンタ軸24に伝動している。
The second transmission shaft 37 has a first speed / three
第二カウンタ軸24の伝動下手側端部にギア42を固着し、このギア42と第三駆動軸49に回動可能に軸支した大小ギア59の大ギア44を噛み合わせて減速伝動している。
大小ギア59の小ギア45は、ベベルギア軸48に軸支したシンクロ機構付二連副変速クラッチ40のギア43に噛み合わせて減速伝動している。さらに、ギア43と一体に設けたギア47を第五カウンタ軸120に固着した大ギア50に噛み合わせて減速伝動している。
A gear 42 is fixed to the lower transmission side end of the second counter shaft 24, and the gear 42 and a
The
第五カウンタ軸120にはさらに小ギア51が固着され、この小ギア51が二連副変速クラッチ40の大ギア46と噛み合ってさらに減速伝動されている。従って、第二変速軸37の回転はギア42→大ギア44→小ギア45→ギア43→ギア47→大ギア50→小ギア51→ギア46と順次減速されながら伝動されていく。
A small gear 51 is further fixed to the
二連副変速クラッチ40のシフター121,122はベベルギア軸48へ軸方向にスライド可能に係合していて、シフター121をギア43側へスライドして係合するとギア43の回転が高速のままでベベルギア軸48に伝わり、シフター122がギア47側へスライドして係合するとギア47の回転が中速でベベルギア軸48に伝わり、シフター122がギア48側へスライドして係合するとギア47の回転が低速でベベルギア軸48に伝わって、段々と減速されてベベルギア軸48が回転することになる。
The
この二連副変速クラッチ40のシフター121,122は、運転席に設ける副変速レバー7で操作するのであるが、ギアの組み合わせを変えるために駆動軸の回転を低速にするか完全に停止しなければならないが、その制御は後述する如くマイコンを組み込んだ走行系コントローラ135で行っている。副変速レバー7は、図6に示す如く構成し、この副変速レバー7を前後に傾動することでシフター121,122を動かして高速・中速・低速に変速し、この副変速レバー7の握り部9にクラッチスイッチ5と増速スイッチ11と減速スイッチ13を設けている。
The
ベベルギア軸48の回転はベベルギア54,55を経てデフギア123に伝動され、デフギア123から車軸56と遊星ギア57を経て後輪58へ伝動される。
以上の説明を要約すると、入力軸15の回転はまず前後進切換クラッチ2で正転或いは逆転に切り替えられ、高・低速切換クラッチ8で2段に変速され、一速/三速切換用クラッチ3と二速/四速切換用クラッチ4で4段に変速され、さらに二連副変速クラッチ40で3段に変速されて、ベベルギア軸48に伝動される。すなわち、入力軸15の回転が2×4×3=24段に変速されて車軸56へ伝動されるのである。
The rotation of the bevel gear shaft 48 is transmitted to the
To summarize the above description, the rotation of the
なお、二連副変速クラッチ40の変速時には、副変速レバー7のクラッチスイッチ5を押して、前後進切換クラッチ2と、一速/三速切換用クラッチ3と二速/四速切換用クラッチ4のどちらか繋がっている方と、高・低速切換クラッチ8を同時に中立にするが、クラッチ接続の際には最後に接続するクラッチの磨耗が多いので接続順序を順次に変えている。
At the time of shifting the
前輪89への伝動は、次の如く行われる。ベベルギア軸48にギア53を固着し、このギア53を第三駆動軸49に固着したギア52に噛み合わせて第三駆動軸49を駆動する。第三駆動軸49に固着した別のギア68を前輪駆動軸76にカップリング75で連結した変速軸67に装着した前輪増速クラッチ70のギア69と噛み合わせている。前輪増速クラッチ70及び全輪駆動クラッチ156のギア126,74は第七カウンタ軸71に固着したギア72,73と噛み合わせて、通常の全輪駆動から前輪増速と後輪駆動(二駆)に切り替えるようにしている。
Transmission to the
前輪駆動軸76にはギア77を固着し、前輪駆動ベベル軸127に固着したギア78に噛み合わせて動力伝動している。前輪駆動ベベル軸127の動力は、ベベルギア79,80、デフギア81、ベベルギア82,83、垂直軸84、ベベルギア85,86、遊星ギア88を経て前輪89を駆動している。
A
次にPTO駆動軸113の動力伝動を説明する。
前記入力軸15のギア16には、第四カウンタ軸102に装着したPTO断続クラッチ100のギア101が噛み合わされ、この第四カウンタ軸102に2個のギア103,104が固着されている。
Next, the power transmission of the
The
前記入力軸15に対して油圧ポンプ10の入力軸96と左右対称位置に第一PTO軸107と第二PTO軸66と第三PTO軸109が直列状に配置され、伝動最上手側の第一PTO軸107に装着したPTO高・低クラッチのギア105、106がそれぞれ前記ギア103,104と噛み合ってシフタをスライドすることで高速或いは低速で第二PTO軸66に装着の駆動切換クラッチ67の片側ディスク114を駆動する。
A
駆動切換クラッチ67の他側ディスク115は、この他側ディスク115と一体にしたギア65を第六カウンタ軸62に固着したギア64と噛み合わせている。第六カウンタ軸62は、前記第三駆動軸49にカップリング116で連結したグランド軸60に固着のギア61をこの第六カウンタ軸62に固着したギア63と噛み合わせて伝動しているので、後輪58を駆動するベベルギア軸48からの動力を他側ディスク115へ伝動していることになる。
The other disk 115 of the drive switching clutch 67 meshes with a gear 64 fixed to the
従って、駆動切換クラッチ67のシフター117を片側ディスク114にスライドすると第一PTO軸107の動力が伝動し、シフター117を他側ディスク115にスライドするとグランド軸60からの動力が伝動することになる。
Therefore, when the
駆動切換クラッチ67を装着した第二PTO軸66は、カップリング108で第三PTO軸109が連結され、さらにこの第三PTO軸109にカップリング110でギア111の軸が連結され、ギア111がPTO駆動軸113に固着したギア112と噛み合い、PTO駆動軸113が駆動される。
The
なお、図2は、駆動切換クラッチ67の周りを変更した動力伝動線図で、長いグランド軸60を短い第八カウンタ軸118に変更してベベルギア軸48からの動力伝動を断っている。そして、この第八カウンタ軸118に固着のギア119を前記片側ディスク114に固着のギア97と第六カウンタ軸62に固着したギア98を介して噛み合わせ、さらにこの第八カウンタ軸118に固着の別のギア99を他側ディスク115と一体にしたギア65にかみ合わせて他側ディスク115を逆回転させている。従って、駆動切換クラッチ67のシフター117を片側ディスク114にスライドすると第一PTO軸107の動力が正回転で伝動し、シフター117を他側ディスク115にスライドすると第一PTO軸107の動力が逆方向に高速で伝動することになる。このため、逆高速回転になるのを防ぐためにエンジン回転を例えば2000rpmから1700rpmになるよう制御することで、通常のPTO軸回転がエンジンの低回転で行われて燃料消費量を減らせるので、エコノミーシフトになる。
FIG. 2 is a power transmission diagram in which the periphery of the
図3は、図1の伝動線図を構成したミッションケース1の縦断面図で、前部ミッションケース1aと中間ミッションケース1bと後部ミッションケース1cの中空ケースを連結してミッションケース1を構成している。前部ミッションケース1aの内部には、前後進切換クラッチ2とPTO断続クラッチ100とPTO高・低速クラッチ12と駆動切換クラッチ67を内蔵し、ケースの外側に油圧ポンプ10を装着している。中間ミッションケース1bの内部には、高・低速切換クラッチ8と一速/三速切換用クラッチ3と二速/四速切換用クラッチ4及び前輪増速クラッチ70を内蔵している。後部ミッションケース1cはデフギアケースを一体的に構成し、その内部には、二連副変速クラッチ40を内蔵している。
FIG. 3 is a longitudinal sectional view of the
図4は、図2の伝動線図を構成したミッションケース1の縦断面図で、図3との違いは、長いグランド軸60に代えて第八カウンタ軸118を装着した点で、一部のギアも変更追加することで駆動切換クラッチ67がエコノミー変速として機能するようにした。
4 is a longitudinal sectional view of the
上記伝動機構や油圧回路を備えたトラクタは、図5に示すように、車体前部のボンネット125内部にエンジン14を搭載し、このエンジン14の回転動力をミッションケース1内の伝動機構に伝え、適宜減速された回転動力を左右前輪89及び左右後輪58へ伝える構成としている。
As shown in FIG. 5, the tractor having the transmission mechanism and the hydraulic circuit has an
また前記エンジン14の後方には、左右前輪89,89を操舵するステアリングハンドル126が装備され、更にその後方には操縦席127が設置されて、いる。また前記ミッションケース1の後上部にはシリンダケース128が搭載され、操縦席127の足元には動力の断続を行うクラッチペダル6を設けている。このシリンダケース128の左右両側部には、左右リフトアーム129,129が回動自在に枢支されている。そしてシリンダケース128内に収容されている作業機昇降用油圧シリンダに作動油を供給すると前記リフトアーム129,129が上方へ回動する構成となっている。また前記リフトアーム129,129に連結するロアリンク130,130とトップリンク131との三点リンク機構には各種作業機Rを連結できる構成となっている。
A steering handle 126 for steering the left and right
図7は、作業機制御調整パネル180の平面図である。
この作業機制御調整パネル180の前側に、エンジン14の回転数を二種類記憶するアクセルメモリ179と作業機の昇降を行うポジションコントロールレバー181とロータリ耕耘機の耕耘深さを調整する耕耘深さ調整ダイヤル182を設け、中央部に左右リフトアーム129,129の昇降を制御する昇降制御部200と自動制御設定部201を設け、後側に自動制御調整部202と水平制御調整部203を設けている。
FIG. 7 is a plan view of the work machine
On the front side of the work implement
昇降制御部200には、自動制御感度標準入力ボタン204と自動制御種別表示部183と自動制御切換ボタン205と降下位置調整ダイヤル184と下げ速度調整ダイヤル185を設けている。自動制御切換ボタン205を押す度に自動制御種別表示部183のオートロータリ、ミックスオート、負荷オート、ドラフトのランプが点灯してその制御に切り換わる。例えば、オートロータリにすると自動水平制御とバックアップ制御になる。
The
自動制御設定部201には、オートアクセルボタン186とオートリフトボタン187とバックアップボタン188とオートブレーキボタン189を設けている。自動制御調整部202には、PTO断続自動感度ボタン190と感度調整ボタン191とPTO接続ボタン192と変速接続ボタン193とリニア接続ボタン194とブレーキ弱めボタン195を設けている。
The automatic
水平制御部203には、水平感度ボタン196と傾斜・平行・手動・自動水平を切換える水平切換ボタン197と左右傾き調整ダイヤル198と傾き程度を設定する水平切換ボタン199を設けている。例えば、水平切換ボタン197を手動にして左右傾き調整ダイヤル198でロータリ耕耘機を左右に傾けた後に、再度水平切換ボタン197で自動にするとロータリ耕耘機の傾いた状態を維持するように制御する。この制御は作業機昇降系コントローラ171でロータリ耕耘機の左右高さを検出する左右のセンサ出力値に補正値を加減して行う。
The
次に、マイコンによる各種の自動制御について説明する。
図8は、制御信号の入出力を示すブロック図で、走行速度を制御する走行系コントローラ135とエンジン14の出力を制御するエンジンコントローラ163と作業機の昇降を制御する作業機昇降系コントローラ171が通信回線で連結され、制御信号を交信している。
Next, various automatic controls by the microcomputer will be described.
FIG. 8 is a block diagram showing input / output of control signals. A
まず、走行系コントローラ135には、一速/三速切換用クラッチ3と二速/四速切換用クラッチ4の各クラッチの入/切情報が変速1クラッチ圧力センサ136と変速2クラッチ圧力センサ137と変速3クラッチ圧力センサ138と変速4クラッチ圧力センサ139から入力し、高・低速切換クラッチ8の入/切情報がHiクラッチ圧力センサ140とLoクラッチ圧力センサ141から入力し、前後進切換クラッチ2の入/切情報が前進クラッチ圧力センサ142と後進クラッチ圧力センサ143から入力し、前後進切換クラッチ2を変速操作する前後進レバーの変速位置を検出する前後進レバー操作位置センサ144と二連副変速クラッチ40の変速位置を検出する副変速レバー操作位置センサ145から変速位置情報が走行系コントローラ135に入力する。
First, the
さらに、走行系コントローラ135には、後輪58の回転数を検出する車速センサ146から走行速度が入力し、ミッションケース1内のオイル温度がミッションオイル油温センサ147から入力し、クラッチペダル操作位置センサ148からクラッチペダルの位置が入力し、エンジンパワー選択スイッチ149からエンジンパワー設定情報が入力する。
Furthermore, the
さらに、走行系コントローラ135には、アクセル変速設定スイッチ150からアクセル変速情報が入力し、主変速増減速操作スイッチ151から設定情報が入力し、アクセルセンサ152からアクセル設定情報が入力し、アクセル微調整レバー153から設定情報が入力し、トルク選択スイッチ134からエンジンの出力トルクライン設定情報が入力し、クラッチスイッチ5からオン・オフ信号が入力する。アクセル微調整レバー153は、跳ね返り式押しスイッチで、押す度に段階的に調整値が変化する。
Further, the accelerator shift information is input to the traveling
走行系コントローラ135から出力される制御信号は、前後進切換クラッチ2を作動させる油圧バルブの前後進切換ソレノイド154への切換信号とリニア昇圧ソレノイド155への切換昇圧信号とクラッチソレノイド156への中立作動信号、一速/三速切換用クラッチ3を作動させる油圧バルブの変速1−3切換ソレノイド157への切換信号と変速1−3昇圧ソレノイド158への昇圧信号、二速/四速切換用クラッチ4を作動させる油圧バルブの変速2−4切換ソレノイド159への切換信号と変速2−4昇圧ソレノイド160への昇圧信号、高・低速切換クラッチ8を作動させる油圧バルブのHiクラッチ切換ソレノイド161とLoクラッチ切換ソレノイド162への高・低切換信号である。
The control signal output from the
エンジンコントローラ163に入力される情報信号は、エンジン排気温度センサ164からの排気温度と、エンジン回転センサ165からの回転数と、エンジンオイル圧力センサ166からのオイル圧力と、エンジン水温センサ167からの冷却水温度と、レール圧センサ168からのコモンレール圧で、エンジンコントローラ163から出力される制御信号は、燃料高圧ポンプ169への加圧信号と各高圧インジェクタ170への燃料噴射信号である。
The information signal input to the
作業機昇降系コントローラ171に入力される情報信号は、リフトアームセンサ172からのアーム位置情報で、作業機昇降系コントローラ171から出力される制御信号は、左右リフトアーム129,129を作動させる油圧シリンダ用バルブのメイン上昇ソレノイド173とメイン下降ソレノイド174への昇降信号である。
The information signal input to the work implement
メータパネル175には各センサの検出情報やスイッチの設定情報が表示され、操作パネル176で各種の設定信号が入力される。
自動制御は、例えば、クラッチペダル6を踏込んで停車している場合には、前後進切換クラッチ2と高・低速切換クラッチ8を切ってエンジン14の動力伝動を完全に切り、一速/三速切換用クラッチ3と二速/四速切換用クラッチ4の両方をクラッチ入にして二重噛みの状態にして後輪58がメカロックで回転しないようにする。この場合、二重噛みの状態は、低圧でクラッチ入にしておく。また、この二重噛みの状態のクラッチ圧力はクラッチペダル6の踏込み程度によって変化させても良い。また、このクラッチ圧力調整は、前後進切換クラッチ2を作動させる場合にも行うようにしても良い。さらに、クラッチ圧力調整を全ての変速時に行うようにしても良い。
The
For example, when the vehicle is stopped by depressing the
なお、一速/三速切換用クラッチ3と二速/四速切換用クラッチ4は、走行している場合にクラッチペダル6を踏むと全てクラッチ切とし、停止している場合には主変速増減速操作スイッチ151で設定する変速位置でクラッチ入にして、スタート時に素早く設定速度になるようにしても良い。
The first speed / third
図9は、二連副変速クラッチ40の変速時における自動制御のフローチャート図で、ステップS1で運転席の足元に設けるクラッチペダルの踏込み(ON)を判定し、NOであればステップS2で副変速レバー7に設けるクラッチスイッチ5のONを判定し、ステップS2の判定がYES或いはステップS1でクラッチペダルがONであれば、ステップS3で前後進切換クラッチ2と一速/三速切換用クラッチ3と二速/四速切換用クラッチ4と高・低速切換クラッチ8の全ての油圧クラッチを中立にしてエンジン14の回転が二連副変速クラッチ40に伝わらないようにする。
FIG. 9 is a flowchart of automatic control at the time of shifting of the double sub-shift clutch 40. In step S1, it is determined whether the clutch pedal provided at the foot of the driver's seat is depressed (ON). If NO, the sub-shift is performed in step S2. If it is determined that the
さらに、ステップS4で二連副変速クラッチ40の変速が高速から中速への変速の場合には、ステップS5で一速/三速切換用クラッチ3と二速/四速切換用クラッチ4を低圧で入にして二重噛みを発生させて伝動軸の回転を完全に停止させ、ステップS6で二連副変速クラッチ40を完全に入にする。
Further, if the shift of the
図10は、一速から二速への切換と高速から低速への切換操作を同時に行った場合の各油圧クラッチの圧力制御を示し、図10(A)は一速/三速切換用クラッチ3と二速/四速切換用クラッチ4の圧力変化を示し、図10(B)は高・低速切換クラッチ8の圧力変化を示し、まず一速/三速切換用クラッチ3の一速側クラッチの油圧を切り、二速/四速切換用クラッチ4の二速側クラッチを一速クラッチと二重噛みにならない程度で昇圧し一速側クラッチが切れた後に完全に昇圧する。高・低速切換クラッチ8は、一速側クラッチを切る前に高・低速切換クラッチ8の高圧側クラッチを切り、高・低速切換クラッチ8の低圧側クラッチを高圧側クラッチと二重噛みにならない程度で昇圧し一速側クラッチを切った後に徐々に完全に昇圧する。このようにすることで、変速ショックを少なく出来る。
FIG. 10 shows the pressure control of each hydraulic clutch when the switching from the first speed to the second speed and the switching operation from the high speed to the low speed are simultaneously performed. FIG. 10 (B) shows the pressure change of the high / low
図11は、一速から二速への切換と高速から低速への切換操作を同時に行った場合の各油圧クラッチの圧力制御の別実施例で、図11(A)は高・低速切換クラッチ8の圧力変化を示し、図11(B)一速/三速切換用クラッチ3と二速/四速切換用クラッチ4の圧力変化を示し、まず高・低速切換クラッチ8の高速側クラッチの油圧を切り、高・低速切換クラッチ8の低速側クラッチを高速側クラッチと二重噛みにならない程度で昇圧し高速側クラッチが切れた後に完全に昇圧する。高・低速切換クラッチ8の高速側クラッチを切る前に一速/三速切換用クラッチ3の一速側クラッチを切り、二速/四速切換用クラッチ4の二速側クラッチを一速側クラッチと二重噛みにならない程度で昇圧し高速側クラッチを切った後に徐々に完全に昇圧する。このようにすることで、図10の実施例と同様に変速ショックを少なく出来る。
FIG. 11 shows another embodiment of the pressure control of each hydraulic clutch when the switching from the first speed to the second speed and the switching operation from the high speed to the low speed are performed at the same time. FIG. 11 (A) shows the high / low
図12は、高速で前進する場合の各油圧クラッチの圧力制御の実施例で、図12(A)は高・低速切換クラッチ8の圧力変化を示し、図12(B)はの圧力変化を示している。前後進切換クラッチ2で、高・低速切換クラッチ8を低圧でクラッチ保持状態にしていて変速と同時に低速側クラッチを切り、高圧側クラッチは前後進切換クラッチ2の前進側が入ると徐々に昇圧して完全に昇圧する。
FIG. 12 is an example of pressure control of each hydraulic clutch when moving forward at high speed. FIG. 12 (A) shows the pressure change of the high / low
1 ミッションケース
2 前後進切換クラッチ
3,4 多段変速クラッチ(一速/三速切換用クラッチ3,速/四速切換用クラッチ4)
6 クラッチペダル
8 高・低速切換クラッチ
14 エンジン
58 後輪
1 Mission case 2 Forward /
6
Claims (2)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008113837A JP2009262728A (en) | 2008-04-24 | 2008-04-24 | Transmission of working vehicle |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008113837A JP2009262728A (en) | 2008-04-24 | 2008-04-24 | Transmission of working vehicle |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009262728A true JP2009262728A (en) | 2009-11-12 |
Family
ID=41389143
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008113837A Pending JP2009262728A (en) | 2008-04-24 | 2008-04-24 | Transmission of working vehicle |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009262728A (en) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013024305A (en) * | 2011-07-20 | 2013-02-04 | Iseki & Co Ltd | Travelling transmission device of working vehicle |
CN109797792A (en) * | 2019-02-28 | 2019-05-24 | 山推工程机械股份有限公司 | A kind of bull-dozer electric-control system shift control method and bull-dozer |
-
2008
- 2008-04-24 JP JP2008113837A patent/JP2009262728A/en active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013024305A (en) * | 2011-07-20 | 2013-02-04 | Iseki & Co Ltd | Travelling transmission device of working vehicle |
CN109797792A (en) * | 2019-02-28 | 2019-05-24 | 山推工程机械股份有限公司 | A kind of bull-dozer electric-control system shift control method and bull-dozer |
CN109797792B (en) * | 2019-02-28 | 2021-06-08 | 山推工程机械股份有限公司 | Bulldozer electronic control system gear shifting control method and bulldozer |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101403121B1 (en) | Transmission apparatus for a tractor | |
US7958798B2 (en) | Speed change system for working vehicle | |
US20080214348A1 (en) | Working Vehicle Transmission System | |
JP2009196393A (en) | Working vehicle | |
JP5549302B2 (en) | Work vehicle | |
JP2018071676A (en) | Work vehicle | |
JP5181979B2 (en) | Gearbox for work vehicle | |
EP1908997B1 (en) | Method of controlling a vehicle transmission | |
JP2009262728A (en) | Transmission of working vehicle | |
US10501066B2 (en) | Control device for power transmission device and control method for vehicle | |
JP4389047B2 (en) | Moving vehicle | |
JP5526752B2 (en) | Work vehicle transmission | |
JP2009154844A (en) | Working vehicle | |
JP2010019401A (en) | Transmission for working vehicle | |
JP4396468B2 (en) | Shift control device for moving vehicle | |
JP4400375B2 (en) | Transmission device for moving vehicle | |
JP5272654B2 (en) | Tractor travel transmission | |
JP5125613B2 (en) | Travel transmission for work vehicle | |
JP5516129B2 (en) | Work vehicle | |
JP4899752B2 (en) | Traveling vehicle | |
JP5083497B2 (en) | Tractor | |
JP5012619B2 (en) | Transmission device for work vehicle | |
JP4946182B2 (en) | Tractor | |
JP4947091B2 (en) | Moving vehicle | |
JP2002168342A (en) | Forward/reverse change-over device for work vehicle |