JP2009259140A - 在庫監視装置及び在庫監視方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】部品の在庫推移の予測精度の向上を図る。
【解決手段】在庫推移予測部24は、各取得部21,22,23が取得した部品の使用計画、運搬計画及び現在の在庫量に基づき当該部品の在庫推移を予測する。この予測した在庫推移から欠品が発生すると判断された場合、判定部25は、当該部品が運搬されてくる部品置場の直前直後に部品が運搬されるべき各部品置場における部品の在庫状況から部品が運搬済みか否かを判定する。ここで、直前直後の部品置場共に部品の運搬が終了していないと判断された場合、アラーム出力部26は、部品の運搬が遅延しているだけと判断してアラームを出力しない。
【選択図】図3

Description

本発明は、在庫監視装置及び在庫監視方法、特に部品の在庫推移の予測に関する。
例えば、車両の組立工場では、生産計画に基づき各生産工程においてそれぞれ部品を組み付けていくことで車両を製造していくことになるが、組立工場で使用される部品は、生産計画に基づき立案された納入計画に従って内外から納入される。そして、納入された部品のうちどの部品をどの部品置場にいつまでにどれくらいの数量を運搬するかという運搬計画が立案され、各部品は、その運搬計画に従って該当する部品置場に必要なときまでに必要量運搬される。
ところで、組立工場に導入される在庫管理システムでは、生産計画及び納入計画を参照して、ある時点における在庫量を起点として各備品置場における部品の在庫量の推移を予測し、その予測した在庫推移から将来的に欠品が発生することを予測できた場合には、アラームを出力している。例えば、現時点を起点として部品の在庫量の推移を予測した結果、次の納品までに在庫量がゼロになる、すなわち欠品が発生すると予測できた場合には、アラームが出力される。このような欠品防止の対策を講じることによって生産ラインの停止を未然に防止することができる。
ただ、部品の使用や納入は、何らかの不具合が発生することで必ずしも計画通りに行われず、計画に対して変更が余儀なくされる場合が発生しうる。特に、外部からの部品の納入に関しては、交通事故に伴う交通渋滞等不測の事態の影響により納品の遅延が容易に想定しうる。
特開平4−205461号公報 特開2004−127070号公報 特開2006−72746号公報 特開平7−306894号公報 特開平11−345267号公報
しかしながら、従来においては、現時点において納入計画通りに部品が納入されたのか否かを判定せずに欠品の発生を予測してアラームを出力していた。従って、現時点を起点として部品の在庫推移を予測した結果、いずれかの部品置場において在庫量がゼロになることが予測された場合、現時点において納入計画通りに部品が納入され、当該部品置場に部品が運搬されてきたのにもかかわらず欠品が発生すると正しく予測できたのか、それとも納入計画より納品が遅延しているだけで、近々に納品されてくれば欠品が発生しない状況であるのにもかかわらず発生すると誤った予測をしてしまっているのか、その判断を行うことが困難であった。
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたものであり、部品の在庫推移の予測精度の向上を図ることを目的とする。
以上のような目的を達成するために、本発明に係る在庫監視装置は、部品を必要とする各地点への部品の運搬順序及び各地点に部品が運搬される時刻に関する情報を含む運搬計画を取得する手段と、各地点における部品の使用計画を取得する手段と、現時点における各部品の在庫量を取得する手段と、予測対象として指定された第1の地点における部品の使用計画及び運搬計画と、現時点における当該部品の在庫量とから当該部品の在庫量の推移を予測する在庫推移予測手段と、前記在庫推移予測手段により予測された第1の地点で使用される部品の在庫量の推移と、第1の地点より前の部品運搬先である第2の地点で使用される部品の現時点における在庫量と、第1の地点の後の部品運搬先である第3の地点で使用される部品の現時点における在庫量と、第2及び第3の各地点の運搬計画と、に基づき現時点において第1の地点に部品が運搬計画通りに運搬されたか否かを判定する判定手段と、前記在庫推移予測手段により欠品の発生が予測された場合に警報を出力する警報手段と、を有し、前記警報手段は、前記在庫推移予測手段によって第1の地点において欠品の発生が予測された場合であっても、前記判定手段が現時点において第1の地点への部品の運搬が遅延していると判断した場合には警報を出力しないことを特徴とする。
本発明に係る在庫監視装置は、部品を必要とする各地点への部品の運搬順序及び部品運搬手段が次の運搬地点への移動に要する時間に関する移動時間情報を含む運搬計画を取得する手段と、各地点における部品の使用計画を取得する手段と、現時点における各部品の在庫量を取得する手段と、予測対象として指定された第1の地点における部品の使用計画及び運搬計画と、現時点における当該部品の在庫量とから当該部品の在庫量の推移を予測する在庫推移予測手段と、前記在庫推移予測手段により予測された第1の地点で使用される部品の在庫量の推移から当該部品の欠品が発生すると判断した場合、現時点において運搬計画に従い部品が運搬済みと判断した第2の地点への運搬時刻及び運搬計画に基づき第1の地点で使用される部品が運搬されてくる時刻を修正し、その修正した運搬時刻に基づき第1の地点で使用される部品の在庫量の推移を補正する在庫推移補正手段と、前記在庫推移予測手段により欠品の発生が予測された場合に警報を出力する警報手段と、を有し、前記警報手段は、前記在庫推移予測手段により第1の地点において欠品の発生が予測された場合であっても前記在庫推移補正手段により補正された在庫量の推移では欠品が発生しないと判断した場合には警報を出力しないことを特徴とする。
本発明に係る在庫監視方法は、コンピュータにより実施され、部品を必要とする各地点への部品の運搬順序及び各地点に部品が運搬される時刻に関する情報を含む運搬計画、各地点における部品の使用計画、及び現時点における各部品の在庫量を取得する取得ステップと、予測対象として指定された第1の地点における部品の使用計画及び運搬計画と、現時点における当該部品の在庫量とから当該部品の在庫量の推移を予測する在庫推移予測ステップと、前記在庫推移予測ステップにより予測された第1の地点で使用される部品の在庫量の推移と、第1の地点より前の部品運搬先である第2の地点で使用される部品の現時点における在庫量と、第1の地点の後の部品運搬先である第3の地点で使用される部品の現時点における在庫量と、第2及び第3の各地点の運搬計画と、に基づき現時点において第1の地点に部品が運搬計画通りに運搬されたか否かを判定する判定ステップと、前記在庫推移予測ステップによって第1の地点において欠品の発生が予測された場合であって、かつ前記判定ステップが現時点において第1の地点への部品の運搬が遅延していると判断しなかった場合にのみ警報を出力する警報ステップと、を含むことを特徴とする。
本発明に係る在庫監視方法は、コンピュータにより実施され、部品を必要とする各地点への部品の運搬順序及び部品運搬手段が次の運搬地点への移動に要する時間に関する移動時間情報を含む運搬計画、各地点における部品の使用計画、及び現時点における各部品の在庫量を取得する取得ステップと、予測対象として指定された第1の地点における部品の使用計画及び運搬計画と、現時点における当該部品の在庫量とから当該部品の在庫量の推移を予測する在庫推移予測ステップと、前記在庫推移予測ステップにより予測された第1の地点で使用される部品の在庫量の推移から当該部品の欠品が発生すると判断した場合、現時点において運搬計画に従い部品が運搬済みと判断した第2の地点への運搬時刻及び運搬計画に基づき第1の地点で使用される部品が運搬されてくる時刻を修正し、その修正した運搬時刻に基づき第1の地点で使用される部品の在庫量の推移を補正する在庫推移補正ステップと、前記在庫推移予測ステップにより第1の地点において欠品の発生が予測された場合であって、かつ前記在庫推移補正ステップにより補正された在庫量の推移でも欠品が発生する判断した場合にのみ警報を出力する警報ステップと、を含むことを特徴とする。
本発明によれば、部品を必要とする前後の地点における実際の納品状況を考慮することによって在庫量の推移の予測精度の向上を図ることができ、これにより、欠品を知らせるアラームをより正確なタイミングで出力することができる。
以下、図面に基づいて、本発明の好適な実施の形態について説明する。なお、本実施の形態では、本発明に係る在庫監視装置を、生産工場にて使用される部品の在庫管理システムに適用した場合を例にして説明する。本実施の形態において取り扱う各部品は、生産計画に基づき立案された納入計画に従って内外から組立工場に納入され、部品運搬手段である運搬車に積載されて所定の部品置場まで運搬される。運搬車は、運搬計画に従い指定時刻に運行し、設定された運搬順序で部品置場を順番に移動しながら所定量の各部品を運搬する。
実施の形態1.
図1は、本発明に係る在庫監視装置の一実施の形態を含む在庫管理システムの全体構成図である。本実施の形態における在庫監視装置20は、生産計画と使用計画、運搬計画及び在庫量の各情報を格納するサーバ12,13,14と、ネットワーク15を介してアクセス可能に接続される。サーバ12が保持する使用計画には、生産計画に従い製造に必要な部品及びその数量が必要なタイミング毎に設定される。なお、使用計画は、生産に関する計画情報であり、製品計画と同様に部品の消費に関する情報なので、ここでは広義に生産計画に含まれる情報と考えてよい。サーバ13が保持する運搬計画は、生産計画に従って立案され、運搬車で各部品置場へ運搬するタイムスケジュール、運搬先とする部品置場及びその運搬順序、運搬する部品の数量等を含む運搬計画が運搬スケジュール毎に設定される。なお、納入計画は、内外から調達する部品に関する計画情報であり、運搬計画は、その納入された部品を各部品置場に運搬する計画であることから厳密には異なるが、運搬計画は、納入計画と同様に部品の供給に関する情報なので、ここでは広義に納入計画と同様の情報と考えてよい。サーバ14が保持する在庫量には、生産工場で使用される部品の実際の在庫量が保持管理される。在庫監視装置20は、各サーバ12〜14に格納された各種情報をもとに各部品置場において部品の在庫量の推移を予測し、いずれかの部品置場において欠品の発生が予測できた場合には、アラームを出力する。
図2は、本実施の形態における在庫監視装置20を形成するコンピュータのハードウェア構成図である。在庫監視装置20を形成するサーバコンピュータは、従前から存在する汎用的なハードウェア構成で実現できる。すなわち、コンピュータは、図2に示したようにCPU1、ROM2、RAM3、ハードディスクドライブ(HDD)4を接続したHDDコントローラ5、入力手段として設けられたマウス6とキーボード7、及び表示装置として設けられたディスプレイ8をそれぞれ接続する入出力コントローラ9、通信手段として設けられたネットワークコントローラ10を内部バス11に接続して構成される。
なお、性能的に差異はあるかもしれないが、各サーバ12〜14もコンピュータであることから、そのハードウェア構成は、図2と同じように図示することができる。
図3は、本実施の形態における在庫監視装置20のブロック構成図である。本実施の形態における在庫監視装置20は、使用計画取得部21、運搬計画取得部22、在庫量取得部23、在庫推移予測部24、判定部25及びアラーム出力部26を有している。使用計画取得部21は、サーバ12から使用計画を取得する。運搬計画取得部22は、サーバ13から運搬計画を取得する。在庫量取得部23は、サーバ14から現時点における在庫量を取得する。在庫推移予測部24は、取得した各情報を入力として現時点を起点として在庫の推移を予測する。判定部25は、判定対象として指定された部品置場に、現時点において運搬計画通りに運搬されたか否かを判定する。アラーム出力部26は、欠品の発生が予測された場合にアラームを出力する。
在庫監視装置20における各構成要素21〜26は、在庫監視装置20に搭載されたコンピュータと、コンピュータに搭載されたCPU1で動作するプログラムとの協調動作により実現される。
また、本実施の形態で用いるプログラムは、通信手段により提供することはもちろん、CD−ROMやDVD−ROM等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して提供することも可能である。通信手段や記録媒体から提供されたプログラムはコンピュータにインストールされ、コンピュータのCPUがインストールプログラムを順次実行することで各種処理が実現される。
ここで、在庫推移の予測について図4を用いて説明する。図4には、縦軸を在庫量、横軸を時間としたグラフであって予測により求めたある部品の在庫量の推移(在庫推移)が破線にて示されている。このグラフは、ある時点t0における在庫量を起点とし、そこから使用計画に基づき在庫量を定量的に順次減少させていき、そして運搬計画に従い時点t1,t5において所定の納入量が納入された段階で在庫量が増加することを示している。このような部品の消費及び納入に伴う在庫量の増減が繰り返されることが、予測した在庫推移から把握できる。そして、図4において破線で示される予測した在庫推移によると、在庫量はゼロに達しない、すなわち欠品が発生しないことが把握できる。
ここで、時点t2になった時点で在庫推移を予測したとする。もし、計画された時点t1に部品が運搬されていた場合、在庫量はs1であり欠品は発生しないと予測される。これに対し、時点t3すなわち計画より遅延して部品が運搬されてくることになったとする。つまり、時点t2では、部品が運搬されてこなかった場合である。この場合でも実際は時点t3において所定の納入量分在庫が増えるため欠品は発生しない。ところが、部品の運搬の遅延について何ら考慮しなければ、時点t2では、時点t1において納品済みと判断されて次の納品時点t5の前の時点t4において欠品が発生すると予測されてしまう。
本実施の形態において特徴的なことは、時点t1において部品が計画通りに運搬されてきたかを判定することによって、時点t4において欠品が発生するという誤った予測を防止できるようにしたことである。これにより、不正確な在庫推移予測に伴うアラームの出力を回避することができる。
次に、本実施の形態において欠品の発生を予測できたことからアラームを出力する処理の流れについて図5に示したフローチャートを用いて説明する。ここでは、組立工場に設置された部品置場A,B,C,D,・・・のうち時点t1において部品置場A,C,DにA,C,Dという運搬順序でそれぞれに部品a,c,dが運搬する場合を例にして説明する。
まず、ユーザから部品置場Cの在庫量の状況を調べる指示が入力されると、使用計画取得部21はサーバ12から部品置場Cに載置される部品cの使用計画を取得し、運搬計画取得部22はサーバ13から部品置場Cに載置される部品cの運搬計画を取得し、在庫量取得部23はサーバ14から部品cの現在の在庫量を取得する(ステップ101)。在庫推移予測部24は、取得された各情報を入力して将来における各時点における部品cの在庫量を求めることで、部品cの在庫推移を予測する(ステップ102)。なお、在庫推移の算出方法自体は、従前と同様の手法を利用してよい。
ここで、現在、図4における時点t2であるとする。部品cが運搬計画通りに時点t1において運搬されてきていたことにより図4において破線で示したように部品cの在庫量が推移すると予測されたとする。この場合、現時点t2における部品cの在庫量はs1であり、将来的に在庫量がゼロにならないと予測できる。よって、欠品は発生しないと判定して(ステップ103でN)、アラームを出力することなく処理を終了する。
一方、部品cの運搬が計画された時点t1より遅延しているため現時点t2における在庫量がs2の場合、在庫推移予測部24は、ステップ102において時点t1を過ぎてからも使用計画に従い在庫量を徐々に減少させ、時点t4において在庫量がゼロになるような在庫推移を予測することになる。この場合、欠品は発生すると判断できることになるが(ステップ103でY)、この場合、本実施の形態では、アラームを即座に出力するのではなく、時点t1に運搬されてくるべき部品cが実際に運搬されたのか否かについて次のようにして判定するようにした。
すなわち、運搬計画によると、時点t1に部品cを運搬する運搬車は、部品cと共に部品a,dを積載し、時点ta(ta<t1)に部品置場Aに移動して部品aを運搬した後に部品置場Cまで移動してくる。そして、運搬車は、その後に部品置場Dに移動して時点td(td>t1)に部品dを運搬する。つまり、本実施の形態では、部品置場A,Dに対する運搬状況を把握することで、部品cが実際に運搬されたのか否かを判定するようにした。
従って、在庫量取得部23は、サーバ14から部品置場Cの直前に運搬される部品置場Aに載置される部品aの現在(t2)の在庫量及び部品置場Cの直後に運搬される部品置場Dに載置される部品dの現在(t2)の在庫量をそれぞれ取得する(ステップ104)。そして、判定部25は、まず、時点t2における部品aの在庫量が多ければ、当該運搬車による部品aの運搬が完了している、つまり運搬済みと判定する。一方、時点t2における部品aの在庫量が少なければ、当該運搬車による部品aの運搬が完了していない、つまり未運搬と判定する。ここで、在庫量の多い若しくは少ないと判断は、例えば在庫推移の中間値((最大値+最小値)÷2)を閾値としてそれよりも現時点の部品aの在庫量が多い場合を「多い」、少ない場合を「少ない」とする。もちろん、閾値の設定方法や大小の判断はこれに限定する必要はない。部品dに対しても同様に処理することで当該運搬車による部品dの運搬が終了しているのかまだ運搬されてきていないのかを判断する(ステップ105)。
ここで、時点t2における部品dの在庫量が多いために、部品置場Dに運搬される部品dの運搬が終了していると判定した場合、判定部25は、部品置場Cへの運搬が終了していると判定する。部品置場Cには、必ず部品置場Dより先に部品が運搬されてきているはずだからである。一方、部品dの在庫量が少ないために部品置場Dへの部品dの運搬が終了していないと判定した場合、今度は部品aの在庫量を調べる。時点t2における部品aの在庫量が少ない場合、判定部25は、部品置場Cへの運搬が終了していないと判定する。部品置場Cには、必ず部品置場Aより後に部品が運搬されてきているはずだからであり、また、部品置場Cの後の運搬先である部品置場Dにもまだ運搬されていないからである。一方、部品aの在庫量が多いために部品置場Aへの運搬が終了していると判定した場合、つまり、部品置場Cより前の部品置場Aへの運搬が終了しているが、部品置場Cより後の部品置場Dへの運搬が終了していない場合、部品置場Cへの運搬は終了している可能性も終了していない可能性もある。従って、判定部25は、この場合は不定と判定する。
この結果、判定部25が部品置場A,D共に運搬が終了していないと判定した場合(ステップ106でY)、本実施の形態では、部品置場Cへの運搬が遅延しているだけであっていずれ近いうちに部品cは運搬されてくるため欠品は発生しないであろうと判断できる。よって、アラームを出力することなく処理を終了する。
一方、部品置場A,D共に運搬されていることから部品置場Cへの運搬も終了していると判定した場合(ステップ106でN)、ステップ102で得た予測通りに時点t4において欠品が発生すると判断できる。よって、この場合、アラーム出力部26は、管理者へのメッセージ通知、パトライトの点灯、警報の音出力等によるアラームを出力する(ステップ107)。
以上説明したように、本実施の形態によれば、在庫推移から在庫量がゼロになると予測された場合でも、部品の運搬が単に遅延しているだけと判断できる場合には、アラームを出力させないことができる。
なお、本実施の形態では、在庫監視対象の部品cの運搬先である部品置場Cの直前直後に運搬される部品置場A,Dの在庫状況によって部品cの欠品の発生を監視するようにした。予測精度の観点からすると、上記説明したように部品置場Cの直前直後の運搬先である部品置場A,Dの在庫量を調べるのが最適であるが、必ずしも直前及び/又は直後でなくても部品置場Cより前と後の運搬先における部品の在庫状況を調べることで部品置場Cへの運搬状況を確認することは可能である。
実施の形態2.
上記実施の形態1では、在庫監視対象の部品の運搬先である部品置場Cの直前直後に運搬される部品置場A,Dにおける運搬の有無を調べることによって部品cの在庫推移の予測精度の向上を図り、ひいては欠品の発生をより正確に予測できるようにした。本実施の形態では、部品置場Cの直前に運搬される部品置場Aへの実際の運搬時刻に基づき部品置場Cへの運搬時刻を補正することによって部品の在庫推移の予測精度の向上を図るようにした。なお、本実施の形態における全体構成及びハードウェア構成は、図1,2にそれぞれ示されたように実施の形態1と同じでよい。
図6は、本実施の形態における在庫監視装置20のブロック構成図である。なお、実施の形態1と同じ構成要素には、同じ符号を付け、説明を省略する。本実施の形態における在庫監視装置20は、判定部25の代わりに在庫推移補正部27を有している。在庫推移補正部27は、在庫推移予測部24により予測された第1の地点(上記例の部品置場C)で使用される部品の在庫量の推移から当該部品(部品c)の欠品が発生すると判断した場合、現時点において運搬計画に従い部品が運搬済みと判断した第2の地点(上記例の部品置場A)への運搬時刻及び運搬計画に基づき第1の地点で使用される部品が運搬されてくる時刻を修正し、その修正した運搬時刻に基づき第1の地点で使用される部品の在庫量の推移を補正する。
次に、本実施の形態において欠品の発生を予測できたことからアラームを出力する処理の流れについて図7に示したフローチャートを用いて説明する。ここでは、実施の形態1と同様に組立工場に設置された部品置場A,B,C,D,・・・のうち時点t1において部品置場A,C,DにA,C,Dという運搬順序でそれぞれに部品a,c,dが運搬する場合を例にして説明する。また、同じ処理には、同じステップ番号を付けて説明を適宜省略する。
ユーザからの部品置場Cの在庫量の状況を調べる指示が入力されると、各取得部21〜23は、各サーバ12〜14から部品置場Cに載置される部品cの使用計画、運搬計画及び現在の在庫量を取得する(ステップ101)。在庫推移予測部24は、取得された各情報を入力して部品cの在庫推移を予測する(ステップ102)。
ここで、現在、図4における時点t2であるとする。部品cが運搬計画通りに時点t1において運搬されてきていたことにより図4において破線で示したように部品cの在庫量が推移すると予測された場合には欠品は発生しないと判断できるので(ステップ103でN)、アラームを出力することなく処理を終了する。
一方、部品cの運搬が計画された時点t1より遅延していることにより、在庫推移予測部24がステップ102において時点t4で欠品が発生するような在庫推移を予測した場合(ステップ103でY)、本実施の形態では、次のように在庫推移の補正を行うようにした。
まず、在庫推移補正部27は、取得済みの運搬計画から運搬順序と各部品置場の移動に要する時間情報を抽出する(ステップ201)。この抽出した運搬順序から、実施の形態1と同様、運搬車が部品置場Cより前に部品置場Aへ移動することが把握できるわけであるが、ここで部品置場Aにおける部品aの在庫量から部品置場Aへ運搬済みと判定した場合、部品置場Cにおける運搬予定時刻(時点t1)を、現時点(t2)に部品置場Aから部品置場Cまでの移動に要する時間を加算した時刻で修正する(ステップ202)。つまり、部品置場Aには運搬済みであることから、運搬車が現時点t2から遅くとも運搬車の移動時間経過後には到着するといえる。従って、在庫推移補正部27は、補正した運搬予定時刻に部品cが運搬されてくるものとして部品cの在庫推移を補正する(ステップ203)。なお、補正とはいうものの、運搬予定時刻を、時点t1から(時点t2+運搬車の移動時間)に修正してステップ102と同様の手法にて在庫推移を求めればよい。
以上のように在庫推移の補正を行った結果、近々に部品cが運搬されてくるため欠品は発生しないと判断できるようになった場合(ステップ204でN)、アラームを出力することなく処理を終了する。一方、補正をしてもなお欠品が発生するという在庫推移が得られた場合には(ステップ204でY)、アラーム出力部26は、アラームを出力する(ステップ107)。
以上説明したように、本実施の形態によれば、在庫推移から在庫量がゼロになると予測された場合でも、運搬予定時刻を修正して部品の在庫推移を改めて求めた結果、在庫量がゼロにならないと判断できる場合には、アラームを出力させないことができる。
なお、本実施の形態では、部品置場Cの直前の運搬先である部品置場Aへの運搬の有無を確認し、部品置場Aの運搬時刻を用いて部品置場Cの運搬予定時刻を補正するようにした。予測精度の観点からすると、上記説明したように部品置場Cの直前の運搬先である部品置場Aの運搬時刻を用いるのが最適であるが、部品置場Cより前であって運搬されていることが確認できた部品置場であれば、必ずしも直前でなくても部品cの在庫推移を補正することは可能である。
また、上記各実施の形態では、図1、2に例示した構成に本発明を適用した場合を例にしたが、これらの構成に限定する必要はない。例えば、在庫推移手段と、判定手段や在庫推移補正手段を、異なるコンピュータにて実現してもよい。
また、本実施の形態では、部品を必要とする地点として、生産工場内に設けられた部品置場を例にしたが、これに限定する必要はなく生産ライン上の各工程等でもよい。
本発明に係る在庫監視装置の一実施の形態を含む在庫管理システムの全体構成図である。 実施の形態1における在庫監視装置20を形成するコンピュータのハードウェア構成図である。 実施の形態1における在庫監視装置20のブロック構成図である。 実施の形態1において予測した部品の在庫推移を示したグラフ図である。 実施の形態1において欠品の発生を予測できたことからアラームを出力する処理を示したフローチャートである。 実施の形態2における在庫監視装置20のブロック構成図である。 実施の形態2において欠品の発生を予測できたことからアラームを出力する処理を示したフローチャートである。
符号の説明
1 CPU、2 ROM、3 RAM、4 ハードディスクドライブ(HDD)、5 HDDコントローラ、6 マウス、7 キーボード、8 ディスプレイ、9 入出力コントローラ、10 ネットワークコントローラ、11 内部バス、12,13,14 サーバ、15 ネットワーク、20 在庫監視装置、21 使用計画取得部、22 運搬計画取得部、23 在庫量取得部、24 在庫推移予測部、25 判定部、26 アラーム出力部、27 在庫推移補正部。

Claims (4)

  1. 部品を必要とする各地点への部品の運搬順序及び各地点に部品が運搬される時刻に関する情報を含む運搬計画を取得する手段と、
    各地点における部品の使用計画を取得する手段と、
    現時点における各部品の在庫量を取得する手段と、
    予測対象として指定された第1の地点における部品の使用計画及び運搬計画と、現時点における当該部品の在庫量とから当該部品の在庫量の推移を予測する在庫推移予測手段と、
    前記在庫推移予測手段により予測された第1の地点で使用される部品の在庫量の推移と、第1の地点より前の部品運搬先である第2の地点で使用される部品の現時点における在庫量と、第1の地点の後の部品運搬先である第3の地点で使用される部品の現時点における在庫量と、第2及び第3の各地点の運搬計画と、に基づき現時点において第1の地点に部品が運搬計画通りに運搬されたか否かを判定する判定手段と、
    前記在庫推移予測手段により欠品の発生が予測された場合に警報を出力する警報手段と、
    を有し、
    前記警報手段は、前記在庫推移予測手段によって第1の地点において欠品の発生が予測された場合であっても、前記判定手段が現時点において第1の地点への部品の運搬が遅延していると判断した場合には警報を出力しないことを特徴とする在庫監視装置。
  2. 部品を必要とする各地点への部品の運搬順序及び部品運搬手段が次の運搬地点への移動に要する時間に関する移動時間情報を含む運搬計画を取得する手段と、
    各地点における部品の使用計画を取得する手段と、
    現時点における各部品の在庫量を取得する手段と、
    予測対象として指定された第1の地点における部品の使用計画及び運搬計画と、現時点における当該部品の在庫量とから当該部品の在庫量の推移を予測する在庫推移予測手段と、
    前記在庫推移予測手段により予測された第1の地点で使用される部品の在庫量の推移から当該部品の欠品が発生すると判断した場合、現時点において運搬計画に従い部品が運搬済みと判断した第2の地点への運搬時刻及び運搬計画に基づき第1の地点で使用される部品が運搬されてくる時刻を修正し、その修正した運搬時刻に基づき第1の地点で使用される部品の在庫量の推移を補正する在庫推移補正手段と、
    前記在庫推移予測手段により欠品の発生が予測された場合に警報を出力する警報手段と、
    を有し、
    前記警報手段は、前記在庫推移予測手段により第1の地点において欠品の発生が予測された場合であっても前記在庫推移補正手段により補正された在庫量の推移では欠品が発生しないと判断した場合には警報を出力しないことを特徴とする在庫監視装置。
  3. コンピュータにより実施され、
    部品を必要とする各地点への部品の運搬順序及び各地点に部品が運搬される時刻に関する情報を含む運搬計画、各地点における部品の使用計画、及び現時点における各部品の在庫量を取得する取得ステップと、
    予測対象として指定された第1の地点における部品の使用計画及び運搬計画と、現時点における当該部品の在庫量とから当該部品の在庫量の推移を予測する在庫推移予測ステップと、
    前記在庫推移予測ステップにより予測された第1の地点で使用される部品の在庫量の推移と、第1の地点より前の部品運搬先である第2の地点で使用される部品の現時点における在庫量と、第1の地点の後の部品運搬先である第3の地点で使用される部品の現時点における在庫量と、第2及び第3の各地点の運搬計画と、に基づき現時点において第1の地点に部品が運搬計画通りに運搬されたか否かを判定する判定ステップと、
    前記在庫推移予測ステップによって第1の地点において欠品の発生が予測された場合であって、かつ前記判定ステップが現時点において第1の地点への部品の運搬が遅延していると判断しなかった場合にのみ警報を出力する警報ステップと、
    を含むことを特徴とする在庫監視方法。
  4. コンピュータにより実施され、
    部品を必要とする各地点への部品の運搬順序及び部品運搬手段が次の運搬地点への移動に要する時間に関する移動時間情報を含む運搬計画、各地点における部品の使用計画、及び現時点における各部品の在庫量を取得する取得ステップと、
    予測対象として指定された第1の地点における部品の使用計画及び運搬計画と、現時点における当該部品の在庫量とから当該部品の在庫量の推移を予測する在庫推移予測ステップと、
    前記在庫推移予測ステップにより予測された第1の地点で使用される部品の在庫量の推移から当該部品の欠品が発生すると判断した場合、現時点において運搬計画に従い部品が運搬済みと判断した第2の地点への運搬時刻及び運搬計画に基づき第1の地点で使用される部品が運搬されてくる時刻を修正し、その修正した運搬時刻に基づき第1の地点で使用される部品の在庫量の推移を補正する在庫推移補正ステップと、
    前記在庫推移予測ステップにより第1の地点において欠品の発生が予測された場合であって、かつ前記在庫推移補正ステップにより補正された在庫量の推移でも欠品が発生する判断した場合にのみ警報を出力する警報ステップと、
    を含むことを特徴とする在庫監視方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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