JP2009257191A - タービンの冷却構造、タービンおよびタービンの組立治具 - Google Patents

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Abstract

【課題】ロータ長や重量の増加を防止することにより、軸芯の安定を得るとともに、コスト低減や信頼性向上やタービン全体のコンパクト化を図ることができるタービンの冷却構造、タービンおよびタービンの組立治具を提供する。
【解決手段】回転軸2の端部から径方向外側に延びるとともに回転軸2と一体に形成され外周端に動翼が取り付けられる円板部3内を通過して、動翼に冷却媒体を導く冷媒流路11,12,13と、円板部3における冷媒流路11,12,13の一部を構成するとともに、円板部3と他の円板部とを締付ける締結部5の端部が納められる収納部14と、収納部14における締結部5と対向する壁部22に形成され、円板部3および他の円板部の締付け時に締結部5と係合される治具が挿通される貫通孔24と、貫通孔24に着脱可能に配置される蓋部25と、が設けられていることを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、特に、ガスタービンロータにおけるタービン動翼に冷却空気への冷却空気の供給に用いて好適なタービンの冷却構造、タービンおよびタービンの組立治具に関する。
従来のガスタービンにおいては、タービンの動翼を冷却する冷却媒体に蒸気を使用する技術が知られ、蒸気を動翼に供給する様々な技術が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
上述の特許文献1には、複数の円板部を積み重ねて構成されるとともに、最終段円板部が軸と一体構造とされたガスタービンにおいて、軸および円板などの内部に設けられた流路を介して冷却媒体が供給される構成が開示されている。
最終段円板部と軸とを一体とした構造では、これらが分離された構造と比較して、構造の簡素化が図られることにより軸芯の保持が容易になるという利点がある。
一方、複数の円板部を積み重ねて構成されるガスタービンにおいて、最終段円板の下流側にダミーディスクを設け、最終段円板とダミーディスクとの間に冷却媒体用の流路を形成する方法も知られている(例えば、特許文献2参照。)。
一方、近年のガスタービンの高効率化の傾向から、ガスタービンを通過する燃焼ガスは高温化の方向にある。そのため、従来は無冷却であった最終段の動翼も、冷却媒体を用いて冷却する傾向にある。即ち、特許文献2に示すように、ロータにおける最終段側の軸端から冷却媒体を導入して、最終段円板部に設けた冷却媒体用冷却流路を経由して、動翼に冷却媒体を供給している。例えば、特許文献2に示すように、最終段動翼用冷却流路を最終段円板部に設けるため、円板部の外壁面に沿って円板部内部に、ロータ中心から放射状に半径方向の外方に向かって、複数の冷却流路を穿設している。
また、特許文献1及び特許文献2に示すように、複数の円板部を積み重ねて構成されたガスタービンにおいては、積層した円板部に締付けボルトを嵌挿して、積層した円板部の両側からナットで締め付けて一体のロータを構成している。
特開平10−205302号公報 特開平11−229804号公報
しかし、締付けボルト及びナットを締結する際は、ボルトテンショナーを用いて、予め一定の張力を締付けボルトに与える必要がある。即ち、内部に冷却流路を備えた円板部の外側からボルトテンショナーを用いてボルトに張力を与える場合、回転軸線方向に張力に見合った相当な押し付け力が、ボルトテンショナーを介して最終段円板部の外側側壁に付加されることになる。このような外部からの押し付け力に耐える円板部とするためには、ある程度の厚さが必要となる。即ち、円板部は、冷却流路の内圧に耐える厚み以上の肉厚が要求されるのが通常である。そのため、従来技術に示される締付けボルトの場合には、最終段円板の外側にボルト突出部を設けるため、円板部を積層したロータ全体の長さが長くなり、重量が増加するという問題がある。
一方、ダミーディスクを用いる方法では、ダミーディスクを追加することにより、回転軸線方向の寸法(ロータ長)が長くなり、かつ、重量が増加していた。これにより、軸芯の安定性が低下する恐れがあるという問題があった。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであって、ロータ長や重量の増加を防止することにより、軸芯を安定させ、信頼性向上及びタービン全体のコンパクト化を図るとともに、コスト低減を達成することができるタービンの冷却構造、タービンおよびタービンの組立治具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、以下の手段を提供する。
本発明のタービンの冷却構造は、回転軸線まわりに回転可能に支持された回転軸内から、該回転軸の端部から径方向外側に延びるとともに前記回転軸と一体に形成され外周端に動翼が取り付けられる円板部内を通過して、前記動翼を冷却する冷却媒体を導く冷媒流路と、前記円板部における前記冷媒流路の一部を構成するとともに、前記円板部と他の円板部とを締付ける締結部の端部が納められる収納部と、前記収納部における前記締結部と対向する壁部に形成され、前記円板部および前記他の円板部の締付け時に前記締結部と係合される治具が挿通される貫通孔と、該貫通孔に着脱可能に配置される蓋部と、が設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、締結部の端部が収納部に収められているため、ロータの全長を短くすることができ、タービン全体をコンパクトにできる。また、冷媒流路によって回転軸および円板部内を通過して冷却媒体を供給するため、ダミーディスクを設けて冷媒流路を形成する方法と比較して、ダミーディスクを設ける必要がなく、ロータ長の増加および重量の増加が防止される。
一方、円板部と他の円板部とを締結部により締付ける際には、貫通孔を介して治具が挿通されるため、締結部の端部が収納部に収められていても円板部と他の円板部との締付けができる。
貫通孔は蓋部を用いて閉じられるため、収納部は冷媒流路の一部として構成される。
上記発明においては、前記収納部には、前記壁部と前記円板部との間で前記回転軸線まわりに延びるとともに径方向外側に開口する溝部と、前記溝部の開口を塞ぐ円筒状の筒部と、が設けられていることが望ましい。
本発明によれば、溝部を形成するとともに、溝部の開口を筒部により塞ぐことにより収納部の形成がされるため、締付けボルト及びナットの着脱作業が容易となる。
本発明のタービンは、回転軸線まわりに回転可能に支持された回転軸と、該回転軸の端部から径方向外側に延びるとともに前記回転軸と一体に形成され、外周端に動翼が取り付けられる円板部と、上記本発明の冷却構造と、が設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、上記冷却構造を備えるため、ロータの全長を短くすることができ、タービン全体をコンパクトにできる。
冷媒流路によって回転軸および円板部内を通過して冷却媒体を供給するため、ダミーディスクを設けて冷媒流路を形成する方法と比較して、ロータ長の増加および重量の増加が防止され、軸芯の安定を得るとともに、コスト低減や信頼性向上やタービン全体の体格縮小が図られる。
本発明のタービンの組立治具は、上記本発明の冷却構造を有するタービンの組立治具であって、前記円板部と他の円板部とを締結部により締付ける際に、前記溝部内に前記回転軸線に沿う方向に並んで配置され、互いに対向する面が、径方向外側に向かって前記円板部に接近または前記円板部から離間する傾斜を有する第1ブロック部および第2ブロック部が設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、円板部と壁部との間に第1ブロック部および第2ブロック部とが配置されるため、円板部と他の円板部とを締結部により締付ける際に、壁部に付加される押し付け力は壁部から第1および第2ブロック部を介して円板部に伝達される。そのため、壁部は上述の押し付け力による主として曲げモーメントに耐える強度を必要とせず、単に冷媒流路内を流れる冷却流体の圧力に耐える強度まで壁部の厚さを薄くできる。
第1および第2ブロック部における互いに対向する面が傾斜面であるため、壁位置の加工精度に影響されることなく、第1および第2ブロック部を径方向に相対的に移動させることにより、円板部に第1および第2ブロック部の一方を接触させ、壁部に第1および第2ブロック部の他方を接触させることができる。そのため、壁部には曲げモーメントを及ぼすことなく、締結部の締付力を単に圧縮力として受けながら、円板部本体に確実に伝達することを可能とする。
本発明のタービンの冷却構造、タービンおよびタービンの組立治具によれば、タービン全体がコンパクトになるとともに、冷媒流路によって回転軸および円板部内を通過して冷却媒体を供給するため、ダミーディスクを設けて冷媒流路を形成する方法と比較して、ロータ長の増加および重量の増加が防止され、軸芯の安定を得るとともに、コスト低減や信頼性向上を図ることができるという効果を奏する。
この発明の一実施形態に係るガスタービンについて、図1から図10を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係るガスタービンの構成を説明する部分拡大図である。
ガスタービン(タービン)1は、図1に示すように、動翼7および静翼8との間に作動流体が供給され、作動流体から回転エネルギを抽出して外部の機器に供給するものである。
ガスタービン1には、回転軸線Lまわりに回転可能に支持されたシャフト2と、シャフト2と一体に形成された最終段円板(円板部)3と、シャフト2とは別体に形成された中間段円板(他の円板部)4と、最終段円板3および中間段円板4を一体に締付ける締付けボルト(締結部)5およびナット(締結部)6と、最終段円板3および中間段円板4に取り付けられる動翼7と、動翼7の間に配置される静翼8と、動翼7に冷却媒体である上記を供給する冷却構造10と、が設けられている。
ここで、シャフト2、最終段円板3および中間段円板4などを一体に構成したもので、回転可能に支持されたものをロータと表記する。具体的には、ロータは、例えば4段のディスク(円板)を積層して中間軸を介して一体に締結されている。
図1では、後方段の翼構成のみを示しており、実際には前方段の複数の静翼、動翼及びそれらの翼を備えた他の複数の円板部(図示せず)を含めて一体のロータが構成されている。従って、ロータを一体に締結する際は、図1に示す締付けボルト5及びナット6の他に、特許文献1に示すように、圧縮機とタービンの中間にある中間軸側の他方のナットが配置されて、全体として一体に締結されている。
シャフト2は、図1に示すように、動翼7により抽出された回転エネルギが最終段円板3および中間段円板4を介して伝達され、外部の機器に回転エネルギを伝達するものである。
シャフト2には、後述する冷却構造10を構成する軸流路11が回転軸線Lに沿って設けられている。
最終段円板3は、図1に示すように、シャフト2と一体に形成された径方向外側に延びる円板状の部材であって、外周端に動翼7が着脱可能に取り付けられるものである。
最終段円板3には、後述する冷却構造10を構成する第1円板流路12および第2円板流路13や、収納部14などが設けられている。
中間段円板4は、図1に示すように、シャフト2および最終段円板3とは別体に形成された径方向外側に延びる円板状の部材であって、外周端に動翼7が着脱可能に取り付けられるものである。
締付けボルト5は、図1に示すように、回転軸線Lに沿って延びるように配置され、ナット6とともに最終段円板3および中間段円板4を一体に締付けるものである。つまり、締付けボルト5は、同一円周上に等間隔に配置され(図3参照。)、最終段円板3および中間段円板4を周方向に均一に締付けるものである。
なお、締付けボルト5としては公知のボルトを用いることができ、とくに限定するものではない。
動翼7および静翼8は、図1に示すように、回転軸線Lに沿う方向に交互に並んで配置され、ガスタービン1に供給される作動流体から回転エネルギを抽出するものである。動翼7は、最終段円板3および中間段円板4の外周端から径方向外側に延び、かつ、両円板3,4に対して着脱可能に取り付けられている。静翼8は、ガスタービン1のケーシング(図示せず)の内周面から径方向内側に延び、かつ、ケーシングに対して着脱可能に取り付けられている。
なお、動翼7および静翼8としては、公知のものを用いることができ、特に限定するものではない。
冷却構造10は、図1に示すように、動翼7を冷却する冷却媒体である空気を、最終段円板3と動翼7との間の空間に供給するものである。なお、当該空間に供給された以後の冷却媒体の流れる経路は、公知の経路と同じであるため、その説明を省略する。
図2は、図1の冷却構造の構成を説明する部分拡大図である。図3は、図1の冷却構造の構成を説明するA−A断面視図である。
冷却構造10には、図1から図3に示すように、シャフト2内における冷却媒体の流路である軸流路(冷媒流路)11と、最終段円板3内における冷却媒体の流路である第1円板流路(冷媒流路)12および第2円板流路(冷媒流路)13と、冷却媒体の流路であるとともに締付けボルト5の端部が収納される収納部14と、が設けられている。
軸流路11は、図1から図3に示すように、シャフト2の内部に回転軸線Lに沿って形成された流路である。軸流路11における最終段円板3側の端部には、第1円板流路12が連通されている。
第1円板流路12は、図1から図3に示すように、最終段円板3の内部を径方向に沿って延びる流路であって、軸流路11と収納部14との間を連通させる流路である。
第1円板流路12は、図3に示すように、周方向に等間隔に配置され、かつ、締付けボルト5の間に向かって開口する位置に配置されている。
第2円板流路13は、図1から図3に示すように、最終段円板3の内部を径方向に沿って延びる流路であって、収納部14と最終段円板3の外周端との間を連通させる流路である。
収納部14は、図1から図3に示すように、最終段円板3の内部を周方向に延びる環状の空間であって、冷却媒体の流路を形成するとともに締付けボルト5の端部が収納される空間である。
収納部14には、図2および図3に示すように、最終段円板3との間で径方向外側に向かって開口する溝部21を形成する壁部22と、溝部21の開口を塞ぐ筒部23と、壁部22に形成された貫通孔24と、貫通孔24に着脱可能に取り付けられる蓋部25と、が設けられている。
壁部22は、図2および図3に示すように、径方向外側に向かって延びる円板状の部材であって、最終段円板3および筒部23とともに収納部14の周囲を覆う壁面を構成するものである。言い換えると、壁部22は、最終段円板3の側面から、締付けボルト5の端部及びナット6が収納される間隔を隔てた位置に、径方向外側に向かって延びて配置されているものである。
壁部22の板厚は、収納部14内を流れる冷却媒体の圧力(例えば約0.6MPa)、つまり内圧に耐えうる強度を確保する厚さに設定されている。言い換えると、最終段円板3および中間段円板4の締め付け時にボルトテンショナー61から付加されるボルト引締荷重に耐えうる板厚よりも薄い板厚に設定されている。
壁部22における側面には、図3に示すように、最終段円板3および中間段円板4の締め付けに用いられるボルトテンショナー61が当接されるテンショナー着座面31が設けられている。テンショナー着座面31は、後述する貫通孔24と略同一の円周上であって貫通孔24の間に設けられている。言い換えると、テンショナー着座面31と貫通孔24とが交互に同一円周上に並んで配置されている。
図4は、図3の壁部と筒部との間のシール構造を説明する部分拡大図である。
壁部22の径方向外側の端面には、シールリング35A,35Bが収納されるシール溝34が設けられている。
シールリング35A,35Bは、壁部22と筒部23との間の隙間を埋めて、収納部14から外部への冷却媒体の漏れを防止するものである。
尚、図4において矢印方向で示すように、通常の運転時には筒部23及び対向する壁部22には、半径方向の外側(図4における上方向)に向かう遠心力と、収納部内を流れる冷却空気の内圧により回転軸線L方向(図4における右方向)に働く力と、を受けることになる。そのため、筒部23と壁部22の接触面23Bからの冷却空気のリークを防止するため、以下のようなシール構造を採用している。
シールリング35Aおよびシールリング35Bは、リング状に形成された部材であって、径方向外周側にシールリング35Aが配置され、径方向内周側にシールリング35Bが配置されている。
シールリング35Aにおける内周面、つまりシールリング35Bと接触する面は、径方向外側に向かって最終段円板3に近づく傾斜面とされている。一方、シールリング35Bにおける外周面、つまりシールリング35Aと接触する面は、径方向外側に向かって最終段円板3に近づく傾斜面とされている。上述のようなシールリング35A、35Bの組合せにより、接触面23Bでの空気漏れを抑制できる。
溝部21は、例えばシャフト2および最終段円板3の一体形成物を、径方向外側から切削して形成された円周状の凹部であって、筒部23により開口が閉じられることにより収納部14を形成するものである。
溝部21の径方向内側の面には第1円板流路12と連通する開口が設けられている。一方、最終段円板3側の側面には、締付けボルト5と噛み合わされるナット6が当接するナット着座面41が設けられ、さらに、第2円板流路13と連通する開口が設けられている。
ナット着座面41は、締付けボルト5の中心軸線に対して垂直に形成された平面であって、例えば、溝部21の切削加工時に同時に加工されるものである。ナット着座面41をこのように形成することにより、締付けボルト5とナット6とを正しく噛み合わせることができる。
このように溝部21を形成するため、ナット着座面41の形成が容易となるとともに、溝部21の開口を筒部23により塞ぐことにより収納部14の形成がされるため、収納部14の形成が容易となる。
筒部23は、図2および図4に示すように、回転軸線Lに沿って平行に延びる一体に形成された略円筒状の部材であって、回転軸線L方向(図4の右方向)から溝部21(収納部14)を覆うように嵌め込まれものであり、かつ、最終段円板3および壁部22とともに収納部14の周囲を覆う壁面を構成するものである。言い換えると、筒部23は、溝部21の開口を閉じることにより、収納部14を形成するものである。このような形状にすることにより、筒部23に回転円輪として強度を持たせることができる。
筒部23における最終段円板3側の端部には、径方向外側に延びる取付け鍔部23Aが設けられている。筒部23は、取付け鍔部23Aを最終段円板3に当接させて、ボルト26により最終段円板3に固定される。
ボルト26は、取付け鍔部25Aの外面に周方向に複数個配置され、ボルト26を締め込むことにより、筒部23を最終段円板3の外側面に固定できる。また、筒部23は、回転軸線L方向から嵌め込みが可能な構造であるので、筒部23の着脱は容易である。
定検時にロータを分解する手順を以下に説明する。
まず、ロータを収納するケーシング(図示せず)からロータ全体を取外し、図4に示すボルト26を取りはずして、筒部23を回転軸線L方向(図4の右方向)に引き抜いて取外す。その後、最終段円板3における収納部14の壁部22に形成された貫通孔24に嵌合されている蓋部25を分解して、取外す。さらに、締付けボルト5からナット6を取外すことにより、貫通孔24を介して回転軸線L方向(図4の右方向)に締付けボルト5を引き抜くことができる。
即ち、本実施形態では、ロータ全体をコンパクトにするために、締付けボルト5及びナット6を収納部14内に納めて、締付けボルト5の突出部も収納部14内に納められている。このようにすることにより、最終段円板3および中間段円板4等が積層されたロータの全長が出来るだけ小さく抑えられ、ロータ全体のコンパクト化と重量軽減とが達成されている。
また、ガスタービンのメンテナンスの際の締付けボルト及びナットの着脱作業を容易にするため、筒部23を収納部14の蓋替りとして着脱可能な構造とした。
更に、筒部23と壁部22との間のシールが問題となるので、図4に示すシール構造を備えて、冷却空気が確実にシール出来るようにした。
図5は、図4のシール構造の他の実施例を説明する部分拡大図である。
なお、上述のように筒部23を略円筒状に形成し、壁部22と筒部23との間をシールリング35A,35Bで埋めてもよい。また、図5に示すように、筒部23の鍔部23Aに対する他端には、その端部を径方向内側に環状に折り曲げた係合部23Bを備え、係合部23と壁部22の外周端22Aを重ねてボルト27で締結する構造としてもよい。このような構造とすれば、筒部23と壁部22の接触面23Bからのリークを確実に防止できる。
壁部22における締付けボルト5と対向する位置には、図2および図3に示すように、ボルトテンショナー61が挿通される貫通孔24が設けられている。貫通孔24は、ボルト5穴と同芯に配置されている。
蓋部25は、図2および図4に示すように、収納部14側から貫通孔24に着脱可能に配置され、貫通孔24を塞ぐものである。
蓋部25には、径方向外側に延びる鍔状の抜止め部25Aが設けられ、蓋部25のスリーブ25Bと貫通孔24との間は嵌め合い構造となっている。このようにすることで、抜止め部25Aが壁部22と当接し、蓋部25は抜き止め部25A及びスリーブ25Bで冷却媒体の内圧を受け止め、収納部14内の冷却空気が外部へ洩れることを防止している。
次に、本実施形態のガスタービン1における運転について説明する。
ガスタービン1における動翼7および静翼8の間には、図1に示すように。例えば、燃焼器(図示せず)により生成された高温高圧の燃焼ガスである作動流体が供給される。作動流体は、動翼7を回転軸線Lまわりに回転させながら下流側(図1の右側)に向かって流れる。
動翼7の回転は、中間段円板4や最終段円板3を介してシャフト2に伝達され、回転エネルギとして外部に取り出される。
次に、本実施形態の冷却構造10における冷却媒体の流れについて説明する。
ガスタービン1が運転されると、外部から供給された冷却媒体である空気が、冷却構造10を介して動翼7に供給される。冷却媒体は、動翼7を冷却するために用いられる。
具体的には、図1および図2に示すように、軸流路11に流入した冷却媒体は最終段円板3に向かって流れ、軸流路11から第1円板流路12に流入する。第1円板流路12に流入した冷却媒体は、径方向外側に向かって流れて収納部14を介して第2円板流路13に流入する。第2円板流路13に流入した冷却媒体は、最終段円板3と動翼7との間に流入し、そこから動翼7に供給される。
シャフト2および最終段円板3が回転すると、遠心力により筒部23および壁部22が変形し、筒部23および壁部22との間に隙間が形成される。この隙間は、図4に示すように、シールリング35A,35Bにより埋められ、冷却媒体の漏れが防止される。
具体的には、シールリング35Aは、シールリング35A自身に働く遠心力、および、シールリング35Bに働く遠心力により筒部23の内周面に押し付けられる。さらに、シールリング35Aは、シールリング35Bと接触する内周面が傾斜しているため、シールリング35Bによりシール溝34の側壁にも押し付けられる。
そのため、収納部14から外部へ冷却媒体が漏れる経路が全て塞がれ、冷却媒体の漏れが防止される。
次に、本実施形態のガスタービン1における中間段円板4と最終段円板3との締め付け作業について説明する。
図6は、中間段円板と最終段円板とを締付ける際に用いられる第1および第2ブロック部の構成およびその配置を説明するB−B断面視図である。図7は、締付けボルトにボルトテンショナーが取付けられた状態を説明する部分拡大図である。
中間段円板4と最終段円板3とを締付けボルト5により締付ける際には、図6に示すように、溝部21に第1ブロック部51および第2ブロック部52が配置され、テンショナー着座面31には、ボルトテンショナー61の当接部62が押し当てられる。
一方、締付けボルト5には、図7に示すように、貫通孔24を介してボルトテンショナー61が挿通され、ボルトテンショナー61と締付けボルト5とが噛み合わされる。
第1ブロック部51および第2ブロック部52は、中間段円板4と最終段円板3とを締付ける際に、当接部62から壁部22に付加されるボルト引締め荷重を、壁部22から最終段円板3に伝達するものである。
第1ブロック部51および第2ブロック部52における互いに対向する面は、図6に示すように、径方向外側に向かって最終段円板3側に接近する傾斜面とされ、第1ブロック部51および第2ブロック部52には、径方向に関する相対位置を固定する固定ボルト53が設けられている。
このように構成することで、溝部21の幅に関わらず、第1ブロック部51および第2ブロック部52を径方向に相対的に移動させて、最終段円板3に第2ブロック部52を接触させ、壁部22に第1ブロック部51を接触させることができる。
ボルトテンショナー61は、テンショナー着座面31を最終段円板3や中間段円板4側(図6の左方向)に押し付けるとともに、締付けボルト5をシャフト2側(図7なの右方向)に引っ張ることにより、ボルト引締め荷重を付加する。これにより、最終段円板3および中間段円板4が密着し、締付けボルト5により一体とされる。
尚、締付けボルト5に張力を与える際は、締付けボルト5の両側にあるテンショナー着座面31にボルトテンショナー61の当接部を押し当てて、締付けボルト5を一本ずつ緊張させて、締付けボルト5に張力を与えることができる。また、全てのテンショナー着座面31に当接する足を供えた一体の治具を製作し、全ての締付けボルト5を同時に緊張させてもよい。
このように、溝部21を第1ブロック部51および第2ブロック部52で埋めることにより、ボルト引き締め荷重は、最終段円板3に壁部22の強度を要せずに伝えられる。そのため、壁部22の厚さは、内圧に対する強度に対してのみ定めることを可能となり、壁厚を小にとどめることができ、ロータの長さと重量増加とを最小とすることができる。
言い換えると、最終段円板3と壁部22との間に第1ブロック部51および第2ブロック部52とを配置することにより、最終段円板3および中間段円板4とを締付けボルト5により締付ける際に、ボルトテンショナー61から壁部22に付加されるボルト引締め荷重(押し付け力)は壁部22から第1ブロック部51および第2ブロック部52を介して最終段円板3に伝達される。そのため、壁部22はボルト引締め荷重に耐える強度を必要とせず、収納部14内を流れる冷却流体の圧力に耐える強度まで壁部22の厚さを薄くできる。
上記の構成によれば、最終段円板3や中間段円板4などを積み重ねて締付けボルト5で一体に締付けられたロータに対して、シャフト2の軸端から最終段円板3や中間段円板4の翼溝底に冷却流体が流通する冷媒流路通路を設けるものにあって、ロータにおける回転軸線L方向の長さ、つまり軸長の増加を十分小にとどめ、かつ、最終段円板3や中間段円板4などとシャフト2とを一体としたロータにすることができる。
締付けボルト5の端部やナット6が収納部14に収められているため、最終段円板3等が回転した際の締付けボルト5の端部やナット6による空気の攪拌がなくなり、この空気撹拌による軸受油箱内の潤滑油ミストの吸引及び吸引されたミストによるロータ周辺の汚染を回避できる。
冷媒流路によってシャフト2および最終段円板3内を通過して冷却媒体を供給するため、ダミーディスクを設けて冷媒流路を形成する方法と比較して、ダミーディスクを設ける必要がなく、ロータ長、つまり最終段円板3や中間段円板4などの回転軸線L方向の長さの増加、および、重量の増加を防止できる。そのため、軸芯の安定が得られ信頼性の向上が図られるとともに、ガスタービン1の製造コスト低減およびガスタービン全体のコンパクト化を図ることができる。
一方、最終段円板3と中間段円板4とを締付けボルト5により締付ける際には、貫通孔24を介してボルトテンショナー61が挿通されるため、締付けボルト5の端部やナット6が収納部14に収められていても最終段円板3と中間段円板4との締付けができる。
貫通孔24は蓋部25を用いて閉じられるため、収納部14は冷却媒体が流れる流路の一部として構成される。
図8は、図2の蓋部の他の実施例を説明する正面視図である。図9および図10は、図8の蓋部の取り付け方法を説明する断面視図である。
なお、上述の実施形態のように略円板状の蓋部25を用いて貫通孔24を塞いでもよいし、図8に示すように、切欠き部126を設けた蓋部125を用いてもよく、特に限定するものではない。
このように蓋部125に切欠き部126を設けることにより、締付けボルト5の端部と壁部22との隙間が、蓋部25の厚さよりも狭い場合であっても、貫通孔24に蓋部125を配置することができる。
蓋部125を貫通孔24に配置する場合には、まず図9に示すように、切欠き部126を下方にして、貫通孔24に対向する位置まで蓋部125を挿入する。このとき、締付けボルト5の端部は切欠き部126を通るため、締付けボルト5の端部と壁部22との隙間が蓋部125の厚さよりも狭くても、蓋部125を貫通孔24に対向する位置まで挿入できる。その後、蓋部125は、図10に示すように、貫通孔24に嵌め込まれる。尚、本実施例においても、図2及び図4に示す実施例と同様に、蓋部125と貫通孔24との間は嵌め合い構造となっており、冷却空気は蓋部125のスリーブ125Bと貫通孔24の間でシールされる。
本発明の一実施形態に係るガスタービンの構成を説明する部分拡大図である。 図1の冷却構造の構成を説明する部分拡大図である。 図1の冷却構造の構成を説明するA−A断面視図である。 図3のシールリングの構成を説明する部分拡大図である。 図4のシール構造の他の実施例を説明する部分拡大図である。 中間段円板と最終段円板とを締付ける際に用いられる第1および第2ブロック部の構成およびその配置を説明するB−B断面視図である。 締付けボルトにボルトテンショナーが取付けられた状態を説明する部分拡大図である。 図2の蓋部の他の実施例を説明する正面視図である。 図8の蓋部の取り付け方法を説明する断面視図である。 図8の蓋部の取り付け方法を説明する断面視図である。
符号の説明
1 ガスタービン(タービン)
2 シャフト(回転軸)
3 最終段円板(円板部)
4 中間段円板(他の円板部)
5 締付けボルト(締結部)
6 ナット(締結部)
7 動翼
10 冷却構造
11 軸流路(冷媒流路)
12 第1円板流路(冷媒流路)
13 第2円板流路(冷媒流路)
14 収納部
21 溝部
22 壁部
23 筒部
24 貫通孔
25,125 蓋部
51 第1ブロック部
52 第2ブロック部
L 回転軸線

Claims (4)

  1. 回転軸線まわりに回転可能に支持された回転軸内から、該回転軸の端部から径方向外側に延びるとともに前記回転軸と一体に形成され外周端に動翼が取り付けられる円板部内を通過して、前記動翼を冷却する冷却媒体を導く冷媒流路と、
    前記円板部における前記冷媒流路の一部を構成するとともに、前記円板部と他の円板部とを締付ける締結部の端部が納められる収納部と、
    前記収納部における前記締結部と対向する壁部に形成され、前記円板部および前記他の円板部の締付け時に前記締結部と係合される治具が挿通される貫通孔と、
    該貫通孔に着脱可能に配置される蓋部と、
    が設けられていることを特徴とするタービンの冷却構造。
  2. 前記収納部には、
    前記壁部と前記円板部との間で前記回転軸線まわりに延びるとともに径方向外側に開口する溝部と、
    前記溝部の開口を塞ぐ円筒状の筒部と、
    が設けられていることを特徴とする請求項1記載のタービンの冷却構造。
  3. 回転軸線まわりに回転可能に支持された回転軸と、
    該回転軸の端部から径方向外側に延びるとともに前記回転軸と一体に形成され、外周端に動翼が取り付けられる円板部と、
    請求項1または請求項2に記載の冷却構造と、
    が設けられていることを特徴とするタービン。
  4. 請求項2記載の冷却構造を有するタービンの組立治具であって、
    前記円板部と他の円板部とを締結部により締付ける際に、前記溝部内に前記回転軸線に沿う方向に並んで配置され、
    互いに対向する面が、径方向外側に向かって前記円板部に接近または前記円板部から離間する傾斜を有する第1ブロック部および第2ブロック部が設けられていることを特徴とするタービンの組立治具。
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