JP2009254789A - 薬液投与用カニューラおよび薬液投与装置 - Google Patents

薬液投与用カニューラおよび薬液投与装置 Download PDF

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Abstract

【課題】処置対象に対して薬液投与を効率的に行うことができる薬液投与用カニューラおよび薬液投与装置を提供すること。
【解決手段】生体5内に埋め込まれ薬液を処置対象部分まで導いて先端部近傍の開口部から前記薬液を処置対象4に投与可能にする複数のカニューラ2−1〜2−3と、生体5内に穿刺され複数のカニューラ2−1〜2−3を処置対象4近傍まで導く穿刺部材3と、を備え、薬液を投与するカニューラ2−1〜2−3の開口部が処置対象4を囲むように分散配置する。この場合、各カニューラ2−1〜2−3の長さは異なることが好ましい。
【選択図】 図1

Description

この発明は、抗癌剤などの薬液を直接かつ比較的長期間にわたり連続的に患部などの処置対象に投与する薬液投与用カニューラおよび薬液投与装置に関するものである。
従来、浸透圧ポンプ(非特許文献1参照)を用いて、10ml程度の微量の薬液を、たとえば1週間程度の比較的長い所定時間をかけて連続的に投与することが行われていた。
Theewes F and Yum SI.Principles of the operation of genericosmotic pump for the delivery of semisolid or liquid drug formulations.Ann Biomed Eng 1976,4(4):343-353
しかしながら、上述した従来の薬液投与では、患部などの処置対象の一点に対して薬液を投与していたため、処置対象全体に対する薬液投与の効果を十分にあげることができないという問題点があった。
この発明は、上記に鑑みてなされたものであって、処置対象に対して薬液投与を効率的に行うことができる薬液投与用カニューラおよび薬液投与装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、この発明にかかる薬液投与用カニューラは、体内に埋め込まれ薬液を処置対象部分まで導いて先端部近傍の開口部から前記薬液を処置対象に投与可能にする複数のカニューラと、体内に穿刺され前記複数のカニューラを前記処置対象周辺まで導く穿刺部材と、を備えたことを特徴とする。
また、この発明にかかる薬液投与用カニューラは、上記の発明において、前記複数のカニューラのうち少なくとも1つは、長さが異なることを特徴とする。
また、この発明にかかる薬液投与用カニューラは、上記の発明において、前記複数のカニューラのうちの少なくとも1つは、複数の開口部を有することを特徴とする。
また、この発明にかかる薬液投与用カニューラは、上記の発明において、前記複数のカニューラのうちの少なくとも1つは、多重構造であって複数の開口部を有することを特徴とする。
また、この発明にかかる薬液投与用カニューラは、上記の発明において、前記複数のカニューラのうちの少なくとも1つは、1以上の前記開口部が前記処置対象周辺かつ異なる位置に配置されることを特徴とする。
また、この発明にかかる薬液投与用カニューラは、上記の発明において、前記複数のカニューラのうちの少なくとも1つは、1以上の前記開口部が前記処置対象内部に配置されることを特徴とする。
また、この発明にかかる薬液投与用カニューラは、上記の発明において、前記複数のカニューラのうちの少なくとも1つは、1以上の前記開口部が前記処置対象に対する穿刺部の周辺であって前記処置対象外部に配置されることを特徴とする。
また、この発明にかかる薬液投与用カニューラは、上記の発明において、前記複数のカニューラのうちの少なくとも1つは、1以上の前記開口部が前記処置対象内部に配置されるとともに、他の1以上の開口部が前記処置対象に対する穿刺部の周辺であって前記処置対象外部に配置されることを特徴とする。
また、この発明にかかる薬液投与用カニューラは、上記の発明において、前記複数のカニューラのうちの少なくとも1つは、前記処置対象を貫通し、該貫通した貫通先端部の周辺であって前記処置対象外部と、前記処置対象内部と、前記処置対象に対する穿刺部の周辺であって前記処置対象外部との少なくとも1つ以上の位置に1以上の開口部が配置されていることを特徴とする。
また、この発明にかかる薬液投与用カニューラは、上記の発明において、前記複数のカニューラのうちの少なくとも1つは、多重構造であって、先端が前記処置対象内部まで延びる第1のチャネルと、先端が前記処置対象に対する穿刺部の周辺であって前記処置対象外部まで延びる第2のチャネルとを有し、前記第1のチャネルおよび前記第2のチャネルのそれぞれは1以上の開口部を有し、前記第1のチャネルは、少なくとも1以上の開口部が前記処置対象内部に配置され、前記第2のチャネルは、少なくとも1以上の開口部が前記処置対象に対する穿刺部の周辺であって前記処置対象外部に配置されることを特徴とする。
また、この発明にかかる薬液投与用カニューラは、上記の発明において、前記複数のカニューラのうちの少なくとも1つは、多重構造であって、先端が前記処置対象を貫通した貫通先端部の周辺であって前記処置対象外部まで延びる第1のチャネルと、先端が前記処置対象に対する穿刺部の周辺であって前記処置対象外部まで延びる第2のチャネルとを有し、前記第1のチャネルおよび前記第2のチャネルのそれぞれは1以上の開口部を有し、前記第1のチャネルは、少なくとも1以上の開口部が前記処置対象内部および/または前記処置対象を貫通した貫通先端部の周辺であって前記処置対象外部に配置され、前記第2のチャネルは、少なくとも1以上の開口部が前記処置対象に対する穿刺部の周辺であって前記処置対象外部に配置されることを特徴とする。
また、この発明にかかる薬液投与用カニューラは、上記の発明において、前記複数のカニューラのうちの少なくとも1つは、多重構造であって、先端が前記処置対象を貫通した貫通先端部の周辺であって前記処置対象外部まで延びる第1のチャネルと、先端が前記処置対象内部まで延びる第2のチャネルとを有し、前記第1のチャネルおよび前記第2のチャネルのそれぞれは1以上の開口部を有し、前記第1のチャネルは、少なくとも1以上の開口部が前記処置対象内部および/または前記処置対象を貫通した貫通先端部の周辺であって前記処置対象外部に配置され、前記第2のチャネルは、少なくとも1以上の開口部が前記処置対象内部および/または前記処置対象に対する穿刺部の周辺であって前記処置対象外部に配置されることを特徴とする。
また、この発明にかかる薬液投与用カニューラは、上記の発明において、前記第1のチャネルから吐出する薬液と前記第2のチャネルから吐出する薬液とは異なることを特徴とする。
また、この発明にかかる薬液投与用カニューラは、上記の発明において、前記複数のカニューラのうちの少なくとも1つは、先端部分が前記穿刺部材内に弾性圧縮された状態で案内され、前記穿刺部材の先端から突出したときに弾性復元されて前記処置対象を囲むように配置されることを特徴とする。
また、この発明にかかる薬液投与用カニューラは、上記の発明において、前記穿刺部材は、当該穿刺部材の軸に沿って形成された複数の挿入孔を有し、前記複数のカニューラは、各挿入孔に挿脱可能に収容され、各挿入孔の先端開口から突出して前記処置対象内部に穿刺されることを特徴とする。
また、この発明にかかる薬液投与用カニューラは、上記の発明において、各挿入孔の先端開口は、前記穿刺部材の軸に対して偏って分散配置されることを特徴とする。
また、この発明にかかる薬液投与用カニューラは、上記の発明において、各挿入孔の先端開口は、前記穿刺部材の軸から1つの径外方向に分散配置されることを特徴とする。
また、この発明にかかる薬液投与装置は、上記の発明のいずれか一つに記載の薬液投与用カニューラと、前記複数のカニューラに薬液を供給する薬液供給装置と、を備えたことを特徴とする。
この発明によれば、穿刺部材が、体内に穿刺される複数のカニューラを前記処置対象周辺まで導き、各カニューラが処置対象を囲み、あるいは処置対象内に穿刺されるなどして異なる位置に配置された先端近傍の開口部から処置対象全体に偏りなく薬液を投与可能にしているので、処置対象に対する薬液投与を効率的に行うことができる。
以下、図面を参照して、この発明にかかる薬液投与用カニューラおよび薬液投与用システムの好適な実施の形態を詳細に説明する。なお、この実施の形態によってこの発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、この発明の実施の形態1にかかる薬液投与用カニューラを含む薬液投与装置の概要構成を示す模式図である。図1において、この薬液投与装置は、人体などの生体5内の癌などの患部である処置対象4に対して、数十ml程度の薬液を、たとえばフルオロウラシル(5−FU)などの抗癌剤を、1週間程度の長期間にわたり連続的かつ集中的に吐出して計画投与することができるシステムである。
この薬液投与装置は、薬液を吐出する薬液供給装置1と、薬液供給装置1が吐出した薬液を処置対象4まで導く複数のカニューラ2−1〜2−3を含むカニューラ2と、生体内に穿刺され、各カニューラ2−1〜2−3を処置対象4の近傍まで導く穿刺部材3とを有する。接続部材2aは、薬液供給装置1側のカニューラ2と各カニューラ2−1〜2−3とを分岐するとともに、穿刺部材3の基端部側に設けられた接続部材3aとの接続を行う。各カニューラ2−1〜2−3は、穿刺部材3の先端から突出したときに各カニューラ2−1〜2−3の先端部分が処置対象4を囲むように配置され、この先端部分に設けられた開口部から薬液が投与される。なお、薬液供給装置1は、生体5内に埋め込んでもよい。
ここで、図2を参照して、薬液供給装置1の詳細構成について説明する。図2に示すように、薬液供給装置1は、薬液を溜めた薬液リザーバ10と、薬液を押し出す駆動液を溜めた駆動液リザーバ13と、駆動液リザーバ13と薬液リザーバ10との間に設けられ、薬液を押し出すための駆動液を押し出す電気浸透流ポンプ12とを有する。なお、駆動液は、超純水等を用いることが望ましい。電気浸透流ポンプ12の動作原理は、電気浸透材(多孔質体)の細孔内の表面がマイナスに帯電し、表面近傍では、プラスイオンが過剰になり、外部から加えられた電界によりプラスイオンが力を受けて移動し、駆動液に流れを生じさせることによって、駆動液を吐出する。したがって、電界の強度を変化させることによって、駆動液の吐出量を変化させることができる。
薬液リザーバ10は、内径が同一の細径パイプを、同一径としたコイル状に密に巻き付けられて配置したものであり、抗癌剤などの薬液がパイプ内部に溜められている。このパイプの電気浸透流ポンプ12側は、駆動液が入る。すなわち、駆動液の押し出しによって間接的に薬液が薬液リザーバ10から押し出されることになっている。
ここで、薬液リザーバ10は、駆動液30の先端部分に磁気マーカ11が配置される。この磁気マーカ11は、図3に示すように、オイル32a,32bに挟まれ、さらに外側が空気33a,33bに挟まれ、その外側に駆動液30および薬液31が満たされている。また、薬液リザーバ10の軸方向に沿った外部表面には、軸方向に沿った磁気ラインセンサ20が配置される。この結果、薬液の吐出とともに磁気マーカ11が移動し、この移動する磁気マーカ11の移動量あるいは移動状態が磁気ラインセンサ20によって検出されることになる。
また、薬液供給装置1は、生体情報センサ24を有する。生体情報センサ24は、薬液投与対象としての生体5の生体情報を検出する。生体情報は、たとえば心拍数、血圧などの一般的な指標の他、急性肝障害の際に上昇するγGTP、ALT、ASTなどの逸脱酵素、血中酸素分圧のPaO、炎症マーカのCRPなどであり、投与される薬液の感受性、対象部位に対する作用、および非対象部位に対する副作用に関する情報である。
さらに、薬液供給装置1は、磁気ラインセンサ20の検出結果および生体情報センサ24の検出結果をもとに電気浸透流ポンプ12による駆動液の流量制御を少なくとも行う制御部21と、薬液供給装置1に対する各種入力指示あるいは設定や、表示などの出力を行う入出力部22と、生体情報センサ24が検出した生体情報値と薬液の単位時間流量との関係を記憶する生体情報・流量関係記憶部23aを有する記憶部23とを備える。なお、生体情報・流量関係記憶部23aは、単位時間流量の時間変化である時間プロファイルを有するようにしてもよい。
制御部21の生体情報検出部21aは、生体情報センサ24が検出した値をもとに生体情報値を検出する。また、制御部21の流量変化検出部21bは、磁気マーカ11の位置を磁気ラインセンサ20が検出することによって薬液の流量変化を検出する。制御部21のポンプ制御部21bは、生体情報検出部21が検出した生体情報値と生体情報・流量関係記憶部23aが保持する生体情報・流量関係とをもとに単位時間流量を求め、流量変化検出部21bが検出した流量変化が、求めた単位時間流量となるように電気浸透流ポンプ12が吐出する駆動液の流量、換言すれば薬液の流量を制御する。
なお、上述した制御部21は、生体情報センサ24が取得する生体情報をもとに薬液の流量を制御するようにしているが、生体情報センサ24を設けずに計画投与の流量制御を行うようにしてもよい。
ここで、カニューラ2および穿刺部材3からなる薬液投与用カニューラについて説明する。図4は、薬液投与用カニューラの縦断面図である。図4に示すように、薬液供給装置1側のカニューラ2は、一本のパイプで薬液供給装置1と接続部材2aとを連結するとともに、各カニューラ2−1〜2−3に分岐する。各カニューラ2−1〜2−3は、穿刺部材3内に設けられた3つの挿入孔3−1〜3−3に挿入され、穿刺部材3が生体5に穿刺され、その先端部分が処置対象4の周辺、具体的には処置対象4の手前に到達するまで、各挿入孔3−1〜3−3内に収められる。各挿入孔3−1〜3−3の先端部分は、穿刺部材3の先端部分で外側に曲げられたガイド開口部3−1a〜3−3aを有し、各カニューラ2−1〜2−3は、外側に広がるように延出する。穿刺部材3の先端部分が処置対象4の周辺に到達した時点で、接続部材2aを、穿刺部材3の基端部に設けられた接続部材3aに接続するように、各カニューラ2−1〜2−3を押し出すことによって各カニューラ2−1〜2−3の先端部分が処置対象4を覆う位置に分散配置され、各カニューラ2−1〜2−3の先端部分に設けられた開口部6から薬液が投与される。
図5のA−A線断面図に示すように、具体的な挿入孔3−1〜3−3は、軸方向に対して外側に設けられたガイド溝40−1〜40−3を有する。一方、各カニューラ2−1〜2−3は、ガイド溝40−1〜40−3に対応するガイド41−1〜41−3が長手方向に沿って設けられる。したがって、各カニューラ2−1〜2−3が挿入孔3−1〜3−3に挿入される場合、各カニューラ2−1〜2−3の軸方向回転が位置決めされた状態で挿入され、案内されることになる。
さらに、各カニューラ2−1〜2−3の先端部分は、図6に示すように、たとえばカニューラ2−1は、軸方向に対して外側に凸となる屈曲された弾性部42を有し、カニューラ2−1が挿入孔3−1に挿入される場合、弾性部42が弾性圧縮された状態で挿入される。
このような状態で各カニューラ2−1〜2−3が挿入孔3−1〜3−3に挿入され、各カニューラ2−1〜2−3の先端部分が各挿入孔3−1〜3−3の先端部分から延出される(図7(a))と、その後、たとえば、カニューラ2−1は、ガイド開口部3−1aの傾斜に対応して、穿刺部材3の軸から広がる方向に斜め前方に進む(図7(b))。さらにカニューラ2−1が延出すると、弾性部42の弾性復元が働き、カニューラ2−1の先端部分が穿刺部材3の軸方向に向かいつつ前方に進む(図7(c))。そして、さらにカニューラ2−1が延出すると、さらに弾性部42の弾性復元が働き、カニューラ2−1の先端部分は、処置対象4の周辺に配置される。その他のカニューラ2−2,2−3に対しても同様に動作して、カニューラ2−2,2−3の先端部分は、処置対象4の異なる周辺に分散配置される。なお、弾性部42は、穿刺部材3の軸中心から外側に凸となるようにしていたが、これに限らず、図8に示したカニューラ52−1のように、穿刺部材3の軸中心から外側に凸となる部分と凹となる部分とを適宜組み合わせるようにしてもよい。これによって、カニューラ先端部分を任意の位置に配置することができる。
なお、上述した実施の形態1では、薬液供給装置1から一本のパイプが接続部材2aによって複数のカニューラ2−1〜2−3に分岐するようにしていたが、これに限らず、図9に示すように、各カニューラ2−1〜2−3が複数の薬液供給部1−1〜1−3にそれぞれ接続され、薬液供給部1−1〜1−3が独立した薬液供給制御によって薬液を投与するようにしてもよい。また、各薬液供給部1−1〜1−3による薬液供給は、同一の薬液であってもよいし、異なる薬液であってもよい。
この実施の形態1では、複数のカニューラ2−1〜2−3が処置対象4の周辺を覆うように異なる位置で分散配置され、各分散配置されたカニューラ2−1〜2−3の先端部分から薬液が投与されるようにしているので、処置対象4に対する薬液投与の効果を効率的に行うことができる。
(実施の形態2)
つぎに、この発明の実施の形態2について説明する。上述した実施の形態1では、各カニューラ2−1〜2−3の長さが略同一であったが、この実施の形態2では、各カニューラの長さが異なるようにしている。
具体的には、図10に示すように、カニューラ62−1の先端部分が、処置対象4に対して穿刺部材3と反対側に位置するように長くし、カニューラ62−4の先端部分が、穿刺部材3側であって処置対象4の直前に位置するように短くしている。なお、カニューラ62−4は、弾性部42も、ガイド42−4が挿入される穿刺部材3の挿入孔のガイド溝も有する必要はない。これによって、処置対象4に対する薬液投与の位置をさらに分散することができ、効率的な薬液投与を行うことができる。
また、この実施の形態2では、図11に示すように、各カニューラ62−1〜62−4の先端部分の異なる位置に、薬液が投与される複数の開口部66a〜66cを設けるようにするとよい。この場合、1つのカニューラによって複数位置から薬液を投与することができ、さらに効率的な薬液投与を行うことができる。
さらに、この実施の形態2では、各開口部66a〜66cによる薬液投与方向が処置対象4側に向くように配置されている。この結果、さらに効率的な薬液投与を行うことができる。
(実施の形態3)
つぎに、この発明の実施の形態3について説明する。上述した実施の形態1,2では、いずれもカニューラの先端部分が処置対象4の周辺に分散配置され、あるいは開口部が処置対象4の周辺に分散配置されるものであったが、この実施の形態3では、図12に示すように、処置対象4内、たとえば中央部4aに、先端部分が配置されるカニューラ72−4をさらに設けるようにしている。これによって、立体的な処置対象4に対する薬液配置位置が3次元的に分散配置されることになり、処置対象4に対して3次元的に均一な薬液投与を行うことができる。このカニューラ72−4および、カニューラ62−4に対応するカニューラ72−3は、カニューラ62−4と同様に、弾性部およびガイドを持たせる必要はない。
ここで、処置対象4が癌の患部である場合、中央部4aの細胞は無酸素状態となり、処置対象4の外表面近傍の細胞とは異なる細胞に変質する場合があるため、異なる薬液を投与して処置することが好ましい。このため、カニューラ72−4を介して投与される薬液は、処置対象4を囲むように配置されたカニューラ72−1〜72−3を介して投与される薬液と異なる薬液を投与することが好ましい。
また、カニューラ72−4は、処置対象4の中央部4aに先端部分が位置するため、処置対象4の状態を観察する超音波プローブなどの観察プローブを有した超音波診断装置などの観察装置を設け、この観察プローブをカニューラ72−4内の薬液が通るパイプ内あるいはカニューラ72−4に並行して設けられる別チャネルを介して処置対象を観察することが好ましい。このような観察プローブによる観察を行うことによって、処置対象の処理進行状態を把握することができ、この処理進行状態によって投与すべき最適の薬液に順次替えることができるからである。なお、この観察プローブの挿入は、接続部材2aを介して挿入できるようにするとよい。
(実施の形態4)
つぎに、この発明の実施の形態4について説明する。上述した実施の形態2では、穿刺部材3の反対側の処置対象4部分への薬液投与を行う場合、カニューラ62−1の先端部分が穿刺部材3の先端から処置対象4の外側を沿うように伸ばしていたが、この実施の形態4では、図13に示すように、カニューラ82−4が、処置対象4を突き抜けて、穿刺部材3の反対側の処置対象4表面に伸びるようにしている。これによって、反対側の処置対象4に対する薬液投与を確実かつ容易に行うことができる。
この場合、図14に示すように、カニューラ82−4を、カニューラ72−4とカニューラ82−1との機能を併せ持つ二重構造(多重構造)のカニューラとしてもよい。すなわち、処置対象4を貫通する内側チャネル83と、処置対象4の中央部4aまで伸びる外側チャネル84とを、図15に示すように、保持部85aを介して形成し、内側チャネル83を覆うパイプ状の外側チャネル84をもった二重構造とする。この二重構造のカニューラ82−4を用いることによって、コンパクトな薬液投与装置を実現することができる。
なお、図16に示すように、外側チャネル94の先端部分を、処理対象4の手前、すなわち内側チャネル93が処理対象4に対して穿刺する穿刺部93aの周辺であって処理対象4の外部の位置まで延ばすとともに、内側チャネル93の先端部分を、処理対象4を貫通して反対側に位置させるようにしたカニューラ92−4を設けてもよい。この場合、内側チャネル93の開口部は、処理対象4内および/または貫通した内側チャネル93の先端部分に設けるようにするとよい。また、外側チャネル94の先端部分に設けた開口部から吐出される薬液は、内側チャネル93の処理対象4への穿刺部93a開口から漏れ出す細胞に対して効率的に投与される。
さらに、図17に示すように、内側チャネル93の先端が処理対象4の内部で止まる内側チャネル103を設けたカニューラ102−4としてもよい。この場合、内側チャネル103は、処理対象4の内部に対して薬液が投与され、外側チャネル94からは上述したように穿刺部93a開口から漏れ出す細胞に対して効率的に薬液が投与されることになる。なお、この場合、内側チャネル103から投与される薬液と、外側チャネル94から投与される薬液とを異ならせることによって、一層効果的に処置対象4に対する処置を実行することができる。
また、二重構造のカニューラの内側チャネルと外側チャネルとは同心円状に配置されたが、これに限らず、各チャネルが並行配置された一本のカニューラとしてもよい。
(実施の形態5)
つぎに、この発明の実施の形態5について説明する。上述した実施の形態1〜4では、基本的にカニューラの先端部分が処置対象4の周辺に分散配置され、あるいは開口部が処置対象4の周辺に分散配置されるものであったが、この実施の形態5では、各カニューラの先端部あるいは開口部を処置対象4内で分散配置することを特徴とする。
この発明の実施の形態5では、図18に示すように、穿刺部材3は、穿刺部材3の軸に沿って複数の挿入孔113(113−1〜113−5)が形成され、カニューラ2は、先端側に、各挿入孔113―1〜113−5に対応する複数のカニューラ112(112−1〜112−5)が設けられる。各カニューラ112の接続部材2aから先端部までの長さは、各挿入孔113の長さよりも長く、各カニューラ112は、長い分だけ、各挿入孔113の先端開口から突出する。すなわち、フランジである接続部材2aを、穿刺部材3の接続部材3aに押し当てることによって、各カニューラ112は、長い分だけ、各挿入孔113の先端開口から突出する。
穿刺部材3の先端部は、処置対象4の近傍に位置しているので、各カニューラ112は、処置対象4内部に穿刺される。この場合、各カニューラ112の先端は、処置対象4内部で広がるように分散して穿刺される。各カニューラ112の先端に薬液を投与する開口部がある場合、各開口部は、処置対象4内部で広がりをもって分散配置され、処置対象4に対する薬液投与を、空間的広がりをもって行うことができる。しかも、複数のカニューラ112が処置対象4内に穿刺されるため、カニューラ112が抜けにくくなり、安定した薬液の投与を行うことができる。
なお、挿入孔113の先端を穿刺部材3の軸から径外方向に広がるように傾斜しておくことが好ましい。なお、穿刺部材3の軸からの広がり角は、処置対象4の穿刺深さを考慮して設定することが好ましい。
なお、挿入孔113に対応する挿入孔123の配置を、穿刺部材3の軸に対して偏って配置するようにしてもよい。たとえば、図19に示すように、穿刺部材3の軸中心から+Y方向に偏った位置に挿入孔123を分散配置してもよい。この場合、挿入孔123の先端部分は、穿刺部材3の軸から+Y方向に向かって徐々に傾斜角を増して傾斜させておこくことが好ましい。
この場合、図19(a)に示すように、カニューラ122の先端開口は、処置対象4の上部(+Y方向)に分散配置され、図19(b)に示すように、この上部の処置対象4aに薬液投与の効果が現れて処置対象4aが縮退する。この投薬の効果が現れた場合、図19(b)に示すように、カニューラ122を穿刺部材3から突出分、引き抜き、図19(c)に示すように、穿刺部材3を穿刺部材3の軸中心に所望角度、たとえば180度回転させ、挿入孔123を−Y方向に配置する。その後、再度、カニューラ122を処置対象4側に突出させ、カニューラ122の先端開口を処置対象4内の−Y方向の処置対象4b内に分散配置させて薬液を投与する。なお、穿刺部材3は、円柱状等にして穿刺部材3の軸中心に回動可能である形状が好ましい。これによって、穿刺部材3を再度挿入することなく、処置対象4の形状変化に対応した投薬を行うことができる。
なお、上述した実施の形態5では、開口部が各カニューラ112,122の先端に配置されることを前提として説明したが、これに限らず、先端の開口部とは別に、あるいは加えて、各カニューラ112,122の側面に開口部を設けるようにしてもよい。
さらに、上述した実施の形態5では、各カニューラ112,122の長さをほぼ同一であることを前提として説明したが、これに限らず、各カニューラ112,122の長さを異ならせて、カニューラ112,122の先端開口をZ方向にも分散配置するようにしてもよい。
さらに、穿刺部材3の先端部分は、半球状等にして挿入抵抗を減らす形状とすることが好ましい。
この発明の実施の形態1にかかる薬液投与用カニューラを含む薬液投与装置の概要構成を示す模式図である。 薬液供給装置の詳細構成を示すブロック図である。 薬液リザーバ内における薬液と駆動液との境界部分近傍の状態を示す図である。 薬液投与用カニューラの構成を示す縦断面図である。 図4に示した薬液投与用カニューラのA−A線断面図である。 弾性圧縮された状態のカニューラの構成を示す断面図である。 カニューラの弾性復元によってカニューラ先端部分が処置対象を覆う状態を示す説明図である。 弾性部の他の例を示す図である。 薬液供給装置とカニューラの他の構成例を示す模式図である。 この発明の実施の形態2にかかるカニューラの構成を示す模式図である。 図10に示したカニューラの変形例を示す模式図である。 この発明の実施の形態3であるカニューラの構成を示す模式図である。 この発明の実施の形態4であるカニューラの構成を示す模式図である。 図13に示したカニューラの変形例を示す模式図である。 図14に示した二重構造のカニューラの断面図である。 二重構造のカニューラの変形例を示す断面図である。 二重構造のカニューラの他の変形例を示す断面図である。 この発明の実施の形態5である薬液投与用カニューラの構成を示す模式図である。 図18に示した薬液投与用カニューラの変形例の構成を示す模式図である。
符号の説明
1 薬液供給装置
1−1〜1−3 薬液投与部
2,2−1〜2−3,52−1,62−1〜62−4,72−1〜72−4,82−1〜82−4,92−4,102―4,112,122 カニューラ
2a,3a 接続部材
3 穿刺部材
3−1〜3−3,113,123 挿入孔
4 処置対象
5 生体
6,66a〜66c 開口部
10 薬液リザーバ
11 磁気マーカ
12 電気浸透流ポンプ
13 駆動液リザーバ
20 磁気ラインセンサ
21 制御部
21a 生体情報検出部
21b 流量変化検出部
21c ポンプ制御部
22 入出力部
23 記憶部
23a 生体情報・流量関係記憶部
24 生体情報センサ
30 駆動液
31 薬液
32a,32b オイル
33a,33b 空気
40−1〜40−3 ガイド溝
41−1〜41−3 ガイド
83,93,103 内側チャネル
84,94 外側チャネル

Claims (18)

  1. 体内に埋め込まれ薬液を処置対象部分まで導いて先端部近傍の開口部から前記薬液を処置対象に投与可能にする複数のカニューラと、
    体内に穿刺され前記複数のカニューラを前記処置対象周辺まで導く穿刺部材と、
    を備えたことを特徴とする薬液投与用カニューラ。
  2. 前記複数のカニューラのうち少なくとも1つは、長さが異なることを特徴とする請求項1に記載の薬液投与用カニューラ。
  3. 前記複数のカニューラのうちの少なくとも1つは、複数の開口部を有することを特徴とする請求項1または2に記載の薬液投与用カニューラ。
  4. 前記複数のカニューラのうちの少なくとも1つは、多重構造であって複数の開口部を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の薬液投与用カニューラ。
  5. 前記複数のカニューラのうちの少なくとも1つは、1以上の前記開口部が前記処置対象周辺かつ異なる位置に配置されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の薬液投与用カニューラ。
  6. 前記複数のカニューラのうちの少なくとも1つは、1以上の前記開口部が前記処置対象内部に配置されることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の薬液投与用カニューラ。
  7. 前記複数のカニューラのうちの少なくとも1つは、1以上の前記開口部が前記処置対象に対する穿刺部の周辺であって前記処置対象外部に配置されることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の薬液投与用カニューラ。
  8. 前記複数のカニューラのうちの少なくとも1つは、1以上の前記開口部が前記処置対象内部に配置されるとともに、他の1以上の開口部が前記処置対象に対する穿刺部の周辺であって前記処置対象外部に配置されることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一つに記載の薬液投与用カニューラ。
  9. 前記複数のカニューラのうちの少なくとも1つは、前記処置対象を貫通し、該貫通した貫通先端部の周辺であって前記処置対象外部と、前記処置対象内部と、前記処置対象に対する穿刺部の周辺であって前記処置対象外部との少なくとも1つ以上の位置に1以上の開口部が配置されていることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一つに記載の薬液投与用カニューラ。
  10. 前記複数のカニューラのうちの少なくとも1つは、多重構造であって、先端が前記処置対象内部まで延びる第1のチャネルと、先端が前記処置対象に対する穿刺部の周辺であって前記処置対象外部まで延びる第2のチャネルとを有し、前記第1のチャネルおよび前記第2のチャネルのそれぞれは1以上の開口部を有し、前記第1のチャネルは、少なくとも1以上の開口部が前記処置対象内部に配置され、前記第2のチャネルは、少なくとも1以上の開口部が前記処置対象に対する穿刺部の周辺であって前記処置対象外部に配置されることを特徴とする請求項1〜9のいずれか一つに記載の薬液投与用カニューラ。
  11. 前記複数のカニューラのうちの少なくとも1つは、多重構造であって、先端が前記処置対象を貫通した貫通先端部の周辺であって前記処置対象外部まで延びる第1のチャネルと、先端が前記処置対象に対する穿刺部の周辺であって前記処置対象外部まで延びる第2のチャネルとを有し、前記第1のチャネルおよび前記第2のチャネルのそれぞれは1以上の開口部を有し、前記第1のチャネルは、少なくとも1以上の開口部が前記処置対象内部および/または前記処置対象を貫通した貫通先端部の周辺であって前記処置対象外部に配置され、前記第2のチャネルは、少なくとも1以上の開口部が前記処置対象に対する穿刺部の周辺であって前記処置対象外部に配置されることを特徴とする請求項1〜9のいずれか一つに記載の薬液投与用カニューラ。
  12. 前記複数のカニューラのうちの少なくとも1つは、多重構造であって、先端が前記処置対象を貫通した貫通先端部の周辺であって前記処置対象外部まで延びる第1のチャネルと、先端が前記処置対象内部まで延びる第2のチャネルとを有し、前記第1のチャネルおよび前記第2のチャネルのそれぞれは1以上の開口部を有し、前記第1のチャネルは、少なくとも1以上の開口部が前記処置対象内部および/または前記処置対象を貫通した貫通先端部の周辺であって前記処置対象外部に配置され、前記第2のチャネルは、少なくとも1以上の開口部が前記処置対象内部および/または前記処置対象に対する穿刺部の周辺であって前記処置対象外部に配置されることを特徴とする請求項1〜9のいずれか一つに記載の薬液投与用カニューラ。
  13. 前記第1のチャネルから吐出する薬液と前記第2のチャネルから吐出する薬液とは異なることを特徴とする請求項10〜12のいずれか一つに記載の薬液投与用カニューラ。
  14. 前記複数のカニューラのうちの少なくとも1つは、先端部分が前記穿刺部材内に弾性圧縮された状態で案内され、前記穿刺部材の先端から突出したときに弾性復元されて前記処置対象を囲むように配置されることを特徴とする請求項1〜13のいずれか一つに記載の薬液投与用カニューラ。
  15. 前記穿刺部材は、当該穿刺部材の軸に沿って形成された複数の挿入孔を有し、
    前記複数のカニューラは、各挿入孔に挿脱可能に収容され、各挿入孔の先端開口から突出して前記処置対象内部に穿刺されることを特徴とする請求項1〜14のいずれか一つに記載の薬液投与用カニューラ。
  16. 各挿入孔の先端開口は、前記穿刺部材の軸に対して偏って分散配置されることを特徴とする請求項15に記載の薬液投与用カニューラ。
  17. 各挿入孔の先端開口は、前記穿刺部材の軸から1つの径外方向に分散配置されることを特徴とする請求項16に記載の薬液投与用カニューラ。
  18. 請求項1〜17のいずれか一つに記載の薬液投与用カニューラと、
    前記複数のカニューラに薬液を供給する薬液供給装置と、
    を備えたことを特徴とする薬液投与装置。
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