JP2009253614A - 無線アクセス方式識別方法および無線通信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】遅延時間を短縮可能な無線アクセス方式識別方法および無線通信システムを提供する。
【解決手段】2つ以上の無線アクセス方式の中の少なくとも1つにより通信可能な少なくとも1つの基地局20a,20bと、2つ以上の無線アクセス方式で通信可能な少なくとも1つの移動局10と、を含む無線通信システムにおける無線アクセス方式識別方法であって、基地局が送信する既知の信号系列(DL RS)と基地局との通信に使用される無線アクセス方式とが予め対応付けられ、移動局10は基地局から既知の信号系列を受信し(ステップ1)、既知の信号系列から基地局の無線アクセス方式を識別する(ステップ1A)。
【選択図】 図2

Description

本発明は基地局および移動局を含む無線通信システムに係り、特に無線アクセス方式の識別方法、そのための基地局および移動局に関する。
現在、第3世代携帯電話方式(3G)、固定無線通信の標準規格(WiMAX)、無線LANの標準規格(WiFi)など様々な無線伝送方式が提案され実用化されているが、それぞれが提供する伝送速度やカバレッジは様々である。一般に、伝送速度とカバレッジとはトレードオフの関係にあるため、単一の無線伝送システムで高い伝送速度と広いカバレッジとを同時に得ることはできない。そのために、種々の状況に応じて適切な無線伝送方式(RAT:Radio Access Technology)を設定することで異なる無線伝送方式のセル同士が隣接する場合がある。このように複数の無線伝送方式が混在する無線通信システムにおいて、それぞれの無線伝送方式で動作可能な無線端末が1つの無線伝送方式のセルから別の無線伝送方式のセルへ移動する際のハンドオーバ技術がいくつか提案されている。
たとえば特許文献1に開示された移動体通信システムでは、移動端末が利用可能な全ての通信システム(無線伝送方式)の無線信号を受信し、その周波数から各通信システムの種類を特定すると共に通信品質QoSを求め、通信中の基地局(ソース基地局)へ報告する。これに応答してネットワーク側から切替先の基地局(ターゲット基地局)が通知されると、移動端末はソース基地局およびターゲット基地局の両方の間でそれぞれ無線回線を確保し、ターゲット側の無線伝送方式へ切り替える(段落0042、図3、図4)。
また、非特許文献1に記載されたInter RAT (Radio Access Technology)ハンドオーバでは、無線伝送方式に関する情報(無線リソース構成やターゲットセルシステム情報などを含む。)がターゲットシステムから通信中のソースシステムを通して移動端末へ提供され、移動端末での無線伝送方式の切替が可能となる(10.2.2 Handoverの項を参照)。
特開2001−54168号公報 3GPP TS36.300 V8.3.0(2007−12)
しかしながら、移動局が受信した下りリンク無線信号の周波数に基づいて送信元の無線伝送方式の種類を特定する方法では、複数の無線伝送方式が空き周波数を使用する可能性があるコグニティブ無線システムのような場合には、使用されている周波数から無線伝送方式を特定することができない。
また、無線LAN(IEEE802.11)のような単一の無線通信システムにおいて、マルチキャリアのOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)を用いるIEEE802.11aおよび802.11gやシングルキャリアを用いるIEEE802.11bなどの複数の無線アクセス方式が存在する場合、IEEE802.11gと802.11bが同一の周波数を用いるため、使用されている周波数帯から無線アクセス方式を識別することができない。
無線アクセス方式を識別する別の方法としては、基地局が一定間隔で送信する共通制御信号を受信し、その復調結果に基づいて無線伝送方式を識別することも可能である。しかしながら、共通制御信号の受信を待ってからターゲット基地局の無線伝送方式を識別するので、共通制御信号の送信間隔の2倍程度あるいはそれ以上の時間の遅延が生じてしまい、たとえばハンドオーバ処理の遅延の原因となる。
そこで本発明の目的は、初期接続時の遅延時間を短縮可能な無線アクセス方式識別方法および無線通信システムを提供することにある。
本発明による無線アクセス方式識別方法は、2つ以上の無線アクセス方式の中の少なくとも1つにより通信可能な少なくとも1つの基地局と、前記2つ以上の無線アクセス方式で通信可能な少なくとも1つの移動局と、を含む無線通信システムにおける無線アクセス方式識別方法であって、前記基地局が送信する既知の信号系列と前記基地局との通信に使用される無線アクセス方式とが予め対応付けられ、前記移動局は、前記基地局から前記既知の信号系列を受信し、前記既知の信号系列から前記基地局の無線アクセス方式を識別する、ことを特徴とする。
本発明により初期接続時の遅延時間を短縮することができる。
1.一実施形態
本発明の一実施形態による無線通信システムは、各セルにおいて複数の異なる無線アクセス方式のうち少なくとも1つがサポートされており、移動局はこれら複数の無線アクセス方式の少なくとも1つで通信が可能な無線送受信器を有するものとする。以下、本発明による無線アクセス方式識別方法を説明するために、通信中の移動局が無線アクセス方式の異なるセル間を移動するハンドオーバ処理を一例として説明する。本発明によれば、移動局がハンドオーバ処理の開始前にハンドオーバ先の基地局(セル)の無線アクセス方式を特定することができるので、高速ハンドオーバが可能となる。なお、本発明はハンドオーバ処理の場合だけでなく、あるセルに位置する移動局が当該セルに初期接続する場合にも適用できる。
図1は本発明の一実施形態による無線通信システムにおけるハンドオーバを説明するためのシステム構成図である。ただし、説明を簡略化するために、ここでは、同一の無線伝送方式で2つの異なる無線アクセス方式AおよびBをサポートする無線通信システムを仮定し、基地局20aおよび基地局20bがそれぞれ無線アクセス方式AおよびBをサポートしているものとする。ただし、これに限らず、各基地局で2種類以上の無線アクセス方式がサポートされていてもよい。また、基地局20aおよび基地局20bが同じ移動管理エンティティ/主ゲートウェイ(MME/S-GW)30に接続されているものとする。
さらに、移動局10は無線アクセス方式AおよびBの両方で無線通信可能であるとする。移動局10が移動して基地局20aから基地局20bへ接続を切り替えるものとすれば、基地局20aがハンドオーバ元のソース基地局、基地局20bがハンドオーバ先のターゲット基地局となる。
本実施形態によれば、少なくとも移動局10に基地局からの既知の信号系列と無線アクセス方式とを対応付ける機能が搭載されており、移動局10はターゲット基地局20bから送信される既知の信号系列を含むチャネルを検出することで、基地局間ハンドオーバが実行される前に当該ターゲット基地局20bの無線アクセス方式を特定することができる。言い換えれば、基地局から送信される既知の信号系列は複数のグループに分けられており、各グループが複数の無線アクセス方式の1つに対応づけられている。
同一の無線伝送方式で異なる無線アクセス方式を有する無線通信システムとしては、たとえばシングルキャリア方式とマルチキャリア方式の2種類の基地局が混在するシステム、あるいは、既に述べたように、無線LAN(IEEE802.11)のようなシステムにおいて、マルチキャリアのOFDMを用いるIEEE802.11a/802.11gとシングルキャリアを用いるIEEE802.11bとの無線アクセス方式が混在する場合などがある。
以下、3GPP LTE(Long Term Evolution)で提案されている無線通信システムを一例として、本発明による無線アクセス方式識別方法をハンドオーバ処理に適用した実施例を詳細に説明する。この場合、基地局はeNB、移動局はUEとそれぞれ記される場合もある。またハンドオーバ、上りリンクおよび下りリンクは、適宜、それぞれHO、ULおよびDLと略記する。
2.第1実施例
2.1)ハンドオーバ手順
図2は本発明の第1実施例による無線通信システムにおける基地局間ハンドオーバを説明するためのシーケンス図、図3は下りリファレンス信号の系列と無線アクセス方式との対応を示すテーブルである。本実施例によれば、図3に示すように、基地局毎の上りリンク無線アクセス方式と下りリファレンス信号(パイロット信号ともいう。)の系列とを1対1に対応させることで、下りリファレンス信号系列の受信と同時に、上りリンクの無線アクセス方式を識別する。たとえば、移動局10は、ターゲット基地局20bから受信した下りリンクリファレンス信号(DL RS)の系列を用いて図3に示すような対応テーブルをサーチすることにより当該ターゲット基地局20bの上りリンク(UL)無線アクセス方式(uplink radio access scheme)を決定することができる。なお、下りリファレンス信号の系列とは、下りリファレンス信号そのもの(全体)、下りリファレンス信号を構成する複数の系列の1つ、あるいは下りリファレンス信号を構成する複数の系列の組み合わせ、のいずれでもよい。
まず、ステップ1において、ターゲット基地局20bは下りリンク(DL)伝搬路推定用のリファレンス信号(DL RS)を送信しており、それを移動局10が受信する。このリファレンス信号は、基地局ごとに割り当てられた固有の系列(たとえばスクランブリングコード)が多重されており、これらの系列が上述したように無線アクセス方式ごとにグループ分けされている。
さらに、移動局10には、図3に示すような基地局毎の上りリンク無線アクセス方式と下りリファレンス信号の系列とを1対1に対応させたテーブルが予め設けられている。移動局10は、下りリファレンス信号の系列を用いて対応テーブルをサーチすることで、ターゲット基地局20bの無線アクセス方式を識別することができる(ステップ1A)。
図3に示す対応テーブルでは、Nm個の下りリファレンス信号の系列(ここでは1、2,・・・Nm)がm個の異なる上り無線アクセス方式S1〜Smに割り当てられている。たとえば、上りリンクの無線アクセス方式としてシングルキャリア方式とマルチキャリア方式の2種類があり(m=2)、W−CDMAと同じ下りリファレンス信号の系列数Nm=512である場合を一例として説明する。この例では、マルチキャリアとシングルキャリアの基地局数の比と同じ比率で下りリファレンス信号の系列を振り分けるものとする。例えば、マルチキャリアの基地局数とシングルキャリアの基地局数の比が3対1である場合、下りリファレンス信号系列1〜384をマルチキャリア方式の基地局、下りリファレンス信号系列385〜512をシングルキャリア方式の基地局というように全下りリファレンス信号系列を2つにグループ化する。この結果、移動局10はターゲット基地局20bの下りリファレンス信号系列を認識することで、その上りリンク無線アクセス方式を特定することができる。
ステップ2において、ソース基地局20aは、ソース基地局20aで移動局10および11にそれぞれ割り当てられた上りリンクリソースを示すソース基地局スケジューリング情報(UL allocationまたはSource UL Grant)を移動局10に送信する。
ステップ3において、移動局10は、基地局間ハンドオーバを行うにあたり、滞在しているソースセルの周辺セルに関するメジャメント・レポート(Measurement Report)をソース基地局20aへそれぞれ送信する。上述したように、移動局10は、ターゲット基地局20bからの下りリンク(DL)伝搬路推定用のリファレンス信号(DL RS)を受信することで(ステップ1)、ターゲット基地局20bの上りリンク無線アクセス方式を知ることができる。たとえばターゲット基地局20bの下りリンク(DL)伝搬路推定用のリファレンス信号(DL RS)がOFDMとSC−FDMAのうちOFDMにグループ化されている場合には、移動局20は、下りリンク(DL)伝搬路推定用のリファレンス信号(DL RS)を受信するだけで、ハンドオーバ処理を行う前に、ターゲット基地局20bに対する無線アクセス方式をOFDMに切り替えることができる。
ステップ4において、ソース基地局20aは、ターゲット基地局20bへ、移動局10のQoS(Quality of Service)、Profile等をHANDOVER REQUESTメッセージ(Context Data)として転送する。
ステップ5において、ターゲット基地局20bは、移動局10に関して、ハンドオーバ受入が可能であるか否かを判定し、その結果を示したハンドオーバ受入情報であるHANDOVER REQUEST ACKNOWLEDGEメッセージ(Context Confirm)を転送情報を含めてソース基地局20aへ転送する。転送情報はターゲット基地局20bに対するランダムアクセスのために割り当てられた時間および周波数の無線リソース情報を含む。
ステップ6において、ソース基地局20aは、移動局10に対して、ハンドオーバ受入情報とランダムアクセスのための無線リソース情報を含む転送情報とを含む制御信号であるハンドオーバ開始コマンド(HANDOVER COMMANDまたはHO Command)を送信する。
こうして移動局10は、ステップ1Aによりターゲット基地局20bで使用すべき上り無線アクセス方式を特定し、受信したハンドオーバ開始コマンド(HO Command)からターゲット基地局20bに対するランダムアクセスのために割り当てられた時間および周波数を特定することができる。
ステップ7、7Aにおいて、移動局10は、特定された上り無線アクセス方式に切り替え、上りチャネルRACH(Random Access Channel)を用いてランダムアクセス信号を送信し、ターゲット基地局20bにアクセスする(UL Synchronization)。このランダムアクセス信号(RACH信号)はステップ1Aで特定されたターゲット基地局20bの上り無線アクセス方式に従って生成される。
ステップ8において、移動局10は、ターゲット基地局20bから、送信タイミング調整値(TA: Timing Advance)とターゲット基地局20bで割り当てられた上りリンクのリソース(UL allocation)とを示した上りターゲット基地局スケジューリング情報(Target UL Grant)をそれぞれ取得する。
ステップ9において、移動局10は、それぞれの送信タイミング調整値(TA)に従って送信タイミングを調整し、それぞれに割り当てられた上りリンクリソースでターゲット基地局20bへ制御情報(HO Confirm)を送信し、ハンドオーバして来たことを通知する。
ステップ10において、ターゲット基地局20bは、制御信号(RELEASE RESOURCEあるいはHO Completed)をソース基地局20aへ送信し、ステップ11において、ターゲット基地局20bは、接続されているMME/Serving-GW30へ移動局10が基地局間ハンドオーバにより、自分が管理するセルに移動してきたことを通知し(UE updated to MME/S-GW)、これにより基地局間ハンドオーバの動作が完了する。
2.2)移動局
図4は本実施例による無線通信システムにおける移動局の機能的構成を示すブロック図である。ただし、ここでは図2に示すシーケンスに関連する機能のみを図示している。
移動局10の受信部101は、基地局(ここでは20a、20b)からの下り信号を受信し、ガードインターバル等を用いて自己相関値を算出して下りリンクの同期を確立すると、受信信号SRXをRS分離部102、TA分離部106およびハンドオーバ開始コマンド(HOcommand)分離部107へ出力する。なお、受信部101の受信動作は、接続している基地局の無線アクセス方式あるいは後述するターゲット基地局の無線アクセス方式に従った受信動作を行うことができる。
RS分離部102は、受信信号SRXを入力してリファレンス信号SRSを分離しSNR測定部104およびRS系列識別部103へ出力する。RS系列識別部103は、下りリファレンス信号SRSの系列を識別し、そのRS系列識別信号SSCをメジャメント・レポート(Measurement Report)生成部105および後述する無線アクセス方式識別部110へ出力する。ただし、基地局が複数のセクタを構成する場合、それらセクタにそれぞれRS系列が割り当てられているものとする。SNR測定部104は、下りリファレンス信号SRSから受信SNR(Signal-to-Noise Ratio)を測定し、SNR測定信号SSNをMeasurement Report生成部105へ出力する。
Measurement Report生成部105は、RS系列識別信号SSCおよびSNR測定信号SSNからメジャメント・レポート(Measurement Report)SMRを生成する。この例では、Measurement Report生成部105は、移動局10が在圏する基地局20aの周辺セル(ターゲットセル候補であるが、ここでは基地局20bのセル)に関するメジャメント・レポートを作成する。こうしてターゲット基地局20bに関するメジャメント・レポートSMRが送信部109へ出力され、ソース基地局20aへ送信される(図2のステップ3)。
TA分離部106は、受信信号SRXからTA信号STAを分離して送信部109へ出力する。TA信号STAは、基地局により指定された上り送信タイミング調整値であり、これによって移動局10と基地局との間で上りリンクの同期が確立してデータ通信が可能となる。
HO Command分離部107は受信信号SRXからHO Command信号を分離し、さらにHO Command信号から転送情報として含まれているRACHリソース信号SRRを抽出してRACH生成部108へ出力する。RACHリソース信号SRRは、ターゲット基地局20bに対するランダムアクセスのために割り当てられた時間および周波数のリソースを示す情報を含む。
RACH生成部108は、RACHリソース信号SRRが示すリソースおよび無線アクセス方式識別部110から入力した上りリンク無線アクセス方式信号SWAが示す無線アクセス方式でランダムアクセス信号SRHを生成する。
送信部109は、上述したMeasurement Report SMRをソース基地局20aの無線アクセス方式で変調しTA信号STAが示すタイミングで基地局へ送信する。また、送信部109は、上りリンク無線アクセス受信信号SWAの無線アクセス方式に従ってランダムアクセス信号SRHを変調し、RACHリソース信号SRRに従ったタイミングおよび周波数でターゲット基地局20bへ送信する。
無線アクセス方式識別部110は、上述したように、図3に示す対応テーブルを格納した対応テーブル記憶部111をサーチすることで、RS系列識別部103により識別されたRS系列識別信号SSCを用いて当該基地局の無線アクセス方式を特定することができる。本実施例では、ターゲット基地局20bからの下りリファレンス信号を受信したときに(図2のステップ1)、RS系列識別部103がRS系列識別信号SSCを無線アクセス方式識別部110へ出力し、その無線アクセス方式を示す上りリンク無線アクセス受信信号SWAをRACH生成部108および送信部109へ出力する。
なお、上述した移動局のハンドオーバに関する機能は、CPU等のプログラム制御プロセッサ上でプログラムを実行することにより実現することもできる。
2.3)基地局
図5は本実施例による無線通信システムにおける基地局の機能的構成を示すブロック図である。ただし、本実施例における基地局20aおよび20bは同様の構成を有するので、以下、基地局20として説明する。なお、図5においても、図2に示すシーケンスに関連する機能のみが図示されている。
基地局20には、上りリンク無線アクセス情報生成部200およびRS生成部202が設けられている。上りリンク無線アクセス情報生成部200は、当該基地局20に予め割り当てられた無線アクセス方式を示す情報SWABをRS生成部202へ出力する。なお、上りリンク無線アクセス情報生成部200に複数の所定の無線アクセス方式が格納されている場合、そのなかの1つの無線アクセス方式を選択して、その無線アクセス方式を示す情報SWABをRS生成部202へ出力する構成でもよい。ただし、当該基地局20と選択された無線アクセス方式とは、移動局10の対応テーブル記憶部111に格納されたテーブルの対応関係と一致させる。
また、基地局20のRS系列が固定されているとすれば、テーブルの変更によって同一RS系列に対応する無線アクセス方式を変更することも可能であり、その場合には基地局がテーブルの変更を示す情報を共通制御信号等で移動局に通知する。
ある特定の基地局の無線アクセス方式が定期的に変更される場合には、移動局や基地局に予め保持されているテーブルの中から定期的に対応テーブルを選択することで無線アクセス方式を切り替えることもできる。ただし、同一の基地局に格納されている無線アクセス方式の数と同数のRS系列が、この基地局に予め割り当てられていれば、テーブルを変更する必要はない。
さらに、1台の基地局において複数のセルが構成されている場合には、セル毎に無線アクセス方式を変えることもできる。例えば、この場合には、セル毎にRS系列が決められているため、移動局に格納されているテーブルは、RS系列と無線アクセス方式が1対1に対応するように作成される。
RS生成部202は無線アクセス方式を示す情報SWABに従って信号系列が異なるリファレンス信号SRSBを生成して送信部217へ出力する。したがって、各移動局は、このリファレンス信号SRSBを受信することで周辺セルの基地局の無線アクセス方式を識別することが可能である。
また、基地局20の受信部203は、移動局からの上り信号STXを受信し、受信信号SRXBをRACH分離部204、ハンドオーバ受入情報(HOconfirm)分離部206およびMeasurement Report分離部208へそれぞれ出力する。
RACH分離部204は受信信号SRXBからランダムアクセス信号SRHBを分離しTA生成部205へ出力する。TA生成部205は、移動局から受信したランダムアクセス信号SRHBの受信タイミングに基づいて移動局と当該基地局20との間で同期が確立するように移動局の送信タイミングを調整するTA送信信号STCBを生成し送信部217へ出力する。
HOconfirm分離部206は、受信信号SRXBから移動局とターゲット基地局との同期を確立したことを示すHOconfirm信号SHCBを分離し、ハンドオーバ準備完了情報(HO Completed)生成部207へ出力する。HO Completed生成部207は、HOconfirm信号SHCBを入力すると、ハンドオーバの準備が完了したことを示すHO Completed信号SHOCBを生成して基地局間信号送信部216へ出力する。HO Completed信号SHOCBは、ターゲット基地局20bからソース基地局20aに通知される信号である。
Measurement Report分離部208は受信信号SRXBから移動局10が送信したMeasurement Reportを分離し、受信Measurement Report信号SMRBとしてコンテキストデータ(Context Data)生成部215へ出力する。
基地局間信号受信部209は他の基地局からの信号SRIBを受信し、基地局間制御信号SINBをコンテキスト受入情報(Context Confirm)分離部210、Context Data分離部211およびHO Completed分離部212へそれぞれ出力する。
Context Confirm分離部210は基地局間制御信号SINBからContext Confirm信号SHRBを分離し、HO Command生成部213へ出力する。HO Command生成部213はContext Confirm信号SHRBからHO Command信号SHOBを生成して送信部217へ出力する。HO Command信号SHOBはソース基地局20aから移動局へ送信される信号である。
Context Data分離部211は、ソース基地局20aから受信した基地局間制御信号SINBからContext Data信号SHQBを分離しContext Confirm生成部214へ出力する。Context Data信号SHQBは、ソース基地局20aからターゲット基地局20bへの移動局のハンドオーバ要求を示す信号である。
Context Confirm生成部214は、Context Data信号SHQBの受信に対して当該移動局のハンドオーバを許可するかどうかを判断し、その判断結果と当該基地局20に対するランダムアクセスのための無線リソース情報を含む転送情報を一部として含めたContext Confirm信号SHPBを生成し、基地局間信号送信部216へ出力する。
この例では、当該基地局20がターゲット基地局20bであれば、ハンドオーバ受入許可情報などを含むContext Confirm信号SHPBが基地局間信号送信部216を通してソース基地局20aへ送信される(図2のステップ5)。
また、当該基地局20がソース基地局20aであれば、Context Confirm分離部210が基地局間制御信号SINBからContext Confirm信号SHRBを分離し、HO Command生成部213がContext Confirm信号SHRBからHO Command信号SHOBを生成して送信部217を通して移動局へ送信される(図2のステップ6)。
Context Data生成部215は受信Measurement Report信号SMRBを入力し、ソース基地局20aからターゲット基地局20bに移動局がハンドオーバをすることを要求する情報をContext Data信号SHTBとして生成する。当該基地局20がソース基地局20aであれば、Context Data信号SHTBはターゲット基地局20bに通知される(図2のステップ4)。
上述したように、基地局間信号送信部216は、HO Completed信号SHTB、Context Confirm信号SHPBおよびContext Data信号SHTBのいずれかを入力した場合に当該信号を他の基地局に送信する。
送信部217は、下りリンクRS信号SRSB、TA送信信号STCB、HO Command信号 SHOBのいずれかを入力した場合に、これらの信号を下り信号STXBとして移動局に送信する。
なお、HO Completed分離部212が基地局間制御信号SINBからHO Completed信号を分離し、そのHO Completed信号が移動局10のハンドオーバ準備完了を示す場合にはハンドオーバの処理を完了する。
なお、上述した基地局のハンドオーバに関する機能は、CPU等のプログラム制御プロセッサ上でプログラムを実行することにより実現することもできる。
2.4)効果
上述した本発明の第1実施例により、1つの無線通信システムの基地局間で無線アクセス方式が異なる場合であっても、共通制御情報を受信することなく、下りリファレンス信号の系列を認識するだけで基地局の無線アクセス方式を識別することができ、この結果、ハンドオーバ遅延を増加させることなく基地局間ハンドオーバを高速で実行することができる。
3.第2実施例
上述した第1実施例では下りリファレンス信号の系列から無線アクセス方式を特定したが、基地局の識別子から同様に無線アクセス方式を識別することもできる。以下、本発明の第2実施例について説明する。
4.1)ハンドオーバ手順
図6は本発明の第2実施例による無線通信システムにおける基地局間ハンドオーバを説明するためのシーケンス図、図7は基地局識別子と無線アクセス方式との対応を示すテーブルである。ただし、図2に示す第1実施例によるシーケンスと同一機能のステップには同一参照番号を付して説明は簡略化する。
本発明の第2実施例によれば、図7に示すように、基地局毎の上りリンク無線アクセス方式と基地局識別子とを1対1に対応させることで、基地局識別子の認識と同時に、上りリンクの無線アクセス方式を識別する。たとえば、移動局10は、ターゲット基地局20bが送信する下りリンク(DL)リファレンス信号(パイロット信号ともいう。)を受信することでターゲット基地局20bの基地局識別子を特定し、基地局識別子を用いて図3に示すような対応テーブルをサーチすることで、当該ターゲット基地局20bの上りリンク(UL)無線アクセス方式(uplink radio access scheme)を決定することができる。
まず、ステップ1において、ターゲット基地局20bは下りリンク(DL)伝搬路推定用のリファレンス信号(DL RS)を送信しており、それを移動局10が受信する。このリファレンス信号は、基地局ごとに割り当てられた固有の系列(たとえばスクランブリングコード)が多重されており、これらの系列が上述したように無線アクセス方式ごとにグループ分けされているので、移動局10は下りリファレンス信号の系列からターゲット基地局20bの識別子を特定することができる。
さらに、移動局10には、図7に示すような基地局毎の上りリンク無線アクセス方式と基地局識別子とを1対1に対応させたテーブルが予め設けられている。移動局10は、下りリファレンス信号の系列から特定した基地局識別子を用いて対応テーブルをサーチすることで、ターゲット基地局20bの無線アクセス方式を識別することができる(ステップ1A)。
図7に示す対応テーブルでは、Nm個の基地局識別子(ここでは1、2,・・・Nm)がm個の異なる上り無線アクセス方式S1〜Smに割り当てられている。たとえば、上りリンクの無線アクセス方式としてシングルキャリア方式とマルチキャリア方式の2種類があり(m=2)、W−CDMAと同じ基地局識別子数Nm=512である場合を一例として説明する。この例では、マルチキャリアとシングルキャリアの基地局数の比と同じ比率で基地局識別子を振り分ける。例えば、マルチキャリアの基地局数とシングルキャリアの基地局数の比が3対1である場合、基地局識別子1〜384をマルチキャリア方式の基地局、基地局識別子385〜512をシングルキャリア方式の基地局というように全基地局識別子を2つにグループ化する。この結果、移動局10はターゲット基地局20bの基地局識別子を認識することで、その上りリンク無線アクセス方式を特定することができる。
ステップ2において、ソース基地局20aは、ソース基地局20aで移動局10および11にそれぞれ割り当てられた上りリンクリソースを示すソース基地局スケジューリング情報(UL allocationまたはSource UL Grant)を移動局10に送信する。
ステップ3において、移動局10は、基地局間ハンドオーバを行うにあたり、滞在しているソースセルの周辺セルに関するメジャメント・レポート(Measurement Report)をソース基地局20aへそれぞれ送信する。上述したように、移動局10は、ターゲット基地局20bからの下りリンク(DL)伝搬路推定用のリファレンス信号(DL RS)を受信することで(ステップ1)、ターゲット基地局20bの識別子を特定でき、それにより上りリンク無線アクセス方式を知ることができる。たとえばターゲット基地局20bの下りリンク(DL)伝搬路推定用のリファレンス信号(DL RS)により基地局識別子がOFDMとSC−FDMAのうちOFDMにグループ化されている場合には、移動局20は、下りリンク(DL)伝搬路推定用のリファレンス信号(DL RS)を受信するだけで、ハンドオーバ処理を行う前に、ターゲット基地局20bに対する無線アクセス方式をOFDMに切り替えることができる。
続くステップ4〜ステップ6までの手順は、上述した第1実施例(図2のステップ4〜6)で説明したとおりであるから説明は省略する。
こうして移動局10は、ステップ1Aによりターゲット基地局20bで使用すべき上り無線アクセス方式を特定し、受信したハンドオーバ開始コマンド(HO Command)からターゲット基地局20bに対するランダムアクセスのために割り当てられた時間および周波数を特定することができる。
ステップ7、7Aにおいて、移動局10は、特定された上り無線アクセス方式に切り替え、上りチャネルRACH(Random Access Channel)を用いてランダムアクセス信号を送信し、ターゲット基地局20bにアクセスする(UL Synchronization)。このランダムアクセス信号(RACH信号)はステップ1Aで特定されたターゲット基地局20bの上り無線アクセス方式に従って生成される。
以下、ステップ8〜ステップ11までの手順は、上述した第1実施例(図2のステップ8〜11)で説明したとおりであるから、説明は省略する。
3.2)移動局
図8は本実施例による無線通信システムにおける移動局の機能的構成を示すブロック図である。ただし、ここでは図6に示すシーケンスに関連する機能のみを図示し、図4に示す第1実施例による移動局のブロックと同一機能を有するものには同一参照番号を付して説明は簡略化する。
移動局10の受信部101は、基地局(ここでは20a、20b)からの下り信号を受信し、ガードインターバル等を用いて自己相関値を算出して下りリンクの同期を確立すると、受信信号SRXをRS分離部102、TA分離部106およびハンドオーバ開始コマンド(HOcommand)分離部107へ出力する。なお、受信部101の受信動作は、接続している基地局の無線アクセス方式あるいは後述するターゲット基地局の無線アクセス方式に従った受信動作を行うことができる。
RS分離部102は、受信信号SRXを入力してリファレンス信号SRSを分離しSNR測定部104およびID識別部112へ出力する。ID識別部112は、下りリファレンス信号SRSから当該リファレンス信号の送信元である基地局のID(基地局識別子)を識別し、基地局識別信号SIDをメジャメント・レポート(Measurement Report)生成部105および無線アクセス方式識別部110へ出力する。ただし、基地局が複数のセクタを構成する場合、それらセクタをそれぞれ示すIDの一つを当該基地局識別子として用いる。SNR測定部104は、下りリファレンス信号SRSから受信SNR(Signal-to-Noise Ratio)を測定し、SNR測定信号SSNをMeasurement Report生成部105へ出力する。
Measurement Report生成部105は、基地局識別信号SIDおよびSNR測定信号SSNからメジャメント・レポート(Measurement Report)SMRを生成する。この例では、Measurement Report生成部105は、移動局10が在圏する基地局20aの周辺セル(ターゲットセル候補であるが、ここでは基地局20bのセル)に関するメジャメント・レポートを作成する。こうしてターゲット基地局20bに関するメジャメント・レポートSMRが送信部109へ出力され、ソース基地局20aへ送信される(図6のステップ3)。
TA分離部106は、受信信号SRXからTA信号STAを分離して送信部109へ出力する。TA信号STAは、基地局により指定された上り送信タイミング調整値であり、これによって移動局10と基地局との間で同期が確立してデータ通信が可能となる。
HO Command分離部107は受信信号SRXからHO Command信号を分離し、さらにHO Command信号から転送情報として含まれているRACHリソース信号SRRを抽出してRACH生成部108へ出力する。RACHリソース信号SRRは、ターゲット基地局20bに対するランダムアクセスのために割り当てられた時間および周波数のリソースを示す情報を含む。
RACH生成部108は、RACHリソース信号SRRが示すリソースおよび無線アクセス方式識別部110から入力した上りリンク無線アクセス方式信号SWAが示す無線アクセス方式でランダムアクセス信号SRHを生成する。
送信部109は、上述したMeasurement Report SMRをソース基地局20aの無線アクセス方式で変調しTA信号STAが示すタイミングで基地局へ送信する。また、送信部109は、上りリンク無線アクセス受信信号SWAの無線アクセス方式に従ってランダムアクセス信号SRHを変調し、RACHリソース信号SRRに従ったタイミングおよび周波数でターゲット基地局20bへ送信する。
無線アクセス方式識別部110は、上述したように、図3に示す対応テーブルを格納した対応テーブル記憶部113をサーチすることで、ID識別部112により識別された基地局識別信号SIDを用いて当該基地局の無線アクセス方式を特定することができる。本実施例では、ターゲット基地局20bからの下りリファレンス信号を受信したときに(図6のステップ1)、ID識別部112がターゲット基地局20bの基地局識別信号SIDを無線アクセス方式識別部110へ出力し、その無線アクセス方式を示す上りリンク無線アクセス受信信号SWAをRACH生成部108および送信部109へ出力する。
なお、上述した移動局のハンドオーバに関する機能は、CPU等のプログラム制御プロセッサ上でプログラムを実行することにより実現することもできる。
3.3)基地局
図9は本実施例による無線通信システムにおける基地局の機能的構成を示すブロック図である。ただし、本実施例における基地局20aおよび20bは同様の構成を有するので、以下、基地局20として説明する。なお、図9においても、図6に示すシーケンスに関連する機能のみが図示し、図5に示す第1実施例による基地局のブロックと同一機能を有するものには同一参照番号を付して説明は簡略化する。
基地局20には、上りリンク無線アクセス情報生成部200、基地局ID生成部201およびRS生成部202が設けられているが、本実施例では、上りリンク無線アクセス情報生成部200は、当該基地局20に予め割り当てられた無線アクセス方式を示す情報SWABを基地局ID生成部201へ出力する。なお、上りリンク無線アクセス情報生成部200に複数の所定の無線アクセス方式が格納されている場合、そのなかの1つの無線アクセス方式を選択して、その無線アクセス方式を示す情報SWABを基地局ID生成部201へ出力する構成でもよい。ただし、当該基地局20と選択された無線アクセス方式とは、移動局10の対応テーブル記憶部113に格納されたテーブルの対応関係と一致させる。
また、基地局20の基地局IDが固定されているとすれば、テーブルの変更によって同一の基地局IDに対応する無線アクセス方式を変更することも可能であり、その場合には基地局がテーブルの変更を示す情報を共通制御信号等で移動局に通知する。
ある特定の基地局の無線アクセス方式が定期的に変更される場合には、移動局や基地局に予め保持されているテーブルの中から定期的に対応テーブルを選択することで無線アクセス方式を切り替えることもできる。ただし、同一の基地局に格納されている無線アクセス方式の数と同数の基地局IDが、この基地局に予め割り当てられていれば、テーブルを変更する必要はない。
さらに、1台の基地局において複数のセルが構成されている場合には、セル毎に無線アクセス方式を変えることもできる。例えば、この場合には、セル毎に識別子(セルID)が決められているため、移動局に格納されているテーブルは、セルIDと無線アクセス方式が1対1に対応するように作成される。また、セル毎に無線アクセス方式を変えずに、基地局毎に変える場合も、セルIDを用いて無線アクセス方式を識別することも可能である。さらに、セルIDは、Global Cell IDあるいはPhysical Cell IDのどちらでもよい。
基地局ID生成部201は、無線アクセス方式を示す情報SWABに対応する基地局識別子を示すID信号SIDBを生成してRS生成部202へ出力し、RS生成部202は基地局ID信号SIDB毎に信号系列が異なるリファレンス信号SRSBを生成して送信部217へ出力する。したがって、各移動局は、このリファレンス信号SRSBを受信することで周辺セルの基地局を識別することが可能である。
その他の構成および動作は、図5に示す第1実施例による基地局と同様であるから、同一の参照番号を付して説明は省略する。
なお、上述した基地局のハンドオーバに関する機能は、CPU等のプログラム制御プロセッサ上でプログラムを実行することにより実現することもできる。
3.4)効果
上述した本発明の一実施例により、1つの無線通信システムの基地局間で無線アクセス方式が異なる場合であっても、共通制御情報を受信することなく、ハンドオーバ先の基地局の基地局識別子から無線アクセス方式を識別することができ、この結果、ハンドオーバ遅延を増加させることなく基地局間ハンドオーバを高速で実行することができる。
4.具体例
図10は図2に示す第1実施例におけるMME/S-Gateway内でのハンドオーバの具体例を示すシーケンス図である。以下、MBSFNはMBMS over a Single Frequency Network、MBMSはMultimedia Broadcast and Multicast Serviceをそれぞれ示すものとする。
4.1)リファレンス信号
下りリファレンス信号に関して以下の3種類が定義される。
・非MBSFN送信に関連し、上りの複数の多重アクセス方式に対応付けられたセル固有リファレンス信号;
・MBSFN送信に関連したMBSFNリファレンス信号;および
・移動局(UE)固有のリファレンス信号。
また、下りアンテナポートごとに送信される1つのリファレンス信号がある。
4.2)セル固有リファレンス信号
セル固有リファレンス信号は、非MBSFN送信をサポートするセルにおける全ての下りサブフレームで送信されるべきである。サブフレームがMBSFNを伴う送信のために使用される場合、サブフレームにおける最初の2つのOFDMシンボルのみがセル固有リファレンスシンボルの送信のために使用されうる。
セル固有リファレンス信号は2つのグループに分割される。各グループは、2つの上り多重アクセス方式(たとえばOFDMとSC−FDMA)の1つに対応付けられる。セル固有リファレンス信号は、1つあるいは複数のアンテナポート0−3で送信される。
4.3)制御プレーン処理
ハンドオーバ(HO)手順は、たとえば準備メッセージが基地局(eNB)間で直接やりとりされることでEPC(Evolved Packet Core)の介入なしに実行される。HO完了フェーズでのソース型でのリソース開放はeNBによってトリガされる。図10では、基本的なハンドオーバ手順が示されており、MMEもServing Gatewayも変更されない。以下、図10を参照しながらMME/S-Gateway内でのハンドオーバ手順を詳細に説明する。なお、以下に示すS0−S18の数字は、図10に示すステップにラベルされた数字0−18にそれぞれ対応する。
S0:ソースeNB内のUEコンテキストは、コネクション確立時あるいは最後のTA更新時のいずれかで提供されるローミング制限に関する情報を含む。
S1:ソースeNBはエリア制限情報に従ってUEメジャメント(測定)手順を設定する。ソースeNBにより提供されるメジャメントはUEのコネクション・モビリティを制御する機能をアシストしてもよい。
S2:UEは、所定のルール(例えばシステム情報、仕様など)によってMEASUREMENT REPORTを送信するようにトリガされる。メジャメント手順の間、UEは、下りリファレンス信号に含まれる系列からターゲットセルの上り多重アクセス方式を認識する。下りリファレンス信号に含まれる系列は、2つの上り多重アクセス方式の1つ、すなわちOFDMあるいはSC−FDMA、に対応している。
S3:ソースeNBは、MEASUREMENT REPORTおよびRRM情報に基づいてUEのハンドオフの判断を行う。
S4:ソースeNBは、HANDOVER REQUESTメッセージをターゲットeNBへ発行し、ターゲット側でのハンドオーバ準備に必要な情報を渡す(ソースeNBでのUE X2シグナリング・コンテキスト・リファレンス、UE S1 EPCシグナリングコンテキストリファレンス、ターゲットセルID、KeNB*、ソースeNBにおけるUEのC−RNT1を含むRRCコンテキスト、AS−コンフィグレーション(物理層コンフィグレーションを除く)、EPCベアラコンテキストおよびソースセルの物理層ID+予想されるRLF回復のためのMAC)。UE X2/UE S1シグナリングリファレンスは、ターゲットeNBによるソースeNBおよびEPCの解決を可能にする。EPCベアラコンテキストは必要なRNL(Radio Network Layer)およびTNL(Transport Network Layer)アドレッシング情報およびEPSベアラのQoSプロファイルを含む。
S5:アドミッション制御(Admission Control)は、リソースがターゲットeNBによって許可されるならば、ターゲットeNBにより、受信したEPSベアラQoS情報に従ってハンドオーバが成功する確率が高くなるように実行されうる。ターゲットeNBは、受信したEPSベアラQoS情報に従って必要なリソースを設定し、C−RNTIおよびオプションとしてRACHプリアンブルを確保する。ターゲットセルで使用されるべきAS−コンフィグレーションは、独立に指定されるか(たとえばestablishment)、あるいはソースセルで使用されたAS−コンフィグレーションとの差分として指定されうる(たとえばreconfiguration)。
S6:ターゲットeNBはL1/L2でハンドオーバを準備し、HANDOVER REQUEST ACKNOWLEDGEをソースeNBへ送信する。HANDOVER REQUEST ACKNOWLEDGEメッセージは、Handover Commandの一部分としてUEへ送信されるべきトランスペアレント・コンテナ(transparent container)を含む。このコンテナは、新たなC−RNTI、選択されたセキュリティアルゴリズムのためのターゲットeNBセキュリティアルゴリズム識別子、およびその他アクセスパラメータやSIBなどのようないくつかのパラメータを含むことができる。HANDOVER REQUEST ACKNOWLEDGEメッセージは、必要ならば、フォワーディングトンネルのためのRNL/TNL情報を含むこともできる。
なお、ソースeNBがHANDOVER REQUEST ACKNOWLEDGEを受信すると直ぐに、あるいはハンドオーバコマンドの送信がダウンリンクで開始されると直ぐに、データ転送が開始されてもよい。
次に述べるステップ7−16は、ハンドオーバ中のデータロスを回避する手段を提供する。
S7:ソースeNBはUE向けのHANDOVER COMMAND (RRCメッセージ)を生成する。HANDOVER COMMANDは、ターゲットeNBから受信しているトランスペアレント・コンテナを含む。ソースeNBは、必要なインテグリティ・プロテクションおよびメッセージの暗号化を実行する。UEは必要なパラメータ(たとえば、新たなC−RNTI、ターゲットeNBセキュリティアルゴリズム識別子、およびオプションとしての個別RACHプリアンブル、その個別RACHプリアンブルの有効期限、ターゲットeNB SIBなど)を有するHANDOVER COMMANDを受信し、ソースeNBによる指示でハンドオーバを実行する。UEは、ソースeNBに対するHARQ/ARQ応答を配信するためにハンドオーバ実行を遅延させる必要はない。
S8:ソースeNBはSN STATUS TRANSFERメッセージをターゲットeNBへ送信して、PDCP(Packet Data Convergence Protocol)ステータス・プリザベイション(status preservation)が適用されるSAE(System Architecture Evolution)ベアラの上りPDCP SN受信ステータスおよび下りPDCP SN送信ステータスを伝達する。上りPDCP SN受信ステータスは、次に期待される番号の上りサービスデータユニットUL SDU(upper window edge)のPDCP SNを少なくとも含み、さらに連番が崩れて失われたと考えられるUL SDUのPDCP SNリストを含んでもよい。失われたUL SDUは、UEがターゲットセルで当該SDUが存在すればそれらを再送信する必要がある。下りPDCP SN送信ステータスは、ターゲットeNBが新たなSDUであって未だPDCP SNを持っていないものに割り当てるべき次のPDCP SNを示す。なお、ソースeNBは、UEのSAEベアラのいずれもPDCPステータス・プリザベイションで処理されるべきでないならば、このメッセージの送信を省略できる。
S9:HANDOVER COMMANDを受信した後、UEはターゲットeNBとの同期をとり、上り無線アクセス方式によりターゲットセルにアクセスする。上り無線アクセス方式は、ターゲットセルにおける下りリファレンス信号に含まれる系列に対応している。ターゲットセルへのアクセスはRACHにより行われるが、専用のRACHプリアンブルがHANDOVER COMMANDに割り当てられている場合にはコンテンションフリーの手順に従い、専用のプリアンブルが割り当てられていない場合にはコンテンションベースの手順に従う。UEはターゲットeNB特定キーを引き出して、ターゲットセルで使用される選択されたセキュリティアルゴリズムを設定する。
S10:ネットワークは、UL allocationおよびタイミングアドバンスTAで応答する。
S11:UEがターゲットセルへのアクセスに成功すると、UEはHANDOVER CONFIRMメッセージ(C−RNTI)を必要ならば上りバッファステータス報告(Buffer Status Report)と共にターゲットeNBへ送信し、UEに対するハンドオーバ処理が完了したことを示す。ターゲットeNBはHANDOVER CONFIRMメッセージで送信されたC−RNTIを検証する。こうしてターゲットeNBはUEへのデータ送信を開始することができる。更なる最適化に基づいて、下りデータ送信をステップS8の後の段階で開始することも可能である。
S12:ターゲットeNBはPATH SWITCHメッセージをMMEへ送信し、UEがセルを変更した旨を通知する。
S13:MMEはUSER PLANE UPDATE REQUESTメッセージをサービングゲートウェイ(Serving Gateway)へ送信する。
S14:サービングゲートウェイは、下りデータパスをターゲット側へ切り替え、そしてU-Plane/TNLリソースをソースeNBに対して開放することができる。
S15:サービングゲートウェイはUSER PLANE UPDATE RESPONSEメッセージをMMEへ送信する。
S16:MMEはPATH SWITCHメッセージに対してPATH SWTICH ACKメッセージで確認応答を行う。
S17:RELEASE RESOURCEを送信することで、ターゲットeNBはハンドオーバの成功をソースeNBへ知らせ、リソースの開放をトリガする。ステップS10とS15との間のターゲットeNBがこのメッセージを送信するタイミングは、今後の検討事項である。
S18:RELEASE RESOURCEメッセージを受信すると、ソースeNBは、UEコンテキストに関連する無線およびC-plane関連のリソースを開放することができる。
本発明は、たとえば3GPP LTEシステムにおいて基地局間で無線アクセス方式が異なる場合に適用可能である。なお、本発明を適用できる無線アクセス方式が、OFDMおよびSC−FDMAに限定されないことは言うまでもない。
本発明の一実施形態による無線通信システムにおけるハンドオーバを説明するためのシステム構成図である。 本発明の第1実施例による無線通信システムにおける基地局間ハンドオーバを説明するためのシーケンス図である。 第1実施例における移動局に予め設けられた無線アクセス方式識別部における下りリファレンス信号の系列と無線アクセス方式との対応を示すテーブルである 第1実施例による無線通信システムにおける移動局の機能的構成を示すブロック図である。 第1実施例による無線通信システムにおける基地局の機能的構成を示すブロック図である。 本発明の第2実施例による無線通信システムにおける基地局間ハンドオーバを説明するためのシーケンス図である。 第2実施例における移動局に予め設けられた無線アクセス方式識別部における基地局識別子と無線アクセス方式との対応を示すテーブルである。 第2実施例による無線通信システムにおける移動局の機能的構成を示すブロック図である。 第2実施例による無線通信システムにおける基地局の機能的構成を示すブロック図である。 図2に示す第1実施例におけるMME/S-Gateway内でのハンドオーバの具体例を示すシーケンス図である。
符号の説明
10 移動局
20 基地局
20a ソース基地局
20b ターゲット基地局
30 MME/S-GW
101 受信部
102 RS分離部
103 RS系列識別部
104 SNR測定部
105 Measurement Report生成部
106 TA分離部
107 HO Command分離部
108 RACH生成部
109 送信部
110 無線アクセス方式識別部
111 対応テーブル記憶部
112 ID識別部
113 対応テーブル記憶部
200 上りリンク無線アクセス情報生成部
201 基地局ID生成部
202 RS生成部
203 受信部
204 RACH分離部
205 TA生成部
206 HO Confirm生成部
207 HO Completed生成部
208 Measurement Report生成部
209 基地局間信号受信部
210 Context Confirm分離部
211 Context Data分離部
212 HO Completed分離部
213 HO Command生成部
214 Context Confirm生成部
215 Context Data生成部
216 基地局間信号送信部
217 送信部

Claims (29)

  1. 2つ以上の無線アクセス方式の中の少なくとも1つにより通信可能な少なくとも1つの基地局と、前記2つ以上の無線アクセス方式で通信可能な少なくとも1つの移動局と、を含む無線通信システムにおける無線アクセス方式識別方法であって、
    前記基地局が送信する既知の信号系列と前記基地局との通信に使用される無線アクセス方式とが予め対応付けられ、
    前記移動局は、前記基地局から前記既知の信号系列を受信し、前記既知の信号系列から前記基地局の無線アクセス方式を識別する、
    ことを特徴とする無線アクセス方式識別方法。
  2. 前記無線通信システムを構成する基地局として、少なくとも第1基地局および第2の基地局が存在し、前記移動局は、前記第2基地局から送信される前記既知の信号系列から識別した無線アクセス方式で前記第1基地局から前記第2基地局へハンドオーバすることを特徴とする請求項1に記載の無線アクセス方式識別方法。
  3. 前記移動局は、前記第1基地局から前記第2基地局へハンドオーバする前に、前記既知の信号系列から前記基地局の無線アクセス方式の識別を行うことを特徴とする請求項2に記載の無線アクセス方式識別方法。
  4. 前記無線アクセス方式は、上りリンクの無線アクセス方式であることを特徴とする請求項1−3のいずれか1項に記載の無線アクセス方式識別方法。
  5. 前記既知の信号系列は、下りリファレンス信号系列であることを特徴とする請求項1−4のいずれか1項に記載の無線アクセス方式識別方法。
  6. 前記既知の信号系列は、前記基地局を識別可能な基地局識別情報に対応していることを特徴とする請求項1−5のいずれか1項に記載の無線アクセス方式識別方法。
  7. 前記無線通信システムを構成する複数の基地局は同一の無線伝送方式であることを特徴とする請求項1−5のいずれか1項に記載の無線アクセス方式識別方法。
  8. 2つ以上の無線アクセス方式の中の少なくとも1つにより通信可能な少なくとも1つの基地局と、前記2つ以上の無線アクセス方式のうち少なくとも1つにより通信可能な移動局において、
    前記基地局から受信する既知の信号系列と前記基地局との通信に使用される無線アクセス方式との対応関係を記憶する記憶手段と、
    前記基地局から受信した前記既知の信号系列から前記基地局の無線アクセス方式を識別する識別手段と、
    前記識別された無線アクセス方式に従って前記基地局に対する初期接続を実行する通信手段と、
    を有することを特徴とする移動局。
  9. 前記無線通信システムを構成する基地局として、少なくとも第1基地局および第2の基地局が存在し、前記通信手段は、前記第1基地局から前記第2基地局へのハンドオーバにおいて、前記第2基地局から送信される前記既知の信号系列から識別した無線アクセス方式で前記第2基地局へ初期接続を実行することを特徴とする請求項8に記載の移動局。
  10. 前記識別手段は、前記第1基地局から前記第2基地局へハンドオーバする前に、前記既知の信号系列から前記基地局の無線アクセス方式の識別を行うことを特徴とする請求項9に記載の移動局。
  11. 前記無線アクセス方式は、上りリンクの無線アクセス方式であることを特徴とする請求項8−10のいずれか1項に記載の移動局。
  12. 前記既知の信号系列は、下りリファレンス信号系列であることを特徴とする請求項8−11のいずれか1項に記載の移動局。
  13. 前記既知の信号系列は、前記基地局を識別可能な基地局識別情報に対応していることを特徴とする請求項8−12のいずれか1項に記載の移動局。
  14. 前記無線通信システムを構成する複数の基地局は同一の無線伝送方式であることを特徴とする請求項8−13のいずれか1項に記載の移動局。
  15. 2つ以上の無線アクセス方式を含む無線通信システムにおける基地局であって、
    前記2つ以上の無線アクセス方式の中の1つの無線アクセス方式で通信可能な通信手段と、
    前記無線アクセス方式に対応する既知の信号系列を移動局へ通知する通知手段と、
    を有し、前記既知の信号系列に対応する無線アクセス方式に従った前記移動局からの初期接続の処理を実行することを特徴とする基地局。
  16. 前記移動局からの初期接続は、他の基地局から自基地局へのハンドオーバ時に、前記既知の信号系列に対応する無線アクセス方式で行われることを特徴とする請求項15に記載の基地局。
  17. 前記移動局における前記無線アクセス方式の識別は、他の基地局から自基地局にハンドオーバして来る前に行われることを特徴とする請求項16に記載の基地局。
  18. 前記既知の信号系列は、下りリファレンス信号系列であることを特徴とする請求項15−17のいずれか1項に記載の基地局。
  19. 前記既知の信号系列は、前記基地局を識別可能な基地局識別情報に対応していることを特徴とする請求項15−18のいずれか1項に記載の基地局。
  20. 当該基地局および前記他の基地局は同一の無線伝送方式であることを特徴とする請求項15−19のいずれか1項に記載の基地局。
  21. 2つ以上の無線アクセス方式の中の少なくとも1つにより通信可能な少なくとも1つの基地局と、前記2つ以上の無線アクセス方式で通信可能な少なくとも1つの移動局と、を含む無線通信システムにおいて、
    前記基地局は、
    前記2つ以上の無線アクセス方式の中の1つの無線アクセス方式で通信可能な基地局通信手段と、
    前記無線アクセス方式に対応する既知の信号系列を移動局へ通知する通知手段と、
    を有し、
    前記移動局は、
    前記基地局から受信する既知の信号系列と前記基地局との通信に使用される無線アクセス方式との対応関係を記憶する記憶手段と、
    前記基地局から受信した前記既知の信号系列から前記基地局の無線アクセス方式を識別する識別手段と、
    前記識別された無線アクセス方式に従って前記基地局に対する初期接続を実行する移動局通信手段と、
    を有することを特徴とする無線通信システム。
  22. 少なくとも第1基地局および第2の基地局が存在し、前記移動局通信手段は、前記第1基地局から前記第2基地局へのハンドオーバにおいて、前記第2基地局から送信される前記既知の信号系列から識別した無線アクセス方式で前記第2基地局へ初期接続を実行することを特徴とする請求項21に記載の無線通信システム。
  23. 前記移動局の識別手段は、前記第1基地局から前記第2基地局へハンドオーバする前に、前記既知の信号系列から前記基地局の無線アクセス方式の識別を行うことを特徴とする請求項22に記載の無線通信システム。
  24. 前記無線アクセス方式は、上りリンクの無線アクセス方式であることを特徴とする請求項21−23のいずれか1項に記載の無線通信システム。
  25. 前記既知の信号系列は、下りリファレンス信号系列であることを特徴とする請求項21−24のいずれか1項に記載の無線通信システム。
  26. 前記既知の信号系列は、前記基地局を識別可能な基地局識別情報に対応していることを特徴とする請求項21−25のいずれか1項に記載の無線通信システム。
  27. 前記無線通信システムを構成する複数の基地局は同一の無線伝送方式であることを特徴とする請求項21−26のいずれか1項に記載の無線通信システム。
  28. 2つ以上の無線アクセス方式の中の少なくとも1つにより通信可能な少なくとも1つの基地局を含む無線通信システムにおいて、前記2つ以上の無線アクセス方式のうち少なくとも1つにより基地局と通信可能な移動局のプログラム制御プロセッサを機能させるプログラムであって、
    前記基地局から受信する既知の信号系列と前記基地局との通信に使用される無線アクセス方式との対応関係を記憶する記憶機能と、
    前記基地局から受信した前記既知の信号系列から前記基地局の無線アクセス方式を識別する識別機能と、
    前記識別された無線アクセス方式に従って前記基地局に対する初期接続を実行する通信機能と、
    を前記プログラム制御プロセッサで実現することを特徴とするプログラム。
  29. 2つ以上の無線アクセス方式を含む無線通信システムにおける基地局のプログラム制御プロセッサを機能させるプログラムであって、
    前記2つ以上の無線アクセス方式の中の1つの無線アクセス方式で通信可能な通信機能と、
    前記無線アクセス方式に対応する既知の信号系列を移動局へ通知する通知機能と、
    前記既知の信号系列に対応する無線アクセス方式に従った前記移動局からの初期接続処理を実行する機能と、
    を前記プログラム制御プロセッサで実現することを特徴とするプログラム。
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