JP2009253545A - 番組録画装置および番組録画方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】固定機用番組データと移動機用番組データとを視聴者が明確に区別して取り扱えるようにする。
【解決手段】番組録画装置は、地上デジタル放送で送信される移動体受信機を対象とする移動体受信機向け放送の番組データと、固定受信機を対象とする固定受信機向け放送の番組データとを記録手段に記録させる番組録画制御手段と、記録手段に記録されている番組データを用いて再生される番組の番組一覧を、番組データが移動体受信機向け放送または固定受信機向け放送のいずれの番組データなのかを区別可能にして映像表示手段に表示させるために出力する表示制御手段と有している。
【選択図】図1
【解決手段】番組録画装置は、地上デジタル放送で送信される移動体受信機を対象とする移動体受信機向け放送の番組データと、固定受信機を対象とする固定受信機向け放送の番組データとを記録手段に記録させる番組録画制御手段と、記録手段に記録されている番組データを用いて再生される番組の番組一覧を、番組データが移動体受信機向け放送または固定受信機向け放送のいずれの番組データなのかを区別可能にして映像表示手段に表示させるために出力する表示制御手段と有している。
【選択図】図1
Description
本発明は、地上デジタル放送で送信される番組データを記録するための番組録画装置および番組録画方法に関する。
近年、地上デジタル放送や、BS(Broadcasting Satellite)放送、110度CS(Communication Satellite)放送といった衛星デジタル放送が実用化されていることに伴い、デジタル放送で送信される番組データを記録する番組録画装置が普及している。
ところで、地上デジタル放送では、日本国内においては、1つのチャンネルを13のセグメント(seg)に分割している。これにより、セグメント単位で帯域を利用できるようになっている。そして、多チャンネル放送では、1セグメント(チャンネル)を使った移動体受信機向けの放送(以下「1セグメント放送」といい、1seg(ワンセグ)ともいう)を行い、残りの12セグメントを使った固定受信機向けの1チャンネルのハイビジョン放送あるいは標準画質(SDTV)での3チャンネル放送を行うことができるようになっている。
従来、デジタル放送で送信される番組データを記録する番組録画装置に関して、例えば特許文献1には、次のような番組録画装置が開示されている。この番組録画装置は、受信した番組データから分離した移動体受信機向け放送の番組の番組データ(移動機用番組データ)と、固定受信機向け放送の番組の番組データ(固定機用番組データ)とを記録媒体に記録して、固定受信機向け放送の番組と移動体受信機向け放送の番組とを双方とも再生できるようにしている。
特開2007−251803号公報
記録媒体には複数の番組データが記録されるので、どのような番組が録画されているのかが視聴者にわかるようにすることが望ましい。
しかし、たとえ同じ番組の番組データであっても、固定機用番組データと移動機用番組データとは、再生に適した装置が異なる等から、双方が区別できるようにしないと、視聴者にとっては取り扱いに不便である。
そこで、本発明は上記課題を解決するためになされたもので、固定機用番組データと移動機用番組データとを視聴者が明確に区別して取り扱えるようにした番組録画装置および番組録画方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、地上デジタル放送の番組の映像を表示する映像表示手段と、地上デジタル放送で送信される移動体受信機を対象とする移動体受信機向け放送の番組データと、固定受信機を対象とする固定受信機向け放送の番組データとを記録手段に記録させる番組録画制御手段と、記録手段に記録されている番組データを用いて再生される番組の番組一覧を、番組データが移動体受信機向け放送または固定受信機向け放送のいずれの番組データなのかを区別可能にして映像表示手段に表示させる表示制御手段と有する番組録画装置を特徴とする。
また、本発明は、地上デジタル放送で送信される移動体受信機を対象とする移動体受信機向け放送の番組データと、固定受信機を対象とする固定受信機向け放送の番組データとを記録手段に記録させ、記録手段に記録されている番組データを用いて再生される番組の番組一覧を、番組データが移動体受信機向け放送または固定受信機向け放送のいずれの番組データなのかを区別可能にして映像表示手段に表示させるために出力する番組録画方法を提供する。
以上詳述したように、本発明によれば、固定機用番組データと移動機用番組データとを視聴者が明確に区別して取り扱えるようにした番組録画装置および番組録画方法が得られる。
以下、本発明の実施の形態について説明する。なお、同一要素には同一符号を用い、重複する説明は省略する。
図1は本発明の実施の形態に係る番組録画装置100の構成を示すブロック図である。本実施の形態に係る番組録画装置100は、地上デジタル放送の番組の映像を表示する映像表示手段と、その番組の録画を制御する番組録画制御手段とを備えた据え置き型の固定受信機である。
なお、本実施の形態に係る番組録画装置100は、移動体受信機向け放送である1セグメント放送の番組を受信し、固定受信機向け放送である12セグメント放送の番組を受信するようになっている。
図1に示すように、番組録画装置100は、第1、第2のデジタルチューナ101、102と、第1、第2のOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)復調回路103、104と、第1、第2の復号回路105,106と、OSD回路107とを有している。
また、番組録画装置100は、D/Aコンバータ108と、LCD(Liquid Crystal Display)109と、スイッチ(SW)110と、メモリ111とを有している。
さらに、番組録画装置100は、CPU112と、HDD113と、USB(Universal Serial Bus)ポート114、カードスロット115、EPGデコード部116、通信I/F117およびLAN端子118を有している。
第1、第2のデジタルチューナ101、102は、地上デジタル放送用のアンテナATが受け取った放送波が供給される。そして、デジタルチューナ101,102はそれぞれアンテナATから供給される放送波から、指定されたチャンネルに対応する所定周波数の信号成分を選択して受信する受信処理を行い、第1、第2の復調回路103、104に出力する。
ここで、第1のデジタルチューナ101は12セグメント放送の放送波を受信する受信手段、第2のチューナ102は1セグメント放送の放送波を受信する受信手段である。また、12セグメント放送とは、1つのチャンネルを複数のセグメント(13のセグメント)に分割したうちの12セグメントを用いる地上デジタル放送、1セグメント放送とは、1つのセグメントを用いる地上デジタル放送である。
第1、第2のOFDM復調回路103、104は、それぞれ第1、第2のデジタルチューナ101、102によって抽出された信号成分について、所定の復調処理を施し、さらに誤り訂正等の処理を施して、それぞれ番組データ(詳しくはトランスポートストリーム:Transport Stream)を生成する。生成される番組データ(トランスポートストリーム)はそれぞれ第1、第2の復号回路105,106に入力される。
第1、第2の復号回路105,106は、それぞれ入力されるトランスポートストリームに復号化処理を施してデジタル映像信号およびデジタル音声信号を生成する。ここで、第1の復号回路105は12セグメント放送用、第2の復号回路106は1セグメント放送用である。
OSD回路107は、入力されるデジタル映像信号について、OSD(On Screen Display)信号を重畳して、D/Aコンバータ108に出力する。このOSD信号は、CPU112が生成している。
D/Aコンバータ108は、入力されるデジタル映像信号をアナログ映像信号に変換して出力する。LCDパネル109は、アナログ映像信号を用いて視聴中の番組の映像を表示する映像表示手段である。
そして、スイッチ110は各種の操作スイッチを有し、メモリ111はRAM、ROMなどを有している。ROMには、制御プログラムやCPU112が実行するプログラムが書き込まれている。RAMは、CPU112によるプログラムの実行に必要なワークエリアを提供し得るようになっている。
CPU112は、メモリ111に記憶されている制御プログラムに従い上述の各モジュールを制御して、映像表示や音声出力などを統括する。また、CPU112は、後述する番組録画プログラムにしたがい作動して、後述するモバイル向け番組の同時録画を制御する番組録画制御手段としての機能を有している。CPU112は、モバイル向け番組の同時録画を行う場合、第1、第2のOFDM復調回路103、104によって復調された番組データを用いる。
HDD(Hard Disk Drive)113は、第1、第2のOFDM復調回路103、104によって復調されたデータを地上デジタル放送の番組データとして記録する記録手段としての機能を有している。
USBポート114は、USBケーブル203のコネクタを接続することができる。USBポート114には、USBケーブル203を介してUSB接続用のHDD201が接続される。
カードスロット115は、SDメモリカード(Secure Digital memory card)などのメモリカード202が差込まれ、その差込まれたメモリカード202に対するデータの読み書きを行う。メモリカード202には、携帯端末装置250向けの番組データなどが記録される。
携帯端末装置250は、移動体受信機であって、例えば地上デジタル放送の番組を視聴可能な携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistants)、携帯音楽プレーヤなどである。
EPGデコード部116は、第1、第2のOFDM復調回路103、104によって復調された番組データから、重畳されている後述するEPGデータを分離抽出する。
通信I/F117は、LAN端子118に接続される装置(例えばLAN対応のHDD202)との情報伝送を行う。
LAN端子118は、イーサネットを用いた一般的なLAN対応ポートとして使用される。LAN端子118は、LAN対応の外付けHDD204等の機器が接続され、これらの機器と情報伝送を行うために使用される。
次に、以上の構成を有する番組録画装置100におけるモバイル向け番組の同時録画について、図2,3を参照して説明する。図2はCPU112による番組録画プログラムにしたがったモバイル向け番組の同時録画処理の動作手順を示すフローチャート、図3は別の同時録画処理の動作手順を示すフローチャートである。CPU112は図2または図3に示すフローチャートに沿った動作を実行することによって、モバイル向け番組の同時録画処理を実行する。
ここで、番組録画装置100におけるモバイル向け番組の同時録画とは、1セグメント放送が12セグメント放送のサイマル放送であるときに、その12セグメント放送の番組の番組データ(以下「12セグ番組データ」という)に加えて、その1セグメント放送の番組の番組データ(以下「1セグ番組データ」という)を同時にHDD113に記録することによって、携帯端末装置250向けに番組を録画することを意味している。
CPU112はスイッチ110に備えられたスイッチや後述するリモコン400を用いた所定の操作によって、地上デジタル放送の番組の録画を実行するように指示されたときに図2または図3に示すフローチャートに沿って同時録画処理を実行する。
CPU112は同時録画処理を開始すると、EPGデコード部116から取得される1セグメント放送のEPG(Electronic Program Guide)データと、12セグメント放送のEPGデータとを参照する(S1)。
ここで、EPGデータは電子的な番組情報である。番組録画装置100は後述するSIを放送信号から分離し、そのSIに含まれるEPGデータを用いることにより、LCD109に例えば図14に示すような電子番組表120を表示することができる。
デジタル放送では、EPGデータがサービス情報(SI:service information)として放送信号に重畳されている。SIには、デジタル放送の番組を視聴するために必要な情報や、EIT(Event Information Table)があり、EIT中にEPGデータが含まれている。
EPGデータには、例えば、番組名(番組のタイトル)、番組のジャンル、番組開始時刻、番組終了時刻、番組内容のデータなどが含まれている。後述するS2では、番組名のデータを比較することによって、1セグメント放送が12セグメント放送のサイマル放送であるか否かを判定することができる。
次に、CPU112は、1セグメント放送のEPGデータと12セグメント放送のEPGデータとを比較して判定手段としての動作を行い、1セグメント放送が12セグメント放送のサイマル放送であるか否かのサイマル判定を行う(S2)。
例えば、上述のとおり、CPU112は、少なくとも番組名のデータの比較結果に基づいて、サイマル判定を行えばよいが、番組名、番組のジャンル、または放送時間の少なくとも1つに基づいて判定してもよい。番組名、番組のジャンル、放送時間の3つが一致するときは、サイマル放送である確率が高くなるため、番組名、番組のジャンル、放送時間の3つを用いると、サイマル判定を正確に行える。この場合、CPU112は、番組名などが完全一致の場合にサイマル放送であると判定すればよいが、完全一致でなく、例えば類似度90%以上の部分一致の場合にサイマル放送であると判定してもよい。
そして、CPU112は、1セグメント放送が12セグメント放送のサイマル放送であると判定したときはS3に進むが、1セグメント放送が12セグメント放送のサイマル放送ではないと判定したときはS4に進む。
CPU112は、S3に進むと同時録画処理を行い、12セグ番組データと、その12セグメント放送のサイマル放送であると判定された1セグ番組データとをともにHDD113に記録させる。ここでは、12セグ番組データと1セグ番組データとを同時にHDD113に記録しているが、例えば、記録開始時刻を同時にするほか、1セグ番組データの記録開始時刻を12セグ番組データよりも少し遅らせ、記録終了時刻が同じになるようにしてHDD113に記録してもよい。
CPU112は、S4に進むときは単独録画処理を行い、12セグ番組データだけをHDD113に記録させる。CPU112は、S3またはS4を実行すると、モバイル向け番組の同時録画処理を終了する。
番組録画装置100が以上のようにしてモバイル向け番組の同時録画処理を実行することによって、1セグメント放送が12セグメント放送のサイマル放送であるときは、12セグ番組データと、そのサイマル放送の1セグ番組データとが自動的にHDD113に記録されるようになる。このとき、HDD113に記録される番組データは、12セグ番組データと、そのサイマル放送の1セグ番組データになるので、双方の番組データは同じ番組のデータとなる。そのため、番組録画装置100では、12セグ番組データと、同じ番組の1セグ番組データとを確実に記録してモバイル向け番組の録画を行うことができる。したがって、同じ番組の高レートの番組データと、低レートの番組データとを保持できるので、再エンコードなしに双方を使い分けることができる。
この場合、例えば、1セグ番組データだけをHDD113からメモリカード202に移動させ、そのメモリカード202を携帯端末装置250に装着することで、12セグメント放送の番組と同じ番組を携帯端末装置250を用いて視聴することができる。
12セグ番組データは1セグ番組データに比べてデータサイズが大きいため、メモリカード202に移動させ、携帯端末装置250で番組を視聴することには適さない。一方、1セグ番組データは12セグ番組データに比べてレートが低いため、番組録画装置100での番組の再生には適さない。しかし、12セグ番組データと、1セグ番組データとを同時に記録するだけでは、同じ番組の番組データを記録できないことがある。
そこで、番組録画装置100では、前述のようにしてサイマル判定を行い、サイマル放送であると判定されたときに、12セグ番組データと、そのサイマル放送であると判定された1セグ番組データとを同時にHDD113に記録している。
一方、図3に示すフローチャートは、図2に示すフローチャートと比較して、S2とS3の間で、S5、S6を実行する点が異なっている。
CPU112は、S2からS5に進むと、後述する録画設定画面300をLCD109に表示させる。続くステップ6では、録画設定画面300で1セグ録画有りが選択されていたか否かを判定し、選択されていたときはS3に進み、そうでなければS4に進む。そのほかのステップは図2の場合と同様である。
録画設定画面300は図4に示すように、1セグ録画の有り無しを入力するための入力部301を有し、この入力部301を用いて視聴者が1セグ録画の有り無しを入力できる。図4(a)は1セグ録画有りの場合、図4(b)は1セグ録画無しの場合である。1セグ録画有りの場合はS6からS3に進むので、サイマル放送であると判定されると、1セグ番組データと、12セグ番組データとが同時にHDD113に記録される。
このように、図3に示すフローチャートに沿って、モバイル向け番組の同時録画処理を実行するときは、視聴者が1セグ録画の有り無しを選択でき、モバイル向け番組の同時録画が視聴者の選択した内容にしたがって実行されるようになる。
ところで、モバイル向け番組の同時録画処理によって記録された12セグ番組データと、1セグ番組データとは、再生に適した装置が異なる等から、区別せずに対等に扱うと、視聴者の使い勝手を向上させることが難しい。
そのため、番組録画装置100では、図5,6,7に示すフローチャートに沿った動作を実行する。番組録画装置100では、CPU112が関連付け手段としての動作を行う。そして、CPU112は、12セグ番組データをHDD113に記録させるための12セグ用ファイル(固定受信機用ファイル)または1セグ番組データをHDD113に記録させるための1セグ用ファイル(移動受信機用ファイル)のファイル名を次のようにして生成することにより、12セグ番組データに1セグ番組データを関連付けている。
そして、モバイル向け番組の同時録画の場合、12セグ番組データおよび1セグ番組データは、ファイル名による関連付けが行われてHDD113に記録されている。
CPU112は図5のフローチャートに沿って関連付け処理を開始すると、S11に進み、12セグ番組データを記録する12セグ録画かどうかを判定し、12セグ録画のときはS12、そうでなければS16に進む。S12では、12セグ用ファイルのファイル名を生成する。後述するとおり、ファイル名はファイル名本体と拡張子(ファイルの種類を識別するための文字列)からなっている。S12では、その拡張子を12セグメント放送固有の内容(12セグメント放送専用の内容)で生成する。
次に、CPU112は、S13に動作を進めると、同時録画処理(S3)を行うか否かを判定する。CPU112は、同時録画処理を行うときはS14に動作を進め、そうでなければS15に動作を進める。CPU112は、S14では、12セグ番組データについて、サイマル放送の1セグ番組データが有るか無いかを管理するための管理データとして、1セグ番組データ有り(1セグ録画有り)を示すデータをHDD113に記録し、S15では、管理データとして、1セグ録画無しを示すデータをHDD113に記録して、関連付け処理を終了する。CPU112は、S14,15を実行するときに管理データ記録制御手段としての動作を行う。
一方、CPU112は、S11からS16に動作を進めると、S13と同様に、同時録画処理(S3)を行うか否かを判定する。CPU112は、同時録画処理を行うときはS17に動作を進め、そうでなければS18に動作を進める。CPU112は、S17では、1セグ用ファイルのファイル名を生成する。この場合、CPU112は対応する12セグ用ファイルのファイル名と、ファイル名本体は等しくかつ拡張子を異ならせたファイル名を生成する。また、S17では、拡張子を1セグメント放送固有の内容(1セグメント放送専用の内容)で生成する。
CPU112は、S18では、単独で録画した1セグメント放送の番組に対応したファイル名本体と1セグメント放送固有の拡張子を用いてファイル名を生成する。S17またはS18を実行すると、関連付け処理を終了する。
以上のようにして、関連付け処理を行うことにより、モバイル向け番組の同時録画が行われた場合、12セグ用ファイルには、例えば図8に示すファイル名310が付され、1セグ用ファイルにはファイル名320が付される。ファイル名310はファイル名本体311と拡張子312とを有し、ファイル名320はファイル名本体311と拡張子313とを有している。
ファイル名310とファイル名320とは、同じファイル名本体311(図8では、“toshib ppp 0900”)を有している。また、拡張子312は12セグメント放送固有の文字列(例えば図8に示すように“dtv”とすることができる)であり、拡張子313は1セグメント放送固有の文字列(例えば“seg”)とすることができる。
ファイル名310とファイル名320とは、拡張子のみが異なり、同じファイル名本体311を有しているため、視聴者には、12セグ用ファイルと1セグ用ファイルとが互いに関連付けられていることが明確になる。しかも、拡張子312,313がそれぞれ12セグメント放送または1セグメント放送固有の文字列になっているので、ファイル名によって、12セグメント放送または1セグメント放送いずれの番組データであるのかが明らかになる。視聴者はファイル名を見るだけで、いずれの番組データであるのを判断することができる。
また、番組録画装置100では、12セグ用ファイルと1セグ用ファイルとが前述のようにして互いに関連付けられているため、12セグ用ファイルに対する移動や削除といった操作を1セグ用ファイルに対する操作と連動させることができる。したがって、視聴者の使い勝手を向上させることができる。
例えば、12セグメント放送用の後述する番組リスト350から、1セグメント放送用の番組リスト360に画面を遷移させたときに、番組リスト350でカーソルが当っていた番組と関連付けられている番組にカーソルを当てる。
また、番組リスト350において、番組データの移動または複製を指示してから番組リスト360に画面を遷移させたときに、番組リスト350で移動または複製を指示した番組データと関連付けられている番組データを移動または複製する。
さらに、番組リスト350で番組データの削除を指示してから番組リスト360に画面を遷移させたときに、番組リスト350で削除が指示された番組データと関連付けられている番組データを削除する。
番組リスト350において番組データのロックまたはアンロックを指示してから番組リスト360に画面を遷移させたときに、ロックまたはアンロックが指示された番組データと関連付けられている番組データをロックまたはアンロックする。
そして、番組録画装置100は、図6のフローチャートに沿って作動することにより、番組リスト350を表示することができる。番組リスト350はHDD113に記録した番組データを用いて再生される番組のうち、12セグメント放送の番組だけを表示した固定受信機向け番組一覧である。図6、図7では、CPU112が表示制御手段としての動作を行っている。
CPU112は図6のフローチャートに沿って番組リスト表示処理を開始すると、S21に進み、HDD113に記録されている番組データファイルを参照する。番組データファイルは12セグ用ファイルまたは1セグ用ファイルが含まれている。続いて、CPU112はS22に進み、参照した番組データファイルのファイル名の拡張子が12セグメント放送固有であるか否かを判定し、その場合はS23、そうでなければS26に動作を進める。こうして、番組リスト350には拡張子が12セグメント放送固有の番組データファイルだけを用いて番組を表示するようにし、拡張子が1セグメント放送固有の番組データファイルの番組は表示しないようにしている。
S23では、管理データが1セグ番組データの有り無しのいずれであるかを判定する。1セグ番組データ有りの場合はS24、そうでなければS25に動作を進める。
S24では、後述する1セグアイコン351aを備えた番組明細データを生成し、S25では、1セグアイコンのない番組明細データを生成する。S26では、番組データファイルの読み込みが終了したか否かを判定し、終了した場合はS27、そうでなければS21に戻る。
S27に進むと、S24またはS25で生成した番組明細データを用いて番組リスト350を表示して、番組リスト表示処理を終了する。番組録画装置100はS14、S15を実行することによって管理データを記録しており、S23ではその管理データを参照している。こうすることにより、12セグ番組データすべてを参照する場合よりも、1セグ番組データの有り無しを簡易に判定している。
また、番組録画装置100は図7のフローチャートに沿って作動することにより番組リスト360を表示することができる。番組リスト360はHDD113に記録した番組データを用いて再生される番組のうち、1セグメント放送の番組だけを表示した移動体受信機向け番組一覧である。
CPU112は図7のフローチャートに沿って番組リスト表示処理を開始すると、S31に進み、HDD113に記録されている番組データファイルを参照する。続いて、CPU112はS32に進み、参照した番組データファイルのファイル名の拡張子が1セグメント放送固有であるか否かを判定し、その場合はS33、そうでなければS34に動作を進める。こうして、拡張子が1セグメント放送固有の番組データファイルだけを番組リスト360に表示するようにしている。
S33では、番組明細データを生成する。S34では、番組データファイルの読み込みが終了したか否かを判定し、終了した場合はS35、そうでなければS31に戻る。
S35に進むと、S33で生成した番組明細データを用いて番組リスト360を表示して、番組リスト表示処理を終了する。
そして、番組リスト350は例えば図9に示すように、番組明細351と番組明細352とを有している。番組明細351は1セグアイコン351aを有している。1セグアイコン351aは、同時録画処理が行われたことで、12セグ番組データに加えてそのサイマル放送の1セグ番組データがHDD113に記録されていることを示していて、CPU112は1セグアイコン351aを表示することで、関連記録表示を行っている。
番組明細351は前述のS3、S14を実行して記録された12セグ用ファイルのファイル名に対応している。また、番組明細352は1セグアイコンを有していないので、12セグ番組データだけがHDD113に記録されている。したがって、番組明細352は前述のS4、S15を実行して記録された12セグ用ファイルのファイル名に対応している。
このように、視聴者は番組リスト350に表示される番組明細に1セグアイコン351aがあるか否かによって、12セグ番組データに加えて同じ番組の1セグ番組データが記録されていること、または12セグ番組データだけが記録されていることを確認することができる。
また、番組リスト350は、12セグ番組データだけから番組明細351,352を表示したものであり、しかも、“12seg用番組リスト”といった12セグメント放送用の番組一覧であることを表示している。そのため、視聴者は、番組リスト350を見れば、そこに表示されている番組が12セグメント放送用であることは明らかになる。
番組リスト360は例えば図10に示すように、番組明細361と番組明細362とを有している。このうち、番組明細361は番組明細351と番組名が同じ“スポーツニュース”になっている。したがって、視聴者は、番組リスト360により、1セグメント放送について、12セグメント放送と同じ番組の録画が行われていることを確認することができる。番組明細361は前述のS3、S14を実行して記録された1セグ用ファイルのファイル名に対応している。番組明細362は単独で記録された1セグ用ファイルのファイル名に対応している。
また、番組リスト360は、1セグ番組データだけから番組明細361,362を表示したものであり、しかも、“1seg用番組リスト”といった1セグメント放送用の番組一覧であることを表示している。そのため、視聴者は、番組リスト360を見ればそこに表示されている番組が1セグメント放送用であることは明らかになる。
以上のように、CPU112は番組リスト350または360により、HDD113に記録されている番組データが1セグメント放送または12セグメント放送のいずれの番組データなのかを区別可能に表示している。
さらに、番組録画装置100は図11に示すようなオール番組リスト365を表示することもできる。オール番組リスト365はHDD113に記録されているすべての番組データの一覧であって、図11では、番組明細366,367,368を有している。各番組明細366,367,368は、それぞれ番組名を表示する番組名表示部366a、367a,368aと、番組名表示部366a、367a,368aに表示される番組が1セグメント放送か12セグメント放送かを示す放送識別部366b、367b,368bとを有している。
例えば、番組明細366では、番組名表示部366aに“スポーツニュース”という番組名が表示され、放送識別部366bに、“12seg”との表示および“1seg”との表示に対応させて、2つの○が表示されている。これによって、番組名が“スポーツニュース”の番組データは、12セグメント放送の番組データと、1セグメント放送の番組データとが双方とも存在していることを示している。
また、番組明細367では、番組名表示部367aに“夜のロードショー”という番組名が表示され、放送識別部367bに、“12seg”との表示に対応させて、1つの○が表示されている。これによって、番組名が“夜のロードショー”の番組データは、12セグメント放送の番組データだけが存在していることを示している。
さらに、番組明細368では、番組名表示部368aに“モーニングガイド”という番組名が表示され、放送識別部368bに、“1seg”との表示に対応させて、1つの○が表示されている。これによって、番組名が“モーニングガイド”の番組データは、1セグメント放送の番組データだけが存在していることを示している。
番組リストを表示させるときは、前述した番組リスト350,360のように分けて表示することにより、HDD113に記録されている番組が1セグメント放送、12セグメント放送のいずれの番組データなのかを区別可能にすることもできるが、オール番組リスト365を表示するようにしてもよい。オール番組リスト365は、各番組明細に放送識別部が備えられているので、これによって、HDD113に記録されている番組が1セグメント放送、12セグメント放送のいずれの番組データなのかを区別することが可能である。したがって、視聴者は12セグ番組データと、1セグ番組データとを明確に区別して、再生、移動等の取り扱いを行うことができる。
そして、視聴者が番組リスト350上の番組明細351または番組明細352にカーソルを合わせて、図12に示すリモコン400の再生ボタン401を押すことにより、CPU112が対応する番組データをHDD113から読み出して録画した番組を再生する。
また、視聴者は記録されている12セグ番組データを削除するときは、番組明細351,352のうち、削除しようとするほうにカーソルを合わせた上で、リモコン400の削除ボタン402を押下する。すると、番組リスト350に削除確認部355が表示される(図13参照)。ユーザは削除するときは“Y”の欄にカーソルを合わせて決定ボタン403を押下する。すると、指定された12セグ番組データが削除される。ユーザは12セグ番組データを削除しないときは“N”の欄にカーソルを合わせて決定ボタン403を押下する。
視聴者は記録されている12セグ番組データを他の記録媒体に移動させようとするときは、番組明細351,352のうち、移動しようとするほうにカーソルを合わせた上で、リモコン400の移動ボタン404を押下する。すると、移動先指定画面370が表示される(図13参照)。移動先指定画面370には、12セグ番組データの移動先候補としてのHDD201,204を指定するための指定部371、372が表示されるので、ユーザは指定部371、372のいずれかにカーソルを合わせて移動先を選択することができる。ユーザが移動先を選択すると、番組リスト350上に図示しない移動確認部が表示される。ユーザは移動確認部で12セグ番組データを移動するか否かを指定する。
また、視聴者は記録されている1セグ番組データを削除するときは、番組明細361,362のうち、削除しようとするほうにカーソルを合わせた上で、リモコン400の削除ボタン402を押下する。すると、番組リスト360に削除確認部355が表示される(図13参照)。ユーザは削除するときは“Y”の欄にカーソルを合わせて決定ボタン403を押下し、削除しないときは“N”の欄にカーソルを合わせて決定ボタン403を押下する。
視聴者は記録されている1セグ番組データを他の記録媒体に移動させようとするときは、番組明細361,362のうち、移動しようとするほうにカーソルを合わせた上で、リモコン400の移動ボタン404を押下する。すると、移動先指定画面380が表示される。移動先指定画面380には、1セグ番組データの移動先候補としてのメモリカード202を指定するための指定部381が表示される。ユーザは1セグ番組データの移動先として、メモリカード202を選択することができる。
図13には、番組録画装置100に表示される操作画面間の遷移の様子が示されている。番組録画装置100に表示される操作画面は前述のほか、番組リスト350,番組リスト360の間でも行われる。
また、オール番組リスト365において、再生、移動、削除等を行おうとする番組の放送識別部にカーソルを合わせて、番組リスト350,番組リスト360が表示されている場合と同様のリモコン操作を行うことにより、対象となっている番組データを用いて番組を再生したり、番組データを移動または削除することもできる。
さらに、図14に示すように、メニュー画面390を表示したうえで、録画リストボタン391を選択すると、リスト選択画面392が表示される。このリスト選択画面392で12セグ番組用、1セグ番組用、全番組用のいずれかを選択して、番組リスト350、番組リスト360、番組リスト365を表示させることができる。
なお、以上の実施の形態では、地上デジタル放送の番組の映像を表示する映像表示手段と、その番組の録画を行う番組録画制御手段とを備えた録画機能付のテレビジョンを例にとって説明している。ただし、本発明は、映像表示手段を備えないDVDレコーダ、HDDレコーダなどの番組録画装置についても適用することができる。
また、以上の実施の形態における番組録画装置100は、1セグメント放送の番組を受信する受信手段と、12セグメント放送の番組を受信する受信手段とを備えている。受信手段は、移動体受信機向け放送または固定受信機向け放送を受信することができればよく、1セグメント放送および12セグメント放送とは別方式の放送を受信する受信手段を備えてもよい。例えば、1つのチャンネルの周波数帯域をセグメントに分けることなく行われる移動体受信機向け放送と固定受信機向け放送とを受信する受信手段でもよい。
以上の説明は、本発明の実施の形態についての説明であって、この発明の装置及び方法を限定するものではなく、様々な変形例を容易に実施することができる。又、各実施形態における構成要素、機能、特徴あるいは方法ステップを適宜組み合わせて構成される装置又は方法も本発明に含まれるものである。
100…番組録画装置、101…第1のデジタルチューナ、102…第2のデジタルチューナ、109…LCDパネル、113,201,204…HDD、250…携帯端末装置、300…録画設定画面、350,360…番組リスト、355…オール番組リスト。
Claims (10)
- 地上デジタル放送で送信される移動体受信機を対象とする移動体受信機向け放送の番組データと、固定受信機を対象とする固定受信機向け放送の番組データとを記録手段に記録させる番組録画制御手段と、
前記記録手段に記録されている番組データを用いて再生される番組の番組一覧を、前記番組データが前記移動体受信機向け放送または前記固定受信機向け放送のいずれの番組データなのかを区別可能にして映像表示手段に表示させるために出力する表示制御手段とを有することを特徴とする番組録画装置。 - 前記表示制御手段は、前記番組一覧を、前記移動体受信機向け放送の移動体受信機向け番組一覧と、前記固定受信機向け放送の固定受信機向け番組一覧とに分けて表示させるために出力することを特徴とする請求項1記載の番組録画装置。
- 前記表示制御手段は、前記番組一覧として、番組名を表示する番組名表示部と、該番組名表示部に表示される番組が前記移動体受信機向け放送か前記固定受信機向け放送かを示す放送識別部とを有する番組明細を番組ごとに表示することによって前記番組一覧を表示させるために出力することを特徴とする請求項1記載の番組録画装置。
- 前記移動体受信機向け放送が前記固定受信機向け放送のサイマル放送であるか否かの判定を行う判定手段を更に有し、
前記番組録画制御手段は、前記判定手段によって、前記移動体受信機向け放送が前記固定受信機向け放送のサイマル放送であると判定されたときは、前記固定受信機向け放送の番組データと前記移動体受信機向け放送の番組データとをともに前記記録手段に記録させることを特徴とする請求項2記載の番組録画装置。 - 前記判定手段によって前記サイマル放送であると判定された前記移動体受信機向け放送の番組データの、前記固定受信機向け放送の番組データへの関連付けを行う関連付け手段を更に有し、
前記番組録画制御手段は、前記関連付け手段によって関連付けられた番組データを前記記録手段に記録させることを特徴とする請求項4記載の番組録画装置。 - 前記表示制御手段は、前記固定受信機向け番組一覧のうち、前記関連付け手段によって関連付けられている前記番組データを用いて再生される番組について、前記移動体受信機向けの同じ番組データが記録されていることを示す関連記録表示を行うことを特徴とする請求項5記載の番組録画装置。
- 前記関連付け手段は、前記固定受信機向け放送の番組データを前記記録手段に記録させるための固定受信機用ファイルと、前記移動体受信機向け放送の番組データを前記記録手段に記録させるための移動受信機用ファイルとに、ファイル名本体とファイルの種類を識別するための識別用文字列とを備えたファイル名を付し、前記固定受信機用ファイルのファイル名と、前記移動受信機用ファイルのファイル名とを、前記ファイル名本体を一致させかつ前記識別用文字列を異ならせることによって前記関連付けを行うことを特徴とする請求項6記載の番組録画装置。
- 前記関連付け手段は、前記固定受信機用ファイルの前記識別用文字列を前記固定受信機向け放送固有の文字列とし、前記移動受信機用ファイルの前記識別用文字列を前記移動体受信機向け放送固有の文字列とすることを特徴とする請求項7記載の番組録画装置。
- 更に、前記表示制御手段により出力された前記番組一覧を表示する映像表示手段を有することを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項記載の番組録画装置。
- 地上デジタル放送で送信される移動体受信機を対象とする移動体受信機向け放送の番組データと、固定受信機を対象とする固定受信機向け放送の番組データとを記録手段に記録させ、
前記記録手段に記録されている番組データを用いて再生される番組の番組一覧を、前記番組データが前記移動体受信機向け放送または前記固定受信機向け放送のいずれの番組データなのかを区別可能にして映像表示手段に表示させるために出力する番組録画方法。
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- 2008-04-03 JP JP2008097407A patent/JP2009253545A/ja active Pending
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