JP2009251885A - 音声認証機能を備えたsimホルダー - Google Patents
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Abstract
【課題】指紋認証以外のバイオメトリクス認証の機能を備えたSIMホルダーを提供する。
【解決手段】SIMホルダー1には、ユーザの音声を入力するマイク18と、マイク18に入力された音声をデジタル信号である音声データに変換するA/Dコンバータ150と、音声データを周波数分析することで得られる特徴データとフラッシュROM111に記憶されたテンプレートを照合することで、ユーザの音声を認証する音声認証回路151を備えている。
【選択図】図2
【解決手段】SIMホルダー1には、ユーザの音声を入力するマイク18と、マイク18に入力された音声をデジタル信号である音声データに変換するA/Dコンバータ150と、音声データを周波数分析することで得られる特徴データとフラッシュROM111に記憶されたテンプレートを照合することで、ユーザの音声を認証する音声認証回路151を備えている。
【選択図】図2
Description
本発明は、SIM(Subscriber Identity Module)を内部に装着し、装着されたSIMと通信するリーダライタの機能を備えたSIMホルダーに関する。
小型ICチップを実装したICカードは、ICチップのメモリにデータ(例えば、認証局の証明証など)を機密に格納できるため、ネットワークのログイン管理やドアゲートの入退室管理などの様々な用途で使用されている。
ただし、ICカードを使用する際は、ICカードとデータの通信を行う装置(例えば、パーソナルコンピュータやゲート装置)はリーダライタを備えなければならず、リーダリーダライタを備えていない装置では、ICカードを利用することができなかった。
そこで、本出願人は、特許文献1や特許文献2において、少なくとも、コンピュータに容易に接続するためのUSB(Universal Serial Bus)インターフェースと、内部に装着したSIM(SIM: Subscriber Identity Module)とデータ通信するためリーダライタの機能を兼ね備えたSIMホルダーを開示している。
特許文献1や特許文献2で開示されているようなSIMホルダーは、セキュリティルームへの入退室管理やコンピュータへのログイン管理など、セキュリティ用途で利用されることを目的として開発されているため、SIMホルダーには、SIMホルダーを利用するユーザの正当性を検証するユーザ認証の機能が備えられる。例えば、特許文献1で開示されているSIMホルダーは、ユーザを指紋認証するために指紋センサーを備えている。
しかしながら、指紋データを登録することに関して強い抵抗感を持つ人が多いため、指紋認証以外のユーザ認証の機能をSIMホルダーに備えさせることが必要になっている。
そこで、本発明は、特許文献1や特許文献2で開示されているようなSIMホルダーであって、指紋認証以外のバイオメトリクス認証の機能を備えたSIMホルダーを提供することを目的とする。
上述した課題を解決する第1の発明は、外部のコンピュータと通信するためのコンピュータインターフェースと、SIM(Subscriber Identity Module)のコンタクト端子それぞれと電気的に接続する端子が備えられたコンタクト基盤と、前記SIMと通信するためのISO7816インターフェースと、前記コンピュータインターフェースのデータと前記ISO7816インターフェースのデータを相互変換するコンバータ手段とを少なくとも備えたSIMホルダーであって、ユーザの音声データを入力するためのマイクと、前記音声データを認証する音声認証手段と、前記音声データの認証の成否に応じて処理を変更する制御手段を備えていることを特徴とするSIMホルダーである。
更に、第2の発明は、第1の発明に記載のSIMホルダーであって、前記SIMホルダーは、前記音声データの認証に成功した時に実行するアプリケーションをメモリに記憶し、前記制御手段は、前記音声データの認証に成功すると、前記アプリケーションを自動で起動することを特徴とする。
上述した本発明によれば、SIMホルダーがマイクと音声認証手段を備えることで、ユーザの指紋以外のバイオメトリクスデータとして、ユーザがマイクに入力した音声データを用いてユーザ認証できるSIMホルダーを提供できる。
ここから、本発明に係わるSIMホルダーについて、図を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明に係わるSIMホルダーの外観を示した図である。
図1は、本発明に係わるSIMホルダー1の外観を説明する図で、図2は、図1で図示したSIMホルダー1の回路ブロック図である。SIMホルダー1は、挿入口13からスライドしてSIM2を着脱できる構造で、パーソナルコンピュータのUSB端子と接続するためのUSBコネクタ15を備えている。図1では、USBコネクタ15をAコネクタ(雄型)としているが、USBコネクタ15はミニBコネクタ(雌型)であってもよい。
SIMホルダー1の挿入口13から装着されたSIM2の端子面が、SIMホルダー1の内部に設けられた接続基盤12と電気的に接続することで、SIMホルダー1は装着されたSIM2と通信可能になる。
更に、SIMホルダー1には、SIMホルダー1の電源をON/OFFするための電源ボタン11と、SIM2から読み出したデータや、SIMホルダー1に記憶されたデータ(顔写真データ)などを表示する液晶ディスプレイ16と、SIMホルダー1をリセットするときに利用するリセットボタン14と、液晶ディスプレイ16に表示されたメニューを選択するための選択ボタン10と、ストラップを通すためのストラップ穴17と、ユーザが音声を入力するためのマイク18を備えている。
また、図2に図示しているように、SIMホルダー1は回路として、SIMホルダー1全体を制御し、本発明に係わる制御手段として機能する中央演算処理装置100(CPU: Central Processing Unit)を備え、CPU100にはリセットボタン14が接続され、更に、CPU100には様々なバスを介して、SRAM110、フラッシュROM111、ISO/7816インターフェース120、USBインターフェース130、ブルートゥースインターフェース140、ボタン入力回路170、A/Dコンバータ150、本発明に係わる音声認識手段として機能する音声認証回路151およびLCDドライバ150が接続されている。
なお、SIMホルダー1において、コンピュータインターフェースであるのデータとISO7816インターフェース120のデータを相互変換するコンバータ手段は、CPU100の機能の一つとして備えられている。
本発明に係わるSIMホルダー1には、SIMホルダー1を利用するユーザの正当性を音声認証で検証するために、SIMホルダー1は、ユーザが音声を入力するためのマイク18と、マイク18に入力された音声をデジタル化するA/Dコンバータ150と、ユーザの音声を音声認識する音声認識回路151を備えている。
SIMホルダー1のフラッシュROM111には、ユーザを音声認証するためのコンピュータプログラムが記憶され、このコンピュータプログラムがユーザの指示で作動することで、ユーザの音声認証が実行される。図3は、ユーザの音声認証するときの手順を示したフロー図である。
上述したように、SIMホルダー1には、ユーザが音声を入力するためにマイク18が設けられ、ユーザを音声認証するときに、ユーザは自分の音声をマイク18に入力する(S1)。マイク18に入力されたユーザの音声は、A/Dコンバータ150によってデジタルである音声データに変換され、A/Dコンバータ150は、ユーザの音声をデジタル化した音声データをSRAM110に記憶する。
SIMホルダー1のフラッシュROM111には、ユーザの音声認証するときに参照するテンプレートが記憶され、ユーザを音声認証するとき、音声認識回路151は、SIMホルダー1のSRAM110に記憶されたユーザの音声データと、フラッシュROM111に記憶されたテンプレートとを照合することで、ユーザを音声認証する(S2)。
具体的には、音声認識回路151は、音声を周波数分析する機能(例えば、高速フーリエ変換の機能)を備え、ユーザの音声データを認証するとき、SRAM110に記憶された音声データを周波数分析し、音声スペクトラムなどの特徴データを抽出する。そして、音声認識回路151は、ユーザの音声データを周波数分析することで得られる特徴データと、予め、ユーザの音声データを周波数分析することで得られたテンプレートを照合することで、ユーザの音声データを認証する。
なお、ユーザの音声認証で利用されるテンプレートを登録するために、SIMホルダー1には、ユーザの音声を認証する第1のモードと、ユーザの音声のテンプレートを登録する第2のモードが設けられ、SIMホルダー1が第2のモードで動作しているとき、音声認識回路151は、ユーザの音声データを周波数分析することで得られる特徴データを照合せずに、フラッシュROM111に記憶する。
SIMホルダー1は、ユーザの音声認証の結果に応じて処理を分岐させ(S3)、ユーザの音声認証に成功したときは、ユーザに対してSIMホルダー1の利用を許可し、例えば、フラッシュROM111に記憶されたユーザの顔写真データを液晶ディスプレイ16に表示する処理を実行する(S4)。
また、SIMホルダー1は、ユーザの音声認証に失敗したときは、ユーザに対してSIMホルダー1の利用を許可せず、例えば、再度、音声認証を実行するメッセージを液晶ディスプレイ16に表示する処理を実行する(S5)。
SIMホルダー1に備えられた音声認証以外の機能については、特許文献1や特許文献2で開示されているSIMホルダーと同じであるが、ここから、SIMホルダー1に備えられた音声認証以外の機能について簡単に説明を加えておく。
SIMホルダー1に備えられたISO/7816インターフェース120は、SIM2と電気的に接続する接触基盤12を含め、ISO/IEC7816規格に準拠した接触通信の機能を実現する回路で、SIMホルダー1は、ISO7816インターフェース120を利用して、SIMホルダー1に装着されたSIM2と接触通信する。
SIMホルダー1に備えられたUSBインターフェース130は、SIMホルダー1は、USBインターフェース130を利用して、SIMホルダー1が装着されたコンピュータとUSB通信するために備えられ、更に、SIMホルダー1には無線通信でコンピュータと通信するために、ブルートゥースインターフェース140およびブルートゥース回路141を備えている。
SIMホルダー1が、ISO/7816インターフェース120、USBインターフェース130、ブルートゥースインターフェース140を備えることで、コンピュータがICカードリーダライタを備えてなくとも、コンピュータでSIM2の利用が可能になる。
コンピュータがSIM2に処理を依頼するときは、コンピュータはSIM2に対応したコマンドメッセージをSIMホルダー1に送信する。本実施形態のSIMホルダー1は、USBインターフェース130とブルートゥースインターフェース140を備えており、コンピュータは、USB或いはブルートゥースで、このコマンドメッセージをSIMホルダー1に送信することが可能である。
本実施形態において、CPU100は、ISO/7816インターフェース120をUSBインターフェース130(或いは、ブルートゥースインターフェース140)に変換する機能を備えて、SIMホルダー1のCPU100は、コンピュータから受信したコマンドメッセージを、ISO/7816インターフェース120に転送することで、このコマンドメッセージをSIM2に送信する。
また、ISO/7816インターフェース120が、SIM2からコマンドメッセージに対するレスポンスデータを受信すると、SIMホルダー1のCPU100は、SIM1から受信したレスポンスメッセージをUSBインターフェース130(或いは、ブルートゥースインターフェース140)に転送することで、SIM2から受信したレスポンスをコンピュータに送信する。
なお、特許文献1で開示しているように、SIMホルダー1に、ISO7816インターフェース120のデータをUSBインターフェース130のデータに相互変換するための専用のICチップを備えさせ、リレーによって、USBインターフェース130(或いは、ブルートゥースインターフェース140)のデータをISO/7816インターフェース120のデータに変換し、コンピュータ3とSIM2が通信するモードと、USBインターフェース130(或いは、ブルートゥースインターフェース140)を利用してSIMホルダー1本体とコンピュータ3が通信するモードを切り替えるようにしてもよい。
SIMホルダー1に、近接型非接触通信用の非接触アンテナ121を設けているのは、SIM2単体で非接触動作できるようにするためである。SIMホルダー1に備えられた非接触アンテナ121の両端は、SIMホルダー1の接続基盤12の所定の接続端子に接続され、SIM2に実装されるICチップをデュアルインターフェースチップとし、非接触アンテナ121の両端が接続されている接続基盤121の接続端子に対応するように、SIM2の接触端子とデュアルインターフェースチップのRFインターフェースをワイヤボンディングなどで接続させておけば、SIMホルダー1にSIM2を装着した状態で、一般の非接触ICカードのようにSIM2を動作させることが可能になる。
SIMホルダー1に備えられたLCDドライバ160は液晶ディスプレイ16を駆動する回路で、LCDドライバ160は、CPU100から指示されたデータ、例えば、フラッシュROM111に記憶されたユーザの顔写真データを液晶ディスプレイ16に表示する。
SIMホルダー1の二次電池181は、SIMホルダー1に備えられた回路に電力を供給するためにSIMホルダー1に備えられ、更に、SIMホルダー1には、コンピュータとUSBで接続しているときに、USBバスパワーで供給される電力を二次電池181に充電する電源回路180が設けられている。
SIMホルダー1のボタンスイッチ回路170は、SIMホルダー1に備えられた電源ボタン11および選択ボタン10の入力回路で、電源ボタン11が押されるとSIMホルダー1に電源が供給され、更に、選択ボタン10が押されるとパルス信号がCPU100に伝達され、メニューの選択ができる仕組みになっている
1 SIMホルダー
18 マイク
150 A/Dコンバータ
151 音声認識回路
2 SIM
18 マイク
150 A/Dコンバータ
151 音声認識回路
2 SIM
Claims (2)
- 外部のコンピュータと通信するためのコンピュータインターフェースと、SIM(Subscriber Identity Module)のコンタクト端子それぞれと電気的に接続する端子が備えられたコンタクト基盤と、前記SIMと通信するためのISO7816インターフェースと、前記コンピュータインターフェースのデータと前記ISO7816インターフェースのデータを相互変換するコンバータ手段とを少なくとも備えたSIMホルダーであって、ユーザの音声データを入力するためのマイクと、前記音声データを認証する音声認証手段と、前記音声データの認証の成否に応じて処理を変更する制御手段を備えていることを特徴とするSIMホルダー。
- 請求項1に記載のSIMホルダーであって、前記SIMホルダーは、前記音声データの認証に成功した時に実行するアプリケーションをメモリに記憶し、前記制御手段は、前記音声データの認証に成功すると、前記アプリケーションを自動で起動することを特徴とするSIMホルダー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008098540A JP2009251885A (ja) | 2008-04-04 | 2008-04-04 | 音声認証機能を備えたsimホルダー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008098540A JP2009251885A (ja) | 2008-04-04 | 2008-04-04 | 音声認証機能を備えたsimホルダー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009251885A true JP2009251885A (ja) | 2009-10-29 |
Family
ID=41312543
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008098540A Withdrawn JP2009251885A (ja) | 2008-04-04 | 2008-04-04 | 音声認証機能を備えたsimホルダー |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2009251885A (ja) |
-
2008
- 2008-04-04 JP JP2008098540A patent/JP2009251885A/ja not_active Withdrawn
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