JP2009251829A - 電源制御回路及びこれを備えるコンピュータ並びに電源制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】電源投入後OSの処理に移行するまでの間のコンピュータの電源の遮断を確実かつ速やかに行うことができる電源制御回路、コンピュータ及び電源制御方法を提供する。
【解決手段】電源制御回路20aは、コンピュータ10の電源投入後に実行される自己ハードウェアの初期化及び診断テストの経過を読み取る読取手段21と、コンピュータの電源を制御するための電源スイッチ信号を検出して記憶する記憶手段22と、読取手段21によって所定のハードウェア資源が初期化されたことを示す結果が読み取られるまで待機する初期化時待機手段23aと、その待機の間に電源スイッチ信号を検出した場合には待機終了後にコンピュータに対して電源遮断の指示信号を送信する信号発生手段24とを備える。別の制御回路は、初期化時待機手段23aに代え、OSのブートの開始を示す結果が読み取られてから所定時間が経過するまで待機するブート時待機手段23bを備える。
【選択図】図1

Description

本発明はコンピュータの電源制御回路及びこれを備えるコンピュータ並びに電源制御方法に関し、詳しくは、電源投入時に少なくとも自己のハードウェアの初期化及び診断テストを実行するコンピュータの電源投入後、オペレーティングシステムの処理に移行するまでの電源遮断の制御に関する。
広範な産業用途において、パーソナルコンピュータ(PC)と互換性を有するコンピュータが使用されている。かかるコンピュータには、入出力機器の制御等を行うBIOS(Basic Input/Output System)が搭載されており、コンピュータの電源が投入されると先ずBIOSが動作する。典型的なコンピュータにおいては、最初にコンピュータ・ハードウェアの初期化と診断テストが実行される。この初期化及び診断テストのプログラムはROMに格納されており、一般にはBIOSに含まれている。診断テストにおいては、CPUや外部キャッシュメモリ、メインメモリ(RAM)、ROM、入出力ブリッジ等マザーボード上のハードウェアのほか、キーボード、シリアルポート、パラレルポート、ディスクインターフェイス、グラフィックスシステム等がテストされる。そして、初期化及び診断テストの実行後、オペレーティングシステム(OS)がブートされる。
以上のようなコンピュータの代表的な例として、PCの一般的なアーキテクチャであるPC/AT(IBM社)機と互換性を有するコンピュータが挙げられる。このPC/AT互換機において、前記診断テストは「Power On Self Test(POST)」と呼ばれている。
通常、コンピュータの電源がオフの状態で電源スイッチを押下等するとコンピュータが起動される。そして、コンピュータの電源がオンの状態で電源スイッチを押下等すると、コンピュータは動作中のファイルやシステム状態を保存した後に電源を遮断する(シャットダウン処理)ように設計されている。OSが稼働している状態であれば、OSがシャットダウン処理を実行した後に、コンピュータの電源が遮断される。
しかし、一般に、コンピュータの電源投入直後の電源制御についてはしばしば不具合が発生するため、従来その防止技術が開示されている。例えば、電源投入直後の不用意な電源オフを防止する技術(特許文献1 参照)、コンピュータの再起動時に無停電電源の停電が検出されたような場合にOSをブートすることなくシャットダウンさせる停電制御方法(特許文献2 参照)等がある。
最近の一般的なBIOSを搭載したコンピュータにおいては、電源投入直後に電源スイッチを押下等しても、コンピュータがシャットダウンされない場合がある。
また、OSがブートされている間に電源スイッチを押下等したとき、システム状態の保存が不完全なまま電源が遮断される場合(ダーティ・シャットダウン)があり、コンピュータを再起動したときに正常にシステムが立ち上がらないという不具合を招いた。
特開平5−66860号公報 特開2005−196464号公報
OSを搭載したコンピュータは、機器の制御やマンマシン・インタフェース、情報処理等の目的で応用システムに使用され、また機器・装置に組み込んで使用される。こうしたシステムにおいては、コンピュータの電源の投入・遮断は、操作者が電源スイッチを押下して行う場合に限らず、コンピュータに接続された外部機器・装置が出力する信号によって制御される場合も多い。
特に、コンピュータの電源の投入・遮断を自動的に制御するような自動運転(無人)システムにおいては、コンピュータの電源を遮断すべき要因が一旦生じた場合には、確実にコンピュータをシャットダウンすることが求められる。コンピュータの電源投入直後であってOSの処理に移行する前であっても、外部装置等からコンピュータに対して電源遮断を要求する信号が発信されたときや、操作者がコンピュータの電源スイッチを押下したときには、コンピュータの電源を確実かつ速やかに遮断する必要がある。
しかし、前記のとおり、従来の技術においては、電源投入直後に電源スイッチを押下等してもコンピュータがシャットダウンされない場合がある。BIOSによって一定のハードウェア資源が初期化されるまで、電源遮断を要求する信号が無効とされ、CPUに認識されないためである。この場合、いったん発生した前記信号は消失してしまうこととなり、当該信号によってコンピュータがシャットダウンされないという不具合を生じる。操作者がコンピュータを操作する環境においては電源スイッチを再度押下する等の対処が可能であるが、自動運転システムにおいてはコンピュータの電源が遮断されないという障害を招いた。
また、BIOSによって一定のハードウェア資源が初期化された後は電源遮断を要求する信号は有効となるが、前記のとおり、OSのブート中に電源を遮断しようとした場合にダーティ・シャットダウンが生じる場合があった。その結果、次にコンピュータを起動したときにシステムの再立ち上げが正常にできなくなる不具合を生じ、自動運転システムにおいてはコンピュータが起動時に停止するという故障を招いた。
本発明は、ハードウェア資源の初期化の進捗状況を診断テスト等の経過を読み取ることによって判断することができる点に着目してなされたものであり、電源投入後OSの処理に移行するまでの間のコンピュータの電源の遮断を確実かつ速やかに行うことができる電源制御回路及びそれを備えたコンピュータ並びに電源制御方法を提供することを目的としている。
本発明は以下の通りである。
1.電源投入時に少なくとも自己のハードウェアの初期化及び診断テストを実行するコンピュータの電源を制御する電源制御回路であって、前記初期化及び診断テストの経過を読み取る読取手段と、前記電源を制御するための電源スイッチ信号を検出し該検出を記憶する記憶手段と、前記読取手段によって少なくとも前記ハードウェアの所定の入出力資源が初期化されたことを示す結果を含む前記経過を読み取るまで待機する初期化時待機手段と、前記初期化時待機手段によって前記待機が終了したとき前記記憶手段によって前記検出が記憶されている場合は、前記ハードウェアに具備する電源制御入力に電源の遮断を指示する制御信号を送信する信号発生手段と、を備えることを特徴とする電源制御回路。
2.前記所定の入出力資源は、前記電源制御入力からの入力信号を前記コンピュータが有効に検出し該信号に基づき電源遮断処理を実行するために必要なハードウェア資源である、前記1.記載の電源制御回路。
3.前記コンピュータが前記初期化及び診断テストを実行した後にオペレーティングシステムを起動するコンピュータであって、前記読取手段によって少なくとも前記オペレーティングシステムのブートの開始を示す結果を含む前記経過を読み取ってから所定時間が経過するまで待機するブート時待機手段と、前記ブート時待機手段によって前記待機される間は電源の遮断の指示を禁止し、当該待機が終了したとき前記記憶手段によって前記検出が記憶されている場合は、前記電源制御入力に電源の遮断を指示する制御信号を送信する信号発生手段と、を更に備える、前記1.又は2.記載の電源制御回路。
4.電源投入時に少なくとも自己のハードウェアの初期化及び診断テストを実行した後にオペレーティングシステムを起動するコンピュータの電源を制御する電源制御回路であって、前記初期化及び診断テストの経過を読み取る読取手段と、前記電源を制御するための電源スイッチ信号を検出し該検出を記憶する記憶手段と、前記読取手段によって少なくとも前記オペレーティングシステムのブートの開始を示す結果を含む前記経過を読み取ってから所定時間が経過するまで待機するブート時待機手段と、前記ブート時待機手段によって前記待機される間は電源の遮断の指示を禁止し、当該待機が終了したとき前記記憶手段によって前記検出が記憶されている場合は、前記ハードウェアに具備する電源制御入力に電源の遮断を指示する制御信号を送信する信号発生手段と、を備えることを特徴とする電源制御回路。
5.前記所定時間は、前記オペレーティングシステムのブートが開始されてから前記電源制御入力からの入力信号によって該オペレーティングシステムが正常に電源遮断処理ができる状態になるまでの時間以上の一定の時間である、前記3.又は4.記載の電源制御回路。
6.電源投入時に少なくとも自己のハードウェアの初期化及び診断テストを実行するコンピュータであって、前記1.又は2.記載の電源制御回路を備えるコンピュータ。
7.電源投入時に少なくとも自己のハードウェアの初期化及び診断テストを実行した後にオペレーティングシステムを起動するコンピュータであって、前記3.乃至5.のいずれか1項に記載の電源制御回路を備えるコンピュータ。
8.電源投入時に少なくとも自己のハードウェアの初期化及び診断テストを実行するコンピュータの電源を制御する電源制御方法であって、前記初期化及び診断テストの経過を読み取り、少なくとも前記コンピュータが電源遮断の指示を有効に認識し該指示に基づき電源遮断処理を実行するために必要なハードウェア資源が初期化されたことを示す結果を含む前記経過を読み取るまで待機する初期化時待機工程と、前記初期化時待機工程と並行し、前記電源を制御するための電源スイッチ信号を監視して該信号を検出したときは該検出を記憶する記憶工程と、前記初期化時待機工程の後に、前記記憶工程によって前記検出が記憶されている場合は前記コンピュータに電源の遮断を指示する初期化時遮断指示工程と、を備えることを特徴とする電源制御方法。
9.前記コンピュータが前記初期化及び診断テストを実行した後にオペレーティングシステムを起動するコンピュータであって、前記初期化時遮断指示工程の後更に前記初期化及び診断テストの経過を読み取り、少なくとも前記オペレーティングシステムのブートの開始を示す結果を含む前記経過を読み取るまで待機する読取工程と、前記読取工程の後、該オペレーティングシステムのブートの開始から該オペレーティングシステムが正常に電源遮断処理ができる状態になるまでの時間以上の一定の時間が経過するまで待機し、該待機の間は前記コンピュータに対する電源遮断の指示を保留するブート時待機工程と、前記ブート時待機工程と並行し、前記電源を制御するための電源スイッチ信号を監視して該信号を検出したときは該検出を記憶する記憶工程と、前記ブート時待機工程の後に、前記記憶工程によって前記検出が記憶されている場合は前記コンピュータに電源遮断を指示する遮断指示工程と、を更に備える前記8.記載の電源制御方法。
10.電源投入時に少なくとも自己のハードウェアの初期化及び診断テストを実行した後にオペレーティングシステムを起動するコンピュータの電源を制御する電源制御方法であって、前記初期化及び診断テストの経過を読み取り、少なくとも前記オペレーティングシステムのブートの開始を示す結果を含む前記経過を読み取るまで待機する読取工程と、前記読取工程の後、該オペレーティングシステムのブートの開始から該オペレーティングシステムが正常に電源遮断処理ができる状態になるまでの時間以上の一定の時間が経過するまで待機し、該待機の間は前記コンピュータに対する電源遮断の指示を保留するブート時待機工程と、前記ブート時待機工程と並行し、前記電源を制御するための電源スイッチ信号を監視して該信号を検出したときは該検出を記憶する記憶工程と、前記ブート時待機工程の後に、前記記憶工程によって前記検出が記憶されている場合は前記コンピュータに電源遮断を指示する遮断指示工程と、を備えることを特徴とする電源制御方法。
本発明の主たる電源制御回路によって、コンピュータが電源投入後自己の所定の入出力資源の初期化を終えるまでに電源スイッチ信号が受信された場合には、当該初期化後に確実にコンピュータの電源を遮断させることができる。また、前記コンピュータが自己のハードウェアの初期化及び診断テストを実行した後にOSを起動するコンピュータである場合には、OSをブートすることなく速やかにコンピュータの電源を遮断させることができる。
前記所定の入出力資源を、コンピュータが電源遮断の指示を有効に検出し該指示に基づいて電源遮断処理を実行するために必要なハードウェア資源とすれば、最小限の入出力資源が初期化された後速やかにコンピュータの電源を遮断させることができる。
更に、OSのブートの開始から所定時間が経過するまで待機し、その待機中に電源スイッチ信号が受信された場合には待機後にコンピュータに電源遮断の指示をする別の手段を備えることによって、電源遮断に起因するシステムトラブルを招くことなく確実にコンピュータの電源を遮断させることができる。
本発明の別の電源制御回路は、コンピュータがOSのブートを開始してから所定時間が経過するまで待機し、その待機中に電源スイッチ信号が受信された場合には待機後にコンピュータに電源遮断の指示をする手段を備えることによって、OSのブートの開始前に電源スイッチ信号が受信された場合にはただちにコンピュータの電源を遮断させることができ、OSのブートの開始後に電源スイッチ信号が受信された場合には、電源遮断に起因するシステムトラブルを招くことなく確実にコンピュータの電源を遮断させることができる。
前記所定時間を、OSのブートが開始されてから該OSが正常に電源遮断処理ができる状態になるまでの時間以上の一定時間とすれば、その間に電源スイッチ信号が受信された場合、OSが起動してからそのOSに確実にシャットダウン処理を実行させることができる。
前記主たる電源制御回路を備えるコンピュータによって、電源投入後自己の所定の入出力資源の初期化を終えるまでに電源スイッチ信号が受信された場合には、当該初期化後に確実に自己の電源を遮断し、自己のハードウェアの初期化及び診断テストを実行した後にOSを起動するコンピュータである場合には、OSをブートすることなく速やかに自己の電源を遮断するコンピュータを提供することができる。
前記別の電源制御回路を備えるコンピュータ、又は前記主たる電源制御回路に前記別の手段を更に備えるコンピュータによって、OSのブートの開始前に電源スイッチ信号が受信された場合には速やかに自己の電源を遮断し、OSのブートの開始後に電源スイッチ信号が受信された場合には、電源遮断に起因するシステムトラブルを招くことなく自己の電源を遮断するコンピュータを提供することができる。
本発明の電源制御方法によって、コンピュータが電源投入後自己の所定の入出力資源の初期化を終えるまでに電源スイッチ信号が受信された場合、当該初期化がされた後に確実にコンピュータの電源を遮断させることができ、自己のハードウェアの初期化及び診断テストを実行した後にOSを起動するコンピュータである場合には、OSをブートすることなくコンピュータの電源を遮断させることができる。また、本電源制御方法の工程はハードウェア又はソフトウェアにより実現することができる。
更に、OSのブートの開始から所定時間が経過するまで待機し、その待機中に電源スイッチ信号が受信された場合には待機後にコンピュータに電源遮断の指示をする工程を備えることによって、電源遮断に起因するシステムトラブルを招くことなく、OSにより確実にコンピュータの電源を遮断させることができる。
本発明の別の電源制御方法は、コンピュータがOSのブートを開始してから所定時間が経過するまで待機し、その待機中に電源スイッチ信号が受信された場合には待機後にコンピュータに電源遮断の指示をする工程を備えることによって、OSのブートの開始前に電源スイッチ信号が受信された場合にはただちにコンピュータの電源を遮断させることができ、OSのブートの開始後に電源スイッチ信号が受信された場合には、電源遮断に起因するシステムトラブルを招くことなく、OSにより確実にコンピュータの電源を遮断させることができる。また、本電源制御方法の工程はハードウェア又はソフトウェアにより実現することができる。
以上の各発明によって、応用システム(特に自動運転システム)において、起動直後にコンピュータの電源が遮断されないという不具合や、コンピュータの再立ち上げが正常にできなくなるという故障を防止することができ、システムの信頼性・保守性、安全性を向上させることができる。
さらに、上記の各発明は、PCの事実上の標準となっているハードウェア及びソフトウェア資源に関係なく適用することができる。すなわち、一般に流通するいわゆるチップセット等のLSI、BIOS、OS等をそのまま使用でき、それらを変更する場合に必要となる多大な開発負担及びコストを省くことができる解決策を提供する。
本発明の電源制御回路及びその制御対象であるコンピュータの構成を図1に示す。以下の説明・図面において、本発明の電源制御と関わらないコンピュータの構成要素や機能は省略してある。
コンピュータ10を構成するハードウェア10aは、CPU11、メインメモリ(RAM)13、BIOSを格納したROM14、OSを格納したハードディスクドライブ(HDD)等15、I/Oブリッジ12、電源回路16、バス17などを備える。ただし、これらの他、コンピュータ10は表示装置、キーボード、DVDドライブ等を備えるものであってもよく、ハードウェア10aはCPUブリッジ、各種バス、グラフィックス・コントローラ、LANその他の各種インターフェイス等を備えるものであってもよい。
前記I/Oブリッジ12は、各種内部バスの接続、各種入出力インターフェイス、DMAコントロール、割り込みコントロール等の機能を有し、多くの場合これらの機能を集積したチップセットと呼ばれるLSIが使用される。
I/Oブリッジ12に備えられたバス17は、入出力データの伝送等に用いられるバスである。電源投入後に実行される診断テストの経過は、例えば、代表的なPC/AT互換機においては入出力ポート80Hに出力されるため、バスを介して読み取ることができる。ただし、前記経過の取得方法は、入出力ポートによる読み取りに限るものではなく、例えばコンピュータ10上のソフトウェアによって取得してもよい。
コンピュータのハードウェアの初期化は、診断テストと並行して進められる。本書において、単に「診断テスト」という場合もハードウェア10a各部の初期化を含み、「診断テストの経過(診断コード)」とは、ハードウェア10a内の資源の初期化の結果及び診断テストにおける各テストの結果をいう。初期化及び診断テストの手順や診断コードは、使用するBIOSによって異なる。
電源回路16は、ハードウェア10aに電源を供給する電源回路である。I/Oブリッジ12にはコンピュータ10の電源を管理する機能が含まれ、コンピュータのハードウェア各部への電源の供給・遮断が制御される。
通常、コンピュータ10の電源がオフの状態(停止状態)においては、電源回路16から最小限のハードウェア部分に補助電源162が供給されており、主電源161は遮断されている。本書において「電源」とは、特に断らない限り主電源161をいう。
ただし、コンピュータによってはさまざまな停止状態が設定できる。例えば、メモリにデータを保存したまま停止する状態、HDD等にデータを保存して停止する状態等がある。本発明は、主として、電源を再投入したときにハードウェアが初期化されシステムがHDD等から再ブートされる停止状態を対象としている。
I/Oブリッジ12に備えられた電源制御入力120は、コンピュータ10に対して電源の投入/遮断を指示するための信号の入力端子である。本端子は、例えば、PC/AT互換機に用いられるチップセットでは、「Power Button」等と呼ばれる入力端子であり、元来は電源スイッチ30を当該端子に接続することができる。
本書で、コンピュータ10に対して電源の投入又は遮断を指示するために前記電源制御入力120に送信される制御信号を、電源制御信号(Ps)という。電源制御信号Psは、確実に受信されるために少なくともオンとなる時間が100ミリ秒以上の信号であることが望ましい。また、例えばPC/AT互換機においては、4秒間以上オンとなる(いわゆる「長押し」)信号が前記電源制御入力に入力された場合には、コンピュータの強制的な電源遮断を要求する信号とされる。このため、後述する信号発生手段24によって発生される電源制御信号Psは、4秒より短い時間オンとなる信号とする。
電源制御回路20aは、コンピュータ10に対して電源の遮断を制御するための主たる発明の回路である。電源制御回路20aには、電源スイッチ30及び外部装置等40を接続することができる。
電源スイッチ30は、操作者がコンピュータ10の電源を投入/遮断するためのスイッチである。通常、パーソナルコンピュータでは電源スイッチ30はコンピュータ10の筐体に一体として実装されているが、前記電源制御回路20aは前記電源制御入力120と電源スイッチ30との間に介在する回路であるため、本書においては、電源スイッチ30と、コンピュータ10及びハードウェア10aとを、切り離して表記する。
電源スイッチ30は、コンピュータ10の電源を制御するための電源スイッチ信号S1を発生する。コンピュータの電源がオフの間、必要な場合は、電源スイッチ30に前記補助電源162が供給される。電源スイッチ30には、多くはモーメンタリ型スイッチが使用され、スイッチを押下すると前記電源スイッチ信号S1がオンとなる。ただし、スイッチの構成はこれに限るものではなく、例えば、電源投入と遮断のスイッチを別個に備えてもよい。
外部装置等40は、コンピュータ10が使用されるシステムが備える機器・装置等であり、例えば、応用システムの電源スイッチ、コントローラ、機械、無停電電源などが挙げられる。外部装置等40は、コンピュータ10の電源を制御するための電源スイッチ信号S2を発生する。
前記電源スイッチ信号S1及びS2をまとめて、以下では電源スイッチ信号Swという。
ただし、前記信号S1又はS2の電圧、継続時間その他の信号形式が前記電源制御入力120の入力信号の規格・特性と互換性を有しない場合は、変換のための電子回路を電源制御回路20aの信号S1又はS2入力部に内蔵することによって、電源制御入力120の入力信号の規格・特性と互換性を有する信号形式に変換することができる。例えば、電源スイッチ30がオン・オフの停止位置を手動で切り替えるトグルスイッチである場合、スイッチがオン側にある間電源スイッチ信号S1はオンとなる。この場合、信号S1がオンとなったときに、コンピュータに電源投入を指示するため短時間オンとなる電源スイッチ信号Swを発生し、信号S1がオフとなったときに、電源の遮断を指示するため短時間オンとなる電源スイッチ信号Swを発生させることができる。
したがって、電源スイッチ信号Swは、前記信号S1又はS2のいずれかを受信したときにオンとなる信号であって、電源制御入力120の要求規格・特性と互換性を有する信号とする。
前記電源制御回路20aは、読取手段21、記憶手段22、初期化時待機手段23a及び信号発生手段24を備える。コンピュータ10の電源がオフの状態では、記憶手段22及び信号発生手段24に前記補助電源162が供給される。コンピュータ10の電源がオフの状態で、電源スイッチ30又は外部装置40からの信号S1又はS2が記憶手段22で受信されたときは、電源スイッチ信号Swがそのまま信号発生手段24によって電源制御信号Psに伝達され、コンピュータ10が起動される。また、コンピュータ10の電源が投入された状態においては、初期化時待機手段23aによって後述の待機状態とされる期間を除いて、前記信号S1又はS2が受信されたときは電源スイッチ信号Swがそのまま電源制御信号Psに伝達され、電源制御入力120に入力される。
読取手段21は、前記バス17に接続され、前記診断コードを読み取って、その診断コードを初期化時待機手段23aに送る。
初期化時待機手段23aは、所定コードと一致する診断コードが前記読取手段21によって読み取られるまで待機する。以下、前記所定コードをCa、前記待機の状態であることを示す信号を待機信号Taとする。
所定コードCaは、少なくともハードウェア10aの所定の入出力資源が初期化されたことを示す結果を含む診断コードである。前記所定コードは、前記初期化が終了した後に実行される他の初期化又は診断テストの結果を示すものであればよいが、所定の入出力資源の初期化が終了した直後に出力される診断コードであることが望ましい。
前記所定の入出力資源は、ハードウェア10aに具備される電源制御入力120からの入力信号をコンピュータ10が有効に検出し、該信号に基づく処理を実行するために必要なハードウェア資源とすることができる。当該ハードウェア資源は、ハードウェア10a内の電源制御入出力回路及びそれに係るコントローラ、前記処理を実行するために必要なメモリ等である。すなわち、所定コードCaは、これら最小限のハードウェア資源の初期化の結果を示す診断コードとすることができる。
記憶手段22は、前記電源スイッチ信号Swの状態を監視し、当該信号がオンとなったことを検出した場合にはその検出を記憶する。以下、当該記憶された検出信号をShとする。
信号発生手段24は、前記初期化時待機手段23aから待機信号Taを、前記記憶手段22から電源スイッチ信号Sw及び検出信号Shを受信する。そして、前記電源制御入力120に電源制御信号Psを送信する。
図2は電源制御回路20aの動作を示すタイムチャートである。以下、図2により電源制御回路20aの動作を説明する。
コンピュータ10の主電源161がoffの状態で電源スイッチ信号Swがon(イ)となると、電源制御入力120に入力される電源制御信号Psがonとなる。電源制御信号Psのon期間は具体的な回路構成によって異なるが、本信号によって主電源161が供給され、コンピュータが起動される。初期化時待機手段23aによって、待機状態であることを示す待機信号Taはonにセットされる。
コンピュータ10において、電源投入後、一定の入出力資源が初期化されるまでの期間(以下、不感期間t1とする。)、電源制御入力120に入力される信号は無効とされる。すなわち、不感期間t1の間に電源スイッチ信号Sw(ロ)が発生し、電源制御信号Psが入力されたとしても、当該信号はコンピュータ10には認識されず、電源遮断の処理は開始されないこととなる。そこで、記憶手段22によって、電源スイッチ信号Swがon(ロ)となったことが検出された場合には、当該検出が記憶されて検出信号Shがonにセットされる。
一方、電源投入後に実行される診断テストの経過は読取手段21によって読み取られる。前記所定の入出力資源が初期化された結果を含む所定コードCaに相当する診断コード(ハ)が読み取られたときには、前記不感期間t1は終了しており、コンピュータは電源制御入力120への入力信号を有効に認識できる状態になっている。そこで、初期化時待機手段23aによって、待機信号Taはoffにリセットされる(T1)。
待機信号Taがオフにリセットされたとき(T1)、検出信号Shがonにセットされている場合には、信号発生手段24によって、電源制御入力120に電源制御信号Ps(ロ’)が送信される。保留された電源スイッチ信号(ロ)が、電源制御信号Ps(ロ’)として送信されたこととなり、記憶手段22によって検出信号Shはoffにリセットされる。
電源制御信号Ps(ロ’)の送信によって、コンピュータ10は電源遮断処理を開始し、その終了後に主電源161が遮断される。
また、前記待機状態が終了した後は、信号発生手段24によって、電源スイッチ信号Swの状態が電源制御信号Psに透過的に伝達される。すなわち、電源スイッチ信号Swがonとなったときは、保留されることなく電源制御信号Psがonとされ、ただちにコンピュータ10に電源遮断処理を開始させる。
本発明の別の電源制御回路20bは、図3に示す通り、読取手段21、記憶手段22、ブート時待機手段23b及び信号発生手段24を備える。本回路の制御対象となるハードウェア10a、I/Oブリッジ12及び電源制御入力120、電源回路16、バス17、電源スイッチ30及び外部装置40については、前記電源制御回路20aの場合と同じである。また、電源スイッチ30及び外部装置40からの電源スイッチ信号S1及びS2、内部の電源スイッチ信号Sw及び検出信号Sh、電源制御入力120に送出される電源制御信号Psについても、前記電源制御回路20aの場合と同じである。
コンピュータ10の電源がオフの状態では、記憶手段22及び信号発生手段24に前記補助電源162が供給される。コンピュータ10の電源がオフの状態で電源スイッチ30又は外部装置40からの信号S1又はS2が記憶手段22で受信されたときは、電源スイッチ信号Swがそのまま電源制御信号Psに伝達され、コンピュータ10が起動される。また、コンピュータ10の電源が投入された状態においては、ブート時待機手段23bによって後述の待機状態とされる期間を除いて、前記信号S1又はS2が受信されたときは電源スイッチ信号Swがそのまま電源制御信号Psに伝達され、電源制御入力120に入力される。
コンピュータ10は、自己のハードウェア10aの初期化及び診断テストを行った後、HDD等15からメインメモリ13へのOSの読み込み(ブート)を開始する。このOSのブートの開始は、診断テストの経過(診断コード)を読み取ることによって知ることができる。読取手段21は、前記電源制御回路20aの読取手段と同じであり、前記診断コードを読み取る。
ブート時待機手段23bは、前記読取手段21によって読み取られた診断コードが所定コードと一致した後、所定時間が経過するまでの間待機する。当該所定時間を計時するため、ブート時待機手段23bはタイマーを内蔵する。以下、前記所定コードをCb、前記所定時間をtb、前記待機の状態であることを示す信号を待機信号Tbとする。
所定コードCbは、少なくともOSのブートの開始を示す結果を含む診断コードである。当該所定コードCbは、OSのブートの開始より前に実行される初期化又は診断テストの結果を示す診断コードであればよいが、OSのブートの開始直前に出力される診断コードであることが望ましい。
前記所定時間tbは、コンピュータ10がOSのブートを開始してから、前記電源制御入力120からの入力信号によって当該OSが正常に電源遮断処理を行うことができる状態になるまでの時間(以下、t2とする。)以上の、一定の時間とすることができる。当該時間t2は、コンピュータの構成や使用するOSの規模等によって大幅に異なるが、例えば、OSをHDD等からブートする場合、数秒から数十秒程度である。
信号発生手段24は、前記ブート時待機手段23bから待機信号Tbを、前記記憶手段22から電源スイッチ信号Sw及び検出信号Shを受信する。そして、前記電源制御入力120に電源制御信号Psを送信する。
図4は電源制御回路20bの動作を示すタイムチャートである。以下、図4により電源制御回路20bの動作を説明する。
コンピュータ10の主電源161がoffの状態で電源スイッチ信号Swがon(イ)となると、電源制御信号Psがonとなる。電源制御信号Psのon期間は具体的な回路構成によって異なるが、本信号によって主電源161が供給され、コンピュータが起動される。ブート時待機手段23bによって、待機信号Tbはoffにリセットされる。
電源投入後に診断テストが実行され、読取手段21によって診断コードが読み取られる。そして、少なくともOSのブートの開始を示す結果を含む前記所定コードCbに相当する診断コード(ニ)を読み取ったとき、ブート時待機手段23bによって待機信号Tbがonにセットされると同時にタイマーがスタートされる(Ts)。前記待機信号Tbがonの間、信号発生手段24によって電源制御信号Psの送信は禁止される。
当該タイマーは、前記所定時間tbを計時する。所定時間tbは、前述の通り、OSのブート開始から、当該OSが正常に電源遮断処理を行うことができる状態になるまでの時間t2以上の、一定の時間とすることができる。それにより、OSの正常な処理に確実に移行するまで電源遮断を禁止することができる。所定時間tbが経過したとき、待機信号Tbはoffにリセットされる(T2)。
一方、待機状態、すなわち待機信号Tbがonである期間に電源スイッチ信号Swがon(ロ)となった場合、当該信号は記憶手段22によって記憶され、当該検出を示す検出信号Shがonにセットされる。
待機信号Tbがoffにリセットされたとき(T2)、検出信号Shがonにセットされている場合には、信号発生手段24によって電源制御入力120に電源制御信号Ps(ロ’)が送信される。保留した電源スイッチ信号Sw(ロ)が電源制御信号Ps(ロ’)として送信されたこととなり、記憶手段22によって検出信号Shがoffにリセットされる。
電源制御信号Ps(ロ’)の送信によって、コンピュータ10は電源遮断処理を開始し、その終了後に主電源161が遮断される。
また、前記待機状態ではないとき、すなわちTsより前又はT2より後においては、信号発生手段24によって、電源スイッチ信号Swの状態が電源制御信号Psに透過的に伝達される。すなわち、電源スイッチ信号Swがonとなったときは、保留されることなく電源制御信号Psがonとされ、ただちにコンピュータ10に電源遮断処理を開始させる。
主たる発明である前記電源制御回路20aは、別の発明である前記ブート時待機手段23bを更に備えることができる。この場合、電源制御回路20aにおいて、初期化時待機手段23aと並列にブート時待機手段23bを更に備え、読取手段21の出力信号は前記待機手段23a及び23bに入力される。また、前記待機手段23a及び23bがそれぞれ出力する待機信号Ta及びTbが信号発生手段24に送られ、信号発生手段24はTa又はTbのいずれかの信号がonのとき待機状態と判断する。
図5は、コンピュータの電源投入直後に初期化時待機手段23aが動作し、その後、ブート時待機手段23bが動作する場合のタイムチャートである。図5において、T1は所定の入出力資源が初期化されたことを示す結果を含む診断コード「ハ」を読み取った時、TsはOSのブート開始を示す結果を含む診断コード「ニ」を読み取った時、T2はTsから所定時間tbが経過した時を示す。
電源が投入されてからT1までの間、及びTsからT2までの間、待機信号(Ta又はTb)がonにセットされ、その間に電源スイッチ信号Swを受信した場合には、前記待機信号がoffとされた直後に電源制御信号Psが送信され、コンピュータの電源遮断処理が開始される(図示せず)。T1からTsまでの前記待機信号がoffの間に電源スイッチ信号Swを受信した場合には、ただちに電源制御信号Psが出力され、OSをブートすることなくコンピュータの電源遮断処理が開始される(図示せず)。
電源制御回路20a及び電源制御回路20bは、詳しくは図6に例示するような回路によって構成することができる。
読取手段21は、バス入力回路211からなり、診断コードを読み取る。
記憶手段22は、電源スイッチ信号入力回路221及び記憶回路222を備える。電源スイッチ信号入力回路221は、電源スイッチ30・外部装置等40からの信号S1・S2を受信し、電源スイッチ信号Swを生成する。前記信号S1又はS2の規格・特性が電源制御入力120の規格・特性と異なる場合は、本回路によって電源制御入力120と規格・特性と互換性を有する電源スイッチ信号Swに変換することができる。記憶回路222は、電源スイッチ信号Swを受信したとき、検出信号Shをセットする。検出信号Shは、電源制御信号Psが送出されたときリセットされる。
初期化時待機手段23aは、比較回路a(231a)及び待機回路a(233a)を備える。比較回路aは、診断コードが前述の所定コードCaと一致したとき待機回路aに信号(Ca検出)を送り、該信号により待機回路aは待機信号Taをリセットする。
ブート時待機手段23bは、比較回路b(231b)、タイマー回路(232)及び待機回路b(233b)を備える。比較回路bは、診断コードが前述の所定コードCbと一致したとき信号(Cb検出)を出力し、該信号によってタイマー回路がスタートされると同時に待機回路bは待機信号Tbをセットする。そしてタイマー回路によって所定時間が経過したとき、待機回路bは待機信号Tbをリセットする。
信号発生手段24は、信号発生回路242及び周辺ロジックを備える。信号発生回路242は、前記Ta又はTbのいずれかの待機信号(Ta+Tb)がリセットされたとき、記憶回路222によって検出信号Shがセットされていた場合は、電源制御信号Psを送信する。また、素子245は、前記待機信号がセットされていないときは、電源スイッチ信号Swを受信したとき、保留することなく電源制御信号Psとして送信するための回路である。
以上に述べた電源制御回路を前記ハードウェア10aの一部として備えたコンピュータを実現することができる。
第1に、電源投入時に少なくとも自己のハードウェアの初期化及び診断テストを実行するコンピュータであって、前記電源制御回路20aを備えるコンピュータである。
第2に、電源投入時に少なくとも自己のハードウェアの初期化及び診断テストを実行した後にOSを起動するコンピュータであって、前記電源制御回路20bを備えたコンピュータ、又は前記電源制御回路20aに更に前記ブート時待機手段23bを備えたコンピュータである。
本発明の電源制御方法は、電源投入時に少なくとも自己のハードウェアの初期化及び診断テストを行うコンピュータの電源を制御する電源制御方法である。当該コンピュータは、前記コンピュータ10と同じである。
本電源制御方法は、そのすべてをハードウェアにより実現することができる。当該ハードウェアは、単独又は他の制御機能と合わせて、コンピュータ10の一部に組み込まれて実装されてもよい。例えば、前記電源制御回路20aを前記ハードウェア10aの一部に備えるコンピュータである。
また、本電源制御方法は、その大半をソフトウェアによって実現することもできる。当該ソフトウェアは、コンピュータ10上のプログラムとして実現されてもよく、前記ハードウェア10a上のファームウェアとして実現されてもよい。単独又は他の制御機能と合わせて、例えば、組込みコントローラ、プログラマブル・ロジック・デバイス等のプログラムとして実装されることができる。
第1の電源制御方法は、前記コンピュータの電源投入後、そのハードウェアの初期化時における電源制御方法である。図7はその制御方法を示すフローチャートである。
本電源制御方法は、前記初期化及び診断テストの経過を読み取り、少なくとも所定の結果を含む前記経過を読み取るまで待機する初期化時待機工程(P1)と、前記待機工程P1を実行する間、前記コンピュータの電源を制御するための電源スイッチ信号を監視して、該信号を検出したときは該検出を記憶する記憶工程(P2)と、前記待機工程P1の後に行われ、前記記憶工程P2によって前記検出が記憶されている場合はコンピュータに電源の遮断を指示する遮断指示工程(P3)とを備える。
前記所定の結果とは、前記コンピュータが電源遮断の指示を有効に認識し該指示に基づき電源遮断処理を実行するために必要なハードウェア資源が初期化されたことを示す結果である。以下、少なくとも当該結果を含む初期化及び診断テストの経過を、所定コードCaとする。
前期電源スイッチ信号とは、前記電源スイッチ30又は前記外部装置等40によって発生される信号である。これらの信号は、ハードウェア又はソフトウェアの処理により、前述の電源スイッチ信号Swと同様にコンピュータの電源の遮断を要求する信号として検出することができる。
コンピュータに電源の遮断を指示するとは、例えば、前記ハードウェア10aに具備する電源制御入力120に電源の遮断を指示する制御信号を送信することである。
最初に、コンピュータの電源が投入されると、BIOSによってコンピュータのハードウェアの初期化及び診断テストが開始される(S101)。
初期化時待機工程P1は、前記初期化及び診断テストの経過を読み取るステップ(S113)と、読み取った前記経過が前記所定コードCaと一致するか否かを判断するステップ(S114)を備え、所定コードCaと一致する前記経過が読み取られるまで待機する。
記憶工程P2は、前記初期化時待機工程P1における待機の間、前記電源スイッチ信号の状態を監視するステップ(S111)と、当該電源スイッチ信号を検出した場合に当該検出を記憶するステップ(S112)を備える。
初期化時遮断指示工程P3は、前記初期化時待機工程P1によって待機が終了した後、前記記憶工程P2において電源スイッチ信号の検出が記憶されているか否かを判断するステップ(S121)と、当該検出が記憶されている場合はコンピュータに電源遮断を指示するステップ(S122)を備える。
第2の電源制御方法は、電源投入時に少なくとも自己のハードウェアの初期化及び診断テストを行った後にOSをブートするコンピュータにおいて、OSのブート時を中心とする電源制御方法である。図8はその制御方法を示すフローチャートである。
本電源制御方法は、前記初期化及び診断テストの経過を読み取り、少なくとも所定の結果を含む前記経過を読み取るまで待機する読取工程(P4)と、前記読取工程P4の後、所定の時間が経過するまで待機するブート時待機工程(P5)と、前記ブート時待機工程P5における待機の間、前記電源を制御するための電源スイッチ信号を監視して該信号を検出したときは前記コンピュータへの電源の遮断の指示を保留して該検出を記憶するブート時記憶工程(P6)と、前記ブート時待機工程P5の後、前記ブート時記憶工程P6によって前記検出が記憶されている場合は前記コンピュータに電源の遮断を指示する遮断指示工程(P7)とを備える。
前記所定の結果とは、OSのブートの開始を示す結果である。以下、少なくとも当該結果を含む初期化及び診断テストの経過を、所定コードCbとする。
前記所定の時間は、OSのブートの開始から該OSが正常に電源の遮断処理ができる状態になるまでの時間以上の一定の時間とすることができる。
前期電源スイッチ信号は、前記第1の電源制御方法の場合と同じである。
コンピュータに電源の遮断を指示する意義も、前記第1の電源制御方法の場合と同じである。
読取工程P4は、前記初期化及び診断テストの経過を読み取るステップ(S201)と、当該経過が所定コードCbと一致するか否かを判断するステップ(S202)を備え、所定コードCbと一致する前記経過が読み取られるまで待機する。
前記読取工程P4に組み込まれた副工程(P41)は、電源スイッチ信号の状態を監視するステップ(S203)と、電源スイッチ信号を検出した場合にはコンピュータに電源遮断を指示するステップ(S204)を備える。副工程P41によって、読取工程P4の間に電源スイッチ信号を受信した場合には、ただちにコンピュータに電源遮断を指示して、OSをブートすることなくコンピュータの電源を遮断することができる。
ブート時待機工程P5は、前記読取工程P4の後、コンピュータに対する電源遮断の指示を禁止するとともにタイマーをスタートさせるステップ(S211)と、当該タイマーによって前記所定時間が計時されるまで待機するステップ(S214)を備える。
ブート時記憶工程P6は、前記ブート時待機工程P5における待機の間、電源スイッチ信号を監視するステップ(S212)と、該信号を検出した場合は該検出を記憶するステップ(S213)を備える。
ブート時遮断指示工程P7は、前記ブート時待機工程P5によって待機が終了した後、前記ブート時記憶工程P6によって電源スイッチ信号の検出が記憶されているか否かを判断するステップ(S221)と、当該検出が記憶されている場合はコンピュータに電源遮断を指示するステップ(S222)を備える。
上記第2の電源制御方法の工程P4〜P7は、前記第1の電源制御方法の工程P1〜P3(S111〜S122)の後に行われる工程であるが、前記第1の電源制御方法を使用しない場合は、初期化及び診断テストの開始(図6 S101)後に行われてもよい。
コンピュータ及び電源制御回路の構成を示すブロック図である。 初期化時の電源制御回路の動作を示すタイムチャートである。 ブート時の電源制御回路の構成を示すブロック図である。 ブート時の電源制御回路の動作を示すタイムチャートである。 初期化時に続くブート時の電源制御回路の動作を示すタイムチャートである。 電源制御回路の構成例を示す回路図である。 第1の電源制御方法を示すフローチャートである。 第2の電源制御方法を示すフローチャートである。
符号の説明
10;コンピュータ、10a;ハードウェア、12;I/Oブリッジ、16;電源回路、17;バス、20a、20b;電源制御回路、21;読取手段、22;記憶手段、23a;初期化時待機手段、23b;ブート時待機手段、24;信号発生手段、30;電源スイッチ、40;外部装置等、120;電源制御入力、161;電源(主電源)、162;補助電源、Sw;電源スイッチ信号、Sh;検出信号、Ta、Tb;待機信号、Ps;電源制御信号

Claims (10)

  1. 電源投入時に少なくとも自己のハードウェアの初期化及び診断テストを実行するコンピュータの電源を制御する電源制御回路であって、
    前記初期化及び診断テストの経過を読み取る読取手段と、
    前記電源を制御するための電源スイッチ信号を検出し該検出を記憶する記憶手段と、
    前記読取手段によって少なくとも前記ハードウェアの所定の入出力資源が初期化されたことを示す結果を含む前記経過を読み取るまで待機する初期化時待機手段と、
    前記初期化時待機手段によって前記待機が終了したとき前記記憶手段によって前記検出が記憶されている場合は、前記ハードウェアに具備する電源制御入力に電源の遮断を指示する制御信号を送信する信号発生手段と、
    を備えることを特徴とする電源制御回路。
  2. 前記所定の入出力資源は、前記電源制御入力からの入力信号を前記コンピュータが有効に検出し該信号に基づき電源遮断処理を実行するために必要なハードウェア資源である、請求項1記載の電源制御回路。
  3. 前記コンピュータが前記初期化及び診断テストを実行した後にオペレーティングシステムを起動するコンピュータであって、
    前記読取手段によって少なくとも前記オペレーティングシステムのブートの開始を示す結果を含む前記経過を読み取ってから所定時間が経過するまで待機するブート時待機手段と、
    前記ブート時待機手段によって前記待機される間は電源の遮断の指示を禁止し、当該待機が終了したとき前記記憶手段によって前記検出が記憶されている場合は、前記電源制御入力に電源の遮断を指示する制御信号を送信する信号発生手段と、
    を更に備える、請求項1又は請求項2記載の電源制御回路。
  4. 電源投入時に少なくとも自己のハードウェアの初期化及び診断テストを実行した後にオペレーティングシステムを起動するコンピュータの電源を制御する電源制御回路であって、
    前記初期化及び診断テストの経過を読み取る読取手段と、
    前記電源を制御するための電源スイッチ信号を検出し該検出を記憶する記憶手段と、
    前記読取手段によって少なくとも前記オペレーティングシステムのブートの開始を示す結果を含む前記経過を読み取ってから所定時間が経過するまで待機するブート時待機手段と、
    前記ブート時待機手段によって前記待機される間は電源の遮断の指示を禁止し、当該待機が終了したとき前記記憶手段によって前記検出が記憶されている場合は、前記ハードウェアに具備する電源制御入力に電源の遮断を指示する制御信号を送信する信号発生手段と、
    を備えることを特徴とする電源制御回路。
  5. 前記所定時間は、前記オペレーティングシステムのブートが開始されてから前記電源制御入力からの入力信号によって該オペレーティングシステムが正常に電源遮断処理ができる状態になるまでの時間以上の一定の時間である、請求項3又は請求項4記載の電源制御回路。
  6. 電源投入時に少なくとも自己のハードウェアの初期化及び診断テストを実行するコンピュータであって、請求項1又は請求項2記載の電源制御回路を備えるコンピュータ。
  7. 電源投入時に少なくとも自己のハードウェアの初期化及び診断テストを実行した後にオペレーティングシステムを起動するコンピュータであって、請求項3乃至5のいずれか1項に記載の電源制御回路を備えるコンピュータ。
  8. 電源投入時に少なくとも自己のハードウェアの初期化及び診断テストを実行するコンピュータの電源を制御する電源制御方法であって、
    前記初期化及び診断テストの経過を読み取り、少なくとも前記コンピュータが電源遮断の指示を有効に認識し該指示に基づき電源遮断処理を実行するために必要なハードウェア資源が初期化されたことを示す結果を含む前記経過を読み取るまで待機する初期化時待機工程と、
    前記初期化時待機工程と並行し、前記電源を制御するための電源スイッチ信号を監視して該信号を検出したときは該検出を記憶する記憶工程と、
    前記初期化時待機工程の後に、前記記憶工程によって前記検出が記憶されている場合は前記コンピュータに電源の遮断を指示する初期化時遮断指示工程と、
    を備えることを特徴とする電源制御方法。
  9. 前記コンピュータが前記初期化及び診断テストを実行した後にオペレーティングシステムを起動するコンピュータであって、
    前記初期化時遮断指示工程の後更に前記初期化及び診断テストの経過を読み取り、少なくとも前記オペレーティングシステムのブートの開始を示す結果を含む前記経過を読み取るまで待機する読取工程と、
    前記読取工程の後、該オペレーティングシステムのブートの開始から該オペレーティングシステムが正常に電源遮断処理ができる状態になるまでの時間以上の一定の時間が経過するまで待機し、該待機の間は前記コンピュータに対する電源遮断の指示を保留するブート時待機工程と、
    前記ブート時待機工程と並行し、前記電源を制御するための電源スイッチ信号を監視して該信号を検出したときは該検出を記憶する記憶工程と、
    前記ブート時待機工程の後に、前記記憶工程によって前記検出が記憶されている場合は前記コンピュータに電源遮断を指示する遮断指示工程と、
    を更に備える請求項8記載の電源制御方法。
  10. 電源投入時に少なくとも自己のハードウェアの初期化及び診断テストを実行した後にオペレーティングシステムを起動するコンピュータの電源を制御する電源制御方法であって、
    前記初期化及び診断テストの経過を読み取り、少なくとも前記オペレーティングシステムのブートの開始を示す結果を含む前記経過を読み取るまで待機する読取工程と、
    前記読取工程の後、該オペレーティングシステムのブートの開始から該オペレーティングシステムが正常に電源遮断処理ができる状態になるまでの時間以上の一定の時間が経過するまで待機し、該待機の間は前記コンピュータに対する電源遮断の指示を保留するブート時待機工程と、
    前記ブート時待機工程と並行し、前記電源を制御するための電源スイッチ信号を監視して該信号を検出したときは該検出を記憶する記憶工程と、
    前記ブート時待機工程の後に、前記記憶工程によって前記検出が記憶されている場合は前記コンピュータに電源遮断を指示する遮断指示工程と、
    を備えることを特徴とする電源制御方法。
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