JP2009251016A - 表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】静電気に対する耐性が高い表示装置が要望されている。
【解決手段】表示装置は、基板と、該基板上に形成される画素マトリクスと、所定の機能を実行する複数の回路ブロックと、前記基板を外部回路に接続するための接続端子と、前記画素マトリクスと前記各回路ブロックとの間および前記回路ブロック間を各々に接続する複数の内部配線と、少なくとも第1の端子および第2の端子を備え、第1の端子が複数の前記内部配線のうちの少なくとも1つに接続され、第2の端子が前記接続端子を介して前記外部回路の定電位電源に接続する保護素子を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、液晶表示装置やEL(Electro-Luminescence)表示装置等の表示装置に関する。
画素毎にアクティブ素子であるTFT(Thin Film Transistor)を配置したアクティブマトリクス型表示装置が知られている。例えば、アクティブマトリクス型液晶表示装置は、高画質であること、装置を薄型化できること、軽量であること、消費電力が小さいなどの理由から、薄型テレビをはじめ様々な機器のディスプレイとして用いられている。また、アクティブマトリクス型液晶表示装置は、その製造プロセスの微細化により更なる小型化、高精細化が可能となり、例えば、携帯電話機に代表される小型の携帯端末装置のディスプレイとしても普及している。
ところで、特に携帯端末装置の場合、操作者によって直接把持あるいは操作されるため、液晶表示装置の表示面に静電気の放電が起こりやすくなる。静電気は、液晶表示装置内の回路を誤動作させ、あるいは破壊させる。
上記問題の解決策の一つとして、特許文献1には、液晶表示装置において、電極パッド部近傍の電源入力端子とグランド端子間に、複数の保護ダイオードにより構成した保護回路を形成することが記載されている。この保護回路により、電極パッドに静電ノイズ等が侵入し過大な順方向電流が流れたとしても、液晶表示装置の駆動回路等の内部回路の破壊を防止することができる。
一方近年、液晶を動作させるために必要となる電圧の大きさが一般の半導体素子の電源電圧よりも高くなり、携帯端末装置のシステム電源と液晶表示装置に供給する電源とを共通化することが困難となっている。そこで、液晶表示装置が独自に電源を搭載する必要性が生じている。例えば、特許文献2には、電源回路を内蔵したソースドライバ回路を含む液晶コントロールドライバICが記載されている。しかしながら、上記のように電源回路をICチップに内蔵した液晶表示装置の場合、特許文献1に記載されているような配線保護構成を適用することができない。
そこで、電源回路をICチップに内蔵した液晶表示装置において、例えば、図16に示すような静電気対策が行われている。液晶表示装置1は、縦横に配置されたデータ線Dm、ゲート線Gmの各交点に画素TFT、液晶容量、蓄積容量とで形成される画素がマトリクス状に配置された表示部2と、データ線Dmに映像信号を供給するドライバIC3と、ゲート線Gmに画素TFTを制御するゲートパルスを供給するゲートドライバ回路4とが実装された基板を備える。この場合、電源回路5は、ドライバIC3に内蔵され、ドライバIC3内部のその他の回路やゲートドライバ回路4に対して電力を供給している。そして、ゲートドライバ回路4の制御信号の一つであるGCLKには、保護素子6が設けられる。保護素子6は、一端がGCLKに接続されるとともに他端がゲートドライバ回路4の電源であるVGHに接続された第1のダイオードと、一端がGCLKに接続されるとともに他端がゲートドライバ回路4の電源であるVGLとに接続された第2のダイオードを備える。尚、これらの第1および第2のダイオードは、例えば、図17に示すようなダイオード接続されたTFTで構成される。GCLKに静電気による電荷が印加されると、その電荷の極性に応じて2つのダイオードのどちらかを介して電源VGHまたはVGLに電荷が放電される。VGHまたはVGLに放電された静電気による電荷は、ドライバIC3の電源回路で吸収される。従って、GCLKを駆動する回路に高電圧が印加されることはない。
特開平09−080471号公報 特開2006−292807号公報
近年、ドライバICの低コスト化や省スペース化のためにICの製造プロセスの微細化が進んでいる。しかしながら、一方で、製造プロセスの微細化は、ドライバIC内部における保護素子の耐圧減少という弊害をもたらしている。すなわち、耐圧が十分でない保護素子を有する電源回路5は、静電気による電荷を十分に吸収することができない。また、液晶表示装置の小型化に伴い、静電気の放電される配線の容量も小さくなり、それに応じて印加された電荷による配線電圧の上昇も大きくなり、その電圧が液晶表示装置上に配置された保護素子として用いているTFTの耐圧を超えて、TFTを破壊してしまうという問題も生じている。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、静電気に対する耐性が高い表示装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の表示装置は、基板と、該基板上に形成される画素マトリクスと、所定の機能を実行する複数の回路ブロックと、前記基板を外部回路に接続するための接続端子と、前記画素マトリクスと前記各回路ブロックとの間および前記回路ブロック間を各々に接続する複数の内部配線と、少なくとも第1の端子および第2の端子を備え、第1の端子が複数の前記内部配線のうちの少なくとも1つに接続され、第2の端子が前記接続端子を介して前記外部回路の定電位電源に接続する保護素子を備える。
また、本発明の表示装置は、第1の基板と、液晶を挟んで前記第1の基板と対向配置される第2の基板とを備える表示装置であって、前記第1の基板上に形成される画素マトリクスと、所定の機能を実行する複数の回路ブロックと、前記第1の基板を外部回路に接続するための接続端子と、前記画素マトリクスと前記各回路ブロックとの間および前記回路ブロック間を各々に接続する複数の内部配線と、少なくとも第1の端子および第2の端子を備え、第1の端子が複数の前記内部配線のうちの少なくとも1つに接続され、第2の端子が前記接続端子を介して前記外部回路に接続する保護素子を備える。
また、本発明の表示装置は、基板と、該基板上に配置されるとともに、縦横に配置されたデータ線とゲート線の各交点に少なくともスイッチトランジスタ、蓄積容量、駆動TFT、ELダイオードからなる画素を配置して構成される画素マトリクスと、所定の機能を実行する複数の回路ブロックと、前記基板を外部回路に接続するための接続端子と、前記画素マトリクスと前記各回路ブロックとの間および前記回路ブロック間を各々に接続する複数の内部配線と、少なくとも第1の端子および第2の端子を備え、第1の端子が複数の前記内部配線のうちの少なくとも1つに接続され、第2の端子が前記接続端子を介して前記外部回路の定電位電源に接続する保護素子を備える。
本発明によれば、静電気に対する耐性が高い表示装置を提供することができる。
図1は、本発明の第1の実施形態に係わる表示装置10の制御ブロック図の一例である。表示装置10は、基板12を備える。基板12には、画素マトリクス14と、複数の回路ブロック16−1〜nと、接続端子18とが形成される。画素マトリクス14は、スイッチング素子と画素電極とを少なくとも含む複数の画素をマトリクス状に配置する。複数の回路ブロック16−1〜nは、各々に所定の処理を実行する。回路ブロック16−1〜nの例として、例えば、画素マトリクス14のデータ線を駆動するデータドライバ回路16−1、画素マトリクス14のゲート線を駆動するゲートドライバ回路16−2、および各回路に電力を供給する電源回路16−3等を挙げることができる。接続端子18は、少なくとも外部回路20の定電位電源と接続する。画素マトリクス14と回路ブロックとの間および回路ブロック間は、内部配線IWにより各々接続される。
表示装置10は、さらに、保護素子22を備える。保護素子22は、少なくとも第1の端子24と第2の端子26を備え、第1の端子24は、少なくとも1つの所定の内部配線IWと接続し、第2の端子26は、接続端子18を介して外部回路20の定電位電源と接続する。
上記構成によれば、表示装置10に静電気が放電された場合、静電気の電荷は、内部配線IWに接続された保護素子22を介して外部回路20に放電される。従って、画素マトリクス14や回路ブロック16−1〜16−nにおける静電気の電荷による電圧上昇を回避することができ、結果として、表示装置10が静電気により誤動作または破壊する確率を低減することが可能となる。
この場合、保護素子22を、第1の端子24と第2の端子26との間の電位差が所定の値以上の場合は端子間の抵抗値が小さくなり、該電位差が所定の値よりも小さい場合は端子間の抵抗値が大きくなるという非線形特性を有する保護素子とすると好適である。非線形特性を有する保護素子としては、例えば、バリスタや、2つのツェナーダイオードからなる素子を挙げることができる。バリスタやツェナーダイオードで構成した保護素子22は、破壊耐圧が高く、保護素子22を流れる電流値の許容値も大きいことなどから、TFTによる保護ダイオードを用いた場合や、ドライバICに設けられた保護素子を用いた場合に比べ、はるかに大きい静電気の電荷量にまで対応できる。そのため、表示装置10の静電気による耐性をより一層高くすることが可能となる。
さらに、保護素子22と接続する内部配線を、各配線の中で他の配線と比較して静電気が放電されやすい内部配線(例えば、配線面積または該内部配線に接続される電極の面積が大きい内部配線)に接続することができる。このようにすることにより、表示装置10の静電気による耐性をより一層高くすることが可能となる。
図2は、本発明の第2の実施形態に係わる表示装置50の制御ブロック図の一例である。図3は、図2のA−A矢視断面図の一例である。表示装置50は、液晶表示装置であって、図3から諒解されるように、液晶96を挟んで対向配置される第1の基板52と第2の基板80とを備える。第1の基板52は、画素マトリクス54と、複数の回路ブロック(例えば、データドライバ回路56、ゲートドライバ回路58、COM(共通/common)電極駆動回路60、電源回路62、コントローラ回路64)と、接続端子66とを備える。
画素マトリクス54は、縦横に配置されたデータ線Dmとゲート線Gmの各交点に少なくとも画素TFT、蓄積容量、液晶容量からなる画素を配置する。データドライバ回路56は、データ線Dmを駆動する。ゲートドライバ回路58は、ゲート線Gmを駆動する。COM電極駆動回路60は、各画素に共通の信号電圧を印可するCOM電極90(図3参照)を駆動する。電源回路62は、各回路ブロックに電力を供給する。コントローラ回路64は、各回路ブロックを制御する。接続端子66は、接続基板68を介して外部回路70と接続する。例えば、第1の基板52は、接続端子66および接続基板68を介して動作に必要な電圧VDD、VSS、同期信号SYNC、映像信号INPUT_DATAなどを外部回路70から入力する。
表示装置50は、液晶モードとして、TN(Twisted Nematic)モードまたはVA(Vertical Alignment)モードを採用する。すなわち、表示装置50は、図3の如き断面構造を成す。第2の基板80の主面には、COM電極90が形成される。第2の基板80の主面とCOM電極90との間には、色レジスト92(R)、92(G)、92(B)とBM(Black Matrix)94とが配置される。第1の基板52と第2の基板80はシール材98により張り合わされ、第2の基板80のCOM電極90と第1の基板52のCOM配線110とはシール材98の中に添加された導電粒子100により電気的に接続される。第1の基板52および第2の基板80の液晶96と接する各面と反対の各面には各々に偏光板(不図示)が配置される。画素電極102およびCOM電極90の表面には液晶96の分子をある一定方向に配向させる配向膜(不図示)が塗布されている。また、表示装置50がいわゆる透過型液晶表示装置である場合、第1の基板52の偏光板の後方にはバックライト(不図示)が配置される。この場合の液晶容量は、COM電極90、画素電極102、COM電極90と画素電極102の間に配置された液晶96で構成される。
尚、色レジスト92(R)、92(G)、92(B)およびBM94は、必ずしも必要ではない。また、COM電極90とCOM配線110との電気的な接続は、シール材98に添加された導電粒子100を用いる方法に限定されない。例えば、シール材98が配置された位置とは異なる位置において銀ペーストなどの導電材料により電気的に接続することもできる。
図2に示すように、電源回路62は、例えば、内部配線である電源線VGH、VGL、VDH、VDL、VCH、VCLや制御信号線PCLKにより他の回路ブロックと接続する。また、回路ブロック同士は、例えば、内部配線である制御信号線GST、GCLK、DST、DCLK、DATA等により互いに接続する。電源回路62は、外部配線であるVDD、VSSにより接続端子66と接続する。COM電極駆動回路60は、内部配線であるCOM配線110を介してCOM電極90と接続する。
表示装置50は、さらに、保護素子72を備える。保護素子72は、少なくとも第1の端子74と第2の端子76を備える。第1の端子74は、上述した複数の内部配線のうちの少なくとも1つに接続し、第2の端子76は、接続端子66を介して外部回路70の定電位電源(不図示)に接続する。
すなわち、以上説明した構成によれば、表示面である第2の基板80の表面に静電気が放電された場合、静電気の電荷は、内部配線に接続された保護素子72を介して外部回路70に放電される。従って、画素マトリクス52や各回路ブロックにおける静電気の電荷による電圧上昇を回避することができ、結果として、表示装置50が誤動作または破壊する確率を低減することが可能となる。
発明者らは、実験等を通じて、表示装置、特に液晶表示装置の配線の中で他の配線と比べて静電気が放電されやすい配線があるという知見を得た。具体的には、例えば、TNモードやVAモードのように画素電極が配置された基板と液晶を挟んで対向配置される対向基板に各画素に共通のCOM電極が配置された液晶表示装置の場合、COM電極配線に最も静電気が放電しやすいことを突き止めた。さらに、IPS(In−Plane−Switching)モードのように画素電極が配置された基板と同一の基板に各画素に共通のCOM電極が配置された液晶表示装置の場合でもCOM電極配線に最も静電気が放電しやすいことを突き止めた。COM電極配線に静電気が放電しやすい理由は、TNモードやVAモードの液晶表示装置の場合、静電気の放電される表示面が対向基板であり、そのため対向基板に配置されたCOM電極に静電気が放電される確率が高くなるからである。また、IPSモードの液晶表示装置の場合、COM電極配線が液晶表示装置の基板の中で最も面積の大きい配線であることがその理由となる。図2には、上記知見に基づいて、保護素子72の第1の端子74をCOM配線110に接続する例が示される。
さらに、保護素子72を、図4に示すように、第1の端子74と第2の端子76との間の電位差が所定の値以上の場合は端子間の抵抗値が小さくなり、該電位差が所定の値よりも小さい場合は端子間の抵抗値が大きくなる非線形特性を有する保護素子とする。非線形特性を有する保護素子としては、例えば、バリスタや、図5に示すように接続された2つのツェナーダイオードからなる素子を挙げることができる。
ここで、第1の端子74をCOM配線110に接続し、且つ上述したような非線形特性を有する保護素子72の静電気の放電動作について説明する。COM電極90に静電気による電荷が印加されると、COM電極90の容量と放電された電荷の量に応じてCOM電極90の電圧が上昇する。しかしながら、COM配線110には図4に示す如き非線形特性を有する保護素子72が接続されている。そのため、COM配線110の電圧がある一定以上となると、保護素子72の第1の端子74と第2の端子76との間の抵抗値が極めて小さくなり、静電気の電荷は保護素子72を介して外部回路70に放電される。従って、COM配線110の電圧は、−Vz〜+Vz(V)の範囲内となり、COM電極駆動回路60を誤動作や破壊から保護することが可能となる。
本実施形態によれば、表示装置50の表示面に静電気による電荷が放電された場合、該電荷は、静電気が放電される確率の高いCOM電極90に接続されたCOM配線110に電気的に接続された保護素子72を介して外部に放電される。従って、COM電極90を駆動するCOM電極駆動回路60において電荷による電圧上昇が生じない。そのため、表示装置50が誤動作または破壊する確率を大幅に低減することが可能となる。
さらに、保護素子72としてバリスタやツェナーダイオードを用いた場合、保護素子72自体の破壊耐圧が高くなり、また、保護素子72を流れる電流値の許容値も大きくなることから、TFTによる保護ダイオードを用いた場合や、ドライバICに設けられた保護素子を用いた場合に比べ、はるかに大きい静電気の電荷量にまで対応できる。すなわち、表示装置50の静電気による耐性を高くすることが可能となる。ここで、保護素子72の抵抗値が急激に小さくなる電圧Vzは、表示装置50の種類毎にCOM電極90に通常印加される電圧の範囲よりも大きく、かつCOM電極駆動回路60の耐圧よりも低い電圧に設定することが望ましい。
尚、データドライバ回路56、ゲートドライバ回路58、COM電極駆動回路60、電源回路62、コントローラ回路64は、画素TFTを作製するプロセスと同じプロセスを用い、画素TFTと同時に作製しても良く、あるいは、単結晶Si基板を用いたドライバICとして作製し、第1の基板52上に電気的に接続しても良い。さらに、各画素に配置された蓄積容量のもう一方の端子STは、各画素に共通の蓄積容量線に接続されており、COM電極90と同じ電位を供給することが出来る。
図6は、本発明の第3の実施形態に係わる表示装置150の図2のA−A矢視断面図の一例である。この表示装置150は、液晶モードとして、IPSモードを採用しており、従って、TNまたはVAモードを採用する第2の実施形態の表示装置50と差異は、画素電極102とCOM電極152の配置にある。本実施形態の表示装置150おいて、COM電極152は、第1の基板52上に配置されており、第2の基板80上には配置されていない。また、第1の基板52と第2の基板80とを張り合わせるためのシール材154には、導電粒子は添加されていない。表示装置150は、第1の基板52上の画素電極102とCOM電極152との間に発生する、第1の基板52および第2の基板80の各表面に平行な横方向電界により液晶分子の配向状態を制御する。尚、表示装置150の第1の基板52の回路構成および配線については表示装置50と同一であるから、それらについての説明は省略する。
表示装置150の場合、前述したとおりCOM電極152が第1の基板52上に配置されるため、第2の基板80上に導電体は存在しない。従って、静電気の放電による電荷は、第1の基板52上の導電体に放電されることになる。第1の基板52において最も面積が広い導電体は、全ての画素に対して共通に配置されているCOM電極152である。すなわち、IPSモードの場合も、静電気による電荷が放電する確率が最も高いのはCOM電極152ということになる。これらのことは、前述の発明者らの知見でも説明されている。本実施形態の表示装置150は、第2の実施形態の表示装置50と同様に、COM電極152に電気的に接続されたCOM配線110に保護素子72を接続する。静電気による電荷が放電されても、この保護素子72が電荷を外部回路70へ放電するため、保護素子72の特性で規定されている電圧以上にCOM配線110の電圧が上昇することはない。したがって、誤動作や破壊が発生する確率を大幅に低減することが可能とある。保護素子72の抵抗値が急激に小さくなる電圧Vzの設定の方法は、第1の実施形態で説明した方法と同じ方法で決めることができる。
ところで、IPSモードの液晶表示装置の一部には、第2の基板80上に配置された偏光板の表面等に極めて低い導電率を有する薄膜が設けられるものがある。その理由は、何らかの要因により帯電した電荷が、第2の基板80の表面に、長時間に亘り帯電したままにならないようにすることを目的としている。しかしながら、この導電性薄膜の抵抗値は極めて高いため、静電気による急激な放電による電荷を瞬時に逃がすことが出来ず、この静電気による電荷が引き起こす電界により第1の基板52に電荷を誘電させることになる。しかしながら、本実施形態の表示装置150は、このような誘電による電荷を、保護素子72により外部回路70に放電することができる。従って、上述のような薄膜を設けた液晶表示装置においても、誤動作や破壊が発生する確率を大幅に低減することが可能とある。
図7は、本発明の第4の実施形態に係わる表示装置200の制御ブロック図の一例である。この表示装置200と第1の実施形態の表示装置50との差異は、保護素子72の配置位置の違いにある。表示装置50では保護素子72が第1の基板52上に配置されているのに対して、表示装置200では保護素子72は接続基板68上に配置されている。第1の基板52の回路構成および配線、あるいは画素電極102やCOM電極90の配置等は、第1の実施形態と同じであるため、それらについての説明は省略する。
保護素子72を接続基板68に配置する本実施形態の表示装置200は、静電気による誤動作や破壊の確率を大幅に低減することができる。その理由は、第2の実施形態において説明済みであるからここでの説明は省略する。
さらに、本実施形態の表示装置200は、該表示装置200を組み込む装置の表示面をフラットにするという効果を奏する。その理由について説明する。表示装置200を構成する部品の中で最も背の高い部品は、保護素子72である。保護素子72を作製する製造プロセスは、第1の基板52上に作製されるTFTやドライバIC等の製造プロセスとは異なる。なぜならば、保護素子72は、電圧に対して高い耐圧を有し、ある程度以上の電流が流れても破壊しない熱的耐性を持つ必要があるからである。例えば、保護素子72を構成するバリスタは、半導体素子を作製する製造プロセスとは大きく異なったプロセスで作製され、また、ツェナーダイオードは、微細化に適していないバイポーラトランジスタと類似した半導体製造プロセスによって作製される。さらに、電流による温度上昇にも対応できるように、パッケージも他の半導体素子のそれとは異なっている。以上のことから、保護素子72は、他の部品よりもどうしても背が高くなってしまう。このような保護素子72に対して、ドライバICのほとんどは微細化に有利なCMOSプロセスで作製されており、さらに基板の厚さ以下になるようにSi基板を研磨することでより一層薄くなる傾向にある。従って、保護素子72の背の高さがさらに浮き彫りとなってしまう。そこで、本実施形態の表示装置200は、背の高い部品である保護素子72を第1の基板52ではなく、接続基板68上に配置している。これにより、第1の基板52は、微細化プロセスで作製された薄いICのみで構成される。すなわち、表示装置200を組み込む装置の表示面をフラットにすることができる。
この場合、さらに、接続基板68をフレキシブル基板とすることで、表示装置200の裏面側に折りたたむことが可能となる。これにより、表示装置200の表示面よりも高い位置に部品が配置されることが無く、表示装置200を組み込む装置の表示面をフラットにすることが可能となる。
図8は、本発明の第5の実施形態に係わる表示装置250の制御ブロック図の一例である。この表示装置250と第1の実施形態の表示装置50との差異は、保護素子72の第2の端子76の接続先が異なる点にある。表示装置250において、第2の端子76は、表示装置250の回路に外部から電源電圧を供給する電源配線であるVSSに接続されている。すなわち、静電気を放電させる先を既存の外部電源(表示装置250を駆動するのに必要な外部電源)とすることにより、静電気を放電させるために新たな電源を配置する必要が無く、小型化、低コスト化を実現することができる。この場合、第2の端子76の接続先は、VSSに限定されず、外部回路の電源であれば同様の効果を得ることができる。例えば、第2の端子76の接続先は、VDDとすることができる。もちろん、第2の端子76をVSSやVDDに接続したとしても、表示装置250における静電気耐性が他の実施形態のそれと比較して低下することはない。尚、図8において、保護素子72は、接続基板68上に配置されているがこれはあくまで一例であって、例えば、第2の実施形態のように第1の基板52上に配置することもできる。
図9は、本発明の第6の実施形態に係わる表示装置300の制御ブロック図の一例である。この表示装置300と第1の実施形態の表示装置50との違いは、保護素子を2つ用い、且つ表示装置300上の回路に外部から電源電圧を供給する2つの電源配線にそれぞれ接続している点にある。具体的には、2つの保護素子72aおよび保護素子72bを備え、保護素子72aおよび保護素子72bの各第1の端子74a、74bをCOM配線110に接続し、保護素子72aの第2の端子76aをVDDに接続し、保護素子72bの第2の端子76bをVSSに接続する。
発明者らは、表示装置300の表示面に人為的に電荷を放電する実験を通じて、放電した電荷の極性により2つの保護素子のどちらに電流が流れやすいかに規則性があることを突き止めた。具体的には、発明者らは、放電した電荷の電圧に近い電源に接続された保護素子の方が電荷を流しやすいという知見を得た。
この知見に基づいて前述したように保護素子を2つ設けることにした。このように構成することにより、プラスの電荷の放電にもマイナスの電荷の放電にもより耐性が得られるようになった。すなわち、表示面である第2の基板80の表面に静電気による電荷が放電された場合でも、表示装置300上に配置された回路等が誤動作したり、破壊したりする確率をより大幅に低減することが可能となる。
尚、図9において、保護素子72aおよび保護素子72bは、接続基板68上に配置されているが、これはあくまで一例であって、例えば、第2の実施形態のように第1の基板52上に配置することもできる。
図10は、本発明の第7の実施形態に係わる表示装置350の制御ブロック図の一例である。この表示装置350と第1の実施形態の表示装置50との違いは、保護素子72の第1の端子74に接続されるCOM配線110の結線方法にある。具体的には、この表示装置350において、COM電極駆動回路60の出力端子からのCOM配線110は、COM電極90の接続に先立って先ず保護素子72の第1の端子74に接続され、その後COM電極90に接続される。COM配線110をこのように配線することにより、COM電極90から保護素子72までの配線抵抗値は、COM電極90からCOM電極駆動回路60までの配線抵抗値よりも必ず小さくなる。静電気による電荷は、抵抗値の低い経路を通り放電する特性を有する。表示装置350の場合、前述したとおり、COM電極90から保護素子72までの抵抗値の方が必ず小さくなるため、COM電極駆動回路60に高電圧が印加される以前に保護素子72が静電気による電荷を放電する。従って、静電気による誤動作や回路の破壊をより効果的に防ぐことが可能となる。
尚、図10において、保護素子72は、接続基板68上に配置されているが、これはあくまで一例であって、例えば、第2の実施形態のように第1の基板52上に配置することもできる。
図11は、本発明の第8の実施形態に係わる表示装置400の制御ブロック図の一例である。表示装置400は、COM電極90に接続されたCOM配線を、表示装置400の所定の二辺に配置する。具体的には、第1の基板52上において接続端子66が形成される辺を除く一対の対向辺の各々に第1のCOM配線402と第2のCOM配線404を配置する。第1のCOM配線402の近傍には、COM電極駆動回路60が配置される。第1のCOM配線402は、接続基板68上に形成したバイパス配線406を介して第2のCOM配線404と接続する。バイパス配線406は、保護素子72の第1の端子74と接続する。
ところで、一般的に、各画素に共通のCOM電極を有する表示装置において、画素の輝度が位置によりばらつくことがある。その原因の一つとして、COM電極の電位差を挙げることができる。COM電極には駆動方法に応じて定められた最適な電圧または電圧波形を均一に供給する必要があるが、COM電極駆動回路からの距離により、その間の抵抗値によって、電位差が生じてしまう。これを防ぐには、COM配線等の抵抗値を小さくすることが有効であるが、そのためには配線面積を大きくするか、膜厚を厚くするか、あるいは配線に用いる金属として導電率の高い金属を用いる必要がある。しかしながら、配線面積を大きくすると、表示装置の大型化が懸念される。膜厚を厚くすると、応力により金属がはがれる可能性がある。また、導電率の高い金属であるCu等を用いるには製造プロセス上の制約がある。表示装置では、通常、配線としてAlやCr及びそれらの合金が用いられているが、導電率の高いCuは用いられていない。その理由は、Cuのドライエッチング技術が確立されていないからである。
本実施形態の表示装置400の場合、接続基板68に設けたバイパス配線406で少なくともパネルの2辺からCOM電極に電圧を供給する。接続基板68として一般的に用いられるフレキシブル基板では、配線にCuを用いることができる。その理由は、フレキシブル基板上の配線寸法は、液晶表示装置内の配線や、ドライバIC内部の配線と比較して遥かに大きく、その結果ウエットエッチングのプロセスが利用できるためである。したがって、本実施形態の表示装置400の場合、COM配線の抵抗値を小さくすることができ、結果として画素の輝度が位置によりばらつくという問題を解決することができる。もちろん、本実施形態の表示装置400の場合、2系統いずれのCOM配線にも保護素子72が接続されているため、他の実施形態と同様に、表示面である第2の基板80の表面に静電気による電荷が放電された場合でも、表示装置400上に配置された回路等が誤動作したり、破壊したりする確率を大幅に低減することが可能となる。
図12は、本発明の第9の実施形態に係わる表示装置450の制御ブロック図の一例である。この表示装置450は、保護素子452を備える。保護素子452は、以上説明した保護素子72が備える基本的な機能に加え、第1の端子に接続されたCOM配線110の電位と所定の基準電圧との差分電圧に応じて異常信号ARMを出力する機能を備える。
上記したような保護素子452を備えることにより、表示装置450の信頼性を向上させることが可能となる。その理由について説明する。COM電極駆動回路60が誤動作していても、表示装置450が表示している映像によっては誤動作しているか否かを操作者が判別しにくい場合がある。そのような映像として画面全体に黒などを表示させる映像がある。このような場合、操作者が装置のリセット動作を行わないと、液晶にDC電界がかけ続けられる可能性がある。液晶にDC電界がかけ続けられると、液晶の分解等により不純物イオンが発生するなどの信頼性上の不具合が生じる。本実施形態の場合、COM電極駆動回路60の出力の異常を監視することで、異常が検出された場合、表示装置450を組み込んだ装置で表示装置450のリセット動作を強制的に実施するか、操作者に異常の発生を知らせることでリセット動作を促すことが可能となる。よって、液晶にDC電界がかけ続けられる時間を短くすることができ、表示装置450の信頼性を向上させることが可能となる。
尚、保護素子452による電圧異常検出対象は、COM配線110に限定されず、他の内部配線とすることができる。また、保護素子452の配置位置は、接続基板68に限定されず、第1の基板52に配置することもできる。
図13は、本実施形態における保護素子452の第1の回路例である。保護素子452Aは、以上説明した保護素子72と、基準電圧との差分を検出する第1のオペアンプ454および第2のオペアンプ456と、論理回路458とで構成される。保護素子452Aにおいて、端子TM1はCOM配線110と接続し、端子TM2は外部回路70の定電位電源と接続する。第1のオペアンプ454の出力は、端子TM1の電圧が第1の基準電圧VrefPよりも大きい場合はオペアンプの正極性側電源電圧付近まで上昇し、端子TM1の電圧が第1の基準電圧VrefPよりも小さい場合はオペアンプの負極性側電源電圧付近となる。一方、第2のオペアンプ456の出力は、端子TM1の電圧が第2の基準電圧VrefNよりも小さい場合は正極性側電源電圧付近となり、第2の基準電圧VfefNよりも大きい場合はオペアンプの負極正側電源電圧付近となる。論理回路458は、必要に応じてレベルシフトされた第1のオペアンプ454と第2のオペアンプ456の出力の論理和をとる。これにより、論理回路458の出力(すなわち、異常信号ARM)は、端子TM1の電圧が第1の基準電圧VrefPよりも大きい場合、あるいは、第2の基準電圧VrefNよりも小さい場合、Highレベル(すなわち、アクティブ)となる。ここで、第1の基準電圧VrefPをCOM配線110に定常的に印加される電圧範囲の最大値より若干大きい電圧とし、第2の基準電圧VrefNを該電圧範囲の最小値よりも若干小さい電圧にすることにより、COM配線110の電圧に異常が生じているか否かを異常信号ARMで検出することが可能となる。また、第1の基準電圧VrefPおよび第2の基準電圧VrefNは、任意の電源電圧を抵抗で分圧して生成されても良く、あるいは、DAC回路等により生成されても良い。また、オペアンプの代わりにコンパレーターを用いることも可能である。
図14は、本実施形態における保護素子452の第2の回路例である。保護素子452Bは、以上説明した保護素子72と、アナログデジタルコンバータ(ADC)460と、第1のデジタルコンパレータ462と、第2のデジタルコンパレータ464と、第1の基準値Reg1を保持する第1のレジスタ466と、第2の基準値Reg2を保持する第2のレジスタ468と、論理回路470で構成される。端子TM1はCOM配線110と接続され、端子TM2は外部回路70の定電位電源と接続される。端子TM1の電圧はADC460においてデジタル信号に変換される。デジタル信号としての端子TM1の電圧は、第1のデジタルコンパレータ462において第1のレジスタ466に設定された第1の基準値Reg1と比較される。また、デジタル信号としての端子TM1の電圧は、第2のデジタルコンパレータ464において第2のレジスタ468に設定された第2の基準値Reg2と比較される。第1のデジタルコンパレータ462は、端子TM1の電圧が第1の基準値Reg1よりも大きい場合はHighレベルの信号を出力し、小さい場合はLowレベルの信号を出力する。第2のデジタルコンパレータ464は、端子TM1の電圧が第2の基準値Reg2よりも小さい場合はHighレベルの信号を出力し、大きい場合はLowレベルの信号を出力する。論理回路470は、第1のデジタルコンパレータ462および第2のデジタルコンパレータ464の出力の論理和をとる。これにより、論理回路470の出力(すなわち、異常信号ARM)は、端子TM1の電圧が第1の基準値Reg1よりも大きい場合、あるいは、第2の基準値Reg2よりも小さい場合、Highレベル(すなわち、アクティブ)となる。ここで、第1の基準値Reg1をCOM配線110に定常的に印加される電圧範囲の最大値よりも若干大きい電圧に設定し、第2の基準値Reg2をCOM配線110に定常的に印加される電圧範囲の最小値よりも若干小さい電圧に設定することで、COM配線110の電圧に異常が生じているか否かを、異常信号ARMの出力を通して検出することが可能となる。尚、第1の基準値Reg1および第2の基準値Reg2は、揮発性メモリ等に記憶することもできる。また、COM配線電圧の異常を知らせる異常信号ARMの論理は負論理で記述しても良く、第1のデジタルコンパレータ462および第2のデジタルコンパレータ464の出力は、論理的に整合がとられていれば負論理で記述することもできる。
ここまで説明してきた本発明の第2〜第9の実施形態では、保護素子によりCOM配線110を保護する例を示してきたが、保護される配線はCOM配線110に限定されない。COM配線以外の内部配線(例えば、電源線VGH、VGL、VDH、VDL、VCH、VCL、制御信号線PCLK、GST、GCLK、DST、DCLK、DATA等)も保護素子によって保護することができる。特に蓄積容量を形成する電極STに電気的に接続される配線は、全ての画素の蓄積容量に共通に接続されるため、COM配線に次いで配線面積が大きくなるため、保護素子に接続することで大きな効果が得られる。
図15は、本発明の第10の実施形態に係わる表示装置500の制御ブロック図の一例である。表示装置500は、EL(Electro-Luminescence)表示装置である。表示装置500は、基板502を備える。基板502は、画素マトリクス504と、複数の回路ブロック(例えば、データドライバ回路506、ゲートドライバ回路508、電源回路510、コントローラ回路512)と、接続端子514とを備える。
画素マトリクス504は、縦横に配置されたデータ線Dmとゲート線Gmの各交点に少なくともスイッチトランジスタSW_TFT、蓄積容量、駆動TFT、ELダイオードELDからなる画素を配置する。尚、図15では、説明を明確にするためにデータ線Dmおよびゲート線Gmをそれぞれ1本ずつしか図示していないが、実際には、複数のデータ線Dmおよびゲート線Gmが配置される。データドライバ回路506は、データ線Dmを駆動する。ゲートドライバ回路508は、ゲート線Gmを駆動する。電源回路510は、各回路ブロックに電力を供給する。コントローラ回路512は、各回路ブロックを制御する。接続端子514は、接続基板516を介して外部回路518と接続する。例えば、基板502は、接続端子514および接続基板516を介して動作に必要な電圧VDD、VSS、同期信号SYNC、映像信号INPUT_DATAなどを外部回路518から入力する。
電源回路510は、例えば、内部配線である電源線VGH、VGL、VDH、VDL、VP、VNや制御信号線PCLKにより画素マトリクス504や他の回路ブロックと接続する。また、回路ブロック同士は、例えば、内部配線である制御信号線GST、GCLK、DST、DCLK、DATA等により互いに接続する。電源回路510は、外部配線であるVDD、VSSを介して接続端子514と接続する。
表示装置500は、さらに、保護素子520を備える。保護素子520は、少なくとも第1の端子522と第2の端子524を備える。第1の端子522は、上述した複数の内部配線のうちの少なくとも1つに接続し、第2の端子524は、接続端子514を介して外部回路518の定電位電源(不図示)に接続する。
表示装置500の動作について簡単に説明する。各画素に配置されたスイッチトランジスタSW_TFTは、ゲートドライバ回路508により、オン−オフ制御される。ゲートドライバ回路508がゲート線Gmを順次走査することで、各画素のスイッチトランジスタSW_TFTを介してデータ線Dmに書き込まれた電圧が蓄積容量にサンプリングされる。このサンプリングされた電圧に応じて駆動TFTによりELダイオードELDに流れる電流が制御され表示を行う。この動作を全てのゲート線Gmに対して行うことで、1画面分の映像を表示することが可能となる。
すなわち、以上説明した構成によれば、表示装置500に静電気が放電された場合、静電気の電荷は、内部配線に接続された保護素子520を介して外部回路518に放電される。従って、画素マトリクス504や各回路ブロックにおける静電気の電荷による電圧上昇を回避することができ、結果として、表示装置500が誤動作または破壊する確率を低減することが可能となる。
ここで、発明者らは、表示装置、特にEL表示装置の配線の中で他の配線と比べて静電気が放電されやすい内部配線があることに気が付いた。その内部配線は、具体的には、各ELダイオードELDに共通に接続される電源線VNである。電源線VNに最も静電気が放電されやすい第1の理由は、電源線VNは、全てのELダイオードELDに共通に接続されるため、配線面積が他の配線と比較して大きいからである。第2の理由は、通常、電源線VNに接続されたELダイオードの端子には透明導電膜が用いられることが多く且つ発光面側に配置されるからである。図15には、上記知見に基づいて、保護素子520の第1の端子522を電源線VNに接続する例が示される。
さらに、保護素子520を、図4に示すように、第1の端子522と第2の端子524との間の電位差が所定の値以上の場合は端子間の抵抗値が小さくなり、該電位差が所定の値よりも小さい場合は端子間の抵抗値が大きくなる非線形特性を有する保護素子とする。非線形特性を有する保護素子としては、例えば、バリスタや、図5に示すように接続された2つのツェナーダイオードからなる素子を挙げることができる。
第1の端子522を電源線VNと接続し且つ上述したような非線形特性を有する保護素子520の静電気の放電動作について説明する。電源線VNに静電気による電荷が印加されると、電源線VNの容量と放電された電荷の量に応じて電源線VNの電圧が上昇する。しかしながら、電源線VNには図4に示す如き非線形特性を有する保護素子520が接続されている。そのため、電源線VNの電圧がある一定以上となると、保護素子520の第1の端子522と第2の端子524との間の抵抗値が極めて小さくなり、静電気の電荷は保護素子520を介して外部回路518に放電される。従って、電源線VNの電圧は、−Vz〜+Vz(V)の範囲内となり、電源回路510を誤動作や破壊から保護することが可能となる。
さらに、発明者らは、EL表示装置の配線の中で電源線VNの次に面積が大きい内部配線は、各画素に共通の電源線である電源線VPであることに気が付いた。電源線VPの配線には、データ線Dmやゲート線Gmに用いられるものと同様の低抵抗金属配線が用いられる。従って、電源線VPの面積は、電源線VNよりも小さい。しかしながら、他の配線に比べると面積が圧倒的に大きくなるため、電源線VNに次いで大きな面積を有している。よって、静電気による電荷が放電される確率も、電源線VNの次に高くなることになる。したがって、電源線VPに保護素子520を接続することで、電源線VNに保護素子520を接続した際の効果と同様に、EL表示装置の静電気による誤動作や破壊を大幅に低減することが可能となる。
もちろん、保護素子520によって保護対象となる配線は、上記の電源線VNや電源線VPに限定されず、他の内部配線(例えば、電源線VGH、VGL、VDH、VDL、制御信号線PCLK、GST、GCLK、DST、DCLK、DATA等)とすることができる。
ここで、保護素子520の抵抗値が急激に小さくなる電圧Vzは、電源VNまたはVPに通常印加される電圧の範囲よりも大きく、かつ電源回路の耐圧よりも低い電圧に設定することが望ましい。
尚、EL画素は、図15で示した構成のもの以外に、データ線Dmに流れる電流をコピーするカレントコピア回路などが用いられる例もあるが、以上説明した本実施形態の表示装置500は、そのカレントコピア回路を用いた構成にも応用することができる。
また、データドライバ回路506、ゲートドライバ回路508、電源回路510、コントローラ回路512は、SW_TFTおよび駆動TFTを作製するプロセスと同じプロセスを用い、これらTFTと同時に作製しても良く、あるいは、単結晶Si基板を用いたドライバICとして作製し、基板502上に電気的に接続しても良い。
以上説明した本発明の第1〜第10の実施形態によれば、液晶表示装置やEL表示装置等の表示装置の静電気に対する耐性を向上させることができ、従って、そのような表示装置を組み込んだ通信端末、携帯端末、液晶モニタ等、各種情報装置の性能も向上させることができる。
本発明の第1の実施形態に係わる表示装置の制御ブロック図の一例である。 本発明の第2の実施形態に係わる表示装置の制御ブロック図の一例である。 図2のA−A矢視断面図の一例である。 図2に示す表示装置で用いられる保護素子の特性を示した図である。 図4に示す特性を有する保護素子の回路構成例である。 本発明の第3の実施形態に係わる表示装置の図2のA−A矢視断面図である。 本発明の第4の実施形態に係わる表示装置の制御ブロック図の一例である。 本発明の第5の実施形態に係わる表示装置の制御ブロック図の一例である。 本発明の第6の実施形態に係わる表示装置の制御ブロック図の一例である。 本発明の第7の実施形態に係わる表示装置の制御ブロック図の一例である。 本発明の第8の実施形態に係わる表示装置の制御ブロック図の一例である。 本発明の第9の実施形態に係わる表示装置の制御ブロック図の一例である。 本発明の第9の実施形態に係わる表示装置で用いられる保護素子の第1の回路例である。 本発明の第9の実施形態に係わる表示装置で用いられる保護素子の第2の回路例である。 本発明の第10の実施形態に係わる表示装置の制御ブロック図の一例である。 本発明に関連する一般的な表示装置の制御ブロック図の一例である。 図16に示す表示装置において、一般的に用いられる保護素子の回路図の一例である。
符号の説明
10、50、150、200、250、300、350、400、450、500 表示装置
12 基板
14 画素マトリクス
16−1〜n 回路ブロック
18 接続端子
20 外部回路
22 保護素子
52 第1の基板
502 基板
54、504 画素マトリクス
56、506 データドライバ回路
58、508 ゲートドライバ回路
60 COM電極駆動回路
62、510 電源回路
66、514 接続端子
68、516 接続基板
70、518 外部回路
72、452、452A、452B、520 保護素子
80 第2の基板
90、152 COM電極
96 液晶
102 画素電極
110、402、404 COM配線
406 バイパス線

Claims (29)

  1. 基板と、
    該基板上に形成される画素マトリクスと、
    所定の機能を実行する複数の回路ブロックと、
    前記基板を外部回路に接続するための接続端子と、
    前記画素マトリクスと前記各回路ブロックとの間および前記回路ブロック間を各々に接続する複数の内部配線と、
    少なくとも第1の端子および第2の端子を備え、第1の端子が複数の前記内部配線のうちの少なくとも1つに接続され、第2の端子が前記接続端子を介して前記外部回路の定電位電源に接続する保護素子と
    を備えることを特徴とする表示装置。
  2. 前記保護素子は、前記第1の端子と前記第2の端子との間の電位差が所定の値以上の場合に前記第1および第2の端子間の抵抗値が小さくなり、前記電位差が所定の値よりも小さい場合に前記第1および第2の端子間の抵抗値が大きくなるという非線形特性を有することを特徴とする請求項1記載の表示装置。
  3. 前記保護素子は、バリスタおよびツェナーダイオードのうちのいずれかで構成されることを特徴とする請求項2記載の表示装置。
  4. 前記保護素子の第1の端子は、複数の前記内部配線の中で他の内部配線と比較して静電気が放電されやすい少なくとも1つの内部配線に接続することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の表示装置。
  5. 前記静電気が放電されやすい内部配線は、配線面積または該内部配線に接続される電極の面積が大きい内部配線であることを特徴とする請求項4記載の表示装置。
  6. 第1の基板と、液晶を挟んで前記第1の基板と対向配置される第2の基板とを備える表示装置であって、
    前記第1の基板上に形成される画素マトリクスと、
    所定の機能を実行する複数の回路ブロックと、
    前記第1の基板を外部回路に接続するための接続端子と、
    前記画素マトリクスと前記各回路ブロックとの間および前記回路ブロック間を各々に接続する複数の内部配線と、
    少なくとも第1の端子および第2の端子を備え、第1の端子が複数の前記内部配線のうちの少なくとも1つに接続され、第2の端子が前記接続端子を介して前記外部回路に接続する保護素子と
    を備える表示装置。
  7. 前記保護素子の第2の端子は、前記外部回路の定電位電源に接続することを特徴とする請求項6記載の表示装置。
  8. 前記保護素子の第2の端子は、複数の前記回路ブロックのうちのいずれかの回路ブロックに対して外部より電源電圧あるいはグランド電位を供給する配線に接続することを特徴とする請求項6記載の表示装置。
  9. 前記保護素子は、前記第1の端子と前記第2の端子との間の電位差が所定の電圧以上の場合に前記第1および第2の端子間の抵抗値が小さくなり、前記電位差が前記所定の電圧よりも小さい場合に前記第1および第2の端子間の抵抗値が大きくなるという非線形特性を有することを特徴とする請求項6〜8のいずれか1項に記載の表示装置。
  10. 前記所定の電圧は、前記保護素子の第1の端子に接続される内部配線に通常印可される電圧の範囲よりも大きく、且つ該内部配線を駆動する回路ブロックの耐圧よりも低い電圧であることを特徴とする請求項9記載の表示装置。
  11. 前記保護素子は、バリスタおよびツェナーダイオードのうちのいずれかで構成されることを特徴とする請求項9または10記載の表示装置。
  12. 前記保護素子の第1の端子は、複数の前記内部配線の中で他の内部配線と比較して静電気が放電されやすい少なくとも1つの内部配線に接続することを特徴とする請求項6〜11のいずれか1項に記載の表示装置。
  13. 静電気が放電されやすい内部配線は、配線面積または該内部配線に接続される電極の面積が大きい内部配線であることを特徴とする請求項12記載の表示装置。
  14. 前記画素マトリクスには少なくともスイッチング素子、画素電極、蓄積容量を有する画素が複数配置され、前記第1または前記第2の基板上に、前記各画素に共通の信号電圧を印可するCOM(共通/common)電極が配置され、前記保護素子の第1の端子に接続される前記内部配線の1つは、前記COM電極に電気的に接続されたCOM配線であることを特徴とする請求項6〜13のいずれか1項に記載の表示装置。
  15. 前記COM電極が前記第2の基板上に形成されることを特徴とする請求項14記載の表示装置。
  16. 前記COM電極が前記第1の基板上に形成されることを特徴とする請求項14記載の表示装置。
  17. 前記保護素子は、前記第1の基板上に配置されることを特徴とする請求項6〜16のいずれか1項に記載の表示装置。
  18. 前記接続端子に接続することにより前記第1の基板と前記外部回路とを接続する接続基板をさらに備え、前記保護素子は、前記接続基板上に配置されることを特徴とする請求項6〜17のいずれか1項に記載の表示装置。
  19. 前記接続基板をフレキシブル基板とすることを特徴とする請求項18記載の表示装置。
  20. 前記保護素子を2つ備え、各保護素子の第1の端子を前記COM配線に接続し、第2の端子の各々を、複数の前記回路ブロックのうちのいずれかの回路ブロックに対して外部より異なる電源電圧を供給する電源配線の各々に接続することを特徴とする請求項14〜19のいずれか1項に記載の表示装置。
  21. 前記複数の回路ブロックのうちの少なくとも1つは前記COM電極を駆動するCOM電極駆動回路であり、該COM電極駆動回路の出力端子からのCOM配線は、前記保護素子の第1の端子に接続された後に前記COM電極に接続されることを特徴とする請求項14〜20のいずれか1項に記載の表示装置。
  22. 前記第1の基板上において前記接続端子が形成される辺を除く一対の対向辺の各々に第1および第2のCOM配線を配置し、前記第1のCOM配線と前記第2のCOM配線とを前記接続基板上に形成したバイパス配線により接続し、前記バイパス配線を前記保護素子の第1の端子と接続することを特徴とする請求項18〜21のいずれか1項に記載の表示装置。
  23. 前記保護素子は、第1の端子に接続された前記内部配線の電位と所定の基準電圧とを比較し、その差分電圧に応じて異常信号を出力することを特徴とする請求項6〜22のいずれか1項に記載の表示装置。
  24. 前記保護素子は、第1の端子の電圧が第1の基準電圧よりも大きい場合は正極性側電源電圧付近まで上昇し、第1の端子の電圧が前記第1の基準電圧よりも小さい場合は負極性側電源電圧付近となる第1のオペアンプと、第1の端子の電圧が第2の基準電圧よりも小さい場合は正極性側電源電圧付近となり、第1の端子の電圧が前記第2の基準電圧よりも大きい場合は負極正側電源電圧付近となる第2のオペアンプと、第1のオペアンプおよび第2のオペアンプの結果に基づいて異常信号を出力する論理回路を備えることを特徴とする請求項23記載の表示装置。
  25. 前記第1の基準電圧は、前記保護素子の第1の端子に接続される内部配線に定常的に印可される電圧範囲の最大値よりも所定量だけ大きい電圧であり、前記第2の基準電圧は、前記電圧範囲の最小値よりも所定量だけ小さい電圧であることを特徴とする請求項24記載の表示装置。
  26. 基板と、
    該基板上に配置されるとともに、縦横に配置されたデータ線とゲート線の各交点に少なくともスイッチトランジスタ、蓄積容量、駆動TFT(Thin-Film-Transistor)、EL(Electro-Luminescence)ダイオードからなる画素を配置して構成される画素マトリクスと、
    所定の機能を実行する複数の回路ブロックと、
    前記基板を外部回路に接続するための接続端子と、
    前記画素マトリクスと前記各回路ブロックとの間および前記回路ブロック間を各々に接続する複数の内部配線と、
    少なくとも第1の端子および第2の端子を備え、第1の端子が複数の前記内部配線のうちの少なくとも1つに接続され、第2の端子が前記接続端子を介して前記外部回路の定電位電源に接続する保護素子と
    を備えることを特徴とする表示装置。
  27. 前記保護素子は、前記第1の端子と前記第2の端子との間の電位差が所定の値以上の場合に前記第1および第2の端子間の抵抗値が小さくなり、前記電位差が所定の値よりも小さい場合に前記第1および第2の端子間の抵抗値が大きくなるという非線形特性を有することを特徴とする請求項26記載の表示装置。
  28. 前記保護素子は、バリスタおよびツェナーダイオードのうちのいずれかで構成されることを特徴とする請求項27記載の表示装置。
  29. 前記保護素子の第1の端子は、前記各ELダイオードに共通に接続される電源線のうちの少なくとも1つに接続することを特徴とする請求項26〜28のいずれか1項に記載の表示装置。
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