JP2009247800A - 超音波歯ブラシ - Google Patents
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Abstract
【課題】 超音波振動が歯や歯茎に充分に作用することはいうまでもなく、製造も簡単で安価に提供できる超音波歯ブラシを提供する。
【解決手段】 ブラシ部2を突設した基台33の内側に超音波発振体12を配置したブラシヘッド3を有し、少なくとも基台33が柔軟材により形成されているとともに、ブラシ部2が基台33と同質材によりそれぞれ一体に成型された基台33の中央に配置された頂面211を超音波放射面とした台型突起21と台型突起21の周囲に配置されたブラシ状突起22とからなるものとする。
【選択図】 図1
【解決手段】 ブラシ部2を突設した基台33の内側に超音波発振体12を配置したブラシヘッド3を有し、少なくとも基台33が柔軟材により形成されているとともに、ブラシ部2が基台33と同質材によりそれぞれ一体に成型された基台33の中央に配置された頂面211を超音波放射面とした台型突起21と台型突起21の周囲に配置されたブラシ状突起22とからなるものとする。
【選択図】 図1
Description
本発明は例えば歯ブラシ本体の先端部に超音波発振体を埋設し、柄の本体ケース内部に超音波発振回路基板とその電源電池を内装し、先端にブラシ毛束群を植設してあるブラシヘッドを設け、前記超音波発振回路の出力電圧により前記超音波振動体から発生させた超音波振動をブラシ毛束群を介して使用者の歯と歯茎に伝達して歯磨き作用を行うようにした超音波歯ブラシに関するものである。
従来から超音波振動エネルギーにより歯磨きを行わせるようにした超音波歯ブラシが知られており、例えば特表平7−509151号公報などに提示されている。この公報に提示されている超音波歯ブラシは、柄の頚部先端内に超音波振動体(超音波超音波振動体)を埋設し、筒状のブラシヘッドのブラシ側内壁が上記頚部先端の超音波放射面に密着するように着脱可能な嵌合を行わせ、上記超音波振動体から発生する超音波振動がブラシ毛を介して使用者の歯部に伝達されて歯磨きを行うものであり、前記ブラシヘッドは硬質プラスチック製の基体にナイロンなどのブラシ毛を複数束植設して形成され、また超音波振動体は柄の頚部の空室に接着剤などを封入して埋設固定されたものである。
また、超音波振動体から放射された超音波振動は、ブラシ毛およびブラシ毛周辺に付着する唾液、歯磨き材などを介して使用者の歯部に伝わり、歯垢菌の分解洗浄、歯茎のマッサージなどの歯磨き作用を生ずる。上記超音波振動による歯磨き作用とブラシ毛を歯部に接触させて手動または電動により動かすことによる通常の歯磨き動作との相乗効果による高性能歯ブラシとして提案されている。
ところが、前記公報に提示されている超音波歯ブラシにおいて、超音波振動は水中では効率良く伝達されるが、細くて軟らかい毛で作られるブラシ毛の超音波伝達効率は水中より相当低い。また歯磨き中のブラシ毛に付着している唾液、歯磨き材なども超音波伝達に有効であるがこれらは泡、粉末などを含んでいるので水中より超音波伝達効率が低い。またブラシ毛を植設した周囲の基体側面付近から放射される超音波振動の方がブラシ毛部分よりも強い場合があり、これを考慮して超音波振動体から放射される超音波出力は口内生体組織に悪影響を及ぼさないように安全基準を超えない強さに制限される。すなわち超音波振動体からブラシ毛に向かって放射された超音波振動は、歯磨き状態の口腔内におけるブラシ毛先端部では相当減衰しており、このため超音波振動による歯磨き効果も抑えられる。この減衰を補うために超音波出力を強めることは生体安全上問題がありり、歯磨き性能を高めるためにはブラシ毛部分の超音波振動の伝達効率を向上させることが極めて重要な課題であった。
そこで、超音波を伝えやすくするための対策として、特開2004−148079号公報に提示されているように、超音波振動体の超音波振動面に対向する位置に配置した基台にゴム質等の柔軟材による突起群を配置するとともにこの突起群の周囲にブラシ毛を植設したブラシヘッドを具えたものであり、前記柔軟材により形成された突起群を介して超音波振動を効率良く歯部に伝達させて歯磨き性能を高めようとしたものである。
しかしながら、前記特開2004−148079号公報に提示されている超音波歯ブラシは、ブラシベッドに配置した超音波振動を伝達する柔軟材により形成される基台に柔軟材により形成されるゴム質突起群とその周囲にブラシ毛を植設するものであり、ゴム質突起群によって超音波振動が減衰するばかりか、ブラシ毛を植設する必要から、製造工程が複雑になるとともに製品コストが高価になってしまうという問題点があった。
特表平7−509151号公報
特開2004−148079号公報
本発明は、前記のような従来の超音波歯ブラシが有している問題点を解決するためになされたものであり、超音波振動が歯や歯茎に充分に作用することはいうまでもなく、製造も簡単で安価に提供できる超音波歯ブラシを提供するものである。
前記課題を解決するためになされた本発明である超音波歯ブラシは、ブラシ部を突設した基台の内側に超音波発振体を配置したブラシヘッドを有し、少なくとも前記基台が柔軟材により形成されているとともに、前記ブラシ部が前記基台と同質材によりそれぞれ一体に成型された前記基台の中央に配置された頂面を超音波放射面とした台型突起と前記台型突起の周囲に配置されたブラシ状突起とからなることを特徴とする。
ブラシ部を基台の中央に配置された頂面を超音波放射面とした基台と同材質の台型突起と前記台型突起の周囲に配置されたブラシ状突起とから形成することにより、台型突起により超音波の伝達を良好にするとともにブラシ状突起により磨き機能を持たせた。
台型突起とブラシ状突起とを基台と一体に成型することにより、製造工程を減らして生産性を向上させるとともに製造コストの低減を図り、また、耐久性の向上を図る。
また、本発明において、前記突起の最も狭い部分の幅が前記柔軟材の材質によって決まる音速と使用する超音波の周波数によって決定される波長λの1/4とすることにより、超音波振動体からの超音波振動を幅方向に有効に放出することができ、前記台型突起の高さを前記柔軟材の材質によって決まる音速と使用する超音波の周波数によって決まる波長λの1/4の整数倍の高さとすることにより頂面からの超音波の放射を有効にすることができる。
加えて、前記柔軟材の硬度が30度から70度である場合には歯垢を安全に除去することができ、台型突起の高さが前記ブラシ状突起の高さよりも1〜5mm低い場合には歯と歯茎の間の歯垢を効率よく除去することができ、前記ブラシ部における基台の柄本体への接触面に表面を差込方向へと縮小するように傾斜させた傾斜突起を突設させた場合には基台と柄本体とを確実に密着状態で接合させることができる。
本発明によれば、超音波の伝達効率が良いばかりか、製造が容易で且つ製造コストを削減することもできる。
次に本発明における実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図面は本発明を超音波発生装置(図示せず)を内蔵した柄本体1と、ブラシ部2を有して前記柄本体1の先端に差し換え可能に嵌装したブラシヘッドを3を備えたタイプの超音波歯ブラシについての好ましい実施の形態を示すものである。
そして、前記柄本体1には例えばバッテリ電源、超音波発生回路、振動モータなどの従来周知の超音波発生装置が内蔵されているとともに先端に形成した差し込み部11に前記超音波発生装置から出力される超音波信号により振動する超音波振動体12が配置されている。
一方、前記柄本体1に差し換え可能に差し込まれるブラシヘッド3は本実施の形態では底面に前記差し込み部11を差し込む空所31が形成されているとともに前記超音波振動体12の部分の対向部に形成した窓部32に配置した基台33にブラシ部2が突設されている。
特に、本実施の形態では前記基台33は例えばシリコーンゴムやエラストマーなどの弾力性を有するゴム質材により形成されているとともに前記前記基台33に突設されているブラシ部2は、中央に配置された頂面211を超音波放射面とした台型突起21とその周囲に配置されたブラシ状突起22とから形成され、これらの台型突起21およびブラシ状突起22は前記基台33と同一の材質により一体的に成型されている。
また、前記台型突起21は、幅Hが最も狭い部分において前記超音波振動体12が発する超音波波長λの1/4であるとともに高さL1が同超音波波長λの1/4の整数倍に形成してあり、幅方向並びに前後方向への超音波の放射を良好にする。
更に、前記ブラシ部2を成型する柔軟材は硬度30度から70度程度のものが好ましい。硬度70度以上であると歯茎に傷をつけ、硬度30度以下だと歯垢の除去効果が悪くなるためである。
更にまた、前記台型突起21の高さL1とブラシ状突起22の先端までの高さL2との差である長さL3は、柔軟材の硬度によっても左右されるが、歯と歯茎の間の歯垢除去を効率良く落とすために1mmから5mmに設定される。
図6は本発明の異なる実施形態を示すものであり、全体の構成は前記図1乃至5に示した実施形態とほぼ同様であるが、ブラシ部2における基台33の柄本体1における差し込み部11への接触面331に表面を差込方向へと縮小するように傾斜させた傾斜突起332を突設させたものであり、特に、ブラシ部2を差し込み部11に差し込んだ際に、基台33と柄本体1とを確実に密着状態で接合させることができる。
尚、本実施の形態は超音波発生装置を内蔵した柄本体1と、その先端にブラシ部2を配置したブラシ部2を差し換え可能に嵌装したブラシヘッド3を有するタイプの超音波歯ブラシについて説明したが、本発明は柄本体1とブラシヘッド3とが一体に形成された超音波歯ブラシについても同様に実施可能であることはいうまでもない。
2 ブラシ部、3 ブラシヘッド、11 差し込み部、21 台型突起、22 ブラシ状突起、33 基台、211 頂面、332 傾斜突起
Claims (6)
- ブラシ部を突設した基台の内側に超音波発振体を配置したブラシヘッドを有し、少なくとも前記基台が柔軟材により形成されているとともに、前記ブラシ部が前記基台と同質材によりそれぞれ一体に成型された前記基台の中央に配置された頂面を超音波放射面とした台型突起と前記台型突起の周囲に配置されたブラシ状突起とからなることを特徴とする超音波歯ブラシ。
- 前記台型突起の最も狭い部分の幅が前記柔軟材の材質によって決まる音速と使用する超音波の周波数によって決定される波長λの1/4である請求項1記載の超音波歯ブラシ。
- 前記台型突起の高さが前記柔軟材の材質によって決まる音速と使用する超音波の周波数によって決まる波長λの1/4の整数倍の高さである請求項1または2記載の超音波歯ブラシ。
- 前記柔軟材の硬度が30度から70度である請求項1、2または3記載の超音波歯ブラシ。
- 前記台型突起の高さが前記ブラシ状突起の高さよりも1〜5mm低い請求項1、2、3または4記載の超音波歯ブラシ。
- 前記ブラシ部における基台の柄本体への接触面に表面を差込方向へと縮小するように傾斜させた傾斜突起を突設させた請求項1、2、3,4または5記載の超音波歯ブラシ。
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JP2008102756A JP2009247800A (ja) | 2008-04-10 | 2008-04-10 | 超音波歯ブラシ |
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Family Applications (1)
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-
2008
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