JP2009247734A - 筋力補助装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】屈曲動作と伸展動作とを行わせるためにエアシリンダーを用いるとともに、このエアシリンダーを固定した状態で回転運動を得ることができる筋力補助装置を提供すること。
【解決手段】本発明の筋力補助装置は、関節の一方の骨に沿って配置される第1の装着具10と、関節の他方の骨に沿って配置される第2の装着具20と、第1の装着具10と第2の装着具20とを連結する弾性関節又は多軸関節とを備え、使用者の肘、膝、又は手首の動作を支援し、第1の装着具10に一端を、第2の装着具20に他端を設けて直進運動を回転運動に変換するリンク機構40を有し、リンク機構40の直進運動として直動駆動部を用いることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、使用者の肘、膝、又は手首の動作を支援する筋力補助装置に関するものである。
気体・液体・固体の物質またはそれらの混合体を注入すると、長手方向は拘束され径方向に膨らむことを特徴とするチューブを持ち、そのチューブの外部に長手方向および径方向に伸縮する円筒型スリーブを配置し、両端を拘束し、片端に注入口を設け、チューブにポリエステル系・ポリアミド系・ポリエチレン系・ポリイミド系・ポリスチレン系・ポリカーボネート系のいずれか/もしくは混合されたフィルムまたは繊維を用いた動力装置が既に提案されている(特許文献1)。
特開2004−105263号公報 特願2007−340673号
しかし、この種の動力装置では、収縮方向に対してしか駆動力を発生しないため、屈曲動作と伸展動作とを行わせるためには、最低2つの装置が必要となってしまう。
一方、1軸関節による駆動では、動作によって装着部のズレが発生してしまうため、これを解消する手段として、多軸関節や弾性関節を用いることが考えられる。
しかし、装着具の連結として多軸関節や弾性関節を用いる場合には、モータなどの回動駆動部によって直接回転力を発生させ、関節を中心とした回動動作をさせるには、連結部の軸が一意的に定まらないため、モータの配置、作用点を適切に設けることができない。
また、仮に適切な配置を行えたとしても、関節の周辺に配置する機構が大掛かりとなり、装着感が悪化するといった問題が生じる。
また、関節から離れた場所に作用点を配置し、エアシリンダーや人工筋の直進運動で回 動を実現する方法も考えられるが、この場合には、回動に伴ってエアシリンダーや人工筋が装着具から突出するため、やはり機構が大げさになり、装着を目的とした筋力補助装置には不向きであった。
そこで本発明は、屈曲動作と伸展動作とを行わせるために直動駆動部を用いるとともに、この直動駆動部を固定した状態で回転運動を得ることができる筋力補助装置を提供することを目的とする。
また本発明は、逆ぞりを規制し、単純な一軸動作ではない関節動作に合わせた動作を行わせることができる筋力補助装置を提供することを目的とする。
また本発明は、シリンダーロッドに伸縮方向以外の方向に負荷が加わることを防止することができる筋力補助装置を提供することを目的とする。
また本発明は、特に関節周辺の機構をコンパクトにし、駆動部が装着具から大きく突出しない筋力補助装置を提供することを目的とする。
請求項1記載の本発明の筋力補助装置は、関節の一方の骨に沿って配置される第1の装着具と、前記関節の他方の骨に沿って配置される第2の装着具と、前記第1の装着具と前記第2の装着具とを連結する弾性関節又は多軸関節とを備え、使用者の肘、膝、又は手首の動作を支援する筋力補助装置であって、前記第1の装着具に一端を、前記第2の装着具に他端を設けて直進運動を回転運動に変換するリンク機構を有し、前記リンク機構の直進運動として直動駆動部を用いることを特徴とする。
請求項2記載の本発明は、請求項1に記載の筋力補助装置おいて、前記リンク機構を、複数のロッドと、隣り合う前記ロッドを回動可能に連結するリンク部と、隣り合う前記ロッドの回動角度を規制する逆ぞり規制部とにより構成することを特徴とする。
請求項3記載の本発明は、請求項2に記載の筋力補助装置おいて、少なくとも3つの前記ロッドを用い、少なくとも2つの前記リンク部を用いることを特徴とする。
請求項4記載の本発明は、請求項1に記載の筋力補助装置おいて、前記直動駆動部として前記エアシリンダーを用い、前記エアシリンダーのシリンダーロッドに連結するホイールと、前記リンク機構に連結するブリッジと、前記シリンダーロッドの伸縮方向を摺動方向として配置するリニアスライダーとを有し、前記ホイールと前記ブリッジとを、前記ホイールの半径方向に変位可能に設け、前記ブリッジを前記リニアスライダーに摺動自在に設けることを特徴とする。
請求項5記載の本発明は、請求項1に記載の筋力補助装置おいて、前記リンク機構の前記他端を、接続部材を介して前記第2の装着具に設け、前記リンク機構の前記他端と前記接続部材とを、前記リンク機構の長手方向に垂直な方向に変位可能に設けることを特徴とする。
請求項6記載の本発明は、請求項1に記載の筋力補助装置おいて、前記リンク機構を、前記第1の装着具の一方の側部に設ける一方側リンク機構と、前記第1の装着具の他方の側部に設ける他方側リンク機構とより構成し、前記直動駆動部を、前記一方側リンク機構に対応する一方側直動駆動部と、前記他方側リンク機構に対応する他方側直動駆動部とより構成することを特徴とする。
請求項7記載の本発明は、請求項6に記載の筋力補助装置おいて、前記第1の装着具が、一方側第1の装着具と他方側第1の装着具とに分離し、前記第2の装着具が、一方側第2の装着具と他方側第2の装着具とに分離し、前記一方側リンク機構を前記一方側第1の装着具及び前記一方側第2の装着具に、前記他方側リンク機構を前記他方側第1の装着具及び前記他方側第2の装着具に設けることを特徴とする。
請求項8記載の本発明は、請求項1に記載の筋力補助装置おいて、前記第1の装着具が上腕に、前記第2の装着具が前腕に配置され、前記リンク機構が前記関節よりも外側に配置することを特徴とする。
本発明によれば、直動駆動部を固定した状態で回転運動を得ることができる。また、本発明によれば、逆ぞりを規制し、単純な一軸動作ではない関節動作に合わせた動作を行わせることができる。また、本発明によれば、シリンダーロッドに伸縮方向以外の方向に負荷が加わることを防止することができる。
本発明の第1の実施の形態による筋力補助装置は、第1の装着具と第2の装着具を弾性関節又は多軸関節で連結し、第1の装着具に一端を、第2の装着具に他端を設けて直進運動を回転運動に変換するリンク機構を有し、リンク機構の直進運動として直動駆動部を用いるものである。本実施の形態によれば、直動駆動部を固定した状態で回転運動を得ることができる。
本発明の第2の実施の形態は、第1の実施の形態による筋力補助装置において、リンク機構を、複数のロッドと、隣り合うロッドを回動可能に連結するリンク部と、隣り合うロッドの回動角度を規制する逆ぞり規制部とにより構成するものである。本実施の形態によれば、規制された所定の角度までの逆ぞりを利用し、限られたストロークの下でリンク機構を円滑に回動させることで、有効な回転角度(軌跡)で屈曲/伸展を行い、関節の動作に合わせた動作を行わせることができる。
本発明の第3の実施の形態は、第2の実施の形態による筋力補助装置において、少なくとも3つのロッドを用い、少なくとも2つのリンク部を用いるものである。本実施の形態によれば、少なくとも2つのリンク部によって、単純な一軸動作ではない関節動作に合わせた動作を実現することができる。
本発明の第4の実施の形態は、第1の実施の形態による筋力補助装置において、直動駆動部としてエアシリンダーを用い、エアシリンダーのシリンダーロッドに連結するホイールと、リンク機構に連結するブリッジと、シリンダーロッドの伸縮方向を摺動方向として配置するリニアスライダーとを有し、ホイールとブリッジとを、ホイールの半径方向に変位可能に設け、ブリッジをリニアスライダーに摺動自在に設けるものである。本実施の形態によれば、装着者の体型の相違や装着ずれによって生じるシリンダーロッドの伸縮方向以外の方向に加わる負荷を、ホイールとブリッジとを、ホイールの半径方向に変位可能に設けることで緩和することができ、またブリッジをリニアスライダーに摺動自在に設けることでシリンダーロッドに伸縮方向以外の方向に負荷が加わることを防止することができる。
本発明の第5の実施の形態は、第1の実施の形態による筋力補助装置において、リンク機構の他端を、接続部材を介して第2の装着具に設け、リンク機構の他端と接続部材とを、リンク機構の長手方向に垂直な方向に変位可能に設けるものである。本実施の形態によれば、装着者の体型の相違や装着ずれによって生じるリンク機構の長手方向以外の方向に加わる負荷を緩和することができ、リンク機構の破損を防止することができる。
本発明の第6の実施の形態は、第1の実施の形態による筋力補助装置において、リンク機構を、第1の装着具の一方の側部に設ける一方側リンク機構と、第1の装着具の他方の側部に設ける他方側リンク機構とより構成し、直動駆動部を、一方側リンク機構に対応する一方側直動駆動部と、他方側リンク機構に対応する他方側直動駆動部とより構成するものである。本実施の形態によれば、装着具の両側部にリンク機構を設けて動作させるため、安定した動作を確保することができる。
本発明の第7の実施の形態は、第6の実施の形態による筋力補助装置において、第1の装着具が、一方側第1の装着具と他方側第1の装着具とに分離し、第2の装着具が、一方側第2の装着具と他方側第2の装着具とに分離し、一方側リンク機構を一方側第1の装着具及び一方側第2の装着具に、他方側リンク機構を他方側第1の装着具及び他方側第2の装着具に設けるものである。本実施の形態によれば、装着具を一方側と他方側に分離することができるため、使用者への装着を容易に行うことができる。
本発明の第8の実施の形態は、第1の実施の形態による筋力補助装置において、第1の装着具が上腕に、第2の装着具が前腕に配置され、リンク機構が関節よりも外側に配置するものである。本実施の形態によれば、肘の屈曲動作によるリンク機構の関節への圧迫を防止することができる。
以下に、本発明の筋力補助装置の一実施例について説明する。
図1は本発明の一実施例における筋力補助装置の斜視図、図2は図1のX−X線断面図、図3は同筋力補助装置の要部斜視図、図4は同筋力補助装置の機構説明図、図5は同接続部材の要部斜視図、図6は図5の破線枠で囲む箇所を他の方向から見た斜視図、図7は図6に示す状態から一部の部材を取り外した状態を示す斜視図、図8は同筋力補助装置の伸展状態を示す側面図、図9は同筋力補助装置の屈曲状態を示す側面図である。
本実施例による筋力補助装置は、図1及び図2に示すように、関節の一方の骨に沿って配置される第1の装着具10と、関節の他方の骨に沿って配置される第2の装着具20と、第1の装着具10と第2の装着具20とを連結するバネ関節30とを備えている。なお、本実施例では、弾性関節としてバネ関節30を示すが、バネ以外の弾性体による変形を関節として用いることもできる。また、バネ関節30のような弾性関節以外にも、2軸以上の回転軸を備えた多軸関節を用いることもできる。
本実施例では、肘に設ける場合を示しており、第1の装着具10は上腕に配置され、第2の装着具20は前腕に配置される。肘以外には、膝、又は手首の動作を支援する筋力補助装置にも適用できる。
本実施例による筋力補助装置は、第1の装着具10に一端を第2の装着具20に他端を設けて直進運動を回転運動に変換するリンク機構40と、リンク機構40の直進運動として用いるエアシリンダー50を備えている。なお、本実施例では、直動駆動部としてエアシリンダー50を示すが、その他の直動駆動部としては、ガスシリンダー、油圧シリンダー、モータの回転により直進運動するラックピニオン、モータの回転により直進運動するボールネジ、その他ソレノイドやリニアモータを用いることもできる。
第1の装着具10は、上腕の内側に配置される一方側第1の装着具10Aと、上腕の外側に配置される他方側第1の装着具10Bとで構成する。図2に示すように、一方側第1の装着具10Aと他方側第1の装着具10Bとを上腕の下側で連結し、第1の装着具10の上方だけを開放することで、第1の装着具10を下方から上腕に装着することができる。なお、一方側第1の装着具10Aと他方側第1の装着具10Bとは、上腕の下側以外で連結してもよい。また、一方側第1の装着具10Aと他方側第1の装着具10Bとを分離することで、一方側第1の装着具10Aと他方側第1の装着具10Bとをそれぞれ上腕の内側と外側から挟み込むようにして上腕に装着することができる。
第2の装着具20は、一方側第2の装着具20Aと他方側第2の装着具20Bとで構成する。第2の装着具20についても、一方側第2の装着具20Aと他方側第2の装着具20Bとを前腕の下側で連結する。なお、一方側第2の装着具20Aと他方側第2の装着具20Bとは、上腕の下側以外で連結してもよい。また、第1の装着具10と同様に、一方側第2の装着具20Aと他方側第2の装着具20Bとに分離してもよい。
一方側第1の装着具10A及び一方側第2の装着具20Aには、一方側リンク機構40Aを設けている。また、他方側第1の装着具10B及び他方側第2の装着具20Bには、図示はしないが他方側リンク機構を設けている。
エアシリンダー50についても、図2に示すように、一方側リンク機構40Aに対応する一方側エアシリンダー50Aと、他方側リンク機構に対応する他方側エアシリンダー50Bとによって構成される。
リンク機構40を、一方側リンク機構40Aについて図1及び図3を用いて説明する。他方側リンク機構については図示しないが、一方側リンク機構40Aと同じ構成となっている。
一方側リンク機構40Aは、複数のロッド41Aと、隣り合うロッド41Aを回動可能に連結するリンク部42Aと、隣り合うロッド41Aの回動角度を規制する逆ぞり規制部43Aとより構成する。本実施例では、3つのロッド41Aを用い、2つのリンク部42Aを用いている。リンク部42Aは、ロッド41Aの一方の側辺に回転中心を片寄らせて設け、所定の角度までの逆ぞりを規制する逆ぞり規制部43Aは、ロッド41Aの他方の側辺に設けている。
このようにリンク機構40を複数のロッド41Aとリンク部42Aによって、多軸で構成するため、装着具の連結がバネ関節30のような弾性関節や多軸関節であっても、エアシリンダー50の直進運動を、回転運動に有効に変換することが可能であり、かつ装着具10、20を連結した関節の動きを阻害しない。またこの機構では、関節の周辺に配置されるのはリンク機構40だけであり、シリンダー30などの直動駆動部は、第1の装着具10の周囲に固定されているため、直動駆動部による突出部が少なく、コンパクトな機構を実現できる。
一方側エアシリンダー50Aのシリンダーロッド51Aには、ホイール52Aを連結している。
ホイール52Aは、図3及び図4に示すように、2枚の円盤を所定間を有して構成されており、シリンダーロッド51Aと同軸に設けている。ホイール52Aは、図4に示すように、シリンダーロッド51Aとねじ連結され、シリンダーロッド51Aの軸方向に配置位置を調整可能に設けている。ホイール52Aとシリンダーロッド51Aとをねじ連結によって調整可能な構成とすることで、使用者の体格に合わせた調整を行うことができる。
一方側エアシリンダー50Aの両側部には、シリンダーロッド51Aの伸縮方向を摺動方向として配置する一対のリニアスライダー61Aを配置している。
一対のリニアスライダー61Aには、ブリッジ62Aが設けられ、ブリッジ62Aはリニアガイド65Aに沿って摺動する。
ブリッジ62Aは、一方側リンク機構40Aの一端に連結されるとともに、ホイール52Aと連結される。なお、ブリッジ62Aは、ホイール52Aの半径方向に変位可能に連結される。
このように、一方側リンク機構40Aの一端にブリッジ62Aを連結し、ブリッジ62Aをリニアガイド65Aに沿って移動させることで、一方側リンク機構40Aからの横荷重はリニアスライダー61Aで受ける。また、ブリッジ62Aとホイール52Aとは、半径方向に変位可能に連結されているので、リンク機構からの横荷重をシリンダーロッド51Aで受けることはない。
一方側リンク機構40Aの他端は、図5から図7に示すように、接続部材70Aを介して一方側第2の装着具20Aに設けている。一方側リンク機構40Aの他端を構成するロッド41Aには、図7に示すように、回転軸44Aが設けられ、この回転軸44Aは、接続部材70Aに設けられた長穴71A内に配置される。そして、図6に示すように回転軸44Aには、抜け防止部材45Aが設けられて、回転軸44Aと接続部材70Aとが連結される。この連結状態において、回転軸44Aは、長穴71A内で一方側リンク機構40Aの長手方向に垂直な方向に変位することができる。
このように、回転軸44Aと接続部材70Aとが変位可能に連結されているので、一方側リンク機構40Aと一方側第2の装着具20Aとにずれが生じ負荷が加わっても、この連結によって
変位を吸収することができる。
次に、図8及び図9を用いて本実施例による筋力補助装置の動作について説明する。
エアシリンダー50がシリンダーロッド51を引き込んだ状態では、図8に示すように、リンク機構40を構成するロッド41は直線上に配置されている。この状態が同筋力補助装置の伸展状態である。
エアシリンダー50がシリンダーロッド51を押し出すことで、シリンダーロッド51に連結しているホイール52がブリッジ62に対して負荷を加える。ブリッジ62に負荷が加わると、ブリッジ62はリニアガイド65に沿って摺動する。
ブリッジ62がリニアガイド65に沿って摺動すると、ブリッジ62によってリンク機構40には、リンク機構40の一端側から負荷が加わる。リンク機構40の他端はリンク機構40の長手方向には接続部材70によって規制されているため、リンク機構40には両端から圧縮荷重が加わり、ロッド41は逆ぞり規制部材43で規制される所定の角度で逆ぞり状態となる。またバネ関節30はリンク機構40によって引っ張り荷重が加わる。従って、リンク機構40は、バネ関節30の圧縮方向の力によってバネ関節30側に力が加わり、バネ関節30側に屈曲し、その後シリンダーロッド51の直線移動に伴って、屈曲動作を継続して図9に示す状態となる。この状態が同筋力補助装置の屈曲状態である。なお、動作初期状態や装着ずれなどの原因によって、他の方向の荷重が加わったとしても、逆ぞり規制部43によって回転方向が規制されているため、ロッド41は、逆ぞり規制部43によって規制されていない方向に屈折する。
以上のように本発明は、第1の装着具10に一端を、第2の装着具20に他端を設けて直進運動を回転運動に変換するリンク機構40を有し、リンク機構40の直進運動としてエアシリンダー50を用いることで、エアシリンダー50を固定した状態で回転運動を得ることができる。
また本発明は、リンク機構40を、複数のロッド41と、隣り合うロッド41を回動可能に連結するリンク部42と、隣り合うロッド41の回動角度を規制する逆ぞり規制部43とで構成することで、規制された所定の角度までの逆ぞりを利用し、限られたストロークの下でリンク機構を円滑に回動させることで、有効な回転角度(軌跡)で屈曲/伸展を行い、関節の動作に合わせた動作を行わせることができる。特に、少なくとも3つのロッド41と、少なくとも2つのリンク部42を用いることで、単純な一軸動作ではない関節動作に合わせた動作を実現することができる。
また本発明は、ホイール52とブリッジ62とを、ホイール52の半径方向に変位可能に設けることで、装着者の体型の相違や装着ずれによって生じるシリンダーロッド51の伸縮方向以外の方向に加わる負荷を、緩和することができ、また、ブリッジ62をリニアスライダー61に摺動自在に設けることでシリンダーロッド51に伸縮方向以外の方向に負荷が加わることを防止することができる。
また本発明は、リンク機構40の他端と接続部材70とを、リンク機構40の長手方向に垂直な方向に変位可能に設けることで、装着者の体型の相違や装着ずれによって生じるリンク機構40の長手方向以外の方向に加わる負荷を緩和することができ、リンク機構40の破損を防止することができる。
また本発明は、装着具10、20の両側部にリンク機構40を設けて動作させるため、安定した動作を確保することができる。
また本発明は、装着具10、20を一方側と他方側に分離することで、使用者への装着を容易に行うことができる。
本発明は、肘、膝、又は手首などの関節での動作を支援する筋力補助装置として利用できる。
本発明の一実施例における筋力補助装置の斜視図 図1のX−X線断面図成図 同筋力補助装置の要部斜視図 同筋力補助装置の機構説明図 同接続部材の要部斜視図 図5の破線枠で囲む箇所を他の方向から見た斜視図 図6に示す状態から一部の部材を取り外した状態を示す斜視図 同筋力補助装置の伸展状態を示す側面図 同筋力補助装置の屈曲状態を示す側面図
符号の説明
10 第1の装着具
20 第2の装着具
30 バネ関節
40 リンク機構
41 ロッド
42 リンク部
43 接続部材
44 回転軸
50 エアシリンダー
51 シリンダーロッド
52 ホイール
61 リニアスライダー
62 ブリッジ
65 リニアガイド
70 接続部材

Claims (8)

  1. 関節の一方の骨に沿って配置される第1の装着具と、
    前記関節の他方の骨に沿って配置される第2の装着具と、
    前記第1の装着具と前記第2の装着具とを連結する弾性関節又は多軸関節とを備え、
    使用者の肘、膝、又は手首の動作を支援する筋力補助装置であって、
    前記第1の装着具に一端を、前記第2の装着具に他端を設けて直進運動を回転運動に変換するリンク機構を有し、
    前記リンク機構の直進運動として直動駆動部を用いることを特徴とする筋力補助装置。
  2. 前記リンク機構を、複数のロッドと、隣り合う前記ロッドを回動可能に連結するリンク部と、隣り合う前記ロッドの回動角度を規制する逆ぞり規制部とにより構成することを特徴とする請求項1に記載の筋力補助装置。
  3. 少なくとも3つの前記ロッドを用い、少なくとも2つの前記リンク部を用いることを特徴とする請求項2に記載の筋力補助装置。
  4. 前記直動駆動部としてエアシリンダーを用い、前記エアシリンダーのシリンダーロッドに連結するホイールと、前記リンク機構に連結するブリッジと、前記シリンダーロッドの伸縮方向を摺動方向として配置するリニアスライダーとを有し、前記ホイールと前記ブリッジとを、前記ホイールの半径方向に変位可能に設け、前記ブリッジを前記リニアスライダーに摺動自在に設けることを特徴とする請求項1に記載の筋力補助装置。
  5. 前記リンク機構の前記他端を、接続部材を介して前記第2の装着具に設け、前記リンク機構の前記他端と前記接続部材とを、前記リンク機構の長手方向に垂直な方向に変位可能に設けることを特徴とする請求項1に記載の筋力補助装置。
  6. 前記リンク機構を、前記第1の装着具の一方の側部に設ける一方側リンク機構と、前記第1の装着具の他方の側部に設ける他方側リンク機構とより構成し、前記直動駆動部を、前記一方側リンク機構に対応する一方側直動駆動部と、前記他方側リンク機構に対応する他方側直動駆動部とより構成することを特徴とする請求項1に記載の筋力補助装置。
  7. 前記第1の装着具が、一方側第1の装着具と他方側第1の装着具とに分離し、前記第2の装着具が、一方側第2の装着具と他方側第2の装着具とに分離し、前記一方側リンク機構を前記一方側第1の装着具及び前記一方側第2の装着具に、前記他方側リンク機構を前記他方側第1の装着具及び前記他方側第2の装着具に設けることを特徴とする請求項6に記載の筋力補助装置。
  8. 前記第1の装着具が上腕に、前記第2の装着具が前腕に配置され、前記リンク機構が前記関節よりも外側に配置することを特徴とする請求項1に記載の筋力補助装置。
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