JP2009246768A - 光波長群クロスコネクト装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】損失の波長チャネル依存性が小さく、かつ最悪チャネルの損失が小さい、カラーレスAWGを用いた光波長群クロスコネクト装置を提供すること。
【解決手段】前段にM(Mは1以上の整数)個の1入力K(Kは2以上の整数)出力のカラーレスAWGと、後段にN(Nは2以上の整数)個のK入力1出力のカラーレスAWGとを備え、前段のカラーレスAWGの出力ポートと後段のカラーレスAWGの入力ポートとを接続する光接続路から構成されている。そして、前段のカラーレスAWGと後段のカラーレスAWGとは、前段のカラーレスAWGにおける中央出力ポートの透過波長と、後段のカラーレスAWGにおける中央入力ポートの透過波長が、nK+Lチャネル(nは0以上の整数、Lは1以上かつKより小さい整数)ずれるように接続されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、光波長群クロスコネクト装置に関し、より詳細には、カラーレスAWGを使用した構成の光波長群クロスコネクト装置に関する。
ブロードバンド通信サービスの普及により、光通信ネットワークの大容量化要求がますます高まっている中、多数の光波長信号を一括に伝送する光波長多重(Wavelength Division Multiplexing:WDM)伝送は、ネットワークの伝送容量を飛躍的に増大させる技術として重要である。一方、シリコン等の基板上に形成した石英系ガラス導波路によって構成された平面光波回路(Planar Lightwave Circuit:PLC)は、多様な光デバイスの基盤技術として盛んに研究開発が行われている。かかるPLC技術を利用したアレイ導波路格子(Arrayed−Waveguide Grating:AWG)は、多数の光波長を合波あるいは分波する機能を有し、熱光学光スイッチ(Thermo−Optic SWitch:TOSW)は、伝播する光信号を任意の方路に切替える機能を有している(非特許文献1参照)。AWGとTOSWを組合せて構成される光波長クロスコネクト装置やその派生である可変光アドドロップ装置(Reconfigurable Optical Add Drop Module:ROADM)は、任意の光波長を任意の方路に切替えて接続する機能を有し、WDM伝送システムにおいて重要な役割を果たしている(非特許文献2参照)。
光波長クロスコネクト装置の一形態として、カラーレスAWGを使用した光波長群クロスコネクト装置の検討がなされている。ここでカラーレスAWGとは、AWGの自由スペクトル領域を、その波長チャネル間隔の整数倍に設定し、AWGの各ポートに一定のチャネル数間隔の光波長が分波されるように設計されたAWGである。カラーレスAWGを使用した光波長群クロスコネクト装置は、複数の光波長からなる光波長群ごとの方路切り替え装置として機能し、WDM伝送システムの更なる高機能化、合理化に寄与できると考えられている。
図30はカラーレスAWGの合分波特性の例を示したものである。左図3001〜3003はカラーレスAWGの模式図であり、3001は入力ポート、3002はカラーレスAWG回路、3003は出力ポートである。本例のカラーレスAWGは入力ポート数1出力ポート数5(1×5)であり、入力ポート側から光波長多重信号を入力し各出力ポートへ分波する、あるいは各出力ポートから入力した各光波長信号を入力ポートへ合波する機能を有する。波長チャネル間隔は0.8nm(100GHz)、自由スペクトル領域は5チャネルすなわち4.0nmに設計されている。右図は本カラーレスAWGの、1550nm帯の40波長(λ1〜λ40)に対する透過スペクトルを示す。本カラーレスAWGにより、各ポートには5チャネル周期の光波長が透過するため、40の光波長は、各8波長、5グループの波長群に分波される。図31は図30のカラーレスAWGにおける、各波長チャネルの挿入損失を示したものである。カラーレスAWGは中央の出力ポートに比較し、端の出力ポートの挿入損失が1.5〜3dB大きくなる。本例の1×5カラーレスAWGでは、中央と端ポートの損失差は1.8dBである。
図32は、1×5カラーレスAWGを使用した、4方路入力4方路出力の固定型光波長群クロスコネクト装置の構成の一例を示す図である。ここで、3201〜3204は前段の1×5カラーレスAWG、3205は20入力20出力の光接続路、3206〜3209は後段の5×1カラーレスAWGである。図33は、図32の光波長群クロスコネクト装置における、前段のカラーレスAWG3201〜3204、および後段のカラーレスAWG3206〜3209での各ポートの透過波長を示したものである。ここで各透過波長λ1〜λ40は、図30において説明した1550nm帯の40波長と同一である。前段のカラーレスAWG3201〜3204と後段のカラーレスAWG3206〜3209は同一の透過波長設計であり、入出力ポートを反転させることで、前段のカラーレスAWG3201〜3204は分波回路、後段のカラーレスAWG3206〜3209は合波回路として使用している。本構成により、任意の方路から入力された光波長多重信号は、前段の1×5カラーレスAWG3201〜3204で5つの光波長群に分波され、光接続路3205において固定された方路に切替えられ、後段の5×1カラーレスAWG3206〜3209で再び光波長多重信号に合波され、各方路に出力される。
図34は、1×5カラーレスAWGを使用した、4方路入力4方路出力の可変型光波長群クロスコネクト装置の構成を示す図である。ここで、3401〜3404は前段の1×5カラーレスAWG、3405は20入力20出力(20×20)の光スイッチ、3406〜3409は後段の5×1カラーレスAWGである。図34の光波長群クロスコネクト装置における、前段のカラーレスAWG3401〜3404、および後段のカラーレスAWG3406〜3409での各ポートの透過波長は、図33と同一である。また各透過波長λ1〜λ40は、図30において説明した1550nm帯の40波長と同一である。前段のカラーレスAWG3401〜3404と後段のカラーレスAWG3406〜3409は同一の透過波長設計であり、入出力ポートを反転させることで、カラーレスAWG3401〜3404は分波回路、カラーレスAWG3406〜3409は合波回路として使用している。本構成により、任意の方路から入力された光波長多重信号は、前段の1×5カラーレスAWG3401〜3404で5つの光波長群に分波され、20×20マ光スイッチ3405において任意の方路に切替えられ、後段の5×1カラーレスAWG3406〜3409で再び光波長多重信号に合波され、各方路に出力される。
図35は、1×5カラーレスAWGを使用した、4方路入力4方路出力の可変型光波長群クロスコネクト装置の構成を示す図である。ここで、3501〜3504は前段の1×5カラーレスAWG、3505〜3509は4入力4出力(4×4)の光スイッチ、3510〜3513は後段の5×1カラーレスAWGである。図15の光波長群クロスコネクト装置における、前段のカラーレスAWG3501〜3504、および後段のカラーレスAWG3510〜3513での各ポートの透過波長は、図33と同一である。また各透過波長λ1〜λ40は、図30において説明した1550nm帯の40波長と同一である。前段のカラーレスAWG3501〜3504と後段のカラーレスAWG3510〜3513は同一の透過波長設計であり、入出力ポートを反転させることで、カラーレスAWG3501〜3504は分波回路、カラーレスAWG3510〜3513は合波回路として使用している。本構成により、任意の方路から入力された光波長多重信号は、前段の1×5カラーレスAWG3501〜3504で5つの光波長群に分波され、光波長群ごとに別の4×4光スイッチ3505〜3509において任意の方路に切替えられ、後段の5×1カラーレスAWG3510〜3513で再び光波長多重信号に合波され、各方路に出力される。
図36は、1×8カラーレスAWGを使用した、光波長群クロスコネクト装置(より詳しくは、ROADM装置のアド機能部)の構成を示す図である。ここで、3601は前段の1×8カラーレスAWG、3602〜3609は2入力1出力(2×1)の光スイッチ、3610は後段の8×1カラーレスAWG、3611は主方路入力、3612はアド方路入力、3613は主方路出力である。図37は、図36の光波長群クロスコネクト装置における、前段のカラーレスAWG3601、および後段のカラーレスAWG3610での各ポートの透過波長を示したものである。各カラーレスAWG3601、3610の波長チャネル間隔は0.8nm(100GHz)、自由スペクトル領域は8チャネルすなわち6.4nmである。ここで各透過波長λ1〜λ40は、図30において説明した1550nm帯の40波長と同一である。カラーレスAWG3601と3610は同一の透過波長設計であり、入出力ポートを反転させることで、カラーレスAWG3601は分波回路、カラーレスAWG3610は合波回路として使用している。本構成により、主方路から入力された光波長多重信号は、前段の1×8カラーレスAWG3601で8つの光波長群に分波され、光波長群ごとに別の2×1光スイッチ3602〜3609に入力する。またアド方路から入力された光波長群の信号は、それぞれ2×1光スイッチ3602〜3609に入力する。2×1光スイッチ3602〜3609において、主方路あるいはアド方路の入力が光波長群ごとに切替えられ、後段の8×1カラーレスAWG3610で再び光波長多重信号に合波され、主方路に出力される。
A.Himeno et al.,"Silica−Based Planar Lightwave Circuits" IEEE JOURNAL OF SELECTED TOPICS IN QUANTUM ELECTRONICS,1998,Vol.4,pp.913−924 郷 隆司、金子 明正、「平面光波回路(PLC)技術を用いたROADMスイッチ」、電子情報通信学会総合大会、2007年3月、BCS−1−2
上記のように、カラーレスAWGと光スイッチを組合せた光波長群クロスコネクト装置は、光波長群ごとの方路切り替え装置として機能する。しかしながら、従来の光波長群クロスコネクト装置は、カラーレスAWGにおける損失のポート依存性のために、波長チャネル間の損失が非常に不均一であるという課題があった。図38は、図32の光波長群クロスコネクト装置における、カラーレスAWG、および装置全体の挿入損失の波長チャネル依存性を示したものである。装置全体の損失の波長チャネル依存性は3.6dBであり、最悪チャネルの損失は7.6dBである。図39は、図34の光波長群クロスコネクト装置における、カラーレスAWG、光スイッチ、および装置全体の挿入損失の波長チャネル依存性を示したものである。装置全体の損失の波長チャネル依存性は3.6dBであり、最悪チャネルの損失は10.6dBである。図40は、図35の光波長群クロスコネクト装置における、カラーレスAWG、光スイッチ、および装置全体の挿入損失の波長チャネル依存性を示したものである。装置全体の損失の波長チャネル依存性は3.6dBであり、最悪チャネルの損失は9.1dBである。図41は、図36の光波長群クロスコネクト装置における、カラーレスAWG、光スイッチ、および主方路における装置全体の挿入損失の波長チャネル依存性を示したものである。装置全体の損失の波長チャネル依存性は4.2dBであり、最悪チャネルの損失は9.8dBである。
このような損失の大きな波長チャネル依存性は、本装置を用いた伝送システムの設計に制約を与える。特に光信号が多数の光波長群クロスコネクト装置を通過するようなシステム構成においては、各光波長信号の強度を均一化するための減衰調整が必要である上、損失レベルを最悪チャネルに揃えるため、実質的に装置の損失が大きくなり、伝送距離などの面で不利となるという課題があった。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、損失の波長チャネル依存性が小さく、かつ最悪チャネルの損失が小さい、カラーレスAWGを用いた光波長群クロスコネクト装置を提供することにある。
このような目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、光波長群クロスコネクト装置であって、前段にM(Mは1以上の整数)個の1入力K(Kは2以上の整数)出力の第1のアレイ導波路格子、後段にN(Nは2以上の整数)個のK入力1出力の第2のアレイ導波路格子と、前記第1のアレイ導波路格子の出力ポートと前記第2のアレイ導波路格子の入力ポートとを接続する光接続路から構成され、前記第1および第2のアレイ導波路格子は、自由スペクトル領域が波長チャネル間隔のK倍であり、かつ、各ポートに一定のチャネル数間隔の光波長が分波されるカラーレス型アレイ導波路格子であって、前記第1のアレイ導波路格子と前記第2のアレイ導波路格子とは、前記第1のアレイ導波路格子における中央出力ポートの透過波長と前記第2のアレイ導波路格子においける中央入力ポートの透過波長がnK+Lチャネル(nは0以上の整数、Lは1以上かつKより小さい整数)ずれるように接続されたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1記載の光波長群クロスコネクト装置において、前記光接続路が、M×K入力N×K出力の光スイッチであることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1記載の光波長群クロスコネクト装置において、前記光接続路が、K個のM入力N出力光スイッチから構成されていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1から請求項3までに記載の光波長群クロスコネクト装置において、前記第1のアレイ導波路格子と前記第2のアレイ導波路格子の数が等しく、M=Nであることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1から請求項3までに記載の光波長群クロスコネクト装置において、前記第1のアレイ導波路格子が1個であって、M=1であることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、光波長群クロスコネクト装置であって、前段に1個の1入力K(Kは2以上の整数)出力の第1のアレイ導波路格子、後段に1個のK入力1出力の第2のアレイ導波路格子と、前記第1のアレイ導波路格子の出力およびアド方路と前記第2のアレイ導波路格子の入力とを接続するK個の2入力1出力光スイッチから構成され、前記第1および第2のアレイ導波路格子は、自由スペクトル領域が波長チャネル間隔のK倍であり、かつ、各ポートに一定のチャネル数間隔の光波長が分波されるカラーレス型アレイ導波路格子であって、前記第1のアレイ導波路格子と前記第2のアレイ導波路格子とは、前記第1のアレイ導波路格子における中央出力ポートの透過波長と、前記第2のアレイ導波路格子における中央入力ポートの透過波長が、nK+Lチャネル(nは0以上の整数、Lは1以上かつKより小さい整数)ずれるように接続されたことを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項1から請求項6までに記載の光波長群クロスコネクト装置において、前記LがK/2に最も近い整数であることを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項1から請求項7までに記載の光波長群クロスコネクト装置において、前記アレイ導波路格子、および前記光スイッチが、石英系材料により形成された平面光波回路であることを特徴とする。
本発明の光波長群クロスコネクト装置における、後段のカラーレスAWGは、前段のカラーレスAWGとは中央ポートの透過波長を1チャネル以上ずらしたものを使用する。カラーレスAWGの周回的な特性から、中央ポートの透過波長を任意のチャネル数ずらしたとしても、全ての光波長群は、必ず何れかのポートに分波される。よってこの場合でも、前段のカラーレスAWGの出力と後段のカラーレスAWGの入力を、通過する光波長群に対応して光接続路によって接続することにより、従来の光波長群クロスコネクト装置と全く同一の機能が実現できる。しかも、ある波長群が前段のカラーレスAWGで分波される出力ポート番号と、後段のカラーレスAWGで合波される入力ポート番号が異なるため、装置全体では損失のポート依存性が平均化される。したがって、損失の波長チャネル依存性に優れ、かつ最悪チャネルの損失が小さい光波長群クロスコネクト装置が実現可能である。
尚、後段のカラーレスAWGの透過波長をずらすチャネル数は、前後段のカラーレスAWGのポート数と同一では無いことが必要である。このずらすチャネル数がカラーレスAWGのポート数と同一の場合、カラーレスAWGの周回的な特性上、任意の光波長群はずらす前と同一のポートに分波されることとなるからである。
また好ましくは、後段のカラーレスAWGの透過波長をずらすチャネル数は、前後段のカラーレスAWGのポート数の半分に最も近い整数とすることが望ましい。この場合、前段のカラーレスAWGで損失最大(最小)ポートを透過した光波長群は、後段のカラーレスAWGでは損失最小(最大)ポートを透過することになるため、装置全体での損失のポート依存性が最も平均化されるためである。
本発明によれば、損失の波長チャネル依存性が小さく、かつ最悪チャネルの損失が小さい、カラーレスAWGを用いた光波長群クロスコネクト装置を実現することができる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について詳細に説明する。
[第1の実施形態]
本発明の第1の実施形態として、固定型の光波長群クロスコネクト装置について、以下、図面を参照しながら説明する。本実施形態における固定型光波長群クロスコネクト装置は、前段および後段のカラーレスAWGと、それらを接続する固定された光接続路から構成され、ある方路から入力する光波長多重信号を、光波長群ごとに、設定された出力方路のいずれかへ出力する機能を有する。
すなわち、前段にM(Mは1以上の整数)個の1入力K(Kは2以上の整数)出力のカラーレスAWGと、後段にN(Nは2以上の整数)個のK入力1出力のカラーレスAWGとを備え、前段のカラーレスAWGの出力ポートと後段のカラーレスAWGの入力ポートとを接続する光接続路から構成されている。そして、前段のカラーレスAWGと後段のカラーレスAWGとは、前段のカラーレスAWGにおける中央出力ポートの透過波長と、後段のカラーレスAWGにおける中央入力ポートの透過波長が、nK+Lチャネル(nは0以上の整数、Lは1以上かつKより小さい整数)ずれるように接続されている。ここで、前段および後段のカラーレスAWGは石英系PLCにより、光接続路は複数の光ファイバにより実現されている。
尚、以下の例においては、特定の接続設定を有する光接続路について説明するが、これらの接続設定に本発明の技術的範囲を限定する意図はない。
実施例1−1
図1は、実施例1−1に係る光波長群クロスコネクト装置の構成を示す平面図である。本例の光波長群クロスコネクト装置は、第1の実施形態において、M=2、N=4、K=5、L=1の場合に相当する。ここで、101〜102は前段の1×5カラーレスAWG、103は光接続路、104〜107は後段の5×1カラーレスAWGである。図2は、図1の光波長群クロスコネクト装置における、前段のカラーレスAWG101〜102、および後段のカラーレスAWG104〜107の各ポートの透過波長を示したものである。各カラーレスAWG101〜102、104〜107の波長チャネル間隔は0.8nm(100GHz)、自由スペクトル領域は5チャネルすなわち4.0nmである。ここで各透過波長λ1〜λ40は、図30において説明した1550nm帯の40波長と同一である。前段のカラーレスAWGは分波回路、後段のカラーレスAWGは合波回路として機能し、後段のカラーレスAWGの中央ポート(入力ポート3)の透過波長は、前段のカラーレスAWGの中央ポート(出力ポート3)の透過波長に対して1チャネルずらしている(L=1)。
図3は、図1の光波長群クロスコネクト装置における、カラーレスAWGおよび装置全体の損失の波長チャネル依存性を示したグラフである。後段のカラーレスAWG104〜107の透過波長は前段のカラーレスAWG101〜102に対し1チャネルずらしてあるため、それぞれの損失の波長チャネル依存性も1チャネルずれた分布となっている。装置全体の損失は、前段、後段のカラーレスAWGの損失の和であるので、カラーレスAWGの損失ポート依存性が平均化される。その結果、本例における装置全体の損失の波長チャネル依存性は3.2dB、最悪チャネルの損失は7.6dBとなり、損失の波長チャネル依存性が従来よりも改善されている。
実施例1−2
図4は、実施例1−2に係る光波長群クロスコネクト装置の構成を示す平面図である。本例の光波長群クロスコネクト装置は、第1の実施形態において、M=2、N=4、K=5、L=2の場合に相当し、LがK/2に最も近い整数である。ここで、401〜402は前段の1×5カラーレスAWG、403は光接続路、404〜407は後段の5×1カラーレスAWGである。図5は、図4の光波長群クロスコネクト装置における、前段のカラーレスAWG401〜402、および後段のカラーレスAWG404〜407の各ポートの透過波長を示したものである。各カラーレスAWG401〜402、404〜407の波長チャネル間隔は0.8nm(100GHz)、自由スペクトル領域は5チャネルすなわち4.0nmである。ここで各透過波長λ1〜λ40は、図30において説明した1550nm帯の40波長と同一である。前段のカラーレスAWGは分波回路、後段のカラーレスAWGは合波回路として機能し、後段のカラーレスAWGの中央ポート(入力ポート3)の透過波長は、前段のカラーレスAWGの中央ポート(出力ポート3)の透過波長に対して2チャネルずらしている(L=2)。
図6は、図4の光波長群クロスコネクト装置における、カラーレスAWGおよび装置全体の損失の波長チャネル依存性を示したグラフである。後段のカラーレスAWG404〜407の透過波長は前段のカラーレスAWG401〜402に対し2チャネルずらしてあるため、それぞれの損失の波長チャネル依存性も2チャネルずれた分布となっている。装置全体の損失は、前段、後段のカラーレスAWGの損失の和であるので、カラーレスAWGの損失ポート依存性が平均化される。その結果、本例における装置全体の損失の波長チャネル依存性は1.3dB、最悪チャネルの損失は6.2dBとなり、ともに従来の特性よりも改善されている。
実施例1−3
図7は、実施例1−3に係る光波長群クロスコネクト装置の構成を示す平面図である。本例の光波長群クロスコネクト装置は、第1の実施形態において、M=N=4、K=5、L=1の場合に相当し、前段のカラーレスAWGと後段のカラーレスAWGの数が等しい。ここで、701〜704は前段の1×5カラーレスAWG、705は光接続路、706〜709は後段の5×1カラーレスAWGである。図7の光波長群クロスコネクト装置における、前段のカラーレスAWG701〜704、および後段のカラーレスAWG706〜709の各ポートの透過波長は、図2と同様である。各カラーレスAWG701〜704、706〜709の波長チャネル間隔は0.8nm(100GHz)、自由スペクトル領域は5チャネルすなわち4.0nmである。ここで各透過波長λ1〜λ40は、図30において説明した1550nm帯の40波長と同一である。前段のカラーレスAWGは分波回路、後段のカラーレスAWGは合波回路として機能し、後段のカラーレスAWGの中央ポート(入力ポート3)の透過波長は、前段のカラーレスAWGの中央ポート(出力ポート3)の透過波長に対して1チャネルずらしている(L=1)。
図7の光波長群クロスコネクト装置における、カラーレスAWGおよび装置全体の損失の波長チャネル依存性を示したグラフは図3と同様となる。後段のカラーレスAWG706〜709の透過波長は前段のカラーレスAWG701〜704に対し1チャネルずらしてあるため、それぞれの損失の波長チャネル依存性も1チャネルずれた分布となっている。装置全体の損失は、前段、後段のカラーレスAWGの損失の和であるので、カラーレスAWGの損失ポート依存性が平均化される。その結果、本例における装置全体の損失の波長チャネル依存性は3.2dB、最悪チャネルの損失は7.6dBとなり、損失の波長チャネル依存性が従来よりも改善されている。
実施例1−4
図8は、実施例1−4に係る光波長群クロスコネクト装置の構成を示す平面図である。本例の光波長群クロスコネクト装置は、第1の実施形態において、M=N=4、K=5、L=2の場合に相当し、前段のカラーレスAWGと後段のカラーレスAWGの数が等しく、LがK/2に最も近い整数である。ここで、801〜804は前段の1×5カラーレスAWG、805は光接続路、806〜809は後段の5×1カラーレスAWGである。図8の光波長群クロスコネクト装置における、前段のカラーレスAWG801〜804、および後段のカラーレスAWG806〜809の各ポートの透過波長は、図5と同様である。各カラーレスAWG801〜804、806〜809の波長チャネル間隔は0.8nm(100GHz)、自由スペクトル領域は5チャネルすなわち4.0nmである。ここで各透過波長λ1〜λ40は、図30において説明した1550nm帯の40波長と同一である。前段のカラーレスAWGは分波回路、後段のカラーレスAWGは合波回路として機能し、後段のカラーレスAWGの中央ポート(入力ポート3)の透過波長は、前段のカラーレスAWGの中央ポート(出力ポート3)の透過波長に対して2チャネルずらしている(L=2)。
図8の光波長群クロスコネクト装置における、カラーレスAWGおよび装置全体の損失の波長チャネル依存性を示したグラフは図6と同様となる。後段のカラーレスAWG806〜809の透過波長は前段のカラーレスAWG801〜804に対し2チャネルずらしてあるため、それぞれの損失の波長チャネル依存性も2チャネルずれた分布となっている。装置全体の損失は、前段、後段のカラーレスAWGの損失の和であるので、カラーレスAWGの損失ポート依存性が平均化される。その結果、本例における装置全体の損失の波長チャネル依存性は1.3dB、最悪チャネルの損失は6.2dBとなり、ともに従来の特性よりも改善されている。
実施例1−5
図9は、実施例1−5に係る光波長群クロスコネクト装置の構成を示す平面図である。本例の光波長群クロスコネクト装置は、第1の実施形態において、M=1、N=4、K=5、L=1の場合に相当し、前段のカラーレスAWGが1個である。ここで、901は前段の1×5カラーレスAWG、902は光接続路、903〜906は後段の5×1カラーレスAWGである。図9の光波長群クロスコネクト装置における、前段のカラーレスAWG901、および後段のカラーレスAWG903〜906の各ポートの透過波長は、図2と同様である。各カラーレスAWG901、903〜906の波長チャネル間隔は0.8nm(100GHz)、自由スペクトル領域は5チャネルすなわち4.0nmである。ここで各透過波長λ1〜λ40は、図30において説明した1550nm帯の40波長と同一である。前段のカラーレスAWGは分波回路、後段のカラーレスAWGは合波回路として機能し、後段のカラーレスAWGの中央ポート(入力ポート3)の透過波長は、前段のカラーレスAWGの中央ポート(出力ポート3)の透過波長に対して1チャネルずらしている(L=1)。
図9の光波長群クロスコネクト装置における、カラーレスAWGおよび装置全体の損失の波長チャネル依存性を示したグラフは図3と同様となる。後段のカラーレスAWG903〜906の透過波長は前段のカラーレスAWG901に対し1チャネルずらしてあるため、それぞれの損失の波長チャネル依存性も1チャネルずれた分布となっている。装置全体の損失は、前段、後段のカラーレスAWGの損失の和であるので、カラーレスAWGの損失ポート依存性が平均化される。その結果、本例における装置全体の損失の波長チャネル依存性は3.2dB、最悪チャネルの損失は7.6dBとなり、損失の波長チャネル依存性が従来よりも改善されている。
実施例1−6
図10は、実施例1−6に係る光波長群クロスコネクト装置の構成を示す平面図である。本例の光波長群クロスコネクト装置は、第1の実施形態において、M=1、N=4、K=5、L=2の場合に相当し、前段のカラーレスAWGが1個であり、LがK/2に最も近い整数である。ここで、1001は前段の1×5カラーレスAWG、1002は光接続路、1003〜1006は後段の5×1カラーレスAWGである。図10の光波長群クロスコネクト装置における、前段のカラーレスAWG1001、および後段のカラーレスAWG1003〜1006の各ポートの透過波長は、図5と同様である。各カラーレスAWG1001、1003〜1006の波長チャネル間隔は0.8nm(100GHz)、自由スペクトル領域は5チャネルすなわち4.0nmである。ここで各透過波長λ1〜λ40は、図30において説明した1550nm帯の40波長と同一である。前段のカラーレスAWGは分波回路、後段のカラーレスAWGは合波回路として機能し、後段のカラーレスAWGの中央ポート(入力ポート3)の透過波長は、前段のカラーレスAWGの中央ポート(出力ポート3)の透過波長に対して2チャネルずらしている(L=2)。
図10の光波長群クロスコネクト装置における、カラーレスAWGおよび装置全体の損失の波長チャネル依存性を示したグラフは図6と同様となる。後段のカラーレスAWG1003〜1006の透過波長は前段のカラーレスAWG1001に対し2チャネルずらしてあるため、それぞれの損失の波長チャネル依存性も2チャネルずれた分布となっている。装置全体の損失は、前段、後段のカラーレスAWGの損失の和であるので、カラーレスAWGの損失ポート依存性が平均化される。その結果、本例における装置全体の損失の波長チャネル依存性は1.3dB、最悪チャネルの損失は6.2dBとなり、ともに従来の特性よりも改善されている。
[第2の実施形態]
本発明の第2の実施形態として、可変型の光波長群クロスコネクト装置について、以下、図面を参照しながら説明する。本実施形態における可変型光波長群クロスコネクト装置は、前段および後段のカラーレスAWGと、それらを接続する光スイッチから構成され、ある方路から入力する光波長多重信号を、光波長群ごとに、任意の出力方路のいずれかへ切替えて出力する機能を有する。
すなわち、前段にM(Mは1以上の整数)個の1入力K(Kは2以上の整数)出力のカラーレスAWGと、後段にN(Nは2以上の整数)個のK入力1出力のカラーレスAWGとを備え、前段のカラーレスAWGの出力ポートと後段のカラーレスAWGの入力ポートとを接続するM×K入力N×K出力の光スイッチから構成されている。そして、前段のカラーレスAWGと後段のカラーレスAWGとは、前段のカラーレスAWGにおける中央出力ポートの透過波長と、後段のカラーレスAWGにおける中央入力ポートの透過波長が、nK+Lチャネル(nは0以上の整数、Lは1以上かつKより小さい整数)ずれるように接続されている。ここで、前段および後段のカラーレスAWGは石英系PLCにより実現されており、光スイッチは石英系PLCによるTOSWを集積して実現されている。
実施例2−1
図11は、実施例2−1に係る光波長群クロスコネクト装置の構成を示す平面図である。本例の光波長群クロスコネクト装置は、第2の実施形態において、M=2、N=4、K=5、L=1の場合に相当する。ここで、1101〜1102は前段の1×5カラーレスAWG、1103は10入力20出力(10×20)光スイッチ、1104〜1107は後段の5×1カラーレスAWGである。図11の光波長群クロスコネクト装置における、前段のカラーレスAWG1101〜1102、および後段のカラーレスAWG1104〜1107の各ポートの透過波長は、図2と同様である。各カラーレスAWG1101〜1102、1104〜1107の波長チャネル間隔は0.8nm(100GHz)、自由スペクトル領域は5チャネルすなわち4.0nmである。ここで各透過波長λ1〜λ40は、図30において説明した1550nm帯の40波長と同一である。前段のカラーレスAWGは分波回路、後段のカラーレスAWGは合波回路として機能し、後段のカラーレスAWGの中央ポート(入力ポート3)の透過波長は、前段のカラーレスAWGの中央ポート(出力ポート3)の透過波長に対して1チャネルずらしている(L=1)。
図12は、図11の光波長群クロスコネクト装置における、カラーレスAWG、光スイッチ、および装置全体の損失の波長チャネル依存性を示したグラフである。後段のカラーレスAWG1104〜1107の透過波長は前段のカラーレスAWG1101〜1102に対し1チャネルずらしてあるため、それぞれの損失の波長チャネル依存性も1チャネルずれた分布となっている。光スイッチの損失に波長チャネル依存性は無い。装置全体の損失は、前段のカラーレスAWG、後段のカラーレスAWG、および光スイッチの損失の和であるので、カラーレスAWGの損失ポート依存性が平均化される。その結果、本例における装置全体の損失の波長チャネル依存性は3.2dB、最悪チャネルの損失は10.6dBとなり、損失の波長チャネル依存性が従来よりも改善されている。
実施例2−2
実施例2−2に係る光波長群クロスコネクト装置の構成は、図11と同様である。本例の光波長群クロスコネクト装置は、第2の実施形態において、M=2、N=4、K=5、L=2の場合に相当し、LがK/2に最も近い整数である。本例の光波長群クロスコネクト装置における、前段のカラーレスAWG1101〜1102、および後段のカラーレスAWG1104〜1107の各ポートの透過波長は、図5と同様である。各カラーレスAWG1101〜1102、1104〜1107の波長チャネル間隔は0.8nm(100GHz)、自由スペクトル領域は5チャネルすなわち4.0nmである。ここで各透過波長λ1〜λ40は、図30において説明した1550nm帯の40波長と同一である。前段のカラーレスAWGは分波回路、後段のカラーレスAWGは合波回路として機能し、後段のカラーレスAWGの中央ポート(入力ポート3)の透過波長は、前段のカラーレスAWGの中央ポート(出力ポート3)の透過波長に対して2チャネルずらしている(L=2)。
図13は、本例の光波長群クロスコネクト装置における、カラーレスAWG、光スイッチ、および装置全体の損失の波長チャネル依存性を示したグラフである。後段のカラーレスAWG1104〜1107の透過波長は前段のカラーレスAWG1101〜1102に対し2チャネルずらしてあるため、それぞれの損失の波長チャネル依存性も2チャネルずれた分布となっている。光スイッチの損失に波長チャネル依存性は無い。装置全体の損失は、前段のカラーレスAWG、後段のカラーレスAWG、および光スイッチの損失の和であるので、カラーレスAWGの損失ポート依存性が平均化される。その結果、本例における装置全体の損失の波長チャネル依存性は1.3dB、最悪チャネルの損失は9.2dBとなり、ともに従来の特性よりも改善されている。
実施例2−3
図14は、実施例2−3に係る光波長群クロスコネクト装置の構成を示す平面図である。本例の光波長群クロスコネクト装置は、第2の実施形態においてM=N=4、K=5、L=1の場合に相当し、前段のカラーレスAWGと後段のカラーレスAWGの数が等しい。ここで、1401〜1404は前段の1×5カラーレスAWG、1405は20×20光スイッチ、1406〜1409は後段の5×1カラーレスAWGである。図14の光波長群クロスコネクト装置における、前段のカラーレスAWG1401〜1404、および後段のカラーレスAWG1406〜1409の各ポートの透過波長は、図2と同様である。各カラーレスAWG1401〜1404、1406〜1409の波長チャネル間隔は0.8nm(100GHz)、自由スペクトル領域は5チャネルすなわち4.0nmである。ここで各透過波長λ1〜λ40は、図30において説明した1550nm帯の40波長と同一である。前段のカラーレスAWGは分波回路、後段のカラーレスAWGは合波回路として機能し、後段のカラーレスAWGの中央ポート(入力ポート3)の透過波長は、前段のカラーレスAWGの中央ポート(出力ポート3)の透過波長に対して1チャネルずらしている(L=1)。
図14の光波長群クロスコネクト装置における、カラーレスAWG、光スイッチ、および装置全体の損失の波長チャネル依存性を示したグラフは、図12と同様である。後段のカラーレスAWG1406〜1409の透過波長は前段のカラーレスAWG1401〜1404に対し1チャネルずらしてあるため、それぞれの損失の波長チャネル依存性も1チャネルずれた分布となっている。光スイッチの損失に波長チャネル依存性は無い。装置全体の損失は、前段のカラーレスAWG、後段のカラーレスAWG、および光スイッチの損失の和であるので、カラーレスAWGの損失ポート依存性が平均化される。その結果、本例における装置全体の損失の波長チャネル依存性は3.2dB、最悪チャネルの損失は10.6dBとなり、損失の波長チャネル依存性が従来よりも改善されている。
実施例2−4
実施例2−4に係る光波長群クロスコネクト装置の構成は、図14と同様である。本例の光波長群クロスコネクト装置は、第2の実施形態において、M=2、N=4、K=5、L=2の場合に相当し、前段のカラーレスAWGと後段のカラーレスAWGの数が等しく、LがK/2に最も近い整数である。本例の光波長群クロスコネクト装置における、前段のカラーレスAWG1401〜1404、および後段のカラーレスAWG1406〜1409の各ポートの透過波長は、図5と同様である。各カラーレスAWG1401〜1404、1406〜1409の波長チャネル間隔は0.8nm(100GHz)、自由スペクトル領域は5チャネルすなわち4.0nmである。ここで各透過波長λ1〜λ40は、図30において説明した1550nm帯の40波長と同一である。前段のカラーレスAWGは分波回路、後段のカラーレスAWGは合波回路として機能し、後段のカラーレスAWGの中央ポート(入力ポート3)の透過波長は、前段のカラーレスAWGの中央ポート(出力ポート3)の透過波長に対して2チャネルずらしている(L=2)。
本例の光波長群クロスコネクト装置における、カラーレスAWG、光スイッチ、および装置全体の損失の波長チャネル依存性を示したグラフは、図13と同様である。後段のカラーレスAWG1406〜1409の透過波長は前段のカラーレスAWG1401〜1404に対し2チャネルずらしてあるため、それぞれの損失の波長チャネル依存性も2チャネルずれた分布となっている。光スイッチの損失に波長チャネル依存性は無い。装置全体の損失は、前段のカラーレスAWG、後段のカラーレスAWG、および光スイッチの損失の和であるので、カラーレスAWGの損失ポート依存性が平均化される。その結果、本例における装置全体の損失の波長チャネル依存性は1.3dB、最悪チャネルの損失は9.2dBとなり、ともに従来の特性よりも改善されている。
実施例2−5
図15は、実施例2−5に係る光波長群クロスコネクト装置の構成を示す平面図である。本例の光波長群クロスコネクト装置は、第2の実施形態において、M=1、N=4、K=5、L=1の場合に相当し、前段のカラーレスAWGが1個である。ここで、1501は前段の1×5カラーレスAWG、1502は5×20光スイッチ、1503〜1506は後段の5×1カラーレスAWGである。図15の光波長群クロスコネクト装置における、前段のカラーレスAWG1501、および後段のカラーレスAWG1503〜1506の各ポートの透過波長は、図2と同様である。各カラーレスAWG1501、1503〜1506の波長チャネル間隔は0.8nm(100GHz)、自由スペクトル領域は5チャネルすなわち4.0nmである。ここで各透過波長λ1〜λ40は、図30において説明した1550nm帯の40波長と同一である。前段のカラーレスAWGは分波回路、後段のカラーレスAWGは合波回路として機能し、後段のカラーレスAWGの中央ポート(入力ポート3)の透過波長は、前段のカラーレスAWGの中央ポート(出力ポート3)の透過波長に対して1チャネルずらしている(L=1)。
図15の光波長群クロスコネクト装置における、カラーレスAWG、光スイッチ、および装置全体の損失の波長チャネル依存性を示したグラフは、図12と同様である。後段のカラーレスAWG1503〜1506の透過波長は前段のカラーレスAWG1501に対し1チャネルずらしてあるため、それぞれの損失の波長チャネル依存性も1チャネルずれた分布となっている。光スイッチの損失に波長チャネル依存性は無い。装置全体の損失は、前段のカラーレスAWG、後段のカラーレスAWG、および光スイッチの損失の和であるので、カラーレスAWGの損失ポート依存性が平均化される。その結果、本例における装置全体の損失の波長チャネル依存性は3.2dB、最悪チャネルの損失は10.6dBとなり、損失の波長チャネル依存性が従来よりも改善されている。
実施例2−6
実施例2−6に係る光波長群クロスコネクト装置の構成は、図15と同様である。本例の光波長群クロスコネクト装置は、第2の実施形態において、N=4、K=5、L=2の場合に相当し、前段のカラーレスAWGが1個で、LがK/2に最も近い整数である。本例の光波長群クロスコネクト装置における、前段のカラーレスAWG1501、および後段のカラーレスAWG1503〜1506の各ポートの透過波長は、図5と同様である。各カラーレスAWG1501、1503〜1506の波長チャネル間隔は0.8nm(100GHz)、自由スペクトル領域は5チャネルすなわち4.0nmである。ここで各透過波長λ1〜λ40は、図30において説明した1550nm帯の40波長と同一である。前段のカラーレスAWGは分波回路、後段のカラーレスAWGは合波回路として機能し、後段のカラーレスAWGの中央ポート(入力ポート3)の透過波長は、前段のカラーレスAWGの中央ポート(出力ポート3)の透過波長に対して2チャネルずらしている(L=2)。
本例の光波長群クロスコネクト装置における、カラーレスAWG、光スイッチ、および装置全体の損失の波長チャネル依存性を示したグラフは、図13と同様である。後段のカラーレスAWG1503〜1506の透過波長は前段のカラーレスAWG1501に対し2チャネルずらしてあるため、それぞれの損失の波長チャネル依存性も2チャネルずれた分布となっている。光スイッチの損失に波長チャネル依存性は無い。装置全体の損失は、前段のカラーレスAWG、後段のカラーレスAWG、および光スイッチの損失の和であるので、カラーレスAWGの損失ポート依存性が平均化される。その結果、本例における装置全体の損失の波長チャネル依存性は1.3dB、最悪チャネルの損失は9.2dBとなり、ともに従来の特性よりも改善されている。
[第3の実施形態]
本発明の第3の実施形態として、可変型の光波長群クロスコネクト装置の他例について、以下、図面を参照しながら説明する。本実施形態における可変型光波長群クロスコネクト装置は、前段および後段のカラーレスAWGと、それらを接続する複数の光スイッチから構成され、ある方路から入力する光波長多重信号を、光波長群ごとに、任意の出力方路のいずれかへ切替えて出力する機能を有する。
すなわち、前段にM(Mは1以上の整数)個の1入力K(Kは2以上の整数)出力のカラーレスAWGと、後段にN(Nは2以上の整数)個のK入力1出力のカラーレスAWGとを備え、前段のカラーレスAWGの出力ポートと後段のカラーレスAWGの入力ポートとを接続するM個のK入力N×K出力の光スイッチから構成されている。そして、前段のカラーレスAWGと後段のカラーレスAWGとは、前段のカラーレスAWGにおける中央出力ポートの透過波長と、後段のカラーレスAWGにおける中央入力ポートの透過波長が、nK+Lチャネル(nは0以上の整数、Lは1以上かつKより小さい整数)ずれるように接続されている。ここで、前段および後段のカラーレスAWGは石英系PLCにより実現されており、光スイッチは石英系PLCによるTOSWを集積して実現されている。
実施例3−1
図16は、実施例3−1に係る光波長群クロスコネクト装置の構成を示す平面図である。本例の光波長群クロスコネクト装置は、第3の実施形態において、M=2、N=4、K=5、L=1の場合に相当する。ここで、1601〜1602は前段の1×5カラーレスAWG、1603〜1607は2×4光スイッチ、1608〜1611は後段の5×1カラーレスAWGである。図16の光波長群クロスコネクト装置における、前段のカラーレスAWG1601〜1602、および後段のカラーレスAWG1608〜1611の各ポートの透過波長は、図2と同様である。各カラーレスAWG1601〜1602、1608〜1611の波長チャネル間隔は0.8nm(100GHz)、自由スペクトル領域は5チャネルすなわち4.0nmである。ここで各透過波長λ1〜λ40は、図30において説明した1550nm帯の40波長と同一である。前段のカラーレスAWGは分波回路、後段のカラーレスAWGは合波回路として機能し、後段のカラーレスAWGの中央ポート(入力ポート3)の透過波長は、前段のカラーレスAWGの中央ポート(出力ポート3)の透過波長に対して1チャネルずらしている(L=1)。
図17は、図16の光波長群クロスコネクト装置における、カラーレスAWG、光スイッチ、および装置全体の損失の波長チャネル依存性を示したグラフである。後段のカラーレスAWG1608〜1611の透過波長は前段のカラーレスAWG1601〜1602に対し1チャネルずらしてあるため、それぞれの損失の波長チャネル依存性も1チャネルずれた分布となっている。光スイッチの損失に波長チャネル依存性は無い。装置全体の損失は、前段のカラーレスAWG、後段のカラーレスAWG、および光スイッチの損失の和であるので、カラーレスAWGの損失ポート依存性が平均化される。その結果、本例における装置全体の損失の波長チャネル依存性は3.2dB、最悪チャネルの損失は9.1dBとなり、損失の波長チャネル依存性が従来よりも改善されている。
実施例3−2
図18は、実施例3−2に係る光波長群クロスコネクト装置の構成を示す平面図である。本例の光波長群クロスコネクト装置は、第3の実施形態において、M=2、N=4、K=5、L=1の場合に相当し、LがK/2に最も近い整数である。ここで、1801〜1802は前段の1×5カラーレスAWG、1803〜1807は2×4光スイッチ、1808〜1811は後段の5×1カラーレスAWGである。図18の光波長群クロスコネクト装置における、前段のカラーレスAWG1801〜1802、および後段のカラーレスAWG1808〜1811の各ポートの透過波長は、図5と同様である。各カラーレスAWG1801〜1802、1808〜1811の波長チャネル間隔は0.8nm(100GHz)、自由スペクトル領域は5チャネルすなわち4.0nmである。ここで各透過波長λ1〜λ40は、図30において説明した1550nm帯の40波長と同一である。前段のカラーレスAWGは分波回路、後段のカラーレスAWGは合波回路として機能し、後段のカラーレスAWGの中央ポート(入力ポート3)の透過波長は、前段のカラーレスAWGの中央ポート(出力ポート3)の透過波長に対して2チャネルずらしている(L=2)。
図19は、図18の光波長群クロスコネクト装置における、カラーレスAWG、光スイッチ、および装置全体の損失の波長チャネル依存性を示したグラフである。後段のカラーレスAWG1808〜1811の透過波長は前段のカラーレスAWG1801〜1802に対し2チャネルずらしてあるため、それぞれの損失の波長チャネル依存性も2チャネルずれた分布となっている。光スイッチの損失に波長チャネル依存性は無い。装置全体の損失は、前段のカラーレスAWG、後段のカラーレスAWG、および光スイッチの損失の和であるので、カラーレスAWGの損失ポート依存性が平均化される。その結果、本例における装置全体の損失の波長チャネル依存性は1.3dB、最悪チャネルの損失は7.7dBとなり、ともに従来の特性よりも改善されている。
実施例3−3
図20は、実施例3−3に係る光波長群クロスコネクト装置の構成を示す平面図である。本例の光波長群クロスコネクト装置は、第3の実施形態においてM=N=4、K=5、L=1の場合に相当し、前段のカラーレスAWGと後段のカラーレスAWGの数が等しい。ここで、2001〜2004は前段の1×5カラーレスAWG、2005〜2009は2×4光スイッチ、2010〜2013は後段の5×1カラーレスAWGである。図20の光波長群クロスコネクト装置における、前段のカラーレスAWG2001〜2004、および後段のカラーレスAWG2010〜2013の各ポートの透過波長は、図2と同様である。各カラーレスAWG2001〜2004、2010〜2013の波長チャネル間隔は0.8nm(100GHz)、自由スペクトル領域は5チャネルすなわち4.0nmである。ここで各透過波長λ1〜λ40は、図30において説明した1550nm帯の40波長と同一である。前段のカラーレスAWGは分波回路、後段のカラーレスAWGは合波回路として機能し、後段のカラーレスAWGの中央ポート(入力ポート3)の透過波長は、前段のカラーレスAWGの中央ポート(出力ポート3)の透過波長に対して1チャネルずらしている(L=1)。
図20の光波長群クロスコネクト装置における、カラーレスAWG、光スイッチ、および装置全体の損失の波長チャネル依存性を示したグラフは、図17と同様である。後段のカラーレスAWG2010〜2013の透過波長は前段のカラーレスAWG2001〜2004に対し1チャネルずらしてあるため、それぞれの損失の波長チャネル依存性も1チャネルずれた分布となっている。光スイッチの損失に波長チャネル依存性は無い。装置全体の損失は、前段のカラーレスAWG、後段のカラーレスAWG、および光スイッチの損失の和であるので、カラーレスAWGの損失ポート依存性が平均化される。その結果、本例における装置全体の損失の波長チャネル依存性は3.2dB、最悪チャネルの損失は9.1dBとなり、損失の波長チャネル依存性が従来よりも改善されている。
実施例3−4
図21は、実施例3−4に係る光波長群クロスコネクト装置の構成を示す平面図である。本例の光波長群クロスコネクト装置は、第3の実施形態において、M=N=4、K=5、L=1の場合に相当し、前段のカラーレスAWGと後段のカラーレAWGの数が等しく、LがK/2に最も近い整数である。ここで、2101〜2104は前段の1×5カラーレスAWG、2105〜2109は2×4光スイッチ、2110〜2113は後段の5×1カラーレスAWGである。図21の光波長群クロスコネクト装置における、前段のカラーレスAWG2101〜2104、および後段のカラーレスAWG2110〜2113の各ポートの透過波長は、図5と同様である。各カラーレスAWG2101〜2104、2110〜2113の波長チャネル間隔は0.8nm(100GHz)、自由スペクトル領域は5チャネルすなわち4.0nmである。ここで各透過波長λ1〜λ40は、図30において説明した1550nm帯の40波長と同一である。前段のカラーレスAWGは分波回路、後段のカラーレスAWGは合波回路として機能し、後段のカラーレスAWGの中央ポート(入力ポート3)の透過波長は、前段のカラーレスAWGの中央ポート(出力ポート3)の透過波長に対して2チャネルずらしている(L=2)。
図21の光波長群クロスコネクト装置における、カラーレスAWG、光スイッチ、および装置全体の損失の波長チャネル依存性を示したグラフは、図19と同様である。後段のカラーレスAWG2110〜2113の透過波長は前段のカラーレスAWG2101〜2104に対し2チャネルずらしてあるため、それぞれの損失の波長チャネル依存性も2チャネルずれた分布となっている。光スイッチの損失に波長チャネル依存性は無い。装置全体の損失は、前段のカラーレスAWG、後段のカラーレスAWG、および光スイッチの損失の和であるので、カラーレスAWGの損失ポート依存性が平均化される。その結果、本例における装置全体の損失の波長チャネル依存性は1.3dB、最悪チャネルの損失は7.7dBとなり、ともに従来の特性よりも改善されている。
実施例3−5
図22は、実施例3−5に係る光波長群クロスコネクト装置の構成を示す平面図である。本例の光波長群クロスコネクト装置は、第3の実施形態において、N=4、K=5、L=1の場合に相当し、前段のカラーレスAWGが1個である。ここで、2201は前段の1×5カラーレスAWG、2202〜2206は2×4光スイッチ、2207〜2210は後段の5×1カラーレスAWGである。図20の光波長群クロスコネクト装置における、前段のカラーレスAWG2201、および後段のカラーレスAWG2207〜2210の各ポートの透過波長は、図2と同様である。各カラーレスAWG2201、2207〜2210の波長チャネル間隔は0.8nm(100GHz)、自由スペクトル領域は5チャネルすなわち4.0nmである。ここで各透過波長λ1〜λ40は、図30において説明した1550nm帯の40波長と同一である。前段のカラーレスAWGは分波回路、後段のカラーレスAWGは合波回路として機能し、後段のカラーレスAWGの中央ポート(入力ポート3)の透過波長は、前段のカラーレスAWGの中央ポート(出力ポート3)の透過波長に対して1チャネルずらしている(L=1)。
図22の光波長群クロスコネクト装置における、カラーレスAWG、光スイッチ、および装置全体の損失の波長チャネル依存性を示したグラフは、図17と同様である。後段のカラーレスAWG2207〜2210の透過波長は前段のカラーレスAWG2201に対し1チャネルずらしてあるため、それぞれの損失の波長チャネル依存性も1チャネルずれた分布となっている。光スイッチの損失に波長チャネル依存性は無い。装置全体の損失は、前段のカラーレスAWG、後段のカラーレスAWG、および光スイッチの損失の和であるので、カラーレスAWGの損失ポート依存性が平均化される。その結果、本例における装置全体の損失の波長チャネル依存性は3.2dB、最悪チャネルの損失は9.1dBとなり、損失の波長チャネル依存性が従来よりも改善されている。
実施例3−6
図23は、実施例3−6に係る光波長群クロスコネクト装置の構成を示す平面図である。本例の光波長群クロスコネクト装置は、第3の実施形態において、M=1、N=4、K=5、L=1の場合に相当し、前段のカラーレスAWGが1個であり、LがK/2に最も近い整数である。ここで、2301は前段の1×5カラーレスAWG、2302〜2306は2×4光スイッチ、2307〜2310は後段の5×1カラーレスAWGである。図23光波長群クロスコネクト装置における、前段のカラーレスAWG2301、および後段のカラーレスAWG2307〜2310の各ポートの透過波長は、図5と同様である。各カラーレスAWG2301、2307〜2310の波長チャネル間隔は0.8nm(100GHz)、自由スペクトル領域は5チャネルすなわち4.0nmである。ここで各透過波長λ1〜λ40は、図30において説明した1550nm帯の40波長と同一である。前段のカラーレスAWGは分波回路、後段のカラーレスAWGは合波回路として機能し、後段のカラーレスAWGの中央ポート(入力ポート3)の透過波長は、前段のカラーレスAWGの中央ポート(出力ポート3)の透過波長に対して2チャネルずらしている(L=2)。
図23の光波長群クロスコネクト装置における、カラーレスAWG、光スイッチ、および装置全体の損失の波長チャネル依存性を示したグラフは、図19と同様である。後段のカラーレスAWG2307〜2310の透過波長は前段のカラーレスAWG2301に対し2チャネルずらしてあるため、それぞれの損失の波長チャネル依存性も2チャネルずれた分布となっている。光スイッチの損失に波長チャネル依存性は無い。装置全体の損失は、前段のカラーレスAWG、後段のカラーレスAWG、および光スイッチの損失の和であるので、カラーレスAWGの損失ポート依存性が平均化される。その結果、本例における装置全体の損失の波長チャネル依存性は1.3dB、最悪チャネルの損失は7.7dBとなり、ともに従来の特性よりも改善されている。
[第4の実施形態]
本発明の第4の実施形態として、可変型の光波長群クロスコネクト装置(詳しくは光波長群ROADM装置のアド機能部)について、以下、図面を参照しながら説明する。本実施形態における光波長群クロスコネクト装置は、前段および後段のカラーレスAWGと、それらを接続する複数の光スイッチから構成され、光波長群ごとに、前段のカラーレスAWGに接続された主方路から入力する光波長多重信号、または複数の光スイッチに直接接続されたアド方路から入力する光波長群の信号のいずれかを、後段のカラーレスAWGの出力ポートである主方路へ出力する機能を有する。
すなわち、前段に1個の1入力K(Kは2以上の整数)出力のカラーレスAWGと、後段に1個のK入力1出力のカラーレスAWGとを備え、前段のカラーレスAWGの出力ポートおよびアド方路と後段のカラーレスAWGの入力ポートとを接続するK個の2入力1出力の光スイッチから構成されている。そして、前段のカラーレスAWGと後段のカラーレスAWGとは、前段のカラーレスAWGにおける中央出力ポートの透過波長と、後段のカラーレスAWGにおける中央入力ポートの透過波長が、nK+Lチャネル(nは0以上の整数、Lは1以上かつKより小さい整数)ずれるように接続されている。ここで、前段および後段のカラーレスAWGは石英系PLCにより実現されており、光スイッチは石英系PLCによるTOSWを集積して実現されている。
実施例4−1
図24は、実施例4−1に係る光波長群クロスコネクト装置の構成を示す平面図である。本例の光波長群クロスコネクト装置は、第4の実施形態においてK=8、L=2の場合に相当する。ここで、2401は前段の1×8カラーレスAWG、2402〜2409は2×1光スイッチ、2410は後段の8×1カラーレスAWG、2411は主方路入力、2412はアド方路入力、2413は主方路出力である。図25は、図24の光波長群クロスコネクト装置における、前段のカラーレスAWG2401、および後段のカラーレスAWG2410の各ポートの透過波長を示した図である。各カラーレスAWG2401、2410の波長チャネル間隔は0.8nm(100GHz)、自由スペクトル領域は8チャネルすなわち6.4nmである。ここで各透過波長λ1〜λ40は、図30において説明した1550nm帯の40波長と同一である。前段のカラーレスAWGは分波回路、後段のカラーレスAWGは合波回路として機能し、後段のカラーレスAWGの中央ポート(入力ポート5)の透過波長は、前段のカラーレスAWGの中央ポート(出力ポート5)の透過波長に対して2チャネルずらしている(L=2)。
図26は、図25の光波長群クロスコネクト装置における、カラーレスAWG、光スイッチ、および主方路における装置全体の損失の波長チャネル依存性を示したグラフである。後段のカラーレスAWG2410の透過波長は前段のカラーレスAWG2401に対し2チャネルずらしてあるため、それぞれの損失の波長チャネル依存性も2チャネルずれた分布となっている。光スイッチの損失に波長チャネル依存性は無い。装置全体の損失は、前段のカラーレスAWG、後段のカラーレスAWG、および光スイッチの損失の和であるので、カラーレスAWGの損失ポート依存性が平均化される。その結果、本例の主方路における装置全体の損失の波長チャネル依存性は2.8dB、最悪チャネルの損失は8.7dBとなり、ともに従来の特性よりも改善されている。
実施例4−2
図27は、実施例4−2に係る光波長群クロスコネクト装置の構成を示す平面図である。本例の光波長群クロスコネクト装置は、第4の実施形態においてK=8、L=4の場合に相当し、LがK/2に最も近い整数である。ここで、2701は前段の1×8カラーレスAWG、2702〜2709は2×1光スイッチ、2710は後段の8×1カラーレスAWG、2711は主方路入力、2712はアド方路入力、2713は主方路出力である。図28は、図27の光波長群クロスコネクト装置における、前段のカラーレスAWG2701、および後段のカラーレスAWG2710の各ポートの透過波長を示した図である。各カラーレスAWG2701、2710の波長チャネル間隔は0.8nm(100GHz)、自由スペクトル領域は8チャネルすなわち6.4nmである。ここで各透過波長λ1〜λ40は、図30において説明した1550nm帯の40波長と同一である。前段のカラーレスAWGは分波回路、後段のカラーレスAWGは合波回路として機能し、後段のカラーレスAWGの中央ポート(入力ポート5)の透過波長は、前段のカラーレスAWGの中央ポート(出力ポート5)の透過波長に対して4チャネルずらしている(L=4)。
図29は、図27の光波長群クロスコネクト装置における、カラーレスAWG、光スイッチ、および主方路における装置全体の損失の波長チャネル依存性を示したグラフである。後段のカラーレスAWG2710の透過波長は前段のカラーレスAWG2701に対し4チャネルずらしてあるため、それぞれの損失の波長チャネル依存性も4チャネルずれた分布となっている。光スイッチの損失に波長チャネル依存性は無い。装置全体の損失は、前段のカラーレスAWG、後段のカラーレスAWG、および光スイッチの損失の和であるので、カラーレスAWGの損失ポート依存性が平均化される。その結果、本例の主方路における装置全体の損失の波長チャネル依存性は0.7dB、最悪チャネルの損失は7.7dBとなり、ともに従来の特性よりも改善されている。
以上4つの実施の形態から、本発明により、損失の波長チャネル依存性に優れ、かつ最悪チャネルの損失が小さい、カラーレスAWGを用いた光波長群クロスコネクト装置を得ることが可能である。
全ての実施の形態では、入出力方路数M、Nを特定の値に限定したが、本発明の適用範囲は、この値に限定されるものではなく、それぞれ1以上の任意の整数で本発明の効果を得ることができる。
全ての実施の形態では、カラーレスAWGのポート数、すなわち取り扱う光波長群の数Kを特定の値に限定したが、本発明の適用範囲は、この値に限定されるものではなく、2以上の任意の整数で本発明の効果を得ることができる。
全ての実施の形態では、前段のカラーレスAWGに対して、後段のカラーレスAWGの透過波長をずらすチャネル数Lを特定の値に限定したが、Lは1以上でKより小さい整数であれば、本発明の効果を得ることができる。
全ての実施の形態では、カラーレスAWGのチャンル波長間隔を特定の値に限定したが、本発明の適用範囲は、このパラメータに限定されるものではない。
本発明の実施例1−1に係る光波長群クロスコネクト装置の構成を示した平面図である。 本発明の実施例1−1、1−3、1−5、2−1、2−3、2−5、3−1、3−3、3−5に係る光波長群クロスコネクト装置における、前段および後段のカラーレスAWGでの各ポートの透過波長を示した図である。 本発明の実施例1−1、1−3、1−5に係る光波長群クロスコネクト装置における、カラーレスAWGおよび装置全体の挿入損失の波長チャネル依存性を示すグラフである。 本発明の実施例1−2に係る光波長群クロスコネクト装置の構成を示した平面図である。 本発明の実施例1−2、1−4、1−6、3−2、3−4、3−6、3−2、3−4、3−6に係る光波長群クロスコネクト装置における、前段および後段のカラーレスAWGでの各ポートの透過波長を示した図である。 本発明の実施例1−2、1−4、1−6に係る光波長群クロスコネクト装置における、カラーレスAWGおよび装置全体の挿入損失の波長チャネル依存性を示すグラフである。 本発明の実施例1−3に係る光波長群クロスコネクト装置の構成を示した平面図である。 本発明の実施例1−4に係る光波長群クロスコネクト装置の構成を示した平面図である。 本発明の実施例1−5に係る光波長群クロスコネクト装置の構成を示した平面図である。 本発明の実施例1−6に係る光波長群クロスコネクト装置の構成を示した平面図である。 本発明の実施例2−1、2−2に係る光波長群クロスコネクト装置の構成を示した平面図である。 本発明の実施例2−1、2−3、2−5に係る光波長群クロスコネクト装置における、カラーレスAWG、光スイッチ、および装置全体の挿入損失の波長チャネル依存性を示すグラフである。 本発明の実施例2−2、2−4、2−6に係る光波長群クロスコネクト装置における、カラーレスAWGおよび装置全体の挿入損失の波長チャネル依存性を示すグラフである。 本発明の実施例2−3、2−4に係る光波長群クロスコネクト装置の構成を示した平面図である。 本発明の実施例2−5、2−6に係る光波長群クロスコネクト装置の構成を示した平面図である。 本発明の実施例3−1に係る光波長群クロスコネクト装置の構成を示した平面図である。 本発明の実施例3−1、3−3、3−5に係る光波長群クロスコネクト装置における、カラーレスAWG、光スイッチ、および装置全体の挿入損失の波長チャネル依存性を示すグラフである。 本発明の実施例3−2に係る光波長群クロスコネクト装置の構成を示した平面図である。 本発明の実施例3−2、3−4、3−6に係る光波長群クロスコネクト装置における、カラーレスAWG、光スイッチ、および装置全体の挿入損失の波長チャネル依存性を示すグラフである。 本発明の実施例3−3に係る光波長群クロスコネクト装置の構成を示した平面図である。 本発明の実施例3−4に係る光波長群クロスコネクト装置の構成を示した平面図である。 本発明の実施例3−5に係る光波長群クロスコネクト装置の構成を示した平面図である。 本発明の実施例3−6に係る光波長群クロスコネクト装置の構成を示した平面図である。 本発明の実施例4−1に係る光波長群クロスコネクト装置の構成を示した平面図である。 本発明の実施例4−1に係る光波長群クロスコネクト装置における、前段および後段のカラーレスAWGでの各ポートの透過波長を示した図である。 本発明の実施例4−1に係る光波長群クロスコネクト装置における、カラーレスAWG、光スイッチ、および主方路における装置全体の挿入損失の波長チャネル依存性を示すグラフである。 本発明の実施例4−2に係る光波長群クロスコネクト装置の構成を示した平面図である。 本発明の実施例4−2に係る光波長群クロスコネクト装置における、前段および後段のカラーレスAWGでの各ポートの透過波長を示した図である。 本発明の実施例4−2に係る光波長群クロスコネクト装置における、カラーレスAWG、光スイッチ、および主方路における装置全体の挿入損失の波長チャネル依存性を示すグラフ カラーレスAWGの合分波特性の例を示した図である。 カラーレスAWGにおける、各波長チャネルの挿入損失を示した図である。 従来技術による固定型光波長群クロスコネクト装置の構成の一例を示した平面図である。 従来技術による光波長群クロスコネクト装置における、前段および後段のカラーレスAWGでの各ポートの透過波長を示した図である。 従来技術による可変型光波長群クロスコネクト装置の構成を示した平面図である。 従来技術による可変型光波長群クロスコネクト装置の別の構成を示した平面図である。 従来技術による光波長群クロスコネクト装置(ROADM装置のアド機能部)の構成を示した平面図である。 従来技術による光波長群クロスコネクト装置(ROADM装置のアド機能部)における、前段および後段のカラーレスAWGでの各ポートの透過波長を示した図である。 従来技術による固定型光波長群クロスコネクト装置における、カラーレスAWG、光スイッチ、および装置全体の挿入損失の波長チャネル依存性を示したグラフである。 従来技術による可変型光波長群クロスコネクト装置における、カラーレスAWG、光スイッチ、および装置全体の挿入損失の波長チャネル依存性を示したグラフである。 従来技術による可変型光波長群クロスコネクト装置の別例における、カラーレスAWG、光スイッチ、および装置全体の挿入損失の波長チャネル依存性を示したグラフである。 従来技術による光波長群クロスコネクト装置(ROADM装置のアド機能部)における、カラーレスAWG、光スイッチ、および主方路における装置全体の挿入損失の波長チャネル依存性を示す図である。
符号の説明
101〜102、401〜402、701〜704、801〜804、901、1001、1101〜1102、1401〜1404、1501、1601〜1602、1801〜1802、2001〜2004、2101〜2104、2201、2301、2401、2701、3201〜3204、3401〜3404、3501〜3505、3601 前段のカラーレスAWG
103、403、705、805、902、1002、3205 光接続路
1103、1403、1502、1603〜1607、1803〜1807、2005〜2009、2105〜2109、2202〜2206、2302〜2306、2402〜2409、2702〜2709、3405、3505〜3509、3602〜3609 光スイッチ
104〜107、404〜407、706〜709、806〜809、903〜906、1001〜1006、1104〜1107、1404〜1407、1503〜1506、1608〜1611、1808〜1811、2010〜2013、2110〜2113、2207〜2210、2307〜2310、2410〜2413、2710〜2713、3206〜3209、3406〜3409、3510〜3513、3610 後段のカラーレスAWG
2411、2711、3611 主方路入力
2412、2712、3612 アド方路入力
2412、2712、3612 主方路出力
3001 入力ポート
3002 カラーレスAWG回路
3003 出力ポート

Claims (8)

  1. 前段にM(Mは1以上の整数)個の1入力K(Kは2以上の整数)出力の第1のアレイ導波路格子、後段にN(Nは2以上の整数)個のK入力1出力の第2のアレイ導波路格子と、前記第1のアレイ導波路格子の出力ポートと前記第2のアレイ導波路格子の入力ポートとを接続する光接続路から構成され、
    前記第1および第2のアレイ導波路格子は、自由スペクトル領域が波長チャネル間隔のK倍であり、かつ、各ポートにKチャネル間隔の光波長が分波されるカラーレス型アレイ導波路格子であって、前記第1のアレイ導波路格子と前記第2のアレイ導波路格子とは、前記第1のアレイ導波路格子における中央出力ポートの透過波長と、前記第2のアレイ導波路格子における中央入力ポートの透過波長が、nK+Lチャネル(nは0以上の整数、Lは1以上かつKより小さい整数)ずれるように接続されたことを特徴とする光波長群クロスコネクト装置。
  2. 前記光接続路が、M×K入力N×K出力の光スイッチであることを特徴とする請求項1記載の光波長群クロスコネクト装置。
  3. 前記光接続路が、K個のM入力N出力光スイッチから構成されていることを特徴とする請求項1記載の光波長群クロスコネクト装置。
  4. 前記第1のアレイ導波路格子と前記第2のアレイ導波路格子の数が等しく、M=Nであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の光波長群クロスコネクト装置。
  5. 前記第1のアレイ導波路格子が1個であって、M=1であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の光波長群クロスコネクト装置。
  6. 前段に1個の1入力K(Kは2以上の整数)出力の第1のアレイ導波路格子、後段に1個のK入力1出力の第2のアレイ導波路格子と、前記第1のアレイ導波路格子の出力ポートおよびアド方路と前記第2のアレイ導波路格子の入力ポートとを接続するK個の2入力1出力光スイッチから構成され、
    前記第1および第2のアレイ導波路格子は、自由スペクトル領域が波長チャネル間隔のK倍であり、かつ、各ポートにKチャネル間隔の光波長が分波されるカラーレス型アレイ導波路格子であって、前記第1のアレイ導波路格子と前記第2のアレイ導波路格子とは、前記第1のアレイ導波路格子における中央出力ポートの透過波長と、前記第2のアレイ導波路格子における中央入力ポートの透過波長が、nK+Lチャネル(nは0以上の整数、Lは1以上かつKより小さい整数)ずれるように接続されたことを特徴とする光波長群クロスコネクト装置。
  7. 前記LがK/2に最も近い整数であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の光波長群クロスコネクト装置。
  8. 前記アレイ導波路格子、および前記光スイッチが、石英系材料により形成された平面光波回路であることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の光波長群クロスコネクト装置。
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