JP2009244981A - 解析装置、解析方法及び解析プログラム - Google Patents

解析装置、解析方法及び解析プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】例えばインターネット等の通信網を介してアクセスされるウェブサイトにおいて、売上増等のため、価格の割引等の事象を実施した場合のアクセスを解析し、ユーザの潜在的な行動をモデル化する解析装置、解析方法及び解析プログラムを提供する。
【解決手段】アクセス履歴の傾向を単位期間毎に分析し、目的アクセス先に対するアクセスの潜在的な可能性を示す潜在特性をセッション毎に導出し、単位期間毎の潜在特性に対するアクセスの度数分布に対して主成分分析を行う。そして主成分毎に、潜在特性の分布を導出し、主成分及び潜在特性の分布を対応付けた潜在特性主成分表を生成する。また主成分分析の結果に基づいて、各主成分の相対的な関係を複数のクラスに分類し、クラス及びクラス毎の主成分構成比を対応付けたクラス構成比表を生成する。さらにクラス及び実施した事象の内容を対応付けた事象分類表を生成する。
【選択図】図2

Description

本発明は、通信網上のアクセス先に対するアクセスを解析する解析装置、該解析装置にて実行される解析方法、及び前記解析装置を実現するための解析プログラムに関する。
インターネット等の通信網を介してアクセスされるウェブサイトでは、新規顧客獲得、売上増等の目的のため、価格の割引、景品付き販売、広告等の商業上のキャンペーンが度々実施される。キャンペーン主催者は、どのような種類のインセンティブを、どれだけの量提供し、どれだけの広告の出稿をし、どれだけの期間続けるかを、投資対効果が最大となるように計画する必要がある。
しかし実際に計画通りにキャンペーンを実施したとしても、キャンペーンの効果が当初予想した通りに上がらないこともある。例えば以前に実施したキャンペーンと全く同じ条件で、再度キャンペーンを行ったとしても、利用者層の関心又は嗜好が変化している場合には、以前と同じ効果を上げることはできない。このためキャンペーン期間中でも、顧客からの反応を見ながら計画を動的に変更し、当初予定した目標に近付ける様に修正していくことが重要になる。
ウェブサイト上で、数日から数ヶ月続く長期的なキャンペーンを行う場合、キャンペーン初日のアクセス状況を分析して、予測と実績との差異の原因を分析し、原因を踏まえた上で、以降のキャンペーン施策を追加修正することができれば、当初予想した新規顧客獲得、売上増等の目標に近付けることができる。そこでアクセス解析のための様々な応用ソフトウェアが市販されている(例えば非特許文献1乃至4。)。
現在市販されているアクセス解析のための応用ソフトウェアでは、キャンペーン初日が終了した時点で、アクセス履歴を解析することにより、アクセス者数、購入者数、コンバージョン率、売上額等の項目の実績を算出することができる。なおコンバージョン率とは、最初のウェブページ、当該ウェブサイトへ誘導するバナー広告等の特定のアクセス先に対してアクセスしたアクセス者が、予め設定されている目的アクセス先となるウェブページへのアクセスに至る率を示す。目的アクセス先となるウェブページとは、例えば購入完了時に「ありがとうございました。」と表示するウェブページ、資料請求完了のウェブページ、会員登録完了のウェブページ等のウェブページであり、ウェブサイト毎に設定されている。目的アクセス先となるウェブページに対するアクセスは、ユーザが、商品の購入、資料請求、会員登録等の行為をしたことを示す。
また本願出願人は、キャンペーンに対する利用者集団の行動のモデル化によりアクセス解析を行うシステムを開示している(例えば特許文献1参照。)。
特開2006−268529号公報 "Urchin(アーチン)"、[online]、[平成20年3月19日検索]、インターネット<URL:http://www.proton.co.jp/products/urchin/index.html> "SiteTracker8(サイトトラッカー8)」、[online]、[平成20年3月19日検索]、インターネット<URL:http://www.sitetracker.jp/> "SiteCatalyst(サイトカタリスト)"、[online]、[平成20年3月19日検索]、インターネット<URL:http://www.omniture.co.jp/products/web_analytics> "Analytics8(アナライティクス8)"、[online]、[平成20年3月19日検索]、インターネット<URL:http://www.samuraiz.co.jp/product/webtrends/>
しかしながら市販されている応用ソフトウェアによる解析は、主にアクセス者数、購入者数、コンバージョン率、売上額等の項目の実績値を予測値と比較して差異を示す程度のものであり、目的アクセス先に対するアクセスへの潜在的な可能性まで推し量ることはできないという問題がある。具体的には、例えばアクセスを行った顧客が目的アクセス先にまで到達しない場合、その顧客は、キャンペーンが期待外れだったために目的アクセス先にまで到達しなかったのか、キャンペーンに大きな関心を持っているが、最終的な決断を見送っただけなのかを推し量ることができない。
特許文献1に係るシステムは、利用者の過去の来訪行動に基づくものであり、新規顧客集客を目的とするキャンペーンの様に、利用者の過去の行動履歴又は属性を利用することができないキャンペーンに適用することを想定したものではない。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、例えばキャンペーンを実施した場合に、アクセスの実績から、目的アクセス先に対するアクセスへの潜在的な可能性を、新規顧客相手であっても推し量るための比較の対象となる事象特徴モデルを生成する解析装置、該解析装置にて実行される解析方法、及び前記解析装置を実現するための解析プログラムの提供を目的とする。
本願は、通信網上のアクセス先に対するアクセスを解析する解析装置において、アクセス先、及び予め設定された目的アクセス先に対するアクセスの有無を示すアクセス履歴をセッション毎に記録している履歴記録部の記録内容から、アクセス履歴の傾向を単位期間毎に分析して、目的アクセス先に対するアクセスの潜在的な可能性を示す潜在特性をセッション毎に導出する履歴分析部と、該履歴分析部が導出した単位期間毎の潜在特性に対応するアクセスの度数分布に対して主成分分析を行う主成分分析部と、該主成分分析の結果に基づいて、単位期間毎の各主成分の相対的な関係を複数のクラスに分類する分類部と、目的アクセス先に対するアクセスに誘導すべく実施した事象の内容を単位期間毎に記録する事象記録部と、前記主成分毎に、内在する前記潜在特性の分布を導出して、主成分及び潜在特性の分布を対応付けた潜在特性主成分表を生成する第1生成部と、前記分類部が分類したクラス、及び該クラス毎の各主成分の相対的な関係に基づく主成分構成比を対応付けたクラス構成比表を生成する第2生成部と、前記分類部が分類したクラス、及び前記事象記録部に記録している事象の内容を、単位期間に基づいて対応付けた事象分類表を生成する第3生成部と、前記第1生成部が生成した潜在特性主成分表、前記第2生成部が生成したクラス構成比表、及び前記第3生成部が生成した事象分類表を、事象の実施に対する効果をモデル化した事象特徴モデルとして記録する解析結果記録部とを備える解析装置、解析方法及び解析プログラムを開示する。
これにより、目的アクセス先に対するアクセスへの潜在的な可能性を、新規顧客相手であっても推し量るための比較の対象となる事象特徴モデルを提供することが可能である。
本願の解析装置、解析方法及び解析プログラムは、通信網上のアクセス先、及び予め設定された目的アクセス先に対するアクセスの有無を示すアクセス履歴をセッション毎に記録している履歴記録部の記録内容から、アクセス履歴の傾向を単位期間毎に分析して、目的アクセス先に対するアクセスの潜在的な可能性を示す潜在特性をセッション毎に導出し、導出した単位期間毎の潜在特性に対するアクセスの度数分布に対して主成分分析を行う。そして主成分毎に、内在する前記潜在特性の分布を導出し、主成分及び潜在特性の分布を対応付けた潜在特性主成分表を生成する。また主成分分析の結果に基づいて、単位期間毎の各主成分の相対的な関係を複数のクラスに分類し、分類したクラス、及び該クラス毎の各主成分の相対的な関係に基づく主成分構成比を対応付けたクラス構成比表を生成する。さらに分類したクラス、及び目的アクセス先に対するアクセスに誘導すべく実施した単位期間毎の事象の内容を、単位期間に基づいて対応付けた事象分類表を生成する。そして生成した潜在特性主成分表、クラス構成比表及び事象分類表を、事象の実施に対する効果をモデル化した事象特徴モデルとして記録する。
この構成により、本願では、目的アクセス先に対するアクセスへの潜在的な可能性を推し量るための比較の対象となる事象特徴モデルを提供することが可能である等、優れた効果を奏する。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。本願では、本発明の解析方法を、コンピュータを用いた解析装置にて実現する形態について説明する。なお以降の説明において、例えばインターネット等の通信網を介して提供するウェブサイトの運営又は運営の委託を行い、商品の販売、資料の提供、顧客を登録した会の運営管理等のサービスを提供する側を、便宜上、提供者と呼ぶものとする。またパーソナルコンピュータ等のコンピュータを用いて提供者が提供するウェブサイトにアクセスし、商品の購入、資料の請求、会員登録等のサービスを享受する顧客等の利用者を、便宜上、ユーザと呼ぶものとする。
本発明の解析方法は、通信網を介して提供されるウェブサイトに対するアクセスの解析に適用される。ウェブサイトとは、例えば複数のアクセス先を含むウェブページの集合を示す。アクセス先とは、例えば通信網上のファイル、プログラム等のリソースの位置を指示するURL(Uniform Resource Locator)である。また以降の説明において、複数のアクセス先の中の一が目的アクセス先として予め設定されているものとする。目的アクセス先とは、例えば購入完了時に「ありがとうございました。」と表示するウェブページ、資料請求完了のウェブページ、会員登録完了のウェブページ等のウェブサイト毎に設定されたウェブページのURLである。即ちウェブサイトの提供側は、顧客等のユーザが目的アクセス先にアクセスする様に誘導すること、例えば商品を購入させること、資料を請求させること、会員として登録させることを目的としている。
また本発明の解析装置は、事象の実施に対する効果に関する解析を行う。事象とは、例えば、提供者又は提供者からの依頼により実施される新規顧客獲得、売上増等の目的のために行われる価格の割引、景品付き販売、広告等の商業上のイベント又はキャンペーンである。
図1は、本発明の解析装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。図1に示す解析装置1は、パーソナルコンピュータ等のコンピュータを用いて構成される。解析装置1は、制御機構10、補助記憶機構11、記録機構12及び記憶機構13を備えている。制御機構10は、装置全体を制御するCPU等の機構である。補助記憶機構11は、本発明の解析プログラムPRG等のプログラム及びデータ等の各種情報を記録するCD−ROM等の記録媒体から各種情報を読み取るCD−ROMドライブ等の機構である。記録機構12は、補助記憶機構11により読み取った各種情報を記録するハードディスク等の機構である。記憶機構13は、一時的に発生する情報を記憶するRAM等の機構である。そして記録機構12に記録した解析プログラムPRGを記憶機構13に記憶させ、制御機構10の制御にて実行することにより、コンピュータは、本発明の解析装置1として作動する。
さらに解析装置1は、マウス、キーボード等の入力機構14、モニタ、プリンタ等の出力機構15、及びLAN、インターネット等の通信網に接続する通信ポート等の通信機構16を備えている。
図2は、本発明の解析装置1の機能構成例を示す機能ブロック図である。解析装置1は、記録機構12に記録している本発明の解析プログラムPRGを制御機構10の制御に基づいて実行することにより、履歴分析部100、事象特徴モデル生成部101、潜在特性予測部102、実施結果分析部103、予実比較部104、対策支援部105、受付部106等の各種機能を作動させる。
履歴分析部100は、ウェブログに基づいてユーザのアクセスに関する行動を分析するプログラムモジュールであり、項目集合設定部1000及び項目反応理論分析部1001を含む。項目集合設定部1000は、ウェブログに基づいて、アクセス先及び予め設定された目的アクセス先に対するアクセスの有無を示すマトリクス状のアクセス履歴を生成するプログラムモジュールである。項目反応理論分析部1001は、項目集合設定部1000が生成したマトリクス状のアクセス履歴に基づいて目的アクセス先に対するアクセスの潜在的な可能性を示す潜在特性を導出するプログラムモジュールである。
事象特徴モデル生成部101は、事象の実施に対する効果をモデル化した事象特徴モデルを生成するプログラムモジュールであり、主成分分析部1010、分類部1011、第1生成部1012、第2生成部1013及び第3生成部1014を含む。主成分分析部1010は、単位期間毎の潜在特性の度数分布に対して主成分分析を行うプログラムモジュールである。分類部1011は、主成分分析の結果に基づいて、各主成分の相対的な関係を複数のクラスに分類するプログラムモジュールである。第1生成部1012は、主成分及び潜在特性の分布を対応付けた潜在特性主成分表を、事象特徴モデルの一つとして生成するプログラムモジュールである。第2生成部1013は、クラス及びクラス毎の各主成分の相対的な関係に基づく主成分構成比を対応付けたクラス構成比表を、事象特徴モデルの一つとして生成するプログラムモジュールである。第3生成部1014は、クラス及び事象の内容を対応付けた事象分類表を、事象特徴モデルの一つとして生成するプログラムモジュールである。
潜在特性予測部102は、実施を予定しているキャンペーン等の予定事象の内容及び事象特徴モデルに基づいて、予定事象を実施した場合の潜在特性の分布を予測として導出するプログラムモジュールである。
実施結果分析部103は、予定事象の実施結果における潜在特性の度数分布を導出するプログラムモジュールである。
予実比較部104は、予測した潜在特性の分布及び予定事象の実施結果に基づく潜在特性の度数分布を比較するプログラムモジュールである。
対策支援部105は、潜在特性の分布の予実差を解消する事象を導出するプログラムモジュールである。
受付部106は、ウェブログ、目的アクセス先、予定事象の内容、実施結果等の様々な情報の入力を受け付けるプログラムモジュールである。受付部106は、補助記憶機構11、記録機構12、入力機構14、通信機構16等の機構から各種情報の入力を受け付けるインターフェースとしての機能を実現するプログラムモジュールである。即ち受付部106が入力を受け付ける処理とは、記録媒体に記録されている情報を補助記憶機構11にて読み取る処理、記録機構12に記録されている情報を読み取る処理、操作者の操作により入力機構14から入力された情報を受け付ける処理、及び通信機構16にて外部の装置から入力される情報を受け付ける処理を示す。例えば後述する記録機構12の領域を用いた各種データベースに記録されている情報を読み取る処理も、受付部106により実行される。
また解析装置1は、記録機構12に記録している本発明の解析プログラムPRGを制御機構10の制御に基づいて実行することにより、記録機構12の記録領域を、ウェブログ記録部120、アクセス履歴記録部121、事象記録部122、アクセス行動モデル記録部123、解析結果記録部124、予測潜在特性分布記録部125、実施結果記録部126、実績潜在特性分布記録部127等の各種データベースとして使用する。なおこれらの各種データベースは、必ずしも記録機構12の記録領域を用いたものでなくとも良く、例えば解析装置1に接続する他の装置の記録領域、記録媒体の記録領域等の記録領域を各種データベースとしても良い。
ウェブログ記録部120は、ウェブページに対するアクセスの履歴であるウェブログを記録するデータベースである。
アクセス履歴記録部121は、ウェブログに基づいて作成されるマトリクス状のアクセス履歴を記録するデータベースである。
事象記録部122は、実施した事象の内容の履歴を記録するデータベースである。
アクセス行動モデル記録部123は、アクセス履歴に基づいて導出された潜在特性等の推定値を、ユーザの各アクセス先に対する行動をモデル化したアクセス行動モデルとして記録するデータベースである。
解析結果記録部124は、アクセス履歴記録部121に記録されているアクセス履歴及び事象記録部122に記録されている事象の内容の履歴に基づく解析結果のモデル、即ち事象特徴モデル生成部101が生成した各事象特徴モデルを記録するデータベースである。
予測潜在特性分布記録部125は、予定事象を実施した場合に予測される潜在特性の分布を記録するデータベースである。
実施結果記録部126は、予定事象の実施結果であるアクセス履歴を記録するデータベースである。
実績潜在特性分布記録部127は、予定事象の実施結果から導出された潜在特性の度数分布を記録するデータベースである。
図3は、本発明の解析装置1が備えるウェブログ記録部120の記録内容の一例を概念的に示す説明図である。ウェブログ記録部120は、セッションID、ホストID、アクセス日、アクセス時刻、アクセス先等の項目を有するレコード単位のデータとしてウェブログを記録している。セッションIDとは、提供者が提供しているウェブページに対するアクセスに係るセッションを特定する特定情報を示している。ホストIDとは、アクセス元のホストを特定する特定情報を示している。アクセス日とは、アクセスを受けた日を示している。アクセス時刻とは、アクセスを受けた時刻を示している。なおアクセス先とは、アクセスされたURLを示している。セッションを特定し、セッションIDを付与する方法については、実施されている様々な方法を用いることが可能である。例えばアクセス元のホストを特定し、同一ホストからの30分以内のアクセスは、同一のセッションに係るアクセスであるとして特定する。
図4は、本発明の解析装置1が備える事象記録部122の記録内容の一例を概念的に示す説明図である。事象記録部122は、実施日、事象内容等の項目を有するレコード単位のデータとして、実施した事象に係る情報を記録している。実施日とは、事象を実施した年月日である。尚必要に応じて時間まで記録する様にしても良い。事象内容としては、事象種類、事象規模、経過日等の項目についての情報が記録されている。事象種類とは、「割引」、「バナー広告」等の実施した事象の種類である。事象規模とは、事象種類「割引」に対する割引率を示す「10%」、事象種類「バナー広告」に対する広告掲載数を示す「400」等の実施した事象の規模である。
アクセス履歴記録部121、アクセス行動モデル記録部123、解析結果記録部124、予測潜在特性分布記録部125、実施結果記録部126及び実績潜在特性分布記録部127の記録内容については後述する。
次に本発明の解析装置1の処理について説明する。図5は、本発明の解析装置1の解析処理の一例を示すフローチャートである。先ず解析処理の基幹となる処理について説明し、個々の処理の詳細については後述する。本発明の解析装置1は、解析プログラムPRG等のプログラムを実行する制御機構10の制御に基づく受付部106の処理により、ウェブログ記録部120に予め記録されている、解析の対象となるウェブログを読み取る(S101)。ステップS101では、受付部106がウェブログの入力を受け付ける処理を実行する。また受付部106は、ウェブログに示されているアクセス先のうちで、目的アクセス先とするアクセス先の指定を受け付ける。
解析装置1は、制御機構10の制御に基づく項目集合設定部1000の処理により、ウェブログに基づいて、アクセス先及び目的アクセス先に対するアクセスの有無を示すアクセス履歴を生成し(S102)、生成したアクセス履歴をアクセス履歴記録部121に記録する(S103)。ステップS102では、例えば三ヶ月等の解析対象期間のウェブログに基づいてアクセス履歴が生成される。
図6は、本発明の解析装置1が生成するアクセス履歴の一例を示す説明図である。項目集合設定部1000の処理にて生成されるアクセス履歴は、アクセス先及び目的アクセス先に対するアクセスの有無をマトリクスとして示している。図6に示すアクセス履歴において、「SID1」、「SID2」等の表記はセッションIDを示している。「URL1」、「URL2」等の表記は、アクセス先又は目的アクセス先であるURLを示している。例えば「URL1」から「URL9」までがアクセス先のURLであり、「URL10」が目的アクセス先のURLである。マトリクス上に示されたアクセス履歴は、「1」がアクセスを受けたことを示し、「0」がアクセスを受けなかったことを示している。図6に示す例では、「SID1」として特定されるセッションは、「URL2」、「URL5」、「URL6」及び「URL7」として示されるアクセス先に対してアクセスを行ったが、目的アクセス先にはアクセスしなかったことを示している。
図5のフローチャートの続きを説明する。解析装置1は、制御機構10の制御に基づく項目反応理論分析部1001の処理により、アクセス履歴記録部121からアクセス履歴を読み取り、アクセス履歴の傾向を一日等の単位期間毎に分析して、目的アクセス先に対するアクセスの潜在的な可能性を示す潜在特性を導出する(S104)。潜在特性とは、目的アクセス先に対するアクセスの潜在的な可能性、即ち商品を購入する意思の度合である。例えばアクセス履歴から「キャンペーンに興味を持ってアクセスしたが期待外れであった」と推定されるセッションは、潜在特性が低い。また例えばアクセス履歴から「高い興味を持ったが商品の購入という最終決断を見送った」と推定されるセッションは、潜在特性が高い。
そして解析装置1は、制御機構10の制御に基づく項目反応理論分析部1001の処理により、導出した潜在特性等の推定値を、ユーザの各アクセス先に対するアクセス行動をモデル化したアクセス行動モデルとして、アクセス行動モデル記録部123に記録する(S105)。
解析装置1は、制御機構10の制御に基づく主成分分析部1010の処理により、アクセス行動モデル記録部123からアクセス行動モデルを読み取り、単位期間毎に、潜在特性毎のアクセスの度数分布を導出し(S106)、導出した単位期間毎の潜在特性の度数分布に対して主成分分析を行う(S107)。ステップS106では、単位期間、即ち日毎の潜在特性の度数分布を導出する。潜在特性の度数とは、潜在特性を示す値毎にアクセス数を計数した値である。この様な潜在特性の度数分布を、解析対象期間を構成する単位期間毎に導出する。
さらに解析装置1は、制御機構10の制御に基づく主成分分析部1010の処理により、主成分分析の結果に基づく複数の主成分から、合計の寄与率が所定値以上となる様に主成分を選択する(S108)。例えば主成分を選択する所定の条件として、寄与率の累積が70%以上となる3個以上の主成分を選択することが設定されている。以降の処理においては、ステップS108にて選択した主成分に基づいて各種解析処理を行う。寄与率の高い少数の主成分を選択することにより、少ないパラメータでアクセス行動モデルを解析することが可能となる。
解析装置1は、制御機構10の制御に基づく第1生成部1012の処理により、ステップS108にて選択した主成分に内在する潜在特性の分布を導出し(S109)、主成分及び潜在特性の分布を対応付けた潜在特性主成分表を生成する(S110)。
解析装置1は、制御機構10の制御に基づく分類部1011の処理により、ステップS108にて選択した各主成分の関係を正規化する(S111)。ステップS111では、単位期間毎に、選択した各主成分の主成分得点を各主成分の主成分得点の絶対値の合計である規模係数にて除した結果に基づいて正規化する。
そして解析装置1は、制御機構10の制御に基づく分類部1011の処理により、k−meansクラスタリング手法等の手法を用い、単位期間毎の正規化した各主成分の主成分得点の相対的な関係を複数のクラスに分類(クラスタリング)する(S112)。
解析装置1は、制御機構10の制御に基づく受付部106の処理により、事象記録部122に予め記録されている、実施した事象の内容を読み取る(S113)。ステップS113の事象とは、アクセス履歴を生成する対象とした解析対象期間に実施した価格の割引、景品付き販売、広告等の商業上のイベント、キャンペーン等である。
また解析装置1は、制御機構10の制御に基づく第2生成部1013の処理により、分類部1011が分類したクラス毎の各主成分の構成比を示す主成分構成比を導出し(S114)、クラス及び主成分構成比を対応付けたクラス構成比表を生成する(S115)。
さらに解析装置1は、制御機構10の制御に基づく第3生成部1014の処理により、分類したクラスと、事象の内容とを対応付けた事象分類表を生成する(S116)。ステップS116のクラス及び事象の内容は、日等の単位期間に基づいて対応付けられる。例えば対応付けの基となる日のアクセスの内容に基づいて分類したクラスと、その日の事象の内容とを対応付ける。
そして解析装置1は、制御機構10の制御に基づく事象特徴モデル生成部101の処理により、潜在特性主成分表、事象分類表及びクラス構成比表を、事象の実施に対する効果をモデル化した事象特徴モデルとして解析結果記録部124に記録する(S117)。この様にして解析処理が実行される。
次に解析処理に含まれる個々の処理について更に説明する。図7は、本発明の解析装置1の項目集合設定処理の一例を示すフローチャートである。解析処理におけるステップS102の処理として説明したマトリクス状のアクセス履歴を生成する項目集合設定部1000による処理について説明する。解析装置1は、制御機構10の制御に基づく項目集合設定部1000の処理により、ウェブログから、対象期間における単位期間毎のアクセス先に対するアクセスの度数に基づいて、解析の対象とするアクセス先の集合を決定する(S201)。対象期間における単位期間毎のアクセス度数とは、三ヶ月等の対象期間において、各日のアクセス先に対するアクセス数を計数した値である。そしてアクセス度数が高いアクセス先、例えばアクセス数の上位30位までのURLの集合を各日について決定する。決定した日毎のアクセス先の集合の論理和を、解析の対象とするアクセス先の集合として決定する。
解析装置1は、制御機構10の制御に基づく項目集合設定部1000の処理により、各セッションが、ステップS201にて決定した各アクセス先に対してアクセスしたか否かを示した初期マトリクスを生成する(S202)。ステップS202にて生成される初期マトリクスとは、図6を用いて説明したマトリクス状のアクセス履歴の基礎となるマトリクスであり、図6と同様の形式で生成される。
解析装置1は、制御機構10の制御に基づく項目集合設定部1000の処理により、初期マトリクスに示されている各アクセス先と、目的アクセス先とのアクセスの有無に関する相関係数を算出する(S203)。ステップS203の相関係数は、例えばPersonの相関係数が用いられる。
解析装置1は、制御機構10の制御に基づく項目集合設定部1000の処理により、初期マトリクスに示されている各アクセス先と、目的アクセス先とのアクセスの有無に関する相関が0であるという帰無仮説を棄却することができ、かつ相関係数が負ではないアクセス先を選定する(S204)。
そして解析装置1は、制御機構10の制御に基づく項目集合設定部1000の処理により、選定したアクセス先及び目的アクセス先に対するセッション毎のアクセスの有無を示すマトリクスを生成する(S205)。ステップS205にて生成されるマトリクスがマトリクス状のアクセス履歴となる。
図8は、本発明の解析装置1の項目反応理論分析処理の一例を示すフローチャートである。解析処理におけるステップS104の処理として説明した潜在特性等の各種推定値に係るパラメータを導出する項目反応理論分析部1001の処理について説明する。項目反応理論分析処理とは、マトリクス状のアクセス履歴から、項目反応理論に基づいて、潜在特性等の推定値に係るパラメータを導出する処理である。解析装置1は、制御機構10の制御に基づく項目反応理論分析部1001の処理により、マトリクス状のアクセス履歴に対し、項目反応理論を適用した項目反応理論分析を行う(S301)。
ステップS301の項目反応理論分析について説明する。項目反応理論とは、例えば英語テストとして普及しているTOEIC(登録商標)の作成及び運用に用いられる数理モデルであり、例えば下記の文献に記載されている。
(参考文献1)豊田英樹、「項目反応理論(入門編)」、朝倉書店、2002
(参考文献2)豊田英樹、「項目反応理論(理論編)」、朝倉書店、2003
本発明の解析装置1は、項目反応理論分析を行うことにより、各アクセス先に対するアクセスの有無のパターンから、目的アクセス先に対するアクセスの潜在的な可能性を示す潜在特性を各セッションについて導出する。項目反応理論では、各アクセスの難易度を、潜在特性に対するロジスティック曲線と呼ばれるS字カーブでモデル化する。ロジスティック曲線は、下記の式(1)として示される分布関数にて定義することができる。
Figure 2009244981
式(1)において、θは被験者の能力であり、本発明に適用した場合には、潜在特性となる。p(θ)は、正答確率であり、本発明に適用した場合には、目的アクセス先に対してアクセスする確率を示す。aは、問題が能力の高低を明確に判定する程度を示す識別力パラメータであり、本発明に適用した場合には、潜在特性とアクセス先に対するアクセスの有無との関連性の程度を示す。なお識別力パラメータaは、ロジスティック曲線のなだらかさに影響する。bは、問題の難しさを決める困難度パラメータであり、本発明に適用した場合には、アクセス先に対するアクセスのし易さを示す。cは、あて推量でも正答する確率を示すあて推量パラメータであり、本発明に適用した場合には、アクセス先に対して偶然アクセスする確率を示す。Dは、定数であり、ここでは1.7を用いる。
各セッションiのアクセス先に対するアクセスの有無(アクセスした場合が1、アクセスしなかった場合が0)をui ={ui1,ui2,…,uij,uin}と表記すると、N個のセッションの各アクセス先に対するアクセスの有無を示すパターン行列Uが観察される確率は、下記の式(2)で示すことができる。
Figure 2009244981
式(2)にて示される尤度を最大化するθ,a,b,cをアクセスの有無を示すパターン行列U、即ちマトリクス状のアクセス履歴の内容から推定する。推定には、同時最尤推定法、周辺最尤推定法等の既存の方法が用いられる。項目反応理論による分析には、例えば下記に示す統計分析環境Rにて提供されている既存のライブラリであるltmライブラリ等のプログラムモジュールを用いることができる。
(参考文献3)“The R Project for Statistical Computing”、[online]、[平成20年3月19日検索]、インターネット<URL:http://www.r-project.org/index.html>
なおltmライブラリのltm関数を用いてパラメータを推定する場合、本発明では、あて推量パラメータcは常に0と仮定し、識別力パラメータa及び困難度パラメータbを推定する様に設定したモデルを適用する。
解析装置1は、制御機構10の制御に基づく項目反応理論分析部1001の処理により、項目反応理論により推定するロジスティック曲線を表す各パラメータの当てはめ精度に基づいて、除外候補となるアクセス先を決定する(S302)。ltmライブラリのltm関数は、各アクセス先に対してパラメータaj ,bj の推定値と標準誤差とを出力する。標準誤差が大きいアクセス先は、潜在特性θに対する正答確率p(θ)が理想的なS字カーブを示さないことになり、当該アクセス先と潜在特性θとの関係に疑いの余地があることを示唆している。ステップS302では、当てはめ精度の代替値となる標準誤差が、予め設定されている1等の閾値を超えるアクセス先を除外候補として決定する。
解析装置1は、制御機構10の制御に基づく項目反応理論分析部1001の処理により、テスト情報関数を算出する(S303)。テスト情報関数とは、あるセッションの潜在特性θを推定した場合に、推定値が実際の値からどの程度ずれる可能性があるかを示す関数である。テスト情報関数の算出について説明する。
あるアクセス先をURLj として示すものとすると、アクセス先URLj に対する潜在特性θi は、下記の式(3)で示すことができる。
j (θi )=D2 ・aj 2 ・pj (θi )・qj(θi ) …式(3)
式(3)において、Ij (θi)は、アクセス先URLj についての項目情報量である。aj は、アクセス先URLj に対して算出された識別力パラメータである。pj(θi )は、潜在特性θiのユーザが、アクセス先URLj に対してアクセスする確率をロジスティック曲線から導出した値であり、qj (θi )は、アクセス先URLj に対してアクセスしない確率を示す値である。なおDは、定数であり、ここでは1.7を用いる。
そして下記の式(4)に示す様に項目情報量Ij (θi)の和としてテスト情報関数が算出される。
I(θi )=ΣIj (θi ) …式(4)
式(4)において、I(θi )は、テスト情報関数を示す。また推定した潜在特性θに対するテスト情報関数I(θi )の値がテスト情報量I(θ)となる。そしてテスト情報量I(θ)の平方根の逆数1/√(I(θ))が、推定した潜在特性θの標準誤差となる。例えばアクセス先URLjにおける推定した潜在特性θj の標準誤差が大きい場合、その領域における潜在特性θの推定精度が低いことを意味する。
解析装置1は、制御機構10の制御に基づく項目反応理論分析部1001の処理により、ステップS301の項目反応理論分析による潜在特性θ等のパラメータの推定値が妥当であるか否かを判定する(S304)。ステップS302において、除外候補として決定されたアクセス先が存在し、かつテスト情報関数に基づいて算出される標準誤差が1/√(I(θ))が、0.5等の所定の閾値以下である場合、解析装置1は、潜在特性θ等のパラメータの推定値が妥当ではないと判定する。
ステップS304において、妥当ではないと判定した場合(S304:NO)、解析装置1は、制御機構10の制御に基づく項目反応理論分析部1001の処理により、除外候補として決定されたアクセス先を除外し(S305)、ステップS301へ戻り、以降の処理を繰り返す。ステップS305では、除外候補としたアクセス先の中で最も標準誤差が大きいアクセス先を除外する。なお必要に応じて所定の条件を満たす複数のアクセス先を除外する等、適宜設計することが可能である。そして解析装置1は、除外したアクセス先を除いてマトリクス状のアクセス履歴を再構成し、項目反応理論分析以降の処理を実行する。
ステップS304において、妥当であると判定した場合(S304:YES)、解析装置1は、制御機構10の制御に基づく項目反応理論分析部1001の処理により、ステップS301の項目反応理論分析によるθ等のパラメータの推定値を、分析結果である潜在特性として導出する(S306)。
ステップS306にて導出される潜在特性等の各種推定値に係るパラメータは、解析処理のステップS105にてアクセス行動モデルとしてアクセス行動モデル記録部123に記録される。以下では、アクセス行動モデル記録部123に記録されるアクセス行動モデルについて説明する。
ステップS306では、「セッションID、θ推定値」の組として潜在特性が導出される。従ってアクセス行動モデル記録部123には、セッションID及び潜在特性θを対応付けた組を示す潜在特性表をアクセス行動モデルとして記録する。潜在特性表にて示されるアクセス行動モデルは、各セッションの目的アクセス先に対するアクセスの潜在的な可能性を示す潜在特性を示すモデルである。
図9は、本発明の解析装置1が導出する潜在特性の分布の一例を示すヒストグラムである。図9に示すヒストグラムは、横軸に潜在特性θをとり、縦軸にセッション度数をとって、その関係を示している。なおヒストグラム中、斜線で示した度数のセッションが、目的アクセス先までのアクセスしたことを示している。図9に示すヒストグラムは、アクセス行動モデル記録部123に記録する潜在特性表の内容を展開して潜在特性毎の度数分布として示したグラフである。潜在特性が高位のセッションの一部は、実際に目的アクセス先までの到達、例えば商品の購入を行っている。また目的アクセス先まで到達していないセッションについても、潜在特性の高低を比較することができる。
またステップS306では、「URL、困難度、識別力」の組を導出する。従ってアクセス行動モデル記録部123には、アクセス先、困難度パラメータbの推定値及び識別パラメータaの推定値を対応付けた組を示す推定値表をアクセス行動モデルとして記録する。
図10は、本発明の解析装置1が用いる項目反応理論のロジスティック曲線を示すグラフである。図10に示すグラフは、横軸に潜在特性θをとり、縦軸にアクセス確率p(θ)をとって、推定値表にて示される組毎の推定値を用いたロジスティック曲線を示している。推定値表の困難度パラメータbの推定値及び識別パラメータaの推定値は、アクセス先に対応付けられていることから、夫々のロジスティック曲線は、アクセス先に対応している。なお図10中、太線で示したロジスティック曲線が、目的アクセス先に対応するロジスティック曲線を示している。例えば図10を参照することにより、例えば潜在特性が高いユーザがどのようなアクセス先にアクセスするかを読み取ることができる。
さらにステップS306では、「n個の0又は1のベクトル、潜在特性推定値」の組を導出し、アクセス行動モデルとして記録する。nとは、分析の対象となるアクセス先の数である。当該アクセス行動モデルは、各アクセスパターンを0又は1のベクトルとしてユーザの行動を示したモデルである。このアクセス行動モデルは、同じアクセスパターンのセッションについては、同じ潜在特性が推定されることをも示している。
次に解析処理におけるステップS106〜S115の処理として説明した各種事象特徴モデルを生成する事象特徴モデル生成部101による処理について説明する。
解析装置1は、事象特徴モデル生成部101の主成分分析部1010により、解析処理におけるステップS106〜S108の処理を実行する。図11は、本発明の解析装置1が導出する単位期間及び潜在特性毎のアクセス数を示す度数分布表の一例を示す三次元グラフである。図11は、ステップS106にて導出される度数分布をグラフ化した度数分布表である。図11では、潜在特性及び単位期間毎に、アクセス数を示している。なおここでは、単位期間として日を用いている。
図12は、本発明の解析装置1による主成分分析の結果である主成分の主成分基底及び主成分得点の一例を示すグラフである。図12は、ステップS107にて行う主成分分析の結果を示している。主成分分析部1010は、潜在特性及び日に対するアクセス数を示す度数分布に対し、多変量解析手法の一つである主成分分析を実行し、図11に示す度数分布を形成する主要な成分を抽出する。図12(a)は、最も寄与率が高い第1主成分の基底を示すグラフであり、横軸に潜在特性θをとり、縦軸に第1主成分を構成する固有ベクトルの成分をとって、その関係を示している。図12(b)は、第1主成分の得点の経時変化を示すグラフであり、横軸に日をとり、縦軸に第1主成分の得点をとって、その関係を示している。図12(c)は、2番目に寄与率が高い第2主成分の基底を示すグラフであり、図12(d)は、第2主成分の得点の経時変化を示すグラフである。図12(e)は、3番目に寄与率が高い第3主成分の基底を示すグラフであり、図12(f)は、第3主成分の得点の経時変化を示すグラフである。
図13は、本発明の解析装置1が主成分選択に用いる主成分の累積寄与率の一例を示すグラフである。図13は、ステップS108にて行う主成分の選択に用いるグラフである。図13の横軸は、主成分分析で抽出した主成分を寄与率が高い順に示しており、20の主成分数を示している。縦軸は、主成分の寄与率を高い順に累積した値を示している。寄与率の累積が70%以上となる3個以上の主成分を選択するという条件が、主成分を選択する条件として設定されている場合、図13に示す例では、寄与率が高い上位3個の主成分が選択されることになる。そして図13に示す例では、選択した上位3個の主成分の寄与率の累計が96%以上となる。寄与率に基づいて選択した上位3個の主成分が、図12に示した第1主成分、第2主成分及び第3主成分である。
解析装置1は、事象特徴モデル生成部101の第1生成部1012により、解析処理におけるステップS109〜S110の処理を実行する。図14は、本発明の解析装置1が生成する潜在特性主成分表の一例を示す図表である。図14は、ステップS110にて生成される潜在特性主成分表を示している。図14に示す潜在特性主成分表は、選択された上位の主成分、即ち第1主成分、第2主成分及び第3主成分の基底を構成するθ1〜θ20の潜在特性の含有量を表形式で示している。図14に示す潜在特性主成分表は、図12に示した各主成分の基底を構成する潜在特性の分布を表形式に展開したものである。なお潜在特性主成分表は、事象特徴モデルとして解析結果記録部124に記録される。
解析装置1は、事象特徴モデル生成部101の分類部1011により、解析処理におけるステップS111〜S112の処理を実行する。図15は、本発明の解析装置1に係る主成分の経時変化の一例を示すグラフである。図15は、第1主成分、第2主成分及び第3主成分の得点の経時変化を示すグラフであり、横軸に日をとり、縦軸に各主成分の得点をとって、その関係を示している。なおグラフを構成する1、2、3の数字は、夫々第1主成分、第2主成分、第3主成分を示している。
図16は、本発明の解析装置1に係る正規化した主成分の経時変化の一例を示すグラフである。図16は、ステップS111にて行う正規化を示すグラフである。図16(a)は、図15に示した第1主成分、第2主成分及び第3主成分の得点の経時変化を正規化したものであり、縦軸は第1主成分、第2主成分及び第3主成分の正規化した得点を示している。得点の正規化は日毎の各得点の組に対して行われる。各日の得点の正規化は、各主成分の得点の絶対値の和を規模係数として算出し、各主成分の得点を規模係数で除する計算により行われる。従って正規化した各主成分の絶対値の和は1になる。
なお主成分分析を行った場合、潜在特性θの分布が平均的な日については、各主成分の得点が0の近傍の値をとる。各主成分の得点が0に近似されると、各主成分の得点差が小さくなるため、クラスタリング時に悪影響を与える場合がある。そこで各主成分の得点の絶対値の和である規模係数が0に近い値をとる場合、除算結果である正規化した得点を0にする修正演算を実行する。図16(b)は、図16(a)に示した正規化得点の経時変化に修正演算を施し、規模係数が0に近い値をとる日の各主成分の得点を0にしたものである。図16(a)及び図16(b)を比較すると明らかな様に、図16(a)に示す各主成分に係る正規化した得点のばらつきが小さい日については、図16(b)に示す様に全ての主成分の正規化得点が0となっている。なお図16に示した例では、解析対象期間中の規模係数の最大値に対し、規模係数が10%以下になる日を、規模係数が0に近いと判断する条件として設定している。
図17は、本発明の解析装置1による分類の結果の一例を示すグラフであり、図18は、本発明の解析装置1による分類の結果の一例を示す説明図である。図17は、ステップS112にて行う分類(クラスタリング)を示すグラフである。図17は、図16(b)に示す各主成分の正規化した得点を、日毎に分類した結果を示しており、同じ線種の日が同じクラスに分類されていることを示す。また図18は、図17に示したグラフを展開した図表である。図18では、分析対象日毎に、クラス種類、規模係数、及び各主成分の正規化した得点を示している。クラス種類とは、分類したクラスの名称を示している。解析装置1は、k−meansクラスタリング手法等の手法を用いて、日毎の主成分の正規化した得点の関係を分類する。k−meansクラスタリング手法は、非階層型の代表的なクラスタリング手法である。
k−meansクラスタリング手法について説明する。先ず各主成分の正規化した得点の最小値を0とし、最大値を1として、最小値及び最大値間の区間を、所定数の区間に区分する。ここでは[0.0〜0.1]、[0.1〜0.4]、[0.4〜0.6]、[0.6〜0.9]、[0.9〜1.0]の5区間に区分する。なお区間を定義する値は、最小値及び最大値間の区間における相対位置を示す。そして各主成分の正規化した得点についての相対位置が、どの区分に属するかを判定する。即ち各主成分を相対位置に基づいて5段階のレベルに区分するのである。得点の相対位置は、得点から最小値を減じた結果を、最大値及び最小値の差で除することにより算出される。そして主成分に係る相対位置が属する区分の組を日毎に求め、同じ組となる日を同じクラスとして分類する。例えばA日について求めた第1主成分の属する区分が[0.0〜0.1]、第2主成分の属する区分が[0.0〜0.1]、第3主成分の属する区分が[0.4〜0.6]であり、B日について求めた各主成分が属する夫々の組も同様である場合、A日とB日とは同じクラスに分類される。例えば図17及び図18に示す例において、2007/3/1と2007/3/2とは、「種類1」として示される同じクラスに分類されていると確認することができる。
解析装置1は、事象特徴モデル生成部101の第2生成部1013により、解析処理におけるステップS114〜S115の処理を実行する。図19は、本発明の解析装置1が生成するクラス構成比表の一例を示す図表である。図19は、ステップS115にて生成されるクラス構成比表を示している。図19に示すクラス構成比表では、分類したクラス毎に、各主成分の構成比を表形式で示している。各主成分の構成比として示している値は、各クラスについて、各主成分の相対値の平均値を算出し、各主成分の代表値として示したものである。なおクラス構成比表は、事象特徴モデルとして解析結果記録部124に記録される。
解析装置1は、事象特徴モデル生成部101の第3生成部1014の処理により、解析処理におけるステップS116の処理を実行する。図20は、本発明の解析装置1が生成する事象分類表の一例を示す図表である。図20は、ステップS116にて生成される事象分類表を示している。図20に示す事象分類表は、事象記録部122に記録されている事業内容と、分類部1011が導出したクラス種類及び規模係数とを、日付に基づいて対応付けた表である。事業内容としては、事象種類及び事象規模と、経過日とが示されている。なお事象分類表は、事象特徴モデルとして解析結果記録部124に記録される。
この様にして解析装置1は、解析処理を実行し、事象の実施に対する効果をモデル化した事象特徴モデルを生成し、生成した事象特徴モデルを解析結果記録部124に記録する。
次に解析処理の結果である事象特徴モデルを用いた予測処理について説明する。予測処理は、事象特徴モデルを用い、販売促進のためのキャンペーンを実施した場合に、それによる効果、即ちアクセス状況を予測する処理である。図21は、本発明の解析装置1の予測処理の一例を示すフローチャートである。解析装置1は、解析プログラムPRG等のプログラムを実行する制御機構10の制御に基づく受付部106の処理により、実施する事象である予定事象の内容の入力を受け付ける(S401)。ステップS401にて受け付ける予定事象の内容は、例えば図4に示した事象記録部122に記録されている事象の内容に準じた形式が用いられる。
解析装置1は、制御機構10の制御に基づく潜在特性予測部102の処理により、解析結果記録部124に記録している事象特徴モデルを読み取る(S402)。
解析装置1は、制御機構10の制御に基づく潜在特性予測部102の処理により、事象特徴モデルの一つである事象分類表に基づいて、予定事象の内容から予測されるクラス種類及び規模係数を導出する(S403)。ステップS403は、予定事象の内容に一致又は類似する事象内容及び経過日を検索し、検索した事象内容及び経過日に対応付けて記録されているクラス種類及び規模係数を読み取る処理である。なお予定事象の内容に一致又は類似する事象内容及び経過日が複数存在する場合、対応付けられている複数のクラス種類及び規模係数の平均値を用いる。クラス種類の平均値とは、次の処理である主成分構成比の導出において、クラス構成比表に示されているクラス構成比の平均値である。なお平均値を算出するのではなく、直近のクラス種類及び規模係数を用いる様にしてもよい。事象実施時の効果は、常に変化しているとの前提に基づく処置である。
図22は、本発明の解析装置1の予測処理の途中経過の一例を示す図表である。図22は、ステップS403の処理の具体例であり、経過日と、導出されたクラス種類及び規模係数とを対応付けて示している。図22に示す例では、予定事象を実施する全ての日において、クラス種類が「種類1」であるが、その規模係数は経過日毎に変化していることを示している。
図21のフローチャートの続きを説明する。解析装置1は、制御機構10の制御に基づく潜在特性予測部102の処理により、事象特徴モデルの一つであるクラス構成比表に基づいて、予測されるクラス種類から予測される主成分構成比を導出する(S404)。ステップS404は、ステップS403にて予測したクラス種類を検索し、検索したクラス種類に対応付けて記録されている各主成分の構成比を読み取る処理である。例えばクラス種類「種類1」では、第1主成分、第2主成分及び第3主成分の構成比が0.7:0.1:−0.2であるとの内容を読み取る。
解析装置1は、制御機構10の制御に基づく潜在特性予測部102の処理により、事象特徴モデルの一つである潜在特性主成分表に基づいて、予測される主成分構成比から潜在特性の分布予測を導出する(S405)。ステップS405は、ステップS404にて予測した各主成分の構成比を、潜在特性主成分表に記録されている各主成分の潜在特性の分布に乗じることで、予測される各主成分の分布を導出する処理である。なお潜在特性の分布予測までの処理において、事象特徴モデルから読み取った情報をそのまま用いるのではなく、主催者が独自に入手している情報、経験等を加味し、必要に応じて適宜修正を加工する様にしても良い。
そして解析装置1は、制御機構10の制御に基づく潜在特性予測部102の処理により、予定事象を実施した場合に予測される潜在特性の分布、クラス種類及び規模係数を出力機構15から出力し(S406)、また予測潜在特性分布部125に記録する(S407)。ステップS406は、ステップS405にて導出した潜在特性の分布予測をモニタに表示し、必要に応じてプリンタを用いて印刷出力する処理である。ステップS407では、予測した潜在特性の分布として、潜在特性の分布そのものを示す情報と共に、潜在特性の分布をモデル化した情報としてクラス種類及び規模係数を示す情報も記録される。
図23は、本発明の解析装置1が出力する潜在特性の分布予測の一例を示す説明図である。図23は、ステップS405にて導出した潜在特性の分布予測の結果であり、ステップS406にて出力され、またステップS407で記録される情報である。図23(a)〜(d)は、夫々予定事象の開始の1日目から4日目までの潜在特性の分布予測を示すヒストグラムであり、横軸が潜在特性を示し、縦軸がセッション度数を示している。即ち図23の各図は、図9に示した潜在特性の分布を示すヒストグラムの形式を用いて予測結果を示したものである。この様にして予測処理が実行される。
次に予定事象を実施した際に、予測処理にて予測した内容と、実施した結果とを比較する検証処理について説明する。図24は、本発明の解析装置1の検証処理の一例を示すフローチャートである。本発明の解析装置1は、解析プログラムPRG等のプログラムを実行する制御機構10の制御に基づく受付部106の処理により、実施結果記録部126から、解析の対象となる実施結果を読み取り、処理の対象として受け付ける(S501)。ステップS501にて受け付ける実施結果は、例えば前述した予定事象を実施後のアクセス先及び目的アクセス先に対するアクセスの有無を、セッション毎に示した図表として記録されている。即ち図3に示したウェブログと同様の形式である。ここでは予定事象実施後、一日分の実施結果を解析の対象として受け付けたものとして以降の処理を説明する。
解析装置1は、制御機構10の制御に基づく実施結果分析部103の処理により、受け付けた実施結果、及びアクセス行動モデル記録部123に記録しているアクセス行動モデルに基づいて、実施結果における潜在特性の度数分布を導出する(S502)。ステップS502は、アクセス行動モデル等の過去の解析結果に基づいて、各セッションのアクセス先及び目的アクセス先に対するアクセスの結果から、各セッションの潜在特性を推定し、潜在特性の度数分布を導出する処理である。
解析装置1は、制御機構10の制御に基づく実施結果分析部103の処理により、実施結果における潜在特性の度数分布に対して回帰分析を行い、潜在特性の度数分布を主成分毎の重みに分解して、クラス種類を判定する(S503)。ステップS503では、先ず、解析結果記録部124に記録されている事象特徴モデルを参照し、潜在特性主成分表に示されている各主成分の主成分基底を説明変数として回帰分析を行い、各主成分に係る重み係数を求める。そして求めた重み係数は、クラス種類の判別に用いられる。重み係数が、事象特徴モデルのクラス種構成比表に示されている主成分の構成比と一致又は近似されるクラス種類が存在する場合、当該クラス種類は、事象の実施結果を示すクラス種類であると判定することができる。クラス種類の判定には、回帰分析の精度を評価する指標として一般に用いられるR自乗値を用いることができる。例えばR自乗値が閾値として設定している0.8を超えた場合に、潜在特性の分布を、予測に用いたクラス種類の主成分に分解することができたと判定する。
解析装置1は、制御機構10の制御に基づく実施結果分析部103の処理により、回帰分析で求められた主成分に係る重み係数を正規化して規模係数を導出する(S504)。
そして解析装置1は、制御機構10の制御に基づく実施結果分析部103の処理により、潜在特性の分布等の実施結果を示す情報を、実績潜在特性分布記録部127に記録する(S505)。ステップS505では、潜在特性の分布そのものを示す情報と共に、潜在特性の分布をモデル化した情報として、クラス種類及び規模係数を示す情報も記録される。
解析装置1は、制御機構10の制御に基づく予実比較部104の処理により、潜在特性の分布の予実比較を行う(S506)。ステップS506は、予測潜在特性分布記録部125から予測した潜在特性の分布を読み取り、また実績潜在特性分布記録部127から事象の実施結果を示す潜在特性の分布を読み取り、夫々を比較する処理である。なお比較は、潜在特性の分布そのものを比較するのではなく、クラス種類及び規模係数を比較することにより、比較結果を容易に求めることができる。そしてクラス種類及び規模係数に差異がある場合、予実差有りとして以降の処理を実行する。なおクラス種類及び規模係数に差異がない場合、実施結果は予測通りであるとの結論を出力する。
解析装置1は、制御機構10の制御に基づく対策支援部105の処理により、予実比較の結果である予実差を分類する(S507)。ステップS507では、予測と実績とのクラス種類及び規模係数を比較することにより、幾つかの類型に分類することができる。ここではクラス種類が同一で規模係数が異なるタイプA、クラス種が異なり特定の主成分のみが異なるタイプB、全ての主成分が異なるか回帰分析を検証したR自乗値が閾値を超えないタイプCの三種類のタイプに分類する例を説明する。
解析装置1は、制御機構10の制御に基づく対策支援部105の処理により、予実差の分類結果に基づいて、潜在特性の分布の予実差を解消するための対策を導出する(S508)。ステップS508において、タイプAに分類した場合、例えば広告規模の拡大により、キャンペーン自体の規模を補正することが適正であると判定し、規模を大きくする施策を実施する提案を対策として導出する。タイプBに分類した場合、解析結果記録部124に記録されている事象特徴モデルから、特定の主成分を強化する事象内容を検索し、対策として導出する。タイプCに分類した場合、過去の実績を示す事象特徴モデルから状況を類推することが困難な状況が発生していると判断して、具体的な対策の導出は実行せず、予実差が大きいことを示す警告のみとする。
解析装置1は、制御機構10の制御に基づく対策支援部105の処理により、導出した対策を出力機構15から出力する(S509)。ステップS509は、ステップS508にて導出した対策等の情報をモニタに表示し、必要に応じてプリンタを用いて印刷出力する処理である。
この様に本発明の解析装置1は、各ユーザの属性、過去の購入履歴等のユーザ毎の情報が利用できない場合でも、キャンペーン初日におけるユーザのアクセス状況の実績を解析し、予定と異なる場合には、その対策を提案することができる。即ち本発明は、キャンペーン初日のユーザの潜在特性の分布を過去の実績から予測した上で、予測と実績とが異なる場合に、予実差を予め設定されている複数のタイプのいずれかに分類し、タイプ毎に適切な対策を提案することが可能である。
前記実施の形態では、一台の装置を用いて構成した解析装置にて実施する形態を示したが、本発明はこれに限らず、必要に応じて機能を分散した複数台の装置にて実施する等、様々な形態に展開することが可能である。
また前記実施の形態では、スタンドアローンとして稼動する解析装置にて実施する形態を示したが、本発明はこれに限らず、ウェブサーバからウェブログをインターネット等の通信網経由で受信し、適宜必要な命令を通信網経由で、該当ウェブサーバへ送信するASP型の形態に展開することも可能である。
さらに前記実施の形態では、アクセス先としてURLを設定する形態を示したが、本発明はこれに限られるものではない。例えば社内に構築されたイントラネットに適用する場合に、URL以外に、プライベートIPアドレス等の別途設定される独自のアドレスを用いる様にしてもよい等、様々な形態に展開することが可能である。
以上の実施の形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
通信網上のアクセス先に対するアクセスを解析する解析装置において、
アクセス先、及び予め設定された目的アクセス先に対するアクセスの有無を示すアクセス履歴をセッション毎に記録している履歴記録部の記録内容から、アクセス履歴の傾向を単位期間毎に分析して、目的アクセス先に対するアクセスの潜在的な可能性を示す潜在特性をセッション毎に導出する履歴分析部と、
該履歴分析部が導出した単位期間毎の潜在特性に対応するアクセスの度数分布に対して主成分分析を行う主成分分析部と、
該主成分分析の結果に基づいて、単位期間毎の各主成分の相対的な関係を複数のクラスに分類する分類部と、
目的アクセス先に対するアクセスに誘導すべく実施した事象の内容を単位期間毎に記録する事象記録部と、
前記主成分毎に、内在する前記潜在特性の分布を導出して、主成分及び潜在特性の分布を対応付けた潜在特性主成分表を生成する第1生成部と、
前記分類部が分類したクラス、及び該クラス毎の各主成分の相対的な関係に基づく主成分構成比を対応付けたクラス構成比表を生成する第2生成部と、
前記分類部が分類したクラス、及び前記事象記録部に記録している事象の内容を、単位期間に基づいて対応付けた事象分類表を生成する第3生成部と、
前記第1生成部が生成した潜在特性主成分表、前記第2生成部が生成したクラス構成比表、及び前記第3生成部が生成した事象分類表を、事象の実施に対する効果をモデル化した事象特徴モデルとして記録する解析結果記録部と
を備えることを特徴とする解析装置。
(付記2)
更に、
実施する事象である予定事象の内容の入力を受け付ける受付部と、
受け付けた予定事象の内容、及び前記解析結果記録部に記録している事象特徴モデルに基づいて、予定事象を実施した場合の潜在特性の分布の予測を導出する潜在特性予測部と
を備えることを特徴とする付記1に記載の解析装置。
(付記3)
前記履歴分析部が導出した潜在特性をアクセス履歴に係るセッションに対応付けたアクセス行動モデルとして記録するアクセス行動モデル記録部を備えており、
更に、
前記受付部は、前記予定事象を実施後のアクセス先及び目的アクセス先に対するアクセスの有無を、セッション毎に示した実施結果を受け付ける様にしてあり、
該実施結果、及び前記アクセス行動モデル記録部に記録しているアクセス行動モデルに基づいて、実施結果における潜在特性の度数分布を導出する実施結果分析部と、
前記潜在特性予測部が予測した潜在特性の分布、及び前記実施結果分析部が導出した潜在特性の分布を比較する予実比較部と、
該予実比較部が比較した結果である潜在特性の予実差に基づいて、潜在特性の分布の差を、予め設定されている複数の類型の一つに分類する対策支援部と
を備えることを特徴とする付記2に記載の解析装置。
(付記4)
前記履歴分析部は、
前記履歴記録部に記録している単位期間毎のアクセス履歴に対し、
アクセスの有無について目的アクセス先との相関が所定値以上であるアクセス先を選択し、
各セッションに対し、選択したアクセス先に対するアクセスの有無を対応付け、
各セッション及び選択したアクセス先に対するアクセスの有無の対応関係を項目反応理論による分析結果に基づいて、
潜在特性をセッション毎に導出する様にしてある
ことを特徴とする付記1乃至付記3のいずれかに記載の解析装置。
(付記5)
前記分類部は、
単位期間毎に、主成分分析の結果に基づく各主成分の主成分得点を各主成分の主成分得点の絶対値の合計である規模係数にて除した結果に基づいて正規化し、
正規化した各主成分の主成分得点の相対的な関係を分類する様にしてある
ことを特徴とする付記1乃至付記4のいずれかに記載の解析装置。
(付記6)
前記潜在特性予測部は、
前記事象分類表に基づいて、予定事象の内容から予測されるクラスを導出し、
前記クラス構成比表に基づいて、予測されるクラスから予測される主成分構成比を導出し、
前記潜在特性主成分表に基づいて、予測される主成分構成比から潜在特性の分布の予測を導出する様にしてある
ことを特徴とする付記2に記載の解析装置。
(付記7)
通信網上のアクセス先に対するアクセスを解析する解析装置を用いて実行する解析方法において、
アクセス先、及び予め設定された目的アクセス先に対するアクセスの有無を示すアクセス履歴をセッション毎に記録している履歴記録部の記録内容から、アクセス履歴の傾向を単位期間毎に分析して、目的アクセス先に対するアクセスの潜在的な可能性を示す潜在特性をセッション毎に導出する履歴分析ステップと、
該履歴分析ステップにて導出した単位期間毎の潜在特性に対応するアクセスの度数分布に対して主成分分析を行う主成分分析ステップと、
該主成分分析ステップによる主成分分析の結果に基づいて、主成分毎に、内在する前記潜在特性の分布を導出し、主成分及び潜在特性の分布を対応付けた潜在特性主成分表を生成する第1生成ステップと、
前記主成分分析ステップによる主成分分析の結果に基づいて、単位期間毎の各主成分の相対的な関係を複数のクラスに分類する分類ステップと、
該分類ステップにて分類したクラス、及び該クラス毎の各主成分の相対的な関係に基づく主成分構成比を対応付けたクラス構成比表を生成する第2生成ステップと、
前記分類ステップにて分類したクラス、及び目的アクセス先に対するアクセスに誘導すべく実施した単位期間毎の事象の内容を、単位期間に基づいて対応付けた事象分類表を生成する第3生成ステップと、
前記第1生成ステップにて生成した潜在特性主成分表、前記第2生成ステップにて生成したクラス構成比表、及び前記第3生成ステップにて生成した事象分類表を、事象の実施に対する効果をモデル化した事象特徴モデルとして記録する解析結果記録ステップと
を解析装置にて実行することを特徴とする解析方法。
(付記8)
コンピュータに、通信網上のアクセス先に対するアクセスを解析させる解析プログラムにおいて、
前記コンピュータに、
アクセス先、及び予め設定された目的アクセス先に対するアクセスの有無を示すアクセス履歴をセッション毎に記録している履歴記録部の記録内容から、アクセス履歴の傾向を単位期間毎に分析して、目的アクセス先に対するアクセスの潜在的な可能性を示す潜在特性をセッション毎に導出する履歴分析手順と、
該履歴分析手順にて導出した単位期間毎の潜在特性に対応するアクセスの度数分布に対して主成分分析を行う主成分分析手順と、
該主成分分析手順による主成分分析の結果に基づいて、主成分毎に、内在する前記潜在特性の分布を導出し、主成分及び潜在特性の分布を対応付けた潜在特性主成分表を生成する第1生成手順と、
前記主成分分析手順による主成分分析の結果に基づいて、単位期間毎の各主成分の相対的な関係を複数のクラスに分類する分類手順と、
該分類手順にて分類したクラス、及び該クラス毎の各主成分の相対的な関係に基づく主成分構成比を対応付けたクラス構成比表を生成する第2生成手順と、
前記分類手順にて分類したクラス、及び目的アクセス先に対するアクセスに誘導すべく実施した単位期間毎の事象の内容を、単位期間に基づいて対応付けた事象分類表を生成する第3生成手順と、
前記第1生成手順にて生成した潜在特性主成分表、前記第2生成手順にて生成したクラス構成比表、及び前記第3生成手順にて生成した事象分類表を、事象の実施に対する効果をモデル化した事象特徴モデルとして記録する解析結果記録手順と
を実行させることを特徴とする解析プログラム。
本発明の解析装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。 本発明の解析装置の機能構成例を示す機能ブロック図である。 本発明の解析装置が備えるウェブログ記録部の記録内容の一例を概念的に示す説明図である。 本発明の解析装置が備える事象記録部の記録内容の一例を概念的に示す説明図である。 本発明の解析装置の解析処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の解析装置が生成するアクセス履歴の一例を示す説明図である。 本発明の解析装置の項目集合設定処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の解析装置の項目反応理論分析処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の解析装置が導出する潜在特性の分布の一例を示すヒストグラムである。 本発明の解析装置が用いる項目反応理論のロジスティック曲線を示すグラフである。 本発明の解析装置が導出する単位期間及び潜在特性毎のアクセス数を示す度数分布表の一例を示す三次元グラフである。 本発明の解析装置による主成分分析の結果である主成分の主成分基底及び主成分得点の一例を示すグラフである。 本発明の解析装置が主成分選択に用いる主成分の累積寄与率の一例を示すグラフである。 本発明の解析装置が生成する潜在特性主成分表の一例を示す図表である。 本発明の解析装置に係る主成分の経時変化の一例を示すグラフである。 本発明の解析装置に係る正規化した主成分の経時変化の一例を示すグラフである。 本発明の解析装置による分類の結果の一例を示すグラフである。 本発明の解析装置による分類の結果の一例を示す説明図である。 本発明の解析装置が生成するクラス構成表の一例を示す図表である。 本発明の解析装置が生成する事象分類表の一例を示す図表である。 本発明の解析装置の予測処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の解析装置の予測処理の途中経過の一例を示す図表である。 本発明の解析装置が出力する潜在特性の分布予測の一例を示す説明図である。 本発明の解析装置の検証処理の一例を示すフローチャートである。
1 解析装置
10 制御機構
11 補助記憶機構
12 記録機構
13 記憶機構
14 入力機構
15 出力機構
16 通信機構
100 履歴分析部
1000 項目集合設定部
1001 項目反応理論分析部
101 事象特徴モデル生成部
1010 主成分分析部
1011 分類部
1012 第1生成部
1013 第2生成部
1014 第3生成部
102 潜在特性予測部
103 実施結果分析部
104 予実比較部
105 対策支援部
106 受付部
120 ウェブログ記録部
121 アクセス履歴記録部
122 事象記録部
123 アクセス行動モデル記録部
124 解析結果記録部
125 予測潜在特性分布記録部
126 実施結果記録部
127 実績潜在特性分布記録部
PRG 解析プログラム

Claims (5)

  1. 通信網上のアクセス先に対するアクセスを解析する解析装置において、
    アクセス先、及び予め設定された目的アクセス先に対するアクセスの有無を示すアクセス履歴をセッション毎に記録している履歴記録部の記録内容から、アクセス履歴の傾向を単位期間毎に分析して、目的アクセス先に対するアクセスの潜在的な可能性を示す潜在特性をセッション毎に導出する履歴分析部と、
    該履歴分析部が導出した単位期間毎の潜在特性に対応するアクセスの度数分布に対して主成分分析を行う主成分分析部と、
    該主成分分析の結果に基づいて、単位期間毎の各主成分の相対的な関係を複数のクラスに分類する分類部と、
    目的アクセス先に対するアクセスに誘導すべく実施した事象の内容を単位期間毎に記録する事象記録部と、
    前記主成分毎に、内在する前記潜在特性の分布を導出して、主成分及び潜在特性の分布を対応付けた潜在特性主成分表を生成する第1生成部と、
    前記分類部が分類したクラス、及び該クラス毎の各主成分の相対的な関係に基づく主成分構成比を対応付けたクラス構成比表を生成する第2生成部と、
    前記分類部が分類したクラス、及び前記事象記録部に記録している事象の内容を、単位期間に基づいて対応付けた事象分類表を生成する第3生成部と、
    前記第1生成部が生成した潜在特性主成分表、前記第2生成部が生成したクラス構成比表、及び前記第3生成部が生成した事象分類表を、事象の実施に対する効果をモデル化した事象特徴モデルとして記録する解析結果記録部と
    を備えることを特徴とする解析装置。
  2. 更に、
    実施する事象である予定事象の内容の入力を受け付ける受付部と、
    受け付けた予定事象の内容、及び前記解析結果記録部に記録している事象特徴モデルに基づいて、予定事象を実施した場合の潜在特性の分布の予測を導出する潜在特性予測部と
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の解析装置。
  3. 前記履歴分析部が導出した潜在特性をアクセス履歴に係るセッションに対応付けたアクセス行動モデルとして記録するアクセス行動モデル記録部を備えており、
    更に、
    前記受付部は、前記予定事象を実施後のアクセス先及び目的アクセス先に対するアクセスの有無を、セッション毎に示した実施結果を受け付ける様にしてあり、
    該実施結果、及び前記アクセス行動モデル記録部に記録しているアクセス行動モデルに基づいて、実施結果における潜在特性の度数分布を導出する実施結果分析部と、
    前記潜在特性予測部が予測した潜在特性の分布、及び前記実施結果分析部が導出した潜在特性の分布を比較する予実比較部と、
    該予実比較部が比較した結果である潜在特性の予実差に基づいて、潜在特性の分布の差を、予め設定されている複数の類型の一つに分類する対策支援部と
    を備えることを特徴とする請求項2に記載の解析装置。
  4. 通信網上のアクセス先に対するアクセスを解析する解析装置を用いて実行する解析方法において、
    アクセス先、及び予め設定された目的アクセス先に対するアクセスの有無を示すアクセス履歴をセッション毎に記録している履歴記録部の記録内容から、アクセス履歴の傾向を単位期間毎に分析して、目的アクセス先に対するアクセスの潜在的な可能性を示す潜在特性をセッション毎に導出する履歴分析ステップと、
    該履歴分析ステップにて導出した単位期間毎の潜在特性に対応するアクセスの度数分布に対して主成分分析を行う主成分分析ステップと、
    該主成分分析ステップによる主成分分析の結果に基づいて、主成分毎に、内在する前記潜在特性の分布を導出し、主成分及び潜在特性の分布を対応付けた潜在特性主成分表を生成する第1生成ステップと、
    前記主成分分析ステップによる主成分分析の結果に基づいて、単位期間毎の各主成分の相対的な関係を複数のクラスに分類する分類ステップと、
    該分類ステップにて分類したクラス、及び該クラス毎の各主成分の相対的な関係に基づく主成分構成比を対応付けたクラス構成比表を生成する第2生成ステップと、
    前記分類ステップにて分類したクラス、及び目的アクセス先に対するアクセスに誘導すべく実施した単位期間毎の事象の内容を、単位期間に基づいて対応付けた事象分類表を生成する第3生成ステップと、
    前記第1生成ステップにて生成した潜在特性主成分表、前記第2生成ステップにて生成したクラス構成比表、及び前記第3生成ステップにて生成した事象分類表を、事象の実施に対する効果をモデル化した事象特徴モデルとして記録する解析結果記録ステップと
    を解析装置にて実行することを特徴とする解析方法。
  5. コンピュータに、通信網上のアクセス先に対するアクセスを解析させる解析プログラムにおいて、
    前記コンピュータに、
    アクセス先、及び予め設定された目的アクセス先に対するアクセスの有無を示すアクセス履歴をセッション毎に記録している履歴記録部の記録内容から、アクセス履歴の傾向を単位期間毎に分析して、目的アクセス先に対するアクセスの潜在的な可能性を示す潜在特性をセッション毎に導出する履歴分析手順と、
    該履歴分析手順にて導出した単位期間毎の潜在特性に対応するアクセスの度数分布に対して主成分分析を行う主成分分析手順と、
    該主成分分析手順による主成分分析の結果に基づいて、主成分毎に、内在する前記潜在特性の分布を導出し、主成分及び潜在特性の分布を対応付けた潜在特性主成分表を生成する第1生成手順と、
    前記主成分分析手順による主成分分析の結果に基づいて、単位期間毎の各主成分の相対的な関係を複数のクラスに分類する分類手順と、
    該分類手順にて分類したクラス、及び該クラス毎の各主成分の相対的な関係に基づく主成分構成比を対応付けたクラス構成比表を生成する第2生成手順と、
    前記分類手順にて分類したクラス、及び目的アクセス先に対するアクセスに誘導すべく実施した単位期間毎の事象の内容を、単位期間に基づいて対応付けた事象分類表を生成する第3生成手順と、
    前記第1生成手順にて生成した潜在特性主成分表、前記第2生成手順にて生成したクラス構成比表、及び前記第3生成手順にて生成した事象分類表を、事象の実施に対する効果をモデル化した事象特徴モデルとして記録する解析結果記録手順と
    を実行させることを特徴とする解析プログラム。
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