JP2009244304A - 広帯域多波長光源 - Google Patents

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Abstract

【課題】広帯域多波長光源を提供する。
【解決手段】本発明の一実施形態による広帯域多波長光源は、第1のレーザー光源から多波長光を発生する第1の多波長光発生手段と、第2のレーザー光源から多波長光を発生する第2の多波長光発生手段とを備える。また、広帯域多波長光源は、第1の多波長光発生手段からの多波長光の一部の波長を第1の制御光として取り出す第1の分岐手段と、第2の多波長光発生手段からの多波長光の一部の波長を第2の制御光として取り出す第2の分岐手段とを備える。さらに、広帯域多波長光源は、第1および第2の制御光の位相誤差を検出する位相検出手段と、検出した位相信号に応じて、第1および第2のレーザー光源の一方の位相を制御する位相制御手段とを備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、光通信における光位相が互いに同期した広帯域多波長周波数安定化光源に関するものである。
光ファイバ通信では、1990年代後半以降、大容量化のために波長分割多重(WDM:Wavelength Division Multiplexing)技術が採用されている。採用されている実用化システムでは、標準化された光周波数グリッドに合致した光周波数(波長)を有する個別の半導体レーザーを必要な数だけ多重実装して実現されている。
この場合、光ファイバ伝搬中に発現する光ファイバの非線形現象に伴い伝送能力が制限される。4光波混合と呼ばれる現象によって隣接グリッドの光周波数位置に新たな光が誘発されてしまう。この誘発された光は、当該グリッドに配置されたレーザー光源の信号にとってビート雑音として影響を及ぼし、伝送特性を劣化させる。誘発された光は、個別の半導体レーザー光源からの光とは無相関状態にあるのでビート雑音を生み出すことになる。このビート雑音強度は、誘発された光が微弱であっても信号光のSNRへの影響は強く、信号光強度に比べて−30dBを超えると、誤り率に反映される。
ビート雑音の影響を抑制するには、これまで光ファイバへの入力光強度を弱める対策が多く施されてきた。この方法とは別に、相互の信号光位相状態に相関を持たせ、電界の干渉状態を制御することによって解決することができる。そのため、光位相同期化光源が有効となる。このような光源として、1つのCW(continuous−wave)レーザーから位相が同期した多波長光を発生する多波長光源がある(特許文献1参照)。
図1に、このような多波長光源の構成例を示す。この多波長光源10は、連続発振するCW光源12と、CW光を位相変調する位相変調器14と、位相変調成分を振幅変調成分に変換する群速度分散媒質16と、振幅変調成分として観測される光周波数スペクトル列をさらに位相変調して帯域を拡大する位相変調器18とを備えている。多波長光源10は、位相変調器14を直接駆動し、位相変調器18を位相シフター22を介して駆動する信号発生器20と、CW光源12の駆動電流を制御する回路24と、CW光源12の温度を制御する回路26とをさらに備えている。信号発生器20は、変調周波数f[Hz]で発振し、この周波数fは、光周波数スペクトル列の周波数間隔を規定する。
この多波長光源10において、CWレーザー光源12から発生されるCW光は、位相変調器14に入射され、そこで信号発生器からの変調周波数fの正弦波によって変調指数Δθ(=π/4)で位相変調され、チャープが付与される。チャープを受けたCW光は、群速度分散媒質を通過することで群速度分散B(=±1/(4πf ))[秒]が与えられる。群速度分散を受けたCW光は、位相変調器18において、周波数fの正弦波によって、位相シフターを介して変調指数Δθで位相変調される。これにより、広い周波数範囲にわたって、SNRの優れた平坦なスペクトル波形が得られる。
この多波長光源10で生成できる光周波数スペクトルは、図2に示すように、包絡線(エンベロープ)が台形となる。この光周波数スペクトルは、レーザー光源12の光周波数を中心に短波長側と長波長側に均等に拡がる。スペクトラム強度が一様とみなすことができ、長距離光通信に適用することができる帯域は、多波長光源の設計や今後の技術の進展(例えば、LN変調器のV−π駆動電圧の低減)にもよるが、概ね20nm前後である。それを超えると、雑音特性が劣化し長距離伝送の制限要因となる。
特開2007−94143号公報 W. C. Swann and S. L. Gilbert, "Pressure-induced shift and broadening of 1560-1630nm carbon monoxide wavelength-calibration lines," J. Opt. Soc. Am. B, Vol. 19, No. 10, October 2002, pp. 2461-2467
このように、多波長光源10は、ビート雑音の影響を抑えることができ、WDM技術に適しているが、生成できるチャネル数(すなわち、帯域)には限界がある。光ファイバ伝送を所望の距離に対して実現するには、光源に高い品質、すなわち相対強度雑音(RIN:Relative Intensity Noise)の低さ、が求められる。一般に、光ファイバで数百kmの信号伝送を行うには、光源について−140dB/(Hz)1/2以下のRINが必要となる。ひとつの半導体レーザー光源から多数の送信用光周波数キャリアを生成する場合(図1のような場合)、レーザー光源に−150dB/(Hz)1/2以下(測定限界)のものを用いても、−140dB/(Hz)1/2以下の送信用光周波数キャリアは数十波程度に留まる。
また、光源の安定性を確保するために、光吸収ガスセルのスペクトル吸収線に安定化させる手法が一般に用いられるが(非特許文献1)、吸収線の周波数と標準化された光周波数グリッドとは合致していないので、多波長光源の周波数帯設計の自由度は極めて限定的であった。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、多波長光源を用いて生成できる光周波数キャリア数を拡大することができ、光周波数帯の設計の自由度を向上することができる広帯域多波長光源を提供することにある。
本発明は、このような目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、広帯域多波長光源であって、第1のレーザー光源から多波長光を発生する第1の多波長光発生手段と、第2のレーザー光源から多波長光を発生する第2の多波長光発生手段と、前記第1の多波長光発生手段からの多波長光の一部の波長を第1の制御光として取り出す第1の分岐手段と、前記第2の多波長光発生手段からの多波長光の一部の波長を第2の制御光として取り出す第2の分岐手段と、前記第1および第2の制御光の位相誤差を検出する位相検出手段と、前記検出した位相信号に応じて、前記第1および第2のレーザー光源の一方の位相を制御する位相制御手段とを備えたことを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の広帯域多波長光源であって、前記位相検出手段は、前記第1および第2の制御光の一方に周波数オフセットを与える周波数シフト手段と、前記周波数オフセットを与えられた制御光と他方の制御光を合波する合波手段と、前記合波した光を受光する受光手段と、前記受光手段からの信号に前記周波数オフセットをかけて誤差信号を検出する位相検出手段とをさらに備えたことを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の広帯域多波長光源であって、前記分岐手段は、前記多波長光の波長をインターリーブして制御光として取り出すインターリーブ手段であることを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれかに記載の広帯域多波長光源であって、前記第1および第2の制御光の一方を、FM変調を施したマイクロ波信号によって位相変調する位相変調手段と、前記位相変調した制御光を透過させて、周波数が特定されたエネルギー遷移準位に吸収させる光吸収手段と、前記光吸収手段を透過した制御光を受光する受光手段と、前記受光手段からの信号と前記マイクロ波信号との位相差を誤差信号として検出する位相検出手段と、前記検出した誤差信号に応じて、前記第1および第2のレーザー光源の一方の位相を制御する位相制御手段とをさらに備えたことを特徴とする。
また、請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の広帯域多波長光源であって、前記FM変調を施したマイクロ波信号の一部の周波数はITU−Tグリッド周波数との差に合致することを特徴とする。
また、請求項6に記載の発明は、請求項1から3のいずれかに記載の広帯域多波長光源であって、第3のレーザー光源と、前記第3のレーザー光源からのレーザー光をFM信号で位相変調する位相変調手段と、前記位相変調したレーザー光を透過させて、特定の吸収線を吸収させる光吸収手段と、前記光吸収手段を透過したレーザー光を受光する受光手段と、前記受光手段からの信号を誤差信号として検出する位相検出手段と、前記検出した誤差信号に応じて、前記第3のレーザー光源の位相を制御する第2の位相制御手段と、前記第3のレーザー光と第2のマイクロ波信号の位相差を誤差信号として取り出す第2の位相検出手段と、前記第2の位相検出手段によって検出した誤差信号に応じて、前記第1および第2のレーザー光源の一方の位相を制御する第3の位相制御手段とを備えたことを特徴とする。
また、請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の広帯域多波長光源であって、第2のマイクロ波信号の周波数は、ITU−Tグリッド周波数との差に合致することを特徴とする。
また、請求項8に記載の発明は、請求項4から7のいずれかに記載の広帯域多波長光源であって、前記特定の吸収線は、1.5μm帯にあることを特徴とする。
また、請求項9に記載の発明は、請求項1から8のいずれかに記載の広帯域多波長光源であって、前記第1の多波長光発生手段からの第1の出力光と、前記第2の多波長光発生手段からの第2の出力光とを合波する合波手段をさらに備えたことを特徴とする。
また、請求項10に記載の発明は、請求項9に記載の広帯域多波長光源であって、
前記第1および第2の出力光の一方の位相を調整する光移相手段をさらに備えたことを特徴とする。
本発明によれば、全体の消費電力を抑制しつつ、ITU−Tで規定される光周波数グリッドに精度良く合致し、互いに光位相同期した多数の光周波数キャリアを生成することができる。消費電力が抑制されるメカニズムは、以下の通りである。長距離通信用半導体レーザー光源は、一般に温度安定化回路を必要とする。温度安定化回路における消費電力は、無視できず、平均2〜3Wを要する。さらに、40チャネルの波長多重システムでは、80〜120Wを温度安定化回路で消費することになる。本発明によれば、40チャネルのキャリアを1台の半導体レーザーで実現できるので、変調器等の駆動回路に必要な消費電力を差し引いても、消費電力を1/5に抑制できる。
本発明では、複数の多波長光源を用いて、光周波数キャリア数を拡大することができる。具体的には、複数の多波長光源の光位相を相互に同期させて合波することにより光周波数キャリアの拡大を図る。
図1に示す多波長光源では、ひとつの半導体レーザー光源から多数の光周波数キャリアを生成しているので、これらキャリア間の光位相は同期している。しかし、複数の多波長光源を使用する場合、異なる多波長光源から生成されるキャリア間では光位相は無相関であり、同期していない。そこで、本発明では、これら複数の多波長光源から生成されるキャリア間の光位相を同期させて合波することにより光周波数キャリアの拡大を図る。
また、多波長光源の光周波数スペクトルは、図2に示すように、包絡線(エンベロープ)が台形となる。すなわち、中心光周波数から離れた光周波数キャリアの強度レベルが徐々に減少するため、端部のスペクトルは伝送用の光キャリアとしては不適である。本発明では、複数の多波長光源からの光キャリアを合波する際に、端部のスペクトル同士を電界加算することにより、光キャリアを拡大するとともに、帯域を通して平坦なスペクトル特性をえることができる。具体的には、多波長光源の光キャリアの光位相を相対的に90度移相させて合波することにより、電界が相互に加算され、光キャリアの純度を損なうことなく、スペクトルの強度を均一化することができる。
さらに、光吸収セル(非特許文献1)を利用して、標準化された光周波数グリッドに対して多波長光源の光キャリア周波数を安定化することができる。具体的には、周波数安定度が正確に評価された原子または分子のスペクトル吸収線の1つに対して、オフセットをかけて多波長光源の光キャリアを安定化させることにより、標準化された光周波数グリッドに対して正確に安定化させることができる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図3に、本発明の第1の実施形態に係る広帯域多波長光源の構成例を示す。この広帯域多波長光源100は、概略、2つの系統からなる。すなわち、第1の系統は、光周波数が安定化されたマスター光源102と、多波長の光キャリアを生成する回路104と、多波長光キャリアを出力光と制御光にインターリーブするインターリーバー106とを備え、第2の系列は、光周波数が安定化されたスレーブ光源112と、多波長の光キャリアを生成する回路114と、多波長光キャリアを出力光と制御光にインターリーブするインターリーバー116とを備えている。さらに、広帯域多波長光源100は、第2の系統のインターリーバー116からの制御光を周波数シフト118と、周波数シフトされた制御光と第1の系統のインターリーバー106からの制御光を合波する回路120と、合波した制御光を受光する受光器122と、受光した信号を増幅する増幅器124と、増幅した信号の位相を検出する位相検出器126と、検出した位相に応じてスレーブ光源112の位相を制御する位相制御器128とを備えている。また、広帯域多波長光源100は、多波長光キャリア生成回路104および114に変調周波数fの信号を提供する発振器110と、周波数シフター118に周波数オフセットΔfの信号を提供する発振器130とを備えている。
マスター光源102は、周波数が安定化したレーザー光を出力し、このレーザー光が多波長光キャリア生成回路104で一定周波数間隔で並ぶ複数の光周波数キャリアに変換される。同様に、スレーブ光源112は、周波数が安定化したレーザー光を出力し、このレーザー光が多波長光キャリア生成回路114で一定周波数間隔で並ぶ複数の光周波数キャリアに変換される。多波長光キャリア生成回路として図1に示す構成を用いた場合、光周波数キャリアのスペクトル特性は、図2に示すように、スペクトルの包絡線(エンベロープ)は台形状になる。
ここで、光キャリアの周波数間隔は、周波数fで発振する発振器110からのクロック信号によって決定され、fとなる。図2の例では、f=25GHzである。多波長光キャリア生成回路の実現手段は、例えば、特許文献1に開示されているので、具体的な説明は省略する。また、マスター光源102およびスレーブ光源112に用いる光周波数安定化光源としては、多くの構成法が知られており、光吸収セルを用いる構成法は、例えば、非特許文献1に開示されているので、具体的な説明は省略する。
多波長光キャリア生成回路104で生成された周波数間隔fの光周波数キャリアは、インターリーバー106によって周波数間隔2×fの2つの光周波数キャリア群に分離される。同様に、多波長光キャリア生成回路114で生成された周波数間隔fの光周波数キャリアは、インターリーバー116によって周波数間隔2×fの2つの光周波数キャリア群に分離される。ここで、2つの光周波数キャリア群の一方を出力光とし、他方を制御光としている。
図4は、これら出力光と制御光のスペクトルを模式的に表した図である。図4(a)および(b)は、第1の系統における出力光および制御光をそれぞれ示し、図4(c)および(d)は、第2の系統における出力および制御光をそれぞれ示している。図4にみられるように、第1の系統のスペクトルと、第2の系統のスペクトルとは、その帯域の中心周波数が異なり、帯域の端が重なるように配置構成されている。
今、例えば、単一光源から25GHz間隔にて60波のマルチ光キャリア生成回路を設計したとする。帯域の中心にレーザー光源の出力光周波数が位置するので、マスターとスレーブレーザー光源の周波数差も20nm、約2.5THzとなるように大雑把に抽出する。その際、光ファイバ通信用光源として適用できるように、ITU−Tにて標準化されている光周波数グリッドにレーザー光源周波数を合致させるように選定する。光周波数グリッドは193.1THz±25×N GHz(Nは0、または自然数)と規定されている。すると、2つの光周波数キャリア群の端部では光周波数がほぼ一致して重なり合うことになる。ただし、この時点で合波しても、光位相は相互に無相関であるため、電界加算とはならず、ビート雑音を打つことになる。
2.5THz離れて無相関に発振しているレーザー光源間の光位相を同期させるために次のような構成をとる。第1および第2の系統の制御光のいずれか一方、図3の例では第2の系統の制御光を周波数シフター118によって、わずかに周波数をシフトさせる。例えば、レーザー光源112の線幅が数百KHzであれば、1MHz以上離調させるだけでよい。オフセット用の発振器130から出力されるクロック周波数Δfがこの離調周波数を与えることになる。
周波数Δfだけ離調させた制御光を、他方の制御光、図3の例では第1の系統の制御光と合波器120で合波する。この合波器120は、例えば、光Y分岐結合器または方向性結合器である。その後、フォトダイオード(PD)などの受光器122および増幅回路124から構成されるビート信号検波器にて、離調周波数に相当するビート信号を電気信号として生成する。そして、このビート信号に対して、位相検波器126で位相敏感検波を行う。すなわち、オフセット用の発振器130から出力されるクロック周波数Δfとビート信号と掛け算を行うことによって位相差Δθを検出する。この位相差Δθが最小となるように、すなわちcosΔθが最大となるように、レーザー位相制御器128によりスレーブレーザー光源112の発振位相を制御する。この動作により、マスターレーザー光源102とスレーブレーザー光源112の両者の光位相が同期することになる。
以下、数式を用いて説明する。第1の系統の制御光および第2の系統の制御光の電界成分をそれぞれE11およびE21とする。
11=A11cos(2πf11+φ11
21=A21cos{2π(f21+Δf)+φ21
11、A21はそれぞれE11、E21の振幅を、f11、f21はそれぞれE11、E21の周波数を、φ11、φ21はそれぞれE11、E21の位相を表す。このE11およびE21を合波回路120にて合波すると光強度Iは次式で表される。
I=<|E11+E21
=(A11+A21/2+2A1121cos{2π(f11−f21−Δf)+(φ11−φ21)}
直流成分は省いて、さらにf11≒f21であるから、次式のように表せる。
I=2A1121cos{2πΔf+(φ11−φ21)}
これにΔfをかけることにより2A1121cos{(φ11−φ21)}が得られる。したがって、cos{(φ11−φ21)}=0、すなわち位相差(φ11−φ21)が90度となるようにレーザー位相制御器128でスレーブレーザー光源112を制御することによって光同期が実現できる。
以上により、マスターレーザー光源とスレーブレーザー光源間に高精度な同期が確立し、それぞれのレーザーから生成される光周波数キャリア(光コム)も同期を保つので光位相が互いに同期した広帯域多波長光源を実現することができる。なお、必要に応じて受光器112の前に、不要なスペクトル成分を除去するために光フィルタを挿入してもよい。
図5に、第1の系統からの出力光と、第2の系統からの出力光とを合波して強度が均一な広帯域スペクトルを合成するための構成例を示す。これら2つの出力光は、光位相が同期している場合、相対的な位相関係を90度移相させて、Y分岐回路または3dB方向性結合器などの合波器152に入力すると、光キャリアの強度の損失なく合波することができる。図3の構成の場合、第1の系統と第2の系統の位相差(φ11−φ21)が90度になるように制御されているので、そのまま入力すると光キャリアの強度の損失なく合波することができる。
また、図2に示したようなスペクトル端部の光強度が徐々に減少している光周波数領域において、両スペクトルを補完的に加算すると、光位相が同期しているので、相互に電界加算され、それぞれの端部での光周波数スペクトルが均一化される。図6に、スペクトルの端部が相互に電界加算され、光周波数スペクトルが均一化される様子を模式的に示す。図6は、図4(a)および(b)の2つの出力光が加算された様子を示している。
2つの出力光を合波するまでには、位相の揺らぎが生じ得るので、相対位相を90度に対して微調整可能な光移相器154を用いると、一層電界加算がより安定に行える。具体的には、出力パワーをモニタしながら最大となる位相に調整することができる。
このようにマルチ光周波数キャリアの裾野にある光周波数キャリア間で光位相の同期をとることにより、複数の多波長光源を組み合わせて広帯域化を図ることができる。この技術は、2つのキャリア群に対して実施可能であるだけでなく、複数の光周波数キャリア群に対して実現可能である。したがって、このようなチェーン化技術によって必要に応じて所望の帯域または所望の光周波数キャリア数の広帯域光源を実現することができる。なお、広い帯域で光位相が同期したスペクトル列を生成可能であることは、超短パルス光源の生成にも有効であることを意味する。すなわち、同期したスペクトル列を合成して超短パルスを生成することができる。また、図3の広帯域多波長光源の出力光を各波長に分波して使用する場合は、図5のように2つの出力光を合波しなくてもよい。
(第2の実施形態)
図7は、マスターおよびスレーブ光源の発振光周波数の選択の自由度を高めるための構成例を示している。第1の実施形態と同様の機能ブロックには、同様の符号を付して説明を省略する。広帯域多波長光源200は、広帯域多波長光源100の構成要素に加えて、第1の系統の制御光の位相を変調する位相変調器202と、特定の吸収線を有するガ光吸収セル204と、光吸収セルを透過した制御光を受光する受光器206と、受光した信号を増幅する増幅器208と、増幅した信号の位相を検出する位相検出器210と、検出した位相に応じてマスター光源102の位相を制御する位相制御器212とを備えている。なお、第2の実施形態では、第1の実施形態と異なり、周波数シフター118が第1の系統の制御光の方に設置されている。
第1の実施形態においては、一例として、マスターレーザー光源に光吸収セルを用いる構成法を示した(非特許文献1)。第1の実施形態においては、マスターレーザー光源102からレーザー光を光吸収セルのガス中を透過させ、レーザー光の発振周波数をガスのスペクトル吸収線に安定化させる。本実施形態においては、光源102の発振周波数とは独立に、スペクトル吸収が大きい吸収線または標準化されたグリッドに対して周波数シフト量を小さくできる吸収線を選択して、高いSNで安価な安定化を実施できる構成例を示す。
本実施形態では、吸収線への安定化には多波長光キャリア発生回路からの制御光の任意の光周波数を用いることができきる。光吸収セルは、一般的にはレーザー分光技術などにより、その周波数安定度が正確に評価された原子もしくは分子の吸収線を用いる。それらのいくつかは、度量衡標準において標準物質として認定されている。光吸収セル204としては、例えば光通信帯では、アセチレン(C)、シアン化水素(HCN)、一酸化炭素(1216O、1316O)、水蒸気(HO)などの分子を単独または複数封入したものが用いられる。本実施形態では、一酸化炭素(1216O)を例にとって説明する。
図8に、光吸収セル204として一酸化炭素(1216O)を封入した吸収セルを用いた際の吸収スペクトルの例を示す。1216Oは、L帯において全部で40本以上の吸収線を有しており、それらの吸収線の波長はサブpm(10MHzのオーダ)の不確かさで安定なことが知られている(非特許文献1)。
表1に、図8の吸収ピークに対応する光周波数と100GHz間隔および50GHz間隔のITUグリッド周波数との差νoffsetを示す。このνoffsetは、表1の100G Gridおよび50G Gridの列に示されており、単位はGHzである。表からわかるように、このνoffsetは、数GHzから数十GHz程度である。
Figure 2009244304
Figure 2009244304
インターリーバー106の出力光の周波数をνout(i)とすると、次式が成立する。
νout(i)=νcell(i)+νoffset(i)
ここで、νcell(i)はi番目の吸収線の光周波数を表す。着目しているi番目の吸収線の近傍のITUグリッド周波数νout(i)を得るための最小周波数オフセット値νoffset(i)は、表から求めることができる。インターリーバー106の出力光の周波数νout(i)は、約20nmの範囲に拡がっているので、スペクトル吸収が大きく制御回路のSNを大きく設計できる吸収線を選択することができる。
本実施形態では、図7より規格化伝達特性が0.84(吸収が16%)とRブランチの中で吸収が最も大きく、表1より100/50GHzグリッド間隔との周波数オフセット値が比較的小さい第6番目の吸収線1568.7756nm(=191.09964THz)が最適である。図9は、この吸収線を拡大した図である。この場合、ITU−Tの光周波数グリッドとして191.1THzを選択すると、表1に示すように−360MHzの周波数オフセットである。すると、位相変調器202を駆動する信号は、オフセット周波数foffset(i)=360MHz、最大周波数偏移fFM≒10MHz、変調周波数fmpsd=1−10KHzのFM変調信号で構成できる。位相変調器202でインターリーバー106からの制御光をこのFM変調信号によって変調し、光吸収セル204を通過させて受光器206で受光させることにより、周波数偏移量が強度変調に変換される。この強度変調成分を増幅器208で増幅し、位相検出器210で誤差信号として検出することができる。検出した誤差信号に応じて、レーザー位相制御器212でマスター光源102の発振周波数を制御することにより、選択した吸収線の中心周波数へ発振周波数を安定化させることができる。この誤差信号は、以下のようにして抽出される。変調されたfoffsetのfmpsd成分がセルに一致するように設定される。受光器で電気変換された後は交流成分のみ残りfmpsdが増幅器208から位相検出器210に入力される。一方、変調周波数発生器fmpsdからの出力も位相検出器に入力され、この2つのfmpsd信号の位相差を位相検出器210で取り出す。
(第3の実施形態)
図10に、本発明の第3の実施形態に係る広帯域多波長光源の構成例を示す。この広帯域光源300はマスター光源102、スレーブ光源112のほかに第3のレーザー光源304を用いる。第2の実施形態では、マスター光源側の制御光を光吸収セルを用いて安定化させていたが、本実施例では第3のレーザー光源を光吸収セルを用いて安定化させ、さらにそのレーザー光を利用してマスター光源を安定化させる構成になっている。
レーザー光源304からの出力光は位相変調器202に入力され、fmpsdで位相変調を受ける。さらに光吸収セル204を通過後、受光器206で電気変換され、増幅器208で増幅される。その後、位相検出器210でfmpsdと位相を検出される。その位相検出量に応じて、レーザー位相変調器302がレーザー光源304を制御することによりレーザー光源304が光吸収セル204の吸収線にロックされる。光スプリッター306のもう一方の出力は、光カプラでインターリーバー106からの制御光の一部と合波された後、受光器312で電気変換され、増幅器314で増幅された後、位相検出器316でfrefと位相比較される。位相検出器316の出力に応じて、レーザー位相制御器318は光周波数安定化マスター光源102を制御する。ここで、frefをレーザー光源304がロックしている波長と光周波数安定化マスター光源で生成した波長との差と等しくすることで、光周波数安定化マスター光源を任意の波長にロックすることができる。たとえば、レーザー光源304をCO吸収セルP−branch#4(表1−2)の吸収線にロックしたとすると、frefを1.22GHzとすれば、光周波数安定化マスター光源をITU−Tグリッド周波数に同期させることができる。なお、マスター光源102にスレーブ光源112を同期させる原理は、第2の実施形態と同様なので省略する。
以上、本発明について、具体的にいくつかの実施形態について説明したが、本発明の原理を適用できる多くの実施可能な形態に鑑みて、ここに記載した実施形態は、単に例示に過ぎず、本発明の範囲を限定するものではない。ここに例示した実施形態は、本発明の趣旨から逸脱することなくその構成と詳細を変更することができる。さらに、説明のための構成要素および手順は、本発明の趣旨から逸脱することなく変更、補足、またはその順序を変えてもよい。
従来の多波長光源の構成例を示す機能ブロック図である。 図1の多波長光源で生成される光周波数スペクトルの一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る広帯域多波長光源の構成例を示す機能ブロック図である。 図3の出力光と制御光のスペクトルを模式的に表した図である。 図3の2つの出力光を合波するための構成例を示す機能ブロック図である。 図3の2つの出力光を合波して、光周波数スペクトルが均一化される様子を模式的に示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る広帯域多波長光源の構成例を示す機能ブロック図である。 一酸化炭素(1216O)を封入した吸収セルの吸収スペクトルの例を示す図である。 図8の第6番目の吸収線(1568.7756nm)を拡大した図である。 本発明の第3の実施形態に係る広帯域多波長光源の構成例を示す機能ブロック図である。
符号の説明
10 多波長光源
20 信号発生器
100 広帯域多波長光源
110 発振器
130 発振器
200 広帯域多波長光源
300 広帯域多波長光源

Claims (10)

  1. 広帯域多波長光源であって、
    第1のレーザー光源から多波長光を発生する第1の多波長光発生手段と、
    第2のレーザー光源から多波長光を発生する第2の多波長光発生手段と、
    前記第1の多波長光発生手段からの多波長光の一部の波長を第1の制御光として取り出す第1の分岐手段と、
    前記第2の多波長光発生手段からの多波長光の一部の波長を第2の制御光として取り出す第2の分岐手段と、
    前記第1および第2の制御光の位相誤差を検出する位相検出手段と、
    前記検出した位相信号に応じて、前記第1および第2のレーザー光源の一方の位相を制御する位相制御手段と
    を備えたことを特徴とする広帯域多波長光源。
  2. 請求項1に記載の広帯域多波長光源であって、
    前記位相検出手段は、
    前記第1および第2の制御光の一方に周波数オフセットを与える周波数シフト手段と、
    前記周波数オフセットを与えられた制御光と他方の制御光を合波する合波手段と、
    前記合波した光を受光する受光手段と、
    前記受光手段からの信号に前記周波数オフセットをかけて誤差信号を検出する位相検出手段と
    をさらに備えたことを特徴とする広帯域多波長光源。
  3. 請求項1または2に記載の広帯域多波長光源であって、
    前記分岐手段は、前記多波長光の波長をインターリーブして制御光として取り出すインターリーブ手段であることを特徴とする広帯域多波長光源。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載の広帯域多波長光源であって、
    前記第1および第2の制御光の一方を、FM変調を施したマイクロ波信号によって位相変調する位相変調手段と、
    前記位相変調した制御光を透過させて、周波数が特定されたエネルギー遷移準位に吸収させる光吸収手段と、
    前記光吸収手段を透過した制御光を受光する受光手段と、
    前記受光手段からの信号と前記マイクロ波信号との位相差を誤差信号として検出する位相検出手段と、
    前記検出した誤差信号に応じて、前記第1および第2のレーザー光源の一方の位相を制御する位相制御手段と
    をさらに備えたことを特徴とする広帯域多波長光源。
  5. 請求項4に記載の広帯域多波長光源であって、
    前記FM変調を施したマイクロ波信号の一部の周波数はITU−Tグリッド周波数との差に合致することを特徴とする広帯域多波長光源。
  6. 請求項1から3のいずれかに記載の広帯域多波長光源であって、
    第3のレーザー光源と、
    前記第3のレーザー光源からのレーザー光をFM信号で位相変調する位相変調手段と、
    前記位相変調したレーザー光を透過させて、特定の吸収線を吸収させる光吸収手段と、
    前記光吸収手段を透過したレーザー光を受光する受光手段と、
    前記受光手段からの信号を誤差信号として検出する位相検出手段と、
    前記検出した誤差信号に応じて、前記第3のレーザー光源の位相を制御する第2の位相制御手段と、
    前記第3のレーザー光と第2のマイクロ波信号の位相差を誤差信号として取り出す第2の位相検出手段と、
    前記第2の位相検出手段によって検出した誤差信号に応じて、前記第1および第2のレーザー光源の一方の位相を制御する第3の位相制御手段と
    を備えたことを特徴とする広帯域多波長光源。
  7. 請求項6に記載の広帯域多波長光源であって、
    第2のマイクロ波信号の周波数は、ITU−Tグリッド周波数との差に合致することを特徴とする広帯域多波長光源。
  8. 請求項4から7のいずれかに記載の広帯域多波長光源であって、
    前記特定の吸収線は、1.5μm帯にあることを特徴とする広帯域多波長光源。
  9. 請求項1から8のいずれかに記載の広帯域多波長光源であって、
    前記第1の多波長光発生手段からの第1の出力光と、前記第2の多波長光発生手段からの第2の出力光とを合波する合波手段をさらに備えたことを特徴とする広帯域多波長光源。
  10. 請求項9に記載の広帯域多波長光源であって、
    前記第1および第2の出力光の一方の位相を調整する光移相手段をさらに備えたことを特徴とする広帯域多波長光源。
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