JP2009243917A - 送電線事故点標定装置及び送電線事故点標定方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】送電線の事故点を迅速かつ正確に標定する。
【解決手段】事故点標定システム1は、事故点標定装置2が、インピーダンス情報、送電線の線路亘長(各変電所区間、全長)、リアルタイムの系統情報(発電機の運転状況、系統状況、停電状況)等をDB(Data Base)化しておき、送電線事故が発生した際、その時刻の系統のインピーダンスを計算し、Ry(Relay:保護リレー)動作情報から事故線路を特定し、当該事故線路のCT(電流)情報、系統のインピーダンス、線路亘長等から事故点を算出するものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、送電線の事故が発生した場合に、事故点を標定するシステムに関する。
従来、送電線で事故が発生した場合、電力会社の制御所において、予め作成されているインピーダンスマップ及び測定器で得られた測定データを参照しながら、手計算で事故点を標定している。この場合、まず、インピーダンスマップに従って短絡線路直前の変電所までのインピーダンスであるバックインピーダンスが計算され、そのバックインピーダンスに基づいて短絡地点の位置が求められる。そして、短絡地点、すなわち、事故点が標定された後、制御所から送電線の担当部署に連絡が行われ、担当者が標定された事故点を中心に送電線の巡視を実施している。
特開平6−3402号公報 特開2004−215478号公報
従来の事故点の標定方法では、手計算のため算出するのに時間がかかる。また、送電線上の各電力設備機器(線路を含む)からなるバックインピーダンスは、発電所の運転状況や系統の切替状況等(各機器の接続構成及び運転状況)に応じて随時変化するものであるが、それらの状況は把握されていない。そのため、インピーダンスマップから各機器のインピーダンスの合計として一律に計算されるバックインピーダンスと、実際のバックインピーダンスとに差異があるので、計算されたバックインピーダンスから標定された事故点が実際の事故点と異なるという問題があった。なお、特許文献1及び2には、電流分流を用いて事故点を標定する方法が開示されている。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、送電線の事故点を迅速かつ正確に標定することにある。
上記課題を解決するために、本発明は、送電線に短絡事故が発生した際に事故点を標定する送電線事故点標定装置であって、前記送電線に電力を供給する発電機と、前記送電線に接続される変圧器と、前記発電機と前記変圧器との間及び前記変圧器間を接続する線路の各インピーダンスを含むインピーダンス情報、並びに、前記各線路の亘長を含む線路亘長情報を予め記憶する記憶部と、前記各発電機、各変圧器及び各線路の接続構成及び運転状況を含む最新の系統情報を取得する系統情報取得手段と、前記送電線に事故が発生した場合に、事故点のある事故線路及び前記事故線路の電流を含む事故情報を取得する事故情報取得手段と、前記記憶部に記憶されたインピーダンス情報及び前記系統情報取得手段によって取得された系統情報に基づいて、前記発電機から前記事故線路直前の母線である直前母線までのインピーダンスであるバックインピーダンスを計算するバックインピーダンス計算手段と、前記事故情報取得手段によって取得された事故情報及び前記バックインピーダンス計算手段によって計算されたバックインピーダンスに基づいて、前記事故線路のうち、前記直前母線から前記事故点までのインピーダンスを計算する事故点インピーダンス計算手段と、前記事故点インピーダンス計算手段によって計算されたインピーダンスと、前記記憶部に記憶されたインピーダンス情報及び線路亘長情報とに基づいて、前記事故線路のうち、前記直前母線から前記事故点までの距離を計算する事故点距離計算手段とを備えることを特徴とする。
この構成によれば、送電線の短絡事故の発生に際して、各電力設備機器のインピーダンス及び最新の系統情報に基づいて直前の母線から事故点までの距離を計算するので、迅速かつ正確に事故点を標定することができる。
また、本発明は、送電線事故点標定装置であって、前記記憶部が、前記線路ごとに、2つの鉄塔による鉄塔区間で区切られた前記線路の亘長を含む鉄塔情報をさらに予め記憶し、前記事故点距離計算手段によって計算された距離及び前記記憶部に記憶された鉄塔情報に基づいて、前記事故点を含む前記鉄塔区間を特定する手段をさらに備えることを特徴とする。
この構成によれば、直前の母線から事故点までの距離に基づいて事故点を含む鉄塔区間が分かるので、電力会社の担当者が効率よく送電線を巡視することができる。
なお、本発明は、送電線事故点標定方法を含む。その他、本願が開示する課題及びその解決方法は、発明を実施するための最良の形態の欄、及び図面により明らかにされる。
本発明によれば、送電線の事故点を迅速かつ正確に標定することができる。
以下、図面を参照しながら、本発明を実施するための最良の形態を説明する。本発明の実施の形態に係る事故点標定システム1は、インピーダンス情報、送電線の線路亘長(各変電所区間、全長)、リアルタイム(最新)の系統情報(発電機の運転状況、系統状況、停電状況)等をDB(Data Base)化しておき、送電線事故が発生した際、その時刻の系統のインピーダンスを計算し、Ry(Relay:保護リレー)動作情報から事故線路を特定し、当該事故線路のCT(電流)情報、系統のインピーダンス、線路亘長等から事故点を算出するものである。これによれば、送電線事故が発生したときに、迅速かつ正確に事故点を算出することができる。ここで、線路は、隣接する変電所の区間(変電所区間)を示す。
≪システムの構成と概要≫
図1は、事故点標定システム1の構成を示す図である。事故点標定システム1は、事故点標定装置2、発電所管理装置3、変電所管理装置4、制御所管理装置5、ネットワーク6及び7を備える。事故点標定装置2は、ネットワーク7を介して制御所管理装置5と通信可能である。また、制御所管理装置5は、ネットワーク6を介して発電所管理装置3及び変電所管理装置4と通信可能である。
事故点標定装置2は、インピーダンス情報、送電線の線路亘長、リアルタイムの系統情報等をDBに記憶し、送電線事故が発生した際にDBの情報に基づいて事故点を標定する。詳細は、後記する。発電所管理装置3は、発電所に付設され、発電所に係るRy動作情報、SV情報、オシロ情報等をネットワーク6経由で制御所管理装置5に随時送信する。ここで、Ry動作情報は、保護リレー(Relay)の動作に関する情報であり、送電線事故の発生を認識し、その線路(変電所区間)を特定するための情報である。SV情報は、発電所や変電所の給電運用情報であり、特に電力設備機器の動作状態等の接点情報である。オシロ情報は、測定情報であり、例えば、電流値等である。変電所管理装置4は、変電所に付設され、変電所に係るRy動作情報、SV情報、オシロ情報等をネットワーク6経由で制御所管理装置5に随時送信する。制御所管理装置5は、ネットワーク6を介して発電所管理装置3及び変電所管理装置4からRy動作情報等を受信し、ネットワーク7を介して事故点標定装置2に送信する。事故点標定装置2、発電所管理装置3、変電所管理装置4及び制御所管理装置5は、サーバ用コンピュータによって実現される。図1では、各装置を1台ずつ示したが、複数台あってもよい。
ネットワーク6は、発電所管理装置3、変電所管理装置4及び制御所管理装置5の間を通信可能にする。ネットワーク7は、事故点標定装置2及び制御所管理装置5の間を通信可能にする。ネットワーク6及び7は、電力会社内のLAN(Local Area Network)やインターネット等の通信回線によって実現される。
≪装置の構成≫
図2は、事故点標定装置2のハードウェア構成を示す図である。事故点標定装置2は、通信部21、表示部22、入力部23、処理部24及び記憶部25を備える。通信部21は、ネットワークを介して他の装置と通信を行う部分であり、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。表示部22は、処理部24からの指示によりデータを表示する部分であり、例えば、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)等によって実現される。入力部23は、オペレータがデータ(例えば、インピーダンス情報等)を入力する部分であり、キーボードやマウス等によって実現される。処理部24は、各部間のデータの受け渡しを行うととともに、事故点標定装置2全体の制御を行うものであり、CPU(Central Processing Unit)が所定のメモリに格納されたプログラムを実行することによって実現される。記憶部25は、処理部24からデータを記憶したり、記憶したデータを読み出したりするものであり、フラッシュメモリやハードディスク装置等の不揮発性記憶装置によって実現される。
なお、発電所管理装置3、変電所管理装置4及び制御所管理装置5も、事故点標定装置2と同様のハードウェア構成を有するものとする。
≪DBの構成≫
図3は、事故点標定装置2の記憶部25のデータ構成を示す図である。図3(a)は、記憶部25のDB構成を示す。記憶部25は、DBとしてインピーダンス情報251、線路亘長情報252、鉄塔情報253及び系統情報254を備える。インピーダンス情報251は、系統内すべての線路、変圧器及び発電機のインピーダンスの値である。線路亘長情報252は、送電線の線路のうち、両端を変電所とする各変電所区間及び全区間の亘長の値である。鉄塔情報253は、変電所区間ごとの鉄塔の設置状態に関する情報であって、各鉄塔間の亘長及び当該変電所区間の全亘長の値であり、事故点の鉄塔区間を特定するために用いられる。系統情報254は、系統の最新状況を特定するための情報であり、発電機の運転・停止、送電線の停電、系統切替等の情報であり、例えば、送電線の1回線が停止している、変圧器が点検のため停止している等を示す情報である。
図3(b)は、鉄塔情報253のデータ構成の具体例を示す。所定の変電所間の線路であるA線に関する鉄塔情報253において、A線がNo.1〜33の鉄塔からなること及びその各鉄塔間の亘長及び全亘長が示されている。
≪システムの処理≫
図4は、事故点標定システム1の処理を示すフローチャートである。ここでは、事故点標定装置2の処理を中心に説明する。本処理で対象とするのは、短絡事故である。短絡とは、送電線の三相のうち、2回線又は3回線がショートすることである。
事故点標定装置2の処理部24は、予め、インピーダンス情報、線路亘長情報及び鉄塔情報を取得し、記憶部25のDBに記憶しておく(S401)。各情報の取得は、通信部21によりネットワーク7を介して行ってもよいし、入力部23により電力会社のオペレータによる入力操作を受けて行ってもよい。
そして、まず、処理部24は、系統情報をリアルタイムに取得し、記憶部25のDBに記憶する(S402)。系統情報の取得は、制御所管理装置5が、ネットワーク6経由で発電所管理装置3及び変電所管理装置4からRy動作情報等を受信し、受信した情報に基づいて系統に関する情報を特定し、特定した系統情報をネットワーク7経由で事故点標定装置2に送信したのを受けて、その系統情報を通信部21が受信することによって行う。「リアルタイムに取得」する方法には、短い周期で定期的に系統情報を受信する、系統に変化があったときにタイムリーに最新の系統情報を受信する等が考えられる。なお、通信部21がRy動作情報を受信し、処理部24が、受信した情報に基づいて系統に関する情報を特定し、特定した系統情報を記憶部25のDBに記憶するようにしてもよい。
次に、処理部24は、通信部21がRy動作情報及び各電気所(発電所及び変電所)のオシロ情報を受信したか否かを判定する(S403)。Ry動作情報は、送電線事故の発生時に動作した保護リレーを示す情報であり、Ry動作情報を受信することによって、所定の変電所間(事故線路)で送電線の事故が発生したと判断することができる。Ry動作情報等を受信していなかった場合には(S403のN)、系統情報の更新処理(S402)を再度行う。
Ry動作情報等を受信した場合には(S403のY)、短絡事故であるか否かを判定する(S404)。具体的には、三相の電流のうち、少なくとも2つの電流値が同じであれば、短絡事故と判断する。短絡事故でない場合には(S404のN)、そのまま処理を終了する。
短絡事故の場合には(S404のY)、1つの事象に起因する1回線事故であるか否かを判定する(S405)。具体的には、事故が発生した送電線において、1回線のみのRyが動作した場合に1回線事故と判断し、2回線ともRyが動作した場合に2回線事故と判断する。1回線事故でない、すなわち、2回線以上にそれぞれ異なる事故が発生した場合には(S405のN)、事故点が標定できないので、そのまま処理を終了する。
1回線事故である場合には(S405のY)、処理部24は、短絡電流及び基準電圧に基づいて事故点までのインピーダンスを特定する(S406)。まず、三相の短絡電流(Ia、Ib、Ic)から二相短絡か、三相短絡かを判定する。具体的には、三相の短絡電流のうち、2つの電流値が同じであれば、二相短絡であり、その同じ値が二相短絡電流になる。一方、三相の短絡電流のうち、3つの電流値とも同じであれば、三相短絡であり、その同じ値が三相短絡電流になる。二相短絡電流は式1で表され、三相短絡電流は式2で表される。
[二相短絡電流]
2φ=√3/2*100/(%Zb+%Z)*Ibase ・・・式1
[三相短絡電流]
3φ=100/(%Zb+%Z)*Ibase ・・・式2
ここで、I2φ及びI3φは、短絡電流の測定値である。%Zbは、バックインピーダンスである。ここで、バックインピーダンスとは、発電所(発電機)から短絡線路(事故線路)直前の変電所(母線)までのインピーダンスであり、系統情報254が示す電力設備機器の接続構成及び運転状況によって変動する。また、%Zは、短絡線路直前の変電所から事故点までのインピーダンスである。また、Ibaseは、基準電流であり、式3で表される。
Ibase=10[MVA]/(√3*Vbase) ・・・式3
式3において、Vbaseは基準電圧であり、送電線の電圧階級によって、例えば、22、66、110、220又は500[kV]の値を持つ。式1、式2及び式3から、下記の式4及び式5が導かれるので、短絡電流I2φ又はI3φ、基準電圧Vbase及びバックインピーダンス%Zbが分かれば、短絡線路における、直前の変電所から事故点までのインピーダンス%Zを特定することができる。
[二相短絡の場合のインピーダンス]
%Z=500×10/(I2φ*Vbase)−%Zb ・・・式4
[三相短絡の場合のインピーダンス]
%Z=1000×10/(√3*I3φ*Vbase)−%Zb ・・・式5
そして、事故点を含む線路全体の亘長La及びインピーダンス%Za(=Ra)、直前の変電所から事故点までのインピーダンス%Z(=R)に基づいて、直前の変電所から事故点までの距離Lを特定する(S407)。具体的には、距離Lは、式6によって求められる。
L = La*R/Ra ・・・ 式6
さらに、鉄塔情報253及び距離Lに基づいて、事故点を含む鉄塔区間を特定する(S408)。例えば、図3(b)に示す鉄塔情報253の下で距離L=300mとすれば、150<300<350(=150+200)であるから、事故点を含む鉄塔区間はNo.2〜3であると特定することができる。
図5は、送電線の構成例を示す図である。同図において、送電線Yは、発電機G1及びG2、変圧器Tr1、Tr2及びTr3、線路L1、L2、L3及びL4を備え、発電機G2が停止し、線路L3の途中に事故が発生し、その事故点をXとする。この場合、事故点標定装置2の処理部24は、リアルタイムの系統情報254により発電機G2の停止を認識できる。また、バックインピーダンス%Zbは、G1、L1、Tr1、L2及びTr2からなるインピーダンスとして計算できる。次に、バックインピーダンス%Zb、短絡電流及び基準電圧に基づいて、変圧器Tr2から事故点Xまでのインピーダンス%Zを計算できる(式4又は式5による)。そして、変圧器Tr2・Tr3間の距離La及びインピーダンス%Zaと、インピーダンス%Zとから、変圧器Tr2から事故点Xまでの距離Lを計算できる(式6による)。
以上本発明の実施の形態について説明したが、図1に示す事故点標定装置2内の各部を機能させるために、処理部24で実行されるプログラムをコンピュータにより読み取り可能な記録媒体に記録し、その記録したプログラムをコンピュータに読み込ませ、実行させることにより、本発明の実施の形態に係る事故点標定装置が実現されるものとする。なお、プログラムをインターネット等のネットワーク経由でコンピュータに提供してもよいし、プログラムが書き込まれた半導体チップ等をコンピュータに組み込んでもよい。
以上説明した本発明の実施の形態によれば、送電線事故の発生に際して、各電力設備機器のインピーダンス、最新の系統情報等に基づいて直前の変電所から事故点までの距離を計算するので、迅速かつ正確に事故点を標定することができる。また、直前の変電所から事故点までの距離に基づいて事故点を含む鉄塔区間が分かるので、電力会社の担当者が効率よく送電線を巡視することができる。
≪その他の実施の形態≫
以上、本発明を実施するための最良の形態について説明したが、上記実施の形態は本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明はその趣旨を逸脱することなく変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物も含まれる。例えば、上記実施の形態では、事故点標定装置2が発電所管理装置3及び変電所管理装置4からRy動作情報等を受信するために、制御所管理装置5を経由するように記載したが、制御所管理装置5を経由することなく、事故点標定装置2と、発電所管理装置3及び変電所管理装置4とを通信可能にするネットワークを介して直接Ry動作情報等を受信するようにしてもよい。
事故点標定システム1の構成を示す図である。 事故点標定装置2のハードウェア構成を示す図である。 事故点標定装置2の記憶部25のデータ構成を示す図であり、(a)は記憶部25のDB構成を示し、(b)は鉄塔情報253のデータ構成の具体例を示す。 事故点標定システム1の処理を示すフローチャートである。 送電線の構成例を示す図である。
符号の説明
1 事故点標定システム
2 事故点標定装置2
24 処理部
25 記憶部
251 インピーダンス情報
252 線路亘長情報
253 鉄塔情報
254 系統情報

Claims (4)

  1. 送電線に短絡事故が発生した際に事故点を標定する送電線事故点標定装置であって、
    前記送電線に電力を供給する発電機と、前記送電線に接続される変圧器と、前記発電機と前記変圧器との間及び前記変圧器間を接続する線路の各インピーダンスを含むインピーダンス情報、並びに、前記各線路の亘長を含む線路亘長情報を予め記憶する記憶部と、
    前記各発電機、各変圧器及び各線路の接続構成及び運転状況を含む最新の系統情報を取得する系統情報取得手段と、
    前記送電線に事故が発生した場合に、事故点のある事故線路及び前記事故線路の電流を含む事故情報を取得する事故情報取得手段と、
    前記記憶部に記憶されたインピーダンス情報及び前記系統情報取得手段によって取得された系統情報に基づいて、前記発電機から前記事故線路直前の母線である直前母線までのインピーダンスであるバックインピーダンスを計算するバックインピーダンス計算手段と、
    前記事故情報取得手段によって取得された事故情報及び前記バックインピーダンス計算手段によって計算されたバックインピーダンスに基づいて、前記事故線路のうち、前記直前母線から前記事故点までのインピーダンスを計算する事故点インピーダンス計算手段と、
    前記事故点インピーダンス計算手段によって計算されたインピーダンスと、前記記憶部に記憶されたインピーダンス情報及び線路亘長情報とに基づいて、前記事故線路のうち、前記直前母線から前記事故点までの距離を計算する事故点距離計算手段と、
    を備えることを特徴とする送電線事故点標定装置。
  2. 請求項1に記載の送電線事故点標定装置であって、
    前記記憶部は、前記線路ごとに、2つの鉄塔による鉄塔区間で区切られた前記線路の亘長を含む鉄塔情報をさらに予め記憶し、
    前記事故点距離計算手段によって計算された距離及び前記記憶部に記憶された鉄塔情報に基づいて、前記事故点を含む前記鉄塔区間を特定する手段
    をさらに備えることを特徴とする送電線事故点標定装置。
  3. 送電線に短絡事故が発生した際に、コンピュータによって事故点を標定する送電線事故点標定方法であって、
    前記コンピュータは、
    前記送電線に電力を供給する発電機と、前記送電線に接続される変圧器と、前記発電機と前記変圧器との間及び前記変圧器間を接続する線路の各インピーダンスを含むインピーダンス情報、並びに、前記各線路の亘長を含む線路亘長情報を予め記憶部に記憶するステップと、
    前記各発電機、各変圧器及び各線路の接続構成及び運転状況を含む最新の系統情報を取得する系統情報取得ステップと、
    前記送電線に事故が発生した場合に、事故点のある事故線路及び前記事故線路の電流を含む事故情報を取得する事故情報取得ステップと、
    前記記憶部に記憶されたインピーダンス情報及び前記系統情報取得ステップによって取得された系統情報に基づいて、前記発電機から前記事故線路直前の母線である直前母線までのインピーダンスであるバックインピーダンスを計算するバックインピーダンス計算ステップと、
    前記事故情報取得ステップによって取得された事故情報及び前記バックインピーダンス計算ステップによって計算されたバックインピーダンスに基づいて、前記事故線路のうち、前記直前母線から前記事故点までのインピーダンスを計算する事故点インピーダンス計算ステップと、
    前記事故点インピーダンス計算ステップによって計算されたインピーダンスと、前記記憶部に記憶されたインピーダンス情報及び線路亘長情報とに基づいて、前記事故線路のうち、前記直前母線から前記事故点までの距離を計算する事故点距離計算ステップと、
    を実行することを特徴とする送電線事故点標定方法。
  4. 請求項3に記載の送電線事故点標定方法であって、
    前記コンピュータは、
    前記線路ごとに、2つの鉄塔による鉄塔区間で区切られた前記線路の亘長を含む鉄塔情報を予め前記記憶部に記憶するステップと、
    前記事故点距離計算ステップによって計算された距離及び前記記憶部に記憶された鉄塔情報に基づいて、前記事故点を含む前記鉄塔区間を特定するステップ
    をさらに実行することを特徴とする送電線事故点標定方法。
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