JP2009243128A - 発電装置を備えた橋 - Google Patents

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Abstract

【課題】橋に設備することにより継続的に安定して電気が得られ、発電装置がコスト安となることはもちろん、発電がその橋の上を車両が通過するときに生じる撓みないし振動によることから、発電のために公害が発生することは全くなく、それ自体はクリーンである発電装置を備えた橋を提供する。
【解決手段】橋桁とそれを支持するアーチリブや橋脚等の支持体との間に、通行する車両の荷重により撓みないし振動可能に橋桁を支持するよう発電装置の構成体を設け、その発電装置の構成体は、橋桁を主として支持するコイルスプリングの配列と、リニア発電器の配列との混成であって、リニア発電器は、橋桁の撓みないし振動を受ける可動子側と、それと差し合う固定子側とからなり、固定子側と可動子側とのいずれか一方が鉄心にコイルが巻かれてなり、他方が永久磁石または電磁石であって、その固定子側と可動子側との相対的摺動により発生した電気をバッテリーに蓄電するように構成した。
【選択図】 図1

Description

この発明は、車両が走行するときの撓みないし振動を電気エネルギーに変換することのできる発電装置を備えた橋に関する。
既存の発電は我が国の電力需要を賄う上で大きな役割を果たしているが、水力発電や風力発電、太陽光発電は自然現象に左右される欠点があり、また、火力発電は、石油や石炭等の化石燃料に依存している現状からみると国際的に不安定要素を抱えており、原子力発電は、大事故に結びつくリスクが大きい等、それぞれに欠点を有している。
また、化石燃料による発電では、地球温暖化の原因となる二酸化炭素が発生する緊急の問題もあるために、クリーンエネルギーの開発が進められているが、それらは設備投資でコスト高となるために実用化の進展が遅れている。そこで、この発明者等においては、新たな発電資源の探究を試み、その一つとして車両の通行に伴う橋の撓みないし振動に活路を見い出した。
橋は川で隔てられている両地域を結び、他の地域へ向かう車両は必ず橋を渡る必要がある言わば関所であるため、一日におけるその交通量は一般的に極めて多く、車両が通るたびに橋桁が撓む振動が生じ、そのエネルギーの総量は意外と大きい。しかしながら、従来、この振動等を電気エネルギーに変換するというような発想は全くなかった。それは、現実の発電機が、タービン、水車、風車等による回転力を利用するもので、通常の考えでは橋と発電とは何ら結びつかなかったからである。
この発明は、上記のような実情に鑑み、橋に設備することにより継続的に安定して電気が得られ、発電装置がコスト安となることはもちろん、発電がその橋の上を車両が通過するときに生じる撓みないし振動によることから、発電のために公害が発生することは全くなく、それ自体はクリーンである発電装置を備えた橋を提供することを課題とした。
この発明は、上記の課題を解決するために、橋桁とそれを支持するアーチリブや橋脚等の支持体との間に、通行する車両の荷重により撓みないし振動可能に橋桁を支持するよう発電装置の構成体を設け、その発電装置の構成体は、橋桁を主として支持するコイルスプリングの配列と、リニア発電器の配列との混成であって、リニア発電器は、橋桁の撓みないし振動を受ける可動子側と、それと差し合う固定子側とからなり、固定子側と可動子側とのいずれか一方が鉄心にコイルが巻かれてなり、他方が永久磁石または電磁石であって、その固定子側と可動子側との相対的摺動により発生した電気をバッテリーに蓄電するように構成したことを特徴とする発電装置を備えた橋を提供するものである。
発電装置を備えた橋を上記のように構成したから、橋の上を車両が通行すると、車両の重みにより橋桁がコイルスプリングの弾力に抗しながら撓み、弾力により復元するという上下振動が発生する。この振動の往復運動をリニア発電器により電気エネルギーに変換するようにしたものであって、それによれば磁石がN極とS極とに交互に配列され、それに対応するピッチで鉄心にコイルが交互に配列されているので、少しの移動によってもピッチを越える移動となって電気が発生するとともに、ピッチを合わせた総和の電力量が得られ、しかも、各リニア発電器の総和においてこれがバッテリーに蓄積される。
また、電気の発生に伴い固定子側と可動子側との間の動きが制動される結果、鉄橋であっても上下振動が緩和され固さがなくなるために、通行人にとっても一種独特の雰囲気で快適に利用できる。
以上説明したように、この発明によれば、橋に設備することにより継続的に安定して電気が得られ、設備投資が過大とならなく僅少で済み、発電装置がコスト安となることはもちろん、発電がその橋の上を通過するときに生じる撓みないし振動によることから、その撓みや振動のための特別の動力を要しなく、発電のために公害が発生することは全くなく、それ自体はクリーンであるという優れた効果がある。
次に、この発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1および図2は一実施の形態を示したもので、河川1に鉄骨からなるアーチ橋3が建設され、それにリニア発電装置5が組み込まれている。また、橋桁17の下には発電された電気を充電するバッテリー6が設けられる。
橋3の建設については、両河岸にコンクリートにより橋台7,7を設け、その相向かい合う面に段差により水平な上部段9,9と、傾斜した下部段11,11が形成され、下部段11,11に支承材13,13を介してアーチリブ15を掛け、上部段9,9に支承材16,16を介して橋桁17を掛け、アーチリブ15と橋桁17との間に発電装置5の構成体10は挟まれる間隔が設けられ、アーチリブ15の上にその構成体10で橋桁17が支持される。
発電装置5の構成体10は、アーチリブ15の上に固定されるベース盤19と、橋桁17の下面に固定される天板21とを有し、その両方19,21の間に、前後左右の配列で多数のコイルスプリング23,23,・・を圧縮して介在させるとともに、縦横コイルスプリング23,23,・・の各間にリニア発電器25,25,・・が配列される。したがって、アーチリブ15に対して橋桁17は、主としてコイルスプリング23,23,・・によって支持され、車両Bが通る時にコイルスプリング23,23,・・の圧縮を伴い橋桁17が撓み(P方向)、通過するとコイルスプリング23,23,・・の反発力により水平に復帰する。なお、構成体10の周囲は柔軟なゴム等のシール壁27により封じられている。
各リニア発電器25は、相互に差し合う筒形の固定子側28と可動子側29とからなり、固定子側28がアーチリブ15の上のベース盤19に取り付けられ、可動子側29が橋桁17の下の天板21に取り付けられる。
図3および図4は、リニア発電器25を原理的に説明するために提示したもので、可動子側29に強力磁石31のN極とS極が交互に配列され、その配列に対応して固定子側28の鉄心33に凹溝30,30,・・を配列し、それにコイル37が巻き込まれた構造であって、固定子側28と可動子側29との相対的な上下振動移動Pによりコイル37に電流が流れ、各リニア発電器25,25,・・の発電が総合的に整流されバッテリー6に充電される。蓄電された電気は、図示の場合は橋灯39の点灯に利用されるが、余剰電力は販売される。
各一個のリニア発電器25について見ると、移動Pによりコイル37に電流が発生するが、凹溝30と凹溝30との間にピッチ毎に電流が発生するため、少しの移動により総和として多くの電力が発生する。また、発電装置5について見ると、そのような多数のリニア発電器25,25,・・の集合として構成されるために、大きな発電量が見込める。しかも、振動に伴う往復運動Pは、発電により制御されるから、車両Bが通過してもショックが緩和された穏やかな振動となる。
なお、上記実施形態では、固定子側28と可動子側29とは相互に差し合う筒形に形成したが、垂直な板状であっても良いし、波形であっても良い等、その形状は特に限定するものではない。
図5は、桁橋4に実施した場合を示したもので、河川1の川底に一個(又は数個)の橋脚41を立設し、その上に両方の橋桁17,17を突き合わせるとともに、両方の端部を発電装置5の構成体10により同時に支持したものである。両橋桁17,17が同時に上下するように、端面43,43が凹凸により噛み合わせられる。
この発明の一実施の形態を示すアーチ橋の側面図である。 同橋における発電装置を模式的に示す拡大断面図である。 リニア発電装置を原理的に示す斜視説明図である。 リニア発電装置を原理的に示す断面説明図である。 他の実施形態を示す桁橋の側面図である。
符号の説明
1 河川
3,4 橋
5 発電装置
6 バッテリー
10 構成体
15 支持体としてのアーチリブ
23 コイルスプリング
25 リニア発電器
33 鉄心
37 コイル
41 支持体としての橋脚
B 車両

Claims (1)

  1. 橋桁とそれを支持するアーチリブや橋脚等の支持体との間に、通行する車両の荷重により撓みないし振動可能に橋桁を支持するよう発電装置の構成体を設け、その発電装置の構成体は、橋桁を主として支持するコイルスプリングの配列と、リニア発電器の配列との混成であって、リニア発電器は、橋桁の撓みないし振動を受ける可動子側と、それと差し合う固定子側とからなり、固定子側と可動子側とのいずれか一方が鉄心にコイルが巻かれてなり、他方が永久磁石または電磁石であって、その固定子側と可動子側との相対的摺動により発生した電気をバッテリーに蓄電するように構成したことを特徴とする発電装置を備えた橋。









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