JP2009238036A - データバックアップ装置、データバックアップ方法およびプログラム - Google Patents

データバックアップ装置、データバックアップ方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】リストア時のロールフォワード処理およびフルリストアデータ生成用の作業領域を必要としないデータバックアップ装置を提供する。
【解決手段】データバックアップ装置1は、ホストコンピュータ2に接続されるデータバックアップ装置であって、ホストコンピュータからのバックアップデータを受け取るバックアップデータ取得手段11と、バックアップデータの追加、削除、および変更についての情報であるバックアップ情報をホストコンピュータから受け取るバックアップ情報取得手段12と、バックアップデータをファイルデータとして記憶するデータ記憶部51と、バックアップ情報を記憶するデータ管理情報記憶部52とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明はコンピュータシステムにおけるデータのバックアップおよびリストアに関し、特に差分バックアップ方式のバックアップおよびリストアに関する。
従来のコンピュータシステムにおけるデータのバックアップ方式としてフルバックアップ方式がある。バックアップオペレーションごとにバックアップ元の全てのデータをディスクアレイや磁気テープライブラリなどのバックアップ装置に保存し、データの復元を行う際には予め保存しておいた特定のフルバックアップデータを用いて復元する方式である。
フルバックアップ方式はバックアップ元の全てのデータを取得するので、バックアップ元のデータ量が大きくなると、ディスクアレイや磁気テープの使用容量、およびバックアップウィンドウ(バックアップのためにコンピュータを停止する時間帯)が増大するという欠点がある。データの使用容量はデータ圧縮やデータの重複排除などによってある程度は削減することができるが、バックアップ元の全てのデータをバックアップシステムへ送信する必要があるというフルバックアップ方式の性質上、バックアップウィンドウを削減する技術は確立されていない。
バックアップウィンドウの小さいバックアップ方式として差分バックアップ方式がある。フルバックアップデータを作成後、そのフルバックアップデータに対して更新された部分のみをバックアップ装置に保存し、データの復元を行う際にはフルバックアップデータを復元後、差分バックアップデータを用いてロールフォワード処理を繰り返すことによってデータの復元を行う方式である。
1度フルバックアップデータを作成すれば、それ以降のバックアップオペレーションではフルバックアップデータからの差分データだけを保存すれば良いため、バックアップシステムの使用容量およびバックアップウィンドウはフルバックアップ方式と比較して小さいという利点がある。その反面、データの復元にロールフォワード処理が必要であるため、データの復元処理が複雑化し、また復元完了までの処理時間が長いという欠点がある。
データのバックアップについては、以下のような技術文献がある。特許文献1には、1つのバックアップを1本の仮想バックアップテープとして扱うという技術が記載されている。特許文献2には、ブレードシステムにおいて、複数のブレード間でマスタデータを共有し、各ブレードは論理ブロックアドレスによってマスタデータとの差分情報を持つという技術が記載されている。特許文献3には、バックアップシステムにリストア専用媒体を定義し、任意の契機でフルバックアップデータと差分バックアップデータからフルリストアデータを作成しておき、リストア要求時にはリストア専用媒体からリストアを行うという技術が記載されている。
特開2004−171145号公報 特開2006−164095号公報 特開平10−171694号公報
しかしながら、特許文献3に記載された技術を使用するにはデータバックアップ装置もしくはデータバックアップ用媒体に、通常のデータ記憶部に加えてリストアデータ生成用の作業用データ領域を設ける必要がある、またリストアデータをあらかじめ生成しておくという方式のため、リストア要求時にフルリストアデータの生成が完了していない可能性があるという問題がある。これに特許文献1〜2の技術を組み合わせても、この問題は解決できない。
本発明の目的は、差分バックアップ方式において、リストア時のロールフォワード処理およびフルリストアデータ生成用の作業領域を必要としないデータバックアップ装置、データバックアップ方法およびプログラムを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係るデータバックアップ装置は、ホストコンピュータに接続されるデータバックアップ装置であって、ホストコンピュータからのバックアップデータを受け取るバックアップデータ取得手段と、バックアップデータの追加、削除、および変更についての情報であるバックアップ情報をホストコンピュータから受け取るバックアップ情報取得手段と、バックアップデータをファイルデータとして記憶するデータ記憶部と、バックアップ情報を記憶するデータ管理情報記憶部とを有することを特徴とするデータバックアップ装置。
上記目的を達成するため、本発明に係るデータバックアップ方法は、ホストコンピュータに接続されるデータバックアップ装置にあって、ホストコンピュータのデータをバックアップする方法であって、ホストコンピュータからのバックアップデータを受け取るバックアップデータ取得工程と、バックアップデータの追加、削除、および変更についての情報であるバックアップ情報をホストコンピュータから受け取るバックアップ情報取得工程と、バックアップデータをファイルデータとして記憶するデータ記憶工程と、バックアップ情報を記憶するデータ管理情報記憶工程とを有することを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明に係るデータバックアッププログラムは、ホストコンピュータに接続されるデータバックアップ装置にあって、データバックアップ装置を制御するコンピュータに、ホストコンピュータからのバックアップデータを受け取るバックアップデータ取得処理と、バックアップデータの追加、削除、および変更についての情報であるバックアップ情報をホストコンピュータから受け取るバックアップ情報取得処理と、バックアップデータをファイルデータとして記憶するデータ記憶処理と、バックアップ情報を記憶するデータ管理情報記憶処理とを実行させることを特徴とする。
本発明は、バックアップデータの追加、削除、および変更についての情報であるバックアップ情報を保存するように構成したので、読み込んだファイルデータを直接リストアデータとすることができる。これによって、リストア時のロールフォワード処理およびフルリストアデータ生成用の作業領域を必要としないという、従来にない優れたデータバックアップ装置、データバックアップ方法およびプログラムを提供することができる。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るデータバックアップ装置1の構成を示すブロック図である。データバックアップ装置1は、ホストコンピュータ2に接続され、データ記憶手段5を内蔵し、バックアップデータ取得手段11、バックアップ情報取得手段12、リストア要求取得手段13、リストアデータ送信手段14、データ管理手段15、リストアイメージ生成手段16といった各機能手段を備える。データ記憶手段5は、データ記憶部51とデータ管理情報記憶部52とを含む。
バックアップデータ取得手段11は、ホストコンピュータ2からのバックアップデータを受け取る。バックアップ情報取得手段12は、バックアップデータの追加や削除などの差分情報であるバックアップ情報を受け取る。リストア要求取得手段13は、どの時点におけるどのデータをリストアするのかを示すリストア要求を受け取る。リストアデータ送信手段14は、リストアデータをホストコンピュータ2へ送信する。
データ管理手段15は、バックアップデータとバックアップ情報とを管理する。リストアイメージ生成手段16は、リストア要求に基づいてリストアデータを生成する。データ記憶部51は、バックアップデータとバックアップ情報を記憶する。データ管理情報記憶部52は、後述のデータ管理情報121を記憶する。
バックアップの際、データバックアップ装置1はホストコンピュータ2からのバックアップデータをバックアップデータ取得手段11から取得し、バックアップ情報をバックアップ情報取得手段12から取得し、データ管理手段15でバックアップデータとバックアップ情報を関連付けてデータ記憶部51とデータ管理情報記憶部52に保存する。
リストアの際、データバックアップ装置1はリストア要求取得手段13を通してホストコンピュータ2からのリストア要求を取得し、リストアイメージ生成手段16がバックアップデータとデータ管理情報を取得して要求されたリストアデータを合成し、リストアデータ送信手段14を通してホストコンピュータ2へリストアデータを送信する。以後、本実施の形態では、バックアップを行うデータの単位をファイルとして説明する。
図2は、図1で開示したデータバックアップ装置1の機能を仮想的に実現する仮想ライブラリ装置3の構成を示すブロック図である。仮想ライブラリ装置3は磁気テープライブラリ装置をエミュレーションするデータバックアップ装置でホストコンピュータ2のファイルを仮想ボリュームに記録し、リストアを可能にする。仮想ライブラリ装置3は、ホストコンピュータ2からのファイル情報書き込み命令、ファイル書き込み命令、ファイル情報読み出し命令、ファイル読み出し命令、マウント命令、デマウント命令の6つの命令に従って動作する。データ記憶手段5は図1と同一である。
コマンド処理部31は、ホストコンピュータ2からの命令を受け取り、命令の振り分け、また命令に付随するデータの送受信を行う。ボリューム管理部32は仮想ボリュームを管理し、仮想ライブラリ装置3からのマウント、デマウント命令によって仮想ボリュームの移動を行う。また、データ管理部35はホストコンピュータ2から受け取ったデータをファイル情報101とファイルデータ102(各々詳細は後述)に分け、それぞれを関連付けてデータ記憶部51とデータ管理情報記憶部52に記録し管理する。リストアイメージ生成部36はリストア時にリストアデータ生成情報130(詳細は後述)を生成し、ファイル情報および、ファイルデータの送信を行う。
ファイル情報書き込み命令はバックアップ時にファイル情報101の書き込みを行う命令で、コマンド処理部31とデータ管理部35で処理する。ファイル書き込み命令はバックアップ時にファイルデータ102の書込みを行う命令でコマンド処理部31とデータ管理部35で処理する。ファイル情報読出し命令はリストア時にファイル情報の読み出しを行う命令で、コマンド処理部31とリストアイメージ生成部36で処理する。このように、本実施の形態にかかる処理は、コマンド処理部31をコンピュータによって形成して、そこで実行されるプログラムとして実現してもよい。
ファイル読み出し命令はリストア時にファイルデータ102を読み出す命令でとコマンド処理部31とリストアイメージ生成部36で処理する。マウント命令はバックアップおよび、リストア対象の仮想ボリュームを選択するための命令で、コマンド処理部31とボリューム管理部32で処理する。デマウント命令はマウント中の仮想ボリュームをデータの書き込み、読み出し対象から解除するための命令で、マウント命令同様コマンド処理部31とボリューム管理部32で処理する。
図1におけるバックアップデータ取得手段11はファイル書き込み命令で実現する。バックアップ情報取得手段12はマウント命令とファイル情報書き込み命令で実現する。リストア要求取得手段13はマウント命令およびファイル情報読み出し命令によって実現し、リストアデータ送信手段14はファイル読み出し命令で実現する。また、データ管理手段15にはデータ管理部35が相当し、リストアイメージ生成手段16にはリストアイメージ生成部36が相当する。
図3は、図2に示す仮想ライブラリ装置3が記憶するバックアップデータ100の構成を示す概念図である。バックアップデータ100は、ファイル情報101と、単数または複数のファイルデータ102とから構成される。テープマーク103によって区切られるセグメントの中に、ファイル情報101は1セグメントとして、ファイルデータ102は複数のセグメントに渡って記録される。なお、この仮想ライブラリ装置3で実際にデータを記録する媒体は、テープ以外にも、たとえば磁気ディスクや光ディスクなどであってもよい。
図4は、図3に示すファイル情報101の構成を示す概念図である。ファイル情報101は、インデックス111、ファイル名112、差分情報113、ボリューム番号114(Vol#)、およびボリューム内記録位置115を含むテーブルである。インデックス111は、ホストコンピュータ2におけるファイルの識別情報である。ファイル名112は、インデックス111で示されるファイルの具体的なファイル名である。差分情報113は、そのファイルが追加されたのか、消去されたのか、変更されたのかの区分を示す。ボリューム番号114とボリューム内記録位置115は、該ファイルの記録されたボリューム番号およびボリューム内の記録位置を示す。
フルバックアップ時には全ての差分情報がファイル追加で表される。ファイルデータ102はバックアップ対象のファイルの実体であり、ファイル情報101に示されるインデックス111の順にホストコンピュータ2から仮想ライブラリ装置3へ送信される。ファイルとファイルの間はテープマーク103で識別する。差分情報113が消去の場合は、ファイルデータ102は送信されないので、テープマーク103が2つ並ぶことになる。
図5は、図2で示したリストアイメージ生成部36が生成するリストアデータ生成情報130のデータ構成を示す概念図である。リストアデータ生成情報130は、図4で示したファイル情報101と同一のデータ要素を含む。その各々の定義も同一であるが、リストアデータ生成情報130のデータであることを示す意味で、各々をインデックス131、ファイル名132、差分情報133、ボリューム番号134、およびボリューム内記録位置135の参照番号で呼ぶことにする。
リストアデータ生成情報130は、リストアするファイル名132とその記録ボリューム番号134および記録位置135を関連付けたテーブルである。これを用いてリストア時に必要なファイルデータを読み出すことができる。ファイル情報はリストアデータ生成情報130を複製して生成するテーブルであり、当該仮想ボリュームのフルリストアイメージのファイル情報を表している。
図6は、図2に示す仮想ライブラリ装置3が仮想ボリュームに記録するデータの1組のグループであるバックアップセット140の構成を示す概念図である。仮想ボリューム1巻に対して、1回のデータバックアップ処理を行い、仮想ボリュームの読み出しを行うことで、データバックアップ時のデータをリストアすることができる。ホストコンピュータ2と仮想ライブラリ装置3は共にバックアップセット140を認識している。
バックアップセット140は、インデックス番号1で示されるフルバックアップ時のデータ管理情報141と、インデックス番号2〜6で示される差分バックアップ時のデータ管理情報142〜147と対応付けられている。なお、バックアップセットで管理されるバックアップデータの数には特に制限はない。
図7は、図2に示すホストコンピュータ2と仮想ライブラリ装置3で行われるデータバックアップの動作を表すシーケンス図である。バックアップを開始すると、ホストコンピュータ2はバックアップ対象の仮想ボリュームのマウント命令を発行し、仮想ボリュームのマウントを行う(ステップS201)。仮想ボリュームのマウントが終了すると、ホストコンピュータ2はファイル情報書き込み命令を発行し、ファイル情報101の書き込みを行う(ステップS202)。
続いてホストコンピュータ2はファイル書き込み命令を発行し、複数のファイルの各々について書き込みを行う(ステップS203a〜n)。全てのファイルの書き込みが完了するとホストコンピュータ2はデマウント命令を発行し、マウント中の仮想ボリュームのデマウントを行い(ステップS204)、データのバックアップが終了する。
図8は、図7のステップS202で示される、仮想ライブラリ装置3が行うファイル情報書き込みの動作を表すフローチャートである。仮想ライブラリ装置3がホストコンピュータ2からのファイル情報書き込み命令を受けてファイル情報の書き込みを開始すると、コマンド処理部31はデータ管理部35へファイル情報101とその書き込み命令を送信する。
データ管理部35は取得したボリューム番号114の値をマウント中の仮想ボリューム番号で初期化し(ステップS211)、続いてボリューム内記録位置115の値をnullで初期化する(ステップS212)。以上のファイル情報101をデータ管理情報121として、データ管理情報記憶部52に保存し(ステップS213)バックアップ情報の書き込み要求を終了する。
図9は、図7に示すファイルのバックアップの動作が行われる際のデータ管理情報121の内容の変化を示す概念図である。データ管理情報121は、図4で示したファイル情報101と同一のデータ要素を含む。図9(a)は、図8に示したファイル情報書き込み(ステップS213)が終了した際にデータ管理情報記憶部52に保存されるデータ管理情報121である。ボリューム番号114の値は全て仮想ボリューム番号(ここではVol#xで表す)であり、ボリューム内記録位置115の値は全てnullである。図9(b)については後述する。
図10は、図7のステップS203a〜nで示される、仮想ライブラリ装置3が行うファイル書き込みの動作を表すフローチャートである。仮想ライブラリ装置3がホストコンピュータ2からのファイル書き込み命令を受けてファイル書き込みを開始すると、コマンド処理部31がデータ管理部35へファイルデータとその書き込み命令を送信する。
データ管理部35は取得したファイルデータの順番をインデックス111として、データ管理情報記憶部52から該当するデータ管理情報を参照する(ステップS221)。このとき差分情報113がファイル消去であれば(ステップS222:YES)、何も行わずに終了する。差分情報113がファイル消去以外の場合(ステップS222:No)、データ記憶部51へ受信したファイルデータの書き込みを行う(ステップS223)。続いてデータ管理情報のボリューム内記録位置115にマウント中のファイルの書き込み位置を記録し、処理を終了する(ステップS224)。
図9(b)は、図10に示したファイル書き込み(ステップS223)が終了した際にデータ管理情報記憶部52に保存されるデータ管理情報121である。図9(b)に図示されたデータの中で、インデックス111=2のファイルは差分情報113がファイル消去であるので、ボリューム内記録位置115は初期値のnullから変化しない。それ以外の図示されたデータは、ボリューム内記録位置115にブロック番号が記録されている。
図11は、図2に示す仮想ライブラリ装置3で行われる、差分バックアップしたボリュームからのデータのリストアの動作を表すシーケンス図である。ホストコンピュータ2は、仮想ライブラリ装置3に対してリストアする仮想ボリュームのマウント命令を発行し(ステップS301)、続いてマウントされた仮想ボリュームのファイル情報読み出し命令を発行する(ステップS302)。
仮想ライブラリ装置3では、リストアデータ生成情報130を生成してファイル情報101としてホストコンピュータ2に送信する(ステップS303)。ホストコンピュータ2は、取得したファイル情報101に記載された各ファイルの読み出し命令を送信する(ステップS304a〜n)。
仮想ライブラリ装置3では、リストアデータ生成情報130に基づいて、読み出し命令を受けたファイルデータを順次、ホストコンピュータ2に送信する(ステップS305a〜n)。ホストコンピュータ2は、全ファイルの読み出し完了後、仮想ライブラリ装置3に対してデマウント命令を発行し(ステップS306)、リストアを終了する。
図12は、図11のステップS303で示される、仮想ライブラリ装置3が行うリストアデータ生成情報130の生成の動作を表すフローチャートである。ファイル情報読み出し処理を開始すると、コマンド処理部31がリストアイメージ生成部36へリストアデータ生成情報130の生成を指示する。リストアイメージ生成部36は、マウント中のボリュームが含まれるバックアップセット140を参照し、そのバックアップセット140の先頭ボリューム(フルバックアップデータ141)に対応するデータ管理情報をデータ管理部35より取得し、これをリストアデータ生成情報130の初期データとして使用する(ステップS311)。
続いて、リストアイメージ生成部36は、バックアップセット140の2番目のボリューム(差分バックアップデータ142)のデータ管理情報を取得し(ステップS312)、データ管理情報の先頭から順に差分情報133を参照し、リストアデータ生成情報の更新を行う。当該ファイルの差分情報133が「データ変更」の場合、ファイル名と一致するリストアデータ生成情報130を検索し、一致するリストアデータ生成情報130を当該ファイルのデータ管理情報で置き換える(ステップS313)。
当該ファイルの差分情報133が「ファイル消去」の場合、ファイル名と一致するリストアデータ生成情報を検索し、一致するリストアデータ生成情報を削除する(ステップS314)。当該ファイルの差分情報133が「ファイル追加」の場合、当該ファイルのデータ管理情報をリストアデータ生成情報に追加する(ステップS315)。当該ボリュームに含まれている全ファイルについて差分情報の確認が全て終了したならばステップS317へ進み、終了していなければ残るファイルについてステップS313〜5の処理を繰り返す(ステップS316)。
バックアップセット140のマウント中のボリュームまで処理が完了したならばリストアデータ生成情報130の生成を終了してステップS318に進み、していなければ次のボリュームの差分バックアップデータ143…を参照してステップS313〜6の処理を繰り返す(ステップS317)。これにより、リストアデータ生成情報130は図12に示すようになる。最後に、リストアイメージ生成部36は、リストアデータ生成情報130を複製し、ファイル情報101としてコマンド処理部31からホストコンピュータ2に送信し(ステップS318)、ファイル情報読み出し命令が終了する。
図13は、図12で示したリストアデータ生成情報130の作成の際のデータの遷移を示す概念図である。ここでは「マウント中のボリューム」を、バックアップセット140の2番目のボリューム(差分バックアップデータ142)とする。まずリストアイメージ生成部36はフルバックアップデータ141を読み取って、ここに記録された内容をリストアデータ生成情報130の初期データ130aとしている。
初期データ130aでは、ファイル名132「ID#1」のデータが記録ボリューム番号134「Vol#1」のボリューム内記録位置135「Block#1」にあり、ファイル名132「ID#2」のデータが記録ボリューム番号134「Vol#1」のボリューム内記録位置135「Block#1000」にあり、ファイル名132「ID#3」のデータが記録ボリューム番号134「Vol#1」のボリューム内記録位置135「Block#2000」にあり、ファイル名132「ID#4」のデータが記録ボリューム番号134「Vol#1」のボリューム内記録位置135「Block#3000」にある。いずれも差分情報133は「ファイル追加」である。
続いて、リストアイメージ生成部36は差分バックアップデータ142を読み取って、これに基づいて初期データ130aを更新する。更新された初期データ130aを、更新データ130bとする。更新データ130bは、初期データ130aと比べて、ファイル名132「ID#3」のデータが記録ボリューム番号134「Vol#2」の記録位置135「Block#50」に変更されている。ファイル名132「ID#4」のデータは消去されている。そしてファイル名132「ID#5」の記録ボリューム番号134「Vol#2」の記録位置135「Block#1000」のデータが追加されている。
以上で、「マウント中のボリューム」であるバックアップセット140の2番目のボリューム(差分バックアップデータ142)までの処理が完了したので、ここまでで作成された更新データ130bが、リストアデータ生成情報130(ファイル情報101)としてコマンド処理部31からホストコンピュータ2に送信される。なお、バックアップセット140の3番目のボリューム以降がマウントされている場合は、マウント中のボリュームまで同じ動作(ステップS312〜317)を繰り返すことになる。
図14は、図11のS304a〜nで示される、仮想ライブラリ装置3が行う各ファイルの読み出しの動作を表すフローチャートである。ファイル読み出し処理を開始すると、コマンド処理部31がリストアイメージ生成部36へファイルデータの生成を指示する。リストアイメージ生成部36は、ファイル情報読み出し処理で生成したリストアデータ生成情報130の先頭から順次、ファイルデータを読み出す(ステップS321)。読み出したファイルデータをコマンド処理部31からホストコンピュータ2に送信し(ステップS322)、さらに、次のファイル読み出しに備えて次のファイルのインデックスを保存し(ステップS323)、ファイル読み出し命令が終了する。
以上で説明したように、本実施の形態によるデータのリストアは、ロールフォワード処理を行わず、データ記憶部51上の該当する記録ボリューム番号134の該当するボリューム内記録位置135から、ホストコンピュータ2が直接データを読み込んでいる。これは、仮想ライブラリ装置3が差分情報とファイルデータを関連付けて管理しているからである。それによって、ロールフォワード処理の必要が無くなる。
ロールフォワード処理の必要が無くなったので、データ記憶部51はリストア時にリストアデータ生成用の作業領域を設ける必要がなくなり、記憶領域が節約できる。また、あらかじめリストア用媒体にリストアデータを生成しておく必要がなくなるので、リストア要求時にリストアデータの生成が完了していないという事態を防止することもできる。
[第2の実施の形態]
本発明の第2の実施の形態は、装置の構成は図1〜2で説明したものと同一であるので、説明を省略する。また、参照番号も図1〜2で説明したものと同一の番号を使用する。ただし、ホストコンピュータ2は論理ブロック単位のデータを扱うものであり、バックアップを行うデータの単位を論理ブロックアドレス情報(以後LBAという)としている。また、本発明の第2の実施の形態に係る仮想ライブラリ装置3を、特に仮想ライブラリ装置3bという。
図15は、仮想ライブラリ装置3bが記憶するバックアップデータ400の構成を示す概念図である。バックアップデータ400は、LBA情報401と、単数または複数の論理ブロックデータ402から構成されている。LBA情報401と論理ブロックデータ402の間はテープマーク403によって区切られるが、論理ブロックデータ402相互間はテープマーク403によって区切られない。
図16は、図15に示すLBA情報401のより詳しい構成を示す概念図である。LBA情報401は、インデックス411、LBA412、ボリューム番号413、およびボリューム内記録位置414を含むテーブルである。LBA412はホストコンピュータ2からバックアップする論理ブロックのアドレスを示す。論理ブロックデータはバックアップ対象の実体で、LBA情報401に示されるLBAの先頭から順次、ホストコンピュータ2から仮想ライブラリ装置3bへ送信される。
第1の実施の形態では、ファイルを特定する情報として「ファイル名」を使用しているが、本実施の形態ではファイル名に置き換わる構成としてLBAを使用している。たとえば、第1の実施の形態のファイル情報101においてファイルを識別するための情報として使用するファイル名112と同等の構成は、LBA情報401のLBA412となる。以上のように、扱うデータをLBA情報401および論理ブロックデータ402としているが、その他の構成要素は第1の実施の形態と同様であるため、詳細な説明は省略する。
ホストコンピュータ2と仮想ライブラリ装置3bで行われるデータバックアップの動作は、図7と同一である。図17は、図7のステップS202で示される、仮想ライブラリ装置3bが行うファイル情報書き込みの動作を表すフローチャートである。仮想ライブラリ装置3bがホストコンピュータ2からのファイル情報書き込み命令を受けてファイル情報の書き込みを開始すると、コマンド処理部31はデータ管理部35へLBA情報401とその書き込み命令を送信する。
データ管理部35は取得したボリューム番号114の値をマウント中の仮想ボリューム番号で初期化し(ステップS511)、続いてボリューム内記録位置115の値をnullで初期化する(ステップS512)。以上のLBA情報401をデータ管理情報記憶部52に保存し(ステップS513)バックアップ情報の書き込み要求を終了する。
図18は、図7のステップS203a〜nで示される、仮想ライブラリ装置3bが行うファイル書き込みの動作を表すフローチャートである。仮想ライブラリ装置3bがホストコンピュータ2からのLBA書き込み命令を受けてLBA書き込みを開始すると、コマンド処理部31がデータ管理部35へ論理ブロックデータ402とその書き込み命令を送信する。
データ管理部35は取得した論理ブロックデータ402の順番をインデックス411として、まずデータ管理情報記憶部52から該当するLBA情報401を参照する(ステップS521)。続いてデータ記憶部51へ受信した論理ブロックデータ402の書き込みを行う(ステップS522)。続いてLBA情報401のボリューム内記録位置414にマウント中のファイルの書き込み位置を記録し、処理を終了する(ステップS523)。
本実施の形態では論理ブロックデータを扱うため、「データ追加」「データ削除」などの差分情報は存在せず、「データ変更」のみとなる。そのため、「データ追加」「データ削除」の処理がなくなることが第1の実施の形態との動作の違いとなることに注意されたい。
ホストコンピュータ2と仮想ライブラリ装置3bで行われるデータリストアの動作は、図11と同一である。図19は、図11のステップS303で示される、仮想ライブラリ装置3bが行うリストアデータ生成情報130の生成の動作を表すフローチャートである。ファイル情報読み出し処理を開始すると、コマンド処理部31がリストアイメージ生成部36へリストアデータ生成情報130の生成を指示する。リストアイメージ生成部36は、マウント中のボリュームが含まれるバックアップセット140を参照し、そのバックアップセット140の先頭ボリューム(フルバックアップデータ141)に対応するデータ管理情報をデータ管理部35より取得し、これをリストアデータ生成情報130の初期データとして使用する(ステップS611)。
続いて、リストアイメージ生成部36は、バックアップセット140の2番目のボリューム(差分バックアップデータ142)のデータ管理情報を取得する(ステップS612)。ここまでは図12で示される第1の実施の形態に係る動作と同一である。しかしLBA情報401には差分情報133に相当する情報は存在せず、また「データ追加」「データ削除」に対応する動作も存在しない。そのため、フルバックアップデータ141と差分バックアップデータ142とでLBAが一致する場合に、フルバックアップデータ141のデータを差分バックアップデータ142のデータに置換する(ステップS613)。
当該ボリュームに含まれている全LBAについて差分情報の確認が全て終了したならばステップS617へ進み、終了していなければ残るLBAについてステップS613の処理を繰り返す(ステップS616)。
バックアップセット140のマウント中のボリュームまで処理が完了したならばリストアデータ生成情報130の生成を終了してステップS618に進み、していなければ次のボリュームの差分バックアップデータ143…を参照してステップS313〜6の処理を繰り返す(ステップS617)。最後に、リストアイメージ生成部36は、リストアデータ生成情報130を複製し、LBA情報401としてコマンド処理部31からホストコンピュータ2に送信し(ステップS618)、ファイル情報読み出し命令が終了する。
図20は、図11のS304a〜nで示される、仮想ライブラリ装置3bが行う各LBAの読み出しの動作を表すフローチャートである。LBA読み出し処理を開始すると、コマンド処理部31がリストアイメージ生成部36へLBAデータの生成を指示する。リストアイメージ生成部36は、LBA情報読み出し処理で生成したリストアデータ生成情報130の先頭から順次、LBAを読み出す(ステップS621)。読み出したLBAをコマンド処理部31からホストコンピュータ2に送信し(ステップS622)、さらに、次のLBA読み出しに備えて次のLBAのインデックスを保存し(ステップS623)、LBA読み出し命令が終了する。
以上で説明したように、本発明の第2の実施の形態は論理ブロックアドレスを差分情報としているので、ファイルシステムを扱わないホストコンピュータでも差分バックアップした仮想ボリュームからフルリストアを行うことができる。また、LBAを扱うことにより、同一LBAの書き換え履歴を持つRAID装置等のホストコンピュータから書き換え履歴をバックアップすることが可能となり、さらにリストア時は目的のリストア位置からフルリストアすることが出来る副次的効果も得られる。
[第3の実施の形態]
図21は、本発明の第3の実施の形態に係る仮想テープ装置4の構成を示すブロック図である。仮想テープ装置4は、本発明の第1の実施の形態における仮想ライブラリ装置3を置き換えるものである。この仮想テープ装置4は、1巻の仮想テープのみをロードでき、ライブラリ装置のようにテープの保管庫を持たない装置をエミュレートするものである。このため、テープを保管庫から読み書きするドライブに搬送するマウント、デマウントの命令が無く、代わりにテープを人手でドライブにロード、アンロードする。本実施例では仮想テープをロードしたままにしておき、アンロードは行わない。
また、第3の実施例では第1の実施例で用いられる命令に加え、後述するJOBテーブルの書き込み、読み出しを行うための、JOBテーブル書き込み命令、JOBテーブル読み出し命令を備える。JOBテーブル書き込み命令およびJOBテーブル読み込み命令はコマンド処理部31とデータ管理部35で処理する。なお、図21で示す仮想テープ装置4の各構成要素は、名称も動作も図2で示した第1の実施の形態のものと同一であるので、参照番号を同一として説明を省略する。
図22は、図21に示す仮想テープ装置4が仮想テープに記録するデータの1組のグループである仮想テープ740の構成を示す概念図である。本実施例は、バックアップを複数巻の仮想テープではなく、1巻の仮想テープで行うことを特徴とする。従ってバックアップの単位は仮想テープではなくJOBという単位で行う。図22に示すようにフルバックアップ741を仮想テープ740の先頭に行い(JOB1)、差分バックアップ742〜…を仮想テープに追記していく(JOB2〜)。なお、1つのフルバックアップ741に追記される差分バックアップ742の本数は特に限定されない。また、全ての差分バックアップデータの最後にJOBテーブル701が追記される。
図23は、図22に示した仮想テープ740の構成をテーブル形式で表すJOBテーブル701を示す概念図である。JOBテーブル701は、JOB番号をインデックスとし、仮想ボリューム番号の代わりに各JOBの仮想テープ740内の記録位置を記録する。JOBテーブル701は、仮想テープの最後に記録されているものであり、読み出すことによってホストコンピュータ2と仮想テープ装置4は認識することができる。
図24は、図21に示すホストコンピュータ2と仮想テープ装置4で行われるデータバックアップの動作を表すシーケンス図である。バックアップを開始すると、ホストコンピュータ2はまず仮想テープの最後のデータを読み込み、JOBテーブル701を認識する(ステップS800)。次に読み出したJOBテーブル701の最後のJOBの記録位置への位置づけ要求を行う(ステップS801)。JOBテーブル701の位置づけが終了した後のバックアップ情報書き込み命令(ステップS802)とファイル書き込み命令(ステップS803a…)は、第1の実施の形態と同様である。以上の動作の後、最後に更新したJOBテーブル701を書き込み(ステップS804)、デマウント要求を出さずに終了する。
例えば、現在JOB1の全てのファイル書き込みが終了し、書き込み位置が#10000であるとする。次のJOB2において位置づけを行うために記録位置として#10000をJOBテーブル701に加え、仮想テープの最後に書き込む。各構成要素の動作は第1の実施の形態の説明の「ボリューム番号」を「JOB番号(JOB#)」に置き換えたものと同一である。
図25は、図24のステップS803で示される、図21に示すホストコンピュータと仮想テープ装置がファイルのバックアップを行う際のデータ管理情報121の内容の変化を示す概念図である。図25(a)は、図8で示したファイル情報書き込みが終了した際にデータ管理情報記憶部52に保存されるデータ管理情報721である。図25(b)は、図24に示したファイル書き込みが終了した際にデータ管理情報記憶部52に保存されるデータ管理情報721である。データ管理情報721は、第1の実施の形態で説明したデータ管理情報121(ファイル情報101)のボリューム番号114をJOB番号714(ここではJOB#xで表す)に置換した以外は、全て同一のデータ要素を含む。
図26は、図21に示すホストコンピュータ2と仮想テープ装置4で行われる、差分バックアップしたボリュームからのデータのリストアの動作を表すシーケンス図である。ホストコンピュータ2は、仮想テープ装置4に対して、仮想テープのマウント要求の代わりにまず仮想テープの最後のデータを読み込み、JOBテーブル701を認識し(ステップS900)、JOBテーブルのJOBに対応した記録位置への位置づけ要求を行う(ステップS901)。続いて、バックアップ情報読み出し命令を発行する(ステップS902)
仮想テープ装置4では、データ管理情報721からリストアデータ生成情報130を生成してホストコンピュータ2に送信する(ステップS903)。ホストコンピュータ2は、取得したファイル情報に記載された各ファイルの読み出し命令を送信する(ステップS904a〜n)。仮想テープ装置4では読み出し命令を受けたファイルデータを順次、ホストコンピュータ2に送信する(ステップS905a〜n)。この動作もまた、第1の実施の形態と同様である。以上の動作の後、ここでもデマウント要求を出さずに終了する。
以上で説明したように、本発明の第3の実施の形態は仮想テープ装置4にあっても、1巻の仮想テープで第1および第2の実施の形態と同一の効果を得ることができる。
これまで本発明について図面に示した特定の実施の形態をもって説明してきたが、本発明は図面に示した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の効果を奏する限り、これまで知られたいかなる構成であっても採用することができることは言うまでもないことである。
本発明はコンピュータシステムにおけるデータのバックアップ装置において利用可能である。データ記憶手段5として使用される装置は、テープ装置以外にも、たとえば磁気ディスク装置や光ディスク装置などを利用することができる。
本発明の第1の実施の形態に係るデータバックアップ装置の構成を示すブロック図である。 図1で開示したデータバックアップ装置の機能を仮想的に実現する仮想ライブラリ装置の構成を示すブロック図である。 図2に示す仮想ライブラリ装置が記憶するバックアップデータの構成を示す概念図である。 図3に示すファイル情報の構成を示す概念図である。 図2で示したリストアイメージ生成部が生成するリストアデータ生成情報のデータ構成を示す概念図である。 図2に示す仮想ライブラリ装置が仮想ボリュームに記録するデータの1組のグループであるバックアップセットの構成を示す概念図である。 図2に示すホストコンピュータと仮想ライブラリ装置で行われるデータバックアップの動作を表すシーケンス図である。 図7のステップS202で示される、仮想ライブラリ装置が行うファイル情報書き込みの動作を表すフローチャートである。 図7に示すファイルのバックアップの動作が行われる際のデータ管理情報の内容の変化を示す概念図である。 図7のステップS203a〜nで示される、仮想ライブラリ装置が行うファイル書き込みの動作を表すフローチャートである。 図2に示す仮想ライブラリ装置で行われる、差分バックアップしたボリュームからのデータのリストアの動作を表すシーケンス図である。 図11のステップS303で示される、仮想ライブラリ装置が行うリストアデータ生成情報の生成の動作を表すフローチャートである。 図12で示したリストアデータ生成情報の作成の際のデータの遷移を示す概念図である。 図11のS304a〜nで示される、仮想ライブラリ装置が行う各ファイルの読み出しの動作を表すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態に係る仮想ライブラリ装置が記憶するバックアップデータの構成を示す概念図である。 図15に示すLBA情報のより詳しい構成を示す概念図である。 図7のステップS202で示される、仮想ライブラリ装置が行うファイル情報書き込みの動作を表すフローチャートである。 図7のステップS203a〜nで示される、仮想ライブラリ装置が行うファイル書き込みの動作を表すフローチャートである。 図11のステップS303で示される、仮想ライブラリ装置が行うリストアデータ生成情報130の生成の動作を表すフローチャートである。 図11のS304a〜nで示される、仮想ライブラリ装置が行う各LBAの読み出しの動作を表すフローチャートである。 図21は、本発明の第3の実施の形態に係る仮想テープ装置の構成を示すブロック図である。 図21に示す仮想テープ装置が仮想テープに記録するデータの1組のグループである仮想テープの構成を示す概念図である。 図22に示した仮想テープの構成をテーブル形式で表すJOBテーブルを示す概念図である。 図21に示すホストコンピュータと仮想テープ装置で行われるデータバックアップの動作を表すシーケンス図である。 図24のステップS803で示される、図21に示すホストコンピュータと仮想テープ装置がファイルのバックアップを行う際のデータ管理情報の内容の変化を示す概念図である。 図21に示すホストコンピュータと仮想テープ装置で行われる、差分バックアップしたボリュームからのデータのリストアの動作を表すシーケンス図である。
符号の説明
1 データバックアップ装置
2 ホストコンピュータ
3、3b 仮想ライブラリ装置
4 仮想テープ装置
5 データ記憶手段
11 バックアップデータ取得手段
12 バックアップ情報取得手段
13 リストア要求取得手段
14 リストアデータ送信手段
15 データ管理手段
16 リストアイメージ生成手段
31 コマンド処理部
32 ボリューム管理部
35 データ管理部
36 リストアイメージ生成部
51 データ記憶部
52 データ管理情報記憶部
100、400 バックアップデータ
101 ファイル情報
102 ファイルデータ
103、403 テープマーク
111、131、411 インデックス
112、132 ファイル名
113、133 差分情報
114、134、413 ボリューム番号
115、135、414 ボリューム内記録位置
121 データ管理情報
130 リストアデータ生成情報
130a 初期データ
130b 更新データ
140 バックアップセット
141 フルバックアップ時のデータ管理情報
142〜147 差分バックアップ時のデータ管理情報
401 LBA情報
402 論理ブロックデータ
412 LBA
701 JOBテーブル
714 JOB番号
721 データ管理情報
740 仮想テープ
741 フルバックアップ
742〜… 差分バックアップ

Claims (16)

  1. ホストコンピュータに接続されるデータバックアップ装置であって、
    前記ホストコンピュータからのバックアップデータを受け取るバックアップデータ取得手段と、
    前記バックアップデータの追加、削除、および変更についての情報であるバックアップ情報を前記ホストコンピュータから受け取るバックアップ情報取得手段と、
    前記バックアップデータをファイルデータとして記憶するデータ記憶部と、
    前記バックアップ情報を記憶するデータ管理情報記憶部と
    を有することを特徴とするデータバックアップ装置。
  2. 前記ホストコンピュータからのリストア要求を受け取るリストア要求取得手段と、
    前記バックアップ情報に基づいて前記データ記憶部から前記ファイルデータを読み出すリストアイメージ生成手段と、
    読み出された前記ファイルデータを前記ホストコンピュータに送信するリストアデータ送信手段と
    を有することを特徴とする、請求項1に記載のデータバックアップ装置。
  3. 前記バックアップ情報が、
    前記ホストコンピュータにおける前記バックアップデータの識別情報と、
    前記バックアップデータが追加されたのか、消去されたのか、変更されたのかの区分を示す差分情報と、
    前記バックアップデータが記録されているボリューム内の位置を示す位置情報と
    を含むことを特徴とする、請求項1もしくは請求項2に記載のデータバックアップ装置。
  4. 前記識別情報が、前記バックアップデータのファイル名を含むことを特徴とする、請求項3に記載のデータバックアップ装置。
  5. 前記識別情報が、前記バックアップデータの論理ブロックアドレス情報を含むことを特徴とする、請求項3に記載のデータバックアップ装置。
  6. 前記データ記憶部が、複数本の磁気テープライブラリからなる仮想ボリュームをエミュレーションする仮想ライブラリ装置であることを特徴とする、請求項1もしくは請求項2に記載のデータバックアップ装置。
  7. 前記仮想ボリュームが、1本のフルバックアップデータと単数もしくは複数本の差分バックアップデータとで構成されるバックアップセットを含むことを特徴とする、請求項6に記載のデータバックアップ装置。
  8. 前記データ記憶部が、1個のフルバックアップデータと単数もしくは複数の差分バックアップデータとを含む1本の仮想テープであることを特徴とする、請求項1もしくは請求項2に記載のデータバックアップ装置。
  9. ホストコンピュータに接続されるデータバックアップ装置にあって、前記ホストコンピュータのデータをバックアップする方法であって、
    前記ホストコンピュータからのバックアップデータを受け取るバックアップデータ取得工程と、
    前記バックアップデータの追加、削除、および変更についての情報であるバックアップ情報を前記ホストコンピュータから受け取るバックアップ情報取得工程と、
    前記バックアップデータをファイルデータとして記憶するデータ記憶工程と、
    前記バックアップ情報を記憶するデータ管理情報記憶工程と
    を有することを特徴とするデータバックアップ方法。
  10. 前記ホストコンピュータからのリストア要求を受け取るリストア要求取得工程と、
    前記バックアップ情報に基づいて前記ファイルデータを読み出すリストアイメージ生成工程と、
    読み出された前記ファイルデータを前記ホストコンピュータに送信するリストアデータ送信工程と
    を有することを特徴とする、請求項9に記載のデータバックアップ方法。
  11. 前記バックアップ情報が、
    前記ホストコンピュータにおける前記バックアップデータの識別情報と、
    前記バックアップデータが追加されたのか、消去されたのか、変更されたのかの区分を示す差分情報と、
    前記バックアップデータが記録されているボリューム内の位置を示す位置情報と
    を含むことを特徴とする、請求項9もしくは請求項10に記載のデータバックアップ方法。
  12. 前記識別情報が、前記バックアップデータのファイル名を含むことを特徴とする、請求項11に記載のデータバックアップ方法。
  13. 前記識別情報が、前記バックアップデータの論理ブロックアドレス情報を含むことを特徴とする、請求項11に記載のデータバックアップ方法。
  14. ホストコンピュータに接続されるデータバックアップ装置にあって、前記データバックアップ装置を制御するコンピュータに、
    前記ホストコンピュータからのバックアップデータを受け取るバックアップデータ取得処理と、
    前記バックアップデータの追加、削除、および変更についての情報であるバックアップ情報を前記ホストコンピュータから受け取るバックアップ情報取得処理と、
    前記バックアップデータをファイルデータとして記憶するデータ記憶処理と、
    前記バックアップ情報を記憶するデータ管理情報記憶処理と
    を実行させることを特徴とするデータバックアッププログラム。
  15. 前記ホストコンピュータからのリストア要求を受け取るリストア要求取得処理と、
    前記バックアップ情報に基づいて前記ファイルデータを読み出すリストアイメージ生成処理と、
    読み出された前記ファイルデータを前記ホストコンピュータに送信するリストアデータ送信処理と
    を実行させることを特徴とする、請求項14に記載のデータバックアッププログラム。
  16. 前記バックアップ情報が、
    前記ホストコンピュータにおける前記バックアップデータの識別情報と、
    前記バックアップデータが追加されたのか、消去されたのか、変更されたのかの区分を示す差分情報と、
    前記バックアップデータが記録されているボリューム内の位置を示す位置情報と
    を実行させることを特徴とする、請求項14もしくは請求項15に記載のデータバックアッププログラム。
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