JP2009235620A - インクジェット捺染方法および捺染物 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ポリエステル系繊維とポリウレタン繊維から構成される混用布帛をインクジェット捺染する方法であって、該混用布帛に対して、赤インクの色材として150℃以上の融点をもつ分散染料を使用してインクジェット捺染をおこなうインクジェット捺染方法。
【選択図】なし
Description
黄および青の3原色インク、グレー、ベージュ、茶色等の中間色インク、黒インク、等を挙げることができる。これらのインクに含有される分散染料については、通常、赤インクに含有される分散染料に比べて融点が高いものが多く、それ程厳密に選択する必要はないものであるが、より高い効果を求めるのであれば、これらのインクに含まれるすべての分散染料の融点が150℃以上であるものとすることが好ましい。
下記表1に記載の分散染料を18重量%、分散剤(リグニンスルホン酸塩、アニオン系界面活性剤)を8重量%、防腐剤(サンアイバックIT20、三愛石油(株)製)を0.1重量%、消泡剤(信越シリコーンKM−70、日信学工業(株)製)を0.05重量%、および純水73.85重量%を混合し、ガラスビーズの存在下、サンドミルで10時間湿式粉砕し微粒子化した後、吸引濾過によりガラスビーズを取り除き、下記表1に記載のインクジェット用インク(R1〜3、B1、Y1)を調製した。
インクジェット捺染する前の混用布帛に対して、下記処方により調製した前処理剤をディップニップ法により付与した。ディップニップ処理後、混用布帛をテンター方式の乾燥機により、120℃で130秒間乾燥した。
カルボキシメチルセルロース(水溶性ポリマー、ファインガムHE、第一工業製薬(株)製)を5.0重量部、リンゴ酸(pH調整剤、扶桑化学工業(株)製)を0.3重量部、MS−リキッド(還元防止剤、明成化学工業(株)製)を2.0重量部、および純水92.7重量部を混合し、前処理剤を調製した。
オン・デマンド方式シリアル走査型インクジェット方式を使用して、布帛に対するインク付与量が20nl/mm2になるように5×5cmのパターンをプリントした。
PET繊維80重量%およびポリウレタン繊維20重量%からなる2wayトリコットに上記前処理をおこない、次いで、赤インクR1を使用し、上記インクジェット捺染方法によりプリントした。ついで該布帛を160℃×20分間で湿熱処理し、その後、ソーダ灰 2g/L、ハイドロ 2g/Lの条件にて70℃×20分間の還元洗浄をおこない、170℃×1分間乾燥して捺染物を得た。
赤インクとしてR2を使用した以外は、実施例1と同様にして捺染物を得た。
赤インクとしてR3を使用した以外は、実施例1と同様にして捺染物を得た。
カチオン可染ポリエステル繊維85重量%およびポリウレタン繊維15重量%からなる2wayトリコットに上記前処理をおこない、次いで、インクR2、B1およびY1を使用し、上記インクジェット捺染方法によりプリントした。ついで該布帛を160℃×20分間で湿熱処理し、その後、その後、苛性ソーダ 2g/L、チオウレア 2g/L、ハイドロ 2g/Lの条件にて90℃×20分間の還元洗浄をおこない、170℃×1分間乾燥して捺染物を得た。
カチオン可染ポリエステル繊維85重量%およびポリウレタン繊維15重量%からなる2wayトリコットに上記前処理をおこない、次いで、インクR3、B1およびY1を使用し、上記インクジェット捺染方法によりプリントした。ついで該布帛を160℃×20分間で湿熱処理し、その後、その後、苛性ソーダ 2g/L、チオウレア 2g/L、ハイドロ 2g/Lの条件にて90℃×20分間の還元洗浄をおこない、170℃×1分間乾燥して捺染物を得た。
実施例1〜3および比較例1〜2にて得られた捺染物について、以下の評価方法にて評価した。結果を表2にしめす。
JIS L0844 A−2法に基づき洗濯堅牢度を測定し、JIS L0801に基づき添付白布の汚染について判定を行った。
JIS L0860 A法に基づきドライクリーニング堅牢度を測定し、JIS L0801に基づきドライクリーニング液汚染の判定を行った。
得られた捺染物を手で引っ張り布帛内部のポリウレタンの色相を目視にて確認した。
1:ポリウレタン繊維が染色されず白く見える。
2:染色されてはいるが、布帛表面と色相が違う。
3:布帛表面とほぼ同一の色相である。
Claims (3)
- ポリエステル系繊維とポリウレタン繊維から構成される混用布帛をインクジェット捺染する方法であって、該混用布帛に対して、赤インクの色材として150℃以上の融点をもつ分散染料を使用してインクジェット捺染をおこなうことを特徴とするインクジェット捺染方法。
- 前記赤インクがC.I.ディスパーズレッド60、86、152、177、179、343および202からなる群より選ばれた1種以上の分散染料を含有することを特徴とする請求項1記載のインクジェット捺染方法。
- 請求項1または2記載のインクジェット捺染方法により捺染された捺染物。
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JP2009235598A (ja) * | 2008-03-26 | 2009-10-15 | Seiren Co Ltd | インクジェットプリント方法およびプリント物 |
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WO2000029664A1 (fr) * | 1998-11-18 | 2000-05-25 | Asahi Kasei Kabushiki Kaisha | Produit mixte teint constitue d'une fibre apte a la teinture avec un colorant disperse et d'une fibre de polyurethanne, et procede de teinture approprie |
JP5148225B2 (ja) * | 2007-09-21 | 2013-02-20 | セーレン株式会社 | インクジェット捺染方法および捺染物 |
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