JP2009232333A - 画像暗号化装置および画像復号化装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】印刷物やデジタル画像の一部を視覚的に暗号化/復号化する技術において、多重に暗号化して印刷された画像を高精度に復号化できる画像の暗号化技術および復号化技術を実現する
【解決手段】暗号化装置において、暗号化対象の領域内に既に暗号化された多重暗号化領域が一つ以上含まれる場合は、既に画素値変換された各領域の画素値を一旦逆変換した後で対象領域の暗号化処理を行う手段(103〜105)を有する。画像復号化装置において、暗号化画像データ中の暗号化領域に対して規定の画素値逆変換及び復号化をいったん行った後に、復号化画像の中に多重で暗号化された領域があるかどうかを調べ、多重暗号化領域を一つ以上検出した場合は、各多重暗号化領域に関して更に画素値変換を行って、その時点で復号化された画像データとして出力する手段を有する。
【選択図】図1
【解決手段】暗号化装置において、暗号化対象の領域内に既に暗号化された多重暗号化領域が一つ以上含まれる場合は、既に画素値変換された各領域の画素値を一旦逆変換した後で対象領域の暗号化処理を行う手段(103〜105)を有する。画像復号化装置において、暗号化画像データ中の暗号化領域に対して規定の画素値逆変換及び復号化をいったん行った後に、復号化画像の中に多重で暗号化された領域があるかどうかを調べ、多重暗号化領域を一つ以上検出した場合は、各多重暗号化領域に関して更に画素値変換を行って、その時点で復号化された画像データとして出力する手段を有する。
【選択図】図1
Description
本発明は、印刷物やデジタル画像の一部を視覚的に暗号化/復号化する技術において、多重に暗号化して印刷される画像の暗号化技術および復号化技術に関する。
社会の情報化が進む中で、秘密情報の漏洩が深刻な問題となっており、情報漏洩を防ぐ技術の開発が望まれている。例えばデジタルデータに関しては、第三者に情報が渡ってもその内容を見られないようにデータを暗号化する技術が開発され、情報漏洩を防ぐ有用な手段として既に利用されている。
一方で、紙媒体等に印刷された印刷物の情報漏洩を防ぐ技術はまだ十分に開発されておらず、実用化された例もない。実際、約半分の情報漏洩が印刷物からであるとも言われており、デジタルデータと同様に印刷物からの情報漏洩を防ぐ技術の開発が急務となっている。
印刷物の情報漏洩対策が望まれる具体例として、商品購入時の請求書、クレジットカード等の明細書、病院のカルテ、学校の成績表、名簿などがあり、本発明は例えばこれらの重要な部分を暗号化して情報漏洩を防ぐ技術として利用可能である。
本出願時点でまだ公知ではないが、印刷物の暗号化に関する本出願人による先行特許出願として、例えば特願2007−143301(以下、特許文献1という。)がある。特許文献1は、暗号化対象の画像領域を複数のブロックに分割し、入力パスワードから得られるパラメータに基づきブロックのスクランブル処理を行った後、対象領域の画素値を規則的に変換し暗号化した画像を生成するものである。画素値の規則的変換で生じる特有のパターンが、復号時に暗号化画像内の詳細位置を決定する指標となり、印刷した暗号化画像が印刷やスキャンにより歪んだ場合でも、位置補正による精度の高い復号化が可能となる。
また、特許文献1における画素値変換を周囲の画素値のヒストグラムを用いて行い、印刷した暗号化画像のより高精度、高画質な復号化を可能にする応用技術についても、まだ公知ではないが、本出願の発明者が考案している。
特願2007−143301号
まず、特許文献1の技術及びその応用技術の暗号化方法および復号化方法について、簡単に説明する。
図19は、特許文献1の技術及びその応用技術における暗号化処理手順を示す機能ブロック図である。
図19は、特許文献1の技術及びその応用技術における暗号化処理手順を示す機能ブロック図である。
まず、暗号化領域指定部1901は、図20の破線のように暗号化する領域を選択する。
続く画像暗号化部1902は、暗号鍵に基づき指定した領域を暗号化する。図21は、その一例で、選択領域を微小領域に分割し、暗号鍵に基づいて微小領域の入れ換え処理(スクランブル)を行い、対象領域画像を暗号化するものである。
続く画像暗号化部1902は、暗号鍵に基づき指定した領域を暗号化する。図21は、その一例で、選択領域を微小領域に分割し、暗号鍵に基づいて微小領域の入れ換え処理(スクランブル)を行い、対象領域画像を暗号化するものである。
さらに、図19の画素値変換部1903は、画像暗号化部1902が暗号化した画像の
画素値を規則的に変換する。図22は、暗号化された画像に関して極小の領域を縦、横一定の周期で画素値変換する例である。このように画素値が規則的に変換されるのは、暗号化画像を印刷して復号化する際に、画素値変換で生じる特有のパターンを検出することで、暗号化領域内の詳細位置の決定を容易にするためである。
画素値を規則的に変換する。図22は、暗号化された画像に関して極小の領域を縦、横一定の周期で画素値変換する例である。このように画素値が規則的に変換されるのは、暗号化画像を印刷して復号化する際に、画素値変換で生じる特有のパターンを検出することで、暗号化領域内の詳細位置の決定を容易にするためである。
これらの処理により、例えば図23のような暗号化画像が得られる。
図24は、図19の暗号化処理により暗号化された画像を復号化する処理の手順を示す機能ブロック図である。
図24は、図19の暗号化処理により暗号化された画像を復号化する処理の手順を示す機能ブロック図である。
まず、暗号化領域検出部2401は、暗号化された画像の領域検出および暗号化領域内の詳細位置の検出を行う。領域検出の一例として、図25のように画素値変換で得られるドットパターンの周期性を調べ、周期性が強く現れる部分を暗号化領域と特定する方法がある。また、暗号化領域内に格子状に配置された個々のドットを抽出することで、印刷などで生じた暗号化画像の歪みや伸縮を補正することができる。
続く画素値逆変換部2402は、暗号化処理時に画素値変換部1903(図19)で画素値変換され領域の画素値を元に戻す処理を行う。
最後の画像復号化部2403は、復号鍵に基づいて暗号化処理の画像暗号化部1902(図19)と逆の変換を行い、暗号化画像を復元した画像を得る。
最後の画像復号化部2403は、復号鍵に基づいて暗号化処理の画像暗号化部1902(図19)と逆の変換を行い、暗号化画像を復元した画像を得る。
上に述べた特許文献1の技術及びその応用技術の手法は、例えば図26(a)のように一度暗号化した画像の上にさらに多重で暗号化する場合に、画素値変換のドットが的確に配置されず、印刷物からの復号が困難になるという問題を有している。
図26(b)の例では、既に暗号化された領域の画素値変換のドットが残ったまま、多重で暗号化する際に新たなドットが別の位置に重複して付加されるため、暗号化画像の歪み補正時に両者のドットの区別が困難となり、復号化画像の劣化や復号化の失敗を引き起こす。
また、図26(c)は、既に暗号化された領域と新たに暗号化した領域とで画素値変換する箇所が重なってしまい、一度画素値変換されたドットを多重で暗号化する際に消してしまった例である。この場合も、復号化時の位置補正のために必要なドットが十分でないため、復号精度が劣化する。
本発明の課題は、印刷物やデジタル画像の一部を視覚的に暗号化/復号化する技術において、多重に暗号化して印刷された画像を高精度に復号化できる画像の暗号化技術および復号化技術を実現することにある。
まず、本発明の画像暗号化装置の態様として、暗号化対象の領域内に既に暗号化された領域が一つ以上含まれる場合は、既に画素値変換された各領域の画素値を一旦逆変換した後で対象領域の暗号化処理を行う手段を有する。
これにより、従来技術で印刷した多重暗号化画像において、歪みや伸縮の補正が困難となる問題を解決することができる。
また、本発明の画像暗号化装置の態様は、例えば多重の暗号化を微小領域のスクランブルにより実現する場合に、対象暗号化領域内に含まれる暗号化画像とスクランブルのブロック境界が合うように暗号化領域を微調整する手段を有する。
また、本発明の画像暗号化装置の態様は、例えば多重の暗号化を微小領域のスクランブルにより実現する場合に、対象暗号化領域内に含まれる暗号化画像とスクランブルのブロック境界が合うように暗号化領域を微調整する手段を有する。
これにより、印刷した多重暗号化画像を復号する際に、復号化画像の画質劣化を抑える
ことができる。
一方、本発明の画像復号化装置の態様として、暗号化画像データ中の暗号化領域に対して規定の画素値逆変換及び復号化をいったん行った後に、復号化画像の中に多重で暗号化された領域があるかどうかを調べ、多重暗号化領域を一つ以上検出した場合は、各多重暗号化領域に関して更に画素値変換を行って、その時点で復号化された画像データとして出力する手段を有する。
ことができる。
一方、本発明の画像復号化装置の態様として、暗号化画像データ中の暗号化領域に対して規定の画素値逆変換及び復号化をいったん行った後に、復号化画像の中に多重で暗号化された領域があるかどうかを調べ、多重暗号化領域を一つ以上検出した場合は、各多重暗号化領域に関して更に画素値変換を行って、その時点で復号化された画像データとして出力する手段を有する。
これにより、ある暗号化画像データ内に多重で含まれる暗号化画像に関しても、歪みや伸縮補正の指標となる画素値変換のパターンが常に適切に生成されるため、復号化後に多重で含まれる暗号化画像データを再印刷した場合でも、高精度に復号化することが可能となる。
また、本発明の画像復号化装置の態様は、暗号化画像データ中の暗号化領域に対して最初の画素値逆変換を行う際に、暗号化領域内の伸縮および歪みを検出して調整することにより、精度の高い復号化を行うことが可能となる。
本発明の暗号化装置の態様により、従来技術で印刷した多重暗号化画像において、歪みや伸縮の補正が困難となる問題を解決することが可能となる。
また、本発明の復号化装置の態様により、印刷した多重暗号化画像を復号する際に、復号化画像の画質劣化を抑えることが可能となる。
また、本発明の復号化装置の態様により、印刷した多重暗号化画像を復号する際に、復号化画像の画質劣化を抑えることが可能となる。
さらに本発明の復号化装置の態様により、ある暗号化画像データ内に多重で含まれる暗号化画像に関しても、歪みや伸縮補正の指標となる画素値変換のパターンが常に適切に生成されるため、復号化後に多重で含まれる暗号化画像データを再印刷した場合でも、高精度に復号化することが可能となる。
以下、図面を参照しながら、本発明を実施するための最良の形態を詳細に説明する。
まず、本発明の実施形態における暗号化処理について説明する。
図1は、暗号化処理を実行する本発明の実施形態の機能ブロック図である。この構成は例えば、中央演算処理装置、主記憶装置、外部記憶装置、バス等を有する一般的な構成のコンピュータが、外部記憶装置及び主記憶装置に記憶された制御プログラムを実行する動作として実現される。
まず、本発明の実施形態における暗号化処理について説明する。
図1は、暗号化処理を実行する本発明の実施形態の機能ブロック図である。この構成は例えば、中央演算処理装置、主記憶装置、外部記憶装置、バス等を有する一般的な構成のコンピュータが、外部記憶装置及び主記憶装置に記憶された制御プログラムを実行する動作として実現される。
暗号化対象の入力画像は、例えばbmp(ビットマップ)形式などのように、圧縮のない生の画素データで構成されているものとする。図2(b)に入力画像のデータ構成例を示す。
以下、図3に示されるようにして既に暗号化された画像を多重暗号化対象の例として、暗号化における各処理の詳細を説明する。
以下、図3に示されるようにして既に暗号化された画像を多重暗号化対象の例として、暗号化における各処理の詳細を説明する。
ここで、暗号化処理部では、図4に示されるように、暗号化対象領域が小領域にブロック分割されて、暗号鍵に基づき、分割ブロック領域単位で反転(ブロックを幾何学的に裏返す処理)および回転(ブロックを幾何学的に90単位で回転する処理)が施され、さらにブロックの位置を入れ換えるスクランブル処理がなされているものとする。
また、図1に示される実施形態における画像暗号化部105でも、同様に分割ブロック単位での反転/回転およびスクランブル処理が行われるものとする。さらに、図1の画素値変換部106では、図22の場合と同様に、各スクランブルブロックの左上のドッド領域の画素値が変更されるものとする。
図1においてまず、暗号化領域指定部101は、図5(a)に示されるように、入力画像の中から暗号化する領域を指定する。
続く多重暗号化領域検出部102(図1)は、指定した暗号化領域に含まれる暗号化画像の領域検出を行う。図5(b)はその例であり、灰色で囲まれた領域が既に暗号化された領域として検出されている。暗号化領域を検出するには、例えば特許文献1の技術及びその応用技術での復号化処理における暗号化領域検出部2401(図24)のように暗号化画像の特徴を用いる方法や、予め画像ヘッダ等に格納した暗号化画像の座標情報を用いて、選択された領域に含まれる暗号化領域を調べる方法などを適用することができる。
続く多重暗号化領域検出部102(図1)は、指定した暗号化領域に含まれる暗号化画像の領域検出を行う。図5(b)はその例であり、灰色で囲まれた領域が既に暗号化された領域として検出されている。暗号化領域を検出するには、例えば特許文献1の技術及びその応用技術での復号化処理における暗号化領域検出部2401(図24)のように暗号化画像の特徴を用いる方法や、予め画像ヘッダ等に格納した暗号化画像の座標情報を用いて、選択された領域に含まれる暗号化領域を調べる方法などを適用することができる。
指定された暗号化領域に関して、画像暗号化処理におけるスクランブルのブロック境界が、図6(a)に示されるように、既に暗号化された画像のブロック境界とずれている場合、暗号化領域の開始座標を微調整して、図6(b)に示されるように、両者のブロック境界を合わせることも可能である。
多重の暗号化画像同士でブロック境界を合わせる利点は、印刷物から復号化した画像の画質劣化を防げることである。スクランブルされた暗号化画像を印刷すると、ブロック境界に接する画像のエッジが隣のブロックににじみ出てしまい、復号化画像の画質劣化を引き起こす。そのため、多重暗号化の際にブロック境界がずれた状態で暗号化すると、ブロック境界が増えてしまい画質がさらに劣化する。事前にブロック境界を合わせておけばこのような画質劣化の連鎖は生じない。
続く#1〜#NのN個の多重暗号化領域画素値逆変換部103(図1)は、多重暗号化領域検出部102で検出されたN個の暗号化領域に関して、暗号化時に行った既定の画素値変換(図19の1903参照)と逆の変換を行う。図7にその例を示す。本実施形態では、暗号化時にスクランブルブロックの左上部分の画素値がドット状に変換されているため、これが元の画素値に戻る(または近い値となる)ように変換する。
続く画像結合部104は、多重暗号化領域画素値逆変換部103において個々に画素値が逆変換された既暗号化画像を入力画像に重畳し、図9(a)のような画像を得る。
図8に、各多重暗号化領域画素値逆変換部103と画像結合部104における処理の一連の流れを示す。
図8に、各多重暗号化領域画素値逆変換部103と画像結合部104における処理の一連の流れを示す。
まず、各々の多重暗号化領域画素値逆変換部103は、領域情報により指定された各領域の画素値を逆変換した各画像を出力する。
続く画像結合部104は、領域情報を基に、各逆変換画像から画素値が逆変換された各領域を切り取って入力画像に重畳する。
続く画像結合部104は、領域情報を基に、各逆変換画像から画素値が逆変換された各領域を切り取って入力画像に重畳する。
上記の方法に留まらず、例えば画素値を逆変換する画像を切り取るのは多重暗号化領域画素値逆変換部103の前でもよい。このように必要最低限の画像データのみを入力とすれば、各処理におけるメモリ使用の効率化を図れる。
図1の説明に戻り、画像暗号化部105は、先に説明したような分割ブロック単位での反転/回転およびスクランブル処理を、画素値逆変換画像に対して暗号鍵に基づいて行う。この結果、図9(b)に示されるような画像が得られる。
画素値変換部106も同様に、前述のようなスクランブルブロック単位でのドット状の画素値変換を行い、最終的には図9(c)に示されるような多重の暗号化画像を生成する。
上記の一連の処理で得られる多重暗号化画像には、従来技術で生じた画素値変換によるドットの消失や重複がなく、印刷した多重暗号化画像の微小な伸縮や歪みを、一重の暗号化画像と全く同じ精度で検出し補正することができる。
上記の一連の処理で得られる多重暗号化画像には、従来技術で生じた画素値変換によるドットの消失や重複がなく、印刷した多重暗号化画像の微小な伸縮や歪みを、一重の暗号化画像と全く同じ精度で検出し補正することができる。
以上に述べた暗号化処理は、例えば図10のように繰り返し(三重以上)重ねがけされてもよい。また、図11のように暗号化領域の一部に重ねがけの暗号化を適用することも可能である。
さらに、例えば図12に示されるように、暗号化領域の四隅に暗号化領域検出用のマーカを付加すれば、印刷物からの復号化時に暗号化領域の検出精度を上げることができる。
以上が本実施形態における暗号化処理の詳細である。
以上が本実施形態における暗号化処理の詳細である。
続いて、本発明の実施形態における復号化処理について説明する。
図13は、復号化処理を実行する本発明の実施形態の機能ブロック図である。この構成も、図1の場合と同様に例えば、中央演算処理装置、主記憶装置、外部記憶装置、バス等を有する一般的な構成のコンピュータが、外部記憶装置及び主記憶装置に記憶された制御プログラムを実行する動作として実現される。
図13は、復号化処理を実行する本発明の実施形態の機能ブロック図である。この構成も、図1の場合と同様に例えば、中央演算処理装置、主記憶装置、外部記憶装置、バス等を有する一般的な構成のコンピュータが、外部記憶装置及び主記憶装置に記憶された制御プログラムを実行する動作として実現される。
暗号化処理の場合と同様に、復号化対象の入力画像は、bmp(ビットマップ)形式のような圧縮なしの生の画素データで構成されているものとする。
以下、上述した本実施形態の暗号化処理で得られる図9(c)のように暗号化された画像を例として、復号化処理の詳細を説明する。
以下、上述した本実施形態の暗号化処理で得られる図9(c)のように暗号化された画像を例として、復号化処理の詳細を説明する。
まず図13の暗号化領域検出部1301は、暗号化された領域を検出する。検出には、上述した本実施形態の暗号化処理における多重暗号化領域検出部102(図1)と同様の方法が適用可能である。また、暗号化時に図12に示されるような領域検出用のマーカを四隅に付加して、各コーナーのマーカをパターン認識などで検出して暗号化領域を特定することも可能である。
続く伸縮/歪み検出部1302(図13)は、暗号化時の画素値変換部106(図1)で生成される各ドットの位置に基づいて、印刷や印刷物のスキャンで生じる暗号化画像の微小な伸縮や歪みを検出する。図14(a)は、画素値変換のドットが印刷や印刷物のスキャンなどによりわずかに伸縮し歪んだ例である。このような画像からドットを抽出する例として、まず縦と横のライン毎にドットの周期性を調べ、周期性の強さからドットが存在する分割ブロックの境界を特定し、特定した境界を基準として各ブロックのドットの歪みをパターンマッチングなどにより検出する方法が考えられる。暗号化画像の歪みを検出後、必要に応じて図14(b)のように歪みを補正して分割ブロックを正規化することも可能である。
続く画素値逆変換部1303(図13)は、暗号化時に画素値変換された例えば図15(a)に示されるような画像における各スクランブルブロックの左上のドット状領域の画素値を元に戻し(または元の画素値に近い画素値に戻し)、図15(b)に示されるような画像を得る。ただし、一度印刷された画像は画素値変換のドットがにじんでしまい、単純な画素値逆変換ではドットがきれいに消えない場合がある。そのような場合は、画素値を逆変換した後にノイズ除去フィルタをかける方法や、周囲の画素でドットの画素値を補完する方法などが有効である。
画素値逆変換部1303でドットが消去された画像は、画像復号化部1304(図13)で復号鍵に基づき分割ブロック単位で逆スクランブル処理および逆回転/反転処理がなされ、復号鍵が正しい場合は図15(c)のような暗号化前と同様の復号化画像が得られる。(当然、間違った復号鍵の場合は元の画像は得られない。)
暗号化画像の復号化後に、本実施形態ではさらに、多重暗号化領域検出部1305(図13)が、例えば図16(a)に示されるような復号化画像において、その中に含まれる多重
の暗号化画像の領域を検出する。図16(b)に多重暗号化領域を検出した例(灰色で表示)を示す。多重暗号化領域の検出には、例えば画像の複雑度を調べる方法や、暗号化時に予め図12のように領域検出用のマーカを付加して、マーカを検出することで領域を特定する方法などが考えられる。
暗号化画像の復号化後に、本実施形態ではさらに、多重暗号化領域検出部1305(図13)が、例えば図16(a)に示されるような復号化画像において、その中に含まれる多重
の暗号化画像の領域を検出する。図16(b)に多重暗号化領域を検出した例(灰色で表示)を示す。多重暗号化領域の検出には、例えば画像の複雑度を調べる方法や、暗号化時に予め図12のように領域検出用のマーカを付加して、マーカを検出することで領域を特定する方法などが考えられる。
多重暗号化領域の検出後、続く#1〜#Nの多重暗号化領域画素値変換部1306(図13)が、検出された#1〜#Nの各多重暗号化領域の各スクランブルブロック左上のドット状領域の画素値を変換する。
画像結合部1307(図13)は、上述の画素値変換された各多重暗号化領域の画像を復号化画像に重畳することで、図16(c)に示されるような画素値変換のドットが付加された画像を得る。
図17に、各多重暗号化領域画素値変換部1306と画像結合部1307における処理の一連の流れを示す。
まず、各々の多重暗号化領域画素値変換部1306は、領域情報により指定された領域の画素値を変換した画像を出力する。
まず、各々の多重暗号化領域画素値変換部1306は、領域情報により指定された領域の画素値を変換した画像を出力する。
続く画像結合部1307は、領域情報を基に、各変換画像から画素値が変換された領域を切り取って復号化画像に重畳する。
暗号化処理における図8の場合と同様に、メモリ使用の効率化を図るため、画素値変換の領域を切り取るのは多重暗号化領域画素値変換部1306の前でもよい。
暗号化処理における図8の場合と同様に、メモリ使用の効率化を図るため、画素値変換の領域を切り取るのは多重暗号化領域画素値変換部1306の前でもよい。
復号化処理後に得られる多重の暗号化画像は、図18のように繰り返し復号化することで全てを復号化でき、暗号化が全く行われていない元の画像が図18(c)のように得られる。
上記の復号化処理を行うと、多重に暗号化された画像の上位の暗号化画像のみを復号化し下位の暗号化画像が残った場合でも、伸縮や歪み補正の指標となる画素値変換のパターン(本実施形態ではブロック単位のドット)が常に適切に生成される。そのため、例えば下位の暗号化画像が未復号の状態で再印刷した場合でも、高精度の復号化が可能となる。
以上が本実施形態における復号化処理の詳細である。
以上が本実施形態における復号化処理の詳細である。
以上の各実施形態に関して、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
画像データを暗号化画像に暗号化する画像暗号化装置において、
前記画像データから暗号化する部分領域を暗号化領域として指定する暗号化領域指定手段と、
該指定した暗号化領域に既に暗号化された領域があるかどうかを調べ、暗号化領域を一つ以上検出した場合は、その領域情報を出力する多重暗号化領域検出手段と、
該検出した多重暗号化領域に対して、それについて既に行われている画素値変換の逆変換を行う多重暗号化領域画素値逆変換手段と、
該逆変換が行われた後の前記指定した暗号化領域の画像を暗号鍵により暗号化する画像暗号化手段と、
該暗号化した画像領域に対して前記画素値変換を行い、その結果を暗号化画像として出力する画素値変換手段と、
を含むことを特徴とする画像暗号化装置。
(付記2)
画像データを暗号化画像に暗号化する画像暗号化装置において、
画像データから暗号化する部分領域を暗号化領域として指定する暗号化領域指定手段と
、
該指定した暗号化領域に既に暗号化された領域があるかどうかを調べ、暗号化領域を一つ以上検出した場合は、その領域情報を出力する多重暗号化領域検出手段と、
該検出した多重暗号化領域情報に基づき、前記暗号化領域の位置を調整する暗号化領域調整手段と、
前記指定した暗号化領域の画像を暗号鍵により暗号化し、その結果を暗号化画像として出力する画像暗号化手段と、
を含むことを特徴とする画像暗号化装置。
(付記3)
画像データを暗号化画像に暗号化する画像暗号化装置において、
画像データから暗号化する部分領域を暗号化領域として指定する暗号化領域指定手段と、
該指定した暗号化領域に既に暗号化された領域があるかどうかを調べ、暗号化領域を一つ以上検出した場合は、その領域情報を出力する多重暗号化領域検出手段と、
該検出した多重暗号化領域情報に基づき、前記暗号化領域の位置を調整する暗号化領域調整手段と、
前記検出した多重暗号化領域に対して、それについて既に行われている画素値変換の逆変換を行う多重暗号化領域画素値逆変換手段と、
該逆変換が行われた後の前記指定した暗号化領域の画像を暗号鍵により暗号化する画像暗号化手段と、
該暗号化した画像領域に対して前記画素値変換を行い、その結果を暗号化画像として出力する画素値変換手段と、
を含むことを特徴とする画像暗号化装置。
(付記4)
付記1又は3に記載の画像暗号化装置により暗号化された暗号化画像データを復号化する画像復号化装置において、
前記暗号化画像データから暗号化が行われている暗号化領域を検出する暗号化領域検出手段と、
該検出した暗号化領域に対して、それについて行われている画素値変換の逆変換を行う画素値逆変換手段と、
該画素値逆変換した暗号化領域を復号鍵により復号化する画像復号化手段と、
該復号化した画像データ内から多重で暗号化が行われている多重暗号化領域を検出する多重暗号化領域検出手段と、
該検出した多重暗号化領域のそれぞれに対して、前記画素値変換を行い、その結果得られる画像データを現段階で復号化された画像データとして出力する多重暗号化領域画素値変換手段と、
を含むことを特徴とする画像復号化装置。
(付記5)
付記1又は3に記載の画像暗号化装置により暗号化された暗号化画像データを復号化する画像復号化装置において、
前記暗号化画像データから暗号化が行われている暗号化領域を検出する暗号化領域検出手段と、
該検出した暗号化領域内の伸縮および歪みを検出する伸縮/歪み検出手段と、
該検出した伸縮および歪みを調整しながら、前記検出した暗号化領域に対して、それについて行われている画素値変換の逆変換を行う画素値逆変換手段と、
該画素値逆変換した暗号化領域を復号鍵により復号化する画像復号化手段と、
該復号化した画像データ内から多重で暗号化が行われている多重暗号化領域を検出する多重暗号化領域検出手段と、
該検出した多重暗号化領域のそれぞれに対して、前記画素値変換を行い、その結果得られる画像データを現段階で復号化された画像データとして出力する多重暗号化領域画素値
変換手段と、
を含むことを特徴とする画像復号化装置。
(付記6)
前記伸縮/歪み検出手段は、暗号化処理時の前記画素値変換により得られるパターンに基づき、前記暗号化領域内の伸縮および歪みを検出する、
ことを特徴とする付記5に記載の画像復号化装置。
(付記1)
画像データを暗号化画像に暗号化する画像暗号化装置において、
前記画像データから暗号化する部分領域を暗号化領域として指定する暗号化領域指定手段と、
該指定した暗号化領域に既に暗号化された領域があるかどうかを調べ、暗号化領域を一つ以上検出した場合は、その領域情報を出力する多重暗号化領域検出手段と、
該検出した多重暗号化領域に対して、それについて既に行われている画素値変換の逆変換を行う多重暗号化領域画素値逆変換手段と、
該逆変換が行われた後の前記指定した暗号化領域の画像を暗号鍵により暗号化する画像暗号化手段と、
該暗号化した画像領域に対して前記画素値変換を行い、その結果を暗号化画像として出力する画素値変換手段と、
を含むことを特徴とする画像暗号化装置。
(付記2)
画像データを暗号化画像に暗号化する画像暗号化装置において、
画像データから暗号化する部分領域を暗号化領域として指定する暗号化領域指定手段と
、
該指定した暗号化領域に既に暗号化された領域があるかどうかを調べ、暗号化領域を一つ以上検出した場合は、その領域情報を出力する多重暗号化領域検出手段と、
該検出した多重暗号化領域情報に基づき、前記暗号化領域の位置を調整する暗号化領域調整手段と、
前記指定した暗号化領域の画像を暗号鍵により暗号化し、その結果を暗号化画像として出力する画像暗号化手段と、
を含むことを特徴とする画像暗号化装置。
(付記3)
画像データを暗号化画像に暗号化する画像暗号化装置において、
画像データから暗号化する部分領域を暗号化領域として指定する暗号化領域指定手段と、
該指定した暗号化領域に既に暗号化された領域があるかどうかを調べ、暗号化領域を一つ以上検出した場合は、その領域情報を出力する多重暗号化領域検出手段と、
該検出した多重暗号化領域情報に基づき、前記暗号化領域の位置を調整する暗号化領域調整手段と、
前記検出した多重暗号化領域に対して、それについて既に行われている画素値変換の逆変換を行う多重暗号化領域画素値逆変換手段と、
該逆変換が行われた後の前記指定した暗号化領域の画像を暗号鍵により暗号化する画像暗号化手段と、
該暗号化した画像領域に対して前記画素値変換を行い、その結果を暗号化画像として出力する画素値変換手段と、
を含むことを特徴とする画像暗号化装置。
(付記4)
付記1又は3に記載の画像暗号化装置により暗号化された暗号化画像データを復号化する画像復号化装置において、
前記暗号化画像データから暗号化が行われている暗号化領域を検出する暗号化領域検出手段と、
該検出した暗号化領域に対して、それについて行われている画素値変換の逆変換を行う画素値逆変換手段と、
該画素値逆変換した暗号化領域を復号鍵により復号化する画像復号化手段と、
該復号化した画像データ内から多重で暗号化が行われている多重暗号化領域を検出する多重暗号化領域検出手段と、
該検出した多重暗号化領域のそれぞれに対して、前記画素値変換を行い、その結果得られる画像データを現段階で復号化された画像データとして出力する多重暗号化領域画素値変換手段と、
を含むことを特徴とする画像復号化装置。
(付記5)
付記1又は3に記載の画像暗号化装置により暗号化された暗号化画像データを復号化する画像復号化装置において、
前記暗号化画像データから暗号化が行われている暗号化領域を検出する暗号化領域検出手段と、
該検出した暗号化領域内の伸縮および歪みを検出する伸縮/歪み検出手段と、
該検出した伸縮および歪みを調整しながら、前記検出した暗号化領域に対して、それについて行われている画素値変換の逆変換を行う画素値逆変換手段と、
該画素値逆変換した暗号化領域を復号鍵により復号化する画像復号化手段と、
該復号化した画像データ内から多重で暗号化が行われている多重暗号化領域を検出する多重暗号化領域検出手段と、
該検出した多重暗号化領域のそれぞれに対して、前記画素値変換を行い、その結果得られる画像データを現段階で復号化された画像データとして出力する多重暗号化領域画素値
変換手段と、
を含むことを特徴とする画像復号化装置。
(付記6)
前記伸縮/歪み検出手段は、暗号化処理時の前記画素値変換により得られるパターンに基づき、前記暗号化領域内の伸縮および歪みを検出する、
ことを特徴とする付記5に記載の画像復号化装置。
101、1901 暗号化領域指定部
102 多重暗号化領域検出部
103 多重暗号化領域画素値逆変換部
104 画像結合部
105、1902 画像暗号化部
106、1903 画素値変換部
1301、2401 暗号化領域検出部
1302 伸縮/歪み検出部
1303、2402 画素値逆変換部
1304、2403 画像復号化部
1305 多重暗号化領域検出部
1306 多重暗号化領域画素値変換部
1307 画像結合部
102 多重暗号化領域検出部
103 多重暗号化領域画素値逆変換部
104 画像結合部
105、1902 画像暗号化部
106、1903 画素値変換部
1301、2401 暗号化領域検出部
1302 伸縮/歪み検出部
1303、2402 画素値逆変換部
1304、2403 画像復号化部
1305 多重暗号化領域検出部
1306 多重暗号化領域画素値変換部
1307 画像結合部
Claims (6)
- 画像データを暗号化画像に暗号化する画像暗号化装置において、
前記画像データから暗号化する部分領域を暗号化領域として指定する暗号化領域指定手段と、
該指定した暗号化領域に既に暗号化された領域があるかどうかを調べ、暗号化領域を一つ以上検出した場合は、その領域情報を出力する多重暗号化領域検出手段と、
該検出した多重暗号化領域に対して、それについて既に行われている画素値変換の逆変換を行う多重暗号化領域画素値逆変換手段と、
該逆変換が行われた後の前記指定した暗号化領域の画像を暗号鍵により暗号化する画像暗号化手段と、
該暗号化した画像領域に対して前記画素値変換を行い、その結果を暗号化画像として出力する画素値変換手段と、
を含むことを特徴とする画像暗号化装置。 - 画像データを暗号化画像に暗号化する画像暗号化装置において、
前記画像データから暗号化する部分領域を暗号化領域として指定する暗号化領域指定手段と、
該指定した暗号化領域に既に暗号化された領域があるかどうかを調べ、暗号化領域を一つ以上検出した場合は、その領域情報を出力する多重暗号化領域検出手段と、
該検出した多重暗号化領域情報に基づき、前記暗号化領域の位置を調整する暗号化領域調整手段と、
前記指定した暗号化領域の画像を暗号鍵により暗号化し、その結果を暗号化画像として出力する画像暗号化手段と、
を含むことを特徴とする画像暗号化装置。 - 画像データを暗号化画像に暗号化する画像暗号化装置において、
前記画像データから暗号化する部分領域を暗号化領域として指定する暗号化領域指定手段と、
該指定した暗号化領域に既に暗号化された領域があるかどうかを調べ、暗号化領域を一つ以上検出した場合は、その領域情報を出力する多重暗号化領域検出手段と、
該検出した多重暗号化領域情報に基づき、前記暗号化領域の位置を調整する暗号化領域調整手段と、
前記検出した多重暗号化領域に対して、それについて既に行われている画素値変換の逆変換を行う多重暗号化領域画素値逆変換手段と、
該逆変換が行われた後の前記指定した暗号化領域の画像を暗号鍵により暗号化する画像暗号化手段と、
該暗号化した画像領域に対して前記画素値変換を行い、その結果を暗号化画像として出力する画素値変換手段と、
を含むことを特徴とする画像暗号化装置。 - 請求項1又は3に記載の画像暗号化装置により暗号化された暗号化画像データを復号化する画像復号化装置において、
前記暗号化画像データから暗号化が行われている暗号化領域を検出する暗号化領域検出手段と、
該検出した暗号化領域に対して、それについて行われている画素値変換の逆変換を行う画素値逆変換手段と、
該画素値逆変換した暗号化領域を復号鍵により復号化する画像復号化手段と、
該復号化した画像データ内から多重で暗号化が行われている多重暗号化領域を検出する多重暗号化領域検出手段と、
該検出した多重暗号化領域のそれぞれに対して、前記画素値変換を行い、その結果得られる画像データを現段階で復号化された画像データとして出力する多重暗号化領域画素値変換手段と、
を含むことを特徴とする画像復号化装置。 - 請求項1又は3に記載の画像暗号化装置により暗号化された暗号化画像データを復号化する画像復号化装置において、
前記暗号化画像データから暗号化が行われている暗号化領域を検出する暗号化領域検出手段と、
該検出した暗号化領域内の伸縮および歪みを検出する伸縮/歪み検出手段と、
該検出した伸縮および歪みを調整しながら、前記検出した暗号化領域に対して、それについて行われている画素値変換の逆変換を行う画素値逆変換手段と、
該画素値逆変換した暗号化領域を復号鍵により復号化する画像復号化手段と、
該復号化した画像データ内から多重で暗号化が行われている多重暗号化領域を検出する多重暗号化領域検出手段と、
該検出した多重暗号化領域のそれぞれに対して、前記画素値変換を行い、その結果得られる画像データを現段階で復号化された画像データとして出力する多重暗号化領域画素値変換手段と、
を含むことを特徴とする画像復号化装置。 - 前記伸縮/歪み検出手段は、暗号化処理時の前記画素値変換により得られるパターンに基づき、前記暗号化領域内の伸縮および歪みを検出する、
ことを特徴とする請求項5に記載の画像復号化装置。
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- 2008-03-25 JP JP2008077380A patent/JP2009232333A/ja not_active Withdrawn
-
2009
- 2009-03-11 EP EP09003519A patent/EP2106119A3/en not_active Withdrawn
- 2009-03-19 US US12/407,119 patent/US20090245511A1/en not_active Abandoned
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