JP2009232319A - 動画符号化装置、動画再生装置、記録媒体、動画符号化プログラム、および動画再生プログラム - Google Patents

動画符号化装置、動画再生装置、記録媒体、動画符号化プログラム、および動画再生プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 メイン画面全体を使ってメイン動画を再生しつつ、他のマルチアングルのメイン動画を視認することを目的とする。
【解決手段】 本発明の動画符号化装置100は、メイン画面におけるサブ動画データの占有画面を分割した複数の分割画面を設定する分割画面設定部116と、マルチアングルで生成された複数のメイン動画データをそれぞれ分割画面の大きさに縮小するデータ縮小部118と、縮小された複数のメイン動画データが分割画面それぞれに1つずつ表示されるように、縮小された複数のメイン動画データを合成しインデックス動画データを生成するインデックス生成部122と、インデックス動画データをサブ動画データとしてエンコードするエンコード部112と、エンコードされたメイン動画データおよびサブ動画データの内の少なくとも一方に、インデックス再生可能情報を付加する情報付加部128と、を備えることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、メイン動画データにサブ動画データを付加し、サブ動画データをピクチャインピクチャ画面としてメイン動画データに重畳可能な動画符号化装置、動画再生装置、記録媒体、動画符号化プログラム、および動画再生プログラムに関するものである。
従来、光ディスクなどのパッケージメディアでは、MPEG(Moving Picture Experts Group)に代表される圧縮技法を用いて生成されたビデオストリーム、オーディオストリームをさらに多重化して記録している。
また、光ディスク規格であるDVDやBlu−rayDisk(登録商標)などでは、ストリーム再生時にユーザの操作に応じて複数のストリームをシームレスに切り換えることができるマルチアングル機能が採用されている。このマルチアングル機能を用いると、例えば、任意の物体や人物をアングルが相違する複数台のカメラで同時に撮影し、その撮像した動画データを、編集を施すことなくカメラ単位の別ストリームとして圧縮、多重化記録を行うことで、ユーザは、再生時において多重化されたストリームを自由に切り換え、好みの視点を選ぶことが可能となる。また、マルチアングルによる動画データは、上述の撮像された動画データに限らず、CG映像や合成映像等様々な手段によって生成される。
しかしながら、再生時においてモニタに表示可能なアングルは1つであり、ユーザは選択したアングル以外のアングルにおいてどのような画像が記録されているのかを知ることができなかった。
そこで、選択したアングル以外の状態を表示する手法として、例えば特許文献1では、マルチ映像から所定の複数映像を選択できる動画再生装置において、複数のデコーダによって複数のマルチアングル映像をそれぞれ同時にデコードし、メイン画面全体を複数に分割した分割画面にそれぞれデコードしたマルチアングル映像を表示し、処理能力の不足時には静止画を表示する技術が示されている。
また、他の手法として、例えば特許文献2では、複数のマルチアングル映像からユーザが選択した1個のアングル映像と、選択しなかった残りのアングル映像とをモニタに表示する動画再生装置において、メインアングル以外についてはI(アイ)ピクチャのみを再生することでデコードの負荷を抑え複数アングルを同時に表示する技術が示されている。
特許第3615055号 特許第3444801号
しかし、上述した特許文献1の技術では、複数アングルを同時に再生する場合にアングル数分のデコーダまたはそれに準ずる処理能力を持つ高性能デコーダが必要となり、また、当該マルチアングル映像を再生する度、毎回この高性能デコードを行わなければならない。従って、動画再生装置の消費電力およびコストの増大が問題となる。
また、上述した特許文献2の記述では、デコーダの個数や能力に関して特別なものを準備する必要はないが、メインアングル以外の画像に関しては、コマ落ち(間引き)となり、スムーズに流れない違和感のある動画しか表示することができなかった。
また、両技術では、主として観ているメイン動画と他のメイン動画とが同一の大きさの分割画面に1つずつ表示されるので、観ている画面を切り換える時にはメイン動画が一旦小さくなりメイン動画の有する高解像の恩恵を十分に受けることができなかった。
本発明は、このような課題に鑑み、アングル数分のデコーダまたはそれに準ずる処理能力を持つ高性能デコーダを要すことなく、メイン画面(メイン表示画面)全体を使ってメイン動画を再生しつつ、他のマルチアングルのメイン動画を視認することが可能な動画符号化装置、動画再生装置、記録媒体、動画符号化プログラム、および動画再生プログラムを提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明の代表的な構成は、メイン動画データと、メイン動画データとは別に生成され動画再生装置においてメイン動画データにピクチャインピクチャ画面として重畳可能なサブ動画データとを符号化する動画符号化装置であって、メイン画面におけるサブ動画データの占有画面を分割した複数の分割画面を設定する分割画面設定部と、マルチアングルで生成された複数のメイン動画データをそれぞれ分割画面の大きさに縮小するデータ縮小部と、縮小された複数のメイン動画データが分割画面それぞれに1つずつ表示されるように、縮小された複数のメイン動画データを合成しインデックス動画データを生成するインデックス生成部と、生成されたインデックス動画データをサブ動画データとしてエンコードすると共にメイン画像データをエンコードするエンコード部と、エンコードされたメイン動画データおよびサブ動画データの内の少なくとも一方に、サブ動画データがインデックス動画データであることを示すインデックス再生可能情報を付加する情報付加部と、を備えることを特徴とする。
かかる構成により、マルチアングルで生成された複数のメイン動画データと共に、そのマルチアングルを収めたインデックス動画データがサブ動画データとして生成されるので、メイン動画データとサブ動画データとを記録したパッケージメディアを再生する際に、アングル数分のデコーダまたはそれに準ずる処理能力を持つ高性能デコーダを要すことなく、メイン画面全体を使ってメイン動画を再生しつつ、他のマルチアングルのメイン動画を同時に視認させることが可能となる。このとき、動画再生装置は、サブ動画データに本発明のインデックス動画データが含まれていることをインデックス再生可能情報によって把握できるので、インデックス動画データをピクチャインピクチャ画面としてメイン動画データに重畳することが可能となる。ここでピクチャインピクチャは、メイン動画データのメイン動画の一部に、縮小された他の動画データを合成することを言い、ピクチャインピクチャ画面は、ピクチャインピクチャを通じて上記他の動画データが表示されるメイン動画の一部の画面を言う。
また、本発明では、パッケージメディアを提供する当該動画符号化装置において予めインデックス動画データを生成、付加するので、動画再生装置において再生の度に複数のメイン動画データをデコードすることなく通常のサブ動画データの再生のみでインデックス表示を実現することができる。
分割画面設定部は、それぞれのメイン動画データに、インデックス動画データ中の分割画面の相対位置および大きさが対応付けられた分割画面情報も生成し、情報付加部は、分割画面情報もエンコードされたメイン動画データおよびサブ動画データの内の少なくとも一方に付加してもよい。
インデックス動画データは、縮小した複数のメイン動画データを合成した一つの動画データとして生成される。従って、合成する前の分割状態の情報は残らない。本発明では分割画面設定部により、インデックス動画データにその分割画面を特定可能な分割画面情報を付加することで、インデックス動画データ自体に分割状態を維持させることなく、動画再生装置において分割画面情報を一度参照するだけで容易に分割状態を取得することができる。
本発明の他の代表的な構成は、コンピュータを、メイン動画データと、メイン動画データとは別に生成され動画再生装置においてメイン動画データにピクチャインピクチャ画面として重畳可能なサブ動画データとを符号化する動画符号化装置として機能させる動画符号化プログラムであって、コンピュータを、メイン画面におけるサブ動画データの占有画面を分割した複数の分割画面を設定する分割画面設定部と、マルチアングルで生成された複数のメイン動画データをそれぞれ分割画面の大きさに縮小するデータ縮小部と、縮小された複数のメイン動画データが分割画面それぞれに1つずつ表示されるように、縮小された複数のメイン動画データを合成しインデックス動画データを生成するインデックス生成部と、生成されたインデックス動画データをサブ動画データとしてエンコードすると共にメイン画像データをエンコードするエンコード部と、エンコードされたメイン動画データおよびサブ動画データの内の少なくとも一方に、サブ動画データがインデックス動画データであることを示すインデックス再生可能情報を付加する情報付加部と、して機能させることを特徴とする。
かかる動画符号化プログラムを用いて生成されたパッケージメディアは、動画再生装置において、アングル数分のデコーダまたはそれに準ずる処理能力を持つ高性能デコーダを要すことなく、メイン画面全体を使ってメイン動画を再生しつつ、他のマルチアングルの映像を同時に視認させることが可能となる。
本発明の他の代表的な構成は、メイン動画データと、メイン動画データとは別に生成されたサブ動画データとを再生する動画再生装置であって、サブ動画データがインデックス動画データであることを示すインデックス再生可能情報を検出可能な情報検出部と、インデックス再生可能情報が検出された場合、マルチアングルで生成された複数のメイン動画データのうちユーザ入力に応じて選択されたメイン動画データに、サブ動画データに含まれるインデックス動画データをピクチャインピクチャ画面として重畳する動画重畳部と、重畳された動画を再生する動画再生部と、を備え、インデックス動画データはメイン動画データがそれぞれ分割画面の大きさに縮小されて分割画面それぞれに1つずつ表示されるように合成されてなる、ことを特徴とする。
パッケージメディアに、マルチアングルで生成された複数のメイン動画データの他に、そのマルチアングルを収めたインデックス動画データがサブ動画データとして記録されている場合、当該動画再生装置は、インデックス再生可能情報によりその旨把握し、アングル数分のデコーダまたはそれに準ずる処理能力を持つ高性能デコーダを要すことなく、メイン画面全体を使ってメイン動画を再生しつつ、他のマルチアングルの映像を同時に視認させることが可能となる。
また、本発明では、パッケージメディアを提供する動画符号化装置にて予めインデックス動画データが生成されるので、当該動画再生装置においては、再生の度に複数のメイン動画データをデコードすることなく通常のサブ動画データの再生のみでインデックス表示を実現することができる。
動画再生装置は、インデックス再生可能情報が検出された場合、その旨ユーザに報知する情報報知部と、ユーザ入力に応じてインデックス動画データをメイン動画データに重畳するか否か設定する重畳設定部と、をさらに備え、動画重畳部は、重畳設定部によってインデックス動画データの重畳が設定された場合にインデックス動画データをピクチャインピクチャ画面として重畳してもよい。
本発明のインデックス動画データは、メイン動画データに予め組み込まれているものではなく、メイン動画データに再生時において重畳している。従って、インデックス動画データを表示するか否かを再生時に選択することができるので、ユーザはそのインデックス動画の有無を自由に決めることができる。
情報検出部は、それぞれのメイン動画データに、インデックス動画データ中の分割画面の相対位置および大きさが対応付けられた分割画面情報も検出し、分割画面情報を用いて、ユーザ入力に応じて選択されたメイン動画データがインデックス動画データのどの分割画面に対応しているかを強調表示する対応画面表示部をさらに備えてもよい。
インデックス動画データは、縮小した複数のメイン動画データを合成した一つの動画データとして生成され、その分割状態は、分割画面情報によって把握することができる。ここでは、情報検出部が検出した分割画面情報に基づいて、対応画面表示部がメイン動画データに対応している分割画面を強調表示するので、ユーザはインデックス動画のうちどの分割画面がメイン動画に対応しているのかを容易に把握することができる。
動画再生装置は、分割画面情報を用いて、インデックス動画データのいずれかの分割画面をユーザに選択させる分割画面選択部をさらに備え、動画重畳部は、分割画面選択部によって選択された分割画面に対応するメイン動画データに切り換えてもよい。
上記分割画面情報には分割画面とその元となるメイン動画データとが関連付けられているので、ユーザは分割画面を選択、指定するだけでその分割画面に対応したメイン動画データをモニタに表示することができる。
本発明の他の代表的な構成は、コンピュータを、メイン動画データと、メイン動画データとは別に生成されたサブ動画データとを再生する動画再生装置として機能させる動画再生プログラムであって、コンピュータを、サブ動画データがインデックス動画データであることを示すインデックス再生可能情報を検出可能な情報検出部と、インデックス再生可能情報が検出された場合、マルチアングルで生成された複数のメイン動画データのうちユーザ入力に応じて選択されたメイン動画データに、サブ動画データに含まれるインデックス動画データをピクチャインピクチャ画面として重畳する動画重畳部と、重畳された動画を再生する動画再生部と、して機能させ、インデックス動画データはメイン動画データがそれぞれ分割画面の大きさに縮小されて分割画面それぞれに1つずつ表示されるように合成されてなる、ことを特徴とする。
かかる動画再生プログラムでは、アングル数分のデコーダまたはそれに準ずる処理能力を持つ高性能デコーダを要すことなく、メイン画面全体を使ってメイン動画を再生しつつ、他のマルチアングルのメイン動画を同時に視認させることが可能となる。
本発明の記録媒体の代表的な構成は、マルチアングルで生成された複数のメイン動画データと、メイン動画データがそれぞれ分割画面の大きさに縮小されて、分割画面それぞれに1つずつ表示されるように合成されたインデックス動画データを含むサブ動画データと、をエンコードしたストリーム、および、サブ動画データがインデックス動画データであることを示すインデックス再生可能情報が記録されていることを特徴とする。
このような記録媒体を動画再生装置で再生すると、メイン画面全体を使ってメイン動画を再生しつつ、他のマルチアングルのメイン動画を同時に視認させることが可能となる。
以上説明したように本発明によれば、アングル数分のデコーダまたはそれに準ずる処理能力を持つ高性能デコーダを要すことなく、メイン画面全体を使ってメイン動画を再生しつつ、他のマルチアングルのメイン動画を視認させることが可能となる。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値などは、発明の理解を容易とするための例示にすぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。また、以下では、エンコーダやデコーダの前後で情報の形式をデータとストリームとに分けて記載しているが、情報の内容に関しては同一のものを示している。
近年におけるBlu−rayDisk(登録商標)やHD−DVD等のパッケージメディアでは、メイン動画データと同時に進行するデータストリームの1つとしてサブ動画データを記録することができる。かかるサブ動画データには、例えば、メイン動画データとして表示されている本編の制作秘話をリアルタイムに説明する監督の映像が記録されていたり、メイン動画データとして表示されているコンサートのメインボーカルのクローズアップ動画が記録されていたりする。動画符号化装置は、メイン動画データと共に上述したようなサブ動画データを符号化し、動画再生装置は、メイン動画データを再生しつつ必要に応じてサブ動画データを重畳し、合わせて表示する。
また、上述したパッケージメディアがマルチアングルで生成された複数のメイン動画データ(またはそのストリーム)を記録できる場合、サブ動画データ同様、同時に進行するストリームが複数本準備されており、それぞれにマルチアングルで生成されたメイン動画データを割り当てることができる。本実施形態では、このようなマルチアングルで生成された複数のメイン動画データおよびサブ動画データを用いて、メイン動画を再生しつつ、他のマルチアングルのメイン動画を視認することが可能な動画再生装置および動画再生装置を主として説明する。
(第1の実施形態:動画符号化装置100)
図1は、動画符号化装置100の概略的な構成を示した機能ブロック図である。動画符号化装置100は、メイン動画データ蓄積部110と、エンコード部112と、ストリームバッファ部114と、分割画面設定部116と、データ縮小部118と、縮小動画バッファ部120と、インデックス生成部122と、MUX部124と、ストリーム蓄積部126と、情報付加部128とを含んで構成される。
メイン動画データ蓄積部110は、マルチアングルで生成された複数のメイン動画データを蓄積する。エンコード部112は、メイン動画データ蓄積部110から、記録対象となるパッケージメディア等の記録媒体に記録すべき全てのメイン動画データ、ここで各アングルのメイン動画データを取得、エンコードし、エンコード結果をマルチアングルストリームとして、ストリームバッファ部114に蓄積する。
分割画面設定部116は、サブ動画データとして占有が許される画面(後述するインデックス動画データの画面)を、メイン動画データの数に応じて分割した複数の分割画面を設定する。ここで、分割画面は、縦横比を維持すべく2×2、3×3、4×4等整数の累乗で表される数でもよいし、メイン動画データの数に応じて、大きさの違う画面が混在していてもよい。
図2は、サブ動画データの分割画面例を示した説明図である。例えば図2(a)の例では、同一時間帯に再生可能なメイン動画データが4本あるので、4方向からのアングルによってインデックス動画が生成される。ここでは、理解を容易にするため平面の4方向からの視点で車を撮像しているが、撮像対象や撮像方向がかかる場合に限られないのは言うまでもない。
図2(a)では、サブ動画データとして占有が許される画面(インデックス画面)150を「田」の字型に均等に分割、4つの分割画面a、b、c、dを形成し、各々に異なるアングルのメイン動画データを割り当てたものである。ここでは、分割画面のバリエーションのみを述べ具体的な割当方法は後述する。また、図2(b)は、基本的に9つの分割画面であるが、そのうち4つの分割画面で1つの大きな分割画面aを形成し、さらに5つのメイン動画データに対応して、分割画面b、c、d、e以外の1つの分割画面fの表示を非表示としている。また、時間に応じてその画面の比率や分割数を変更してもよい。
分割画面設定部116は、上述したように分割画面を設定すると共に、分割画面に割り当てられるそれぞれのメイン動画データに、インデックス動画データ中の分割画面の相対位置および大きさが対応付けられた分割画面情報を生成する。
図3は、分割画面情報を説明するための説明図である。ここでは、サブ動画データ(インデックス動画データ)が4つの分割画面a、b、c、dに分割されており、それぞれの分割画面に割り当てられるメイン動画データ(またはメイン動画データの識別子)に対してインデックス動画データ中の位置、大きさが関連付けられている。
本実施形態の目的であるインデックス動画データは、後述するように縮小した複数のメイン動画データを合成した一つの動画データとして生成される。従って、合成する前の分割状態の情報は残らない。そこで本実施形態の分割画面設定部116により、インデックス動画データにその分割画面を特定可能な分割画面情報を付加し、インデックス動画データ自体に分割状態を維持させることなく、分割画面情報を一度参照させるだけで容易に分割状態を取得させることができる。
データ縮小部118は、メイン動画データ蓄積部110に蓄積されたマルチアングルで生成された複数のメイン動画データを取得し、分割画面設定部116で分割された分割画面に合成できるように、それぞれの分割画面の大きさに縮小し、縮小動画バッファ部120に出力する。このとき、縮小動画は、原データの真の縮小動画に限らず、そのメイン動画データを特徴的に示す、例えば人物の顔をピックアップした動画であってもよい。
インデックス生成部122は、データ縮小部118が縮小した複数のメイン動画データが、分割画面設定部116が設定した分割画面それぞれに1つずつ表示されるように、縮小された複数のメイン動画データを合成し、インデックス動画データを生成する。例えば、メイン動画データが4本あり、分割画面設定部116が図3のように4つの分割画面a、b、c、dを設定した場合、インデックス生成部122は、縮小動画バッファ部120から4本のメイン動画データに対応する4本の縮小されたメイン動画データを取り出し、図3のように合成する。エンコード部112は、上述したメイン動画データ同様、インデックス生成部122で生成されたインデックス動画データをサブ動画データとしてエンコードし、エンコードされたインデックスストリームがストリームバッファ部114に蓄積される。
MUX部124は、ストリームバッファ部114に蓄積されたマルチアングルストリームを多重化(MUX:Multiplex)する。このとき、マルチアングルストリームに対してインデックスストリームが作成されていれば、MUX部124は、インデックスストリームをストリームバッファ部114より取り出し、マルチアングルストリームのピクチャインピクチャ用のサブ動画データとして多重化し、ストリーム蓄積部126に出力する。
情報付加部128は、ストリーム蓄積部126に蓄積されたマルチアングルストリームとインデックスストリームに、サブ動画データがインデックス動画データであることを示すインデックス再生可能情報を付加する。かかるインデックス再生可能情報は、フラグ等1ビットの情報のみで表すことができる。このとき、後述する動画再生装置は、サブ動画データに本実施形態のインデックス動画データが含まれていることをインデックス再生可能情報によって把握し、インデックス動画データをピクチャインピクチャ画面としてメイン動画データに重畳する。
上述した動画符号化装置100の構成により、マルチアングルで生成された複数のメイン動画データと共に、そのマルチアングルを収めたインデックス動画データがサブ動画データとして生成されるので、メイン動画データとサブ動画データとを記録したパッケージメディアを再生する際に、メイン画面全体を使ってメイン動画を再生しつつ、他のマルチアングルのメイン動画を同時に(同一のフレームにて)視認させることが可能となる。
また、本実施形態では、パッケージメディアを提供する動画符号化装置100において予めインデックス動画データを生成、付加するので、後述する動画再生装置において再生の度に複数のメイン動画データをデコードすることなく通常のサブ動画データの再生のみでインデックス表示を実現することができる。
図4は、動画符号化プログラムの処理を示したフローチャートである。かかる動画符号化プログラムは、コンピュータに後述する処理を遂行させる。
まず、メイン動画データ蓄積部110から、記録対象となるパッケージメディア等の記録媒体に記録すべき全てのメイン動画データ、ここでは各アングルのメイン動画データを取得、エンコードし(S200)、エンコード結果をマルチアングルストリームとして、ストリームバッファ部114に蓄積する(S202)。
続いて、メイン画面におけるサブ動画データの占有画面を分割した複数の分割画面を設定し(S204)、マルチアングルで生成された複数のメイン動画データをそれぞれ設定された分割画面の大きさに縮小して一旦縮小動画バッファ部120に蓄積する(S206)。そして、分割画面それぞれに1つずつ表示されるように、縮小された複数のメイン動画データを合成しインデックス動画データを生成し(S208)、生成されたインデックス動画データをサブ動画データとしてエンコードして、そのエンコードされたインデックスストリームをマルチアングルストリーム同様、ストリームバッファ部114に蓄積する(S210)。
次に、ストリームバッファ部114に蓄積されたマルチアングルストリームおよびインデックスストリームが多重化され(S212)、かかる多重化ストリームに、サブ動画データがインデックス動画データであることを示すインデックス再生可能情報を付加する(S214)。
かかる動画符号化プログラムを用いて生成されたパッケージメディアは、動画再生装置において、アングル数分のデコーダまたはそれに準ずる処理能力を持つ高性能デコーダを要すことなく、メイン画面全体を使ってメイン動画を再生しつつ、他のマルチアングルのメイン動画を同時に視認させることが可能となる。
また、このようにして生成された、マルチアングルで生成された複数のメイン動画データと、メイン動画データがそれぞれ分割画面の大きさに縮小されて、分割画面それぞれに1つずつ表示されるように合成されたインデックス動画データを含むサブ動画データと、をエンコードしたストリーム、および、サブ動画データがインデックス動画データであることを示すインデックス再生可能情報が記録されていることを特徴とする記録媒体も提供される。
(第2の実施形態:動画再生装置300)
図5は、動画再生装置300の概略的な構成を示した機能ブロック図である。動画再生装置300は、ディスクコントローラ310と、ストリーム分離部312と、システムコントローラ314と、オーディオデコーダ316と、メイン動画デコーダ318と、サブ動画デコーダ320と、オーディオプロセッサ322と、スピーカ324と、情報検出部326と、情報報知部328と、重畳設定部330と、操作部332と、動画重畳部334と、動画再生部336と、モニタ338と、対応画面表示部340と、分割画面選択部342とを含んで構成される。
ディスクコントローラ310は、光ディスク等のパッケージメディア302上のデータを読み出し、ストリーム分離部312に送信する。ストリーム分離部312は、ディスクコントローラ310が読み出したデータを解析し、オーディオストリーム、メイン動画ストリーム、サブ動画ストリーム、制御データに分離する。そして、ストリーム分離部312は、システムコントローラ314の指示に従い、解析したオーディオストリーム、メイン動画ストリーム、サブ動画ストリーム、制御データをそれぞれオーディオデコーダ316、メイン動画デコーダ318、サブ動画デコーダ320、システムコントローラ314に送信する。
オーディオデコーダ316は、オーディオストリームをデコードし、オーディオプロセッサ322に送信する。オーディオプロセッサ322は、デコードされたオーディオデータをD/A変換し、スピーカ324を通じて外部に出力する。メイン動画デコーダ318およびサブ動画デコーダ320は、それぞれメイン動画ストリーム、サブ動画ストリームをデコードし、動画重畳部334に出力する。
情報検出部326は、ストリーム分離部312を通じて、サブ動画ストリームがインデックス動画ストリームであることを示すインデックス再生可能情報、および、インデックス動画データの各分割画面に割り当てられるそれぞれのメイン動画データに、インデックス動画データ中の分割画面の相対位置および大きさが対応付けられた分割画面情報を検出する。ここで、インデックス再生可能情報が検出された場合、情報報知部328はその旨、例えばモニタ338を通じてユーザに報知し、インデックス動画データを重畳させるかどうかを選択させる。重畳設定部330は、操作部332を介したユーザ入力に応じてインデックス動画データをメイン動画データに重畳するか否か設定する。ここでは、再生時に設定することが想定されているが、デフォルトとして重畳するか否か予め設定することも当然にして可能である。
動画重畳部334は、メイン動画デコーダ318およびサブ動画デコーダ320によりデコードされた、メイン動画データ、ここでは、マルチアングルで生成された複数のメイン動画データのいずれかと、サブ動画データとをシステムコントローラ314の指示に従い、重畳する。また、サイズ変換、レンダリングも行う。ここで、メイン動画データとサブ動画データをどのように表示するかは、例えばBlu−rayDisk(登録商標)であれば、BD−J等のプログラムによって定義されている。
このとき、情報検出部326によりインデックス再生可能情報が検出された場合、動画重畳部334は、複数のメイン動画データのうちユーザ入力に応じて選択されたメイン動画データに、サブ動画データに含まれるインデックス動画データをピクチャインピクチャ画面として重畳する。
当該動画再生装置300が再生するパッケージメディアに、マルチアングルで生成された複数のメイン動画データの他に、そのマルチアングルを収めたインデックス動画データがサブ動画データとして記録されている場合、インデックス再生可能情報によりその旨把握し、アングル数分のデコーダまたはそれに準ずる処理能力を持つ高性能デコーダを要すことなく、メイン画面全体を使ってメイン動画を再生しつつ、他のマルチアングルのメイン動画を同時に視認させることが可能となる。
動画重畳部334は、重畳設定部330によってインデックス動画データの重畳が設定された場合のみインデックス動画データをピクチャインピクチャ画面として重畳してもよいし、自動的に重畳するとしてもよい。また、インデックス動画データは、メイン動画データに組み込まれているものではなく、メイン動画データに再生時において重畳しているので、インデックス動画データを表示するか否かを再生時に選択することが可能となり、ユーザはそのインデックス動画表示の有無を自由に決めることができる。
動画再生部336は、重畳された動画をD/A変換し、映像出力としてモニタ338に出力する。
対応画面表示部340は、分割画面情報を用いて、ユーザ入力に応じて選択されたメイン動画データがインデックス動画データのどの分割画面に対応しているかを表示する。インデックス動画データは、縮小した複数のメイン動画データを合成した一つの動画データとして生成され、その分割状態は、この分割画面情報によって把握することができる。ここでは、情報検出部326が検出した分割画面情報に基づいて、対応画面表示部340がメイン動画データに対応している分割画面を示すので、ユーザはインデックス動画のうちどの分割画面がメイン動画に対応しているのかを容易に把握することができる。
分割画面選択部342は、分割画面情報を用いて、インデックス動画データのいずれかの分割画面をユーザに選択させる。このとき動画重畳部334は、分割画面選択部342によって選択された分割画面に対応するメイン動画データにインデックス動画データを重畳する。
上述した分割画面情報には分割画面とその元となるメイン動画データとが関連付けられているので、ユーザは分割動画を選択、指定するだけでその分割動画に対応したメイン動画データをモニタに表示することができる。
また、パッケージメディアを提供する動画符号化装置100にて予めインデックス動画データが生成されるので、動画再生装置300においては、再生の度に複数のメイン動画データをデコードすることなく通常のサブ動画データの再生のみでインデックス動画表示を実現することができる。
図6は、動画再生プログラムの処理を示したフローチャートである。かかる動画再生プログラムは、コンピュータに後述する処理を遂行させる。
まず、ディスクコントローラ310が光ディスク等のパッケージメディア302上のデータを読み出し(S400)、ストリーム分離部312は、ディスクコントローラ310が読み出したデータを解析し、データをオーディオストリーム、メイン動画ストリーム、サブ動画ストリーム、制御データに分離する(S402)。そして、メイン動画デコーダ318およびサブ動画デコーダ320は、それぞれメイン動画ストリーム、サブ動画ストリームをデコードする(S404)。
ここで、当該パッケージメディア302上のデータが、マルチアングル機能を有しているかどうか判断され(S406)、マルチアングル機能を有していなければ、通常における1つのメイン動画データを連続的に再生する処理が行われる(S408)。
マルチアングル機能を有していれば、当該パッケージメディア302がインデックス再生可能情報を有しているかどうか判断され(S410)、インデックス再生可能情報を有していないパッケージメディア302は、マルチアングルによる複数のメイン動画データからユーザ入力に応じて選択されたメイン動画データを再生する(S412)。
インデックス再生可能情報が検出された場合、システムコントローラ314に保持されたインデックス動画の再生情報を参照し、インデックス動画の自動再生が許可されているかどうか判断され(S414)、インデックス動画の自動再生が許可されていなければ、情報報知部328はインデックス動画を表示することが可能なことを表示する(S416)。
図7は、情報報知部328の表示例を示す説明図である。図7を参照すると、メイン画面440にはマルチアングルで生成された複数のメイン動画データのうちいずれかが再生され、その画面440右上に文字列「マルチアングルインデックス映像が表示可能です。」が表示されている。ユーザは、かかる表示により当該パッケージメディア302が本実施形態のインデックス動画表示に対応していることを把握できる。ここで、ユーザへの報知方法は、図7に示した位置や表示形式に限られず、例えば、相異する表示位置で、アイコンやマークを示してもよい。
かかる表示に対してユーザがインデックス動画の再生を選択した場合(S418)、インデックス動画の再生工程に移行する。
インデックス動画の自動再生が許可されていれば、サブ動画データに含まれるインデックス動画データをピクチャインピクチャ画面として強制的に重畳し(S420)、現在表示しているアングルのメイン動画データが、そのインデックス動画のいずれに当たるかを強調表示する(S422)。
図8は、強調表示の例を示した説明図である。ここでは、メイン画面440中にインデックス画面150があり、そこではインデックス動画が再生されている。インデックス画面150を拡大した図8下側を参照して分かるように、ここでは、メイン画面440で再生されているメイン動画データに対応する分割画面aが外太枠で強調表示されている。強調表示は、かかる太枠に限られず、全体を他の分割画面と識別できる程度に配色したり、画面中にアイコンを置いたり、様々な形式をとることができる。
以上の工程をタイトルの再生終了(S424)までチャプタ等再生切り換え単位で繰り返すことによりマルチアングルを含めたパッケージメディア302上データの再生を行う。
また、インデックス動画を参照することで、このようなメイン動画データの再生中に、他のアングルによるメイン動画データの再生を所望した場合、本実施形態では、その切換を、インデックス動画を視認しながら確実かつスムーズに切り換えることができる。
図9は、メイン動画データの切り換え処理の流れを示したフローチャートである。例えば、リモートコントローラ等の操作部332によりアングル切り換えの割込が生じた場合、既にインデックス動画が表示されているかどうか判断され(S450)、表示されていなければ、既存の方法、例えば、操作部332による選択を通じてメイン動画データが選択される(S452)。
インデックス動画が表示されていれば、分割画面選択部342は、情報報知部328による強調表示とは別の強調表示を行う(S454)。そして、分割画面情報を用いて、インデックス動画データのいずれかの分割画面をユーザに選択させる(S456)。動画重畳部334は、現在表示されているメイン動画データを選択された分割画面に対応するメイン動画データに変換する(S458)。
図10は、このようなインデックス動画を参照したメイン動画データの変換を説明するための説明図である。図10(a)では、インデックス動画において、現在のアングルを示す分割画面aに強調表示(ここでは実線の外太枠)が為されている。ここで、ユーザがアングル変更の操作を行うと、図10(b)に示すように変更先を示す強調表示(ここでは、破線の外枠線)が推移する。そして、動画重畳部334は、メイン画面440で再生しているメイン動画データを、その推移した先の分割画面cに対応したメイン動画データに切り換え、現在のアングルを示す強調表示も変更先を示す強調表示に重ねる。
かかる動画再生プログラムでは、アングル数分のデコーダまたはそれに準ずる処理能力を持つ高性能デコーダを要すことなく、メイン画面全体を使ってメイン動画を再生しつつ、他のマルチアングルのメイン動画を同時に視認させることが可能となる。
なお、上記した装置の機能をプログラムによりコンピュータに実現させるようにしてもよい。このプログラムは、記録媒体から読みとられてコンピュータに取り込まれてもよいし、通信ネットワークを介して伝送されてコンピュータに取り込まれてもよい。
(実施例)
以下、上述したインデックス動画データの有無およびインデックス動画データにおける分割画面情報のメタデータシンタックスの例を示す。
図11は、ピクチャインピクチャ画面を示すメタデータの一例(pip_metadata)を示した説明図である。ここで、lengthは、このlengthフィールドの直後からpip_metadataの最後までのバイト数を示し、number_of_metadata_block_entriesは、pip_metadataに記録されるピクチャインピクチャ画面の数を示し、ref_to_PlayItem_idはストリームの再生区間であるPlayItemのID(識別子)であり、ピクチャインピクチャ画面が属するPlayItem IDを示し、ref_to_secondary_video_stream_idは、ref_to_PlayItem_idが示すPlayItem内のうち、ピクチャインピクチャ画面が適用されるサブ動画データのIDを示し、pip_metadata_time_stampは、ピクチャインピクチャ画面が適応されるPlayItemのタイムスタンプを示し、pip_horizontal_position,pip_vertical_position,pip_scaleは、それぞれ、ピクチャインピクチャ画面の分割画面情報(表示水平位置、表示縦位置、表示サイズ)を示す。これらの情報により、pip_metadata_time_stampに示される時間に、サブ動画データが指定位置、指定サイズにピクチャインピクチャ画面として再生される。
図12は、マルチアングルのインデックス動画データに関する情報を含むピクチャインピクチャ画面を示すメタデータの一例(pip_metadata)を示す説明図である。かかる図12は、図11におけるpip_metadataにマルチアングルのインデックス動画データに関する情報を付加したものであり、図11における説明と同一名称同一定義となるフィールドについては、適宜、説明を省略する。
ここで、number_of_angleindex_metadata_entriesはピクチャインピクチャ画面に含まれるマルチアングルのインデックス動画データに関する分割画面の数を示す。かかる数値が0(ゼロ)の場合は、マルチアングルのインデックス動画データに関する情報が無いこととなり、当該ピクチャインピクチャ画面が示すサブ動画データはマルチアングルのインデックス動画データではないと判断することも可能である。ref_to_angle_idはマルチアングルのインデックス動画データに関する情報が所属するアングルのIDを示し、angleindex_pic_horizontal_position、angleindex_pic_vertical_positionは、それぞれサブ動画データによるインデックス画面内におけるref_to_angle_idが示すアングル映像の表示水平位置、表示縦位置を示し、angleindex_pic_width、angleindex_pic_heightは、それぞれサブ動画データによるインデックス画面内におけるref_to_angle_idが示すアングル映像の横領域、縦領域を示す。
これらの情報により、ピクチャインピクチャ画面として再生されるマルチアングルのインデックス動画データについて、分割した画面に対するアングルの割り当てを記録することができる。
なお、本実施例では、ピクチャインピクチャ画面の情報に、マルチアングルのインデックス動画データに関する情報を含ませたが、これにとらわれるものではない。例えば、図13のように、マルチアングルのインデックス動画データに関する情報のみで構成されたメタデータ(angleindex_metadata)を利用することもできる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
なお、本明細書の動画符号化プログラムや動画再生プログラムにおける各工程は、必ずしもフローチャートとして記載された順序に沿って時系列に処理する必要はなく、並列的あるいはサブルーチンによる処理を含んでもよい。
本発明は、メイン動画データにサブ動画データを付加し、サブ動画データをピクチャインピクチャ画面としてメイン動画データに重畳可能な動画符号化装置、動画再生装置、記録媒体、動画符号化プログラム、および動画再生プログラムに利用することができる。
動画符号化装置の概略的な構成を示した機能ブロック図である。 サブ動画データの分割画面例を示した説明図である。 分割画面情報を説明するための説明図である。 動画符号化プログラムの処理を示したフローチャートである。 動画再生装置の概略的な構成を示した機能ブロック図である。 動画再生プログラムの処理を示したフローチャートである。 情報報知部の表示例を示す説明図である。 強調表示の例を示した説明図である。 メイン動画データの切り換え処理の流れを示したフローチャートである。 インデックス動画データを参照したメイン動画データの変換を説明するための説明図である。 ピクチャインピクチャの情報を示すメタデータの一例を示した説明図である。 マルチアングルのインデックス動画データに関する情報を含むピクチャインピクチャの情報を示すメタデータの一例を示す説明図である。 マルチアングルのインデックス動画データに関する情報のみで構成されたメタデータを示す説明図である。
符号の説明
100 …動画符号化装置、110 …メイン動画データ蓄積部、112 …エンコード部、114 …ストリームバッファ部、116 …分割画面設定部、118 …データ縮小部、120 …縮小動画バッファ部、122 …インデックス生成部、124 …MUX部、126 …ストリーム蓄積部、128 …情報付加部、300 …動画再生装置、310 …ディスクコントローラ、312 …ストリーム分離部、314 …システムコントローラ、316 …オーディオデコーダ、318 …メイン動画デコーダ、320 …サブ動画デコーダ、322 …オーディオプロセッサ、324 …スピーカ、326 …情報検出部、328 …情報報知部、330 …重畳設定部、332 …操作部、334 …動画重畳部、336 …動画再生部、338 …モニタ、340 …対応画面表示部、342 …分割画面選択部

Claims (9)

  1. メイン動画データと、メイン動画データとは別に生成され動画再生装置において前記メイン動画データにピクチャインピクチャ画面として重畳可能なサブ動画データとを符号化する動画符号化装置であって、
    メイン画面における前記サブ動画データの占有画面を分割した複数の分割画面を設定する分割画面設定部と、
    マルチアングルで生成された複数のメイン動画データをそれぞれ前記分割画面の大きさに縮小するデータ縮小部と、
    前記縮小された複数のメイン動画データが前記分割画面それぞれに1つずつ表示されるように、前記縮小された複数のメイン動画データを合成しインデックス動画データを生成するインデックス生成部と、
    前記生成されたインデックス動画データを前記サブ動画データとしてエンコードすると共に前記メイン画像データをエンコードするエンコード部と、
    前記エンコードされたメイン動画データおよびサブ動画データの内の少なくとも一方に、このサブ動画データがインデックス動画データであることを示すインデックス再生可能情報を付加する情報付加部と、
    を備えることを特徴とする動画符号化装置。
  2. 前記分割画面設定部は、前記それぞれのメイン動画データに、前記インデックス動画データ中の分割画面の相対位置および大きさが対応付けられた分割画面情報も生成し、
    前記情報付加部は、前記分割画面情報も前記エンコードされた前記メイン動画データおよびサブ動画データの内の少なくとも一方に付加することを特徴とする請求項1に記載の動画符号化装置。
  3. コンピュータを、
    メイン動画データと、メイン動画データとは別に生成され動画再生装置において前記メイン動画データにピクチャインピクチャ画面として重畳可能なサブ動画データとを符号化する動画符号化装置として機能させる動画符号化プログラムであって、
    前記コンピュータを、
    メイン画面における前記サブ動画データの占有画面を分割した複数の分割画面を設定する分割画面設定部と、
    マルチアングルで生成された複数のメイン動画データをそれぞれ前記分割画面の大きさに縮小するデータ縮小部と、
    前記縮小された複数のメイン動画データが前記分割画面それぞれに1つずつ表示されるように、前記縮小された複数のメイン動画データを合成しインデックス動画データを生成するインデックス生成部と、
    前記生成されたインデックス動画データを前記サブ動画データとしてエンコードすると共に前記メイン画像データをエンコードするエンコード部と、
    前記エンコードされたメイン動画データおよびサブ動画データの内の少なくとも一方に、このサブ動画データがインデックス動画データであることを示すインデックス再生可能情報を付加する情報付加部と、
    して機能させることを特徴とする動画符号化プログラム。
  4. メイン動画データと、メイン動画データとは別に生成されたサブ動画データとを再生する動画再生装置であって、
    前記サブ動画データがインデックス動画データであることを示すインデックス再生可能情報を検出可能な情報検出部と、
    前記インデックス再生可能情報が検出された場合、マルチアングルで生成された複数の前記メイン動画データのうちユーザ入力に応じて選択されたメイン動画データに、前記サブ動画データに含まれるインデックス動画データをピクチャインピクチャ画面として重畳する動画重畳部と、
    前記重畳された動画を再生する動画再生部と、
    を備え、
    前記インデックス動画データは前記メイン動画データがそれぞれ分割画面の大きさに縮小されて前記分割画面それぞれに1つずつ表示されるように合成されてなる、
    ことを特徴とする動画再生装置。
  5. 前記インデックス再生可能情報が検出された場合、その旨ユーザに報知する情報報知部と、
    ユーザ入力に応じて前記インデックス動画データを前記メイン動画データに重畳するか否か設定する重畳設定部と、
    をさらに備え、
    前記動画重畳部は、前記重畳設定部によってインデックス動画データの重畳が設定された場合にインデックス動画データをピクチャインピクチャ画面として重畳することを特徴とする請求項4に記載の動画再生装置。
  6. 前記情報検出部は、前記それぞれのメイン動画データに、前記インデックス動画データ中の分割画面の相対位置および大きさが対応付けられた分割画面情報も検出し、
    前記分割画面情報を用いて、前記ユーザ入力に応じて選択されたメイン動画データがインデックス動画データのどの分割画面に対応しているかを強調表示する対応画面表示部をさらに備えることを特徴とする請求項4または5に記載の動画再生装置。
  7. 前記分割画面情報を用いて、インデックス動画データのいずれかの分割画面をユーザに選択させる分割画面選択部をさらに備え、
    前記動画重畳部は、前記分割画面選択部によって選択された分割画面に対応するメイン動画データに切り換えることを特徴とする請求項6に記載の動画再生装置。
  8. コンピュータを、
    メイン動画データと、メイン動画データとは別に生成されたサブ動画データとを再生する動画再生装置として機能させる動画再生プログラムであって、
    前記コンピュータを、
    前記サブ動画データがインデックス動画データであることを示すインデックス再生可能情報を検出可能な情報検出部と、
    前記インデックス再生可能情報が検出された場合、マルチアングルで生成された複数の前記メイン動画データのうちユーザ入力に応じて選択されたメイン動画データに、前記サブ動画データに含まれるインデックス動画データをピクチャインピクチャ画面として重畳する動画重畳部と、
    前記重畳された動画を再生する動画再生部と、
    して機能させ、
    前記インデックス動画データは前記メイン動画データがそれぞれ分割画面の大きさに縮小されて前記分割画面それぞれに1つずつ表示されるように合成されてなる、
    ことを特徴とする動画再生プログラム。
  9. マルチアングルで生成された複数のメイン動画データと、このメイン動画データがそれぞれ分割画面の大きさに縮小されて、前記分割画面それぞれに1つずつ表示されるように合成されたインデックス動画データを含むサブ動画データと、をエンコードしたストリーム、および、前記サブ動画データがインデックス動画データであることを示すインデックス再生可能情報が記録されていることを特徴とする記録媒体。
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