JP2009232010A - ファイル提供システム - Google Patents

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Abstract

【課題】ネットワークを介したファイルの送受信におけるセキュリティの向上を図る。
【解決手段】ユーザ端末にネットワークを介して接続されたファイル送信装置及びコード送信装置を備え、上記ファイル送信装置は、ユーザ端末を特定する送信先特定情報を含むファイル送信指示の入力を受け付ける送信指示受付手段と、第一コード及び第二コードを用いて復号可能なよう所定のファイルを暗号化して、当該暗号化したファイル及び第二コードを、送信先特定情報にて特定されるユーザ端末に送信するファイル送信手段と、を備え、上記コード送信装置は、第一コード及び送信先特定情報を関連付けて記憶するコード記憶手段と、ユーザ端末を特定するユーザ特定情報の入力を受けて、当該ユーザ特定情報に対応する送信先特定情報に関連付けられた第一コードを、当該送信先特定情報にて特定されるユーザ端末に送信するコード送信手段と、を備えた。
【選択図】図1

Description

本発明は、ファイル提供システムにかかり、特に、暗号化されたファイルをネットワークを介して提供するファイル提供システムに関する。
ネットワーク技術の発達に伴い、コンピュータ間で、ネットワークを介した種々のファイルの送受信が行われている。ところが、ネットワークを介してファイルの送受信を行う場合には、ファイルのあて先の誤りや、ファイルの盗聴による情報漏えいの問題がある。このため、ファイルを送受信する際には、通常、ファイルを暗号化し、かかる暗号化ファイルを復号する復号鍵をファイルのあて先に提供することが行われている。これにより、ファイル受信者は、ファイルを復号鍵で復号することで、ファイルを利用することができる。
例えば、特許文献1に開示の技術では、まず、コンテンツ提供装置が、暗号化されたコンテンツデータをクライアント装置に送信することで、コンテンツデータを提供する。なお、ここでは、コンテンツ提供装置の管理者が、暗号化されたコンテンツデータを記憶したパッケージメディアを不特定の者にオフラインでの提供も行っている。そして、クライアント装置は、ネットワークを介して、加入者IDとパスワードを送信すると共に、復号鍵要求を加入者管理端末に行う。すると、加入者管理装置は、加入者ID及びパスワードを認証して、正規に登録された加入者であると判断すると、復号鍵データをクライアント装置に送信する。これにより、クライアント装置では、暗号化されたコンテンツデータを復号して、コンテンツデータを利用することが可能となる。
特開2002−304330号公報
しかしながら、上記技術では、不特定の者に暗号化コンテンツデータを提供し、ユーザ認証のみで復号鍵を提供しているため、正当な利用権原を有しないユーザの成りすましによって、コンテンツデータが不正に利用されるという問題が生じうる。従って、情報漏えいの問題が生じ、ファイル提供におけるセキュリティが低下しうる、という問題があった。
このため、本発明の目的は、上述した課題である、ネットワークを介したファイルの送受信におけるセキュリティの向上を図る、ことにある。
そこで、本発明の一形態であるファイル提供システムは、
ユーザ端末にネットワークを介して接続されたファイル送信装置及びコード送信装置を備え、
上記ファイル送信装置は、
ユーザ端末を特定する送信先特定情報を含むファイル送信指示の入力を受け付ける送信指示受付手段と、
第一コード及び第二コードを用いて復号可能なよう所定のファイルを暗号化して、当該暗号化したファイル及び第二コードを、送信先特定情報にて特定されるユーザ端末に送信するファイル送信手段と、を備え、
上記コード送信装置は、
第一コード及び送信先特定情報を関連付けて記憶するコード記憶手段と、
ユーザ端末を特定するユーザ特定情報の入力を受けて、当該ユーザ特定情報に対応する送信先特定情報に関連付けられた第一コードを、当該送信先特定情報にて特定されるユーザ端末に送信するコード送信手段と、を備えた、
という構成を採っている。
また、本発明の他の形態である、ユーザ端末にネットワークを介して接続されたファイル送信装置は、
ユーザ端末を特定する送信先特定情報を含むファイル送信指示の入力を受け付ける送信指示受付手段と、
第一コード及び第二コードを用いて復号可能なよう所定のファイルを暗号化して、当該暗号化したファイル及び第二コードを、送信先特定情報にて特定されるユーザ端末に送信するファイル送信手段と、を備え、
第一コードは、暗号化されたファイルが送信されたユーザ端末に対してネットワークを介して接続されたコード送信装置から送信される情報である、
という構成を採っている。
また、本発明の他の形態である、ユーザ端末にネットワークを介して接続されたコード送信装置は、
ユーザ端末を特定する送信先特定情報と、ファイルの複合化に必要な第一コードと、を関連付けて記憶するコード記憶手段と、
ユーザ端末にネットワークを介して接続されたファイル送信装置にて、第一コード及び第二コードを用いて復号可能なよう暗号化されたファイル及び第二コードが送信されるユーザ端末を特定するユーザ特定情報の入力を受けて、当該ユーザ特定情報に対応する送信先特定情報に関連付けられた第一コードを、当該送信先特定情報にて特定されるユーザ端末に送信するコード送信手段と、
を備えた、という構成を採る。
また、本発明の他の形態であるファイル送信装置用プログラムは、
ユーザ端末にネットワークを介して接続されたファイル送信装置に、
ユーザ端末を特定する送信先特定情報を含むファイル送信指示の入力を受け付ける送信指示受付手段と、
第一コード及び第二コードを用いて復号可能なよう所定のファイルを暗号化して、当該暗号化したファイル及び第二コードを、送信先特定情報にて特定されるユーザ端末に送信するファイル送信手段と、を実現させ、
第一コードは、暗号化されたファイルが送信されたユーザ端末に対してネットワークを介して接続されたコード送信装置から送信される情報である、
という構成を採る。
また、本発明の他の形態であるコード送信装置用プログラムは、
ユーザ端末にネットワークを介して接続されたコード送信装置に、
ユーザ端末を特定する送信先特定情報と、ファイルの複合化に必要な第一コードと、を関連付けて記憶するコード記憶手段と、
ユーザ端末にネットワークを介して接続されたファイル送信装置にて、第一コード及び第二コードを用いて復号可能なよう暗号化されたファイル及び第二コードが送信されるユーザ端末を特定するユーザ特定情報の入力を受けて、当該ユーザ特定情報に対応する送信先特定情報に関連付けられた第一コードを、当該送信先特定情報にて特定されるユーザ端末に送信するコード送信手段と、
を実現させる、という構成を採る。
さらに、本発明の他の形態である、ユーザ端末にネットワークを介してファイルを提供するファイル提供方法は、
ユーザ端末にネットワークを介して接続されたファイル送信装置が、ユーザ端末を特定する送信先特定情報を含むファイル送信指示の入力を受け付ける送信指示受付工程と、
ファイル送信装置が、第一コード及び第二コードを用いて復号可能なよう所定のファイルを暗号化して、当該暗号化したファイル及び第二コードを、送信先特定情報にて特定されるユーザ端末に送信するファイル送信工程と、
ユーザ端末にネットワークを介して接続されたコード送信装置が、任意のタイミングで、第一コード及び送信先特定情報を関連付けて記憶するコード記憶工程と、
コード送信装置が、ユーザ端末を特定するユーザ特定情報の入力を受けて、当該ユーザ特定情報に対応する送信先特定情報に関連付けられた第一コードを、当該送信先特定情報にて特定されるユーザ端末に送信するコード送信工程と、
を有する、という構成を採る。
本発明は、以上のように構成されることにより、ファイルに記憶された情報の漏えいを有効に抑制でき、ネットワークを介したファイル提供におけるセキュリティの向上を図ることができる、という優れた効果を有する。
本発明の一形態であるファイル提供システムは、
ユーザ端末にネットワークを介して接続されたファイル送信装置及びコード送信装置を備え、
上記ファイル送信装置は、
ユーザ端末を特定する送信先特定情報を含むファイル送信指示の入力を受け付ける送信指示受付手段と、
第一コード及び第二コードを用いて復号可能なよう所定のファイルを暗号化して、当該暗号化したファイル及び第二コードを、送信先特定情報にて特定されるユーザ端末に送信するファイル送信手段と、を備え、
上記コード送信装置は、
第一コード及び送信先特定情報を関連付けて記憶するコード記憶手段と、
ユーザ端末を特定するユーザ特定情報の入力を受けて、当該ユーザ特定情報に対応する送信先特定情報に関連付けられた第一コードを、当該送信先特定情報にて特定されるユーザ端末に送信するコード送信手段と、を備えた、
という構成を採る。
上記発明によると、まず、ファイル送信装置は、入力された送信先特定情報にて特定されるユーザ端末に対して、2つのコード(第一コード及び第二コード)を用いて復号可能なようファイルを暗号化して、当該暗号化したファイルと第二コードとを送信する。このとき、上記送信先特定情報と第一コードとは、関連付けられてコード送信装置に記憶されている。その後、暗号化されたファイルを受信したユーザ端末は、コード送信装置に対して、復号に必要な第一コードを要求する。かかる要求を受けたコード送信装置は、ユーザ端末から通知されたユーザ特定情報に対応する送信先特定情報を検索し、対応している当該送信先特定情報に関連付けられて記憶されている第一コードをユーザ端末に送信する。そして、ユーザ端末は、コード送信装置から送信された第一コードと、ファイル送信装置から暗号化されたファイルと共に送信された第二コードとを用いて、当該暗号化されたファイルを復号する。
以上により、本発明では、送信先特定情報にて指定されたユーザ端末に対して、暗号化されたファイルが送信されるため、ファイルの誤送信を抑制でき、情報漏えいを抑制することができる。そして、特に、暗号化ファイルを復号するための2つのコードを、それぞれ異なる装置であるファイル送信装置とコード送信装置とからユーザ端末に送信しており、さらに、一方のコード(第一コード)は、ファイルを受信したユーザ端末が正しい送信先であるとコード送信装置にて認証された場合にのみ送信される。従って、ファイルが正しい送信先に送信された場合にのみファイルの復号が可能となり、一方で誤送信の場合にはファイルの復号を防止できる。その結果、ファイルに記憶された情報の漏えいを有効に抑制でき、ネットワークを介したファイル提供におけるセキュリティの向上を図ることができる。
また、上記ファイル提供システムでは、上記ファイル送信装置が備える送信指示受付手段は、第一コードを含むファイル送信指示の入力を受け付け、上記ファイル送信装置が備えるファイル送信手段は、第二コードを生成し、当該第二コードと送信指示受付手段にて受け付けた第一コードとを用いて復号可能なようファイルを暗号化する、という構成を採る。また、上記コード送信装置が備えるコード記憶手段は、第一コード及び送信先特定情報の入力を受け付けて、これらを関連付けて記憶する、という構成を採る。
また、上記ファイル送信装置が備える送信指示受付手段と、上記コード送信装置が備えるコード記憶手段とは、他の同一のコンピュータからネットワークを介して入力された第一コード及び送信先特定情報を受け付ける、という構成を採る。さらに、上記ファイル送信装置とコード送信装置とは、相互の接続を制限するファイアフォールを介して接続されている、という構成を採る。
また、上記ファイル提供システムでは、上記ファイル送信装置は、ファイルを記憶するファイル記憶手段を備えると共に、上記送信指示受付手段は、ファイル記憶手段に記憶されたファイルを特定するファイル特定情報を含むファイル送信指示の入力を受け付け、上記ファイル送信手段は、ファイル特定情報にて特定されるファイル記憶手段に記憶されたファイルを暗号化して、ユーザ端末に送信する、という構成を採る。
これにより、第一コードと第二コードとがそれぞれ別々にファイル送信装置とコード送信装置とに入力されて記憶され、そして、各装置からそれぞれ各コードがファイル送信先となっているユーザ端末に送信される。従って、各コードをより明確に別々のコンピュータにて管理しているため、さらなるセキュリティの向上を図ることができる。
また、他のコンピュータからファイルの送信を指示する場合であっても、ファイル送信装置とコード送信装置とに第一コードと送信先特定情報とを送信することで、上述したようにファイルと各コードをユーザ端末に送信することができる。従って、セキュリティを維持しつつ、ファイル送信の利便性の向上を図ることができる。
さらに、ファイルが他のコンピュータに存在している場合には、ファイル送信装置にて入力された第一コードと生成された第二コードとを用いてファイルの暗号化が実行される。すると、仮にファイル送信指示者が第一コードを入力した場合であっても、当該指示者は暗号化ファイルを復号することができない。従って、更なるセキュリティの向上を図ることができる。
また、本発明の他の形態であるファイル提供方法は、
ユーザ端末にネットワークを介してファイルを提供するファイル提供方法であって、
ユーザ端末にネットワークを介して接続されたファイル送信装置が、ユーザ端末を特定する送信先特定情報を含むファイル送信指示の入力を受け付ける送信指示受付工程と、
上記ファイル送信装置が、第一コード及び第二コードを用いて復号可能なよう所定のファイルを暗号化して、当該暗号化したファイル及び第二コードを、送信先特定情報にて特定されるユーザ端末に送信するファイル送信工程と、
ユーザ端末にネットワークを介して接続されたコード送信装置が、任意のタイミングで、第一コード及び前記送信先特定情報を関連付けて記憶するコード記憶工程と、
上記コード送信装置が、ユーザ端末を特定するユーザ特定情報の入力を受けて、当該ユーザ特定情報に対応する送信先特定情報に関連付けられた第一コードを、当該送信先特定情報にて特定されるユーザ端末に送信するコード送信工程と、
を有する、
という構成を採る。
また、上記ファイル提供方法では、上記送信指示受付工程は、第一コードを含むファイル送信指示の入力を受け付け、上記ファイル送信工程は、第二コードを生成し、当該第二コードと送信指示受付工程にて受け付けた第一コードとを用いて復号可能なようファイルを暗号化する、という構成を採る。また、上記コード記憶工程は、送信指示受付工程に前後して、第一コード及び送信先特定情報の入力を受け付けて、これらを関連付けて記憶する、という構成を採る。
以下、本発明の具体的な構成及び動作の一例を、実施形態1,2を参照して説明する。なお、本発明は、以下に説明する実施形態1,2に開示する構成及び動作に限定されるものではない。
<実施形態1>
本発明の第1の実施形態を、図1乃至図6を参照して説明する。図1は、ファイル提供システム全体の構成を示すブロック図である。図2は、送信者端末の構成を示す機能ブロック図である。図3は、データサーバの構成を示す記憶ブロック図である。図4は、ユーザ端末の構成を示す機能ブロック図である。図5は、ファイル提供システムの動作を示すシーケンス図であり、図6は、各装置間におけるデータの流れを示す説明図である。
[構成]
図1に示すように、本実施形態におけるファイル提供システムは、ネットワークNを介して接続された、送信者端末1と、データサーバ2と、複数のユーザ端末3〜5と、を備えている。そして、送信者端末1がデータサーバ2に対してファイルの送信を指示することで、当該データサーバ2から暗号化されたファイルを特定のユーザ端末(例えば、符号3)に送信し、これをユーザ端末が利用するよう構成されている。以下、各構成について詳述する。なお、以下では、ユーザ端末3〜5は全てほぼ同様の構成を採っていることとし、符号3に示すユーザ端末の構成についてのみ説明する。
まず、送信者端末1の構成を、図2を参照して説明する。送信者端末1は、ファイル送信者Aが操作する一般的なコンピュータであり、ネットワークNを介してデータサーバ2にアクセス可能なよう構成されている。そして、送信者端末1は、当該送信者端末1に装備された演算装置に所定のプログラムが組み込まれることで構築された、ファイル送信指示部11と、送信先確認部12と、コード送信部13と、を備えている。また、記憶装置には、送信情報記憶部14が形成されている。なお、本実施形態では、後述するように、送信者端末1が暗号化されたファイルを復号するためのコードの一方(コードX(第一コード))を送信するコード送信装置として機能する。以下、送信者端末1の各構成について詳述する。
上記ファイル送信指示部11は、ファイル送信者Aがファイル送信を指示するファイル送信指示情報の入力を受け付ける機能を有する。なお、本実施形態において、ユーザ端末3に送信するファイルは、予めデータサーバ2に記憶されているものとする。このような状況において、ファイル送信者Aが入力するファイル送信指示情報は、データサーバ2に記憶されユーザ端末3に送信することを希望するファイルを特定するファイル特定情報と、ファイルの送信先となるユーザ端末3を特定する送信先特定情報と、ファイルを復号する際に必要となる情報であるコードX(第一コード)と、ファイル送信先のユーザにファイル受信を通知させる送信者端末1自体のアドレスを表す通知先情報と、を含む。
ここで、上記ファイル送信指示部11は、例えば、データサーバ2にアクセスして当該データサーバ2から選択可能なファイル一覧情報を取得し、送信者端末1の画面に表示して、ファイル送信者Aからの選択入力を待つ。そして、選択されたファイルのファイル名を、ファイル特定情報として受け付ける。また、送信先特定情報は、例えば、ユーザ端末3のIPアドレスなどのネットワーク上の識別情報や、メールアドレスである。また、コードXは、ファイル送信者Aにて入力された任意の文字列にて形成された情報である。また、通知先情報は、例えば、送信者端末1自身宛のメールアドレスである。
そして、上記ファイル送信指示部11(コード記憶手段)は、上述したようにファイル送信者Aから入力を受け付けたファイル送信指示情報(ファイル特定情報、送信先特定情報、コードX、通知先情報)を、送信情報記憶部14(コード記憶手段)に記憶すると共に、データサーバ2にファイル送信指示として送信する。なお、送信情報記憶部14は、上記ファイル送信指示情報(ファイル特定情報、送信先特定情報、コードX、通知先情報)を関連付けて記憶するが、少なくとも送信先特定情報とコードXとを関連付けて記憶していてもよい。
また、送信先確認部12は、後述するようにデータサーバ2から暗号化されたファイルがユーザ端末3に送信されると、当該ユーザ端末3から上記通知先情報に基づいてファイルの受信確認が通知されるが、これを受け付ける。このとき、ユーザ端末3からは、当該ユーザ端末3を特定するIPアドレスやメールアドレスがユーザ特定情報として送信され、また、受信したファイルを特定するファイル名などのファイル特定情報が送信されるため、これを受信する。さらに、送信先確認部12は、まず、受信したファイル特定情報と一致するファイル特定情報を含むファイル送信指示情報を、送信情報記憶部14から抽出する。そして、抽出したファイル送信指示情報内の送信先特定情報と、受信したユーザ特定情報とが、一致するあるいは対応するか否かを調べる。つまり、ファイル送信者Aが指示したファイルが、当該指示したユーザ端末3に正しく送信されているか否かを調べる。そして、抽出したファイル送信指示情報内の送信先特定情報と、受信したユーザ特定情報とが一致あるいは対応していて、同一端末であると判断できる場合には、ファイル送信者Aが送信指示した通りに、特定のファイルがユーザ端末3に送信されたことを確認でき、その旨をコード送信部13に通知する。
すると、コード送信部13は、上記受信したユーザ特定情報と一致する送信先特定情報に関連付けられて送信情報記憶部14に記憶されているコードXを読み出して、上記受信確認を通知してきたユーザ端末3、つまり、送信先特定情報にて特定されるユーザ端末3にコードXを送信する。以上のように、送信先確認部12及びコード送信部13は、暗号化ファイルを正当に受信したユーザ端末3に対して、当該暗号化ファイルを復号する際に用いるコードXを送信するコード送信手段として機能する。
次に、データサーバ2の構成を、図3を参照して説明する。データサーバ2は、一般的なサーバコンピュータにて構成されており、ファイルを記憶して管理し、送信者からの指示に従って暗号化したファイルをユーザ端末3等に送信するファイルサーバ(ファイル送信装置)として機能する。具体的に、データサーバ2は、当該データサーバ2に装備された演算装置に所定のプログラムが組み込まれることで構築された、送信指示受付部21と、ファイル暗号下部22と、ファイル送信部23と、を備えている。また、記憶装置には、ファイル記憶部24と、一時記憶部25と、形成されている。以下、データサーバ2の各構成について詳述する。
上記送信指示受付部21(送信指示受付手段)は、上述した送信者端末1から送信されたファイル送信指示情報、つまり、ファイル特定情報と、送信先特定情報と、コードXと、通知先情報と、を受信して、一時記憶部25に記憶する。そして、ファイル暗号化部22は、上記受信したファイル特定情報にて特定されるファイルをファイル記憶部24(ファイル記憶手段)から読み出す。このとき、ファイル暗号化部22は、新たにコードY(第二コード)を生成し、上記受信したコードXとコードYとを用いて復号可能なよう、上記読み出したファイルを暗号化する。例えば、コードXとコードYとを暗号鍵及び復号鍵として用いる場合には、当該コードXとコードYとを用いて、ファイルを暗号化する。そして、この暗号化したファイル及び生成したコードYを、一時記憶部25に記憶しておく。
その後、上記ファイル送信部23は、上記暗号化したファイルを、上記受信した送信先特定情報にて特定されるユーザ端末3に送信する。このとき、暗号化したファイルと同時に、上記コードY及び通知先情報もユーザ端末3に送信する。例えば、送信先特定情報がメールアドレスである場合には、そのメールアドレスに対して暗号化したファイルと、コードYと、通知先情報を添付したメールを送信することで、当該ファイルを送信する。
以上のように、データサーバ2のファイル暗号化部22とファイル送信部23とは、2つのコード、つまり、送信者端末1が受信したコードXと、データサーバ2内で生成したコードYと、を用いて復号可能なよう、送信指示されたファイルを暗号化して、当該暗号化したファイルを送信者端末1から指示されたユーザ端末3に送信するファイル送信手段として機能する。
ここで、上記データサーバ2は、上述した送信者端末1との不要な接続を制限するよう、ファイアウォールを介してネットワークNに接続されているとよい。また、上記データサーバ2のファイル暗号化部22は、コードYを必ずしも生成する必要は無く、予めデータサーバ2内に記憶されている情報をコードYとして用いてもよい。例えば、予め複数用意されたコード情報の中からランダムに選択したコード情報を、上述したコードYとして用いて、ファイルの暗号化及びユーザ端末への送信を行ってもよい。
また、上記では、データサーバ2が予めファイルを記憶している場合を例示したが、暗号化されユーザ端末に送信されるファイルは、送信者端末1から提供されるものであってもよい。つまり、データサーバ2は、送信者端末1から送信されたファイル及びコードXを受信し、当該ファイルを受信したコードXと生成したコードYとを利用して暗号化し、この暗号化されたファイルを、当該送信者端末1から指示されたユーザ端末に送信してもよい。
次に、ユーザ端末3の構成を、図4を参照して説明する。ユーザ端末3は、ファイルの提供を受けるユーザが操作する一般的なコンピュータであり、ネットワークNを介してデータサーバ2及び送信者端末1と電子メールの送受信などデータ通信可能なよう構成されている。そして、ユーザ端末3は、当該ユーザ端末3に装備された演算装置に所定のプログラムが組み込まれることで構築された、ファイル受信部31と、コード取得部32と、ファイル復号部33と、を備えている。また、記憶装置には、受信ファイル記憶部34が形成されている。以下、ユーザ端末3の各構成について詳述する。
上記ファイル受信部31は、上述したようにデータサーバ2から送信された暗号化されたファイル、コードY(第二コード)、通知先情報を受信して、受信ファイル記憶部34に記憶する。例えば、電子メールに添付された状態で送信された暗号化されたファイルとコードYと通知先情報とを受信して、これらを電子メールから取り出して記憶する。
また、上記コード取得部32は、ファイル受信部31にてファイルを受信すると、当該ファイルを受信した旨の通知を送信者端末1に行う。このとき、上記通知先情報のあて先に、受信したファイルを特定するファイル名などのファイル特定情報と、ユーザ端末3を特定するメールアドレスなどのユーザ特定情報と、を送信する。すると、コード取得部32は、上記ファイル受信通知に応じて送信者端末1からコードXが送信されてくるが、これを受信して、受信ファイル記憶部34に記憶しておく。
そして、上記ファイル復号部33は、データサーバ2から受信した暗号化されたファイルを、同じくデータサーバ2から受信したコードYと、送信者端末1から受信したコードXと、を用いて復号する。これにより、ユーザ端末3のユーザは、ファイルを利用することが可能となる。
[動作]
次に、上述した構成のファイル提供システムの動作を、図5乃至図6を参照して説明する。
まず、ファイル送信者Aが、送信者端末1に、送信先特定情報、ファイル特定情報、コードX、通知先情報を含むファイル送信指示情報を入力し(図6の矢印Y1)、これをデータサーバ2に送信する(ステップS1、図6の矢印Y2)。このとき、送信者端末1は、上記送信先特定情報やコードXを含むファイル送信指示情報を、自端末1内に記憶しておく(コード記憶工程)。
そして、データサーバ2は、送信者端末1から送信された送信先特定情報、ファイル特定情報、コードX、通知先情報を含むファイル送信指示情報を受信して、一時記憶部25に記憶する(ステップS2、送信指示受付工程)。続いて、データサーバ2は、受信したファイル特定情報に対応するファイルを、ファイル記憶部24内から読み出し(ステップS3)、また、上記受信したコードXとは別に、新たにコードYを生成して一時記憶部25に記憶する(ステップS4)。そして、上記読み出したファイルを、上記受信したコードXと、生成したコードYと、を用いて復号可能なよう暗号化する(ステップS5)。その後、この暗号化したファイルと、上記生成したコードYと、上記受信した送信者端末1へのあて先を表す通知先情報とを、上記受信した送信先特定情報にて特定されるユーザ端末3に対して送信する(ステップS6、図6の矢印Y3、ファイル送信工程)。
続いて、ユーザ端末3は、上述したようにデータベース2から送信された暗号化されたファイル、コードY、通知先情報を受信して、記憶する(ステップS7)。すると、ユーザ端末3は、通知先情報に基づいて送信先端末1に対して、受信したファイルを特定するファイル特定情報と、ユーザ端末3自身を特定するユーザ特定情報とを送信して、ファイル受信確認通知を行う(ステップS8、図6の矢印Y4)。
そして、送信者端末1は、ユーザ端末3からファイル受信確認通知を受けると、通知してきたユーザ端末3が、送信先として指示した端末と一致するか否かを確認する。この確認は、例えば、まず、送信者端末1の送信情報記憶部14から、ユーザ端末3から受信したファイル特定情報と一致するファイル特定情報を含む送信指示情報(ファイル特定情報、送信先特定情報、コードX、通知先情報)を抽出する。そして、抽出した送信指示情報内の送信先特定情報が、ユーザ端末3から受信したユーザ特定情報と一致あるいは対応するか否かを調べる。その結果、送信先特定情報とユーザ特定情報とが一致あるいは対応していることで、送信先として指示したユーザ端末3であることが間違いないと確認できると、送信者端末1は、上記抽出した送信指示情報に含まれるコードXを、ユーザ端末3に送信する(ステップS10、図6の矢印Y4、コード送信工程)。
その後、ユーザ端末3は、送信者端末1から送信されたコードXを受信して、記憶する。そして、ユーザ端末3は、データサーバ2から受信した暗号化されたファイルを、同じくデータサーバ2から受信したコードYと、送信者端末1から受信したコードXと、を用いて、復号する(ステップS11)。これにより、ユーザ端末3のユーザは、ファイルを利用することが可能となる。
以上により、本実施形態では、まず、送信者端末1にてファイルの送信先を指定していることで、ファイルの誤送信を抑制でき、情報漏えいを抑制することができる。そして、特に、暗号化ファイルを復号するための2つのコードを、それぞれを異なる装置であるデータサーバ2と送信者端末1とから、ファイル送信先となるユーザ端末3に送信しており、さらに、一方のコード(コードX)は、ファイルを受信したユーザ端末3が正しい送信先であると送信者端末1にて認証された場合にのみ送信される。従って、ファイルが正しい送信先に送信された場合にのみファイルの復号が可能となり、一方で誤送信の場合にはファイルの復号を防止できる。その結果、ファイルに記憶された情報の漏えいを有効に抑制でき、ネットワークを介したファイル提供におけるセキュリティの向上を図ることができる。
<実施形態2>
次に、本発明の第2の実施形態を、図7乃至図12を参照して説明する。図7は、ファイル提供システム全体の構成を示すブロック図である。図8は、送信者端末の構成を示す機能ブロック図である。図9は、ユーザ端末の構成を示す記憶ブロック図である。図10は、認証サーバの構成を示す機能ブロック図である。図11は、ファイル提供システムの動作を示すシーケンス図であり、図12は、各装置間におけるデータの流れを示す説明図である。
[構成]
図7に示すように、本実施形態におけるファイル提供システムは、上述した実施形態1におけるシステムとほぼ同様の構成を採っており、これにさらに、ネットワークNを介して接続された認証サーバ6を備えている。そして、本実施形態では、この認証サーバ6が、上記送信者端末1とほぼ同様の機能を備えており、データサーバ2からファイルが送信されたユーザ端末の受信確認通知を受け付けて、コードXを送信するコード送信装置として機能する。以下、各構成について詳述する。なお、実施形態1と同様の構成については、その説明は省略する。
まず、送信者端末1の構成を、図8を参照して説明する。送信者端末1は、当該送信者端末1に装備された演算装置に所定のプログラムが組み込まれることで構築された、ファイル送信指示部11を備えており、このファイル送信指示部11は、実施形態1で説明したものとほぼ同様の機能を有する。つまり、ファイル送信指示部11は、まず、ファイル送信者Aがファイル送信を指示するファイル送信指示情報(ファイル特定情報、送信先特定情報、コードX、通知先情報)の入力を受け付ける機能を有する。なお、本実施形態では、ファイル送信指示情報に含まれる通知先情報は、認証サーバ6宛のアドレスを表す情報である。そして、ファイル送信指示部11は、上述したようにファイル送信者Aから入力を受け付けたファイル送信指示情報(ファイル特定情報、送信先特定情報、コードX、通知先情報)を、データサーバ2にファイル送信指示として送信する。また、本実施形態では、さらに、上記ファイル送信指示情報(ファイル特定情報、送信先特定情報、コードX、通知先情報)を、認証サーバ6にも送信する。
次に、本実施形態2におけるデータサーバ2について説明する。本実施形態におけるデータサーバ2は、上記実施形態1(図3参照)にて説明したものと同一の構成を採っている。つまり、まず、送信者端末3から送信指示情報を受け付けて、かかる指示にて特定されたファイルを読み出し、また、新たなコードYを生成し、受信したコードX及びコードYを用いて復号可能なようファイルを暗号化する。そして、暗号化したファイルを、送信指示情報にて特定されるユーザ端末3に送信する。
ここで、上記データサーバ2は、認証サーバ6との不要な接続を制限するよう、ファイアウォールを介してネットワークNに接続されているとよい。あるいは、認証サーバ6が、データサーバ2との不要な接続を制限するよう、ファイアウォールを介してネットワークNに接続されていてもよい。さらに、データサーバ2及び認証サーバ6が、ファイアウォールを介してネットワークNに接続されていてもよい。
次に、ユーザ端末3の構成を、図9を参照して説明する。ユーザ端末3は、上述した実施形態1のものと同様に、当該ユーザ端末3に装備された演算装置に所定のプログラムが組み込まれることで構築された、ファイル受信部31と、コード取得部32と、ファイル復号部33と、を備えている。また、記憶装置には、受信ファイル記憶部34が形成されている。そして、各構成は、実施形態1と同様の機能を有しているが、コード取得部32は、ファイル受信部31にてファイルを受信すると、当該ファイルを受信した旨の通知を認証サーバ6に行う点で上記実施形態1とは異なる。つまり、データサーバ2から暗号化されたファイルと共に送信された通知先情報のあて先は認証サーバ6のアドレスとなっているため、ファイルの受信通知を認証サーバ6に通知するよう作動する。また、コード取得部32は、認証サーバ6から送信されたコードXを受信して、記憶する。そして、ファイル復号部33は、上述同様に、データサーバ2から受信した暗号化されたファイルを、同じくデータサーバ2から受信したコードYと、認証サーバ6から受信したコードXと、を用いて復号する。
次に、認証サーバ6の構成を、図10を参照して説明する。認証サーバ6は、一般的なサーバコンピュータにて構成されている。そして、認証サーバ6は、当該認証サーバ6に装備された演算装置に所定のプログラムが組み込まれることで構築された、送信情報受信部61と、送信先確認部62と、コード送信部63と、を備えている。また、記憶装置には、送信情報記憶部64が形成されている。
上記送信情報受信部61(コード記憶手段)は、上述したように送信者端末1が、データサーバ2に対してファイル送信指示を行うとほぼ同時に認証サーバ6に送信したファイル送信指示情報、つまり、ファイル特定情報と、送信先特定情報と、コードXと、通知先情報と、を受信して、送信情報記憶部64(コード記憶手段)に記憶する。なお、送信情報記憶部64には、上記ファイル送信指示情報(ファイル特定情報、送信先特定情報、コードX、通知先情報)を関連付けて記憶するが、少なくとも送信先特定情報とコードXとを関連付けて記憶していてもよい。
また、上記送信先確認部62は、実施形態1にて説明した送信者端末1が備える送信先確認部12と同様の機能を有する。つまり、後述するようにデータサーバ2から暗号化されたファイルがユーザ端末3に送信されると、当該ユーザ端末3から上記通知先情報に基づいてファイルの受信確認が通知されるが、これを受け付ける。このとき、ユーザ端末3からは、当該ユーザ端末3を特定するIPアドレスやメールアドレスがユーザ特定情報として送信され、また、受信したファイルを特定するファイル名などのファイル特定情報が送信されるため、これを受信する。さらに、送信先確認部62は、まず、受信したファイル特定情報と一致するファイル特定情報を含むファイル送信指示情報を、送信情報記憶部64から抽出する。そして、抽出したファイル送信指示情報内の送信先特定情報と、受信したユーザ特定情報とが、一致するあるいは対応するか否かを調べる。つまり、ファイル送信者Aが指示したファイルが、当該指示したユーザ端末3に正しく送信されているか否かを調べる。そして、抽出したファイル送信指示情報内の送信先特定情報と、受信したユーザ特定情報とが一致あるいは対応していて、同一端末であると判断できる場合には、ファイル送信者Aが送信指示した通りに、特定のファイルがユーザ端末3に送信されたことを確認でき、その旨をコード送信部63に通知する。
すると、コード送信部63は、上記受信したユーザ特定情報と一致する送信先特定情報に関連付けられて送信情報記憶部64に記憶されているコードXを読み出して、上記受信確認を通知してきたユーザ端末3、つまり、送信先特定情報にて特定されるユーザ端末3にコードXを送信する。
[動作]
次に、上述した構成のファイル提供システムの動作を、図11乃至図12を参照して説明する。
まず、ファイル送信者Aが、送信者端末1に、送信先特定情報、ファイル特定情報、コードX、通知先情報を含むファイル送信指示情報を入力し(図12の矢印Y11)、これをデータサーバ2に送信する(ステップS21、図12の矢印Y12)。このとき、ほぼ同時に、あるいは、データサーバ2への送信処理に前後して、送信者端末1は、上記送信先特定情報やコードXを含むファイル送信指示情報を、認証サーバ6に送信する(ステップS21、図12の矢印Y13)。
すると、認証サーバ6は、上述したように送信者端末1から送信された送信先特定情報、ファイル特定情報、コードX、通知先情報を含むファイル送信指示情報を受信して(ステップS27)、送信情報記憶部64に記憶しておく(ステップS28、コード記憶工程)。
また、データサーバ2は、送信者端末1から送信された送信先特定情報、ファイル特定情報、コードX、通知先情報を含むファイル送信指示情報を受信して、一時記憶部25に記憶する(ステップS22、送信指示受付工程)。続いて、データサーバ2は、受信したファイル特定情報に対応するファイルを、ファイル記憶部24内から読み出し(ステップS23)、また、上記受信したコードXとは別に、新たにコードYを生成して一時記憶部25に記憶する(ステップS24)。そして、上記読み出したファイルを、上記受信したコードXと、生成したコードYと、を用いて復号可能なよう暗号化する(ステップS25)。その後、この暗号化したファイルと、上記生成したコードYと、上記受信した認証サーバ6へのあて先を表す通知先情報とを、上記受信した送信先特定情報にて特定されるユーザ端末3に対して送信する(ステップS26、図12の矢印Y14、ファイル送信工程)。
そして、ユーザ端末3は、上述したようにデータベース2から送信された暗号化されたファイル、コードY、通知先情報を受信して、記憶する(ステップS29)。続いて、ユーザ端末3は、通知先情報に基づいて認証サーバ6に対して、受信したファイルを特定するファイル特定情報と、ユーザ端末3自身を特定するユーザ特定情報とを送信して、ファイル受信確認通知を行う(ステップS30、図12の矢印Y15)。
そして、認証サーバ6は、ユーザ端末3からファイル受信確認通知を受けると、通知してきたユーザ端末3が、送信先として指示した端末と一致するか否かを確認する。この確認は、例えば、まず、認証サーバ6の送信情報記憶部64から、ユーザ端末3から受信したファイル特定情報と一致するファイル特定情報を含む送信指示情報(ファイル特定情報、送信先特定情報、コードX、通知先情報)を抽出する。そして、抽出した送信指示情報内の送信先特定情報が、ユーザ端末3から受信したユーザ特定情報と一致あるいは対応するか否かを調べる。その結果、送信先特定情報とユーザ特定情報とが一致あるいは対応していることで、送信先として指示したユーザ端末3であることが正しいと確認できると(ステップS31)、認証サーバ6は、上記抽出した送信指示情報に含まれるコードXを、ユーザ端末3に送信する(ステップS32、図12の矢印Y15、コード送信工程)。
その後、ユーザ端末3は、送信者端末1から送信されたコードXを受信して、記憶する。そして、ユーザ端末3は、データサーバ2から受信した暗号化されたファイルを、同じくデータサーバ2から受信したコードYと、送信者端末1から受信したコードXと、を用いて復号する(ステップS33)。これにより、ユーザ端末3のユーザは、ファイルを利用することが可能となる。
以上により、本実施形態では、ファイルの復号に必要なコードXとコードYとが、それぞれ別々のサーバコンピュータ(データサーバ2と認証サーバ6)にて管理されて、ユーザ端末に送信されるため、さらなるセキュリティの向上を図ることができる。そして、このような場合であっても、ファイル送信指示者Aは、送信者端末1にコードXや送信先特定情報などを入力することのみで、これらの情報がデータサーバ2及び認証サーバ6に送信され、上述したようにセキュリティの高いファイル提供が実行される。従って、セキュリティを維持しつつ、ファイル送信の利便性の向上を図ることができる。
本発明は、企業間においてファイルの送受信を行う場合や、ネットワーク上のサーバから特定のユーザ端末にコンテンツデータを配信するなど、種々のファイル送受信時に利用することができ、産業上の利用可能性を有する。
実施形態1におけるファイル提供システム全体の構成を示すブロック図である。 実施形態1における送信者端末の構成を示す機能ブロック図である。 実施形態1,2におけるデータサーバの構成を示す記憶ブロック図である。 実施形態1におけるユーザ端末の構成を示す機能ブロック図である。 実施形態1におけるファイル提供システムの動作を示すシーケンス図である。 実施形態1におけるファイル提供システムのデータの流れを示す説明図である。 実施形態2におけるファイル提供システム全体の構成を示すブロック図である。 実施形態2における送信者端末の構成を示す機能ブロック図である。 実施形態2におけるユーザ端末の構成を示す記憶ブロック図である。 実施形態2における認証サーバの構成を示す機能ブロック図である。 実施形態2におけるファイル提供システムの動作を示すシーケンス図である。 実施形態2におけるファイル提供システムのデータの流れを示す説明図である。
符号の説明
1 送信者端末
2 データサーバ
3,4,5 ユーザ端末
6 認証サーバ
11 ファイル送信指示部
12 送信先確認部
13 コード送信部
14 送信情報記憶部
21 送信指示受付部
22 ファイル暗号化部
23 ファイル送信部
24 ファイル記憶部
25 一時記憶部
31 ファイル受信部
32 コード取得部
33 ファイル復号部
34 受信ファイル記憶部
61 送信情報受信部
62 送信先確認部
63 コード送信部
64 送信情報記憶部

Claims (15)

  1. ユーザ端末にネットワークを介して接続されたファイル送信装置及びコード送信装置を備え、
    前記ファイル送信装置は、
    前記ユーザ端末を特定する送信先特定情報を含むファイル送信指示の入力を受け付ける送信指示受付手段と、
    第一コード及び第二コードを用いて復号可能なよう所定のファイルを暗号化して、当該暗号化したファイル及び前記第二コードを、前記送信先特定情報にて特定される前記ユーザ端末に送信するファイル送信手段と、を備え、
    前記コード送信装置は、
    前記第一コード及び前記送信先特定情報を関連付けて記憶するコード記憶手段と、
    前記ユーザ端末を特定するユーザ特定情報の入力を受けて、当該ユーザ特定情報に対応する前記送信先特定情報に関連付けられた前記第一コードを、当該送信先特定情報にて特定される前記ユーザ端末に送信するコード送信手段と、を備えた、
    ことを特徴とするファイル提供システム。
  2. 前記ファイル送信装置が備える前記送信指示受付手段は、前記第一コードを含む前記ファイル送信指示の入力を受け付け、
    前記ファイル送信装置が備える前記ファイル送信手段は、前記第二コードを生成し、当該第二コードと前記送信指示受付手段にて受け付けた前記第一コードとを用いて復号可能なよう前記ファイルを暗号化する、
    ことを特徴とする請求項1記載のファイル提供システム。
  3. 前記コード送信装置が備える前記コード記憶手段は、前記第一コード及び前記送信先特定情報の入力を受け付けて、これらを関連付けて記憶する、
    ことを特徴とする請求項1又は2記載のファイル提供システム。
  4. 前記ファイル送信装置が備える前記送信指示受付手段と、前記コード送信装置が備える前記コード記憶手段とは、他の同一のコンピュータからネットワークを介して入力された前記第一コード及び前記送信先特定情報を受け付ける、
    ことを特徴とする請求項3記載のファイル提供システム。
  5. 前記ファイル送信装置と前記コード送信装置とは、相互の接続を制限するファイアフォールを介して接続されている、
    ことを特徴とする請求項2,3又は4記載のファイル提供システム。
  6. 前記ファイル送信装置は、ファイルを記憶するファイル記憶手段を備えると共に、
    前記送信指示受付手段は、前記ファイル記憶手段に記憶されたファイルを特定するファイル特定情報を含むファイル送信指示の入力を受け付け、
    前記ファイル送信手段は、前記ファイル特定情報にて特定される前記ファイル記憶手段に記憶されたファイルを暗号化して、前記ユーザ端末に送信する、
    ことを特徴とする請求項2,3,4又は5記載のファイル提供システム。
  7. ユーザ端末にネットワークを介して接続されたファイル送信装置であって、
    前記ユーザ端末を特定する送信先特定情報を含むファイル送信指示の入力を受け付ける送信指示受付手段と、
    第一コード及び第二コードを用いて復号可能なよう所定のファイルを暗号化して、当該暗号化したファイル及び前記第二コードを、前記送信先特定情報にて特定される前記ユーザ端末に送信するファイル送信手段と、を備え、
    前記第一コードは、前記暗号化されたファイルが送信された前記ユーザ端末に対してネットワークを介して接続されたコード送信装置から送信される情報である、
    ことを特徴とするファイル送信装置。
  8. 前記送信指示受付手段は、前記第一コードを含む前記ファイル送信指示の入力を受け付け、
    前記ファイル送信手段は、前記第二コードを生成し、当該第二コードと前記送信指示受付手段にて受け付けた前記第一コードとを用いて復号可能なよう前記ファイルを暗号化する、
    ことを特徴とする請求項7記載のファイル送信装置。
  9. ユーザ端末にネットワークを介して接続されたファイル送信装置に、
    前記ユーザ端末を特定する送信先特定情報を含むファイル送信指示の入力を受け付ける送信指示受付手段と、
    第一コード及び第二コードを用いて復号可能なよう所定のファイルを暗号化して、当該暗号化したファイル及び前記第二コードを、前記送信先特定情報にて特定される前記ユーザ端末に送信するファイル送信手段と、を実現させ、
    前記第一コードは、前記暗号化されたファイルが送信された前記ユーザ端末に対してネットワークを介して接続されたコード送信装置から送信される情報である、
    ことを特徴とするファイル送信装置用プログラム。
  10. ユーザ端末にネットワークを介して接続されたコード送信装置であって、
    前記ユーザ端末を特定する送信先特定情報と、ファイルの複合化に必要な第一コードと、を関連付けて記憶するコード記憶手段と、
    前記ユーザ端末にネットワークを介して接続されたファイル送信装置にて、第一コード及び第二コードを用いて復号可能なよう暗号化されたファイル及び前記第二コードが送信される前記ユーザ端末を特定するユーザ特定情報の入力を受けて、当該ユーザ特定情報に対応する前記送信先特定情報に関連付けられた前記第一コードを、当該送信先特定情報にて特定される前記ユーザ端末に送信するコード送信手段と、
    を備えたことを特徴とするコード送信装置。
  11. 前記コード記憶手段は、前記第一コード及び前記送信先特定情報の入力を受け付けて、これらを関連付けて記憶する、
    ことを特徴とする請求項10記載のコード送信装置。
  12. ユーザ端末にネットワークを介して接続されたコード送信装置に、
    前記ユーザ端末を特定する送信先特定情報と、ファイルの複合化に必要な第一コードと、を関連付けて記憶するコード記憶手段と、
    前記ユーザ端末にネットワークを介して接続されたファイル送信装置にて、第一コード及び第二コードを用いて復号可能なよう暗号化されたファイル及び前記第二コードが送信される前記ユーザ端末を特定するユーザ特定情報の入力を受けて、当該ユーザ特定情報に対応する前記送信先特定情報に関連付けられた前記第一コードを、当該送信先特定情報にて特定される前記ユーザ端末に送信するコード送信手段と、
    を実現させるためのコード送信装置用プログラム。
  13. ユーザ端末にネットワークを介してファイルを提供するファイル提供方法であって、
    前記ユーザ端末にネットワークを介して接続されたファイル送信装置が、前記ユーザ端末を特定する送信先特定情報を含むファイル送信指示の入力を受け付ける送信指示受付工程と、
    前記ファイル送信装置が、第一コード及び第二コードを用いて復号可能なよう所定のファイルを暗号化して、当該暗号化したファイル及び前記第二コードを、前記送信先特定情報にて特定される前記ユーザ端末に送信するファイル送信工程と、
    前記ユーザ端末にネットワークを介して接続されたコード送信装置が、任意のタイミングで、前記第一コード及び前記送信先特定情報を関連付けて記憶するコード記憶工程と、
    前記コード送信装置が、前記ユーザ端末を特定するユーザ特定情報の入力を受けて、当該ユーザ特定情報に対応する前記送信先特定情報に関連付けられた前記第一コードを、当該送信先特定情報にて特定される前記ユーザ端末に送信するコード送信工程と、
    を有することを特徴とするファイル提供方法。
  14. 前記送信指示受付工程は、前記第一コードを含む前記ファイル送信指示の入力を受け付け、
    前記ファイル送信工程は、前記第二コードを生成し、当該第二コードと前記送信指示受付工程にて受け付けた前記第一コードとを用いて復号可能なよう前記ファイルを暗号化する、
    ことを特徴とする請求項13記載のファイル提供方法。
  15. 前記コード記憶工程は、前記送信指示受付工程に前後して、前記第一コード及び前記送信先特定情報の入力を受け付けて、これらを関連付けて記憶する、
    ことを特徴とする請求項13又は14記載のファイル提供方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112584606A (zh) * 2019-09-30 2021-03-30 白井电子工业股份有限公司 基板信息提供系统及服务器装置

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