JP2009231955A - データ送受信装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】受信したデータを転送するデータ送受信装置において、データを転送する際の条件を定めた転送条件が正しく設定されているか否かを容易に検証することを可能にする。
【解決手段】データ送受信装置は、過去に受信したデータについて受信時の状況を示す受信履歴を履歴記憶部に記憶し、どのようなデータを送信するべきかの条件を定めた転送条件を転送条件記憶部で記憶している。データ送受信装置は、転送条件に、受信履歴が示すデータ受信時の状況が当て嵌まるか否かを判定することにより、転送条件を検証する。受信履歴が示すデータ受信時の状況が転送条件に当て嵌まる場合は、受信履歴と同等の状況でデータが受信されたときにデータが転送されるということであるので、データ転送が行われるように正しく転送条件が設定されていることが検証される。
【選択図】図2
【解決手段】データ送受信装置は、過去に受信したデータについて受信時の状況を示す受信履歴を履歴記憶部に記憶し、どのようなデータを送信するべきかの条件を定めた転送条件を転送条件記憶部で記憶している。データ送受信装置は、転送条件に、受信履歴が示すデータ受信時の状況が当て嵌まるか否かを判定することにより、転送条件を検証する。受信履歴が示すデータ受信時の状況が転送条件に当て嵌まる場合は、受信履歴と同等の状況でデータが受信されたときにデータが転送されるということであるので、データ転送が行われるように正しく転送条件が設定されていることが検証される。
【選択図】図2
Description
本発明は、通信ネットワークに接続可能であり、ファクシミリ通信等によりデータを送受信するデータ送受信装置に関し、より詳しくは、受信したデータを外部へ転送することができるデータ送受信装置に関する。
従来、公衆回線に接続されており、ファクシミリ通信にて画像データを送受信するファクシミリ装置であるデータ送受信装置が知られている。近年のデータ送受信装置は、公衆回線以外のLAN(Local Area Network)又はインターネット等の通信ネットワークに接続され、電子メール等を用いてデータを送受信することができるようにもなっている。特許文献1及び2には、通信ネットワークにPC(Personal Computer )等の情報処理装置とデータ送受信装置とが接続されており、データ送受信装置は、画像記録を行う以外に、受信したデータを外部の情報処理装置へ転送する技術が記載されている。このようなデータ送受信装置は、データの送信元等の転送条件を予め記憶しておき、転送条件に該当するデータを受信した場合に、予め定められている転送先へデータを転送するようになっている。
特開2006−203351号公報
特開2007−13233号公報
データ送受信装置が記憶する転送条件は、使用者によってその内容が設定される。転送条件としては、データの送信元、データ受信に用いた通信方法、データを受信する時刻、データの内容、又はデータの容量等、複数の項目を含んだ複雑な転送条件を設定することが可能である。また、複数種類の転送条件を設定することも可能である。使用者が転送条件を設定した後は、転送条件が正しく設定されているのかを検証する必要がある。もし使用者が設定したつもりの内容とは異なる転送条件が誤って設定されていた場合は、転送されるはずのデータが転送されないか、又は転送されないはずのデータが転送される等の問題が発生する。転送条件が正しく設定されているのかを検証するためには、使用者が設定したつもりの転送条件に合致した条件で外部からデータ送受信装置へデータを送信してもらい、そのデータが正しく転送先へ転送されるのかを確かめる必要があった。しかしながら、このような検証を行うには非常に手間がかかり、また全ての転送条件と同様の条件で外部からデータを送信してもらうことは困難であるので、全ての転送条件を検証することは困難であるという問題がある。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、転送条件と受信履歴とを比較することにより、転送条件の検証を可能にするデータ送受信装置を提供することにある。
本発明に係るデータ送受信装置は、データを受信する受信部と、受信したデータを外部へ転送する転送部と、該転送部でデータを転送する際の条件を定めた転送条件を記憶する転送条件記憶部と、前記受信部が過去に受信した各データについて、受信時の状況を示す受信履歴を記憶する履歴記憶部と、転送条件に、前記履歴記憶部で記憶する受信履歴が示す受信時の状況が当て嵌まるか否かを判定する判定部と該判定部での判定結果を出力する出力部とを備えることを特徴とする。
本発明においては、ファクシミリ装置等のデータ送受信装置において、データの転送条件と受信履歴とを記憶し、受信履歴が示す受信時の状況が転送条件に当て嵌まるか否かを判定する。受信履歴が示す受信時の状況が転送条件に当て嵌まる状態では、データ受信装置は、受信履歴と同等の状況でデータを受信した場合に、データを転送することになる。
本発明に係るデータ送受信装置は、前記判定部は、前記転送条件記憶部が記憶する一の転送条件を選択し、選択した転送条件に当て嵌まる受信時の状況を示す受信履歴が前記履歴記憶部に記憶されているか否かを判定する転送条件判定部を有することを特徴とする。
また本発明においては、データ送受信装置は、記憶している夫々の転送条件について、転送条件に当て嵌まる受信時の状況を示す受信履歴を記憶しているか否かを判定する。夫々の転送条件について、データが転送されるように転送条件が正しく設定されているか否かが検証される。
本発明に係るデータ送受信装置は、前記判定部は、前記履歴記憶部が記憶する一の受信履歴を選択し、選択した受信履歴が示す受信時の状況が当て嵌まる転送条件が前記転送条件記憶部に記憶されているか否かを判定する履歴判定部を有することを特徴とする。
また本発明においては、データ送受信装置は、記憶している夫々の受信履歴について、当該受信履歴が示す受信時の状況が当て嵌まる転送条件を記憶しているか否かを判定する。各受信履歴が示す受信時の状況が当て嵌まる転送条件があるか否かが判定されることにより、転送条件が正しく設定されているか否かが検証される。
本発明に係るデータ送受信装置は、前記転送条件記憶部は、前記受信部が受信するデータが転送条件に該当するか否かを判定するための優先順位を定めた複数の転送条件を記憶してあり、前記判定部は、優先順位の高い順に、転送条件に受信履歴が示す受信時の状況が当て嵌まるか否かを判定するように構成してあることを特徴とする。
また本発明においては、データ送受信装置は、データの転送を行う際に、優先順位の高い転送条件に従った転送の処理を行い、転送条件の検証を行う際には、優先順位の高い順に転送条件の検証を行う。
本発明にあっては、受信履歴が示す受信時の状況が転送条件に当て嵌まるか否かを判定することにより、受信履歴と同様の状況でデータ送受信装置が受信したデータが転送されるように転送条件が正しく設定されているか否かを容易に検証することができる。正しく設定されていることを検証した転送条件をデータ送受信装置に記憶しておくことにより、データ送受信装置が受信したデータを確実に転送させることが可能となる。
また本発明にあっては、夫々の転送条件について正しく設定されているか否かが検証されるので、データ送受信装置は、検証により、正しく設定されていない転送条件を確実に特定することが可能である。
また本発明にあっては、夫々の受信履歴が示すデータ受信時の状況が当て嵌まる転送条件があるか否かが判定されるので、データ送受信装置は、いずれの受信履歴をも該当しないような、正しく設定されていない転送条件を特定可能である。
更に本発明にあっては、データ送受信装置は、優先順位の高い順に転送条件の検証を行うことにより、正しく設定されていたとしても優先順位が低いために利用されることがない転送条件を特定することが可能となる等、本発明は優れた効果を奏する。
以下本発明をその実施の形態を示す図面に基づき具体的に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明のデータ送受信装置の利用形態を示す模式図である。ファクシミリ装置の機能を有するデータ送受信装置1が、社内LAN等の通信ネットワークN1に接続されている。通信ネットワークN1には、PC又はサーバ装置等の複数の情報処理装置2,2,…が接続されている。また通信ネットワークN1は、更にインターネット等の広域通信ネットワークN2に接続されている。広域通信ネットワークN2には、ファクシミリ装置又はPC等の多数の通信装置3,3,…が接続されている。通信装置3は、インターネットファクシミリ又は電子メール等の方法により、広域通信ネットワークN2及び通信ネットワークN1を介してデータ送受信装置1へデータを送信する。更に、データ送受信装置1は、公衆回線網N3に接続されている。公衆回線網N3には多数のファクシミリ装置4,4,…が接続されており、ファクシミリ装置4は、ファクシミリ通信により、公衆回線網N3を介してデータ送受信装置1へデータを送信する。
(実施の形態1)
図1は、本発明のデータ送受信装置の利用形態を示す模式図である。ファクシミリ装置の機能を有するデータ送受信装置1が、社内LAN等の通信ネットワークN1に接続されている。通信ネットワークN1には、PC又はサーバ装置等の複数の情報処理装置2,2,…が接続されている。また通信ネットワークN1は、更にインターネット等の広域通信ネットワークN2に接続されている。広域通信ネットワークN2には、ファクシミリ装置又はPC等の多数の通信装置3,3,…が接続されている。通信装置3は、インターネットファクシミリ又は電子メール等の方法により、広域通信ネットワークN2及び通信ネットワークN1を介してデータ送受信装置1へデータを送信する。更に、データ送受信装置1は、公衆回線網N3に接続されている。公衆回線網N3には多数のファクシミリ装置4,4,…が接続されており、ファクシミリ装置4は、ファクシミリ通信により、公衆回線網N3を介してデータ送受信装置1へデータを送信する。
図2は、実施の形態1に係る本発明のデータ送受信装置1の内部の機能構成を示す機能ブロック図である。データ送受信装置1は、演算を行うCPU(Central Processing Unit )を含んでなる制御部11を備え、制御部11は、データ送受信装置1全体の動作を制御する処理を実行する。制御部11には、演算に伴う一時的な情報を記憶するRAM(Random Access Memory)121、及びデータ送受信装置1を制御するための制御プログラムを記憶しているROM(Read Only Memory)122が接続されている。制御部11は、ROM122が記憶する制御プログラムに従った情報処理を実行することにより、本発明における判定部111としての処理を実行する。また制御部11には、公衆回線網N3に接続される通信部151、及び通信ネットワークN1に接続されるインタフェース部152が接続されている。通信部151は、ファクシミリ通信により、公衆回線網N3を介して外部と画像データを送受信し、インタフェース部152は、通信ネットワークN1を介して外部とデータを送受信する。通信部151及びインタフェース部152は、本発明における受信部としての処理を実行し、更にインタフェース部152は、本発明における転送部としての処理を実行する。
また制御部11には、原稿に記録された画像を読み取って画像データを生成する読取部131、及び画像データから画像を形成して記録用紙に記録する記録部132が接続されている。また制御部11には、所定の方式で画像データの圧縮及び伸張を行うコーデック133、及び画像データを一時的に記憶する画像メモリ134が接続されている。データ送受信装置1では、通信部151又はインタフェース部152が受信した画像データを、コーデック133で伸張し、伸張した画像データを画像メモリ134で記憶し、記憶した画像データに基づいて記録部132で画像を記録する。また読取部131で生成した画像データをコーデック133で圧縮し、通信部151又はインタフェース部152から画像データを送信する。
また制御部11には、液晶ディスプレイ等で構成された表示部141と、テンキー及び各種のスイッチ等で構成された操作部142とが接続されている。操作部142は、使用者の操作により、データ送受信装置1を動作させるために必要な各種の指示を受け付け、表示部141は、使用者が操作部142を操作するために必要な情報を表示する。なお、タッチパネルを用いて構成する等、表示部141及び操作部142の一部又は全部を一体にして構成してもよい。表示部141及びインタフェース部152は、本発明における出力部としての処理を実行する。
更に、データ送受信装置1は、通信部151又はインタフェース部152で受信したデータを、インタフェース部152から通信ネットワークN1を介して外部の情報処理装置2へ送信する転送の処理を行う。データ送受信装置1は、不揮発性の半導体メモリ又はハードディスク等でなる不揮発性の記憶部16を備えている。記憶部16は、どのような状況で受信したデータを転送するべきかの条件を設定した転送条件を記憶する転送条件記憶部161と、通信部151又はインタフェース部152で過去にどのような状況で各データを受信したのかを示す受信履歴を記憶する履歴記憶部162とを有している。
図3は、転送条件記憶部161での記憶内容の例を示す概念図である。転送条件記憶部161は、複数の転送条件を記憶しており、各転送条件を区別するための番号が転送条件に関連付けられている。また各転送条件には、転送条件に該当するデータをどこへどのようにして送信するのかを定めた送信設定が関連付けられている。転送条件には、どこから送信されたデータであるかを示す送信元、いつ受信したデータであるかを示す受信日時、及び受信したデータがどのような種類のデータであるかを示す受信データの種類が含まれている。送信元としては、ファクシミリデータを送信したファクシミリ装置4の電話番号、電子メールを送信した送信元の電子メールアドレス、又は通信装置3のIP(Internet Protocol )アドレス等が記録される。受信日時としては、特定の時間帯等が記録される。受信データの種類としては、通信部151で受信したファクシミリデータ、又はインタフェース部152で受信した電子メール等が記録される。
また転送条件に関連付けられた送信設定には、データを転送する先の情報処理装置2を示す転送先、受信したデータをどのような種類のデータにして転送先の情報処理装置2へ送信するのかを示す送信データの種類が含まれている。転送先としては、データ送受信装置1がデータを転送することが可能な情報処理装置2を特定する装置名、IPアドレス又はMAC(Media Access Control)アドレス等が記録される。送信データの種類としては、受信したファクシミリデータを所定の形式の画像データにエンコードした画像データ、受信した電子メールに添付されている添付ファイル、又は電子メール自体等が記録される。また各転送条件に関連付けられた番号は、転送処理の優先順位をも示しており、番号がより小さいほどより高い優先順位を示している。受信したデータが複数の転送条件に該当する場合、データ送受信装置1は、より優先順位が高い転送条件に関連付けられた送信設定に従った転送の処理を実行する。
図3に示す1番目の転送条件では、電話番号「075−***−****」で特定される送信元からファクシミリデータを受信した場合に、データの転送が行われることが設定されている。また1番目の転送条件に関連付けられた送信設定では、PC01で特定される情報処理装置2へ、ファクシミリデータをエンコードした画像データを送信することが設定されている。また2番目の転送条件及び送信設定では、電子メールアドレス「ab@***.**.jp」で特定される送信元から、ファイルが添付された電子メールを受信した場合に、PC02で特定される情報処理装置2へ添付ファイルを送信することが設定されている。更に、3番目の転送条件及び送信設定では、夜9時〜朝8時の時間帯に電子メールを受信した場合は、送信元がどこであっても、PC03で特定される情報処理装置2へ受信した電子メールを送信することが設定されている。2番目の転送条件に該当するデータは、3番目の転送条件にも該当するものの、2番目の転送条件の方が優先順位が高いので、2番目の転送条件に関連付けられた送信設定に従った転送の処理が行われる。なお、図3に示した転送条件及び送信設定の内容は一例であり、転送条件は、受信データの内容又は受信データの容量等、他の情報を含んでいてもよく、送信設定も送信日時等のその他の情報を含んでいてもよい。
図4は、履歴記憶部162での記憶内容の例を示す概念図である。履歴記憶部162は、データ送受信装置1が過去に受信したデータの夫々について、データを受信した時の状況を示す受信履歴を記憶している。各受信履歴は、転送条件記憶部161で記憶される転送条件に含まれる項目に相当する項目からなる。即ち、各受信履歴には、過去にデータ送受信装置1が受信したデータの送信元、データの受信日時、及び受信データの種類が含まれている。なお、図4に示した履歴記憶部162に記憶された受信履歴の内容例は一例であり、受信データの内容等のその他の情報を含んでいてもよい。
次に、以上の構成でなるデータ送受信装置1が実行する処理を説明する。データ送受信装置1は、通信部151又はインタフェース部152でデータを受信した場合に、履歴記憶部162に受信履歴を記憶させる。またデータ送受信装置1は、図3に示す如き転送条件及び送信設定を使用者から受け付ける。この際、使用者は、情報処理装置2を操作し、情報処理装置2に通信ネットワークN1を介して必要な情報をデータ送受信装置1へ送信させることにより、データ送受信装置1へ転送条件及び送信設定を入力する。又は、使用者は、操作部142を操作し、表示部141に転送条件及び送信設定を入力するための入力画面を表示させ、入力画面に従って操作部142を操作することにより、転送条件及び送信設定を入力する。本実施の形態に係るデータ送受信装置1は、使用者から転送条件を受け付けた場合に、受け付けた転送条件が正しく設定されているのかを検証する処理を行う。
図5は、データ送受信装置1が行う転送条件の受付及び検証の処理の手順を示すフローチャートである。データ送受信装置1の制御部11は、随時、情報処理装置2から送信された情報をインタフェース部152で受信するか、又は操作部142で転送条件及び送信設定を入力されることによる、転送条件及び送信設定の受付を待ち受ける処理を行う(S11)。転送条件及び送信設定の受付がない場合は(S11:NO)、制御部11は、転送条件及び送信設定の受付の待ち受けを続行する。インタフェース部152又は操作部141で転送条件及び送信設定を受け付けた場合は(S11:YES)、制御部11は、履歴記憶部162から、受け付けた転送条件に当て嵌まるデータ受信時の状況を示す受信履歴を検索する(S12)。ここで、制御部11は、履歴記憶部162で記憶された各受信履歴について、転送条件に含まれる各項目の内容に、受信履歴に含まれる各項目の内容が当て嵌まるか否かを判定する。制御部11は、対応する全ての項目で内容が当て嵌まった受信履歴を、受け付けた転送条件に当て嵌まるデータ受信時の状況を示す受信履歴であると判定する。なお、受信履歴が示す受信時の状況が転送条件に当て嵌まるためには転送条件及び受信履歴の内容が完全に一致する必要はなく、転送条件の内容に受信履歴の内容が包含されていればよい。例えば、転送条件で受信日時が夜9時〜朝8時である場合は、受信履歴の受信日時が夜9時〜朝8時の時間帯に含まれる時刻であれば、受信履歴が示す受信時の状況は転送条件に当て嵌まる。
制御部11は、次に、検索結果に基づき、受け付けた転送条件に当て嵌まるデータ受信時の状況を示す受信履歴が履歴記憶部162に記憶されているか否かを判定する(S13)。転送条件に当て嵌まるデータ受信時の状況を示す受信履歴が履歴記憶部162に記憶されている場合は(S13:YES)、制御部11は、転送条件に当て嵌まる状況を示す受信履歴があることを表示部141又はインタフェース部152で出力する(S14)。転送条件を操作部142で受け付けている場合、制御部11は、ステップS14で、転送条件に当て嵌まるデータ受信時の状況を示す受信履歴があることを示すメッセージ、又は該当する受信履歴の一覧を表示部141に表示する。また転送条件をインタフェース部152で受け付けている場合、制御部11は、必要な情報をインタフェース部152から通信ネットワークN1を介して転送条件の送信元の情報処理装置2へ送信し、情報処理装置2に前述のメッセージ又は一覧を表示させる。転送条件に当て嵌まるデータ受信時の状況を示す受信履歴が履歴記憶部162に記憶されていない場合は(S13:NO)、制御部11は、転送条件に当て嵌まる状況を示す受信履歴がないことを表示部141又はインタフェース部152で出力する(S15)。このとき、制御部11は、転送条件に当て嵌まるデータ受信時の状況を示す受信履歴がないことを示すメッセージを表示部141又は情報処理装置2に表示させる。
ステップS14又はS15が終了した後は、制御部11は、受け付けた転送条件及び送信設定を記憶することを指示する記憶指示を待ち受ける(S16)。このとき、制御部11は、記憶指示を受け付けるための入力画面を表示部141に表示するか、又は必要な情報をインタフェース部152から送信して入力画面を情報処理装置2に表示させる処理を行う。転送条件に当て嵌まるデータ受信時の状況を示す受信履歴がある場合は、少なくとも受信履歴と同様の状況でデータが受信されたときにデータ転送が行われるように転送条件が設定されているので、使用者は、安心して記憶指示を入力することができる。転送条件に当て嵌まるデータ受信時の状況を示す受信履歴がない場合でも、転送条件の内容によっては、使用者が記憶指示を入力することもある。なお、制御部11は、ステップS16で、受け付けた転送条件の内容を確認のために表示する処理を行ってもよい。
ステップS16で記憶指示の受付がない場合は(S16:NO)、制御部11は、転送条件の入力を中止することを指示する中止指示を待ち受ける(S18)。中止指示を受け付けた場合は(S18:YES)、制御部11は、受け付けた転送条件及び送信設定を記憶せずに処理を終了する。中止指示の受付がない場合は(S18:NO)、制御部11は、受け付けた転送条件及び送信設定を修正するための処理を実行する(S19)。このとき、制御部11は、転送条件及び送信設定を修正するための入力画面を表示部141に表示させるか、又は必要な情報をインタフェース部152から送信して入力画面を情報処理装置2に表示させる処理を行う。制御部11は、次に、処理をステップS11へ戻し、修正された転送条件及び送信設定の受付を待ち受ける。
ステップS16で記憶指示を受け付けた場合は(S16:YES)、制御部11は、受け付けた転送条件及び送信設定を互いに関連付けて転送条件記憶部161に記憶させる(S17)。なお、データ送受信装置1は、転送条件と共に転送条件の優先順位をも受け付け、受け付けた優先順位を転送条件に関連付ける処理を行ってもよい。ステップS17が終了した後は、制御部11は処理を終了する。以上の処理により、データ送受信装置1は、使用者から入力された転送条件が正しく設定されているのかを検証する。
受信履歴が示すデータ受信時の状況が転送条件に当て嵌まるということは、少なくとも受信履歴と同等の状況でデータが受信された場合にデータ転送が行われることを示しており、転送条件の設定内容が誤っていないことを示唆している。またデータ送受信装置1により転送を行う必要のあるデータが、過去に同様の状況で受信しているデータである場合には、転送条件には、受信履歴が示すデータ受信時の状況が当て嵌まる必要がある。従って、転送条件に受信履歴が示すデータ受信時の状況が当て嵌まるか否かを判定することにより、データ送受信装置1が受信したデータが転送されるように転送条件が正しく設定されているか否かを検証することができる。使用者は、入力した転送条件が正しく設定されているのかを検証した上で、転送条件をデータ送受信装置1に記憶させることができる。
図6は、本発明のデータ送受信装置1がデータを受信した場合に行う処理の手順を示すフローチャートである。データ送受信装置1の制御部11は、随時、外部から送信されたデータの受信を待ち受ける処理を行う(S21)。データ受信の具体的な例は、外部のファクシミリ装置4から公衆回線網N3を介してファクシミリ通信にて送信されたデータを通信部151で受信することである。また他の例は、外部の通信装置3から広域通信ネットワークN2及び通信ネットワークN1を介して送信されたインターネットファクシミリ又は電子メールのデータをインタフェース部152で受信することである。データの受信がない場合は(S21:NO)、制御部11は、データ受信の待ち受けを続行する。データを受信した場合は(S21:YES)、制御部11は、データの送信元等、データを受信した時の状況を示す受信履歴を履歴記憶部162に記憶させる(S22)。制御部11は、次に、受信したデータに基づいた画像を記録部132に記録させる処理を行う(S23)。
制御部11は、次に、転送条件記憶部161で記憶する転送条件の内、優先順位の高い順に一の転送条件を選択する(S24)。制御部11は、次に、データの送信元等の、データを受信した時の状況が、選択した転送条件に当て嵌まるか否かを判定する(S25)。データを受信した時の状況が選択した転送条件に当て嵌まる場合は(S25:YES)、制御部11は、選択した転送条件に転送条件記憶部161で関連付けられた送信設定に従ってデータを送信する処理を行う(S26)。例えば、データ受信時の状況が図4に示す4番目の受信履歴と同じ状況である場合は、この状況は図3に示す1番目の転送条件に当て嵌まる。このとき、制御部11は、転送条件に関連付けられた送信設定に従って、コーデック133にファクシミリデータをエンコードさせ、インタフェース部152に、PC01で特定される情報処理装置2へ画像データを送信させる。ステップS26が終了した後は、制御部11は、データ受信の処理を終了する。
データを受信した時の状況が選択した転送条件に当て嵌まらない場合は(S25:NO)、制御部11は、転送条件記憶部161で記憶する転送条件の中に未選択の転送条件があるか否かを判定する(S27)。転送条件記憶部161で記憶する転送条件の中に未選択の転送条件がまだある場合は(S27:YES)、制御部11は、処理をステップS24へ戻し、未選択の転送条件の中から優先順位の高い順に一の転送条件を選択する処理を行う。転送条件記憶部161で記憶する転送条件の中に未選択の転送条件がもうない場合は(S27:NO)、制御部11は、データの転送を行わずにデータ受信の処理を終了する。
以上詳述した如く、本実施の形態に係るデータ送受信装置1は、転送条件を入力する際に、転送条件に受信履歴が示すデータ受信時の状況が当て嵌まるか否かを判定することにより、転送条件が正しく設定されているか否かを容易に検証することができる。受信履歴が示す状況と同様の状況で受信したデータを転送できるように転送条件が検証されているので、本発明のデータ送受信装置1が受信したデータは、転送条件に従って確実に転送される。
(実施の形態2)
図7は、実施の形態2に係る本発明のデータ送受信装置1の内部の機能構成を示す機能ブロック図である。データ送受信装置1は、制御部11を備え、制御部11は、ROM122が記憶する制御プログラムに従った情報処理を実行することにより、本発明における転送条件判定部112としての処理を実行する。データ送受信装置1のその他の機能構成は実施の形態1と同様であり、対応する部分に同符号を付してその説明を省略する。
図7は、実施の形態2に係る本発明のデータ送受信装置1の内部の機能構成を示す機能ブロック図である。データ送受信装置1は、制御部11を備え、制御部11は、ROM122が記憶する制御プログラムに従った情報処理を実行することにより、本発明における転送条件判定部112としての処理を実行する。データ送受信装置1のその他の機能構成は実施の形態1と同様であり、対応する部分に同符号を付してその説明を省略する。
本実施の形態に係るデータ送受信装置1は、転送条件記憶部161で記憶する各転送条件を受信履歴と比較することによって転送条件を検証する処理を行う。図8は、データ送受信装置1が各転送条件を検証する処理の手順を示すフローチャートである。使用者は、情報処理装置2を操作して、情報処理装置2から通信ネットワークN1を介して必要な情報を送信するか、又は操作部142を操作することにより、転送条件の検証指示を入力する。データ送受信装置1は、転送条件の検証指示を操作部142又はインタフェース部152で受け付けた場合に、以下の処理を実行する。
データ送受信装置1の制御部11は、転送条件記憶部161で記憶する転送条件の内、優先順位の高い順に一の転送条件を選択する(S31)。制御部11は、次に、履歴記憶部162で記憶する受信履歴の内、他の転送条件にデータ受信時の状況が当て嵌まらなかった受信履歴の中から、選択した転送条件に当て嵌まるデータ受信時の状況を示す受信履歴を検索する(S32)。制御部11は、次に、検索結果をRAM121に記憶させる(S33)。制御部11は、次に、転送条件記憶部161で記憶する転送条件の中に、データ受信時の状況が当て嵌まる受信履歴を検索することによる検証を未だ行っていない転送条件がまだあるか否かを判定する(S34)。転送条件記憶部161で記憶する転送条件の中に未検証の転送条件がまだある場合は(S34:YES)、制御部11は、処理をステップS31へ戻し、未検証の転送条件の中から優先順位の高い順に一の転送条件を選択する処理を行う。
ステップS34で未検証の転送条件がもうない場合は(S34:NO)、制御部11は、各転送条件に当て嵌まるデータ受信時の状況を示す受信履歴を検索した検索結果を出力する(S35)。使用者からの指示を操作部142で受け付けている場合、制御部11は、ステップS35で、各転送条件と当該転送条件に当て嵌まるデータ受信時の状況を示す受信履歴とを対応させた一覧を表示部141に表示する。また使用者からの指示をインタフェース部152で受け付けている場合、制御部11は、ステップS35で、必要な情報をインタフェース部152から通信ネットワークN1を介して情報処理装置2へ送信し、情報処理装置2に前述の一覧を表示させる。またステップS35では、制御部11は、データ受信時の状況が当て嵌まる受信履歴がなかった転送条件を表示させ、この転送条件を削除又は修正するための処理を実行してもよい。転送条件を修正する場合は、制御部11は、ステップS11〜S19と同様の処理を実行すればよい。ステップS35が終了した後は、制御部11は処理を終了する。
例えば、図3に示す1番目の転送条件には、図4に示す4番目の受信履歴が示すデータ受信時の状況が当て嵌まると判定され、また図3に示す2番目の転送条件には、図4に示す1番目の受信履歴が示すデータ受信時の状況が当て嵌まると判定される。また図4に示す1番目の受信履歴が示すデータ受信時の状況は、図3に示す2番目の転送条件に当て嵌まると判定されるので、優先順位のより低い3番目の転送条件に当て嵌まるとは判定されない。本実施の形態に係るデータ送受信装置1がデータを受信した場合に行う処理は、実施の形態1と同様であり、その説明を省略する。
以上詳述した如く、本実施の形態に係るデータ送受信装置1は、転送条件記憶部161で記憶している夫々の転送条件について、当該転送条件に当て嵌まるデータ受信時の状況を示す受信履歴があるか否かを判定することにより、転送条件の検証を行う。夫々の転送条件について一通り検証を行うので、本実施の形態に係るデータ送受信装置1は、検証により、正しく設定されていない転送条件を確実に特定することが可能である。従って、本実施の形態に係るデータ送受信装置1は、正しく設定されていない転送条件を容易に削除又は修正することも可能となる。
また本実施の形態に係るデータ送受信装置1は、優先順位の高い順に転送条件の検証を行う。データ送受信装置1は、データを受信した際に、より優先順位の高い転送条件から、受信したデータが転送条件に該当するか否かの判定を行うので、優先順位が低いために利用されない転送条件が存在する可能性がある。本実施の形態に係るデータ送受信装置1は、優先順位の高い順に転送条件の検証を行うことにより、受信したデータを転送できるように正しく設定されていたとしても優先順位が低いために利用されることがない転送条件を特定することができる。従って、本実施の形態に係るデータ送受信装置1は、優先順位が低いために利用されることがない転送条件を修正するか、又は転送条件が利用されるように優先順位を変更することも可能となる。
なお、本実施の形態においては、複数の転送条件を一度に検証する処理を行う形態を示したが、本発明のデータ送受信装置1は、特定の転送条件について検証する処理を行う形態であってもよい。例えば、データ送受信装置1は、使用者が操作部142を操作することにより、一の転送条件の指定を受け付け、転送条件に当て嵌まるデータ受信時の状況を示す受信履歴を検索し、検索結果を表示部141に表示する形態であってもよい。この形態においても、データ送受信装置1は、個別の転送条件について正しく設定されているか否かを検証することができる。
(実施の形態3)
図9は、実施の形態3に係る本発明のデータ送受信装置1の内部の機能構成を示す機能ブロック図である。データ送受信装置1は、制御部11を備え、制御部11は、ROM122が記憶する制御プログラムに従った情報処理を実行することにより、本発明における履歴判定部113としての処理を実行する。データ送受信装置1のその他の機能構成は実施の形態1と同様であり、対応する部分に同符号を付してその説明を省略する。
図9は、実施の形態3に係る本発明のデータ送受信装置1の内部の機能構成を示す機能ブロック図である。データ送受信装置1は、制御部11を備え、制御部11は、ROM122が記憶する制御プログラムに従った情報処理を実行することにより、本発明における履歴判定部113としての処理を実行する。データ送受信装置1のその他の機能構成は実施の形態1と同様であり、対応する部分に同符号を付してその説明を省略する。
本実施の形態に係るデータ送受信装置1は、履歴記憶部162で記憶する各受信履歴が示すデータ受信時の状況が転送条件に当て嵌まるか否かを判定することによって転送条件を検証する処理を行う。図10は、データ送受信装置1が各受信履歴についてデータ受信時の状況が転送条件に当てはまるか否かを判定する処理の手順を示すフローチャートである。使用者は、情報処理装置2を操作して、情報処理装置2から通信ネットワークN1を介して必要な情報を送信するか、又は操作部142を操作することにより、受信履歴の判定指示を入力する。データ送受信装置1は、受信履歴の判定指示を操作部142又はインタフェース部152で受け付けた場合に、以下の処理を実行する。
データ送受信装置1の制御部11は、履歴記憶部162で記憶する受信履歴の中から一の受信履歴を選択する(S41)。制御部11は、次に、転送条件記憶部161で記憶する転送条件の中から、優先順位の高い順に一の転送条件を選択する(S42)。制御部11は、次に、選択した受信履歴が示すデータ受信時の状況が、選択した転送条件に当て嵌まるか否かを判定する(S43)。受信履歴が示すデータ受信時の状況が転送条件に当て嵌まる場合は(S43:YES)、制御部11は、選択した受信履歴が示すデータ受信時の状況が転送条件に当て嵌まることを示す判定結果をRAM121に記憶させる(S44)。
受信履歴が示すデータ受信時の状況が転送条件に当て嵌まらない場合は(S43:NO)、制御部11は、転送条件記憶部161で記憶する転送条件の中に、選択した受信履歴について判定を未だ行っていない転送条件があるか否かを判定する(S45)。転送条件記憶部161で記憶する転送条件の中に未判定の転送条件がまだある場合は(S45:YES)、制御部11は、処理をステップS42へ戻し、未判定の転送条件の中から優先順位の高い順に一の転送条件を選択する処理を行う。転送条件記憶部161で記憶する転送条件の中に未判定の転送条件がもうない場合は(S45:NO)、制御部11は、処理をステップS44へ進める。ここで、制御部11は、選択した受信履歴が示すデータ受信時の状況が当て嵌まる転送条件がないことを示す判定結果をRAM121に記憶させる。
ステップS44が終了した後は、制御部11は、履歴記憶部162で記憶する受信履歴の中に、データ受信時の状況が転送条件に当て嵌まるか否かの判定を未だ行っていない受信履歴があるか否かを判定する(S46)。履歴記憶部162で記憶する受信履歴の中に未判定の受信履歴がまだある場合は(S46:YES)、制御部11は、処理をステップS41へ戻し、未判定の受信履歴の中から一の受信履歴を選択する処理を行う。履歴記憶部162で記憶する受信履歴の中に未判定の受信履歴がもうない場合は(S46:NO)、制御部11は、各受信履歴について判定を行った判定結果を出力する(S47)。使用者からの指示を操作部142で受け付けている場合、制御部11は、ステップS47で、各受信履歴と、データ受信時の状況が当て嵌まる転送条件とを対応させた一覧を表示部141に表示する。また使用者からの指示をインタフェース部152で受け付けている場合、制御部11は、必要な情報をインタフェース部152から通信ネットワークN1を介して情報処理装置2へ送信し、情報処理装置2に前述の一覧を表示させる。またステップS47では、制御部11は、いずれの受信履歴が示すデータ受信時の状況が当て嵌まらなかった転送条件を表示させ、この転送条件を削除又は修正するための処理を実行してもよい。転送条件を修正する場合は、制御部11は、ステップS11〜S19と同様の処理を実行すればよい。ステップS47が終了した後は、制御部11は処理を終了する。本実施の形態に係るデータ送受信装置1がデータを受信した場合に行う処理は、実施の形態1と同様であり、その説明を省略する。
以上詳述した如く、本実施の形態に係るデータ送受信装置1は、履歴記憶部162で記憶する各受信履歴が示すデータ受信時の状況が当て嵌まる転送条件があるか否かを判定することにより、転送条件の検証を行う。夫々の受信履歴について一通り判定を行うので、いずれの受信履歴も該当しないような、正しく設定されていない転送条件が特定可能であり、本実施の形態に係るデータ送受信装置1は、転送条件が正しく設定されているか否かの検証を行うことができる。従って、本実施の形態に係るデータ送受信装置1は、正しく設定されていない転送条件を容易に削除又は修正することも可能となる。
また本実施の形態に係るデータ送受信装置1は、受信履歴が示すデータ受信時の状況が転送条件に当て嵌まるか否かを判定する際に、転送条件の優先順位が高い順に判定を行う。転送条件の優先順位が高い順に判定が行われるので、優先順位が低いために利用されることがない転送条件は、受信履歴が示すデータ受信時の状況が当て嵌まると判定されることはない。このため、本実施の形態に係るデータ送受信装置1は、受信したデータを転送できるように正しく設定されていたとしても優先順位が低いために利用されることがない転送条件を特定することができる。従って、本実施の形態に係るデータ送受信装置1は、優先順位が低いために利用されることがない転送条件を修正するか、又は転送条件が利用されるように優先順位を変更することも可能となる。
なお、本実施の形態においては、複数の受信履歴を一度に判定する処理を行う形態を示したが、本発明のデータ送受信装置1は、特定の受信履歴について判定を行う形態であってもよい。例えば、データ送受信装置1は、使用者が操作部142を操作することにより、一の受信履歴の指定を受け付け、指定された受信履歴を選択し、選択した受信履歴について判定を行い、判定結果を表示部141に表示する形態であってもよい。この形態においても、データ送受信装置1は、個別の受信履歴が示すデータ受信時の状況が当て嵌まる転送条件が正しく設定されていることを確認することができる。
なお、以上の実施の形態1〜3においては、データ送受信装置1が通信部151及びインタフェース部152を備える形態を示したが、本発明のデータ送受信装置1は、ファクシミリ通信を行う通信部151を備えていない形態であってもよい。また実施の形態1〜3においては、転送条件中の項目と受信履歴中の項目とが全て互いに対応している形態を示したが、本発明においては、転送条件中の項目と受信履歴中の項目とが全て対応している必要はない。例えば、受信履歴は、転送条件に含まれる項目よりも多くの項目を含んでいてもよい。この形態では、データ送受信装置1は、受信履歴に含まれる項目の中で転送条件中の項目に対応する項目を抽出し、抽出した項目に基づいて転送条件と受信履歴とを比較する。
また実施の形態1〜3においては、転送条件に優先順位を定めてある形態を示したが、本発明のデータ送受信装置1は、転送条件に優先順位を定めていない形態であってもよい。この形態では、データ送受信装置1は、データを受信した時の状況が複数の転送条件に当て嵌まる場合は、複数の転送条件に関連付けられた送信設定に従った転送の処理を実行する。またこの形態では、データ送受信装置1は、各転送条件について全ての受信履歴が示すデータ受信時の状況が当て嵌まるか否かの判定を行うか、又は各受信履歴について全ての転送条件にデータ受信時の状況が当て嵌まるか否かの判定を行う。
なお、以上の実施の形態1〜3で説明したデータ送受信装置1は、個別の装置である必要はなく、本発明のデータ送受信装置1は、実施の形態1〜3の内、複数の形態の機能を一台で兼ね備えた形態であってもよい。
1 データ送受信装置
11 制御部
111 判定部
112 転送条件判定部
113 履歴判定部
151 通信部
152 インタフェース部
141 表示部
142 操作部
16 記憶部
161 転送条件記憶部
162 履歴記憶部
2 情報処理装置
3 通信装置
4 ファクシミリ装置
11 制御部
111 判定部
112 転送条件判定部
113 履歴判定部
151 通信部
152 インタフェース部
141 表示部
142 操作部
16 記憶部
161 転送条件記憶部
162 履歴記憶部
2 情報処理装置
3 通信装置
4 ファクシミリ装置
Claims (4)
- データを受信する受信部と、
受信したデータを外部へ転送する転送部と、
該転送部でデータを転送する際の条件を定めた転送条件を記憶する転送条件記憶部と、
前記受信部が過去に受信した各データについて、受信時の状況を示す受信履歴を記憶する履歴記憶部と、
転送条件に、前記履歴記憶部で記憶する受信履歴が示す受信時の状況が当て嵌まるか否かを判定する判定部と
該判定部での判定結果を出力する出力部と
を備えることを特徴とするデータ送受信装置。 - 前記判定部は、
前記転送条件記憶部が記憶する一の転送条件を選択し、選択した転送条件に当て嵌まる受信時の状況を示す受信履歴が前記履歴記憶部に記憶されているか否かを判定する転送条件判定部を有すること
を特徴とする請求項1に記載のデータ送受信装置。 - 前記判定部は、
前記履歴記憶部が記憶する一の受信履歴を選択し、選択した受信履歴が示す受信時の状況が当て嵌まる転送条件が前記転送条件記憶部に記憶されているか否かを判定する履歴判定部を有すること
を特徴とする請求項1又は2に記載のデータ送受信装置。 - 前記転送条件記憶部は、前記受信部が受信するデータが転送条件に該当するか否かを判定するための優先順位を定めた複数の転送条件を記憶してあり、
前記判定部は、優先順位の高い順に、転送条件に受信履歴が示す受信時の状況が当て嵌まるか否かを判定するように構成してあること
を特徴とする請求項1乃至3のいずれか一つに記載のデータ送受信装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008072150A JP2009231955A (ja) | 2008-03-19 | 2008-03-19 | データ送受信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008072150A JP2009231955A (ja) | 2008-03-19 | 2008-03-19 | データ送受信装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009231955A true JP2009231955A (ja) | 2009-10-08 |
Family
ID=41246909
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2008072150A Pending JP2009231955A (ja) | 2008-03-19 | 2008-03-19 | データ送受信装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2009231955A (ja) |
-
2008
- 2008-03-19 JP JP2008072150A patent/JP2009231955A/ja active Pending
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