JP2009231892A - 中継装置およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】既存のLANにおける経路設定の変更作業を要することなく、そのLAN内に増設されるLANの端末から送信されるパケットを回線へ確実に送り出せるようにする。
【手段】中継装置20は、自らのMACアドレスがデフォルトゲートウェイのものであることを案内するARP応答パケットを増設LAN3の端末40−1へ送信する。さらに、既存LAN2の端末30−1,30−2の回線向けIPパケットの送信レートが閾値を上回っている場合、上記とは別の自らのMACアドレスがデフォルトゲートウェイのものであることを案内するARP応答パケットを端末30−1,30−2へ送信する。以後、その端末30−1,30−2から送信される回線向けIPパケットが自らを経由する際、その送信レートを絞り込み、端末40−1におけるIPパケットの送信レートを保証するのに十分な帯域を確保する。
【選択図】図2
【手段】中継装置20は、自らのMACアドレスがデフォルトゲートウェイのものであることを案内するARP応答パケットを増設LAN3の端末40−1へ送信する。さらに、既存LAN2の端末30−1,30−2の回線向けIPパケットの送信レートが閾値を上回っている場合、上記とは別の自らのMACアドレスがデフォルトゲートウェイのものであることを案内するARP応答パケットを端末30−1,30−2へ送信する。以後、その端末30−1,30−2から送信される回線向けIPパケットが自らを経由する際、その送信レートを絞り込み、端末40−1におけるIPパケットの送信レートを保証するのに十分な帯域を確保する。
【選択図】図2
Description
本発明は、QoS(Quality of Service)を制御する機能を持った中継装置に関する。
周知のように、中継装置は、LAN(Local Area Network)とLANとを接続する役割を果たすネットワーク機器である。
ここで、図7に示すように、回線に繋がった既存のLANの中に新たなLANを増設し、その増設されたLANの端末が回線に向けて発信するパケットを回線へ確実に送り出したい、という要請が発生することがある。この場合において、既存のLANから回線に向けて発信されるパケットのトラフィックがあまりに大きくなると、既存のLANと回線の間の中継装置のメモリにおける転送処理待ちキューがそのパケットによってほぼ埋まってしまい、回線の帯域が圧迫された状態になる。この状態を放置したまま、増設されたLANの側から回線に向けてパケットを送信すると、パケットロスを起こすリスクが大きくなる。
ここで、図7に示すように、回線に繋がった既存のLANの中に新たなLANを増設し、その増設されたLANの端末が回線に向けて発信するパケットを回線へ確実に送り出したい、という要請が発生することがある。この場合において、既存のLANから回線に向けて発信されるパケットのトラフィックがあまりに大きくなると、既存のLANと回線の間の中継装置のメモリにおける転送処理待ちキューがそのパケットによってほぼ埋まってしまい、回線の帯域が圧迫された状態になる。この状態を放置したまま、増設されたLANの側から回線に向けてパケットを送信すると、パケットロスを起こすリスクが大きくなる。
このような不都合を防ぐ対策として、既存のLANの中継装置と増設されたLANの中継装置のうち一方にQoS制御を行わせる手法が一般に採られている。QoS制御は、LANなどの広帯域幅の通信網から回線などの狭帯域幅の伝送路へパケットを伝送する場合における帯域割当技術の1つである。QoS制御においては、LANの端末の各々から送信されるパケットをその優先度に応じて分類し、各優先度ごとの送信キューにキューイングする。そして、それらのパケットを優先度の高い送信キューにキューイングされているものから順に読み出し、読み出したパケットを回線の帯域幅に合わせた送信レートで順に送信する。このQoSの制御に関わる処理は、たとえば、特許文献1に開示されている。
既存のLANと回線の間の中継装置にQoS制御を行わせる場合、その中継装置は、既存のLANの端末から自らへ直接送信されるパケットを優先度の低い送信キューにキューイングし、増設したLANから新しい中継装置による転送を経て自らへ送信されるパケットを優先度の高い送信キューにキューイングする。また、増設したLANにおける新しい中継装置にQoS制御を行わせる場合、既存のLANの端末から回線に向けて発信されるパケットが当該中継装置を経由してから既存のLANの中継装置へ向かうようにその転送経路を変更した上で、同様のキューイングを行う。
特開2007−181002号公報
しかしながら、既存のLANに備え付けられている中継装置にはQoS制御に関わるプログラムを実装していないような古い型式のものも多く、実際には、QoSに関わるプログラムを実装した中継装置を購入し、その中継装置により新たなLANの増設を行う、という手法をとらざるを得ないことが多い。そして、増設したLANにおける新しい中継装置にQoS制御を行わせる場合、ユーザは、既存のLANの端末から回線に向けて送信されるパケットが新しい中継装置へ向かうようにそれらの端末の経路設定を個別に変更する、という煩わしい作業を余儀なくされるという問題があった。
本発明は、このような背景の下に案出されたものであり、既存のLANにおける経路設定の変更作業を要することなく、そのLAN内に増設したLANの端末から回線へパケットを確実に送り出せるようにする仕組みを提供することを目的とする。
本発明は、このような背景の下に案出されたものであり、既存のLANにおける経路設定の変更作業を要することなく、そのLAN内に増設したLANの端末から回線へパケットを確実に送り出せるようにする仕組みを提供することを目的とする。
この発明は、当該中継装置のMACアドレス以外のMACアドレスを宛先MACアドレスとするフレームを受信したとき、送信元IPアドレスを同じくするIPパケット毎に受信したフレームに含まれるIPパケットの送信レートを求め、送信レートが閾値を上回ったかを判断する判断手段と、あるIPアドレスを送信元IPアドレスとするIPパケットの送信レートが閾値を上回ったと前記判断手段が判断したとき、その送信元IPアドレスを宛先IPアドレスとし、当該中継装置のMACアドレスを案内するARPパケットを送信するARPパケット送信手段と、IPパケットからフレームを組み立てて送信する手段であって、前記ARPパケットの宛先IPアドレスであったIPアドレスを送信元IPアドレスとするIPパケットを含むフレームよりも、それ以外のIPアドレスを送信元IPアドレスとするIPパケットを含むフレームを優先的に送信する転送処理手段を備える中継装置を提供する。
この発明において、ARPパケット送信手段は、あるIPアドレスを送信元IPアドレスとするIPパケットの送信レートが閾値を上回った場合、その送信元IPアドレスを宛先IPアドレスとし、当該中継装置のMACアドレスを案内するARPパケットを送信する。すると、以後、その送信元は、当該中継装置のMACアドレスを宛先MACアドレスとするフレームを送信するようになる。当該中継装置は、そのフレームを、当該中継装置のMACアドレスを宛先MACアドレスとして別の送信元から送信されるフレームとともに取り込み、後者に含まれるIPパケットの転送処理を前者に含まれるIPパケットの転送処理よりも優先的に行う。これにより、本来であれば当該中継装置を経由しないで回線へ送り出されるはずのフレームに含まれるIPパケットの送信レートを抑えこみ、当該中継装置を経由する別のフレームに含まれるIPパケットを回線へ優先的に送り出すことができる。
以下、図面を参照し、この発明の実施形態を説明する。
図1に示すように、本発明の一実施形態にかかる中継装置20は、別の中継装置10を介して回線1へと繋がるLAN(「既存LAN」という)2に接続され、その既存LAN2の中に新たなLAN(「増設LAN」という)3を形成する。
既存LAN2の端末30−k(k=1,2…:以下、「端末30−k」と総称する)は、ルーティングテーブル31−k(k=1,2…:以下、「ルーティングテーブル31−k」と総称する)を記憶している。ルーティングテーブルは、デフォルトゲートウェイとなる中継装置のIPアドレスや、自らが接続されたLANのネットワークアドレスとそのサブネットマスクを記憶しておくテーブルである。端末30−kのルーティングテーブル31−kには、中継装置10のIPアドレス(192.168.1.XXX)をデフォルトゲートウェイのIPアドレスとする経路設定が定義されている。この経路設定は、ネットワーク管理者の手動設定によりルーティングテーブル31−kに書き込まれたものである。
中継装置20は、既存LAN2の端末30−kにおける経路設定の内容の変更を要することなく、増設LAN3を形成する。そして、増設LAN3に接続される端末40−m(m=1,2…:以下、「端末40−m」と総称する)のルーティングテーブル41−m(m=1,2…:以下、「ルーティングテーブル41−m」と総称する)には、中継装置20のIPアドレス(192.168.2.ZZZ)をデフォルトゲートウェイのIPアドレスとする経路設定が、ネットワーク管理者の手により書き込まれる。
図1に示すように、本発明の一実施形態にかかる中継装置20は、別の中継装置10を介して回線1へと繋がるLAN(「既存LAN」という)2に接続され、その既存LAN2の中に新たなLAN(「増設LAN」という)3を形成する。
既存LAN2の端末30−k(k=1,2…:以下、「端末30−k」と総称する)は、ルーティングテーブル31−k(k=1,2…:以下、「ルーティングテーブル31−k」と総称する)を記憶している。ルーティングテーブルは、デフォルトゲートウェイとなる中継装置のIPアドレスや、自らが接続されたLANのネットワークアドレスとそのサブネットマスクを記憶しておくテーブルである。端末30−kのルーティングテーブル31−kには、中継装置10のIPアドレス(192.168.1.XXX)をデフォルトゲートウェイのIPアドレスとする経路設定が定義されている。この経路設定は、ネットワーク管理者の手動設定によりルーティングテーブル31−kに書き込まれたものである。
中継装置20は、既存LAN2の端末30−kにおける経路設定の内容の変更を要することなく、増設LAN3を形成する。そして、増設LAN3に接続される端末40−m(m=1,2…:以下、「端末40−m」と総称する)のルーティングテーブル41−m(m=1,2…:以下、「ルーティングテーブル41−m」と総称する)には、中継装置20のIPアドレス(192.168.2.ZZZ)をデフォルトゲートウェイのIPアドレスとする経路設定が、ネットワーク管理者の手により書き込まれる。
中継装置10は、回線1と既存LAN2との間のゲートウェイとしての役割を果たす。この中継装置10は、既存LAN1を伝送されるイーサネット(登録商標)フレーム(以下、単に「フレーム」という)のうち自らのMACアドレスを宛先MACアドレスとするものを取り込み、転送処理を行う。この転送処理において、中継装置10は、取り込んだフレームに含まれるIPパケットの宛先IPアドレスと自らのルーティングテーブル(不図示)の内容を基にそのルーティング経路を割り出し、割り出した経路上の直近の中継装置(不図示)のMACアドレスを宛先MACアドレスとするイーサネット(登録商標)ヘッダをそのIPパケットに付加したフレームを組み立て、回線1へ送出する。
端末30−kは、IPパケットを自ら生成し、フレーム送出処理を行う。フレーム送出処理は、IPパケットにヘッダを付加してフレームを組み立て、そのフレームをLANへ送出する処理である。端末30−kは、IPパケットを生成すると、ルーティングテーブル31−kのネットワークアドレスとサブネットマスクとにより特定される既存LAN1のアドレス範囲内にそのIPパケットの宛先IPアドレスが含まれるか否かを判断する。そして、端末30−kは、既存LAN2のアドレス範囲内のものを宛先IPアドレスとするIPパケットについては、既存LAN2外への転送を要しない内部向けIPパケットとしてフレーム送出処理を行い、既存LAN2のアドレス範囲外のものを宛先IPアドレスとするIPパケットについては、既存LAN2外への転送を要する外部向けIPパケットとしてフレーム送出処理を行う。
本実施形態の特徴の一つは、端末30−kによる外部向けIPパケットのフレーム送出処理の処理内容が、中継装置20による関与の下に切り換えられる点にある。この特徴を明らかにするため、まず、増設LAN3が設けられる前の状態における、端末30−kによる外部向けIPパケットのフレーム送出処理について、説明する。
端末30−kは、当該端末30−kが生成したIPパケットが外部向けIPパケットである場合、当該端末30−kのルーティングテーブル31−kにおいて定義されているデフォルトゲートウェイのIPアドレス(192.168.1.XXX)と対応するMACアドレスを、ARP処理を通じて特定する。
ARP処理は、あるIPアドレスと対応するMACアドレスが不明である場合に、そのIPアドレスを記したARP要求パケットを既存LAN2へブロードキャストし、該当のIPアドレスの割り当てを受けている端末30−kまたは中継装置10からそのMACアドレスを案内するARP応答パケットの返信を受ける処理である。このARP処理を通じて特定したIPアドレスとMACアドレスの対は、その特定から所定時間(例えば、2分間)に渡って当該端末30−kのARPテーブル(不図示)に記憶される。端末30−kは、あるIPアドレスと対応するMACアドレスをこのARPテーブルから探索し得なかった場合に、そのMACアドレスが不明である判断して上述のARP処理を実行し、該当のMACアドレスをARPテーブルから探索し得た場合は、ARP処理を実行することなくそのMACアドレスを流用する。
端末30−kは、デフォルトゲートウェイのIPアドレス(192.168.1.XXX)と対応するMACアドレスを特定すると、そのMACアドレスを宛先MACアドレスとするヘッダを外部向けIPパケットに付加したフレームを組み立て、既存LAN2へ送信する。
端末30−kは、当該端末30−kが生成したIPパケットが外部向けIPパケットである場合、当該端末30−kのルーティングテーブル31−kにおいて定義されているデフォルトゲートウェイのIPアドレス(192.168.1.XXX)と対応するMACアドレスを、ARP処理を通じて特定する。
ARP処理は、あるIPアドレスと対応するMACアドレスが不明である場合に、そのIPアドレスを記したARP要求パケットを既存LAN2へブロードキャストし、該当のIPアドレスの割り当てを受けている端末30−kまたは中継装置10からそのMACアドレスを案内するARP応答パケットの返信を受ける処理である。このARP処理を通じて特定したIPアドレスとMACアドレスの対は、その特定から所定時間(例えば、2分間)に渡って当該端末30−kのARPテーブル(不図示)に記憶される。端末30−kは、あるIPアドレスと対応するMACアドレスをこのARPテーブルから探索し得なかった場合に、そのMACアドレスが不明である判断して上述のARP処理を実行し、該当のMACアドレスをARPテーブルから探索し得た場合は、ARP処理を実行することなくそのMACアドレスを流用する。
端末30−kは、デフォルトゲートウェイのIPアドレス(192.168.1.XXX)と対応するMACアドレスを特定すると、そのMACアドレスを宛先MACアドレスとするヘッダを外部向けIPパケットに付加したフレームを組み立て、既存LAN2へ送信する。
ここで、増設LAN3が設けられる前の状態において、端末30−kが、デフォルトゲートウェイのIPアドレス(192.168.1.XXX)を記したARP要求パケットを送信した場合、それに対してARP応答パケットを返信するのは、そのIPアドレスの割り当てを受けている中継装置10だけである。このため、端末30−kは、外部向けIPパケットを生成するたび、中継装置10のMACアドレスを宛先MACアドレスとするヘッダをそのパケットに付加したフレームを組み立てて送出するように仕向けられる。そして、このフレームは、中継装置10によって取り込まれ、その転送処理に供される。
以上を踏まえ、中継装置20の動作の概要について、図2(A)、図2(B)、図2(C)、図2(D)を参照して説明する。
中継装置20は、増設LAN3の端末40−mから自らのMACアドレスを宛先MACアドレスとして送出されるフレームについて、中継装置10と同様の転送処理を行う。それと併せて、中継装置20は、既存LAN2の端末30−kを送信元とする外部向けIPパケットであって増設LAN3の端末40−mのものを宛先IPアドレスとしないもの、つまり、中継装置10から回線1への転送を要する外部向けIPパケット(以下、この外部向けIPパケットを特に「回線向けIPパケット」という)の送信レートを計測する処理を行う(図2(A))。そして、既存LAN2の端末30−kの最新の送信レートが閾値を超えると、その端末30−kに対して自らのMACアドレスがデフォルトゲートウェイのものであることを案内するARP応答パケット(図2(B)の端末30−1に向かう矢印線)を送信する。以後、その端末30−kは、外部向けIPパケットを生成するたび、中継装置20のMACアドレスを宛先MACアドレスとするヘッダをそのパケットに付加したフレームを組み立て送出するように仕向けられる。
このようにして、中継装置20は、端末30−kから送信されるフレームであって回線向けIPパケットを含むものが自らによる転送処理を経てから中継装置10の転送処理に供されるようなルーティング状態を作り出す。その上で、中継装置20は、端末30−kから送信されるフレームであって回線向けIPパケットを含むものの転送処理を行うにあたり、その送信レートを低く抑え込むようなQoS制御を行い、増設LAN3の端末40−mから送信されるフレームであって回線向けIPパケットを含むものの転送処理を優先して行う(図2(C))。QoS制御の内容は、後述する。これにより、中継装置10の転送処理において、増設LAN3の端末40−mを送信元とするIPパケットの送信レートを保証するに十分な帯域幅が確保される。そして、中継装置20は、その端末30−kにおける最新の送信レートが閾値を下回ると、中継装置10のMACアドレスがデフォルトゲートウェイのものであること案内するARPパケット(図2(D)の端末30−1に向かう矢印線)を送信し、元のルーティング状態を復元する。
以上が、中継装置20の動作の概要である。
中継装置20は、増設LAN3の端末40−mから自らのMACアドレスを宛先MACアドレスとして送出されるフレームについて、中継装置10と同様の転送処理を行う。それと併せて、中継装置20は、既存LAN2の端末30−kを送信元とする外部向けIPパケットであって増設LAN3の端末40−mのものを宛先IPアドレスとしないもの、つまり、中継装置10から回線1への転送を要する外部向けIPパケット(以下、この外部向けIPパケットを特に「回線向けIPパケット」という)の送信レートを計測する処理を行う(図2(A))。そして、既存LAN2の端末30−kの最新の送信レートが閾値を超えると、その端末30−kに対して自らのMACアドレスがデフォルトゲートウェイのものであることを案内するARP応答パケット(図2(B)の端末30−1に向かう矢印線)を送信する。以後、その端末30−kは、外部向けIPパケットを生成するたび、中継装置20のMACアドレスを宛先MACアドレスとするヘッダをそのパケットに付加したフレームを組み立て送出するように仕向けられる。
このようにして、中継装置20は、端末30−kから送信されるフレームであって回線向けIPパケットを含むものが自らによる転送処理を経てから中継装置10の転送処理に供されるようなルーティング状態を作り出す。その上で、中継装置20は、端末30−kから送信されるフレームであって回線向けIPパケットを含むものの転送処理を行うにあたり、その送信レートを低く抑え込むようなQoS制御を行い、増設LAN3の端末40−mから送信されるフレームであって回線向けIPパケットを含むものの転送処理を優先して行う(図2(C))。QoS制御の内容は、後述する。これにより、中継装置10の転送処理において、増設LAN3の端末40−mを送信元とするIPパケットの送信レートを保証するに十分な帯域幅が確保される。そして、中継装置20は、その端末30−kにおける最新の送信レートが閾値を下回ると、中継装置10のMACアドレスがデフォルトゲートウェイのものであること案内するARPパケット(図2(D)の端末30−1に向かう矢印線)を送信し、元のルーティング状態を復元する。
以上が、中継装置20の動作の概要である。
図3に示すように、中継装置20は、2つの通信インターフェース21,22、端末管理モジュール23、ARPモジュール24、およびQoSモジュール25を有する。
通信インターフェース21,22は、例えば、NIC(Network Interface Card)である。これらの通信インターフェース21,22は、固有のMACアドレスをそれぞれ有している。通信インターフェース21は、増設LAN3を伝送されるフレームのうち、通信インターフェース21のMACアドレスを宛先MACアドレスとするものを取り込み、取り込んだフレームに含まれるパケットを端末管理モジュール23に引き渡す。通信インターフェース22は、既存LAN2を伝送されるすべてのフレームを取り込み、取り込んだフレームに含まれるパケットを端末管理モジュール23に引き渡す。
端末管理モジュール23、ARPモジュール24、およびQoSモジュール25の各々は、中継装置20のCPU(Central Processing Unit:不図示)により実行される制御プログラムにおけるルーティンである。
これらのモジュールのうち、端末管理モジュール23は、「当該中継装置のMACアドレス以外のMACアドレスを宛先MACアドレスとするフレームを受信したとき、送信元IPアドレスを同じくするIPパケット毎に受信したフレームに含まれるIPパケットの送信レートを求め、送信レートが閾値を上回ったかを判断する判断手段」を構成する。また、ARPモジュール24は、「あるIPアドレスを送信元IPアドレスとするIPパケットの送信レートが閾値を上回ったとき、その送信元IPアドレスを宛先IPアドレスとし、当該中継装置のMACアドレスを案内するARPパケットを送信するARPパケット送信手段」を構成し、QoSモジュール25は、「IPパケットからフレームを組み立てて送信する手段であって、ARPパケットの宛先IPアドレスであったIPアドレスを送信元IPアドレスとするIPパケットを含むフレームよりも、それ以外のIPアドレスを送信元IPアドレスとするIPパケットを含むフレームを優先的に送信する転送処理手段」を構成する。
通信インターフェース21,22は、例えば、NIC(Network Interface Card)である。これらの通信インターフェース21,22は、固有のMACアドレスをそれぞれ有している。通信インターフェース21は、増設LAN3を伝送されるフレームのうち、通信インターフェース21のMACアドレスを宛先MACアドレスとするものを取り込み、取り込んだフレームに含まれるパケットを端末管理モジュール23に引き渡す。通信インターフェース22は、既存LAN2を伝送されるすべてのフレームを取り込み、取り込んだフレームに含まれるパケットを端末管理モジュール23に引き渡す。
端末管理モジュール23、ARPモジュール24、およびQoSモジュール25の各々は、中継装置20のCPU(Central Processing Unit:不図示)により実行される制御プログラムにおけるルーティンである。
これらのモジュールのうち、端末管理モジュール23は、「当該中継装置のMACアドレス以外のMACアドレスを宛先MACアドレスとするフレームを受信したとき、送信元IPアドレスを同じくするIPパケット毎に受信したフレームに含まれるIPパケットの送信レートを求め、送信レートが閾値を上回ったかを判断する判断手段」を構成する。また、ARPモジュール24は、「あるIPアドレスを送信元IPアドレスとするIPパケットの送信レートが閾値を上回ったとき、その送信元IPアドレスを宛先IPアドレスとし、当該中継装置のMACアドレスを案内するARPパケットを送信するARPパケット送信手段」を構成し、QoSモジュール25は、「IPパケットからフレームを組み立てて送信する手段であって、ARPパケットの宛先IPアドレスであったIPアドレスを送信元IPアドレスとするIPパケットを含むフレームよりも、それ以外のIPアドレスを送信元IPアドレスとするIPパケットを含むフレームを優先的に送信する転送処理手段」を構成する。
次に、本実施形態の動作の詳細について説明する。
図4は、端末管理処理を示すフローチャートである。図5は、ARP処理を示すフローチャートである。端末管理処理は端末管理モジュール23が実行する処理である。ARP処理はARPモジュール24が実行する処理である。
ここで、端末管理モジュール23およびARPモジュール24が図4および図5に示す一連の処理をそれぞれ実行するにあたり、QoSモジュール25は、2つのソフトウェアキューをRAM(不図示)に形成する。2つのソフトウェアキューには、「high」と「low」の優先順位がそれぞれ割り当てられる。これらのソフトウェアキューは、端末管理処理およびARP処理と並行してQoSモジュール25が実行するQoS制御において利用される。QoS制御の詳細は、後述する。
図4は、端末管理処理を示すフローチャートである。図5は、ARP処理を示すフローチャートである。端末管理処理は端末管理モジュール23が実行する処理である。ARP処理はARPモジュール24が実行する処理である。
ここで、端末管理モジュール23およびARPモジュール24が図4および図5に示す一連の処理をそれぞれ実行するにあたり、QoSモジュール25は、2つのソフトウェアキューをRAM(不図示)に形成する。2つのソフトウェアキューには、「high」と「low」の優先順位がそれぞれ割り当てられる。これらのソフトウェアキューは、端末管理処理およびARP処理と並行してQoSモジュール25が実行するQoS制御において利用される。QoS制御の詳細は、後述する。
また、端末管理モジュール23は、図4に示す一連の処理を実行するにあたり、図6に示す端末管理テーブルをRAMに形成する。端末管理テーブルは、既存LAN2における端末30−kと対応するレコードの集合体である。1つの端末30−kと対応する1つのレコードにおいて、「IPアドレス」のフィールドは、その端末30−kに割り当てられたIPアドレスを示し、「送信レート」のフィールドは、その端末30−kを送信元とする回線向けIPパケットの最新の送信レート(kbps)を示す。また、「状態」のフィールドは、回線向けIPパケットの送信の抑制を要する状態である「要抑制状態」、およびそのような抑制を要しない状態である「抑制不要状態」のうち一方の状態データを示す。
端末管理モジュール23は、端末30−kごとに算出した送信レートにより各レコードにおける「送信レート」のフィールドを更新する。そして、あるレコードの「送信レート」のフィールドが閾値を上回っている間は、そのレコードの「状態」のフィールドを「抑制不要状態」から「要抑制状態」に変更する。詳しくは、後述する。
端末管理モジュール23は、端末30−kごとに算出した送信レートにより各レコードにおける「送信レート」のフィールドを更新する。そして、あるレコードの「送信レート」のフィールドが閾値を上回っている間は、そのレコードの「状態」のフィールドを「抑制不要状態」から「要抑制状態」に変更する。詳しくは、後述する。
図4において、端末管理モジュール23は、通信インターフェース21,22からパケットの引き渡しを受けると、そのパケットがARPパケットであるか否かを判断する(S101)。
そして、端末管理モジュール23は、引き渡されたパケットがARPパケットであると判断した場合(S101:Yes)、そのARPパケットをARPモジュール24に引き渡した後(S102)、処理を終了し、次のパケットの引き渡しを待つ。
そして、端末管理モジュール23は、引き渡されたパケットがARPパケットであると判断した場合(S101:Yes)、そのARPパケットをARPモジュール24に引き渡した後(S102)、処理を終了し、次のパケットの引き渡しを待つ。
図5において、ARPモジュール24は、端末管理モジュール23からARPパケットの引き渡しを受けると、そのARPパケットがARP要求パケットであるか否かを判断する(S201)。端末管理モジュール23から引き渡されたARPパケットがARP要求パケットであると判断した場合(S201:Yes)、ARPモジュール24は、そのARP要求パケットが、自身のIPアドレス(192.168.1.YYY または 192.168.2.ZZZ)と対応するMACアドレスを問い合わせるものであるか否かを判断する(S202)。
ステップS202において、ARP要求パケットが自身のIPアドレスと対応するMACアドレスを問い合わせるものであると判断した場合(S202:Yes)、ARPモジュール24は、通信インターフェース21または22のMACアドレスを案内するARP応答パケットであってそのARP要求パケットの送信元を宛先IPアドレスとするものを通信インターフェース21または22に引き渡し、そのARP応答パケットを含むフレームを通信インターフェース21から増設LAN3または既存LAN2へ送信させた後(S203)、処理を終了し、次のARPパケットの引き渡しを待つ。ステップS202において、ARP要求パケットが自身のIPアドレスと対応するMACアドレスを問い合わせるものでないと判断した場合(S202:No)、ARPモジュール24は、ステップS203を実行することなく、処理を終了する。
ステップS202において、ARP要求パケットが自身のIPアドレスと対応するMACアドレスを問い合わせるものであると判断した場合(S202:Yes)、ARPモジュール24は、通信インターフェース21または22のMACアドレスを案内するARP応答パケットであってそのARP要求パケットの送信元を宛先IPアドレスとするものを通信インターフェース21または22に引き渡し、そのARP応答パケットを含むフレームを通信インターフェース21から増設LAN3または既存LAN2へ送信させた後(S203)、処理を終了し、次のARPパケットの引き渡しを待つ。ステップS202において、ARP要求パケットが自身のIPアドレスと対応するMACアドレスを問い合わせるものでないと判断した場合(S202:No)、ARPモジュール24は、ステップS203を実行することなく、処理を終了する。
ステップS201において、端末管理モジュール23から引き渡されたARPパケットがARP要求パケットでないと判断した場合(S201:No)、すなわち、そのARPパケットがARP応答パケットである場合、ARPモジュール24は、そのARP応答パケットの送信元が、中継装置10であるか否かを判断する(S204)。
ステップS204において、ARP応答パケットの送信元が中継装置10であると判断した場合(S204:Yes)、ARPモジュール24は、通信インターフェース22のMACアドレスがデフォルトゲートウェイのIPアドレス(192.168.1.XXX)と対応するものであることを案内するARP応答パケットであって要抑制状態にあるすべての端末30−kのIPアドレスを宛先IPアドレスとするものを、通信インターフェース22に引き渡し、そのARP応答パケットを含むフレームを通信インターフェース22から既存LAN2へ送信させた後(S205)、処理を終了する。また、ARP応答パケットの送信元が中継装置10でないと判断した場合(ステップS204:No)、ステップS205を実行することなく処理を終了する。
ステップS204において、ARP応答パケットの送信元が中継装置10であると判断した場合(S204:Yes)、ARPモジュール24は、通信インターフェース22のMACアドレスがデフォルトゲートウェイのIPアドレス(192.168.1.XXX)と対応するものであることを案内するARP応答パケットであって要抑制状態にあるすべての端末30−kのIPアドレスを宛先IPアドレスとするものを、通信インターフェース22に引き渡し、そのARP応答パケットを含むフレームを通信インターフェース22から既存LAN2へ送信させた後(S205)、処理を終了する。また、ARP応答パケットの送信元が中継装置10でないと判断した場合(ステップS204:No)、ステップS205を実行することなく処理を終了する。
上述したように、中継装置10は、既存LAN2の端末30−kから、そのルーティングテーブル31−kにおけるデフォルトゲートウェイのIPアドレス(192.168.1.XXX)を記したARP要求パケットが送信されるたび、自らのMACアドレスを案内するARP応答パケットを返信している。これにより、端末30−kのARPテーブルには、そのデフォルトゲートウェイのIPアドレス(192.168.1.XXX)と対応するものとしてとして中継装置10のMACアドレスが書き込まれる。これに対し、ステップS205においては、本来であればその中継装置10だけが送信するはずのARP応答パケットを、当該中継装置20の通信インターフェース22から既存LAN2へ送信させる。その結果、端末30−kは、中継装置10を送信元とするARP応答パケットを受信し、そのARP応答パケットにより案内される中継装置10のMACアドレスをARPテーブルに書き込んだ直後に、中継装置20を送信元とするARP応答パケットを受信する。そして、後から受信したほうのARP応答パケットにより案内される通信インターフェース22のMACアドレスを、ARPテーブルにさらに上書きする。よって、以後、端末30−kは、所定時間(たとえば、2分間)の経過によりARPテーブルからそのIPアドレス(192.168.1.XXX)と通信インターフェース22のMACアドレスの対が消去されるまで、外部向けIPパケットにその通信インターフェース22のMACアドレスを宛先MACアドレスとして付加したフレームを送信する。
図4において、通信インターフェース21,22から引き渡されたパケットがARPパケットでないと判断した場合(S101:No)、端末管理モジュール23は、そのパケットが、IPパケットであるか否かを判断する(S103)。
さらに、端末管理モジュール23は、パケットがIPパケットであると判断した場合(S103:Yes)、そのIPパケットの送信元IPアドレスが当該中継装置20のものであるか否かを判断する(S104)。
ステップS103において、通信インターフェース21,22から引き渡されたパケットがIPパケットでないと判断した場合(S103:No)、または、ステップS104において、IPパケットの送信元IPアドレスが当該中継装置20のものでないと判断した場合(S104:No)、各々に後続するステップを実行することなく、処理を終了する。
さらに、端末管理モジュール23は、パケットがIPパケットであると判断した場合(S103:Yes)、そのIPパケットの送信元IPアドレスが当該中継装置20のものであるか否かを判断する(S104)。
ステップS103において、通信インターフェース21,22から引き渡されたパケットがIPパケットでないと判断した場合(S103:No)、または、ステップS104において、IPパケットの送信元IPアドレスが当該中継装置20のものでないと判断した場合(S104:No)、各々に後続するステップを実行することなく、処理を終了する。
端末管理モジュール23は、ステップS104において、IPパケットの送信元IPアドレスが当該中継装置20のものでないと判断した場合(S104:No)、そのIPパケットが回線向けIPパケットであるか否かを判断する(S105)。IPパケットの送信先IPアドレスが既存LAN2または増設LAN3のものである場合、このステップS105の判断結果は「No」となり、それらのいずれのものでもない場合、ステップS105の判断結果は「Yes」となる。
端末管理モジュール23は、ステップS105において、IPパケットが回線向けIPパケットであると判断した場合(S105:Yes)、端末管理テーブルにおける該当のレコードの「送信レート」のフィールドを、そのIPパケットのヘッダ部に記されたパケット長を基に算出した最新の値に更新する(S106)。より詳細には、回線向けIPパケットを送信するたびに、その時点を含む最新の所定時間(たとえば、60秒)に送信した回線向けIPパケットのパケット長の総計を求め、求めた総計をその所定時間で除算した値を該当のフィールドの「送信レート」のフィールドに上書きする。
端末管理モジュール23は、ステップS105において、IPパケットが回線向けIPパケットであると判断した場合(S105:Yes)、端末管理テーブルにおける該当のレコードの「送信レート」のフィールドを、そのIPパケットのヘッダ部に記されたパケット長を基に算出した最新の値に更新する(S106)。より詳細には、回線向けIPパケットを送信するたびに、その時点を含む最新の所定時間(たとえば、60秒)に送信した回線向けIPパケットのパケット長の総計を求め、求めた総計をその所定時間で除算した値を該当のフィールドの「送信レート」のフィールドに上書きする。
続いて、端末管理モジュール23は、端末管理テーブルから、「状態」のフィールドが「抑制不要状態」であるすべてのレコードを探索し、該当のレコードにおける「送信レート」が示す送信レートをQoSモジュール25へ通知する(S107)。QoSモジュール25は、この送信レートに従い、以後のQoS制御を実行する。
後に詳述するように、端末管理モジュール23は、外部向けIPパケットであって当該中継装置20の転送処理に供するものをQoSモジュール25に引き渡す(図4のステップS114)。QoS制御において、QoSモジュール25は、端末管理モジュール23から引き渡される外部向けIPパケットを、端末40−mのIPアドレスを送信元IPアドレスとするものと端末30−kのIPアドレスを送信元IPアドレスとするものとに分類し、前者を「high」の優先順位が割り当てられたソフトウェアキューへ、後者を「low」の優先順位が割り当てられたソフトウェアキューへ順に書き込む。そして、両ソフトウェアキューにおけるパケットを、以下に示すa.〜c.のスケジューリングルールに従って1つずつ転送処理に供する。
a.端末管理モジュール23から通知される送信レートの総計T1を回線1の利用可能帯域幅T0から減算した値を、自らのQoS制御に割り当てられた帯域幅T2とする。
b.T2に十分に高い割合(例えば、9/10)を乗算した送信レートを、「high」の優先順位を割り当てたソフトウェアキューにおけるパケットの目標送信レートT3とし、その残りの送信レートを、「low」の優先順位を割り当てたソフトウェアキューにおけるパケットの目標送信レートT4とする。
c. 目標送信レートT3を「high」の優先順位を割り当てたソフトウェアキューにおけるパケットの読み出し時間間隔に換算するとともに、目標送信レートT4を「low」の優先順位を割り当てたソフトウェアキューにおけるパケットの読み出し時間間隔に換算し、各々について換算した時間間隔をあけてそれらのソフトウェアキューから1つずつパケットを読み出し、読み出したパケットを転送処理に供する。
ここで、「high」および「low」の優先順位が割り当てられたソフトウェアキューの各々へ書き込み可能なパケットの数には限りがある。よって、既にパケットで一杯になっているソフトウェアキューへの書き込みを要するパケットが、端末管理モジュール23からQoSモジュール25へ引き渡された場合、そのパケットは、a.〜c.のスケジューリングルールに従った転送処理に供されることなく、破棄される可能性がある。
後に詳述するように、端末管理モジュール23は、外部向けIPパケットであって当該中継装置20の転送処理に供するものをQoSモジュール25に引き渡す(図4のステップS114)。QoS制御において、QoSモジュール25は、端末管理モジュール23から引き渡される外部向けIPパケットを、端末40−mのIPアドレスを送信元IPアドレスとするものと端末30−kのIPアドレスを送信元IPアドレスとするものとに分類し、前者を「high」の優先順位が割り当てられたソフトウェアキューへ、後者を「low」の優先順位が割り当てられたソフトウェアキューへ順に書き込む。そして、両ソフトウェアキューにおけるパケットを、以下に示すa.〜c.のスケジューリングルールに従って1つずつ転送処理に供する。
a.端末管理モジュール23から通知される送信レートの総計T1を回線1の利用可能帯域幅T0から減算した値を、自らのQoS制御に割り当てられた帯域幅T2とする。
b.T2に十分に高い割合(例えば、9/10)を乗算した送信レートを、「high」の優先順位を割り当てたソフトウェアキューにおけるパケットの目標送信レートT3とし、その残りの送信レートを、「low」の優先順位を割り当てたソフトウェアキューにおけるパケットの目標送信レートT4とする。
c. 目標送信レートT3を「high」の優先順位を割り当てたソフトウェアキューにおけるパケットの読み出し時間間隔に換算するとともに、目標送信レートT4を「low」の優先順位を割り当てたソフトウェアキューにおけるパケットの読み出し時間間隔に換算し、各々について換算した時間間隔をあけてそれらのソフトウェアキューから1つずつパケットを読み出し、読み出したパケットを転送処理に供する。
ここで、「high」および「low」の優先順位が割り当てられたソフトウェアキューの各々へ書き込み可能なパケットの数には限りがある。よって、既にパケットで一杯になっているソフトウェアキューへの書き込みを要するパケットが、端末管理モジュール23からQoSモジュール25へ引き渡された場合、そのパケットは、a.〜c.のスケジューリングルールに従った転送処理に供されることなく、破棄される可能性がある。
端末管理モジュール23は、それまで抑制不要状態であった端末30−kのうち、送信レートが閾値を上回ったものがあるか否かを判断する(S108)。具体的には、端末管理テーブル(図6)において、「状態」のフィールドが「抑制不要状態」で且つ「送信レート」のフィールドが閾値を上回っているレコードがあるか否かを判断する。
ステップS108において、送信レートが閾値を上回った端末30−kがないと判断した場合(S108:No)、端末管理モジュール23は、それまで要抑制状態であった端末30−kのうち、送信レートが閾値を下回ったものがあるか否かを判断する(S109)。具体的には、端末管理テーブルにおいて、「状態」のフィールドが「要抑制状態」で且つ「送信レート」のフィールドが閾値を下回っているレコードがあるか否かを判断する。
ステップS108において、送信レートが閾値を上回った端末30−kがないと判断した場合(S108:No)、端末管理モジュール23は、それまで要抑制状態であった端末30−kのうち、送信レートが閾値を下回ったものがあるか否かを判断する(S109)。具体的には、端末管理テーブルにおいて、「状態」のフィールドが「要抑制状態」で且つ「送信レート」のフィールドが閾値を下回っているレコードがあるか否かを判断する。
ステップS108において、送信レートが閾値を上回った端末30−kがあると判断した場合(S108:Yes)、または、ステップS109において、送信レートが閾値を下回った端末30−kがあると判断した場合(S109:Yes)、端末管理モジュール23は、ARPモジュール24に対してARP応答パケットの送信の指示を下す(S110)。この指示の具体的な内容は、以下の通りである。
a.ある端末30−kの送信レートが閾値を上回った場合(ステップS108の判断結果がYesであった場合)
この場合、その端末30−kのIPアドレスを宛先IPアドレスとし、通信インターフェース22のMACアドレスが、デフォルトゲートウェイのIPアドレス(192.168.1.XXX)と対応するものであること案内するARP応答パケットの送信の指示を下す。端末30−kは、この指示に従って通信インターフェース22から既存LAN2へ送信されたARP応答パケットを受信すると、以後、外部向けIPパケットを生成するたび、中継装置20の通信インターフェース22のMACアドレスをそのパケットに宛先MACアドレスとして付加したフレームを送信する。
b.ある端末30−kの送信レートが閾値を下回った場合(ステップS109の判断結果がYesであった場合)
この場合、その端末30−kのIPアドレスを宛先IPアドレスとし、中継装置10のMACアドレスが、デフォルトゲートウェイのIPアドレス(192.168.1.XXX)と対応するものであること案内するARP応答パケットの送信の指示を下す。端末30−kは、この指示に従って通信インターフェース22から既存LAN2へ送信されたARP応答パケットを受信すると、以後、外部向けIPパケットを生成するたび、中継装置10のMACアドレスをそのパケットに宛先MACアドレスとして付加したフレームを送信する。
a.ある端末30−kの送信レートが閾値を上回った場合(ステップS108の判断結果がYesであった場合)
この場合、その端末30−kのIPアドレスを宛先IPアドレスとし、通信インターフェース22のMACアドレスが、デフォルトゲートウェイのIPアドレス(192.168.1.XXX)と対応するものであること案内するARP応答パケットの送信の指示を下す。端末30−kは、この指示に従って通信インターフェース22から既存LAN2へ送信されたARP応答パケットを受信すると、以後、外部向けIPパケットを生成するたび、中継装置20の通信インターフェース22のMACアドレスをそのパケットに宛先MACアドレスとして付加したフレームを送信する。
b.ある端末30−kの送信レートが閾値を下回った場合(ステップS109の判断結果がYesであった場合)
この場合、その端末30−kのIPアドレスを宛先IPアドレスとし、中継装置10のMACアドレスが、デフォルトゲートウェイのIPアドレス(192.168.1.XXX)と対応するものであること案内するARP応答パケットの送信の指示を下す。端末30−kは、この指示に従って通信インターフェース22から既存LAN2へ送信されたARP応答パケットを受信すると、以後、外部向けIPパケットを生成するたび、中継装置10のMACアドレスをそのパケットに宛先MACアドレスとして付加したフレームを送信する。
続いて、端末管理モジュール23は、端末管理テーブルにおける該当のレコードの「状態」のフィールドを更新する(S111)。より詳細に説明すると、端末管理テーブルにおいて、「状態」のフィールドが「要抑制状態」で且つ「送信レート」のフィールドが閾値を下回っているレコードがある場合、その「状態」のフィールドを「抑制不要状態」に変更する一方、「状態」のフィールドが「抑制不要状態」で且つ「送信レート」のフィールドが閾値を上回っているレコードがある場合、その「状態」のフィールドを「要抑制状態」に変更する。
ステップS109において、送信レートが閾値を下回った端末30−kがないと判断した場合(S109:No)、ステップS110およびステップS111を実行することなく、次のステップへ進む。また、ステップS105において、IPパケットが回線向けIPパケットでないと判断した場合(S105:No)、ステップS106〜ステップS111を実行することなく、以降のステップに進む。
ステップS109において、送信レートが閾値を下回った端末30−kがないと判断した場合(S109:No)、ステップS110およびステップS111を実行することなく、次のステップへ進む。また、ステップS105において、IPパケットが回線向けIPパケットでないと判断した場合(S105:No)、ステップS106〜ステップS111を実行することなく、以降のステップに進む。
端末管理モジュール23は、IPパケットが、当該中継装置20の通信インターフェース21,22のMACアドレスを宛先MACアドレスとするフレームに含まれていたものであるか否か判断する(S112)。このステップS112の判断結果が「No」である場合、そのIPパケットを含むフレームは、本来であれば他の端末30−kまたは中継装置10によってのみ取り込まれるものである。よって、この場合(S112:No)、処理を終了する。
一方、IPパケットが当該中継装置20の通信インターフェース21,22のMACアドレスを宛先MACアドレスとするフレームに含まれていたものである場合(S112:Yes)、端末管理モジュール23は、そのIPパケットの宛先IPアドレスが増設LAN3における端末30−kのものであるか否かを判断する(S113)。このステップS113の判断結果が「No」である場合、そのIPパケットは、当該中継装置20による転送処理を要する外部向けIPパケットである。よって、この場合(S113:No)、端末管理モジュール23は、そのIPパケットをQoSモジュール25に引き渡した後(S114)、処理を終了する。このQoSモジュール25が、IPパケットを、「high」または「low」のソフトウェアキューへキューイングし、スケジューリングルールa.〜c.に従って順に転送処理に供することは、上述した通りである。
ステップS113において、IPパケットの宛先IPアドレスが増設LAN3における端末40−mのものであると判断した場合(S113:Yes)、端末管理モジュール23は、そのIPパケットを通信インターフェース21に引き渡し、そのIPパケットを含むフレームを通信インターフェース21から増設LAN3へ送信させた後(S115)、処理を終了する。
一方、IPパケットが当該中継装置20の通信インターフェース21,22のMACアドレスを宛先MACアドレスとするフレームに含まれていたものである場合(S112:Yes)、端末管理モジュール23は、そのIPパケットの宛先IPアドレスが増設LAN3における端末30−kのものであるか否かを判断する(S113)。このステップS113の判断結果が「No」である場合、そのIPパケットは、当該中継装置20による転送処理を要する外部向けIPパケットである。よって、この場合(S113:No)、端末管理モジュール23は、そのIPパケットをQoSモジュール25に引き渡した後(S114)、処理を終了する。このQoSモジュール25が、IPパケットを、「high」または「low」のソフトウェアキューへキューイングし、スケジューリングルールa.〜c.に従って順に転送処理に供することは、上述した通りである。
ステップS113において、IPパケットの宛先IPアドレスが増設LAN3における端末40−mのものであると判断した場合(S113:Yes)、端末管理モジュール23は、そのIPパケットを通信インターフェース21に引き渡し、そのIPパケットを含むフレームを通信インターフェース21から増設LAN3へ送信させた後(S115)、処理を終了する。
このように、本実施形態にかかる中継装置20、既存LAN2の端末30−kによって送信され、本来であれば中継装置20を経由せずに中継装置10に受信されるはずの回線向けIPパケットを、当該中継装置20を経由して中継装置10に受信されるように仕向ける。その上で、その回線向けIPパケットが当該中継装置20を経由する際、QoSモジュール25によるQoS制御に供することにより、その送信レートを抑えこむ。これにより、中継装置10による転送処理において、端末40−mが送信するIPパケットの送信レートを保証するのに十分な帯域を確保することができる。
また、既存LAN2における端末30−kから送信される回線向けIPパケットのすべてではなく、その送信レートが高いものだけが当該中継装置20を経由して中継装置10に受信されるように仕向けられるため、中継装置20自体の処理負担をそれほど大きくすることなく、上述した帯域の確保を実現できる。
また、既存LAN2における端末30−kから送信される回線向けIPパケットのすべてではなく、その送信レートが高いものだけが当該中継装置20を経由して中継装置10に受信されるように仕向けられるため、中継装置20自体の処理負担をそれほど大きくすることなく、上述した帯域の確保を実現できる。
以上、この発明の一実施形態について説明したが、この発明には他にも実施形態があり得る。例えば、以下の通りである。
(1)上記実施形態において、端末管理モジュール23は、IPパケットが回線向けIPパケットであると判断するたびに、端末管理テーブルにおける該当のレコードの「送信レート」のフィールドを更新した。しかし、送信レートが閾値を跨いで刹那的に変化する事態を防ぐべく、タイマにより計測した所定時間ごとにこの更新を行ってもよい。
(2)上記実施形態において、中継装置20は、ある端末30−kの最新の送信レートが閾値を上回った場合(ステップS108:Yes)、または、ある端末30−kの最新の送信レートが閾値を下回った場合(ステップS109:Yes)に、その端末30−kへのARP応答パケットの送信を行ってから(S110)、端末管理テーブルにおける該当のレコードの「状態」のフィールドを更新した(S111)。しかし、テーブル更新を先に行ってからARP応答パケットの送信を行ってもよい。
(3)上記実施形態において、中継装置20は、ある端末30−kの送信レートが閾値を上回った場合(ステップS108:Yes)、中継装置20の通信インターフェース22のMACアドレスがデフォルトゲートウェイのものであることを案内するARP応答パケットを既存LAN2のすべての端末30−kへ送信し、以後、それらの端末30−kから送信されるIPパケットをQoSモジュール25による制御の下におくようにしてもよい。
(4)上記実施形態において、中継装置20は、ある端末30−kの最新の送信レートが閾値を下回った場合(ステップS109:Yes)、ARP応答パケットを送信することなく、以後、中継装置10からARP応答パケットが改めて送信され、元のルーティング状態が復元されるのを待つようにしてもよい。
(5)上記実施形態にかかる中継装置の制御プログラムを実装していないコンピュータにその制御プログラムをインストールし、端末管理モジュール23、ARPモジュール24、およびQoSモジュール25をそのコンピュータに実現させてもよい。
(1)上記実施形態において、端末管理モジュール23は、IPパケットが回線向けIPパケットであると判断するたびに、端末管理テーブルにおける該当のレコードの「送信レート」のフィールドを更新した。しかし、送信レートが閾値を跨いで刹那的に変化する事態を防ぐべく、タイマにより計測した所定時間ごとにこの更新を行ってもよい。
(2)上記実施形態において、中継装置20は、ある端末30−kの最新の送信レートが閾値を上回った場合(ステップS108:Yes)、または、ある端末30−kの最新の送信レートが閾値を下回った場合(ステップS109:Yes)に、その端末30−kへのARP応答パケットの送信を行ってから(S110)、端末管理テーブルにおける該当のレコードの「状態」のフィールドを更新した(S111)。しかし、テーブル更新を先に行ってからARP応答パケットの送信を行ってもよい。
(3)上記実施形態において、中継装置20は、ある端末30−kの送信レートが閾値を上回った場合(ステップS108:Yes)、中継装置20の通信インターフェース22のMACアドレスがデフォルトゲートウェイのものであることを案内するARP応答パケットを既存LAN2のすべての端末30−kへ送信し、以後、それらの端末30−kから送信されるIPパケットをQoSモジュール25による制御の下におくようにしてもよい。
(4)上記実施形態において、中継装置20は、ある端末30−kの最新の送信レートが閾値を下回った場合(ステップS109:Yes)、ARP応答パケットを送信することなく、以後、中継装置10からARP応答パケットが改めて送信され、元のルーティング状態が復元されるのを待つようにしてもよい。
(5)上記実施形態にかかる中継装置の制御プログラムを実装していないコンピュータにその制御プログラムをインストールし、端末管理モジュール23、ARPモジュール24、およびQoSモジュール25をそのコンピュータに実現させてもよい。
1…回線、2…既存LAN、3…増設LAN、10,20…中継装置、30,40…端末、21,22…通信インターフェース、23…端末管理モジュール、24…ARPモジュール、25…QoSモジュール。
Claims (4)
- 当該中継装置のMACアドレス以外のMACアドレスを宛先MACアドレスとするフレームを受信したとき、送信元IPアドレスを同じくするIPパケット毎に受信したフレームに含まれるIPパケットの送信レートを求め、送信レートが閾値を上回ったかを判断する判断手段と、
あるIPアドレスを送信元IPアドレスとするIPパケットの送信レートが閾値を上回ったと前記判断手段が判断したとき、その送信元IPアドレスを宛先IPアドレスとし、当該中継装置のMACアドレスを案内するARPパケットを送信するARPパケット送信手段と、
IPパケットからフレームを組み立てて送信する手段であって、前記ARPパケットの宛先IPアドレスであったIPアドレスを送信元IPアドレスとするIPパケットを含むフレームよりも、それ以外のIPアドレスを送信元IPアドレスとするIPパケットを含むフレームを優先的に送信する転送処理手段と
を具備することを特徴とする中継装置。 - キューと、
当該中継装置のMACアドレスを宛先MACアドレスとするフレームを受信したとき、そのフレームに含まれるIPパケットを前記キューに書き込むキューイング手段と
をさらに具備し、
前記転送処理手段は、
前記キューに書き込まれたIPパケットを前記フレームの組み立ての対象とし、前記ARPパケットの宛先IPアドレスであったIPアドレスを送信元IPアドレスとするIPパケットからのフレームの組み立てよりも、それ以外のIPアドレスを送信元IPアドレスとするIPパケットからのフレームの組み立てを優先的に行う
ことを特徴とする請求項1に記載の中継装置。 - 前記判断手段は、
前記送信レートが前記閾値を上回ったと判断した後、その送信レートが前記閾値を下回ったかをさらに判断し、
前記ARPパケット送信手段は、
あるIPアドレスを送信元IPアドレスとするIPパケットの送信レートが閾値を下回ったと前記判断手段が判断したとき、その送信元IPアドレスを宛先IPアドレスとし、当該中継装置のものとは異なるMACアドレスを案内するARPパケットを送信する
ことを特徴とする請求項1または2に記載の中継装置。 - コンピュータに、
当該コンピュータのMACアドレス以外のMACアドレスを宛先MACアドレスとするフレームを受信したとき、送信元IPアドレスを同じくするIPパケット毎に受信したフレームに含まれるIPパケットの送信レートを求め、送信レートが閾値を上回ったかを判断する判断手段と、
あるIPアドレスを送信元IPアドレスとするIPパケットの送信レートが閾値を上回ったと前記判断手段が判断したとき、その送信元IPアドレスを宛先IPアドレスとし、当該コンピュータのMACアドレスを案内するARPパケットを送信するARPパケット送信手段と、
IPパケットからフレームを組み立てて送信する手段であって、前記ARPパケットの宛先IPアドレスであったIPアドレスを送信元IPアドレスとするIPパケットを含むフレームよりも、それ以外のIPアドレスを送信元IPアドレスとするIPパケットを含むフレームを優先的に送信する転送処理手段と
を実現させるためのプログラム。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN114143089A (zh) * | 2021-11-30 | 2022-03-04 | 迈普通信技术股份有限公司 | 报文处理方法、装置、网络设备及计算机可读存储介质 |
-
2008
- 2008-03-19 JP JP2008071440A patent/JP2009231892A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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